綾部健太郎 衆議院議員
29期国会発言一覧

綾部健太郎[衆]在籍期 : 28期-|29期|-30期
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このページでは綾部健太郎衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院29期)

綾部健太郎[衆]本会議発言(全期間)
28期-|29期|-30期
第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 衆議院本会議 第4号(1962/08/11、29期、自由民主党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(綾部健太郎君) お答え申します。  総理がさきに申されましたように、いろいろ私鉄の値上げにつきましては各方面から研究しなければならぬと思うのであります。と申しますのは、年々都市の交通は増加して参りまして、しかも、低率運賃の人ばかりがふえておって、普通の人は非常に困っておるのが実情です。これをよくするためには、設備の改善、その他いろいろなことをやらなければいけないのであります。三十四年一月に値上げして以来今日まで値上げはやっておりません。今度各方面と研究いたしまして、ここで右か左か、上げるか上げないのかということは、私ただいまお答えいたしかねます。研究の上、あらためて答弁するつもりで……


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第42回国会(1962/12/08〜1962/12/23)

第42回国会 衆議院本会議 第2号(1962/12/10、29期、自由民主党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(綾部健太郎君) お答えいたします。  東北地方の鉄道が、東海道線に比して非常におくれておるということも、私は遺憾に思っております。また同時にこの間羽越線に起こりました鉄道事故につきましては、原因のいかんにかかわらず、私は、国民に対して、はなはだ相済まぬと思っております。整備計画は五カ年計画であったのを少し早めまして、新五カ年計画によってやっておるのでございますが、三十七年度には百億であったのを、三十八年度には二百十億円に要求をいたしまして、交通の安全と確保に努力をいたす所存でございます。  東海道新線を非常に力を入れ過ぎて困るじゃないかとおっしゃる御議論、ごもっともですが、これはも……

第42回国会 衆議院本会議 第3号(1962/12/12、29期、自由民主党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(綾部健太郎君) ただいまの御質疑のうち、運輸省に関する問題は、石炭の鉄道の運賃を下げるかどうかということが一つと、それから、その石炭を利用して鉄道自身の電力を自家発電をやる意思はないかというように承ったのでございますが、鉄道の運賃はすでに十六億円ぐらいを三十八年度まで延納と通算制で認めておるのです。それ以上この割引をするとかどうとかということは、鉄道――国鉄の財政としてなかなか困難でございますということを申し上げておきます。  それから、電力につきましては、過去数年間の使用量は年々一割ないし一割五分ふえております。昭和三十九年度にいきますと、新幹線ができますというと非常にアップしま……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 衆議院本会議 第4号(1963/01/26、29期、自由民主党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(綾部健太郎君) お答えいたします。  それより先に、先ほど総理が、北陸、信越地方の雪害に対しまして申されましたが、私もその鉄道をあずかる責任者といたしまして、まことにお気の毒にたえません。目下の状態におきましては、国鉄から固有の除雪人夫約一万人、自衛隊約千三百人を出しまして、あらゆる機械力を利用いたしまして除雪に努め、同時に、通勤列車と食糧物資の輸送に万全を期しておる次第でございますから、さよう御了承願います。  次に、私に対する御質問にお答えいたします。  国鉄の経営を健全化するために、諸種の合理化対策を進めつつあるのは御承知の通りでありますが、私といたしましては、この際人員整理……

第43回国会 衆議院本会議 第8号(1963/02/19、29期、自由民主党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(綾部健太郎君) 海運業の再建整備に関する臨時措置法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  海運業は、基幹産業として、わが国経済の発展にとってきわめて重要な役割をになうものでありますが、諸般の事情により多額の借入金及び償却不足を有し、その企業内容は極度に悪化しております。また、海運企業間には過当競争の傾向が見られ、現状のままでは、発展途上にある国民経済の要請に応じて外航船舶の増強をはかることは、きわめて困難な事情にあります。従って、この際、政府としては、海運業が将来にわたり国民経済におけるその使命を遂行し得るようその再建整備をはかることがぜひとも必要でありますので、これが対……

第43回国会 衆議院本会議 第9号(1963/02/22、29期、自由民主党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(綾部健太郎君) 日本鉄道建設公団法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  わが国の産業経済は最近目ざましい発展ぶりを示し、国民経済も著しく向上して参ったのでありますが、さらに経済の均衡ある発展をはかりますためには、地方経済圏の整備、低開発地域の開発、臨海工業地帯の整備、新産業都市の建設等が必要であり、そのための基盤として鉄道新線の建設が強く要望されていることは御承知の通りであります。  従来、鉄道の建設は日本国有鉄道が行なって参りましたが、日本国有鉄道といたしましては、独立採算制の建前と既設線の大幅な整備増強計画に力を注いでいる関係上、鉄道新線の建設については、これを積極……

第43回国会 衆議院本会議 第37号(1963/06/22、29期、自由民主党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(綾部健太郎君) 運輸省、国鉄に対する三百十名の割り当てにつきましては、荷扱い手、線路工夫、工手等に採用するつもりでございます。(拍手)

第43回国会 衆議院本会議 第42号(1963/06/28、29期、自由民主党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(綾部健太郎君) 運輸省所管にかかわる陸運局、海運局等は、地方行政連絡会議に参加することにいたしております。  しからば、その権限を副知事、知事に移譲するかというお問いでございますが、権限を移譲する考えはありません。(拍手)
【次の発言】 お答えいたします。  運輸省といたしましては極力車両工場、修理工場等について目下検討しまして、国策に沿う石炭対策に寄与いたしたいと考えております。(拍手)

第43回国会 衆議院本会議 第43号(1963/06/29、29期、自由民主党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(綾部健太郎君) お答え申し上げます。  本公団の設立によりまして、鉄道新線の建設に責任体制を確立いたしまして、そうして現在要望されておる新線建設を大いに促進いたしたいと考えております。また、特に海峡連絡鉄道の建設につきましては、地域格差の是正、経済基盤の強化に寄与することが非常に大きいものがありますので、目下青函線につきましては、北海道、青森両地点において地質の調査を行ない、所要の資金の確保等につとめる所存で、なるべく早期に着手いたしたい考えでございます。  次に、公団の資金の額が非常に少ないという仰せでございますが、本年は所要の資金程度でひとつやっていきまして、本年は公団設立早々……

綾部健太郎[衆]本会議発言(全期間)
28期-|29期|-30期

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委員会発言一覧(衆議院29期)

綾部健太郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 運輸委員会 第1号(1962/08/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私は、今回運輸大臣を拝命いたしました。非常に野放図な男でございまして、はたしてこの大任を遂行し得るやいなや、心中ひそかに危ぶんでおる次第でございます。しかし、任につきました以上は、私は、皆様方の御協力を得て、渾身の勇気を振ってその責務を果たしたいと思う次第でございます。どうぞ何分ともよろしく御協力のほどをお願い申し上げます。  簡単でございますが、これをもってごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 私、ただいま法務大臣が申されたように、法の処置がつきましたる上に、海事思想の普及に非常に役立つものものと思いまして、堀江君の壮挙に対しては、個人といたしましては満腔の敬意を払……

第41回国会 運輸委員会 第2号(1962/08/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私、このたび運輸大臣に就任いたしますにあたりまして、運輸行政につきまして一言所信の一端を申し述べたいと思います。  運輸省へ参りましてから、いまだ日が浅いのでございますが、海陸空にわたる運輸行政には、現在各方面に重大な問題をかかえておりますことを痛感いたした次第でございます。私は、運輸行政につきましては、まことにふなれでございますので、皆さま方の深い御同情と御支援、御指導によりまして、これらの重要な問題の解決に当たりたいと念願いたす次第でございます。  この機会に、当面しております運輸行政の重要事項につきまして、私の考え方を簡単に申し述べまして皆様方の御協力を仰ぎたいと存じます……

第41回国会 運輸委員会 第3号(1962/08/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私どもは、この海運界の不況を克服する一つの手段として、しかも船舶の就航に危険がないと考えて、この合理化を促進する意味において、この法案を提出した次第であります。
【次の発言】 これのみをもって企業強化ができるとは考えておりません。これも一つの方法であると考えております。一手段であると考えております。
【次の発言】 さきにも申しましたように、ただこれは通信士を減らすというだけが目的ではありません。漸次こういういろいろな施策を講じまして、海運の強化をはかりたい、こういうことでございまして、これは一つの手段にすぎないと考えております。

第41回国会 運輸委員会 第5号(1962/08/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 御趣旨ごもっともでございまして、私どもそういうように努力いたします。
【次の発言】 御指摘の点十分考慮いたして、来年度の予算では思い切った要求をいたしております。それを実現すべく努力いたすつもりであります。
【次の発言】 私は、その方針を推進していきたいと考えております。
【次の発言】 私は、無責任だと思いません。その通りやるつもりでございます。
【次の発言】 私は、その内容は今申し上げるのを差し控えたいと思います。それはいろいろ研究いたしておりますから、ここで申し上げることを差し控えたいと思います。
【次の発言】 その通りです。

第41回国会 運輸委員会 第7号(1962/09/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 南武鉄道事件につきましての総裁の軽井沢での談話は、ただいま赤松さんがおっしゃったようなことではなかったのですが、いずれにせよ、国民に、すなわちお客様に御迷惑をかけたという点については、私は非常に遺憾なことだと思います。そうして、総裁がかような発言をしたということは、私は国民に対して相済まぬという気がいたしまして、翌日すぐ総裁を呼んで、大臣室で警告をいたしました。総裁は、あの談話は自分の本旨でない点があったから、運輸大臣に御迷惑をかけてまことに済まなかったというような意味のことを言われておりました。  そこで、総裁の責任問題でございますが、私は、官房長官がただいま答えられたように……

第41回国会 運輸委員会 第8号(1962/09/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 まず私、きょう閣議で時間が今までかかっておくれたことをおわび申します。  今の安藤委員の御質疑はもっともでございまして、さっき局長が言ったように、すぐその処置をとりました。一昨日進徳丸の進水式にたまたま内山知事に合いましたから、強く厳談をいたしまして、今安藤委員の申されたことが未然に防げるだけの人力と金力の尽くせる限りのことをやってくれなければ、これは大へんな問題になるぞということを、私は知事に直接――前には電話でやったのですが、直接会って申し上げましたところが、安藤委員が非常に心配されて、地元のためにいろいろ注意されておるし、小田急に対しても注意しておって、その地方の出身の議……

第41回国会 運輸委員会 第10号(1962/11/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お答えいたします。  高橋委員のおっしゃいましたように、戦後処理といたしましては、国家のため一番大事な命をささげた者に対する救済方策等を、最も早く最善にやらなければならぬというので、御承知のように、遺族に対する給付等をやったのであります。それから法律で、旧軍人、軍族並びに戦傷病者に対する援護の一方策といたしまして、これらの人に対しましての国有鉄道及び連絡船の乗車船につきまして、その運賃を無賃といたしたのであります。これは国家財政が非常に苦しい中から特にこういうことをやらしたのでありますが、それを仰せのように、その家族の方であるとか、兄弟の方であるとかの困っている人にまで広げると……

第41回国会 運輸委員会 第11号(1962/11/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お説の通り、今回の事件は、私どもは原因のいかんにかかわらず、国民に非常な迷惑をかけたことに非常な責任を痛感いたしております。がしかし、これによって直ちに行政措置をとるべき方法につきましては、その判断の結果を見て衆議を集め、最適であるという方法について行政措置をとるにやぶさかではありません。ただいま海上保安庁長官が答えたように、危険物、ことにガソリンを積んだような船の標識は、単に船舶危険の標識旗だけでは十分とは思っておりませんので、ある種の何か措置をとらなければならぬということを考えております。
【次の発言】 お話の通り、事故が起こると同時に、関係局長並びに課長を呼びまして、対策……

第41回国会 災害対策特別委員会 第2号(1962/08/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 地方鉄道における築堤につきましては、その建設当時はその地元と協定をいたしまして、さようなことのなからしむるよう常にいたしてあるのであります。ところが、未曾有の豪雨その他のためにお説のようなことがあったことも報告を受けております。本年じゅうに、いわゆる排水渠といいますか、排水管を大きくすることについて考えております。そうして同時に、本年じゅうに着手に決定いたしておるのが、肥前浜と肥前七浦間の一カ所、肥前飯田と多良間の一カ所、この二カ所は、今実施をいたすことに決定いたしまして、設計その他諸般の準備をいたさせております。それからそのほかの二カ所は、これもまた準備中でございます。その他……

第41回国会 大蔵委員会 第3号(1962/08/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 全くその点につきましては、春日委員のおっしゃる通り、日本海運をいかにして増強すべきかということにつきましては、春日委員のお説の通り私どもも考えております。
【次の発言】 この法案を提出いたしましたときには、とにかくこの法案で一応大部分の会社は救われるのじゃないか、かように考えて、この法案をもってまず一歩前進をさして、しかる後に根本策についてあらためて検討いしてたみたい、かように考えております。
【次の発言】 大多数とは申さないです。大体三十四、五社救われると思います。
【次の発言】 五十八社だと思います。
【次の発言】 私はそう考えておりません。先ほど大蔵大臣が述べられたように……

第41回国会 予算委員会 第1号(1962/08/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お答えいたします。  上げるか上げないかは、さきに総理も申しましたように、目下経済企画庁並びに大蔵省と各方面の利害得失を照合して研究中でございます。その結果は私に報告せしめるという話でございますから、その結果の報告を待って私は断を下したいと思っております。

第41回国会 予算委員会 第5号(1962/11/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お答え申します。  新幹線が非常に重要である、東海道線の輸送が詰まっておって隘路である。これを打開するためには非常な超スピードでりっぱな鉄道をこしらえるべく努力するように私は監督しております。しかし、汚職の問題が起こりましたことは私は遺憾といたしまして、そのつど国鉄当局へ警告を発しております。私の調べたところによりますと、汚職に関する問題が土地に関して四つ、東洋電機に関する車両に関して一件、これだけありまして、そのつど警告を発して、さようなことのなからしめるよう努力を国鉄幹部へ要求いたしております。
【次の発言】 お説の通りでございます。ゆえに事件の起こるたびに警告を発しておる……


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第42回国会(1962/12/08〜1962/12/23)

第42回国会 運輸委員会 第1号(1962/12/11、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 われわれは極力久保さんの趣旨に従って努力をいたしたいと考えて一おります。
【次の発言】 なるべく御趣旨に沿うようにいたしたいと思います。
【次の発言】 目下事務当局においても検討いたしておりますし、私どももさように考えて、改良、改定する用意がありますということを申し上げておきます。
【次の発言】 労使の関係を円満にいたしまして、そうして今久保委員の申されたようなことに一つ真剣に取り組みたいと思います。何らかの形で労使がいい話し場ができるように一つして、その結果に基づいていろいろ考えてみたいと思います。


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 運輸委員会 第1号(1963/02/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 昭和三十八年度の運輸省関係の予算についてその大要を御説明申し上げます。  まず、予算の規模でありますが、一般会計の歳入予算総額は十四億七千四百八万二千円、歳出予算総額は、他省所管分七十四億二千三百十五万七千円を含んで八百十四億七千五百七十三万一千円でありまして、この歳出予算総額を前年度予算額と比較いたしますと、百十一億四千七百三万六千円の増加で、約一六%の増加率になっております。  この増加額の内訳を見ますと、行政部費では三十七億九千八百二十八万六千円、公共事業費では七十三億四千八百七十五万円の増加であります。  特別会計につきましては、まず、本船再保険特別会計の歳入歳出予定額……

第43回国会 運輸委員会 第3号(1963/02/08、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題になりました船舶職員法の一部を改正する法作業の提案理由について御説明申し上げます。  船舶職員法は、船舶職員として船舶に乗り組ますべき者の資格を定め、もって船舶航行の安全をはかることを目的とする法律であります。船舶通信士につきましても、その資格と定員は同法によって定められておりますが、現行の法定定員は、昭和十八年当時、戦時下の要請によって船舶通信士を増員いたしました体制を今日まで踏襲して参ったものでありますので、太平洋戦争以前の規定と比較しましても、また諸外国の船舶の実際と対比いたしましても、これらを相当上回っているのであります。  この改正法律案は、船舶無線電信局……

第43回国会 運輸委員会 第4号(1963/02/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 外航の必要なると同時に、内航の必要なることは申すまでもありません。私どもも今後御趣旨に沿うようなことをやってみたいと思います。
【次の発言】 私どももその陳情を受けまして、その受ける以前に、私鉄、私バスの窮状は大体雪害対策本部で了承いたしておりますので、大蔵大臣に――現在の法制のもとにおきましては、そういう雪害のために私鉄がこうむった損害を補償すべき法律上の根拠がないのです。そこで、まずその法律上の根拠を与えるべく、法制を政令で変えられる点は変えるというようにしてやる。それから、今なし得るものは、融資の道を開くということが一番なし得る最上の策であると考えて、大蔵大臣にそのことを……

第43回国会 運輸委員会 第5号(1963/02/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題となりました木船再保険法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして、御説明申し上げます。木船再保険法は、政府が、船主相互保険組合法に基づいて設立された木船相互保険組合の負う保険責任を再保険して、組合の健全な経営を確保することを目的として昭和二十八年に制定されたものであります。この制度の発足以来九年間の実績を見ますと、年々木船再保険特別会計に相当の黒字を生じております。  申すまでもなく、この利益は、木船船主の保険料から生じたものでありますから、これを木船船主に還元し、保険料の負担の軽減をはかることが望ましいのであります。  しかるに、現行の木船再保険法には、利益還……

第43回国会 運輸委員会 第6号(1963/02/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題になりました海運業の再建整備に関する臨時措置法案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  海運業は、基幹産業として、わが国経済の発展にとってきわめて重要な役割をになうものでありますが、諸般の事情により多額の借入金及び償却不足を有し、その企業内容は極度に悪化しており、また、海運企業間には過当競争の傾向が見られ、現状のままでは、発展途上にある国民経済の要請に応じて外航船舶の増強をはかることはきわめて困難な事情にあります。従って、この際政府としては、海運業が将来にわたり国民経済におけるその使命を遂行し得るよう、その再建整備をはかることがぜひとも必要でありますので、これ……

第43回国会 運輸委員会 第7号(1963/02/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 昨日旧東鉄の庁舎が出火いたしましたことにつきまして御報告申し上げます。  発火は十四時二十七分、鎮火は十五時三十分でございます。発火の場所は、御承知のように国鉄の管理局のあったところでありまして、もうこの建物は御承知のように消防庁からも危険だということで注意されておった建物でございまして、現在はほとんど人がおらない。守衛がわずかに二、三人おって、当時は暖房の設備とかそういうものを取りこわし中のところでありました。それから焼失した面積は二千三百二十八平方メートル、一階、二階ともでございます。それから倉庫が二一・八平方メートル、それから詰所が六六・二平方メートルであります。被害額は……

第43回国会 運輸委員会 第9号(1963/03/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お手元に配付してあります資料によりましてごらんの通り、信越本線の越後岩塚駅におきまして、貨物脱線転覆の事故を起こしましたことは、私、責任者として、ひどく責任を感じておる次第でございます。  詳細は、国鉄当局から報告いたさせます。
【次の発言】 この問題は、去る臨時国会におきまして私が本会議で御答弁申し上げましたように、国鉄といたしましては、いろいろ研究いたしましたが、諸般の事情、特に採算の点、それから産炭地における電力の需要と遠距離送電等の経済的効果を考えまして、いろいろ検討をやってみましたが、現在のところにおきましては、なかなか実施はむずかしいという結論に到達いたしておるので……

第43回国会 運輸委員会 第12号(1963/03/08、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま御決議のありました船舶定全法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきましては、その御趣旨まことにごもっともでございます。政府といたしましては、船舶と人命の安全を保障するため、この決議の趣旨を体し、誠意をもって処理する所存であります。

第43回国会 運輸委員会 第13号(1963/03/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 陸上の勤務員につきましては、これはお説のように一番重大な問題でございます。幸いに、その人たちは非常に能力もあるし、りっぱな人たちであるからして、転職をあっせんすることはもちろん、海運全体で何か大きな調査機関でも設けまして、それにおのおのの専門の分野において活躍してもらうような組織を、何らかの形で、集約の結果によりまして考えてみたいと私は思っております。
【次の発言】 私は、具体策とただいま申しましたのは、今考え得ることは、そういう人を集めました何か海運事情調査会のようなのを設けまして、それに収容したいような考えを持っております。しかし私の見通しでは、石炭対策のようないわゆる筋肉……

第43回国会 運輸委員会 第15号(1963/03/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 これは遠因は、御承知のように、敗戦の結果、従来ありましたる一兆円になんなんとするその当時の世界の優秀な船がなくなり、同時にそれに乗っておりましたる優秀な船員がまたなくなった。これが遠因であります。その後この致命的と申しますか、海運界にとりましては致命的の打撃があったのでございます。それを海運が基幹産業として必要であるという見地から、政府ではいろいろでき得る限りの再建に尽力して参りましたが、ただいま申しましたように致命的な、全部なくなったという、ちょうど岡田委員が本会議で指摘されたような状態でありますからして、これが遠因であります。近因と申しますか、その後いろいろな施策を講じまし……

第43回国会 運輸委員会 第16号(1963/03/19、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題となりました日本航空株式会社法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  昭和二十八年八月、日本航空株式会社法の施行により、同年十月、日本航空株式会社が発足して以来、十年になりますが、この間における同社の発展はまことにめざましく、中でも国際路線網は、年とともに拡充され、昨年十月には待望の南回り欧州線の開設を見、名実ともに日本を代表する航空会社として、世界の航空界に確固たる地位を占めるに至っております。  しかしながら、近時における国際間の競争は、大型ジェット旅客機の導入とともに急速に激化し、各国航空企業の赤字は大幅に増大する傾向にありますが、……

第43回国会 運輸委員会 第17号(1963/03/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 別に、私も遺憾なことではありますが、反するというふうには思いません。
【次の発言】 具体的な事実が起こったときに判断いたしたいと思います。
【次の発言】 国際線につきましては、私は日航についてはさようなことはいたさせないつもりであります。
【次の発言】 さきに申しましたように、その具体的な問題、具体的の事実に即して判断いたしたいと存じます。
【次の発言】 お説の通りです。
【次の発言】 今の赤字を消すために経営陣を強化するという必要上から、八分の配当をしておる日本航空整備会社を日航へ合併することは、経理の内容をよくする意味において適当であると考えております。そして同時にそれぞれ……

第43回国会 運輸委員会 第18号(1963/03/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私もその話を聞いて、まことに不合理だと考えておりますが、やはり鉄鋼事業も一つの基幹産業でございまして、海運業と比肩すべき、もしくはそれ以上の多額の投資額を持っておりますから、政府といたしましてはそういうことをやっておるのだと思いますが、海運の立場から申せばまことに不合理でございますから、強く通産大臣にその是正を要求いたしております。なお、輸出振興の面からそういうことがやられておるのが重要な原因の一つだろうと思いますが、外貨事情が好転し、輸出がよくなるようなことになれば、自然にそれは通産大臣も考慮するだろうと私は思って、しばしばその話はしております。しかし、現実は残念ながら久保委……

第43回国会 運輸委員会 第19号(1963/03/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お説の通りでございまして、野放しにすると申しますが、やはりわが国の基幹産業を弱めるような野放しは、政府の方針としてはいたさないところであります。それゆえに、為替管理が全面的に撤廃されたと申しましても、個々の場合に処しまして、大蔵省としては日本の産業を全般的に見て非常に窮地に陥れるような手段は私はとらないことを期待し、また確信いたしております。
【次の発言】 海運再建対策は、しばしば申し上げておりますように、前向きとうしろ向きでやっていく、その間の調整をいかにするかということが問題でございまして、大体の方針は、開銀としては主として海運専業者にやらす、インダストリアル・キャリアは考……

第43回国会 運輸委員会 第20号(1963/03/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 歩積み、両建の問題が産業界に及ぼす影響は、非常なものでありまして、先般閣議の席上においても、大蔵大臣がその点を指摘して、何らかの方法でこれを解消せしむるように努力する。ことに今久保さんのおっしゃるように、不況にあえぐ海運業に対しまして、さようなことは、私は今後は行政指導によりまして十分銀行当局その他と話し合いまして、そういうことを一日もすみやかに、全部解消ということもどうかと思いますが、できることなら全部解消するように努力いたしたいと考えております。
【次の発言】 お説の通りでございまして、歩積み、両建をやるということは、自分の金に自分で金利を払っているということになるのでござ……

第43回国会 運輸委員会 第21号(1963/05/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 答弁はお読み上げのとおりでございます。私は相当のことは、この間二月五日の、五日でしたか、十日のなにでやっておると確信いたしてそのとおり答弁いたした次第でございます。
【次の発言】 その後いろいろな情勢が変化いたしまして、ただいま問題になっておるような予算不足を来たしたということはまことに遺憾ではありますが、現実の問題はそのとおりでございます。
【次の発言】 その数字を見まして、それがいずれの原因にあるかをひとつきわめてみたいと思います。それで、いずれにせよ最初の目的が、まあとにかくオリンピックまでにあの世界的な新幹線をやらなければいかぬ、これが大前提でございまして、それに付随す……

第43回国会 運輸委員会 第23号(1963/05/17、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題となりました港湾整備促進法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  輸入木材に対する港湾の施設といたしましては、通常の航路、防波堤、泊地等の施設のほか、木材を整理するための水面とこれを保管するための貯木場とが必要であります。そのうち、航路、防波堤、泊地及び整理場に関する施設の整備につきましては、公共事業として実施しておりますが、貯木場の整備につきましては、特別の制度がないため、増大する輸入木材の処理に追随し得ない状況にあります。  このため、港湾区域内に無秩序に木材が放置され、港湾機能の維持の面からも、また、災害防止の観点からも無視し得ない……

第43回国会 運輸委員会 第27号(1963/05/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 的確に何月何日までということは申し上げかねますが、監査委員長には、特に問題の監査であるから、なるべく早くということを強く要望いたしております。その結果を待ちまして、いま加藤先生のおっしゃったようないろいろな考え方をきめて政府部内の意見をまとめてまいりたい、かように考えております。
【次の発言】 なるべく出せるか出せぬかの見通しをつけてこの委員会に御報告申し上げる希望を持っておりますが、ただいま申しましたような理由で、今回の監査委員長は相当重大な決意と慎重さをもってやることが想像されますので、いまここで言明いたすことはできないと思います。

第43回国会 運輸委員会 第28号(1963/05/31、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 総理の指示されたのは、自由化に伴いまして外資の出入りが非常に激しくなって、日本の保有外貨が減るということを憂えられて、何でもいいからでき得るだけ外資を獲得する手段、そうしてまず港湾関係におきましては、外国に比して港湾使用料あるいはブイの使用料等が安いのじゃないかということで、いま検討いたしております。ところが、それを上げることによって得る利益と、上げないで、現状のままで置いて得る損失とがバランスがとれないのに上げるということは、港湾料そのものでは若干の増収がありますが、これが物価に影響し、輸出に影響し、ひいて大きな意味での外貨の獲得に支障を生じやしないかということにつきまして、……

第43回国会 運輸委員会 第29号(1963/06/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 いま肥田委員の御指摘のような問題があるとするならば、厳重に戒告し、そういうことのないように善処するつもりであります。
【次の発言】 よく調査して、ほんとうにそういう事実があるとするなら、もちろん中止すべきであります。
【次の発言】 お示しのような事実ありとすれば、私もあなたと同じような気持になってやります。

第43回国会 運輸委員会 第30号(1963/06/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 久保委員の御指摘のとおりでございまして、はなはだ遺憾に考えておりますが、今後人員の増加、船艇の増加に努力したいと思います。
【次の発言】 その点について大蔵省その他と理解を深めるべく努力いたしております。
【次の発言】 要は人員不足ということが一番の要点のようでございますので、その人員の増加につきましては、予算折衝その他におきまして極力増加の確保につとめたいと考えております。
【次の発言】 ただいま附帯決議として御決定願いました港則法の一部を改正する法律案に対する御趣旨につきましては、附帯決議の趣旨を尊重いたしまして、この決議の趣旨にのっとりまして、ふくそうする船舶航行安全の確……

第43回国会 運輸委員会 第32号(1963/06/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま關谷さんのおっしゃったことは、予算折衝のときの問題でございまして、私は強く要望して、大蔵大臣もよくわかったと言っておりますから、さらに念のためにスクラップ・アンド・ビルドが進行するにつれまして、さらに確約いたしたい考えでございますから、この上とも御支援願いたいと思います。
【次の発言】 お説のとおりでございまして、私どもは、政府全体の責任といたしまして、十月一日には何といたしましても営業開始までいきたい、こういう信念にいまなお変りはありません。そのことを国民に訴えたらいいじゃないかとおっしゃいますが、その信念に変わりがあれば国民に訴える方法もありますが、信念に変わりがな……

第43回国会 運輸委員会 第33号(1963/06/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 鉄道によるがいいかバスによるがいいかということを比較することはもちろん当然でございますが、どの線をやれ、どの線を調査線にしろというようなことは、運輸省でなくて鉄道建設審議会が大体きめておるような状態でございまして、御趣旨のように着工線になっておるのが四十六ございます。調査線が十八線ございます。そういうふうな状態であったのではいけないからというので、ちょうど矢尾委員御指摘のような弊と申しますか、状態であるから、今度建設公団をこしらえてその重要の度合い、格差の是正その他そういう諸般の事情を勘案いたしまして、建設審議会できめた線のうち財政の許す限りにおいて早期にやろうというのがこの鉄……

第43回国会 運輸委員会 第35号(1963/06/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 具体的な何千何ぼという数字につきましては相談いたしませんけれども、予算折衝のときに、大蔵大臣と折衝いたしましたときには、今後赤字線を十年間になくする方針だ、それに幾ら要るか、五千億要る、平均すると年五百億、最初は少なくとも、だんだん最後の年に至ってたくさん出るかもわからぬが、そのことについて話し合いました。
【次の発言】 ただいま申し上げましたのは、閣議の話し合いではないんです。予算折衝をするときに、その当時の大蔵大臣、すなわち現大蔵大臣とそういう話し合いをしたのでございまして、私は、この鉄道建設公団を発足いたしました経緯にかんがみまして、政府はその趣旨に従い予算措置をとるもの……

第43回国会 運輸委員会 第38号(1963/07/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私は、監査委員会は今後なお存続すべきものであると考えます。  今回私が特に命じました監査報告に対しまして出されましたるこの七月二日付の監査報告は、満足とか不満足とかいう問題は別にいたしまて、その監査報告を私は受け取りまして、適当なる監査報告と考えております。
【次の発言】 全般を通読いたしまして、適当な監査の報告だと考えております。  それから監査委員会の存否の問題につきましては、私は監査委員会は今後存続いたしまして、そうして従来の監査の事務に精励されることを要望いたしております。  そういうことで御了承願いたいと思います。

第43回国会 決算委員会 第2号(1963/02/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 昭和三十五年度運輸省所管決算及び日本国有鉄道決算の概要につきましては、お手元に印刷物をお配りしてございますので、それによって御承知をいただきたいと存じます。何とぞよろしく御審議のほどお願いいたします。
【次の発言】 木村委員のお述べになったこと全く私どもも同感でございます。監督官庁として、その責任者として責任を痛感しております。おそらくはそういう公務員に対しては適当な処置をとっておることと考えますが、後刻よく調査して適当な機会にお答え  いたしたいと思います。
【次の発言】 運転手の免許基準の強化につきましては、運輸省といたしましてもいろいろ研究いたしております。あるいはこのご……

第43回国会 災害対策特別委員会 第12号(1963/03/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま御決議になりましたことは、私、国鉄並びに私鉄関係監督の地位にある者といたしまして、国鉄の雪害対策の実施につきましては、今後も一そう努力いたしたいと思います。また、今回の豪雪に非常に経験を得まして、今後もかような豪雪に対することにつきましても努力いたしたいと考えております。  私鉄の除雪費の補助、私鉄、バス等に対する長期低利の融資措置等につきまして、決議の趣旨を実現いたしますよう最善の努力をいたしたいと考えておる次第であります。

第43回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1963/02/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 今の労働者の問題につきましては、労働省とよく協議をいたしまして、適格者があれば三百名くらいのことは国鉄としては採ろうというつもりであります。
【次の発言】 あなたのおっしゃる通り五百人ですが、適格者があれば、あるだけ採るつもりでおります。
【次の発言】 国鉄といたしましては採用する意思はありますけれども、適格者がないときにはどうしようもないですから、適格者のあるだけ採用すると申しております。
【次の発言】 国鉄の自家発電につきましては、石炭の火力発電所の建設につきましては、現在の国鉄の財政状況からいいますと、買電する方がより利益なんです。がしかし、こういう石炭対策の非常にやかま……

第43回国会 内閣委員会 第4号(1963/02/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題となりました運輸省設置法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  今回の改正の第一点は、大臣官房に統計調査部を新設することであります。  現在、運輸省においては、指定統計を初めとして各種の輸送統計は各局に分掌されておりますが、運輸に関する統計事務の強化と能率化のためには、統計調査機構を整備してこれらの事務を集約し、統一的な企画、集計、解析を行なうことが必要であると考えられますので、統計調査部を新設しようとするものであります。  改正の第二点は、最近における都市交通問題の重要性にかんがみ、運輸に関する基本的施策の一環としてこれが施策を樹立実施……

第43回国会 内閣委員会 第13号(1963/03/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 質問の御趣旨、よく了解いたしました。独立採算制と公共性ということは、日本国有鉄道に課せられた重大な問題であり、また難解でございまして、ある面にいけば独立採算制を無視して、やれ合理化をやれ何をやれといって経費の面から責められ、また、サービスの面は、確かに御趣旨のようなことはたくさんあります。それを逐次独立採算制を維持しながら、そのサービスに主たる点を置きまして改善せしむるよう努力いたしたいと思います。

第43回国会 内閣委員会 第14号(1963/03/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 御承知のように、低開発地域の開発、同時に格差の是正ということは、池田内閣の主要政策の一つになっておりまして、今日考えてみますと、日本で残されておる未利用資源の多いのは、何と申しましても北海道と東北と考えます。先ほど石山先生の御指摘になったように、この新産業都市を指定するにいたしましても、その点を非常に考慮して私はやるべきものであると思っております。十分御趣旨のあるところを体しまして、運輸省に関する限りにおいては、最善の努力をいたしたいということを申し上げておきます。
【次の発言】 よく了承しました。
【次の発言】 交通閣僚懇談会でもしばしば論議されておることでございまして、御趣……

第43回国会 予算委員会 第3号(1963/01/30、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お答え申し上げます。この一月以来の豪雪につきまして、被害者、地方に対する点につきましては、まことに遺憾にたえません。今日三十日現在におきます不通区間は、北陸本線、すなわち敦賀―大聖寺間及び七支線となっております七それから各駅に抑留されておりました旅客列車は、二十八日以後皆無になりました。それから貨車につきましては、現在なお相当数の抑留車が残っておるのは、はなはだ残念でありますが、一日もすみやかにそれを解消するように努力いたしております。  それから次に、除雪状況について申し上げますが、十二日以降、職員、ことに自衛隊、人夫等延べ人員約二十五万人を動員いたしまして、除雪車は八十数両……

第43回国会 予算委員会 第7号(1963/02/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 国鉄が今度の災害で防雪事業その他についてどういう対策をとり、今後どうするかということは、大体今度の雪というものが、国鉄は去る三十五年の大雪を対象にしてそれに対する防雪施設をいろいろやったのでございますが、それ以上の豪雪でございまして、まことに私どもは遺憾には存じますが、残念ながら、防雪その他について欠くるところがあったのではないかと思います。しかし、これは経済的に考えまして、何十年に一ぺん来るかわからぬものに、国鉄の許された財政でやるということはなかなか困難でございます。財政の許す範囲内におきまして、複線化を促進したり、いろいろな防雪あるいは防災に対する施設はやっているつもりで……

第43回国会 予算委員会 第16号(1963/02/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お答えいたします。大韓航空へ日本航空の古飛行機をチャーターいたしておるのは、卒業でございます。全日空からも一機貸しております。それは今チャーター料も正確に入っておりますし、機種はDC4で一機日航、それから全日空はDC3型一機、そうして賃貸料はDC4型機が月二千ドルです。それから全日空のDC3型は月千七百ドルで、いずれも正確に毎月使用料が入っております。それから操縦士は日本人じゃなくて、韓国人が操縦しております。
【次の発言】 お答えいたします。さようなことはありません。
【次の発言】 日航と韓国航空公社とのなには、すべて民間ベースでやっておりまして、私どもといたしましては、その……

第43回国会 予算委員会 第18号(1963/03/02、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お答えいたします。  青函トンネルの広い意味においての着工は、すなわち、トンネルの予定地の試掘その他を私どもは考えており、調査の結果それによってきめるので、私は着工という意味をさように解しております。
【次の発言】 お答えします。  さっき申しましたように、着工というのは、試掘その他をやることも、広い意味において青函トンネルの着工であります。それゆえに、私はそれをきめて、その調査の結果によって……(辻原委員「きまっておりませんと言っている」と呼ぶ)きまっているというんじゃない。(辻原委員「速記録はどうしたか、この間の国会の答弁と違うじゃないか、でたらめなこと言うな」と呼び、その……

第43回国会 予算委員会 第19号(1963/06/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 二月某日に答弁いたしましたとおり、昭和三十九年十月一日までに完成いたす所存で、また完成することを信じております。
【次の発言】 たびたび所要資金が変わりますので、監督省といたしましては、これで間違いがないかということをたびたび念を押して、そうして最後に出てまいりましたものが、ただいま御指摘の八百七十四億とさらにプラス百七十六億の金額で足りるという国鉄当局の説明でございます。そこで私は、さらに念を入れる意味におきまして、監査委員に、その数字に間違いがないかということをただいま精査させておる最中でございます。
【次の発言】 新幹線ができますれば、いまの旧東海道線の比重をこちらのほう……


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綾部健太郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
28期-|29期|-30期
第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1963/02/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 昭和三十八年度の運輸省関係の予算について御説明申し上げます。  まず、予算の規模でありますが、一般会計の歳入予算総額は十四億七千四百八万二千円、歳出予算総額は他省所管分七十四億二千三百十五万七千円を含んで八百十四億七千五百七十三万一千円でありまして、この歳出予算総額を前年度予算額と比較いたしますと、百十一億四千七百三万六千円の増加で、約一六%の増加率になっております。この増加額の内訳を見ますと、行政部費では三十七億九千八百二十八万六千円、公共事業費では七十三億四千八百七十五万円の増加であります。  特別会計につきましては、まず、木船再保険特別会計の歳入歳出予定額は三億四千四十四……

第43回国会 予算委員会第四分科会 第8号(1963/02/25、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 陸運行政の地方のあり方につきまして、御趣旨のように非常に不便を感じておりますので、いわゆるあなたのおっしゃる一元化につきまして、歴代の運輸大臣も強く行政調査会に要請をしております。私もこれについて強く行政管理庁長官その他に要請しております。また、東京陸運事務所の専務が非常にたくさんありまして、人員の不足ということは私も痛感いたしておりますので、本年度の予算に相当大幅な人員増加の要求をいたしたのでございますけれども、いれられなくて、本年五十人の定員増を認められたものでございますから、おそらく今後は若干の改善は期待し得られると考えております。なお、御趣旨に従って、強く臨時行政調査会……

第43回国会 予算委員会第四分科会 第9号(1963/02/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 今暁一時七分に神戸和田岬灯台付近におきまして、宝海運株式会社の鳴門定期航路船のときわ丸、二百二十八トンと大同海運株式会社貨物船りっちもんど丸が衝突をいたしました。  概況は、海上保安庁が通報を受けて十五分以内に約十隻の救助艇を出し、ヘリコプター一機、その他の救助艇二隻、付近の消防艇一隻、それから宝海運の船が三隻で今救助作業をやっております。  わかりました被害は、救助された者が十九名、遺体となって収容された者が八名、行方不出が三十九名であります。  原因その他につきましては目下調査中でございます。  かような海難事故が起こりましたことについて、主管大臣として、はなはだ遺憾にたえ……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

綾部健太郎[衆]在籍期 : 28期-|29期|-30期
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