このページでは鎌田要人参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。
○鎌田要人君 私は、国土庁並びに自治省所管事項につきまして、若干お伺いいたしたいと存じます。 まず最初は、多極分散型国土形成ということの実現についてであります。多極分散型国土形成といい、あるいは国土の均衡のとれた発展といい、全国の地域あるいは国土政策の悲願であるわけでありまして、特に私ども、明治維新をやり日本の近代化をやった土地でありながら、長い間過疎県、貧乏県というと鹿児島県、余りうれしくないところでございますが、それだけに政治の光をこの過疎後進地域に当ててほしい。おまえたちの生まれたところが悪かったから、おまえたちが住んでいるところが悪かったから人並みのこともできないという国土政策であっ……
○鎌田要人君 関連いたしまして二、三点お伺い をいたしたいと存じます。 お尋ねする事項につきましては既に詳細御通告を申し上げておりますので、せっかくでございますので発案者の皆様方にそれぞれ御答弁をお願いいたしたいと存じます。できるだけ簡潔かつ明快に、また本会議では私が数えておりましたら二十回ほど国民税制改革協議会でございますか、ここでという話が出ましたが、この委員会ではひとつそういうことでなくて、皆様方の簡明率直な御意見をお伺いいたしたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。 そこでまず、国家財政につきましては先ほど大蔵大臣から詳細御説明がございました。地方財政につきまして、その……
○鎌田要人君 私は、去る十四日の関連質問に引き続きまして、代替財源問題、税制改革につきましての皆様方の基本的な姿勢、課題の問題及び地方税財政問題につきましてお尋ねをいたします。前回同様、あらかじめ質問内容につきましては詳細御通告を申し上げておりますので、お答えは簡単明瞭にお願いをいたします。 質問に入るに先立ちまして一言、私が十四日の関連質問の中で、この代替財源案の取りまとめに当たって、社会党の伊藤政審会長が、どうせ実現はしないんだからでしたかね、通りっこないんだからでしたかね、「ひとまずこの代替財源案にウンといってほしい」云々といって反対する労組を説得して回ったという、九月二十一日付日経新……
○鎌田要人君 私は、昨日畜産振興審議会から答申がございました食肉、特に肉用子牛の保証基準価格等をめぐりましてお尋ねを申し上げたいと存じますが、その前に、昭和六十三年六月に、日米、日豪間の牛肉合意が行われました。御案内のとおり全国のこの畜産関係、特に肉用子牛の皆さん方大変なショックを受けたことは御案内のとおりでございます。その際に、この牛肉の輸入数量制限の撤廃等に伴う国内措置といたしまして、政府は当面の緊急対策として肉用子牛の価格安定対策、肥育経営等の安定対策、低コスト生産の推進対策並びに流通の合理化等の実施、この四項目につきまして引き続き万全を期するとともに、六十三年十二月に制定されましたとこ……
○鎌田要人君 私からは、当面の農政の緊急かつ基本的な課題について若干お伺いを申し上げたいと存じます。 あらかじめ御通告を申し上げておきましたが、米を中心とする農産物の自由化問題をめぐりますウルグアイ・ラウンドの動向についてであります。去る十六日の各新聞の夕刊は、一斉にジュネーブのそれぞれの駐在員の報告と報道としまして、輸入制限措置、これを高率の関税に置きかえる関税化を柱として素案をまとめる方向が確定的となった、これに強く反対し食糧安全保障を旗印に米市場開放を拒否してきた日本政府は瀬戸際に立たされているとか、日本の孤立化がさらに鮮明となった、こういった記事が乱れ飛んでおります。この報道によりま……
○鎌田要人君 私は、現在の我が国政の最重要課題でありますところの土地問題、土地対策の問題につきまして、国土庁並びに建設省にお尋ねを申し上げます。 まず第一点は、今回の地価高騰についてでございますが、これにつきましては昭和六十年を基準といたしまして、平成二年の住宅地、商業地の地価は全国平均でそれぞれ一・七倍、一・九倍、東京圏では二・三倍、一一・九倍、大阪圏では二・六倍、三・三倍に達していると言われておりますが、その後政府におきまする総合土地対策要綱、あるいは土地基本法の施行、融資規制、こういった一連の対策が講ぜられ、また自治体におきましても大部分の都道府県におきまして監視地域を設定して地価監視……
○鎌田要人君 貴重な時間でございますので、できるだけ簡潔にお答えをいただきたいと存じます。 まず最初に、先般発生いたしましたところの雲仙・普賢岳のあの大爆発、大火砕流の発生、まことに大変な事故で、事変でございまして、災害でございまして、とうとい人命を多く失っておるわけでございまして、謹んで亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げながら、一日も早い事態の安定、また被災者の方々の生活の安定をお祈り申し上げてやまない次第でございます。 西田長官、大塚大臣初め、関係各省庁の皆様方も対策のために大変な御労苦をいただいておりますことにまず敬意を表しながら、お尋ねを申し上げたいと存じます。 この火山と……
○鎌田要人君 まず最初に、近藤大臣の先般の所信表明の中にもみずから述べておられますように、今、内外の社会情勢の著しい変化の中で二十一世紀に向けて新たな展望を切り開くための大きな転換点に差しかかっております。この時期に大臣の重責を担われました近藤大臣、豊富な御体験と高い御見識で、これから私ども大臣の御活躍に心から御期待を申し上げ、その御奮闘に心から期待を申し上げる次第でございます。 私からは、当面の諸問題につきまして若干お尋ね申し上げたいと存じますが、何分限られた時間でございますので、簡潔にお答えを賜ればありがたいと存じます。 最初は、ウルグアイ・ラウンドの農業交渉の問題でございます。 こ……
○鎌田要人君 あと六日でいよいよ牛肉が自由化されるわけでございます。恐らくこの輸入自由化という事態を迎えまして、消費者サイドからは、今まで世界で一番か二番か知りませんが、高い牛肉を食わされておったので、自由化歓迎という声もあるようでありますが、果たしてそうなるか。何よりもやはり畜産農家が自由化という事態のもとでいろいろ思いもかけないような事態というものに遭遇するのではないか。現に、農水省初めいろんなところで自由化が及ぼす影響ということについても分析をし、これに対して対処おさおさ怠りないところであろうと思うわけでございます。このような未知の事態というものに対しまして、当の畜産の生産に従事される方……
○鎌田要人君 委員派遣の御報告を申し上げます。 去る十月三十日から十一月一日までの三日間にわたり、永田委員長、井上理事、鈴木委員、大渕委員、刈田委員、それに私、鎌田の六名で、富山、石川の両県におきまして、農林水産業の実情を調査してまいりました。 以下、その概要について御報告申し上げます。 最初に富山県に参りました。 本県は、豊富な水に恵まれ、また水田の整備をさらに促進して、コシヒカリを中心とした良質米の生産基地としての地位の一層の発展を目指しております。今後は、野菜、果樹、球根花卉、畜産等の振興を図り、特産王国づくりを進めていくとのことであります。 また、林業については、多雪地帯であ……
○鎌田要人君 ウルグアイ・ラウンドもいよいよ大詰めに近づきまして、あしたはドンケルさんからいよいよ合意案が出される、こういう段階になってまいりました。 そこで、先ほどから同僚議員からいろいろの御質問があるわけでございますが、私は若干角度を変えてお伺いを申し上げたいと思う次第でございます。 伝えられておりますところの米の例外なき関税化ということが仮に実施をされた場合に、日本の農業あるいは国民経済にどのような影響を及ぼすかということにつきまして、最近注目すべきレポートが出されておるところでございます。それは、御案内のとおり、東大の森島賢教授を中心とした米政策研究会のレポートでございます。 こ……
○理事(鎌田要人君) 小澤長官、まず事務的に説明してください。
【次の発言】 それでは、最後に田名部大臣。
○鎌田要人君 私は、ちょうど今同僚の菅野委員の方から漁業後継者の問題についてお触れになりましたが、時間の関係で農業後継者問題、これに関連しましてのこれからの農政の基本的な方向づけについて、若干お尋ね申し上げたいと存じます。 改めて申し上げるまでもないことでございますが、今日我が国の農業が抱えておりますそれこそ問題山積という状況の中で、一番の大きな問題がつ農業にあらわれております諸問題が集約的に出ております問題が、やはりこの農業後継者がなかなか得られない、育たない、そういうことがまた地域社会におきましても過疎問題を激化させておる。こういうことで、これはひとり農業の問題だけじゃなくて、地域の存続……
○鎌田要人君 参考人の皆様方には大変貴重かつ有益な御意見の御教示をいただきまして、心から厚く御礼を申し上げます。私に与えられました時間は三十分でありますので、五点ほどお伺いしたいと思いますので、できるだけ簡潔にお答えをいただければありがたいと思います。 まず第一は、花田参考人、神田参考人のお二方に現場の実態に即してお教えいただきたいのであります。 申すまでもなく、今私どもが地方におきまして一番困っているのは、私は鹿児島でありますが、北であろうが南であろうが東であろうが西であろうがどこも困っているのは、農家に若い人が入ってくれない、農業に後継ぎがいない、いわゆる担い手問題と花嫁さんの問題。こ……
○鎌田要人君 ただいま六人の公述人の皆様方から大変貴重な御意見を伺いました。逐次お尋ねをしてまいりたいと存じます。簡潔にお答えをいただきたいと思います。 最初に、佐多公述人に三点お伺いを申し上げます。 まず第一は、消費税につきましては、実施後八カ月を経過いたしまして、先ほどもお述べになりましたように、私どもも消費税の実施状況につきまして大変深い関心を持ちまして、物価の推移はどうであろうか、転嫁の状況はどうであろうか、あるいは消費の動向はどうであろうかと、こういったことを関係各省庁初めいろんな情報を集めながら分析をいたしておるところでございますが、今日までのところでは、例えば転嫁状況につきま……
○鎌田要人君 私は土地問題、土地対策に限定をして二、三お伺いいたしたいと思います。 人間生活の基本は衣食住であることは間違いない。その中で衣食につきましては暖衣飽食の時代と言われるようで、中身の問題は別といたしまして、一応これは内外価格差の問題等あるにいたしましても安定しておりますが、住宅問題、土地問題、これはまさに我が国において最大の内政の課題であろうと思うわけでございます。 午前中も他の委員の御質問に対しましてお答えがありましたように、国土面積二十五分の一の日本が、土地の総価格においては四倍弱、ちょっとこれはドル換算の問題もあるにいたしましても考えられないことでありまして、ただ、これが……
○鎌田要人君 私は内外価格差の問題につきまして、先般資料の御配付をいただきました「公的規制の在り方に関する小委員会報告」の五十七ページ、「内外価格差縮小に向けた今後の対応策」といたしましてここに七つの項目が挙がっておりますが、その中の三番目の「独禁法の厳正な運用」、これに関連をいたしまして輸入総代理店制の問題、それからいわゆる再販制度、この二点につきましてまずお伺いをいたしたいと存じます。輸入総代理店卸の問題でございますが、これ並びに再販価格制度につきましては、同じくこれの五十五ページで「企業行動や市場の競争環境次第では競争制約的に働く。」、こう書かれておるわけです。 そこで、実は手元にある……
○鎌田要人君 長谷川先生、本間先生から大変示唆に富む貴重な御教示をいただきまして、まず心から厚く御礼を申し上げます。 私は最近まで地方の自治体の首長をやっておりまして、長谷川先生からちょうだいしました資料の六ページ、このいびつな日本列島を見てまことに感慨無量であります。かつて私どもは終始一貫、全国的に均衡のある国土の発展、一極集中あるいは大都市集中の是正ということを言い続けてまいりましたが、一顧だにされませんでした。 九州でございますが、新幹線が昭和五十一年に博多まで来て、後一メートルも伸びない。北の方は盛岡から先は伸びない。それがたちまちこのいびつな日本列島に反映をしておるわけでありまし……
○鎌田要人君 三人の先生方から大変示唆に富む御教示をいただきまして、心から厚く御礼を申し上げます。限られた時間でございますので、私は岩田先生、水口先生には共通して二点についてお伺い申し上げたいと思います。 一つは内外価格差問題で、岩田先生のレジュメにもございますが、輸出入における企業の価格差別化行動についてでございます。 端的に申しまして、私もかつて輸入ブランド物につきまして、内外価格差の問題についてこの調査会でも質問したことがあるのでございますが、その過程で明らかになりましたことは、一つは輸入の場合におきまして、例えばこれは余り生活必需品でないわけでございますけれども、いわゆるブランド物……
○鎌田要人君 鈴木参考人には大変克明な資料の裏打ちのもとに貴重なお話をいただきまして、心から御礼を申し上げます。 時間の制約がございますので、私は冒頭に、鈴木先生データがないということを大変強調されました。私も全くそう思うわけでございますが、これに関連しまして、この二十日に国土庁の方から国土利用計画法の施行令に基づきます都道府県の地価調査、いわゆる基準地価、これの公表がございました。東京が一%下がったあるいは大阪圏では二けた下がった、名古屋は逆に上がった、そういったようなまだら模様ということもございましたが、これに関連をいたしまして、これは新聞の記事で恐縮でございますが、二十一日付の日経で「……
○鎌田要人君 狂乱地価の後の地価の最近における動向、あるいは住宅対策の状況につきましてただいま御説明をいただいたところであります。皆さん方国土庁、建設省を初め各省庁の御努力をまことに多とするものであります。 ただ、御案内のとおり私どもの判断では、この狂乱地価が、いわば暴れ馬が一時息を潜めておるような状態と見ておるわけでありまして、いつまたこれが暴れ出すかわからない。そういう意味におきましては、今後とも東京一極集中排除のための有効な対策も含めまして、総合的な土地対策を気を緩めることなく強力に進めていかなければならないと思う次第でございます。 この点に関連をしまして、私は時間がございませんので……
○鎌田要人君 私は、この調査会でこれまで鋭意検討を進めてまいりました土地問題につきまして、若干の意見を表明させていただきます。 御案内のとおり、去る三月二十七日の各新聞の朝刊はいずれも一面に大見出しで、十七年ぶりで公示地価が下がった、こういうことでございました。全国平均で対前年比、宅地が五・六%、商業地が四・〇%、東京圏の宅地は九・一%下落、こういうことでございまして、公示地価制度が発足いたしまして、昭和五十年、一九七五年列島改造ブーム後に景気が沈滞をいたしました。そのときに地価が下がりましてから十七年ぶり、こういうことでございました。 しかしながら、御案内のとおり、下がったと申しましても……
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