深川タマエ 参議院議員
2期国会発言一覧

深川タマエ[参]在籍期 : 1期-| 2期|- 3期
深川タマエ[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは深川タマエ参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

深川タマエ[参]本会議発言(全期間)
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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 参議院本会議 第6号(1950/11/29、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 去る九月十六日から三日間に亘りまして、東京新聞の主催で各党の代表者を集めまして講和に関する座談会が催されました。その記事に対しまして、十月十九日附のワシントン通信でアメリカの対日講和関係の専門家から批評が寄せられております。その文書によりますと、日本人はよく無條件降伏というけれども本当は無條件降伏では決してない、明らかにポツダム協定に基く降伏である、無條件降伏の言葉に怯え過ぎて日本人の意向を率直に表現することを怠つてはならない。講和は一方的であつてはならないのであつて、弾圧によるものは永続きがしない。必ず当事者双方の十分なる了解の上で成立しなければならないのであつて、一体何が講……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 参議院本会議 第6号(1951/10/17、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 占領の夜はまさに明けんといたしております。併し日本の行く手は余りにも大きい苦悩と憂慮に閉ざされて、お先真つ暗であるというのが、僞わらない今日の国民心理であろうかと存じます。満洲事変から中日事変を経て太平洋戰争に至るまでの間は、国民が悔ゆるとも取返しの付かないほど大きく国民の運命が左右された大事件でありながら、国民にその真実が知らされないで、国民は自己の判断によつて自己の運命を決定する自由を奪われていたということであります。年遷り日変りてここに六星霜、再び日本の独立は復活いたしましたが、これを完成のものにいたしますためには更に一段の努力を要することと存じます。にもかかわらず国民に……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 参議院本会議 第9号(1952/12/10、2期、改進党)

○深川タマヱ君 私は、この際、対日援助金返済問題について緊急質問をいたすの動議を提出いたします。
【次の発言】 今日の朝日新聞によりますと、政府は、アメリカから、占領中に食糧その他の形で対日援助をされた二十数億ドル即ち九千百二十五億円に上る金の返済について回答を求められております。これに対し、政府では第三次吉田内閣の末期から、外務、大蔵、通商の間ですでに回答するように了解済になつているが、今直ちにこれに回答を与えますと、債務をいよいよ確認することになるし、そうなりますと、憲法第八十五条の、即ち国が債務を負担するには国会の議決に基くことを必要とするという条文に違反することになるので、さなきだに昨……

第15回国会 参議院本会議 第27号(1953/02/26、2期、改進党)

○深川タマヱ君 改進党の深川タマヱでございます。  昨年末の電産並びに炭労ストに懲りた政府が、その苦痛を身を以て体験した国民大衆の輿論の支持を得て、かかる不祥事の再発を防止せんとする法律制定の挙に出たことは、一応常識的であると言われるかも存じません。併し労働者の闘争手段のみを弾圧いたし、経営者側には何らの反省を促す手段を講じなかつたことは片手落で、(「その通り」と呼ぶ者あり、拍手)従前の争議が、労働者の横暴のみに基くがごとき解釈でございまして、到底労働者側を納得せしむるものではないだろうと存じます。よろしく労働者の代表者を経営協議会に参加させるなり、その他公平なる処置を講ずることが、この際絶対……

深川タマエ[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

深川タマエ[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 厚生委員会 第2号(1950/07/20、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 戰災孤兒收容所の子供に対する食糧費が非常に少ないことが出ておるらしいのですが、それでは里質共に堪えられなくて、飛び出す子供が非常に多いらしうございますが、今年は補正予算が出ないらしうございますが、来年度におきまして、兒童局の方にそれに対して何か改善の御考案ができておるのでございましようか。
【次の発言】 具体的にはまだお考えになつておりませんか。
【次の発言】 今の戰災孤児のことですけれども、もう終戰後五年になりますので、その当時十二歳だつた子供が十七歳になつておる、相変らず終戦後当時の同じような取扱では子供の身心の発達にふさわしくございませんので、非常に年の取つた子供は自由を……

第8回国会 厚生委員会 第3号(1950/07/21、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 そういう便利なものであつたら、いつそ質屋というものは全部公益質屋にするとどうでしようね。これは質業者の人の失業対策ということも問題になるのですが。
【次の発言】 あのB・C・Gというのは一回注射いたしますと、その効果はどの位期間あるのでございますか。
【次の発言】 それから一回分の注射に使いますその薬の実費というようなことがお分りになりますでしようか。
【次の発言】 先程のお話によりまして、結核の恐ろしいこともよく分りました。又B・C・Gとやら非常に予防薬として、効果一〇〇%ということも分りましたけれども、極めて検閲が嚴重であつて、優秀な製品が少いために、三十万人に注射しなくち……

第8回国会 厚生委員会 第4号(1950/07/22、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 二十五年度の国立公園の予算は幾らになつておりますか。
【次の発言】 大した仕事ができそうもありませんね、予算が少くて……。
【次の発言】 国立公園の発展もやはり平和が基礎にならなければいけないので、東洋の風雲がこんな急な時にはとても外客を誘致することも困難と思います。そうしてやはり長期に亘る一つの投資事業として、必ずそれだけ金を投じたら返つて来るというような見込みも当分立ちにくいし、国家予算も非常に困窮している時だから、余り国立公園に沢山投資もできないと思います。千二百万人利用者があつたそうでありますけれども、その中で僅か外人が三十万人その外人も必ずしも、日本の国立公園が立派だ……

第8回国会 厚生委員会 第6号(1950/07/27、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 大臣がお見えになつているようでありますが、大臣に対して外の質問をしてよろしうございますか。
【次の発言】 実は二、三日前に東京都下の日雇人夫の中の婦人代表者が来られまして、四つの條件を持ち込まれたので大臣の御所見を伺いたいと思います。  その第一は、労働大臣と先生とのお二人の関係かと存じますが、東京都下の日雇の婦人に対しまして、最近労務手帳が取上げられようとしているそうでございます。その趣旨は、婦人は日雇に成るべく雇わないで、その代り生活保護法によつて養つて呉れるという趣旨らしいのでございますけれども、果してそれだけ生活保護法の余力があるかということと、もう一つは、二、三人子供……

第8回国会 厚生委員会 第7号(1950/07/28、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 東京都の方々にはお忙しいところをわざわざお出かけ頂きまして誠に有難うございます。実は二、三日前に東京都の日雇人夫の組合の中の婦人部の代表が見えまして、東京地区から出身いたしておる私、深川タマヱにいろいろな申出がございましたので、一昨日厚生大臣及び厚生省の方々に願いましたけれども、やはり直接具体的な立案は東京都の方々が行なつておる節も多うございますので、今日わざわざお出かけを願つたわけでございますが、で四、五点の質問をいたしますので、所管の方々からお答え願いたいと思います。  第一番は、日雇人夫の婦人部の人たちの労務手帳を最近取上げつつあるか、或いは最近取上げようという御計画を、……

第8回国会 厚生委員会 第8号(1950/07/30、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 この問題は相当複雑な内容を含んでいるらしうございますので、暫らく研究さして頂きたいので、次回に延期せられる動議を提出いたします。
【次の発言】 提案者の御説明を伺いますと、大体これは狂犬病に対する予防的な措置のように存じますが、一度咬まれましたら永久に治らないような恐ろしい病気といたしますと、根本的にやはり治療の方法を考究しなくちやならないと思うのでありますが、今日国家でこの狂犬病を治療いたしますについて、特に何か経済的な援助でも与えて研究さしているのでございましようか。実情を一つ。
【次の発言】 この法案に連関いたしまして、当然野犬狩が行われると思うのでありますが、具体的にど……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 厚生委員会 第3号(1950/12/05、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 癩とか結核とか精神病関係の職員の方々は、戰争中の特攻隊にも比すべき危険を冒して奉仕事業をされていらつしやる方々でございますので、このたび一般職から優遇されるときには優先的に取扱われなければならないはずのものを、却つて犠牲の地位に置かれたということにつきまして、厚生大臣の御説明は予算上、財政上止むを得なかつたとおつしやいましたけれども、厚生大臣がその理由によつて御承服なさつたことは誠に遺憾に存じます。 更に当然特別の方法によつて報酬は支払われると言われますが、これは一体法的には如何なる根拠に基くのか、これが私には釋然といたさないのでお尋ねいたしますのが一つと、それから一月以後にお……

第9回国会 厚生委員会 第7号(1950/12/09、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 患者が殖えましたら、この赤字が殖えるのはどういう機構になつておるのでございましよう。将来衞生思想が発達するにつれて患者が次第に殖えるでございましようし、失業者がだんだん就業するに従つてこれに加入する人々が非常に殖えると思いますが、患者が殖える、従つて病人が次第に殖えると思います。患者が殖えて来ると、赤字が多くなるというのは、独立採算制になつていないという証拠だと思いますが、如何でございましようか。
【次の発言】 実は将来ともだんだんこの保險料金が殖える可能性を持つておりますね。
【次の発言】 これが厚生行政だと思う。大体勤労者は、税金は高いし、收入は少い、そこへ持つて来てだんだ……

第9回国会 予算委員会 第9号(1950/12/07、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 被占領下の総理大臣でございますと、誠に緊迫いたしております国際情勢につきまして御答弁なさいますことは、影響の及ぶところをお考えになりまして、誠に涙ぐましいほどのお心の遣い方をなさいます御態度につきまして、同じ血を分けた私どもも誠に御同情いたし、又了解に苦しむところではございませんけれども、やはり不安は確かに不安でございます。極東の情勢が誠に緊迫いたしておりまして、最近は聞くところによりますと、四国外相会議並びにその他の仲裁が成立いたさないときは、国連軍は朝鮮から全面的に退却いたさなければならない、その曉にはマツカーサーのお話しによりますと、アジアは勿論ヨーロツパとおいても民主主……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 決算委員会 第1号(1951/02/03、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 国会の耳目になつて働いて下さつているとおつしやつた会計検査院の方が御指摘になりましたように、只今の都城の土地の売買はどうも穏当を欠くように聞えますが、一年前に僅か十八円や二十二円で売つたものが僅か一年の間に百九十円で買求めたかたが、而も同じ人によつて買求められるということはどうも私どもに納得がいきにくい上に、いつだつたですか、参議院のかたが調査に行つた報告書を拝見いたしましてもどうも穏当でないように書いてありますので、調べた大蔵省のかたがおいでになりますので、この間のお調査がよくおわかりでしたら御説明頂きたい。
【次の発言】 御本人はまだあるのだろうと思いますから、一つ御本人を……

第10回国会 郵政委員会 第3号(1951/02/24、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 ドツジ書簡に基きまして、近く資金運用部資金法案を提出されるそうでございますが、これは恒久的に政府資金を統合される御意思なのでございましようか。私の拝見いたすところによりますと、ドツジ書簡の主眼点は、朝鮮動乱後の非常時態勢に即応いたしますために、政府資金の集中管理をされようとするものだろうと存じますが、従いまして講和条約締結後におきましては、当然見直すべきものかと存じますが、これに対しまして大蔵当局は如何解釈しておられるのでありますか。
【次の発言】 もし仮にこれが臨時的、暫定的立法であるといたしますならば、簡易生命保険法第六十九条の規定、即ち積立金は有利確実に、且つ公共の利益の……

第10回国会 郵政委員会 第6号(1951/03/30、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 郵便貯金事業の簡素化を図るのが目的であるといたしますと、据置郵便貯金とか特別据置郵便貯金とか、証券保管の制度、こういうものはこれから新たに契約することをやめるとおつしやるのでなく、今まですでに契約をして動いておるものもこの際処分なさるというのでございましようか。

第10回国会 予算委員会 第33号(1951/03/27、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 私は民主党を代表いたしまして、昭和二十六年度総予算案に対し反対いたすものでございます。以下その理由を御説明申上げます。  基本的態度といたしましては、今回提出を見ました昭和二十六年度総予算案は、昨年八月中頃その編成を終つたものでございまして、その後十一月にドツジ氏が来られましたとき、若干の修正が行われましたけれども、その後重大なる国際情勢の変化に対処いたしておりません。即ち中国共産党軍隊の介入後の朝鮮動乱の影響と、世界の軍拡的経済動向による影響を無視いたしているので、補正予算の必至の状況にありながら、すでに形骸化した予算案を国会に提出されるがごときことは、政府の常識を疑うもので……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 労働委員会 第閉会後4号(1951/09/27、2期、国民民主党)

○委員外議員(深川タマヱ君) 大臣にお尋ねいたします。今朝の新聞によりますと行政整理の案は、大体今週中決定してしまうというふうに出ておりましたにもかかわらず、その衝に当つておられる大臣として、この段階に来てなお且つ日本の婦人行政の機関はもつと充実せねばならないと考えていると、こういう御答弁でございましたが、してみますと、大体日本の婦人少年局は今回の行政整理に当りましては、現状維持をするものと考えて間違い、ございませんでしようか。ちよつと意見を附加えますと、いろいろ各方面の意見はあるようでございますけれども、衆議院の分野から考えてみましても、大体総理大臣が署名しておいでになりました条約の批准は通……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 郵政委員会 第2号(1951/10/26、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 独立採算制のことでございますけれども、それは私原則といたしましては、国民の貧富の差なく貧しい者もお金持ちも同じように金を出さなければならないものだ。例えば米とか、或いは汽車賃とか、こういう葉書や手紙とか、こういうようなものはやはり全部独立採算制にしませんで、まあたかだか半分くらいは各人が同じような負担をしてもよろしいのでしようけれども、あとのせめて半分くらいはやはり経済力に応じて税金を取立てたその税金で支払うというようにいたしますことが、社会政策というのですか、そのほうがどうも合理的だと思うのですけれども、現行法におきましてもやはりその欠陥は是正するべく努めておるらしうございま……

第12回国会 予算委員会 第2号(1951/10/25、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 鉄道のキロが延びたり、その他焚く石炭の分量が殖ふますと、それに比例いたしまして、当然やはり要員の数が殖えるということは想像にかたくございませんけれども、やはりそこには合理化が行われるわけだろうと考えておりますので、どういう標準によつて職員の数を殖やしていらつしやるのでございますか、鉄道のキロが一キロ殖えまするときに一人要るとして、その三倍の距離になつたからいとつて別に三人を雇うわけでもないでしようし、石炭の分量もやはりそれと似たようなことになりますので、どういう標準によつてこの職員の数を殖やしていらつしやるのですか。というのは十一年には二十二万人でした人間が二十五年には四十七万……

第12回国会 予算委員会 第3号(1951/10/26、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 真理は案外平凡なところにあるということはこの際も当てはまるようなものですけれども、こんなに電力が不足で困つておりますので、政府のほうでも四百億円か計上いたして、電力発電事業の計画もされているらしうございますけれども、幾ら施設がありましても、肝腎かなめの水がなければ駄目で、雨の分量に規制されるというようなことを最近新聞で読んだことがございますけれども、若し本当にそうだといたしますと、只今ソ連がシベリアにおきましてオビ、エニセイ、レナ川などを繋ぎ合せまして、シベリアの灌漑と水力発電事業を起しているように、日本の国内におきましても、水力発電事業に向きます川のほうに、向かない川を導入す……

第12回国会 予算委員会 第4号(1951/10/29、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 この表によりますると、昭和二十四年度から、五年度、六年度に進むに従いまして、国民各職業に従事しておる人の所得は全部相当に殖えております。それだのにただひとり農村で、日雇だろうと思うのですが、その人たちの收益だけが非常に少くなつております。同じように農村でも、この個人業主の、農林水産業者の收入は相当殖えておりますのに、雇われている勤労者の所得だけが非常に減つております。この頃木材も非常に値上りしておりますのに、一体やはりおつしやるように、雇用量が非常に多い、雇われる人が非常に多うございますので、需要供給の関係で日雇賃金が値下げになつておりますためなんだろうと思うのですが、都会労働……

第12回国会 予算委員会 第5号(1951/10/30、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 六月以降九月になるに従いまして国際物価がずうつと値下りになりまして、十月になりましてから、上つて来た、この微妙な国際情勢を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それから輸出でございますけれども、さつきちよつとお触れになつたかと思うけれども、当初の計画に比較いたしますと、ひどく、達成率が低いのでございます。なぜ当初どういう成算があつてそういうふうに大きくお見込をお立てになりましたか。そうして又どんな蹉跌がありましてそれが計画通り達成されなかつたのか。
【次の発言】 十月以降大体国際物価は値上りになりつつございますのに、ひとり大豆だけが相当値下りになりつつあるのでございます。そ……

第12回国会 予算委員会 第7号(1951/11/01、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 電力の問題でございますけれども、先生のお説と全く同じような考えを持つておりますけれども、丁度朝鮮の動乱以来、特需の景気で賑わつておりますし、丁度アメリカ、イギリスが軍備のために余り輸出ができにくいような状態でございますので、そのあとの国際市場に日本が進出いたしますに丁度絶好のチヤンスだと存じますけれども、先生のおつしやる通りここ二、三年以来の動力源と申しますか、電力とか石炭とか、そういつたものの手薄のためにそのチヤンスを据えにくいような情勢ですけれども、政府も遅ればせながら、昨日も聞いてみますと、何でも五ヵ年計画で七千六百億円とかの電力の資本金を出すそうでございますけれども、私……

第12回国会 予算委員会 第8号(1951/11/02、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 補正予算の財政規模が八千億円に膨張したから、これはインフレ的な経費を包蔵しているからいかんというようなふうにおつしやつたかと思いますが、成るほど帳簿の上では八千億でございますけれども、政府のほうでは七百億円もの財政上の貯金と申しますか、インベントリイのようなことに対してできるだけ凍結しようといたしておりますし、この預金部の資金とか、運用部の資金もあんなに出ししぶるような状態で、それ故にこそ先生もおつしやつたように、ひどい金融難に陥りまして、オーバー・ローンのような状態を呈しておつて、財政の赤字を金融で補う一種の赤字財政だとさえおつしやつておいでになられますような性質の補正予算で……

第12回国会 予算委員会 第9号(1951/11/05、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 住宅金融公庫のほうからお金を貨して頂くことになつておりますけれども、肝心かなめの土地がなくて忙しい人が困つております。農村では自作農が創設されましたけれども、都会ではまだこういう方法が講ぜられておりませんので、たくさん宅地に適当な所が横たわつておるようでありますが、戦災で家庭の経済状態とか、或いは職業関係、或いは家族の事情にも非常に変化が来たされておりまして、地方に疎開いたして、当分都市で家が持てそうにもないかたが多いようでありますけれども、それでもやはり父祖伝来の宅地でございますので、なかなか手放すことが踏切りがつかなくて、高い固定資産税を拂つて困つておる向きも非常に多い。一……

第12回国会 予算委員会 第10号(1951/11/06、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 連合国軍の演習のために使用制限を受けた漁場に対する補償でございますけれども、今までも全然漁業はできなくなつたような漁民で、一番たくさんもらつた補償金でどのくらいになつておるのか。
【次の発言】 連合国軍の将兵による自動車事故等による見舞金の基準の額ですが、今までこの災害によりまして死亡した日本人でどれくらいもらいましたか、又それを今後どのくらいに引上げるつもりですか。
【次の発言】 連合軍に提供する直傭労務者の給与のことでございますけれども、生活費も相当上つているのでございますけれども、今回これは上るのでございましようか。

第12回国会 予算委員会 第11号(1951/11/07、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 昨年法務委員をいたしておりましたときに、全国を視察いたして参りましたときに、この地方警察のかたがたが転任いたしましたときに、住宅難でございますのでどうしても住宅を手に入れますために地方のボスの恩惠に浴する事情にございます。それからやはりお米が配給でございまして不足する物をボスの手から手に入れたりしておるわけで、その交換條件として警察官吏がどうも正しく職務を執行しにくいような事情にあつたのですが、この警察官吏の住宅だけはやつぱり優先的に整えたいと思いますけれども、現状がどういう工合になつているか。  それから警察官吏の人の加配米の状況がどういうふうになつているか。  それから第三……

第12回国会 予算委員会 第12号(1951/11/08、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 人事院の勧告の基礎は標準生計算費であつて、而もその標準生計費の基礎になるのはカロリーであつて、今回の場合は二千三百三十六カロリーだそうでございますけれども、そのカロリーは一体何からとることになつているのでしようか。と申しますのは、同じくカロリーと申しましても、数字の点では同じ結果になりましても、やはり含水炭素からとる場合と、脂肪や蛋白質からとる場合ではお金の面では随分違います。脂肪は御存じの通り一グラムの中にカロリーが九・三含まれておりますし、蛋白質それから含水炭素の中には一グラムの中に四一カロリーした含まれておりません。同じ含水炭素の中からカロリーをとるのにいたしましても、お……

第12回国会 予算委員会 第13号(1951/11/09、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 刑務所収入減が二億九千万円であつて、その原因は刑務所の囚人が構外作業について人員を減らしてくれという要望があるので、それに従つておるというお話でございましたけれども、どういうわけで刑務所の囚人がそういう申出をするかということを考えてみたいのですけれども、恐らくやはり刑の目的は本人の反省が第一であろうと思いまするのに、どうも構外作業になりますとああいう特別な服装をいたして大勢の人に見られますので心理的に堪えられないところがあるのではないかと思いますけれども、若しそういう事情があるといたしますならば、むしろ構外作業をこの際とりやめにすべきであつて、全然とりやめにするとどういう差支え……

第12回国会 予算委員会 第16号(1951/11/15、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 大蔵大臣がさつきからおいで下さつていましたから、ちよつと大蔵大臣に先お伺いします。大蔵大臣はいつになりましたら地方財源をこの賭博によつて賄う政策をおよしになるお考えなんでございましようか。後世の歴史家が若し池田財政を批判するといたしますと、ドツジ氏と協力して終戰後の日本のインフレを克服したという功績を相当大きく掲げられるだろうと思いますけれども、惜しむらくはこれと並びまして、滔々として天下を覆う賭博時代を現出して、国家が競馬、競輪、オートレース、富くじによつて国家の財政を賄い、国民の中には労働意欲を減退して家庭を破壞する者その数を知らず、犯罪者は激増し、遂に累を青少年に及ぼして……

第12回国会 予算委員会 第21号(1951/11/22、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 関連して。私たちは、いずれの国におきましても、主食の輸入が殖えますと工業原料の輸入の余地が少くなりますので、喜ばしい現象でないと思うておりましたけれども、佐多さんの御質問で、どうも輸出が殖えまして、ドル・インフレのために国内物価が上つて生活難を来たすほどの事情なら、むしろこの際主食の輸入を殖やしてもらつたほうがいいと思います。それは私たちの同性の婦人の仲間では、今米に換算いたしまして二合七勺ではやはり闇米も相当買つておりますので、生活費は膨脹いたしておりますので、輸入主食に対します価格差補給金はむしろ撤廃してもらつて、幾らか高くなつてもいいから配給の分量をふやしてもらいたい、そ……

第12回国会 予算委員会 第22号(1951/11/24、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 それでは私ちよつと……。最近の新聞によりますると、自作農になりました人たちが、二十四年度には七万件、二十五年度には十万件、そして今年度はもつと土地を手放すそうでございますし、同時にその土地を手放す前に大体一年に三万人ぐらいの人身売買が行われておるということでございますが、その原因は何でも自作農になつたときの税金の重いこと、肥料代が高くて融通が付かないということ、或いは土地が借金の抵当にならないというところに原因があるらしいのでございますが、いずれにいたしましても、どうもこれほど苦しんでいる人があるといたしますと、どつかに欠点があることには間違いございませんので、こういうような問……

第12回国会 予算委員会 第23号(1951/11/27、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 第一問は独立日本と性道徳の頽廃の問題でございます。長い間の保障占領下の国民としての気安さと敗戰による虚脱状態が違い原因をなしておるかとも思いますが、戰後の日本は曾つてその先例を見ないほど滔々として天下を覆う頽廃的風潮を釀し出しておると存じます。その一つの代表的なものである賭博の風潮につきましては過日私がこの席で御質問申上げまして、政府からも善処して下さるという御答弁を頂いておりますので、今日はこの問題には触れません。又頽廃的風潮の第二の代表的なものであると存じます官吏の汚職事件につきましても昨日本会議場で決議案として取上げられましたので、今日はこの問題にも触ません。ただ残る第三……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 厚生委員会 第10号(1952/02/28、2期、改進党)

○深川タマヱ君 大臣の仰せのごとく、日本の国の人口問題は誠に慎重を要することでございまして、簡單に決定は困難だろうと思います。併しその愼重も程度の問題でございまして、余りいつまでも愼重では間に合いませんので、皮肉でございますけれども、三、四年間の自由党のこの政策を拝見いたしておりましても、愼重の域を余り脱していないようでございます。今大臣の仰せのごとく日本の産業規模を拡大して、貿易の伸長云々のことでも、土地改良の問題でも、先立つものはやはり資金でございますし、電力が間に合わないという情勢、或いは国際情勢なんかを勘案いたしますと、これは急には失業救済に間に合いかねると思います。残る問題の自発的の……

第13回国会 厚生委員会 第16号(1952/04/24、2期、改進党)

○深川タマヱ君 私は改進党を代表いたしましてこの共同修正案に希望條件を附帶いたして賛成いたすものでございます。改進党といたしましてはすでに講和発効も間近に迫つておりますので、その曉を待ちまして日本独自の立場で予算措置なども講じ、もつと遺家族を優遇いたしたいというのが切なる念願でございました。すでにあと一週間で待ちに待たれた講和後最初の国を挙げての慰霊祭も行われることでもあり、靖国神社の祭礼もあることでございますので、この時期に至つてなおこの問題を未解決のままに残しておきますことよりも、たとえ完璧でなくても次善の対策をまとめ上げますことが戦死者並びに遺家族を慰めることになるかとも存じ、いずれ講和……

第13回国会 厚生委員会 第20号(1952/06/03、2期、改進党)

○深川タマヱ君 対象が今おつしやつたような種類の物であるといたしますと、多くの場合盗まれたというのは、どこの何という人が盗んだかということはわからない場合が多うございますのに、この二ページでその子供に返還してもらいたい人は一年以内に申出ろといつて見たとて申出ようがございませんね。公告するときにその子供の名前を掲げて見たとて、その子供が盗んだのかどうかわかりませんから、こんなことはむしろ警察のほうへ申出るようにして、普通の窃盗罪と同様に扱つたらどうなんでしよう。被害者は警察へ届出るし、盗んだ子供は金に替えてもどちらでもいいんですから、警察のほうへ届出て、相談所にこんな問題を取扱わせずに、警察に取……

第13回国会 厚生委員会 第22号(1952/06/05、2期、改進党)

○深川タマヱ君 移譲するにあたりまして取扱いはあくまで強制的にはしないで、話合いの上でとおおせになりますが、一体誰と誰が話し合うのであつて、話合いがまとまらないといたしますと思い止まるそうでございますけれども、先だつてから陳情を受けておりました職員の人が全面的に反対らしうございますが、そういうことを勘案いたしますとなかなか実現困難だと存じますけれども、そこらあたりのお見通しは如何でございますか。
【次の発言】 国家がお持ちになつておりまして管理が行届かないというおおせでございますけれども、その管理の行届かない原因は単に財政的な理由のみなのか、それとも国家が持つておつて何かお困りになるような理由……

第13回国会 厚生委員会 第23号(1952/06/06、2期、改進党)

○深川タマヱ君 この修正案の中の附則第四項に地方財政法を改正するということがございますけれども、地方財政法を改正するのはこれでよろしうございますか。この委員会だけでできますのでございますか。

第13回国会 厚生委員会 第33号(1952/07/25、2期、改進党)【議会役職】

○理事(深川タマヱ君) 只今より厚生委員会を開会いたします。  日本赤十字社法案を議題にいたします。質疑を願います。

第13回国会 厚生委員会 第36号(1952/07/30、2期、改進党)

○深川タマヱ君 まだ今の動議は……。
【次の発言】 ここまで大変円満に協調的な態度で来ておりますので、ちよつと五分間か十分間休憩なさいまして相談いたしますれば、大抵結末が付くだろうと思いますが、大抵私どもの貧弱な見通しではそう争わなくても済むと思いますので、ちよつと御猶予なさることはどうですか。
【次の発言】 私両方のかけ持ちで出たり入つたりでとんちんかんになるかも知れませんけれども、大体衆議院のほうで三分の二取れるか取れんかというようなとを言つりておいでにならないで、成るべく修正案に同調することを自由党のかたがたも御希望なさるのじやございませんか。そうだと私も推量いたしますので、そのためにこ……

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/19、2期、改進党)

○深川タマヱ君 昭和二十七年度の鉱工業の生産指数を見てみますと、一四〇・六となつております。それに要する資金計画はあらゆる貸金の回收、それから民間資金の徴発、外資の導入ということになつておりますけれども、今後の資金計画の都合ではこの事業は相当制約を受けるかも知れないというような御説明があつたと存じますので、誠に不安に存じます。又齟齬を来しますと、今年度の夏のように鉱工業が五五%まで生産が下つたり、今おつしやつたように物価の値上りとか、生活費の増加とかということになりますと、大変国民のかたがたに迷惑をかけると思いますが、一体今年度におきまする資金計画だけは、すでにとつた狸の皮なのか、まだとつてい……

第13回国会 予算委員会 第8号(1952/02/21、2期、改進党)

○深川タマヱ君 河川局長さんにお願いいたします。これはひとり河川局長さんのみならず、道路局長さんにも、住宅局長さんにも関係する問題なんですけれども、便宜河川局長さんにお尋ねするのですけれども、これは一国会議員としての私の苦しい告白です。数年議員をいたしておりまして、その間何回も予算委員をいたしたのですが、いつもこういう機会に局長さんがおいで下さいまして、次の年度の予算の説明をして下さるのですけれども、例えば、河川のような場合を見ると、何本河川を修築すると言われてみましても、正直のところ、私たちはその川の長さがなんぼあつて、幅がどのくらいあつて、面積がどのくらいあつて、砂利というものは大体一トン……

第13回国会 予算委員会 第10号(1952/02/25、2期、改進党)

○深川タマヱ君 生活保護法のことでございますが、平素生活保護法の恩典に浴しております者が病気をいたしたり、お産があつたり、或いは葬式なんかができましたときには、医療扶助費とか、出産扶助費とか、或いは葬祭扶助費の恩典に浴することはわかつておりますけれども、ふだん何事もないときに、ほそぼそと独立して煙を上げて暮すことはできておりましても、突然病気をいたしたり、或いはお産をいたしたり、又今申すようなお葬式のような突発事件が起きますと急に困るというようなときに、その問題だけを切離して臨時的に、できるだけ手つ取り早く、生活保護法というのですか、出産扶助費とか、それから葬祭扶助費、こういう恩典に浴する道が……

第13回国会 予算委員会 第11号(1952/02/26、2期、改進党)

○深川タマヱ君 船を造つて輸出しているらしうございますけれども、外貨を獲得いたしますためには、輸出はいいようなものでございますけれども今日日本の船の不足は誠に極度に達しておりますのに、それだけの資材資金がございますようならばなぜそれで日本船の不足を補うようにしないのか。殊に輸出する地方は、タイ国を初めといたしましてポンド過剩に悩んでいる方面に輸出するのであつて、この狙いがどこにあるのかわからないのですけれども、その御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 委員長が皆さんに代りまして出してもらいますその資料は何と何か、もう一遍はつきりおつしや  つて下さい。

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/03/03、2期、改進党)

○深川タマヱ君 今日おいでになつておるかたがたは少くとも日本における通貨の権威者のかたがたばかりでございます。それでありますのに、その席で高橋通産大臣はすでにポンド過剩には対策なしと告白されておいでになりますが、日本の国の産業、貿易政策の元締めをしていらつしやる大臣からそういう告白をせられますことは、誠に心細い次第でございまして、或る意味におきましては、自由党の政府のこの方面における政策の行き詰りを暴露することにさえなるのでありますけれども、それは別といたしまして大臣さえも方法がないとおつしやるのでございますから、私がどんなに自分の貧弱な知識を暴露しても決して恥にはならないと思いますので、丁度……

第13回国会 予算委員会 第14号(1952/03/04、2期、改進党)

○深川タマヱ君 今日の日本の協同組合は放任しておかないで適当な指導監督が必要だと御説明になりましたようでありますが、具体的に申しますと、差当りどういう指導監督が必要なことになりますか。
【次の発言】 農林債券が今日、日本の農山漁村のすみずみまで行き届いて非常に功績を立てておるそうでございまして、而もそれはあなたの農林中央金庫で取扱つておいでのようでございますが、どういう條件でおやりになるのでございましようか。貧乏人には貸してもらえないんだろうと思いますが……。
【次の発言】 私は男子の先生がたのように、公述人に対して御注意を申上げるのではないのでありまして(笑声)克明なる御研究に基く尊い多くの……

第13回国会 予算委員会 第23号(1952/03/20、2期、改進党)

○深川タマヱ君 ちよつと関連して……。岩木さんの最後から二番目の御質問に関してちよつと関連事項でお尋ねいたします。過日来政府の御答弁を伺つておりますと、二十七年度の予算では、防衛費は日本の財政の許す最大限度をいつているということで、ございました。ところがここに一旦緩急が生じまして、アメリカが日本並びにその周辺を防衛してくれますためには、増員をしたり、或いは行動を起しますために経費が殖える場合がございます。その場合にも、常識から考えますと、日本の分担金は殖やさなければならないように思えますけれども、さつき申しましたように、日本の財政から申しますと、最大限度出していると申しますと、出せないわけでご……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 厚生委員会 第3号(1952/11/25、2期、改進党)

○深川タマヱ君 厚生大臣のさつきの施政方針演説とおつしやるのですか、こういうことを承わつておりました間に、例えばその国立病院の地方移譲、こういうことはつい私たちは通過いたしました際には、非常に政府のほうが要望されまして、もうどこからも要求されているように聞かされまして、到頭渋々ながら私たちこの法案を通過いたしたにもかかわらず、まだ一ヵ所しか移譲になつていない、こういう問題がある。大丈夫ですか。それから私はその次は遺家族、傷痍者並びに戦死者の遺家族の援護のことにつきまして、政府の調査が十分できないというので、年末に差当り緊急措置として三億円とかを出してどうとかなさるという、この弥縫的な策、こうい……

第15回国会 厚生委員会 第6号(1952/12/04、2期、改進党)

○深川タマヱ君 じや、それと関連いたしまして……。  それを貸付けますときの条件でございますが、返還の年限とか或いは利子とか、或いは用途については別に調べるのでございますか。
【次の発言】 いや、そうじやないのです。私のお尋ねしましたのは、貸す条件でございますけれども、一柱五万円の弔慰金とか何とか、あれを担保にして貸すのでございましよう。そのときに貸す利子とか返還期限、何年間の間に年賦返還するとかいうような条件もあるのだろうと思うのですが……。
【次の発言】 戦死者の遺家族に対しまして渡されたはずになつておりました弔慰金でございますが、調査が困難だというので未だに渡つていない家族が非常に多うご……

第15回国会 厚生委員会 第8号(1952/12/09、2期、改進党)

○深川タマヱ君 政府のほうでは来年度の予算に三百二十二万の予算をお割きになりまして、農村の農繁期に備えて、一町村平均二カ所くらいずつ季節保育所をお作りになるそうでございますが、誠に時宜を得た方法だと思つて歓迎いたしておりますけれども、これと同時に都会地におきましては、季節的にではございませんけれども、年中ずつと働きに出る婦人が多うございます。交通難のときでございますので、子供を連れて外出は困難でございますのでやはり農村に劣らないように町内で一カ所或いは二カ所ずつくらいの託児所は必要だと存じますけれども、これに対する御計画はございませんでしようか。

第15回国会 厚生委員会 第9号(1952/12/11、2期、改進党)

○深川タマヱ君 この改正案が通過いたすとしますと、私計算いたして見ますと、大体なんですけれども、一つの部落に現在は二人ぐらいでございますのに、更にやはりあん摩、はり、きゆうの学校に入りやすいかたが殖えますと、結局同業者が殖えるということになりますので、ああいう特殊な身体障害者の生活を脅かすことになると存じますので、この法案が通過いたすと同時にどうやら来年度では政府のほうでもうすでに考えていらつしやるらしいのでございますけれども、眼の見えない人たちにあん摩、はり、きゆうばかりでもいけないのじやないかというので、新らしい何らか職業補導の途をお考えになつていらつしやるようですね。ミシンとか、何でした……

第15回国会 厚生委員会 第11号(1952/12/18、2期、改進党)

○深川タマヱ君 改進党を代表いたしまして賛意を表します。御提案者並びに全国未亡人団体のかたがたの異常なる御熱心が効を奏しまして、まさにこの法案が実を結ぼうといたしておりますことは、誠に御同慶の至りでございます。拝見いたしますと、まだ多々是正をなさなければなりませんけれども、来年度の予算案との関係も非常にお急ぎになつていらつしやる御様子でございますので、私はこのたびはこの趣旨に副いたいと存じます。今後毎年できるだけこれに要します予算の増額を私たちも要求いたしたいと存じております。これが施行に当りましては、できるだけ公平を旨となさいまして、最も必要とされている未亡人にできるだけ優先的に行き亘ります……

第15回国会 厚生委員会 第12号(1952/12/19、2期、改進党)

○深川タマヱ君 今ちよつと私の聞き違いだつたかも存じませんけれども、労働大臣に任されておりますので、すでに十二月の一日から最高四百六十円に上つておるとおつしやつたのでしようか、法律が通過しない前に。
【次の発言】 従来の先例が陸上労働者並みに上げるということになつておるから、法律は通過していないけれどもすでに十二月一日から上つておるとおつしやるのですね。

第15回国会 予算委員会 第32号(1953/03/09、2期、改進党)

○深川タマヱ君 今回の予算を拝見いたしますと、どうもこの項目はもつとたくさんの予算を割かなければならないと思うものは極く僅かしか出していなかつたり、又この項目はそんなに急がないし方法を変えればうんと削減することもできると思うようなものにたくさんの国民の血税が注がれたりいたしておりまするので、その原因について一々追究いたしてみますと、やはり世界が二大陣営の対立で思うように貿易もできなかつたり、その防備費に費やされたりするところに原因があるらしうございます。そしてこのことはひとり日本のみの予算の悩みではなく、世界全体の悩みであり、そして今年のみの問題ではなく、いつまで続く悩みか底が知れないようにも……

第15回国会 予算委員会 第33号(1953/03/10、2期、改進党)

○深川タマヱ君 酒税と物品税の減税は後廻しにした方がよいというお言葉でございましたが、物品税の方はさておくといたしまして、酒税の方は私の記憶ではお酒の税を下げますとたくさん飲んでくれますので結局税としての収入が殖えるというのが狙いであつたかと存じますけれども、これは間違つておりますでしようか。それからもう一つは実際問題といたしましては、やはり先生がお考えなさつていらつしやいますように、昨年でしたか地方税を改正いたしますときに入場税や飲食税は税率を下げますと、たくさん食べたり見たりしてくれまして、結局税としての収入が殖えるからというようなお言葉がございましたが、実際は地方財政の計算を聞いてみます……

第15回国会 予算委員会 第35号(1953/03/12、2期、改進党)

○深川タマヱ君 ちよつと関連いたしまして……、御承知のように日本の服装は戦前にまだ男女とも和服が相当多く用いられておりましたけれども、その頃はその和服を調製いたしますためにお裁縫の学校というのが全国に非常に多うございまして、和洋とか、実践学校、その他全国にこの種類の専門学校は非常にたくさんございました。ところが御承知の通り戦後にはこの服装の革命と申しますか、和服は殆んどその姿をひそめております。男子の方々などは殆んどおもてで和服を召していらつしやるかたは見当らないくらいですが、婦人もよほどこの点変つて参つているのであります。この道に携わつているかたがたの非常な努力と工夫によりまして、終戦直後の……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 厚生・文部・地方行政連合委員会 第閉会後1号(1950/11/16、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 只今出願者代表の池田茂さんのお話を伺つたあとで、委員長がかくのごとき輿論の効果を見たときに、あなたは何とか考えて見ようという気分は起らないか、こう言われましたら、あなた様は、場合によつては中止してもいいという考えを持つておるとおつしやいました。その次向島カフエー事業協同組合理事長の市川七郎さんのお言葉によりますと、私共の結論は今日この席に来て、国家多端のとき、我々のごとき貧弱なる商人のために、かくのごとき審議が行われておる、この姿を見ただけでも自重しなければならないと考えております。他に打つ手は幾らもあります。我々として又別に生きる途を與えてくれるならば、何としても私達は違つた……

第8回国会 厚生・文部連合委員会 第閉会後1号(1950/11/15、2期、国民民主党)

○深川タマヱ君 東京都建築局指導課長の中井さんにお尋ね申上げます。あらかじめちよつと簡單にお断りいたしますのは、私はこの厚生委員会がこのたびこの問題を取上げましたのは、例えば参議院の法務委員会、衆議院の考査委員会が犯罪の仮定について取調べる。このような性質のものではない。学校敷地附近におきまして売笑行為を営むような建物の建築の許可をしない。こういう法的根拠をはつきりしたいという点が重要な目的でなければならないと思つております。そういう立場であなた様がたのお話を伺つたのでありますが、四人さんの御証言の中で最も私が重要視しましたのは、その建築指導課長さんの中井さんの御発言であつたのでありますが、あ……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 内閣・厚生連合委員会 第2号(1952/05/16、2期、改進党)

○深川タマヱ君 私は今日初めて合同委員会に出席いたしまして、厚生委員でございますので、さつきから政府との間の質疑応答を伺つておりましが、けれどもすでにもう結論は出ているのじやないかという気がいたします。さつき大蔵大臣の御答弁にも必ずしも来年まで待とうと思わない、今生中にもできるだけ実現さしたいとはつきりおつしやいますし、保利官房長官も成るべく国民の納得する形でいたしたいとおつしやるし、又何らかの形て実現さしたいと思うと、誠に極めてお含みのあるお言葉でございますし、又質問いたしておる委員側でも何も古い恩給そのままを復活さしてくれと言つているのじやございませんし、更に五十歳以上ですかそういう老軍人……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 厚生委員会母子福祉に関する小委員会 第1号(1952/12/06、2期、改進党)

○深川タマヱ君 非常に不幸な子供たちのために、御熱心なる先生はアメリカに交渉においで下さつたことを誠に有難いと存じますけれども、例えば移民法を改正してもらうことにつきましても、或いはその父のはつきりいたしております子供に、その父に養育料なり教育費を分担させる義務を法的に認めてもらう手続にいたしましても、その他いろいろなことにいたしましても、結局は最後はやはりアメリカの政府が認めないことには仕方がございません。法律で通過いたさなければ仕方がないことだと存じますので、先生のように世論を喚起されるお働きも勿論大切でございますけれども、直接日本の政府からアメリカの政府のほうに交渉してもらうようなお手続……



深川タマエ[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

深川タマエ[参]在籍期 : 1期-| 2期|- 3期
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