このページでは糸山英太郎参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○糸山英太郎君 最初に、松生丸事件で負傷した乗組員二人があす十四日帰国の予定ですが、そこで、まずこの質問から伺います。
事件発生の九月二日からきょうまで、政府はどのような外交努力をなされたのか、具体的に簡単に説明してください。
【次の発言】 私は、松生丸事件に関して、日本の外交には残念ながら行動力が欠けていたのではないか、いま大臣がおっしゃったとおり、日赤に日赤にという言葉が非常にはやっておりまして、私は、たとえば日本赤軍によるあのクアラルンプール事件では、政府は人命尊重の立場からあのような超法規的な措置をすぐとりました。また、シンガポール事件のときも、犯人が日本犬ということで外務省から局長……
○糸山英太郎君 質問に入る前に、ただいま戸叶大先輩から非常に耳の痛くなるような、非常に厳しい批判がありました。確かにこの外務委員会というものは、きょうは与党席に非常に空席が月立っておりますことば大変恥ずかしく、まことに残念だと思います。いま戸叶先輩が言われたとおり、外交というものはストップがないんだ、常に世界の流れは動いておる。そのためにも、党利党略とかあるいは派閥次元による審議放棄は私は非常に恥ずかしい。 実は私は、ここへ出て来る前にNHKやあるいは民放のニュースを見てまいりました。閣僚十五人が恐らく議員総会に出るという話も、ニュースも出てましたけど、宮澤外務大臣もお出になるというニュース……
○糸山英太郎君 私は、この重要な核防条約に関して私なりに国益のために相当時間をかけて研究してみました。その結果は、今日の時点においては、はっきり申しましてわからない、恐らくわからない点がたくさんあると思います。研究すればするほどわからないんです。 核防条約を批准すれば今後二十年間効力を持ち続けるということが一番大きな理由ですが、もし批准してしまって、条約から脱退をするということは一年かかるとか、あるいは可能だとか言われますが、私はかなりむずかしいことだと思うのです。なぜ私がこんなことを声を大にして言うかというと、私はいま三十三歳です。二十年たったときに五十三歳、大変失礼な言い方だけれども、こ……
○糸山英太郎君 私は、在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、この件に対しての質疑でございますから、簡単にやります。 現在、世界の動きがこれだけ激しい今日、わが国の外交もスピーディーに、しかも的確に行われなければならないことは当然です。外務大臣を初め外務省の皆さんは、もちろん十分よく認識されて努力されていることと思いますが、この機会に幾つかの点をお尋ねします。 今回のロッキード事件を解明するために、アメリカ時間で三月二十三日、日米法務当局の取り決めが交わされましたが、それを受けて日本時間三月二十四日夕方、外務省の事務当局の首脳は、こ……
○糸山英太郎君 自民党の締めくくりの質疑を総理に直接できることは大変光栄です。 私は、核防条約の批准のために一番若い議員として真剣に取り組んでまいりました。その結果、私は納得する条件として、先日この委員会において三つの条件を申し上げました。 第一は、三木総理大臣、あなたは直接な説得力が自民党内部に欠けている。だから一部のいろいろな批判があるんです。だから、きょうあなたはずばり答えていただきたい。 二つ目は、非核三原則の現実的な修正であります。こんなことを言うと、総理はびっくりなさっちゃうと思いますけれども、ゆっくりこれからぼくは伺います。 第三は、核弾頭解体のアピールと行動です。きょう……
○糸山英太郎君 私の持ち時間は二十分ですが、ただいま理事から。パーティーの都合上五分間早めるようにといま言われましたので、協力してあげたいんですが、大臣あるいは各局長の答弁が遅ければパーティーに問に合いませんから、どうぞしっかり簡単に、簡潔に明瞭にお答えをいただきたいと思います。 実は、国民が注目していた一兆円減税等をめぐる問題も、いま和田委員から確かにお話もありましたけれども、きのう減税での予算修正は、戦後初めてという政府・自民党の完全敗北で決着がつきましたが、私は、大蔵当局の最高責任者である大臣が、予算案の国会審議に関して見通しを甘く持ち過ぎていたのではないかということを痛感します。野党……
○糸山英太郎君 一言それじゃ申し上げます。 ただいまの大蔵省側の訂正答弁は一応了解しますが、この機会に一言はっきりと申し上げたいことがあります。前回、指摘しましたように、少ない予算の中で、未消化分がこれだけあるということは、エコノミスト誌の報道でもわかるように、世界的な大きな大変な問題になっている。わが国の国際信用に直接響く重要問題であります。だからこそ福田総理も坊大蔵大臣も所信表明その他の場でもって強調されているわけです。いま行われています日米首脳会談や近く開かれる先進国首脳会談でも、これは恐らく大変な重要テーマとして論議されるわけであります。ですから私は、けさの日米会談でカーター大統領は……
○糸山英太郎君 農林大臣の時間がないので、先に日ソ漁業交渉の問題を始めます。 けさのニュースで伝えておりましたが、日ソ漁業交渉で園田特使が大変苦戦をされているようです。その点でお尋ねしますが、米ソ両国が三月一日から二百海里専管水域を実施したことから、わが国では二百海里時代来るという声がありますが、二百海里は七〇年代に入ると同時に実はスタートしていたと言っても言い過ぎじゃないと思います。失われた権利の回復を掲げて行動を起こした多くの途上国に、海洋先進大国が後から便乗するようになった経過は、私が言うまでもないことです。こうした世界の動きを海洋国家日本として的確にキャッチしてきたのかどうか。私の情……
○糸山英太郎君 三原長官に改めて申し上げておきます。 せんだってのたしか六日だと思いますが、当委員会で一般質問の最後に私がお尋ねした趣旨は、自衛隊の中途半端論ではなくて、予算の方がむしろ中途半端的であり、せめてGNPの一%程度という考え方に立ってその年の経済情勢に見合った上下の波があってもいいのではないか、そうしなければ防衛構想も達成がむずかしいのではないかという現状改革の提案を申し上げたわけであって、たしか長官の答弁は、自衛隊が中途半端だなんということを答弁をいただいたわけですが、私は経済面からいった中途半端論を言ったわけでございますから、自衛隊自身が中途半端だということを言ったわけじゃご……
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