このページでは木下盛雄参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。
○木下盛雄君 その御意見には私賛成なんですが、尚お今附加えてこういうことを決めて置きたい。というのは今も副議長からお話を聽くと、政策的に轉々と籍を変えて歩いて、一つの宣傳を狙いにおく人もあるかも分らんということを考えたときに、一囘以上変わることができないということを我々は考えておかなければいけない。
【次の発言】 実は自由党からも出ておるのですが、各派交渉委員会、これはできるかできんか分らないが、それと議院運営委員会との人が一致しておる方が運営上都合がよいということから、実は自由党の場合は決めた訳なんです。ですからそういうふうに御了解願えれば結構だと思います。
○木下盛雄君 御設尤もだと思うので、これは要するに九日の自由討議の時だけの問題でなくて、要するに常識的に一つ御同様が三十分と決め十分と決めたら、その範囲内でできる程度の原稿を以つてやる。若しその場合において僅かにはみ出した者に対しては、これは議長の一つ裁量に任して置くという程度のこと以外に仕様がないでしよう。そこらが一番いいところだろうと思うね、僕は……。
【次の発言】 各派の申合せができておれば、その範囲内において議長が常識的に片付けていただければ、それがいいのじやないですか。
【次の発言】 今までの慣例はどうなつておりますか、前議会のでも……。
○木下盛雄君 今の提案は、聴いておると結局政府が任命權を持つておるので、たまたま参議院からも任命される人があり得る、まあ現在あるということに對して議院もその委員になり得ることの決議をしよう、して貰いたい。こういうことなんですね。それだつたら結構じやないですか。
【次の発言】 そうすると結局政府が任命權を握つているのでなくて、選擧母體から任命されて來る。或いは選出されて來るとたまたま参議院議員である、故に参議院議員がそれを選任してもよいという決議をすればよい、そういうわけですね。
【次の発言】 それだつたら賛成です。
【次の発言】 僕はそういう委員に對して、政府が指名權を持つているというもの、選……
○木下盛雄君 僕も今櫻内委員の言われたように、これは向うが承認を求めて來れば、議院運營委員會では承認をしなければいけないということになつておるのか。それは私には今のところよく分らない。公聽會の問題も、相當勿論一般の世論の的にはなつておりますけれども、何しろ専門的な問題になつて來て、場合によれば心理的にも突込んで研究しなければならんのです。又は法理論的にも考えなければならんというような……これは實際裁判や何かの、こういう過去においての犯罪が起つたといつても、こういう問題に對する裁判をやるときには、全くあけすけにやらないで、場合によれば秘密會にしてさえも裁判を行なつておるというような實例を見まして……
○木下盛雄君 今櫻内委員の言われたのは、要するに比率が惡いと言うのか。それとも一囘の人數を殖やせと言うのか。ちよつと理解に苦しむのですが。
【次の発言】 それは考えるとして、七人ならば七人で行くという問題は、これは要するに比率方法は外に考えればよいので、比率の問題ならば、要は七人で行くか十二人で行くかという問題とは別かと思うのですが。一應一日で濟ませるということならば……まあ二日に延ばしてもよいと思うが、併しながら二週間に一遍づつは自由討議が行われるのですから一日でやり上げなくてもいいのじやないか。そうなると少なくともやはり十五分位は見ておかんというと、十三分で止めて歸つて、又次の人が出て來る……
○木下盛雄君 今天田君の言はれたように、融通性を持たして、その委員會においてやるということにすれば、委員のうちでやるということにすれば、場合によると二つも三つも關聯しておるだけに、ことによるとその同じ縣區の人に關聯があるかも知れませんから、そうしたならばその縣區の人がやり得ることになるだろう。委員會のうち所屬委員のうちでやるということにしたらどうかね。一度さつき決つたのですが、うまく行くのならばそういうふうにやれば融通性があつて適當な人がやることになる。
【次の発言】 私はそれはまずいと思う。發議されると同時に哀悼の意を表して決議するということでなければちよつと成り立たないと思いますね。やはり……
○木下盛雄君 私は、あなたの言い損ないかも知れないが、言い方を楯に取るわけではありませんが、誰それがいないから、これの終局の決定に行かないということは、少くともこれは議院運營委員會の權威に關係する問題だと思う。我々議院運營委員がここに定數だけ集まつて、それがまあ檢討の餘地ありというなら別の問題ですが、どうもお二人が重要な問題を出して、その時に缺席して、決議を保留して貰わなければ困る問題であると、我々は非常に困ると思います。又委員長のお考えから言えば、勿論そういう意味でなくて、圓滿にこれを解決するためというお考えだろうと私は信じて疑わんのですが、併しそういう場合には、お二人で出られないから、終局……
○木下盛雄君 この問題はもう相當論議されておるので、これ以上の論議を必要としないと思います。だから結論に早く入つて然るべきである。我々會派は絶對に交渉委員會を必要と認めておりますので、これに對しますところの今提供された案の贊否を決して貰ひたい。
【次の発言】 これはですね。まあ各派交渉會の委員會において決めた方が私は妥當だと思います。
【次の発言】 只今の佐藤さんの御説御尤も點なもありますが、一應それは問題を二つに分けなければならんのであつて、今の塚本委員長の方から提出されたものは實際法規上ここを通さなければならないようになつているために、ならなくても一應議長から諮問されるというような形にはな……
○木下盛雄君 各會派から一人だと、若し都合の惡い人があるというと、どうしても會派から一人は出て貰わんと工合惡いから、やはり一人と決めない方がいいのじやないのですか。會派にもよりますけれども、二人ぐらいにして置かんと、結局、一人が都合惡いというと……。
【次の発言】 そういうことを認められれば、それで結構です。
【次の発言】 その問題に關して、これはまあ成功するかどうか分らんが、天田君の意見非常に結構だと思う。それと同時に發言の順序とか、それから各黨から何名を出すということを全然考えずに、そうして本當のフリー・トーキングの形で一つやつて見たらどうだろうか。(「賛成」と呼ぶ者あり)そうしたら縛られ……
○木下盛雄君 會期の延長の問題がここに出た限りは、一應當參議院の運営委員會といたしましては先般の決議があります、ということは、八月十日までに出る議案は責任を以て審議しよう、その後に出るところの議案に對しては責任が持たれないということを政府に通告した筈だと思うのであります。かるが故に議會延長の申込みがあつた場合にその問題を一應取消して、そうして延長しなければならないという理由の説明が、政府の責任ある者から當委員會に向つてなければ私はならん筈だと思う。その責任において……、さもないと一應皆さんで必要があれば、皆さんの御意見で延ばすということになれば決して我々は反對するものではないわけなんであります……
○木下盛雄君 それで結構なんですが、一度そういうふうな暫定措置をした場合に、後決めにくくなりはせんかという問題が残ります。折々小刻みにすることがいいのかどうか。やるならばはつきりしたことをやつて、暫定措置を取らないでそしてやるのがいいか。それからして暫定措置として今のような工合に持つて行つて、再び又これを改正する方がいいか。これは大きな考えものだと思います。始終變えておるというような考え方が外へ響くことは餘り好ましくないと思います。
【次の発言】 僕は矢張り僕の考で行きたいと思うのです。と云うことは矢張り一應留保して置いてもそうしてはつきりと数字が出て來た時に、こういうふうにしようというふうに……
○木下盛雄君 ちよつとさつきの合同審査會に遲くなつたのですが、實質上、公述人の旅費、車馬賃というものは九月一日から一キロ二圓と、日當三百圓ということで、八月中のものはこれに拘わらず結局二百圓ということなんですね。
【次の発言】 取りも直さずこの二圓と三百圓というのは、九月一日から實施するわけですね。そういうわけですか。
【次の発言】 分りました。
【次の発言】 それは大體餘地はないので、政府委員室まで追い出そうという議論まで出ておるときに、本來ならば前に來ておつた人を追い出すことを中止をするというのならば話は分るが、新らしく來るのを又入れて、前のを追い出しては、これは大變まずいので、僕はこれは……
○木下盛雄君 そうすると、それは滯在雜費となる場合には課税の對象になるのかどうか。
【次の発言】 課税の對象になるならば止めて貰いたいと思います。なりさえしなければ結構であります。
【次の発言】 それでは異議ありません。
【次の発言】 今各委員の要求があつたのでありまするが、その中でどうも私は天田君の言うことが納得が行かない。そういう首切りであるというようなことならば、どうも納得……贊成しかねるというのだけれども、そういうことは決つたのでもなんでもないので、この前のこれは決議になつておるのだから、今では贊成であるとか、贊成でないとか、そんな馬鹿なことはないので、一應皆さんがお決めになつたのだか……
○木下盛雄君 昨日の小委員會で政黨法のことについて、三浦部長から聽いたのですが、それに對して實は今日我我自由黨の方の政務調査曾の役員會がありまして、そこで一應参議院として参議院の使命達成の上から言つても考えなければならんと思うから、同じ自由黨でも參議院だけはこの態度を留保したい、參議院全體として一應ガバーメント、セクシヨンの方の意向も質したい。そうしてその上で全體の意思一つ決めたいと考えているからということで、はつきり我々黨本部の方に對して、留保して來たわけなんでありますが、各黨におかれても必ずそういう態度をおとり願つて一應參議院としての議を纏めて然る後御同様に各黨の態度を取られたいということ……
○木下盛雄君 私は今の問題は、議員は均等にその發言權を有しているのだから、その場合には、今までの人數の割當て方も、あくまでも所屬議員の數によつて割當てて來ていることは、これは事實なんであります。そうであるならば、緑風會が多いからといつて緑風會に減らしてくれということは、少し筋違いだと思う。所屬議員が多いから多い、そういうことを考えて來ると、若し減らす場合、假りに半分にすると、自由黨は二人を一人、緑風會を二人半にする、そういう場合があつたならば、小會派であるところの共産黨や無所屬懇談會は出られない、こういうことになつて來る。そういうことから考えて來ると、今まで決めたくらいの人數は、僕は最低限度と……
○木下盛雄君 総理に承りたいのですが、私共第一回の会期延長の場合におきましても、法制局長官によく政府の事情を聽きまして、そうして八月十日までには間違いなく法案が出揃うという法制局長官の答弁によつて、八月十日以後の、それでは提出されたところの議案の審議責任は持てないということで、八月一ぱいの会期延長をしたのであります。そのときにおきましても、私は石炭國管案等の重要法案も出るそうだが、八月十日までに間に合うかどうかということを聞いております。その場合に、私の記憶が間違いでないならば、法制局長官は大体今月一ぱいに、七月一ぱいに閣議決定を見て、八月十日頃までには提案ができると思います。こういうお話であ……
○木下盛雄君 自由党としては、最初に私が申上げましたように、大体大乗的見地から、この問題に対しては余り深入をして、泥試合をしない方がいいのじやないかというような見解を堅持しておるのでありまするが、一面社会党と違いまして、自由党からは一人関係者が出ております関係で、余りに臭い物に蓋式のように考えられるならば、本人たちの御希望があるとするならば、これは徹底的に糾明しても差支えないが、併しながらこの程度でこの問題は收めて行くことが、議院として一番工合がよくはないかという見解を持つております。
【次の発言】 一度この前のときに私の提議であの程度で打切る、こういうのを又蒸返したのでありますが、今日板野君……
○木下盛雄君 今の第一点の事務総長の報告の問題に対しては、予算の削減に政府が努力しておる、その点はよく分るが、民主議会の完成のために必要な予算というものは、冗費であつてはならないが、これは当然先ず最も優先的に取らなくちやならんということがあるとするならば、これは重要な問題であつて、僅かな金の問題で無理な予算の削減を必要としない、もつと幾らでも國家は削減すべきところがあるやにこの間の新聞発表なんかを見ても、幾らでも予算を削るべきところがあると思います。そういう方面から削ることにして、そうしてこの國会の予算というものに対しては、余り無理をして減らさんように、これは國会としての独善の問題ということで……
○木下盛雄君 やはり今一番大事な問題は、財政金融問題だと思うのです。それに對する政府側の一般演説があるということになつたら、勿論それに對するところの議會における議會側の質疑應答は當然なすべきであつて、これをやらないというと、後の審議にも差支えると思うから、一應質疑應答はやることが正しいと思うのですがね。
【次の発言】 僕はこの問題は實に重大な質疑應答と思うので、今までのフリー・トーキングの場合と違つて、相當必要があれば時間を十分に與えて、質疑應答の目的を達成して行く方が、本質疑應答だけに對しては必要だ、こういうふうに考えます。
【次の発言】 僕は手放しで、何時間でもやれということを言つたのじや……
○木下盛雄君 私木下盛雄でございます。川村君に代つて鉱工業委員になりました。どうぞよろしく。
○木下盛雄君 私は本案に賛成をいたします。
○木下盛雄君 どうせ、再開の場合に運営委員会をやると思いますが、その場合に私はいろいろ希望したいと思つておりますが、第一の問題は自由討議ですね。あれはもう殆んど出席者も少くて、有名無実、まあ仕方がないからやつておるというような恰好であつて甚だ遺憾に思うので、この間総合燃料対策の自由討議があつて、そのときから決議があつたと思うのです。少くとも三囘に一囘ぐらいは、ああいう決議をするような形式にすれば、発言者も熱意があるだろうし、出席者も共鳴を以て聞くだろうし、大変結果がよいだろうと思いますが、そういうことを考慮して貰いたいのが第一点、第二点は委員会ですね。これは専門調査員も配置されておるし、少しな……
○木下盛雄君 委員長には佐佐君を推薦したいと思います。
○木下盛雄君 この法案が提出される場合とか、審議される場合において、一番やはり根幹になるのは議院運營委員會であると思うのであります。そうであるならばやはりこの議院運營委員會の委員長が小委員會の委員長になられることが、今後の議案進行上きわめて順調に行くと思います。議院運營委員長の木内君が小委員長になられることを一番妥當と考えますから、お諮り願います。
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。