このページでは佐々弘雄参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。
○佐佐弘雄君 異議ございません、賛成でございます。併しながら、さつき伊東さんからのお話もありまして、私は伊東さんの御意見に賛成なんであります。つまり盗んだ島でないから、日本國家としては、國会としても來るべき講和会議において当然日本の領土たるべきものであるという主張をすべきである、こう思います。併しそういうことをここで決定するわけではありませんが、そういう氣持でその陳情書の内容について同感の意といいますか、そういう同情の氣持というか、そういう氣持を附けて送付したいという少数意見があるということを記録に残して置いて頂きたいと思います。つまりそれを附けて差出して下さいということをお願いするのじやなく……
○佐佐弘雄君 手続の第五ですね。憲法の第六十條の規定でございますが、これは両院の関係につきまして、一般原則的なものを六十條に決めたものと思いますが、それに関連して我々参議院の立場としては、事務当局がこういうふうに結論を出していただいたことは、車の両輪のように両院が國会を形成しておるという建前を貫徹したものとして歓迎するのでありますが、憲法の第六十條の関係におきまして、参議院のなにが非常に些細な手続のなんではありまするが、こういう慣例が段々できることは結構だと思うのですが、一般原則との関係はどういうふうになりますか。予算を審議する場合、その他法律案の場合、それの憲法との理論的関係、相当御議論にな……
○佐佐弘雄君 議長にお委せ願つておきまして、そうして議長に疑問がおありになつたときに、運営委員会に御諮問願つたらいかがでしようか。
○佐佐弘雄君 他の問題で発言しよろしうございますか。何かおありになれば、そのあとで……
【次の発言】 今日の議場における演説時間の問題でございます。我々の方では固く時間を守つたつもりで、佐藤君も時計を見ながらやつておられるという状況であります。自由党の板谷君の方では予め議長に申込まれました。議長もまあ多少ならばということで頗る曖昧に運ばれたと思う。多少というのが三分四分ならばまだよろしうございますけれども、その勢いでだんだんやつて行きますと、十分延ばし二十分延ばしということで、全体の議場の運営というものが混乱して来ると思いますので、その辺のところを委員長から副議長も丁度おいでになつておられます……
○佐佐弘雄君 只今板野委員からのお話がありまして、その際七人なり八人なりの數だけは取つて置くけれども、實際上出るのは交代で三人なり四人なりしか出ないということを申したのは私なんです。丁度各派交渉委員の下條君がおられなかつたものですから代理で私が出たのですが、そのことを申しましたのは、佐々木委員が二十人という數は運營委員會と殆んど同數であつて、多勢の人間がわいわい言うことで纏りが悪いじやないかというのが反對論の一つの理由としていわれたのに對しまして、いや實際上は我々は會派が大きいし、小數の人間で大數の人々が集つておるのをカバーし切れないからそれで大勢の人間を要求して置くけれども、實際の場合に出る……
○佐佐弘雄君 お尋ねしますが、調定機構云々ということは、臨時的のものですか、こういうふうにして調査機構をやるという、原案みたいなことを考えるだけの使命ですか。
○佐佐弘雄君 衆議院の方で決算委員會に編入された理由は何かあるのですか。
【次の発言】 この決算委員にお任せになるとして、全體の審議を愼重ならしめる意味で、關係の委員會と連合ということを仰しやいましたが、そういうことに支障なき措置を講ぜられて、決算委員會にお任せになるということで如何ですか。
○佐佐弘雄君 その際各派の事情によりまして、例えば常任委員長等がそれに選ばれたような場合、事實上出られないというような場合がありますが、代理で人を差し替え得るということにして頂いた方が便宜じやないかと思います。
【次の発言】 縁風會は中の藥の大きい方です。
○佐佐弘雄君 やはり今木下委員の言われたように、數によつて割當てる原則ということで來ているのですから、緑風會が人數が多過ぎるからそれを減らすというのは、ちよつと通らんと思います。それでさつき左藤さんの言われたように、時間が餘り長く亙ることはどうかと思う場合には、時間を人數割で按分して、各會派にそうされたらどうですか。そうすれば、時間の割當が少なければ、人數を十分ずつ五人出すよりは、三人ずつ十五分ぐらいでやつた方がいいということになりますから、そこは各會派に委せて、時間を中心にお考えになつたらどうですか。
【次の発言】 それならば新らしい人數の比率で以て時間の割當なり、人數の割當なりを再編成した……
○佐佐弘雄君 吉川さんは治安の委員長でしよう。
【次の発言】 委員長も出張に出られるわけですかその案では……。
【次の発言】 委員会でお決めになつたならばその必要をお認めになつておやりになつたことですから異存ございません。私治安の委員でもありますが、併しまあ先頃の失敗があつたからといつて、心要があれば躊躇すべき問題ではありませんけれども、十月一日から、七日間というと一番大事な時でもあります。常任委員会がその必要を認められたことでありますから反対という意味ではありませんが、成るべく出張の濫発をやらないように今後御注意願いたいという希望を附して賛成でございます。
○佐佐弘雄君 念のためにちよつとお伺いいたしたいのでありますが、第三條の第四に、「政党及び政治結社に関する事項」とありますね。これは全國選挙管理委員会が政党及び政治結社に関する事項というものは、事務的なことでございますか。大体どんなふうなことでございますか。
【次の発言】 大体届出を受けましたり何かするよりなことでございますか。
【次の発言】 ないのですか。
【次の発言】 そうしますとここでやる政党及び政治結社に関する事項は、差当つては内容がないのですね。
【次の発言】 調査だけですか。
【次の発言】 今の第六條の第二項でございますが、國会における同一党派各所属國会議員数云々とありますが、緑風……
○佐佐弘雄君 我々の會派の意見を述べてよろしうございますか。
【次の発言】 緑風會の關係といたしましてはこの法案全部をそのまま贊成いたします。只今の板野さんの御意見もございましたけれども、これは總理大臣の所轄になつておる、從つて第一條でありますが、政府からの干渉が起る虞れがあるというような論據で總理大臣に所屬させないで、國會直接に所屬させるというお考えがすべての根本をなしておると思います。併し國會に所属させたといたしましても多數黨が横暴をやる氣になつたらやはり國會に所屬させても同じでありまして、つまり惡い場合を想定した場合、總理大臣に屬しておろうが、國會に屬しておろうが同じであります。總ての法……
○佐佐弘雄君 二名ですか。
○佐佐弘雄君 これは些細のことですけれども、二三の方から聞かれたのでありますが、あなたに何かお尋するのは御迷惑かも知れませんが、衆議院の方では何か旅費が出たということですが。
○佐佐弘雄君 只今議長からお話を承わりまして、衆議院と参議院の関係は了承いたしましたが、新聞などの所報によりますると、衆議院議長にあとの手續萬端のことを何するというような内閣の方針が見えておりましたが、我我考えまするに、國會は衆参兩院から成つております。いわば車の兩輪でございますから、参議院の議長並びにこれに代理せられる副議長は、衆議院議長又はこれに代理する副議長と同等の權限を以てこの問題の處理に當る。こういう原則を確立したいのでありますが、如何でございましよう。
【次の発言】 それでは兩院によろしく頼むということは、それを代表される議長乃至副議長の權限が衆議院と同等であるというふうに解して差……
○佐佐弘雄君 運營委員會で總理指名を急遽やるというふうに伺つておりましたが、なかなか長引くようでありますので、できるならば運營委員會全體の意向がそうであり、各會派の意向もそうでありますので、日限りをして、早くやつたらどうかと思いますが、私共の會派も皆そういうふうに氣持が一致しております。日限りをするという意味は、十八日なり十九日なり日限りをして、それを衆議院の運營委員會の方に通知して急いで頂くということと、同時にそれまでに向うができなかつた場合には、こちらが先立つてもやつてしまうと、二つの意味です。
【次の発言】 藤井さんの今言われた參議院の方が先に決めるということは、原則的に越權だということ……
○佐佐弘雄君 各派交渉會で、この法律諭と、政治論が鬪かわされており、それが運營委員會に、この主題のために問題を移して、ここで解決すべく、問題を移されたと思います。それで、法律論と實際論が鬪かわされておれば際限ございません。各會派でも皆さん相當おやりになつて練つておいでになつておられることと思います。法理諭としましては私は塚本さんのお考が正しいのじやないかと思います。我々の會派でもそういう意見が法律家の間に件倒的であります。併し政治論といたしましては、できるだけ早くということは、これは皆の同感するところでありまするので、一應こういうふうな種の妥協案かも知れませんけれども方法で皆さんが御一致で…………
○委員長(佐佐弘雄君) それでは開会いたします。議院運営委員会の國会調査機関拡充に関する小委員会、こういうのでありますが、問題は現実に國会にいろいろな問題がかかつて來る法律案その他、それを國会として何らか調査して、これに対処する應急的必要があるわけであります。それをどうするかという問題と、それから第二は図書館運営委員会という組織があつて、図書館の拡充、創設を考えておりますが、この中にもそういつた種類の調査機関が設置される方向に將來進むであろうと思われるのです。ですからその図書館運営委員会との関係を考慮しなければならない。更に第三に法制部というようなものを國会が十分充実して將來に備えるというよう……
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