このページでは大矢半次郎参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。
○大矢半次郎君 只今議題となりました請願第四十八号外百二件についての大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。 請願第四十八号は、勧業銀行法を改正して農村金融機関としての機能を発揮できるよう整備すること、請願第四十九号は、大蔵省預金部資金を地方に還元融通すること、請願第八十号は、福島県白河市に常陽銀行支店を設置すること、請願第九十八号、同じく第四百三十六号の二件は、いずれも国民金融公庫に関するもので、前者は、事業資金を大幅に増額し、又出先機関を増設すること、後者は、貸付資金を増額させるため、公庫法の一部を改正することを要請しております。請願第九十六号は、課税の適正、徴税の民主……
○大矢半次郎君 只今上程せられました国民金融公庫法の一部を改正する法律案の委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。最近の金融事情におきましては、国民大衆が生業資金として一般金融機関から融通を受けることは極めて困難な状態でありまして、従つて国民金融公庫に対する資金需要は甚だ多く、本年十月末までに普通小口貸付三十三億一千万円、更正資金九億五千万円の貸付を行い、本年度増資分十二億円も八月末までに貸付を終り、九月以降は僅かに回收金を貸付けているに過ぎない状態でありますので、昭和二十五年度一般会計補正予算に国民金融公庫に対する政府出資金十億円を計上し、公庫の現資本金三十億円を四十億円に増加……
○大矢半次郎君 只今議題となりました請願十八件及び陳情三件について、大蔵委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 先ず税制に関するものについて申上げます。日程第三十三外五件は物品税に関するものでありまして、碁、将棋用具、喫煙用具について免税点を設定すること、又時計部分品、釣魚用具、鏡台、ラジオ受信機等について、物品税を減免することをそれぞれ要請いたしております。日程第三十九は揮発油税を軽減すること、日程第四十は酒税を引下げること、日程第四十一は農家に対する課税が個々の実情を顧みない等の不十分の点が多いので、これを是正し、合理的な課税を行うこと、日程第四十二は、織物消費税の……
○大矢半次郎君 只今議題となりました郵政事業特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案ほか四件の大蔵委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 本案は、郵政事業特別会計における給與ベースの改訂、臨時年末手当の支給等に必要な経費として、四十八億四千一百六十万八千円を要するのでありますが、その財源としましては、既定経費の節約による歳出減及び今後の増收対策による牧人増を見込みましても荷十二億八千三百八十六万八千円の歳入不足を生ずることとなりますので、その不足額を一般会計からの繰入金を以て補填いたそうとするものであります。尚この会計の財政状況が健全な状……
○大矢半次郎君 只今上程せられました農林漁業資金融通特別会計法案の委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 本案は、今国会において成立いたしました農林漁業資金融通法に基き、農林漁業者に対し資金の貸付を実施いたすことになります場合、新たに農林漁業資金融通特別会計を設置いたしまして、一般会計と区分してその経理状況を明確にいたそうとするものであります。次にこの法案の要点を申上げますと、本特別会計は農林大臣が管理し、その資本は一般会計及び米国対日援助見返資金特別会計からの繰入金に相当する金額を以てし、その歳入は、貸付金の償還金及び利子、一般会計及び米国対日援助見返資金特別会計から……
○大矢半次郎君 只今上程せられました相互銀行法案の委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 御承知のごとく、我が国における中小企業の占める重要なる地位に鑑みまして、従来より中小金融対策として政府資金の導入、商工組合中央金庫の活用等の諸方策が講ぜられて参つたのでありますが、この際中小金融機関の体系を整備し、中小金融の専門機関の制度を確立する見地より、普通銀行の制度とは別に、中小企業者のための金融機関として、且つ国民大衆のための貯蓄機関として相互銀行制度を確立せんとするものであります。 本案の内容の概要について申上げますと、相互銀行は地方的に国民大衆の相互金融を主たる業務と……
○大矢半次郎君 只今上程せられました保險業法の一部を改正する法律案、外国保險事業者に関する法律の一部を改正する法律案、船主相互保險組合法の一部を改正する法律案の大蔵委員会における審議の経過並びに結果について御報告いたします。 先ず保險業法の一部を改正する法律案について改正の要点を申上げます。第一点は、いわゆる保証保險事業を保險業法上の保險事業として認めようとするものであります。即ち保証保險事業は、保險会社が物品納入者、被用者又は工事請負人等の一般契約上の債務者から保險料を受入れ、物品注文者、使用者又は工事発注者等の債権者が契約の履行に関してこうむる損害を補填する事業でありまして、厳密には保險……
○大矢半次郎君 只今上程せられました証券投資信託法案の大蔵委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 本案は、資本蓄積促進の要請に応ずる一方策としまして、証券投資信託制度を確立し証券投資信託の受益者の保護を図ることにより、一般投資者による証券投資を容易にし、証券市場の安定、長期産業資金の調達を容易ならしめようとするものであります。 次に本案の主なる内容を申上げます。第一に、証券投資信託は、信託財産を委託者の指図に基いて特定の有価証券に対する投資として運用することを目的とする信託であつて、且つその受益権を分割して、これを不特定多数の者に取得させることを目的とするものであるこ……
○大矢半次郎君 只今上程せられました租税債権及び貸付金債権以外の国の債権の整理に関する法律案の大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 租税債権及び貸付金債権を除く国の債権で、債務者が無資力のために、その債権にかかる收入金を納付することが著しく困難であると認められるものにつきましては、明治四十四年に制定せられました租税外語收入金整理に関する法律の規定によりまして、これを分賦弁済の方法による定期貸債権又は資力回復のときを弁済の期限とする据置貸債権として整理して参つたのであります。併しこの法律の規定によりましては、これら債権の処理に万全を期しがたい憾みがありますので、今回新たに……
○大矢半次郎君 只今上程せられました信用金庫法案及び信用金庫法施行法案の大蔵委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 最近中小企業金融はその重要性を増加しつつあり、信用協同組合は中小企業者に対する金融機関として相当の活動を示しておるのでありますが、現在の信用協同組合は、その根拠法である中小企業等協同組合法によつて一般の事業協同組合と同様に自由放任的色彩を以て律されており、金融機関としての組織監督等に関して深く配慮せられていない憾みがあるのであります。よつてこの際、信用協同組合のほかに、同じく協同組織による信用金庫の制度を設けて、中小企業金融機関としての体系を確立し、その活……
○大矢半次郎君 只今上程せられました保險業法の一部を改正する法律案ほか四件の大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 先ず保險業法の一部を改正する法律案についてその内容を申上げます。御承知のごとく、我が国損害保險会社は、外貨建、積荷保險において極めて大きな損害率をこうむつており、海上保險事業を行う上に著るしく不利な立場に置かれておる実績に鑑みまして、今回損害保險の円滑な引受を確保するため、海上保險事業及びその他の損害保險事業について、必要な範囲内において損害保險会社相互間の共同行為を認め、私的独占禁止法及び事業者団体法の適用を排除いたそうとするものであります。又これに伴いま……
○大矢半次郎君 只今上程せられました国民金融公庫法の一部を改正する法律案の大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 御承知のごとく、国民金融公庫は昭和二十四年資本金十三億円を以て発足いたし、爾来五回に亘つて増資を行い、昨年十二月末までに普通貸付約百二十一億円の貸付を行い、国民大衆の生活安定に多大の寄與をなして参つたのでありますが、明年度におきましても公庫に対する資金需要は依然相当の額に上ることが予想されますので、昭和二十七年度予算におきまして、公庫に対する出資金として三十億円を計上いたし、これに伴い公庫の現在の資本金七十億円を百億円に変更増額しようとするものであります。なお……
○大矢半次郎君 只今上程せられました大蔵委員会付託の請願並びに陳情につきまして、本委員会における審議の経過並びにその結果を御報告申上げます。 大蔵委員会におきましては、特に小委員会を設け、紹介議員からの趣旨の説明、各委員の意見及び政府の見解を十分に聴取いたしましてその上質疑応答を重ね、慎重に審議をいたしたのでありますが、その結果は次の通りであります。 請願第五百五十九号、第千二十四号は、元海軍文官の退職賞与中連合軍最高司令官の指令により支払を停止された未払額を独立の今日支払を促進せられたいとの趣旨であり、請願第七百十三号は、医療法人の相続税が新たに課せられることのないよう措置せられたいとの……
○大矢半次郎君 今法的根拠のことが問題になつておるのでありますが、二十四年度以降はどういうようになつておりましようか。それを伺いたい。
【次の発言】 三十三年度は先程の御説明によれば、法的根拠があるということでありましたが、然るに更に二十四年度にそのようなことを制定しなければならなかつた理由はどこにあるか。
○大矢半次郎君 私の方の第二班は租税行政については名古屋国税局、金沢の国税管内について調査いたして来ました。租税行政全般について申しますれば税務職員の勤続年数は今尚短いのでありまして、三年以下の者が大半を占めておるのであります。そればかりでなく公務員法施行後は予算の関係もありまして従来行われていた拔擢、昇級が殆んど行い得ない状況となりましたので、ややもすれば職員の志気が沈滯勝ちであるということが言われております。これに対処するために名古屋国税局においては表彰制度を設けまして永年勤続者、精勤者等を表彰したところ相当の効果があつたとのことでございました。尚同局長の意見によりますれば、税務職員の永年……
○大矢半次郎君 見返資金を企業の合理化の方面に長期資金に使いたい、成るべく多く出して貰うようにして、それから預金部資金も又長期資金のほうに充てる、非常に結構なお考えですが、民間からもそういう要望が前々から強いのですが、一方見返資金、預金部資金の余裕金は食糧証券或いは短期の方面に廻つて行く、これはやはり日銀券の収縮の一つの作用をなしておるじやないかと思います。そうすると見返資金、それから預金部資金を長期金融のほうに出すというと、現在これらの資金で持つておるところの食糧証券は結局日銀所有に帰す、そういう関係からいたしまして、総体の通貨量は現在あるよりももつと膨脹していいのではなかろうかというような……
○大矢半次郎君 特派官吏を定員外にする件につきまして、この前の政府委員の御答弁並びに今主税局長の答弁を聞いておりますと、何か本年度に限り予算上或る程度の余裕があるから暫定措置としてやるかのようにも窺えますが、これは本年度に限らず今後もやはりこのようにやつて行かれるのか、その点をちよつと伺いたい。
【次の発言】 そうしますというと、予算措置をとると同時に、定員法の改正をやつて行けば支障なく行けるように思われますが、特にこういう制度にしなければならない点をもう少し明瞭にして頂きたいと思います。
【次の発言】 私の申上げることは、こういうふうに行政の上からは非常に便利であるが、なぜ政令に讓つてやらな……
○大矢半次郎君 本年度の平衡交付金の配付額は大体分つたのでございますか。
【次の発言】 私の伺いたいのは、一般交付金で全然配付しなくてもいいような地方が相当あるのではなかろうかと思いますが、その点はどんなふうになつておるのですか。
【次の発言】 全体のパーセンテージから言えばどの程度になりましようか、金額において……。
【次の発言】 例えば平衡交付金千五十億予定しておりますが、各地方団体の歳入に比例して配分するのと、そうでなくてやるのでは、大きな……府県にも平衡交付金が行かないで済むところが沢山あれば、平衡交付金が貧弱町村方面に対しましては余ほど多く行けるのではなかろうか。その当初の予算と実際……
○大矢半次郎君 字句の解釈のことを伺いますが、第一條の其他の権利義務というはどういう意味ですか。
【次の発言】 持分に伴う権利義務ということですが、そのものの評価ということは別に考えなくてもよろしいのでございますか。
【次の発言】 第一條の第四項に「その引き継いだ共有持分の価額」としてありますが、この「共有持分の価額」には当然今私が質問しているその他の権利義務の分も含んでおると、こう解釈するんでありますか。
【次の発言】 そうしますと、その他の権利義務というものは別に評価の必要がないというお考なのですか。
【次の発言】 その他の権利義務を国に引継ぐとしてありますから、ここで引継がなければ一般の……
○大矢半次郎君 二十五日行いました請願二十一件についての小委員会の審議の経過並びに結果を御報告いたします。 請願第四十八号は、農村金融を農林中央金庫のみに依存させておることは、農村金融の逼迫しておる現状から見て不安であるから、勧業銀行法を改正して、農村金融機関としての機能を発揮できるよう整備せられたいとの趣旨であります。請願第四十九号は、大蔵省預金部資金を、農村金融緩和の一策として、地方に還元融通せられたいという趣旨であります。又請願第八十号は、福島県白河地方産業発展のため、白河市と関係の深い常陽銀行の支店を当市に開設せられたいという趣旨であります。請願第九十八号は、国民金融公庫の事業資金は……
○大矢半次郎君 昨二十八日行いました請願八十二件についての小委員会の審議の経過並びに結果を御報告いたします。 先づ請願の趣旨を全面的に採択したものから申上げます。請願第百六十号外三件は、いづれもいわゆるアルバイトをしている学生が扶養控除の対象から除外されているということは、機会均等の見地から一般学生との均衡を失うことになるので、所得中年額一万二千円を学資金として非課税とせられたいという趣旨であります。請願第百八十三号は、現在接收されている資産について、再評価額の決定が極めて困難であるので、接收解除の日又は引渡しの日を再評価の基準日とすることができるように改正せられたいという趣旨であります。請……
○大矢半次郎君 減税と同時に密造の取締強化が必要であると思うのでありますが、これに対する対策はどう考えておりますか。
【次の発言】 シヤウプ勧告を見ても密造の取締について四つばかりの態様を考えておりまして、農家の密造、朝鮮人その他密造を専業にして販売しておる者の取締、それから工業用酒精の横流れ防止、それから免許営業者の反則取締、こういうふうに分けて大分細かく考えておるようですが、それらについての対策も相当具体的に考えておられるのですか。
【次の発言】 配給酒は将来も相当継続してやつて行くつもりですか。
【次の発言】 これは趣く小さな問題ですが、ビールの配給酒の改正価格は、外のものと比べてどうも……
○大矢半次郎君 この際資料の要求をいたしたいと存じます。物品税に関しましては、外の法律と違いまして、命令に委ねておる事項が多いのでありまして、従いましてこの際物品税改正に関する命令案の要綱、それから各物品についての課税、非課税の区分、免税点等についての新旧対照表を提出して頂きたいと思います。
【次の発言】 一ケ月程前に新聞で見たことがありますが、国民所得の推計について、従来日本がやや過少ではないかということで、関係方面の方から示唆があつたというような記事がありますが、果して事実であるかどうか。そうして若しも事案だといたしまするならば、それに基いて再検討の結果、或いは課税捕捉率等について、なお一……
○理事(大矢半次郎君) 午前中はこの程度にいた上棄して、午後一時半から再会いたします。 午前十一時四十三分休憩
○大矢半次郎君 請願及び陳情の小委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。 一昨五日より二回に亘つて請願三十九件、陳情四件を審査いたしました結果、議院の会議に付し内閣に送付するを要するものと審査決定いたしましたものは、請願十八件、陳情三件、計二十一件であります。 先ず税制に関するものについて申上げます。請願二十号は碁、将棋具、同じく第三百二十一号は喫煙用具についてそれぞれ免税点を設けること、請願第四十九号は時計部分品、同じく第百九十八号は釣魚用具、同じく第三百二十九号はラジオ受信機等、同じく第三百四十二号は鏡台について、それぞれ物品税を減免することを要請しております。請願第七十……
○大矢半次郎君 本国会において大蔵委員会に付託された請願陳情のうち、留保に決定いたしたものは、請願二十一件、陳情一件、計二十二件であります。 先ず税制に関係しているものを申上げますと、請願第十六号は、映写機、同部分品及び附属品、請願第九十六号は、輸出花むしろ及び野草むしろ、同じく第百六号は漆器、同じく第二百四十二号は、楽器、第二百四十八号は、帽子、第二百四十九号は、蓄音機、レコード等、第二百五十一号は、写真感光材料、第二百七十号は、寒具について、それぞれ物品税を減免すること、又第百八十七号は、退職積立金および支給退職金を免税すること、第四百三十号は、漁業に対して課税方法を改善すること、第四百……
○大矢半次郎君 私は所得税法臨時特例法案に賛成するものであります。第七国会及び第八国会におきまして国税及び地方税に関する大改正が行われまして、まさに画期的なものでありました。これによりまして、我が国の租税制度が初めて合理化されたのでありますが、併しながら当時の財政状態よりいたしまして、国民所得の軽減は甚だ不十分なものがあつたのであります。真に我が国の民政の安定を図り、産業の発展を期するがためには、大幅に租税の軽減をしなければならんということについては何人も異論がないと思うのであります。諸外国の情勢を見まするというと、漸次準戰時態勢になりまして、アメリカのごときは大規模の増税がまさに行われんとし……
○大矢半次郎君 この小委員会に移された場合、小委員会にはどれだけの権限が與えられておりますか。果して今のような決議をする点まで與えられているかどうか、小委員会の性格を明らかにして頂きたい。
【次の発言】 小委員長に伺いますが、その点をもう一ぺん明確にして頂きたい。
【次の発言】 それは字句はその通りですが、その内容は果してどういうことを言つておられるか。小委員長のその点に対する明快なる御解釈を願います。
【次の発言】 私が伺つているのは、小委員会が果してそういう決定をするまでも任されておるかどうかということです。
【次の発言】 小委員会の経過につきましては、私ども時々或る程度を伺つておりました……
○大矢半次郎君 只今他の党派のかたがたから御意見がありましたが、私も本決算委員会といたしましては、本件についてはやはり足利工業に対する過払の問題がどうして起きたかという責任を追及するのが主眼だと思うのであります。これはどこどこまでもできるだけ調査を嚴重にしてその責任の所在を究明しなければならぬと思うのでありますが、僞証の点につきましては附随的に発生して来たことで、私は勿論、これは重大ではないとは申しません、併しながらこの決算委員会の任務から言えば、やはりこれは第二義的なものであるということは鬼丸委員の御意見と同様であります。而して小委員会におきましても最も熱心に調査に当られた溝口委員のお話を伺……
○大矢半次郎君 私は前回の小委員長の報告におきましては、この告発すべきや否やの点は、小委員会でいろいろ審議したけれども、結論に達しなかつたからして、本委員会に報告して本委員会の決定に待つと、こういうふうになつていたと思つております。そして今日小委員長の報告は、この告発の件については何ら触れていない。そして本委員会においてその小委員会の報告を承認することに決定したということは、即ち告発はしないのだという意味のことだと解して賛成した次第であります。そうして又今偽証をした疑いがあるということを以て直ちに告発の要件は備わつておる、告発しなければならん、こういう御意見があるようでありますけれども、これは……
○大矢半次郎君 今の問題に関連いたしまして御質問いたしますが、私は特別措置法で今問題になつておるのですが、譲渡であるという、こう言つておるのではないのであります。この特別措置法を設けなければ、漁業会等が漁業権の消滅によつて対価を受ける、それが資産の増加になつて当然莫大な税がかかる、それを緩和する方法をどうして見出すかというのに、資産再評価法を適用すればそれは譲渡ではないけれども、譲渡とみなしてやるんだという、こういうのでありまして、あれは譲渡だから資産再評価で課税するのだという、こういう趣旨じやないかと考えますが如何でしようか。
【次の発言】 この免許料、許可料とありますが、両方の区分はどうい……
○大矢半次郎君 租税特別措置法の一部を改正する法律案に関する小委員会における審議の経過につきまして中間報告を申上げます。 昨八月七日小委員会を開きまして、全国漁村経済協会常務理事及川孝平君から全国漁業協同組合連合会長会議並びに全国漁村経済協会の陳情の趣旨の説明を求め、これに対する農林省、水産庁並びに大蔵省主税局の意見を聴取し、詳細に質疑応答を重ねたのであります。問題となつた主なる事項を申上げますというと、 第一に漁業界における補償金のうち漁業協同組合に承継する分、及び漁業会以外の者の受ける補償金のうち、漁業制度の改革によつて、新漁業権者となるものの分については再評価税を課しないものとすると……
○大矢半次郎君 今後の措置は、甘藷の統制が解除になつた、従つて手持品を減らしてもよいからというお話のようですが、甘藷の統制がある場合には、手持品を多く持たなければならんという事情はよく分り兼ねます。却つて統制が解除になつた曉においては、むしろ情勢如何によつては、手持を多くするという必要が起つて来るのではないかと考えられますので、その点はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 二十四年、二十五年度の特殊事情によつて、この手持を沢山持つたということがあるのじやありませんか。
【次の発言】 どうも甘藷の代りに糖蜜が入つて来るから資金が少くて済むというのは、私らどうしても納得できませんが、その……
○大矢半次郎君 今日提案されました以外に、今国会の会期牛に提案の予定の税法関係の法律は幾つありますか。又その提出の時期はいつ頃になりますか、お伺いいたします。
○大矢半次郎君 私は前田の作業資産の減になるという理由をお尋ねしましたが、なおあとで調べて答えをするということでございました。この際お伺いいたしたい。
【次の発言】 今の説明によりますと、統制が解除になつた過渡期の年度においてはその必要がありましようが、将来更に同様のことを繰返す必要はないように思われますが、その点は如何ですか。
【次の発言】 統制が解除に……統制がある場合には、諸般の関係から手持を余計持たなければならん。併し統制が解除になつたら、そういうことは要らない。自然のままに任していいから手持を少くしていいのだとこういうことになりますと、将来は再び一般会計に繰入れるということは必要が起……
○大矢半次郎君 今の更生資金のほうのレートはどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 これについては何か回収なり、欠損というようなものを見込んでレートをきめておるのでありますか。
【次の発言】 今のに関連して……、今の減価償却費というものは固定資産の分ではありませんですか。
【次の発言】 固定資産以外に減価償却というものは貸付金についてはないと思うのですが、如何ですか。
【次の発言】 二十六年度の予定貸借対照表の借り方の項目に、償却引当金というのがありますが、これこそ貸付金の償却引当だろうと思いますが、如何ですか。
【次の発言】 それで私はこの更生資金の貸付については相当ロスが起つて来る……
○大矢半次郎君 先般の臨時国会において、二十五年度の補正予算が提出されまして、本年度の税收入の組替えをいたしたのでございまするが、その後一、二カ月たつて、そうして又その歳入状況に変更を来たしておるのではなかろうかと思いますが、最近の状況から見まして申告所得税、それから源泉所得税、法人税及び酒税等の二十五年度の実際徴收見込はどういうふうになつておるか、伺いたいと思います。
【次の発言】 先般他の機会におきまして国税長官から伺いましたところが、大体申告所得税において、補正予算に比べて百五十億程度の減を来たすのではなかろうか、その代り法人税において百億、源泉所得税において五十億ぐらいで、三者相待つて……
○大矢半次郎君 郵便年金の所得計算の場合に、既往の拂込みの保險料は、必要経費として控除していたのではないかと思つておりますが、さようでありますか。
【次の発言】 そうすると、今回の改正において保險料の拂込みを、年額二千円以下は控除するというふうにするというと、ダブつて引かれるということになるかと思いますが、その点は如何ですか。
【次の発言】 それでよろしいのですか。
【次の発言】 それから、これは立法の経過の問題になりまするが、資本蓄積のために生命保險険料の控除を認めるというならば、これは所得税法のうちに規定するのはおかしい、むしろ特別措置法で規定すべきではなかろうかと思われますが、その点は如……
○大矢半次郎君 従前は特殊銀行、例えば興業銀行等において相当短期の割引債券を発行していたのでありまするが。あれは期間は一年のものに限つておりますか。それともそれよりも長期のものがあるか、又六カ月、三カ月の短期のものがありましたか、その点……。
【次の発言】 長期資金の三年のものは、金融界の條件が許すならば、もつと長いものでも発行し得るのではなかろうかと思いますが、これは既往のものにおいても幾らも例があります。私の伺つているのは、割引債券についてそういう三年とかということを果して会後お認めなさるかどうか。それから六ヶ月、三ヶ月の短期の割引債券もやはりお認めになるか。法律上の解釈及び実際の運用上、……
○大矢半次郎君 木村委員の最後の御発言と、大体趣旨が同じになるかと思うのでありますが、私はやはり再評価差益に対して、課税をするのは全般との均衡から起つて来るというのが、一番大きな問題で、水増しを防ぐためというのは、補助的作用に過ぎないと思つております。それは貨幣価値の変動の結果、條件が違つて来ておるにかかわらず、他の一般の所得はそれを無視して計算されて来ておるのであります。然るにこの固定資産だけにつきまして、この際それは理論的に正しくない、ただ見かけだけの利益でいわゆる仮装利益であるとして、全然無税にするというのは過去本数年間他の者がみんな負担して来ている、そのものとの間に著しく均衡を失すると……
○大矢半次郎君 私は税制問題についてお伺いいたしたいのであります。昨年シヤウプ勧告に基きまして、税制の画期的改正をいたしたのでありますが、その当時におきましても、このシヤウプ勧告の税制改正案は、世界において最本進歩的なものであるが、果して我が国の実情に適合しておるかどうかということについては、随分各方面に意見があつたのであります。政府におきましてもこれらの点を斟酌されまして、多少の修正を加えられて、なるべく実情に副うように進められた跡があるのでありますが、併し施行一年にして今から振返つて見ると、どうしてもやはり根本的に再検討する必要があるのではなかろうかということを私は感じておるのでありまして……
○大矢半次郎君 二十六年度には六十億ということでございまするが、これは長期資金のことでありますからして、おのずから何カ年計画というようなものがあるかと存じます。尤も国の予算との関係で将来のことは明確にはできないかも知れませんけれども、農林省としてはおのずからそれがあるべきではなかろうかと思いますが、如何でしようか。
【次の発言】 それからこの特別会計法案の十二條に、第三條に規定する資本の額の範囲内で予算を以て定める額を限度として、資金運用部から借入れる、こういうふうになつておりますので、若しも予算のほうで計上さえしてあれば六十億のほかに更に六十億の借入ができるやにも考えられますが、その点は如何……
○大矢半次郎君 現地通貨の評価基準をきめるのはなかなかむずかしい問題ではありまするが、これを一応きめたといたしましても、現にいま手が着かずにおる十三万七千件を一通り審査終了をした上でなければ総体の金額もわからん。従つて今の限度を如何にするかということも、なかなかきめにくいことになるのではなかろうか。そういうような状況でありますれば、果して本年度内に支払を必ず開始するということは言い切ることができるかどうか、多少疑いがあるようでありまするが、その点は如何でしよう。
【次の発言】 評価基準がきまれば機械的に外務省で確認したものに当てはめて支払うならば問題はないのでありますけれども、公正且つ妥当な基……
○理事(大矢半次郎君) これより第二十二回の大蔵委員会を開会いたします。
本日は都合により委員長出席いたしかねますので、私が委員長の代りを務めさせて頂きます。
先ず請願及び陳情に関する小委員長の報告を求めます。
【次の発言】 只今報告のありました請願及び陳情につきましては、小委員長の報告の通り決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、小委員長の報告通り決定することにいたします。
【次の発言】 次に公庫の予算及び決算に関する法律案及び農業共済再保険特別会計法の一部を改正する法律案を議題に供します。先ず政府の説明を求めます。
○大矢半次郎君 特別措置法の改正におきまして、日本経済の再建に資する機械その他の設備及び船舶で命令の定めるものは特に償却を認めるというふうにしているのでありますが、この命令で定める範囲とはどんなふうになつておりますか。
【次の発言】 減価償却資産の耐用年数は、近く改訂されるように伺つているのでありますが、その改訂の従来と変つた主な点を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 只今説明によりまして、従来の非常に機械的に出した点を改正されるとのことでございますが、甚だ結構と思いますが、最後に説明ありました、このいわゆる償却不足を、これを今度五カ年間ぐらい期限を切つてあとから足らない分を償却し得るよ……
○理事(大矢半次郎君) これより第二十五回大蔵委員会を開会いたします。本日は委員長暫らくの間欠席いたしますので私が代理をいたします。
関税定率法の一部を改正する法律案及び関税法の一部を改正する法律案を議題といたします。予算委員長波多野君。
【次の発言】 ちよつとお諮りいたします。委員外の議員片柳君から発言方申出がありましたが、これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 今の片柳君の御意見に対しまして政府から何かお答えすることございませんでしようか。
【次の発言】 纖維局長が見えられましたから、先ほどの波多野さんの御質問、もう一遍その要旨だけを……。
○大矢半次郎君 本案の御説明の中に、麻袋を何か特別に安い価格で食糧管理特別会計、そちらのほうに手渡されるという説明はちよつと腑に落ちない点がありますが、その事情をちよつと……。
【次の発言】 どうも引取先きは政府といいましても、特別会計という別個のものになつておる、又この公団が政府機関になつている、それらの間にですね、そう普通の価格によらないでですね、特別の価格であれするというのには何かはかの原因がなくては肯定しがたいと思いますが如何でしよう。
【次の発言】 私が先ほどお尋ねした麻袋の関係ですね、あれを普通の市場価格で売るとすれば、どれだけの差額が新らしく生じて来るのですか。
○大矢半次郎君 証紙それから表示証というのは四月一日以降使用するわけでしようが、その前にすでに出されておる商品との間に過渡期において判断がつかないような場合が多いだろうと思いますが、それはどうなさるおつもりですか。
○大矢半次郎君 この法案は非常に重要なる件でありまするが、本件につきましては明日是非大蔵大臣に来て頂いて、理由の御説明をして、どうしても三月一ぱいに上げなければならんなら、その趣旨のこともよく御説明願つて、審議の促進を図つて頂きたいと思います。
【次の発言】 私は衆議院送付の案に対しまして修正の動議を提出いたします。
その第一は、こうりやんについてでありまして、農業の振興は、畜産の普及に待たなければなりません。畜産の普及は、飼料の供給に依存しているのであります。従つて飼料の確保は、食糧と共に経済自立の根本要件と言うべきであるのであります。こうりやんは、とうもろこしと共に極めて重要な飼料であり……
○大矢半次郎君 今のことについて念のために伺つておきますが、会員外の者に対する貸付けについては「(会員以外の者に対する貸付については、その預金又は定期積金を担保とする場合に限る。)」これは貸付けを受ける本人が預金しておる場合のみを指すと思うのでありまするが、先ほどの説明によりますると、何か員外者の預金全体を見て、そうしてその範囲内であれば員外の者に資金を貸付けるというような御説明であつたように思いますが、その点をはつきりして頂きたいと思います。
【次の発言】 もう一遍それではその点をはつきり説明とて頂きたい。
【次の発言】 員外預金についてちよつと伺いたいのですが、農業協同組合等においては員外……
○理事(大矢半次郎君) 本日はこれにて散会いたします。 午後三時三十分散会 出席者は左の通り。 委員長 小串 清一君 理事 大矢半次郎君 委員 愛知 揆一君 岡崎 真一君 黒田 英雄君 九鬼紋十郎君 吉田 法晴君 松永 義雄君 小宮山常吉君 小林 政夫君 高橋龍太郎君 山崎 恒君 油井賢太郎君 ……
○理事(大矢半次郎君) 午前に引続きまして会議を開きます。
信用金庫法案、信用金庫法施行法案の質疑を続行いたします。
【次の発言】 特殊金融課長に出席かた要求しております。
【次の発言】 ちよつと関連して私からも質問いたしますが、そうすると一年間改正前の規定が適用される場合と、それから一年間たつて改正後の規定が適用される場合と、例を挙げればどういう点が違つて来るのですか。
【次の発言】 それはそうだが一、二具体的にこういう点が変つて来るのだということを……。
【次の発言】 この問題は昨日以来質疑をされましてほぼ要領は盡しております。あとは大部分御意見に亘るように思うのですが、この程度でこの問……
○理事(大矢半次郎君) 只今より委員会を開会いたします。本日は委員長が都合により欠席いたしましたので、私が代理をいたします。
先ず地方自治法第百五十六条第四項の規定に基き、税関の支署及び出張所並びに支署の出張所及び監視署の設置に関し国会の承認を求めるの件及び有価証券の処分の調整等に関する法律の廃止に関する法律案を議題に供します。政府の提案理由の説明をお願いします。
【次の発言】 次に船主相互保険組合法の一部を改正する法律案、外国保険事業者に関する法律の一部を改正する法律案、保険業法の一部を改正する法律案の三案を議題といたします。質疑のあるかたは順次御発言願います。政府側から細かい案の内容につ……
○理事(大矢半次郎君) これより大蔵委員会を開会いたします。証券投資信託法案を議題に供します。昨日提案者から説明がありましたが、なおこの内容について詳しく御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私からもちよつと伺いますが、受益証券の発行者は委託者ですか、受託者ですか。
【次の発言】 先のほうの場合は、普通信託関係を考えられますが、あとのほうの受託会社が直接受益証券を発行するというのは、法律上どういうふうに解釈するのですか。
【次の発言】 そうすると、受益証券の発行は、信託契約を結ぶ前に募集をやるのですか、それとも信託契約がちやんとできた後に受益証券を発行して売り出すというようなことをなさる……
○理事(大矢半次郎君) それではこれより第三十九回の大蔵委員会を開会いたします。
証券投資信託法案につきまして、質疑を続行いたします。
【次の発言】 この点に関しまして吉田政府委員のお考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 本法案につきましては大体この程度で質疑は終えまして、直ちに討論に入ることに御異議ございませんですか。
【次の発言】 それでは御異議ないと認めます。これより討論に入ります。御意見のおありのかたはそれぞれ賛否を明らかにしてお述べを願います……。別に御意見もないようでございます。討論は終局したものと認めて御異議ございませんですか。
○理事(大矢半次郎君) これより第四十回の大蔵委員会を開会いたします。
お諮りいたします。租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、水産委員会から連合委員会開会についての申込みがございましたが、如何いたしますか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
【次の発言】 次に商法の一部を改正する法律の施行に伴う銀行法等の金融関係法律の整理に関する法律案につきまして、法務委員会のほうで同様連合委員会を開催いたしたい旨申込みがございました。だれも御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。
【次の発言】 次に商法の一部を改正する法律の施行に伴う銀行法等の金融関係法律の整理に……
○理事(大矢半次郎君) これより第四十一回の大蔵委員会を開会いたします。信用金庫法案及び信用金庫法施行法案を議題に供します。
……別に御発言もないようですから質疑は尽きたものと認め、直ちに討論に入ることに御異議ございませんですか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。
それではこれより討論に入ります。御意見のおありのかたはそれぞれ賛否を明らかにしてお述べを願います。
【次の発言】 ほかに御意見もないようでございますが、討論は終局したものと認めて御異議ございませんですか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、それではこれより採決に入ります。
先ず信用金庫法案の採決をいたします。本……
○大矢半次郎君 先ほど「随時」という字句についての御説明もあつたようでありますけれども、まだ十分呑み込めないのでありますが、常時税理士の仕事をする弁護士は必ず登録を受ける。それからそうでなくてときたま税理士の仕事をしておる弁護士はこの通知によつてやるというふうに伺いましたが、この条文で果してそういうふうに読めるんでしようか。随時に税理士業務を行うことができるというふうになつておりますからして、やろうと思えば繰返し何回でも、殆んど常時やれるというふうに読めますが、どこでその両者の区別を付けるんですか。
【次の発言】 そうすると所属弁護士連合会を経て通知するというのは、その税理士の仕事をする度ごと……
○理事(大矢半次郎君) これより第四十四回の大蔵委員会を開会いたします。租税特別措置法の一部を改正する法律案を議題に供します。
【次の発言】 今水産庁の政府委員の出席を要求しておりますから、それが見えた場合にお答えを願います。
ちよつと伺いますが、漁業権に対する補償は、個人に対する場合は漁業権証券の交付ということはありませんですか。
【次の発言】 この法案によれば、法人が漁業権証券の交付を受けた場合の規定がありますけれども、個人が受けた場合の規定が別にないようでありまするが、そこのところの御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、こういう法人の場合は漁業権証券の額面金額とその評……
○大矢半次郎君 今の件につきましては、私は昨晩七時頃の連合委員会でありますけれども、委員長の打合会に委員長代理として出て参つたのでありまするがその場合におきまして、この連合委員会は昨日の話で今日で打切るか、或いは更にやるかといろいろ御相談があつたのでありまするが、内閣委員長のお話といたしましては、どうしても会期が六月の二日で終了するからして最後の一日は内閣委員会のために留保しておきたい、それで四角ばつて申上げますれば、連合委員会の開催の申込も、内閣委員会において或いはお断りすることもできるというようになつておりまして、従つてこれも是非お諮りしてきめなくなくても内閣委員会での考えでやり得ることで……
○大矢半次郎君 前回の委員会におきまして、租税特別措置法の一部を改正する法律案の修正案を成文化することを小委員会に委任せられましたが、昨日の小委員会におきましてこれが成案を得ましたので御報告申上げます。 租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案 租税特別措置法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。 第一條の改正規定の次に次のように加える。 第五條の八の次に次の一條を加える。 第五條の九 漁業会が漁業法施行法 第一條の規定により消滅した漁業権、入漁権又は漁業権を目的とする賃借権若しくは使用貸借による借主の権利(以下本條中漁業権等という。)について同法第九……
○大矢半次郎君 近頃新聞紙等に申告所得税の成績がよろしくない、二十六年度の予定申告も著しく惡いから、制度的にも何かの改正をしなければならんのじやないかといわれておるようですが、実情はどういうふうになつておるか、原因はどこにあるのか。又将来改正するとすればどういうことを考えられるかというような点について、御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 先ほど主税局長のお話では、行政整理を前にして退職給与の減税をほかの一時所得と切離しても臨時国会に出そう、誠に結構とは思いますが、ただ併しながら讓渡所得或いは山林所得その他の一時所得と相当関連した問題で、果してほかのものと切離して、退職所得だけがそういう……
○委員外議員(大矢半次郎君) 只今問題になつておりまするところの専売裁定の件、大蔵委員会におきましても、いろいろ相談いたしましたが、労働條件といたしましては、すでに仲裁委員会において最終的にきめられたので、あとは国会でそれを承認するかどうか、例えば国会で承認する際においては、公共企業体たる専売公社の経理内容が果してそれを許すかどうか。経営の問題、財政の問題もあるからして、従つて専売公社を所管しているところの大蔵委員会においてこれを審議するのが適当だろうということでありまして、大蔵委員会といたしましては、大蔵委員会のほうに付託を願いたい、こういう希望であります。
○理事(大矢半次郎君) これより第一回大蔵委員会を開会いたします。 小串委員長は多少不快でありまして、一週間ほど静養したいということでございますからして、その間私が代つて委員長の職務を勤めさせて頂きます。 前国会に引続き閉会中に継続して審査並びに調査を行いました租税特別措置法の一部を改正する法律案、及び金融政策並びに制度に関する調査について御報告いたします。右の二件につきましては、本院規則第五十五条により審査並びに調査の未了報告書を提出しなければならないことになつておりまするが、いずれもその報告書の内容、手続等を委員長に御一任願つて御異議ありませんですか。
○理事(大矢半次郎君) これより第二回の大蔵委員会を開会いたします。 本日の議題に予定せられました小委員の設置に関する件は、社会党のかたが本日は都合があつてお見えになりませんからしてこれは後日に讓りたいと思います。 次に租税特別措置法の一部を改正する法律案につきましては、前回の御協議に基きまして、先般木内委員、小林委員と私と三人で司令部へ参りまして、ガバーメント・セクシヨンのウイリアムス氏に会いましていろいろと事情を説明いたしましたところ、これを諒とせられまして、もう一遍ガバーメント・セクシヨンからESSのほうに廻しまして、更にESSにおいて再検討して頂くことになつておるのでありまして、近……
○理事(大矢半次郎君) これより第三回の大蔵委員会を開会いたします。
先ず請願及び陳情に関する小委員の設置につきましてお諮りいたします。本委員会におきましては従来毎国会請願陳情の審査を便ならしめるため、小委員を設け審査いたして参りましたが、本国会におきましてもこの小委員を設けて審査の迅速を期したいと思いますが、御異議ございませんですか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よつて請願及び陳情に関する小委員を設置することに決定いたしました。
【次の発言】 次にこの小委員の数並びに小委員の選定及び小委員長の選任の方法についてでありまするが、いずれも従前の例によりまして、小委員の数は六名とし、……
○理事(大矢半次郎君) これより第四回の大蔵委員会を開会いたします。
先ず国民金融公庫法の一部を改正する法律案、これは予備審査でありますが、これを議題に供します。提案の理由の説明を願います。
【次の発言】 本案につきまして銀行局長からなお御説明を承われればこの際お願いいたします。
【次の発言】 何か御質問があれば願います。
【次の発言】 別に御質疑がなければ次に所得税法の臨時特例に関する法律案、財産税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、この三案を議題といたしまして質疑をお願いいたします。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。
○理事(大矢半次郎君) これより第五回の大蔵委員会を開会いたします。
最初にお諮りいたしたいことがあります。所得税法の臨時特例、その他税法改正案について公聴会を開きたいと思いますが、御異議ございませんですか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。公聴会の日時は大体十一月七日といたしまして、公述人の数及び選定方法は委員長に御一任を願いたいと思いますが、御異議ございませんですか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。なお公聴会の開会につきましては、本院規則第六十二条により議長に対して公聴会開会承認要求書を提出しなければならないことになつておりまするが、本件につきましては、委員長にその手続……
○理事(大矢半次郎君) これより第六回の大蔵委員会を開会いたします。
先ず連合委員会に関する件をお諮りいたします。公共企業体労働関係法第十六條第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件につきまして、人事委員会より昨五日連合委員会開会の申入れがありましたが、これを受諾するごとについて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よつてさよう決しました。
【次の発言】 次に所得税法の臨時特例に関する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、財産税法の一部を改正する法律案を議題に供します。なお所得税法の臨時特例に関する法律案、法人税法の一部を改正する法律案は本審査となります。御質疑……
○理事(大矢半次郎君) これより大蔵委員会公聴会を開会いたします。本日は所得税法の臨時特例に関する法律案その他税制改正案につきまして、武蔵大学経済学部長の鈴木武雄君、芝浦製作所専務取締役で、日本租税研究協会理事の西野嘉一郎君、東京新聞論説委員福良俊之君、日本財務職員労働組合連合会中央執行委員長の齋藤甚助君、以上四氏から御意見を伺うことにいたします。なお時間の都合上御発言の時間を大体三十分ということでお願いいたしたいと存じます。
それでは最初に鈴木武雄君にお願いいたします。
【次の発言】 御質疑のあるかたは御発言願います。
【次の発言】 次に芝浦製作所専務取締役の西野嘉一郎君にお願いいたします……
○理事(大矢半次郎君) それではこれより第七回の大蔵委員会を開会いたします。所得税法の臨時特例に関する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び財産税法の一部を改正する法律案を議題に供します。
【次の発言】 大蔵大臣が見えておりますから、大蔵大臣に対する質疑を願います。
【次の発言】 野溝委員に申上げますが、専売裁定のことは明日連合委員会の際いたしますから、今後引続いてやりますから、なるべく税のことについて御質問願いたいと思います。
【次の発言】 なるべくそうして頂きたいということを。
【次の発言】 ちよつとお諮りいたします。先ほど野溝さんの引用されました文章を速記録に記載することについて御異……
○理事(大矢半次郎君) これより第八回の大蔵委員会を開会いたします。
所得税法の臨時特例に関する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び財産法の一部を改正する法律案を議題に供します。
【次の発言】 お答えいたします。昨日の件は、実は議題は所得税法ほか二つの税法改正案なのでありまして、そのことが議題になつていたのは御承知の通りであります。そうして大蔵大臣に対しまして、野溝委員からいろいろ御質疑がありましたが、最後に専売裁定のことについて御質問があつた。それが質疑応答が数回繰返されて、大分時間もとりましたが、私の考えたところによりますれば、この専売裁定の問題は別に当委員会に付託せられまして、そ……
○大矢半次郎君 租税特別措置法の一部を改正する法律案に関する小委員会の審議の結果を御報告申上げます。 昨日本委員会散会後、直ちに小委員会を開きまして、木下水産委員長も参加して頂いて、大蔵大臣の出席を求めて種々懇談いたしたのであります。その結果政府原案はこれを容認するのほかはないが、漁業再編成の趣旨並びに漁業協同組合の現状等に鑑みましてこの際適当の措置をとる必要がある。で、第一といたしましては漁業会の再評価益税の納付に必要な資金としてこの際漁業証券の政府買上げを約十億円程度増加すること。第二といたしまして、明年度において農林漁業長期資金のうちに漁業協同組合関係の分として十億円程度の別枠資金を設……
○理事(大矢半次郎君) 次に昭和二十六年度における給與の改訂に伴う国家公務員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律案及び旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法の規定による年金の額の改定に関する法律案につきまして内容の御説明をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 それではこの二法案の質疑は次回に譲ることといたします。
【次の発言】 次に租税特別措置法の一部を改正する法律案について内容の説明を求めます。
【次の発言】 私はこの際大蔵大臣に対しまして漁業証券の課税の問題について伺いたいと考えます。政府原案におきましては、この漁業証券の課税につきましては我が国漁業の再編……
○大矢半次郎君 昨日行政機関職員定員法の一部を改正する法律案につきまして、当委員会といたしまして内閣委員会に申入れをするほうがいいではなかろうかということでありまして、小委員を設けていろいろ相談いたしましたが、この結果一つの成案を得ました。今それを読上げます。 「行政機関職員定員法の一部を改正する法律案」に関する申入 「行政機関職員定員法の一部を改正する法律案」中当委員会の所管の大蔵省関係の審議に当つては、十一月十九日開催された内閣・大蔵連合委員会の審議経過を尊重し、租税の公平なる負担を期し、国費使用の適正を図るに必要なる要員を確保するため特段の配慮を煩したい。 右、当委員会の全会一……
○大矢半次郎君 今のに関連してちよつと質問いたします。讓渡所得の課税は、次の通常国会において恐らく根本的に検討して、修正されるのではなかろうかと考えます。退職手当の課税が今度の臨時措置によつて変つて、これに関連してなるだろうと予想されますが、その場合に証券等の讓渡所得は実際上非常に実行困難な状況になつておつて、それに反して不動産の讓渡所得は零細なものまで捉えられているという状況である。非常に両者の間に不均衡が生じているのでありますから、従いましてその点も考慮されまして、来たるべき改正におきましては、その不動産の讓渡所得の相当高い免税点を設けられて、今野溝委員の心配せられた点も十分緩和せられるよ……
○大矢半次郎君 繰越明許費のうち、歳出予算の経費のうち、その性質上云云というのはよくわかりますけれども、予算成立後の事由に基き云々というのは、予算が成立したあとに何か事由が起つたという場合には、あらかじめ国会の議決を経れば翌年度に繰り越して使い得るというのは、何か矛盾があるような気がするのですが、もう少しそこの御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、一年間に国会が二度も三度も開かれるということを予想しての規定と考えてようございますか。
【次の発言】 通常国会が開かれて、その翌年度の予算を議決する、そうして翌年度に予算を実行して行く場合に、そういう事態があらかじめ国会の承認を得る……
○大矢半次郎君 衆議院の委員会の修正案の趣旨は誠に結構ですが、私この際お聞きしておきたいのは、このような措置をとりました場合ですね、何かこれを濫用いたしまして、いわゆる名義の書換えを遅らすとか、たまたま配当金と投資信託の資産のほうに一時繰入れるというようなことによつて、合法的に税の軽減を図るという心配は、この点については全然ないかとは思いますけれども、念のために主税局長の御意見を伺いたいと思います。
○大矢半次郎君 ちよつと先ほどカニエ委員の御発言の中に、本件については院議を以て決定した点もあるのでというお話でありましたが、それはどういうことなんでしようか。ちよつと御説明願いたい。
【次の発言】 私は先ほど院議が一たび決定せられているという御発言がありましたので、何かこの足利板金工業ですか、これについて具体的な参議院としての決定があつたのか、私はそういうことを承知していないからお尋ねいたしましたが、今カニエ委員の御説明によりまして私の疑念は晴れました。中間報告に関連して本会議でいろいろな質疑応答があつたというだけのことでありますからして、私はこれで了承いたしました。
○大矢半次郎君 木村委員の御質問に関連して伺いますが、私は憲法第八十六條の「毎会計年度の予算を作成し」云々と言つておるのと、財政法で言つておる予算とは少し範囲が違うのではなかろうか。従つて憲法第八十六條のこの「毎会計年度の予算」というのは、これはどうしても一年限りの予算である。それから財政法で言つておるのはもう少し広い意味の予算で、それは憲法第八十五條の「国費を支出し、又は国が債務を負担するには、国会の議決に基くことを必要とする。」これに基きまして債務の負担行為等もやる。それを財政法ではやはり予算の一種と見て、そうして予算の総則等にも規定しておる。これが又この法律と予算の違いで、両院協議会にか……
○大矢半次郎君 この歳出について部款を廃止することになつているのでありますが、そうするというと、従来いわゆる部款項というものが項だけになりますが、項は従来通りのような分類によつてやつて行くつもりでありますか。又この改正法に伴なつて或る程度変更を来たすお見込でありますか。
【次の発言】 予算総則ですね。国会の議決を経れば或る程度大蔵大臣の承認によつて項の移用を認められる。併し部とか款についてはこれを認めないというふうに大体なつているようでありますが、将来は部款がなくなるというと、こういう点はどんなふうになりますか。
【次の発言】 大体御趣旨はわかりましたが、従来項の移用の程度は大体どんな程度にな……
○大矢半次郎君 私は今の御説明に対して、こういうふうに解釈はできないものかと思います。それは八十六条の毎会計年度の予算、これは先生の仰せの通り、歳入歳出の予算である。そうして今の継続費の次年度以降のものは、この毎会計年度の予算のうちに入らないで、むしろ憲法第八十五条の国費を支出する、それには国会の議決に基くことを必要とする。こういうふうにして、八十六条の毎会計年度のうちに入らないが、八十五条の規定によつてそれは国会の議決を以てやつて行ける。これは広い意味の予算に入るが、八十六条の予算のうちには入らん。それは繰越の場合は、全くこれはその会計年度の成立予算のうち一部特殊の事情によつて翌年度に繰越す……
○理事(大矢半次郎君) 本日はこれを以つて散会いたします。 午後一時五十二分散会
○理事(大矢半次郎君) 速記を始めて下さい。閉鎖機関について御質問のあるかたは御発言を願います。
○大矢半次郎君 本案につきましては随分長い間慎重審議をいたしまして、質疑も殆んど尽しておりまして、本日菊川委員から修正案を示されましたが、これにつきましては、いろいろ今伺つて、まあ御意見の分が非常に多くて、これはむしろ討論に移したほうがいいのではなかろうかというふうな感じがいたしましたが、審議を促進する意味において、修正案が今出ておりますので、それをどういうふうに扱うかということに審議の焦点を整理して頂きたい。
【次の発言】 野溝委員が昨日御出席にならなかつたからして、御趣旨がおわかりになつておらないと思うのですが、最初の政府の提案が、この附則の第一項において「この法律は、昭和二十七年一月一日……
○大矢半次郎君 只今波多野委員から話のありました修正点につきましては、理事会の席におきまして、私ども自由党といたしましては反対いたしたのでありまして、その理由は、根本の趣旨においては別に不賛成ではないのでありますけれども、併しながら旧憲法と新憲法との根本的の差異は、国会の審議権の内容にあるので、新憲法の下においては、国会は最高審議権を持つておりまして、従つて今の問題になつておる継続費の後年度においての審議ということも十分にできるのである。それから年限の点についても、若しも政府の提案が濫に互るようなことがあつた場合においては、予算審議の際に十分にそれは検討し得る。こういう立場からして、むしろ国会……
○大矢半次郎君 私はこの際この財政法、会計法等の財政関係法律の一部を改正する等の法律案の一部を次のように修正したいと考えます。即ち 附則第一項を次のように改める。 1 この法律中継続費、歳出予算及び支出予算の区分並びに繰越に係る部分は、公布の日から、その他の部分は、昭和二十七年四月一日から施行する。但し、改正後の財政法、会計法等の規定中継続費、歳出予算及び支出予算の区分並びに支出負担行為の実施計画に係る部分は、昭和二十七年度分の予算から適用する。 附則第五項を第六項とし、以下一項ずつ繰り下げる。 附則第四項中「支出負担行為を了し」を「支出を了し」に改め、同項を第五項とし、第三項の次……
○大矢半次郎君 金庫の資本金がだんだん殖えるに従つて、貸付金額ももう少し殖やしたらというような意見もあるやに伺つておりますが、それは現在どういうふうになつておりますか。又今後どうするつもりでありますか。又多少長期資金方面の要望もある、担保貸付についての要望も相当あると伺つておりますが、これらに対してはどうするおつもりですか。それからレートはどんなふうになつておりますか。それらの点を伺いたい。
【次の発言】 各年度の入植者数はどのくらいになつておりますか。
【次の発言】 新規入植者です。
【次の発言】 脱落者はどのくらいあるのですか。
【次の発言】 今お話の入植者に三カ年一旦貸付けると、もうあと……
○理事(大矢半次郎君) これより第十六回の大蔵委員会を開会いたします。 企業合理化促進法案に関する件につきまして、発議者の衆議院議員の中村君及び衆議院法制局第三部長の川口君がお見えになつておりますからして質疑をお願いいたします。
○大矢半次郎君 この前に資料の要求があつたと思つておりますが、それを頂きたいと思います。
○大矢半次郎君 ちよつと資科を私はお願いしたい。讓渡所得、一時所得、山林所得についての過去三カ年間の課税実績を金額別にしてなお讓渡所得については有価証券、不動産を種類別に出して頂きたい。それから去年の臨時国会において配当所得の源泉課税を実施されましたが、更に医師の社会保險に基く診療收入からする税収等について、又弁護士、公認会計士等が源泉課税となつておるのでありますが、この源泉徴収の範囲を拡げて行く趣旨はどこにありますか、今後なおこの方面に向つて進んで行くのかどうか伺いたいと思います。
【次の発言】 今のお話で、申告所得税の納税状況等に鑑みるということでございまするが、そこで私は根本的なこういう……
○大矢半次郎君 従来の実績から見ましても船舶に対する融資が一番多いようで、殊にパナマ方面が一番多く、又現在の借入申込等から見ましてもアメリカ方面が多くなつておりますが、これはどうしてこういう状況になつておるのか。むしろ資金的に米国方面は相当豊かだからこういうことをしなくてもやつて行けるのではないかという気がいたしますが、如何でございましようか。
【次の発言】 今日本の国内で第七次後期の造艦とか、或いは第八次造船の資金問題が非常に大きくなつておる。それから日本の船舶をもつと増強しなければならんという、電力と同時に焦眉の急をなしておる。そういう場合に私よくわかりませんけれども、こういうふうにして外……
○大矢半次郎君 相続の場合に、讓渡所得に課税しないのが改惡だというような御意見のようですが、論理的に言えばそのようでありますけれども、実際の面から言えば、日本での讓渡所得の課税というのは誠に不徹底なのであつて、有価証券のごときは殆んど行われていない、不動産課税に多くかかつているというような状況で、そういう点から見れば、むしろやはり今度の改正のほうが実情に適しておるのではなかろうかと、讓渡所得の課税はなかなかむずかしい。原則的にはいいことであつこも、英国あたりでは、原則として殆んど課税していない。アリカでは日本のように課税していない。日本のは世界最良の制度というのは裏返しに言えば、実際に最も適し……
○大矢半次郎君 第十八條に「日本輸出銀行は、第一條に掲げる目的を達成するため、左の業務を行う。」として第一番に「設備並びにその部分品及び附属品で本邦で生産されたもの」とありまするが、これは、その生産された完成品としての設備に対する金融と、こういうふうに読むのですか、どういうふうに、これを解釈するのですか。
【次の発言】 現実はそのようですけれども、法文から言つて私はちよつとどうも欠陷があると思われますのが一つであります。それから元来この輸出銀行というのは、プラント輸出をして先方の輸入先においてすぐ代金を拂われない、数年間その設備を活用して、それによつて得た金を返して来る、この間の金融措置という……
○大矢半次郎君 従来日本輸出銀行に見返資金からも出資していたのですが、将来は出資ということをしない、見返資金から借入するわけでありますから、又そうするとすればどういうふうにして運用するのか、変えて行くのか、その点伺います。
【次の発言】 従来の出資の形になれば金利関係が起つて来ないが、見返資金からの貸付にすると金利の関係が起つて来て、従つて貸出のレートにも響いて来るのじやないかと思うのですが、その点如何でしようか。
○大矢半次郎君 この讓渡所得等の課税の実績の資料を頂きましたが、株式等有価証券の讓渡所得は非常に少いのであります。殊に今度十万円ですか、十万円以下は非課税にするということになると非常に減つてしまうので、殆んどこれは政府として残して置く価値が果してありや否や。徒らに世間の非難が高くなり、実績が挙らんというような気がいたします。その他、不動産の讓渡所得も少いのでありまして、税制の簡素化等の見地から、一切これらはもう問題の多い事柄ですからして廃止するということも考えていいのではなかろうかと思いますが、如何でしようか。
【次の発言】 主たる場合と従たる場合とは、どういう区分なんですか。
○理事(大矢半次郎君) 大蔵大臣が見えましたが、十二時過ぎにお約束があつて他に行かなければならんそうでありますから、この際大蔵大臣に対する質問をお願いいたします。
【次の発言】 午前に引続きまして委員会を開きます。
関税定率法等の一部を改正する法律案を議題といたします。建染染料に関する参考人として、東京大学教授の牧さん、化成品工業協会常務理事の八杉さん、日本織物染色同業会会長の大西さんがお見えになつております。これよりこの御三方の御意見を聴取いたします。先ず最初に牧さんからお願いいたします。
○理事(大矢半次郎君) 他に御発言もないようでありますから討論は終局したものと認めて異議ございませんか。
【次の発言】 異議なきものと認めます。これより採決に入ります。
先ず所得税法の一部を改正する法律案を議題といたします。本案を原案通り可決することに賛成のかたの御挙手を願います。
【次の発言】 多数であります。よつて本案は原案通り可決すべきものと決定いたしました。
次に法人税法の一部を改正する法律案を議題といたします。本案を原案通り可決することに御賛成のかたの御挙手を願います。
【次の発言】 多数であります。よつて本案は原案通り可決すべきものと決定いたしました。
次に相続税法の一部を改……
○理事(大矢半次郎君) 速記を始めて下さい。
○理事(大矢半次郎君) ちよつとお諮りいたします。大蔵大臣の出席を要求しておりますが、その連絡がとりにくいようでありますからして、今日の質疑はこの程度で終りたいと思いますが、如何でございますか。
【次の発言】 御異議ございませんならば、それでは本日はこれを以て散会いたします。
午後四時二十四分散会
○理事(大矢半次郎君) 次に、関税定率法等の一部を改正する法律案を議題といたします。先ず通産政務次官から、紙に関する関税改正と将来の見込について御説明を聴取いたします。
【次の発言】 小林君の意見に御異議ございませんですか。
○大矢半次郎君 油井委員の先ほどの国庫余裕金の預託についての御質問に関連してちよつと伺つておきます。相互銀行とか、金庫に対する面は大体了解いたしましたが、普通銀行に対する預託について伺いたい。これは将来資金運用部で買上げるべき金融債券の見返りとして出したと、こういうお話でありますけれども、果してそれがうまく目的通り行つているものか。どうか新聞紙上で承知するところによりますれば、その相当部分は日本銀行の借入金の返済に当てられる。従つて産業界方面には殆んどこれが潤つていないというような記事もありましたし、又果してそういう百億の金融債が、右から左に普通銀行が手に入れられるような状態であるかという、こ……
○大矢半次郎君 私は修正案を提出いたします。即ち次の通りであります。 ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く連合国財産及びドイツ財産関係諸命令の措置に関する法律案の一部を次のように修正する。 第四條連合国財産上の家屋等の譲渡等に関する政令第一條の二の改正規定中『加える。』を『加え、同條第二項中「第十二條の二第四項」を「第十二條第七項及び第十二條の二第四項」に改める。』に改める。 第七條ドイツ財産管理令第二十四條の改正規定中『改める。』を『改め、同條第二項中「要求」を「請求」に改める。』に改める。 附則第四項旧外貨債処理法による借換済外貨債の証券の一部の有効化等に関する法律第……
○理事(大矢半次郎君) 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 本日はこれを以て散会いたします。
午後四時八分散会
○大矢半次郎君 先ほどからの契約者というのが大分問題になつているのですが、これは行政協定のほうには別に明文がないようでありますが。
【次の発言】 私よく検討しておりませんが、各条項に契約者の条文が出ているのは、今お話の行政協定の第十四条ですか、これの実施規定と、こう考えてよろしいのですか。
【次の発言】 いろいろ御説明を伺つてもどうもその範囲を非常に政府のほうでも限定しようとしておられるようでありますけれども、法文を見て的確にそれが現われて来ない。今後の運用がどうなるかということは非常に懸念されておるようでありますが、その点について何か明確な線を引くというような方法はないのですか。
○理事(大矢半次郎君) 特別調達庁のほうには出席方を今要求しております。そのうちに来るかと思います。
【次の発言】 本日はこれを以て散会いたします。
午後零時二十六分散会
○大矢半次郎君 当せん金附証票法の第一條には、「この法律は、経済の現状に即応して、当分の間、当せん金附証票の発売により、浮動購買力を吸収し、もつて財政資金の調達に資することを目的とする。」こういうふうに謳つてありまして、当時の状況から言えば誠にこれも意義のあることだと思つておりましたけれども、もう今日の段階に至つては、この事態はすでに過ぎていると言つていいのではなかろうかと思いますが、将来これをだんだん少くして行く、速かなる機会にできるなら廃止したいということで、これは誠に私も賛成でありますが、この場合に社会福祉云々を突如として持つてきて、そうして而もその使途が甚だ明瞭を欠くというのは、やり方……
○大矢半次郎君 信用金庫法の制定に伴つて、従来の信用協同組合が相当大改革をやつて現に進行中と思いますが、どの程度になつておりますか。
【次の発言】 残つておるのは、大体今後どんなふうに、いつ頃転換ができる見込なのですか。
【次の発言】 私の聞いておるのは、結局将来信用金庫に転換する予定のもので現に転換し得ないでおるものが、いつ頃になつたら転換してけりがつくか、そのお見込を伺いたい、こういうわけです。
【次の発言】 結局今後転換する見込のあるものは幾つぐらいあるのですか。
【次の発言】 昨年の信用金庫法の制定以後の経過に鑑みて何かこの信用協同組合についてこの際法的に改正を必要とするというような点……
○大矢半次郎君 ちよつと今のに関連して伺いますが、無記名預金の七割が割増金附の分で、それが四千億というふうに聞えましたが、そんなに無記名預金があるのでございますか。
【次の発言】 無記名預金のうち割増金附というのはどの程度ございますか。
【次の発言】 各銀行で無記名も割増金附でやれるということを宣伝して盛んに吸收しているようなんですが、銀行局長さん如何でしようか。
【次の発言】 国民貯蓄債券のようなものは明治以来随分長くやつていたというお話でありまするが、今度の立法はやはりこれも当分の間というふうになつておりまして、そこにギヤツプがあるやに窺われますが、これは普通の割増金附定期預金よりももつと……
○大矢半次郎君 今の黒田委員の御質問に関連して伺いたいのですが、元本に損失の生じた場合の補慎というのは、元本にどんなに大きな損失を起しても、全額補慎をさせる趣旨なのですか、どういうことを意味するのですか。
【次の発言】 これはですね、結局レートと申しますか、それが非常に影響して来ると思います。一方において又信託会社が果してそれだけの資産といいますか、能力があるか、非常に影響が大きいものだと思いますが、そこらの点についてはどういうふうにお考えになつていますか。
【次の発言】 大体今の御説明でわかりましたが、併し補填契約にも行かん、或いは特別留保金、これをどの程度積み立てて行くかということは、先ほ……
○理事(大矢半次郎君) 午前に引続きまして、会議を開きます。
国有財産法第十三条の規定に基き、国会の議決を求めるの件、右につき質疑を続行いたします。
厚生省から国立公園部管理課長が見えております。
【次の発言】 先ほどの小林委員の御質問の点は、私はこういうふうに解釈するのが本当ではなかろうかと思うのですが如何ですか。この第十七条の改正によつてこの改正法施行後の処罰はこれでできるが、そのままにしておくというと、この改正で施行前のものをどうするかという問題が残つておるので、それでこのあとの附則の規定を必要とする。改正前のもやはり改正せられたあとも、その前に知つた秘密を漏せばやはり罰せられる、そ……
○大矢半次郎君 「国民貯蓄債券は、抽せんにより割増金を附することができる。」ということになつておりますが、先般の御説明では初めは成るべく割増金は附けないでやろうというお考えなるやに伺つたのでありますが、実際はどういうふうにやつて行くおつもりですか、少し詳しく御説明願います。
【次の発言】 大体割増金を附けないで出したい。そうしてこの利廻平均は、七分平均にしたい、こういうお話でございまするが、果してそのようにしてこれが売れるかどうか、非常に私疑問じやないかと思います。割引興業債券でも一年ですでに七分に下廻つている際に、五年の長いものを利廻七分というので果してこれが売れるかどうか非常に疑問で、魅力……
○大矢半次郎君 還付税の還付未済はどうしてこんなに遅くまで残つておるのですか。
【次の発言】 二十二年度以前にはそういう問題は残つておりませんですか、還付税の還付未済……。
【次の発言】 二十三年度分の徴収未済の二十四年度、二十五年度、こういうふうに免除して後なお徴収が可能なんですか、どうなんですか。
【次の発言】 私が今お尋ねしたのは二十三年度において還付すべきものをまだ還付していない地方団体が多少ありますが、二十四年度、二十五年度このように免除するという措置をとつて、そうして二十三年度分のは実際上徴収が可能であるかどうかということをお伺いしたいのであります。二億幾ら還付未済のものが残つてお……
○理事(大矢半次郎君) これより第五十八回の大蔵委員会を開会いたします。
日本開発銀行法の一部を改正する法律案を議題といたします。政府側のほかに開発銀行から小林総裁が見えておられます。質疑を願います。
【次の発言】 大野委員のおつしやいました意味も含まれてはおりますが、順序としてそういたしましようか。
【次の発言】 私は一点貸付金のことについて総裁にお伺いしたいと思います。先ほどのお話は、開発銀行の貸付の金利は市中銀行の金利と見合つて、余りそれと隔らないようにしておるというお話でありますが、一方開発銀行法第十九条においては、基準率算定方法を法律できめておる。どうもそれからそういうレートという……
○大矢半次郎君 私は昨日開発銀行の貸出金利について総裁に伺つたのでありますが、今日は更に銀行局長からも御説明がありまして、大体は了承いたしましたが、ただ根本的の考え方にはきりしない点があるので伺いたい。それは十九条におきまして、資金のコストを割らない程度が一つの基準になつておる、他方においては普通の金融機関の金利も参考にする、こういうふうになつておりますが、開発銀行の資金のコストというのは、大部分政府出資ですからしてそうかからん。庶務の諸経費が主たるもので、現にこの昭和二十七年度の開発銀行の予定損益計算書を見ましても、貸付金の収入利息八十二億六千万円、有価証券のほうが九千七百万円、雑収入が幾ら……
○大矢半次郎君 長期信用銀行法が成立いたしますというと、先ず第一に考えられるのは現在の興業銀行なんですが、これに変つて行くのではなかろうかと思いますが、この長期信用銀行法案の第六條に規定しておる業務の範囲と、現に興業銀行が営んでおる業務の範囲とがどういう点において異同が生じて来るか、御説明願いたい。
【次の発言】 そういたしまするというと、結局資金の運用面においても設備資金又は長期運転資金を主とすることになるからして、短期の運転資金の貸付のようなものは相当制約を受ける、それから預金の受入についても制約を受けるといたしまするというと、この法律制定によつて何が特に興業銀行が仕事をやりよくなる、或い……
○大矢半次郎君 日本電信電話公社法案について当委員会も連合審査を要求することになつておるのでありますが、あれは最初政府の提案に対して衆議院で修正して来ておるようでありますが、政府提案の趣旨、それから衆議院の修正した理由ですね。それを大蔵省の立場ではどういうふうにお考えになつているか伺いたい。
【次の発言】 主税局長に伺いますが、大洋漁業は現に訴訟の継続中で罰金が確定していないというお話でありましたが、課税標準の算定は確定しているわけなんですか。それも同時に確定されるというわけですか。
○大矢半次郎君 ニッケルにつきましては内地の生産を今後助長するために相当処置を講じておりますが、併し先ほどのお話によりましても、生産価格は相当高いようですが、今度の特別会計でカナダ等から輸入するほうが非常に安い、四十二万円ほどですか、そういう開きがあるのですが、そうすると国内の生産助長と輸入との関係をどういうようにお考えになりますか。
【次の発言】 前に御説明のうちに、こういう国産を保護助長して着々生産の実績が上つておるというお話でございましたが、ニッケルだけに限つてみて、将来ますます国内増産を奨励して行くつもりなんですか、或いは又ここで考えなおすというお考えですか。
○大矢半次郎君 外貨資金の運営において全体の二分の一は定期預金になつておるというようなお話でありまするが、その他のものはどんなふうに運用されておりますか。その点。
【次の発言】 それらの当座預金というのは、ふだんの取引の為に実際必要なんですか。それとも預け入れ先がないから適当に分散しておく、こういうわけですか。
【次の発言】 最近日本の為替銀行は海外に支店を持つたようでありまするが、従来と違つてそういうふうに日本の為替銀行も相当戦前のように漸次活動範囲が広くなつて行くだろうと思いますが、そういうような場合に、まあ従来の資金などと大分違つて来る。従つてむしろ外国為替資金に余裕のあるような場合には……
○理事(大矢半次郎君) 速記を始めて下さい。ちよつと休憩いたします。
午前十一時四十分休憩
【次の発言】 休憩前に引続いて会議を開きます。
○大矢半次郎君 請願及び陳情につきまして小委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 昨日第五回の小委員会を開きまして、紹介議員より趣旨の説明を受け、各委員の意見及び政府の見解を十分に聴取いたしまして、慎重に審議をいたしたのでありまするが、その結果は次の通りであります。 請願第三千八十七号は、公衆浴場業の所得に対する課税の適正化を図られたいとの趣旨であり、妥当と考えられます。請願第三千二百六十六号は、洋紙の物品税を撤廃せられたいとの趣旨でありますが、洋紙のうち一般大衆向のものについては考慮すべきであると考えられます。陳情第千二百六十四号は、ダイナ台風被害者に対する所得税を減免せ……
○大矢半次郎君 暫次休憩の動議を提出いたします。
【次の発言】 本案についてはまだ質疑も大分残つておりますし、重要法案でありますからして、私はこの際継続審査のことについての動議を提出いたします。
○大矢半次郎君 この本年度の租税及び印紙収入の見込のうち申告納税にかかる分ですね。営業と農業とその他の事業とに分けて当初の予算に比べてどういうふうな工合になつておるかお尋ねいたします。
【次の発言】 今主税局長の御説明のうちで、国税地方税を通ずるといろいろと大きな問題があるというようなお話でありましたが、大体その主要項目、それからどういう方向に向つているかというようなことを御説明を伺いたいと思います。
○大矢半次郎君 関連するのですが、再建整備法の規定に関連いたしまして、旧勘定を整理して利益が現存しておる場合には、債権をのけたものを、利益を予定した限度において支払うというのは当然なことと思いますが、ただ地方におきましては旧勘定の方面において相当成績を上げておるにかかわらず、旧勘定の中で他の銀行よりも比較的支払ができない。いや殆んど全然支払ができないというのは、一般大衆を相手にして金融をずる銀行の措置としては非常に面白くない。従つて実はこれに対する救済方法を考えてくれという要望がありまして、そのうちの一つは、旧勘定の資産を新勘定に引継ぐ場合に、不動産の評価は、恐らくこれは物価はそのままで行くべ……
○大矢半次郎君 私は自由党を代表いたしまして本法律案に賛成いたすものであります。国民金融公庫が庶民階層のために非常に貢献をしておるということはかくれもない事実であります。従いましてこれをなお一層充実してもらいたいというのは広い府県の要望であります。本委員会におきましても、従来しばしばこのことが強調せられまして、超党派的に政府に対しても要望して参つたのでありますが、今回政府はこれらの点も考えられまして改正案を出された。誠に趣旨は結構であります。併しながら最近の情勢からいたしまして、中小商工業者、或いは庶民階層の国民金融公庫に対する要望はなお熾烈なるものがありますので、従いまして今回の政府提案の程……
○大矢半次郎君 シヤウプ勧告に基いて法人税法を今のようにしておりますが、その後にいろいろな改正があつて、理論的にはよほど乱れて来ておるのはお説の通りでありますが、ただ、先ほどからの御説明を伺つていても、譲渡所得税を廃止する、これに代つて有価証券移転税を起すということは法人擬制説をとれば理論的にもわかるが、現在のところはどうかというお話がありましたが、私はこれは有価証券移転税を創設することは、別に法人擬制説をとろうが法人実在説をとろうがどちらでも行けることで、又有価証券の譲渡所得税を廃止するからその代りに有価証券移転税を設定するということは、法人の本質に対してどちらの説をとつても、もうとても説明……
○理事(大矢半次郎君) これから第十三回大蔵委員会を開会いたします。
租税特別措置法の一部を改正する法律案及び国際連合の決議に基く民生事業のため必要な物品の無償譲渡に関する法律案、右二案を一括して議題といたしまして、提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 次に先ず租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、内容の説明を聴取いたします。
【次の発言】 次に国際連合の決議に基く民生事業のため必要な物品の無償譲渡に関する法律案につきましてその内容の説明を聴取いたします。
【次の発言】 譲渡所得税を廃止して、これに代えるに有価証券移転税を起す、こういう計画があるようでありますが、この点……
○理事(大矢半次郎君) これより第十五回委員会を開会いたします。
先ず請願及び陳情に関する小委員長の報告を聴取することにいたします。
【次の発言】 只今報告のありました請願及び陳情につきましては小委員長の報告通り決定することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よつて小委員長報告の通り決定いたしました。
【次の発言】 次に公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件を議題といたします。
本件につきましては去る十六日大蔵、労働連合委員会におきましてすでに提案理由の説明を聴取しておりますので、本日は提案理由の説明を省略し、直ちに質疑に入るこ……
○大矢半次郎君 これより第十六回大蔵委員会を開会いたします。 国際連合の決議に基く民生事業のため必要な物品の無償譲渡に関する法律案、右について質疑を願います。
○理事(大矢半次郎君) これより第十九回大蔵委員会を開会いたします。酒母法案及び酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律案を議題に供します。質疑を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 ちよつと速記を止めて……。
○理事(大矢半次郎君) これより第二十四回大蔵委員会を開会いたします。 酒税法案並びに酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律案、右二案を一括して議題とし、前回に引続き質疑をいたします。
○理事(大矢半次郎君) 御質疑のあるかたは御発言を願います。
【次の発言】 委員外から発言の要求がありますが、上原君の発言を許すことに御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは上原君。
【次の発言】 ちよつとお諮りいたします。午後の公述の関係もありますので、この程度で午前は打切つて頂きたいと思います。如何がでございますか。
【次の発言】 それでは高橋先生には長時間貴重な公述を頂きまして、誠にありがとうございました。午前はこの程度にいたしまして、午後は一時から続行いたします。
午後零時四十一分休憩
【次の発言】 午前に引続きまして会議を開きます。
慶応義塾大学教授高木先生にお願いいたし……
○理事(大矢半次郎君) それでは物品税は本日はこの程度にいたしまして、次に物品税以外の各税について御質疑があられるかたはお願いしたいと思います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 本日はこれを以て散会いたします。
午後五時十分散会
○理事(大矢半次郎君) これより第三十四回の大蔵委員会を開会いたします。 証券取引法の一部を改正する法律案、証券投資信託法の一部を改正する法律案及び有価証券取引税法案の三案を議題といたします。 本日はこの三法案につきまして参考人として東京証券業協会の会長遠山元一君、東京証券取引所理事長小林光次君、同じく理事田口眞二君の三君がお見えになつております。御多忙のところ参考人のかたがたには特に繰合せて御出席下さいまして誠にありがとうございました。それで先ず参考人のかたがたから証券取引に関する最近の重要な問題なり又は三法案に対する御意見若しくは御希望なりをお述べ願いまして、その後に各委員からの御質疑……
○大矢半次郎君 無盡会社は名称を変えて、相互銀行とするということですけれども、その内容は従来の本来の無盡そのものから更に「みなし」無盡に移り、次いでは預金も預かるというふうになつて、漸次むしろ元の貯蓄銀行或いは現在の普通銀行の類似のものに力を注いで行くように思われますが、その点は業界として全体どういうふうに将来の方向をとるつもりでありますか。
【次の発言】 そうすると、貸付は相互銀行の名称からいつても、預金者に限つて貸付するわけですか。
【次の発言】 そういたしますると、将来相互銀行になるというと、普通銀行の方のバランスからいつても、職員の待遇も相当改善しなければならん。又貸出金も預金者に限ら……
○大矢半次郎君 所得税の滞納が非常に多いので問題になつておりますが、本年度の申告所得税の実際の収入額はどの程度の見込か、又来年度予算において現行法のままで行けばどの程度に見積られておりますか。
【次の発言】 シヤウプ勧告では農業所得などに勤労控除を認めたらというふうになつておりますが、あの点に対しての考えはどうか、それから商工業者については控除しないのはどういうわけか。
【次の発言】 今の問題は、非常に大きな検討を要する点を含んでおると思います。併しシヤウプ勧告においては青色申告の制度を設けまして、真実の所得を把握するというのが建前になつておりますが現実なかなかそうはいかないから、今のようなこ……
○大矢半次郎君 附加価値税の実施を一年延期して、それに加えるに事業税を以てしておる。従来の事業税の税率を或る程度軽減いたしまして、総額において四百二十億というのは分りますが、併し附加価値税と事業税とは、その内容、課税標準は違つているからして、従つて全国のトータルにおいては同額でありましても、各府県別に見ますと、大分でこぼこがあると思うのでありますが、そういう方面に対してはどういうふうに処置して行かれるつもりでおりますか。或いは平衡交付金の配分の基準を変更するというような必要が起つて来るのでなかろうかと思いますがこれに関してお答えを願います。
○委員長代理(大矢半次郎君) これより大蔵、水産連合委員会を開会いたします。
租税特別措置法の一部を改正する法律案を議題に供します。これは予備審査であります。
【次の発言】 大臣の出席を要求しておりますが、何か今本省のほうで会議中で支障があつてすぐには出られないとこういう……、それから事務次官は政府委員によつて……。
【次の発言】 前段の提案の理由の説明というのは先般大蔵委員会ですでにありました。併しこれは御承知の通り予備審査でありまして、まだ正式に本院のほうには廻つて来ていないわけであります。従つて今後の審議の見通しというのも衆議院のほうの審議の経過を見なければはつきり申上げることができん……
○委員長代理(大矢半次郎君) これより大蔵、法務連合委員会を開会いたします。
商法の一部を改正する法律の施行に伴う銀行法等の金融関係法律の整理に関する法律案を議題に供します。これは予備審査であります。御質疑のあるかたは御発言を願います。法務委員のかた、何か御質疑ございませんですか。
【次の発言】 それでは今お聞きの通りの次第でありますからして、本日の法務、大蔵連合委員会はこれを以て散会いたしまして、明後日午前十一時より十二時までの間におきまして更にこの連合委員会を開きます。
本日はこれを以て散会いたします。
午後三時十八分散会
出席者は左の通り。
大蔵委員
理事
……
○委員長(大矢半次郎君) これより大蔵委員会租税特別措置法の一部を改正する法律案に関する小委員会を開会いたします。
租税特別措置法の一部を改正する法律案は継続審査になつておりますが、これを議題に供します。お手許に全国漁業協同組合連合会会長会議及び全国漁村経済協会から出ておりまする陳情書が配付してありますが、これにつきまして、全国漁村経済協会の及川常務理事を参考人として説明を求めたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは及川君より御説明を願います。
【次の発言】 今の及川君の説明に対して、御質疑のあるかたは御発言を願います。
○委員長代理(大矢半次郎君) これより大蔵、人事、労働の連合委員会を開会いたします。先例によりまして私が委員長の職務を務めさして頂きます。
公共企業体労働関係法第十六條第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件を議題に供します。
本日は参考人といたしまして、公共企業体仲裁委員会委員長今井一男君、日本専売公社総裁秋山孝之輔君及び全専売労働組合中央執行委員長平林剛君の三君がお見えになつております。先ず公共企業体仲裁委員会委員長の今井一男君から御説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 次に日本専売公社総裁秋山孝之輔君にお願いいたします。
○委員長代理(大矢半次郎君) 只今より大蔵・労働連合委員会を開会いたします。前例によりまして、私が本連合委員会の委員長の職務を勤めさせて頂きます。本日は公共企業体労働関係法第十六條第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件を議題といたしまして、政府より提案理由の説明を聞くことにいたしたいと思います。
【次の発言】 お諮りいたします。本日はこの程度といたしまして次回には参考人の御意見を聽取しようと思いますが、如何でございますか。
【次の発言】 それではそのように決しまして、次回の連合委員会は五日の予定でありましたが、都合によつてこれを変更いたしまして、八日の午後一時からといたしたいと思います。い……
○委員長代理(大矢半次郎君) これより第一回の大蔵、通産連合委員会を開会いたします。先例によりまして私が委員長の職を勤めさせて頂きます。
貴金属管理法の一部を改正する法律案につきましては、先に大蔵委員会において提案理由の説明を聴取いたしておりまするので、本日は先ず内容の説明を聴取し、ついで質疑に入るという順序で議事を進めたいと思いますが、御異議ございませんですか。
【次の発言】 御異議ないようでありますので、そのように議事を進めることにいたします。それでは先ず政府より内容の説明をお願いいたします。
【次の発言】 休憩前に引続きまして質疑をいたします。
○委員長代理(大矢半次郎君) 日本開発銀行法の一部を改正する法律案についてこの際質疑がこれ以上ありませんければ、一つ国有財産特別措置法案の質疑に入りたいと思いますが、如何でございましようか。
【次の発言】 それでは次に国有財産特別措置法案を議題に供します。御質疑のあるかたはお願いいたします。政府からは国有財産第一課長の木村説明員が見えております。
【次の発言】 病気で休んでおられます。
○委員長代理(大矢半次郎君) 政府のほうに伺いますが、もう今国会の会期も終了が間近になつておりますので、この法案を成るべく早く通過せしめることは好ましい行き方だろうと思いますから、従いまして栗山委員の要求せられておる中小企業の機械の種類、台数等を各財務局別くらいにして成るべく早く出してもらいたいと思いますが、何日くらいかかりますか。
【次の発言】 その点でよろしうございます。
【次の発言】 木村説明員に伺いますが、栗山委員の要求せられました評価基準、機械器具の範囲等につきましては、政府部内で十分打合せは遂げていないとしても、管財局でもうすでに一応の案はできているんではないかと思いますが、如何で……
○大矢半次郎君 時間も遅れましたから、私は極めて簡單に一、二の点について御質問いたしたいと思います。
衆議院の修正の点について御説明を伺つたのですが、これは予算決算の調整、監査のことを、大蔵大臣の主管から郵政大臣に移すについては二重監督の弊を避けたいというのが、大体の御趣旨のように伺いましたが、先ほど郵政大臣の御説明によれば、実質は殆んど変りはない。政府が監督する上においての財政監督する上においては変りがない。或いは煩瑣を避ける趣旨かも知れないというようなお話でありましたが、その点、郵政大臣、もう少しはつきり御意見伺いたい。
【次の発言】 私は先ほど電気通信大臣がその点に触れて御説明があつた……
○大矢半次郎君 只今小笠原委員の御質問の点に関連して申上げたいのでありますが、私昨日四十一條の衆議院の修正につきまして、自分の疑問とするところを政府当局に質しまして、それで大蔵大臣の意見も伺つた、更に電気通信大臣の意見も伺つた、これは速記録に明瞭に載つておる。お二人とも政府当局所管大臣として意見が一致せられておると、こう考えましたが、一つこの際電気通信大臣その点に触れてお答え願いたい。
【次の発言】 さつきの私のに補足して申上げたいと思います。昨日この点につきまして私は、衆議院で修正になつて、こちらで今審議しておるが、これに対して大蔵大臣の御意見は如何ですかと尋ねましたところが、大蔵大臣は政府……
○大矢半次郎君 ちよつと伺いたいんですが、資料に頂いたものの労働金庫組織概況一覧表を見まするというと、例えば福島県の労働金庫なんかは貸付金と殆んど同額或いは同額以上の預け金がある、又大阪の信用組合においても同様の状況だと、こういうようになつておりますが、この預け金というのはどういう所に預けておるんですか。
【次の発言】 それですね、今田村委員からも御質問があつたように、非常に健全な運営をされておるときならよろしうございますけれども、ときによつてはいろいろ問題も起つて来る場合もあろうと思いますが、従つて余裕金と申しますか、こういうものの運用についてはふだんから相当注意しなければならん、殊に連合会……
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