このページでは吉川博参議院議員の14期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は14期国会活動統計で確認できます。
○説明員(吉川博君) このたび農林水産政務次官を拝命いたしました吉川博でございます。よろしくお願いいたします。 我が国の農林水産行政は幾多の困難な課題を抱えております。佐藤大臣を補佐いたしまして、全力を傾けてこの難局に当たりたいと存じます。 委員各位の御支援のほどをお願い申し上げまして、あいさつといたします。よろしくお願いいたします。(拍手)
○政府委員(吉川博君) お答えをいたします。 市街化区域は都市計画法上おおむね十年以内に市街化を図るべき区域でありますので、市街化区域内農地の転用は昭和四十四年の都市計画法施行以降は許可不要でございまして、届け出のみで足りることとなっております。農業基盤整備事業などその効用が長期に及びます施策は行わないこととしております。東京都の市街化区域内農地について見れば、昭和五十年から六十一年の間に東京都全体では約三分の二に、二十三区では六割以下に減少をしておりますが、市街化の進行の中で細分化を伴いつつ宅地化が進行をいたしております。こうしたことから、市街化区域内農地の宅地化に当たっては、住民の合意を……
○説明員(吉川博君) 米は国民の主食でございますし、かつ我が国農業の基幹作物であります。したがいまして、生産性の向上に努力しつつ、国会における米の需給安定に関する決議等の趣旨を踏まえまして、国内産で自給する方針を堅持してまいりたいと思います。 食管制度につきましては、米を政府が責任を持って管理することにより、生産者に対してはその再生産を確保してまいるわけでございます。また、消費者に対しましては安定的に供給するという制度の基本は維持しつつ、さきの農政審議会報告の方向に沿って事情の変化に即応し、広く国民の各層各界の理解と協力が得られますよう、適切な運営改善を図っていくことといたしております。
○政府委員(吉川博君) 牛肉、かんきつにつきましては、我が国の困難な国内事情に照らし自由化は困難であると考えております。二国間による現実的な解決を図るべきと考えております。
本件については、合意期間の切れる三月末まで、残された日数もわずかであり、いまだに両国の立場の隔たりは大きいものがありますが、米側が速やかに話し合いのテーブルに着くよう最後のぎりぎりのところまで最大限努力してまいりたいと考えております。
【次の発言】 現状におきましては、国内で自給できるだけは努力して賄っていく、そういう方針でおります。
【次の発言】 まさしく仰せのとおりで、その決議は尊重せなきゃいけませんし、またそういう……
○政府委員(吉川博君) 我が国漁業の現状は、二百海里体制の定着に伴う国際規制の一層の強化、また消費支出の停滞に伴う魚価の伸び悩み、水産物の輸入の増大等、まことに厳しいものになっております。 このような状況を踏まえ、水産庁では長期的視点に立って水産施策の基本方向を確立するため漁業問題研究会を開催し、我が国周辺水域における漁業の振興策について、昨年十一月にその中間報告を受けたところでございます。今後は、同報告を踏まえて我が国二百海里水域の高度利用や消費者ニーズに適合した水産物供給体制の整備等について施策の具体化を図るとともに、海外漁場の確保を図りつつ漁業の再編、整備を推進することにより漁業の振興……
○政府委員(吉川博君) 漁港は漁業の生産基盤の基礎的なものでございます。
我が国漁業振興のため、その整備を積極的に推進していく必要があると考えております。このようなことから六十三年度予算におきましても対前年比一八・六%増の予算を確保したところでございます。漁港整備計画の完全達成のため、財政再建期間中で厳しい面もありますが、予算確保のため最大限の努力を払ってまいる所存でございます。よろしくお願いいたします。
【次の発言】 ごもっともな御意見だと存じますが、ウオーターフロントの開発に当たりましては、豊かな自然を生かし、環境の保護に配慮することが重要であります。特に、埋め立て等により魚介類の産卵、……
○政府委員(吉川博君) 国際化の進展の中で農業問題といえども国際的に孤立するようなことがあってはならないと考えております。しかしながら、農業は食糧の安定供給、活力ある地域社会の維持、国土・自然環境の保全等極めて重要な役割を果たしております。また、世界の農産物貿易構造は、輸出供給力が特定の少数の国に集中していると中長期に不安定な状態になりますので、将来に禍根を残さないようにするとの見地から、基本的には農産物を安定的に供給する体制を維持していくことが何よりも重要であると考えております。このため六十一年十一月の農政審議会報告に沿って、与えられた国土条件等の制約のもとで最大限の生産性の向上を図るととも……
○政府委員(吉川博君) 漁港審議会委員佐々木隆人、鮫島泰佑、吹田安兵衛、田代清英、飛田謙藏、宮原九一、矢野照重及び横山信立の八君は七月一日任期満了となりましたが、七月八日鮫島泰佑、宮原九一、矢野照重及び横山信立の四君を再任し、佐々木隆人、吹田安兵衛、田代清英及び飛田謙藏の四君の後任として佐々木義治、三賀森勝、岡部鷹司及び菅原雅の四君を任命し、また、昭和六十二年十月三十日死亡した前委員矢野辨介君の後任として向江昇君を七月八日任命いたしましたので、漁港法第九条第二項の規定により、両議院の事後の同意を求めるため本件を提出いたしました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
○吉川博君 我が国は貿易黒字を抱え、経済摩擦解消のために六兆円規模の補正予算を組み、内需拡大をし、国民生活の安定、雇用の拡大等いろいろなメリットを引き出そうとするわけでありますが、まず最初に労働省にお伺いしたいと思いますが、前国会で改正された勤労者の財形持ち家融資制度は大いに期待されていると思います。この制度改善により住宅需要が大幅にふえていくと考えられますが、ただいまの説明ではいま一歩の感があるわけでございます。今後のこの需要の見通しについてお伺いしたいと思いますが。
【次の発言】 公共投資についてでありますが、ウサギ小屋の解消あるいは大都会のビル不足によって建築等がなされておるわけでありま……
○吉川博君 昨年七月、参議院改革の一環として国民生活に関する調査会が設置されました。そこで本調査会は、具体的に取り組む検討課題として国際化に伴う国民生活の対応を選定いたしました。 調査会は、まず本題目の全般について八人の参考人から三回にわたり意見を聴取し、これに対し質疑を行いました。続いて各論に入り、国際化に伴う国民生活の現状、国際化に伴う教育上の諸問題、同じく住宅・生活環境上の諸問題、同じく食料品価格・流通機構上の諸問題等について参考人及び政府から意見を聞きました。以上七回にわたる調査審議を振り返りながら国民生活の対応について私見を述べたいと思います。 まず初めに、国際化に対する認識及び……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。