このページでは森山真弓参議院議員の16期(1992/07/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は16期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(森山眞弓君) いわゆる業者テストの横行によります弊害を少しでも除いていきたいという関係者の努力を評価していただきまして、ありがとうございます。 高校教育改革推進会議におきましてかねて検討していただいておりましたが、昨日、高校入学者選抜の改善についての報告がまとめられました。この報告におきましては、いわゆる業者テストの偏差値を用いない入学者選抜の改善及び進路指導の改善につきましての提言が盛り込まれておりまして、文部省といたしましては、この報告を踏まえ、指導の充実に努めてまいりたいと考えております。 また、この報告では、入学者選抜において生徒の多面的な能力、適性などが評価されますよ……
○国務大臣(森山眞弓君) まず、障害を持つ子供たちの教育についての御質問がございました。 御質問の具体的なケースにつきましては、その事情や経緯をよく承知しておりませんので具体的なお答えはしにくい面もございますが、一般的に申せば、心身障害児の教育につきましては、障害の程度の重い子供たちについては盲、聾、養護学校で教育を行い、障害の程度の軽い子供たちについては小中学校の特殊学級などで適切な教育を行うということになっております。また、具体的な子供の就学すべき学校などの決定につきましては、保護者から話を聞くとともに、医師、教育職員など各方面の専門家でもって構成されます就学指導委員会の検討の結果を受け……
○森山眞弓君 私は、自由民主党を代表いたしまして、総理の所信表明に対しまして、今までの質問者とできるだけ重複を避けながら、細川総理ほか関係閣僚に質問いたします。 質問に先立ち、最近相次いで発生いたしました自然災害の被害を受けられた方々に対し、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。そして、政府は速やかに万全の対策を講じられるよう要望いたします。 最初に、国民の高い支持、期待を受けて細川連立政権がスタートいたしましたことを、まずお喜び申し上げます。どうか国家国民のために責任と信頼ある政治を行って、これにこたえていただきたいと思います。 私どもも、国民の生活、福祉の向上のため、国家の将来の発……
○国務大臣(森山眞弓君) 国会のお許しをいただきまして大変貴重な経験をさせていただき、私といたしましてもいい経験だったと感謝しております。
【次の発言】 おっしゃいますとおり、今はメディア、特にビデオとかテレビとかの時代でございまして、子供たちがそういうものに大変なれ親しんでいる時代でございますので、これを学校教育におきましても教材としてフルに活用していくということは大変必要である、望ましいことであるというふうに思っております。学習指導要領におきましても「視聴覚教材や教育機器などの教材・教具の適切な活用を図る」ということが述べられているわけでございます。
この場合、御指摘のビデオの教材につき……
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるような間違いがございましたことはまことに申しわけないことであったと思います。
早速訂正をさせていただきまして既に訂正の文章もそれぞれ配付されておりますので、その点については御了解いただけるかと存じますが、おっしゃいますように、そのようなことがございましたのは認識が十分でないからではないかとの御指摘もうなずける面もあるわけでございまして、今後そのようなことがございませんように一層適切な指導を行っていきたいというふうに考えております。
【次の発言】 おっしゃいますように、大変貴重な文化を何とか保存していかなければいけないという認識は先生と同じ気持ちでございます……
○国務大臣(森山眞弓君) 昨年末、文部大臣を拝命いたしました森山眞弓でございます。 文教行政、教育は国家百年の大計でございまして、大変重要であるということは申すまでもございません。私も、かねて教育には大変関心を持ちまして、この委員会の委員として皆様とともに文教行政にはいろいろとかかわってまいった一人でございますが、責任者としてこの立場をちょうだいいたしますと、日々いかに自分の知識や経験が貧しいものであったかということを痛感している次第でございます。 どうぞ、委員諸先生の御指導、御鞭撻をくださいますようによろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。(拍手)
○国務大臣(森山眞弓君) 百二十年間、先輩方が粒々辛苦の上で築き上げられました日本の教育、これは大変大きな成果を上げてきたと思います。 明治の初めに、これから世界の中で追いついていくためには国民全体のレベルを上げなければいけない、そういう基本的な考え方に立って国民の知識、情報、教育のレベルを一斉に全体として上げるためにはどうしたらいいかということでいろいろな努力が重ねられてまいったと思います。それが今日、世界の中でも諸外国からうらやましがられるような立派な教育制度となって、そしてその目的を相当程度果たし、日本の国がいろいろな苦しい目に遭いながら、それを何とか克服して今日また発展することができ……
○国務大臣(森山眞弓君) 先生御指摘のように、条約の批准について、そのために国内法を改正するとか施策を変更するというような必要はすぐにはございません。直接的にはございません。しかし、条約の批准をするかしないかとは別に、子供たちのよりよい育成を目標として教育をよりよくしていくということは常に私たち自身が努力していかなければいけないことであるというふうに考えております。
そのような考え方に立ちまして、これからも教育施策の充実に努力をしていきたいと思います。
【次の発言】 確かに、おっしゃいますように、条約第二十八条の第一項(b)の規定は、中等教育の発展を奨励して、すべての子供に対して利用可能であ……
○国務大臣(森山眞弓君) 仰せのような事件が起こりまして、私どもの耳目を驚かせているわけでございます。 この事件は二、三年前にさかのぼっていろいろ事実が明らかになって、検察が懸命にこれを解明しつつあるということで、国民がこの問題に注目しているということはもう先生おっしゃるとおりでございますが、国会における証人喚問の件につきましては予算委員会の理事会においてたびたび長時間にわたって御協議の結果、仰せのようなことでやろうということに決められたと聞いておりますので、それは各党のお話し合いの結果ということで私は承知しております。 特に、私個人としてその間の話し合いなり打ち合わせなどに参加したわけで……
○国務大臣(森山眞弓君) このたび、政府から提出いたしました国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、国立大学の学部の設置及び短期大学部の廃止について規定するものであります。 まず、第一は、学部の設置についてでございます。 これは各大学における大学改革と教育研究体制整備の一環として、群馬大学の教養部を改組して社会情報学部を、名古屋大学の教養部を改組して情報文化学部を、奈良女子大学の家政学部を改組して生活環境学部をそれぞれ設置しようとするものであります。 なお、これらの学部は本年十月一日に設置し、平成六年四月から学生……
○国務大臣(森山眞弓君) 卒業を目前にいたしまして内定を取り消されるという学生や生徒の立場を考えますと、これは大変重大なことだというふうに思います。 文部省といたしましては、就職協定遵守懇談会あるいは就職協定協議会特別委員会などにおきまして採用内定取り消しが行われないように要請を 行ってきたところでございます。また、できるだけ早い時期に大学等の関係団体から成ります就職問題懇談会を開催いたしまして、情報交換や今後の対応について協議することにしたいと考えております。 労働大臣が大変積極的な手を次々と打っていただきまして効果があらわれつつあるのはまことにうれしいことでございますが、今後とも労働省……
○国務大臣(森山眞弓君) 経済生活が大きく変化しております中で、大学や短大の学生が消費者としての正しい態度や知識を身につけるということは大変大切なことだと考えられます。大学や短期大学によりましては、消費者保護論とか消費者経済学、消費者保護法などの授業科目が開設されまして消費者教育が行われるようになっているところもございますし、また、学生の生活指導の面から学生生活の手引とか新入生のオリエンテーションなどを通じまして、マルチ商法などの被害に遭わないように学生に対してかなり丁寧な指導がなされているところでございます。 文部省といたしましても、学生指導担当者の会議などを通じまして各大学に対して学生に……
○国務大臣(森山眞弓君) 過分のお言葉をいただきまして恐縮の至りでございます。 私自身の経験はもう随分前のことでございまして余り御参考にはならないかと思いますが、確かに最近、家庭におけるさまざまな問題が世間の注目を集めておりまして、家庭のあり方、家庭の果たす役割というものが見直されているというふうに私も感じております。 子供の健全な育成を目指すためには家庭の役割が何よりも大切であるというふうに思いますし、家庭というのは、母親だけではなくて父親も大変大きな役割を持っていると私は思いますので、特に父親の家庭教育への参加ということに力を入れてやっていかなければならないというふうに思っております。……
○国務大臣(森山眞弓君) これからの教育におきましては、豊かな心を持ち、たくましく生きる人間の育成を図るということが重要でございまして、御指摘のようなボランティア精神というものも大変大切だというふうに考えております。 新しい学習指導要領におきましても、社会奉仕の精神を酒養して、公共の福祉と社会の発展に尽くそうとする態度を育成するということを重視いたしておりまして、例えば特別活動というのがございますが、その場で奉仕的な活動を明示いたしまして、その内容の一層の充実を図っているというところでございます。 具体的には特別活動の中で、地域の実情に応じ、各学校において地域の清掃とかあるいは老人ホームの……
○国務大臣(森山眞弓君) 大学病院というのは治療だけではなくて教育とか研究とかいうこともその使命の一つになっておりますので、普通の大学の学部やあるいは一般のほかの病院、治療を主としておられる病院ともまた違った役目があると思います。
したがって、その運営、経営は大変難しい面があろうと思いますが、しかしそのために人様に御迷惑をかけるということが許されるわけでもございませんので、今後は御指摘のような問題が二度と起こらないようにいろんな面で指導してまいりたいと考えているところでございます。
【次の発言】 学校教育法におきましては、小学校に在籍する者を「児童」、中高等学校に在籍する者を「生徒」と呼んで……
○国務大臣(森山眞弓君) 最近、文部省が熱意を持って努力しております高校教育、また入試のやり方についての改善の努力については、今先生のお言葉からも評価していただいているということを推察させていただいておりますが、これが全国に徹底いたしましてできるだけ早く実現するということが肝要でございます。 仰せのとおり、二月二十二日づけで通知を発出いたしまして、業者テストの偏差値を用いた入学者選抜が行われないようにするとともに、中学校における進路指導の改善について指導の充実ということに力を入れているところでございます。あわせて高等学校の方も改めていかなければならない点がたくさんございまして、個性化、多様化……
○国務大臣(森山眞弓君) お答えいたします。 先ほど通産大臣からも大変御懇篤なお言葉がございまして、また柳川先生も大変詳細に御存じでいらっしゃる専門家でいらっしゃいますので、私から詳しく申し上げる必要があるかどうかと思いますが、かねて各方面で言われておりますように、国立大学の施設の老朽化ということは大変深刻な状況でございます。これは、学問、研究の発達、そしてそれを通じて我が国が国際貢献をしていくということが重要である今日、大変大きな問題であるというふうに考えまして、私自身も何カ所か視察をいたしましてますますその感を深くいたしているところでございます。 先生も御存じのとおり、平成四年度の当初……
○国務大臣(森山眞弓君) まさに先生御指摘のとおりと私も考えます。 これからの教育におきましては、豊かな心を持って、そしてたくましく生きる人間の育成を図るということが重要でございまして、そのためには他人を思いやる心や感謝の心や公共のために尽 くす心というようなものを育てることに配慮する必要があると思います。また、生活経験の希薄化している児童生徒が体験を通して勤労のとうとさ、社会に奉仕する精神を養うということは極めて重要だというふうに考えております。 そこで、新しい学習指導要領、これは平成元年から始めているものでございまして、小中高を通じまして現在勤きつつあるのでございますが、その新しい学習……
○国務大臣(森山眞弓君) 難病や慢性の病気のために病院で療養を必要とするという子供たちに対する教育につきましては、現在、病弱養護学校の訪問教育とか病院内学級などが設けられておりまして、そういうところで行われております。 しかし、御存じのとおりこれはなかなか難しゅうございまして、まず、病気と申しましてもその病気の中心が従来の結核などからぜんそくとか心臓病などに変わってきていること、また、医療技術の進歩によりまして入院期間の短期化とか入退院が繰り返される場合などもございますし、医療の状況が大変変わってきております。また、子供たちが住んでいる場所、それから従来通っていた学校、そして今度は入院した先……
○森山眞弓君 質問に入ります前に、ただいま吉川委員から提案されました動議についてどのように処理をなさるようにお決めになったのか御説明をいただきたいと思います。(「何もわからぬじゃないか、我々には。はっきりしろ、もう一度。いいかげんにしろよ」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)
【次の発言】 先ほど、最初に私は、委員長がどのようにお裁きになったのかを聞かせていただきたいというふうに申し上げたのです。
【次の発言】 済みません、もう一度はっきりおっしゃっていただけますか。
【次の発言】 もう一度、全員によくわかるようにお願いいたします。
【次の発言】 私は、平成元年に自由民主党の政治改革本部の一員……
○森山眞弓君 公述人の皆様、いろいろ貴重な御意見をいただきましてまことにありがとうございました。その中で幾つかお伺いしたいことがございますので、質問させていただきます。 森先生、吉川先生からはちょっと触れられたのでございますが、企業、団体からの寄附、献金が政党のみに許されておりまして、政治家個人の政治資金団体には認められないというのが政府案でございます。そうなりますと、政党に入っていらっしゃらない無所属の方、特に地方の首長さんは九五、六%ですか、ほとんどの方が無所属でいらっしゃるという実態でございますし、県会議員さんでも無所属の方が相当数いらっしゃると聞いておりますので、ここに御出席のお二人……
○森山眞弓君 国際的に見て日本の教育水準というのは高い方だと言われておりますし、私も多分そうだろうと思いまして誇りに思っているところでございます。 特にその教育水準が高いと言われる根拠は進学率が高いということにあるのではないかというふうに思うのですが、進学率が高いということはそれ自身悪いことではありません。いいことだと言えると思います。特に高校の進学率が最近は九六%と聞いておりますが、ということはほとんどすべての子供が高校へ進学するということでございましょう。 戦後間もなく、今の教育制度、新制と当時よく言われたものですが、その新制高校の制度がスタートいたしましたときには五〇%そこそこだった……
○森山眞弓君 資源の全くない我が国がこれから国際社会の中で生きていって、また貢献もしていくというためには、科学技術の振興、特にこれからは基礎研究に力を入れていかなければいけないと思います。二十日の委員会では子供たちの理科離れのことについてお話しいたしましたけれども、きょうは平成六年度の予算に関して、国立大学、研究機関の問題について取り上げてみたいと思います。 国立大学や研究機関の施設設備が大変老朽化して狭隘であるということが数年前から強く指摘をされまして、この改善が急務であるということから、平成五年度には特に補正予算で大幅な増額の追加予算を認められ、当初予算の三倍が補正予算で加えられまして、……
○森山眞弓君 去る七月七日と八日の二日間、広島県及び兵庫県に委員派遣が行われましたので、その調査結果の概要を御報告申し上げます。 派遣委員は、石井道子委員長、宮崎秀樹理事、篠崎年子理事、及川順郎理事、小林正委員、橋本敦委員、そして私、森山眞弓でございます。 初日は、まず、本年十月に開催されるアジア競技大会のメーン会場となる広島広域公園に参りました。会場の中心となる広島ビッグアーチはサッカースタジアムとして有名ですが、陸上競技場としての評判も高く、長距離や跳躍競技ではここが一番よい記録が出ると言われております。隣接する選手村等の整備も順調に進んでいる様子でありました。 また、アジア競技大会……
○森山眞弓君 衆議院の選挙制度の改革というのが大詰めになってまいりまして、私も平成元年自民党に政治改革本部ができましたときからかかわってまいりました一人といたしまして、まことに感慨無量のものがございます。しかし、先ほどからたびたび同僚議員からもおっしゃっておられますように、これで終わりではもちろんないわけでございまして、私が特に申し上げたいのは、次は参議院の番であるということでございます。これも大変急ぐべき重要な課題だと思うのであります。 国会が二院から成っている、そしてすべての法律は両院で可決されなければ法律にならないということを考えますと、憲法にはそのように書いてあるわけですから、政治改……
○森山眞弓君 去る一月十七日、徳島県に委員派遣が行われましたので、その調査結果を御報告申し上げます。 当初は十七日の徳島県における教育文化施設の視察に続いて、翌日の十八日に京阪奈地区の関西文化学術研究都市を訪問する予定でありましたが、十七日早朝の兵庫県南部地震の影響により同地区の視察は中止のやむなきに至りました。 派遣委員は松浦孝治委員長、南野知惠子理事、会田長栄理事、浜四津敏子理事、木暮山人委員、橋本敦委員、そして私、森山眞弓でございます。 徳島県におきましては、まず、県立の文化の森総合公園を訪問し、河野教育委員長、坂本教育長などから同県の文教行政の概要と国への要望事項について伺いまし……
○森山眞弓君 国立学校設置法の一部改正の趣旨を伺いまして、これには異議はございません。これは、最近数年間にわたる大学改革の一環だというふうに承知いたしておりますが、たしか昭和六十一年の臨教審第二次答申というのがありまして、その後平成三年二月に大学審議会の答申というのが出され、それが一つの大きな基本になりまして、幾つかの大学改革が次々と行われてきたというふうに承知しております。 この大学審議会の答申では、一般教育と専門教育の改善とか、大学設置基準の大綱化、その他それまで昭和二十年代に決められたままほとんどさわられなかった大学の問題について非常に思い切った答申を打ち出したものというふうに受け取ら……
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