野田卯一 参議院議員
2期国会発言一覧

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野田卯一[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは野田卯一参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

野田卯一[参]本会議発言(全期間)
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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 参議院本会議 第3号(1951/08/18、2期、自由党)【政府役職:建設大臣・北海道開発庁長官】

○国務大臣(野田卯一君) 三輪議員の御質問にお答えいたします。  先ず第一に、最近災害が相次ぎまして、復興にいそしんでおる国民に甚大なる苦痛を與え、再建のテンポを遅らしておる点につきましては、全く遺憾に堪えません。又災害を受けられました各地域の皆さんに対しましては、深甚なる御同情を申上げる次第であります。  御質問の第一点の復旧率の問題でありますが、御指摘のように復旧率が甚だ低い点につきましては、建設大臣といたしましても甚だ残念に思つております。併しながら、御承知のように予算を見ますと、二十五年度の予算におきましては、災害復旧費は四百九十五億円になつております。又本年度、二十六年度の予算におき……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 参議院本会議 第18号(1951/11/16、2期、自由党)【政府役職:建設大臣・北海道開発庁長官】

○国務大臣(野田卯一君) 先般のルース台風の被害は、最近におきまする我が国の台風被害中最大なるものでありまして、この被害を受けられました地方のかたがたに対しましては、心から御同情申上げます。特に今回の災害におきましては、千名近くのかたがたが或いは死なれ、或いは行方不明に相成られまして、このかたがたに対しましては心から哀悼の意を表するものであります。  政府におきましては、災害直後直ちに現地に調査官を派遣いたしまして、実情の調査を始めたのでありますが、同時に閣僚代表として私が参り、又各省から政務次官が出られまして、現地を観察すると共に、各地におきまして現地の知事その他のかたがたと会議を開きまして……

第12回国会 参議院本会議 第22号(1951/11/26、2期、自由党)【政府役職:建設大臣・北海道開発庁長官】

○国務大臣(野田卯一君) 五十里ダムに関する問題につきましては、月下検察当局で調査中でございまして、調査の結果に基きまして適当な処置をとる考えであります。なおこの際一言申上げておきたいのは、この五十里ダムの問題に関連いたしまして、工事に不正があつた、即ちダムが非常に脆弱なものが作られて、将来それが破壊いたしまして、下流に大きな被害を與えるだろうというような新聞記事が出まして、関係地方では非常に心配をいたしておりますが、この点につきましては、係官を派遣しまして特に愼重念入りに調べましたところ、工事上については何らの不正もなければ、欠陷もないということをこの際申上げておきたいのでございます。(拍手……

第12回国会 参議院本会議 第26号(1951/11/30、2期、自由党)【政府役職:建設大臣・北海道開発庁長官】

○国務大臣(野田卯一君) 堀木議員より、物価騰貴の情勢に照らし、既定の公共事業予算の中では当初予定した事業量ができないのではないかという御質問があつたと承わつております。この点につきましては、当局といたしましては、できるだけ工事を重点的に行い、或いは又能率の増進或いは請負契約を適正にいたしまして、できるだけ既定予算の範囲内におきまして予定された事業量を果すように最善の努力をいたす考えであります。(拍手)


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第32号(1952/04/23、2期、自由党)【政府役職:建設大臣・北海道開発庁長官】

○国務大臣(野田卯一君) 今回の鳥取大火は、御承知のように、四月十七日午後三時頃鳥取市永楽通り動源温泉附近から発火し、極度の乾燥と風速十五メートルに達する烈風のために、且つ又水道の水圧の低下、道路の狭小等により、消火作業意のごとくならず、ために遂に市の繁華街を中心として市街地の約六割を燒失するという大損害を生じ、翌十八日午前三時五十分頃鎮火したのであります。  被害の状況につき、取りあえず鳥取県庁等の資料に基いて御報告申上げますと、先ず人的損害につきましては、罹災人員は二万四千百四十三名、このうち死者一名、重傷者二名、軽傷者三百十二名を算しております。物的損害につきましては、被害総額は百九十三……

第13回国会 参議院本会議 第64号(1952/07/07、2期、自由党)【政府役職:建設大臣・北海道開発庁長官】

○国務大臣(野田卯一君) 只今お尋ねのありました災害の報告の問題でありますが、災害の報告につきましてはでき得る限り今後本会議を通じまして御報告申上げたいと存じます。若しそれができません際には直接書面を以て皆様に御報告いたしたいと考えております。  第二点のダイナ台風等につきまして今までにとつた措置でありますが、これは直轄の工事、即ちお示しの長良川の堤防の壊れたあとの仮締切工事その他の問題につきましては、直ちに国費を支出いたしまして、目下晝夜兼行で締切作業を遂行中であります。  なおその他の県工事、市町村工事等につきましては、資金運用部より繋ぎ資金を出すことに政府としては決定いたしまして、今その……

野田卯一[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

野田卯一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 経済安定委員会 第2号(1950/07/26、2期、自由党)

○野田卯一君 日本の貿易の状態が最近非常に振つて来て、外国為替管理特別委員会ではどんどん外貨資金が溜まるというような状態で、從つて日本の国内のインフレの傾向を抑えるという点からいつても、輸入が必要だということは皆さんがあらゆる機会に言つておられることであります。それがために輸入計画を大幅に増大するということが決められたがのごとく、先日の予算委員会で説明があつたのでありますが、本日の新聞報道によりますと、関係方面の意見として、追加輸人的或いは繰上輸入的な問題が棚上げにされたような記事がちよつと出ておりますが、これに関する真相がお分りだつたら、速記を止めても、止めなくてもよろしいのでありますから、……

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/24、2期、自由党)

○野田卯一君 去年は專売公社ができて六月一日からスタートしているのですが、今年は初めからですね。それで去年の四月、五月というのは專売局であつた、政府であつた。それが六月から專売公社になつた。今年は初めから專売公社だというようなことのために何か影響があるとも思われるのですが、どうですか。
【次の発言】 今の奥村さんの説明の外貨ですが、所有権は関係筋にあるというのは本当ですか。
【次の発言】 そうすると日本側の出した金は、いつ関係筋へ移るのですか。例えば輸出ビルを買いますね。それは日本政府が買うわけですね。外貨特別会計というものは日本政府でしよう。日本政府で買つたものがいつ関係筋の方へ行くのですか……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 予算委員会 第1号(1950/11/24、2期、自由党)

○野田卯一君 日取りですが、これはいろいろな國会の方の他の方との関係から、できるなら二十七日の方を私は希望します。私ばかりでなく他にも相当あります。その希望は……。

第9回国会 予算委員会 第2号(1950/11/29、2期、自由党)

○野田卯一君 資料の要求ですが、英文をつけてということになると、いろいろあると思うのですが、そういう要求の仕方は余り傍観的で、これはただできないことを強いるような感じがするのですが……。必要なものに限られたらどうかと思うのですが、シヤウプ氏だつてドツジ氏だつていろいろなものを持つております。だから重要なものとして要求するとか、何とか限定される……。余り非常識になると猜疑心を大蔵大臣に與えるということになりますね。

第9回国会 予算委員会 第3号(1950/11/30、2期、自由党)

○野田卯一君 今日本銀行が外貨を買つているのは、いわゆる為替銀行に外貨を貸付ける必要があるから買つているのではないか……今のお話を進めて行くと、為替銀行に外貨を貸付ける必要のない分までも日本銀行が買上げる、そうするとやはり外貨資金というものを日本銀行が持つていて國内で新らしく資金を放出する、そうするとドツッジ氏の言つているいわゆるインフレになるということは免かれませんね、方向においては……。
【次の発言】 オーバー・ローンの問題は別になると思いますが、外貨資金が溜つても使う範囲においてそれを日本銀行が貸付ける場合には輸入資金になるのですから、インフレにならんでしようけれども、どんどん進行して外……

第9回国会 予算委員会 第4号(1950/12/01、2期、自由党)【議会役職】

○理事(野田卯一君) 外に御質問ございませんか。さつき非常立法というお話が出ましたが……。
【次の発言】 先ほどの七割三割というのは実行しているのですか。
【次の発言】 構想だけですか。

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/12/02、2期、自由党)

○野田卯一君 地方財政の問題ですが、地方財政で先ほど大蔵省の政府委員、地方財政委員会のほうの説明を聞いておりましても、どうもわかりにくい点があるのであります。それは雑收入の問題でありまして、これが当初平衡交付金千五十億をきめました際には、雑收入が百七十五億ばかり見込まれておつた。これがその後判明いたしました二十四年度の実績によると四百七十六億円になつておる。であるから、大蔵省側の見解から言うと、この雑收入に非常な含みがある。こういう見解があるわけであります。これは私は地方財政委員会と大蔵省側との意見が何となしに合わない一つのポイントになつているのじないかと思う。この点につきまして、約二百億円の……

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/06、2期、自由党)

○野田卯一君 補正予算の歳入の部分の一部について質問いたしたいと思いますが、歳入面で非常に目を引く問題は、申告所得が非常に減つて来るという問題と、もう一つは専売収入が非常に減つて来る。それで申告所得の問題は一時預かるといたしまして、専売の収益が減る。即ち専売益金が非常に減少するということであります。内容的に見ますと、本年度におきまして、当初の予算よりもたばこの専売におきまして、百十億円減収になるということであります。千三百億円のものが百十億円減るというのは、かなり大きな減収であります。恐らく専売制度始まりましてから、予算におきましてこういう大きな減収を見たことは、これが初めてではないかと思いま……

第9回国会 予算委員会 第10号(1950/12/08、2期、自由党)

○野田卯一君 議事進行について……。私は佐多君に先ほどの理事会の申合せが十分徹底していなかつたと思うのです。もう少し皆さんの全部にわかるように先ほどの理事会の申合せをここで委員長から皆さんにお伝え願いたい。どうも徹底していないように思いますから……。

第9回国会 予算委員会 第11号(1950/12/09、2期、自由党)【議会役職】

○理事(野田卯一君) 安本長官ちよつとお席を外しておりますが、大蔵大臣はおられます。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 経済安定委員会 第2号(1950/12/14、2期、自由党)

○野田卯一君 二十五年度重要物資輸入買付計画及び輸入状況表というのは、これの数量が書いてあつて金額が書いてないように思いますが、米、大麦、小麦、この年間輸入見通しの数量を米でいえば九十二万五千トン、これは金額はドルでわかりませんでしようか。
【次の発言】 ちよつと、あとで教えて下さい。数字がないと合計が出ませんから、金額をドルで出してくれませんか。
【次の発言】 勿論これは輸出はFOB、輸入はCIFですか。
【次の発言】 それから二十六年度の輸入計画の食糧の数量は分りませんか。四億三千三百万ドルとありますね。
【次の発言】 それから農業用品及び肥料とありますが、肥料はどのくらいかわかりますか。

第10回国会 経済安定委員会 第3号(1950/12/16、2期、自由党)

○野田卯一君 大久保さんに昨日僕はISE、インターナシヨナル・スタンダード・エレクトリツク・カンパニーと日本電気、それからグツドリツチと横浜護謨、そのほかにスタンダード・バホウム・オイル・カンパニーと東亜燃料、カルテツクスと興亜石油、石油のような場合はわかりますが、そのほかのやつは承認が来るのかということをお聞きしたら、新らしい承認が来るのだというお話で、今のお話と少し合わないように思いますがちよつとお伺いします。
【次の発言】 一部現金、一部ロイアリテイという関係なんですか。
【次の発言】 先ほど大久保さんから聞いたのですが、日英通商協定の大枠ができて資金繰りが非常に不自由で甚だ協定を円滑に……

第10回国会 経済安定委員会 第5号(1951/02/24、2期、自由党)

○野田卯一君 最近紙の値上りが非常に著しくて、なかなか紙を使う人が手に入らないという状態である。それに此べて外国では物によつては倍もするというので紙を輸出するというお話を聞いておりますが、数日前の新聞に紙の輸出を一時差しとめるという記事が出ておりましたが、そういう方向に現実に動いているのかどうか。
【次の発言】 それと関連いたしまして新聞用紙の割当なんかの問題につきましても、この間の読売新聞に社説が出て、お力まして大分問題にしておりますが、ああいう新聞用紙の割当制度というものが適当であるかどうか、今あれだけが残つているのです。紙の統制につきましては新聞用紙の割当だけ残つているのですが、ああいう……

第10回国会 経済安定委員会 第7号(1951/03/22、2期、自由党)

○野田卯一君 ちよつと私その前に質問したいのですが、藤野さんの質問に対するさつきの小峯政務次官の答弁の中にありました燐鉱石の補給金の問題、これについて銑鉄の補給金を少し早く切上げてそれをこちらに廻せないかという研究をしておるが、まだ結論が出ない、それに代るべき方法として一般会計に多少余裕があるかも知れんからその方法も考えておるという話ですが、そのほうもはつきりしないのですが、一般会計の余裕を使うということはどういうわけでございますか。
【次の発言】 ああそうですか。食糧補給金の余裕をこちらえ廻す、そうですか。わかりました。

第10回国会 経済安定委員会 第9号(1951/03/26、2期、自由党)

○野田卯一君 罰則について質問するのですが、罰則は今度の改正では変更されませんね、罰則は……。
【次の発言】 そのすると、現行法の罰則の規定が生きて残るわけになりますね。そうしますと罰則の第四條ですが、「第一條第一項の規定による命令に違反した者は、これを十年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。」こう書いてあるのですが、それは他の経済法令と比べて非常に軽い。軽いというのは十年以下の懲役に処するということではなくて、十万円以下の罰金が軽いのです。試みにお手許にある外国為替及び外国貿易管理法というのでありますが、罰則の七十條、それにこう書いてある。「左の各号の一に該当する者は、三年以下の懲役若し……

第10回国会 経済安定委員会 第11号(1951/03/31、2期、自由党)

○野田卯一君 賛成。
【次の発言】 私は自由党を代表いたしまして、本案に賛成の意を表するものであります。外国為替管理の問題は関係するところが非常に広いのでございまして、単に一つの省とか一つの役所でやり得るものではないのでありまして、その間の関係を密接にして、そうして歩調を揃えてよく調整をとつてやつて行くことが極めて必要だと思います。今回の改正法律案はそれを目的とするものでありまして、衷心より賛成の意を表するものであります。
【次の発言】 外資導入の問題についていろいろ聞くのですが、或る人によると、日本に非常に外資が入つて来るというようなことを言うし、或る人はなかなか入つて来ないというわけで、外……

第10回国会 経済安定委員会 第14号(1951/05/22、2期、自由党)

○野田卯一君 本案に対しまして修正をして頂きたいと思います。御承知のように本案の附則第一項は、「この法律は、昭和二十六年四月一日から施行する。」となつておるのでありますが、四月一日は御承知のようにもう経過いたしておりますので、これを「昭和二十六年四月一日」を「公布の日」と、こういうふうに改めたいと思います。

第10回国会 予算委員会 第31号(1951/03/24、2期、自由党)

○野田卯一君 その前に一つ議事進行について……、なぜかと申しますと、今皆さんの御発言を聞いていますと、内容がいろいろ條件附になつている。でありますから、例えば藤野委員のおつしやつたことは、趣旨としては異議がない、併しながら時期、方法、金額というものについては愼重に考慮を要すると、そういう但書附の賛意を表している。他のかたは全面的に賛成だ、こういうふうにいろいろ違つておりますから、私はこの委員会の運営を公正にして、国民の信頼を得られるようにするために、そういう條件附のやつを、大きく分けまするならば、藤野さんの言われるようなラインと、全面的に賛成と二つに分けて採決をして頂きたいと思います。(「賛成……

第10回国会 予算委員会 第34号(1951/03/30、2期、自由党)

○野田卯一君 今手許に配られたのは、業種別、資金別月末残高表というのですが、これは復金の貸付金の残高と思いますが、そうですか。
【次の発言】 そうしますと、総額が八百八十六億五千六百万円ですが、これの回収計画を一つ。
【次の発言】 又あとでやりますから。

第10回国会 予算委員会 第35号(1951/03/31、2期、自由党)

○野田卯一君 木村さんにちよつとお伺いしますが、質問ずつと続きますか。
【次の発言】 そうしますと私三分ぐらい時間を頂きまして……。この貸付金の利率ですが、これはどのぐらい予定しておられるか、予算の編成上計算したと思いますが、その計算は幾らになつておりますか。
【次の発言】 それからこの銀行の総裁、副総裁、理事、監事、それから職員は、これは国会議員とか地方の議会の議員になれる、兼職できるのですか。
【次の発言】 確めた上で、又あとで聞かせて下さい。それからこの銀行の貸付は設備資金に限ちれるようにとられますがその点をお伺いいたします。
【次の発言】 それから設備資金の中で、災害を受けたとき、災害……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 建設委員会 第閉会後1号(1951/08/20、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 只今赤木さんから非常に御熱心な御意見の開陳を頂きまして、只今私のほうといたしましては、まだどういうふうに機構改革をするかということを、政府といたしまして具体的に取上げておりません。御承知のように、政令諮問委員会のほうで一応の答申がまとまつたと申しますけれども、それは新聞には部分的には出ておるようでありますが、政府としてはまだ正式には受取つておらないのではないかと思います。少くとも我我の手には渡つておりませんし、我々もその内容をよく知りません。こういうような状況であります。で建設行政の一元化ということにつきましては、只今必要なる所以と、従来の沿革等詳しいお話でございまし……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 建設委員会 第2号(1951/10/16、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 河川の問題につきましては、この河川の水を利用する面と、この水をコントロールする、治める面と両様あると思います。我々は現在におきましては河川を治める方法といたしましては、どうしても上流部におきましてダムを建設する。ダムを建設いたしまして洪水を調節する。このことが当然に半面におきまして利水を伴うのでありまして、溜つた水を利用いたしまして電源開発と申しますか、発電をいたす。又更にはこの水を利用いたしまして、灌漑に利する、或いは飲用水、工業用水に供給をいたすというふうにこのダムの多目的の働きというものを予定しておるのであります。従いまして電源開発と治水の問題が今日におきまして……

第12回国会 建設委員会 第8号(1951/11/06、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) ガソリン税を目的税にいたしまして、ガソリン税から上る収入を持ちまして、道路の建設或いは道路の改修等に当つてはどうかという、こういう御意見でありまして、趣旨といたしましては我々も同感で賛成をいたすのであります。従つてこの問題につきましては、ただ建設省だけで解決はできませんので、大蔵省ともいろいろと目下連絡をいたしまして検討中に属するのであります。外国でも特にアメリカあたりではこれが発達をいたしまして、アメリカではガソリン税を道路の建設改良に当てたということが、アメリカの道路をよくした一つの大きな動機となつているということを聞いておりますので、強く我々としては要望しておる……

第12回国会 建設委員会 第9号(1951/11/08、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) ルース台風の被害につきましては、先般私中国、九州及び中部地方に参りまして実地について視察をいたしたのであります。なお鹿児島及び山口におきましては、私初め関係各省の代表のもの、現地の知事その他のかたがたの打合会を開きまして、災害の状況等を詳しく現地からお聞きしたような次第であります。その他いろいろな報告をも取り混ぜて、大体被害の全体の様子を勘案いたしますと、今度の被害は豪雨によるもの、強風によるもの、高潮によるものに分れると思います。このうち豪雨によるものにつきましては、御承知のように河川が氾濫する、山崩れを起す、それから河川に沿つた両岸の土地を荒し廻るというような、又……

第12回国会 電力問題に関する特別委員会 第9号(1951/11/22、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 石坂委員の御意見御尤もでありまして、河川法も道路法も非常に古くなつておりまして、最近の事態に必ずしも適合しない点も非常に多いと見受けられますので、できるだけ早い機会にこれを全面的に修正をいたしたいと考えて目下その成案を準備しつつあるような実情であります。若し間に合えば來るべき通常国会に提出いたして御審議願いたいと思います。
【次の発言】 御質問の趣旨を取り違えているかもしれませんが、河川法を根本的に改める意思があるかどうかということでございますか、御質問の趣旨は。
【次の発言】 河川法も今全面的に検討いたしております。從つて今後提出される河川法は相当変つたものになつて……

第12回国会 内閣委員会 第19号(1951/11/25、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) その点につきましては、先ほど小林文書課長から詳しく申上げた通りでございます。
【次の発言】 今回の行政整理、人員整理につきましては、事務を極力簡素化いたしまして、又一面におきまして事務の能率を増進いたしまして、これに対処するというふうに考えておるのでありまして、先ほど赤木さんがお話になりましたように、現在の実情はいろいろの問題につきまして、経理関係におきましても人事関係におきましても、事務が非常に複雑煩瑣でありまして、こういうのをできるだけ簡素化いたしまして、そこに余裕を見出す。又継続費のお話がございましたが、継続費の制度を設けますと、我々のやつておる仕事は非常にその……

第12回国会 予算委員会 第21号(1951/11/22、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) ルース台風の被害で公共事業関係の金額は各県から集つて来ております報告によりますと七百数十億円になつております。この七百数十億円の報告に対しまして、実際今現地で建設省の出先の者、建設省の者と大蔵省の者とが共同して損害査定をいたしております。その結果七百数十億の被害額が何ほどになるかということはまだはつきりいたさないわけであります。
【次の発言】 只今の取調べておる数字は十二月の中頃には明瞭になるかと思います。それからその数字は補正予算提出等の場合において必要になり、又実際予算を配付する場合に必要になるのでありますが、それを待つておりますと現地の復旧事業に支障を来しますの……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 運輸委員会 第24号(1952/05/26、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 今回の行政機構の改革のねらいは、御承知の通りに我が国に行政機構が戦争中並びに戦後を通じましていろいろの事情のために複雑厖大化して参りまして、又必ずしも日本の国情に適合しないような形のものも生まれて来たわけであります。併しながら、いよいよ平和条約も成立いたしまして、日本が真の意味の独立国になつて初めから新らしいスタートを切るという事態に照らしまして、過去のいろいろな事情で出て来ました行政機構もありまして、幾多改変を必要とする面もあるのでありまして、この従来の行政機構に対しましてでき得る限りこれを簡素化する。複雑厖大になつておりますので、これをできるだけ簡素化して行きたい……

第13回国会 建設委員会 第2号(1952/01/31、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) それでは只今お話の建設行政の大体の方針につきまして申上げたいと思います。先ず第一に河川の問題でありますが、河川につきましては、建設省といたしましては、河水統制に重点を置きたいと考えております。河水統制のことにつきましては、もう皆さんよく御存じの通りでありまして、先年来努力をいたして来ておるのでありますが、更にこれに一段の力を加えたいと思います。今日におきましては、河水統制の中心は、申すまでもなく多目的ダムを建設することにあるのでありまして、現在におきまして、すでに直轄を以ちまして岩手県で胆沢川及び猿ヶ石川に二つのダムを造つております。又栃木県におきまして鬼怒川の上流に……

第13回国会 建設委員会 第8号(1952/02/21、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 只今提案になりましたポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く建設省関係命令の措置に関する法律案の趣旨を御説明いたします。  建設省関係のポツダム政令は、昭和二十年に制定されました住宅緊急措置令と昭和二十五年に制定されました空中写真の利用等に関する政令の二であります。  その中空中写真の利用等に関する政令は、連合国最高司令官から日本政府に貸与された空中写真を、建設省地理調査所において保管し、これを戦災復興又は経済再建の事業のために必要がある場合においては、国若しくは地方公共団体の機関又は測量法にいう公共測量を実施しようとする者が広く利用できるものとするために、……

第13回国会 建設委員会 第14号(1952/03/13、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 私はこの空中写真は進駐軍におきまして数十億の巨費を投じて作製したものであり、これはアメリカ政府の所有に属するものと思います。従いまして、これの処理につきましては、いろいろなまあ制約を受けているということに相成るのでありますが、将来の方向といたしましては、私はこれは私の希望でありますが、これをもらいたいと思います。これをもらいまして、日本の政府の所有物にいたしたいというふうに考えております。若しそれができます際には、当然それに伴いましていろいろと他の法令との関係とか、或いはその他の諸般の事項を十分検討いたしまして、必要なる改正をいたしたいというふうに考えております。

第13回国会 建設委員会 第15号(1952/03/18、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 屋外広告物法の一部を改正する法律案の提案理由及びその要旨を御説明いたします。  屋外広告物法は昭和二十四年六月制定され、その施行以来二年半を経過し、都道府県の條例もおおむね整備されて参つたのでありますが、その実施の実情に鑑み、同法の円滑な運用を図るために一、二改正を適当とする点が認められますので、所要の改正をいたしたいと存じます。  第一に、現行法におきましては違反広告物について、美観風致を維持し又は公衆に対する危害を防止するために都道府県知事が命ずる除却その他の措置の履行の確保に関しては、行政代執行法の規定の適用があるのでありますが、違反広告物の責任者が明らかでない……

第13回国会 建設委員会 第18号(1952/03/27、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 只今議題になりました道路整備特別措置法案につきまして、提案の理由並びにその趣旨を簡單に御説明申上げます。  現下の国並びに地方公共団体の財政状況に鑑みまして、道路の整備を促進し、交通の利便を増進するために、一定の要件を備えた道路を新設し、又は改築して、その道路より通行料金を徴收することができる途を開き、これによつてその建設費を償還するというのが本法の趣旨でありまして、その主な点は次の通りであります。第一点として、有料道路を新設し又は改築することができる者は、建設大臣、都道府県知事及び市長とするということであります。第二点として、有料道路とすることができる道路は通行者が……

第13回国会 建設委員会 第19号(1952/03/28、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 住宅局長から本年度は二万五千戸建て、残余はあとニカ年でということを申上げたということを、今聞きましたのでありますが、私の気持といたしましては本年の二万五千戸も少いと思います。できるだけ今後機会がありましたなれば、いろいろな増額を要請したいと思つております。補正予算等によりまして財源がかなり豊かに入る昭和二十六年度におきましても、予定よりも相当何百か余計入るというような見込みがあるのでありますが、そういう場合二十七年度におきましても、財政收入等が余裕を生じます場合は、是非ともこの目標達成のために、公営住宅の建設増額を事務当局にも折衝したいというように考えております。従つ……

第13回国会 建設委員会 第22号(1952/04/04、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 赤木委員から非常に広汎に亘る、且つ又非常に参考になる御意見を拜聽いたしまして、我々も御意見を十分尊而して今後やつて参りたいと思います。この案を提出されました提案者各位の御意見も砂防の重要性を極度に認識しておられると思います。そして少しでもつつかい棒しようというような御熱意の現れがこれになつたのじやないかと思います。赤木委員の言つておられることと根本においては全く一致しているのじやないかと考えております。砂防事業は私、昨日も衆議院の電力開発会社に関する委員会で申上げたのでありますが、ダムを作るだけで電気が起ると思つてはとんでもない誤りであつて、それには必ず治山並びに、砂……

第13回国会 建設委員会 第30号(1952/04/25、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 国、公共企業体又は地方公共団体等の発注する公共工事は国土の再建その他公共の福祉を増進するために極めて重要であつて、その年間工事量は全建設工事量のなかば以上を占むる状況でありますが、最近これらの公共工事の着工資金の調達が請負業者にとつて極めて困難な問題となつております。その原因を考えまするに、民間の建設工事にありましては、発注者は請負業者に前払金を支払うのが通例であります。殆んど商慣習となつておりますが、公共工事につきましては一部の例外を除いて従来前金払をしないことが原則となつているため、請負業者は着工資金の調達について全面的に金融機関に依存せざるを得ないのであります。……

第13回国会 建設委員会 第44号(1952/05/27、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 私は、道路の整備につきましては自由党も一つの大きな政策として掲げておるのでありまして、これにつきましては極力努力をして参つておるのでありまして、公共事業費のほうにおきましても予算をつけられております。併し一般の会計から得られるだけの道路の整備費では、今日の道路の必要とする道路の整備を十分に行うことができないというような実情でありますので、別途有料道路の制度を設けて、更に日本の道路の整備をスピード・アツプしたい、こういう意図に出ておるのであります。従いまして今後も一般の道路の改修費の増額を極力努力するのは当然でありますけれども、それと併せまして有料道路の資金を、運用部資……

第13回国会 電気通信委員会 第25号(1952/05/26、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 今回の行政機構改革に当りましては、いろいろな基準がありましたが、そのうちの一つの基準といたしまして、行政委員会は、審判的性質を有するものを除きましては、これを各省に統合するという方針をとつたわけであります。普通の独任制の役所にして大体各省の内局にいたしたのであります。そういう関係からいたしまして、電波監理委員会につきましても、委員会の形式をやめまして、これを郵政省に統合いたしまして、その代り電波監理局という内局を設けましてその事務をやらせる。なお電波監理委員会が所掌しておりました仕事の中には、多少審判的性質を有するものもあるようでありますので、そういうものにつきまして……

第13回国会 内閣委員会 第21号(1952/05/12、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) ではこれより今回の行政機構改革一般に関する御説明を申上げます。  我が国の行政機構は戦争中及び戰後を通じて驚くべきほど複雑厖大化したのでありますが、これを整理合理化し、我が国現在の国力にふさわしい簡素且つ能率的なものとすることは、現内閣成立以来その基本政策の一つとして鋭意努力して来たところであります。前国会において、政府は官庁職員の大幅縮減を提案し、約十万に及ぶ定員の削減が行われたのでありますが、右に引続き今国会には、行政機構の簡素化を提案することといたしました。  今回の機構改革は、先に政府の諮問に応じて提出されました行政制度審議会の答申及び政令改正諮問のための委員……

第13回国会 内閣委員会 第24号(1952/05/15、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 只今のお話の線の問題は今までの考え方から申しますと、恩給制度というものの研究、恩給制度をどう持つて行くかということにつきましては、人事院でやるという方向で進んでおつたわけであります。今後の方向といたしまして、即ち人事院が国家人事委員会に代つて公務員制度に関しでやる仕事の内容を今まで通りやつて行くか、或いはもう少しむしろ縮小する方向に持つて行くかということを今研究中であります。総理府の内局である恩給局で恩給制度までやらせるようにして、むしろ人事委員会からそれを創り取つてしまうか、或いは人事委員会のほうで制度の点は十分研究させて、そして恩給局がその実務的な仕事をやるのか、……

第13回国会 内閣委員会 第27号(1952/05/22、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 楠見君の御質問の趣旨はよくわかりましたが、只今御指摘になりましたように、現在の国家行政組織法においては、官房の中又は普通の局の中、の部というものは認めないという制度になつていることは御承知の通りでありまして、これは議会の意思としてきまつているわけであります。ところが二十三年にそれができましたけれども、二十四年に行政整理を大幅にやりました。そこで局をなくしたり、いろいろなことをしたために部をなくするという制度を二十四年頃より実行するということが実際上むずかしく、妥協的な一時的な産物として部を設けたものであるわけであります。そこで二十五年の五月末日までの暫定措置として部を……

第13回国会 内閣委員会 第32号(1952/05/29、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) そうです。
【次の発言】 只今の御質問にお答えしますが、統計調査監は局長或いは官房長、或いは技監、その所属部の技監といいますか、局にありますれば局長を補佐いたしまして法律によつて明らかに定められた問題に関しまして局長を補佐してその仕事をやつて行く、こういう職分を持つておるものであります。統計調査監は、従つてその仕事の内容が統計調査のことをつかさどるというふうになつておるのであります。
【次の発言】 只今の問題につきましては、この前のときの御質問は、統計調査部長だつた場合と、統計調査監であつた場合との差をお尋ねになつたと記憶しておりますが、その際に、統計技術官というもの……

第13回国会 内閣委員会 第33号(1952/05/30、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 恩給につきましては国家公務員法第三条及び第百八条によりまして人事院は権限を有しておりますが、この第百八条によりますと、人事院は健全な保険数理を基にした、而も人事院によつて運用される恩給制度を速かに研究をいたし、その成果を国会及び内閣に提出しなければならない旨を規定してあります。併し人事院はこの規定により現在勧告を研究立案中でありますが、まだこの勧告が行われるに至つておりません。他面総理府設置法によりますと、附則第二項によりまして人事院が恩給制度を運用するに至つた場合は、その限度で恩給に関する所掌事務と権限が人事院に移行する旨を明瞭に規定しております。この移行が行われる……

第13回国会 内閣委員会 第34号(1952/05/31、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 私の関係したことですから、一言申上げておきたいのですが、例えば仕事が減つて来た、それから他の局ではもつとたくさんな仕事をしている、こういうわけで減つて来た役所を止めますと、仕事が全然ゼロになればいいのでありますが、仕事が減つて来たにしてもやはり仕事が残つておるということになりますと、残つておる人は多少の不便を忍ぶということは止むを得ないことだと思います。若しそれができないとなりますと、役所の整理も全然できなくなつてしまうということになりますので、やはり片方で役所を簡素にして、数を少くして、国民負担の軽減をするというような立場をとりますと、役所を減らせば、役所の近所の人……

第13回国会 内閣委員会 第35号(1952/06/03、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 事務当局に申し付けてありますので、私もお手許にお届けしたかと思つておりましたが、若しお届けがなかつたならば早速お届けすることにいたします。内容は、新らしい機構におきまして官房長を置かないのは文部省、厚生省、労働省の三省であろうと思います。文部省につきましては、只今お話がありましたように、官房の仕事が少し減るというようなことでございますが、現在大臣が官房の仕事を他に移して、他の部局に移しておやりになるというわけで、実質的に少し官房の仕事が減ることになります。それから厚生省、労働省も大体現状維持だと思いますが、この間松原先生からお聞きしたのですが、厚生省のほうは統計の仕事……

第13回国会 内閣委員会 第36号(1952/06/06、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) その点につきましては、先般政府部内におきましても閣議決定をいたしまして、できるだけ片方で整理をされた人を片方に増員をするような場合、成るべくその人をとるようにしてその配置転換を図つて行きたい、こういうふうに考えておるのであります。
【次の発言】 数字は勿論閣議で問題にいたしましたけれども、閣議ではそう詳しくこの人間をどういうふうにするというようなことは適当にやりかねるわけでございますから、原則をきめまして、その方針に従つて各省でそれぞれ連絡をとつて措置する、こういう方針を決定したのでございます。なお多数の人員の整理をなさねばならんという場合におきましては、人員の整理対……

第13回国会 内閣委員会 第38号(1952/06/09、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 只今お示しのように、郵政省には監察を任務とする者が、私どものほうの手許の資料では千二十八人現在おりまして、内部及び外部に対しまして監察を行なつておるのであります。この郵政省の監察関係の機構の働きをいろいろと調査して聞いて見ますと、大変能率を上げて好成績を収めておるという話を聞いておりまして、各省におきましても同様な監察を内部的に持つて、そうして先ずみずから自分の関係の、自分の業務のことを自分でやる、こういう態勢を取るべきであるというように考えられて来ておるのであります。各省における監察機能全部これを行政管理庁に移しまして、行政管理庁において一元的にやるということも一つ……

第13回国会 内閣委員会 第39号(1952/06/10、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 従来の警察予備隊関係の営繕は、営繕部においてその多くの部分を受持つて来たのでありますが、今後も二十七年度におきましても、引続き警察予備隊、それが形が変れば保安庁関係の保安隊、そういうものになつて来ますが、そういう関係の工事が非常にたくさんございまして、これは原則として全部建設省の今後できます営繕局において主管をするということに相成つております。
【次の発言】 大体におきまして、今の方針としては警察予備隊或いは保安隊内における営繕関係の人員は、新らしく警察予備隊を設置するというようなことになりますと、その下調査がありますが、そのほかいろいろの方面から申請が出て来たり、申……

第13回国会 内閣委員会 第41号(1952/06/13、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 大蔵省にあります。
【次の発言】 大蔵省がそれをやる場合に、審議会の議に付して、その審議した結果に基いて処理する。そういう建前になつて、その外資審議会には各省の人が皆入るわけです。私も前にやつたことがあるのですが、外資関係の事柄は各省に関係があります、全部に関係があります。でありますから、どこに置くというより、やはり外資というものを抽象的に管轄する大蔵省が適当であろうというわけで置きましたが、各省に関係のあることであり、又公正を期さなければならんという意味で、関係各省の人が皆集つて審議会を作りまして、それに付議してそれに従つて大蔵省は具体的に処理する、こういう方針をと……

第13回国会 内閣委員会 第42号(1952/06/14、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 考え方の筋といたしましては、日本に駐留する外国の軍隊がおる。その軍隊がいろいろなものを調弁するという場合に、その軍隊が日本の商人と直接の取引をするということのほうが筋じやないかと思うのです。それを日本の官庁が下働きをするということは、独立後の日本としては如何なものであろうか。占領されているときには、日本の官庁が駐留軍の下部機構みたいに使われることはこれは止むを得ないとしても、独立して対等の資格をかち得た現在の日本として、その日本の役所が向うの下部機構のように使われる、命令されて使われるということは如何なものであろうかという考え方はあります。そこで私は直接調達のほうが筋……

第13回国会 内閣委員会 第43号(1952/06/16、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 附属機関にいたしましたのは印刷庁、造幣庁が御承知の通り一種の工場であります。それぞれ普通の行政機関には実際はないのであります。これは一種の外局に対しまして庁という名前を附けますが、今度は外局の性格をもう少し明確にしたい。そういたしますと工場事業場といつたようなものはこれはむしろ附属機関の範疇に入るべきものだ、こういうわけでやつたのでありますが、そのほかの例といたしましては学校でございますとか、病院であるとか、試験所、研究所、工場そういつたものが一様に附属機関になつております。そういつたような性質のものを集めて附属機関にいたしました。こういうことなんであります。

第13回国会 内閣委員会 第44号(1952/06/17、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 私から申上げたいと思いますが、二つばかり申上げたいと思います。一つは公務員の民間に対する関係におきます人権の侵犯というもの、これにつきましては、今後の行政監察、行政監察におきましても、こういつたような点については十分注意して参りたいと存じております。行政監察は他方面に亘りまして、公務員が人権を蹂躙するような行政の国の方針に反する運営をやるということは適切な行政でないと思いますので、十分監視してやつて行きたいと、こういうように考えております。第二点は、今のお尋ねは局長もちよつとお答えしにくいかと思うのでありますが、在野法曹の反対の意見もありますが、在野法曹は人権擁護とい……

第13回国会 内閣委員会 第45号(1952/06/18、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 私一応の見解を述べたいのでありますが、外局というものは、本省と或る程度の独立性を持つているものであります。従つて大臣が指揮、監督ということは直接できないことになつております。長官を任命するとかいうことはできますけれども、直接仕事を指揮監督するということははつきり出ておらないわけであります。そこで仮に外局の仕事について省令を発するというような場合には、大臣がみずから勝手に省令を出せないわけであります。これは外局のほうからそういう省令を出して下さいということを言つて来なければ大臣としては出せない、内局であれば大臣が出せと言えば、大臣の権限でありますから出せるのであります。……

第13回国会 内閣委員会 第46号(1952/06/19、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 只今お尋ねの問題の一部について私からお答えいたしますが、今度の行政機構改革に関連する法案は全部で三十六あります。三十六でありますが、その全部がこの委員会にかかつておるわけではなくて、そのうちの例えば人事院を国家人事委員会にするということは、これは人事委員会にかかつております。日本電信電話公社の設置法、或いは国際電信電話会社の設置法、こういうようなものにつきましては電気通信委員会にかかつておる。それから独占禁止法の一部の改正、これは公正取引委員会の一部改正でありますが、そういうようなものは経済安定委員会にかかつております。それから消防庁に関するものは地方行政委員会にかか……

第13回国会 内閣委員会 第47号(1952/06/20、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 只今の御意見でありますが、課の数が我々のほうから見ると非常に多過ぎるように思うのであります。御承知のように、課の設置というものは各省に任せてあるために、その省の都合次第でどんどん作る或いは給与が課長となると上る。いろいろな観点てん…から課がやや乱に流れるのじやないかと思われる節もあるのでありまして、今後は何とか、その課の設置というものにつきましては政府としては調整を図つて行く必要もあるわけであります。省によつては課の設置を非常に慎重にやつておるところもあるし、案外ルーズにやつておるところも見受けられます。で、今回は行政整理には直接触れなかつたのでありますが、引続いて政……

第13回国会 内閣委員会 第48号(1952/06/21、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 栗栖さんの御質問にこれはお答えになるかどうかと思いますが、今度の機構改革で貿易、為替の管理は通産省にやらせるのであるから、貿易政策と裏腹になつて両方ともが通産省で扱われるということになることになつたわけです。大蔵省では貿易、為替の管理はしないのです。
【次の発言】 おつしやいますのは、インターバンクか対マーチヤントですか。
【次の発言】 これは為替銀行がやる。
【次の発言】 マーチヤントのほうのやつは為替の許可は通産省で貿易関係のほうは許可することになつております。それがマーチヤントが為替銀行に直接行くということになつております。

第13回国会 内閣委員会 第50号(1952/06/26、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 私はそのどういう決議をしたか、それには直接触れておりませんので、私から責任を以て申上げるということは困難かと思います。私の聞いております、私が聞きましたところではこういう趣旨のようであります。即ち国会の審議期間が短かいがために、政府の提出いたしました重要法案が審議未了に終るという虞のある場合には、それの必要とする審議期間を延ばしても、会期を延ばしてもその審議期間を作り出すという考えを持つているのだ、こういうことであります。これは新聞にはどう伝わつているか知りませんが、そういう趣旨の考え方を持つているということを私は聞いております。

第13回国会 内閣委員会 第51号(1952/06/30、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 只今議題となりました国家行政組織法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申上げます。  国家行政組織法によれば、府及び省には内部組織として局及び課を、委員会及び庁には同じく部及び課を置くことを原則としております。併しながら例外的に、別表に掲げるものに限り。本年六月三十日まで府、省又は本部の官房及び局中に部を置き、又庁に局を置くことが認められております。  政府は今般の行政機構改革に関連し、このように例外的に設置されている部や局はこれを廃止し、国家行政組織法の原則にかえることとし、各府省設置法等の改正法律案を国会に提出し、御審議を願つているのでありますが、国会に……

第13回国会 内閣委員会 第59号(1952/07/23、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 只今お話のありました栗栖案と申しますのは、今私ちよつと見せて頂きましたのでございますが、名前は余り変つておりません。それですから、それは松原さんのおつしやつているのは今配られたのでお話になつているのでございましようか。
【次の発言】 私は前の古いことについては知らないのでありますが、今日配られましたものにつきましては今ちよつと見せて頂きました。政府といたしましては、原案を提出しておるのでありますので、私政府の担当者といたしましては、原案の線でお認め願いたいということを申上げざるを得ないと思います。先ほど申されました、私の説明と、経済安定本部長官の説明とは食い違つておる……

第13回国会 予算委員会 第23号(1952/03/20、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 行政機構の問題につきましては木村法務総裁が主管をしておられますので、別な機会で木村さんからお話を一つお伺いになるように願います。
【次の発言】 東委員のおつしやることは非常に私も同感で、ございまして、お話の点は十分承わつておきます。
【次の発言】 今回の十勝沖震災によりまして、多数の住家が或いは全壊或いは流失、或いは半壊という目に会われましたことについては、衷心から御同情申上げる次第であります。政府といたしましても速かにその復旧対策を講じておるのであります。只今御指摘になりました住宅金融公庫の制度があります。そのほかに御承知の公営住宅法によりまして、第二種住宅の制度が……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 労働委員会 第4号(1952/12/03、2期、自由党)

○野田卯一君 議事進行。
【次の発言】 ちよつと質問しますが、先ほど一番初めの事の起りですね。組合側の要求提出が八月十三日ですか。
【次の発言】 例の標準作業量の問題、是正の問題を連盟側が先に切出して、それから組合のほうから八月の申出でが起つたのですか。それらの事の順序、前後の関係、ちよつとはつきりしないのですが……。
【次の発言】 そのときに八割案が出て来たのですか。
【次の発言】 私は何か組合側に対して連盟側から、初め積極的に出て、それを組合側が受けて立つている形になつておるのか、組合側が……。
【次の発言】 時間的関係がわかつたら、それをはつきりしてもらいたい。

第15回国会 労働委員会 第6号(1952/12/11、2期、自由党)

○野田卯一君 今の石井さんのお話ですが、時間的な問題ではなしに、もう少し質的な問題だと思うのです。たまたまこのときには調停委員会で以ていろいろな調停を扱つておられるというお話があつた。併し国家の予算の編成は万般のものをとりまとめて、そうして閣議を経て左右を見ながらきめるのですから、それだけのために作らせるということは殆んど不可能だと思う。問題は予算を組んで、時間的な、これがもう少し早い場合もあり、もつと遅い場合、いろいろございましようから、問題は団体交渉をやつてきめたことが、今度予算に縛られてちつともできないというのでは、団体交渉を認められた意義がないのじやないか。団体交渉してきめた場合に、そ……

第15回国会 労働委員会 第9号(1953/02/13、2期、自由党)

○野田卯一君 ちよつと質問しますが、今電気事業に対するストライキの制限は、両当事者のほうに対する損害は少い、それに対して第三者たる国民大衆の被害が非常に多い、そういうものをとつたということであります。それから第二点の石炭のほうについてはすでに現行の労調法なり労働組合法によつて違反と認められる、又はそう認めると見解を発表したけれども、それをあえて労働組合のほうでその行為をしようとしたというような関係もあつてそれを明文化して行こう、こういう考え方ですが、その他の産業についてやはり同様の問題点が、同じような場合があるのじやないかと思われるのですが、その点は労働省の研究の結果はどうでありますか。


野田卯一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院2期)

野田卯一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・水産・通商産業・運輸・予算連合委員会 第1号(1950/07/20、2期、自由党)

○野田卯一君 簡單に御質問いたしますが、今回の地方税改正法案におきまして、製塩事業、即ち塩を作る事業の取扱いについて、政府の明快な御見解を承わりたいのであります。御承知のように製塩事業は農業、林業と非常に似ておるのでありますが、今回の改正法案におきましては、これらの事業が非課税となつており、特別な保護を受けておるのでありますが、製塩事業につきましても、その類似性からいたしまして、当然非課税の取扱いを受けるべきものだと考えておるのでありますが、これに対する御意見、又製塩事業は、塩の専売法の規制を受けまして、その製塩したものが、生産物全部が公社に買上げられる。又価格の点につきましても、公社が法律に……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 経済安定・建設連合委員会 第3号(1952/06/02、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 経済安定本部で従来やつておりました公共事業に関する予算の事前審査と申しますか、事前査定と申しますか、そういう点におきましては行政府の中におきましても各種の批判があるのであります。特に認証制度に至つてはいろいろな観点から種々の議論がありまして、結局今日の事態においては認証制度はその必要がない、場合によりましては弊害を生ずるということでこれは廃止になつておるわけであります。そこで予算の編成について安定本部で取りまとめるということにつきましては、今回の行政機構改革に際しましてはそういうことをしないという原則を政府は打立てて、それに基いて設置法ができた、こういうふうになつてお……

第13回国会 経済安定・大蔵・通商産業・建設連合委員会 第6号(1952/05/12、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 政府が直轄でやつておりますダムに関連し起る電源の開発につきましては、御承知のように北海道では芦別と幾春別があり、東北では猿ケ石、胆決ダムがあり、又関東では五十里ダムがあり、又四国において物部ダムがあるのでありますが、そのほか二十七年度から着手するものとして東北に鳴子鎧畑ダムがあり、関東では、藤原ダムがあり、関西には猿谷ダム、中部には中非持ダムがあるというようにいろいろダムがございますが、その調査につきましては、建設省に関する限りにおきましては、各地方建設局と本省とがお互いに連絡をとりまして、できる限りの調査をいたしておるのであります。なおすでに着手いたしておりますもの……

第13回国会 経済安定・通商産業・建設連合委員会 第3号(1952/05/14、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 国土総合開発につきましては、政府といたしましても極めて重要な問題として大いに力瘤を入れておるのでありまして、これの具体的な問題といたしましては、昨年国土総合開発法に基く指定地域というのを、全国に亘つて十九地域指定いたしたわけであります。その中で、地域によりまして調査がよく行つておる所と、地域によりまして調査がまだ十分行つていない所といろいろに分れておる。我々の関係しております電源の開発の関係におきましては、北上川水系、或いは利根川水系等におきましては、この調査が相当私は進んでおると、こういうふうに考えております。又四国あたりにおきましては、那珂川の関係であるとか、或い……

第13回国会 経済安定・通商産業・建設連合委員会 第5号(1952/05/19、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) この会社ができますと勿論電源開発が相当大規模に行われるのでありますが、それ以外におきましても、現在政府において直轄をいたしております。又地方公共団体で実行いたしておりますもの、各電力会社でいたしておりますものいろいろありまして、その建前事業の機械化ということは、我々の直面をいたしておる極めて大切な問題であります。政府におきましては電源開発に限らず、道路の問題にいたしましても、その他すべての公共工事につきましては、極力その機械化を急ぐようにいろいろと準備をいたしておる次第であります。

第13回国会 経済安定・通商産業・建設連合委員会 第8号(1952/05/26、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 私が直接お聞きいたさなかつたので或いは御質問の趣旨に外れるかも知れませんが、国土総合開発というものと電源開発の問題でございますが、国土総合開発は御承知のようにいろいろな計画が、全国計画、府県計画、地方計画、特定地計画、いろいろな形の計画があると思います。その中に電力の問題もあれば或いは灌漑の問題もある、或いは洪水調節、或いは工場用水の問題、いろいろな問題を含んでいるわけであります。従いまして総合開発の計画においては、その一つとして電源開発の計画が入つて来ると思いますが、電源開発の計画はこの審議会のことをおつしやつているのじやないかと思いますが、これは一種の特殊委員会的……

第13回国会 建設・運輸連合委員会 第1号(1952/04/15、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 只今の小酒井委員の御質問に対しまして、只今道路局長からお答えいたしましたが、私は今後有料道路の問題につきましてはよく運輸当局といろいろな点において連絡してやつて行きたいと思います。
【次の発言】 小野委員のおつしやることは極めて御尤もなことと思います。大体その方向で大きなものについてはいたしておるのでありますが、ただ全体的に申しまして、日本の道路の状態が極めて世界各国に比べまして恐ろしく程度の低い状態にあるというわけで、只今その道路を幾分でもよくするということに大体追われておるような状況であります。大きなものにつきましては御指摘の通りでございまして、十分考えて行きたい……

第13回国会 内閣・経済安定連合委員会 第2号(1952/06/04、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 経済安定本部を今回の行政機構改革において廃止することにいたしました理由につきまして、只今お話がございましたが、経済安定本部ができました当時の情勢と今日の情勢とを比較いたしてみますると、経済はその当時に比べまして相当安定をいたしまして、今日におきましては経済安定本部、ああいう機構の組織を以て経済安定を図るという必要は消滅をして来たと、こういうふうに政府は認めておるのであります。而して現在の国家行政組織におきましては、御承知のように内閣が中心となりまして重要国策は内閣において細部的に調整決定する、その間におきましては各省がそれぞれの所管に応じまして基本的な政策を樹立をする……

第13回国会 内閣・経済安定連合委員会 第3号(1952/06/13、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 行政管理庁、即ち今回の行政機構改革案に基く行政管理庁におきましては、現在行政管理庁で行なつております行政機構の改革であるとか、或いは定員法とか、或いは行政管理庁長官の権限の調整という問題のほかに、現在統計委員会で行なつております統計、基準に関する等の問題を取扱う、更にこれに加えまして行政監察の機能を擴充いたしたいと考えております。御承知のように行政監察の問題は現在でも行政管理庁で行なつておりますけれども、現在の陣容は僅かに二十人という極めて小規模なものでありまして、行政管理庁が設立された当初、同庁に附帶されたような大きな行政監察機能を営むことはその陣容では不可能であり……

第13回国会 内閣・厚生連合委員会 第3号(1952/06/09、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 次長につきましては、既存のものと新らしく設けたものとあるのでございますが、今回の行政機構の改革におきましては、御承知のように各内局及び官房等にありまするところの部というものを廃止いたしました。又外局を内局にいたしました結果、外局であれば中に部がありますが、それが内局になつたために部がなくなつた。こういうような問題が生じたのであります。この際部長というものがなくなつても仕事がやれるというところにつきましてはやつて頂く、併しなら仕事のいろいろな関係におきまして、この部長というものがなくなつてしまつて、そこにいわば穴があいて当面仕事の円滑な運営に支障を来すと思われるようなと……

第13回国会 内閣・人事連合委員会 第1号(1952/06/14、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 保安庁の特殊性に鑑みまして種々検討の結果、やはり今お話のような特例法で行かないで、職員を特別職とするほうが適当だと思いまして、又現在でも特別職の取扱になつておるわけであります。それを併せて考えまして新らしい法律におきましても特別職にした次第であります。

第13回国会 内閣・大蔵連合委員会 第1号(1952/06/16、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 今回の行政機構の改革は人員の整理を主といたしておりません。従いまして経費的に申しますと、今回の行政機構の改革だけからは大きな節約は出て来ないと思います。勿論これはこの前の橋木行政管理庁長官の時代に行いました人員の整理というものと併せて一環をなすものでありまして、その際には御承知のように十万人程度の定員の縮減を断行したのであります。その際は機構に触れない、人を減らすということであつて、今度はその残つております機構の分を縮小するという方法を採つたのでありますから、従つて直接人員減というものを目標にしておらない関係上、経費の節約は少くなつております。ただこの前の人員の整理に……

第13回国会 内閣・地方行政連合委員会 第8号(1952/06/05、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 只今行政委員会全体に関する御質問がありましたので私から答弁申上げるのでありますが、行政委員会は日本におきましては終戦後アメリカの指導の下に設けられるに至つた制度でありまして、今までの我々の経験に照らしまして今回の行政機構改革に当りましては審判的な性質を有するものを除きまして原則としてこれを廃止いたしまして、その所掌事務は各省の内局等に移してこれを処理するということにいたしたのであります。従いまして今後におきましても審判的機能を営む行政委員会はこれを認めて行く考えでありますが、そうでなく一般的な行政事務を取扱う行政委員会の制度はこれを認めない方向で行きたい、こういうふう……

第13回国会 内閣・郵政・電気通信連合委員会 第3号(1952/06/05、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(野田卯一君) 今般の行政機構改革に伴いまして電波監理委員会が廃されましてその仕事が郵政省の内局の電波監理局で取扱われることに相成つたのでありますが、これにつきましては、御承知のごとく今回の行政機構の一つの重点といたとしまして、行政委員会というものは、審判的機能を主とするものを除きましてこれを主として内局にいたすという方針に基きまして、電波監理委員会の機能等をいろいろと検討いたしまして、これは一般的な行政事務を主とする委員会といたしまして、委員会の形をやめて内局とすることにいたしたのであります。で、電波監理事業の重要性につきましては政府も十分認識しております。又電波監理委員会が今まで……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 通商産業・経済安定連合委員会 第2号(1952/12/22、2期、自由党)

○参考人(野田卯一君) 只今の委員長の御質問の諸点を中心にお答えをいたしたいと思います。  本件のいきさつでありますが、私が直接関係しました部分に限定して申上げたいと思いますが、私がこの問題を建設大臣として検討を始め、いろいろと交渉をいたしましたのは本年の五月であります。あとから調べたところによりますと二月に福島県知事から稟議があつたのでありますが、私が建設大臣として直接この問題にいろいろと触れて来たのは五月と私は記憶しております。いろいろと事務当局と共に本件を取上げまして各種の観点から検討いたしたのでありますが、その結論といたしましては上田、本名の両発電地点の開発は東北電力にやらせるほうが早……



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データ更新日:2022/12/18

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