このページでは勝俣稔参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。
○勝俣稔君 ちょっと医療問題について私の考えを申し上げたいと思いますが、先ほど赤痢の患者は二割くらいですか、増しだというような見込みのようですが、現在何しろ交通がうまくいっておらない。ですから、ほんとうに調べたならば私はもっと多くなるのじゃないか、死者ですらあとからあとからじゃんじゃんじゃんじゃん出てくるような状態なんですから、赤痢あるいは下痢患者というのは相当多くなるのじゃなかろうか、これが何かどこかの学校をどうとかして五百のベッドとか、それで足らなければなお増築するという話なんですが、こういうことは私は大体の見込みがっくのじゃなかろうか。東京の震災のときですら赤痢は五千発生するという見込み……
○勝俣稔君 先ほど来、環境衛生の問題についていろいろ御意見があり、実に環境衛生は膨大な仕事であると私は思っております。なお、今大臣の仰せのように、各省との関係もございまして、私は今の局長のお話によると、今の機構においてできるだけのことはやるというようなお話でございまするけれども、これは単なる私は今の機構じゃだめじゃなかろうか、こういうように考えておるので、今大臣も機構のことも考えてやらなければならぬというように私は承ったので非常に心強く感じておる次第でございますが、どうか環境衛生問題に十分に努力できるような、効果を上げるような機構を一つ十分お考えを願いたいということを私申し上げまして、大臣の御……
○勝俣稔君 関連して、私は坂本君のように詳しいことは知りません。国立病院というものは、一体ピンから何まであるというような仕組みになっておりはしないか、こういうところにやはり私は国立病院の使命もおのずから違ってきているのじゃなかろうか、こういった意味合いにおいて、いわゆる基幹病院のようなところの院長というものは、単に治療するだけじゃなくして、日本の医学の水準をそこで高めていこうという、りっぱな大家なんです。でございますから、こういう人に対するところの俸給というようなものは、よほど考慮してもらわなければいけなくなりはしないか。私は極端なことを言うようですが、国立病院なんという病院はやたらたくさん持……
○勝俣稔君 関連事項。行管の方では結核の関係者は行ったわけではないでしょうね。行管の職員のうちには結核行政に関係した人は行っておるんですか。行政に関係した人は行かぬでしょうが、専門家が一緒に何か監察なさったのですか。
【次の発言】 事務的の監察をなさったわけですね。
【次の発言】 そうすれば、ベッドを減すとかふやすような監察はなさらなかったわけですか。これだけの患者がおるのだから、なおベッドは必要なのじゃなかろうかということはおやりにならなかったわけですか。
【次の発言】 そうすれば、減少するなんということはむろんおやりにならなかったわけでしょうね。ただ整備拡充と内容の拡充であるのか。ベッドを……
○勝俣稔君 これは八十三名でございますようで……。約二百名ぐらいあるという話を言うておりますが、八十三名だけしか受けないということは、一面において準備ができなかったという点、それから一面においては、それを知らなかったというようなことを言うておるようなこともありますから、今木下先生の言われたように、私はいわゆる蘭医会と申しますか、蘭のお医者さん、満州におった蘭医会という会を作っておるし、ことに医務局長は満州に長い間おったので、そういう連中をよく知っておるはずでございます。そういう連中によくPRをして、そして今のように講師なり、自営的に自分らが一つ講習を受けるというような心がまえにさせるようにして……
○勝俣稔君 一番予算を伴うている未帰還者留守家族援護法の一部を改正する法律案ですね、このあれはもうきまったんですか、二カ年というのは。
【次の発言】 それでは速記の方ね、今のやつはこういうふうに説明しておいて、あとになると困りゃしませんか。まだ内容について、ちょっと検討しているというようなことぐらいにしておいた方がいいのじゃないか。
【次の発言】 そうすると、今までのやつの内容は、みんな予定ですか。
【次の発言】 これだけは予定のようなことはあまり言わぬようにして下さい。私どもだって忙しい時間に来ているのだ。あなた方の言われることを相当信用して聞いているのだから、変わったときにまた変な感じを起……
○勝俣稔君 関連事項で尾村公衆衛生局長に伺いますが、赤痢は疑似症を適用してあるのでしょう。
【次の発言】 それならば、医者は、疑似症を適用されているので、それで大体診断はつきませんですか。
【次の発言】 おそらく末端の方で相当患者がたくさん出たんだと思う。しかも、子供であるとか老人であるとかというものに多く出るのが水道によるところの感染の姿なんであります。そういうときには、やはりいやしくもお医者さんである以上は、公衆衛生の見地を考えていくように、ふだんから私は衛生当局は医者側と了解といいますか、指導という言葉は失礼かもしれませんけれども、そういう線に力をやはり注いでおいてもらわぬと因るのではな……
○勝俣稔君 きょういろいろと、どういう人に貸すか貸さぬかというような話がまあまちまちになって、聞いておる方も頭が混乱した状態になって、それから無医地域の問題――無医村はおそらく私は世の中にないくらいになったんじゃないか。無医地域の問題等についての問題ですが、大都市にも無医地域は私はあるのじゃなかろうか、こういうふうに考えております。無医地域でも私的医療機関が成り立っているところと、全然成り立っていないところと、こういったような線を明確に出していただいて、そういうところはあるいは僻地医療の、今度厚生省医務局が予算を折衝し、あるいは公的医療機関で、政府の方で組合の非常にたくさんの融資を一つ作ってや……
○勝俣稔君 昔はペスト取締規則というのがありましたけれども、現在はそれはなくなっているわけですか。
【次の発言】 いつなくなっているのですか。
【次の発言】 ペスト菌の取締規則というものは非常に厳重なもので、警視庁なんかでもこれを取り扱うことはできませんで、伝研では取り扱うことができるようになっております。いろいろな規則がございまして、その設備がなければできない。われわれも菌を見ることは警視庁の細菌検査所ではなくて、伝研の力からプレパラートをもらって見せてもらうというようなことをやっておったのですが、僕はまだその規制が生きているものだと、実はそういうように思ったので、それならばそういうものに準……
○勝俣稔君 ちょっと関連事項。年六分五厘を基準にするというのですから、これは厚生省側に伺いますが、基準だから、またこれを低いところも今のお話でも最低とは言っておらないのだ、こういうようなお話なんですが、私は無医地域に対しての、この貸した場合の、無医地域に診療所を設置する場合に貸すときには、いま少しく低くするというような話をちょっと聞いておったのでございますが、これはどうなんでございますか。
【次の発言】 そうすると、医療金融公庫というのは、無医地域の問題は何も考えない。財政上の余裕ができるまでは考えない。で、無医地域については考えないでスタートしたというふうに考えていいのですか。
○勝俣稔君 私的医療機関の損害が一億五千万円でございますか。これの融資資金をどういう線でお出しになるか。これを見ますと、政府のあれを見ますと、中金やら国民金融公庫から出しておる。こういう話になっておるのでございますが、昨日も医療金融公庫法が通ったのでございまして、あの方はどういう関係になりますか。中金やら国民金融公庫の方で、この問題は医療金融公庫ができたのだから、その方で考えてくれないかというようなことになる場合もありはしないかと思いますが、政府の方じゃどういうふうなお考えでございますか。
【次の発言】 これは、将来の問題としては、どちらの方にやっていく問題と政府の方はお考えであるか。たまたま……
○勝俣稔君 ありません。
○説明員(勝俣稔君) 勝俣でございます。きょう大臣がお伺いしてごあいさつ申し上げるべきところ、大臣は外国人の接見で、どうしても今出てくることができないものでございますので、このことを一言申し上げます。 なお、私今回政務次官を拝命いたしました。皆様御承知の通り、私はこの方面に対しましては、全くのズブのしろうとでございますので、せっかく皆様方の御指導と御鞭撻によりまして、できるだけ勉強をいたしまして、あやまちなきを期したいと思っておる次第であります。簡単でございますが、ごあいさつを申し上げまして、よろしく今後取りはからいを願いたいと思う次第であります。どうぞよろしくお願いいたします。
○勝俣稔君 今のことにちょっと関連して、簡単に……。 病院をですね、今のようなアンバランスが出てくるというような事柄は、赤十字が病院を経営しておるそれ自体に私は問題があるんじゃなかろうか。アメリカのように、病院は経営はしておらぬで、必要のある場合には病院の方を動員してくる。赤十字の仕事というものは非常に多い。もうある資金ではとてもやり切れないような仕事を現在なさっておるというところに私は無理があるんじゃなかろうか。もし今のような状態でいくならば、今の赤字も補てんしてくれるように政府の方で考えるようなことをするとか何とかしていかなければ、このアンバランスというようなものは、個々別々に、独立採算……
○勝俣稔君 厚生省側にお聞きしたいのですが、医療班の派遣というのがございます。これは国立病院と国立療養所の医療班を被災県に派遣した。医師会はどういうことをこの際やったかどうか、今後またこういう問題には、医師会は別個に考えて、こういう線でやっていくのであるかどうか、この点を一つ伺いたい。
【次の発言】 いろいろ坂本委員から質問がありましたから、私から質問することはなくなりましたが、しかし、太宰さんのお話を承っておりますと毛災害地にそれぞれの責任者がおるというのでございますけれども、こういうような大きな災害になりますと、災害地の組織それ自体がもう医療問題なんかに手をあげておるというような状態のもの……
○勝俣稔君 事務当局にお伺いをいたしたいのですが、昨年度府県の特別会計の中に十六億円あるというお話のように承りましたが、この十六億円のうち、四億五千万円はことしのものとしていきますと、十一億五千万というものは残っておるわけですね。一体この金はどういうふうに使えるものなんでございましょうか。
【次の発言】 それはよくわかっているのですが、その四億五千万円を引いた十一億五千万円というものは、どういう形で貸し出し得るお金になるのですか。私がお聞きしたいととは、そのうち、貸し出し得るというけれども、そのうちの三分の一は府県が持ったお金ですね、府県の持ったお金が回収された。そうしたならばその三分の一、少……
○勝俣稔君 赤十字の大島さんにお聞きしたいんですが、大阪の七千万円からの赤字が出ておるのは、どういう関係でございますか。あるいはベッドの利用率が非常に少ないのか。どういう理由でございますか。そういうところをお聞きいたしたいのでございますが。経営の関係、管理が一体どうなっているのか。直接の経営じゃございませんで、大阪府知事におまかせ、支部長におまかせになっているでしょうから詳しいことはあれでございましょうが、大体そういう点で目安がつくのではなかろうかというふうに思いますが。
【次の発言】 ベッドの利用率はどんな調子になっておりますか。
【次の発言】 私は、大阪は非常によくいっているのだろうと思っ……
○勝俣稔君 ちょっと関連するのですが、今まで私ちょっと休んでおりました関係上、いろいろその間に御質問あったかもしれませんけれども、今坂本さんの御意見に関連して私伺いたいのですが、もし答弁があったなら答弁したからと言うて下さればけっこうでございます。今の負担の問題でございまするが、入所命令だけでなくて、いやしくも結核に対しては国がもっと力を入れたらどうだろう。というのは、保険の方のワクから結核をはずしたらどうであろうか。ことに国民健康保険においては非常に財政的に医療の内容の向上等によって負担が大きくなる。こういうような関係のものはこの結核の医療負担を予防法の線に入所命令のような形でもっていくとい……
○勝俣稔君 簡単に申し上げます。先ほど保険局長は結核あるいは精神病なんかのものを強制入所なり措置入院させるというのは保険経済の方では非常に助かる、国費に対しては。特にそういう面において経済的に非常にいいというようなお話を承わりました。まさにその通りであると思うのでございます。小さな町村の組合では結核患者が三名、精神病患者が二人くらい、これでは保険経済はくずれてしまう。だから私は非常にその意味においては疾病予防のためにも疾病治療のためにも非常にいいことであるし、また、結核については感染防止のためにも非常にいいことだと思うのですが、なお、一歩進めて結核の入院患者、精神病の入院患者は全部強制入所ある……
○勝俣稔君 コレラの問題でちょっと伺いたいのですが、フィリピンのコレラというものはどんな情勢であり、わが政府としては一体どういう措置をとりつつあるか、その点をひとつお伺いいたします。
【次の発言】 このコレラは大正の初めに、五、六年ごろに野辺地君が発見した菌のコレラじゃなかろうかと私は思うのです。そうなんですか。
【次の発言】 外地に対する内地の防疫措置については、私は了承してよろしいんじゃないかと思いますが、一体侵入口といいますか、入ってくるところはどういうところを政府は考えておられるか。飛行場へ入ってくると、飛行場のお客さんに今のようなそういう連中が来るかどうか、コレラ患者のような。汽車で……
○勝俣稔君 医療金融公庫の金を貸し付けるのに、オープン・システムの病院というものは、どういうようなお考えでいらっしゃるか承りたいと思います。あれがはたして病院であるか、これは厚生省全体として――私は再三言うておるのですが、病院であるか診療所であるか、病院でもなければ診療所所でもないということになったならば、医療金融公庫はどういう考えでオープン・システムをやっておるところへ貸付ができるか、どうであるか。こういうことで、ちょっとどういうお考えをお持ちになっているか、ことに医務局の次長ですから、そういうお考えを頭にお持ちになっているのではなかろうか、ちょっと漏らしていただきたい。
○勝俣稔君 ちょっと伺いますが、「人事運営」というような変なそこのところをもう少し明らかに読んでいただきたいことと、人事と運営ということは、これは別個の問題であるが、運営の円滑をはかるということは、むろん人事も入らなければいけないのじゃなかろうかと私は思うのです。その辺のところをひとつ発案者から御説明を願いたいと思います。
○勝俣稔君 どうも委員長が結論を出してしまったから、これはもう委員長の発言はまとめだと思うし、委員長が自分で意見を出されたから、私はそれに対して反対しちゃいかぬし、大体において私は賛成だから、そのことだけを私も申し上げると同時に、この法律は、実は私は非常に責任があるのでございます。私が衛生局長か何かやっていたときに作った法律なんでございまして、満州、台湾、あちらの方面で開業しておった方々が引き揚げを命ぜられてこちらに来にゃならぬ。ところが、向こうでは医者あるいは歯科医師や薬剤師の資格を持っておったけれども、こちらに来たら資格がない人だから、一応何とかこれは強制的な引き揚げの人たちに対する措置と……
○勝俣稔君 この「ふん尿の処理その他政令で定める清掃」ということはどういうことを考えておられますか。
【次の発言】 土砂なんか道路へ出てきたのは、糞尿もまじってきているのだが、そのときは一体どういうようにするつもりですか。
【次の発言】 土砂等が道路にまで出てきたのは、これはこちらの方で処理するのですか、建設省の方ですか。どちらですか。
【次の発言】 道路のはいいですが、家の中へ入ってきている泥はどうなんですか。
【次の発言】 家の中へ普通ならば入るべきやつなんですが、道路へきたやつはそこで区別する。だから家の中のやつを道路に持ち出してしまうと、道路の方が始末するのですか
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