このページでは栗原俊夫参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○栗原俊夫君 ただいま毛利長官から所信の表明がございました。前長官の三木さんのあとを受けて毛利長官がこれから公害並びに環境保全を行政してまいるわけでありますが、もともと、現在の田中内閣がどうも金を中心とした政治を推し進めておる、まあこういうことが先般の選挙では大きく批判されたと思うのでありますが、公害はやはり金もうけと決定的に矛盾をした方向であらわれてまいりますから、こうした問題について新しくその任につかれた長官は、金もうけに主力を注ぐ田中内閣の行き方の中で、人間を大事にしなければならないという重要な部門を担当されて、基本的にどういう姿勢でこれから行政に臨まれるか、まずこの点を伺っておきたいと……
○理事(栗原俊夫君) 順次御質問に対して……。
【次の発言】 角田参考人、時間の制約もありますので……。
【次の発言】 本件に関する本日の調査はこの程度といたします。
参考人の方々には、朝来、たいへん長時間、御意見をお述べいただきまして、まことにありがとうございました。委員会を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。
本日はこれにて散会いたします。
午後五時五十六分散会
○栗原俊夫君 昨夜八田委員会が最終的な報告をまとめて、いよいよこれから具体的な実施の手続に入っていくと思うんですが、まず大臣にひとつお伺いしたいのは、昭和四十七年十月五日の環境庁告示二十九号ですか、自動車排出ガスの量の許容限度設定方針、こういうものが出ておるわけですが、これは一体どういう重みを持った告示なんですか。この告示の重みというものはどういう重みなんですか。ひとつ御答弁願います。
【次の発言】 少なくともこうしたことを掲げるときに、まあマスキー法というものをいろいろ持ち出しておりますけれども、マスキー法をまさか日本のそれぞれの要衝の方々がコピーしたような、そんなつもりでやったんじゃないと……
○栗原俊夫君 大臣に対する質問時間が制約されておりますので、これだけは大臣に聞いておかにゃならぬという点について、養蚕、コンニャクについて二、三お伺いします。 養蚕がたいへんどうも窮地におちいりまして、晩秋の掃き立ては昨年に比べて一八%も減になっておる。こういうことなんですが、かつて日本の資本主義経済発展の中軸をなした養蚕、まあ、われわれも子供のころには、輸出産業の大宗は生糸だと、こう教わったわけなんですが、三十三年に大暴落をいたしました。しかし、この段階ではまだ輸出産業としての蚕糸業だったと思うのですが、いまはまあ国内消費と、こういうことなんですけれども、その間、桑を抜けと言い、あるいは増……
○栗原俊夫君 私は提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました大気汚染防止法の一部を改正する法律案について、その提案理由と内容について、御説明申し上げます。 現在、自動車の排ガスによる大気汚染は目に余るものがありますし大都市に住む人々、中でも交通量の多い道路から遠くない範囲に住む人々が、自動車の排ガスに含まれる一酸化炭素や、発ガン作用の強いベンツピレン等を含む炭化水素や窒素酸化物などによって重大な被害を受け、多くの人々が健康を奪われ命を縮めていることは、多くの医学者や科学者の指摘する否定すべくもない事実であります。 中でも窒素酸化物は、光化学スモッグの原因物質の一つとして広範な国民に……
○栗原俊夫君 環境庁長官から所信の表明をいただきました。その中で、環境行政は人の命及び健康の保護を図ることが第一義だと、こう述べております。まさにそのとおりだと思うんでありますが、昨年末、三木内閣ができました後、それぞれ大臣になられた人たちの抱負を語るシリーズが朝日新聞に連載されておりました。その中で、小沢長官は、環境行政は人の命及び健康の保護をするのにきわめて重要な職責なんだが、やはり何といっても経済生活というものも必要なので、産業の発展と十分調和をとりながらこの職責を万全を期して遂行いたしたいと、このような談話が載っていたやに思います。今日の環境庁の長官、このような考え方には変わりはござい……
○栗原俊夫君 日本社会党、公明党及び日本共産党並びに第二院クラブを代表し、大気汚染防止法の一部を改正する法律案の提案理由及びその内容を説明いたします。 近年、わが国の大気汚染の現状はきわめて深刻なものがあります。特に大都市においては、固定発生源とともに、自動車排出ガスの影響が重大であり、窒素酸化物については、ほとんど環境基準に達していないような状況であります。幹線道路沿線などでは、環境基準の十倍もの窒素酸化物が測定され、また沿線住民の健康障害の報告も数多く出されてきています。平地面積当たりでは、アメリカの十倍とも言われるわが国の自動車台数の現状から見ても、この自動車排ガスを厳しく規制すること……
○栗原俊夫君 時間が二十分ということできわめて制約されております。 合成洗剤が大変洗料としてすぐれておるということで非常な広い範囲で使われておる。ところがその反面、具体的な現象として皮膚障害、あるいは環境汚染、さらには催奇性の問題等が具体的にいま論議される日程になりました。これは本質的にはあるいは違うかもしれません、私は本職でありませんからわかりませんけれども、これとよく似た形のものに農薬で非常に珍重されたDDTとかBHCとか、こういう農薬があります。しかもこれは非常に病虫害に効力がある。そして、その結果非常に増産にも結びついた。こういうことで、農民にとっては神様のように珍重されたものですけ……
○栗原俊夫君 国会の方も大分長い間休会のような状態になっておった久方ぶりの委員会でございますが、久方ぶりに開けた当委員会において、少しく大臣を中心に質疑をいたしたいと存じます。 それは、私たちはまだわれわれで提出した五十一年規制の問題についての大気汚染防止法の一部改正案が提出したままになっておるわけでありますが、そうした中で、去る二月に五十一年度の暫定規制数値による告示が行われました。あれから三カ月、わが国の大気の汚染の状況、特に先般三月末から四月にかけて、まだわれわれ常識としては光化学スモッグなどが出る夏ではないのに、こういう時点に、奥多摩方面で幾らかオキシダントがどうの光化学スモッグがど……
○理事(栗原俊夫君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
矢田部理君が委員を辞任され、その補欠として藤田進君が選任されました。
【次の発言】 委員長辞任の件につきお諮りいたします。
鶴園委員長から文書をもって都合により委員長を辞任いたしたい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 これより委員長の補欠選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
○栗原俊夫君 非常に経済関係もあわただしい中で、特に農村関係もあらゆる部門でこれではやっていけない、米作農民は米価要求で決起大会を開く、畜産農民は畜産危機突破大会を開く、あらゆる部門でもうどうにもならぬという状態の中で、まことにはつらつたる安倍農林大臣を迎えて、しかもその口から守る農政から攻める農政へ転換すると。まあ農民としては、本当に期待の持てる大臣ができたと大いに期待をかけております。 いまその大臣が五十年度の予算を組んで、その具体的な攻める農政をお示しになったわけでありますが、まず初めに、去る十二月の臨時国会で、同僚鶴園委員からも質問しましたが、守る農政から攻める農政へと、まことに耳当……
○栗原俊夫君 時間を五分ばかりもらいまして一言だけお尋ねしたいと思います。 実は、高崎の競馬場で馬の伝染性貧血ですか、これで五十七頭殺処分をいたしました。この手当金の問題ですが、最高限度が五十九万円と、こういうことなんですが、現在この対象となる馬のあり方ですね、全体どのくらいおって、競走馬がどのくらいかというような割合のあり方、これは競走馬――ギャンブルのいい、悪いはこれは論外として、現実にある競走馬ですから、競走馬とその他の馬、これをひっくるめにして最高限度額五十九万円というあり方でいいのかどうか。現実には、これは分けて評価をしなければ、これは実態に沿わないような感じがするけれども、これら……
○栗原俊夫君 同僚議員から、おおむねきわめられておる段階でありますが、幾つかの点について質疑を行いたいと存じます。 まず、十五、六年も前に、畜産三倍、果樹二倍という日本農政の大転換をして、畜産に非常に力を入れたはずの政府が、いまころになって関係農民の血の叫びの中で初めて、肉牛が主要農産物として認められようとしているわけです。いままで認めていなかったんです。そういう誤った認識の農政の中で、私は、ここで攻める農政をやろうという安倍農林大臣を迎えて、大変心強く思うんです。 そこでお聞きする。一体、畜産物というものは、日本の食糧政策の中でどういう位置づけがされておるのかと、こういうことであります。……
○栗原俊夫君 時間も大分経過しておりますし、最後の質問者でありますので、きわめて協力的な立場に立って、落ち穂拾い的に数点をお尋ねいたしたいと思います。 今回の農振法の一部改正、まあ当面した食糧危機を背景にして農用地のより効率的な利用、特に農用地の中で不耕作にまで追い込まれておる土地等をきわめて有意義に使おう、こういう立場で提案されておるようであります。 そこでお尋ねいたしますが、農地には、農振区域の中の農用地である農地、それから農用地に指定されない農振区域内の農地、それから都市計画法の中の調整区域内の農地、それから、これは農地法の対象外になっておるということかもしれませんが、市街化区域内の……
○栗原俊夫君 法案の質疑に入る前にちょっと一問だけ。先般九日、十日のひょう害の視察に行ってまいりましたので、一言だけ大臣並びに関係部局の意向をただしておきたいと思います。 実はその一つ、群馬の昭和村というところへ参ったんですが、ひょう害のほかに集中豪雨を受けまして、単に生産物、農産物をやられたことだけでなしに、かなり膨大な農地が流失被害を受けておる、こういうことであります。こういう災害についていろいろと手だてがあることは一応わかっておるわけですが、特に地元の人たちが非常に心配しておることは、この村が非常に珍しい農村で、農家戸数の八割までが専業農家をやっておるという農村です。特に開拓地が多くて……
○栗原俊夫君 臨時国会もいよいよ最終段階に入りました。本来ならば、通常国会でいろいろと質疑しなきゃならぬ問題が多いんでありますが、この際でありますので安倍農政の、最終的な段階において、日本農政の基本姿勢をお伺いしたいと思うんです。 それは昨年、安倍農林大臣がさっそうと、守る農政から攻める農政へという旗印のもとに登場して、一年経過しました。過去一年を振り返ってみますというと、いろいろと功罪があるわけであります。特に批判もたくさんあるわけでありますが、時間もございませんので、そうした問題には触れずに、五十一年度の予算編成を前にして、安倍農政は基本的にどういう姿勢で入っていこうとするのか、過去一年……
○栗原俊夫君 初めて建設委員会というところへ配属されまして、まことに素人でございます。しかし、国民の標準的な観点でいろいろとお尋ねをしてみたいと思いますが、まず最初に、この国会で、予算の中で景気浮揚は公共事業が第一番だという福田総理の主張に対して、公共事業も確かに必要だけれども、この不況を何とか切り抜け、景気を浮揚させるためには国民大衆に実際的な購買力を持たせなきゃだめだということで、私たちは一兆円減税というものを強く主張してまいりました。もちろん減税だけでいいというわけではなくて公共事業も必要だ、しかし、公共事業の中でも大型プロジェクト等に偏って一般的にその金が流れないのではうまくないのでは……
○副主査(栗原俊夫君) 河田委員、時間ですから簡単に。
○栗原俊夫君 私は、養蚕、コンニャク等について、主として大臣と質疑を交そうと準備したのですが、大臣たまたま本会議でしばらくの間退席しておりますので、担当の局長にひとついろいろと伺ってまいりたい、このように思います。 養蚕が日本の近代産業の発展過程においてその大黒柱をなしておった。生糸は輸出産業の大宗であるということをわれわれはまあ子供であったころ学校で教わったわけですが、今日ではその蚕糸業を統轄する蚕糸局も独立局からまあ合併局というような形になった。かつて外貨獲得の主要産業であった蚕糸業が、今日では輸出ではなくて輸入国に変わっていろいろ問題をかもしておる。一体これはどういうわけなんだ。なぜこ……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。