このページでは平野清参議院議員の14期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は14期国会活動統計で確認できます。
○平野清君 サラリーマン新党の平野清でございます。 サラリーマン新党といたしましては、少額貯蓄非課税制度並びにマル優の撤廃につきましては断固反対する態度をとっております。まして、その理由が不正者が多いからというような本末転倒は許せないと思います。 また、大蔵省の説明によりますと、経済情勢が変わったからというようなお話がございますけれども、諸先生おっしゃいましたとおり、これから老齢化がどんどん進んでいく。むしろ老後のための貯蓄というものはこれからさらに重要性が増してくると思います。ただ諸先生、朝からずっとこのマル優問題でやっていらっしゃいますので、重複を避けましてただ一つだけ御指摘をさせてい……
○平野清君 二、三質問させていただきますけれども、聾唖候補者の政見放送の問題、それから文字放送の充実について、それからオリンピック放送権料について、先に委員の先生方が述べられましたので、自治省の方待っていただいたと思いますが、聾唖者の政見放送につきましては、公選法の改正なり弾力的運用によってそういう人たちの政治参加に道を開いていただくように要望して、その問題を割愛させていただきます。 ただ、オリンピックの放送権料についてですが、先ほどの御答弁では、納得いく金額でというお言葉がございました。これ、聞くところによりますと、一億ドル、百五十五億円という膨大な金額を韓国のオリンピック委員会は要求して……
○平野清君 大変長時間御苦労さまです。十名ということで、一番最後ですので、もうしばらくの間御辛抱のほどをお願いしたいと思います。 まず、NHKの財産のことでちょっとお尋ねしたいんですが、経営が大変苦しいということが私の質問の発端ですが、埼玉県に鳩ケ谷市という五万五千の小さな市があります。知らない方もいらっしゃいますが、鋳物の町川口に三万をぐるりと囲まれた五万五千の小さな市でございますが、ラジオの第二放送を長いこと流していたアンテナがございます。今回NHKと仮契約が結ばれて、一万九千坪、坪当たり三十万円で、約五十八億円で売却がなるように聞いております。この予算に多分それが入っていると思います。……
○平野清君 平野でございます。 大臣を初め、朝早くから長いこと御苦労さまでございますが、何しろ常に一番最後まで辛抱している私の気持ちも勘案していただいて、おつき合いのほどをお願いいたします。ただいまやっております相撲と違って、国会の方は横綱、大関から出てまいりますが、国会は前頭が一番最後になりますが、前頭といえどもたまには横綱を倒すこともございますので、ひとつ時間の許す限りおつき合いのほどをお願いしたいと思います。 午前中、各委員の先生からも御質問がありましたし、明日も集中的に大臣に対して税の非課税問題について御質疑があるようでございますが、サラリーマンの不公平税制を政策の軸としてきており……
○平野清君 きょうの三法につきまして質問に入る前に、きのう御質問申し上げました中で、ひとつ大学新聞の第三種郵便ぐらいは、ダイレクトメール並みに少し基準を緩めたらいいんじゃないかということを申し上げました。そうしましたら、大学でつくっております総合大学広報連絡会議というのがあるそうなんで、早速意見を聞いてみました。そうしましたら、四十年代には郵政省の方から各大学の広報室に一生懸命第三種郵便物をとるように、郵便物をふやしてほしいという大変な勧誘があったそうでございます。ところが、五十年代に入りまして郵政の方の赤字もふえ、郵便物もふえてきた。大変なかなか中身が厳しくなってきた。それで、その一番大きな……
○平野清君 質問に入る前に、二十二日の金曜日ですか、郵便三法のときに新聞の購読料の自動振り込みのことで御質問申し上げました。大変お役人さん御熱心で、直ちにお答えを持ってきてくださいました。 全国新聞協会調べということで、全国に新聞販売店が二万三千三百六十一店あるけれども、そのうち一万三百二十四店が自動振り込みをやっておるというお答えをいただきました。 そこで私の方も調べてみましたら、ただその制度をやっているにすぎないんであって、一販売店がもう五部とか十部とかごく少ない数の自動振り込みなんです。なぜかといいますと、新聞というものは一カ月きりとらない人もいますれば、三カ月でやめてしまう人もある。……
○平野清君 NHK関係の方お帰りになってしまったと思いますので、郵政の放送関係の方にぜひちょっと聞いておいてほしいんですけれども、先ほど山中先生から政治討論会の話がありました。そのときにNHKの方が、取材の秘密の上からそういうことは、従来も今後も一切公にしないということを言っておりました。私、ちょっとそれはおかしいと思うんですね。いわゆる取材源の秘密を守るということは、これもうマスコミの大原則でございますから、例えば閣議でだれだれがしゃべった、唐沢郵政大臣がしゃべったということをよその大臣から取材をしたときに、これはだれがしゃべったんだということは裁判にかかってもしゃべらないのがマスコミの責務……
○平野清君 まず、お人柄の大変いい唐沢郵政大臣にクイズめいた質問で大変申しわけないんですが、「生活の、オッパイです。○○○」というコマーシャルがあるんですが、御存じでしょうか。
【次の発言】 これ、郵政省のテレビコマーシャルなんですね。さすが宣伝大臣と言われる大臣も御存じないんですが、「生活の、オッパイです。郵便貯金」というコマーシャルがテレビで盛んに流れております。これは郵便貯金をしておくと、いざというときにおいしいおっぱいがどんどん出てくるという意味に私、自分なりに解釈しているわけですけれども、今回マル優が廃止になります。政府の方は見直し、改善という言葉を使っていますけれども。そうしますと……
○平野清君 この臨時国会での予算委員会もいよいよ本日で終わりとなります。中曽根総理としては最後の予算委員会だろうと思います。その最後の質問者という名誉を担って、サラリーマン新党を代表して御質問さしていただきます。 さて、私、若いころよく所用がありまして車で群馬県下を走ったことがございます。ところどころに大きな看板が立っておりまして、「首相は国民投票で選びましょう 中曽根康弘」と書いてございました。多分鳥川のあたりをよく通ったんですけれども、大変大きな看板で、それを見まして、 なかなかユニークな発想の政治家、中堅将校がいらっしゃるんだなというふうに感じました。ただし、そのとき実感で、余り大きな……
○平野清君 私は、上野委員長、志村、及川両委員とともに、去る十月六日から三日間、沖縄県における逓信関係業務の実情を調査してまいりました。 まず、那覇市において、関係機関からそれぞれ所管業務の実況を聴取した後、NTT那覇ネットワーク・センター、郵政省電波研究所沖縄電波観測所、NASDA沖縄追跡管制所、那覇中央郵便局、NHK沖縄放送局及びKDD沖縄国際中継所を視察してまいりましたが、以下調査の概要を御報告いたします。 御承知のとおり、沖縄県は、鹿児島県から台湾にかけての広大な海域に連なる百数十の島々から成り、陸地面積は二千二百五十四平方キロメートルと全国の〇・五九%、人口は百二十万人と全国の〇……
○平野清君 中山大臣には参議院逓信委員会初めての質疑で、大変長時間御苦労さまでございます。あと一人ですので、しばらくの御辛抱をお願いいたします。
初見参の大臣にいきなり大変とっぴな御質問をして恐縮なんですけれども、今度は入閣するという御自信はあったと思いますけれども、まさか郵政大臣ということはお考えになっていらっしゃらなかったかもしれません。そこで、昨年のマル優廃止騒動のときに衆議院議員としてマル優廃止に賛成だったのか反対だったのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 唐沢前大臣は、マル優は職を賭しても支持するというふうにおっしゃったんですけれども、刀折れ矢尽きて、ついに……
○平野清君 質問の前に、NHKの首脳の方にちょっと御報告をしておきます。 この委員会でも何回か埼玉県の鳩ケ谷市の鳩ケ谷放送所の跡地の払い下げ問題で御質問申し上げました。昨年ですか、売却契約が終わりまして、そこに埼玉県最後の県立高校ということで鳩ケ谷高校が明日開校いたします。大変な御努力をされて県や市のために用地を提供してくださったんで、県や地元は大変喜んでいるということをまずもって御報告しておきます。 早速質問に入りますけれども、きのう川原会長は、民放のことで御質問があった際に、NHKの番組さえろくに見てないんだからというような御 発言をなさったと耳に残っているんですが、実際に会長としては……
○平野清君 まず国債の窓口販売についてお尋ねをしたいんですけれども、郵便局、特に特定郵便局というのは、地域住民と非常に局長さんや局員の方と信頼関係で成り立っていると思うんです。特に新興住宅街は別としましても、田舎の町へ行けば、局長さんが町を歩いていれば、あの方が郵便局長さんだということが大概わかるぐらい町の人と密接な関係があると思います。今回、郵便局の窓口で国債を販売するに当たって、局長さんの顔といいますか、今までの信頼関係の中から国債が販売されると思いますけれども、どうしてもその局に割り当てられた額を消化しようと思えば、どうしても局長さんは、あちこち今までの簡保・年金のお得意さんを歩いて消化……
○平野清君 今、青島先生から大変有意義な質問がありまして、御本人は質問じゃないと言っていますけれども、私、今ちょっと同じような御質問をしようと思ってたんです。 朝からずっと聞いていますと、ちょうど二〇〇〇年になるころ、すばらしいバラ色の社会が来て、天まで本当にバラ色で満ちてくる、内需拡大が進む、大変日本経済に潤いがある。そうすると、どっかで聞いていますと、あと十五年たつと、二十一世紀には大変な高齢社会になっております。それで、政府の金はないから、今からそれに備えて、新しい形の間接税を導入してその将来に備える。聞いてますと、何か年限がぴったり合うんですね。何か不思議なような気がして、一生懸命高……
○平野清君 いきなりとっぴな発言でちょっとびっくりなさるかもしれませんが、大臣の後ろに座っていらっしゃる若い方はおわかりにならないと思いますけれども、維新以来、新聞の歴史というのは、弾圧の歴史だったと思うのです。民主国家になってこのようにいろいろな論議が活発に行われますけれども、明治時代から戦争までこんな論議をしていたら、直ちに官憲に捕まるような事態がしょっちゅうある。それに新聞の方は新聞紙法があって、ちゃんと発行人を明記していなきゃいけない。仕方がなくて新聞社の方は、発行人はそこらの全然新聞に関係のないような人を頼んでおいて、発行停止を食らえば、その人が拘置されて、後でお金をもらってその代償……
○平野清君 せっかく青島先生がユニバースに御質問されたんですが、そこでちょっと田代局長さんにお伺いしたいのですが、切手や印紙は売ってやるのか、置いてあるから買いにこいというのか、買っていただくのか、どちらですか。
【次の発言】 そこで、ちょっと大臣にお伺いしたいのですが、先般、今出ております法律の提案理由の説明書、大臣恐らく何げなくお読みになっているんだろうと思うんですが、「この法律案は、郵便事業の現状等にかんがみ、第一種郵便物」ずうっと書いてあります。「利用者に対するサービスの向上を図るため、切手類等の給付を受けることができるカードを」発行する。三カ所「給付」「給付」と出てくるのですね。先ほ……
○平野清君 午前中大臣から一休さんの話が出ましたけれども、私、一休さんほど人生達観しておりませんし、先ほど及川先生昭和四年生まれだということで、大臣からおどかされましたが、私も昭和四年生まれで、何かちょっと心臓が悪くなったような気がするのであります。それにつきまして、今、年金の話をしていますけれども、年金の話を聞くのは、やっぱり長寿社会が来たから年金の問題がこれだけ重要になったと思うんです。先ほど山中委員から、看護婦さんの問題が出ました。この間の厚生省の国民生活調査会で私たち聞きましたところ、二十一世紀に備えて要看議、看護をやる医師、看護婦、家庭奉仕員、そういう人たちが百二十万人も要るというわ……
○平野清君 いつも私一番最後なんですけれども、いつもですと質問を十五ぐらい用意しておいて、三分の一ぐらいやれればいいほど先輩諸兄、先生が全部やっちゃうので、ああ、これもだめだ、これもだめだということなんですが、NHKさんの世論調査のおかげで、質問が全部重複が何もないんですね。それで時間がいつもの四十分だから、これやめるの惜しいな、これやめるの惜しいなって、ちょっと困っているんですけれども、それでもなおかつ世論調査の結果は一言どうしても言わなきゃ気が済まない。 この世論調査の問題、NHKさんは、大きな二つの過ちを犯したと思うんですね。一つ目は、ニュース判断の結果で、編集判断に属する問題だと。新……
○平野清君 まず、池田会長に御質問をしたいと思います。 あなたは就任に当たって、経済人としての経験を生かしてNHKの従来の親方日の丸姿勢を正して官僚主義を正す、すなわちそれはビジネスライクに徹することだというふうに発言をされています。七月から御就任になったそうですが、既にもう何カ月もたっていらっしゃる。就任のときこういうふうに発言されたことと現実のNHKの会長にお座りになった感想といいますか、それをぜひお聞かせいただきたいと思います。 そういう意味でちょっとお聞きしたいんですけれども、今回私たちにお示しになっている平成元年度予算に、民間経営者としてのお考えが予算の中にどのぐらい生かされてい……
○平野清君 村岡大臣、御就任早々に余りいい話じゃないんですけれども、最近よくマスコミの中で郵政の民営化ということが取り上げられております。年間郵便物の取扱物数が二百億通を超えたとか、三事業とも大変皆さんの努力でいい成績を上げられているんですけれども、依然としてマスコミや民間有識者の中からは、郵政というものは小さな政府に移行するためには民営化した方がいいんじゃないかというようなお話もあります。国鉄やたばこのときも絶対に民営化なんかできっこないというふうに国鉄の内部の方は思っていらっしゃった。それがあっという間に民営化されていろんな問題が起きました。 郵政の方は、大臣としてはこの民営化問題にどう……
○平野清君 用意した質問が大分前の先生たちとダブっておりますので、大変無通告で申しわけないんですけれども、二つばかり先にやらしていただきます。 消費税は御存じのとおり四月一日から実施されたわけでございますけれども、きょう御提案の郵便為替法については、このたびこれに消費税が乗ってくるわけですね。四月一日からじゃなくてこの法案が通ると同時に消費税が乗ってくるわけですね。政府は、消費税というものは地方自治体に対しても直ちに転嫁するようにといって行政指導をやっていたはずですね。それをなぜこの為替法の、消費税だけの転嫁をこの法律が施行されるまでやらなかったのか。どうせ為替法を提案するんだから、そのとき……
○平野清君 毎度のことなんですけれども、質問がほとんどダブってしまいましたので、NHKの方から先にやらさせていただきます。 番組制作の外部委託のことですけれども、関連会社が大分できて、本体をスリムにしようということで御努力なさっているわけですけれども、それはそれで財政事情その他からいって当たり前だと思うのですが、関連会社に出向される人々の待遇とか立場とか、そういうことにも十分配慮していただかないと、せっかく関連会社をつくっても、その人たちの士気が上がらなければ何にもならないわけですし、それから将来そこでもって入社した人たちがいつまでたっても偉くなれない で、上の方のトップクラス、もしくは部次……
○平野清君 まず、総理にお伺いしたいんですが、その前に一問だけ、ちょっと先輩委員、同僚議員にお耳ざわりのところがあるかとも思いますが、お許し願いたいと思います。
先般の福岡参議院補選で社会党の方が大勝されたということは皆さん御存じでございます。私たちサラリーマン新党も参加をいたしまして、十六万票いただきました。選挙資金はわずか三百万円、それも十二万円残りました。共産党さんに迫ること一万票、自民党さんの候補は私たちの三倍ちょっとしかとれなかった。そういうような県民の意思表示ということについて、総理はどういうふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 どうも、県民の怒りというようなことが御認識ないよ……
○平野清君 時間がありませんので、簡単にお答えいただければ結構なんですが、質問の前に、外車駐車お断りのことで、ちょっと国際理解を深めるために申し上げたいんですけれども、その大半の目的は日本人の乗る外車に対しての規制であり、あるグループのトラブルに対する防護策としてそうなっておりますので、一応理解していただいて……。 質問は、あなたが少女時代アメリカで日本のことを教科書で学ばれたと思うんですが、同志社大学に来られて、自分の学んだことと自分の目で見た日本との違いといいますか、そういうことをちょっとお聞かせいただければありがたいと思います。
○平野清君 平野と申します。本日はどうもありがとうございます。時間も余りありませんので、二つばかりお伺いしたいと思います。 ミシガン大学などでは全部もう日本語を教えている方が現地の先生だというようなお話も聞きまして、そういう意味からいって、日本の国内における日本語の混乱の方が放送大学をやっていらっしゃる加藤先生のような方にはかえって問題があろうかと思いますが、そういう今の日本語の混乱とそれから諸外国での日本語の教育の矛盾といいますか、困難さというようなことをお聞かせいただければと思います。 特に私たちのように昭和一けた生まれで、英語がもうほとんど不得意な人間は、日本語がどんどん国際語に近く……
○平野清君 サラリーマン新党の平野でございます。本日はありがとうございます。私の総合的な時間が来ておりますので、質問を三つ続けさせていただきます。 先生は文化の輸出について、もっと高度の文化を輸出しなきゃいかぬというふうなお話でしたけれども、高度の文化とは何を指されるのかぜひお聞きしたいと思います。 それから、企業がどんどん進出してまいりまして国際化を図っているのは結構だと思いますけれども、例えばプラント輸出がございます。例えば、ソ連に大型の冷蔵施設を輸出いたしますと、今まで全然魚を食べなかった民族が大型な漁船を持って千葉の沖までやってきて、日本の漁業に大きな影響を与えるというようなことが……
○平野清君 大変御苦労さまです。最後ですのでちょっと御辛抱をお願いしたいと思います。
第一問で簡単にお答えいただきたいんですが、今度の白書、この毎回つくる白書を経済企画庁だけでテーマをお決めになるのか。例えば民間、マスコミ、それから主婦の団体とかそういうところへ聞いてテーマを考えられるのか、ちょっとそこをお願いします。
【次の発言】 わかりました。
第二問ですけれども、税金のことなんですが、今吉川委員からも質問があったんですが、私はこの国民生活白書をずっと見てまして、長いこと税金が一回も取り上げられたことがない。五十九年度版も六十年度版も毎回克明に見ますけれども、税金のことが一行もない。初……
○平野清君 きょう、緊急対策を見て、それからお聞きしたんですけれども、まことに名画だと思うんですね。その絵はおもちがかいてあるわけですけれども、甚だ皮肉を言い方をいたしますと、これだけのことを本当にやろうと思ったら、公務員が週休二日なんかやっている暇はないんじゃないかというのが私の実感です。これはちょっと皮肉で大変申しわけないんですけれども。 例えば内需を拡大しろといいますけれども、一番疑問なのは、財政を投入して六兆円を公共投資に充てるといいますけれども、東京都の開発を見てみましても、これから各省のいわゆる分捕り合戦が始まるんじゃないかという危機感。それからもう一つは、黒字減らしを一生懸命や……
○平野清君 時間がないので、皆さんがもうほとんど御質問なさっちゃったんですが、日本人と同じ寄宿舎に住んだ方がいいということがありましたけれども、今現実には無理なんですが、日本の学生は放課後も皆さんと御一緒に勉強したり遊ばないような排他的なことがあるんでしょうか。そういう点ちょっとお伺いしたいんですが、どうでしょうか。例えば学校が終わってからでも日本人は日本人の学生だけで遊んで皆さんと一緒に遊んだり勉強しないのか。そういう積極的な交流があれば、今現実にすぐ寄宿舎が解決しなくても、何かもうちょっと交流の輪が広がるような気がするんですけれどもね。
○平野清君 まず、ちょっとお伺いしておきたいんですけれども、内需拡大ということでもって私たち調査会は閉会中にもかかわらず皆さんに御足労願っているわけです。各省からも膨大な資料をいただいて、これからもまだあと二日間お聞きするわけですけれども、結局、お聞きしていますと、大蔵省が最後には配分を決めるんだと。そういうことになりますと、大変失礼な言い方ですけれども、予算要求の弱い省は配分がそれだけ弱くなってしまうということになるわけですね。そうしますと、例えば文部省さんの今回の緊急対策の項目を合いただいてずらっと見ますと、失礼な言い方かもしれませんけれども、例年予算の中に要求していってもいいようなものが……
○平野清君 時間が余りありませんのに、三つばかり欲張って御質問いたします。しかも、一番目の問題しか御通告していませんでしたので、お答えいただけるかどうかわかりませんけれども。 一番目の問題は、英語教育とかいろんな国際化の問題で騒がれていますけれども、何しろ教員の質の問題が一番大事なような気がいたします。それで、特に戦前は師範教育といって、先生になる人はもう自分の一生かけて日本の教育を、子供の教育をやりたいということで師範学校なり高等師範学校に学んでまいった。そのいい面もあるでしょうけれども、いろんな戦後改革によって、教育大学は残りましたけれども、ほかの大学にも教育学部はあるけれども、一般のい……
○平野清君 まず運輸省の方にお尋ねしたいんですが、港湾、海岸、空港整備ということで大変広範囲な守備範囲をお持ちなんですが、私たち庶民の素朴な感情からいいますと、一生懸命地方空港をつくられても、空港からの都心部に出るときの交通渋滞というもので、せっかく短い時間で運んでもらってもほとんど役に立たないわけですね。例えば福岡なんかを見ましても、福岡空港に着いたらもう道路が込んで、福岡に出るのに三十分も一時間もかかる、小松も同じようなものです。例えば新幹線につきましても同じようなことが言えると思います。新横浜から横浜の中心部へ出て在来線に乗りかえようと思えば、東神奈川で乗りかえて、それでまた今度京浜東北……
○平野清君 本吉参考人にお尋ねしたいんですが、日本の土地政策がいかに貧困かということを盛んに御指摘をいただいたんですが、そうしますと、埼玉県と千葉県の例を見ますと、御指摘の点がよくわかると思うんです。例えば埼玉県は長いこと人口抑制政策をとってまいりました。それは東京のしりぬぐいをさせられるんではたまらぬ、単なるサラリーマンだけが住んでしまって小さな固定資産税しか上がってこない。それで住宅から何から全部面倒見るんでは御免だということで、長いこと人口抑制策をとってきた。それでも土地を求めて入ってまいりますので、三十分どころかもう一時間半以上の通勤圏にかけて住民がふえてしまう。そうしますと鉄道が欲し……
○平野清君 時間が余りにもありませんので、厚生省と労働省の両省さんに続けて質問だけ先に申し上げておきますので、適当に配分してお答え願いたいと思うんですが、まず厚生省にお願いしたいのは、公的年金ぐらい私たちサラリーマン新党としては無税にすべきだと思うんですよ、無税に。一生懸命長寿社会に備えて働いてきて年金もらったら、その年金にまで税金がかかるなんてばかな話はないと思うんで、大蔵省と大げんかしてもいいからぜひやってほしいということ。 それから、二番目に、水がめがなくなって上水道が取水制限までやっているといいますけれども、飲める水をみんなトイレやいろんなところで使っているわけですね。建設省は今度の……
○平野清君 既に五人の委員から英語教育の改革、それから勤労時間の長いこと、留学生の問題など、多々言及されました。ほとんど同感でございます。時間がありませんし、重複を避ける意味で、対外的な国際化のことは後日に譲りまして、国内的な国際化を中心に箇条書き的に述べさしていただきます。 まず一番目ですが、国際化に対する国家、特に首都東京としての哲学がなくてはならないと思います。その最低の基盤は異文化を異文化として初めから認めるということが出発点だというふうな気がします。そういう意味からも、総合的かつ長期的なプランがないことが今日の日本の国際化の問題の致命傷だろうというふうに考えます。例えば東京テレポー……
○平野清君 坪井参考人に二点、竹内参考人に三点ほどお伺いしたいんです。 坪井参考人は先ほど、住宅減税を大いにやれというようなことを御主張になりました。私たちの党も早くから住宅減税を主張しておるわけですけれども、ある年収の限度額を決めて住宅ローンの金利ぐらいただにしてしまうぐらいの思い切った具体策を練れという主張をしているんですが、参考人の言われる住宅減税の具体策はどういうお考えかということ。 それからもう少し高層化したらどうだということを言われておりますけれども、私たちが街に出てみますと、マッチ箱を立てたようなビルがくっついておりまして、ビルとビルの間を人間が歩けないような五階建てのビルが……
○平野清君 それではお伺いいたします。 まず、財政力が低い県や市町村への助成措置が必要だとおっしゃっていますけれども、大概、地方で工事を起こされても、そこの地元の起債が必要なわけですね。財政力が弱ければ弱いほど起債能力がないわけで、その財政力の弱い市町村や県へ助成措置をとるということは、具体的にはどういうことなのか、ちょっとお伺いしたい。 それから、これはあくまでも数字でにらんでいるわけじゃありません、知っているわけじゃありませんが、どうも革新自治体に対して、保守政党の持っている知事さんのところに対する助成措置と比べて、何か差別があるような気がしてしようがないんですね。これは別に党派を云々……
○平野清君 サラリーマンが子供を育てるというのは本当に大変なんです。今、先生が言われたとおり、税制から何から全部改革していただかなきゃ三人も四人も子供を持つなんということはとても無理だと思います。そういう意味で、諸先生から全般的なことを、もうみんな私聞きたいことは御質問がありましたし、時間も五分しかありませんので、全然違うことをお尋ねしますけれども、きょういただいた資料の中で各国の態度が出ていますが、例えば日本なら日本の移民に対するところに「より高い率で」なんというようなふうに日本がなっているわけですが、これは日本のどこが決定しているものなのか。
○平野清君 どうも両参考人には長時間御苦労さまでございます。 余り時間がありませんので、まずアグネスさんにぜひお伺いしたいんですけれども、一般論のことは、育児のことやなんかはほかの先生方皆さんお聞きになりました。坊やを産まれたときカナダに行かれたとかで、もう国籍なんというものはほとんど無意味なものだと、これからの国際社会に国際人として育てたいというような話がございました。 日本でも農村ではお嫁さんがいなくて外国から花嫁さんを連れてきたりして、いろいろ人口対策をやっているわけです。この国会でも、今お話聞かれているとおり、日本人の人口がどうだ、将来のフランスと比べたらどうだとか、そういう日本人……
○平野清君 まず総理府の方にお尋ねしたいのですけれども、たくさんの資料をいただきましたが、働く女性のことが盛んに書いてございます。先般の税制改正で専業主婦の特別控除が十六万五千円認められました。何かちょっと皆さん御努力されていることと税制とが逆さまなような気がするのですね。働く女性に対して何らかの税制措置がなくて、奥さんは家にいた方が得ですよというような税制改正のような気がするのですけれども、そういう点は審議室としてはどう考えていらっしゃるか。 それからもう一つは、働く女性が大変ふえましたけれども、働く目的が大変問題だと思うのです。例えば子供の教育費を稼ごうとか、夫の収入の足りないところを稼……
○平野清君 いろいろお伺いしたいんですが、いただいている時間が余りにも少ないので二、三まとめて御質問申し上げます。 まず、厚生省にお尋ねしたいんですけれども、二月に出ました六十二年度の厚生白書によりますと、高齢社会を支える人材確保ということで、今いる三百三十万人を七十五年度までに四百七十万人にふやす、要するに百四十万人ふやすということです。 今の若い女の子なんかに聞きますと、将来何になりたいかと言うと、保母さんになりたいという人はいっぱいいますけれども、社会奉仕員になりたいとか例えば家庭看護人になりたいというような子はめったにいないと思うのです。高齢者の方は黙っていたってどんどん人数がふえ……
○平野清君 お二人の参考人には長時間御苦労さまでございます。時間がありませんので、お二人に一問ずつ質問をさせていただきます。 まず、イグナチェフさんに御質問したいのですが、最初のお話のときに、日本は人口問題で大変な成功をおさめた国で、ユニセフとしても日本の人口政策をまねしていきたいというようなふうな御発言があったと思います。 しかし、私よく考えますのに、日本の人口問題の裏に優生保護法というのがあると思います。その優生保護法は、御存じかどうかよくわかりませんけれども、経済的に困難な女性に限って中絶を認めるということが行われてきました。それによって人口抑制が行われ、その裏でやみ中絶というものが……
○平野清君 一、初めに 国家、民族にとってその人口の増減は、経済、社会、教育、文化、商工業などなど多方面に重大な影響を与える。したがって、国を挙げて人口抑制策に取り組んでいる国も多くあり、また反対に増加政策をとっている国もある。人口問題の研究は最近になって学問としての位置を確立するに至ったが、我が国はその研究の結果によって人口増の必要を提唱したり、あるいは反対に減少論を政策として取り上げよということは現在のところタブーとなっている。特に人口増加必要論は、国際的、特に近隣アジア諸国の誤解を招くとあって、国家的政策として取り上げられたことはない。 したがって、現在の人口論は地球上の資源、食糧と……
○平野清君 どうも御苦労さまでございます。 お話をお聞きしていて二つ感想を持ったんですけれども、国会のこと、党のこと、それから自分の関係している諸団体のこと、もう寸秒を争って時間がない人間が余暇のことをやっていることがいかに矛盾しているかなということと、それから遊び方、余暇の過ごし方を一生懸命教わらなければやれない日本人の悲しさというんですか、その二つを痛感したんです。 それは質問じゃございませんけれども、質問はほかの先生がほとんど私の考えていたことを言われてしまったんですが、まず普通の青年層ですと日曜日とか祭日にソフトをやるとかゴルフをやるとか、野球をやるとか柔剣道をやるとか、自分の一つ……
○平野清君 どうも長時間ごくろうさまでございます。ありがとうございました。 一、二点お伺いしたいんですけれども、お話をずっと聞いていますと、どうしても日本人の個人の権利意識というものが非常に希薄だというふうに感ずるわけですね。フランスというのは、ドゴールさんの例をとっては大変失礼なんですけれども、国際会議でも何でも自分の国の利益に反することは必ずノーとはっきり言われるわけですね。そういうリーダーシップをとっていらっしゃる人たち、それから親の子供に対する権利主張の教育、そういうことが国民性としてあるような気がするんですね。 日本というのは、御存じかどうかわかりませんけれども、社畜という言葉が……
○平野清君 本日はどうもいろいろ貴重な御意見ありがとうございます。 まず、山崎先生にお尋ねしたいんですけれども、先生先ほど、ちょっと怒りを込めて国家の文化的政策の貧困さということを強調されたんですが、一番日本のそういう政策の中で欠けている理念というのはどういうことなのか。 それからもう一つ、日本は高齢化社会なんといいますと、すぐ高齢化社会の医療産業というものが出てきますね。それから余暇というと、レジャー産業に一気にあらゆる産業が手を出してくる。生涯教育というと、今カルチャーセンター全盛時代。すべての産業がそういうものに向かってすぐ金もうけに走ってくるんです。カルチャーセンターの方も、例えば……
○平野清君 本日は御苦労さまでございます。 この二つの資料をきのうかおとといいただきまして見せていただいたんですが、率直な意見を申し上げますと、行政政策に対する批判が随所に出てまいります。 例えばそれが根底になっているのか、この言い方の本ですね。私が編集するとすれば、一の「国際情勢と日本経済」というのはトップにあってしかるべきだと思いますけれども、二の「政治、経済、社会のあり方の検討」ということが先になっていまして、御自分たちの「構造改革の中の経営と労使関係」、「今後の課題」、その他「健全な労使関係で経済・社会の安定帯を」というような問題が後になっているんですね。消費者物価の水準、住宅の問……
○平野清君 先ほど労働省の方が、時短があっても賃金カットはまずないだろうというふうにお答えになったんですけれども、先日、この前の調査会で日経連の方を参考人として呼びました。そうしましたら、時間短縮は当然コストアップにつながるんだから賃金カットもあり得る。週休二日制のうちの一日は無賃金化も考えていくというふうにはっきりと文書にされたものを私たちに見せてくれました。それについて先ほどのお答えとどう関連するか、ちょっとお答えいただきたい。 それから有給休暇が半分しかとれていないといいますけれども、今並んでいらっしゃる方に卑近な例をお聞きしますが、土曜閉庁になって他の日の仕事がふえた、月曜日から金曜……
○平野清君 一、初めに。 戦後の経済復興という至上命令達成のために、国民、特にサラリーマンは皆、身を粉にして働き続けてきました。家庭生活を初め、自由というものを捨てて家畜ならぬ社畜のような状態が長い間続きました。このため、我が国は史上まれな復興をなし遂げ、GNP世界第二位の地位を築き上げました。国の企業も大きくなりましたが、サラリーマンは置き去りのままでした。貿易摩擦という国際的問題を生ずるに至りました。各国からは日本人は働き過ぎという批判が一斉に噴出いたしました。確かに、我が国の就業者の一人当たりの年間総労働時間は、昭和三十五年で二千四百三十二時間、五十年になっても二千六十四時間で、なお二……
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