宮沢喜一 衆議院議員
34期国会発言一覧

宮沢喜一[衆]在籍期 : 31期-32期-33期-|34期|-35期-36期-37期-38期-39期-40期-41期-42期
宮沢喜一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは宮沢喜一衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院34期)

宮沢喜一[衆]本会議発言(全期間)
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第81回国会(1977/07/27〜1977/08/03)

第81回国会 衆議院本会議 第2号(1977/07/28、34期、自由民主党)

○宮澤喜一君 ただいま議長から御報告がありましたとおり、広島県第三区選出議員内海清先生は、去る七月一日逝去されました。まことに痛惜の念にたえません。  ここに議員各位の御同意を得て、議員一同を代表し謹んで哀悼の言葉を申し述べたいと存じます。  君は明治三十四年、広島県御調郡御調町に生をうけられ、長じて広島県師範学校に進まれ、大正十年御卒業以来、約十八年にわたり、県内の小学校あるいは高等女学校において教鞭をとられました。君の薫陶を受けた子弟は今日も各地に現存して、君を長く徳とし、常に君のよき支持者でありました。  昭和十四年君は請われて日立造船に勤務されることになりました。その後ほぼ二十年間、同……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 衆議院本会議 第3号(1978/01/21、34期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(宮澤喜一君) ここに、わが国経済の当面する課題とこれに対処する施策について所信を明らかにいたしたいと存じます。  わが国経済は、本年、二百兆円規模の時代を迎えようとしております。  過去三十余年の歩みを振り返りますと、日本経済は、戦後の荒廃の中から立ち上がり、ほぼ五年ごとに規模を倍にする発展を続けてまいりました。  この過程を通じて、われわれの生活は今日かなりの水準にまで到達し、また世界経済の中におけるわが国の地位も重きを加えてまいりました。  しかしながら、五年前、変動相場制への移行と石油危機の発生という経験の中で、百兆円の規模に達して以来今日に至るまでの道程はかつてない困難なも……

第84回国会 衆議院本会議 第5号(1978/01/25、34期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(宮澤喜一君) 佐々木委員長は、現在最も望まれておる政策は何かということを、貯蓄の問題と、いわゆる内に弱く外に強い円という形で、具体的に御指摘になったわけであります。  そこで、確かに貯蓄率は相変わらずと申しますか、石油危機ごろまで二〇%ちょっと足らずでございましたけれども、四十八年からにわかに高くなりまして、最近ちょっと下がっておりますが、まだ二三、四%のところでございます。  そして、何のために貯蓄をするかということになりますと、第一に病気や不時の災害、第二に教育、結婚資金、第三に土地、家屋、第四に老後の生活のためと、常にこの順序は変わりませんで、しかも、三番目に土地が来て家屋が……

第84回国会 衆議院本会議 第12号(1978/03/10、34期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(宮澤喜一君) 政府が新たな中期計画を策定すべきではないかという御指摘でございました。  ただいま、政府は昭和五十年代の前期計画を持っておりまして、この中で目標年次に達成すべき雇用、物価、社会保障、財政、国際収支等々の目標を掲げておりますが、五十一年、五十二年におきまして想定されましたコースを、経済の運営がかなり離れたことは御承知のとおりでございます。したがいまして、先般、試算をいたしてみました。それによりますと、五十三年度に七%程度の経済成長をすることによってなおこの目標の達成は可能であるということが試算の結果出てまいりましたので、当面といたしましては、五十三年度の経済運営に全力を……

第84回国会 衆議院本会議 第28号(1978/04/28、34期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官・大蔵大臣臨時代理】

○国務大臣(宮澤喜一君) 政府の関与しております農産物資の円高差益はどうなっておるかというお尋ねでございました。  麦について申し上げますと、食管会計のうち輸入麦に関する差益、そのうちで円高差益分と思われますものが昭和五十二年度に百七十億円ございます。これにつきましては、農林大臣が、食管法の規定により、また現在、米について作付転換を行い、なるべく米の消費を奨励したいという大事な方針を持っておられまして、それとの関連もあって、麦の価格を据え置くことが適当だと考えるというお話がありまして、私も、それはごもっともなことだと考えまして、それに同意をいたした経緯がございます。  次に、牛肉につきましては……

第84回国会 衆議院本会議 第29号(1978/05/09、34期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(宮澤喜一君) 重複を避けまして、残りました問題について申し上げます。  緊急輸入四十億ドルということを言っておるが、これはいつまでのことを考えておるかというお尋ねで、今年度中に少なくとも四十億ドルと考えております。  その大きな内訳はどうなっているかということでございまして、ただいままでのところを大まかに申し上げますと、第一は、先般百人に近い経済人が輸入ミッションでアメリカに参りました。その成約がほぼ十九億ドルと思われますが、かなりのものが本来予定されていなかった輸入であるというふうに推定してよろしいかと思います。  それから第二は、輸銀の外貨貸しの問題でございますが、先ほど大蔵大……


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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 衆議院本会議 第4号(1978/09/29、34期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(宮澤喜一君) 中期計画についてお尋ねがございましたが、これから中期計画を立てます根本の目的は、やはり雇用状況を何とかして改善をいたしまして、国民生活の質的向上を図れるような経済運営をどうすればいいかということを計画において検討し、決めたい、それが終局の目的でございます。  なお、その中で政府自身が中心となってやるべき施策としまして、生活関連の社会資本の整備でありますとか、あるいは社会保障のあるべき水準を今後数年間どこに置くべきかというようなことがございます。  それらの目的を主な目的にしながら、その間に片づけなければならない問題といたしましては、経済バランスの問題、対外的には大きな……


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第88回国会(1979/08/30〜1979/09/07)

第88回国会 衆議院本会議 第1号(1979/08/30、34期、自由民主党)

○宮澤喜一君 ただいま、私が国会議員在職二十五年に及びましたことに対し、院議をもって御丁重な表彰の御決議を賜り、まことに感謝にたえません。謹んで厚く御礼を申し上げます。(拍手)  このたびの栄誉は、ひとえに先輩、同僚各位の永年にわたる御懇情のたまものであり、みずから顧みますと、いまだに不徳非才、まことにじくじたるものがございます。  今日を機として、心を新たにして国政のため微力を捧げたいと存じます。何とぞよろしく御指導賜りますようお願いを申し上げまして、お礼の言葉といたします。(拍手)

宮沢喜一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院34期)

宮沢喜一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第83回国会(1977/12/07〜1977/12/10)

第83回国会 商工委員会 第1号(1977/12/09、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 遅参をいたしまして申しわけございません。  このたび経済企画庁長官に任命されました宮澤喜一でございます。皆様からいろいろ御厄介になりますことと存じますので、今後ともよろしくお願いを申し上げます。  本年も余すところわずかでございますが、わが国経済は、現在、御承知のように、景気の回復と雇用の安定、対外均衡の確保、さらに物価の一層の安定化など、今年の残りの部分はもとより、来年度におきまして取り組まなければならない多くの課題に直面いたしております。  経済企画庁長官といたしまして、これらの課題の一つ一つに全力を挙げて取り組む所存でございますが、どうぞ本委員会委員長並びに委員各位におか……

第83回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1977/12/07、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 このたび経済企画庁長官に任命されました宮澤喜一でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  本年も余すところわずかになりましたが、わが国経済は、現在、残されたこの年はもとより、来るべき年において取り組まなければならない多くの課題に直面いたしております。  その第一は、景気の問題であります。御承知のとおり、政府は、景気の着実な回復を図るため、年初来一連の景気対策を展開してまいりました。その効果は次第に浸透しつつはございますが、設備投資を初めとする民間需要は依然として盛り上がりに乏しい状況にあり、雇用や倒産、構造不況業種の問題等、解決すべき問題が多々残されております。加えて、……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 商工委員会 第3号(1978/02/10、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 わが国経済の当面する課題とこれに対処する諸施策につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たり、重ねて所信の一端を申し上げたいと存じます。  当面する経済運営の最大の課題は、景気の着実な回復を図り、国民生活安定の基盤である雇用の安定を確保することであります。  御承知のとおり、石油危機を契機として内外の経済が大きな混乱に陥って以来、政府は、物価の安定、景気の回復と雇用の確保及び国際収支の均衡を目指してあらゆる政策努力を重ねてまいりました。この間、物価の安定については、国民各位の御理解と御協力のもとに、物価抑制のためのこれまでの努……

第84回国会 商工委員会 第6号(1978/03/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 自分の国のこともなかなかわかりませんので、外国のことはより不確かでございますけれども、一般に聞いておりますところでは、アメリカの景気は一九七七年にまずまずよかったわけでございます。そこで七八年も、昨年ほどではないにしても、まず八年いっぱいは大丈夫ではないかというふうに一般に言われておるように承知しております。むしろ九年あたりはどうであろうかという議論はあるようでございますけれども、八年は大丈夫であろうというふうに多くの人が考えておるようでございます。アメリカの経常収支、貿易収支でございますけれども、昨年より幾らかよくなるかもしれないという程度で、やはりかなり大きな赤字があるとい……

第84回国会 商工委員会 第7号(1978/03/03、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 何分にも前例の少ないほどの大きな公共投資でございますので、国も地方自治体もよほどこれに備えて対処しなければならないことは事実と思います。  順調にいくかというお話でございますが、まず、用地の問題は、ほぼかなりのものがすでに過去において取得ができておると見ておりますが、むしろその上に立って具体的に住民の納得が得られるかというような問題は、年とともにむずかしくなっておりますので、これに大きな努力を注がなければならないかと存じます。  資材について多少の値上がりのものがすでに出ておりますけれども、いずれも大きな生産余力を持っておるものでございますので、そんなに心配すべき状態ではないと……

第84回国会 商工委員会 第9号(1978/03/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 ただいまの問題につきましては、通産大臣の言われたとおりだと私も考えております。
【次の発言】 私どもは、もともと市場経済がわが国にとって最も適した原則であるというふうに考えておりますから、したがいまして、このたび御審議願っております法律案は、そういう意味ではこの原則に対する大きな例外、臨時的な措置であると考えざるを得ません。そういう措置をとらなければならないようなわが国の経済界の現状であるという認識に立ちましてこういう法律案の御審議をお願いしていると私は理解しておりますが、そこで、もしこれがそのような一種の例外的な臨時的な措置であるとするならば、その方向に従ってアウトサイダー規……

第84回国会 商工委員会 第10号(1978/03/24、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 中村委員がよく御承知のとおり、わが国としては基本的にはフロート体制を考え方の基本にいたしておりますので、乱高下だけは防いでおりますけれども、そのようなことから申しましても、またいろいろその他の理由から、将来を予断することはなかなか困難でございますし、むしろ差し控えるべきかと存じます。  しかし、基本的には、一つはわれわれ自身の経済運営の問題であろうと存じます。すなわち、参議院で御審議いただいております予算案を遅滞なく執行をすることによりまして、内需の振興、ひいては消費者の信頼の回復等々を図ってまいる、これが基本であると存じます。と同時に、輸出につきまして、極端に急増すること等に……

第84回国会 商工委員会 第17号(1978/04/11、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 基本的に申しまして、政府は、先進工業国間の合意でありますところのフローティングシステムを採用いたしております。乱高下がございますときには介入をいたすこともございますけれども、基本的には市場の実勢に任せるということでありますので、したがいまして、政策といたしましてはフロートを基本にいたしておるわけであります。そういう意味から申しますと、どの程度の円が妥当である、あるいはそれを目標にするといったような考え方はとっておりません。
【次の発言】 もしわが国の経済の力にふさわしいレートというようなものが考えられるといたしますならば、それは固定相場的な制度が可能であるということになるわけで……

第84回国会 商工委員会 第19号(1978/04/14、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 大切な問題でございますので、お尋ねをなさいますお気持ちはよく私もわかっておりますけれども、この問題については労使の関係で決まっていくので、政府は立場を表明すべきでないという伝統的な考え方がございまして、したがいまして、まことに御意に沿わないことであるとは思いますけれども、感想を申し上げますことを差し控えさせていただきたいと思います。
【次の発言】 お尋ねの趣旨はよくわかっておりますし、また非常に大切な問題であることも確かでございますけれども、何か申し上げますと、やはり価値判断を含んでおるような受け取られ方をいたす心配がございますので、ここはやはり大変慎重にならざるを得ません。御……

第84回国会 商工委員会 第29号(1978/05/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 緊急輸入を目的にいたしまして、従来から幾つかの制度を決定してまいったわけでございますが、その一つが外貨貸し制度でございます。これは御承知のように、当初短期の外貨貸し制度を実施いたしまして、すでにあれこれで、成約しましたものあるいは商談中のもの、検討中のもの等々二十億ドル近いものがあるように存じますが、その後、長期にこの外貨を利用することも必要であると考えまして、四月二十日過ぎに新しく長期の制度を設けましたわけでございます。しかし、この方はまだ受け付けを開始いたしておりません。私といたしまして、あれこれの施策、外貨貸しばかりじゃございませんけれども、合わせまして四十億ドル程度のい……

第84回国会 商工委員会 第34号(1978/08/30、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 それでは、私から便宜お答えを申し上げます。  航空運賃と国際電電の問題について御指摘がございまして、厳密な意味では日本航空あるいは国際電電にはいわゆる円高差益というものはほとんど生じていないというのが本当であろうと思います。お時間をとりますので詳しく申し上げませんけれども、しかし、問題は、円高差益ということはともかくとして、方向別によって料金が非常に違うということに国民が不信を持つわけでございますので、ただいま運輸省におかれましては、わが国のサーチャージを昨年少し下げましたのと、ヨーロッパとの間では少しずつ話が進んでおりますが、アメリカに対して、この秋を目指してアメリカ側の日本……

第84回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1978/02/10、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 わが国経済の当面する課題とこれに対処する諸施策につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たり、重ねて所信の一端を申し上げたいと存じます。  当面する経済運営の最大の課題は、景気の着実な回復を図り、国民生活安定の基盤である雇用の安定を確保することであります。  御承知のとおり、石油危機を契機として内外の経済が大きな混乱に陥って以来、政府は、物価の安定、景気の回復と雇用の確保及び国際収支の均衡を目指してあらゆる政策努力を重ねてまいりました。この間、物価の安定については、国民各位の御理解と御協力のもとに、物価抑制のためのこれまでの努……

第84回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1978/02/28、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 ただいま卸売物価及び消費者物価につきまして、おのおの年度平均の上昇率と年度中の上昇率につきまして、政府の見通しと実績とがいまどのような感じになっているかというお尋ねでございました。それで、堀内委員も御承知のように、いわゆる年度中の上昇率と申しますものは、年度末と年度末を比べるという性格のものでございますので、無意味ではございませんけれども、三月なら三月という時点で何か非常に特殊な事情が起こったときにこの数字は大変に動き得る数字でございますので、物価情勢もこうなってまいりましたから、私としては、今後、年度中という一時点での比較というものを余り意味を持たせることはどうであろうか、む……

第84回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1978/03/28、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 その点は愛知委員の御指摘のとおりでありますし、また非常に大事な問題であると思います。ことに現在のように特例公債を出しておるというこの状況が慢性化いたしますと、デフレギャップが解消を明らかにしたと考えられる時点においても、それを取りやめることができないということになりかねないと思いますので、この点は、すでに予算委員会等々におきまして、特例国債をある段階では打ち切らなければならないということについての試算等も御審議を願っておるわけでありますけれども、これは正直を申していわゆる試算の段階であって、具体的にこの試算を実行するだけの方途を基礎にしておるわけではない、いわば一つの見取り図程……

第84回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1978/04/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 鈴木委員がよく御承知のとおり、いずれにしてもなかなか経済運営のむずかしい年でございますけれども、概してただいままでのところ私どもの考えている方向に少しずつ経済は向かっておるのではないか、総合的にはそのような判断でございます。  財政主導型で不況克服を図るという五十三年度予算案につきましては、すでに御審議もいただき、可決成立をいたしました。それに備えまして、公共投資ができるだけ遅滞なく行われますように、その間準備をいたしてまいりましたので、中央、地方を通じまして予算の執行がかなり迅速に円滑に行われるものと期待をいたしております。  御指摘のように、上半期において七三%程度の契約を……

第84回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1978/04/20、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 円高がどちらの事情によって生じたのかというお尋ねでございますが、基本的にはこれはいわばコインの裏表というような関係でございますから、非常に厳格にそれにお答えすることはむずかしいことではないかと思いますけれども、経緯を顧みてみますと、昨年の初めに二百九十円がらみであった円というものは、現在のわが国の経済の力から言えばあるいは過小評価であったのではないかというふうに思われます。しかしながら他方で、この二月中旬以降の急激な円の変動というものは、どちらかというと私は相場的な様相がかなりあったのではないかと考えております。  その背景として考えられますことは、わが国の経常収支の黒字が相当……

第84回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1978/05/09、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 確かにその雑誌にそういうことを申しましたのですが、私の言おうとしておりましたことは、いわゆるエコノミストとして、企画庁の役人は、見解を発表するときに、政府の経済見通しというものがいろいろあるわけでございますけれども、余りそれにこだわらなくても構わないぞ、エコノミストとして、思うことはいろいろな機会に自由に言って差し支えないことだという意味のことを主として言いたいために申したわけでございますけれども、他方でもう一つ、経済企画庁には各省間の調整という機能がございますので、調整者としての立場がもう一つ別にある、こういうことも事実でございます。無論、調整者としての立場は、違った意見を調……

第84回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1978/06/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 経済企画庁というのは何をすべき役所かということは、私も幾たびか務めをいたしておりますのでいろいろに考えておるわけでございます。設置法には一定の仕事の内容が書いてあるわけでございますけれども、過去二十年ぐらいの間を見ておりますと、そのときそのときの国民あるいは国のニーズというものが少しずつ変化をいたしてまいっておりますので、したがって、経済企画庁の役割りも、設置法に書いてある言葉そのものは無論変わっておりませんでも、おのずからどこに重点を置くかということがそのときそのときで変わってまいっておるように思います。  先ほど国土庁、環境庁についてのお話がございました。この二つの役所は比……

第84回国会 物価問題等に関する特別委員会 第11号(1978/06/06、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 以前は、大学生といえば多少の学問をしていたはずの人たちですが、こういうことが起こりますと、その知識水準の低下というものは悲しむべきことだと思います。同時にしかし、先ほどからお話しのように、運動部でありますとか、クラブ活動でありますとか、先輩、後輩、同僚の関係というのは、非常に勧誘しやすいし、また断りにくい土壌がありますことも御指摘のとおりですし、それから学生証というようなものを持っておりますから、そうなりますと、サラ金等で金を貸す場合にも比較的人間の身分を確定しやすい、まあ大学に子供を出すということは、親としても多少の資力があるであろうというようなことまで考えますと、比較的金を……

第84回国会 物価問題等に関する特別委員会 第12号(1978/06/08、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を尊重いたし、関係省庁とも十分協議し、物価の安定を図り、国民生活の向上を実現するよう、さらに一層の努力をいたす所存でございます。

第84回国会 物価問題等に関する特別委員会 第14号(1978/08/29、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 この問題につきましてはすでに本委員会において長いこと御関心をお持ちになり、私どももいろいろ御示唆をいただいてまいりました。そういうことも考えまして、このたびのような決断を通産大臣がされたわけでございます。  ただいま武部委員の御指摘の問題につきましては、先般通産大臣の談話にもございますように、このように為替が非常に変動するというようなときに、料金の問題にそれをどのように反映させるか、新しい問題として考えなければならないということを通産大臣は言われておられますので、政府としてはやはり御指摘のように考えていかなければならないと思います。

第84回国会 予算委員会 第2号(1978/01/27、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 このように御説明を申し上げさせていただきたいと思います。(発言する者あり)  六・七%を考えておったものが五・三%になるという、それがどのような理由でそうなったかというお尋ねでございます。そこで、ほぼ一・五ポイントの食い違いの御説明を申し上げなければならないことになると思います。  一・五ポイントのうち最初の〇・五ポイントは、これは経済の実勢といいますよりはやや技術的な理由になりますけれども、昭和五十一年度の国民所得が暫定値から確報値にはっきりいたしてまいりました際に、実は暫定値の方が高過ぎた、確報値が低うございました。その結果としまして五十二年度のいわば発射台がそれだけ低くな……

第84回国会 予算委員会 第3号(1978/01/28、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 建設大臣もよくよく諸般の情勢をお考えいただいておるように存じますけれども、なお、よく検討を私どもとしてもさせていただきます。
【次の発言】 五十二年度のいわゆる実績見込みでございますが、御指摘のように、前回の改定試算に比べましてほとんどの国内的な項目が減少いたしておりますことは、御指摘のとおりでございます。  そこで、私どもとしましては、最近の情勢、いわゆる在庫調整等がかなり進みつつあるやに見える。また、住宅も、夏ごろ悪うございましたが、年末にかけて着工がかなりふえております。加えまして、ただいま御審議をいただいております十五カ月予算の問題もございますので、まずこの五・三%程度……

第84回国会 予算委員会 第4号(1978/02/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 多賀谷委員の言われましたことは、個人消費が構成比が大きゅうございますから、数字の上でやはり寄与率としては大きい、そのとおりでございます。七%成長を分析いたしますと、寄与率で申しますと個人消費支出が二・八ございます。したがって、一つ一つのアイテムといたしますと、その次が政府支出の二・一でございますから、一番個人消費が大きい。これは国民所得の五〇%以上を占めておりますからそうなります。ただ、総理が言われましたのは、そのようなことになることの起動力は財政が担わなければならない、こういう意味を言われたのであろうと思います。  それで次に、個人消費をそのぐらい見たのはどういう理由かとお尋……

第84回国会 予算委員会 第5号(1978/02/02、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 財政の方の作業は大蔵省でされましたので、作業の経緯は私はつぶさには存じません。しかし、先ほど、厳密に申せば矢野委員の言っておられますことのとおりだと思いますと大蔵大臣言われましたが、ことにケースA、Bというのは相当極端なケースでございますので、大蔵大臣の言われるとおり、矢野委員の御指摘のとおりではないかと私も思います。

第84回国会 予算委員会 第6号(1978/02/03、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 六・七%の見通しから五・三%への見通しの下方修正は一・五ほどの修正でございますので、そのうちでいわゆる円高というものが五十二年度を通じましてどのぐらいになるであろうか、いろいろと試算がございますけれども、〇・五%ぐらいに当たるのではないかと見られますから、したがいまして、それですべてを説明するというわけにはまいりません。矢野委員の言われましたようなことが、ことに五十二年度の上半期において主な原因であったろうと思われます。  ただ、御承知のように、政府がその事態にかんがみまして、九月にあれだけの施策を財政を中心にいたしましたけれども、ちょうどその後に円高が参りましたので、したがっ……

第84回国会 予算委員会 第7号(1978/02/04、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 せんだっても申し上げましたが、長期の経済計画をいたしますときにはモデルを使わざるを得ませんけれども、単年度の問題につきましては、推計資料が相当最近のものまでございますので、一般にモデルは参考として使うにとどめております。このたびも参考としては使っております。  なお、一般的に申し上げられますことは、何と申しますか、前に使いましたいわゆるSP17というもののモデルは、公共投資の乗数効果は一・八五程度、SP18は一・三ないし四ということに出ておりますけれども、単年度の見通しを使いますときには、これは参考にしただけでございます。むしろいわゆる段階的接近法というようなことで予測をしてお……

第84回国会 予算委員会 第9号(1978/02/07、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 五十二年度についてまず申し上げますと、大体、輸出は、総額にいたしまして一五%ぐらいの伸びを考えておりますが、そのうち、数量部分が三%ぐらいであろうか、価格部分が一一%ぐらいであろうかと考えております。五十三年度につきましては七%ぐらいの伸びを考えておりますけれども、数量的には恐らく横ばいではなかろうか、したがいまして、七%は価格要因ということに考えております。
【次の発言】 一方におきまして、ただいま岡田委員が言われましたように、いわゆる円高というものに対応しようとする努力は続けられておりますから、いまおっしゃいましたように、時間がおくれるに従いまして対応力をあらわしたような見……

第84回国会 予算委員会 第10号(1978/02/08、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 国鉄、私鉄とも、ただいまの段階では関係省から御協議を受けておりません。けれども、私どもとしましては、基本的には、経営が合理的に行われているということを前提に、やはり原価主義、適正利潤というものを考えるべきではないかと思っております。ただ、その際、児玉委員が御指摘のように、国民生活全体との関係も十分に考えてまいらなければなりません。そのとおりでございますから、御協議を受けました段階で私どもの考え方を関係省に申し上げたいと思っております。
【次の発言】 個人消費支出の中で、雇用者所得のほか、個人業主所得、個人財産所得等々がございますことは、すでに何度か申し上げましたので省略をさせて……

第84回国会 予算委員会 第11号(1978/02/13、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 大原委員がよく御承知のようないろいろな事情によりまして、西ドイツに比較いたしまして為替高のメリットが、わが国の消費者物価に非常に及びにくいこと、及び、その効果の判定が困難でありますことは、これは御承知のとおりでございます。  それで、問題への手がかりといたしまして申し上げられそうなことは、現在、卸売物価で申しますと一・五%の対前年度比のマイナスでございますが、この中で円高に要因を求むべきファクターがマイナス二・五ほどあるであろうというふうに推測されます。したがいまして、むしろ逆に申しますと、円高の寄与というものがマイナス二・五あるにもかかわらず、その他の要因によって卸売物価その……

第84回国会 予算委員会 第12号(1978/02/14、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 二月一日の当委員会における多賀谷委員の御発言に関連いたしまして、公共事業等施行推進本部が関係省庁の協力を得て関連データを集計しておりましたが、その結果は、お手元に差し上げました資料のとおりでございます。経済見通しにおけるマクロ的な雇用増の見通し等については、同日すでに御説明申し上げたとおりでございますが、今回の集計は各事業ごとの積み上げによる集計値でございます。一つの御審議の資料として提出を申し上げたものでございます。
【次の発言】 御指摘のように、お目にかけております資料は、いわゆるマン・デーの計算をいたしましてそれを集計いたしておりますので、したがいまして、これだけ全部が新……

第84回国会 予算委員会 第13号(1978/02/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 経済企画庁といたしましては、諸般の情勢を考えながらマクロで把握をいたしておりますことは御承知のとおりでございますが、大体百六十万戸程度ではないかと考えております。
【次の発言】 当初二八・五%の上昇を見込んでおりましたが、御指摘のように実績見込みとしては七・五%、二兆円ほどの減額を見ておるわけでございます。一般的に申されますように、基本的に土地の問題がむずかしいむずかしいと言われながら、具体的な案件になりますと、やはり実際にいろいろな困難が現実にあれこれあるというようなことが基本にございましょうと思いますが、それと同時に、やはり五十二年度に一般的に消費世帯の所得の伸びが思うよう……

第84回国会 予算委員会 第14号(1978/02/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 総理大臣から直接に実はお話を承っておりませんので、ニュアンスはわかりませんけれども、大所高所の立場からそのような政策意思を持ってわが国の経済の運営に当たられるということを言われたものと考えております。  もう少し具体的に、私どもの方の作業との関連で申し上げますと、先般御報告をいたしましたように、昭和五十年代前期計画の見直しの試算をいたしましたときに、五十年から五十五年までの平均の実質成長率は大体六・三%であろうというふうに申し上げております。すでに五十一が五・七、五十二が五・三でございますので、五十三を七といたしますと、あと五十四、五と二年残りますが、六・三で平均ができ上がると……

第84回国会 予算委員会 第15号(1978/02/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 全般的な消費者の被害救済制度の問題につきましては、すでに政府の消費者保護会議におきまして制度の確立の検討を進めるという基本方針が確認されておるわけでございます。  ただいま御指摘の製造物被害の問題につきましては、昨年、政府の関係省庁から外国の状況の調査をいたしました。それによりますと、ヨーロッパでは、国によりまして多少事情は異なっておりますけれども、無過失の立証を挙証責任を転換いたしましてメーカー側に負わせるという判例が確立しつつある、したがいまして、ECを中心に法的にこれをどうすべきかというようなことについての調整が行われているようでございます。先ほど岡田委員が御指摘のように……

第84回国会 予算委員会 第16号(1978/02/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 政府が御提案を申し上げておりますように、一般会計にいたしましても財投にいたしましても、あるいは税法等にいたしましても、今回は相当異例のことをいたしておるくらい事態は深刻でございますので、私は、七%の成長というものがそうやすやすとできるというふうには決して考えておりません。事態はなかなか容易ならぬことであるということは、佐藤委員とそういう意味では同じような深刻な認識を私どももいたしております。しかしながら、本当にこれだけの財政と税制等の措置というものはかつてわが国でやったことがございませんでしたし、これが執行に遺憾なきを期しますれば、上半期にかなり財政の主導が出て、そうして下半期……

第84回国会 予算委員会 第17号(1978/02/20、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 設備投資を集計いたします際に、たとえば電力業界のように比較的企業の数も少なく、また企業の内部体制もしっかりしておりますところは、かなり具体的に数字をつかむことができます。それがせんだって以来申し上げております三兆一千六百億でございますが、それにつきましてすら当委員会でいろいろ御疑問、お尋ねがあったところでございます。  ただいま石油精製につきましてお尋ねがございました。これは全体の設備投資から申しますと、先ほどエネルギー庁長官の言われました数字を考えますと、ほぼ二%ちょっと割るところでございますが、こういう業界でも確かに、たとえば立地についての住民側の問題でありますとか、あるい……

第84回国会 予算委員会 第18号(1978/02/21、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 かつて石油危機以前につくられましたモデルでは、公共投資の効果は、土地代を引きましてあと初年度で一・九ぐらいということが言われておったわけでございますけれども、その後に開発されましたモデルでは一・三ぐらいであろうか、それに対して減税の効果はほぼ〇・七、八ということが言われておるわけでございます。ただ、これには、もう金子委員がよく御承知のとおり、いろいろな前提、想定がございますので、私は、モデルのとおり一概にこうこうだということは即断してはならないと存じますけれども、概してモデルによりますと、公共投資の効果の方が初年度はかなり高いということは、一般論としては申し上げられるのではない……

第84回国会 予算委員会 第19号(1978/02/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 決して事態を安易に考えておるわけではございません。申し上げるまでもなく、倒産といったようなことは信用不安から起こることがしばしばございますので、私ども言動に慎重でなければならないと考えるときがしばしばございますので、この点はそういうこととして、基本的な問題を御理解いただきたいと思いますが、そういう発表をこの聞いたしましたのは、全国銀行協会が統計を出しておりまして、それによりますと、倒産件数について見ますと、十月、十一月、十二月と三月前年同期に対しまして件数としては減っております。十月が一%減、十一月が一〇%減、十二月がほぼ一〇%減、負債総額の方も十一月、十二月と、前年同月に比べ……

第84回国会 予算委員会 第20号(1978/03/04、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 そのときそのときの経済の運営というのは、矢野委員の言われましたように、一本調子のものであるはずはありませんで、やはりそのときそのときでウエートの置き方が変わっていくものだと私は思っております。その点の御指摘はそのとおりだと思います。  そこで暫定試算は、われわれが昭和五十五年ないしは五十七年にぜひとも達成したいと思っております幾つかの目標、雇用でありますとか、物価でありますとか、振替所得の大きさでありますとか、そのようなものを五十年前期計画で持っておりますので、それらのものを達成するにはどういうフレームワークが可能かということを、暫定試算としては五十五年と、このたびは五十七年に……

第84回国会 予算委員会 第21号(1978/03/06、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 季節調整済みで九十九億八千四百万、たまたま原数値と季節調整がこの場合はかなり近づいておりますけれども、九十九億ドルであります。
【次の発言】 二月、三月の経常収支、いろいろ事情があるようでございますけれども、確かにマイナスであるということは考えにくいことでございますので、そういたしますと政府見通しを上回るということは、そう考えざるを得ないと思います。ただ、いろいろ年度末等がありましていろいろなものを輸出に計上する、通関をするということもございますので、ちょっと、どの程度かということをただいま予測することが困難でございます。

第84回国会 予算委員会 第22号(1978/03/07、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 農林漁業生産指数によりますと、これは昭和五十年度を一〇〇といたしております五十一年度が九八・五、五十二年度の見込みは一〇三・四ぐらいと考えております。五十三年度は一〇一・一というぐらいに見込まれております。これは、五十二年度に非常な米の豊作がございましたが、ある程度それが平年作化するというようなこともございまして、指数といたしましては一〇一・一というふうに見込みをいたしております。
【次の発言】 安宅委員の言われるとおりでありまして、五十二年度は一〇三・四と見ておりますから、五十三年度はそれに対して一〇一・一と考えた、こういう意味でございます。


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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 商工委員会 第1号(1978/09/27、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 七%成長の見通しについて、対外的及び国内的な要因について少し詳しく説明せよというお尋ねでございました。  四半期ごとの今年のわが国の経済の動きを見ておりますと、一−三月には、これは今年度ではございませんが、一−三月には二・五%の実質成長がございましたので、これは年率にいたしますと一〇%程度のことになります。四−六月には、しかしこれが一・一に落ちております。  この一・一に落ちましたほとんど唯一最大の要因は、一−三月に二・五の中で海外経常余剰が〇・九プラスでございましたが、四−六月にはそれがマイナス一・〇、プラスからマイナスにほとんど二%スイングをいたしました。これが成長を引っ張……

第85回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1978/10/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 経済企画庁といたしましては、従来の経緯にもかんがみ、今後ともネズミ講防止の啓蒙活動について関係省庁と十分協議し、従来どおりその総合調整に努め、もって本法の趣旨達成に努力する所存でございます。

第85回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1978/10/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 OECDの閣僚理事会についての御観察とこの経済白書ができました背景と、非常に広い問題についてお尋ねがあったわけでございますけれども、一九七三年から起こりました石油危機が起こしましたいろいろな問題が、世界の先進国を今日も非常に悩まし続けておるわけでございますが、石油危機以前の状態に先進国の経済がもう一遍戻れるという状態ではどうもなさそうでありまして、やはり石油危機の後遺症が一つ一つ解決をしていくといたしましても、その後の世界の先進国の経済は、石油危機以前の先進国の経済とはやはりいろいろ変わってくるのではないかというふうに思われます。わが国につきましても、そのことはある程度やはり言……

第85回国会 予算委員会 第2号(1978/10/02、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 先ほど総理の言われましたように、石油危機以後のショックから安定成長に移行しようという、やはり移行期をここ何年か過ごしておるわけでございますから、その間におきまして、国際収支のアンバランスであるとか、国内の貯蓄、投資のアンバランスであるとか、財政のアンバランスであるとか、雇用であるとか、いろいろ問題がありますことは確かに御指摘のとおりでございます。しかし、これは移行期でございますので、やはりそういう現象が起こっておりますので、そういうアンバランスを少しずつ解消する方向に向かってわが国経済が進んでいるということを総理は指摘しておられるものと思います。

第85回国会 予算委員会 第3号(1978/10/03、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 通産大臣も行政指導しておられますし、円高の結果もむろんあろうと思いますが、四月から六月で輸出数量の減は二・五でございます。七月は七・六、八月は暫定で四・二でございます。数量ベースで前年度を下回ることは避けられない、またそれは、ある意味で国際的な情勢でございます。一応通関ベースで、年度を通じまして六%と七%くらいの対前年度比の減があろうと考えております。単価で申しますと、ドル建てではそれでも二二、三%の上昇があるのではないか、円建てで申しますと一ポイントか二ポイントのマイナスになるのではないか、そういう想定のもとに計算をいたしております。

第85回国会 予算委員会 第4号(1978/10/04、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 仕組み船の問題につきましては、ただいままでに実現が確定いたしておりますものは五隻でございますが、運輸大臣におかれましては、検討の対象としてはまあ三十隻余り、四十隻近いもの、六億ドルということを検討しておられます。  この問題は、制度が施行されましてから比較的日が浅うございまして、現実には船主の側におきまして、新しい制度と現在行われております状態とをビジネスの上で比較をいたしまして、返済の方法であるとか担保であるとか、そういう具体的な問題を解決いたす必要がございますために、ただいまのところは五隻程度が現実に運輸省から輸出入銀行に申請をされておる、そういう状態でございます。したがい……

第85回国会 予算委員会 第5号(1978/10/06、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 私のあのとき申しましたことは、ここまで円も来ますと、日本経済がこれ以上円高になった場合にはちょっと運営がむずかしい、現実に輸出の数量がこれだけ減り始め、輸入の数量がこれだけふえ始める、先ほども広沢委員が言われましたように、成長を引っ張るようになってまいりましたことからも明らかなように、これ以上の円高というものは日本経済の運営がちょっとむずかしいという感じのことを申しました。それと同時に、本来は基軸通貨であるアメリカがいろいろ対策をしなければならないわけで、九月の初めの現在で私が見通しておりましたことは、先ほど大蔵大臣が言われましたような幾つかの政策、それはアメリカとしてもやるで……


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第84回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1978/03/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤国務大臣 昭和五十三年度の経済企画庁関係の予算及び財政投融資計画につきまして、その概要を御説明申し上げます。  総理府所管一般会計歳出予算のうち経済企画庁の予算総額は、百十六億五千七百万円となっており、これは前年度予算額に比べて二億六千万円の増額であります。  また、財政投融資計画につきましては、海外経済協力基金に係る分として千二百一億円を予定しております。  以下、重点事項につきまして、その内容を御説明申し上げます。  まず第一は、国民生活行政の拡充に必要な経費でありまして、四十四億三千二百万円を計上しております。この内訳の主なものとしては、研修、テスト施設の建設を推進するなど、国民生……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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