小林政夫 参議院議員
3期国会発言一覧

小林政夫[参]在籍期 : 2期-| 3期|
小林政夫[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは小林政夫参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

小林政夫[参]本会議発言(全期間)
2期-| 3期|
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 参議院本会議 第15号(1953/06/29、3期、緑風会)

○小林政夫君 外務大臣の出席を要求します。
【次の発言】 外務大臣はすぐ見えるのですか。
【次の発言】 それでは待たせてしらいます。
【次の発言】 MSAに関して若干の質問を試みんとするものでありますが、政府がMSAに関して二十四日に米国政府に質問したのに対し、二十六日に米国政府から回答があつた。この重要案件に対するアメリカのスピーデイな回答は、日本の政府の以て範とするに足ると思うのであります。政府が、平和条約、安保条約、行政協定締結の際に示した秘密主義を捨て今回この段階において往復文書を公表したことは、従来の秘密独善外交を改めて国民と共に外交を図るという態度への一歩前進として同慶に堪えない次……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 参議院本会議 第5号(1953/11/06、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は九月十五日夜羽田を出発いたしまして、インドのカルカツタ、マドラス、ボンベイ、デリー、パキスタンのカラチ、セイロンのコロンボ、ビルマのラングーン、タイのバンコツク、香港、タイペイ、それぞれの地を視察しまして、十月の六日夜羽田に帰つて参りました。タイ、香港、台湾については池田班と重複をいたしますので、多少の見解の相違はございますが、省略をさせて頂きます。又、ラングーンに立寄りましたが、飛行機の都合で深夜のラングーンにちよつと滞在しただけでございますので、ビルマの事情については多く語るだけの視察をいたしませんでした。御了承を願いたいと思います。  インドは民主連邦共和国で、人口三億……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 参議院本会議 第6号(1953/12/08、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は緑風会議員総会の決議によつて、只今提案された補正予算三案に対して養成をいたします。  併し、緑風会においては、いろいろ検討をいたしましたが、心からこの予算案に賛成をしておる人は一人もないのであります。(「いつもそうじやないか」と呼ぶ者あり)併し、いろいろ言われておるが、あなた方でも、この予算案が通らないということについては、表面的には反対をされるけれども、実質的には通ることを希望されておるのじやないか。(「その通り」と呼ぶ者あり、拍手)いろいろと我々は高い政治的な考慮をいたしまして、止むを得ず賛成をすることにいたしたのであります。  自立経済の達成が、我が国当面の至上命令であ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第12号(1954/02/25、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は第一に、この本法提案に至る経緯について甚だ納得いたしかねるのであります。政府は当初は原糸課税というようなことを考え、又小売課税に移し、原糸課税の際には、原糸メーカーの非常な反対を受け、遂にその案を撤回した。小売課税ということになると、全国小売業者の非常な反対に会つて遂にそれをやめて、そうして今度はいわゆる卸売課税というようなところに持つて行つたのであります。吉田首相は、陳情政治を戒めるということを言つておられるにもかかわらず、その舌の根も乾かぬのに、このような全く陳情によつて左右されたる税制を編み出すということは甚だ不可解であります。このように陳情さえすれば、強力なる運動さえ……

第19回国会 参議院本会議 第15号(1954/03/05、3期、緑風会)

○小林政夫君 只今上程せられました大蔵委員会付託の請願並びに陳情につきまして、本委員会における審議の経過並びにその結果を御報告申上げます。  大蔵委員会におきましては、特に小委員会を設け、各委員の意見及び政府の見解を十分に聴取いたしまして、その上質疑応答を重ね、慎重に審議をいたしたのでありますが、その結果は次の通りであります。  日程第三の請願は、群馬県藤原ダム建設工事のため、犠牲となる地元民の移転補償費は、最小限の更生資金であるから、これに対しては当然補償費免税の処置を講じ、犠牲者の不安動揺を防止せられたいとの趣旨であり、日程第四の請願は、福島県における葉たばこの耕作期間中の不良天候、特に冷……

第19回国会 参議院本会議 第48号(1954/05/19、3期、緑風会)

○小林政夫君 只今上程せられました請願及び陳情につきまして、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  先ずその内容を申上げますと、日程第十の請願は、旧海仁会並びに海友社の施設及び附属物が、過去半世紀に亘り旧海軍軍人の零細な醵金を根基として造営して来たものであるから、その施設及び附属物の今後の転換処理に際しては、絶対に営利団体又は個人的利得の対象としない処理方法を実施するよう特別の考慮を払われたいとの趣旨であり、日程第十一の請願は、農山漁村の産業経済団体である農業協同組合、森林組合、漁業協同組合が、その性格に公益性を有するにかかわらず、組合に対する法人税が一般営利企業と大差の……

第19回国会 参議院本会議 第54号(1954/05/30、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は修正案を提案したわけでありまするから、もとより修正案に賛成をし、衆議院送付のその他の部分についても賛成をいたします。  現段階、文は現時限における資本の所有者が何人でございましようとも、その資本は国の富であり、又多くは人類の富でありますから、これが尊重されなければならんことは当然でありまして、徒らな食いつぶしは許されないのであります。その所有の形態に異存があろうとも、その破壊を図るべきことは許さるべきことではない。只今菊川委員の討論を承わりまして、私は非常に心強いものを感じたのであります。なお、大蔵委員会における両社会党委員は真に、真摯にこの法案と取つ組まれまして、実に十分な……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 参議院本会議 第6号(1954/12/07、3期、緑風会)

○小林政夫君 只今議題となりました陳情第七号離島振興法に基く諸計画推進の陳情につきまして、経済安定委員会における審査の経過並びに結果を御報告します。  陳情書は二通ございまして、鹿児良県町村議会議長会会長ほか一名よりの陳情でございます。願意の趣旨は、離島振興法の施行に対し、該当町村は大なる期待を以てこれを迎えたにもかかわらず、同法に基く諸計画の殆どののは予算の関係で実施の段階に至らず、離島振興法による恩恵が僅少であるので、これら離島の恵まれない実情を直視し、今後は一段と計画の推進力を要望するという内容でございまして、二通とも同様の趣旨のものでございます。委員会におきましては、政府当局より離島振……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 参議院本会議 第6号(1955/01/23、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は緑風会を代表して、まず鳩山総理に、民主党総裁になられた心境を伺いたいのであります。  目下鳩山ブームとも言われており、鳩山内閣に対する一般大衆の人気は上げ潮のようでございます。(「鳩山さんに対する人気だよ。民主党じゃないよ」と呼ぶ者あり)吉田さんに比べて明朗であり、率直であるということが、大衆に受けておるようでありますが、(「そうでもないぞ」と呼ぶ者あり)それであまり気をよくしてもらっては困るのであります。国民の指導層と申しますか、あなたの人柄や、従来の政治行動を知っておる人たちは、必ずしもあなたを信頼しておりません。(「そうだそうだ」と呼ぶ者あり、拍手)危惧すらしておるので……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 参議院本会議 第7号(1955/03/31、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は緑風会を代表してここに議題に供された昭和三十年度暫定予算三案に賛成をいたします。  昭和三十年度の予算の総ワクを一兆円と押えて、国民と約束されたいろいろな積極策を実行しようとすれば、予算編成大綱の第四にうたっておられる経費の節減を強力にやらなければならない。補助金、交付金、委託費の重点化、効率化を敢然として遂行しなければならないはずであります。われわれもその方針には賛成であり、その方針がこの暫定予算にも盛られたことはけっこうなことでありますが、本暫定予算の施行に当って政府は暫定ということで、安易と申しますか、投げやりと言おうか、そんなふうな気持でもって「その施行をおろそかにす……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 参議院本会議 第3号(1955/12/03、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は、緑風会を代表いたして鳩山総理並びに関係閣僚に若干の質疑をいたしますが、質疑に入るに先だち、わが国政治史上画期的な保守、革新二大政党対立の政局に処する緑風会の立場を鮮明にしておきたいのであります。本年四月十二日、私を含む緑風会有志は、政策の基調を同じくする民自両党に協調の実を上げるべきことを申し入れました。われわれは、いわゆる保守党に加担をして、その強化をはかるというがごとき一方に片寄った配慮からではないのであります。第二次鳩山内閣の弱体は目に余るものがあり、ひいては日本の議会政治に対する国民の信頼を失うことを非常に憂慮したので、安定政権の確立を強く要望することにしたのであり……

小林政夫[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

小林政夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 大蔵委員会 第1号(1953/05/27、3期、緑風会)

○小林政夫君 この前聞いたのですけれども、航空用として若し税をかければ幾らになるかということは……。

第16回国会 大蔵委員会 第2号(1953/05/28、3期、緑風会)

○小林政夫君 大蔵大臣お急ぎのようですから、本日この議題に関係のあることで一点だけお伺いいたします。  議題の第三項の、期限等を変更する法律案、これは先般の当院の緊急集会において定めた期限を二カ月延期するという法案でありますが、組まれて只今提出されておる暫定予算は一カ月分になつておる。で、大体暫定予算とこの法律案とは裏腹の関係と承認いたしますが、併し予算のほうは六月分一カ月の追加を考えておる。この法律のほうには二カ月の延長を考えておる。この点はどういうふうな御見解でそういうふうになされたか。
【次の発言】 私はこの法案の二カ月延期のほうは当然だと思う。今の情勢からいうならば。それならば、なぜ予……

第16回国会 大蔵委員会 第3号(1953/05/29、3期、緑風会)

○小林政夫君 昨日時間切れで、質問の途中で打切つたのでありますが、予算とこの法案との関係について予算的な問題については我が会派の森君から予算委員会において本日質問があるわけであります。一点だけ伺つておきますが、第二条の昭和二十一年度における一般会計、帝国鉄道会計云々、この期限に関する法律の一部を改正する法律が前回の国会において、解散前の国会において物品税よりもまだ国会の意思は確定しておつたと思うのです。衆議院は上り、参議院も委員会においては上げて明日の本会議へかけるという時に解散になつた。そういうようなもので、これを仮に二カ月延期する必要がどういうわけで生じたか。

第16回国会 大蔵委員会 第5号(1953/06/23、3期、緑風会)

○小林政夫君 議事進行と言うか、只今提案の理由の説明のあつた中で、第一、第二及び第五、第六は前国会において相当の審議をしましたが、三、四は一応内容説明を聞き、又は参考人を呼んで、参考人との間の質疑応答を重ねる程度で、当委員会として三、四の法案については、実質的なと言いますか、前回審議したんだから十分だという情勢ではないと思います。この点については相当に慎重に審議するように委員長において取計らつて頂きたいと思います。それから第七は勿論今度新らしく提出せられたので当然であります。
【次の発言】 ちよつと、大蔵省令で定めるもの云々という場合は、省令の内容として予想される点を一緒に話して下さい。

第16回国会 大蔵委員会 第6号(1953/06/24、3期、緑風会)

○小林政夫君 第三条関係で、債券を発行するという必要がある場合となつておりますが、これは予測されるの片世界銀行だけだという説明でしたが、その交渉、最近の電力債の交渉の過程において、何か債券を発行してほしいという向うからの要望があるわけですか。
【次の発言】 その債券は第二項の書き方から見ると、向うが一本であつて、こちらの受けるほうが一本であれば、借用証書でもよさそうだが、普通の祉債券と同じように不特定多数のものに逐次分割できるような債券ですか。
【次の発言】 これは直接この法案とはまあ法律的には関係ないのですが、併しこの法律を制定する必要のある事実を知る意味において開発銀行当局、特に理事の中山……

第16回国会 大蔵委員会 第7号(1953/06/25、3期、緑風会)

○小林政夫君 今の問題は所得税法の改正に非常に関係して来るのであります。その間に挾んでやられんことを望みます。
【次の発言】 今の林議員の質問で一厚生省のほうの高田局長にですが、歯科用金の問題については林議員の心配しておられるような点はあなたのほうも同様に心配しておられるのですか。八月一日の施行だつたら準備ができない、こういう見解なのかどうか。
【次の発言】 今理財局長からも話があつたように、一応この法案は解散前の国会において当委員会においては全会一致でパスした、本会議においても通過したのであります。参議院の本会議は……。従つて当然四月一日から施行されるような運命にあつた。厚生当局としては四月……

第16回国会 大蔵委員会 第8号(1953/06/26、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は輸出入銀行のほうは強いて要求しなかつたわけでありますが、この法案を作る必要な事態が起つたということについては、開発銀行の理事の中山氏がアメリカへ行つていろいろ折衝されたようでありますので、その間の事情を成るべく詳細に御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうするとあなたのほうではお借りになつたのは三会社分ということですね。その大体の筋はわかりましたが、とにかくいろいろ開銀と世界銀行との折衝の過程において、向うから要求した資料等が今後世界銀行から金を借りようという場合に参考となるというようなことはないですか。
【次の発言】 そうすると、今に総裁が見えるそうですが、その場合……

第16回国会 大蔵委員会 第9号(1953/06/30、3期、緑風会)

○小林政夫君 前回主計局長が御不在のために質疑を保留しておいたのですが、法人に対する政府の財政援助の制限に関する法律の適用を排除して法人に特別な財政援助をする。この対象となつておる会社というものの資料を要求したのでありますが、一応私はもらつておりますが、皆に配つてありますか。一応話を進める都合上、これは主計局長からでなくても法規課長でもいいですが、何と何の会社に適用されているかということを言つて下さい。
【次の発言】 国民金融公庫及び農林漁業金融公庫については、一般の法人とは違つて政府の助成によつて貸付利率等を特別に安くするということができることになつております。一つの特別なる法人に対して政府……

第16回国会 大蔵委員会 第10号(1953/07/01、3期、緑風会)

○小林政夫君 最後の二十億の政府買取りの分ですね、これをもう一度……
【次の発言】 一般の質問に入ります。昨日輸出入銀行法について例の政府借入について、何か私がちよつといなかつたのだけれども、予算総則で借入限度をきめなければならんということを前にあなたが発言なさつて、それは間違でしたと、入れなくてもよろしいことだというような答弁があつたそうですが、もう一度はつきりしたことを聞きたい。
【次の発言】 今の岡崎委員の質問に関連するのですが、一体この業務範囲の拡張ということは、いま銀行局長が述べたような理由もさることながら、大体先だつて以来私が問題にしておるように、店は開いたけれども一向に金の使い途……

第16回国会 大蔵委員会 第11号(1953/07/02、3期、緑風会)

○小林政夫君 ちよつと、説明の時に、前からいる人の便宜のために、前と若し変つた点があれば、それはちよつとここが変りましたということを言つて説明して下さい。
【次の発言】 もうお昼前で、時間もないようですから、簡単に説明の範囲の質問をいたします。ちよつと今関税定率法説明の中になかつたので、或いは御説明があつたとすれば重複になるならばいいのですが、附則の第五項と第一項にこうりやん、とうもろこしについて例の飼料、餌用のこうりやん、とうもろこしは二十九年一月一日から免税にする。それから今まではとりあえず七月三十一日までは全部免税、その免税規定は本年の末日まで。こう分けたのはどういうわけですか。

第16回国会 大蔵委員会 第12号(1953/07/03、3期、緑風会)

○小林政夫君 逐条的に……第三条の今度公共用財産という費目を行政財産の中に作つて、その中で国において直接公共の用に供し又は供するものと決定したもの、次に第三号の皇室用財産についても、又は供するものと決定したもの、この決定をしただけですぐ所属替をする、こういうことですね。
【次の発言】 そうすると予定されたものは所管換をする必要が起つて来たときの経理はどうなるのですか。今まで例えば大蔵省所管であつたものが、今度は宮内庁のほうへ所管換をすると決定したものという段階において、有償において振替えをする、こういうふうにやるわけですか。
【次の発言】 所管換の手続をするということは、経理的にはつきり授受を……

第16回国会 大蔵委員会 第13号(1953/07/07、3期、緑風会)

○小林政夫君 今副総裁、並びに政府委員からいろいろ説明を聞きましたが、このプラント輸出の重要性、大いにやらなければならんということはよくわかつておる。ここで問題になつておるのは、現在輸出入銀行には二百十億の資金がある、そのうちで今までの実績は最高ピーク時において貸付残が六十七億ある、最近は五十二億数千万円というような状態であつて、非常に余裕金があるわけです。百五十七億五千万円くらいの余裕金がある、そういうようなことは勿論、大いにプラント輸出をやらなければならん、その金が足りないというくらいになることは、我々望ましいと思つておるのですけれども、現実の事態はそのような余裕金が輸出入銀行にあるという……

第16回国会 大蔵委員会 第14号(1953/07/08、3期、緑風会)

○小林政夫君 一般会計の歳出の財源に充てるための緊要物資輸入基金からする一般会計への繰入金に関する法律案について、この緊特会計が融通証券を発行することができることになつておりますが、この融通証券の引受け予定先はどこであるか伺いたい。
【次の発言】 この条文の趣意から考えて、融通証券というのは一時借入金と殆んど変らないと思うのですが、やはり一年以内に償還しなければならないということになつておるのだから、それを一時借入金と融通証券とに分けた理由、両方を書いておかなければならん理由はどこにあるのですか。
【次の発言】 どうも最近の法律案を見ると、或いは説明を聞くと、前からこういう書き方になつておるか……

第16回国会 大蔵委員会 第15号(1953/07/09、3期、緑風会)

○小林政夫君 先ず第十九條の、ちよつといなかつたので、或いは逐條説明の時にお述べになつたと思いますが、政令で一定の金額を定めるというのはどういう趣旨で、丁度在外債務に見合う資産にプラスして、政令で全部定めるというのは、どういう方法でその金額を算出するのか。
【次の発言】 そういう気持、抽象的な説明はわかつている、読めば大体そういうことだろうと見当はつくのですけれども、いやしくもあなたのほうで定めると、一定のこれこれの金額を積立てろと言うのには、計算の基準がなくちやならない、それで在外債務に見合う在外資産の不足分だけでなしに、それにプラスアルフアーを加えるというのは、一体何割増しというように見る……

第16回国会 大蔵委員会 第16号(1953/07/10、3期、緑風会)

○小林政夫君 ちよつと、今のに関連して、今の百九十三条の二で公認会計士の監査を全部取つておるようなふうに了解されるように思われるが、政令で定めるもので資本金の額によつて、一億以下ですか、これは公認会計士の証明を取つていないはずですね。

第16回国会 大蔵委員会 第17号(1953/07/10、3期、緑風会)

○小林政夫君 そればかりではなしに……。
【次の発言】 法人と個への負担の問題ですが、私の調べるところでは、国税の方面においては勿論会社にもよりますが、個人のほうが軽いという事例が相当起つておりますが、むしろ地方税の面で非常に違うので、これは国税に関する限りにおいては、法人と個人との比較においては、法人のほうが軽いと言えないと思う。その点お調べ願いたいと思います。
【次の発言】 只今の御公述の法人税に関する部分は、方向としては私も全く同感なんですが、一般的税率引下げの時期の問題、金子さんは、将来今の特別軽減措置による軽減が相当の程度に達した場合には四二%の一般税率を下げるべきである、こういうこ……

第16回国会 大蔵委員会 第18号(1953/07/14、3期、緑風会)

○小林政夫君 証券業者の取引手数料はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 それは五百株以上と五百株以下という二段階ですか。
【次の発言】 この取引所の規定による取扱い手数料というものに対しては、大蔵省としてはこの引下げ等について指示する権限があるのですか。
【次の発言】 これは現行法の東京取引所の委託手数料、今飯田課長から述べられたのはそのようですが、最近これを引下げたとかいうが、引下げたとすればいつから引下げたということになつていますか。近頃のようにも聞いておるのだけれども。
【次の発言】 この証券取引法が昭和二十三年から実施されて以降のこの東京取引所及び大阪、できれば現在ある取引……

第16回国会 大蔵委員会 第19号(1953/07/15、3期、緑風会)

○小林政夫君 この法律によつて認められる地方起債は、予算で定められておると言うか、地方起債の総枠の範囲内で、この分は一応切られておる枠の外に出してもいいのかどうか。
【次の発言】 それに補足して、今年度の予算の地方起債の枠というのがありますね、その外ですか。
【次の発言】 そうすると、この予算説明書の十九ページにある「国の直轄事業に対する地方分担金を交付公債によつてまかないうることとする」という、この九十八億ですね。
【次の発言】 この九十八億の算定は具体的に二十八年度はこうだというこれは確実な数字なんでしようね。全部を交付公債で賄うのだとは限らないが、今の地方財政の状況から言つて、これに該当……

第16回国会 大蔵委員会 第20号(1953/07/16、3期、緑風会)

○小林政夫君 今の再保険料率が第五条の二項にこの算出の基準が一応記載してある。先ほどちよつと簡単に元受保険料率等の説明がありましたけれども、計数的に言つてみて下さい。この条項に即して。
【次の発言】 それで現在元受保険料はどうなつておるんですか。この船主相互保険組合の保険料は。
【次の発言】 この八円を、今のお話だと二〇%乃至二〇%は再保険料だと、こういうのですね。
【次の発言】 それが計数的にどうなるかと言つておるのです。その保険料の合計額から事務費が三〇%、あとの七〇%が保険料なんですね、基準となる割合がだから七〇%、七〇%を再保険料率とするわけですか、百から二〇%乃至三〇%を引いた……。

第16回国会 大蔵委員会 第21号(1953/07/17、3期、緑風会)

○小林政夫君 通産大臣御列席のところで、相互に聞いておいて頂いて質疑を展開したいと思つたのでありますが、委員長はたつての要望でありましたから質疑をいたします。  輸出入銀行の現状を見ますと、現在六月三十日末で五十六億二千万円の融資残がある。で、金は二百十億あつて差引き百五十三億八千万円の余裕金がある。その後多少移動しておるかも知れませんが、概ね百五、六十億の金が現在において余る。この点について、又運用面を見てみますと、食糧証券を相当百五十億程度に近いものを持つておるというような状態でありますが、大蔵大臣はこの現状についてどういうふうにお考えになつておりますか。

第16回国会 大蔵委員会 第22号(1953/07/21、3期、緑風会)

○小林政夫君 解散前の国会で資料を要求しておつたのですが、そのまま解散になつたのですが、諸外国の関税と、この揮発油税に相当するものと合せた税率及び我が国の関税とこの揮発油税とを比較して、成るべく広い範囲において彼此対照の一つ説明をしてもらいたい。
【次の発言】 資料によつてもう少し検討して見たいと思いますが、日本の場合で言うと、税引小売価格が二万二千円というが、物品税との比較から行くと、この二万二千円というのはメーカーから出る値段ではなかろうと思う。最近は一万五千円くらいと聞いているわけですが、そうすると今の一万一千円ということは七割強になるのですね。物品税の最高税率五割、これとの比較1におい……

第16回国会 大蔵委員会 第23号(1953/07/22、3期、緑風会)

○小林政夫君 今度の第十三条の改正で、公共用財産に公共福祉用財産が編入されて、従つて今までの公共福祉用財産についてはその用途廃止等の場合において国会の議決を要しないことになるわけですが、その公共福祉用財産として今残つているものは何と何がありますか。
【次の発言】 最近決算委員会において問題になつている虎の門公園は一応今の財産の区分で言うと普通財産ですね。そうすると二十八条の、今度改正規定になつておりますが、二十八条の規定を適用してこの第一項の第一号、二号、こういう一号の規定を当てはめることによつて、その虎の門公園は東京都に対して払下げることができるというような、具体的な事例としてですよ、この条……

第16回国会 大蔵委員会 第24号(1953/07/23、3期、緑風会)

○小林政夫君 この前事業用資産の説明ができなかつたのですが、それを説明して下さい。建設省のほうでも大蔵省のほうでも、どちらでもいいです。
【次の発言】 現金を事業用資産として経理するということはどうなんですか、今まででもほかの会計でやつておることなんですか。余つた現金を……。
【次の発言】 そういう現金を事業用資産として経理するというようなことは、一体どこがやるのですか。大蔵省か建設省か、特別会計を担当しているほうがそういう経理をするのか。
【次の発言】 共管ということはよく承知しておりますが、一体どつちが……、あなたのほうはただ報告を聞いたのか、建設省がそういうふうな経理を持つて来たのを呑ん……

第16回国会 大蔵委員会 第25号(1953/07/24、3期、緑風会)

○小林政夫君 この修正案提出の経緯ですが、解散前の国会におきまして審議をし、日ならずしてこういう修正を加えなければならない、こういうことについて、前国会においては我々は減税すればいいという減税法案のほうに主力が集中しておりましたので、こちらのほうも大分審議をいたしましたが、政府のほうでは、こういうようなことはあの法案が通つてから後に必要になつたのか、当時必要であつたけれども、これは二段構えで行こうということであつたのか、その点の経緯を明らかにして頂きたいと思います。
【次の発言】 私も実は解散になつて地方へ帰つたところが、酒屋さんから大分陳情を受けた、これはどうも疎漏の審議だということで甚だ赤……

第16回国会 大蔵委員会 第26号(1953/07/27、3期、緑風会)

○小林政夫君 本年度の税収見込額算出の基礎を御説明頂きたい。租税及び印紙収入の予算の説明、非常に簡単ですが……。
【次の発言】 取引高の見込みというのは、いろいろ証券界のことでもあるし、なかなか計算見込みも正確な見込みを推定するということは困難なことだと思いますが、あなたのほうの気持としては、これが最低だという気持ですか、どうですか。ただ今までの実績を十二分の七倍したということであるのか、そこに多少の修正を加えて、これよりも低いことはないという気持でやつておられるのであるか。
【次の発言】 税率を前国会提案よりも、取引業者の場合において五分下げたのでありますが、余りそう非常にその間においてガラ……

第16回国会 大蔵委員会 第27号(1953/07/28、3期、緑風会)

○小林政夫君 今度の改正案は解散前の国会で、質疑応答の過程において我我の表明した意見が相当取入れられ、附則において予算措置と非常に見合うようにできて、この点は至極満足の意を表します。ただ一点この前我が会派の杉山委員からもそういう意見の表明があつたのでありますが、先ほど平林委員からもいろいろ意見があつたようでありますが、益金という名前が甚だ適当でない。そうして而も四十三条の二十一、今度の給与準則の改正によつて、能率の向上により、収入が予定より増加し、又は経費を予定より節減した場合においては、従業員の給与改善に当てられる、こういうようなことになると、やはり本来税金なんだから、この益金ははつきり税金……

第16回国会 大蔵委員会 第28号(1953/07/29、3期、緑風会)

○小林政夫君 本案の審議の際における質疑応答によつて我々の意図は十分明らかでありますが、この際審議の過程において将来の当行運営、あり方等について十分我々の希望を入れて運用さす意味において、次の決議案を附して原案に賛成することを提案いたします。    決議案の要旨  一、日本輸出入銀行の行う輸出金融業務は、同行の本来の使命に鑑み、極力設備輸出に関する金融に重点を置いて運営するものとし、例外的に設備以外の製品に対する輸出金融を行う場合においても、例えば設備に附随する原材料、設備に準ずる製品その他日本輸出入銀行の融資によるのほか、他に金融の途がない場合に局限するものとすること。  二、日本輸出入銀行……

第16回国会 大蔵委員会 第29号(1953/07/30、3期、緑風会)

○小林政夫君 最近の借換国債ですね。これは一体金利は幾らなんです。
【次の発言】 計算して見ればわかりますが、それで一体何分の利廻りになります。今のあなたのほうの案で。
【次の発言】 特別減税国債は政府提案の理由といいますか、趣旨の説明によると、二十八年度限りということですか。
【次の発言】 産業投資特別会計法はこれは二十八年度限りというわけには行かないので、今後ずつと当分置かなければなりませんね。
【次の発言】 その中に特別減税国債による歳入という字が使つてありますね。そうすると、特別減税国債というものは二十八年度限りで打切るならば、その産業投資特別会計における新規資金源としては二十八年度二……

第16回国会 大蔵委員会 第30号(1953/07/31、3期、緑風会)

○小林政夫君 本題に入る前に、私議事進行と言うか、審議の仕方について一言要望をしたいと思いますが、大体衆議院がこの所得税法、法人税法、租税特別措置法、この法律案を未だに当参議院へ送り込まないということは非常に参議院の審議を極端に制約するものであつて、甚だ面白くないと思うのです。それで少くともこの歳入の根幹をなす所得税法、法人税法の改正案というものは予算と同時に、少々一日や二日の違いはいいが、殆んど本院へ送り込まるべきものであつて、今日まで遷延して、参議院へ送り込んで来ないということは参議院の審議を非常に拘束するものであり、又参議院を非常に軽視したものであると私は思う。だから私の説に皆さん賛同を……

第16回国会 大蔵委員会 第31号(1953/08/03、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は原案に賛成をいたします。なお、菊川委員の修正案には反対をいたします。  原案に賛成はいたしますが、只今菊川、平林、森下、各委員から反対討論がございました趣旨には大いに汲むべき点があり、政府としても今後財政規模の圧縮に努力をし、一般の減税の措置を講ぜられるように特段の努力を払われることを希望いたします。その減税の方向としては、特に低額所得者において十分なる減税の恩恵に浴せられるような意図を以て公正を期せられんことをお願いするものであります。  今回の改正案のうち、特に我々が不備と思いますのは、所得区分が七万円超が少くとも税率の面において増率になることであります。実質的には多少の……

第16回国会 大蔵委員会 第32号(1953/08/06、3期、緑風会)

○小林政夫君 この保証協会の保証業務ですが、今までの保証協会は物的担保を取る、更に連帯保証二つ、まあ相手にもよるのでしようが、もう十分物的価値がありながら、更に又連帯保証を取る、こういうようなことをやつて相当手続が煩雑なのですね。今度こういうふうなことをやられるということになると、特別法人にしてやつて行くという場合に、あなたのほうでは、もう殆んど相手が中小企業者であつて、特にその手続的なことについては非常に煩瑣になるわけであつて、折角できても、その手続が煩瑣なために利用が少くて、勢い市中の株主相互のほうへ走らざるを得ない、こういうことになつて来ると思うのですが、その点はどういうふうにお考えにな……

第16回国会 大蔵委員会 第33号(1953/08/08、3期、緑風会)

○小林政夫君 質疑は次回に譲るとして、この際資料を要求いたしたいと思いますが、私の要求する資料については日数がかかると思いますから、今要求しておきます。  信用協同組合及び信用金庫の状態を知る意味において、一、所在地、設立月日、信用協同組合として設立した月日、それからそれがいつ金庫になつたかということ、それから営業区域の大要、支店、出張所等の数を知りたい。  それから第二に、資金の運用及び営業損益、特に一として資金の種類については、組合員並びに準組合員の預金、一般預金、借入金、借入金は一体どこから借入れておるかという借入先の明細がわかればなお結構です。それから次は二として、資金の運用について、……

第16回国会 懲罰委員会 第1号(1953/05/30、3期、緑風会)

○小林政夫君 理事の互選は成規の手続を省略して、その指名を委員長に一任するの動議を提出いたします。


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 大蔵委員会 第1号(1953/10/30、3期、緑風会)

○小林政夫君 改正案はお手許に配付してあることでありますから、朗読を省略いたします。  この修正案を提案いたします理由は、前国会の末に衆議院側において修正をして参りました、特に輸出振興という見地から、輸出業者に対してフエーバーを与えるという趣旨から、輸出取引による収入金額の半分を最高限度として輸出取引額の、輸出業者販売業者については百分の一、メーカーについては百分の三を経費に見る、所得の計算上所得に見ない、こういう措置をとつたのでありますが、その中で下請業者の問題であります。輸出業者から直接に委託を受けた業者はフエーバーを受けるが、メーカーから下請をしたものはフエーバーを受けない、こういうこと……

第17回国会 大蔵委員会 第閉会後1号(1953/11/18、3期、緑風会)

○小林政夫君 総裁にこの裁定案について一応見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 監理官又は総裁、どちらでもいいのですが、先ほど午前中の今泉監理官の御説明によると、本年度専売益金が当初予算よりも八十八億くらい殖える、こういうことでした。先般の補正予算の五十億を繰入れて……。その八十八億というのは御案内の通り、私がかねて主張しておるように、税金相当分と純然たる企業努力の反映する企業としての収益、こういうものと、いわゆる益金を分けてもらいたいという主張をかねてしておるわけですが、そういう観点から見るとどういうふうになるのか、かねて私の主張はあなたに言つておるから、漠然とした言い方だけれども、内容……

第17回国会 大蔵委員会 第2号(1953/11/02、3期、緑風会)

○小林政夫君 私が提案者で租税特別措置法の一部を改正する法律案を出しております。この法案の内容は記内さんは御承知願つておると思いますが、多少字句においてミスプリントがあるので、あとで正誤表を出しますが、趣旨を一応まあ記内さんに了解してもらうために説明をします。  前国会の最後に改進党の人が主となつて修正されたようでありますが、要するに衆議院修正案として輸出業者及び輸出物のメーカーに対してフエーバーを与える。その際にその輸出物の加工をしたものに対しても同様にフエーバーを与えるのですけれども、輸出業者からの下請加工に対してはトレイスがはつきりできるからやる。ところがメーカーからの下請に対してはちよ……

第17回国会 大蔵委員会 第閉会後2号(1953/11/19、3期、緑風会)

○小林政夫君 この前の委員会における約束で、事務当局において特に通産、大蔵両省話合つて政令案の案を持寄つてもらうということになつておりましたが、その話合いがどうなつたかということを承わりたいわけですが、一応速記をとめて、いろいろまだ不明の問題もあるやに承わつておりますから、十分腹蔵のない両当局の御意見を聞きたいと思います。
【次の発言】 いろいろ懇談の結果、通産当局でも慎重に検討された模様であり、大蔵当局も偵重に検討された。その結果、かねて提案をしておる本案について、輸出のための物品の加工に対してメーカーよりの委託加工にフエーバーを与える。こういう点については、今の段階においては繊維関係だけで……

第17回国会 大蔵委員会 第3号(1953/11/04、3期、緑風会)

○小林政夫君 御出席を求めた趣旨を小委員に呑込んでもらつてお答えを願いたいと思いますが、もう一度繰返しますと、農業共済再保険の問題については地方農民のいろいろの批判もあるし、又我々殆んどの国会の都度といいますか予算審議の都度、この歳入不足補填の問題を取上げたというようなことで、これについては相当抜本的な検討を要するのじやないかということを痛感しておつたのであります。農林委員会においても、そういう見地から小委員会を設けて折角検討中であるということを承わつておりますので、今この保険制度そのものについての御検討がどの程度のところまで進んでいるか、又改正の方向等についてはどういうふうな御見解を持つてお……

第17回国会 大蔵委員会 第閉会後3号(1953/11/20、3期、緑風会)

○小林政夫君 只今の御説明で、今まで質的規制をやつておつたのを更に量的規制を加えて、金融引締めをやつて行くんだということでありますが、従来の質的規制についても過剰投資或いは二重投資という問題で、必ずしも我我の観点から言つて満足すべき規制は行われていなかつた。そして量的規制については高率適用その他でやつて行くようなお考えのようでありますが、もう少し具体的にどういう措置を取ろうとされておるか、或いは今の質的規制の場合においても、自主的に規制委員会を作つてやつておるようでありますが、そういう点はどのように総裁においては扱つて行くつもりであるか、もう少し具体的な御説明をお願いしたいと思います。  それ……

第17回国会 大蔵委員会 第4号(1953/11/05、3期、緑風会)

○小林政夫君 銀行局長から先ず総括的にこの年末、今月以降年末にかけての金融情勢、或いはどういう手を打とうとしておるかというような総括的な話を一応承わりたいと思います。
【次の発言】 坂口さんは公庫発足以来の初めての御出席ですし、我もまだ全然聞いておりませんから、特に年末金融についてということに限らず、公庫発足以来今日までの業務運用の実態等も併せて御説明願いたいと思います。
【次の発言】 銀行局長に先ずお尋ねしますが、年末金融で適正に手を打つて行くのだということでありますが、一番心配されておつた国庫金対民間収支の関係が二十八年度予算を通過せしめた直後に心配されておつたより、現実には非常に何といい……

第17回国会 大蔵委員会 第閉会後4号(1953/11/21、3期、緑風会)

○小林政夫君 これは森下さんに聞いたほうがいいかも知れませんが、法人税割の二割を国に譲るというのは、技術的にはどういうふうにやれという答申なのですか。
【次の発言】 税率を下げるだけですか

第17回国会 大蔵委員会 第5号(1953/11/06、3期、緑風会)

○小林政夫君 沼田さんにちよつと御質問しますが、あなたのほうはこの輸出業者と染色加工業者の中間、又絹織物等はやはりどこかのメーカーからお買いになると思うのですが、そうすると、あなたの説を敷衍すると、今問題になつているこの二次加工メーカーに対してやはり百分の三なんですか、百分の三のフエーバーを与えるということも適当でないということになるわけで、ひとり染め加工業者のみならず、お隣りの岸さんのほうの団体の織物製造、絹織物ですね、絹織物を製造する業者も、図案等についてはあなたのほうがイニシアテイブをとつてやるのだから、やる必要はない。要するに、あなたのほうの問屋へ百分の三のフエーバーをよこせ、こういう……

第17回国会 大蔵委員会 第6号(1953/11/07、3期、緑風会)

○小林政夫君 前回の際にもいろいろ御質問したのですが、その結果支払補填金の不足が生じた場合に、資金運用部資金等によつて補填をする、融資等によつて補填をするということであるが、資金運用部資金には余裕がない。結局農林中央金庫からの融資に待たなければならん。こういうような状態になつておると思うのです。ところが農林中央金庫の資金に依存するにしても、営農資金その他かなり通常の正当融資以外に、災害に伴う資金のしわが農林中金にかなり寄つてきておる。一応資料によつて見ると、三月末まではどうにか行けるのじやないかという気もいたしますが、それから先は非常に困難なように思う。最後に改めて、というか確認する意味におい……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 大蔵委員会 第2号(1953/12/02、3期、緑風会)

○小林政夫君 そうすると、大蔵、通産両省の打合せの趣旨を具体的な設例で以てはつきりとすると、第一欠メーカーをAとし、それから委託を受けて加工する第二次加工業者をBとして、又第二次加工業者から委託を受けて加工をする第三次加工業者をCとする場合に、Bはフエーバーを受けられるがCは受けられない、そうしてただその場合にAから直接Bが下請けをし、又CがAから直接委託を受けて加工するという場合においてはCもフエーバーを受けられる、こういう結論だと思うのですが、更にその場合に仕事の分量を、Aの分量を五十とし、Bの分量を三十とし、Cの仕事の分量を二十とした場合において、最初の設例であるAからBへ行き、BからC……

第18回国会 大蔵委員会 第4号(1953/12/07、3期、緑風会)

○小林政夫君 米国対日援助物資等処理特別会計は前々回ですか、一応特別会計を廃止するという案も出たわけですが、これで十三億三千余万円というものを一般会計に繰入れて、あと処理物資でどのくらい残つて、いつ頃清算がつくお見込みですか。
【次の発言】 もう一点今の特別会計の担当はですね、この特別会計の担当は通産省なんで、この前はいろいろ廃止したのちの事務処理の問題でなかなかデリケートなものがあつて、少し説明員のほうも困られたような点もあつたようですが、今どのくらいの人間でやつておつて、行政整理の際にはどういうふうになるのか、甚だ細かい立入つたことだけれども、こういう点から整理して行つたらという点ですがね……

第18回国会 労働委員会 第1号(1953/12/01、3期、緑風会)

○委員外議員(小林政夫君) 私は先ほどの山田委員の質疑に対する特調と労働省側との答弁に多少食い違いがあるというような気持がする。食い違いがなければ結構ですが、というのは、福島さんの話では、米軍の間接雇用の場合の管理費は丸抱えで米国側が全額負担である。国連軍のほうは今の段階においてはそうは行かない。こういうこと、それが一つ交渉の難点というふうに言われたと思います。山田議員の質疑の趣旨は、若し管理費を英軍側において負担をしないない、むしろ我が日本側において負担してでもこの際間接雇用に切替える、こういうことであつて、労働省……まあ安井さんは、おおむね山田さんと同様な趣旨において強硬に折衝をする。だか……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 経済安定委員会 第閉会後1号(1954/08/05、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(小林政夫君) それではこれより開会いたします。  私小林政夫でございますが、去る六月三日委員長に選任をいたされました。甚だ不束者でありまして、よく責を全うするかどうか危惧に堪えないのでありますが、各委員の御協力によりまして大過なく勤めさして頂けば幸いだと思います。どうぞよろしく。  それでは理事補欠互選の件についてお諮りいたします。去る五月二十九日本委員会理事苫米地義三君が委員を辞任いたされました結果、その後理事に欠員を生じていたのでありますが、この際理事の補欠互選をいたしたいと存じます。つきましてはその互選の方法は前例によりまして委員長の指名に御一任願いとう存じますが、御異議ござい……

第19回国会 経済安定委員会 第閉会後2号(1954/08/06、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(小林政夫君) それでは開会いたします。すでに登院なさつておつてちよつと差支えでまだ御出席にならないかたがございますが、昨日に引続いて日本経済の安定と自立に関する調査を続行したいと思います。  本日は最初に経済審議庁次長石原さんから我が国経済の現状とその見通しについて伺いたいと思います。
【次の発言】 御質問ございませんか。
【次の発言】 御質問ありませんか。
【次の発言】 これは大臣が見えて併せて御答弁願つてもいいと思うのですが、先ほど次長からの御説明、見通しの数字等については、大体二十九年度予算編成時の見通しと余り変りがない数字ですね。今八木委員から御指摘になつたように、最近の国庫……

第19回国会 経済安定委員会 第閉会後3号(1954/09/07、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(小林政夫君) それではこれから第三回経済安定委員会を開会いたします。  先ず経済審議庁次長石原君から輸出目標昭和三十二年度十七億四千万ドルということが先般の委員会において長官からも話があつたのでありますが、その内容について、地域別、品日別、年次別等について成るべく詳細に、又その目的が長官としてはかなり自信がある、相当確信の持てるデータに基いての推算であるということでありましたから、そういうことが我々として十分肯けるような説明をも加えて説明をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 御質問がありますれば、どうぞ……。  御説明によると今の計画で軽工業と重工業の比率が余りそう変つてないと……

第19回国会 経済安定委員会 第閉会後4号(1954/09/08、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(小林政夫君) それではこれから委員会を開会いたします。  昨日の審議の経過によつて本日に持越されたもので、この輸出の計画でありますが、特に商品別輸出計画について資料も配付されているようだし、その点について、一応詳細に説明を聴取すること、それから引続いて、財政投融資との関連において、開銀融資がその後の情心において当初と資金の配分の計画が変つている、その点を聴取すること、それから国内自給度の向上による外貨節約、特に輸入を今後三年間二十億ダラーに抑えるということ、そうしても現在程度の生活水準、産業水準に支障を来たさない、これはどういうふうにやつて輸入をその程度に抑制できるのか、新輸入計画と……

第19回国会 経済安定委員会 第閉会後5号(1954/09/09、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(小林政夫君) それではこれから委員会を開会いたします。昨日来から引続いて本日は特に物価政策に関連して存じたいと思います。先ず経審のほうにお尋ねしますが、今政府が意識的に政策を集中して、特に特定の物資についてコストを下げる、こういうものは一体何と何とを狙つておるのか。いわゆる言われておるところは石灰、鉄ということが言われておる。そのほかにまだあるのか。その点について一応概括的なことを……。それから重点を置いて引下げを図らんとしておる物資について、本日は通産省の公益事業局長が差支えて、石炭局長とそれから重工業局の製鉄課長が出席されておりますが、石炭と鉄についてどういう政策を総合的に進めて……

第19回国会 経済安定委員会 第閉会後6号(1954/11/08、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(小林政夫君) それでは第六回経済安定委員会を開会いたします。  最初に先般私と笹森委員と、鉄鍋及び石炭、硫安等の合理化の進捗状況を調査して参りました、その調査報告をさして頂きます。随行としては内田専門員と野村調査主事が同行してくれました。  基礎産業における合理化進捗状況の実態を調査するために、十月四日から七日まで広畑製鉄所、八幡製鉄所、三菱化成黒崎工場、三井鉱出野鉱業所において、石炭、鉄鋼、硫安の合理化の状況について現地視察を行なつた。  最近輸出の好調が伝えられ、九月には鉄鋼輸出も本年最高を記録したが、これは内需の減退から市場を海外に求めた結果であると見られる。一面著しい安値輸出……

第19回国会 経済安定委員会 第閉会後7号(1954/11/10、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(小林政夫君) それでは第七回経済安定委員会を開会いたします。  本日の議題は、日本経済の安定と自立に関する調査の中で、外資導入に関する件であります。先ず大蔵省為替局のほうから、外資導入の現況の説明を聴取して、それからまあ当然外資法、外国為替管理法、或いは日米通商航海条約等との関連における今後の問題点等について概論的に説明を聴取します。
【次の発言】 ちよつと数字的なことを先に聞いておきますが、外国投資家預金勘定ですね、今どのくらい預金がありますか。
【次の発言】 あとで詳しい数字は出してもらつてもいいのですが、概数的にどのくらいということは頭にないですか。

第19回国会 大蔵委員会 第2号(1954/01/28、3期、緑風会)

○小林政夫君 政務次官は替られたので、今までのこの委員会における審議の経過がわかつていないと思うのですが、そこで申上げるのでありますが、このたばこの定価の決定について、当委員会においては二年ほど前からいろいろ意見が出ておつて、今の専売益金というようなことは余り好ましくないのじやないか、むしろ製造価格と税金ということをはつきり分けたらどうか、公社当局に対しても、又監理官に対しても、そういう意味で一つ案を立ててみたらどうか、研究してもらいたいということを言つておるわけです。そういう点について、次官は最近ですから、研究されたかどうかということをお聞きするのも何だと思いますが、部内において、この機会に……

第19回国会 大蔵委員会 第3号(1954/02/02、3期、緑風会)

○小林政夫君 この提出されておる資産の資料についてちよつと説明して頂きたい。
【次の発言】 ちよつと、ここに品目がいろいろ挙つていますが、こういうものがこれだけ残つておることについて、果して処分できるか、処分するとすればかなり減価をしなければならないというような点にも触れて説明をお願いいたします。
【次の発言】 残つておる物資は僅かですが、これは勝手にこちらでデイスカウントしても差支えないのですね、それと見返資金との関係はどうかということが第一点。それから未収債権、それが若し回収不能に陥つた場合は一体どういうふうな日本側において責任になるのか、その点を伺いたい。

第19回国会 大蔵委員会 第4号(1954/02/11、3期、緑風会)

○小林政夫君 今の税収見込みの中で、大蔵大臣、経審長官等は二十九年度においては物価を下げる、できれば一割程度の範囲において下げるということになつているにもかかわらず、この税収見積りのほうでも、申告所得税或い法人税等において物価は二十八年度に比べて上るようなことで計算されておるのみならず、相続税の場合におきましては、二十九年度の登記率を二十八年度に対して三〇%ということで予定してある、こういう点はどうなんですか。
【次の発言】 もう一点、法人成の見込みでありますが、その法人成の速度といいますか、前年度よりも、この二十八年度或いは二十七年度に比べて、二十九年度はかなり法人成は阻止されるのじやないか……

第19回国会 大蔵委員会 第5号(1954/02/12、3期、緑風会)

○小林政夫君 最近の新聞の報道するところによると、かねて池田構想というようなことで伝わつておつたオーバ一・ローン解消について、日銀の政策委員会に大蔵省代表から案が呈示されたというふうに報道されております。一応いろいろ各方面と協議の結果、案がきまつたことと思いますが、大蔵省としては現在どういうふうな構想を持つておられるか。その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 その日本の再建及び経済開発に役立つている長期資金というものを、どういう機構で選ぶか。日本銀行と当該銀行或いは開発銀行、長期信用銀行というふうなことでやるのか。それは自主的にやつて行くのか。そのやり方ですね。

第19回国会 大蔵委員会 第6号(1954/02/16、3期、緑風会)

○小林政夫君 造船所の事情はどつちが考慮するのですか。
【次の発言】 先ず主計局のほうへ質問しますが、この利子補給及び損失補償が、当初内閣提出よりも大巾に修正を要する、そういうことについて、主計局の判断、運輸省ではなくて、主計局としては、一体ああいうような大巾の修正をする必要があると認めておられるかどうか。
【次の発言】 二十九年度の予算に計上された三十六億二千九百万円の算出の基礎、これをもう少し詳細に知らせて頂きたい。
【次の発言】 これはまあ六次、七次、八次、九次、十次、こういうわけですか。この十次まで取上げた……、どういう基準でそこまで取り上げるのかというようなことはどうですか。

第19回国会 大蔵委員会 第7号(1954/02/18、3期、緑風会)

○小林政夫君 前回のときに、今度の取締法案について大体まあ本日ぐらいまでには公表ができるというようなことでありましたが、一応その投資機関に対する取締法案及び証券法の一部改正、この臨時金融機関に対する取締法案の内容について説明を願いたいと思います。
【次の発言】 先ず今の説明を受けた中で伺いたいのは、媒介手数料、これは聞くところによると、株主相互金融あたりで約束したまあ株を持てば、その株、出資額、保有証券額の何倍か、三倍とか五倍とか……、その必要がないものがあつたときに、その権利を放棄してそして誰かに譲る、それが権利料として、借入れができるという権利を……、まあ私が権利を持つており、河野さんにそ……

第19回国会 大蔵委員会 第8号(1954/02/23、3期、緑風会)

○小林政夫君 日本銀行券預入金等を廃止する法律案について、特に政務次官に提案理由で触れてもらいたかつたと思うのですが、お伺いしておきますが、先の在外公館借入金或いは今後出ようとしている在外財産処理方針等との関連を考えて、公平な配慮をされての提案であるかどうかという点についてお伺いしておきます。
【次の発言】 細かいことはあとで尋ねますが、大体提案理由に当然触れらるべきだと思つたのでお尋ねしておるわけですが、先に措置をした在外公館借入金の、返済に対する措置及び近く調査会等の答申を待つて処理されようとしておる在外財産処理等との権衡を考えて、日本銀行券預入令等を廃止する法律案の経過措置が考えられてお……

第19回国会 大蔵委員会 第9号(1954/02/25、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は本案に賛成をいたします。特に政府当局においても、閣議決定によつて、地方自治体、公共団体が、今後財政の事情と睨み合せて、この宝くじの納付金に財政収入の一部を依存するということは漸減して行こう、こういう閣議決定がなされておるのでありますが、私も非常にその点は多とするところでありますが、どうか初志を貫いて、成るべく速かな機会にこの当せん金附証票による財源収入というようなことのないように、こういうような投機的なことが行われないようにするように努力を願うということを条件として賛成をいたします。なお只今成瀬委員からも御質問がありましたが、この競輪或いはモーター・ボートレースというようなも……

第19回国会 大蔵委員会 第10号(1954/02/26、3期、緑風会)

○小林政夫君 従来の地方税法による入場税と違つている点、それを特に強調して説明して下さい。
【次の発言】 先ほど説明があつたのですが、ちよつと聞き洩らしたり、理解できなかつたりしたものですから……。今度国税に代つて、国税徴収法の適用を受ける。そうすると、今までの地方税であつた場合における徴収法関係の相違というものは具体的にはどうなるのですか。
【次の発言】 ああそうですか。
【次の発言】 ということはどういうことかな。
【次の発言】 別途予定しているというのは何ですか。
【次の発言】 率はきまつておりますか。
【次の発言】 今の説明で、十二条の第二項の但し書と書いてありますね。本文で言うと三十……

第19回国会 大蔵委員会 第11号(1954/03/02、3期、緑風会)

○小林政夫君 先ほどの松田理事の説明で、三カ年据置、十二カ年ですか、このことは一体いつからの融資についてそうなのですか。一次――四次については見返資金の引継ぎの分で今開銀で責任を持つておられるものがある。こういうものについてはどうなのか。それから今の償還期限が来ておるというものが二十八億ということで、まあ延滞になつておるのが二十八億ということでございますが、一次以降のものについてはどうなのですか。それを含めてそうなのかどうか。
【次の発言】 もう一つ、そうすると、第一次はこれで見ると二十二年頃でしよう。二十二年八月入札が実施されたことになつているので、二十二年の少くとも末頃に第一次の融資が出た……

第19回国会 大蔵委員会 第12号(1954/03/03、3期、緑風会)

○小林政夫君 細かい逐条的なことは後にして、大局的なことで伺いたい。  通関手続簡素化のいろいろの条約、それから今度はガツトで、今は有効ではない、効力は発生しておらないが、通関手続等についてはいろいろ協定をいたしております。ああいうものと照らし合せて、今度の関税法の全面改正が、将来ああいう国際協定と、まあ現在結んでいる国際協定は、勿論抵触しないが、将来あのガツトの通関手続関係の協定が、まあその通り有効になるかどうか。これはアメリカ等の態度によつて変るかと思いますが、なつたとしても、この関税法で十分やつて行けるか、抵触する点はないかどうか。

第19回国会 大蔵委員会 第13号(1954/03/04、3期、緑風会)

○小林政夫君 請願及び陳情につきまして、小委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。三月二日第一回の小委員会を開きまして、各委員の意見及び政府の見解を十分に聴取いたしまして、慎重に審重をいたしたのでありますが、その結果は次の通りであります。  請願第百三十九号は、群馬県藤原ダム建設工事のため犠牲となる地元民の移転補償費は最小限の更生資金であるから、これに対しては当然補償費免税の処置を講じ、犠牲者の不安動揺を防止せられたいとの趣旨であり、  請願第四百三十三号は、福島県におりる葉たばこの耕作期間中の不良天候、特に冷害による減収は予想以上のものがあり、農家経済に及ぼす影響は誠に憂慮すべ……

第19回国会 大蔵委員会 第14号(1954/03/05、3期、緑風会)

○小林政夫君 先般来、運輸省事務当局に質疑をし、又開銀の事務当局にも質疑をしたのでありますが、本日は開銀の最高責任者たる総裁が見えたので、特にお伺いしておきたいと思いますが、この造船融資について、いろいろ従来開銀の融資について開銀は自主性を持つてやつたのだ、資金の大枠については国の計画によつて、造船関係幾ら、合成繊維幾ら、或いは鉄鋼幾らというふうにきまるけれども、その個々の誰に融資をするかということは、開銀独自の判断で自主的に決定するということは、総裁みずからもこの委員会でおつしやつたこともあり、又大蔵当局も常に繰返しておるのでありますが、造船融資についても開銀はやはり自主的に本当にやられてお……

第19回国会 大蔵委員会 第15号(1954/03/09、3期、緑風会)

○小林政夫君 この廃止に伴う経過措置として附則にずつと挙げてありますが、これが提案されておる予算書と睨合せてどういうふうに処理されておるのか、一応説明してもらいたい。
【次の発言】 それが予算書に現われているんだろうから、その第三項によつてどれだけのものが予算のどこにどう計上してあるということと併せて説明して頂きたい。
【次の発言】 その自動車とかそういうものは一般会計、そうするとどこで国有財産として管理するのですか、動産として。
【次の発言】 そうするとまあ具体的にいうと、この特別会計の担当係が使つておつた什器等をいうわけでしようね。それでそれは通産省の他の課或いは係において使うと、こういう……

第19回国会 大蔵委員会 第16号(1954/03/11、3期、緑風会)

○小林政夫君 先ほど特に触れられた法人税の特別減免措置ですね、これは私も二年ほど前から言つているのですが、先ほど挙げられた再評価による償却増による法人税収の減収ということを私は取上げ、この特別減免措置の中に入れての法人税の減収と見るべきものでないと思いますが、そのほかの挙げられた問題については、私もまあ今最近の資料を要求中なんでありますけれども、税制調査会においてどの程度論議されたか。最近大分、中小企業者等も知つて参りましたが、こういう表面税率四二%であつても、実際には三二・三%とかいうようなことを知つてないのです。余り知れておらないと思うのです。そういう点はどの程度論議されたか。

第19回国会 大蔵委員会 第17号(1954/03/12、3期、緑風会)

○小林政夫君 トラツクで国内の税負担はわかるのですけれども、例えば今のあなたのほうで出されておりますガソリン税の諸外国との比較をしてみると、日本はかなり安いということになる。それで、前国会においてもかなり下げるべきじやないかという意見も強く出たのですけれども、外国等と比較してみると、そう高くないじやないか。国内の税体系からいうと、その最高率のものではあるけれども、諸外国と比べると必ずしもそうでない。こういうような反論がかなり強く出て、そこで今お話のトラツク一台当りの公課の負担比較ですね、租税公課のガソリン税はこういうふうになつておるけれども、例えばイタリア、イギリス等においては、その他の今あな……

第19回国会 大蔵委員会 第18号(1954/03/15、3期、緑風会)

○小林政夫君 出資の受入、預り金及び金利等の取締に関する法律案と証券取引法の一部を改正する法律案、これは前から審議中であるといつてもいいことですが、法務大臣、副総理等の出席はどういうようになつておりますか。
【次の発言】 もう大分日にちも経過しておるし、どうも予算委員会等の審議の関係で、どうもこの委員会には出席でき難いのではないか、そういうことで、明日私は予算委員会で質問をすることにしました。ついては、政府のほうにおいては、特に銀行局長は本委員会における審議の経過は十分御承知のはずでありますから、大蔵大臣、法務大臣及び副総理において、私の質疑に対して十分な答弁ができるように、ただ銀行局長の関係……

第19回国会 大蔵委員会 第19号(1954/03/16、3期、緑風会)

○小林政夫君 予定納税及び予定申告、これについて念のために条を逐つて説明して下さい。
【次の発言】 医療費控除なんかはどうかね。
【次の発言】 だから前年度に医療控除を受けている、医療費の控除を受けていれば、その控除をした分で納めた税金通りでやるということになりますか。元に戻すのですか。
【次の発言】 そんなふうに読めるかね。そんなことはない。
【次の発言】 それならよろしい。
【次の発言】 その点国税徴収法の第三十一条ノ六第二項、第五項但書と関連するんですか。
【次の発言】 前に遡りますが、二十一条の二ですね、予定納税基準額で、この差引き源泉徴収されたものはやはり同じ年の源泉徴収された税額で……

第19回国会 大蔵委員会 第22号(1954/03/22、3期、緑風会)

○小林政夫君 先ず関税定率法の第五条の便益関係について、従来この条文によつて行われた具体的な事例をお聞かせ頂きたい。
【次の発言】 大体、昔の条約国というか、この特別な規定による便益を受けない国という意味は、条約上不利な扱いを受けておるということではないわけですね。
【次の発言】 十五条の第一項の八号「航空機の発着又は航行を安全にするため使用する機械及び器具並びにこれらの部分品で政令で指定するもの」これを免税する。これは、航空機に関するこういつたものを特に免税にしなければならん、こういう理由はどういうところにありますか。
【次の発言】 その慣行ができるに至つたのは、例えばパン・アメリカンだとか……

第19回国会 大蔵委員会 第23号(1954/03/23、3期、緑風会)

○小林政夫君 この法案は、為替専門銀行を作つて貿易金融を整備すると言いますか、一歩その段階へ踏み切るということですが、それと関連して、貿易金融を正常化するという意味において、外貨ユーザンスのことについて大臣はどういうような御方針でおられるか。当面輸入ユーザンス等をやらない、当面の措置としてはそういうことをやつておられますが、そういうことについてどういうふうな御見解でおられるのか。当面の措置と将来の方針と併せて……。
【次の発言】 私も本案に賛成をいたします。賛成するに当つて特に要望を附して置きたいのでありますが、本行の公共性並びに国際性に鑑みて、金融界或いは貿易界、生産界、各界の心からなる協力……

第19回国会 大蔵委員会 第24号(1954/03/25、3期、緑風会)

○小林政夫君 今提案理由の説明を承わつたもので、是非三月三十一日までに上げなければならんという御見解のものがありますか。
【次の発言】 この提案理由の説明でしばしば出て来る在外財産問題調査会から内閣総理大臣に対する答申、これは新聞紙上等では拝見いたしましたが、一応正式なものを資料として出して頂きたい。提案理由説明と殆んど同じぐらいのウエイトを持つておると思いますから。
【次の発言】 今の点で今の問題にあてはまるかどうかわかりませんけれども、防衛分担金と安全保障諸費との関連です。防衛分担金から出してやるものと、多少こちらでやるという問題があるのではないか。

第19回国会 大蔵委員会 第27号(1954/03/28、3期、緑風会)

○小林政夫君 今の便益関税とか、複関税とか、報復関税をやるときに、審議会には諮問しますか。
【次の発言】 植木政務次官に伺いたい。これは関税定率法の問題のみならず、税法諸法案について、本日の委員会の開会に当つて委員長から発言がありましたが、特に我々緑風会は衆議院に足を持つておらない。こういうような予算と裏腹の法案は、何回も今まで衆議院の審議を促進するようにというようなことを言つて、予算案を参議院へ送付すると、日ならずして、或いは同日、或いは遅れてもせいぜい二、三日くらいの後に上つて来るようにすべきものだと思うのです。特に政務次官は衆議院議員であるが、衆議院の審議促進についてどのような努力をされ……

第19回国会 大蔵委員会 第28号(1954/03/29、3期、緑風会)

○小林政夫君 二十九年度の食糧の需給について数量的に説明してもらいたい。
【次の発言】 二十九年度の食管の予算ですが、これは予算委員会で当然検討があつたでしようが、いろいろ報奨金類は基本米価に織込むようにすると、こういう方針だということなんですが、実際の予算はどういうことで編成されてあるのですか。今提出されておる予算は。
【次の発言】 予算では、米価というものを、二十八会計年度においては大体七千七百円であつたものが、今度は八千七百九十五円と見ておる。二十八年度は減収加算金その他を含んで八千二百円である、それがこの説明書によると八千七百九十五円になつておるわけですが、これはどういうわけでそういう……

第19回国会 大蔵委員会 第29号(1954/03/30、3期、緑風会)

○小林政夫君 国民金融公庫の二十九年度の資金繰りについて、既往の資金の需要の伸び等を勘案して、予算書に計上されておる程度の新規資金の増で間に合うのかどうか、こういう点について率直な総裁の御意見を承わりたい。
【次の発言】 只今の二十九年度の融資申込み千四百億と推定されたのは、従来の申込み増加割合に対して、本年度の庶民金融に緊縮財政その他によるしわ寄せを考慮して四割五分の増量を見込まれたということでありますが、なお二十九年度においては恩給証書担保貸付も新規に行われるわけでありますが、その恩給証書担保貸付による増加申込みも含めての千四百億でありますか。

第19回国会 大蔵委員会 第30号(1954/03/31、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は全体の質問に入る前に、内藤さんは衆議院の大蔵委員会における有力者、長い間の理事であります。どうもとかく最近衆議院から本院へ廻つて来る諸税法が非常に遅いのです。予算と裏腹の、裏腹といつても、特に歳入予算の大宗をなす税法についての衆議院の意思決定ということは、おおむね予算に対する意思決定と同時、或いは遅れても一両日というようなところでなされて然るべきだと思いますし、その意味において、当参議院の予算委員会においては、第十六国会或いはその前においても決議をし、本院の議長を通じて衆議院の議長に申入れをいたしたはずでありますが、今国会においても殆んどその申入れは実行されない。而も政府原案……

第19回国会 大蔵委員会 第33号(1954/04/09、3期、緑風会)

○小林政夫君 今の御説明で、中野さんの御提案になつたものと政府提案との案の相違は明らかになつたのでありますけれども、実際のこの法案の審議というか処理の問題ですが、この政府提案のほうには、はつきりとやはり同様にダイヤモンドの処理が語つてあるのですね。あなたのお考えでは、あなたの提案された法案を通せば、こつちのほうからはダイヤモンドだけは抜くべきだ、こういうことになるのですか。
【次の発言】 大体その御趣旨は了承できたのですが、率直に結論的にあなたの御意図を忖度してはつきり確認をいたしますと、中野さんの御意図は、ダイヤモンドだけは今はつきりと状態がわかつた。だから一応ダイヤモンドの処理に関する法律……

第19回国会 大蔵委員会 第34号(1954/04/12、3期、緑風会)

○小林政夫君 本案の衆議院における態度が決定しないために、参議院においては予算の結論を出すこともできない。相当我々としては、この入場税法案及び入場譲与税法案については、二十九年度予算の骨格の一部、重要な支柱をなすものであるというような考えを持つておるわけでありまするが、この点について大蔵大臣は、只今の衆議院における修正を、この自然成立した二十九年度予算との関連においてどのようにお考えになるのか。その点を最初にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 今の私の質問は二点あつたので、もう一点御答弁を願いたいのですが、次の点は、こういうふうに衆議院において修正されたことが、大蔵大臣としてお考えに……

第19回国会 大蔵委員会 第35号(1954/04/13、3期、緑風会)

○小林政夫君 一応わかり切つた条文もありますが、質問を誘い出す意味において一応読んで、説明をされたい。政府のほうで……。
【次の発言】 その説明が、全部読まなくても、一応括弧を除いて、例えば四項なら四項について、括弧を除いて読めばすらつと頭に入る。それで、特に括弧はこういう意味なんだと、あとでそれを説明して頂きたい。
【次の発言】 「左の各号に掲げるものを除く。」という、この一から四までは、今の説明だと、資本金が五千万円以上のものも除かれるわけですね。
【次の発言】 そうすると、一体、法文の書き方として、こういう書き方では甚だ紛らわしいのですが、すらつと読むと、五千万円以上のものは除かれない。……

第19回国会 大蔵委員会 第36号(1954/04/16、3期、緑風会)

○小林政夫君 第二号に書いてある「超過再評価を行つた減価償却資産のうち前号の規定に該当しないもの」とありますが、これは個別であつて、従つてここに「金額を加算して算出した金額の合計額」と、こういうことになるのですね。
【次の発言】 そうすると、どうもこの五項全文の書き方はこれでいいんでしようけれども、減価償却資産というような言葉、これは法人全体を通じてのことですけれども、ただ減価償却資産、ただ資産というふうに言い放しである場合には、常に個々の資産であつて、その複数の場合には常にその資産の合計額、こういうふうに頭に入れて読めば間違いないのですかね。

第19回国会 大蔵委員会 第37号(1954/04/22、3期、緑風会)

○小林政夫君 それでは一点だけ。  第五条の第二項で、これは読めば趣旨はわかるのですが、一つ政府のほうからこの立法の趣旨を説明して下さい。
【次の発言】 そうすると、その逆は、公庫のほうからいうと、結局そのときは棒引きだ、回収未済のものは棒引きだということになるのですか。
【次の発言】 第一条の中で財政法第四十三条の三……。
【次の発言】 四十三条の三の改正で、先ほどの説明で大体わかるような気もするのですけれども、この中の翌年度というのは、繰越明許によつて繰越す年度なのか、その繰越が許された年度の次の年度ですか。
【次の発言】 具体的に言うと……

第19回国会 大蔵委員会 第38号(1954/04/27、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は東委員とは多少違つたニユアンスを以て質問をするわけですが、東委員等の提案された積雪寒冷地帯等に対しての予算の繰越使用を円滑にするという趣旨は、或る程度止むを得ない点もあろうかと思うのでありますが、といつて国の財政をルーズにするということは望ましいことではない。(「賛成」と呼ぶ者あり)で、そういう点から今度の財政法等の一部を改正する法律を検討してみると、先ず第一に、第十五条の債務負担行為の年限というものが今まで原則として三カ年間であつた、それを今度五カ年間にする、こういうことは、十五条の規定を見ると、いろいろの場合においてかなり三年の原則を破つて、長期に亘つて債務負担行為をする……

第19回国会 大蔵委員会 第39号(1954/05/06、3期、緑風会)

○小林政夫君 今の企業再建整備法ですがね、非常にこみ入つた法案がこういう会期末に出て来たということについては、政府のほうの意図は、会期が延長になるということを前提としての提案なのか。この本来の会期中にこういうものについて国会の結論を期待しておられるのか。その点はどうなんですか。
【次の発言】 この会期中に結論が出れば望ましいということであつて、是非何でもこの八日までに結論を付けなきやならんという事情があるのですか、ないのですか。
【次の発言】 今度の国税移管に伴つて納税義務者が変つたわけですね、従来は入場者が納税義務者であり、そうして経営主が特別徴収義務者であり、今度は経営者が納税義務者という……

第19回国会 大蔵委員会 第40号(1954/05/07、3期、緑風会)

○小林政夫君 そうすると保税工場と実質的な取扱いは大体同じでありますか。
【次の発言】 その工場には何か特別の表示等をさせるのですか。
【次の発言】 この「当分の間、」というのはどのくらいのことを考えておりますか。

第19回国会 大蔵委員会 第41号(1954/05/10、3期、緑風会)

○小林政夫君 請願及び陳情につきまして小委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上けます。  五月七日、第二回の小委員会を開きまして、各委員の意見、及び政府の見解を十分に聴取いたしまして、慎重に審議をいたしたのでありますが、その結果は次の通りであります。  請願第二千百十五号は、旧海仁会並びに海友社の施設及び附属物は、過去半世紀以前から旧海軍軍人の零細な醸金を根基として造営して来たものであるから、その施設及び附属物の今後の転換処理に際しては、絶対に営利団体、又は個人的利得の対象としない処理方法を実施するよう、特別の考慮を払われたいとの趣旨であり、  請願第二千三百七十五号は、農山漁村におけ……

第19回国会 大蔵委員会 第42号(1954/05/11、3期、緑風会)

○小林政夫君 資金の使途ですが、連合委員会のときにもずつと引続いて、今日まで全然まだ予定がない、こういうことですが、私が外務との連合委員会の席上で質問をした明くる日だと思うのですが、四月二十一日の日本経済に、いとも詳細な使用計画が出ている。私はそのときに、まだ確定はしておらないでも、少くとも政府の原案なり、米当局と交渉をする腹案というものがあのるではないか、それを知らしてもらいたい、こう言つたのに対して、それもないのだ。大体今お述べになつておる通りの御答弁で今日まで一貫しておるのですが、この日経の記事によると、審議庁の総務部長は米大使館と正式交渉に入ることになつた。云云と書いて、腹案がちやんと……

第19回国会 大蔵委員会 第43号(1954/05/12、3期、緑風会)

○小林政夫君 ちよつと関連して。今の勧銀はここで設けられた在外資産勘定というものを設けないのですか。
【次の発言】 今、銀行局長自身も、こういう措置ができることは予期しておらなかつた、この法律で初めてそういうことができるようになつた。いわんやその打切られた預金者等は、もう駄目だと思つて通帳等は焼いてしまつておると思います。焼いていますよ。我々も焼いたし……これはその場合に銀行のほうで確認できれば払つてやるのか、そこの証書書類の焼亡というものはどの程度立証するのですか。
【次の発言】 確定評価基準と第三次再評価基準との関係はどうですか。

第19回国会 大蔵委員会 第45号(1954/05/19、3期、緑風会)

○小林政夫君 資本充実のための資産再評価等の特別措置をやる、こういうことで、その趣旨等は提案理由の説明で知つておるわけですが、今度衆議院における修正について大臣の見解、当初の狙いと睨み合せて、大臣としては、賛成投票をされたようだから、同意されたんでしようけれども、どういう見解を持つておられるか、率直に意見を承わりたい。
【次の発言】 大臣の気持はそういうことですが、理財局長はこの衆議院の修正については………。
【次の発言】 理財局長の答弁と大臣の答弁が同じでは困るのです。趣旨は同じであつてもいいですが、もつと数字的な結果が、四割の場合にはこうだ、それが三割になつた結果によつてどういう具体的な影……

第19回国会 大蔵委員会 第46号(1954/05/20、3期、緑風会)

○小林政夫君 相当この交渉を始めてから今日まで時間をかけていますね。ここが問題点だつたのか。
【次の発言】 先ず条約のほうを伺いますと、英文のほうを見るとわかるのですが、これは文章の間違いじやないかと思いますが、第三条の(3)はこれでいいのですか、書き方は。特に後段のほうで「独立の立場でその恒久的施設を有する企業と取引を行つたと仮定した場合に取得しうべき産業上又は商業上」、いいですか。
【次の発言】 その実態はわかつておるのですが、(3)の後段のほうの「独立の立場でその恒久的施設を有する企業と取引を行つたと仮定した場合」は、「企業として取引を行つた」ということはどういうことになるのですか。

第19回国会 大蔵委員会 第47号(1954/05/21、3期、緑風会)

○小林政夫君 第三十七条の「所轄国税局長又は所轄税務署長」の調査ですね、調査は一体どの程度にやるのですか。こういう誤りを発見するに適当なだけ調査をするということなんでしようけれども、具体的にはどういうふうに調査されるのですか。
【次の発言】 例えばぎりぎりまでの再評価資産のところまで行つて、値踏みをするところまでやるのか。書類の計算が、ただ書類だけを調査するということでもないようでありますし、具体的な調査ぎりぎりのところまで、徹底的に調査するとは一体どこまでやるのだということを……
【次の発言】 併し更正するわけですからね、これは。ただ合計額だけの問題を言つているのじやなくて、いろいろこの陳腐……

第19回国会 大蔵委員会 第48号(1954/05/25、3期、緑風会)

○小林政夫君 先ず附則のほうで、従来、調整勘定を設けておつた金融機関は、再評価積立金を資本に組入れてはならない、こういうことになつておつたのを、附則で改正をして、調整勘定があつても再評価積立金というものを資本へ組入れてよろしいのだと、こういう改正にしようとしておるわけですが、事務当局に尋ねると、それは一応そういう途は開くけれども、行政措置で十分措置をして、本来調整勘定に帰属すべき再評価積立金については資本組入れを認めないように自信を持つて指導をすると、こう言つておるんでありますが、大臣はどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 銀行局長からは直接聞いておらないのですけれども、銀行課長が……

第19回国会 大蔵委員会 第49号(1954/05/26、3期、緑風会)

○小林政夫君 今の資本組入れの点については、金子さんの御意見ははつきりしたのであります。即ちまあ一応大して望ましいことでないけれども、積立金の四〇%資本組入れということは承認する。むしろそれでよろしい。但し配当された場合において配当制限を二〇%にせよ。こういうことであります。この法律の中にあつたと思うのでありますが、最低限度の再評価をしない場合に、衆議院においてはやや原案を修正して、一五%の配当制限を二〇%の配当制限とした。この点については、修正を是とお考えになるのか、非とお考えになるのか、原案と比較してどうか、そういう点が一点と、それからもう一つの場合は、減価償却を法定の九〇%までしない場合……

第19回国会 大蔵委員会 第51号(1954/05/28、3期、緑風会)

○小林政夫君 今の管財局の第一課長の説明によると、この「譲与することかできる。」と書いてあるだけで、今のような実際措置ができることになるのか、法律解釈として……。
【次の発言】 譲与ということは無償譲渡ということですね。
【次の発言】 第一条の修正でありますが、これが拡張解釈される虞れがあるというのは、具体的にはどういうことを予想されましたか。削除しなければならんというのは……。
【次の発言】 銀行局長にお尋ねしますが、これを削除したことによつて、当初あなたのほうで取締の範囲として考えておつたことが、狭まるという虞れはないと思われますか。

第19回国会 大蔵委員会 第52号(1954/05/29、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は本案に対して次のような修正を加えたいと思います。修正案を朗読いたします。   第十七条第一項及び第十八条第一  項各号列記以外の部分中「百分の二  十」を「百分の十五」に改める。  政府原案は、配当制限の比率が私の修正通りになつておつたのでありますが、衆議院において修正いたしまして  二〇%というふうにしたのでありますが、現在の株式会社の配当率を考えてみると、二〇%ということは全く制限の意味をなさない。まあ一五%でも事柄によつては不十分だと思いますけれども、政府原案のほうがベターである、こういう意味において私はこの修正を提出するのであります。  なお修正部分を除く原案について……

第19回国会 大蔵委員会 第53号(1954/05/30、3期、緑風会)

○小林政夫君 主税局長、昨日のあれ計算できましたか。
【次の発言】 率を据置いた場合は。
【次の発言】 この際この法律案に結論をつけることも如何かと思われるところもあり、先の懇談会におけるいろいろな皆さんの意見を斟酌して、私は発議者の菊川さんには甚だお気の毒ですけれども、まあ大体その趣旨を汲入れて、次のような決議をすることによつて、まあ提案者の全面的な意向は汲みとれませんけれども、大体その方向は包含できる、こういう意味においてこの本委員会の決議をして、特に給与取得者に対する税負担の軽減を政府当局にも考えさせるということにしたら如何かと思つて、次のような決議を以てこの法案に代えることを提案をいた……

第19回国会 大蔵委員会 第54号(1954/05/31、3期、緑風会)

○小林政夫君 銀行局長に伺いますが、昨日ですか、委員長からもお話があつて、員外預金を扱う協同組合方式が、金庫に代つて、その協同組合から員外預金を扱わしてもいいという、協同組合が信用金庫への移りかわりの経緯について、これは国会の要望もあればやつてもよい、こういうあなたの御答弁だつたが、徒承知のごとくこの法案が継継審査で当委員会で取上げられて一年有余、少しこの問題がくすぶつてくると、あなたのほうはそういうことを言うけれども、これだんだん日にちがたつていると、まあまあということで別に措置をされない。そういうところに、大体協同組合のほうも、どうも大蔵省がやつてもなかなか信用金庫へ移ることを、そうたやす……

第19回国会 大蔵委員会 第57号(1954/06/03、3期、緑風会)

○小林政夫君 只今議題となりました「協同組合による保険事業に関する法律案」につきまして、その提案理由を御説明申上げます。  別途この国会に提案されております「中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案」におきましては、中小企業等協同組合の種類に火災保険協同組合を設け、従来、その実体は保険事業でありますが、規定上は福利厚生に関する施設の一部として行われて来た火災共済事業を、火災保険事業として、この組合に単営で行わせることを規定いたしております。  只今申述べましたように、火災保険協同組合は、火災保険事業を行う、即ち、多数の組合員から保険料を預り、火災によつて組合員の財産に損害が生じたときは、これ……

第19回国会 通商産業委員会 第閉会後11号(1954/10/13、3期、緑風会)

○委員外議員(小林政夫君) 前国会の末期最終日頃に提案を申上げたのでありますが、その際にも提案の理由並びに本案を提出するに至つた経緯等について申述べさして頂いたのでありますが、その後委員長或いは委員各位も御交替になつておる向きもございますので、委員長の御要望の通り先ず本案を提案するに至つた理由から申述べさして頂きますと、最近保険類似行為がいろんな団体において行われておるようであります。中にはここに提案いたしております中小企業等協同組合法に基く事業協同組合の共済施設関係のものとしてやつておられるのもあるし、又消費協同組合の関係でやつておるのもあるし、又農業協同組合等においてやつておるのもある、或……

第19回国会 通商産業委員会 第閉会後13号(1954/11/10、3期、緑風会)

○委員外議員(小林政夫君) 亀井さんに伺いますが、ちよつとあなたのほうはこの法案から除外されているから私の質問もちよつとこの法案から離れますけれども、先ほどの話で共済事業に対する監督規定の整備ということですね、これはどういうことを狙つておられるのですか。具体的に構想がありましたら一つ。
【次の発言】 その点はこの法案自体では予定しておりません。一応今まである類似保険的な要素のものをこういう法的根拠を与えることによつて先ず現状を正確に把握をする、そしてはつきり堅実なる火災保険事業として乗せて行く。先ずそれが先である、そして然る後に必要とあればその中央会的なもの、連合会等を考えて、国で或いは再保険……

第19回国会 通商産業委員会 第54号(1954/06/03、3期、緑風会)

○委員外議員(小林政夫君) 只今議題となりました中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案及び中小企業等協同組合法の一部を改正する法律の施行に関する法律案の提案理由を一括御説明申上げます。  戦後協同組合活動は漸次活溌化し、昭和二十四年中小企業等協同組合法が施行されて以来、中小企業等協同組合たる事業協同組合の活動もその組織の強化と共に逐年発展しつつあります。殊に最近においては中小企業等協同組合法第七十条第三号に事業協同組合が行うことができる事業の一つとして規定されている「組合員の福利厚生に関する施設」として組合員の火災共済事業即ち、一定の掛金を徴して火災による組合員の財産の損失をてん補する事業……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 経済安定委員会 第1号(1954/12/02、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(小林政夫君) それでは、これから第一回経済安定委員会を開会いたします。  まず理事の補欠互選についてお諮りいたします。先般、本委員会の理事岩沢忠恭君が理事を辞任せられましたのに伴いまして、その後理事が欠員になつておりますが、この際、補欠互選をいたしたいと存じます。つきましては、その互選の方法は前例によりまして委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは私から理事に郡祐一君を指名いたします。
【次の発言】 次に、調査報告に関する件についてお諮りいたします。  本委員会における日本経済の安定と自立に関する調査につきましては……

第20回国会 経済安定委員会 第2号(1954/12/06、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(小林政夫君) これから委員会を開会いたします。  最初にお断り申し上げますが、先般の委員会の最後に、日本銀行当局からデフレ政策をとつてからの生産コスト低下の実績に関する件の説明を求め、さらにそれのデーターを基礎として今後の金融政策についてどういう考えを持つておるかということについても聴取する予定でありましたが、日銀当局からまだ少上資料のまとまらん点があるということで、本日出席ができないのでありますが、残念でありますが、御了承を願いたいと思います。ついては、石原さん日本銀行で今言つたような調査をやつておるのですが、あなたのほうから何とか日本銀行に話をして、そういつた関係の資料を取つても……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 経済安定委員会 第1号(1954/12/15、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(小林政夫君) それでは本日の会議を開きます。  国会が休会になるようでありますので、従前通り休会中においても調査をするように取り運びたいと思います。ついては次のような調査承認要求書を議長あてに提出したいと思うのでお諮りをいたします。   一、事件の名称 日本経済の安定と自立に関する調査。   一、調査の目的 内外情勢の変化に即応して、日本経済の安定と自立体制確立のための諸方策の実施状況とその実施諸条件に関し調査研究する。   一、利益 経済諸施策の推進に資し、日本経済の安定と自立体制の確立に寄与する。   一、方法 政府及び民間関係者から説明又は意見を聴取し、資料を収集し、必要に応じ……

第21回国会 経済安定委員会 第2号(1954/12/20、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(小林政夫君) それでは第二回の経済安定委員会を開会いたします。  本日は高碕長官が新しく長官に就任をされましたので、しかも伝うるところによれば、相当な抱負を持って御就任のようでございますので、一応御就任の抱負といいますか、今後の経審長官として、どういうふうにお考えかという点をお洩らし願いたいと思います。
【次の発言】 本日は御多忙のところを、長官には御出席願いまして誠にありがとうございました。当委員会はかねてより超党派的に非常に現実的な審議をやつております。長官の抱負を聞いて、われわれも大いにサポートしたいと思いますが、今後できるだけ機会をお作り願つて、忌憚のない腹蔵のない御意見を拝……

第21回国会 経済安定委員会 第3号(1955/01/22、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(小林政夫君) それでは本日の委員会を開会いたします。  総合経済六カ年計画を策定されたようでありますので、その構想を、きょう大臣はいろんな関係で支障がありまして、石原次長から聴取することにいたしたいと思います。
【次の発言】 御質疑ありませんか。  今まで言われておる点は、三十年度予算はこの六カ年計画の初年度としておそらくきょうの施政方針でも言われるだろうと思います。あす大臣に僕は本会議で聞こうと思っていますが、予備知識として、……この計画とどう一体つながっているのですか。今の説明だと、個々の内容については具体的には未確定ですね、それが予算の具体的な数字とどうつながっておるのか、少く……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 大蔵委員会 第閉会後1号(1955/10/18、3期、緑風会)

○小林政夫君 その今の、答弁できぬかもしれませんが、たとえば開銀ですね、開銀の今のように投融資の方向を変えるとして、自己資金だけで来年度はやるということか、あるいは新規追加投資をやるかということはどうですか。

第22回国会 大蔵委員会 第3号(1955/03/30、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は意見をまじえて聞くわけではないので、誤解がないように聞いてもらいたいんですが、補助金の打ち切りの分で、新しく入学する児童に対する教科用図書の給与に関する法律の施行停止、これはちょっとほかの補助金停止の分よりも意味が違うのである。特に入学時期は四月なんであります。四、五と補助金を出さないということは、永久に出さない、こういうことに解していいと思うんです。この中で一番政策が加味されていると思いますが、いかがですか。
【次の発言】 国営競馬特別会計法を改正する法律案の参考資料として配付された二枚目の資産負債の一般会計への引継に関する調の中で、二、三点お尋ねしたいのです。  この表に……

第22回国会 大蔵委員会 第4号(1955/03/31、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は本案に賛成をいたします。特に千林委員の指摘された石油関税復活については、復活することには反対です。増徴することには反対であって、このままの措置が継続されることを望みます。が、この点は緑風会を代表して言うわけではありません。まだ四、五月分については緑風会は賛成をいたしますが、それから先は小林個人の意見としてお聞き取りを願いたいと思いますけれども、石油関税増徴には反対です。
【次の発言】 商工中金の金利を引き下げるために、政府出資金利を引き下げるためのみではないでしょうけれども、政府出資だとか、あるいは資金運用部資金の低利貸し出しや、低利商工中金債引き受け、こういうような要望があ……

第22回国会 大蔵委員会 第7号(1955/05/20、3期、緑風会)

○小林政夫君 今の配布された資料は中を見ると法人と個人と一緒のものですか、これは。
【次の発言】 結論だけ聞けばいいのですが、事柄の意味はわかっているわけだから。結局青色申告をする法人でも個人でも両方に適用のあるものについての減税額というものは両方をいっておるのか。今までのあなたの方から出された資料については、法人の方はよくわかるけれども、個人の方はなかなかわかりにくい、こういうことで法人分だけが従来出ておったわけですね。この資料は法人個人両方に適用のあるものは両方を含んだ減税額ですかどうですかということ。
【次の発言】 全部が、租税特別措置法によるものについても、これは実際に個人の利用してお……

第22回国会 大蔵委員会 第10号(1955/05/30、3期、緑風会)

○小林政夫君 だいぶ衆議院で問題になっている、衆議院で問題にしているところは一部新聞に報じられておりますが、どういうことですか。
【次の発言】 問題の中身はどうなんですか、そういう六月暫定予算と合わないということだけが問題なのか、具体的なその軽減あるいは打ち切りの問題にしている点はどういう点があるのですか。
【次の発言】 二十八年度、二十九年度こういう臨時措置をやって、また三十年度同様の措置を継続するわけですが、国債整理について、政府としては最近の事態にかんがみて恒久的な処理の方法について何か構想があるやに新聞で報ぜられたと思いますが、そういう何か構想があれば伺いたい。

第22回国会 大蔵委員会 第11号(1955/05/31、3期、緑風会)

○小林政夫君 政府が三十年度一ぱいのこの補助金打ち切り、あるいは軽減の措置を講じようとして提案されたのに対して、衆議院では暫定予算の期間中で御修正をお加えになったが、内容的に衆議院の方において予算修正等を含みとしてやられたのかどうか。もし補助金等の臨時特例等に関する法律で、軽減または打ち切りを予定しておる補助金等をふやす費目を頭においての修正かどうかということをお伺いしたい。
【次の発言】 いや、政府としての考えでなしに、衆議院としてのお考えを聞いておるわけです。
【次の発言】 そうすると、先ほどちょっとお尋ねした補助金等の即時特例等に関する法律で、軽減または削減をしておる費目について、政府は……

第22回国会 大蔵委員会 第14号(1955/06/09、3期、緑風会)

○小林政夫君 今の選択控除ですね。選択による概算所得控除の新設による減収見込額、初年度四十億と平年度八十億というのは、どういうふうにやって推算をされたか。なかなかむずかしいと思うのだが。
【次の発言】 それで、気持として、あなたの方のそろばんのはじき方としては、大き目に見ているのか、低目に見ているわけですか。推定がだいぶ入っておるようですが、その気持としては……推算の腹づもりですね。
【次の発言】 大体六十七億という減税予想額の割当を受けたようなもので、この四十億というものの減収額というものをふくらますことによって、当初の政府原案の減税措置の範囲をひろげなくて済むということにはなる。六十七億か……

第22回国会 大蔵委員会 第16号(1955/06/14、3期、緑風会)

○小林政夫君 今税関部長を呼んでもらっておるけれども、今のあなたの、産地別にそのときの価格によって納付金が違ってくるということで、関税でやれば困る、技術的にも困る、こういうことだったけれども、実態的には差別関税を設けたのと同じことになる、これは一体ガットとの関係において許されることかということです。
【次の発言】 説明は説明なんだろうけれども、この点はあなた専門家でないから、関税部長に聞きましよう。
【次の発言】 担保の取り方はどういうふうにするんですか。
【次の発言】 その担保は納付金相当額に対する担保なのか、全輸入資金に対する担保なのか。

第22回国会 大蔵委員会 第19号(1955/06/21、3期、緑風会)

○小林政夫君 今のその点は、造船利子の引き下げということも非常に大きいのでしょう。二十八年度、二十九年度の内訳は幾らですか。
【次の発言】 輸出入銀行の……、直接法案には関係ないことですが、長期融資を、外国のいろいろな購入者あるいはその他の購入者に対して相当長期に決済をしますね。そのときの担保は一体どうなっておるのか、輸出入銀行は国内の輸出業者から担保をとるのか、要するにこれは外貨債権だと思うのですが、その債権の保全というものはどういう措置をとっておりますか。
【次の発言】 私の聞いているの、は外国の業者はもうもちろんであるが、国内業者で、表面的には円金融をやることは間違いないけれども、日本と……

第22回国会 大蔵委員会 第20号(1955/06/22、3期、緑風会)

○小林政夫君 こういうふうに非常にプラント輸出が多くなって輸出入銀行の資金繰りが窮屈になってくる、大いにまあ貸出額がふえるということは非常に御同慶の至りでありますが、だいぶ前に申し上げましたプラント輸出不振のときに非常に金が余った、最近それがむしろ足らなくなって、あとから予算措置等を講じなければならぬ、こういう事態でありますが、余ったときも問題だし、足らないときも問題、むしろ足らないときに、せっかく至上命令としての輸出振興が資金の関係で行き詰まるという事態が起ってもならぬわけでありますが、二十九年度、二十八年の下半期からの急激なプラント輸出上昇に伴って、輸出入銀行の資金繰りの関係から、そのあと……

第22回国会 大蔵委員会 第21号(1955/06/23、3期、緑風会)

○小林政夫君 まだ勉強してないので、はなはだ恐縮ですが、前の補助金等の法律ですね。あれで、今度の実体は初め政府が出そうしておったものと変ってない。ただ期間を六月三十日を来年の三月三十一日に延ばしたことのようにちょっと読んだのですが、そうですか。
【次の発言】 だから実体的には初め、当初から政府が意図しておった補助金の減額あるいは停止、このものと変りはない……。
【次の発言】 そうすると、これは念のために……。今のお話は、自民の予算の折衝で復活したいろいろな補助金関係で、当初から政府がこの補助金は減額あるいは停止しようと思っておったものと違う、事志と違うものは、今の耐火建築の関係だけであると、こ……

第22回国会 大蔵委員会 第22号(1955/06/24、3期、緑風会)

○小林政夫君 低額所得法人の税率を三五%にされたことに対しては私らの年来の主張でありまして、非常に賛成するのでありますが、その区分を五十万円以下ということにされたのはどういう理由でありますか。
【次の発言】 これは財源の関係というか、法人税の減収になるという点も御配慮の中にあったのではないかと思うのでありますが、その点はいかがでしょうか、財源さえ許せばもう少し線を引くところを上に上げる、こういうお考えはあったかないか。
【次の発言】 財源の関係からいきますと、五十万円以下を三五%にした場合、平年度法人税収の減は四十四億六千万円、それから百五十万円以下を三五%にした場合の平年度減収は六十三億、そ……

第22回国会 大蔵委員会 第23号(1955/06/27、3期、緑風会)

○小林政夫君 今の藤野さんの質問と関連して、前に説明があったと思いますけれども、第十一条の六の生命保険料控除で、「五年に満たない生命保険契約について支払つた保険料で命令で定めるものを除く。」その命令の具体的な説明をもう一ぺんしてもらいたい。
【次の発言】 この第七条の関税定率法第十四条の適用というか、この中で第七条を読んでみると、関税をかけないものについては内国消費税をかけない、こういう建前で貫かれて、関税定率法と一致しておらない点を検討してみると、内国消費税のかからない、当然かかるものは適用除外しておる、こういう条文になっておるようです。ところがこの関税定率法の第十四条の第四号というのは記録……

第22回国会 大蔵委員会 第24号(1955/06/28、3期、緑風会)

○小林政夫君 将来税制改正について税制調査会を開いて改正するということを聞いたように思うのですが、いつごろからおやりになるのですか。やられるのか、やられないのか。
【次の発言】 その改正の方法といいますか、どういう点に主眼をおいておやりになるおつもりですか。
【次の発言】 この国会ということの、まあ大体一番の問題は、租税特別措置法の扱い方をどうするかという問題なんですが、いろいろこまかい税制の問題になると、今、大臣に質問するのはどうかと思いますからやめますが、私は特に大臣の耳に入れておきたいのは、農業課税について、昨日の予算委員会でもいろいろ意見がありましたが、食糧管理制度と関連して、ああいう……

第22回国会 大蔵委員会 第25号(1955/06/29、3期、緑風会)

○小林政夫君 この関税定率法の一部を改正する法律案のもとの政府提案は、衆議院へは、いつ付託されましたか。
【次の発言】 今日まで、五月十九日から本日、まあ昨日ですか、六月の二十七日、大かた一カ月半あるわけでありますが、かねて当委員会においては、また参議院としては、議長から衆議院議長に対しても、こういう期限の定めのある法律案につきましては、十分われわれにおいて審議の余裕を見て本院へ回付を願いたい、こういうことを再三にわたって申し入れをいたしたのであります。また、とのたびの国会になりましても、本委員会の委員長より、厳重にその点は貴委員会に対して申し入れをいたしたはずでありますが、いよいよ明日に迫っ……

第22回国会 大蔵委員会 第26号(1955/06/30、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は本案に賛成をいたします。質疑応答の過程において、衆議院大蔵委員長に十分申し入れ、ただいまも平林委員の質疑に対して、将来参議院の審議を実質上拘束するようなことをやらない、こういう御誓約、御言明もありました。その通りに、今後御言明の通り実行されることを強く要望をいたします。法案の内容についての賛否は別であります。しかるべく結論をつけて、参議院においてもまた十分審議ができるように、衆議院の審議の議決をすみやかにせられたい。参議院の実質的な審議を拘束しないように、特に強く要望をいたしております。また政府においても、政務次官、特に政務次官の役柄というものはそういう国会審議を促進するとい……

第22回国会 大蔵委員会 第27号(1955/07/12、3期、緑風会)

○小林政夫君 ちょっとその前に政務次官に、火災共済についてあなたの方でどうお考えになりますか。これは前にあなたの方にその態度を要望しておきましたが、どうなっておりますか。
【次の発言】 その政令案の内容が出せますか。
【次の発言】 ガット関係はどうですか、これを一つ。
【次の発言】 今後の償還金の見込みですね。大体どの程度……百七十億の二十九年度末における貸付残額が、将来年々どの程度の償還になるか。
【次の発言】 一戸当りはそうなんですけれども、大体われわれ予算の総額を見る上において、現在すなわち二十九年度末の貸付残高は百十七億だ。今おっしゃるような一戸当りの計算でいけば、大体二割程度が返済さ……

第22回国会 大蔵委員会 第28号(1955/07/14、3期、緑風会)

○小林政夫君 速記をちょっと。
【次の発言】 先だって一通りのガット加入の話があったのですが、そのときに英国の関係ですね。終始反対しているのですが、日本の加入に積極的でない国の動勢を説明してもらいたい。
【次の発言】 これはもう質問があったかもしれませんが、重油関税の問題ですね、陸上用、海上用と分けてABC重油、これの通関の際に、どうやって見分けるかという、この見分ける方法については自信があるのですか。
【次の発言】 だいぶ業界というかの方面では、ABC重油の鑑別はむずかしいのじゃないかということですが、十分できるのですね。
【次の発言】 この前のガットの分は読んだけれども、今度の分は読んでお……

第22回国会 大蔵委員会 第29号(1955/07/19、3期、緑風会)

○小林政夫君 この法案に該当する三十年度予算の補助金、負担金、利子補給金、その他相当の反対給付を受けない給付であって政令で定めるもの、これは全部項目別にありますか。
【次の発言】 その本の内容はどういうふうになっておるのですか、補助金の性質、それから補助割合とか、法令自体よりもそういう内容が書いてあるものですね。
【次の発言】 さっきの方はくれるのですね。きょうじゅうぐらいに下さい。いや、これはぜひ上げようと思っているのだ。

第22回国会 大蔵委員会 第30号(1955/07/21、3期、緑風会)

○小林政夫君 前に少し出席しておりませんから、すでに質問があった事項と重複するかもしれませんが、今度の原油、重油の関税一部復活は、石炭対策のためにやろうとしておるのか、あるいは国産原油を保護するためにやろうという考えなのか、どうなんです。
【次の発言】 御説明によると、国産原油を保護するためでもあり、また石炭対策でもある、こういうことになるわけであります。この国産原油を保護するという場合に、現在国内の石油精製業者は、国産原油の引き取りについては、国際価格を度外視して、山元渡し一キロ九千五百五十円、運賃等を含めて大体一万円以上で引き取っておるようであります。また輸入原油は、CIF価格で、あなたの……

第22回国会 大蔵委員会 第31号(1955/07/26、3期、緑風会)

○小林政夫君 かねて火災共済事業についていろいろわれわれも憂慮しているわけであって、第十九国会には一応この規制の法案を提出したことは、一萬田大蔵大臣は御承知ないけれども、銀行局長は十分承知しておられるだろうと思う。その後善処されることを期待しておったわけでありますが、承わったととろによると、との国会においてはそういうことになっておらない、こういうことでありますが、しかし現実の情勢は、われわれが憂慮した当時と改善もされておらなければ、むしろ危なっかしい傾向がいろいろ強くなっておる。ほうっておけば必ず、かって問題になった保全経済会の二の舞を火災共済を扱っている各種協同組合が演ずるのではないか、こう……

第22回国会 大蔵委員会 第32号(1955/07/27、3期、緑風会)

○小林政夫君 今の藤野委員の前段の質問で、この特別会計の経理の仕方ですがね。これは食管会計にもそういうことは言えるわけでありますが、予備費として購入するものを買う金を使うための支出予算、これを予備費として計上する、ところが、当然相手方には予定予備売上費といいますか、売上収入、それを立てれば、こういう赤字の損益計算書を出さんでもある程度済むのです。食管会計の米等については、当然買えば赤字が何がしか出るのだけれども、予算書に書いてある通りの赤字にはならんわけです。どうもわれわれがこういう事業会計を見るときには、何かそういう経理の予備収入費というような項目はない建前になっておりますから、そういうこと……

第22回国会 予算委員会 第5号(1955/03/31、3期、緑風会)

○小林政夫君 かねて要求しておる資料が出てないのでありますが、と申しますのは、非常にむずかしいことは承知いたしておりますが、中小企業向け融資資金の需給推算をしてもらいたい、こういうことを申しておるわけであります。これは前小笠原大蔵大臣もはっきり約束をされまして、今度の予算が始まるまでに出しますと、こういうことになっておった資料でございます。今届けられた資料は、現状であって、国民所得等の推計ができておるわけでございますが、それと同様の正確さを持った中小企業向け融資資金の需給推算をやって出していただきたい。そうしないと、どうも中小企業向け融資資金が十分かどうかということがいつも水かけ論に終ってしま……

第22回国会 予算委員会 第7号(1955/05/10、3期、緑風会)

○小林政夫君 今の分は、大蔵省の法人企業統計を見ても中小法人と大法人が分れている。あなたの方の国民所得の推計は、法人所得は、それではどういうやり方で法人所得を推計しておられるのか。中小法人と大法人との区別がつかないような推計の仕方では困る。
【次の発言】 推計の過程ではそういうふうにしておると、そうすると法人所得の推計というものは、今言われるあまり確信のある推計ではないということになるわけですね。特に私はこの前の委員会のときにもだめを押して、大蔵大臣から中小企業向け資金の需給推算の資料を出してもらうことになっておる。まあ出るそうです。出るそうですが、そういう出される資料がそういうふうな法人所得……

第22回国会 予算委員会 第11号(1955/05/19、3期、緑風会)

○小林政夫君 ちょっと今の説明に対して……。事務的な経費で重要経費以外の経費ですね、これを今ざっと見ただけだから間違っておるかもしれないが、一カ月分だということなら、四、五月分の半分程度が常識的な数字になると思います。必ずしもその暫定的な数字になっていないようだけれども、何かありますか。
【次の発言】 鉄鋼の実績の、二十九年度の実績三億、これは印刷の間違いでしょう。
【次の発言】 そのうち八億が財政投資でしよう。

第22回国会 予算委員会 第13号(1955/05/24、3期、緑風会)

○小林政夫君 三十年度の中小企業資金需給見込みの資料が出たわけですが、きょうはまだ説明がなかったようですが、一年越しに要求した資料が出たわけですから、この資料の説明については、ここにも書いてあるように、「経済審議庁及び中小企業庁と協議のうえ、算定を」したとありますから、ぜひ委員長のお計らいによって大蔵大臣から直接説明をしてもらって、そうして経済審議庁の責任者、あるいはきょう御出席の記内長官もお立ち合いの上で説明をお願いしたいと思います。経済審議庁の方においては、特に国民所得の推定を担当している責任者はぜひ介在してもらいたい。(「賛成」と呼ぶ者あり)

第22回国会 予算委員会 第14号(1955/05/25、3期、緑風会)

○小林政夫君 三万戸の増築に要する金は、増築というのはどういうふうな範疇のものを考えているのですか。
【次の発言】 もう一回確認しますと、最高が七万五千円で、そうしてそれは総増築費の五割だ、こういうことでございますか。
【次の発言】 その一件当りの条件というか、金額と融資割合はわかりましたが、どういう条件にはまるものの増築を許すのか、たとえば居住人員の問題で、今の住宅が一人当り畳一畳になっておる。これじゃあ少し狭過ぎるから、居住者の頭割りでいくと、もう何畳分あるいは何坪分の増築なら認める、こういう居住者の人数割りの何か標準でもあるのですか。あるいはまたもう一つ、純然たる居住と、店舗を兼ねておっ……

第22回国会 予算委員会 第24号(1955/06/13、3期、緑風会)

○小林政夫君 それに関連して、私も同様な要求を、本年の一月二十三日の鳩山第一次内閣の施政方針演説に対する質疑のときにもお願いしました。今日までずっと待っている。今の長官の説明は経審限りの、しかもあまり自信のない答弁しかできない。この六カ年計画というのは、本年度の予算が初年度であるということであれば、先ほども田中君の質疑に対して各大臣が答えられている。少くとも鳩山内閣としての決定版でなければならない。それと違うような施策は、それぞれの省が行えない。予算の裏づけも十分つくものでなければ、かようなものでなければ意味がない、そのようなものとしてお出しになるのがどうか。

第22回国会 予算委員会 第25号(1955/06/14、3期、緑風会)

○小林政夫君 議事進行について。関連質問はある程度やむを得ないけれども、具体的な質疑の内容について答弁の不明確な点についてのみただされるというふうにお願いしたい。教育問題ということで関連ならば、なんぼでもありますから、委員長の整理を願います。
【次の発言】 私はまず総理大臣に、総理大臣としてよりも、民主党の総裁としてお尋ねをしたいのであります。第一次鳩山内閣の施政方針演説に対する私の一月二十三日の質疑において、私はあなたに、選挙の試練を経て寄り合い世帯を同志結合に固め、民主党の育成に精魂を傾ける心組みがありますか、それだけの同志的愛着を民主党というものに対して持っておられるのかどうか、こういう……

第22回国会 予算委員会 第29号(1955/06/21、3期、緑風会)

○小林政夫君 私も経審長官に最初にお尋ねをしたいのですが、田中さんの質問と同じようなことになりますが、主として田中氏の質問は農林水産関係に集中していたのですが、あらかじめ出された三カ年間の年次別構想について説明を聞きたかったわけでありますが、もうすでにだいぶ深入りをしておりますから、私の聞きたい点だけを掘り下げて聞きますと、鉱工生産水準のこれの内訳ですね。三十年度のものについては、ある程度三十年度限りのことについては前にもらったものに出ておる。これをこの年次別にどういう指数になるのかということ。  それから、これはもう今聞いても何ですから、資料で出してもらいたい。それと特にその中で新産業、新技……

第22回国会 予算委員会 第30号(1955/06/22、3期、緑風会)

○小林政夫君 農林大臣に、鳩山第一次内閣成立の際の施政方針演説に対しての質疑の際に、水産業振興ということを鳩山内閣の重要政綱の一つにしておられるが、私の見解では水産業振興の基礎は、資本漁業は別として、中小漁業、沿岸漁業等については漁業共済制度が早期に確立されることが最も基本となるべきものである、こういう見解を述べたのに対して、十分調査研究をいたします、研究中である、こういうような御答弁でありましたが、その後調査研究の成果はどのようになっておるか、お伺いします。
【次の発言】 けっこうです。長官からでもけっこうですが、大臣も水産業に縁がないことはないのです。相当関心を持って推進していただかなけれ……

第22回国会 予算委員会 第32号(1955/06/24、3期、緑風会)

○小林政夫君 関連して。今の経審長官の見解は、どうも大蔵大臣の見解と相当違うのではないか。大蔵大臣も同様にお考えですか。

第22回国会 予算委員会 第36号(1955/06/28、3期、緑風会)

○小林政夫君 先般も申し上げたのでありますが、今の佐々木君の説明を聞いても経審長官――大臣もおわかりのごとく、これは積み上げ作業でもなく、まあ希望図であるという結論になるわけであります。積み上げてあれば推測ということは言えるんですけれども、それもできない、それも言えない。要するに希望図であります。そこで六カ年計画とかというような、いわゆる計画と名をつけて、国民はソ連、中共のごとき経済計画を想定して、政府は必ずこういうふうに努力してくれるもんだ、こういうふうに考えておると思うのでありますが、まずそういうわれわれに与えておる印象というものを訂正すると申しますか、あるいはこの通りやるんだ、確実に政府……

第22回国会 予算委員会 第40号(1955/07/20、3期、緑風会)

○小林政夫君 ただいま左藤義詮委員から総理に対してお話があって、まあ三十日も大幅に会期を延長したけれども、衆議院においては非常に議事が停滞をしておる、その事態については、非常に遺憾であるという総理の言明といいますか、お言葉があったわけでありますが、このような事態になった原因について、総理はどのようにお考えになっておるか。左藤義詮君は主として今後の政局のあり方について、いろいろ注文、希望を述べられたわけであります。私はまあ長い日本の政治のルールを確立するという意味からお尋ねをするわけでありましてすでに国民は国会の現在のあり方、現況について、非常に失望を感じ、政治に対する不信の気持を抱いておる向き……

第22回国会 予算委員会 第41号(1955/07/21、3期、緑風会)

○小林政夫君 昨日、最後に林長官から補足説明があったわけでありますが、例の首班指名の選挙方法についてどうもただ絶対過半数ということを確保するのには憲法の改正を要する、しかし過半数の指名を得なければならぬということについては、衆議院規則の改正のみで足りる、この点がはっきりしておらないので、その点について重ねて林長官の見解を求めます。
【次の発言】 まあ林長官は政治的な考慮をせずに、現憲法及び法規の範囲において御答弁願えばいいわけでありますが、できないことはないのじゃないかと思うというような、少したよりないような言い方ですが、とにかく、できるわけですね。衆議院規則十八条の改正により、指名選挙の際に……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 大蔵委員会 第3号(1955/12/13、3期、緑風会)

○小林政夫君 提出された「昭和三十年度における十二月末までの計画と実行見込との収支差額表」でありますが、諸経費が三十七億一千六百万円ふえておる、これは聞くところによると、三十年産米の買入れがふえたから、倉敷料あるいは運賃がふえたからというのでありますが、二十二国会における農林大臣の答弁は、生産者からの買入れ米価を予算米価より引き上げ、あるいは減収加算等のまあ財源の一部として倉敷料あるいは日通の運賃等の引き下げを考えておるのだと、こういうことを言われたわけですね。その交渉はどうなって、果して倉敷料、運賃等が値下げをされたのか、それによる経費の節減はどのくらいなんですか。

第23回国会 大蔵委員会 第4号(1955/12/15、3期、緑風会)

○小林政夫君 今度、この会計の一時借入金及び借入金のワクを、それぞれ百六十億ふやしておる。これらの提案者の運用の意図というか、どういうふうに、それぞれ一時借入金も百六十億ワクをふやし、借入金も百六十億ふやす、こういう運用の意図はどの辺にあるのですか。
【次の発言】 そうしますと、借入金のワクは拡げたけれども、実際には使うつもりはないものだと、そうやっておることは歳入面にはっきり入れるということだけの意味ですか。
【次の発言】 従って実際問題としては、この百六十億に対する支払い利子は起らない、こういうことですか。
【次の発言】 財政投融資の実行状態が、いろいろ三十年度当初予算のときに計画された状……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 大蔵委員会 第6号(1956/03/06、3期、緑風会)

○小林政夫君 どうも最初の何が資料要求みたいになるのですけれども、前から非公式に言っておるけれども、どうも実現しないから、速記をつけて言いますが、この申告所得税の納税人員と、それから源泉所得税関係の人員とがダブっているのですね、この見込み書と一部ダブっている人数をなるべく正確に知らしてもらいたいのです。ということは、国民の扶養家族を、非納税者をも含めて、国民八千九百万の中で、納税階級というものはどのくらいのパーセンテージになっているか、今ここでそのダブったことをそのままにして計算すると、三六・九%が納税階層ということになるのですが、そういう数字を正確にするためにもう少し分析をしてもらいたい、こ……

第24回国会 大蔵委員会 第7号(1956/03/08、3期、緑風会)

○小林政夫君 関連して。今の話を聞いていると、あまり従価を従量に変えなければならぬという理由は大してないというか……、ぜひ変えなければならぬという理由があるのですか。
【次の発言】 大体そうだろうと思ったのですがね。
【次の発言】 先般資料の請求をしたのですが、何か口頭で報告するということですから、例の夜勤手当ですか、それの政令によるああいうことをきめられた結果としての国の減収は幾らになりますか。
【次の発言】 国鉄関係といったって、あれは何も国鉄だけじゃないのだ、その他広範でしょう。国鉄だけで二億なら、どのくらい……。
【次の発言】 そうすると、その言われた意味を裏返せば、国鉄関係を救済する……

第24回国会 大蔵委員会 第20号(1956/04/20、3期、緑風会)

○小林政夫君 ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  輸出による所得に対し所得税及び法人税を賦課するにつきましては、輸出奨励の観点から、昭和二十八年以来特別の控除制度が認められ、輸出の振興に多大の寄与をいたしておりますことは、すでに御承知の通りでございます。  ところで、わが国の重要な輸出品の一つであります絹または人絹のスカーフ、マフラー、ハンカチーフ類につきまして、特別控除制度の適用状況を見ますと、これらスカーフ類の重要な生産工程であります捺染加工による所得につきましては、大部分の場合において、本制度の恩典が受けられな……

第24回国会 地方行政委員会 第14号(1956/03/27、3期、緑風会)

○委員外議員(小林政夫君) まず本案で国有財産所在市町村に対して交付金を出す、こういう観念ですね。どういうことで所在市町村に対して交付金を出すということを考えられたのか、その考え方の根拠、これを伺います。
【次の発言】 国または地方公共団体が直接使用しておる以外のものについて固定資産税相当額の交付金を出す、こういうことでありますが、その直接使用とそうでないということの区別ですね、それはどういうところで区別をしておられますか。
【次の発言】 林野、発電所というものは、国が直接使用しておるというか、所有、使用しておるものでも当該固定資産税に相当するものを交付する、それでその他のものについては、まあ……

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/29、3期、緑風会)

○小林政夫君 私は主として経済自立五カ年計画を中心に質問をいたしたいと思います。  政府においては当参議院の予算委員会における審議の状態を十分考慮されて、前回、三十年度予算と同時に発表された経済自立六カ年計画の審議を当委員会においてやったその審議の経緯を十分尊重されて、かなりその後において再検討を加えられ、新しくここに五カ年計画として発表されたという努力に対しては、質問に先立って敬意を表します。が、この鳩山内閣のこの五カ年計画というものは、一体鳩山内閣の五カ年計画なのか、あるいは自由民主党内閣としての五ケ年計画であるのか、その点をお伺いします。

第24回国会 予算委員会 第16号(1956/03/15、3期、緑風会)

○小林政夫君 まず経済企画庁長官に伺いますが、先般の総括質問の際に、時間切れで最後にちょっと触れた程度に終りましたので、前回の続きとしてお伺いをしたいと思います。  アメリカに、一九四六年の立法で雇用安定法、エンプロイメント・アクトというのがございますが、この法律について高碕長官はどのようにお考えになっており、またこのアメリカにおける今日までの実施状態について、一応前もって伺っておきたいと思います。
【次の発言】 御答弁で大体満足なんでありますが、高碕長官は、先般この計画は、さらに与党だけではない、社会党といえども満足、継承すべく遺漏のない計画にしたいというような非常に大きな抱負を持ち、張り切……

第24回国会 予算委員会 第17号(1956/03/16、3期、緑風会)

○小林政夫君 その前に、主計局長がここで説明いたしました数字に、誤りといってはおかしいのだけれども、こちらの質問の趣旨と答弁の方とが食い違って、数字的に違うと思いますから、もう一ぺん説明し直してもらいたい。
【次の発言】 それでは農林大臣に伺いますが、先般のこの予算委員会において、農林大臣は私にかたく約束をされた。漁業の共済制度の確立について善処をすると約束された。私は水産庁方面の力が弱いので、ほんとうにそういうことが実現できるか、水産庁長官からも一つ答弁を求める、こういうことに対して河野農林大臣は、もう長官の答弁をわずらわすまでもなく、自分が引き受けたら必ずやるのだ、従来は、就任早々であり、……


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各種会議発言一覧(参議院3期)

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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 建設・大蔵連合委員会 第1号(1953/07/02、3期、緑風会)

○小林政夫君 かねて大蔵委員長を通じて大蔵大臣、主計局長の出席を要求いたしておりましたが、本日出席ができないようであつて、質疑を展開して行くのに先ず予算等の点から聞いて行かないと進むに進めませんので、どうしても出席ができないということであれば、連合委員会は他日の機会にして頂いて、本日は我々のほうとしては質疑の展開がしにくいのです。
【次の発言】 是非今のようにお取計いを願いたいのですが、折角お集りでありますから、提案者から説明のあつた、解散前の前国会におけるこの法案に対する、衆議院側の提案者はよく御存じですが、参議院のほうは、今提案者の言われたような情勢のみではなかつたわけであります。当建設委……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 外務・大蔵連合委員会 第1号(1953/12/07、3期、緑風会)

○小林政夫君 このガット加入について英国が相当反対をいたして来ておるということでありますが、英国の一体反対している理由等について外務当局から御説明頂きたい。
【次の発言】 全面的検討を協定についで加える、その後において日本は入つても遅くないのじやないかということが一つの理由になつているということでありますが、全面的検討を加えるという世界のこの協定に対する方向といいますかそれはどのほうに向いているのか。今お話になつた英連邦の特恵関税というようなものについては、折角こういう協定をするという以上は、我々としては成るべく特恵関税というものはなくする方向へ行つてもらいたい。こういうふうに考えるわけですが……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務・内閣・大蔵連合委員会 第1号(1954/04/20、3期、緑風会)

○小林政夫君 その点なんでありますが、我々大蔵委員会へ提案されている経済援助資金特別会計法の設置の目的、第一条によると、必ずしも軍需産業ということは書いてない。「工業の助成その他本邦の経済力の増強に資するため必要な費途に充てる」、こういうふうになつておつて、丁度今の経済的措置に関する協定の文面と裏腹のような言葉が使つてある。併しそれは相互の合意する条件に従つて云々ということで、合意の条件に従つてと、軍需産業、関連産業ということになつておりましようが、このたびの協定においては三十六億というものは軍需産業並びにその関連産業にしか使えない、こういう取極のようでありますが、今外務大臣の御説明だと、次の……

第19回国会 大蔵・地方行政連合委員会 第1号(1954/04/15、3期、緑風会)

○小林政夫君 大蔵委員会では、大蔵大臣に対して、この衆議院の修正案が送付されたときに、いろいろ厳しく質問をやりまして、むしろ詰問というような程度の質問をやつた。自治庁長官にも伺いますが、今度のこの関係の法案が主たる原因になつて、参議院においては予算の自然成立という新憲法下初めての事態になつた、こういうことについて自治庁長官としてはどのようにお考えになつておるか。この点を最初に伺いたい。
【次の発言】 政府のほうでは努力をされたということでありますが、まあ法案の提出の時期或いはその他、これはまあ他の委員会のことでありますけれども、地方税法の一部改正というような問題、ことごとく地方行政関係のおおむ……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1954/03/24、3期、緑風会)

○小林政夫君 第七の財団法人国際学友会及び経済協力民間団体、この補助金を支給する団体の活動の実態、或いは経理状態等がわかる資料を持つて次回質疑の際に出席して下さい。
【次の発言】 農林漁業金融公庫ですね、一応あなたのほうで予算を説明したのですが、この機会に資金繰りと運用計画、予算の説明書にあるのでは……、二十九年度に実際にどう運用するかということについてよくわかる人に説明に来てもらいたい。
【次の発言】 私は大蔵委員会において法務大臣の出席を求めて質問したいと思つておりましたが、本日まで機会がなく又大蔵大臣と同席のところのほうがなお質問を進めて行く上において便利なんですけれども、なかなか法務大……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 建設・大蔵委員会連合審査会 第1号(1955/07/25、3期、緑風会)

○小林政夫君 今内容を説明された中で、公共の利益に重大な関係ある建設工事で政令で定めるもの、こういうのは電源開発等を予定しておるということでしたが、そのほかに具体的な御腹案があればお聞かせを願います。
【次の発言】 それから第二項の「政令で定める軽微な建設工事」というのは、先ほどの御説明で三十万ないし五十万以下の軽工事ということでありますが、大体三十万ないし五十万というのでございますが、どの程度に予定されているか。それからちょっと田中さん、ゆっくり説明して下さい。あなたは早口で聞き取れない。また「政令で定める特殊な方法」というのはどういうことか。先ほど御説明があったようですれども、ちょっと聞き……

第22回国会 建設・大蔵委員会連合審査会 第2号(1955/07/27、3期、緑風会)

○小林政夫君 まず、質疑に移る前に、委員長にお願いしますが、あとから来る予定の人が出席したときは、よく顔と名前が一致しませんから、お教え願いたいと思います。  前回の質疑の続きといたしまして、まず簡単なことからお尋ね申し上げますが、国有鉄道公社の方において、工事その他の契約においてどういう方法を採用しておられるか、特に今ここで問題になっておるロアー・リミット制を採用しておられるかどうか。一応手元に刷りものとしていただいておりますが、念のために、あなたから御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、結論的に申すと、ロアー・リミット制は採用しておらないのですか、原則として。

第22回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1955/06/20、3期、緑風会)

○小林政夫君 先生の公述には大体賛成ですが、ただ一点配当控除の問題で、今度四二%を四〇%に下げる、だから配当控除も下げるのが当りまえじゃないか。私お説としてはその通りそのままなんですが、前の三五%が四二%に上ったときに控除は据え置きになっているわけで、本来は三五%から四二%に上ったときに二五%の控除率も引き上げるべきものであった。それを据え置きにしたから今度はついでに下げると、こういうことであろうと思うのです。  それからもう一つ先生の従来の所論である大法人と中小法人と線を引いて、一方は擬制説で一方は実在説の問題も、実際問題としては線の引き方がむずかしい。これも先生の御承知の通りでありますが、……

第22回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1955/06/28、3期、緑風会)

○小林政夫君 防衛庁の装備品、これの備蓄分はどうなっているのですか。
【次の発言】 ストックという、あなたの方でどういう言葉を使っておられるか……。
【次の発言】 陸上、海上、航空と分けて、アメリカの貸与兵器ですね、あるいは装備品もあるでしょうが、それを価額に見積って、時価に見積って幾らになりますか。
【次の発言】 三十年度現在です。今生きて使える――廃棄したものは別して、この陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊で生きて使っているものの、あるいは使うべきものの……。
【次の発言】 装備品がなんぼですか。
【次の発言】 弾薬は消耗品でしょうから、今の自衛隊を維持していくについては大体この程度の弾薬……

第22回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1955/06/29、3期、緑風会)

○小林政夫君 その点小野さんの言われた気持に関連して、この前、開銀を将来どうするかという問題、将来財政投融資というものは公共的なものに使って、いわゆる私企業的なものに出すことはだんだんやめていこうという御言明があなたからもありましたし、大蔵大臣からもあった。だから一応方向としては小野さんの望んでおられる方向へ向っておるとわ土われは了承しておったわけですが、間違いないですか。
【次の発言】 中小企業振興助成費という今度の中小企業の振興助成は、自民の折衝で一億追加になりましたね。これは何か説明によると協同組合に対する共同施設の補助金らしいのだけれども、どういうふうに使うつもりですか。



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

小林政夫[参]在籍期 : 2期-| 3期|
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