白川一雄 参議院議員
3期国会発言一覧

白川一雄[参]在籍期 : | 3期|- 4期
白川一雄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは白川一雄参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(参議院3期)

白川一雄[参]本会議発言(全期間)
| 3期|- 4期
第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 参議院本会議 第42号(1956/04/30、3期、自由民主党)

○白川一雄君 ただいま議題となりました日本原子力研究所法案、原子燃料公社法案及び核原料物質開発促進臨時措置法案につきまして、商工委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  原子力開発利用の緊急性及びその重要性は、今や全世界をあげての課題でありまして、各国がこれがためにあらゆる努力を傾注していることは御承知の通りでございます。わが国におきましても、将来におけるエネルギー資源を確保し、産業の振興をはかるため、去る第二十三臨時国会において原子力基本法を超党派的に成立せしめ、原子力の開発利用を積極的に推進する基本方針を明らかにしたのであります。ただいま上程されました三法案は、いずれもこ……

第24回国会 参議院本会議 第54号(1956/05/28、3期、自由民主党)

○白川一雄君 ただいま議題となりました繊維工業設備臨時措置法案につきまして、商工委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。  繊維工業は、輸出産業中で依然として第一位を占めていますが、近年製品の輸出増大に伴いまして、対外的に過当競争を生じがちとなり、特にガット加入の際の欧州諸国の三十五条援用問題や、アメリカにおけるわが綿製品の締め出しなどのように、国際的な批判が強まりまして、現状のままで放置しますと、輸出貿易ばかりでなく、繊維産業全般にも悪影響を与えるおそれがあるのでございます。  そこでかかる過当競争などのおもなる原因は、繊維工業の設備過剰にあるものと目され、その正常な輸出の発展をは……

白川一雄[参]本会議発言(全期間)
| 3期|- 4期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(参議院3期)

白川一雄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 3期|- 4期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第2号(1953/05/30、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 御斡旋になりましたかたの行先が、重工業方面と中小工業方面とどういう傾向に多く行つておられるかをお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 大企業の方面に或る程度集団的に就職の世話をするというような事柄はできないのですか。例えば製鉄会社であるとか、或いは肥料化学工業の方面だとかという方面に行きませんと、なかなか千人、二千人という人を一人々々中小工業に当つておりましたのでは、しまい頃になる人は相当先になつてしまいます。これは重工業、大工業方面の理解を求めて、集団的に或る程度片をつけるようにしませんと、なかなか容易でないのじやないか、又次に引揚げて帰つて来るというふうに重なり重なつて来……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第7号(1953/08/07、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 戦犯及び処刑されたかたの遺骨の引取りという事柄は実行まだされていないのでございますか。
【次の発言】 中国におきましては最初のうち処刑された人は遺骨はみなくれましたので、我々も帰つて来るときに九つほど持つて帰つてお家族に届けたのでございますけれども、途中から急に遺骨を渡さなくなりまして、それでその当時中国の当局に対して遺骨も渡さんという事柄は、将来の中日間の感情に非常に悪い、向うはそのほうが却つて害しないでいいと思つておるのですけれども、我々のほうは日本の習慣からして遺骨さえ渡さんという事柄は、将来の中日の親交に非常に障害を来すから、遺骨だけは渡してくれということを非常に交渉しま……

第16回国会 通商産業委員会 第閉会後1号(1953/09/10、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 輸出と言い、又国内需要と言い、結局できるものが安くできなければいかんというのが、まあこれは根本だろうと思うのですけれども、その点におきまして、従来の設備とかいうものに余りに執着し過ぎて手をかけても効果のないようなものにこびりつき過ぎておる点があるのじやないかという我々観察を持つておるのでありますが、その各社のいろいろの合理化計画というものも拝見し、先般或る工場も見せて頂いたりしたのでございますが、それで計画書にあるように政府の補助を願うとか、或いは金利を下げるとかいろいろ要求するとすれば、その計画書によつて上つた結果に対してはシビアーな責任を持つというだけの意気込を持つた計画でな……

第16回国会 通商産業委員会 第閉会後2号(1953/09/11、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 昨日参考人の御意見をいろいろ承わつたのでありますが、我々委員長の参議院らしくこれを検討するという趣旨に基いて勉強しておるのでございますが、昨日の参考人の御意見を聞きますと、大体この法案というものは製造家を中心にして出て来ておるものであるということが見られるのであります。で、昨日の参考人としましては、貿易関係のほうの代表の人たちの意見が余りに低調で、我々十分参考にならなかつたのであります。恐らくまあ将来のいろいろな思惑から言うべきことも控えた点も多分にあるんじやないか、こういう観察ができたので、各種の参考人を一緒に意見を聞いたのでは正確な意見は聞けないのじやないかという感じがするの……

第16回国会 通商産業委員会 第3号(1953/05/30、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 私は、過去において中小工業というものが日本の国力を作つたものでというように考えておるのであります。現在におきましても、今後日本の立直るのは重工業ではなくて、中小工業が充実して初めて日本の重工業も大工業も興るのだと、こういうように考えておりますので、現在の中小工業のこの行詰りということには、まあ言葉を換えて申しますれば、非常状態だろうと思うのであります、やはりこれに対して非常な方法を講じてこれの再建を図つてやらなければ、なかなか国力の回復というものは困難ではないか、そういう意味におきまして、只今お開きましたこの金融の方法についてもいろいろこれは講じられておるようでございますが、私は……

第16回国会 通商産業委員会 第4号(1953/06/18、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 最近通産省のほうで航空工業についていろいろ民間を奨励しておるようですが、これを見ますと、補助の項目がないので補助しないでやらせる御意存の下に計上されなかつたのか、又将来の問題に残してあるのか、その辺を承わりたい。
【次の発言】 航空機の資本金というものは相当たくさん要るはずなんですが、政府のほうとしましては、根本的に方針がきまらない前に、余り民間をつ突いてやらせるということは経済界を非常に動揺さすのではないかという懸念がありますので、一つ通産省としてはその点決心と準備とを十分して頂いてから思い切つて積極的におやりになるならやるというようにして頂かないと非常に混乱を来たすのではない……

第16回国会 通商産業委員会 第6号(1953/06/24、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 出血受注、競争して安く取り合うというような御意見ですが、結果において出血受注になりますが、スタートにおいては必ずしも出血受注でないものがあるように我々観察しておるのでありますが、それの大きな原因は注文を契約してから後に、日本から見ますれば無謀なる規格を押しつけて来るところにあるように考えるのであります。従つて途中で非常に経費がかかり、コストが高くなるという面が事後に起つて来るという点につきましては、アメリカ側に相当不合理な点があるように思いますので、この点は監督官庁としては相当強く交渉して頂かなければ契約のときに幾ら利益を見ておつても結果においては出血受注の結果に陥るのではないか……

第16回国会 通商産業委員会 第8号(1953/07/01、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 第三条に「工場又は事業場ごとに、その製造をする武器の種類を定めて、」こうありますが、これはここに品目についての許可を要するのですか。その種類ということについてお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 例えば、弾丸のように、サイズが違うものを、このサイズはどこへ許可する、このサイズはどこへ許可するというように、サイズまでをきめて通産大臣が許可するのか、総括的に工場がこういうものを造る適格性を持つておるということに重きを置いて考えていいのか、これをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、その工場でどういうものを造れるという適格性を通産大臣が許可をするのか、商品をきちつ……

第16回国会 通商産業委員会 第15号(1953/07/18、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 本法案につきまして正しく判断いたしたいために、私は三つの点についてお尋ねいたしたいと思います。本法案が目的としているこの秩序が、理論的でなく現実に効果を発揮し得ると思われている確信のほどにつきましてお尋ねいたしたいのが一つでございます。私は非常に世間をお騒がせした大きな争議に経営者としての体験を持つておりますので、それと照し合せまして政府のこれに対する確信のほどを承わりたいと思うのであります。  次は本法案の実施の場合と緊急調整を発動した場合とのその相違点がどの程度であるかということを御説明願いたいと思います。  第三点は、昨年の争議が、或いは主義とか或いは論議とかにかかわらず、……

第16回国会 通商産業委員会 第20号(1953/07/27、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 只今石原委員がお尋ねになりましたことに関連してお尋ねしたいのですが、この武器等製造法案の目的は現在の特需を目標にして徒らなる競争をさせないように規制をするというように承わつたのですが、そうだとすると、発注先のアメリカ側と通産省との了解というものがはつきりついておりませんと、非常に又混乱するものが生ずるのではないかと思うのです。現在の状態を見ますと、アメリカ側はメーカーに直接参ることになつて、聞くところによればアメリカ側はむしろ日本の官庁を中に入れることを避けておるように聞いておる。そうだとすると、若しそこに了解がついていないとすれば、現在の業者はアメリカ側と交渉するだけでも並大抵……

第16回国会 通商産業委員会 第21号(1953/07/28、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 私は経済界の実情から見まして、本案に賛成するものであります。但しこの運用に当りましては、いろいろ希望する点が多々ありますが、そのうち四点だけ希望を述べて賛成を表しておきたいと思います。  特需発注先等、十分なる了解を得ておるという御説明がありましたけれども、私は必ずしもそうでないという、懸念するところが非常に大きいので、これを民間業者への後楯になるようなお気持を当局で持つて頂いて、私ども従来特需の実情はアメリカが或る程度民族的に侮蔑の観念を持つた出発点がかなりにあると見ておりますので、又通産省がこれを監督されるのに当りまして、二つのアメリカができたというような事柄にならぬように、……

第16回国会 通商産業委員会 第22号(1953/07/29、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 輸入組合のできた後のことでちよつとお尋ねしたいのですが、最近自動車の、外車が五十八種類入つているのですね、日本に。で、イギリスの自動車が、イギリス人は本国で買えないけれども日本へ来たら買えるというような実情になつておるそうなんですが、自動車の輸入なんかについては、従来通産省はどういう方針でやつておられるのですか。
【次の発言】 国産のを奨励するという事柄は、現在非常に仕事がなくて困つている下請工場の中小工業なんかも助ける途でございますし、成るほど現在の段階では日本の車に乗るより、向うの車に乗つたほうが乗り心地は甚だよろしいですけれども、ここは我々はやはり暫らく辛抱しても、国産のも……

第16回国会 通商産業委員会 第24号(1953/08/08、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 輸出の出血を内地のものにかけていない。こうしますと、製造業者が二割の配当をして、なお且つこの損失をしても二割の配当をしておる、こういうことになるのですが、恐らくその損失は別の処置方法を講じておられるものだろうと思うのでありますが、それについては、経理上どういう立て方になつておりますか。
【次の発言】 外貨を利用してとおつしやるのは、恐らくわかりやすく言えば、バナナを輸入して、国内で儲けてカバーしようということになるのですが、外貨は輸出業者のかたが獲得するのじやないですか。
【次の発言】 その点について我々考えさせられるのは、硫安を余り使い過ぎて、我々の郷里のほうの種等も非常に種が……


■ページ上部へ

第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 通商産業委員会 第2号(1953/12/03、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 開らん炭のことについてお話が出ましたので、伺いたいのですが、開らんの石炭は日本の製鉄業に非常に必要なはずで、而もその必要なのは、その開らん炭の優秀な石炭が必要なはずでありまして、開らん炭の石炭というものは品質そのものは必ずしも優良なものではなくして、いい炭と悪い炭に区別されているはずであります。それで前に入つた石炭は非常に悪くて、最近はよくなつたというように、結果だけ見て一喜一憂をする状態では日本の産業の堅実なる材料とはならないのじやないか、根本をもう少しつきとめて開らん炭輸入の計画をお立てにならなければいかんのじやないか、開らん炭は経営主体が変つたと同時に、現在経営実態が、又経……


■ページ上部へ

第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 通商産業委員会 第5号(1954/02/09、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 最近航空輸送が盛んになつて参りまして、アメリカのほうへも一週週に二度日本航空は運航します。国内にも盛んに運航いたします。又聞くところによりますれば、保安庁は、空軍、航空機関係を増強するということを聞きますが、これに使用する高いオクタン価のガソリンを相当必要とすると思うのでありますが、それはこの計画の中に考慮されているのか。そういう必要は又別の枠において考えておるかを承わりたい。
【次の発言】 日本の外貨保有の国力等から考えまして、やはり燃料の面からも航空機輸送というようなことは或る程度制限を受けるものと考えていいのか。それとも航空機に関する限りは必要なだけ外貨を払つて輸入するとい……

第19回国会 通商産業委員会 第7号(1954/02/11、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 電力不足に対しまして、電源を開発しておられる努力もよくわかりますし、新らしく設備をいたしますのに非常に資金がかかるということもよくわかるのでございますが、政府は今回低物価政策を公表したということには、相当悲壮なものがあると我々解釈しているのであります。恐らく電力会社が値上げを辛抱する以上な苦しみを以て公表したものと思います。私は断じて与党の者でもありませんが、これは政党を超えて、又国民が挙つてこの低物価政策を支持しなければ、国家の運命というものが非常に懸念されるような客観情勢ではないか、そういう意味において、国民もみな低物価政策、而も政府はかなり派手なことをやることが好きな立場に……

第19回国会 通商産業委員会 第8号(1954/02/12、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 通産大臣に航空機工業に対する基本方針について承わりたいと思います。大体四点ほど承わりたいと思いますが、航空機生産工業と再軍備という線につきまして、御当局はどういうようにお考えになつておられるか。結論としましてはやはり保安庁の需要を満たすという、再軍備的な線に行くとは思いますけれども、その間の関係をどういうふうにお考えになつておるのでありますか。それから、今後航空機生産工業を自由競争の形で持つて行くのか、政府が一つの方針に基いて、それで指導してやつて行かれるのか、いわば統制でやつて行かれる御方針なのか。  第三点はジエツト・エンジン会社というものができましたが、ジエツト・エンジンと……

第19回国会 通商産業委員会 第11号(1954/02/19、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 産業の種類によりましては遺憾ながら外国にうんと優れたところがありますので、これを理論的な面よりも実際の面を学ぶために技術者及び現場員をあちらに派遣する必要が大変あると思うのです。これに対しまして外資の割当が一日十ドルくらい、これは倹約さしてそれで辛抱さすといたしましても、期日をニカ月に切られてしまいまして、言葉は不十分ですし、向うの習慣もわからないで、向うの現場のことを漸く勉強し始めるためには少くも一カ月の期日は済んでしまうわけです。今日たくさん、非常に厖大な計画の下に視察に行かれるかたよりも実際に工場に入つて見習つて来るという必要が大変あると思うのです。このニカ月では結局勉強す……

第19回国会 通商産業委員会 第閉会後12号(1954/11/09、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 局長にお尋ねいたしたいのですが、新聞に伝うるところによりますと、アメリカの余剰石炭が日本に入ると伝えておりますが、燃料炭でありましようか、或いは粘結炭であろうか、又それに附加えまして日本の現在の粘結炭の需要というものに対して日本国内産がどの程度の比率になつておるか、それをちよつと承わりたいと思います。
【次の発言】 過去に粘結炭として輸入されたもので案外粘結炭の役をなさないで、例えば樺太から入つた石炭にしましても非常な弱粘結炭であり、又開らん灰を入れて、それが硫黄分が入つておつて製鉄用には使えなかつたという過去に実情があるのでございます。今日価格が非常に仮に日本の石炭が高いといた……

第19回国会 通商産業委員会 第15号(1954/03/02、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 この法律は輸出を助長する目的のように見えますが、私は非常に大きな危険を含んでおるかの感がいたすのでございますが、外国との取引は勿論信用の上に立たなければならないので、まあ我々の体験したことでも一見D・PのほうがD・Aよりはたしかなように思えますけれども、D・Pで向うへ送つたものを受取らないでおつて、銀行等がこれを処分するのを待つて注文したり、競売で買うというような悪性の外国商人もかなりあることであります。これで行くと出るときは馬鹿に出るように見えますが、又特に日本に滞貨しておるものは出ますけれども、それの損失は洪水のようになつて又期間を置いて帰つて来る危険が多分にあるのではないか……

第19回国会 通商産業委員会 第19号(1954/03/11、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 皆さんに御質問いたしたいのですが、今日お見えになつておられる商社のかたがたは一流の商社のかたがたでございますから計画貿易もなさつておられましようし、又お店のデイグニテイということも非常に重んじてやつておられると思いますが、戦後できておる貿易というものは無数にできておりまして、その中には極端に申しますれば電話とタイプライターだけで以てやつておる商社もあるかのごとく聞いておるのでありますが、これと同じように外国におきましても戦後そういう貿易商社かたくさんできておると思います。特に私ども実際に見ましたところは、中国等におきましては戦争中或いは軍人であつたとか、或いは役人であつたとかいう……

第19回国会 通商産業委員会 第20号(1954/03/16、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 この法案を最初拝見いたしましたときに直感したことは執行がなかなか困難なものではないか、その困難に比べては外貨獲得の目指すところは余りに小さいのじやないかという感じがしましたのと、外貨、外貨という声で日本の金を無駄にする面が一方にあるという事柄が非常に心配になつたので、又この輸出委託されるものが恐らく銘柄の通つた商品よりも銘柄の通らない商品が多くなるだろうと思います。そうしますと貿易商の過ちということのしわ寄せが必ずメーカーに来るものと考えるのであります。普通従来委託販売がありました実情を辿つて見ましても、商社が委託販売するときにはメーカーからもやはり委託の恰好で荷物を引取るという……

第19回国会 通商産業委員会 第26号(1954/03/30、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 この認定基準を拝見いたしまして、これは経済事情に非常に左右されて、この基準がいろいろな面に片寄つて効果を発するのではないかと思う。現在のように急に金融引締をやりますと、親会社も金融に詰まれば、又親会社が物を売つて入る金も、だんだん従来の正常な取引でないと言われるような、例えば長期の月賦でなければ売れなくなるというように順遅れになつて来ますと、この親企業の経営の状況その他の事情より見て、というところにすべて事柄が今後ここに集中して参るようなことになりはしないかというように考えられるのでございますが、一、二の点をお尋ねしたいのは、親企業に依存するということは、専ら依存するという意味で……

第19回国会 通商産業委員会 第28号(1954/04/06、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 提案者の提案理由を拝見しますと、今日日本が貿易を振興する上におきましてもあらゆる面に技術を高度に高めなければいかんということは非常に間接的であるようだけれども焦眉の急のように思いまするので、誠に当を得た提案理由を考えますが、よくこれを拝見いたしましてお伺いいたしたい点が数点ありますので、その点を御説明願いたいと思います。最初の一つは非常にこの法案が遠慮がちのような案のように見えまして、技術士たる者の義務、責任というものは刑罰まで規定したものを加えておるが、果してこれで技術士となつた人の特権がどの程度まで端的に言えばあるのかということに非常に判断に苦しむ点がありましたので、この点を……

第19回国会 通商産業委員会 第37号(1954/05/07、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 航空機製造の事業が再軍備と関係があるという議論は抜きにいたしまして質問いたしたいと思います。純然たる産業という立場において、と申しますのはすでにこの法律は一部改正でありますので前回にすでにこれは論議されておるものと考えますので、産業としての立場からお尋ね申上げたいのでございます。  航空機工業というのは高度の技術を要する点から見ましても、又は多額の資金を必要とする点から考えましても、又事業の性格等から見ましてもこの法律案はまあ当然なる御趣旨のものとは考えるのでございますが、むしろ提出が遅いという感を持ちますし、内容をいろいろ拝見して見ますと、まだ不十分でないかという感がするのでご……

第19回国会 通商産業委員会 第44号(1954/05/21、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 提案者から先ほど陶磁器の引例がありましたので、丁度二十年ほど前陶磁器のほうの組合の役員をしておつたときの経験を申上げまして御参考に供したいと存じますが、その当時は、二十年前は丁度現在の陶磁器の業者の状態と同じだつたろうと思うのでありますが、工業組合或いは輸出組合というものが非常に発達いたしまして一応正常な姿になつて堅実な貿易をし始めたところ、戦争で占領政策ですつかり壊されて、五里霧中になつてしまつたのが今日の状態で、丁度二十年前の姿に返つてしまつたようなわけです。そのときの実情から見ると、非常にこういう法律の必要であるということを痛感するのでありますが、その当時大企業が小企業を非……

第19回国会 通商産業委員会 第45号(1954/05/24、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 ちよつとお尋ねしたいのですが、砂利を採取する企業体には大小いろいろあると思うのですが、極く小さいのはいわゆる入会権に相当したような先祖代々その地方々々でやつておるものがたくさんあると思うのですが、そういう人がこの法律が出たためにどういう窮屈を感ずることになるか、その点御説明願いたいと思います。
【次の発言】 入会権に相当するような砂利を採収する人は必ずしも自己消費のためのものではなくして極めて小さく、例えば山で薪を拾つて来る、自分のところで使うだけでなしにやはり外へそれを売つて自分の生活の助けにするのと同じようなケースが、砂利の、極めて小さい地方色をおのおの持つておりますので、あ……

第19回国会 通商産業委員会 第46号(1954/05/25、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 前回の委員会で、政府当局のほうでは、プロペラの飛行機はもう世界の水準に余り劣つておらないで、ジエツト・エンジンのほうもやつと背伸びをすればとどく現状であるというお話でございましたが、航空機工業というのはアツセンブルのみが航空機工業じやないと思いますので、これの材料の点もありますれば、電装関係もあり、いろいろの多種多様のアクセサリイというものがついた総合的なものが航空機となつて生れるものだということを考えますと、この間加藤委員がお尋ねになりましたような点は、頂門の一針とでもいいますか、航空機のそうなることを希望いたしますけれども、現在の段階でそうたやすい考えを持つて指導されると非常……

第19回国会 通商産業委員会 第47号(1954/05/26、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 「納入金の使途について」の資料を頂いているのでございますが、これは今後こういうようにやろうというまあ予算であるのでございますが、これを判断するために前年度の納入金が明細をつげてどういうように支出されたと、又その支出を受けたところはどういうようで使つたという決算的なものがあれば今後の判断する資料になると思うのでありますが、そういう資料は……。
【次の発言】 明細についておりますか。

第19回国会 通商産業委員会 第48号(1954/05/27、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 委員長からコンチネンタルのエンジンのことにつきましてお話がありまして、私直接の関係者でありますので、政府当局が決定したことに対して批判を加える考えもありませんし、又どちらの会社が適当であるかというようなことについての判断もしたくないと思いますが、ただかねてから申上げておりますように、航空機工業というのはなまやさしい考えではできない問題で、当局の強い指導によつて初めて生れるものだということを申上げてありますことと関連しまして、あのコンチネンタルのエンジンがこのエンジンを積むところの機体を作つておるところのメーカーに何らの相談なく、又通産省に相談することなく、保安庁に相談することなく……


■ページ上部へ

第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 決算委員会 第4号(1955/05/16、3期、日本民主党)

○白川一雄君 前川の決算委員会で、保安庁に繰り越しがあるのはジェットのエンジン等について予定通り進まないからというような説明があったのでございますが、ジェットのエンジンというようなものは、防衛生産としましては計画的にやらなければいけないものだと思いますが、なかなか二年や三年で、できないのが現状であろうと思います。そうしますと、防衛生産の、もう少し科学に基礎をおいた計画というものができて予算を組むようにしませんと、なかなか私どもの見るところでは、おそらくジェット・エンジンができるのはゆうに五年以上かかる。できたときにはまた次のものができているというようなむだはしはせぬかということを心配している。……

第22回国会 決算委員会 第13号(1955/06/07、3期、日本民主党)

○白川一雄君 国の財政にこんな大きな損失を与え、また全国を騒がせた、こういう有毒な米を輸入した商社が、どういう形における責任をとり、どういう程度の犠牲を払っておるものか、その辺を会計検査院のほうで検査されたところをお尋ねをいたします。

第22回国会 決算委員会 第27号(1955/07/11、3期、日本民主党)

○白川一雄君 航空機は遺憾ながら日本の技術は非常にレベルが低いと思うのでございますが、これが発展を期する防衛庁の方針は、自由競争から、せりあってよくなるというところをねらっていかれるのか、あるいは必要な範囲のメーカーに力を入れて育成していこうという御方針か、その御方針を承わりたい。
【次の発言】 現在の状況は、どちらかというと、自由競争の形になっておるようで、日本の防衛計画というものの航空機の需要も、日本の国力から見ますと、私は限度があると思いますけれども、こま切れに分けたのでは各メーカー自体の経営が成り立たんではないだろうか。自由の原則を重んじなければいけませんけれども、国防に関するような事……

第22回国会 商工委員会 第閉会後1号(1955/09/15、3期、日本民主党)

○白川一雄君 局長にお尋ねをいたしたいのでありますが、北鮮貿易は韓国に対する外交的思惑から差し控えておられるものと了解しておるのでありますが、現在のところで将来の見通しはどういうようであるかお聞きしたいと思います。
【次の発言】 今後申請がありましたときに韓国との関係の政治的、外交的思惑というものにどの程度に制約されるかということをお聞きしておきたいと思います。

第22回国会 商工委員会 第閉会後2号(1955/09/16、3期、日本民主党)

○白川一雄君 ほかの業種は業者が大体数が限度があるのですが、この機械工業の方だけは業種の種類が非常に数が多いのであります。これはまあ私の考えでは、戦争中非常に乱造した機械工業を終戦のときに閉鎖するベきものを閉鎖しないできたということが今日非常に災いしておる点もあると考えるのですが、ほかの方にば今のようにそういう割当ということの問題になりますが、機械工業に関しては、それより前に日本の機械工業をどう持っていくかという基本的な線を通産省としてやらなければ、現在のように総花的にやっておりますと、結局何もならぬことに金をたくさん使っていってしまうのじゃないかという点が実情から非常にまあうかがわれるわけで……

第22回国会 商工委員会 第閉会後4号(1955/11/09、3期、日本民主党)

○白川一雄君 今局長から大体の御方針、きわめて抽象的な点をお聞きしたのですが、実情は必ずしも今申されたようなことではないんじゃないかと、河野委員が今お尋ねになりましたが、少くも現在販売しておる価格から見ますと、日本のコストが三倍近くになっておる。輸出すると言いましても、コストを下げることを先に積極的にやらなければ、自動車を輸出するというようなことは、現在の段階では夢想だにできない実情ではないか。こう考えますと、各工場で大体作る数量というものがある数字に達しなければ、原価を引き下げるということができないのじゃないか。現在日本の需要する自動車が大体年間二万台といたしますと、現在国産が三社でございま……

第22回国会 商工委員会 第13号(1955/06/02、3期、日本民主党)

○白川一雄君 提案理由の中に異常な利益を全部関係業者に帰属させることは適当ではないという御趣旨から、第二条に「輸入価額に適正な利潤及び諸掛の額を加えた額と国内販売価額との差額」を納入させるということにたっておるのでありますが、国内販売価額というものが野放しだったりすると、結局それの値段をどんどん上げてくれば、結果において異常な利益の全部を関係業者に与えるという結果になるおそれはないのですか。
【次の発言】 国内販売価額というものは非常に弾力性を含んでおるということが言われる、この法案によるとそこからまた異常な利益を得る場合もあるということも考え得るわけであると思いますが、どうでございましょう。

第22回国会 商工委員会 第16号(1955/06/09、3期、日本民主党)

○白川一雄君 特殊金融の精神が末端では逆になっておるような傾向が認められるのでございますが、大体金融の援助を願おうとするものは、力が弱くて通常の銀行等に行っても顧みられない中小企業者を助けようというのが、この法律の精神だろうと考えるのであります。いなかのほうへ行ってみますと、金融機関に行っても貸し出しを願える人に対してむしろ金融機関が貸し出しを好むが、零細な者に対しましては、いろいろなむずかしい条件等をつけて貸し出しをしない。体験しました一例を申し上げますと、香川県に大川郡というところがございます。そこに零細な手袋業者がありまして、その三割ないし四割が輸出で、その他は国内用になっておるのでござ……

第22回国会 商工委員会 第17号(1955/06/14、3期、日本民主党)

○白川一雄君 ガット加入の説明を聞きまして、日本の輸出はだんだん伸びるだろうという希望の点を承わって喜ぶのですが、同時にわれわれ一つ不安を持つのであります。この点に関して政府の方のお教えを伺いたいと思うのです。と申しますのは、先ほど大臣からもお話があったように、プラント輸出に対して砂糖輸入をし、その利益で輸出の困難をカバーしていくというような事柄が、ガットに入った関係上やはり当然の義務として制約を受けるだろうと思います。そうしますと、今日日本の産業態勢というものがまだ十分整っていない形において、いいものを安く売るという腕づくの市場において競争しなければならんということになりますと、現在の状態で……

第22回国会 商工委員会 第19号(1955/06/17、3期、日本民主党)

○白川一雄君 最近大手の炭鉱の決算の内容を見ましても、また株価から判断いたしましても、かなり危機をはらんでおるものだろうと想像されます。また中小炭鉱はより一そう悲惨な状態になっておる。原因はいろいろありましょうけれども、戦争中並びに戦後を通じまして、ただ出炭しろ、 出炭しろ、金が要るなら金を出してやるということで非常に奨励された。経済事情の変化もあったでありましょうけれども、結果から見ると、非常に指導の見通しも違ったのではないか。特に出炭を奨励する方法において、石炭というものは切羽の整備をしてやれば、当然出炭がふえるものであるのに、坑口から出も量だけをもって出炭というふうに考えていったものであ……

第22回国会 商工委員会 第22号(1955/06/24、3期、日本民主党)

○白川一雄君 精糖工場能力推移という資料によりますと、昭和二十八年三月から急激に能力を増加しておりますが、現在承われば大体百万トンというのに対し三倍以上の能力に持って行った、これを当局として許可になったその方針というものは、どういう方針に基いてこういう設備を許可したかということを承わりたい。
【次の発言】 二十七年度のメーカー割当基準を見ますと、能力に対して七〇%ということになり、実績に対しては三〇%、まあこの数字があるので、おそらくメーカーは能力をうんとふやして割当をたくさんとろうという前提において工場の設備をしたものであると思われるのでございますが、今日、日本の経済から申しますと、ほかの産……

第22回国会 商工委員会 第26号(1955/07/12、3期、日本民主党)

○白川一雄君 お尋ねしたいのですが、これからできるボイラーを制限いたしますと、現在の単価から割り出した今後のボイラーと、現在までの電池を使っているボイラーとのコストというものほどのくらいの違いがありますか、その大体の見当をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 私のコストと申しますのは、製造会社の製品に及ばす、コストに影響する比率がやはり石炭を使っても重油を使っても同じような結果が採算上出るかどうかという見通しをお聞きするわけです。というのは、もし従来あるものは重油を使えるのだ、今後作るのは、石炭をということになれば、そこにそれの燃料費に非常に違いがくるとしますれば、同じ産業の中で法律から……

第22回国会 商工委員会 第27号(1955/07/14、3期、日本民主党)

○白川一雄君 ちょっとお尋ねしたいのですが、御承知の通り日本の陶磁器のディナー・セットの九十三ピースは主としてアメリカの方にいっておるのであります。それのチェック・プライスは十四ドル七十セントときまっております。アメリカの方では自分の国でできるいいものは大体市場で二百ドルで売っております。悪いものは四十ドルぐらいです。日本品は向うでちょうど六十ドルぐらいで販売されておるのが実情なのです。ところが最近六ピースのいわゆるバンブ・チャイナ・セットという名前で日本から輸出されておる。これを九十三ピースに換算いたしますと八ドル五十セントぐらいになります。御承知の通りアメリカは日本の陶磁器が非常に安く入る……

第22回国会 商工委員会 第29号(1955/07/21、3期、日本民主党)

○白川一雄君 その法案は衆議院の方では質疑を省略して直ちに採決に入ったのでございますね。
【次の発言】 上条さんにちょっとお尋ねしたいんですが、輸出業者の輸出組合と別途に、メーカーの輸出を目的とした輸出組合を作るというのが御希望なのか、あるいはメーカーが団体加入をして輸出組合の中のメンバーに加わるということの御希望なのか、その点をちょっと御意見を承わりたい。
【次の発言】 よくわかるのですが、われわれもごく零細な中小の工業をやった経験から、とかく実力の上で輸入業者、貿易業者に負けるために、一対一の立場に名目上置かれても、実際の動きにおいては輸出業者の力に圧倒されるという体験を持っておるのであり……

第22回国会 商工委員会 第31号(1955/07/23、3期、日本民主党)

○白川一雄君 石炭の問題を協議するときにも必要ですからこの際ちょっと伺っておきたいのですが、鉱業権は憲法で保障された私有財産と同じような観点において当局は考えておられるかどうか、その点を承わりたいと思います。
【次の発言】 しかし、鉱区というものは大体国のものである。鉱業法を見ますと、三年間これを遊ばしておけば、それは解消するというような事柄があるのを見ましても、いわゆる憲法で保障された私有財産とは同様に考えられないのではないかという考が起るのですが、その点はいかがですか。
【次の発言】 わかりました。

第22回国会 商工委員会 第34号(1955/07/27、3期、日本民主党)

○白川一雄君 萬仲さんにお伺いいたします。先ほどのお話では、少数の方を除いては原則として賛成であるということでございましたが、差しつかえなければ少数の方の名前をあげていただくわけにいきませんか。
【次の発言】 実はいろいろうわさを聞きますので、ほかにセメント工業その他をやっておる関係から、石炭の方の不況のプールにする関係上、反対だといううわさも聞きますし、もしそうだとすると、セメントはセメント、石炭全体の起死回生の策を考えたときには、切り離して考えなければならないのじゃないかという点と、もう一つは、縦坑を掘ったりすることのできない炭層の関係上、合理化の面に賛意を表していないのだというようなこと……

第22回国会 商工委員会 第36号(1955/07/29、3期、日本民主党)

○白川一雄君 会期ももう時間で数えるくらいしかないのであります。しかし十分審議をするためにその時間もできるだけ有効に使わなければいかんと思います。もしこれで散会するのでしたら、引き続いて理事会を開いていただいて、明日すぐ審議に入れるように委員長の方でおはからいを願いたいと思います。

第22回国会 商工委員会 第37号(1955/07/30、3期、日本民主党)

○白川一雄君 重要なる法案の質疑がまだたくさんあるだろうと思いますけれども、本会議の関係等もありますので、この辺で質疑を打ち切る動議を提出いたします。
【次の発言】 委員長今の動議を……。
【次の発言】 重ねて質疑打切りの動議を提出いたしたいと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり)


■ページ上部へ

第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 商工委員会 第2号(1955/12/12、3期、自由民主党)

○白川一雄君 砂利採取長期の計画として合理化しなければいかぬという点はよくわかるのですが、この零細な人は河川の性質からいきまして先祖代々長期にわたってやっておる人があると思います。これは一種の入会権に相当するようなものだと思います。個人の権利を剥奪する性格にもなる法案だとするならば、零細な人のいわゆる協同組合を作るとかどうとかいうことは、法律を実行すると同時に当局はもう少し親切な慫慂をし、これを促進してやらなければ、必ずそこにふるい落されるところの零細な業者がたくさん出て、先でまた別な問題が起ってくるのじゃないかと、こう思いますので、この法律を布いてこの法律の威力で協同組合を促進するのがいいか……

第23回国会 商工委員会 第4号(1955/12/14、3期、自由民主党)

○白川一雄君 先ほど御質問があったのでありますが、下請に対する支払のことにつきまして、手形が長期になっておるというお話がありましたが、特に小企業者におきましては手形をもらうのがまだいい方なので、手形をもらう前に長く未払いのまま置いておいて、そしてその手形をもらうときには、未払いの半分とかあるいは三割というのを百二十日とか百五十日という手形で渡しておるのであります。実際には品物を売ってから金が入るには十カ月以上かかる。だから世間では最近陣痛手形とさえいっておるような始末で、ですからわれわれから考えますと、日本銀行の貸し出しが少くなった、市中銀行の金がだぶついておるという半面には、金利のかかる借入……

第23回国会 商工委員会 第5号(1955/12/15、3期、自由民主党)

○白川一雄君 資源の少い日本に原子力が必要だということは、先ほど古池委員が言われた通りでございますが、原子力の技術と一般科学の技術とが独立して存在できるとも思えないのでありますが、そういう趣旨から、近く科学技術庁が設置されるということを聞いておりますが、従来のごとく、小さく各省に技術が分割割拠している体制では、せっかく進もうとする原子力の研究もブレーキがかかるのじゃないかというようにわれわれ非常に心配しておるので、この際各省に分割割拠しておるこの技術を何とか統合して、むだのない大きいスケールの格好で進まなければ、原子力だけのものが独立しているわけにいかないという点から考えますと、非常に重要なる……


■ページ上部へ

第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 決算委員会 第12号(1956/04/04、3期、自由民主党)

○白川一雄君 関連して……。ただいま会計検査院の方から指摘した御方針を承わったのでございますが、昨年石炭合理化法案を審議いたします途中で、各炭鉱とも非常に困っておるので、国をあげてこれを援助して、合理化をしようと、大体事業家の立場から考えますと、会社に利益が上りましても、全部が現金で残るわけじゃないので、大部分は数字の上の利益ということになりますので、次々に事業の困難を打開していきますときには、上った利益もこれを投資に入れていかなければいけないということもおわかりだろうと思いますし、また石炭だけでなしに、銀行から借金しておるから、全部借金を払ってしまわなければ次の借金ができないというような窮屈……

第24回国会 決算委員会 第13号(1956/04/12、3期、自由民主党)

○白川一雄君 私感じだけ申し上げますが、今の公務員は非常に気楽になった感じだと思いますよ。まあそれだけ申し上げておきます。

第24回国会 商工委員会 第10号(1956/03/06、3期、自由民主党)

○白川一雄君 局長は最近南米の方へ行かれたそうですが、ブラジルなどでは、日本が計画したものにどんどん外国が進出して、このまま放置しておくと、将来日本のブラジルに対する輸出はだんだん減退をたどるだろうということを、新聞でも、また講演でも聞くのですが、御視察の御感想をちょっと承わらしていただきたい。
【次の発言】 南米の方は御承知の通り移民の問題とも関連しておることでありますが、聞くところによると、最近は農業移民というのはほとんど希望が持てない。工業移民でなければいかぬということを聞くのでありますが、やはりこれに並行していくのはプラントと人とが一体になった投資をしていかなければ実現しないのではない……

第24回国会 商工委員会 第16号(1956/03/23、3期、自由民主党)

○白川一雄君 投資保険についてお尋ねしたいのですが、もし海外へ投資するのに非常に危険があるということを言いながらやるような投機的な海外輸出ということにつきましては、これをチェックする何か機関があるのでございますか。
【次の発言】 そうしますと私の主観が多分に入るかもしれませんが、今後の貿易ということを考えますと、各国がみな自給態勢をとる、工業立国という建前をとっていることから考えまして、単に売った買ったというような事柄で貿易が終始することはないときがくるのではないか。今のうちに手を打たなければその報いが五年先、十年先に深刻な形で現われてくるのじゃないか。また先般お話がありましたように移民の問題……

第24回国会 商工委員会 第20号(1956/04/13、3期、自由民主党)

○白川一雄君 私は自由民主党を代表いたしまして、この法案に対する討論を行うものであります。かわるべき企業担保法が、延期二カ年間の間に制定されるということを期待いたしまして、阿具根君提出の修正案に賛成するものであります。法務省で立案中の企業担保法案は、一般担保制度を一般法として法制化することによって、特定の企業として広く各種の企業に対して一般担保制度の門戸を開放しようと意図するものでありまして、産業金融の円滑化を期するという見地からも、一応原則的には支持さるべきものと考えるのでありますが、いたずらに現状のまま放置しておりましたならば、かりに三年延期し、五年延期いたしましても、同じことを繰り返すほ……

第24回国会 商工委員会 第22号(1956/04/19、3期、自由民主党)

○白川一雄君 私も賛成ですが、一応二十四日というものを延ばして、あとの日はいつというのを重ねて委員長の方で協議していただきたい、ということできめないでおいてもらいたい。その資料の検討の様子によりますから。

第24回国会 商工委員会 第24号(1956/04/24、3期、自由民主党)

○白川一雄君 研究所法案について二、三点お尋ねいたしたいのですが、資本金が二億五千万円、政府出資となっておりまして、予算措置としては七億円あるのだが、これを二億五千万円にとめた理由の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 第四条の五項によりますと、政府以外の出資は二分の一以下に限定しておりますが、これの根本理念はどういうところにあるのですか。
【次の発言】 第五条の出資証券による出資者には、研究所の運営については、株式会社のように別に議決権も与えないし、発言権も与えないという先ほどの御説明でございますが、そうだとしますと、あながち四条の五項のように、二分の一以下というように限定するというこ……

第24回国会 商工委員会 第25号(1956/04/26、3期、自由民主党)

○白川一雄君 伏見参考人にお尋ねいたしたい。私どもはこの戦争が負けましたのはいろいろ原因がたくさんあろうと思いまするけれども、最も日本の国民全体、また指導者が科学というものに対して謙虚な気持を忘れておったという事柄が非常に大きな事柄であったろうとかねがね考えておるわけであります。私自身もそういう体験もありまして一、昭和十二年にヨーロッパへ行っておりますときに、日本の軍部が通信、航空、機関銃等に関しましてあわててあちらの方で発注をし、古いものを買っておるという事実を見まして、国産奨励けっこうだけれども、外国のすぐれたものを見て国産奨励するのはいいけれども、劣っておるものを国産奨励すると戦争を負け……

第24回国会 商工委員会 第27号(1956/04/28、3期、自由民主党)

○白川一雄君 私は自由民主党を代表いたしまして、三点を述べて賛成の討論といたしたいと思います。  高度の科学を基礎にいたした革命的なものでありまして、これを発展さすためには多額の国費を要するものでありまするので、お祭り騒ぎに時間のむだと経費のむだをするということは、この進歩を非常におくらし、ある場合には阻止するというようなことになるおそれがあると思いますので、その点につきましては十分慎重なる御指導を願いたいと思います。  次には、研究の自由を尊重するとともに、この運営に当りましては、一たん発足したもの、すなわち国会で計画を立て組織を立てて発足したものの運営につきましては、極力政治力の支配下から……

第24回国会 商工委員会 第28号(1956/05/02、3期、自由民主党)【議会役職】

○理事(白川一雄君) ただいまから委員会を開きます。  まず委員の異動を申し上げます。四月三十日川村松助君、佐藤清一郎君及び横川信夫君が辞任され、その補欠として高橋衛君、小野義夫君及び木村守江君が指名されました。五月一日木村守江君が辞任され、その補欠として笹森順造君が指名されました。なお豊田雅孝君が五月一日に辞任されました。五月二日竹中勝男君が辞任され、その補欠として藤田進君が指名されました。  以上報告いたします。
【次の発言】 これより百貨店法案を議題といたします。質疑のある方はお願いいたします。  ちょっと速記とめて。
【次の発言】 速記を初めて。

第24回国会 商工委員会 第31号(1956/05/15、3期、自由民主党)

○白川一雄君 私は自民党を代表いたしまして本案に賛成するものでございます。しかしこの法案を検討いたしておる間に当局に質疑もいたしたのでございますが、この法律の書き方が非常に不徹底な書き方になっておりまして、たとえば第九条のごとく、影響あると認めたる場合というようなことがありますが、もう現実に影響があることがわかっておる事柄自体を非常にあいまいな書き方になっておるという点。また先ほども質疑のありましたように、増築、新築しておりますものを状況判断して許可をするという場合に的確な一つのスタンダードに基いてやるということをはっきりしておかないと、法律に対する信頼感を国民の中に失わしめるというような結果……

第24回国会 商工委員会 第32号(1956/05/17、3期、自由民主党)

○白川一雄君 第三条の三項に書いてありますような理由で急に非常処置としてこの法律を実施しなければならないという事情になったと、こう観察するのでございますが、この法律は非常に制限することばかりを目的にした法律で、実際に産業を今後助長していこうという場合にこの法律だけでは産業をむしろ制約していかなければいかぬという結果が生ずるではないか・そういう点から考えると、この法律と並行して特に今回指定されておるような措置に対しては、豊富に水を供給してやるという線の施策がないと、産業の増進ということがはかれないのじゃないかというように考えるのでございますが、この法律と並行して何か積極的な水を解決するような施策……

第24回国会 商工委員会 第36号(1956/05/25、3期、自由民主党)

○白川一雄君 国産車振興に関する小委員会の調査の経過について御報告申し上げたいと思います。  二十三国会より引き続き国産自動車振興を目的として小委員会が設けられ、私はその委員長に指名されて今日に至りました。委員各位の熱意ある御協力によって少からざる成果をあげましたことをこの際厚くお礼申し上げます。  今後の取扱い処置については来たるべき国会において本商工委員会の議によって定めるべきものと思いますが、一応本小委員会として報告いたし、結末を明らかにしておきたいと思うのであります。  国産乗用自動車製造会社五社につきまして見ましても、おのおのの持つ下請並びに協力会社の総数は千二十一を数え、五社に働く……

第24回国会 商工委員会 第37号(1956/05/26、3期、自由民主党)

○白川一雄君 私は自由民主党を代表いたしまして討論を行うものであります。局部的に設備が過多で業界の恐慌を来たすことを防ぐために登録制を設けることは妥当と思いますが、産業の盛衰には常に波があり、変化があるのが普通でありまして、海外の市場の推移等によってもまた動くことが多いので的確な見通しをして、あるいは制限したり、あるいは助長したりするようなことのないように、早まらざるよう行政指導を特に強く希望いたしたいと思うのでございます。また制限される紡績部門及び機械製造部門に過渡的に人員過多等の現象が免れないのをおもんばかりますので、周到なる行政指導を特に注意を促しておきたいと思います。  ただいま上條委……

第24回国会 商工委員会 第38号(1956/05/28、3期、自由民主党)

○白川一雄君 私は局長に伺いたいのですが、電気のことは専門的に知識がないので、あるいはピントがはずれておるかもしれませんが、佐久間ダムが電力を供給する場合には中部電力と東京電力とへ供給する単価はどういうふうなのでありますか。
【次の発言】 今度只見川の方の電源開発ができますと、東北電力と東京電力に渡す単価はやはり大体同じですか、ある程度の差はつくのですか。
【次の発言】 私これをお尋ねするのは、東北電力の只見川の開発ができますと、電気を供給するのは電源開発会社としては原価主義でやりますが、下流増の問題で、東北電力が負担するといたしました場合には、電発の方には関係ないが、東北電力としましてはそれ……

第24回国会 商工委員会 第40号(1956/05/30、3期、自由民主党)

○白川一雄君 この下流増の法案を審議しておる途中考えさせられることは電源開発会社の事業の性格というものが明確でないというようなところにあるのじゃないかという感じがしてならないのでありますが、この点大臣にお尋ねいたしたいのでありますが、私どもの考えておるのは電源開発会社が発足したというのは終戦後非常に経済の混乱しておるときに一日も早く産業の復興をはかろうという目的で電源を開発するためにこの開発会社というものが国の金で促進するためにできたものと考えておるのでありますが、だんだん戦後十年以上たちまして経済界も落ちついてくればそのときと事情が変ってきておるのじゃないか。ですから下流増の問題も電源開発会……


白川一雄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 3期|- 4期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(参議院3期)

白川一雄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 3期|- 4期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 経済安定・通商産業連合委員会 第3号(1953/07/23、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 第十一条の件についてお尋ね申上げたいのでありますが、最近金融資本によつて日本の経済が大きく動かされておる実情でありますから、或る程度金融機関の圧力とかいうことも避けがたい実情とは思いますけれども、程度以上に行くことにつきましてはこれを抑制いたしませんと、独禁法を設けました趣旨と反する結果が出て来ないかということを恐れるのであります。最近事業界におきましても系列ということが叫ばれまして、金融業者と事業団体が一つの団体になりまして、事業界の大きなユニットを形成しようとしておることは御承知の通りであります。この十一条によりますと五%まで株を持つことができるということになつておつたのがど……

第16回国会 通商産業・経済安定連合委員会 第2号(1953/07/21、3期、純無所属クラブ)

○白川一雄君 稻山理事長にお尋ねしたいんですが、最近インドのほうが鉄を非常に生産を始めたそうですが、丁度日本の綿布が非常に輸出の大事な相手国であつたのに、現在は競争国に変つているというような現象が間もなく起つて来るのじやないだろうか。そういう意味から将来目印製鉄というのができるということもかねがね聞いておりますが、これがどういう事情になつているのか、インドの製鉄が盛んになるということが日本の製鉄にどういう、ふうに影響を与えるのか、まあこれに対して日本の製鉄業界といたしましてはどういうようなコースで進むべきであろうかというようなことについて御意見を承わらして頂きたいと思います。


■ページ上部へ

第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 商工委員会国産車振興に関する小委員会 第閉会後1号(1955/11/17、3期、日本民主党)【議会役職】

○委員長(白川一雄君) ただいまから小委員会を開きます。  本日は純国産乗用車を生産しておられますトヨタ自動車工業の大野常務さんと富士精密工業の社長の團社長、さらに純国産乗用車と組立外車の両方を生産しておられる日産自動車の川又専務さん及びトヨタ自動車労働組合執行委員長の本多さんをお招きいたしまして、国産車特に乗用車の生産の実情及び国産車振興をいかにすべきか等につきまして、それぞれのお立場より忌憚のない御意見を伺いまして、当委員会の目的であります国産車の振興のための政策樹立に資したいと存じておるのでございます。なお、本日お招きしていません組立外車専業の会社は、いずれ日を改めましてお招きすることに……


■ページ上部へ

第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 建設・商工委員会連合審査会 第3号(1956/03/27、3期、自由民主党)

○白川一雄君 議事進行で。資料の要求をいたしたいのでございますが、建設省の方に、現在の資料を見ますと、直営の仕事が三つの会社となっておりますが、一番多かったときは幾つあったか。現在の二つ以外のものは、ほかの方に移したのか、あるいは解散するとかいうので、なくなってしまったのか。それと、投資会社が九十ばかりあったのが二十幾つになってしまっておるというのも、なくなった六十余りの投資会社は現在でも現存しておるのか、あるいはなくなったのか。それの一覧の表を出していただきたいと思います。

第24回国会 建設・商工委員会連合審査会 第4号(1956/04/27、3期、自由民主党)

○白川一雄君 たくさん資料をいただきましたので調べさせ、ていただいたのでありますが、現在東北興業が、直営が二つの会社であり、投資会社が、かつては九十あったのが、現在は二十九社になっておる。この減ったのは、独立して採算がとれるようになったから分離したのか、あるいは採算がとれないで会社がつぶれるようになって分れたのか、その点をまずお尋ねいたしたい。
【次の発言】 私どもは東北は地理的関係から経済的に非常に不利な状況にあるということも承知いたしておりますし、また従って、産業の面においても恵まれていないということを考えて、このセメント工場を作るということにあながち反対の意思を持っておるわけじゃないので……

第24回国会 商工委員会国産車振興に関する小委員会 第1号(1956/03/01、3期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(白川一雄君) ただいまより小委員会を開きます。  小委員会の議事を始めるに先だちまして、小委員会において作成いたしました資料について御説明をし御承認を得たいと存じます。お手元に配付いたしました資料中、ひもでとじてある「国産車振興に関する調査経過」という一連の資料は、私と当商工委員会調査室で調査いたしたもので、特に別紙三、別紙四、別冊五は今までまだ皆さんにお渡ししてなかったものでありますが、後ほど御高覧の上御検討願いたいと存じます。また、別冊第五の国産乗用車に関する各社別報告一覧の原本になりました各社の提出資料も、ただいまお渡しいたしましたが、これは一応各社の秘密にも触れておりますので……



白川一雄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 3期|- 4期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

白川一雄[参]在籍期 : | 3期|- 4期
白川一雄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 3期在籍の他の議員はこちら→ 3期参議院議員(五十音順)  3期参議院議員(選挙区順)  3期参議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。