国会議員白書トップ衆議院議員神近市子>委員会発言一覧(全期間)

神近市子 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

神近市子[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
819位
委員会発言歴代TOP1000(衆)
531位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
591位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
380位

28期委員会発言TOP100
57位
28期委員会発言(非役職)TOP50
44位
30期委員会発言TOP100
85位
30期委員会出席(無役)TOP100
78位
30期委員会発言(非役職)TOP100
69位

このページでは神近市子衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。神近市子衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 図書館運営委員会 第1号(1953/05/26、26期、日本社会党(左))

○神近委員 委員の数もたいへん少いことでございますし、理事は二人にいたしまして、委員長から御指名してくださるように希望いたします。

第16回国会 図書館運営委員会 第3号(1953/06/24、26期、日本社会党(左))

○神近委員 この身分のところに、調査員と参事と主事がございまして、主事から調査員に行つているのですけれども、この参事というのは仕事の種類が違うのでございますか。

第16回国会 図書館運営委員会 第4号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○神近委員 ちよつとお伺いしますが、この建築協議会ができましてから、設計の募集や何かはでざるわけですか、事務的のことをお話願いたいと思います。
【次の発言】 予算ですが、今度の予算が通れば、それにはどのくらい計上されておりますか。

第16回国会 図書館運営委員会 第5号(1953/07/29、26期、日本社会党(左))

○神近委員 この間の予算の拡充計画がここに来ておりますね。ちよつとそれの御説明をいただいたらいいかと思います。
【次の発言】 立法調査の拡充計画――今日の議題は立法調査局の拡充計画でございましよう。きようは全般の予算ではございませんでしよう。
【次の発言】 今私、館長さんの御説明で、議員の頭であるべき調査立法考査局がそんな貧弱な予算で運営されていたということに実はびくりしたのでございます。私民間におりましすときに、国会の質疑応答なんて何とあほらしいものだろうとすいふん悪口を育つていたものですけれども、今伺いますと、この調査の要求が年々非常に大きくなつているということは、これはほかの部面の忙しさ……

第16回国会 図書館運営委員会 第6号(1953/09/11、26期、日本社会党(左))

○神近委員 資料はやはり委員会の前にこれを手に渡していただかないと、ここに来て短時間のうちには、説明を伺うのがやつとでありまして、ちよつと研究してみるということもできないようなわけです。ほかの委員会はどうか知りませんが……。

第16回国会 内閣委員会 第11号(1953/07/08、26期、日本社会党(左))

○神近委員 私も同じような経験があるのです。呼寄せ移民で、老人が行つたのですが、外務省の扱いは決して親切な方ではなかつたと思うのです。何日も何日も日参してやつたというような状態だつたと思います。それは別といたしまして、アマゾナス州かどこかに行つた三十二家族が逃げて帰つて来た事実があつたのでありますが、あの状態なと見ますと、役所の方の努力が足りないということをおつしやつていられたようですけれども、アマゾナス州あたりに日本の農民が行つて実際に居住に耐えるかどうか、その点と、それからジユート栽培がおもな産業になつているようですけれども、一面からいいましての栽培がほとんど頭打ちになつて来たということも……

第16回国会 内閣委員会 第12号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))

○神近委員 私はこれには反対でございます。というのは、昨日もいろいろ質問がございました通りに、今までの外務省の海外移民に対するいろいろな事務的な態度は非常に不親切をきわめておるものであり、そして結果としては移民というものは全部棄民の状態に置かれている。それで今度の予算はそんなに厖大なものではございません。新しい増員は六人にとどめてあるし、この一億六千二百万円のうちの一億三千万円が移民に対する貸付でありまして、その経費は多いとは言えないのです。説明書にもうたつてあります通りに、戦前の外務省及び拓務省に比較するときわめて貧弱であり、今後増加すべき移民事務を能率的に処理するためには不十分だというので……

第16回国会 内閣委員会 第16号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○神近委員 今附則でお読みになつた文書は、われわれに配付していただいておりますか。
【次の発言】 それでちよつとまごつきましたけれども、第一に伺いたいのは、今沖繩諸島あるいは大島諸島やなんかは、国税の対象になつているのでございますか。どうでございますか。
【次の発言】 私は簡単な問題でございます。私どもが基調としてもつと違つた構想を持つておるということは御存じだろうと思いますが、どうせこの法案が一部改正されるかあるいは改正されないで通るといたしますと、少し恩給局長に御再考願つておきたいことがあるのでございます。今苦情処理の問題が出ましたけれども、たとえば私の実際に存じている方で、第三項症として……

第16回国会 内閣委員会 第17号(1953/07/20、26期、日本社会党(左))

○神近委員 行政機関職員定員法の一部を改正する法律案について、塚田長官にお尋ねいたします。今度の予算で百四十五億の節約が予定されているわけでございます。その節約とこの法律案との関連性でありますが、その点について伺います。
【次の発言】 そうなりますと、これはまつたく関係がなくて出されたというわけでありますね。
【次の発言】 そうすると、やはり定員の中の超過勤務とか、給料とかいうようなものに響いて来るわけでございますか。
【次の発言】 それは大体数字がおわかりになつておりますか。
【次の発言】 それではあとでけつこうでございますから、ちよつと拝見しておきたいと思います。

第16回国会 内閣委員会 第18号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○神近委員 修正案に即したお尋ねでございますけれども、勅令第六十八号で七項症から四款症まで年金を停止されていたのでございますね。その人たちが今度の修正ができたことによつて、これを復活するのでございますか。それとも六十八号によつて停止されたものは、恩給権を喪失するのでございますか。それを伺いたいのでございます。
【次の発言】 この修正案の第七十九条の三に関するものでございますか。
【次の発言】 その点ですが、それはたいへんけつこうだと思つて私どもは喜んでいるわけですけれども、もしその修正案が通る場合のことを考えれば、その前に六十八号によつて停止されたものは復活するかどうか。

第17回国会 外務委員会 第3号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○神近委員 さつき私が関連資問で手をあげて御指名いただきましたのですけれども、穗積さんが細目のことだろうと思つて私をオミツトしておしまいになりました。私がそのとき言おうと思つたことは、日韓問題のことで局長がおつしやつたことに関連してでございましたから、ほんの一言それに触れさせていただきます。それは韓国との関係でございます。たいへん悪いのですけれども、日本の今一番大きな不幸の一つは、役人方が帝国主義日本時代の感覚で外交をなさるということ、そして平和でやつて行くということにまだおなれになつていない点じやないかと思うのです。私が御注意したいことは、昔軍備が十分にあつていばつていた時代の感覚を捨てて、……

第17回国会 外務委員会 第5号(1953/11/04、26期、日本社会党(左))

○神近委員 私はきようは十分な準備がございませんけれど、一、二これに関連して伺いたいと思つております。それはこの漁船、漁夫の抑留につきまして、一部の人たちが非常に騒いでおるということ、そうしてこれが日韓会談を荒びさせるような傾向にあるということは、すでに御存じでございましようと思います。民間の漁業連盟なんかでもそのことをたいへん迷惑に考えて、なるべく平和な手段でやつてもらいたいというような声明書を出していたように思います。これは保安庁のお考えであつたか、あるいは外務省のお考えであつたか、これも新聞で拝見したのでございますけれど、報復手段として経済的な関係を断つ、たとえばフリゲート艦や上陸用舟艇……

第17回国会 図書館運営委員会 第1号(1953/11/06、26期、日本社会党(左))

○神近委員 今度支部になりますね。そうするとどういうことになるのですか。たとえばここに専任の司書のようなものを派遣するようなことになつて来て、今までは運営の方法がごく個人的な折衝で終つていたのが、もつとはつきりするわけでございますか。この方が法制局や技術院にとつては何か非常に有利なところが出るわけですか。
【次の発言】 私もそれに興味があるのですが、建物のじやまのところに存在しておるわけですか。

第18回国会 外務委員会 第1号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))

○神近委員 私がお尋ねしようと思つていたことは、今の福田さん、須磨さんの御質問と重複しそうでございますから、それを除きました部分で、中共問題について関連したことを伺いたいと思います。イギリスにまわつてお帰りになつたとかいうことでございますけれども、私どもが今ちよつと気になることは、アメリカが一九三〇年代ではないけれども、多少恐慌あるいは経済的に下り坂だという、さつき池田さんのお話でもちよつとそれが感じられましたのですけれども、そういう通信か幾つか人づて来ているのでございます。そういうふうなことはどういうふうにごらんになつたでしようか。

第18回国会 外務委員会 第3号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))

○神近委員 私は左派社会党を代表してこの承認に賛成の意を表します。今まで日本の貿易というものは非常に一面的に不利益の状態に置かれておりましたのが、これによつて完全とは言い得ないけれども、一部的に非常に利益をもたらすことが多いと思いますので、明後年の六月までの間における一時的な規定に賛成いたしますものでございます。
【次の発言】 ちよつと関連して、今の解決の困難な一つが経済的な理由で、B円の回収ということがちよつと出ていたようでありますが、そのB円というものはどの程度発行されているものでございましようか。
【次の発言】 それを日本の財政上の都合がついて、交換ができれば、この経済的困難というものは……

第19回国会 外務委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(左))

○神近委員 私はアイゼンハウアーのバーミユーダ会談後の国連における演説について、ちよつと外務省のお考えをお尋ねしたいと思います。あの演説は大統領が就任後行われました演説の中で、内容を拝見しましても非常に強力にひとつの方向を打出してあるというふうに私どもは感じるのでございますが、その点では大体放射能兵器の資材管理ということに重点が置かれていたのではないかと思います。これは英仏の側からの支持を十分得たとお考えになつておりますか、ちよつとその点をお聞きいたします。
【次の発言】 私もいろいろのヨーロツパ側の新聞の反応をうかがいますと、それがはつきりすると思うのですけれど、放射能兵器資材の管理というこ……

第19回国会 外務委員会 第2号(1953/12/15、26期、日本社会党(左))

○神近委員 この資料をいただきまして、それから今各委員からの御質問で、呉市の実態というものが大体私どもにもわかつたような気がいたします。  ただ一つだけちよつと鈴木市長にお伺いいたしたいのは、われわれのところでは基地経済という問題が特殊の意味で今扱われているわけでございます。それで平生呉市は、あるいは横須賀、佐世保というようなところと比べまして、特殊な基地経済の面から考えられていたのでございますが、この税額のところを拝見いたしますと、総収入が十四億五千万円、それに純粋な自己財源による歳入が四億円となつております。それで年々約十億に近い欠損が出て来るはずでございますけれども、公債は割にふえていな……

第19回国会 厚生委員会 第56号(1954/06/03、26期、日本社会党(左))

○神近委員 板橋の十丁目にございます興亜寮と申しますのは軍の施設でございまして、終戦後引揚者あるいは戦災者の方々のために住居を提供しておる施設でございます。この興亜寮につきまして、たいへん何か紛擾があるというようなお手紙をいただいたことがございましたので、実は私少し前でございますけれども、一度区役所に行つたことがございます。そして区長さんはお留守でございましたので、千葉民生課長にお目にかかりましているく事情を伺いましたところが、千葉課長は、あの問題は解決してしまつたからというわけで、何か文書を見せていただきまして、実は私も安心して帰つて来たものでございます。ところがその後、ちよつとまだどうも解……

第19回国会 図書館運営委員会 第1号(1954/01/25、26期、日本社会党(左))

○神近委員 この前増員が必要であつたように存じましたけれども、逆に今度は減員が必要になつたのでございますか。
【次の発言】 これは予算の関係ではございませんけれども、この前の懸賞募隻の問題で、ちよつと版権の問題か何かめん、どうになつていたのですけれども、はたから見ますと、何かちつとも問題にならないような問題に思われたのですが、あれはどういうようなことで行き違いができたのでしようか。
【次の発言】 私もその点ははつきりたさつておおきになつた方がいいと思います。個人企業のビルディングや何九と違いまして、そういう複雑の内容か含んでおり、予算、委員会、そういうようなものを含んでおるということ一徹底して……

第19回国会 図書館運営委員会 第3号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○神近委員 私はこの前の委員会に出ておりませんで、これがきようの日程に上つていることを承知していなかつたのです。党へ相談してみようと思つていたんですが、機会がなかつたのです。幹事会だけには話してみたことがあつたのですけれども、なお研究して 御返事しようと思つてそのままになつているのです。
【次の発言】 御趣旨はよくわかりました。私は、あれを拝見いたしまして、たいへんけつこうな本であつて、これが各室に備えつけられるならば、たいへんけつこうだろうということは話し合つたことがあるのでございますけれども、何しろあれを衆参議員各室に備えつけるという最初の御意図のようでございましたから、それだつたら予算が……

第19回国会 図書館運営委員会 第4号(1954/07/06、26期、日本社会党(左))

○神近委員 これは、この間発表になりましたときの新聞を見ておりますと、今まで国会で考えられた予算に比べて、実施予算が非常に少額で済むというようなことをちよつと読んだように思うのですけれども、あれはどういうことですか。
【次の発言】 食堂かなんかにあいておる壁間がございます。あそこに掲示なさいまして、相当詳しい説明書か何かをおつけになる必要があると思います。ごく簡単で、あまりこまかい字でなくちよつと離れていても読めるような字ではつきりと願います。全部の壁間があればいいと思いますけれども、おもなものだけでも、はつきり見ていただいた方がよろしいと存じます。私どもここに来まして、ああいうものができると……

第19回国会 法務委員会 第7号(1954/02/17、26期、日本社会党(左))

○神近委員 長官にお尋ねいたします。昨日のいろいろの御説明の全般にかかわることでございますけれども、私の筆記が不完全であつたかもしれないと思いますが、それによりますと、太平洋防衛体制の妨害をやつているというような御意見があつたと思うのですけれども、具体的にはどういうことが行われているのでございますか。
【次の発言】 そこが私ちよつと納得のできないところですけれど、世界には平和論者というものはいろいろな断層がございまして、私ども婦人は大体平和論者であり、そうして再軍備反対でございますけれども、そうすると、御説明によりますと反再軍備あるいはこういう戦争の原因をつくる防衛同盟体制というものに反対する……

第19回国会 法務委員会 第19号(1954/03/13、26期、日本社会党(左))

○神近委員 私はきようは二項目ちよつとお尋ねしたいのでございます。  最初の問題は婦人参政権に関する条約のことでございます。これは刑事局長は外務省から何か御通告があつたことを御存じでいらつしやるでしようか。
【次の発言】 婦人参政権に関する条約というものは、男子の選挙権に関する条約がないのに、たいへんおかしいとお考えになるかもしれないのですけれども、やはりこれは一昨年の国連総会で決定した条約でございまして、日本は国連に加盟はしておりませんけれども、準加入国として扱われているという事実の上に立つて、この条約加入を勧誘されているらしいのでございます。それでこれは相当前から日本にも外務省にそれが来て……

第19回国会 法務委員会 第59号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○神近委員 私は今の猪俣先生の警察大学についての問題とは別でございますけれども、これに関連した事実があるのでして、それに対する郵便法の刑罰の問題が出ましたから、井本局長にちよつとお尋ねいたします。  二月十七日だつたと思いますが、文士で徳田戯一という人にあてた手紙が、開封されて配達されて、そうしてそれに検閲済みという何だか変な判こを押して来まして、猪俣先生には相談しなかつたのですけれども、私どもの人権擁護委員会の方に取次ぎまして、そうして目黒署の消印がございましたから、調べたのでございます。そうしたら、それは現金を入れて郵送する場合があるので、それの疑いであけた、それはいいのだというような返答……

第19回国会 法務委員会 第60号(1954/05/22、26期、日本社会党(左))

○神近委員 私もいろいろ大臣と局長にお伺いしたいことがあるのですが、今審議会のことが話題に上つておりますから、審議会について少し伺いたいと思います。大体私どもが伺つているのは、九回審議が行われたということでございますが、この問題には長い間、民間でもまた学界でも研究なさつた方がいろいろありまして、私どもが承つている点でも、基本的なものが数点あるはずでございます。審議会ではそういう基本的な問題についてどの程度のことが審議が行われ、そうして結論に達しましたか、ちよつとそれを伺わせていただきたいと思います。
【次の発言】 大体わかりました。そして私ども有志が集まりましていろいろ研究相談した結果もほぼ今……

第19回国会 法務委員会 第61号(1954/05/24、26期、日本社会党(左))

○神近委員 私はこの前の土曜日の委員会で法務大臣にいろいろお尋ねいたしましたけれど、そのときまだ少し残しがございましたので、きようも引続き御質問いたしたいと思います。私どもが法務大農ないしは次官、局長のお考えをこういうふうに繰返し伺わなくちやならないというのは、この法案が必要だということばもう皆さんもよくわかつていらつしやると思うのです。ただこれをやるかやらないかということ、処罰ないしは禁止をするかしないかということが今問題でして、私どもは法案が通るか通らぬかということと、それから法務省でほんとうにやる気で私どもに協力してくださる気があるのかないのか、これは警視庁、国警も同じでございますけれど……

第19回国会 法務委員会 第62号(1954/05/26、26期、日本社会党(左))

○神近委員 法務省の方は出ていらつしやるのでしようか。私見えたと思つてお願いしたのですけれども、今お見えにならなければあとにまわしていただきます。
【次の発言】 それでは養老さんはいろいろ実務にお当りになつていられるので、私どもの提出いたしました法案について、いろいろ御批評も、それからこれが成立しましたときの御任務について、いろいろ予想していらつしやることがあるはずだと思います。それでそういうあらゆる方面で、今の御職務上どういう方面からでもけつこうでございますから、ひとつ批判的な御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 今の後の方のお答えから伺いたいのでありますが、この点について私ども全国事……

第19回国会 法務委員会 第63号(1954/05/27、26期、日本社会党(左))

○神近委員 関連でございますが、あとにお伺いすることにたいへん関連がございますので、人権擁護局長にちよつとお尋ねいたします。これはあとに伺うことに関連がございますので、たいへんつまらないことを私は伺います。今堤さんが人権と義務の両面にわけて御質問になりましたけれども、私は人権擁護局で擁護なさろうという人権の限界と申しますか、そういうものを一応ちよつと伺つて話を進めたいと思うのでございます。と申しますのは、さつき良民のお話、自動車のそばに立つていた女の人がつかまつたというような人権の侵害が行われたという事例がありました。そういう人を御擁護なさることは当然であり、そうしてその手続をおとりになつたこ……

第19回国会 法務委員会 第64号(1954/05/28、26期、日本社会党(左))

○神近委員 私は瀬川先生にちよつとお伺いいたしたいことがございます。この法案ができましていろいろ御批評いただく点は、処罰ばかりで保護措置がしてないのではないかということです。この法案をつくりますときには、私どもむろんそういうことはたびたび協議したのでございます。ただ処罰法と保護規定とが一本の法案にならないという不便がございまして、こういう処罰一本のものになつたのでございますが、私ども委員会でそういう私どもの希望あるいは期待をまだ開陳する機会に恵まれておりませんので、決して処罰のしつぱなしではないのでございます。それで実施規則あるいは施行規則というようなもので、各省にわたつていろいろ御考慮願いた……

第19回国会 法務委員会 第66号(1954/05/31、26期、日本社会党(左))

○神近委員 婦人少年局の方にお尋ねいたします。今の身売り防止金のお話は三億でございましたね。
【次の発言】 それは前に私どもうわさに承っておりましたけれども、二十六年でありましたか、労働大臣からの諮問がありまして、いろいろ御研究になって、二つか三つ方策をお考えになっていたようでありますけれども、身売り防止資金制度のほかにどういうことを御計画になったでありましようか。
【次の発言】 八百五十名の協助員制度だけが、さしあたりおできになる対策でございますか。
【次の発言】 去年の夏はずいぶん各県で――私もちようと全国遊説の用事がありまして参りまして、至るところでお呼出しを受けたわけです。結局そのとき……

第19回国会 法務委員会 第73号(1954/09/24、26期、日本社会党(左))

○神近委員 今大体高橋委員からの御質問でわかりましたけれども、今の時代に検事総長をお勤めになることはたいへん御不幸であつたと考えて、同情しております。それで検察庁の方では、威信を十分国民の前に確保しているというように思つていられることが、今までのいろいろの御返答で想像されるのですけれども、事実はたいへん違つていると私は考えます。国民の権力者に屈服したという印象はひどく強いと思うのでありましてどういうふうにしてこれを回復するか、正義の殿堂と思われていたものの権威をどうして回復するかということは、相当長くかかつて努力されなければ元には復さないと私どもは想像します。それを回復するためにどういう努力を……

第19回国会 労働委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(左))

○神近市子君 失業対策費でまかなわれている日雇い労働者の問題の、特に婦人に関する問題でございますけれども、この間日雇い労働者の会合がありました。私の地区は第五区でございますけれども、非常に日雇い労働者が多いのでございます。大体引揚者あるいは中共帰還者、そういう人たち、それから非常に生活の困難な人たちなのですが、失業対策費でまかなわれているくらいですから、ほとんど最低の生活もできない人たちです。これはこの救助費と見てよいのでございましようか、そういう基本的なことをお伺いいたしたい。
【次の発言】 大体その人数は百五十万と伺つておりましたがそんなものでございましようか全国的に。

第19回国会 労働委員会 第9号(1954/03/03、26期、日本社会党(左))

○神近市子君 いろいろ参考人に伺いたいということを申しましたけれども、ちようど関連した問題が出ましたから、そのことを伺いたいと思います。私はアメリカの家事労働者の法律は存じませんが、イギリスのことをちよつとこの間読みましたところが、家事労働者の時間について、今こちらの委員の方からお話がございましたような解放時間を、日中に持つているらしいのです。それは大体二時から四時くらいの時間らしいのですけれども、その間はかぎをかけまして、そして全的に解放される、住居が近ければそこに帰ることもできるというような規定らしいのです。大体十時間が標準労働時間であつて、それ以外の時間は時間外労働になるというようなこと……

第19回国会 労働委員会 第22号(1954/05/12、26期、日本社会党(左))

○神近市子君 今審議会の結果を御説明になり、また昨日、実は参議院の労働委員会でやはり陳述をされたそうでございます。この問題のひつかかつておるところは、婦人の職場拡大と、それから基準法による適用とのからみ合いのところで、労働問題として扱うか、婦人の問題として扱うかというところに、問題があるのでございまして、一部の婦人の議員の中にも、男女同権という建前からいつて、婦人の職場がだんだん狭まる、それを防ぐためには基準法の緩和を求めた方がいいというその考え方が、今おつしやつた陳情に現われていると思うのです。けれども、これを今のままで解決しようとなると、このからみ合いは、どうしても解くことができないので、……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 法務委員会 第4号(1955/04/01、27期、日本社会党(左))

○神近委員 きょう私は十時半からここにすわりましたけれども、五時には個人的な用事で出なくてはなりませんので、あと二十分しか時間がございません。それできょうは人権擁護に関する御説を拝聴して、皆さんがこんなに熱心に人権を擁護しようというお考えで努力を尽されていることに対して、大へん楽しく拝聴をしていたわけでございます。ただきょうの論議の中心は選挙に関することでございまして、私がここでちょっとお耳を拝借したいのは女性に関することでございますから、あるいはそれほどお耳に入らないかと考えるものでございます。それで婦人は性についてどうしても人権が軽視される傾きがある。これは長い伝統からやむを得ないこととも……

第22回国会 法務委員会 第7号(1955/05/11、27期、日本社会党(左))

○神近委員 井本局長にちょっとお伺いしたいことがあるのですけれども、例の一昨年来法務省の中に設置されております売春問題対策協議会は昨年来どういうふうな回数で御審議をやっておられますか、ちょっとそれを伺いたい。
【次の発言】 そこまでは再三承っております。私がもっと伺いたいことは、今年になりまして、あるいは第一次鳩山内閣になりましてから協議が行われたことがございますか。
【次の発言】 それでは選挙後は行われていないということは明らかでございますね。
【次の発言】 それでは見通しとしていつごろになったらそれができ上るというようなお考えでございますか。一体もう二年くらいに間もなくなると思うのですけれ……

第22回国会 法務委員会 第16号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○神近委員 私は、戸田人権擁護局長と、それから斎藤長官に、婦人と子供の人権擁護のことで少しお尋ねいたしたいと思います。  きのうの毎日新聞に、上野の人身売買の状態について、富永千枝子という人が奔走してあそこの実態を探ったという記事が出ております。今人権がどんなに侵害されておるかということは、いろいろの事例によってもはっきりしておるものと考えますけれども、その中でも婦人と子供とが最も粗末に扱われえおるという状態が出てきております。上野と新宿では、地方から出てくる婦人と子供たちがつかまるということは、もうかねてうわさにはさんざん上っていたのですが、きのうの記事を見まして、上野の状態がややわかるよう……

第22回国会 法務委員会 第23号(1955/06/18、27期、日本社会党(左))

○神近委員 一昨日あたり鳩山総理に金公使でございますか、面会されまして申し入れたことが二項ほどあったようでございますけれども、次官はその内容をお聞き及びでございますか。
【次の発言】 出入国の関係の問題は、前国会からもしばしば問題になっているのでございます。ただいま大臣であられる花村氏が出入国管理の小委員会の委員長をなさっていらっしゃって、この問題ではしばしばお話し合いをいたしたことがあるのでございますけれども、この密入国の緩和ということでは非常に御熱心にお考えになっていた。今の事態は歴史にも珍らしい韓国人の民族的不幸だというふうに考えまして、私どもも、既往日本人であったという立場から、その扱……

第22回国会 法務委員会 第26号(1955/06/23、27期、日本社会党(左))

○神近委員 ただいま議題となりました売春等処罰法案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  戦後の混乱期におきまして、社会不安、道義の頽廃等の影響を受け、売春をする婦女の数が著しく増加いたしましたことは、すでに御承知の通りと存じますが、その後わが国が独立を獲得し、社会の秩序も追い追いに回復して参りました今日においても、なお売春をする婦女の数がおびただしいものがありますことは、まことは遺憾のきわみと存じます。  申すまでもなく、売春は健全な性道徳を破壊し、善良な風俗を乱し、またおそるべき性病を蔓延させる原因となるものでありますが、一方それは、婦女の純潔を害し、その基本的人権を無視する行……

第22回国会 法務委員会 第27号(1955/06/25、27期、日本社会党(左))

○神近委員 大体今の猪俣委員からの御指摘によりまして私の申し上げることが尽きておるように思うのですが、一つだけぜひ二人の大臣にも法務委員にも聞いていただきたいことは、横須賀に起ったことでございますけれども、十二の女の子が十円の代償をもらって十四才ぐらいの男の子たちにままごとの売淫をしていたということが起っておるということでございます。これは思春期の子供たちの場合と違いまして、十一か十二の子供たちであったならば、これはままごとだろうと思うのです。子供のままごとというものには、よくそういうことを含んでおるのですが、それが売淫の形態をとり始めたということに私どもは非常におそろしい事態を感ずるのです。……

第22回国会 法務委員会 第31号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))

○神近委員 ただいまから売春等処罰法案を逐条説明申し上げます。  第一条。本条は、売春等処罰法の目的を規定するとともに、この法律によって保護される法益を明確にしたものであります。すなわちこの法律は売春及び売春をさせる行為等を処罰することといたしておるのでありますが、これらの行為を処罰するゆえんのものは、売春をさせる行為等は人間の性倫理にもとるものであり、これらの行為の放任は社会における風紀の紊乱を招く重大な原因となる。またその反面において、婦女をして売春という醜業に従事させしめる、すなわち、婦女をしていわゆる白色奴隷化させるという婦女の基本的人権の最大の侵害とも目されるべき事態の発生を招くこと……

第22回国会 法務委員会 第32号(1955/07/07、27期、日本社会党(左))

○神近委員 市川さんは結婚生活以外の性交はすべて危険だという御意見でございますね。
【次の発言】 さっきおっしゃったことでよくわからなかった点があったのですけれども、公娼でも私娼でも危険率は同様だという御意見でございますか。
【次の発言】 今田中委員から間違って御照会がありましたが、行政監察特別委員会で――やはりここだったと思いますけれども、東大の清水博士が参考人としておいでになったことがあるのです。そのときに検診制度について御発言がありまして、それがずいぶん多くの先生方が御支持になっているように伺ったのです。それは今日――さっき業者の方がおっしゃっておりました検診制度をやっているからわれわれ……

第22回国会 法務委員会 第33号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○神近委員 さっきからいろいろの方方の御質問を伺っておりましたけれども、私どもがきょう松村文部大臣に一番聞きたいのは、今提出されております本案についての大臣のお考えでございます。しかしそれはきょうは一度も出なかったのでございます。教育というものは間接的なものであって、そして警察あるいは裁判のような直接のものでないということはよくわかります。そして間接的な方面ではいろいろの委員方から松村大臣の御覚悟のほどを伺われたのですけれども、現実の問題としてはもう教育が非常に敗北していることは明らかなんでございます。この間の栃木県の鬼怒川温泉の上にあります川治温泉の記事を皆さんきっと御記憶になっている思いま……

第22回国会 法務委員会 第34号(1955/07/11、27期、日本社会党(左))

○神近委員 一番最初に法務省の方々にお伺いします。大臣は御就任以来まだ日も浅くて、売春問題対策協議会のことはあまり御存じないはずだと私は承知いたしますので、井本局長にお尋ねいたしたいと思います。先ほど来法案の内容について三田村委員からいろいろお尋ねがございましたけれども、この前の協議会の成案は半ばできているということでございまして、あのときの協議会の委員の一人でございます山高しげりさんは、半ばできていて、そして処罰面においてはほぼ決定している、これを救護する面でまだ進捗しないというようなことをおっしゃって公述していただきましたのですけれども、私どもも、ほかの委員からも同じようなことを聞いたこと……

第22回国会 法務委員会 第36号(1955/07/14、27期、日本社会党(左))

○神近委員 この点ちょっと説明さしていただきます。御存じのように婦女ということと、代償ということと、不特定の相手ということと、それから性交という四つの要件がございます。ただいま馬場委員が仰せになりましたようなケースは、非常に例外的な場合と思います。これは直接の代償、間接のものも含んでおるのでございまして、たとえば女が精神耗弱者である場合か、ちょっとおばかさんというような婦人か、あるいは相手の男を非常に好いている、ごく軽度の恋愛でもその感情の中に含まれている場合としか想像されないのでございます。もし精神耗弱で少し足りない人の場合は、これは刑法の規定がございます。ただ恋愛感情が半ばであっても、それ……

第22回国会 法務委員会 第37号(1955/07/16、27期、日本社会党(左))

○神近委員 この間の伊藤秀吉先生の証言は、あれはああいう立場の宗教家でございますから、その当時の吉原の業者、それから警視庁とのなれ合いであるということは、おそらく御存じであっても言うべき立場においでにならなかったと思います。今回の法案の提出につきましても、これは長く言い古されたことであって、赤線、青線と周辺と三つ、三重語であります。その中で、赤線は元の公娼制度の行われたところでありまして、そこは純粋な意味の許可によって行われているところ、青線はそれに準ずるということになっておりますけれど、いつもこの間には対立があるのでございまして、青線は、赤線をつぶしてもらえばお客がみんな自分たちの方に来る、……

第22回国会 法務委員会 第39号(1955/07/19、27期、日本社会党(左))

○神近委員 私はただいま議題となりました法案に対しまして、提案者の一人として賛成の意思を表示するものでございます。この法案は非常な不幸な扱い方を受けてきたということについて、私は憤激にたえない点をたくさん持っておるのでございます。どういう点かといえば、私はやむを得ずして筆頭提案者になっておりまして、提案理由の説明をいたす立場にいたのでございます。しかし保守派の民主党あるいは自由党の方々の御質疑は私にはほとんど与えられなかったのでございます。ですから、今日私は、提案者として多少時間の御猶予を願って私どものこの不幸な法案に対する弔辞を述べたいと考えるものでございます。先ほどから伺っておりますと、人……

第22回国会 法務委員会 第45号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○神近委員 関連して。今の細田委員の事件に非常に似ている事件でございまして、七月十五日付で当法務委員会の世耕委員長あてに実態調査のお願いが来ているのでございますけれども、これは諏訪市大字上諏訪に関する問題でございます。やはり今のお話にあったように、集団的な、ほとんど暴力に類するような状態で、部落できめた候補者に投票しない者をいじめて、選挙後も村八分的な扱いをいたしまして、今日もまだ口もきかない。それから集会があっても呼ばない。選挙前には同調しないという理由でこれを部落の集会からつまみ出している。そういう事態があるのです。そうして三大新聞の地方版、地元の南信新聞、そういうものには何度も出ている。……

第24回国会 決算委員会 第13号(1956/03/09、27期、日本社会党)

○神近委員 関連して。これは私だけが知らないのかもしれないので、少し気がさすのですが、検査をなさるときには、抜き打ちになさいますか、それとも前もって何月何日はどこをやるというような予定を発表なさいましてなさるのでしょうか。副知事が汽車の中までお仰えに来るというようなことを考えると、事前にそれが通告されているとも考えられます。私どもが知っている限りでは、よく東京都内なんかで手入れが行われるが、あれは抜き打ちにやろうというような気持でやるようですけれども、必ずそれが事前に漏れて、つくろわれた真実を見せるという結果になっているのです。だから、もし会計検査院の旅程とかあるいはどこからどこをやるというこ……

第24回国会 決算委員会 第23号(1956/04/09、27期、日本社会党)

○神近委員 防衛庁の批難事項は、何か非常に不明朗なところがたくさんございますので、私は他日いろいろ御質問したいと思っていることがございますけれども、きょうは不当の問題が出ておりますので、休憩時間も迫っておりますし、ほかの方にはわたるまいと思います。一点御注意しておきたいことは、さっきどなたかが三十年の二月に必要な制服は二万点であったけれども、小さいのが出るので三万五千にしたんだという御返事があった。大体小さいのがたくさん出るということがわかっているならば、なぜその寸法を大きくなさってお置きにならないかということ、大は小を兼ぬといいますから、ちょっと大きくても、袖口かズボンの下を詰めれば、使用に……

第24回国会 決算委員会 第24号(1956/04/11、27期、日本社会党)

○神近委員 関連して。この「「不急の物品を購入したもの」の是正措置調」というのが出ております。これは全体として見まして、いかにも会計検査院の調査が不当であった。いろいろの項目にわたっておりますから、あとで会計検査院の調査の状態と、それから調査をお受けになる官庁の、どういうようなことでなさるのかということを伺いたいと思うのですけれども、今の冬服の関連したところに大体筒井幕僚長がおっしゃったようなことが書いてございまして、「相当不利な状況を基準として補給の万全を期した。」こう書いてあります。それから会計検査院の調査は、あるいはわれわれの今日のお尋ねなども、結果的に見てかくあるべきだとする考え方との……

第24回国会 決算委員会 第25号(1956/04/13、27期、日本社会党)

○神近委員 私はこの前ちょっと冬服の問題が出たときに防衛庁から御提出になりました不急の物品を購入したものの是正措置調べというものを拝見して、いろいろ疑惑を持ったのです。これは会計検査院の調査に対する弁明と申しますか、あるいは応酬のようにとられるのですけれど、会計検査院がお調べになりましたときに、どうしてそういう弁明ができないのか。それから私どもが前に会計検査院のいろいろの案件を調査しましたときに、その調査されるものと調査するものとは、どちらも機構の上では、相対的ではありますけれど、調査なさるときにはお互いに公務員であって、相当緊密な話し合いができるはずなのを、あとになってこういうものが出るとい……

第24回国会 決算委員会 第30号(1956/04/30、27期、日本社会党)

○神近委員 さっきおっしゃったときに、三友産業に渡した千五百万円は税金を含んでいる金だということでしたが、その税率は、ブローカーなさっていれば、大体このぐらいの取引ならどのくらいということがわかるはずですけれど、この中でどのくらいの税金を納めなくちゃならないと考えていらっしゃったのですか。
【次の発言】 さっきの問答を承わっているうちにちょっと疑惑が起きたんです。今まであなたの方では政府関係の仕事にどういう官省と御関係を持っていらっしゃいますか。
【次の発言】 まあそう承われば、農林でも国鉄でも防衛庁でも、官庁の中では非常に仕事が広範囲にわたって大事業と言われるものが多い官庁である。さっきこの……

第24回国会 決算委員会 第44号(1956/09/21、27期、日本社会党)

○神近委員 ちょっと関連して。エバスコの問題が出ました以上、これは少しはっきりしておかなければならないと思うのです。なぜこの問題がこんなにやかましくなったかというと、これは御母衣のあとの工事をだれが引き受けるかということにからんできますから、それで技術的のことをあまり知らない国会でそのうわべをなでるようなことを言い合ってみてもしようがないと思うのです。今、藤井さんのお話を伺っていますと、このエバスコにやらせるかやらせないかということで開発の中に意見の対立がある。われわれが両方側から聞いても一向わからないので、内海総裁にはあとから御質問を申し上げる予定でございましたけれども、これは今の場合の第三……

第24回国会 法務委員会 第4号(1956/02/08、27期、日本社会党)

○神近委員 私、ちょっと遅刻して、佐竹委員の論点が最初の部分ははっきりわからなかったのでありますが、私も、常識的に考えまして、婦人の立場から考えて、こういう制度は必要であるということと、それから、何とかこれがならないものかというように考えておりましたので、御趣旨はよくわかるのです。それで、ぜひ合理的な成立が望ましいということは考えておりますけれども、今日だけしかこれの審議がないということで、用意の不足の点もございますが、今ちょっと一番おしまいのところから御質問を申し上げていけば、五千円の過料というところですが、これが一万円の支払額もあるし、二百万円の支払額もある。そういう場合に、非常に結果が違……

第24回国会 法務委員会 第5号(1956/02/10、27期、日本社会党)

○神近委員 今田邊参考人がおっしゃった点では、――きょうは御婦人の参考人はお一人でございますけれども、私も、役人の義務にしてもらった方がけっこうではないかということ、それから金額の点が安過ぎるという点も御同感でございまして私は、一昨日でございましたか、貧困者と裕福者とでパーセンテージにならないものか、たとえば決定している金額に対するパーセントで示した方がよくないかということを申し上げたわけでございます。それで、大体裕福者に対して非常に安過ぎるということで、何回かけてもこれは過料でございまして刑罰には当らないということにも、私どもちょっと疑問を持っております。それで、今の御趣旨とはちょっと違うか……

第24回国会 法務委員会 第32号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○神近委員 関連して。私は長戸さんに、一、二点お尋ねしたいと思うのですが、今世耕委員からいろいろうんちくを傾けたおもしろいお話がございましたけれども、私は芸術の問題と立法の問題とはまるで別のものだと考えるのでございます。それで、むしろ、石原慎太郎のような作家を生んだのは、十年間われわれが無法律で売春の問題を放置しておいてきたことから生まれているというのが一般の考え方であり、――これは、私、人ずてに聞いたことでございますけれども、彼は作家個人としては比較的清潔な良心的な人だそうでございます。それで、ああいう作品に対する批判、これはいろいろ議論がございますけれども、芸術というものは人類的のものであ……

第24回国会 法務委員会 第33号(1956/05/11、27期、日本社会党)

○神近委員 関連してお伺いしたいと思います。  先ほど、芸者さんの問題のときに、これは御答弁済みかもしれませんが、私ちょっと聞き漏らしましたので、長戸さんにちょっと確かめておきたいと思います。私どもは、芸者さんの話が出ましたときに、置屋、それから待合、そういうものは第十二条で規制できるというように考えておりました。それで、それが私の考え通りであるかということと  それから、第十二条は「人を自己の占有し、若しくは管理する場所又は自己の指定する場所に居住させ、これに売春をさせることを業とした者」とあるのですが、たとえば、私どもこの法律が通りましたあとで一番逃げ道と考えられるのは、今のコール・ガール……

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/13、27期、日本社会党)

○神近委員 私は第二十二国会での売春等処罰法案の否決に当りまして、決議されました決議に基きまして田中官房副長官、法務大臣、文部大臣、厚生大臣、大蔵大臣の方々に多少御質問を申し上げたい事項がございます。  官房長官にお尋ねいたします。最近お持ちになっておられる売春対策連絡協議会で、法案の御作成をお始めになっているそうです。その法案の原案ともいうべきものができたということでございますが、そのA案あるいはB案、両方とも簡単でけっこうでございますから、内容をお聞かせ順いたいと思います。
【次の発言】 私は原案について伺いたかったので、こまかく伺わなくてもいいのですけれども、この立法は大分けにいたしまし……

第25回国会 決算委員会 第6号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○神近委員 関連して。性病予防費の補助金についてちょっと伺いたいのですが、八〇二号のところに兵庫県の尼崎市の事項が出ております。尼崎市は、いろいろな理由から、私どもの知っている範囲内では性病が非常に蔓延しやしないかという危険の多いところなんですが、その補助額の百二十五万という金が控除すべき額と同額になっているのです。これは全額控除されるように見えますけれども、これは一体何を建てようとしてほかの費目に使ったのですか。
【次の発言】 今、御存じかどうか知りませんが、簡易水道に対する御婦人方の要求が非常に猛烈に出てきている。それできょうは時間もございませんので、あとでまた詳しくお伺いするとして、予算……

第26回国会 決算委員会 第6号(1957/02/19、27期、日本社会党)

○神近委員 私は、国鉄の施設の面でちょっとお伺いしたいと思います。  今、今井施設局長がおいでになっておりますけれども、これの監督業務はどなたでいらっしゃいますか。
【次の発言】 私は具体的にいえば、今建設中の池袋の駅のことをちょっと伺いたいと思います。私も一、二度拝見いたしましたけれども、あれは今どの程度工事ができたところでございますか。
【次の発言】 それで四〇%でき上っていて、今停頓しているのでございますか。
【次の発言】 あの工事は大林組だったかと思いますけれども、それは百貨店が直接に依頼したのか、それとも国鉄がそれに御協力になっているのですか。

第26回国会 決算委員会 第8号(1957/02/26、27期、日本社会党)

○神近委員 私は、この委員会を構成していらっしゃる皆様方がお扱いになるのは、一体どういう文書であるかということをちょっと伺いたいのです。さっき工藤さんが、国鉄の発表による資料によって調査した こういうようにおっしゃったのですけれども、国鉄が、たとえば値上げなら値上げの問題というようなときに、委員会にお目にかけるような資料というものは、国鉄が作ったもので御判断を願うというような結果になりはしないかと思うのです。それは特別に、また別途に御調査になるような機関なりあるいは方法なりをおきめになっているのかどうかということが一点。それから、これも工藤さんに伺いたいと思いますが、独立企業体になっていないか……

第26回国会 決算委員会 第9号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○神近委員 私も同じことの不審を持っていたのです。こういう年額十五万円の家賃に五百万円の権利金がつくと一いうようなこと、どこでもそういうことが行われているということは、鉄道がお貸しになる地代というものが不当に低いことからこういう汚職的なものをたくさん出すということになるのではないかと思うのです。たとえば鍛冶橋から東京駅付近の鉄鋼ビルに関する譲渡の問題の資料を出していただいたのを見れば、表通りは坪四十万円の価格と査定されている。その裏側だから、あるいは三角地点でどうもそれだけの値打ちはないから、あれは三井信託の査定を受けて六万円に売ってある。そういうような四十万円と六万円というのは非常に私どもは……

第26回国会 決算委員会 第10号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○神近委員 今の契約書による事後措置の問題ですけれども、刑事訴訟は、新橋の問題がこんなに長くかかって、調査や何かしているのは、全国的な一つのテスト・ケースと見て、今後国鉄の財産に対する御覚悟と処罰とをわれわれは気をつけて見たいという意味からなんですけれども、今委員たちが指摘をいたしました契約書を見まして、私どもはその事後処置に不満なことがあるのです。百八十万円の家賃で京浜デパートに鉄友会が貸していた。大体これが年間二千万円余りの家賃に当るのです。資本に対する償還というようなこともありましょうが、これは相当に大きな利益である。これを四月から五、六百円の増収を得たいというが、その間の食い違いが一千……

第26回国会 決算委員会 第33号(1957/05/08、27期、日本社会党)

○神近委員 関連して。原糖の原価はどのくらいになっておりますか。それが一点。それからあなたは精白費が大体十円から十一円とおっしゃったようですけれども、これは非常に高く見積ってあるのではないですか。私どもがほかの方面でちょっと聞いたところでは、それはメーカーがなかなか発表しないので、なかなかつかむのがむずかしいということはわかりますけれども、五円から八円というようなところをちょっと教えて下さった方があったのですけれども、あなたの十円から十一円という根拠はどういうところから出てきておるのですか。斤当りでいいです。
【次の発言】 それはちょっと私は納得ができないように思いますから、もう少しよく調べて……

第26回国会 決算委員会 第35号(1957/05/13、27期、日本社会党)

○神近委員 どうも先ほどからの御問答を伺っておりますと、あなたは何も御存じないようなので、もうこの上お尋ねしても無益かと思うので、ずいぶん無能な社長さんだと思うのですが、私このことだけ一点伺いたいのは、今まではカリの輸入に関してお尋ねが出ておりましたけれども、輸出もなさっているわけですね。それは御存じですか。東独は大体原則としてバーター制度をとっている。それでカリが入りまして、日本からいろいろ必要な品物をとっている。それにあなたの会社も輸出をなさっていらっしゃいますか。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 存じておりますって、それはまああなたのお仕事は非常に大きな仕事だから、東独くらい小さ……

第26回国会 法務委員会 第5号(1957/02/19、27期、日本社会党)

○神近委員 私は、時間があまりございませんので、質問は申し上げませんで、要望だけを申し上げます。  婦人問題を専念に扱うのは、政府機構の中で婦人少年局だけなんです。しかも、三代にわたる局長が、どうも婦人たちの状態が見ていられないというので、熱心に御活躍になって、いろいろの資料をいただいて、今日ようやく世論の盛り上りにおいてこの法律ができたのでございます。ですから、婦人少年局は婦人たちの更生と事後の措置については一番よく知っていらっしゃるし、一番熱心に今まで調査もし、立案もしていらっしゃるのでございます。その結果として生まれたこの予算が一割に切られたということは、婦人たちが一生懸命騒いでいるのは……

第26回国会 法務委員会 第21号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○神近委員 法務大臣に、四月一日から実施されます売春防止法について、御要請をかねてちょっとお伺いいたしたいことがございます。  この間から毎日婦人たちの会合が三日にわたって続けられたのでございます。そして問題がいろいろ出て参りましたけれども、何を言っても、何をするにしても、予算のことが問題になっているのございます。これは、前に吉田賢一委員から法務大臣に対して、予算のことをもう少し何とか考えていただけないかというふうに、そして閣議でも御相談をいただけないかというようなことのお申し出があったはずでございます。それで、その点について、何かきょうは総理大臣がお出になるということをちょっと伺いましたので……

第26回国会 法務委員会 第25号(1957/04/12、27期、日本社会党)

○神近委員 関連して……。  今中村法務大臣が、非常に微罪なことであったならば検察庁でこれは不起訴にするだろうとおっしゃったので、私は大臣と中川部長の両方にお願いしておきたいと思います。法務大臣の選挙区の北区でございますが、四十軒ほどの戦災後のバラックができておりまして、そこに道をつける予定のところを、最近地主が売ったか何かした。それで、火事やなんかのときに非常に危険でございますので、住民たちが空地の一部を清掃したのでございます。クマザサが非常にたくさんあった。それを地主の了解を得て取り払ったんですけれども、そのクマザサの中に二年生てらいのシュロの木が一本あって、これは腐れれかかっていたのでご……

第26回国会 法務委員会 第34号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○神近委員 今長官もおっしゃっていましたけれども、青少年の育っていく環境として今非常に日本は悪い環境だということは、これは外国人の書いたものや何かでも拝見しております。その環境の悪いことの一つは、やはり売春業だったと思うのです。いつか警察庁にお尋ねしたときに、自動車犯罪あるいは凶悪犯罪の青少年の犯罪がもう全部遊興費ほしさということが出てくるのは、作ってつけておおきになるのですかと私はお尋ねしましたら、実情だとおっしゃっている。新聞に出る事件でもあれがついていないことはないのです。それで、この間の売春防止法が通る国会のときには、全国の婦人たちはあの弊害が一番子供たちを毒していると考えたと私は信じ……

第26回国会 法務委員会 第35号(1957/08/08、27期、日本社会党)

○神近委員 御新任の法務大臣にお尋ねしたいと思うのです。その問題は、牧野法務大臣のときに全会一致で通過いたしました売春防止法の問題でございます。  先ほどいろいろ調査事項について派遣委員の方から報告がございまして、それの中にずいぶん詳しく述べられておりましたように、各地の犯罪の急激な増加とか、あるいは京都方面では年少者の輪姦事件というようなことすら起って、まことにおそろしい事態になっていると思うのです。この中で一つだけ調査が落ちていると思いますのは、性病の蔓延の問題でございます。これは私どもがほとんど意識下に置いているようでございますけれども、そして売春防止法のときにもこの非常に深刻な問題はあ……

第26回国会 法務委員会 第36号(1957/08/09、27期、日本社会党)

○神近委員 私は、きょうは過度飲酒に関するこの間からの裁定についてお尋ねするつもりで通告いたしておきましたけれども、一、二問だけ昨日の質問の続きをやらしていただきたいと思います。  御承知のように、きょうは自民党内の風紀衛生対策特別委員会の御結論が出るということが、きのうの公報に出ておりました。きょう午前中にその委員会が持たれまして、党三役との御懇談があったはずでございます。その結果が発表されております。法務大臣はおそらくこれはまだ御存じなかろうと思うのですけれど、私の想像だけでありましようか、ちょっとお伺いしておきます。
【次の発言】 多分そうであろうと思いましたけれど、法務委員会は今日に限……

第27回国会 決算委員会 第4号(1957/11/13、27期、日本社会党)

○神近委員 私はどちらかというと、こういうような問題は、議案がいろいろ出てきておりますから、あとでは調査の御相談をしたいと思うのですけれども、徴収部長さんに伺います。長官でもけっこうでございますがタクシー業というものは、あれは全国的に国税庁所管の徴税をやっていらっしゃるのですか。
【次の発言】 今主として徴税のことを伺ったのですけれども、その調査課というのは徴税のための調査ですね。
【次の発言】 オデオン座のことに関して、役人とのなれ合いでとかいうようなことが今話題に出ましたが、私が今持っておる事案はありそうな想像が濃厚だというお話でございますので、一つ御調査をやっていただきたいと思うのです。……

第28回国会 決算委員会 第1号(1957/12/23、27期、日本社会党)

○神近委員 このほど問題になっておる官吏の汚職に関する問題でありますが、「不正者の天国」という本が出ております。これに扱われている項目は、当委員会で扱いました国鉄あるいは防衛庁その他の項目を見ますと、大体において私どもが理解している真実がうたわれているということを感じます。ところがこの本が出たことが動機になって、行政管理庁事務官の高田茂登男という人が首になっております。この行政管理庁の任務はちょうど決算委員会の任務とやや似ておりまして、ただ行政庁内での処理という点が違っておるかに思われますけれども、今日官吏の汚職あるいは収賄ということがほとんど無数に現われておる。それでもまだ氷山の一角だといわ……

第28回国会 決算委員会 第2号(1957/12/26、27期、日本社会党)

○神近委員 ちょっと伺いたいことは、この新聞の様子を見ましても、各省間の接触のときに起っているように思われるのです。今もおっしゃったように、大部分の人たちが調査旅行に出て、そういう場合に、これは私どもの出張のときなんかもちょっと感じるのですけれど、田中委員がこの前の長官の出張のときのことを問題にされたのですけれど、調査に行ったところとまるで無関係に宿泊するとか飲食するとかいうことでなければ、やはり十分に綱紀の粛正は保たれないと思うのです。一体私ども委員会の者が出張しまして、必要以上に高級の旅館を指定されたり何かすることに非常に矛盾を感じているわけなんですけれど、それは改められなければならない。……

第28回国会 決算委員会 第3号(1958/01/13、27期、日本社会党)

○神近委員 関連して。今田中委員からちょっと数字が出ました千百万円の保管料ですね。それがどういう内容なのかということを聞きたい。というのは、岸壁使用料は一日千円、それでちょうど一年間係留してあったから、それを積算してみると約百五十万かそこらで済むわけなんです。それが千百万出ているというのはどういう内容であったか、それを一緒に調査していただきたい。

第28回国会 決算委員会 第8号(1958/02/18、27期、日本社会党)【議会役職】

○神近委員長代理 承知いたしました。それではあとでこちらで取り計らいます。小川豊明君。

第28回国会 決算委員会 第9号(1958/02/25、27期、日本社会党)【議会役職】

○神近委員長代理 以上をもちまして昭和三十一年度決算に関します概要説明の聴取は終りました。  次に日程につきまして総括質問の申し出がありますので逐次この際これを許します。山本猛夫君。
【次の発言】 次に吉田賢一君。
【次の発言】 関連して。私も辻委員と同じように問答を伺っていて感ずるのですが、一、二ちょっと武内本部長にお尋ねしたいことは、入札のときに予定の予算があって、そしてそれと入札のときに照合したというお話があったのですが、それはどのくらいの金額であったのでしょうか。その価格を伺いたい。
【次の発言】 私は今こう伺っていて、吉田委員が見てきたとおっしゃる品物の評価の方が信じられるように思う……

第28回国会 決算委員会 第10号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○神近委員 私は日本の自然改造の問題について少し伺ってみたいと思います。  なぜ私が自然改造ということに関心を持つかと申しますと、日本の国土は御承知の通りに大へん狭い、そして食糧が国民を養うに十分でないということはもう御承知の通りでございまして、そのために莫大な食糧を輸入しなくてはならない、そういうことで非常に国費がたくさん使用されるというようなことでございますので、実はいろいろこの問題についての翻訳本などをあさって、アメリカのTVAなんというものは、もう一番先に私は関心を持って見ていたのでございます。終戦になりまして、いよいよ国土の狭隘さというものが痛感されるようになりまして、有明の干拓だと……

第28回国会 決算委員会 第14号(1958/03/12、27期、日本社会党)【議会役職】

○神近委員長代理 吉田君。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 では速記を始めて。  この際本件につきまして、さらに実情を調査するために、千葉精糖株式会社、東京出張所長鈴木公直君を参考人として出頭を願いたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、御承認を願ったものと決します。  それではこの際、暫時休憩いたします。午後一時半から再開いたしますが、参考人の方は御苦労様ですが、全部お残りを願いたいと思います。     午後零時四十五分休憩
【次の発言】 兼子参考人が、さっき劈頭に、今度の取引は詐欺にかかったようなものだという述懐をなさったようなこ……

第28回国会 決算委員会 第16号(1958/03/17、27期、日本社会党)

○神近委員 関連して。大体いろいろの経緯はわかるような気がするのですけれども、この前立川さんがお見えになったときには、大体年間四百数十万の金が研究所の機構に要るとおっしゃったのです。あなたは、立川氏はそれだけの財力のある人だというふうにさっきおっしゃった。ところがそのあとで、自分も貸金があるくらいだということをおっしゃったのですが、それはちょっと矛盾していやしませんか。
【次の発言】 それから今特許権のことでいろいろ御質問があったようですけど、ベルギーということをしきりにさっきからおっしゃって、ベルギーにロイアリティが入るようになっている、そしてヨーロッパに関心が強くて、東洋にはあまり関心が立……

第28回国会 決算委員会 第17号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○神近委員 関連。この前くつの問題について調達実施本部長に伺ったときは、あれを一足塗るためには六円かかるんだそうです。それであなたがおっしゃるところを伺えば、中村あるいは桜組ですか、そっちの方はこれを塗ってある。そうして塗っている方が違法だ、注文書に違うところだ、違背だ。そうすると、六円かけて注文に違背しているということになるのですか、あるいはあなたの話を聞いていれば、彼らは悪い革を使っているから、てれ隠しに塗っているんだというふうにとれるのです。それはどっちだとあなたは考えますか。私は注文書に違反してまで六円かける必要はないように思うのですけれども、その点どう考えますか。

第28回国会 決算委員会 第18号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○神近委員 関連して。通産省からお出しになっておる許可書ですね。それの条件としては積出港もあるいは産地も指定してないのです。それはどういうわけなんですか。
【次の発言】 砂糖十六万トンは台湾からいつも入っていた。そのうちの一万トンを控除しておいてこの立川研究所に許したということになっていますね。台湾にこれを許すときに、台湾の産地と積出港とを指定しなかったというところにもうすでに何かあなた方がその後に起ることを予期されたような印象があるのです。いつでも砂糖を割り当てるときに産地の指定、あるいは積出港の指定は一切なさらなかったのが常例なんですか。

第28回国会 決算委員会 第19号(1958/03/20、27期、日本社会党)

○神近委員 私は松平証人には他の方に譲りましてお尋ねすまいと思っていたのですけれども、今小川委員の答弁の最中に、ちょっと気にかかる名前が出てきたのです。国際信義にもとるということで、日本のことを考えて周に協力したとか、あるいは千葉精糖の問題に協力したとおっしゃったときに、国際信義にもとると考えて北とも話し合ったとおっしゃったのですが、それは私の聞き違いだったか、その点、人名ですからちょっと必要があってお尋ねします。
【次の発言】 大体私がお尋ねしたかったことは、委員長の御質問と山本委員の御質問で尽きているように思いますので、私は補足的に少しお尋ねしてみたいと思います。この問題はいろいろ疑惑を生……

第28回国会 決算委員会 第20号(1958/03/28、27期、日本社会党)【議会役職】

○神近委員長代理 これより会議を開きます。  本日は委員長が所用のため不在でございますので、理事であります私が、指名によりまして委員長の職務を行います。  歳入歳出の実況に関する件につきまして、前会に引き続き調査を進めます。  本日は右件につきましてお手元に配付いたしてあります通り、四名の参考人を予定いたしておりますので、ただいまより参考人各位から事情を聴取することといたします。  参考人各位には御多用中のところを当委員会に御出席いただきましてまことにありがとうございました。  それではこれから参考人各位に対しまして、質疑応答の形式で実情を聴取することといたします。発言の通告がありますので順次……

第28回国会 決算委員会 第22号(1958/04/04、27期、日本社会党)【議会役職】

○神近委員長代理 これより会議を開きます。  本日は委員長が不在でございますので、理事であります私が指名により委員長の職務を行います。  昭和三十年度決算並びに三十一年度決算を一括して議題に供します。  本日は、右両年度決算中、日本国有鉄道関係につきまして前会に引き続き質疑を行います。発言の通告がありますので順次これを許します。淡谷悠藏君。
【次の発言】 本日の質疑は以上をもって終ることといたします。  本日はこれにて散会いたします。次会は公報をもって御通知いたします。     午後零時十五分散会

第28回国会 決算委員会 第24号(1958/04/18、27期、日本社会党)

○神近委員 私は、通産省に対して資料の提供を要求いたします。問題は、山下太郎氏とクエートとサウジ・アラビアとの間に今交渉中でございますアラビア石油会社の件につきましての資料でございます。この会社のことは、日本だけでなく、世界の石油業界にいろいろな波紋と話題とをまいております。その内容は、アラビア石油会社とサウジ・アラビアあるいはクエート政府との間の契約についてであります。私どもも多少聞き及んでいること、また新聞等に扱われていることもありますが、事をもっと正確にするために、右の両政府と会社との間に取りかわされたという契約書を、この際委員会に提出していただきたいのでございます。これは日本語の方で出……

第28回国会 法務委員会 第7号(1958/02/21、27期、日本社会党)

○神近委員 私は、時間がほんの五分間ぐらいしかございませんので、一、二問ちょっと伺いたいことがございます。  それは、高橋委員の御質問のあった性犯罪のことについてでございますが、竹内局長が仰せのように、最近起っておる性犯罪というものが売春防止法施行に伴うものというような印象は持たないというふうにおっしゃったのですが、私もそれはそうではないかと思うのです。今まで売春が野放しになっていた結果でございまして、これは二十六年の婦人少年局の御調査の結論としても、赤線あるいは青線の盛んに売春の行われる周囲に一番事件が起っているということで、性犯罪が最近のような状態に非常に多く起っているのは、日本の長い制度……

第28回国会 法務委員会 第13号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○神近委員 きょうは本省関係の方々に恩赦法にからまることにつきましていろいろ御教授をいただきたい、また質問にも御回答願いたいと思うのであります。  最近、まだ御決定にもならない皇太子殿下の御成婚があるということを想定いたしまして、また同じような恩赦があるだろうということで、非常に悪質な選挙運動が行われておるといううわさをちらほら聞くのでありますけれども、あれは言論機関その他の想定だけでございましょうか。それとも、そういうような実態がいささかでも出てきているという徴候があるのでございましょうか。それをまず伺わしていただきたい。
【次の発言】 こういう事例があるのでないかという疑いが出てきましたの……

第28回国会 法務委員会 第21号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○神近委員 私、こまかい打ち合せというものはこういう質問のときにはできないもんですから、前の質問者といささか重複することがあるかもしれませんが、お許しを願いたと思います。今回の改正案には、あっせん収賄罪と、それからく暴力処罰法が一諸に込められているのですが、私のかねて考えていることは、国民生活というものは、これが体力によるものとあるいは頭脳によるものとを問わず、勤労で生活するということが一番正しい、また健康なあり方だと考えているのです。この公務員の収賄の問題と、それからやくざやグレン隊というものの生活の本質を考えますと、どちらも勤労によらないで不当利得をねらっているという点では、経済的に考えて……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 決算委員会 第2号(1958/06/25、28期、日本社会党)

○神近委員 私は法務省の方にちょっとお伺いします。  法務省の関係では非常に事項が少いのです。省内関係ではほとんど金額が少く、不正な使用なんということもほかの各省に比べればかわいらしいほどなんで、あんまり私は非難したくないと思います。というのは、ほかの方の不正不当の事案があんまり多いのでございまして、そういう意味で申し上げているのです。批難事項の五一号に、米麦の混合率をごまかして捻出して接待費に使ったという事項は、収容されている人に非常に気の毒な感じがいたします。私どもも、ときどき刑務所だの少年院のようなところを見にいきまして、お昼御飯を出していただいたりするような、あの費用を捻出するためにこ……

第29回国会 決算委員会 第8号(1958/09/02、28期、日本社会党)

○神近委員 私も同じような問題について、廣岡国防会議事務局長にお尋ねをしようと思います。ただ、さっきから何か非常に議論が沸騰いたしまして、私どもの委員会のこの企画がどういうところにあるかということがぼかされたように思います。私どもはグラマンもひいきでなく、ロッキードもひいきでなく、あるいは川崎にも新三菱にもわれわれは何も関係はないのでございます。ただ非常に膨大な額でございますので、国民の税金を使ってこれを遂行いたします関係上、明朗でなければならない。しかるに今まで本命と見られていたところの1〇4が急にどこかで落されて、どうも突如として四月十二日にF11F―1Fですか、これがきまったというところ……

第29回国会 決算委員会 第9号(1958/09/09、28期、日本社会党)

○神近委員 私も国防会議議長に二、三お尋ねしたいと思います。私どもは今、小川委員が問題にいたしました政治優先の点で一番初めにこの問題に関心を持ったのでございますが、いろいろ調査をしておりますと、それがやや形が変りまして、何か非常に奇妙なところに追い込まれたというような感じがいたします。私はさっき委員長からうわさを持ち出すなというような御警告がありましたから、巷間こういううわさが流れているということを申し上げようと思っていたのですけれども、それは許されないような気がいたしますから、具体的に申しますけれども、今国民が一番疑惑を持っているのは、岸総理が主宰しておられますところの自民党が、この問題に介……

第29回国会 法務委員会 第2号(1958/06/23、28期、日本社会党)

○神近委員 関連して伺いたいのですが、今ちょっと御説明になったのは、逮捕状、略式命令、支払命令を合計して百七十万件とおっしゃったのは、これは二十三年当時の数字でございますか、それとも現在の数字でございますか。合計でけっこうですが、その両方をちょっとお伺いします。  それからもう一つ二十三年の通達と三十二年の通達の違い、それは民主主義の憲法下においての考え方、裁判所というものの機構の相違――事務総長はさっきから、戦前戦後を通じて何人も疑いを入れない任務だというふうなことをおっしゃったんですけれども、これは裁判所機構の基本そのものが変った場合に、これを同じに考えていいものかどうか、そのことについて……

第29回国会 法務委員会 第5号(1958/07/01、28期、日本社会党)

○神近委員 今日警察庁からここへ報告が出ております。多分増井さんが御作成下さったのだろうと思います。今ざっと拝見したところですけれども、時間も切迫しましたので、あまり詳しく御質問できませんから、要点だけちょっとお尋ねしたいと思うのです。  まず、この報告について、増井さんから簡単にこの内容を御説明いただきたいのです。最近非常に隠れた売春というものが行われて、それが売春防止法のできた弊だというようにマス・コミでは言われております。実態をいろいろ聞いておりますと、やはりよほど悪い状態に追い込まれておると思いますけれども、この報告の内容の感想というか、所感というか、防止法施行以来の状態をごく簡単にお……

第29回国会 法務委員会 第7号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○神近委員 愛知法務大臣に対して、二点の事項についてはっきりした御返事を承わりたいのでございます。  一つは、請願も出ておるはずでございますけれども、府中に建つ予定の婦人補導院の問題でございます。これは前国会で通りました婦人補導院法による法務省設置法一部改正によって建つ婦人補導院が、小学校の門の前に建つということで、私どもは、片方では早く補導院は作ってもらいたいし、また教育に支障があると考えられる地元の考えももっともなので、何とか折衝ができて、そちらさまでお話し合いができればよいというように考えて、中立の立場でお話をあっせんしたりしたことがあるのです。お目にかかって陳情したのは、矯正局長です。……

第29回国会 法務委員会 第9号(1958/08/09、28期、日本社会党)

○神近委員 私は、このごろの日本の国内情勢について非常に憂うべき事態がたくさん起りつつあるということについて、二、三御質問したいと思います。大臣とか長官とかあるいは局長とかいう高位にいられると、町の声というものがお耳に通らないかもしれませんが、今ちまたでは、しきりに、こういうことがうわさされております。今の日本の情勢は、満州事変の前後の情勢に非常に似てきた、これは一体どういうことかということで、いろいろ憶測が行われておる状態でございます。これはほおっておいては容易ならぬ事態を誘致すると私は考えておるのでございます。いろいろ汚職とか貧乏とか暴力とか、深夜喫茶とか、あるいは政治的な頽廃とか、こうい……

第30回国会 決算委員会 第1号(1958/10/16、28期、日本社会党)

○神近委員 今、高橋委員から、この問題で社会党が、何か自民党に対して謀略的なことをしているというようなことをおっしゃったようですけれども、私どもはあべこべに、社会党が自民党に利用されているというような非難をずいぶん受けているのでありまして、これはまるで逆でございます。それからもう一つ、ここで皆さんに聞いていただきたいことは、今回の問題が起りまして、そして伊藤忠の社長あるいは新三菱重工業の社長をここで証人に召喚するということが決定されましてから、最近でございますが、新三菱重工業の幹部が大ぜい上京いたしまして、そうしてそれを阻止する運動が非常に激しいということを聞いております。もしここでさきに決定……

第30回国会 決算委員会 第3号(1958/10/27、28期、日本社会党)

○神近委員 関連して。官房長官にはあとで質問する事項がたくさんあつたので、私は控えようと思つていましたけれども、この天川という人がイカサマの人だということは非常にうわさにも出ているし、疑いも持たれているのです。たとえば文学博士、あるいは経済学博士、あるいはさつき吉村さんは理学博士であるかもしれないということをおつしやつた。(笑声)帝大出ということを自称して歩いているそうで、これを調査した人があるのです。大学の名簿にもないし、学士の名簿にもなかつたということが明らかになつて、佐薙幕僚長に注意をした前軍人があつたそうでございます。そうしたら佐薙さんは、それはわかつている、インチキだということはわか……

第30回国会 法務委員会 第9号(1958/10/29、28期、日本社会党)

○神近委員 私は昭和二十八年の十一月五日の夜明けに徳島の八百屋町で起りました、俗にラジオ商殺しという名で呼ばれております事件につきまして、人権擁護局の鈴木局長それから法務省の方々に少し御質問いたしたいのでございます。  この事件は、三枝亀三郎というラジオ電気器具商の商人が同日の朝暗いうちに突然殺された、そしてこれが一時は迷宮入りだと考えられていたのが、十カ月後になって、この人の内縁の妻――十年以上同棲しておりまして、子供も一人ある、この内縁の妻の茂子という人が、翌年の八月になりまして検挙されて、そして突然と夫殺しということになって、第一審が徳島の地裁で、第二審は高松の高裁で、十三年の刑を言い渡……

第31回国会 決算委員会 第3号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○神近委員 ここに出ておるのは三十二年の十一月二十七日と、それから十二月七日と、十日、これははっきり出ているのです。その前の一回だけは十一月の紅馬車で会っておる。それはちゃんと会っておる。それを思い出せないのですか。あと三回は大乃。一回は紅馬車……。
【次の発言】 問題が少しずれるのですけれども、私はこれは次官にも聞いていただきたいのですけれども、一体公務員というものは宴会をするのが半分任務なのか。この度数が出ているところを見れば、ほとんど宴会で、この前の証言でも、そのあとではマージャン、芸者あるいはおかみを交えてのマージャン。そうすると、公務員というものは国家の俸給を受けていて、そしておそら……

第31回国会 決算委員会 第5号(1959/03/03、28期、日本社会党)

○神近委員 昨年の法務省の決算報告は、非常に不当事項、不正行為が多かった。不当事項は五件、不正行為も非常に多かったのですが、今年はただ一件しかあがってこないということは、法務省の行政管理が非常によくなったのか、ほめていいことなのか、あるいは会計検査院の御調査が昨年ほど行き渡らなかったのか、どっちなのかというようなことを私どもはこれで感じたのです。たった一件しか出てこなかった。会計検査院の御調査は、昨年と同様に忠実にお当りになったのか、それを伺って、それから私どもの感想を申し上げたいと思います。
【次の発言】 そうすると、法務省の綱紀は非常に厳正に行われたと見ていいと思うのですが、ただちょっと伺……

第31回国会 決算委員会 第6号(1959/03/05、28期、日本社会党)

○神近委員 関連して……。今、鈴木委員から年度末の金の使い方について御質問があっているようですけれども、これは年々出てきている現象でして、そして、すぐ次のページにもう年度末の購入が出てくるわけなんです。それと一般に、たとえば都とか、府とか、あるいは県とか、そういうところでは、年度末には非常にぎょうさんな大名旅行が行われる。これはもうみんな常識として知っているぐらいの事実なんです。それで、今鈴木委員からそのことが問題になったと思うのですけれども、私は、どうしても予算をその年度内に――これは何度も問題になったことなんですけれども、年度内に予算を消化しておかないと来年の予算を削減されるという事実があ……

第31回国会 決算委員会 第8号(1959/03/10、28期、日本社会党)

○神近委員 関連して。長官にちょっと御感想を伺いたいのですが、百里を私はまだ見ておりませんけれども、一部の反対――二軒ぐらいのところが、まだ滑走路の中にあるはずでございます。それでこの防衛庁の土地収用については、各地に政治問題まで発展していることは御存じの通りでございます。最初反対したのを、いろいろの利益誘導その他の方法によって賛成派あるいは誘致派というものをお作りになって、そしてへんぴな農村にまでいろいろの闘争を広げていく。それのやむを得ない過程であったと思われるのですけれども、百里には町長のリコール問題が起っております。リコール問題が成立したときに、請負業者――二億何千万とか、もう支払い済……

第31回国会 決算委員会 第9号(1959/03/12、28期、日本社会党)

○神近委員 朝からずいぶん、長い間お疲れのようですから、私はつまのつもりで二、三お尋ねしようと思います。  さっきからあなたは証言々々とおっしゃっていらっしゃるのですが、参考人でいらっしゃいます。ですから、気をゆるくしてお答えいただいていいのでございます。証言をお願いしようという案もございましたけれども、ともかくこのお話は非常に正確なようですからその、要求は出なかったと思います。  委員長にちょっとお断わりしておきますけれども、私がこれからいたします質問は全部これは公刊されたものからとりましたので、私の言うことが何か、かんにさわるようなことがあっても、全部公刊された事実から私はとりますから、そ……

第31回国会 決算委員会 第12号(1959/03/20、28期、日本社会党)

○神近委員 関連して。その永盛調査団の報告の中に――今、あなたは参事官会議で聞いたとおっしゃったのですけれど、あのときはダグラスとロッキードを調査に行って、あとから、グラマンを一日でもいいから調査にいってくれという電報か電話がいったということが、さっきの応答にあったのです。その三種を永盛調査団が調査して帰って、それでどれがいいというふうに、あなたが参事官からお聞きになった調査団の報告の中に、一種を限定してその調査の結果が報告されておったかどうか。
【次の発言】 並列的に……。それまでは二年間ぐらい調査が行われていて、その結果で永盛調査団が行って、それで並列的なもので、それは用務が果せたというこ……

第31回国会 決算委員会 第15号(1959/03/27、28期、日本社会党)

○神近委員 官房長官と防衛長官と両方のお返事が非常にニュアンスが違うのです。たとえば四月十二日の決定を、官房長官はこの前も同じでしたが、どうやら考え直してもいいようなことをおっしゃる。ところが防衛長官は、内定は内定だからと決定的に考えていらっしゃる。そしてこの間の新聞の発表によりますと、三十四年度の予算からこの戦闘機の生産にかかりたいというようなことも発表されておる。それから、さっきの御答弁を聞いていれば、グラマンという線は変えていないということ。こういうことは、お二人並んでいらっしゃるのだから、答弁の調整はあるべきだと思うのです。ともかく、私どもがこの問題に関して得ている防衛庁の態度というも……

第31回国会 決算委員会 第17号(1959/06/12、28期、日本社会党)

○神近委員 私は山田委員の動議に対して補足いたします。今、小川委員が触れられている十河総裁の田中委員長に対する非難ですか、反論ですか、それは当委員会の成立そのものを危うくする言動だと思うのです。十河総裁の言うたところによれば、田中委員長はこの決算委員会を私物化して、自分のうっぷん晴らしのためにこの問題を取り上げたということは、私ども委員会に対する重大な誹謗だと考えるから、小川委員がその点を取り上げたのです。ですから、委員会が正常なものであるためには、その点をはっきりしてから発足したいと私たちは考えて、今の動議が持ち出されたのでございます。きのうは自民党の本部かどこかに現われていて、きようは国会……

第31回国会 建設委員会 第9号(1959/02/18、28期、日本社会党)

○神近委員 今次官からいろいろ事情聴取の御発表がありましたので、別にその点で不満足のわけではございませんが、すでに承諾した者が、あるいは売り渡した者が農民の中の百三十六人、その中の二十七人というものが別になっている。その区分けでございますけれども、これは解放農家――御存じだろうと思うのですが、終戦後小作人が、土地を解放されて持っている人が非常に多いので、この承諾した東電からの申し入れによって容易に土地を放した人たちは、大部分が解放農家に属する人たちだ。それからあとの二十七人といいますものは、先祖代々の耕作農家でございまして、おまけに集約的に土地を持っているのです。ちょうどこの図のまん中に当りま……

第31回国会 法務委員会 第20号(1959/04/09、28期、日本社会党)

○神近委員 この問題は前に質問主意書に対する御返事をいただきましたが、この請願者の首藤雄平という人は、それに対して非常に不満の意を表して、再度こういう請願書を出したのでございます。  この前の御答弁によりますと、十分調査をしたいということをおっしゃっているのですけれども、被告訴人も告訴人も一回も取調べを受けたことがないというのです。それを取り調べたかのごとく報告されたということによってそういう答弁をなさり、そうして法務次官からの御説明があったようですが、ここに書いてございますように、小松検事という人は、これは請願者に告訴を取り下げさせた人でございますが、損害は補てんさせるから、お前さん、それを……

第31回国会 法務委員会 第22号(1959/05/09、28期、日本社会党)

○神近委員 関連して。――今青少年者の犯罪のことが出ておりまして、これは売春防止法にも関係のあることなんですけれども、やくざとか愚連隊とか、今ちようどそういう一件が私のところに持ち込まれております。やくざや愚連隊につかまると、青少年がどうしても犯罪に深く落ち込んで、そうして更生しようとしても、ひもというか、全国的なつながりがあつて、よほど外国にでも逃がさなければ更生ができないというようなきわめて困離な状態に追い込まれておるということがわかるのです。私が伺つてみたいということは、たとえば何々一家とか何々組とか、極東組とか町田一家とか、そういうようなものが歴然としてリストに上っている。それはなんと……

第32回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1959/10/13、28期、日本社会党)

○神近委員 今、安川社長から、ごくあらましの御報告をいただきましたが、私は、日本で初めての原子力発電炉であり、そして、これが決定されまして以後、最近の情勢は世界的に非常に違ってきていると思うのです。特に導入されようとしているコールダーホールの問題については、マイナス面の報告、あるいは安全性に対する不安、そういうものが非常に強くなってきているというような時勢なので、一つこの点について原発ではどういうお考えを持っていられるか、こういうようなことについて主としてお尋ねしてみたいと思います。  今御報告がありました許可の問題ですけれども、今おっしゃったのが、ちょっとお声が小さかったのではっきりしなかっ……

第32回国会 法務委員会 第4号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○神近委員 きょうは沖繩県民の人権の問題から高田の看護婦さんやタイピストの人権の問題まで論議されまして、まことに国会の中は人権擁護の花盛りのような感じがいたしますけれども、一歩外に出てみますと、至るところはなはだしい人権じゅうりんが行われているのでございます。私は今まで書斎人として暮してきましたので、あまり荒っぽいところは実際に見たことはなかったのでございます。ところが先月の十七日、十八日と続いた問題に偶然行き会わせまして、これは大へんなことだという感じを持ったのでございます。特に十八町の田原製作所の問題では、塙治さんという人がなくなっております。このことはあとでまたいろいろとお伺いしたいこと……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1959/11/17、28期、日本社会党)

○神近委員 私は、原子力関係については専門的な勉強もいたしませんし、私が一番大きな関心を持つのは、安全であるかどうかということです。私ども女でございますから、住民あるいは従業員に対しての安全というものを第一に考えます。もうすでに今までのいろいろな御研究で、この原子炉発電が当分経済ベースに乗らないということ、乗るようになるのは二十年か三十年あとだというようなこと――これはかまわないというような御発言も今あったようですが、これが経済ベースに乗らないということは、私自身は大して関心がないのでございます。ただ、予想される不安、あるいは事故、あるいは今の誤投下の問題というようなことで、私どもの聞いており……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1959/12/11、28期、日本社会党)

○神近委員 私も岩瀬参考人にちょっとお尋ねいたしたいと思っておったのですけれども、その点、大体石野委員の御質問で尽きたように思います。若い人たちが自由な批判をすることは非常にたっといのだ、それはぜひ十分に考慮されなければならないという御意見なんですが、今日、審査部会あるいは審査小委員会での論議の様子とか、あるいは何度か出ていただいての御意見を伺っていると、何か私どもから感じまして、学術会議の御意見をなるべく排除――というほどでもないのですけれども、聞くまい聞くまいというような態度が見える。今、自由な批判が行なわれなければならない。それは原子力三原則の、なるべく衆知を集めて決定をしなければならな……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1959/12/22、28期、日本社会党)

○神近委員 堀尾先生にちょっとお伺いいたします。この前、坂田先生がおいでになったときに、既存の学問の上では疑問はない、大体の見通しは立てられる、けれども、原子力に関する限りは、学者といえども全部しろうと同様だ――それは、われわれのようなしろうとと先生方とは差はあると思うのですけれども、学者といえども、原子力に関する限りはしろうとと同じ態度でなければならないというふうな御意見でした。その点はどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 やはり坂田先生の御発言は、学者としての良心的な立場で、私は、なるほどそういうことであるべきだと考えていたのです。ところが、先ほどから、あなたは、卑俗な例で、エ……

第33回国会 決算委員会 第3号(1959/11/11、28期、日本社会党)

○神近委員 私は問題が変わって、自治庁ではないのですけれども、コールダーホールの原子炉についての安全性の答申が一昨日出ましたので、いろいろ原子力委員長にお尋ねしたいことがあったのですけれども、きょうはおいでにならないというので、部分的に原子力委員会の局長あるいは次長、そういう方々に、私どもがこの次に申し上げる質問の基礎になるようなことを少し伺わしていただきたいと思います。  原研と原子力委員会との関係はどういうものなんですか。これは構成的に一体なのか、それとも原子力委員会はこれに対しての行政権あるいは監督権というふうなものを持っていらっしゃるのか。その点、どなたかおわかりですか。

第33回国会 決算委員会 第5号(1959/11/18、28期、日本社会党)

○神近委員 この問題は、参議院で扱われたものを見ても、今日のいろいろな御答弁を聞いても、私は基本的なことが間違っていると思うのです。たとえば、私どもがグラマンの問題のときにいろいろ調べてみていると、どうも心理的にロッキードの方がひいきになったのです。これはよく友達、仲間の方々と、あんまりグラマンの側の盲動というか、策動というものが明らかになってくると、心理的にだんだんとロッキードがひいきになって、ロッキードがよさそうな感じになったといって笑ったのですけれど、私どもはグラマンでもロッキー下でもないはずであります。  それで、今度グラマンの本体がわかって、ロッキードにおきめになったということ。これ……

第33回国会 決算委員会 第7号(1959/12/02、28期、日本社会党)

○神近委員 この間、この委員会だったか、科学技術の委員会だったか、どちらかで、佐々木さんが、大体専門部会の関係の学者方は学術会議の会員で――あとでは、あれは関係者と言ったのか、会員と言ったのか、はっきりしないとおっしゃったのですけれども、会議録にはちゃんと会員としてあったのです。その点、どういうことでそのとき、ああいう間違いをなさったのか、ちょっと伺わさしていただきます。
【次の発言】 佐々木さんの言いそこないとか簡単なことならば、そういうことを問題にしたくないと思うのです。だけれど、私の印象では、この間軽く言いっぱなした。出席者が二十人であったか、二十八人であったかということは、そんなに重大……

第33回国会 法務委員会 第6号(1959/12/08、28期、日本社会党)

○神近委員 今御答弁になっていた情報の中で、ちょっとお尋ねしてみたいことが一、二ございます。この韓国代表部を日本に設置するということについては、いろいろ外交上の問題がたくさんあったということを私は記憶しております。日本の代表部は今まだ韓国には設置されていないのですね。それでこちら側で韓国代表部を設置することを認めたときに、人数の制限があると思うのですけれども、何人ぐらいに制限されているのですつか。
【次の発言】 何だか人数の問題でこちら側が設置するというのと、それから韓国側を受け入れるというので、私の記憶では五十人とか四十七人とかいう線が出ていたと思うのです。それで、あなたがこういうように問題……

第34回国会 決算委員会 第5号(1960/02/17、28期、日本社会党)

○神近委員 関連といえば、私の質問も関連ですけれども、さっきの兵庫県の御崎あるいは余部の道路工事の問題については、非常に典型的なおかしなことだと思います。駐留軍は、別に必要としなかったし、そして地元の人たちも、別にこれをぜひという要求をする理由もなかった。それを調達庁が持ち出して、そしてこの建設をやったというその関係に、私どもは何とも納得のできないものがある。大体調達庁は、日本の政府と米軍のために、いろいろの調達をはかっていく、その関係は私たちも知っております。だけれども、国費を乱用する結果になるようなことがほぼわかっていて、しいて調達庁が国費を出させるというようなこと、こういうことに私は、非……

第34回国会 決算委員会 第6号(1960/02/19、28期、日本社会党)

○神近委員 大体今小川委員の御質問で要点が明らかになったと思うんですけれど、会計検査院にお尋ねいたしますが、この四つのケースが今出ておりまずけれど、全体として裁判所関係は何件くらい御調査になって、この四つが出てきたんでしょうか。
【次の発言】 事務総長にお尋ねいたしますが、この裁判所事務官というのは、研修所出身でお採りになるのですか。
【次の発言】 最初は事務官の補くらいから始めて、相当の年数を責任の地位にお置きになるときには、二年なり三年なりという見きわめがついてから御任命になるのですか。
【次の発言】 これを拝見していると、どろぼうしたり詐欺をしたりするのは、相当犠牲を払って、あるいは危険……

第34回国会 決算委員会 第8号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○神近委員 ちょっと関連して。同じ事項の中でございますが、これは会計検査院と両方にお伺いするのです。砂利だの砂だの買い入れるときに、いつでも高い方を買っているんですね。それでずいぶん国費を乱費しているということになるんです。これはこの場合だけでなく、高く買うということが始終出てきているんですけれども、たまに安く買うということもあって、会計検査院で、その安く買っているということについては、そういう例がございますか。そうして安く買ったときには、やはりここでほめてあげるということもあり得ることじゃないかと思いますが、安く買った、安上がりしたときには、どういう方法をとっていらっしゃいますか。その両方伺……

第34回国会 決算委員会 第14号(1960/03/30、28期、日本社会党)

○神近委員 今、淡谷委員から申し上げましたように、当委員会で何年かいろいろの調査その他にあずかっておりますと、一体これでいいのかというような疑問が問題点として出てきたわけなんです。そして今日御出頭願って御意見を伺うということになったわけなんですが、委員部が非常によくいろいろの材料を集めて教えて下さいましたので、こういう疑惑を持ったのは私どもが初めてでなかったということ、論議が長く行なわれているということがわかりました。大体先生の二十五年の「法学」という雑誌の記事だとか、あるいは入江先生の「法学新報」の記事だとかというものを拝見いたしますと、大体論点がわかるように思います。それで一、二その中の―……

第34回国会 決算委員会 第15号(1960/04/01、28期、日本社会党)

○神近委員 私は、きょうは大へん勉強させていただくつもりだったのですけれども、ちょっと余儀ない用事でおくれたので、質問を控えていたのですが、今小島先生のお話で、一八一八年のフランスの決算に関する制度が確立されたときは、予算と非常に密着されていたということと、それから日本の伊藤博文あたりが書かれたものには、非常に決算にウエートを置いてあるのです、予算と決算とは離すことのできないものだというふうな考え方です。ですから、ものの革新が行なわれるときにはそれが認識されていて、ずっと長く権力の衝に当たる人がこれをくずしていくというふうな印象を受けたわけなんですけれども、予算と決算とが密着していない場合、あ……

第34回国会 決算委員会 第17号(1960/04/08、28期、日本社会党)

○神近委員 関連して。きのうかきょうの新聞で、私は県はちょっと今記憶にないのですが、こういう記事が載っていたのです。ある町村で議員手当を増額して、それが不当だから、これは返却すべきだという勧告が、県からいったわけです。それを実行しなかったら、県からの交付金とか補助金とかいうものを、村だか町だかに対して減額するとか、取り消すとかいうような勧告がいっていたのです。ああいうことを見ると、ほんとうのあり方、村税あるいは県税の正当な使い方で、ちょっと胸がすっとするような感じがするわけなんです。私どもの決算委員会のあり方についてのいろいろな疑惑のもとは、そういうふうに行なわれていないという疑惑というか、不……

第34回国会 決算委員会 第20号(1960/04/20、28期、日本社会党)

○神近委員 大体論議は出尽くしているのですけれど、私も、決算が報告に毛のはえたもの――毛のはえたものがおかしいということですけれど、少しほかの報告よりは念が入っていますから、そうだろうと思うのですけれど、今論議を伺って、私は、法制上のことは、これはどうでもいいと思うのです。それはほかにまた専門の方があって、いろいろお考え下さるでしょうけれど、一体何のために決算というものがこういう機構を持って、そうして定期的に委員会を開いてあるのかというのが、私の一番最大の疑問なんです。これは未確認事項というところに、よく予備費の問題が出ます。会計検査院の報告を見ましても、調査は一割五分あるいは一割七分くらいで……

第34回国会 大蔵委員会 第10号(1960/03/10、28期、日本社会党)

○神近委員 今の堀委員のお尋ねとひょっとしたら重複するかもしれませんが、さっき自由化が行なわれれば外国銀行の活躍が非常に盛んになるだろうというお話があって、それから、ちょっと金利の差がありますから、当然のことだと考えられますけれども、石村委員がお尋ねになりましたが、おもにアメリカの資本と思いますけれども、今日本の産業にほとんど入っていないところはないのでございます。前にちょっと調べたところによりますと、三菱電機のごときはフィフティ・フィフティぐらいの割合で出ております。それからケミカル産業が非常に多く入っております。日本の産業で、電気や鉄道のような公益のものを除きますと、ほとんど鉱山業が入って……

第34回国会 大蔵委員会 第14号(1960/03/25、28期、日本社会党)

○神近委員 ただいまの三つの改正案あるいは法律案について、主として行政、面のことでいろいろ伺いたいと思います。  これは国有林と民有林と問題が二つに分かれると思うのですけれども、最初に国有林の戦前、戦後の状態について少し伺って、主として大臣にこの行政面におけるいろいろの調整あるいは助成というようなものをお願いしてから、私の質問に入りたいと思います。大体国有林は、全国を歩いてみても、日本の大きな財産の一つだと考えるのですけれども、一体、二千四百万ヘクタールの全林野の中で、国有林の占める比率はどの程度でございますか。それを伺いたいと思います。

第34回国会 大蔵委員会 第17号(1960/04/12、28期、日本社会党)

○神近委員 関連して。  ちょっと今の問題に似たような問題が最近起こっているように聞いておりますので、国税庁の方に伺いたいと思うのです。日本橋の区内で起こったことなんですけれども、中小企業者の滞納の問題で、日本橋の税務署が銀行の預金調査をしたという問題が起こっております。この問題は、今ここに資料を持っておりませんので、名前とかあるいはそれに携わった人なんかを今ここで申し上げることはできないのですけれども、三十数人の人が銀行預金の状態を調べられた。それで今納税者の保護あるいは救済ということが問題になっているときに、銀行を調査されて――銀行は普通預金なんかは公表しないのです。だけれども、税務署がお……

第34回国会 大蔵委員会 第18号(1960/04/14、28期、日本社会党)

○神近委員 私は、七年ぐらいにわたって検討されている旧令による陸軍共済組合の女子職員の問題について、二、三お伺いしたいと思うのです。  これは、ここへたくさん資料が出ておりますけれども、終戦のときに旧令による共済組合が全部解散させられて、それぞれ一時金が給付された。この旧陸軍省の共済組合にも同じ処理が行なわれているのですが、旧令によりますと、甲種組合員と乙種組合員、女と男とが区別されておりまして、男の方には年金を給与するという規定があり、女の方にはそれがなかった。それで二十五年十二月に行なわれました特別措置法によりまして、男の人は年金をもらうことができたのに、女の人はそれから脱落している、こう……

第34回国会 大蔵委員会 第23号(1960/05/12、28期、日本社会党)

○神近委員 ただいまの問題の法案につきまして、それ自身ではないのでございますが、それに関連したことで二、三大臣に――これは御質問というよりもいささか陳情的な形になりますが、ちょっとお伺いしたいのです。  これは旧令によります陸軍被服廠の共済組合の組合員たちの、婦人の組合員の問題でございまして、これはもう昭和二十五年、六年あたりから運動が行なわれております。私も問題の内容はよくわからなかったのでございますが、このごろどうやらぼんやりこういうものじゃないかということがわかってきたのです。で、広島、大阪、東京、この三つの地区に被服廠の婦人たちが長い間骨の折れる運動をしておりまして、何とか老齢の人たち……

第34回国会 法務委員会 第5号(1960/03/01、28期、日本社会党)

○神近委員 私は人権擁護に関する問題でこれから少し質問をしたいと思うのですけれども、その前に委員長にちょっとお断わりしておきたいことは、ここに小島前委員長もおいでになるのですけれども、法務委員会に参りますと、私の時間がいつでも制限されるのです。しろうとだからと思って謙遜して、いつでもビリに順位をとることが理由だと思うのですけれども、きょうもどうももう一時に近いから短くやれというふうなことが言われそうに思うのですけれども、ほかの委員会ではそんなことはないのです。ですから、皆さん、弁護士の皆さんが国民の代表でいらっしゃれば、私は婦人のその下の事理をあまりわきまえない女の代表ですから、一つその点であ……

第35回国会 決算委員会 第3号(1960/09/01、28期、日本社会党)

○神近委員 関連して。私はこの問題のことは、現地も知らないし、存じません。ただ、初歩的な御質問なんですけれども、今お二人の参考人のお話を伺っていると、その許可権が河川法によって自治体、県知事にあるということはよくわかりました。だけれども、さっき加藤町長は、町長は管理維持の責任がある、こうおっしゃったのです。それは地元々々であると思うのですけれども、こういうものの許可をなさるときに、県と町との間に密接な意見の交換があって許可をおろすことが当然だと思うのです。お話を聞いておると、その連絡が非常に下足であったように感じられるのですけれども、それはどういうことなのか。こういう許可をおろすということにつ……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 決算委員会 第15号(1964/04/02、30期、日本社会党)

○神近委員 私も関連して一問、児童福祉法の施行についての問題をお尋ねしたいのでございます。  いま押谷委員からの御質問にありましたように、暴力少年あるいは非行少年の問題が出ております。私どもが勉強したところによりますと、子供の性格は大体五才ぐらいまでで生涯の性格ができる、その時代は非常に大事な年代だということが心理学者の発表でございます。そうしますと保育という問題がたいへん大事なことになり、また児童福祉法の条文を読みましても、どういうふうに育成しなくちゃならぬかということをたいへん詳しく指定して、また国、公共団体、国民の責任というものもうたってあるのでございます。今年のたしか施政方針演説にも、……

第46回国会 決算委員会 第26号(1964/06/04、30期、日本社会党)

○神近委員 関連質問がたいへん多かったので、時間が非常に逼迫しましたから、私は、次会に大蔵大臣の御出席を願ってぜひ聞いていただかなければならないと思っておりますけれども、きょうはその前提として、一部この間の御報告についてお尋ねいたします。  私どもは二月の十八日でございましたか、日銀の地下室にあったダイヤモンドを見聞に参りました。それはどういう動機であったかということを詳しく申し上げることはできませんが、それに基づいて、御報告を十九日付でいただいております。御報告は、保存されてあった文書からお出しになったものか、あるいは新しく御記録ができていて、それによって御報告になったものか、お伺いいたしま……

第46回国会 決算委員会 第29号(1964/06/27、30期、日本社会党)

○神近委員 いま、どういうようにして血を集めるか、献血を集めるかということが問題だと思うのですけれども、私、勝澤委員の質問を承っているときに、ほんとうだと思うんですよ。日赤の移動採血車の整備費、それからその医員の報酬だとか、あるいは臨検だとか、そういうものの費用が三十七年度、三十八年度、三十九年度と漸増していっているならいいですけれども、漸減していっているのです。それは、一体どういうことなんですか。七年度から九年度にかけて、両方とも予算が下がっていっておる。これはどういう事情なんですか。大蔵省が押えたというのですか、あなた方が必要がないと思ったのですか、どちらなんです。

第46回国会 地方行政委員会 第56号(1964/06/12、30期、日本社会党)

○神近委員 いま世間では交通地獄とか交通戦争とかということばが一般的なものになっております。日本は平和な太平な世の中というのに、地獄とか戦争とかいうようなことばが平然と使われているというこの事態は私は容易ならないものと思うのでございます。実際にいま総理府でこの数日前に小学校、中学校の子供たちに歩け歩けという運動を起こすというような御決定があるようですけれども、この子供たちの通行がいま非常にあぶなくなっておりまして、大体年間の死傷の三割は幼児、それから小学校の子供たちを含めると約半数近くがこの事故にあっているというときに、歩け歩けということが運動に非常に効果があるということはよく知られております……

第46回国会 内閣委員会 第45号(1964/06/16、30期、日本社会党)

○神近委員 いま恩給の問題が出ておりましたけれども、私も恩給に関する主として残された遺族たちの処理について御質問を申し上げたいと思いますけれども、その前に、ちょっと妙なことがありましたので、一問だけちょっとお尋ねいたします。  一カ月か二カ月前でしたけれども、地元から老人が見えたのです。そのときのお話が、むすこが上等兵で戦死した。そして上等兵であったのが、二階級上がりまして伍長にしていただいた。ところが恩給は上等兵の恩給しか来ないということなんです。それで私は恩給局にお尋ねいたしましたところが、そういう規定だ、こういうことでで、私も電話でありますから、議論の余地がないからお帰ししたのですけれど……

第46回国会 法務委員会 第2号(1964/02/06、30期、日本社会党)

○神近委員 ちょっと関連して。これは御説明を願いたいのですけれども、この刑事補償金が増額されたことはたいへんけっこうだと思うのです。この間吉田石松という人が四百円で査定されたのでしたが、あれはたいへん気の毒だというのが一般の世論だったので、これが千円に改定されたのはいいのですけれども、その必要な経費として六百十五万六千円というのは、これはどういう意味なんですか。
【次の発言】 本省予算のほうでお菜代を二円増額ということになっておりますけれども、二円でどの程度のものがお菜の中にふえるという見込みですか。あまりみみっちいようでございますが……。

第46回国会 法務委員会 第7号(1964/02/27、30期、日本社会党)

○神近委員 いま横山委員から練鑑のことが問題になったようですけれど、四、五年前委員長も御一緒だったかしりませんが、超党派で調査に行ったことがあります。最近の情勢を聞きますと、一歩も改善されていないということで、そのときも相当論議を呼んだと思うのです。一歩も改善されないような状態ということは、どういうことなのかということが一つ疑問点であります。  それから横山委員が繰り返し、しろうと見解だ、しろうと見解だということをおっしゃっていますけれど、この法治王国のようなところにはまり込んで、新しい空気というものの入り込むすきのないようなところに、やはりしろうとの考えは十分御参考になさるべきだと私は考える……

第46回国会 法務委員会 第15号(1964/03/17、30期、日本社会党)

○神近委員 局長にちょっとお伺いしたいのですが、この間都内で強盗を働いた三人の少年がございましたね。それが刑事処分相当として回されたことがあったのです。それが今度は試験観察という形をとることになったということであったのですけれども、試験観察というものがどういう性格のものであるかということを説明してください。
【次の発言】 それは少年法に規定があるわけですか。
【次の発言】 いま委員長からしかられましたけれども、私どもは、この問題は広範にわたる問題を含んでいると考えるわけです。前に質問なさった方も、その要旨はお尋ねになっていたようでしたけれども、今度の三人の子供たちについてこの決定が行なわれると……

第46回国会 法務委員会 第29号(1964/04/23、30期、日本社会党)

○神近委員 きょうは私は法務大臣にかなりいろいろお尋ねしたいことを持っていたのですけれど、五時半だかそこらまでしかおいでになれないというので、ひょっとしたら準備したものが飛び飛びになって、始末がつかないかもしれませんが、一、二お尋ねしてみたいと思います。  今日問題になっておりますこの暴力処罰法によって、今日の暴力団が徹底的に整理できる、あるいは退治できるというような信念を持っておいでになってこの法案が出ているのですかどうか、それを一点伺わせていただきます。
【次の発言】 どうも私どもはさっきから御所感を承って、少し大臣は考え方が甘いのじゃないか。いまここに数字をたくさん支度しておりますけれど……

第46回国会 法務委員会 第40号(1964/06/02、30期、日本社会党)

○神近委員 きょうは、先日法務委員会に青木美代という人と信子というお二人から陳情が出ておりますので、その件についてちょっと御質問申し上げてみたいと思います。  事件が少し古い問題ですので、非常に調査が困難でした。ただ遺族の方々のお気持にはたいへん御同情申し上げる点がありますので、事件をできるだけはっきりとさせたい、これが第一の私の御質問の要点でございます。この事件にたいへん関係がございますのは、日銀の地下にございますダイヤモンドでございます。私は、このダイヤモンドの調査もやりかけて、一両日うちに決算委員会のほうで御質問申し上げることになっておりますけれども、この問題を手がけているうちに、例のダ……

第48回国会 決算委員会 第13号(1965/03/11、30期、日本社会党)

○神近委員 副総裁の大堀さんにお尋ねします。  こういうようにダムが開発される場合に、地元からこういうような陳情、たとえば特定の業者を指名して、ここにやらせてくれというような要請をたびたび受けていましたか。
【次の発言】 いままでの工事です。
【次の発言】 それではいままで短期間で経験がないとおっしゃるならば、いままでやってきた方は、お隣の浅尾さんですか、そういうことを御存じの方は。
【次の発言】 地元から要請があったとおっしゃるのですか、なかったとおっしゃるのですか。
【次の発言】 以前のことは皆さん御三人とも御存じない。だけれども、聞いたこともないのですか。たとえばこういう和泉村から要請が……

第48回国会 決算委員会 第19号(1965/04/01、30期、日本社会党)

○神近委員 関連して。  いまの砂利の積み過ぎということに関連があるん。ですけれども、業者と警察との関係ということにいろいろ疑問を私ども持っているわけです。前にちょっとこれは一、二度御質問いたしましたけれども、警視庁の四階に東京交通、安全協会というのがあるんです。これは財団法人でありまして、東京都から千五百万くらいの補助金が出ております。そして、これに業者から大体年間五十万くらいの――たとえば交通関係の会社だとか、あるいは砂利屋も入っておるかもしれませんが、そういうところから年額五十万くらいの寄付金が入っております。それは財団法人の資格があるんですけれども、大体東京都下に三十四くらいの支部があ……

第48回国会 決算委員会 第23号(1965/04/21、30期、日本社会党)

○神近委員 多摩川のゴルフ場の問題は、ずっと私は近いところに住んでいるので、大体の場所も知っているわけですけれども、私の子供たちは会員になっていないものですから、入場料がたいへん高いということをしょっちゅう言っていたのです。それで伺いたいのですが、これを経営する人たちの収益は一体どのくらい、人数――玉川ゴルフ場というと、ときどき役人方もあるいは大臣方もおいでになるようですけれども、一体どれくらいあるものか、それから会員の会員権というものは株と同じようなものなのか、そしてどのくらいの会員費というようなものを出しているのか。 ちょっとそれがおわかりになればこの問題の処理についていろいろ参考になると……

第48回国会 決算委員会 第25号(1965/05/08、30期、日本社会党)

○神近委員 関連。いまのゴルフ場のことですけれども、私いろいろ問題を持っていたのですけれども、新河川法が出てきたし、それできょうは質問をやめようと思うのですけれども、きのう、一日あそこで遊ぶためには千五百円とおっしゃったですね。会員は別でありますけれども、一日の収入が千五百円としても一万七千七百円ぐらいになります。一カ月になると、これは千五百円として換算して五十三万、これを収入の基本的なものとすれば、ほかの収入は株券の譲渡で収入があるとおっしゃったのですけれども、あそこで遊ぶ人たちの費用のほかに何か収入の、たとえば食堂とか車とかというふうなものがあるのですか。

第48回国会 法務委員会 第4号(1965/02/16、30期、日本社会党)

○神近委員 横山さんの質問に多少関連してきますけれども、この資料に出ておりますように、法務官が非常に給料が低い。それで希望する人が非常に少ないというようなことがいま話題になっていたようですけれども、それに関連しましてちょっと御質問申し上げたいと思うのです。  いま出ておりますこの資料の「裁判所職員定員法の一部を改正する法律案参考資料」の中の三ページ、その中に再審の問題が民事と刑事と出ておるのです。これは私の記憶するところによりますと、再審は百六、七十件年に出ているはずですけれども、非常にそれが少ない。民事のほうが、三十六年には十五件、それから三十七年には十九件、三十八年にやっと二十三件になって……

第48回国会 法務委員会 第17号(1965/03/30、30期、日本社会党)

○神近委員 いまちょうど決算委員会で日銀の地下室にあるダイヤモンドのことがいろいろ論議と調査が行なわれております。このダイヤモンドの処理はよほど慎重に処理していただかないと、いろいろな疑惑が起こっております。私どもはこの日銀の地下室にダイヤモンドが収納された前後のひとでいろいろ疑惑を持っておるものでございます。あのダイヤモンドは、十九年の七月に当時の軍需省が武器の製作に必要として国民から徴収したものでありまして、皇室からも王冠や何かが二、三提供されたはずでございますが、それが終戦後どこにいったかわからなくなっているということが出ているのでございます。王冠がどこにいったかわからない。そしてしかも……

第48回国会 法務委員会 第19号(1965/04/06、30期、日本社会党)

○神近委員 関連して。いまの教習所の問題ですけれども、ここ一週間くらい前に東京都と埼玉県の境のようなところの教習所で非常にテレビで広告をやっていたのです。それが、教習所がここにありますというような標識くらいならちょっともふしぎに思わないのですけれども、テレビで非常にはでなPRをするということは、たくさん教習生を収容しようというようなあせりのようなものを感じられて、私どもはおかしいなと感ずるのですが、そういうところに制限はないのですか。PRを非常にはでにしたということ、何かその動機が私どもにはふしぎに感じられるのです。どんなお考えですか。

第48回国会 法務委員会 第22号(1965/04/22、30期、日本社会党)

○神近委員 ほかの.質問もありますけれども、いま吉川教授がお帰りになるというので、ちょっと……。  いま業務、非業務というふうな区別をなさいましたけれども、いま一番問題になっておるのは道路運転だと思うのです。それで、あなたもおっしゃったように、私も道交法の改正でこれを行なわれるべきだというふうに考えていたのですけれども、刑法ということになると、軌道運転をどういう形でこれを区別するかということの技術的な面が一つ。それからもう一つ、これは常識的にお考え願いたいのですけれども、さっき道路のことにちょっとお触れになって、道路の割合に車が多いという点で、私も夕方なんか車に乗っておりますと、人間が非常に悲……

第48回国会 法務委員会 第32号(1965/06/01、30期、日本社会党)

○神近委員 私は、最近中国電力がオペレーターとキーパンチャーと、その補助員を二十五歳で定年にするという決定をした。その問題について、どうもこれは婦人の労働権、同一労働、同一賃金あるいは同一待遇、こういう問題についての違反であろうと思いますので、この点で少しお尋ねしたいと思います。  いま労働基準局長にこれは人権に関する問題でございますからおいで願ったのですけれど、局長が出張で御不在、次長は人事異動でごたごたとしているので出られないというような問題ですから、婦人少年局長が御存じではないかと思いますので、基準局についてのこともちょっとお尋ねしてみようと思うのです。  三十九年の九月に基準局からこの……

第48回国会 予算委員会 第15号(1965/02/20、30期、日本社会党)

○神近委員 いま石田総裁がちょっと交通地獄というようなお話をなさいましたけれども、私も過密都市の交通対策について、総理がおいでにならないから橋本官房長官、それから臼井総務長官、大臣大蔵兼外務大臣、それから運輸大臣、法務大臣に非常に制約された時間でございますが、二、三御質問申し上げたいと思います。  御存じのように、おとといは公開取り締まりが行なわれましたのに、八名が死んでおります。それで、私がちょっと計算してみて、昨年末の死者の状態で勘定してみましたら、十年ぐらいすると、大体百人のうちの十人くらいが――三五%というものは小学生以下の子供ですから、まあここに何人おいでになるかしれませんが、二百人……

第49回国会 決算委員会 第1号(1965/08/06、30期、日本社会党)

○神近委員 関連して。いまのほかの質問を、私ちょっと申し上げたいのですけれども、さっきちょっと小売りの利潤ですか、それをどなたか言いかけて、おやめになったようですけれども、私の近くのたばこ業者がいつでもこぼすことは、非常に利潤が低いということをしょっちゅう言っていまけれども、それはたくさん売った場合は利潤がいいのか、売り上げが少ないから低いのか、ちょっとその点聞かしてください
【次の発言】 それが当然のことで、公営で、ちょっと民間のほかの商社のように、売り上げが少なければ低いというのは不当だと思ってお尋ねしたのですが、それで納得いきました。  葉たばこのことがちょっとさっき出ていたので、それに……

第49回国会 決算委員会 第2号(1965/08/10、30期、日本社会党)

○神近委員 ちょっと一問だけ。その水面の使用料で――その水面の使用の許可を受けたものが、あとでその土地が万一埋め立てられた場合に、所有権はどこにありますか。その水面の権利を持ったものが、それを受け取るということになるのか、それともこれを貸した国が、新しい契約でやらなければならないということになるのか、この一点。  それから、その前に、蓮潟というところが埋め立てられております。そしてそれが払い下げを受けるときには千円で払い下げを受けた。そしてそのままのものが、今度は市あるいは県に、五千円で右から左に売り払われた、こういう事実が出ているのですが、その千円のものが五千円になるというのは、これは私、納……

第49回国会 決算委員会 第6号(1965/09/30、30期、日本社会党)

○神近委員 関連して。いま大体ダイヤモンドの件についての御答弁があったのですけれど、私ども、山岡委員もそうでしょうけれど、いろんな疑念を持っているわけなんです。それでこの貴金属処理の御用意がいまできたということで、予算にまで――というようなことが新聞にちょっと出ていたようですけれど、これをさしあたり処理しょうというような意思を持っていらっしゃるのですか。
【次の発言】 それで、それを処理した場合に、このお金は一般会計の中に雑収入のような形で入れるということになるのですか。
【次の発言】 結局山田委員に代弁していただいたので、私たくさん言おうと思わないのですけれども、十六万一千カラットのダイヤモ……

第51回国会 決算委員会 第9号(1966/03/17、30期、日本社会党)

○神近委員 関連。いま性病の話が出ましたので、一、二問、ちょっと御質疑したいと思います。  最近の性病は非常に悪質なもので、早期顕症梅毒と申しまして、いままで日本にあった梅毒よりは非常に害毒がひどい子供が生まれる。梅毒の人が妊娠しますと、それは大体知能の低い子供になる。いろいろ考えますと、私、売春防止法の問題でも、いま社会党で改正案を作成しておりますけれども、それよりも性病対策―最近の世界の情勢で、自由性交というような傾向が非常にふえているということで、私はこの間婦人団体での相談会でも、その点をちょっと申したのですけれども、性病退治というものにやはり集中すべきではないかというふうに考えるのです……

第51回国会 決算委員会 第10号(1966/03/18、30期、日本社会党)

○神近委員 関連して。この交易営団に、いま歩合がまだいっているということを伺ったので、私も希望が持てるような気がいたしました。それは、おそらくいま日銀にある十六万一千カラットの全量じゃないかと思われるのですけれども、これを摘発した人が消された、こう一般に言われているのですけれども、その青木斌という人の問題なんです。私はこれは裁判のあり方について、尋問のあり方について、法務委員会で一度扱ったことがあるので、あまり詳しいことは申し上げませんが、この人が、つまらないことで、全員無罪になった事件で大阪に連れていかれて、そして別所在太郎という検事の取り調べを受けて、五日目になくなっています。だから私はこ……

第51回国会 決算委員会 第15号(1966/03/31、30期、日本社会党)

○神近委員 関連して一問。  いま、構内営業権の問題が出ていますけれども、国鉄の収入全体として、構内営業によってどのくらいもうけがあがっていますか。おおよそのところで、細目は要りません。
【次の発言】 全収入の何%ぐらいに当たるのですか。
【次の発言】 これは西武の駅が民衆化されるときに問題になったのですけれども、国民に対するサービスでは、この四十億の利潤をあげるために、あんなに駅を雑踏したものにすることがいいか。たまに駅に行っても、どこから乗っていいか、どこがどうか、わけがわからない。昔は、駅というものはたいへん楽しいところだった。自分が行くところはちゃんとわかっていた。その点、いま民衆駅だ……

第51回国会 決算委員会 第25号(1966/05/10、30期、日本社会党)

○神近委員 関連して。私は、昨年の秋ごろでした、NHKで、「ある生活」という題で、非常に貧弱な社会福祉事業をやっている、精薄児童を収容しているところへ、偶然機会があったので、非常にささやかなところでしたけれども、行ってみて、いろいろ聞いてきたのでございます。それで、どうも納得できないいろいろのことがあるようですから、この点で二、三御質問したいと思います。  いま問題になっております社会福祉事業振興会、これの予算あるいは支出の状態をお話しになったと思うのですけれども、あの社会福祉の施設になるのには二千万のお金が必要だということはほんとうなんですか。

第51回国会 決算委員会 第30号(1966/06/09、30期、日本社会党)

○神近委員 ちょっと急な問題で、いま、御存じかどうか知りませんが、外郭環状線の問題が、非常な反対が盛り上がって、毎日々々集会をしておるというふうな状態になっております。私、伺いたいのは、あなた方の公団と、それから東京都の都市計画とはどういう関係があるのですか。
【次の発言】 よくわかりました。それでいま問題は、審議会がこれまで非常に秘密のうちに行なわれて、都民に一つも知らせないで、急にこれが決定のまぎわに出てきたということで、非常に批判されて、これには建設大臣も、確かに大正初期の法律によって行なわれたので、考慮する必要があるということは言っておられる。いま公団のお話が出ておりましたけれども、石……

第51回国会 建設委員会 第28号(1966/06/01、30期、日本社会党)

○神近委員 私は、もう三人の方々が十分に御質問になりましたから、ごく部分的な問題に限ってお尋ねしたいと思います。  第一に、大臣に、ずいぶんお忙しいところを長い間われわれにおつき合いくださって、ありがとうございます。お礼を先に申し上げます。  それで、私が御質問することには、建設関係というよりも文化的な関係のものが含まれております。きょうの新聞によりますと、三井寺、それから青蓮院の重要文化財がたいへん散らかってしまっているということで、古都保存法によっていろいろ御調査があるということなんですけれども、昔の江戸というようなものはある意味で古都なんです。そして古都のシンボルのようになっていた芝公園……

第51回国会 法務委員会 第2号(1965/12/22、30期、日本社会党)

○神近委員 ちょっと横山委員の御質問とダブるかもしれませんが、日本の古くからのことばに公事百年ということばがありますけれども、どうも私はその傾向が、日本のこの法務関係にはいまも伝統があると思うのです。吉田石松の裁判が五十年かかったというのは一つの例でありますけれども、ともかくも日本の裁判というものは非常に長くかかる。つまらない離婚の裁判だとか、あるいは民事のちょっとした所有権の問題だとか、そういうことが三年も五年もかかるというような、こんなあほうなことは私はないと思うのです。裁判というものあるいは法治というものは、国民の生活を調整するのですから、簡単に早くやることが私は必要だと思う。アメリカの……

第51回国会 法務委員会 第3号(1965/12/23、30期、日本社会党)

○神近委員 関連して。私は、きのう法務省の予算をもっとふやすべきだということで一度申し上げたので、繰り返しになりますけれど、きょうは大臣がおいでになっているから繰り返させていただきたいと思います。  いま治安対策という話が出ましたけれど、全体として国民の生活が――これは犯罪を犯す人は別ですけれど、普通の良民であれば裁判というものがはっきりとして、そして自分たちの正当あるいは正しいということを認めてもらうということがたいへん安定を与えると思うのです。ところが日本の裁判というものは、長いときにはたとえば吉田石松の件のように五十年、あるいは松川事件のように十七年ですか、そういうような裁判が一体世界に……

第51回国会 法務委員会 第5号(1965/12/25、30期、日本社会党)

○神近委員 関連して。いま吹原と大橋という名前が出ておりましたが、私一つだけ御調査を願いたいことがあるのです。御存じのように長岡ホテル、それから長岡ゴルフ場というのは、何度も報道された有名な大橋が所有者でございますが、御調査を願いたいのは、あのホテルとゴルフ場ができたとき、それからあそこに道路があるのでございます。数メートルに及ぶ大きな道路ができて、それが何キロくらいできているのか。そのゴルフ場とホテルができる前にできたのかあとにできたのか、これを御調査願えないでしょうか。ということは、世間ではこの関係について疑惑が持たれておるわけであります。私はほかにまだ材料を持っておりますけれども、ともか……

第51回国会 法務委員会 第7号(1966/02/17、30期、日本社会党)

○神近委員 関連して一問。これはきょう検察庁の刑事局長がお見えになっておるからちょっと伺っておきます。  私は年少者の暴力化等の問題についていろいろ御質問したいのですが、予定しておりませんでしたのでとの次にいたしますけれども、一問だけちょっと伺いたいことがあります。それは昨年倉地武雄という人が息子のためにマンションの中で殺されたあの事件は、少年がつかまってそれきりほとんどジャーナリズムにも何も報道がない。あれはどの程度まで調査が進んでいるかということだけをお伺いいたしたい。
【次の発言】 これは私がここへちょっと準備している材料と何か非常にからみ合っているような感じがいたしますから、ぜひ詳しい……

第51回国会 法務委員会 第8号(1966/02/18、30期、日本社会党)

○神近委員 いまの問題で一番私どもが直接頭にくるのは、審査会が問題になったところでは、ラジオ商殺しの事件の問題がございます。あのときに二人の少年の自白によって、何とかという奥さんが十何年かの刑にいま服しているのですけれども、あの子供たちが帰ってきて、二十歳くらいになって、自分たちが誘導されて自白したのだということを自首したり、自分で謝罪広告を出したり、いろいろなことをして、そうしてなるほどということで徳島の審査会は、これは取り上げるべきだ、再審に付すべきだということを決議して、それを申し立てたことがあったのですけれども、これがほとんど無視されて――世論というものを反映するために検察審査会という……

第51回国会 法務委員会 第11号(1966/03/04、30期、日本社会党)

○神近委員 私は裁判というもののあり方について少しお尋ねしたいと思います。  裁判というものは国民の良心の光でなければならないものだと思うのです。ところがいろいろ勉強してみますと、それが何か感情的なものが入ったり、あるいは利害が入ったり、あるいは情実が入ったりというようなことで、非常に曲げられているというような印象を与えられているのです。私は弁護士でありませんから実態というものはよく存じませんですが、訴追委員会、あるいは法務委員会というようなところで見聞したにすぎないのですけれど、今度の新しい法案によって人数がふえる、あるいは給料が上がる、手当が上がるというふうなことは、私自身としては裁判をよ……

第51回国会 法務委員会 第14号(1966/03/11、30期、日本社会党)

○神近委員 私は、国士館大学の問題についてこの前調査をお願いしておきましたが、この国士館大学の問題のきっかけとなりましたのは、倉地武雄という人が、昨年むすこの倉地健治という人に殺された、いわゆるマンション殺人事件というのがあったのですけれども、どうもその死に方が私には納得できないようなことなのです。この間の御報告では、肺臓と心臓とを千枚通しで刺されて、それが死因だというふうな御報告だったのですが、私は倉地という人が、まだ朝日新聞の記者であった時代から知っておりました。その関係でよく部屋に見えたのですけれども、そんな二十二か三のむすこに千枚通しで刺されて死にそうな体格の人ではなかったのです。だか……

第51回国会 法務委員会 第17号(1966/03/22、30期、日本社会党)

○神近委員 ちょっと関連して。いま弁護士から最高裁に入る希望者が非常に少ない。――私も実はあとの質問でそのことに触れたいと考えていたのですけれど、ちょうどいいチャンスだからここでお尋ねいたしますけれど、前に法務予算をもっとおとりなさい、国の大事な行政機構が、国家予算の〇・何%というように低いのではだめじゃないかということを、横山委員もおっしゃったし、私も申し上げたのは、その点にこだわっていたからです。これは最近ではありませんけれど、ともかく優秀な弁護士が最高裁に入ることを希望なさらないというのは、その収入の点で非常に開きがあるということであったのです。それでついでにちょうど出たところでお伺いし……

第51回国会 法務委員会 第18号(1966/03/24、30期、日本社会党)

○神近委員 この間大臣が次席検事会同で、人間尊重とか、あるいは人権尊重の御決意を語られておりましたので、前回の委員会で、それはどの程度かと私は言いたかったのですが、この間は大臣たいへん時間がないとおっしゃったので、まあお人柄としてあなたのこの御決意は固かろうと思って、その前提のもとにいろいろきょうは御質問申し上げたいと思っておいでを待っていたわけでございます。  これは事務局のほうに伺いたいのですけれど、この前、例の巌窟王といった吉田石松の裁判をなされた小林登一裁判長、それから判事の成田薫、斎藤寿、こういう方々はその後どういうふうになっておられますか、ちょっとそれがわかれば伺いたいのです。

第51回国会 法務委員会 第19号(1966/03/25、30期、日本社会党)

○神近委員 いろいろの都合で私は二日間この質問を続けておりますので、きょうは三日目になります。そちらの御都合でこうなったので、きょうはきのう大体触れたことを、次官もおいでになっていなかったようですし、ちょっとあげますと、私、官僚組織というもの全体についての批判、そして特に法務官僚は人権の問題、日本の国民の安全、権利というようなものを引き受けておいでになるのですが、特に私がきのうからお伺いしているのは、この問題についていいあんばいに、さすがに石井法務大臣で、この間の次席検事の会同で、人間と人権を知るということを最大目標にするような御講話をなさっていますから、私はその意味でひとつ国民の保護、人権の……

第51回国会 法務委員会 第22号(1966/04/01、30期、日本社会党)

○神近委員 この間、法務省の予算が出たときに、法務省から外務省に一名派遣するという、たった一名だから何の役に立つのかなと思ったのですが、これは任務はどういうことなのか、次長さん、わかりますか。――わからなければ、これは保留します。そして外務省から法務省にやはりそれと引きかえのように出るということがあるのですか。交換というような意味があるのかどうかということをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 もう一ぺん、はっきりお願いします。
【次の発言】 各国の大使館に行くというわけですか。
【次の発言】 私、一名というのでひっかかったのです。全体の事務に、たとえば外務省の顧問的な立場にお立ちになるには……

第51回国会 法務委員会 第27号(1966/04/15、30期、日本社会党)

○神近委員 いまお話を聞いてみますと、横山さんにお尋ねいたしますけれども、何か中国にいて報道課長をやっていたことがあって、そのときに鹿島参考人が何とかかんとかおっしゃいましたが、あなたは前は軍人さんですか。
【次の発言】 たとえば尉官とか佐官とかいうことがありましたけれど、どこらまでいかれたのですか。
【次の発言】 わかりました。  どうも国士舘大学というところがそういうような感じがしたので、きょうはいろいろ問題があっているわけですけれども、最近に、渡辺銕蔵とかああいうふうな反共グループを集めてニュージャパンで御招待があった。そこで、みんな反共グループというから相当の人たちだろうと思うのですけ……

第51回国会 法務委員会 第33号(1966/05/06、30期、日本社会党)

○神近委員 いま御説明聞いていますと、非訟事件のほうが調停よりも強力に感じられるのですけれど、それがそちらの意図であるのか。  それからもう一つは、この非訟事件で両方の納得ができないときは、調停裁判に命令でなさるおつもりなのか。それはどういうことになるのですか。もう大都会だったら、委員方も大部分がそうじゃないかと思うのですけれども、借地難で、それでこの法律の意図は借地人を保護するのか、それとも土地所有者の紛争の簡素化をつくるためのものか、どちらを意図されておるか、それを伺いたい。
【次の発言】 もう一つ伺いたいのは、地価鑑定委員を任命するということですが、それは裁判所が任命することになるのです……

第51回国会 法務委員会 第35号(1966/05/12、30期、日本社会党)

○神近委員 関連してちょっと伺っておきたいことがあるのです。  いま松川事件の問題が刑事局長の口から出ました。それから賠償の問題が出ました。だれでも知っているように、松川事件では、一億何千万かの補償が民事に出ているはずでございます。私、いまの証拠物件の話やいろいろからみ合わせて伺いたいことは、その補償あるいは賠償ということ、松川事件のように間違った判定が出て、裁判が決定して、長くああいうように引きずられて、仕事もできなかった、これに補償するということになったときに――まあ私とも補償しなければならない。吉田石松は二百七十万ですか、補償を受けましたけれども、そういう場合に、裁判をした人に責任をある……

第51回国会 法務委員会 第36号(1966/05/13、30期、日本社会党)

○神近委員 大臣が十一時半までしか時間がないというので、私は出入国の問題と国士舘大学の問題と、両方について、大臣がおいでになる間にちょっと御質問しようと思います。  いま出入国管理の入国の問題について問題があったのですけれど、私はこの間、局長がおいでにならなかったので、次長をお相手に論議したのですけれども、いま子供の問題が出ているのです。私は何も十七、八歳で――日本の十七、八歳と違いまして、非常に幼い人なんです。それで、その人の在留を許してもらいたいということを再三お願いに出ているのですけれども、密入国をしたということ――この人はまだそのときまで、国籍もどこにもなかった。日本籍にしてなかった。……

第51回国会 法務委員会 第39号(1966/05/27、30期、日本社会党)

○神近委員 私は、大体において、大臣の先日の記念日における祝辞と、それから売春防止法に関連したことをお尋ねしようと思うのですけれども、いま少年法の問題が出ましたから御参考までに申し上げておきます。  いま大臣も十六、七歳ということをちょっとお話しになりましたけれども、ハーバード大学の調査室で年齢層別にいろいろの調査をしております。それにちょうど同じ問題が出ておりますけれども、七歳が超野蛮人、それから十五、六、七歳は近代的野蛮人というような定義をして、その対策をどうするかということが研究されておる。私はこれはまた聞きでありましてここにメモしてありますけれど、その研究に参加しておる学者のお名前もわ……

第52回国会 決算委員会 第2号(1966/08/11、30期、日本社会党)

○神近委員 私は、一言だけ伺いたいと思います。  いま課長がおっしゃった四件ですけれども、これは全部告訴があってのお着手なのか、それとも、聞き込みによる、あんまり不正がひどいというので、捜査の結果なのか、その点伺っておきたいと思います。

第52回国会 決算委員会 第5号(1966/10/19、30期、日本社会党)

○神近委員 いま、勝澤委員の官房長官に対する問題の取りまとめ方についての御要請があったのですけれど、私は、上林山長官が三十八年に北海道の調査に行かれたときの問題が、やはりその当時の新聞に出ていたことを御存じであったかどうかということが承りたいのです。  三十八年の七月だと思いますけれど、北海道に行って、神居古潭の上流に非常に有名な石があるのです。青い有名な石の種類で、いつか矢木沢ダムでもその石がたくさんありましたけれど、それは天然記念物で、取り出しはできない石なんです。その石を、石狩川の上流十キロもあるところから、二トンも取り出しまして、そしてそれを運んできたという事件があったのです。その当時……

第52回国会 建設委員会 第2号(1966/07/29、30期、日本社会党)

○神近委員 私は、この間の六月一日に当委員会で、小山、帆足、長谷川三委員からいろいろ御質問申し上げた東京都の外郭環状線の問題で、多少御質問申し上げたいと思います。  あのときの記録を、大臣がずっとおいでいただいたので、よく御記憶だろうと思うのですけれども、あのときに東京西部の出身の議員がみんな気にしたことは、あの道路の問題がほとんど秘密のうちに決定されたということに非常な不満を持ってみんな憤慨していたということが、今日記録でよくわかっております。私はその辺に関係があるかどうか知りませんが、その後ほとんど間髪を入れずにこの計画が決定され、そうして大臣に答申されたのだと思いますが、その答申は、いつ……

第52回国会 法務委員会 第3号(1966/07/21、30期、日本社会党)

○神近委員 関連。私の質問は、さっきの山田委員の質問に関連しているのですけれども、大臣が時間がないというのでおそくなったのですが、ちょっと伺ってみたいことがあるのです。  これは問題が大体検察審査会の問題ですけれども、あれの制定された動機は民意を反映するためのものであった。刑事訴訟法だけでは民意を反映することができないというので、審査会が制定された。いろいろ法律のことを勉強してみると、民意を反映するものはこの審査会とそれから自由人権協会の仕事だと考える。ところが、この審査会あるいは自由人権協会というところの状態を見ると、ほとんどこれが民意を反映するというのに遠いのです。ですから、私は、この次の……

第52回国会 法務委員会 第4号(1966/07/22、30期、日本社会党)

○神近委員 私は、いまの社会の暴力団のいろいろな形での跳梁をたいへん憂慮するものでありまして、そういう意味で、この暴力によって殺されたと思われるような人の不幸な死からこの問題を取り上げてきているわけですけれども、きょうも、その一つの拠点のようになって、青少年をそういう方向に教育あるいは教えるような傾きのある国士舘の問題をひとつ最初に御質問申し上げたいと思うのです。  この前、四月の十三日だったと思うのですが、このことで御質問申し上げたときに、学長の柴田徳次郎ですか、この人に対する判決がおりたというようなこと――その前にいろいろ刑事局長にお尋ねいたしましたけれども、調査中だというので御返事がいた……

第52回国会 法務委員会 第6号(1966/07/28、30期、日本社会党)

○神近委員 きょうは大臣がおいでになればぜひ伺いたいと思っていたのですけれども、大臣が御欠席でありますので……。この間高裁の長官の任命式で宮中においでになって、そして天皇陛下から検察審査会についての御下問があったということが新聞に出ておって、法務大臣はそれに御返答したということだったのですけれども、省内で、こういう御質問があってこういう御返事をしたというようなことが話題になったことがあるでしょうか。次官は御存じないでしょうか。
【次の発言】 私はなぜこういうことを伺うかというと、法制の中で、国民の利益を守るという点で、検察審査会は、国民の人権擁護であります。それで、天皇陛下が御下問になったとき……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 建設委員会 第25号(1967/07/21、31期、日本社会党)

○神近委員 どうもたいへんおにぎやかな委員会で、御返事をなさる方々がちょっとお声が小さかったので、私がいろいろ聞き落としがあったかもしれません。  今度のこの問題は、私も地元の関係で前にこの委員会で御質問したことがあったのですけれど、いま埼玉県でこの道路の決定をするというようなことは、こちらがまだ決定していないことだから、これをちょっと待ってもらうというような方法をとる手段がないのでしょうか。それをひとつお尋ねします。
【次の発言】 これは西日本新聞に出ていたはずであります。それはごらんになっていなかったのですね。いまからやろうとお考えになっているといえば、それをごらんにならなかったということ……

第55回国会 法務委員会 第2号(1967/03/24、31期、日本社会党)

○神近委員 ちょっと事務上のことで一点だけ、いまの予算に関係した……。これはつまらないことかもしれないけれども、国選弁護人の費用のことですけれども、これがいま九百円から千円になると書いてありますね。それで、いつも国選弁護人がお金のない、そして弱い人の裁判につけられる。ほかの弁護料というものは相当高額になっていることは事実であります。それで、たった九百円から千円くらいの報酬で、国選弁護人がほんとうにその被疑者の弁護を十分にしてあげるという熱意がわくかどうか、私はもっと三倍か四倍くらい出すのがあたりまえだと考えるのですが、その点、いままでずっとこれでやっていらしたのかどうか、ちょっとお伺いしたいと……

第55回国会 法務委員会 第7号(1967/05/11、31期、日本社会党)

○神近委員 関連して。この飯守という人はどのくらいの年代の人ですか。
【次の発言】 この書いたものをいま全部私も読んでおりませんが、最終のものしか読んでおりませんが、問題になるのはこの表現の自由を禁止するという意味ではないのですよ。こういうような考え方を持って、幾ぶん偏見的なものを持っている人がする裁判というものは国民にどういうように反映するか、私どもは、横山さんの質問の趣旨はそこにあると思うのです。こういう頭を持っていて裁判をやるということは、非常に偏見に支配される。それを受ける人のことを考えれば、これは問題だと思うのですよ。それはどうお考えですか。

第55回国会 法務委員会 第32号(1967/07/13、31期、日本社会党)

○神近委員 関連。あとで関連でたくさん問題を持っていますけれども、いま大臣がそれほど熱意をお持ちになり、どうしてこれが通らないのであるか、その理由をひとつ……。なぜ、そんなに熱意をお持ちになるかという、その理由をひとつ聞かせていただきたい。

第55回国会 法務委員会 第33号(1967/07/14、31期、日本社会党)

○神近委員 私は、例の大逆事件の再審拒否について多少お尋ねしてみたいと思います。  この坂本清馬という人の特別抗告がこの間また拒否された事件についてであります。あなた方お若いから、大逆事件が起こったときの世相というものは御存じないのじゃないかと思うのですけれども、いかがですか。
【次の発言】 それで、お聞きになったくらいのことはあるでしょう。そのときの世相では、軍事裁判でああいうことになって、世間では、社会主義者の弾圧だというようなことが一般に考えられていて、世相はそれを軍のやったことだというふうに考えていたのです。それは頭に入れておいてください。そしてこの坂本清馬が、終戦後四、五年、特例とい……

第55回国会 法務委員会 第34号(1967/07/18、31期、日本社会党)

○神近委員 私は、しばらくぶりでこの間日本橋通りを歩いてみましたところが、お中元の前後でもありましたせいで、もう車がほとんど動かないんです。それで、ひまだからよく数えていると、大体業務用の車は少なくて、十台のうちに八台くらいがマイカー族の車と見られる、女の人が…。これは私、規制するならばどうしても業務用を規制するというわけにいかないから、自分たちの楽しみというか喜びというか、そういうものを満足させるために使っていらっしゃるカー、これを一部規制しなければ、どうにもいまの交通事情には適応しないと私はいつも考えているものなんです。それで、この点でどういうような規制法があるか、考えてごらんになったこと……

第55回国会 法務委員会 第35号(1967/07/20、31期、日本社会党)

○神近委員 これはこの間新聞に出ていたことでしたけれど、いつも私は国士館を例に出すので、何か含むところがあるようにお考えになるかもしれませんが、このごろ青少年問題でいろいろな雑誌から感想を書いてくれといわれるのですけれど、私、書けないのです。この間千葉で線路に爆弾をしかけたのが、十七歳の少年でしょう。あの二人でしょう。理由があったのかといえば、何も理由はない。ちょっとやってみようかというようなこと。あれがいまの青少年の多くの人の状態だったら、私は日本のあすというものは、よほど悲観的に考えなければならないと思うので、私はいま何かしゃべってみろとか、書いてみろといわれても、ほとんど案が出ないくらい……

第56回国会 法務委員会 第1号(1967/08/01、31期、日本社会党)

○神近委員 私は、いまの発言の前にあなたが御発言になった検察審査会というものに対する御質問を申し上げたい。  検察審査会というものは、裁判のあり方に対しての民衆の批判というか、一般的な感情を反映するものとして、一番民主的な意味であれは立法されておると私は思うのです。ところが、検察審査会の忠言というか、申し立てというか、そういうものが、私の知っているケースではほとんど取り上げられぬ。これは、日本の裁判所あるいは法務大臣の、裁判官一辺倒の――いま、あなたは、しろうとには法律はわからぬからというようなことで審査会の批評をなすったのですけれども、何のためにあの法律がつくってあるのか。これは裁判官だけに……

第56回国会 法務委員会 第2号(1967/08/18、31期、日本社会党)

○神近委員 これはこの間の朝日新聞の特集で出ましたから大臣もごらんになったと思うのですけれども、再審の問題ですけれども、再審を出願する人か――裁判官か退職した場合に、日本の裁判には、正直のところ三分の一ほど誤判がありはしないかということを言っておるのが一人、裁判官を四十年やった人ですよ。これは朝日新聞の特集ですけれども、これは新聞社が名前を出さなかっただけで、これを聞いた場合には相手はわかっていると思うのです。三分の一の誤判がありはしないか。もう一人の人は、最高裁判事の職をやめた人が、自分が最高裁の判事をやっているときに、誤判が三つあったというようなことを言っている。私はこれはほとんど一例に過……

第57回国会 法務委員会 第3号(1967/12/15、31期、日本社会党)

○神近委員 第一に、最高裁の方に、四十一年であったと思うのですが、最高裁で少年法を、二十歳の制限を十八歳にしたいというアイデアが出たようで、これに対しましても私どもは、家庭裁判所のほうからいろいろな陳情を受けたんです。それで、いま考えると、どうも非常に少年の栄養がよくなったせいもあるそうですけれど、早熟の関係があるので、十八歳説も必ずしも考えてみて意味のないことではないと思うのですけれど、そのときの構想は、どういう動機で十八歳説が出たのか、ちょっと御説明ができたら伺いたいと思います。
【次の発言】 私は、どちらかというと、幾らか下げたほうがこれからの少年対策にやりいいのではないかということで最……

第58回国会 法務委員会 第3号(1968/03/01、31期、日本社会党)

○神近委員 私は、きょう佐世保の問題が繰り返し行なわれているので、婦人に関する佐世保の問題を一、二問、あとがつかえておりますから、お尋ねをしたいと思うのです。  この間の新聞の記事によりますと、アメリカ軍とそれから日本の業者との間の密契で、保健所が女の人たちの身体検査をして、そうして無病ということを証明する。その証明がなければ外人バーには出られないということなんですけれど、それは売春をするということを知っていてお出しになったのか。それを知らないで出しましたなどということを言ったって通りませんよ。奨励するようなもので、しかもこの事実をよく聞きますと、この間参議院の人が三人ばかり行ってきましたけれ……

第58回国会 法務委員会 第9号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○神近委員 きょうは佐世保問題に関連してと申し上げておきましたけれども、いろいろ問題は出尽くしたようですから、きょうは基地の売春婦の状態について少しお伺いをしたいと思います。  三年あとに大阪で博覧会が開かれるということで、いま大阪ではたくさんの女の人が集会を持って、そしてこの博覧会場の周辺にたくさんの連れ込み宿がまたできやしないかということで、決議をしておられるようです。それで、大臣のお手元にその決議案を持って陳情に見えたのでしょうか、ちょっとそれをお伺いいたします。
【次の発言】 この前のときに人権問題のことで、佐世保の保健所がアメリカの帰休兵のために証明書を出しているという問題をちょっと……

第58回国会 法務委員会 第11号(1968/03/21、31期、日本社会党)

○神近委員 いま山本委員の御質問が終わったときにちょうど三時でございます。こうして拝見していると、次官と刑事局長と課長だけがお昼抜きということになりそうですので、きょうは私、人道的な立場から御質問申し上げるので、わざわざおいでを願っている警察庁の西川運転免許課長と、それから落川旅客課長のお二方にだけ一問か二問御質問申し上げて、私の質問は明日に繰り延べたいと考えます。委員長、お許しを願いたいと思います。  私は、いま山本委員のお話を承っておりますと、この交通事故、過密都市の交通の問題が一番大きな問題だろう、人道的に考えてかねて考えているのでございます。私の家族だとか友だちが、タクシーに乗るときに……

第58回国会 法務委員会 第12号(1968/03/22、31期、日本社会党)

○神近委員 私は、きのう過密都市の交通の問題について若干御質問申し上げましたけれど、非常に時間がおくれましたので、きょうはその継続の御質問を申し上げたいと思います。  きのうはタクシーに対する免許の出し方について、非常にこれがきびしいということ、私どもの決算委員会でこれは明らかになったことですけれど、〇・二%しか個人タクシーは違反とか事故を起こしていない、これに対しまして非常にきびしい制限をなさるのはどういうわけかということできのう御質問いたしました。その点は私の満足するようなお返事じゃなかったのですけれど、やや改善されているということ、それから資格をもう少しゆるめるべきだということ、財産とか……

第58回国会 法務委員会 第13号(1968/03/26、31期、日本社会党)

○神近委員 ちょっと関連。私は、この間の質問のときに次官におことづけ願ったのでございます。いまの刑法の罰則強化によって交通事故を少なくしよう、あるいはなくそうというお考えに、私はちょっと批判的であります。というのは、ほかの方法がないかどうかといえば、あるのですよ、幾らでも。いま日本の自動車の台数が三千万ということを私は聞いております。農村なんかで農民がたとえば近くの町に行くとか、あるいは品物を運んだりする、そういうことに農村で使われている私有の乗用車というものは、私はこれは非常に楽しいものだと思います。だけれど、一番楽しくなくて一番困るのは、今日非常に多くの事故を起こしている、こういう過密都市……

第58回国会 法務委員会 第21号(1968/04/16、31期、日本社会党)

○神近議員 私は、死刑の確定判決を受けた者に対する再審の臨時特例に関する法律案の提案理由説明をいたしたいと思います。  ただいま議題となりました死刑の確定判決を受けた者に対する再審の臨時特例に関する法律案につき、提案者を代表いたしまして、提案の理由を説明させていただきます。  まず、この再審特例法案を提案いたしました動機が、純粋に人道主義的かつ超党派的なものであることを強調させていただきたいと存じます。在るほど、形式的、事務的には、この法案は社会党による提案となっておりますが、それは、提案の技術的経緯によるものでございまして、提案者の本心は、広く超党派的、人道主義的な御賛同を得て、国民全体の心……

第58回国会 法務委員会 第24号(1968/04/23、31期、日本社会党)

○神近委員 いまの横山さんの御質問に関連するかもしれませんが、委員会を見ても、こうやっていつもひっそりしたのが法務委員会、よその委員会へ行ってみると、わあわあとずいぶんたくさんの人がおいでになる。こういうことからも、日本の法務行政というものがある程度欠けているということがいえると思うのです。大臣がおいでになればいろいろ私は準備していたことがあっんですけれども、御質問ができなかったのです。  ことしの裁判官の希望者が激減しているということが新聞にあったようですけれども、これはどういうところに原因があるとお考えになりますか。第一、この間法務委員会を通りました法案を見ましても、一番低い人たちは三万円……

第58回国会 法務委員会 第28号(1968/05/09、31期、日本社会党)

○神近議員 その点では相当時期がずれていて、たとえば福岡事件のような場合には、中途で刑事訴訟法、それから新憲法というようなものになって、そしてそれにやはり当事者が、役人の側でもおなれにならない、古い刑事訴訟法のやり方でやったということ、いろいろ読んで見ますと、憲法も変わったし、刑事訴訟法も変わったけれどなんというようなことで、やはり自白ということが中心になって審理が行なわれておるというような事態が起こっております。ですから、この間ちょっとそのことに触れましたけれども、駐留軍のほうは、平和条約ができると同時に、ほとんど戦時中の外国人の裁判をやり直している。結局具体的に言えば、いまこれを再審にかけ……

第58回国会 法務委員会 第29号(1968/05/14、31期、日本社会党)

○神近委員 私は、今度法案として提出しております死刑の確定判決を受けた者に対する再審の臨時特例に関する法律案のことでちょっとお尋ねいたしたいことがございます。  この間、伊藤総務課長に、これに該当する者が七名というような調査局からの御返事をいただいた、そして私どもに名前がわかっていたのは、三鷹事件の竹内景助という人がなくなったので、五人がわかっていた、七名のあとの二名の名前を教えていただけないか、いろいろ調査やあるいは事情を聞き出す必要があるからということをお願いしましたら、これはできないというような課長の御返事でした。ところが、どうも納得がいかない。私が長く法務委員会におりまして、こういうと……

第58回国会 法務委員会 第31号(1968/05/21、31期、日本社会党)

○神近委員 正直のところ言って、法学者という方々の御意見をきょう聞けば、非常に片寄った常識から離れたようなことをお考えになっているのが法学者というものだということが、きょうはよくわかったわけです。たとえば井上先生は死刑廃止論を支持する。これはまたあとの先生方にいろいろお尋ねしようと思うのですけれど、旧刑事訴訟法、戦争以前の旧憲法時の刑事訴訟法が、今日改善された形跡はないのでございましょう。いまやっとこれを審議しているというのが、いまの状態だと思うのです。そうすれば先生方は、あとで行なわれるところの改善のあるヒントを与えるというのが御任務ではないかと思うのです。いまお説を伺っておりますと、法の安……

第58回国会 法務委員会 第32号(1968/05/23、31期、日本社会党)

○神近委員 私ば、きょうは国士館大学の問題で、人権擁護局長、それから文部省関係の審議官、また大学課長に若干質問をしてみようと思います。私の時間が非常に制限されましたので、一時までにやらなくちゃならないので、能率的に御返事を願います。  国士館大学のことで私が変なところに口を出すようになりましたのは、国会に始終出入りしていた人が、千枚とじ一本で子供に殺されたという事件が起こったのです。その人がたしか二日ばかり前に国会に参りまして、国士館大学の選銀制度ですか、選挙の名前をつけてお金を集めている、そしていまに国士館内閣というものをつくるんだというようなことで、その話が初耳であったのと、千枚とじ一本で……

第59回国会 法務委員会 第3号(1968/10/14、31期、日本社会党)

○神近委員 金曜日の新聞に出入国管理令の改正を大臣が考えておいでになるということが伝えられておりました。私は、何にも国籍的には関係がないのですけれど、初めて衆議院に入ったときに、小さな子供が追い返された事件があって、それを頼まれたことから病みつきになって、入管の問題というと私が頼まれるということになっている。いまいろいろの情勢を考えますと、入管をもうちょっと公平に、迅速におやりになってください。それで今度大臣が出入国管理令を御改正になるということについて、私は少し質問申し上げたいと思うのです。大体社会党では亡命者の救護の法を考えている方があるので、そのためにこの間大村入管も見に行ったくらいであ……

第59回国会 法務委員会 第4号(1968/10/31、31期、日本社会党)

○神近委員 刑法の百六条ですか、この問題であとにまだたくさん御質問したい人があるし、大臣が時間がないとおっしゃるので、私は、明治百年を記念しての恩赦あるいは大赦というような問題がいま起こっておりますから、ほかの方の御返事は要りませんから、大臣だけに御質問申し上げたいと思います。  明治百年というものを大臣はどういうように受け取っておいでになるか。これが五百年あるいは六百年前のことならば、記憶は薄れて、一世紀というものをその形で受け取ると思うのですけれど、われわれが、まだ生きている人もあるというような時世に、明治というものの理解がたいへん足りないのじゃないかというような考えを持つのでございます。……

第60回国会 法務委員会 第3号(1968/12/19、31期、日本社会党)

○神近委員 十月二日と三日の各新聞の夕刊と朝刊に出ていたんですけれども、日本における駐留軍の犯罪の八五%を日本側が裁判にしないでアメリカに処分をまかせるということが、アメリカの上院の軍事委員会で報告されているのです。八五%を日本で処分しないでアメリカに渡す、何だか私どもは変な気がするのですけれども、それは事実でございますか。何か間違いの報告でございますか。
【次の発言】 八五%ということですけれども、それは日本人の犯罪で検挙されて起訴猶予になる数字に見合う数字なんですか。
【次の発言】 いまの数字はアメリカ人の数字でしょう。私が伺ったのは、日本人の犯罪が起こって起訴猶予になさる、この犯罪の数と……

第60回国会 法務委員会 第4号(1968/12/20、31期、日本社会党)

○神近委員 裁判官の報酬等に関する法律等の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議を付すべしとの動議を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。   政府は、人事院勧告制度の本旨を尊重することはもとより、裁判官及び検察官の職務と責任の特殊性にかんがみ独自の給与体系を樹立し、その優遇策をはかるべきである。特に定員の充足すら困難な憂慮すべき実情にてらし、当面の措置としてその給与の改善について一層努力すべきである。 右決議する。  御承知のように、人事院勧告制度の趣旨に基づきまして、本国会に一般の政府職員の給与を改善する法律案が提……

第61回国会 法務委員会 第7号(1969/03/14、31期、日本社会党)

○神近委員 ちょっと関連。私は事務の局長にお尋ねしたいと思うのですけれども、この間――ちょっと間がありますけれども、国連で学生問題をよく調査した結果、学生の問題は今後十年くらいは続くだろうという結論を出しておるのです。それはごらんになったことがありますか。
【次の発言】 日本の学生の騒ぎも国際的なつながりがあるというような結論だろうと思うのです、国連の報告は。いま猪俣先生の御質問にも関連しますけれども、どういうところに原因があると、あなた方は考えていらっしゃいますか。

第61回国会 法務委員会 第8号(1969/03/18、31期、日本社会党)

○神近議員 この時期を選定いたしましたのは、占領という時期が、日本にとっては初めての経験であるところの異常の状態にあったということ、それから平和条約が成立しましたときに、平和条約十七条(b)項に基づく法律百五号というものをつくっているわけです。それは平和条約の実施に伴う刑事判決の再審査等に関する法律、これは、日本の軍国主義時代に連合国人が受けた裁判に対して、やはり疑惑を持っていたということが考えられる。そしてそれをやり直すという法令をつくっている。それに見合うというような意味で、駐留軍がいた間に行なわれた裁判がどういうものであったかというような疑惑を国民に対して解く、こういう趣旨でございます。

第61回国会 法務委員会 第17号(1969/05/16、31期、日本社会党)

○神近委員 私は、このごろたいへん多発している交通の問題で、ちょっと御質問申し上げたいと思います。  いま交通安全旬間が進行中ですけれども、この前のゴールデンウイークには一日平均四十九人の死者を出して、たいへん問題になったようですけれども、安全運動に入っても、四十人ぐらいが一日に死んでいる。一体これをどうしたらいいかということが、きょう私がお尋ねしようと思う問題です。 年間に一万五千人死んでいる。これは二十四時間以内の死者でございまして、あと二日目、三日目、四日目に死ぬ人はこの中に入っていないとはっきりいわれているのですが、これをひとつどうしたらいいかということが、私がお尋ねしたいものでござい……

第61回国会 法務委員会 第30号(1969/09/09、31期、日本社会党)

○神近委員 いまお返事がありましたけれど、この山本宏子の恩赦については、どういう種類の恩赦だったのか。恩赦法によりますと、恩赦にあずかった者は有罪の言い渡しの効力を失うと書いてあるのですけれど、新聞の報道によりますと、無期になって、そして相変わらず抑留されるというふうなことが伝えられているのですけれども、これはやはり大臣が認可して、判を押しての滅罪だったのですか。どちらでございますか。
【次の発言】 個別でして、この前の七人の場合に一括して大臣が御声明になったのとは、これは関係ないものなんですか。
【次の発言】 七人でも、一人一人一ぺんにというわけにはいかないですから、この個別恩赦ということば……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○神近委員 私は今の高橋委員の質問に関連した問題で二、三お願いしてみます。最初恩給局長にお伺いいたしますが、第七項症以下が一時金になるということでありますか。
【次の発言】 これがポツダム政令によつて停止される前には第四款症まではやはり年金になつておつたのでございますか。
【次の発言】 それは金高がかさむために一時金になさろうとおつしやるのでございますか。それともその方が事務上の手続が簡単に済むから、そういうふうになさろうというのでございましようか。私どもが承つておりますのでは、少くともこのうちの第七項症によつて指定されておりますけれども、この症外のほかに内症を起した。たとえば肋骨を七本ばかり……

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会公聴会 第1号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○神近委員 土橋さんにお伺いいたします。今日の公述者の方々にいろいろな団体があるようでありますけれども、軍人遺家族等そのほかの団体は今日幾つぐらいあるのでございましようか。
【次の発言】 いいえ、人数でなく、団体の種類あるいは数でございます。
【次の発言】 私は傷痍軍人の遺家族と、吉原さんの所属と、川原さんの所属と幾つもあるのかと思つたわけです。吉原さんにお伺いいたしますが、あなたの身体障害者団体連合会は全国的な範囲の団体でございますか、それとも兵卒、職業軍人等とわかれている団体でございますか。
【次の発言】 今回原さんにいろいろ伺いましてよく事情はわかりましたけれども、一番冒頭にあなたを推薦……

第19回国会 法務委員会外国人の出入国に関する小委員会 第7号(1954/11/13、26期、日本社会党(左))

○神近委員 今大臣からお話が出ましたから、私はさつきからうずうずしていたんですけれども、国交がないということでは今の韓国も北鮮も同じことだと思うのです。それで、私の地区に非常にたくさんの朝鮮の人がおりまして、学校の問題、職業の問題、よく聞きますともういろいろうず巻くほど問題があるのであります。私は、日本にいる以上日本の教育を受けさせろというのが私の考え方であります。教育設備もいいし、ともかく技術なり医学なりという方面で日本の発達した教育を受けさせておけばいいじやないか。後日国交が回復したとにき帰るためには、国語、歴史というようなものは全部別に自分たちで私立の学習所をつくつて、一生懸命教えたらば……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/07/13、27期、日本社会党(左))

○神近委員 ただいま議題となりました売春等処罰法案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  戦後の混乱期におきまして、社会不安、道義の頽廃等の影響を受け、売春をする婦女の数が著しく増加いたしましたことは、すでに御承知の通りと存じますが、その後わが国が独立を獲得し、社会の秩序も追々に回復して参りました今日においても、なお、売春をする婦女の数がおびただしいものがありますことは、まことに遺憾のきわみと存じます。  申すまでもなく、売春は、健全な性道徳を破壊し、善良な風俗を乱し、また、おそるべき性病を蔓延させる原因となるものでありますが、一方、それは婦女の純潔を害し、その基本的人権を無視する……

第24回国会 外務委員会内閣委員会法務委員会連合審査会 第2号(1956/07/13、27期、日本社会党)

○神近委員 かなり御質問が出たようでございますから、私はあまり重複しないように気をつけてお尋ね申し上げます。  外務大臣にお伺いいたしたいことは、プライス勧告が発表されましたときに、アメリカの予算委員会、軍事特別委員会の証言の中にこういうことがあったのです。沖繩が基地として好適である、そして半永久的にこれを使用できるということを言ったときに、民族運動が微弱であるということと、外国の干渉がないことが利点であるということが言われたのでございます。その外国の干渉という中には、アメリカからとれば日本は外国でございますから、これは日本をさしたものではないかという想像ができること。そして今まで伺っていれば……

第24回国会 決算委員会需品調達に関する小委員会 第2号(1956/07/13、27期、日本社会党)

○神近小委員 会計検査院の方に伺います。やはり今の臼井さんの御質問に関連いたしておりますけれど、二年前に研修強化の通達ですか、それを出したところが、それを各省で実行しておるのは半分だとおっしゃったでしょう。その実行していないところをちょっと――これは別に一つの省をあげなさいというのではないから、お差しつかえないと思うのですが、実行していないところの省はどこどこですか。
【次の発言】 それから、それに関連しますが、物品管理法ですか、それにやはり今役人の質の問題が出ました。幾ら機構をりっぱにお作りになっても、それを行使する役人の質によるということは、これは明らかで、その新しく発令される物品管理法の……

第24回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第3号(1956/09/10、27期、日本社会党)

○神近小委員 私はこの部門には非常に初学者でございますから、ひょっとしたらずいぶんつまらない質問をするかもしれませんから、あらかじめお断りをしておきます。  中小企業の問題は、今まで私どもの知っているところでは、国家的にも今までほうってあった部門で、一度も周到な国家の保護を受けていない階層でございます。今この審議会の審議の過程をいろいろ説明していただきまして、問題のあるところをよく持ち出してあるということを大へん感心して拝見しているのですけれども、この審議会を六ヵ月に期限を切ってあるというのは一体どういうわけなんでしょうか。今度の立法について大体その間の御審議で十分だというような、これは立法の……

第24回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第5号(1956/11/01、27期、日本社会党)

○神近小委員 ちょっと緊急な御質問を申し上げようと思うのですけれど、この間、二、三日前に百貨店審議会が結論を出して発表したことを御存じでございますね。それでそれについての大臣の決裁が出たというようなうわさがあるのですけれど、それに基いた決裁はもうあったのでございますか、なかったのでございますか。それを一つ伺いたい。
【次の発言】 百貨店法が前国会で審議されましたのは、小売商に対して百貨店の資本の圧迫がはなはだしい。それに対してこれを緩和するための法律であったように私どもは理解しているのです。そのことについて特にもう決裁が出ているんでしたら、私はこまかく百貨店法の精神あるいは小売商との関係につい……

第24回国会 内閣委員会法務委員会連合審査会 第1号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○神近委員 一問だけ関連して、牧野さんにお伺いしたいのです。私も質問の通告を出しておきましたけれども、大体吉田委員の応答で内容がわかったように思いますので、一問だけ…。さっき委員会の委員を、まあびっくりするような人選をするということをおっしゃっておりました。それで私すぐにこういうことを感じたのです。まあわれわれがびっくりするといえば、大体売春制度を存続させておきたいというような側の方々が委員に入るのじゃないか、ということは、いろいろ業界の新聞を見ますと、これを存続させておきたいという人たちがこの委員会の中に入るということ、委員会に何名なり獲得するという対国会の運動をするということを決議している……

第25回国会 決算委員会需品調達に関する小委員会 第1号(1956/12/03、27期、日本社会党)

○神近小委員 ちょっと変なことになるかもしれませんが、この前ピースを四十五円になさってから四十円にまた値下げになりましたね。ああいう場合の予算の見通しと、それから急に変動な来たしたときにそれが減るというような場合の支出なり、あるいはそういうものの仕方はどういうふうに調達していらっしゃいますか。
【次の発言】 もう一つ、最近非常に日本のタバコがよくなったという事実がありますね。農民が非常に念を入れて作って上手になったということ、品質が上ったということ、そういう場合に、その品質がよくなったということを鑑定して、買い入れの値段を上げるというときに、その農民との間の契約は、年間の契約になっておりますか……

第26回国会 法務委員会公聴会 第1号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○神近委員 今亀井さんあるいはその他の方々が間接的にお持ちになっている問題とも関係がございまして、私は法律の問題ではしろうとでございますからへんなことをお尋ねするかもしれませんが、団藤さんに私はお尋ねいたします。  この委員会が始まりましてから、この三審か四審かという問題、大法廷と小法廷の問題はしばしば問題になってきているのでございます。それで、この改正の問題が出ましたのは、案件が非常に渋滞しているということ、それから裁判に対する国民の信頼が薄らぎつつあるということ。今高橋委員から逐次お話がございまして、この前もそういう御意見を伺ったのですけれども、最近問題になっている最高裁の判決の状態から考……

第26回国会 法務委員会公聴会 第2号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○神近委員 私、きのう真野判事がおいでになったときお尋ねしようと思って、時間が制限されてお尋ねすることができなかったのですが、きょう午前中の公述人の方々や、ことに岩松先生でしたか、やはり憲法の七十九条によってワン・ベンチということが始終主張されている。これが公述の方々の御意見としては非常に多いのでございます。それは峯村先生もその御意見だったし、それから、きょうの午前中の先生方の御意見にもそれが出たんで、七十九条と八十一条、この条文で、大体ワン・コート――きのうの真野先生の御意見なんかはちょっと極端でございまして、アメリカの英文に書いてあるものには限定化してある、一つの、ワンあるいはアという言葉……

第26回国会 法務委員会公聴会 第3号(1957/04/11、27期、日本社会党)

○神近委員 今度の修正の目的が、非常に多くの案件が最高裁にたまっているということで、能率的にしなくちゃならぬということが第一の目的だと思うのです。ところが、きょうで三日にわたる公述を伺って、どなたでも、しろうとから考えますと、ワン・ベンチ論が一番ガンなんです。憲法にそれがワン・ベンチでなければならないという規定は私どもどこにも書いてないように思うのですけれど、一昨日真野判事がおいでになって、日本の憲法では一つの最高裁ということに規定して、あるという根拠をおっしゃっていらっしゃった。それは英語に書いてある、――ちょっときょう英語の憲法見つからなかったのですけれど、たとえば予定されたものがワン・コ……

第26回国会 法務委員会閉会中審査小委員会 第1号(1957/06/04、27期、日本社会党)

○神近小委員 関連して、法務大臣と警察庁長官にお伺いしたいのですけれども、大阪地方ではずいぶん新聞で問題になっており、私が大阪に参りましたときにいろいろ聞きましてそうして、帰ってきてから投書が参ったわけですけれども、飛田という赤線区域がございまして、あの周囲に商店街が三方にあるそうですが、そこだけでなく、天王寺とか布施とか、あの周辺の商店街に対して――ここでは強制すると書いてございます。売春防止法を廃案にするか、これの実施を延期しようという運動が起っているのだそうです。それで、署名運動が起りまして、強制的に署名させられる、そうして、それをやらないと、そこから品物を買わないというような脅迫をして……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○神近分科員 今年の四月から売春防止法が実施されるということは御承知の通りでございます。厚生省はみんなが心配した要務をお取り上げになって、その所管省になられたので、実は厚生省にいろいろ文句をつけるのは、私どもとしても非常に苦しいのでございます。でも少し文句を聞いていただかなければならないので、その点お許しを願いたいと思うのですけれども、今ちょうど福田さんが問題を出して下さいました、たとえば精薄児童の問題だとかあるいは先天的なろうあの人たちの問題だとか――ほんとうは売春防止の問題と性病の問題とは別個の建前でなければならないし、日本はあんまり長く売春制度を保存してきましたために、学者によりますと、……


28期(1958/05/22〜)

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第6号(1959/10/09、28期、日本社会党)

○神近小委員 これは今の御質問の本筋ではないのですけれども、イオン交換樹脂膜というやり方は、今は塩をとるということが主目的ですね。これで工業用水をとるというような考え方は浮んでいないのですか。日本の工業用水がなかなかとりにくいということで、海水から工業用水をとるということが考えられているということを聞いておりますけれども、そうすると、その会社としては両方の二目的に使えるというようなことは考えられていないのですか。これは派生的な問題ですが、ちょっと何っておきたいと思います。

第34回国会 決算委員会国有財産の増減及び現況に関する調査小委員会 第2号(1960/02/18、28期、日本社会党)

○神近小委員 ちょっとそれに関連して伺いたい。総括的な話ですけれども、終戦のときに陸海軍の財産が処理されたことがございますね。私の地区で数十人の人が――もう老齢ですが、女の人が今しきりに運動をしているので、そのときの状態を聞きますと、処理をしてみんな分配したということになっているようですけれども、この全体としての陸海軍の財産というものは、その後全部国庫の中に接収されたということになっているのですか。それで、その財産というものは、相当膨大なものではないのですか。それをちょっと総括的に聞かせていただきたい。
【次の発言】 おもに私の地元の婦人たちが関係しているのは、今問題になっている板橋の被服廠跡……

第34回国会 決算委員会国有財産の増減及び現況に関する調査小委員会 第3号(1960/04/28、28期、日本社会党)

○神近小委員 二、三の点を私も伺っておきたいと思いますが、今伺っていると、四団体が一本になってという内示を与えていらっしゃる。それは公のものでなくて、私的なものだとおっしゃったのですけれども、私も、自分の地元で、関財ですが、保育所が非常に困っていて、その保育所の土地の払い下げをしてもらったことがあるのです。それはちゃんと保育所もできて、おかげでそのかいわいが非常に助かっているわけなんですけれども、そのときの払い下げの状態を考えてみましても、あなた方が四団体が一本になってきたらばというようなことも内々指示していらっしゃると、これは、もし厚生省が法人組織を許した場合に、あなた方はのっぴきならない立……

第34回国会 決算委員会国有財産の増減及び現況に関する調査小委員会 第4号(1960/05/12、28期、日本社会党)

○神近小委員 関連して。今大蔵委員会で御配付になった書類の中に、この問題と非常に関係の深い法律があったのです。それを私は不注意で今秘書に持たして帰しましたので、はっきり第何条の何項ということを覚えていないのですけれども、こういう国有財産ル貸与したりあるいは譲渡したりという場合に、今使用目的の問題になっているのですけれども、使用目的がはっ寺りわかって納得のいく条項でお貸しすることがありますね。たとえばここけ学校にいたします、ここは公共建造物で、ここは公園にいたします、あるいは工場にいたします、これを納得してお貸しになる。その場合、今のような資金を借入金に大部分をまかなってもらって建てた場合、その……

第34回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第2号(1960/05/06、28期、日本社会党)

○神近小委員 この前私は税収のやり方についてちょっとお伺いしたことがあったのですけれど、そのときはたしか法務大臣の御出席がありまして、私はその事後調査というもののきびしさについて少し不安を感じてお聞きしたわけなんです。この間私が日本橋税務署管内と申し上げたのは誤りでした。それはちょっと名前を言うのは困ると思うんですけれど、七十人くらいが銀行だのそれから相手方の会社、取引先だのを調査されるという事件があったのです。それで、法務大臣は、税務吏には調査権があるから、それは違法でない、あるいは財産権の侵害でないというような御返事だったので、そのときはそれでわかったような感じがしたんですけれど、脱税と滞……


30期(1963/11/21〜)

第48回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○神近分科員 私は、この間予算委員会で交通問題について少しお尋ねいたしましたけれども、時間が切れまして十分に質問ができませんでしたので、きょうは補足的に少しお尋ねしてみたいと思います。  実は私は、さっき部屋を出るときに道路交通法の一部を改正する法律案を受け取ったのでございまして、まだ十分に勉強しておりませんので、これはあとで御審議が行なわれるだろうと思いますから、そのときに私の疑問点をお尋ねいたしたいと思います。オートバイの問題が新聞にも出ていたようですけれど、青少年のオートバイにどういうふうに制限を加えようということですか。
【次の発言】 私はずっと前から考えていることですけれど、これは大……

第48回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1965/02/25、30期、日本社会党)

○神近分科員 私は厚生省に対しまして、新薬についてお伺いをいたしたいと思います。  前によく麻薬のことで厚生省には参っておりましたので、そのときに伺ったことがあったようにも思うのですが、たとえば新薬の発売をしようという会社が願ってきたときには、どういうことで御決定になるのですか。薬事法というものを読んでみたのですが、どうもはっきりしないところがある。審議会というようなものとの関係、そういうことで、許可するまでの最長あるいは最短の期間の関係をちょっと教えていただきたい。
【次の発言】 それがいまお聞きしたでしょう。一番長くかかったのは何カ月ぐらいですか。短いのはどのくらいでそれが決定いたしました……

第51回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1966/02/26、30期、日本社会党)

○神近分科員 私は、きょうは主として人権の問題について大臣に少し御質問申し上げたいと思います。  昨年の七月四日に、南原繁、松本清張というような人たちの下山事件研究会というところで、本郷の学士会館で、常磐線の三河島のところで死体になって出られた前の国鉄総裁下山定則氏の事件を扱ったようでした。この下山事件研究会というようなものは、南原繁さんと松本清張というフィクションを書く人との合同の主催でございますけれども、この南原繁さんほどの方が問題を取り上げようとなさる動機はどんな動機であるかということを、大臣はどういうようにお考えになっているか、それを伺わしていただきたいのです。南原さんは御存じであろう……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

神近市子[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。