このページでは安部清美参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。
○安部清美君 私も前二者と同様で、初めて議員となり、文教委員となって文教委員会の運営の実態を見て、前二者と同様の感じを持っておる一人であります。われわれはもっとざっくばらんに実態を文部省当局にも出していただくし、われわれも思う存分のことを言って、そうしてわが国文教の振興に資するという仕事を持っておるのじゃないかと思うのでありますが、今までの姿を見ておりますと、どうもほんとうのことを、ほんとうにわれわれにお示しになろうというような考え方ではないのじゃないかというような感じさえ私どもは持つのであります。これが今までの実態であるとするならば、私はそういう考え方を捨てていただいて、ほんとうにわが国の文……
○安部清美君 文部大臣に二、三御質問申し上げたいと存じます。先ほど文教施策の態度として、知育、徳育、体育のバランスのとれた教育施策をやりたいという文部大臣の基本的態度については、私ども賛成でございますが、それにつきまして特に最近の問題から考えて、道徳教育と申しますか、徳育を特に考えたいというお話でございますが、その点の一つとして最近大臣すでに御承知の通り、定員の問題、あるいは昇給昇格の問題で、全国的に各地に問題を生じておる現状であります。ことにこの道徳教育をほんとうにやろうとする場合に私は必要以上のいわゆる限界を越えた定数を持っておる学級を担任する先生が一人々々の子供の人格的な教育をやるという……
○安部清美君 私は文部省小林局長、建設省、厚生省の係の方に二つお伺いしたいのです。一つは、教育環境の浄化の問題は、われわれ長く教育界におりました者としては、これは教育の一つの大きな基本的な問題でありまして、学校教育の内容充実のために環境をどういうふうに浄化していくかということは、これはもう基本的な大きな問題だと思うのでありますが、東京都においては昭和二十五年に、東京都の問題を中心にして文部省から通牒を出され、全国に達しが回っている。今回またさらに通牒を出されたようでありますが、この通牒を出されて以来今日までの、いわゆる昭和二十五年から今日までの環境浄化についての文部省の態度といいますか、具体的……
○安部清美君 先般私が大臣に御質問申し上げましたときに私立学校の育成の態度、お気持を承わったのですが、その際にこの理振法を、私立学校にも適用するこの法案のことも承わっておったのです。大へんけっこうなことだと喜んでいるわけでありますが、これについて私は私立学校という立場でしぼってこの法案についてお伺いしたいと思うのであります。私立学校が今日占めておりますこの面の教育的な大きな力というものは私どもは認めなければならぬと思うのですが、ことに量的に申しましても、すでに御承知のように高等学校、あるいは中学にいたしましても相当高いパーセンテージを持っているのでありますし、その点から私立学校を育成する立場で……
○安部清美君 私はこの法案の内容につきまして、もう少し的確な御説明を願いたいと思っておるのでありますが、二、三点について御質問申し上げたいと思うのでありますが、この法案は私立大学における学術の研究設備ということになっておりますが、主として教師側の研究設備であるかどうかということをお伺いしたいのであります。 それから第二点は、設備の補助となっておりますが、そういう学術研究について補助をいたします場合には、施設の面についても補助をする必要があるのではないかと、こう思うのでありますが、この点が除かれている理由はどこにあるか伺いたいのであります。 それから第三点は、この法案で一番大きな問題点になる……
○安部清美君 今の問題は最初に私質問いたしました問題に関連しておると思いますが、ことに私の質問いたしましたときの答弁と、今の大臣の答弁との間にはだいぶ食い違いがあるようでありますが、しかし特に今の贈与税の問題については、私は事務当局に特にお願いしたいと思いますが、贈与税の問題は私立学校における昨今の一番大きな問題じゃないかと私は考えている。というのは、贈与税の問題は昭和二十三年ごろではなかったかと思うのですが、一応その贈与税というものをとらなくてもいいような形になっておったと私どもは思う。それが最近に贈与税をとるというような形になってきておるのではないかと私たちのあれでは思うのですが、こういう……
○安部清美君 私は日本社会党を代表いたしまして、本法案について、ただいま提出されました動議、修正部分を除く原案に対しまして、賛成の意を表する次第でございます。 前回来委員会においてしばしば意見が開陳されましたように、私立学校の今日まで占めて参りました日本の教育界に及ぼした功績というものは、非常に大きなものがあると思うのであります。わけて、設立者の意図によりまして、ずいぶん変った伝統校風によって、種々の人材を送り出しましたことにつきましては、私どものまことに敬意を払っておるところであると思うのであります。ただ、終戦以来、戦災の傷がなおいえずして、種々の施設設備に対しまして十分なることができない……
○安部清美君 私はこの機会に二、三点お伺いしたいと思います。一番にこの学校給食行政の問題、で、第一番にお伺いしたいのは、学校給食会の性格というものですね。どういう運営でやっておられるのか、それを明確に一つお教えを願いたい。
【次の発言】 大体性格はわかりましたが、今承わりますと、学校給食会に三百万の補助の増になっておるようでありますが、この運営費というものはどういう形で運営されておるのですか。
【次の発言】 教育委員会と学校給食会との関係はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 大体わかりましたが、そういう点から言って取扱いをやっておりますものが非常に危険性のあるものであると私は思うの……
○安部清美君 大臣にお伺いしたいと思いますが、佐賀県の問題を中心にしてでありますが、私ども文教委員になってから、最近になって、たとえば愛媛の問題にしましても、大分の問題にしましても、今回最も県下の注目を集めておるところの佐賀県の問題、ことに警察権が発動されたというがごとき問題が惹起しておるという一連の関係をずっと考えてみますというと、次第に、何と申しますか、権力的な空気がそういう問題ごとに私どもには強く感ぜられてならない。ことに愛媛の問題につきましても、静かに分析いたしてみますと、そういう感じがする。大分の問題にいたしましては、先生方を二十八条によってああいう処置をしなければならないような状態……
○安部清美君 私一、二点お伺いしたいと思うのですが、旧軍関係の学校卒業者を特にお考えになって資格の付与の問題をお出しになっておるようでございますが、現在までこういう人たちがとっております資格ですね、どういう程度のものになっておりますか、また資格をとった過程ですね、これを御説明願いたい。
【次の発言】 今の御答弁によりますと、旧軍人であるがゆえに特別扱いをされておったから、この際こういう免許状措置をしようということなんでございますか。
【次の発言】 その中にも、今の提案理由の説明の中に、特に一年以上という年数を区切っておられますが、一年というのはどういうところから来たものでございますか。
○安部清美君 私は十月の文教委員打合会の際にも勤務評定の問題について三、四の質問をいたしたわけでありますが、その際に、私は特にこの勤務評定の問題が過去昭和二十五年から、法が制定されておるにもかかわらず、八年間の長い間その当面の責任者である地方の教育委員会がそれをやろうとしなかった、やらなかった。それには理由があるはずである。こういう点について検討されたことがあるかどうかというような問題について御質問をいたしましたわけであります。その際に、私は長い間、法が制定されておるにもかかわらず、やってこなかった問題を、突如として今回文部省が取り上げて、しかも強力なこれに対する指導を加えようとする考え方が、……
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