このページでは水口宏三参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○水口宏三君 人事院総裁に伺いたいのですけれども、まず、さっき山崎委員のほうからも、今回の勧告につきまして具体的な点につきましては詳細にわたって質問がされておりますので、私はなるべく重複を避けまして、多少抽象的になりますけれども、三つの問題点について、時間もあまりございませんので簡単に御質問いたしますので、御答弁のほうも簡単にお願いしたいと思うのです。 第一の点は、現在の公務員の給与というものが民間依存になっている。本来申し上げるならば、公務員給与というものは公務員法の六十四条で、「生計費、民間における賃金その他人事院の決定する適当な事情」と、三つの要素できめられることになっておりますが、実……
○水口宏三君 本来なら、きょうは法務省設置法の問題でありますので、それから入るべきでございますけれども、国家公安委員長の時間の都合があるということで、基本的人権と警備との関係についてお伺いしたいと思います。特に具体的な問題は、ここのところ沖繩問題をめぐりまして、御承知のように、非常に大衆運動が起こっておるわけであります。この大衆の集会、集団示威運動、集団行動、こういうものは憲法の二十一条で認められた基本的人権であり、当然これは擁護されるべきものでございますが、その点について、初めに法務大臣の御所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 もしその大衆の、いま申し上げた集会あるいは集団示威運動、……
○水口宏三君 私は、ただいま可決されました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自民、社会、公明、民社、共産の五党共同提案にかかる附帯決議案を提出いたします。 まず、附帯決議案を朗読いたします。 一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 国家公務員の給与改定については、実施時期に関する国会審議の経緯および民間における賃金改定の実情にかんがみ、人事院並びに政府は、その実施時期を四月一日とするように配慮すべきである。 右決議する。 この附帯決議の趣旨は、条文によって明らかでありますので、説明は省略させていただきます。 以上……
○水口宏三君 科学技術庁の設置法の一部を改正する法律案の中で、具体的には科学技術庁の無機材質研究所の、いまの筑波研究学園都市でございますか、あそこへの移転の問題でございますが、実は当委員会といたしまして、先日筑波学園都市を見学してまいりまして、さまざま問題もございますので、むしろ無機材質研究所そのものの問題に入ります前に、無機材質研究所の筑波移転に伴ってさまざまな問題をはらむのじゃないだろうかということで、初めに首都圏整備委員会のほうからの問題を御質問したいと思います。 筑波研究学園都市建設法の第二章にございます「研究学園地区建設計画」でございますね。これはまあ法律できまっているはずでござい……
○水口宏三君 きょう、私から発展途上国に対する経済協力の問題につきまして伺いたいと思いますが、主としてインド亜大陸から朝鮮半島、いわゆるアジア諸国の問題を中心にいたしたいと思います。 その前にこの経済協力の基本方針について伺いたいんですけれども、たまたまいまチリで第三回のUNCTADの総会が開かれているわけでございますが、四十四年度の決算を見ますと、貿易振興経済協力費として一千億近くの支出が行なわれている。なおかつ、実際の資金のフローの面から見た援助額というものは、政府ベースが大体八億一千万ドルになっている。それから民間ベースが四億五千万ドル、合わせて十二億六千万ドルの経済協力という形での資……
○水口宏三君 総理にまずお伺いいたしたいと思いますけれども、このところ御承知のように四十七年度予算と第四次防衛計画、あるいは立川飛行場への自衛隊の駐留、さらに沖繩への自衛隊物資の派遣というようなことをめぐって、自衛隊に対する文民統制が非常にきびしく問われている。もちろんこの文民統制の問題につきましては、それは国防会議にかけられたかどうかというような法的な手続も重要でございましょうけれども、むしろそのときの政府の政治姿勢が軍事優先という立場をとるのか、それとも民意尊重、国民生活優先という立場をとるのかということこそ、むしろ文民統制の最も基本的な問題ではないかと考えますが、この点についての総理の御……
○水口宏三君 関連。 先ほどのお話で、管理権に基づく実力排除について本庁に連絡があったので、本庁で検討をしてその承認を与たというお話ですけれども、何月何日に申請があって、その申請について、これは北富士演習場を、先ほど鈴木委員のほうからお話しになったように、もう米軍演習地でも、入り会い権と米軍使用の問題で長年にわたってこれは係争のあるところなんですね。島田施設庁長官も御存じのはずです。どうしてそれじゃ自衛隊の内局として、施設庁とも連絡をとって、そういういろいろな条件を踏まえて、実力行動に出ることを認めたのかどうか。つまり何月何日に相談があって、それに対して防衛庁として承認したかということと、そ……
○水口宏三君 総務長官にお伺いいたします。初めのところで、私どもは押しつけ憲法だと思っています、という御発言がございますね。その「私ども」というのはどの「ども」をさしていらっしゃるのか。
【次の発言】 それでは、総務長官が一応自民党を代表なさって、自民党としては、現在の憲法は押しつけ憲法であるという党是を持っているとい.うふうに理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 自民党の、押しつけ憲法につきましてどういう文書を、自民党として、現在の憲法は押しつけ憲法であるというような、自民党員をいわば抱束――いろいろお話を伺うと、代表というのは、自民党員だからそういうふうに思っているというお話なん……
○水口宏三君 沖繩の開発庁設置法につきましては、すでに先日も当委員会で同僚議員からさまざまな角度で質問がなされておりますので、私からはできるだけそれとダブらないような形で御質問申し上げたいと思いますけれども、最初に、政府がお出しになった開発庁の設置法案、この間長官がお読みになった説明理由の中で、まず、平和で豊かな沖繩県の再建ということが目的であり、そのためには、あくまで明るく平和で豊かな沖繩県の建設こそ沖繩復帰の基本的な目標であるということと、しかもこれを達成するために沖繩県の自治権を最大限に尊重しつつこれを行なうということを提案理由の説明の中でおっしゃっているわけでございますが、このことはあ……
○水口宏三君 私からは、いま同僚の鈴木委員のほうからの御質問となるべく重複しないように御質問したいと思いますけれども、主として防衛施設庁関係というよりは、今回防衛施設庁が新たに防衛施設局をつくって、そこへ自衛隊も派遣し、現在のアメリカの軍事基地を確保するということが目的であるわけでございますので、これらの点について主として伺いたいと思います。 第一に、自衛隊の派遣につきましては、こう了解していいかどうか伺いたいのでございますけれども、日米共同声明第六項で、佐藤さんが沖繩における局地的な防衛の責務は負うという意思表示をしている、したがって、今度自衛隊の派遣については、これはあくまでも日本固有の……
○水口宏三君 実は先日の当委員会で、憲法第九条と国連憲章五十一条の集団的自衛権並びに海外派兵の関係につきまして、江崎防衛庁長官と外務省の条約局長、それから法制局の第一部長がお見えになって御質問したんですが、どうもその関連が明らかでございませんので、きょうは特に佐藤総理のお考え方を伺いたいと思うのでありますけれども、まず初めに、先日、江崎防衛庁長官から、海外派兵を行なえないのは憲法上禁止されているからであるということのお答えがあったわけです。もちろん海外派兵の問題、これまで国会論議の中にも一応ございますし、私自身伺ったのも、単に儀礼的な訪問、あるいは国連の要請による医療班の派遣とか、そういうもの……
○水口宏三君 午前中に鈴木委員のほうから御質問いたしました具体的なB52の問題、あるいはその他日本の本土並びに沖繩、すべての基地を使っての米軍の行動が非常に活発になった。その背景は、結局、今月の初めからアメリカがベトナムで行なっておる新しい軍事行動、具体的には北爆の再開あるいは海上封鎖、これらのアメリカの行動と不可分のものであるというふうに考えてよろしいかどうか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 影響されておるということばだと、ちょっと、非常に幅が広過ぎまして、たとえば間接的な影響もあれば、直接的な影響もあれば、あるいは直接的な因果関係もあるわけで、私など、どうも単なる影響というばく然と……
○水口宏三君 いまの関連でちょっと伺いたいのです。 この間の連合審査のときにもこの問題が非常に問題になりましたですね。長官のお話を聞いていると、たとえば、何となくこう亜硫酸ガスのにおいがしてきて、一体だれが出したかわからぬ。被害者は、少なくともそれによって被害を受けたから原因裁定というものを出すだろうと思う。ところが、加害者のほうはだれだかわからぬから、私は加害者じゃありませんと言って裁定を出すかもわからぬ、そういうことじゃないと思うんですね。これは大体そういう被害者がいて、被害者が、それらについていろいろと地域でも問題になり、紛争が起こり、ある場合には事前に仲裁なり、調停なりがあって、そう……
○水口宏三君 外務大臣がおいでになってから伺うつもりでしたけれども、官房長官おいでになりますので、むしろ内閣として、先日のモスクワ宣言に対する評価と申しますか、特にベトナム問題をめぐってついに合意ができなかったということがございますし、まあ一方ではSALTの締約ができたということがございますが、それらについて全体的にいまどういう評価をなさっておられるか。いま外務大臣見えましたけれども、先に内閣として一言。
【次の発言】 私などが一番当委員会で関心を持っておりましたベトナム問題について、遂に合意に達し得なかった。両者の意見を併記するという形をとっておりますが、この点について外務大臣に、これは評価……
○水口宏三君 先日の委員会におきまして、私の質問に対して外務省から本日文書で回答をいただいたわけでございますが、この回答を読ませていただきまして、まず最初に、私の質問に対する回答としてはまことに不満足であります。なおかつ不十分な点がございますことをまず申し上げたいと思います。 そうしまして、初め逆になりますけれども、第三項の途中ことばがあいまいになっておりますが、「使用状況に対する国民の関心が高まっていることに鑑み、この際これらの点について、改めて米側から説明を徴することは、」とかあるいは一番あとのところに「施設・区域の使用にかかる諸問題に関し、日本側の関心を充分米側に伝えることといたしたい……
○水口宏三君 許可、認可の整理につきましては、これはもう長い間問題になっておることでございますが、これは、言うならば、いわば行政改革の一環としての、特に行政運営上非常に重要な問題であるということから、許認可問題が毎年のように問題になるわけでございますが、大体この法案の成立経過ですね、これについて少し伺いたいんでございますけれども、昭和三十八年の八月二十日の閣議決定で行革本部の設置がきめられておりますけれども、これを見ますと、「行政改革本部は、行政制度及び行政運営の改善に関する基本的事項について審議し、その実施の推進を図る」、実施の推進をはかるということまではっきり閣議決定できめられている。これ……
○水口宏三君 私から少し防衛関係の四十五年度の決算について伺いたいんでございますけれども、防衛関係の質疑をする以上、当然防衛問題についていろいろ御質疑しなきゃならぬ点があるんでございますけれども、防衛そのものの問題につきましてはいずれ内閣委員会で基本的にやらしていただくことにして、特に防衛問題のうちで、この四十五年度の決算を考える上に必要な点だけについてまずお伺いいたしたいんです。けれども、申し上げるまでもなく、これまで防衛力整備計画が、第一次と申しますか、最初の四カ年計画から第二次、第三次とすでに第四次防衛計画に入っているわけでございますけれども、これを振り返ってみますと、第一次と申しますか……
○水口宏三君 先日の実は決算委員会の総括のときに、やはり防衛庁問題を取り上げまして質問を申し上げた次第でございますけれども、その中に幾つか検討をするということで残されておる問題があるわけでございますけれども、そのうちの一つとして、非常食の備蓄につきまして当日の委員会で防衛庁長官が、以下議事録を読んでみますけれども、非常食の点については「先ほど数量その他について検討の上お答えすると申し上げましたが、質、数量その他について、よく事情を聞きましてお答えをすることにお許しをいただきたいと思います。」と、そういう御答弁をいただいているわけです。当然あれから防衛庁としては検討なさったことと思いますし、特に……
○水口宏三君 私からは、いま米軍の戦車、装甲車の輸送をはじめ、日米安保条約に基づきます米軍施設の利用について多くの問題が起きているわけでございます。いわばその根幹をなしているものは安保条約第六条の運用の問題だろうと思いますので、それを中心に現在のさまざまな問題についての質問を申し上げたいと思います。 その前に、これは外務大臣に確認をいたしたいんでございますけれども、この六月の六日の当委員会に外務省が文書で出した答弁資料というものがあるわけです。これはいま申し上げた点についての外務省の当時の見解だったと思うんでございますけれども、その文書による答弁資料、外務大臣御承知のことと思いますが、その点……
○水口宏三君 この前の当委員会におきまして、外務大臣が答弁を保留なさった点がございますので、それを伺いたいのでございますけれども、その前に、新聞によりますと、去る十二日の閣議で、戦車、装甲車の輸送に関しまして、たとえば戦車の修理部門の縮小と停止、これを一両年を目的にしてやりたい、あるいはベトナムへの戦車輸送については、送らないという方向で善処したいということを強く米側に配慮を要求するというような閣議了解事項が出たというふうに新聞で報じておりますけれども、その点をあらかじめ確認いたしたいと思います。
【次の発言】 それで、この間から問題になりました国内法との関連の問題、あるいは米軍関係に対する一……
○水口宏三君 関連。 一言官房長官に御質問をいたしますけれども、長官は先ほどから安保条約上の義務を履行するということをアメリカから迫られていること、したがって一応それを解決した上でアメリカにものを言うのだというふうなことですが、ところが私は、地位協定というのは実際上安保条約そのものではないのであって、これはむしろ政府の責任でつくって、国会で十分審議してつくられたものではないわけです。しかもこの前の外務省の統一見解によりますと、これは政府の統一見解かどうか知りませんけれども、アメリカ国籍のものであるならば、それがどこへ向けられるものであっても、相模原の補給廠でこれを修理し、さらにこれを運搬でき……
○水口宏三君 いま総務長官から一般職の職員の給与に関する法律案の御提案があったわけですけれども、総務長官すぐお出かけになるそうで、あとでちょっと伺いたいんですけれども、人事院総裁おいでになりますので、人事院総裁にお伺いしたいのです。 いまの法律案を見ますと、去る八月十五日に人事院が勧告になったその勧告内容が、ほとんど完全実施という形になっていて、ここのところ、完全実施が定着しつつあると見ていいんじゃないかと思うのです。それから今度の勧告内容及び勧告内容に基づく法律案を見ますと、一応、人事院方式というのはちょっと耳ざわりかもわかりませんれけども、いわゆる人事院方式による官民給与比較によってその……
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