このページでは板谷順助参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。
○板谷順助君 商工大臣がお見えになつておりませんが、出席を要求いたします。
【次の発言】 演説の時間制限が三十分になつておりまするが、場合によつて延長することも止むを得ざることを、予めご承知置きを願つて置きたいと思うのであります。私は商工大臣に対して重大な質問があります。
【次の発言】 私は諸君のお許しを得まして、政府の施政方針に対して所見を質したいと存ずるのであります。
先般総選挙の結果、國民の輿望を荷いまして社会党が第一党となり、憲政の常道に基づきまして、片山総理首班の下に三派連立内閣は成立いたしまして、この重大なるところの時局を担当されましたことについては、大いに敬意を表する者でありま……
○板谷順助君 只今議題となりましたる海運組合法を廃止する法律案の内容並びに経過及びその結果を御報告申上げます。 本法案は七月の十一日に運輸交通委員会に付託をされたのでありまするが、二十四日慎重なるところの審議をいたしました。先ずその法案の内容について御説明申上げます。本法案は、海運組合法は昭和十四年四月に公布をされ、同年十二月に施行されたのでありまして、海運事業に関する統制を目的とする同業組合的な特殊法人たる海運組合の組織と事業について規定しているのであります。即ち同法によりますと、組合の強制設立、組合及びアウトサイダーの組合統制への強制服從、組合の統制規定の設定等についての規定が存するので……
○板谷順助君 只今議題となりましたる船員保険法の一部を改正する法律案につきまして、運輸交通委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 先づ内容を申上げるに先立ちまして、諸君の御了解を得て置きたいことは、この船員保険法は従來厚生省の所管であつたのであります。ところが船員行政は一元的にやらなければ非常に不便があるというところから、御承知の通り運輸省が海事行政、殊に船員法を所管いたしておりますので、先般厚生大臣、運輸大臣の間にいろいろ相談の結果了解を得まして、先般の閣議で移管ということが決定されたということであります。従つて移管に対する法案が早晩この議会に提出されることと存ずる次第であ……
○板谷順助君 只今議題となりましたる日本國沿岸に置き去られた船舶の措置に関する法律案につきまして、運輸及び交通委員会における審議の経過並びに結果をご報告申上げます。この委員会におきましては、九月二十一日、二十五日、二十七日の三回に亘りまして審議をいたしたのであります。 先ず法案の内容を簡単にご報告申上げまするが、終戦後、日本國の水域外から日本に到着したものと思われる船舶で、現在尚所有者の知れないままに置き去りになつているものが沢山あるのであります。これらの船舶の中で、不法入國のものや、密貿易のものは、いわゆるポツダム勅令によつてそれぞれ別に処分をされておるのでありまするが、この勅令が適用せら……
○板谷順助君 私は昨日大藏大臣の財政演説に対しまして、諸君のお許しを得まして、所見を質したいと思うのであります。承わりますれば、大藏大臣は少々健康を害しておられるということでありまするから、時間の関係もあり、私は大体大網についてお尋ねをするつもりでありまするので、暫く御辛抱の上お聴き取りを願つて置きたいと思うのであります。 今回予算の編成に当たりまして、再三再四編成替えをされまして、政府当局の御苦心に対しましては大いに敬意を表する者であります。併しながら予算の編成につきましては、先ず第一に國民の所得、國民の所得を基礎といたしまして、いわゆるこれに対するところの租税の割合を決めなければらなん。……
○板谷順助君 只今議題となりましたる海難審判法案に関する運輸交通委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 この海難に関するところの規定は、明治九年太政官布告を以て西洋形船船長運轉手機関手試験規則というのが、そもそも我が國における海難に関する規定の始まりであります。その後十四年にこれが改正されまして、更に又現在の海員懲戒法は明治二十九年に制定されたのでありまして、その後一回も改正されておらない、現在においてはこの法案が規定されておるのであります。而してその内容は、海技免状を受有しております者が、その職務を行うに当りまして過失懈怠若しくは怠慢によりまして一定の海難を惹起いたしました……
○板谷順助君 只今議題となりましたる地方鉄道法の一部を改正する法律案に対する委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 この法案は索道に関する問題でありまするが、索道は架空したる、即ち空に鉄線又はこれに類似したる路線によりまして、運搬器を吊して人或いは物を運ぶという事業であります。 即ちケーブルカーであります。この索道は昭和二年に逓信省令第三十六号索道事業規則が制定せられておりましたが、この規則は法律に基く省令でありませんので、これが昭和二十二年法律第七十二号の規定によりまして本年末を以て失効することになるのであります。そこで暫定的の処置といたしまして、地方鉄道法第一條第一項に……
○板谷順助君 私は芦田総理の施政演説に対しまして、詳しく承わつたのでありまするが、その内容を見ますると、如何にも從來唱えられておつたところのあらゆる問題を羅列されまして、拾も青年文学の評論のごとき感じをいたしておるのであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり、拍手)現在の國難を打開するということについて何ら具体的の案のお示しがないのであります。從つてこの御演説の中に何らの新鮮なるところの意見を認めることのできなかつたことは、非常に遺憾に存ずる次第であります。御承知の通り、現在の險惡なるところの経済危機を突破いたしまするには、何としても主義主張の一貫したるところの、或る場合によりましては、或る程度の荒……
○板谷順助君 私は諸君の御賛成を得まして、輸送力増強に関する決議案を提出いたしたいと存じます。 申上げるまでもなく、如何に政府が日本の復興を叫びましても、生産増強が非常な隘路になつておることは御承知の通りであります。この問題を打開せざる限りは日本の再建は不可能と存じまするので、運輸交通の委員会におきましては、数次に亘り調査研究をいたしましたる結果、これに対するところの成案を得ましたので、ここに諸君に御披露いたしたいと存じます。先ず第一に決議案の案文を朗読いたします。 輸送力増強に関する決議 我が國現下の輸送状況を見るに、鉄道、船舶、自動車等の交通機関は著しく弱体にして、施設は荒廃し……
○板谷順助君 只今上程になりましたる國有鉄道運賃法案に対する運輸交通委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 この法案の説明に先立ちまして、諸君に御報告申上げたいことがあります。御承知の通り先般本院におきまして、輸送力増強に関する決議案が満場一致を以て通過をいたしておつたのであります。即ち現在の国有鉄道に対しましては、國民が非常なるところの不満を持つておる。例えば旅客列車におきましても、殆んど殺人的の混雑を來しておる。又サービスも極めて惡い、又貨物の輸送につきましても、現在の生産増強を阻んでおりまするのは、要するにこの輸送の欠陥であります。更に又従業員各位におきましても、能率の……
○板谷順助君 只今議題となりました日本國有鉄道法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告申上げます。この法案の内容は極めて簡單でありまして、即ち國家行政組織法の施行の延期に伴いまして、四月一日になつておつたものを六月一日に変更するわけであります。委員会におきましては愼重審議の結果、全会一致を以て可決すべきものと決定をいたしました。 尚この際一言諸君の御了解を得て置きたいことは、今回の國有鉄道法案は独立採算制を確立する意味におきまして運輸行政の一大変革であります。從つて委員会におきましても非常なるところの関心を以て檢討を加えたのでありまするが、原案においては……
○板谷順助君 只今議題となりましたる請願第四号、西若松駅東口待合室拡張に関する件外六件、陳情第二十六号、國鉄の民間機帆船事業圧迫排除に関する陳情の運輸委員会における審議の経過及び結果を御報告申上げます。 即ち請願第四号、西若松駅東口待合室拡張に関する請願、請願第六号、川東、谷田川両駅間に宇津峯駅設置の請願、請願第二十五号、函館港ふ頭並びに防波堤工事完成促進に関する請願及び請願第五十六号、酒田港船だまり修築等に関する請願、請願第六十一号、喜久田駅待合室拡張に関する請願、請願第百三号、久之浜駅にこ線橋架設の請願及び請願第百二十七号、相浦港の國直轄産業施設工事施行に関する請願は、審議の結果、願意妥……
○板谷順助君 只今議題となりました國有鉄道運賃法の一部を改正する法律案につきまして、運輸委員会におけるところの審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 先ず、この法案の提案理由を要約して申上げますると、昭和二十四年度の予算編成に当つては、経済九原則に從い、特別会計の独立採算を絶対要件としましたので、從前のごとく收入の不足を一般会計よりの繰入等を以て補填するわけに行かないということになりましたため、今度年の不足額約二百三十億円を運賃値上げによる増收で補うこととし、政府の原案は、即ち旅客運賃の六割値上げ、貨物運賃はそのまま据置といたしまして、又定期券の六ケ月、三ケ月を廃止するという案であります。……
○板谷順助君 只今議題となりましたる日本國有鉄道法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申上げます。 改正の要点は監理委員の任命についての手続を愼重に行いたいという点であります。即ち、御承知の通り現行第十二條第二項によりますると、内閣は監理委員を任命するについては両議院の同意を要することになつておるのでありまするが、この場合、若しも衆議院が同意して参議院が同意しない場合には、内閣総理大臣を國会で指名する場合の憲法の規定、即ち憲法第六十七條第二項の例によりまして、衆議院の同意を以て両議院の同意とすることになつておるのであります。併しながら監理委員は、運輸業、工業、商業又は金……
○板谷順助君 只今議題となりましたる航路標識法案並びに船舶公團法の一部を改正する法律案につきまして、運輸委が会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 先ず航路標識法案でありまするが、從來、航路標識に関する法令といたしましては、明治二十一年に制定されましたる航路標識條例というのがありますが、これは旧憲法施行以前のものでありまして、新憲法が施行になつた今日の現在におきましては、法令体制上形式的にも甚だ不相應なものであります。で、その内容においても現状に適應しないものが多々ありますので、新たに法律を制定し、船舶交通の安全と運航能率の向上に資するために、本法案が提出されたのであります。 ……
○板谷順助君 只今議題となりましたる船舶運営会の船員の退職手当に関する交付金を船舶所有者に交付する法律案につきまして、運輸委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 從來の船舶國家使用制度は本年四月一日より定期よう船制度に切替えられたのでありまするが、これに伴いまして、船舶運営会を退職し直ちに船主に雇傭される船員に対しましては、一々退職手当を支給しないで、その帰属する船主に退職手当に相当する金額を交付して置きまして、他日両者の雇傭関係が消滅いたしましたときに船主よりその船員に支拂わしめることとし、一面、交付金の管理につきまして船主に対し一定の拘束を加えることにいたしたのが、本案の……
○板谷順助君 只今議題となりましたる水先法案につきまして、委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 現行の水先法は明治三十二年の制定にかかり、多くの点において現状に適しないところがありまするので、これを廃止して、新らしい水先制度を確立するために、本法律案が提出された次第であります。今その要点を申上げますると、第一に、水先業の免許制を明確に規定したこと、第二に、船舶航行の安全を期するため、一定の区域における強制水先の制度を設けたということ、第三に、水先制度に関する重要事項を調査審議するため、海上保安廰内に水先審議会を設けたということであります。 本委員会におきまして審議いたしま……
○板谷順助君 只今議題となりましたる通訳案内業法案に対する審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 通訳案内業の指導取締については、從來、内務省令で案内業者取締規則がありましたが、昭和二十二年末失効となり、今日に至つておりますので、新たに法律を制定し提案せられたものでございます。新法に採り入れられました新らしい事項の主なるものを申上げますれば、 第一に、業者の素質向上を図るために、運輸大臣が全國を統一して資格試驗を行い、これに基いて全國の都道府縣知事が免許を與えることにしたこと、第二に、五年ごとに免許を更新して指導取締に便したこと、第三に、免許の停止取消の処分は聽問により且つ訴願の途を開い……
○板谷順助君 只今議題となりました請願第七十号、阿仁合、角館両駅間に鉄道敷設の請願外請願百四十三件、陳情二十八件の運輸委員会における審議の詳細は委員会における速記録に讓ることにいたしまして、簡單に御報告申上げます。右請願並びに陳情については、委員会においてあらゆる角度から檢討し、愼重な審議をいたしました結果、いずれも願意妥当と認め、採択の上、内閣に送付すべきものと議決いたしました。 尚、議長のお許しを得まして、本会議における詳細の報告は速記録に留めて置きたいと存じます。以上御報告申上げます。(拍手)
○板谷順助君 只今議題となりましたる海上運送法案に対する運輸委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 從來海上運送は産業、経済及び國民の生活上重要な位置にあるにも拘わらず、断片的臨時法規の運用乃至は実際上の行政指導によつて來た実情でありますが、憲法の趣旨に則りまして海上運送事業を規律する統一的基本法規として、この法律の提出を見たのであります。 今その法案の要点を申上げますれば、第一に、海上運送事業は、その事業活動が國際間に跨がる性質から、原則としてその自由活動に任しておりまするが、ただ定期航路事業につきましては、國民生活に直接重大な関係がありまするので、事業の免許制その……
○板谷順助君 只今上程になりましたる国際観光事業の助成に関する法律案の委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 この法律案の要点を申上げますと、戰後における我が国の経済的復興と国際親善の増進を図るためには、国際観光事業の振興に待つところが極めて大なるものがあります。従つて我が国における観光に関する事業を行う公益的観光機関の活動はこれをいよいよ活溌ならしむる必要を痛感するものであるが故に、その所要経費を民間にのみ負担せしむることは、我が国現下の経済事情より見ても、又国際観光事業の我が国の文化、経済、産業に対する効果より見ましても、一部を国において負担すべきことは諸外国の例に徴して……
○板谷順助君 只今上程となりましたる通運事業法案、日本通運株式会社法を廃止する法律案、日本国有鉄道の所有地内にある日本通運株式会社の施設の処理等に関する法律案の委員会における審議の経過及び結果を御報告申上げます。 先ず通運事業法案と日本通運株式会社法を廃止する法律案とを便宜一括して申上げる。 通運事業法案において規律せんとする通運事業については、先に昭和十二年小運送業法を制定して免許事業とし、通運事業の秩序の確立を図ると共に、同年日本通運株式会社法を制定し、日本通運株式会社を設立し、通運事業の統合強化を策して現在に及んでいるのであるが、今回日本通運株式会社法を廃止し、日通の特殊会社としての……
○板谷順助君 只今上程されましたる国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案に対する委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 この法案の要点は、日本国有鉄道の貨物運賃を八割値上げしようとするのである。それは現在日本国有鉄道の赤字を補填しようとする国有鉄道の財政上の理由によるものであるが、同時にこれによつて海陸運賃の調整を期待しているのであります。日本国有鉄道の赤字は、去る五月旅客運賃の改正を行なつたのでありまするが、その後の経済事情により予定の收入を得られず、本年度大体八十六億の赤字を生ずるに至つたのであります。この赤字補填について、貨物運賃は原価に対し四八%にしか該当しないので、公……
○板谷順助君 只今議題となりました国際観光ホテル整備法案につきまして、運輸委員会における経過並びに結果を御報告申上げます。 この法律案の要旨は、外容の来訪が日と共に増加しつつあるに拘わらず、宿泊施設等受入態勢不整備が最大の隘路となつておるから、優良ホテルの建設を促し、即存ホテル旅館等の整備改善を促進するために、第一に外客宿泊に適合するホテル登録制度を定め、第二に地方税軽減の途を開き、第三に本法の適正なる運用を図るためにホテル審議会の制度を定め、その他、資金の斡旋、固定資産の耐用年数に関する特別規定をいたしておるのであります。 本委員会の審議におきましては、主管問題に関する通商産業委員会並び……
○委員長(板谷順助君) これより委員会を開会いたします。只今より理事の互選を行いたいと思います。
【次の発言】 皆さん委員長の指名に一任するということに御異議ございませんか。
【次の発言】 それではこれより指名いたします。丹羽五郎君、橋本萬右衞門君、小野哲君、この御三人に理事として御就任願いたいと思います。委員会はこれにて散会いたします。
午後二時十七分散会
出席者は左の通り。
委員長 板谷 順助君
理事
丹羽 五郎君
橋本萬右衞門君
小野 哲君
委員
小泉 秀吉君
……
○委員長(板谷順助君) お待たせいたしました。これより委員会を開会いたします。
先ず海運組合法を廃止する法律案を議題といたします。政府から御説明を願います。
【次の発言】 提案理由については、只今大臣から説明せられた通りであります。これに対して御質問がありましたらどうぞ。
【次の発言】 運輸大臣の答弁がありますから……。
【次の発言】 如何です。外に御質問はありませんか。
【次の発言】 如何ですか。外に御質問はありませんか。
それでは私から一点ちよつと伺いたいのですが、議会に委員長が報告するにつきまして、委員会の決定の理由と事件の利害の得失とかいうことを報告しなければなりませんが……
○委員長(板谷順助君) これより委員會を開會いたします。船員保險法の一部を改正する法律案を議題に供します。この船員保險法の改正につきましては、厚生大臣と運輸大臣との間に、船員行政を一元化する意味におきまして、從來厚生省が取扱つておつたところのこの船員保險法を運輸省に移管することに先般閣議においてこれが決定したのであります。ところが會計法その他の法律の關係で急速に移管することができない關係におきまして、現在においては厚生省の所管であります。そこで先ず厚生省の政府委員からこの提案の理由につきまして説明を求めたいと存じます。
【次の発言】 本問題につきまして、先般研究會において多少質疑應答が行われた……
○委員長(板谷順助君) これより會議を開きます。前囘に引續きまして船員保險法の一部を改正する法律案に對する質疑を繼續いたします。
【次の発言】 外に御質問ございませんか……今日はまだ豫備審査でありますから、この法案は決を採るというところまで行きませんので、衆議院から送付された場合において改めて又正式に會議を開きたいと思います。その際御質問がありますならばお許しすることにいたしたいと存じます。
次の法案が海難審判法案、これも豫備審査でありますが、先ず政府委員の説明を求めます。
○委員長(板谷順助君) これより會議を開きます、
先般政府から説明されました鐵道白書につきまして御質問を願いたいと思います。船員保險法の一部を改正する法律案につきましては、大體先日で質問が盡きているように考えますがなにかありますか。今厚生省の保險局長が見えておりますが、よろしうございますか。
【次の発言】 他に御質問ございませんか。
【次の発言】 尚この法案は豫備審査でありまして、いずれ衆議院から囘付された場合において正式に會議を又開きますから、その際に又御質問願いたいと思います。それから鐵道實相白書に對する御質問がありましたらこの際……。
○委員長(板谷順助君) これより會議を開きます。船員保險法の一部を改正する法律案につきまして、先般大體豫備審査を終つておつたのでありますが、今囘衆議院から正式に本院に送付されましたので、この案を議題といたします。
【次の発言】 他に御質問ありませんか。
【次の発言】 他に御質問は……。
【次の発言】 只今の御質問に對して説明員から御説明申上げたいということでございますが、これを許すことに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。どうぞ。
【次の発言】 厚生大臣がおいでになりましたが、公益代表ということについてこの間疑問がありましたので、主務大臣としてのあなたの御意見はいかがで……
○委員長(板谷順助君) これより會議を開きます。
先般來病氣のために長らく御缺席になつて、本日初めて委員會に御出席になりましたる水久保甚作君を御紹介いたします。
【次の発言】 それから昨日この委員會の申合せによりまして、横須賀港、久里濱の漁港及び浦賀トツクを視察して參つたのであります。視察の結果、有益な効果があつたと考えておるのであります。今後又適當の機會におきまして、できるだけお互いに許す限り各地の實地の見學をやりたいと考えております。
【次の発言】 これより「鐵道營業法の一部を改正する法律案」を議題といたしまして、運輸大臣から説明があります。
○委員長(板谷順助君) これより會議を開きます。
かねて專門委員としてこの總會において諸君の御同意を得、又本人におきましても内諾を得ておりました福原君、小倉君今囘内閣より正式に發表されましたについて、この際御紹介申上げます。
【次の発言】 それから尚諸君にお諮りして置きたいと思いますが、實は豫算關係の附随しておるものは勿論衆議院において先議權がありますけれども、その他の法案に對しましては、皆豫備審査になつておりまして、正式にここに決議するというわけには行きません。從つて委員會としての仕事も捗りかねるようなことでありますが、今後は豫算關係にないものは成るべく早く質疑を終了し、討論が終つたならば……
○委員長(板谷順助君) これより會議を開きます。先般委員長に御付託になりましたる請願の取扱いについての小委員を決定いたしましたので、この際指名いたします。小委員を二つに分けまして、委員長、理事はなんどきでもこの小委員會に随時參加するということにいたしまして、これを除きまして現在缺員になつているのでありまするから、各小委員會を十名ずつといたしまして、第一、第二といたして、そうしてこの請願の種類は、御承知の通り陸運、海運その他いろいろの關係がありまするので、これを適當に按配をいたしまして、その請願を分けた次第であります。 第一小委員會といたましては、村上君、新谷君、北條君、鈴木君、内村君、若木君……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。先般請願、陳情の取扱
い方につきまして諸君の御同意を得たのでありますが、第一小委員、第二小
委員と分けたのでありますけれども、この中には重複しているのがあります
ので、同じようなものが請願されているというような関係から、割振りにつ
きましては一つ委員長に御一任を願いたいとこう思うのでありますが、別に
御異議はございませんか。
【次の発言】 それじやさよう取計らいいたします。それから道
路輸送法案を議題として御審議を願うことにしておつたのでありますが、幸
いここに総務局長が御出席になつておるので、何か御質問がありましたならば大臣のお出でになるまで、……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。船舶運営会の処置に対して運輸大臣より発言がございます。速記を止めて下さい。
午前十時三十分速記中止
【次の発言】 それでは速記を始めて。只今の大臣の御発言に対して大体御了承を得たものとみなします。
次に引揚船の問題に対して質疑を継続いたします。
【次の発言】 どうです、秋山君。それじや、まあ希望として……。外に御質疑はありませんか。問題は極めて簡單でありますから。質疑はこれで終了とみなして宜しうございますか。
【次の発言】 次に討論に移りますが、御発言はありませんか。
【次の発言】 外に御意見はありませんか。討論終結とみなして宜しうござい……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。 請願書の取下げが出ておりますが、請願第百八十号、請願第百八十二号、民営事業と競合する國営トラツク運営対策に関する請願、この請願は取下げになりました。尚又請願第百八十一号民営事業と競合する濱坂、八田間國営トラック開設反対に関する請願、これも取下げになりました。以上御報告申上げます。 これより鉄道営業法の一部を改正する法律案を議題に供します。先般これに対して大体政府の説明があつたのでありまするが、もう時日も経つておりまして、要領を得ませんので、この点について、もう一遍政府から詳細な一つ御説明を願いたいと思います。
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。予め諸君の御了解を得て置きたいことは、委員会の出席率が極めて低調でありまして、本日の常任委員長の会議においても問題となつたのでありまするが、中には非常に御熱心に欠かさず御出席になる方もありまするが、どうか各派におかれましても、努めて御出席を願いますように、欠席勝ちの方に対しては御警告あらんことをこの際お願いいたして置きます。
これより鉄道営業法の一部を改正する法律案の質疑を継続いたします。
【次の発言】 速記を中止して下さい。
【次の発言】 速記を継続して下さい。
【次の発言】 ちよつとお待ち下さい。私は政府委員に注意いたして置きますが、先程來……
○委員長(板谷順助君) これより會議を開きます。道路運送法案に對する質疑を繼續いたします。
先般小野君から御質問のありましたアメリカにおける法制關係について、郷野政府委員から説明して頂きます。郷野政府委員。
【次の発言】 要點だけでいいです。
【次の発言】 只今小野君の御質問を、政務次官は少し逸脱してお考えになつておると思うのであります。小野君の質問の趣意は、戰時中につまり利害の共通しておらざるもの、掛け離れたるものを、これをみな統合して一本にしてしまう、それを今度北海道のごときが三地區に分れて、それで利害は何ら關係がない。勿論民営でありましても公共性を持つておることは、これは當然、當然であ……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。小泉委員長より、小委員会における審議の経過並びに結果の御報告があります。
【次の発言】 只今の第二小委員会小泉委員長の御報告に対して御異議はございませんか。
【次の発言】 それでは御承認を得たものといたしまして採択を決定いたします。
この際諸君にお諮りいたしますが、審議の都合上諸君の御同意を得て、請願、陳情に関する第一、第二小委員会を合併してこの委員会に移したいと思いますが、別に御異議ございませんか。
【次の発言】 それではそのように決定いたします。
尚この際諸君の御了解を得て置きたいことは、鉄道営業法の一部を改正する法律案につきましては大体……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます、運輸大臣より発言を求められております。
【次の発言】 只今大臣の御説明に対しまして、何か御尋ねがありましたらどうぞ……。
【次の発言】 私からお尋ねいたしますが、只今お話のように運賃の是正というお言葉が出たのですが、現在この貨物運賃に対して鉄道とこの海運の実際の状況はどうなつておりますか。
【次の発言】 私からもちよつとお尋ねしたいのですが今大臣の御説明によれば、將來の赤字に対する五十億円は一時借入として、つまり七ケ年計画を立つた場合において段々返す、こういうような意味に聽取つておりますが、前年度も相当に赤字があつたわけであります。この処置はどう……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。鉄道一般に関する質問を継続いたします。
【次の発言】 尚私から伺いたいのですが、日通の現在の営業がいわゆる独占禁止法に引掛かると思いますのですが、從つてこの日通の改組ということについて、今お話の法案は最近お出しになつたのでありますか。
【次の発言】 今の質問に対して私も関聯してお尋ねしたいことがありますが、御承知のように現在殆んど毎月十億円の赤字を出しておるわけで一般会計から五十億補填するということについては、國民によく納得させる必要がある。今小野君からの御質問のように、先ず第一に行政整理をしていわゆる産業合理化を計つて鉄道としての独立採算制を持……
○委員長(板谷順助君) これより會議を開きます。諸君にお諮りいたしたいことがあります。請願につきましては、御承知の通り、第一、第二の小委員會を設けておつたのでありまするが、出席率の餘りよくない關係からして、これを合併いたしまして請願に關する審議を行つたのであります。この後の取扱いにつきましては委員長に一任されたのでありまするが、別に小委員會を設けないでできるだけ諸君の出席を願うことにして委員會で以てやはりこの審議をするというようなことにしてはいかがでございましようか。
【次の発言】 それではそのように決定いたします。それから海難審判所法案が御承知の通り、來る九日を以て任期滿了とでも申しますか、……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。小泉君。
【次の発言】 只今小泉君の御発言のように、類似のものは一括して審議した方が便利だと考えますがいかがでございますか。
【次の発言】 御異議ありませんか。
【次の発言】 ではそのように決定いたします。村上君。
【次の発言】 よろしうございますか……。この際只今の道路の問題に関聯して、私ちよつとお尋ねしたいのですが、ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記始めて……。大臣に対する質問はどうですか。今衆議院の予算委員会で提案理由で今頻りに持つておるのをこつちへ來て貰つたのですが、よろしうございますか……。
○委員長(板谷順助君) 只今から委員會を開會いたします。
先ず請願及び陳情について、小泉小委員長の報告をお願いします。
【次の発言】 小委員長の報告通りで御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは小委員長の報告通り採擇することに決定いたします。
○委員長(板谷順助君) これより開會いたします。小泉君。
【次の発言】 この際私より發言いたしますが、この船員行政の一元化ということにつきましては、只今小泉委員のお話の通り先程運輸大臣と厚生大臣との間に了解を得て、運輸省にこの船員保險は全部移すということに意見が一致をして、すでに閣議においてこれは決定した問題であります。ところがその後會期その他の手續の關係があるので、或いは二、三ヶ月遲れるのじやないかというようなことがありましたけれども、大體において内閣においては船員保險は一元的に運輸省に移すということは決まつておる。從つて私はこの船員保險を本會議に上程の際において、その經過を詳細に報告してお……
○委員長(板谷順助君) それではこれから委員會を開會いたします。速記を止めて……。
午後二時三十七分速記中止
【次の発言】 速記を始めて……。
船員保險法の一部を改正する法律案について提案理由の説明を聽くことにいたします。
【次の発言】 資料の要求でもありましたら、どうぞ……。
【次の発言】 只今要求された資料をできるだけ速やかに御提出願います。では本會議の散會後まで休憩することにいたします。
午後三時六分休憩
【次の発言】 引續いて會議を開きます。この際新たに運輸大臣に御就任になりました北村徳太郎君を御紹介申上げます。
○委員長(板谷順助君) これより會議を開きます。船員保險法に對する質疑は後廻しにいたしまして、この際大藏省の政府委員が御出席になつておりますから、國が施行する内國貿易設備に關する港灣工事に因り生ずる土地又は工作物の讓與又は貸付及び使用料の徴收に關する法律案、これを上程いたしまして、政府委員の説明を求めます。尚この際諸君に申上げて置きますが、今後港灣に關する問題、船員に關する問題は、すべてこの運輸交通の委員會に提案して貰うことに事務當局とよく打合せしてありますから、この點も一つ御承知置きを願つて置きたいと思います。
【次の発言】 この法案に對する何か資料の要求ございませんか。私から要求したいと思……
○板谷順助君 琉球に關する歴史的の經過は大體分りましたが、勿論平和會議におきまして琉球が日本の領土でないとしても、從來の經濟的、人種的の關係で非常に密接なる繋がりがあります。或いは將來琉球に對する日本の經濟的地位と申しますが、そういうようなものを是非獲得する必要があると私は思うのでありますが、經濟的或いは人種的に、あなたの方でどういうような關係にあるという調査ができておりますか。若し調査ができておらなかつたならば、これらの問題に對して十分一つ御調査になつて、平和條約締結となるともう遅い。その前に了解を求めるあらゆる手段を取る必要がある、このように思います。そこを一つ。
○板谷順助君 ブラジルのバラ州ですか、その州政府から日本の移民を、まあ約五百万人と私は聞いておりますが、それを送つて貰いたいということを、向うから言つて來たそうであります。目下GHQの方に交渉中だという話を昨日私は聞いたのですが、外務当局として何かそれについてお聞きになつたことはありますか。
【次の発言】 まだこの問題について外務当局に何か申入れはなかつたのですか。
【次の発言】 それから尚参考のために伺いますが、ドイツが講和條約締結以前でも海外に移民を許されておるということを聞いておるのですが、その点について何かお調べになつておりますか。
○委員外議員(板谷順助君) 私は委員外の質問でありますので、委員諸君が大体の質問を終つた適当の時期に一つお願いしたいと思うのでありますが、私の質問は相当の時間を要しますので、もう十二時半でありますから……、総理大臣、商工大臣、運輸大臣の御出席を御要求しておつたようなわけであります。逐條審議に入りましても、適当の時期に一つお許しを願いたいと思うのであります。大体の質問でありますから、総理は午後はお差支があるというお話でありまするが、委員長において適当に一つお計らいを願いたいと思います。
【次の発言】 答弁が徹底すれば……。委員外の私に質問をお許し下さいまして、感謝に堪えません。私は石炭増産と重大……
○委員外議員(板谷順助君) 私は運輸交通委員長の立場におきまして、石炭の増産に不可分の関係のありまする輸送問題について運輸大臣にお伺いいたしたいと思います。 運輸大臣は今囘新たに御就任になりましたので、運輸行政に対する抱負経綸はいずれ又お伺いする機会があると存じまするが、先ず大体論として承つておきたいことは、我が國は御承知の通り細長い島國である、でありまするから將來の運輸交通に対しましては、縱貫鉄道、即ち長距離は乘客本位で、貨物は成るべく海運による、横断鉄道も勿論貨物も乘客も鉄道によらなければなりませんが、御承知の通り戰前に我が國の船舶は約六百万トンありまして、戰時中に約三百万トンの新造船が……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。この際諸君にお諮りいたします。請願並びに陳情の処理に関して全員の委員会を設けたいと思います。別に御異議ございませんか。
【次の発言】 その際の委員長代理として、実は先般打合会におきまして、飯田精太郎君にお願いすることに内定をいたしておるのでございますが、この際一つ御承認を得たいと思います。
【次の発言】 尚進行係として、御迷惑でも一つ丹羽君にお願いしたいと思います。
【次の発言】 ちよつと速記を止めて。
午後一時四十分速記中止
【次の発言】 速記を始めて。それでは本日はこれにて散会いたします。
午後三時四十分散会
出席者は左の通り……
○委員長(板谷順助君) これより委員会を開きます。今回國会法が改正されまして、委員会制度にも大分変更が加えられました。諸君も御承知のことと思いますが、かいつまんで委員会に関する改正の要点を申しますと、從來特別委員会を除き、二十一の委員会が事項別であつたのが、各省別となり、從來一議員は三委員会の委員であつたのが、今回は原則として一委員会にのみ属することになりました。又この運輸及び交通委員会は運輸委員会と改称せられて、新発足をすることになりましたので、運輸及び交通委員会としましては、最後のしめくりの委員会を開催する必要を生じましたので、本日御参集を願つた次第であります。 本日議題とします事項は、……
○委員長(板谷順助君) これより會議を開きます。
この度若木委員の補缺として委員に就任されましたカニエ君を御紹介申上げます。
【次の発言】 この度この委員會に提案をされましたる國有鐵道運賃法案、これに對する豫備審査を行います。
先ず運輸大臣の説明を求めます。
【次の発言】 本件は國民生活に及ぼす影響が頗る重大でありまするので、その利害得失につきましては、この委員會において十分な一つ御審議を願いたいと存じます。そこで皆さんに御相談したいことは、國民の世論を問う意味におきまして、公聽會を開く必要ありや否や、御承知の通り今日の新聞を見ますと、衆議院の方ではこの十二日に公聽會を開くという公告が出て……
○委員長(板谷順助君) これより會議を開きます。この際公聽會の件につきまして、諸君にお諮りいたします。
【次の発言】 只今丹羽君の御發言によつて、國會法によつて、どうしても公聽會を開かなければならんのでありますが、實は衆議院と連繋をとるつもりでおりましたのが、行違いのため、つい參議院は參議院として獨自の立場で開かなければならんというような状態になりましたので、只今丹羽君の御發言に對して御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは、公聽會を獨自の立場において開くことに決定いたします。日はどうしますか。
【次の発言】 只今丹羽君の御發言に對して如何でございましようか。
○委員長(板谷順助君) それではこれより会議を開きます。運輸大臣もお出になつておりますからどうぞこの國有鉄道運賃法案に対する質疑がありましたら、継続して行いたいと思います。
【次の発言】 今回新たに委員に御就任になりました仲子隆君を御紹介申上げます。
【次の発言】 尚丹羽君の御質問に対して補足的に私もお尋ねしたいのですが、先程大臣が本会議で、石炭のカロリーを増すことは殆んど不可能だというような意味の御答弁がありました。それは私余り独断的じやないかと思う。ということは、今丹羽君のお話のように、先ず第一に檢收制度というものがある程度確定をすれば、恐らくは五千四百カロリーが、これが仮に一割向上しまし……
○委員長(板谷順助君) これより國鉄運賃改正法案に対しまして公聽会を開きます。 開議に先立ちまして、一言御挨拶を申上げます。本日公聽会を開くに当りまして、公述人各位には、御多忙のこの中、殊に雨天にも拘わりませず、御出席を辱のういたしまして誠に有難く存じます。御承知の通り、新聞或いはラジオの放送によりまして、又お手許に差上げましたる資料によりまして、今回政府が現行運賃を旅客貨物とも三倍半に値上げすることに提案をされたのであります。ところで、この問題につきましては、目下衆参両院の運輸交通委員会におきましても審議中であり、又各政党間におきましても調査研究をしておるのでありまするが、一面國会法の規定……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。前回に引き続きまして運賃改正法案に対する質疑を継続いたします。
【次の発言】 尚この際中村君の質問に関連して、大臣にお尋ねして置きたいと思います。というのは大体この運輸省のいわゆる独立採算制を採らなければならんという事業といたしまして、旅客運賃も貨物運賃も原價を大体基礎として計算してあります筋合のものであります。然るに旅客運賃は相当に儲かつておるが、貨物運賃は三倍半上げても原價を、殆んど半額に等しい程割つておるというような関係から、物價の関係がどういうことになるかという中村君の質問に対して、大臣ははつきりした御答弁でないようであります。ですからこ……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。
運賃法案の質疑につきましては、大臣が今閣議中で遅れるそうでありますから、この際海上保安廰法案に関連いたしまする港則法案、港域法案、水先法の一部を改正する法律案、これを議題といたします。先ず政府委員の説明を伺います。
【次の発言】 次に、木船保險組合の解散に関する法律案の提案の理由を説明願ひます。
【次の発言】 只今説明をされましたる法案は、いずれも予備審査でありまするので、質疑は後廻しにいたします。
この際諸君にお諮りいたしますが、運賃法案の審議につきまして、只今物價局の次長が出ておりますし、安本長官を間もなく出席されることと思うのでありま……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。前回に引続きまして運賃改正に関する質疑を継続いたします。どうぞ御質問を願います。
それから尚安本長官と大藏大臣は十時までに來る約束でありましたが、衆議院の財政金融委員会に出ておつて、その模樣を見てこちらへ來ることに申出がありました。
【次の発言】 よろしうございますか。申込みの順序によりまして発言を許します。村上君。
【次の発言】 委員諸君に御相談をいたしますが、只今與党三派の間で運賃問題について関係大臣が協議をやりたいから、運輸大臣にも暫く席を外して来て貰いたいという要求がありましたが、今事務当局の御答弁でよろしければ、大臣は暫く退席したいと……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。この際諸君にお諮りいたしますが、專門調査員の福原啓次君が辞任をされましたについて、その後任についていろいろ理事間で大いに評議をいたしましたが、岡本忠雄君が適任だということでありまするが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは御異議ないものと決定いたします。
次に提案理由の説明でございますが、予定を変更いたしまして船員職業安定法案に対する政府委員の説明を求めます。
【次の発言】 本法案に対する質疑は後廻しにいたしたいと考えておりましたが、まだ大臣が見えませんので、この際丹羽君、この法案に対する質疑がござい……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。港則法案並びに水先法の一部を改正する法律案を議題に供します。これに対する質疑を許します。
【次の発言】 猪口説明員からお答えいたさせます。
【次の発言】 この際諸君にお諮りいたしますが、地方自治法第百五十六條第四項の規定に基き、海運局の増設に関し承認を求めるの件、即ち新潟市、神戸市及び高松市に海運局官制による海運局を置くことについて地方自治法第百五十六條第四項の規定による國会の承認を求むるということになつておるのであります。その提案の理由といたしまして、海運監理部は、昭和二十一年新潟、神戸及び高松の海運局廃止後新たに設置されたものでありまして、海……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きたいと思います。先般來宿題となつておりした女王丸事件について法務院総裁並びに名古屋高等海難審判所長が出席されておりますので、どうぞ御質疑をお願いいたします。
【次の発言】 委員長からちよつと伺いたいですが、とにかく海上のできごとというものは、ほんの瞬間に起る問題が多い。從つて陸上の方においてよく分るわけはないのでありまして、今お話のうちに、海難審判所の取扱いが遅れたということと、それからつまり過失死傷の問題については、陸上において取扱わしてもいいような事件であつたと、こういうようなお言葉があつたようであります。ところが海難審判所の先行するという原則をお……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。海運局の増設に関し承認を求めるの件につきまして、先般大体予備審査において御承認を得ておきましたわけですが、衆議院を通過して参りました関係から、改めてこの際政府委員より提案理由の御説明を願います。
【次の発言】 管理部はあつたのです。そうすると只今政府委員の説明いたしましたる新潟、高松、神戸に海運局設置について承認を得ることについて別に御異議ありませんか。
【次の発言】 如何でしようか。
【次の発言】 それでは滿場一致承認を得たものと決定いたします。
次に船員職業安定法案を議題といたします。これに対して質疑がありましたら、お申出願います……如何で……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。
港域法案が昨日衆議院の本会議を通過したそうでありまするので、本委員会に本付託になりましたので、この際、質疑を一旦打切つたのでありますけれども、引続いて質疑を許します。
【次の発言】 尚この際諸君に御報告申上げますが、この港域法案については、衆議院において一部修正をされまして、即ち「附則に次の一項を加える。運輸大臣は、政令の定めるところにより、船員法第一條第二項第二号の適用について、当分の間、特に港を指定し、この法律の定める港の区域と異る区域を定めることができる。」その理由といたしましては、「港域法案の定める港の区域は、船員法第一條第二項第二号……
○委員長(板谷順助君) これよう会議を開きます。
この際諸君に御報告申上げまするが、この度の旅客運賃の値上げにつきまして、全國の全財務労働組合、又國鉄労働組合その他各方面から電信並びに手紙を以て、多數値上反対の陳情が参つております。この点は御報告いたして置きます。
それから國鉄運賃改正法につきましては、今日まで予備審査でありましたが、昨日衆議院が可決をされまして、正式に本院のこの委員会に付託をされましたので、この際改めて質疑を經続いたしたいと思います。
【次の発言】 小野君、よろしうございますか。外に御質疑ありませんか。
【次の発言】 只今の淺岡君の御質問に関連して、私からお尋ねいたします……
○委員外議員(板谷順助君) 時間も切迫しておりますから極めて簡単に伺います。私は復興金融金庫が創設された時分に、その衝に当りましていろいろ論議したのであります。只今大臣お話の通り、復金の目的は、一般の金融機関から融通の受けられない困難な事情の場合に貸せる、これが目的である。これは大臣の只今のお話の通りであります。そこでその衝に当る者、或いは委員会に列席する者は清廉潔白の者でなければいけない。恐らくは日本の復興のために困難な事業に充てるということになればいろいろの弊害が起る、弊害が起るからいわゆる人選については十分注意せねばならんということをその際忠告をしておいたのであります。ところが、最近にお……
○委員長(板谷順助君) これより運輸委員会を開会いたします。この度議会におきまして、私が再び委員長の職を汚すことになつたのでありまするが、從來と雖も不慣れで、皆さんに十分な御満足を與えることはできなかつたのでありましたが、この委員会には從來と雖も体験、経験を積んだ方々が沢山おいでになつたにも拘りませず、又再び私がこの委員長の職を汚すことになつたのであります。どうも今後におきましても、お互いに協力をして、この委員会の目的を達成することに努力いたしたいと考えております。どうか今後ともよろしくお願いいたします。
【次の発言】 それでは参議院規則第三十條によりまして、理事三名の互選を行いたいと思います……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。この際諸君にお諮りいたしたいことがあります。前國会におきまして院議を以て決議をされました輸送力増強に関する件は、閉会中当委員会の継続審査事項として附託されたのでありまするが、本臨時議会の開催と同時に一應打切りになつたのであります。ところが輸送力の増強は短時日で達成できるものではなく、政府は決議の線に副うて漸次実施に移しつつありまするので、当委員会といたしましては今後も継続をして政府を鞭撻し、調査を継続する必要があると思いますので、新たに調査承認要求を議長に提出いたしたいと存じまするが如何取計らいまするか。御異議ありませんか。
○委員長(板谷順助君) これより委員会を開会いたします。先般御承認を得ました観光事業の小委員七名ということでありますが、委員長、理事に御一任になりました結果、その人名を発表いたします。小泉秀吉君、大隅憲二君、入交太藏君、小野哲君、高田寛君、結城安次君、丹羽五郎君、以上七名を小委員として御承認をお願いいたします。
【次の発言】 運輸事務次官の下山定則氏を説明員として答弁いたさせることに御異議ございませんか。
【次の発言】 それではお願いします。
【次の発言】 私先からお話を承わつておりますと、水掛論というか、あなたの方で規則通りにやつていないということを、具体的によくお調べになつて政府の答弁を求……
○委員長(板谷順助君) 只今より運輸委員会を開会いたします。請願及び陳情の審査の便宜のため小委員会を設置いたしたいと思いますが御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさように決定します。人選について如何いたしますか。
【次の発言】 小野君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは私より小委員に内村清次君、橋本萬右衞門君、植竹春彦君、前之園喜一郎君、飯田精太郎君、村上義一君、鈴木清一君を指名いたします。次にお諮るする件は、先日御相談申上げました日本國有鉄道法案の審査のため、証人として学識者利害関係者等より証言を求めることになりましたが、十一月二十四日午前十時に次の八名の人にお願……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。本日は海運関係の輸送状況を御報告願うことになつておつたのでありますが、直接責任者の秋山長官がおられませんで、非常に遺憾でありますが、幸い大臣が御出席になつておりまするので、まず私からお尋ね姿態と思います。御承知の通り、定期用船切替に対する問題は、本年の九月二日にGHQの指令に基いて、現在もう約二ヶ月半も経過しておるわけであります。船主側におきましては、定期用船の切替に対しまして、愼重詳細に研究審議を重ね、又各團体との交渉の結果、その受入態勢は殆ど準備が完了しておるのでありまするが、大体の目標が十二月一日を以て切替をやろうということで現在進んでおる……
○委員長(板谷順助君) これより運輸委員会を開きます。会議に先立ちまして一言御挨拶を申上げますが、御承知の通りマツカーサー元帥の書簡の勧告によりまして、國家公務員法が改正されることになつたのであります。それに伴いまして、現在國有鉄道の機構改革をせねばならんということが問題になつておりまするので、これについて政府から國有鉄道法案なる原案が只今提出されておるのでありまして、御承知の通り鉄道事業は公共企業体として独立採算制を確保せねばならんということは、これは勿論のことでありまするが、今回の國家公務員法に基きまして、いわゆる労資関係、労働問題というような問題も、將來いわゆる企業合理化をする意味におい……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。先ず第一に請願、陳情に関する小委員長の御報告を求めます。
【次の発言】 請願陳情に関して只今の飯田小委員長の報告について御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、以上本会議に報告することにいたします。次に海事仲裁等に関する法律案につきまして予備審査のため議題に供します。先ず運輸大臣より説明を求めます。
【次の発言】 この法案に関する質疑は追つて継続することといたしまして、海運関係について小泉君から質問があると思いますから……。
【次の発言】 ちよつと今の問題に関連して政府の意向を確かめて置きますが、先般この委員会におきまして、定……
○委員長(板谷順助君) それではこれより開会いたします。海事仲裁等に関する法律案の中に字句の修正する点がありますのでこの点を申上げます。第二條の二号のロの所に「構成員であるかどうかを問わず、何人も、自由に、且つ、同一の條件で当該事業團体」となつておりますのを「当該事業者團体」と、こう訂正いたします。それから附則の八のところで「海事仲裁等に関する法律第一條の規定によつて認可を受けた海運に関する事業團体、」そのところに「。」を入れまして、「但し、」とこう訂正いたします。
何か政府委員に外に御質問ありませんか、大臣が参りますまで……。
【次の発言】 この際秋山総局長官に伺いたいのでありますが、先般……
○委員長(板谷順助君) これより引続いて会議を開きます。日本國有鉄道法案を議題に供します。小野君御質疑ありますか。
【次の発言】 承知しました。それではこの際公共船員職業安定所の設置に関し國会の承認を求めるの件、これを議題に供します。政府よりの説明を求めます。
【次の発言】 この法案は極めて簡單でありますが、何か質疑があつたらこの際お述べを願います。
【次の発言】 小泉さんどうです。船員職業安定の法案について何かお尋ねありませんか。
【次の発言】 それではこれはまだ上りませんから、明日でもよくお調べになつたら……。それでは私からこの際本案に関連しまして運輸大臣にお尋ねしたい。ということは、先般……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。請願陳情に関する小委員長の報告を求めます。
【次の発言】 只今の小委員長の報告について、御質疑がありますれば……それでは委員長報告通り決定することに御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なしと認めまして、その通り決定いたします。ちよつと速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。観光小委員長の高田君の報告を求めます。
【次の発言】 この際諸君にお諮りいたしますが、運輸当局に次のような趣旨について伺つて置きたいと思います。それは、「政府は、日本國有鉄道の公共企業体としての自主的且つ能率的な運営を図らしめるため、左の点を考慮することを要求する。第一……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。
この際諸君にお諮りをいたしたいのでありますが、第三國会に引続いて、観光小委員会並びに請願、陳情の小委員会を設けたいと思いますが、如何でございますか。
【次の発言】 委員長としては、第三國会の委員諸君をそのまま御継承願いたいと思うのですが、如何でしようか。
【次の発言】 それではそう決定いたします。委員長は委員諸君の中で互選をして御決定願いたいと思います。
それから、この際お諮りをいたしますが
「輸送力増強に関する調査承認要求書
一、事件の名称 輸送力増強に関する調査
一、調査の目的 輸送力の増強は將來の平和日本建設の基盤となるべき……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。休会中におけるでき事について先ず御報告申上げます。先般鉄道用の石炭問題につきまして、例えば量が不足である。カロリーが不足であつても値引をしないというような、配炭公團と非常に不合理な契約をしておるものをこの委員会におきまして、嚴重に決議いたしましたる結果、幸いに最近におきましては五六七〇カロリーを保持するというような好結果を得ております。これについて石炭廳長官より御報告がありまして、その大体については專門員から簡單に一つ御説明を願います。
【次の発言】 尚労需物資の配給の状況につきましては未だ報告がありませんが、これも催促いたしまして、適当の機会に……
○委員長(板谷順助君) これより、休会中でありますが、本委員会は継続委員会を開催することになつておりますので開会いたします。それから休会中は政府委員は説明員ということになつておるそうですから、その点御了承願います。
この際諸君にお諮りいたしますが、緑風会から出ておられた小野哲君が理事を辞任をされましたので、この際理事の補欠をいたしたいと存じます。どう取り計いましようか。
【次の発言】 只今村上君の御発議によりまして、緑風会から選出するとすれば、飯田精太郎君を推したいというお考えでありますが、別に御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは小野君の後任理事として、飯田精太郎君に決定いたしました……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。本日は運輸省の機構改革の問題その他につきまして、運輸大臣並びに本多國務相を呼ぶことになつておつたのでありまするが、運輸大臣は病氣のため欠席、本多國務相は止むを得ざる用件のため御出席がありません。行政管理廳から中川管理部長が出席されております。そこで先ず第一に運輸省の機構改革の問題につきまして説明をいたして貰います。それから下山運輸次官は政府委員になつておりませんが、説明員として答弁願うことに差支えありませんか。
【次の発言】 それではそういたします。
それでは私から先ず第一に伺いたいことは、運輸省の機構改革の問題、又この國鉄法案の公社問題につき……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。それでは海上保安廳長官大久保武雄君より最近における日本船舶の拿捕状況について御説明を願います。
【次の発言】 何かお尋ねありませんか。……密航、密輸の何か統計でもできておりますか。どれだけ密航者が入つて來たか、或いは密輸入がどれだけあつたか。
【次の発言】 逮捕した人間はどうしていますか。
【次の発言】 速記をちよつと止めて……
【次の発言】 速記を付けて。
【次の発言】 何千何万という者を留置場に入れて食わせたり何かしなくちやならんですが、それは直ぐ帰せないのか。やはり何か裁判にでも附する、そういうことになるのですか。
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。先般本委員会において請願並びに観光に関する小委員会を設置することを御同意を得ましたので、その氏名は委員長並びに理事に御一任になつて、おりましたので、これよりその氏名を選定いたします。御報告をいたします。請願及び陳情に関する委員飯田精太郎君、小泉秀吉君、大隅憲二君、橋本萬右衞門君、前之園喜一郎君、村上義一君、鈴木清一君、その七名の方にお願いをいたします。観光に関する小委員は、高田寛君、小野哲君、丹羽五郎君、入交太藏君、植竹春彦君、内村清次君、結城安次君、この七名の方にお願いすることに決定いたします。それからこの小委員長は、互選の結果、請願及び陳情に……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。港湾協会の会長からこの委員会に陳情がありますので、説明員としてそれを承わることにいたして御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。松本さん
【次の発言】 幸いに林副総理もおいでになつておりますから、この際政府の所信を私から一言承わりたいと思います。
大体日本の交通政策は、私は常に自分の主張として述べておるわれでありますが、日本のようなこういう細長い島國は、鉄道は長距離は旅客本位でやる、貨物はつまり海によつてやる、その場合においてはできるだけ港湾を多く作つて、そうして貨車の回轉率を成るべく短かい距離で多くやる、港湾本位に鉄道は荷……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。先ず日本國有鉄道法の一部を改正する法律案を議題といたします。運輸大臣より御説明を願います。
【次の発言】 この法案は予備審査でありまして、質疑は後廻しにいたして、目下重大問題となつておりまする商船学校の移管問題について、運輸省並びに文部省の当局から、一應説明を承りたいと思いますが、それでよろしうございますか。
【次の発言】 文部当局は衆議院の方へ行く都合があるそうですから、文部省の方から先に一つその経過を……。
【次の発言】 今度は運輸当局の御所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 先ず運輸大臣に伺いたいことは、商船大学に昇格するということにつ……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。本日の会議は、先般來の委員会における継続といたしまして、先ず第一に、日本國有鉄道法の改正の経過、それから國有鉄道の運賃の改正問題、尚又船舶運営会が廃止されるについて、船舶運営に関する將來の見通し、港湾行政、特に港湾法の経過について、尚又観光予算について、それぞれ政府の意見を承りまして、これに対する質疑應答を行うということでありまするから、さよう御承知を願います。
先ず第一に國有鉄道法の改正の経過ということになつております。
【次の発言】 何か御質問することがございませんか。專門員の方で何か……。まあこの委員会では先だつて來よく改正の内容を承りま……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。運輸当局から運輸行政に関する全般の御説明があるそうでございますから、それを承わりまして、更に質疑に移りたいと思います。
【次の発言】 まだ配付されておりません。
【次の発言】 この際諸君にお諮りをいたしますが、運輸行政に関する問題、まだ自動車海運関係が残つておりまするけれども、差迫つた問題でありまするこの運輸省の機構改革の問題或いは道監の委讓問題等につきまして、幸いに両大臣出席の上によく意見の交換をいたしたいという考えでおりましたところが、運輸大臣は今衆議院の本会議の関係で來るのが遅れるというお話でもあり、又本多國務大臣はお急ぎになるような関係も……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。諸君にお諮りいたしますが、昨日請願委員会において道路運送法案の地方移譲に対する陳情並びに機帆船に対する陳情がありましたので、この問題は最も緊急を要する問題と存じまするので、本委員会においてその御審議を願いたいと思います。先ず請願委員長の飯田君から御報告を願います。
【次の発言】 只今請願委員長の報告中道路運送の地方移讓並びに機帆船に関する問題を除きまして、その他の請願、陳情を採択することに御異議ありませんか。
【次の発言】 では請願委員長報告通りに決定いたします。
【次の発言】 次に道路運送法の地方移讓の問題、これを議題といたしまして委員諸君の御……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。運賃改正法案が予備審査のため本委員会に付託されましたので、これより運輸大臣から提案理由の説明を願います。
【次の発言】 これより質疑に入ります。如何でしようか。
【次の発言】 他に御質疑ありませんか。
【次の発言】 この点につきまして、実は今予備審査というようなお言葉がありましたが、この委員会においてはまだ別に……、新聞で見た程度で、それに基いて我々が研究調査をいたしておつたような次第であります。従つて運賃改正法案を成るべく至急出して貰いたいということは再三督促したのであります。併しお話のOKの関係で延びたということは遺憾でありますけれども、併し……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。これから諸君にお諮りしたいことがあります。この度の運賃改正の問題につきまして、広く民間の意見を聽取したいという関係から、公聽会の形式において証人の喚問をいたしたいと存じます。その期日は二十五日の月曜日の午後一時からということに御異議ありませんか。
【次の発言】 そこで只今委員長の手許において証人として、商大講師の細野日出男君、京浜急行の井田社長、大阪毎日新聞社政治部長の井上縫三郎君、東京商工会議所調査部長の高瀬千波君、西日本石炭輸送株式会社社長野村治一良君、全日本学生自治会総連合会武井昭夫君それから産別代表は目下調査中でまだ人は決定しておりません……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。港則法の一部を改正する法律案が、本委員会に付託をされましたので、この法案を議題に供します。先ず政府委員の説明を求めます。
【次の発言】 ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて……どうですか。何か御質疑はありますか。別に御質疑がなければ質疑は後廻しにいたします。
【次の発言】 今藪谷政府委員の説明によると、原價五十八銭ぐらいであるが、実收入は十五銭とかというお話がありましたが、それはどういう計算でそんな数字が出るんですか。
【次の発言】 新聞を見るというと今度パスの整理をなさるというのですが、その標準はどんなふうになりましようか。
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。まず通訳案内業法案が本委員会に本付託されておりますのでこの際政府委員の説明を求めます。
【次の発言】 何か御質疑がありましたらどうぞ。
【次の発言】 免許を受けておるものが約千名、これは推定でありましようけれども、どうも聞くところによると随分通訳の中には如何わしいものも相当にあるようでありますが、今小野委員のお話のように、一定の基準を設けて、この際既得の権理を認めるといつたところが、果してどれだけ試驗を受けて試驗に合格したのであるか。例えば今お話の交通公社の関係は或いはどうか知れませんけれども、その免許を受けるときにどういうような資格で受けたか。……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。本委員会に航路標識法案が付託になつております、これを議題に供します。先ず政府委員の御説明を願います。
【次の発言】 本案に対する質疑は後廻しにいたします。
【次の発言】 次に港則法の一部を改正する法律案を議題に供します。これに対して質疑はありませんか。ありましたらどうぞ。
【次の発言】 ええ、今日片附けて衆議院に廻してしまいたいと思います。若し研究の面で質疑があるようであつたら必ずしも今日やる必要はないんですが……
【次の発言】 例えば小樽の港ですね。港内が非常にどうも汚い、掃除しろというようなことを関係方面から命令された場合においては、市の負担……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。運賃改正法案を議題といたします。大体質疑は終つたことと存じまするが、この際簡單な質疑ならばお許しをいたします。内村君。
【次の発言】 質疑は終了いたしました。これより討論に入ります。
【次の発言】 他に御意見ありませんか。只今小野委員の発言中に希望條件が述べられたようでありますが、これに対して運輸大臣が若し御答弁があるならば、この際お願いいたします。
【次の発言】 これにて討論は終結いたしました。これより採決に入ります。國有鉄道運賃法の一部を改正する法律案の政府原案に対して賛成の諸君の挙手を求めます。
○委員長(板谷順助君) 只今より運輸委員会を開会いたします。日本國有鉄道法施行法案が予備審査のため付託されていますので政府より提案理由の説明を願います。
【次の発言】 それではこれより質疑に入ります。速記を止めて。
午後二時四十分速記中止
【次の発言】 速記を始めて。それでは本日はこれにて散会いたします。
午後三時五分散会
出席者は左の通り。
委員長 板谷 順助君
理事 小野 哲君
丹羽 五郎君
委員 内村 清次君
大隅 憲二君
飯田精太郎君
高……
○委員長(板谷順助君) 只今から運輸委員会を開会いたします。船舶公團法の一部を改正する法律案が予備審査のため付託になりましたので、政府の説明を願います。
【次の発言】 速記を止めて。
午後二時二十一分速記中止
【次の発言】 速記を始めて、この際皆樣にちよつとお諮りいたしますが、運輸省設置法案について、内閣委員会より連合委員会を開くよう申入れがありましたのですが、受諾することにして御異議ございませんか。
【次の発言】 ではさよう決定いたします。次に造船法案について、水産委員会と連合委員会を開くことにいたして御異議ございませんか。
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。先ず第一に船舶公團法の一部を改正する法律案、これは衆議院を通過して本院に参りまして、本審査をするわけでありますが、これに対して何か簡單な御質疑がなければお許しいたします。これは公團の総裁を呼んで説明を聞いたのでありますが、要するに從來の継続船の金の支拂いという点と、それから産業設備営團から引継いだやつを中止するという、この二つであります。別に御質疑ありませんければ質疑を終了したものと認めます。これより討論に入ります。別に御発言ありませんければ討論は終了いたしたものと認めまして採決に入ります。船舶公團法の一部を改正する法律案に対して賛成の諸君の挙手……
○委員長(板谷順助君) これより会議を始めます。日本國有鉄道法施行法案について質疑に入ります。
【次の発言】 外に御質疑ありませんか。ありませんければこれにて質疑を打切つてもよろしうございますか。
【次の発言】 御異議なけばこれにて質疑を打切ります。それではこれより討論に入ります。御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べを願います。
【次の発言】 これで討論は終了しました。尚大臣も見えておりますが、別に御意見はありませんか。
【次の発言】 それでは日本國有鉄道法施行法案の採決に入ります。本案に御賛成の方は挙手を願います。
【次の発言】 全会一致であります。よつて本案は可決すべきものと決定いたし……
○委員長(板谷順助君) これより委員会を開会いたします。
「船舶運営会の船員の退職手当に関する交付金を船舶所有者に交付する法律案」を議題に供します。先ず秋山政府委員から内容の御説明を願います。先般運輸大臣が提案の理由は説明をされておりましたが尚更に秋山政府委員よりその内容について御説明申上げます。
【次の発言】 よろしうございますか。
【次の発言】 そうすると利益金を船員の方で福利厚生施設その他運輸大臣の指定するということであるが、何か総局の方では成案でもあるのでございますか。
【次の発言】 外に御質疑はありませんか。それでは質疑は終ることにいたしました。これより討論に入ります。別に御発言も……
○委員長(板谷順助君) 只今より委員会を開会いたします。先ず船舶運営会の船員の給與基準の設定及び船舶運営会の役職員に対する特別手当の支給に関する法律案の提出理由の説明を求めます。
【次の発言】 速記を止めて。
午前十一時三分速記中止
【次の発言】 それでは速記を始めて。
【次の発言】 如何でしようか。外に御質疑はありませんか……。それでは質疑は終了いたしたものとみなします。ちよつと速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 只今請願に関する小委員長の報告通り採択することに御異議ありませんか。
【次の発言】 それではそのように決定いたします。
時間が遅くて甚だ御迷惑であり……
○委員長(板谷順助君) これより委員会を開会いたします。本日は先づ水先法案を議題とし前回に引続いて質疑を行いたいと思います。別に御発言もないようですが質疑は終局したものと認めて御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは質疑は終局したものと認め、直ちに討論に入りたいと思います。御意見のおありの方は賛否を明らかにしてお述べを願います。
【次の発言】 他に御発言はございませんか。他に御発言もないようですが討論は終局したものと認めて御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは討論は終局したものと認め、これより水先法案について採決に入ります。先ず先程小泉秀吉君より提出されました修正案を問題に供します。……
○委員長(板谷順助君) 只今より運輸委員会を開会いたします。海上運送法案が予備審査で付託になりましたので政府より提案理由の説明を願います。
【次の発言】 それでは速記を止めて……。
午前十時五十六分速記中止
【次の発言】 速記を始めて……。
本日はこれにて散会いたします。
午後零時五分散会
出席者は左の通り。
委員長 板谷 順助君
理事
小泉 秀吉君
小野 哲君
委員
大隅 憲二君
前之園喜一郎君
飯田精太郎君
結城 安次……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。先ず船舶運営会の船員の給與基準の設定及び船舶運営会の役職員に対する特別手当の支給に関する法律案を議題に供します。これにつきまして、先ず私から政府の意向を確めておきたいと思いますることは、昨日の委員会においても、政府委員の言明を得たのでありますが、先ず第一に現在のアメリカ貸與船が定員を二〇%減じておるのであるが、これに伴つて現在の運営会の帰還輸送船に対する定員につきましても、これと同樣にやつて貰いたい。ということは要するに早晩この運営会におけるところの船舶が船主に返る場合においては、やはり同一の取扱をせねばならん関係から、これに対するところの政府が……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。秋山政府委員より発言を求めておられます。
【次の発言】 只今の海運管理令の延期については御承認を得ることにいたしたいと存じます。
【次の発言】 それから尚この際海上運送法案を議題といたしまして、政府委員から大体の御説明を願います。
【次の発言】 それではこれで速記を止めて……。
午前十一時零分速記中止
【次の発言】 速記を始めて。それでは本日はこれにて散会いたします。
午前十一時三十二分散会
出席者は左の通り。
委員長 板谷 順助君
理事
小泉 秀吉君
小野 哲君
……
○委員長(板谷順助君) 只今より運輸委員会を開会いたします。戰時中政府が買收した鉄道の讓渡に関する法律案が予備審査として付託されましたので、提案理由の説明を願います。
【次の発言】 只今の法案に関し質疑を行います。速記を止めて。
午前十時四十五分速記中止
【次の発言】 速記を始めて。本日はこれにて散会いたします。
午前十二時十五分散会
出席者は左の通り。
委員長 板谷 順助君
理事
小泉 秀吉君
小野 哲君
丹羽 五郎君
委員
内村 清次君
大……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。海上運送法案を議題に供します。御質疑ありましたらお申出願いたいと思います。
この衆議院の修正は政府の同意をなすつたのですか。
【次の発言】 それから第四十二條に「この法律の規定は、國、日本國有鉄道又は船舶運営会が海上運送業を営む場合には、適用しない。」ということになつているのであるが、こういうことを言つていますね、現在職員法の免除軽減措置は臨時船舶管理法によつて規定されているが、今議会に提出された海上運送法案において臨時船舶管理令を廃止することに規定されており、今直ちに法律によつて軽減を廃止すれば船舶運航に重大なる支障を來たすにつき、この法律を……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。前之園委員の補欠として門屋君がこの委員になられましたから御紹介申上げます。
【次の発言】 それから昨日來この委員会において問題となつておりまする私鉄の拂下げ問題につきまして、実は議長より本委員会に付託されて審議を続けて参つたのでありまするが、大藏委員会の方で全会一致でこれを大藏委員長に廻すべきものであるというようなことでして、漸く昨日の夕方その話を聞いたような状態でありまして、從つてこの委員会として議長より何らの話合いがない関係から、昨日、一昨日この委員会において質疑を継続したわけであります。併しながらその後夜になりまして、この問題が議院運営委員……
○委員長(板谷順助君) これより運輸委員会を開きます。大藏委員より公聽会を開いて貰いたいという申出がありましたが、この際委員各位にお諮りいたしまして意見を承わりたいと思います。
【次の発言】 大体合同委員会における質疑は、委員長としては前後二回に亘つて終了したものとみなしているわけであります。從つて今お話しのことにつきましては、各会派の大藏委員の諸君にもよく了解を求めて参りました次第でありますから、その辺の御懸念はありません。
【次の発言】 如何でしようか。公聽会を開くことについての御意見は、如何ですか。
【次の発言】 それは開くか開かんかを決定した上で申上げます。
別に御発議もなければ、丹……
○委員外議員(板谷順助君) 私鉄の拂下げ問題につきましては、議長から運輸委員会に付託をされ、又私の信念においてこれは当然と信じて、実は一昨日この法案が衆議院から廻つて参りまして、一昨日と昨日の二日間この審議を続けたわけであります。ところで問題は、私今脇でいろいろ拜聽しておりましたが、大体この法案は御承知の通り、成る程國有財産ではありまするけれども、六月一日から公共企業体の公社組織に全部の財産が一時に移されるという形になりまするので、そこで問題は、ただ法案の上において戰時中に強制買收されたところの鉄道に対してしばしば請願が出ておりまして、殊に又政府の当局としては、或る程度赤字を埋める上において、……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。先ず第一に休会中における継続調査事項につきまして專門員から報告をいたさせます。
【次の発言】 只今申述べましたる継続調査につきましては本院に報告せねばならんことであります。これはどう取計いますか。委員長にお委せを願うならばそのように計りたいと思います。
【次の発言】 よろしゆうございますか。
【次の発言】 それではそういうことに決定いたします。それから多数意見者の署名が必要でありますから調査報告書に多数意見者の御署名を願います。
多数意見者署名
小泉 秀吉 飯田精太郎
丹羽 五郎 内村 清次
大隅 憲二 ……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。船舶法の一部を改正する法律案は、すでに衆議院を通過して本院に廻つて来たのでありまするが、これを議題といたしまして政府委員より説明を求めます。
【次の発言】 本案に対しまして若し御質疑があるならば引続いてやりますし、又研究するということであるならば後廻しにいたしますが、如何ですか。何かお尋ねがあるならばどうぞ。
【次の発言】 保安庁の方が見えたときにお答え願うことにいたします。
【次の発言】 私語をしないように願います。
【次の発言】 本案に対する質疑は後廻しにいたします。
【次の発言】 次に日本国有鉄道法の一部を改正する法律案、これはまだ予備審査……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。船舶法の一部を改正する法律案につきまして質疑を継続いたします。
【次の発言】 速記をちよつと止めて下さい。
【次の発言】 それでは速記を始めて下さい。
【次の発言】 速記を止めて。
【次の発言】 速記を続けて下さい。
【次の発言】 外に御質疑はありませんか……この際政府に参考のために資料を要求いたしますが、現在までソ連並びに中国、朝鮮方面に拿捕されたところの船舶或いは現在抑留されておる船舶は何隻あるか。尚又密輸入によつて没収されたる物品はどういう種類であつて、どういうふうな取扱をされておるか。それを一つ書類を以てこの委員会に御提出あらんことを要求……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。
この際諸君に御報告申上げまするが、先般請願委員会並びに観光委員会の小委員会を開きまして、互選の結果、請願委員長には小泉秀吉君、観光小委員長には高田君が互選の結果委員長に就任が決定いたしました。
【次の発言】 これより、日本国有鉄道法の一部を改正する法律案を議題に供します。
【次の発言】 この際諸君に御紹介申上げますが、結城委員が辞任されまして、早川愼一君が新たに本委員会の委員となられました。
【次の発言】 これは内村君、なんですね。政府委員の言われるようにそんな窮屈なもんじやない。例えば給与準則は改めて、鉄道予算ができれば、これは適当に又変つ……
○委員長(板谷順助君) 只今より開会いたします。この際ちよつと申上げますが、国家総動員法及び戰時緊急措置法を廃止する法律の一部を改正する。政令、これについて海運局長より発言を求められていますのでこれを許可いたします。
【次の発言】 只今の政府の説明のこの政令を承諾するに御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは御異議ないと認めます。ちよつと速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。本日はこれにて散会いたします。
午後二時四十五分散会
出席者は左の通り。
委員長 板谷 順助君
理事 飯田精太郎君
丹羽 五郎君
委員 ……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。道路運送法の一部を改正する法律案を議題に供します。運輸大臣の提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 本案に対する御質疑は後廻しにいたしまして、国有鉄道法の一部を改正する法律案を議題に供します。御質疑を継続いたします。
【次の発言】 国有鉄道法の一部を改正する法律案の質疑の継続中でありますので、ただ大臣が都合によつてこれを先にやつてくれという希望もありましたので、勿論この質疑については運輸大臣の出席を求めます。
【次の発言】 飯田さん、どうですか。加賀山総裁は呼ぶ必要はありませんか。
【次の発言】 ちよつと飯田さん、今の独立採算制の確立の上におい……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。
日本国有鉄道法の一部を改正する法律案を議題に供しまして質疑を継続いたします。どうですか、今国有鉄道の質疑を継続しておりますが何か……
【次の発言】 外に御質疑ありませんか。
【次の発言】 よろしゆうございますか。
【次の発言】 内村君ちよつとお待ち下さい。
【次の発言】 あなたの御質問については、この委員会においては再三繰返されましたので、実はこの前の委員会におきましても、今お話のような要望書というものを出してある。ところがその実際は、公共企業体として独立採算制を獲得する上において、自主性を持たせるという意味において、然らば最後の責任を誰がと……
○委員長(板谷順助君) 只今より開会いたします。運輸大臣より通運事業法案外四件の提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 ではちよつと速記を止めて下さい。
午前十時四十五分速記中止
【次の発言】 速記を始めて下さい。
次に国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案につきまして説明を願います。
【次の発言】 次に通運事業法について補足的の説明を願います。
【次の発言】 この際審議の順序について諸君に御相談をいたしますが、只今政府が御説明になりました法案はいずれも予備審査でありまするが、そのうち国際観光事業の助成に関する法律案並びに国有鉄道運賃改正に関する法案は、これは予算の関係がありますので、……
○委員長(板谷順助君) これより開会します。それでは観光事業に関する法律案を議題に供しまして、質疑をいたします。
【次の発言】 今の前之園君が御注意になりました第一條と第二條の関係、「観光に関する事業を行う法人であつて営利を目的としないもののうち政令で定めるもの」ということになつておつて、第二條には、過去一ヶ年間における事業実績書を添付しなければならないということになると、新たに観光事業を目的として申請した場合においてその関係がどうなるのか。この点が従来の既設の観光事業の関係のものだけ許して、新たに願うということの余地がないように思うが、これはどうですか。
○委員長(板谷順助君) 只今から運輸委員会を開会いたします。先ず国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案を議題といたします。速記を止めて。
午後三時二十一分速記中止
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 内村君ちよつとお待ち下さい。この際ちよつとお諮りいたしますが、明日の午前十時から証人喚問の形式において公聴会を開きたい。その人選につきまして、委員長に御一任になりましたので、それの名前を発表いたしますが、日本産業協議会の木村宗夫君、東洋経済新報社の榎本弘君、日本トラツク協会事務局長の森田賢君、三井船舶株式会社の一井保造君、旭海運株式会社の小山亮君、それから労働組合にも交渉いたしましたけ……
○委員長(板谷順助君) これより日本国有鉄道改正法案に対する証人喚問の形式におきまして、公聽会を開きます。 本日は御多忙のところ御参集下さいまして誠に有難うございました。御参集をお願いいたしましたのは、日本国有鉄道運賃法の改正を只今当委員会で審議いたしておりますので、この点について皆様の御意見を伺いたいためであります。 改正案の内容はすでに新聞紙等で御承知のことと思いますが、本法案の目的は国有鉄道の貨物運賃を八割値上せんとするものでありまして、その主旨は去る五月に国鉄においては旅客運賃を値上したのでありますが、経済上の事由その他で今年度八十六億の赤字を見込まれております。この赤字補填のため……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。国有鉄道運賃改正法案の質疑に入ります。
【次の発言】 委員長としてお答えいたします。まあ委員長としては、極めて公平に質疑に対して各委員の発言を制限したことはありませんし、又私もそういう意思は絶対に持つておりません。そこでまあ打明けて申上げますならば、今内村委員のおつしやる通り、委員の各位から質疑打切りの動議が出て、委員長からこれを採決すべき筈でありましたが、まあ大体においてその質疑は殆んど終了したというような委員長の見解から、ちよつと委員長が二役をやつたような形になつて誠に相済みません。今後におきましてはできるだけ一つ只今の内村君のお話のように、……
○委員長(板谷順助君) 只今より運輸委員会を開会いたします。先ず国際観光ホテル整備法案を議題といたします。速記を止めて。
午前十時四十一分速記中止
【次の発言】 速記を始めて。それではこれで休憩いたします。再会は午後一時三十分にいたします。
午後零時十一分休憩
【次の発言】 これより午前に引続きまして会議を開きます。
先程厚生委員長が参りまして、例の身体障害者福祉法案に対する運賃の問題につきまして、いろいろ衆議院側と交渉いたしました結果了解を得るに至らんそうであります。そこで明日午前十時から更に厚生と運輸の合同委員会を開きたいという申出がございました。同意してよろしうございますか……
○委員長(板谷順助君) 只今から運輸委員会を開会いたします。先ず国際観光ホテル整備法案を議題といたします。速記を止めて。
午後一時三十一分速記中止
【次の発言】 速記を始め。暫く休憩いたします。
午後二時十三分休憩
【次の発言】 これより引続き委員会を開きます。
先ず道路運送法の一部を改正する法律案を議題に供しますが、この法案に対する質疑は前回において大体盡きておるとみなしたわけでありますが、尚簡單な御質疑があるならば、この際お許しをしたいと思います。
その以前に本多国務大臣より進んで発言の要求がありますので、これを許します。
○板谷順助君 各省に常任委員会を設けるということは原則的になつておるのですが、これを小委員会で一つにした方がいいというのはどういう理由でその説が出たのですか。
【次の発言】 大体各派の諸君の意向も分つたから、御決定になつたらどうですか。
【次の発言】 中村君、今衆議院の緊急質問があるので、官房長官は出なければならんそうですが。
【次の発言】 それは一時から開会するというのを社会党の都合で三十分も待つた。正式に衆議院の本会議が一時半から開かれるということは分つておる。そこで今官房長官もできるならば一時にして欲しい、こういう肚だつたのです。
○板谷順助君 我が党におきましても、人事院等の仕事がひとまず済んでいるような関係から、人事委員会の五人を削りまして郵政省の方に廻したいという意見であります。
【次の発言】 大体委員長の割振りは各派の数によつて決められているような従来のことになつておりますが、これは現在の各派の数がどういうことになつておるかそれを一つ参考のために……。
【次の発言】 これは緑風会から動議を出して、社会党が賛成するということがよいでしよう。将来の例になりますから……。
○板谷順助君 すでに政府は適任と認めて、任命をして事後承認を求めたのでありますから、私はこの際認めるのが適当と思います。
【次の発言】 ちよつと衆議院の方では二日から七日まで本会議を休むというようなことでありますが、それはそうなんですか。それは確定したんですか。
【次の発言】 その結末を付けて下さい。
【次の発言】 七日ですね。衆議院が七日です。
【次の発言】 衆議院が議院運営で二日から七日まで休会するということはこれは決まつたのですか。
【次の発言】 登院停止といえば、院に登院ができないということになるのだろう。出席停止ということは、要するに今中村君のお話のように、本会議なり委員会に出席を停……
○板谷順助君 外国為替管理委員並びに日本銀行の政策委員につきましては、政府は適当と認めて任命して来ておることでありまして、事後承諾を求めることと思いますので賛成いたします。
【次の発言】 今北條君から言われた民自党から減らすということは私の方では約束できませんよ。
【次の発言】 参議院は参議院としての独自の立場がありまして、我々は成る程民自党に属しておりまするけれども、衆議院の民自党と連繋を取ることは勿論であるが、場合によつてはやはり参議院の立場において独自の態度を取る場合もあるというような意味から野党與党の区別ということはなかなか私は困難だと思う。(笑声)私はそういうふうに考える。今大隈君の……
○板谷順助君 この前の申合せは、三日で終るというような申合せであつたと思います。
【次の発言】 我々の方では三日の約束ですから放棄して止めたのです。
○板谷順助君 今回の税制改革は、ひとり交通或いは産業の関係ばかりでなく、あらゆる方面に重大な影響があると思いますので、国会において特別な委員会を設けた方がいいのじやないかというような考えがありますが、今ここで決めませんで、よく各位にお考えを願つて、その方が徹底するのではないかと思います。恐らくは交通或いは産業ばかりでなく、外の委員会からも、この調査要求が出るのではないかと思います。どうぞ諸君におかれましても、よく十分一つ御研究になつて、お取扱いを願いたいと思います。
【次の発言】 あとに財政に対する質問も控えておりますし、大体三日間ということを決め、又更に先の小委員会において、今日午後も引続き……
○板谷順助君 松平議長が現職のまま倒れられましたことにつきましては、参議院葬を以て御送りすることが適当であると、かように思います。
【次の発言】 それは新たに決つた議長がおやりになるのがよいでしよう。
【次の発言】 恐らくは兼岩君の総理に対する緊急質問ということは、先般総理がお言葉が足りないと言つて取消されておられる。従つて又余りに外交問題を論ずるということは却つて対外的に私はどうかと思います。その点であるならば、とにかくまあ緊急と言えば緊急であるかも知れませんが、まあ延ばされるということは意味がないという発言がありましたけれども、この際一つ御勉強願つた方がいいかと思います。
○板谷順助君 羽生君の御意見に同感です。
○板谷順助君 本席が懇談会でありまするならば、別問題でありまするけれども、大体この議院運営のあり方は、御承知の通り政府を代表して官房長官がその衝に当つておるのであります。従つてこの議院運営の席上におきまして、外交問題を論議するということは、私は間違ておらんかと思います。従つて若し外交問題について御意見があるならば、成規の手続によつて外務委員会或いは予算総会において質問なさるということが順序ではないか。従つて悪例を残さないように、委員長においての御注意あらんことを希望いたします。
【次の発言】 委員長会議においても大体空気が七日のようでありますから……
○板谷順助君 事務総長の今述べられましたことに賛成します。
○板谷順助君 総理と総裁は同一人でありますけれども、あの談話は総裁談で発表されておりますので、総理は御承知の通力病気で引込んでおられるし、まだ幹事長はおらんというから、民自党の、その党の佐藤政調会長というような人を参考人として呼ぶならばそれを呼んだらどうです。
○委員外議員(板谷順助君) 番外でありますが、諸君のお許しを得て発言いたしたいと思います。国際観光ホテルは御承知の通り外貨獲得のためにホテルを建てたいというのでございまするが、併し今の情勢ではなかなか困難である。そこで或る程度税の軽減を図る必要があるというので、衆議院から議員提出として参りました国際観光ホテル整備法案には、第七條に、「登録ホテル業の用に供する建物であつてこの法律施行後ホテル業の用に供するために建築されたものについては、当該建物によるホテル業開始の年及びその翌年から五年間は、家屋税及び家屋税附加税をそれぞれ二分の一に減額する。」と、こういう條項がついておりまするが、あなたの方の委……
○板谷順助君 私は念のために申上げて置きますが、運輸委員会におきましては、目的がはつきりしなければ成るべく費用を使わないように、今日まで差控えておつたのでありますけれども、併し今申上げた通り委員会において決めましたものですから、成るべくお取上げ頂きたい。
○板谷順助君 どうも政府は何ですね。不承認という言葉をお使いになつたのは私は不穩当だと思う。御承知の通り大体公共企業体たる国鉄に対するこの裁定案が出た、ところが国鉄の現在といたしましては、予算上或いは資金上不可能であるという意味において、恐らくは運輸大臣に上申をしたことと思う。ところが現在国鉄が年内に三十億の金を出すことができれば何も問題はない、ないのでありますが、その捻出について只今運輸大臣は非常に苦心をしておる。恐らくは公共企業体たる国鉄ができるだけ捻出をして出して、あと足りない場合はこれは予算的措置をとるとかなんとか政府は考えるべきものだ、こう私は考える。だから不承認という言葉は、それを……
○板谷順助君 従来自由港区問題につきましては、運輸委員会でも引続き研究いたしておりまして、従来の請願も運輸委員会で取扱つているわけでありますから、まあ運輸委員会でやるのが適当じやないかと思います。
○板谷順助君 私が諸君に申上げて置きたいことは、大体鉄道が公共企業体として置かれておるにも拘わらず、先般出た国有鉄道法案というものが極めて不備なんです。それは今兼岩君のお話の通りに、大体政府は全面的に指示しておる、そういう形から運輸大臣に監督権がある、あるにも拘わらず大蔵大臣の承認を得なければ何事もできない。予算の措置、それから借入金、ところで赤字が出た場合においては繰越す、利益があつたならば国家がこれを取上げる。こういう法律なんです。そこで総裁の権限というものは極めて薄弱である、何事もできない。だからしてこの法案が若し借入金ができるならば、この裁定案に対する残りの金を一時借入でやればいい。そ……
○板谷順助君 私は門屋君の意見に賛成いたします。
○板谷順助君 只今栗山君の御意見には賛成であります。やはり院議を以て決議をして政府に迫る。或いは一面において國民に現在の窮迫しておる状態をよく知らせるという必要があるように考えますので、これは急速に一つお取り運び願いたいと思います。
【次の発言】 それはなんですね、法規の上ではそれはできないでしよう。法規の上では……。しかし非公式に予め了解を得て、更に又通常議会になつて御相談願うということで……。
【次の発言】 それはちよつと工合が惡い……。委員長(佐々木良作君)この儘で継続するということで宜しうございますね。継続いたします。それでは大臣が何れ來ると思いますが、まだ見えておりませんから、政府委……
○假議長(板谷順助君) これより會議を開きます。私は年長の故を以て暫く假議長席に著きます。
參議院の兩院協議會協議委員の正副議長の選學を行いたいと思います。
【次の発言】 如何ですか。
【次の発言】 それでは私から指名いたします。議長に下條康麿君、副議長に、私が言うのはなんですが、板谷順助。(拍手)
それではこれにて散會いたします。
午後一時四十七分散會
出席者は左の通り。
議長 下條 康麿君
副議長 板谷 順助君
委員
岡本 愛祐君
河井 彌八君
楠見 義男君
……
○委員長(板谷順助君) これより國有鉄道を、戰時中に政府が買收いたしましたる鉄道の讓渡に関する法律案につきまして、運輸委員会と大藏委員会の連合委員会を開会いたします。この法案の取扱につきまして、從來の経過を一應申上げて置きます。 この法案につきましては、衆議院における議員提出でありまして、衆議院本会議において可決の上、本委員会には去る十九日に付託をされまして、その後二回程質疑を行なつたのでありまするが、その途中におきまして國有財産の関係というところから、大藏委員会に廻すべきものであるというような意見が出ましたために、一時委員会の開会を中止をいたしまして、その後議院運営委員会にこれが更に審査を……
○委員長(板谷順助君) これより会議を開きます。引続き運輸・大藏の連合委員会を継続いたします。提案者の佐藥さんが來ておいでになりますから、御質問がありましたら御質問をお願いいたします。
【次の発言】 恐縮ですがもう一遍おつしやつて下さい。
【次の発言】 その点は私も拂下を出願しておる者の意思をはつきり分りませんが、要するに戰時中に強制買收をされた、併し買收される前はとにかくどうにかこうにか中には相当黒字のものもあり、或いは赤字があつたかも知れませんけれども、とにかく無理に買上げられたのであつて、今日中にはただ登録公債で以て代金を支拂つておつて、そのまままだ返されないものもあるというような状態で……
○板谷順助君 運輸委員会といたしましては、合同審査会において申上げました通り、この法案については勿論賛成であります。いわゆる不幸な人々の福祉を増進するという意味において勿論賛成でありますが、ただこの第五十条につきましては、鉄道が国有から離れて、いわゆる公共企業体として独立採算制を確立するという建前になつておりますのでその関係から国家が法律を以て運賃を制限するということは、将来に悪例を残すということ「になりはしないかといふこと」を非常に憂慮をいたしておるわけであります。この点について尚念のために昨日運輸大臣を呼びまして、運輸大臣の見解を質しましたところが、法律を制定せずとも、運賃法第八条によつて……
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