このページでは有働正治参議院議員の16期(1992/07/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は16期国会活動統計で確認できます。
○有働正治君 私は、日本共産党を代表して、政府の財政演説に対し総理並びに関係大臣に質問いたします。 まず、日ごとに緊迫するカンボジア情勢についてであります。 ポル・ポト派は十四日、ついに公然と総選挙が強行されれば選挙後は戦火が拡大し内戦状態になるであろうと宣言いたしました。これは停戦合意に対する事実上の宣戦布告とも言うべきものではないでしようか。国連要員の家族はプノンペンからの引き揚げを開始いたしました。一方、国連ガリ事務総長が十七日、国連安保理事会に提出いたしました報告では、パリ和平協定の想定した選挙状況は存在しないと述べ、和平協定の枠組みの一部が崩れていることを初めて公式に認めたのであ……
○有働正治君 私は、日本共産党を代表しまして、また民主主義を願われる多くの国会の皆様方とともに、細川首相と河野自民党総裁のトップ会談なる密室での談合協議で強行合意された暴挙を糾弾し、政治改革関連四法案に対し、反対討論を行うものであります。 第一は、憲法、国会法も眼中にないその無法ぶりであります。 周知のように、本院は去る二十一日、大差で小選挙区制など四法案を否決いたしました。これは、四法案が国民が求める金権腐敗政治一掃の願いを選挙制度にすりかえ、その内容も憲法と民主主義を踏みにじる、一片の大義も道理、理念もないことの実証であり、二院制のもとでの参議院の存在意義を内外に鮮明にしたものでありま……
○有働正治君 私は、日本共産党を代表して、消費税増税法案及び関連法案に反対し、減税法案について賛成の討論を行います。 反対の第一の理由は、公約違反の悪法だからであります。 そもそも政党の公約は、国民主権、議会制民主主義の根幹をなすものであります。社会党は五年前に本院において消費税廃止法案を提出したにもかかわらず、その社会党が首班の村山内閣は、国民への公約を裏切り、消費税率を三%から五%へと、実に七割もアップする大幅引き上げを強行する最初の内閣になろうとしています。国民主権の名において、断じて認めることはできません。 こうした公約違反の悪法を拝し通すためにしゃにむに採決を急ぎ、本院では、特……
○有働正治君 私は、地方行財政のあり方、また政府の基本姿勢とのかかわりで、警察当局と今話題になっております日本皇民党を含む右翼暴力団とのかかわりに限りまして質問いたします。答弁はできるだけ簡潔にお願いしたいと思います。
まず、警察庁長官にお尋ねします。
業務上警察で知り得た内部情報あるいは内部的な業務内容を事前に右翼暴力団に提供してやるようなことは、よもやあり得ないと一般国民は考えていると思いますが、いかがでありましょうか。
【次の発言】 ところが、現実には本来あり得べからざる内部情報の提供が行われていますし、それだけにとどまらない状況があると、私は一つの例を挙げたいと思います。
実は私……
○有働正治君 私は、日本共産党を代表いたしまして、地方交付税法等の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行います。 本法案は、国税の減収に伴う交付税の減額とその補てん措置を内容とするものでありますが、国税の減収そのものが大企業の株や土地の買い占めを容認し、バブルをあおってきた政府の経済政策の失敗に起因するものであります。したがって、交付税の減額補てんは、本法の附則に基づく特例加算など国の責任において当然行うべきでありますしかるに、本改正案は、すべて資金運用部からの借り入れという地方財政に負担と責任を押しつけるものとなっており、これが反対する第一の理由であります。もし仮に、特例加算など一般会計……
○有働正治君 私は、まず水俣問題についてお尋ねいたします。
先日、党として、私も文書で要請し、申し入れも長官に直接行ったところでありますので、きょうは簡潔にお尋ねいたします。
宮澤総理は、昨年一月の通常国会の答弁の中で水俣病問題の早期解決に努力する旨答弁されておられますが、長官も当然同じ立場だと考えますけれども、いかがですか。
【次の発言】 私は、本当に一刻も猶予できないと思います。例えば、裁判所による和解勧告が出された後の二年間だけで何人患者の方がお亡くなりになったのか、被害者の方がお亡くなりになったのか、御存じでありましょうか。
○有働正治君 私は大気汚染に係る公害指定地域の復活、拡充の問題と自治体の基準上乗せ問題を中心に質問したいと思います。 一九八七年の大気汚染に係る公害指定地域の全面解除、患者の新規認定を行わないとする公健法の改悪、これは東京、川崎など大都市におけるNO2の大気汚染の悪化などの中で深刻かつ重大な禍根を残す結果となっています。その見直しが根本的に求められる状況になっていると考えます。自治体も新たな対応に苦慮して模索している状況であります。これまでの議論の中で、大気汚染のうちNO2については依然として芳しくない、非常に厳しいという所見を環境庁も述べられました。 重複を避けて幾つか事実確認を求めます……
○有働正治君 私は、環境行政上今日的に新しい重大な問題として、国民の前にあるいは自然環境保護団体の皆さんに対して提起されて、また新たな怒りを呼んでいる問題として、金丸金権政治と環境破壊というのが結びついているという問題を中心に所信をお伺いしたいと思います。例えとして、東京臨海部開発、長良川河口ぜきを取り上げてお伺いする次第です。 まず、臨海部開発問題について、これが環境に対して非常に大きな影響を持つものであることは各方面から指摘されているところであります。幾つかの点につきまして事実確認を求めます。 環境庁の企画調整局が平成元年にまとめました「東京湾地域の開発と環境保全に関する基本的方策につ……
○有働正治君 私は、これまでの論議に対する政府の答弁との関連で、まず基本認識をお伺いいたします。 私は、社会が進歩発展する上におきまして民意を尊重するというのは極めて重要だと考えます。その中では当然現状への改善意見、不満あるいは批判的意見、そうした立場からの積極的対案等も含まれるわけでありますが、今流に言いますればこうした現状への改革の意見があってこそ現状の不十分さ、弱点も克服されていくわけであります。この点で、社会の進歩発展、改革の原動力ともなるものであるとして一連の改革の意見、批判的意見を含めた民意が重要であると考えるわけであります。 環境問題を考えてみますと、政府も繰り返されています……
○有働正治君 我が党は、この環境基本法につきましては環境保全の対象に地球環境を含む環境基本計画策定を盛り込むなどの前進面があることは十分念頭に置いています。同時に、今日の深刻な環境問題に対応するには基本的に幾つかの弱点を持っていると考えて、本法案の修正を求める考えています。 そうした立場から、本日は環境庁の基本姿勢をめぐって、特に世上財界寄りと言われている問題を中心に御質問したいと思います。 まず、財界、大企業に対する基本スタンスの問題がありますが、生産力などにおきまして日本経済で財界、大企業が大きな比重を占めるだけではなくて、国際的活動でもその比重を高めている。そういう点で、財界、大企業……
○有働正治君 私は、法案の第八条、事業者の責務として事業者は「自然環境を適正に保全するために必要な措置を講ずる責務を有する。」という問題、第十四条、施策の策定等に係る指針として「森林、農地、水辺地等における多様な自然環境が地域の自然的社会的条件に応じて体系的に保全されること。」としている問題、そして十五条の「政府は、環境の保全に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、」環境基本計画を定めなければならないとしている問題、これらの規定に関連しまして、きょうは国定公園内で開発行為を行う場合の事業者の責務の問題、自然環境を保全するための指針にかかわりまして、具体的には上信越自動車道の碓氷軽井沢イ……
○有働正治君 基本法案の第二十三条は、国は「絶滅のおそれのある野生動植物の保護増殖その他の環境の保全上の支障を防止するための事業を推進するため、必要な措置を講ずるものとする。」という趣旨を設けています。そして、第二十六条は、国は「民間の団体が自発的に行う」「環境の保全に関する活動が促進されるように、必要な措置を講ずるものとする。」という、概要そうした趣旨を盛り込んでいます。 私は、まず本日はこれらの規定とのかかわりでイヌワシの保護について質問したいと思います。お聞きしますと首都圏では、群馬県境くらいにしかイヌワシは見ることができなくなったということで、非常にまれになってきています。そこで私は……
○有働正治君 総理、きょうは御苦労さまであります。 私は大気汚染対策について質問いたします。 環境基本法が成立して、その施行に伴いまして公害対策基本法が廃止されることになります。五月二十四日の参議院本会議で、我が党の西山議員の質問に対しまして宮澤総理は、公害対策は後退させることはない、さらに推進して万全を尽くすと答弁されています。 私はここに、八六年に東京で大気汚染に苦しみながら自殺をなされた当時五十八歳の公害患者の筆談を持っています。読み上げます。 子供達よ、お父ちゃんの最後のわがままを許しておくれ。もう疲れた …(奥さんの名前を呼びながら)長いあいだ、お前には苦労のかけっぱなしで……
○有働正治君 私は幾つかの具体的な問題についてお尋ねいたします。 国際障害者年のテーマでありました障害者の問題について、その「完全参加と平等」の実施というのは国内政治の問題でもあり、日本の国際的な位置をその面ではかる一つのバロメーターでもあると考えます。 一つは、自治体の首長や議員などの解職請求、リコールといった直接請求の署名運動の際、自分で署名ができない身体障害者の皆さんが代筆で署名できるようにしていただきたいという要請が私のところにも寄せられています。関係者は法のもとの平等という立場から早急な改善を求めています。 私も昨年の秋、自治省に直接要請もいたしました。自治省としてこの問題をど……
○有働正治君 ほかの委員会との私がけ持ち質問等がございまして、中座したりまた質問のやりくりをしていただきまして、御配慮に感謝いたします。
まず、兵庫県における国有資産等所在市町村交付金問題について、具体的にお尋ねします。
この制度が設けられた趣旨、概要について簡潔にお願いいたします。
【次の発言】 国有地、県有地等を国または市町村以外の者が使用している場合に、その使用の実態によって市町村交付金の交付対象となる場合と非交付、ならない場合とがあると思いますけれども、その基本的な考え方が自治省によって通達等で示されていると思いますが、ポイントをお述べいただければと思います。
○有働正治君 私は、市町村におきます高齢者保健福祉計画策定に関しまして、幾つかの問題について質問したいと思います。 委員長の方で私の資料配付について御配慮いただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 御承知のように、宮澤内閣は昨年六月末、生活大国五カ年計画を閣議決定いたしました。その中で、高齢者保健福祉推進十カ年戦略、ゴールドプランを着実に推進する方向を明示いたしました。その際、老人保健福祉計画を策定するとともに、今世紀中にデイサービスセンターを全国で一万カ所、ショートステイのベッドを五万床、特別養護老人ホームを二十四万人分、老人保健施設を二十八万床を目標に施設の整備を行う、そして……
○有働正治君 まず、暴対法に基づくこれまでの取り締まりについてお伺いします。 構成員は減っていますが、準構成員がふえて全体としてほぼ横ばいの状況にあるようであります。いただきました資料を見ますと、山口組は構成員が九百人減り準構成員が二千七百人ふえて差し引き千八百人ふえる。住吉会は約五百人の差し引きの増。稲川会が増減なし。そして、この三団体が六二%から六五%へと全体の中での寡占化が進んでいる状況にあります。 そういう点から考えますと、準構成員への取り締まりを強めるということが重要だと考えるわけでありますが、この点どうなのか、またどう対応しておられるのか。簡潔にお願いいたします。
○有働正治君 私は、まずカンボジア問題について村田大臣の所見をお尋ねいたします。
大臣がカンボジアで文民警察官十二人と会見された後の話として、いろいろ論議になりました先ほど来の論議の中で、何人死ねば帰れるかという意見が出されたという問題につきまして、大臣は私は聞いていないと、私はということをあえて述べられたわけであります。ということは、この要望というものがあったこと自体は否定しないということもその見解の中には含まれていると解されるのが妥当かと考えますが、その点いかがでありますか。
【次の発言】 マスコミは独自の取材、しかも複数の取材を通して改めてこの問題は明確に述べられたということを報道して……
○有働正治君 きょうは、御意見本当にありがとうございました。まず心から感謝申し上げます。 私は、まず池上参考人と西村参考人に同じ御質問をさせていただきます。 それは政府が進めています一般財源化の問題でございますが、今年度は見送られましたけれども、保育所の保母さんの人件費を地方負担にすることが来年度も恐らくまた議論になってくるのではないかと、先送りされている感じがいたすわけであります。こういう点は、措置制度の見直しあるいは解体へとつながるものだということで保育関係の団体を初め多くの人たちが強く反対されています。 一般財源化が進められていくと国の責任の放棄につながりかねないということでありま……
○有働正治君 私は、交付税法とのかかわりで国保料・税について質問いたします。 まず自治省に、地方税法改正で国保税の最高限度額が五十万円に従来より四万円引き上げられました。これ自体重大であると私どもは考えるわけでありますが、今回、国保法の改正の中で、保険基盤安定繰入金に対する国庫負担の額を二分の一の定率負担から総額百億円の定額負担にするという内容となっています。二分の一の定率でありますれば五百六十億円を国は国保財政に負担しなければなりません。ところが、その差四百六十億円を今回地方がいわば負担するということになるわけであります。 自治省としまして、地方住民に直結するこういう重大な内容を容認され……
○有働正治君 四月八日の本委員会におきまして、私はいわゆるゴールドプランの施設及びマンパワーで地方自治体に巨額の超過負担が生じている実態を明らかにしました。超過負担率は、県によりまして施設建設費の三分の一強から五割強に達している状況であります。そして、その解消策の大前提といたしまして、厚生、自治、大蔵の三省が速やかにその実態調査を行うよう要求した次第です。その際自治省は、地方団体から意見も出されているので、関係省庁にその解消方について申し入れを行っていることを明らかにしています。 さらに、村田自治大臣は「実態調査をして、しっかりこれに対応してほしいという有働委員の御意見でございまして、私ども……
○有働正治君 私は、まずカンボジア問題についてお尋ねします。 政府のカンボジア派遣は文民警察官の死傷事件を引き起こしました。また、この間の論議を通じましても、PKO法で規定されていない任務外のことまでやらされていたということもはっきりいたしました。 政府はもともとこの派遣に当たりまして、例えば宮澤首相自身、昨年の七月十五日の記者会見で、武装解除というパリ協定の第二段階に無事に入っていけるかどうかを見届けるのが先決だということを明快に述べていました。しかし、実際にはポル・ポト派の武装解除は拒否されたわけで、そういう態度が変わらないにもかかわらず自衛隊及び協力隊の派遣が行われた。そして、警察庁……
○有働正治君 私は、まず右翼のけん銃摘発をめぐって質問いたします。 暴対法施行を契機にいたしまして暴力団が右翼化を進める、そういう事態が進行しています。そうした中で、右翼のけん銃摘発に対してどのような態度と体制で取り組んでいるかということは、とりわけ、けん銃による政治テロを防ぐ上で非常に重要と考えるわけであります。 しかし、例えばこれは暴対法施行前ではありますが、長崎の本島市長への当時の襲撃事件を起こしました正気塾というのは、八九年三月から九一年三月にかけまして四件の発砲事件を起こして、五人が逮捕され、あわせて十二丁の銃器と実弾四百七十八発が九二年一月に押収されていますが、八九年三月の長崎……
○有働正治君 私は、日本共産党を代表して、地方交付税法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 本法案は、政策減税に伴う交付税の減額四百六十四億円を、年度当初の特例減額四千億円を三千五百三十六億円に縮減することによって補てんすることを内容とするものであります。 昨年の秋に続き、今回の景気対策では地方自治体の役割は一段と大きなものになっています。ところが、この資金及び財源措置については国庫からの手当ては何もなく、すべて地方自治体の借金で推進するものとなっています。 しかも、本法案に見られるように、その景気対策の一環として講じられた政策減税も、国庫財源による補てんはなく、地方の固有の共……
○有働正治君 カンボジアをめぐる事態について
端的に御質問いたします。
二月十三日の国連事務総長報告、あるいは一月二十五日の第三次経過報告、それから昨年十一月三十日の国連安保理決議七九二の中には停戦の第二段階の中止、それから協定の当事者の一人ポル・ポト派のUNTACへの協力拒否、カンボジア全地域で行われるはずでした総選挙が一月三十一日現在で立ち入りのできる地域に縮小されたことを認めていると思いますが、この点の確認を求めます。
【次の発言】 協定署各国の総理大臣にお尋ねします。
今、外務大臣が確認された点について、パリ協定として予想されていたことであるのか。また、日本政府として、総理としても……
○有働正治君 あなたの企業の経営姿勢とのかかわりでお尋ねします。
自民党などへの政治献金、表と裏合わせて幾らございますか。
【次の発言】 私の調査では、自民党の国民政治協会に毎年八千万円以上出しています。私も調べて予想外に大きいことに驚きました。というのは、今問題になっています大手ゼネコンのトップクラスでも年間五、六千万円であります。あなたの銀行はそれをはるかに上回っていたわけであります。
八九年から九一年の三年間の合計で二億五千万円を超えているわけです。これも担当者を決めて表裏処理しているんでございましょうか。
【次の発言】 表向きだけでもこれだけ自民党への面倒を見ていれば、それなりのメ……
○有働正治君 私は、長官の所信表明とのかかわりで、本刀はブナ林の保全の問題について質問いたします。 ブナ林は、人間の暮らしにとりまして大きな恵みをもたらしてくれる貴重な自然であります。私も、九月十五日、仙台近郊船形連峰のブナ林の現地調査を行いました。その際、「仙台のブナ林と水、自然をまもる会」の庄司幸助さんたちは、そのブナ林の重要性につきましてこう述べておられました。私もそのことを実感いたしました。 ブナ林は、春の芽吹き、新緑、梅雨どき、炎熱の夏、紅葉の秋、雪の冬と、移り変わる四季のそれぞれの美しさを私たちに楽しませてくれますし、腐葉土の層は三百ミリの雨を吸収し、清例な川の流れに変えてくれ……
○有働正治君 それでは、まず提案者でありますさきがけの園田議員、社会党の田中議員、公明党の倉田議員、そして自民党の渡瀬議員の皆さんにお伺いいたします。 去る七月の総選挙の候補者アンケートの中で、皆さん方は次のように公約されておられます。被害者のアンケートに対しての答えてあります。園田議員は早期救済こそ緊急課題という問いに対しまして「お話の通りです。」、「党派を越えて、早急な解決に全力を注ぐことは全く変りありません。」、社会党の田中議員は早期救済こそ緊急課題との問いに対しまして「まったくその通りであり、緊急に決着をつけるべきである。」、倉田議員は「早期全面解決の為に、国は和解すべきである。」、……
○有働正治君 議題となっています法案は、政権が交代したにもかかわらず、さきの国会と同じ内容のものであります。環境団体、日弁連など多くの団体はより実効ある内容にということで修正を強く求めていたはずであります。私ども日本共産党といたしましては、こうした要望を受けとめてより実効あるものとするために抜本的な修正案を提起していく立場であります。 きょうは幾つかの点についてお尋ねいたします。 公害対策基本法など従来の関連法は今度の基本法に引き継がれることになるわけであります。そこで長官にお尋ねします。これによりましてこれまでの公害対策、被害者救済、これが後退することはないというふうに考えますが、明言し……
○有働正治君 私は、まず中選挙区制度の疲労論についてお尋ねします。
総理は、今回の提出法案の合理化の論拠として、現行中選挙区制が制度疲労の弊害があるということを挙げられています。よく同士打ちだとか利益誘導型選挙等々が言われるわけでありますけれども、総理自身としては制度疲労とは一体何なのかいつから出てきたと考えておられるのかまずお答えいただければと思います。
【次の発言】 いつからというのは難しいと。論拠が非常に薄弱であると私は言わざるを得ません。
利益誘導と言われますけれども、これは文字どおり選挙制度とは次元が異なる問題だと私は考えるわけであります。企業献金、これが温存されてきっちりした腐……
○有働正治君 私は、選挙運動の制限の問題について尋ねます。 政府は、政策本位の選挙と言いながら、それと全く逆行する選挙運動期間の短縮、あるいは法定ビラの頒布方法の制限、事前ポスターの制限等、国民が政策を知る権利を制限する重大な私どもからいえば改悪を行っています。 そこで、まず憲法とのかかわりで聞きます。限られていますので、主として山花大臣にお尋ねします。 日本国憲法は、日本国民は正当に選挙された国会の代表者を通じて行動すると規定しており、国民主権、議会制民主主義の立場からいいまして、選挙は国民が政治に参加する最大の機会であるわけです。選挙のときこそ、政党や候補者を正しく選択するために、選……
○有働正治君 どうもきょうは御苦労さまでございます。日本共産党の有働でございます。 私が公述をお聞きいたしまして印象に残った一つは、公聴会のあり方、国会審議のあり方、これについてやはり厳しい叱責が出されたということでありました。形骸化すべきではない、またあすにも採決を強行されるということは極めて遺憾である、ゆゆしい事態だということも述べられました。私の理解では、六人の公述人の方で、うち四人の方がこうした見地を述べられたということは、今後の国会の運営についてやはり十分反映させるべきだということを感ずるわけであります。 もとより、我が党に関して申しますれば、このように国民の方の御意見を十分お聞……
○有働正治君 この間連続いたしました大型警備に従事いたしましたある警察官から、日本共産党に「直訴状」と題した切々と訴えた手紙が届きました。その全文が今配付した資料であります。訴えた人は大型警備に従事していた第一線の警察官と明記されています。原本はここに持ってきていますが、ワープロではなく手書きの縦書きのものでございます。四枚目の冒頭に書かれていますように、警察官は採用の際に指紋等がとられているので直接そのものを渡さないでいただきたいという要請までわざわざ添えられている内容で、したがいまして、私は誤記と思われる内容を含めまして原本をワープロでそのまま写しかえただけのものを資料としてお配りしたとい……
○有働正治君 私は、きょうは具体的な問題でお尋ねいたします。 一つは天草のリゾート開発の問題であります。端的にお伺いいたします。 この天草海洋リゾート開発の問題は、正確にはリゾート法の基本構想の承認を受けている天草海洋リゾート基地構想と言いますが、この中核地区で西武鉄道がゴルフ場を中心に進出する本渡市、五和町では、熊本県とともにリゾート法成立直後の八七年十二月、西武鉄道とゴルフ場開発の進出協定を結んでいます。県の協定者は当時の細川知事。この協定に基づきまして市や町はそれぞれ観光振興公社を市、町の一〇〇%出資で設立しています。市が四人の職員を、町は五人の職員を配置しています。そして、県の指導……
○有働正治君 本日はお忙しい中どうもありがとうございました。日本共産党の有働と申します。 最初に、ゼネコン疑惑とのかかわりの中でこの問題が地方分権とのかかわりでもいろいろ議論されています。マスコミでも、例えばある新聞の社説は地方分権の確立を叫んでも非常にむなしい、またある新聞は論評で、この問題について襟を正す必要が自治体の首長の方々はあるんじゃないか等々言われています。自治省の事務次官も、九月の全国都道府県企画担当部長会議でのあいさつの中で、これは報道によるものでありますけれども、地方自治体におけるゼネコン汚職が地方分権の推進機運に水を差しかねない趣旨を述べられているわけであります。 私は……
○有働正治君 総理の佐川グループからの一億円借り入れ問題についてただします。
一々例証はいたしませんけれども、総理は借り入れの理由につきまして、東京のマンションの購入費及び熊本の細川家の文化財指定になっています土塀や山門の修理のためにお金を必要としたと述べられてこられたと思いますが、この点間違いないでしょうか。
【次の発言】 間違いないわけですね。もう一回念を押してお聞きします。
【次の発言】 私の言ったとおり間違いないかということです。
【次の発言】 文化財指定となっている場合には、窓口の熊本市に文化財修理屈を修理の際出しまして、熊本県のいわば許可を受けて行うというシステムになっているはず……
○有働正治君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっています平成五年度一般会計補正予算外二案につきまして、反対の討論を行います。 今回の補正予算は細川連立内閣が発足して初めての予算ですが、自民党政治の基本を継承するという方針のもとで、基本的には対米追随と大企業奉仕型の路線を変えない同内閣の本質を補正予算の面でも改めて示すものであります。 すなわち、戦後最大規模の不況と未曾有の冷害により勤労者、中小企業、農民など国民各階層の生活と営業は著しい困難と危機に見舞われており、国民本位の不況対策、冷害対策が強く求められています。 しかるに、今回の補正予算は従来型の公共事業中心の景気対策とな……
○有働正治君 まず、私は具体的な問題から質問いたします。
秩父多摩国立公園特別地域内にあります首都圏の水源、水がめであり、また地元の農業用水でもあります荒川上流の埼玉県大滝村にあります秩父湖水域に廃棄物が不法投棄されている問題があります。環境庁としてこの現状をどう把握されて、またどう対応されようとしておられるのか、簡潔にお願いいたします。
【次の発言】 私、県からきょう報告をいただきました。それによると、事態を非常に過小に見られているということを率直に申し述べておきます。
例えば、調査した結果、目視できるものはこういう廃棄物だということで、具体的な数字まで挙げて私のところに報告が来ました。……
○有働正治君 私は、長官の所信に関連いたしまして、基本スタンスについてまずお尋ねします。 公害環境問題を考える場合、私は、何といいましても今現に起きている公害環境問題、未解決の問題を真っ先に解決していく、いわば足元の具体的な問題の解決に政府は政府としてイニシアチブを発揮していくことが大事だというふうに考えるわけでありますが、長官、この点どうなのか。 そしてもう一点、公害環境問題の現状につきまして、細川前総理は、今や環境の問題は解決したと言わんばかりの態度を国連の演説で述べられました。私は決してそうでないと考えるわけであります。現実というのは公害環境問題が依然として深刻でありまして、地方公共……
○有働正治君 環境庁が指定しています国内希少野生動植物種といわゆる日本版レッドデータブックで、絶滅の危険が増大しています危急種の中にハヤブサが含まれているのかどうか、また存続基盤が脆弱な希少種にベニアジサシ、コアジサシ、これが含まれているかどうか、まず確認を求めます。
【次の発言】 そのハヤブサ、ベニアジサシ、コアジサシの写真を私はここに持ってまいりました。(資料を示す)くちばしの色が少し違いますけれども、白い非常にきれいな鳥であります。その渡り鳥の保護について驚くべき事態が生じている具体的な事例を紹介して、環境庁、通産省の対応を求めるわけであります。
福岡県大牟田市の西方約六キロの有明海の……
○有働正治君 環境庁の予算について、先ほど自民党委員の質問に自画自賛をしておられましたけれども、言語道断だと。自画自賛で、自己満足で前進は生まれない、驚くべき姿勢だということを私は一言苦言を呈しておきます。 公害・環境問題は依然として深刻であります。私どものところにも全国各地から種々の要望が寄せられています。具体的な仕事を解決する上でも、環境庁が積極的に対応することが求められているわけであります。私はその中で、きょうは瀬戸内海の国立公園内の問題を二、三取り上げて、積極的な対応を求めるわけであります。 一つは、芦屋ゴルフ場開発許可違反問題であります。 瀬戸内海の国立公園内につくられています……
○有働正治君 私は、消防施設強化促進法からまずお尋ねします。 一つは、消防職員の充足をめぐってであります。 現有の消防車両に対する消防職員の充足率というのは年々低下しているようであります。人口急増自治体では特に低くなっているようであります。国が必要な予算を措置して消防職員の充足率を抜本的に高めて、出動時は基準どおり消防車一台に五名、救急車一台に三名の体制を堅持するとともに、公休日の増による週休二日制の実施や年次有給休暇が取得できるよう必要な人員を配置すべきだということが要望されています。いわゆる乗りかえなどが必要ないように積極的な対応を求めるわけでありますが、まず長官にお願いします。
○有働正治君 今回の地方税法及び地方財政法改正につきまして、我が党は個々の内容に問題点を痛感するものも多々ありますことから衆議院段階では法案内容を分離するよう要望いたしましたが、受け入れられませんでした。住民の減税の要望から見まして、一本化して法案が処理されることから賛成の態度をとるものでありますが、一方、交付税法の問題については討論の中で明らかにすることにいたしまして、本日は法案内容とのかかわりで国保料、国保税について質問したいと考えます。 この問題は、所管は厚生省でありますが、地方自治体のほとんどと言っていいほど自治体で大きな問題となっているところであります。そういう点では地方自治をつか……
○有働正治君 私は具体的な問題からお尋ねします。 一つは、警察庁そして国家公安委員長に対してであります。 警察庁は女性警察官の積極的な採用を進め、女性警察官も増加されているようであります。女性の警察官の方々が警察の職場でその能力、個性を発揮していかれることは重要だと考えるわけでありますが、問題はそれに伴う職場環境が果たして女性警察官に働きやすいものになっているかどうかだというふうに考えるわけであります。その点で私は、幹部を含め男性警察官に女性警察官の人格の尊重、男女平等の考えがどのように徹底されているのかについてお聞きしたいわけであります。 一々例示いたしませんが、警察官の不祥事の中には……
○有働正治君 時間の制約上、端的にお聞きします。その点を考慮した答弁を最初に要望しておきます。 生活安全局の所掌事務とのかかわりで、保安、防犯警察の人権侵害問題についてお聞きします。 一例を挙げるにとどめますが、読売新聞のことし五月十五日付の報道によりますと、福井県警が少年の非行防止などを理由に、平成四年十月から五年七月までに補導した百七十人、九歳から十九歳でありますが、百七十人とその保護者、補導歴のない小中高校生二百五十一人と保護者の合計千七十五人に対しまして調査を行っています。そこでは、両親はそろっているかどうか、それは実母であるかどうなのか、離婚をしたのか死別したのかどうか等々家族環……
○有働正治君 まず、広域連合制度について尋ねます。 この広域連合制度と大規模開発促進とのかかわりについて聞きます。 財界団体の一つであります関西経済連合会は、八九年のベイエリア開発研究会報告書で大阪湾のベイエリア開発計画のために広域連合の必要性を強調いたしました。九一年には都道府県連合制度に関する提言を行いました。その提言の中で、新しい広域自治体が担うべき役割の第一に大規模地域開発など経済活動の活性化ということを挙げているわけであります。 そこでお尋ねしますが、政府のこの広域連合制度の政策的なねらいの重要な一つにこうした大規模開発を促進しやすくするということがあると考えるわけでありますが……
○有働正治君 私は、まず警察庁所管のことから時間の関係上お尋ねいたします。暴力団のあるいは組員のあるいは右翼の暴力事件、これは許されるものでないという立場から質問するわけであります。 具体的な問題をお尋ねします。 五月三十日、東京新宿の京王プラザホテルで発生いたしました右翼による細川前首相に対する威嚇発砲事件をめぐってであります。言うまでもなく、我が党は暴力反対の立場であります。そういう立場から、戦前は最大の暴力であります侵略戦争にも反対したのもそうした立場からであるわけでありますが、政治的立場の違いはどうあれ、短銃その他武器を使うというのは民主主義の名において絶対に許されることではないわ……
○有働正治君 私は、日本共産党を代表しまして、第三次補正予算三案に対する反対討論を行います。 まず、本予算委員会での補正予算の審議がわずか一日間とされたことについて、私は激しく抗議するものであります。不況問題や大増税問題、米輸入自由化、細川首相の佐川からの一億円借り入れやNTT株購入にまつわる疑惑、ゼネコン疑惑、小選挙区制法をめぐる問題など重要問題が山積しており、これら諸問題に十分な時間をかけて審議するのが本委員会に課せられた当然の責務であります。これを一日で終わらせるなどということは、衆議院が三日間の審議を行ったことと比べても、審議権の放棄というそしりを免れ得ないものであります。 反対理……
○有働正治君 私は日本共産党を代表いたしまして、総理の佐川からの一億円借入疑惑をめぐりまして一、二点に絞って質問いたします。
第一は、借入目的の一つであります山門、土塀の修理費をめぐってであります。
総理は、修現代といたしまして二千三百万円と終始一貫して述べておられます。山門、土塀それぞれ幾らでございましょうか。
【次の発言】 質問通告も、内訳について私はお尋ねすると申し上げてあります。合わせて二千三百万円で内訳はわからないというんではどうしようもないのであります。
それでは、二千三百万円というからにはそれを裏づける資料、工事したものの領収書などが当然あろうかと思います。それをお示しいた……
○有働正治君 法務省刑事局長に尋ねます。
保証人の民法上の責任はどうなっていますか。
【次の発言】 連帯責務、保証責務があると思うんですけれども、その内容を。
【次の発言】 保証人の欄に細川氏の名前があったということが指摘されているわけで、もし義父が責務を履行できない場合は四億円の債務履行の責任を総理が負うということになるわけであります。これを見ますと、総理が事実上の取引主体であることも明白になりかねない。
総理は昨日、仮に百歩譲って私の取引であったとして何が問題なのか、これは私のあくまでも普通の経済行為であって何が一体法的にあるいは道義的に問題になることなのであろうか、という開き直りをや……
○有働正治君 あなたのNTT株の投資プラン勧誘で乗ってこられた人は細川氏一人だということをお述べになりましたけれども、桑畑さんからあなたへの御連絡では、細川氏自身が買いたいということだったことは明白だったのではないでしょうか。その点をお尋ねします。
【次の発言】 細川前総理の国会答弁とのかかわりで、私は具体的にお尋ねしたいと思います。
細川氏はNTT株購入をめぐりまして、あなた、つまり藤木さんは誤解だ、思い違いだと国会で答弁されているわけであります。
つまり、三月三十一日の本委員会の中で、私が担保を提供したということはその藤木さんという方は知っているわけでありましょうから、私自身がこの取引……
○有働正治君 私は、大臣所信でも触れられています環境基本計画の策定に向けまして、中間とりまとめに対し、国民各層からの意見に関連いたしまして、環境庁の基本姿勢とそこに示されました国民の声に対する行政としての対応について質問したいと思います。
まず、この環境基本計画検討の中間とりまとめに関しまして、国民の皆さん方から、意見は何人の方から何件寄せられたのか、示していただきたいと思います。
【次の発言】 まとめられました意見の概要を私も拝読いたしました。その中で私として感じられました一つの実感というのは、九つのブロックごとのヒアリングで、財界の利益代表の意見を除きますと、全国各地で日夜身近な環境保護……
○有働正治君 まず大臣、端的にお尋ねします。
年金者組合の調べによりますと、支給開始年齢六十五歳繰り延べ反対を含めまして、公的年金の改善を求める政府への意見書を採択した地方議会が全地方議会の四分の一を突破しています。これは文字どおり各党派一致で議決して政府に要望しているわけであります。
全地方議会の四分の一を超えるということは非常に重みのある決議だと考えますが、自治大臣、いかがでありましょうか。
【次の発言】 簡単にお願いします。
【次の発言】 実情も掌握していないというのは私は問題だとはっきり言わざるを得ません。
全地方議会の四分の一をはるかに突破しているのは、これは明白な事実なんです……
○有働正治君 私は、日本共産党を代表しまして、地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案、私に言わせれば大改悪案に対する反対討論を行います。 反対の第一の理由は、年金支給開始年齢を六十歳から六十五歳へと先送りし、その期間は報酬比例部分に相当する額をいわゆる部分年金として支給することとしていることであります。その額は、制度完成時において十二万千二百円、現行年金額のほぼ半分程度にすぎません。総務庁の家計調査によれば、六十歳代前半の消費支出は月額三十万八千七百三十四円。これでどうして生活できるのでしょうか。生活の大幅切り下げは必然です。 政府は、本改正案を合理化するために六十歳引退社会から六……
○有働正治君 私は、日本共産党を代表しまして、ただいま議題となりました公聴会設定に反対する立場から、我が党の見解を表明します。 そもそも重要法案の審議の入り口で法案採決の前提となる公聴会の設定を持ち出すこと自体、論外の暴挙と言わなければなりません、趣旨説明の直後の公聴会設定など前例もありません。 税制法案は、主権者である国民への選挙公約に違反し、国民に大増税を強いるものであり、世論調査でも国民多数が反対しております。今、国会に求められているのは、徹底的に審議し、国民にすべての問題点を解明することです。 与党側は公聴会設定のいろいろな理由を挙げましたが、どんなに説明しても二十一日公聴会設定……
○有働正治君 当委員会の質疑が本日から開始されたわけであります。 国民のマスコミ等での世論調査を見ましても、税制法案につきましては多数の方々が反対であります。納得いかぬということで徹底した十分な審議を求めています。政党や政治家の公約とのかかわりの問題、あるいは消費税そのものの持つ逆進性の問題、あるいは見直し条項、それによる将来的な増税が加速されるという危惧の問題、あるいは福祉や行革、財政需要等々の見通しの問題、あるいは本当に財源対策がないのかどうかという財源問題、また地方消費税にまつわるさまざまな問題等々、解明されるべき問題が山積しているわけであります。その点では本委員会でも徹底して十分な審……
○有働正治君 私は、本委員会で二回目の本日は質問であります。私は、消費税率は引き上げは必要ないんだと、政府は手をつけるべき財源の手当てを尽くすべきであるという立場から、主として本日は地方自治体の大きな仕事でもあります公共事業の談合による価格つり上げの問題、一般競争入札による価格引き下げへの影響の問題、それから価格つり上げの要因となっています政治献金の問題、あるいは大手企業の所得隠しの問題等々について財源確保の立場から質問いたします。 第一は、公共事業の談合による価格の不当つり上げの問題であります。 自治大臣、まず確認を求めます。 談合は違法でありまして、あってはならないということは明白だ……
○有働正治君 私は、大臣所信に関連いたしまして、まず国民の生命安全上大きな不安となっています銃器問題について質問いたします。
警察庁からいただきました資料によりますと、銃器発砲件数の中で暴力団の比率というのがここ数年七〇%の半ば以降を占めていたようでありますが、ことしはそれが八割を超えているという状況のようであります。となりますと、このけん銃・銃器対策の大きな一つというのは、暴力団が持っている銃器、これに対する対応の問題、これは非常にウエートとしても大きいのではないかと思いますが、長官、いかがでございますか。
【次の発言】 長官、その点認識は同じでありますか。
○有働正治君 私は、新ゴールドプランの内容をめぐって質問いたします。
まず第一は、老人福祉施設の人件費などの運営費についてであります。厚生省に尋ねます。
老人福祉施設の養護老人ホーム及び特別養護老人ホームの運営費に対する国、地方自治体、入居者からの費用徴収、この総事業費の中で構成比は十年前の一九八四年、十年後の今日どのように推移していますか。
【次の発言】 私は、ここに見やすいようにグラフに示しました。ごらんいただきたいと思います。(資料を示す)
国庫負担率は七五%から四二%に急落です。それから地方負担率というのは一九%から四二%に急上昇、費用徴収分も六%から一五%に、構成比で見ましたら……
○有働正治君 私は、大臣所信の冒頭で述べられました今回の大震災のかかわりで、幾つか緊急に手だてをとっていただきたい点についてお尋ねします。 被災地の中には、阪神高速道路や国道四十三号線など幹線道路沿いでの大型ディーゼル車の排ガスなどによります大気汚染の被害を受けまして、公害健康被害補償法に基づく認定患者が地区内に約六千名おられるというふうに聞いています。これらの方々は、大気汚染によりましてぜんそくなど呼吸器系疾患の被害を受け治療中でありまして、そのうちのかなりの方が、今回の大震災で神戸市や尼崎市などで被災されて、幾重もの苦しみを受けておられる状況であります。 私お聞きしますと、このうち神戸……
○有働正治君 本法案に公害患者に対する補償制度の改善措置がとられることは当然必要だと考えるわけであります。 特に今回の大震災にかかわって、認定更新対象者に対して国、自治体ともども行政として認定患者の救済を図る立場から万全の対応が求められている。私も本委員会で質問した経緯もあるわけであります。 被災地五つの市の本年一月から三月の更新対象者数は千三百九十六人と聞いているわけであります。神戸市長田区、灘区など、被災地では診療機関の三割ぐらいが診療不能となり、例えばJR六甲道駅近くの原口小児科医院では、五十人程度の認定患者が今まで通院されておられましたが、震災以後閉鎖されている状況であります。更新……
○有働正治君 まず、鹿児島県出水平野のツルの越冬、保護対策についてお聞きします。 私は、ことし一月早々、現地を視察いたしました。そして、関係自治体、農地の地権者の代表の方々、日本野鳥の会の役員を含む自然保護団体、そして県当局などと意見の交換を行ってまいりました。ここに私写真も持ってまいりましたが、(写真を示す)出水平野で越冬するツルですね。ごらんになられたこと大臣もおありだと思いますけれども、ここに写真もお持ちしましたけれども、一九九二年に一万羽を超えた。それから、ここ数年約一万羽を数えて、中でもナベヅルは世界の八、九割、マナヅルは三―五割飛来してきているようであります。現在まだ七千羽ほどの……
○有働正治君 限られた時間でありますので、私の質問に対して簡潔に的確にかみ合ってお答えいただくようまず要望しておきます。 今回の法案は、昨今の複合悪臭やあるいはいまだ規制が行われていない物質を原因とする悪臭に対して、三十八の自治体が既に導入しています嗅覚測定法を法制化したものと考えるわけで、その点では当然の措置だと考えるわけであります。 そこで、順次お尋ねしますが、問題の一つは、現行の悪臭防止法によります規制地域を有する市町村の数は九三年度末で一千六百四十自治体、全国自治体数の五〇・三%、ちょうど半分程度にとどまっているわけで、規制地域外からの悪臭苦情件数の実態から見ましても、規制地域の拡……
○有働正治君 私は、法改正に関連いたしまして、特に依然深刻な大都市地域の大気汚染対策とのかかわりで、具体的にはバスターミナルあるいはバス降車停留所等における汚染対策で質問いたします。 東京のNGOのNO2測定結果、私データを全部もらいました、また話も聞きましたけれども、これは本当に各地域で専門家の協力も得て熱心に取り組んでおられるわけであります。そういうNO2の測定結果のうちで、特にバスターミナルあるいは降車停留所付近では大型ディーゼルバスのアイドリングによる窒素酸化物汚染等が甚だしいということで、地域に対して深刻な問題を投げているわけであります。 そこで、環境庁、端的に聞きます。 この……
○有働正治君 まず、今回の大震災に際しての犠牲者の方々に心からの哀悼の意を表したいと思います。また、御遺族、被災者の方々にお見舞い申し上げたいと思うのであります。 私は、交付税そのものの質問を最後に回しまして、限られた時間でありますので、順序をかえてお尋ねしたいと思います。 一つは、今回の大震災に対する対応の問題でありますけれども、大震災で被災の自治体はもとより、応援部隊を派遣しているほかの自治体等々、財政負担を含めて多大の犠牲、負担が生ずることになるわけであります。とりわけ被災地では小中学校など避難所となっておりまして、教室まで避難住民でいっぱいで、子供たちの授業を再開するためグラウンド……
○有働正治君 私は、まず地方自治体のあり方の問題とのかかわりで、解散が決まりました東京協和・安全信組の大口融資規制違反をめぐる疑惑についてお尋ねします。 経営破綻が明らかとなりました東京協和信用組合と安全信用組合の旧経営陣が行いました大口融資規制違反が大きな問題となっています。 東京都は、両信用組合に対しまして、昨年二度にわたりまして検査を実施し、この検査が判明した法令違反行為や不健全な経営体質を指摘し、昨年十二月六日、改善指導の通達を出したと聞いています。 法令違反としては、協同組合による金融事業に関する法律の中で決められています大口融資規制に反するものでありまして、昨年六月時点で、東……
○有働正治君 限られた時間内での質問で、私も端的にお尋ねしますので端的にお答えいただくようお願いします。 地震対策とのかかわりの問題で、今、全国で観測強化地域として東海、南関東の二つの地域が指定されています。そして、兵庫、阪神地域を含めました全国八つの地域に特定観測地域が指定されているわけであります。この中で一定財政対策がとられて進められているのは東海地方六県、百六十七市町村であります。それは一九八〇年の法律、地震財特法によって事業の優先確保、あるいは一定の項目についての補助卒のかさ上げが図られ、国の財政的保障が一定とられてきたからであります。 ところがこの法律は、この間延長が図られてきま……
○有働正治君 私は法案とのかかわりで、さきの大震災で被害を受けました神戸市営地下鉄など交通機関復旧費用にかかわります神戸市などの自治体の財政負担の問題についてお尋ねいたします。
最初に運輸省、お尋ねいたします。
今回被害を受けました神戸市営地下鉄など交通機関の補助対象事業者の復旧に要する費用につきまして、一つは神戸市営地下鉄、第三セクターの神戸高速鉄道、神戸新交通、この公営三社合計で幾らなのか、またJR貨物を含めました民営の合計で幾らなのか、それぞれお示しいただきたい。それから、総合計でどうなるか。
【次の発言】 そこで、これの中で補助がどういうふうになるかということでありますが、その中で……
○有働正治君 最初に大臣にお尋ねしますが、昭和六十年、一九八五年三月二十六日の参議院の本委員会の市町村の合併の特例に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議によりますと、「本法は、その定める期間をもって廃止するよう万全を期すること。」と明記しているわけであります。
今回の法律案は、新しい装いを凝らしつつも、より合併促進を強力に図るという内容だと私は理解しているわけであります。十年前の附帯決議、国会の意思、立法府の意向を無視することになると思うわけでありますが、この点についての見解と責任なり、大臣、いかがでありましょうか。
【次の発言】 それはわかっているんです。私の質問に明確に答えて……
○有働正治君 資料配付をお願いいたします。
【次の発言】 私は、防災体制の中で消防力設備の整備などをめぐって質問したいと思います。
一つは、消防ポンプ車やはしご車など消防設備の補助基準額等をめぐっての問題であります。
まず、大臣の基本姿勢をちょっとお尋ねしたいのでありますが、今回の大震災の教訓から見まして、この消防ポンプ車、はしご革等々の設備の充実、補助基準額の引き上げなどを含めて積極的に対応していただきたいということは、被災地はもとよりのこと、全国の自治体の共通した大きな要望となっているわけであります。そういう点で、大臣としてこういう要請に対してどう対応されるか、基本姿勢をまずお伺いした……
○有働正治君 冒頭の報告との関連で一、二お尋ねします。
オウム真理教に関する捜索で押収された化学物質、その化学物質から見ました場合に、サリンが製造できる可能性があるというふうに警察としては見ておられるかどうか、またそのことも念頭に置いて分析あるいは捜索されるのかどうか、その点まずお答えください。
【次の発言】 サリンとの関係も念頭に置いて今後分析するかどうか、そこら辺はどうですか。
【次の発言】 それから、地下鉄サリン事件の捜査いかんによっては、今回のオウム真理教捜査との関連、可能性はどうなのか、あらゆる可能性の一つに今回のオウム真理教の捜査の関係者等も念頭にあるのかどうか、その点は。
○有働正治君 早速法案の内容についてお尋ねします。 今回の育児休業手当制度の創設に際しましては、二五%でも給料が出ればうれしいという組合員の声にも見られますように、これ自体は一定の改善面があると私どもも考えるわけであります。同時に、やはりいろいろ検討していただきたい問題点も多々含まれているということを指摘せざるを得ないわけであります。 以下、順次取り上げます。 その一つは、育児休業手当が共済の短期給付から支給されることに伴って、現在健康保険組合があるところはこの短期給付制度が適用されないことになっているわけであります。そうしたところは新たに短期共済制度を設けなければならない、こういうこと……
○有働正治君 審議二法案について私どもも賛成であります。
そこで、きょうは法案に関連いたしまして交通安全対策、とりわけエアバッグ問題を私は取り上げたいと思います。
まず、警察庁にお尋ねします。
最近の交通事故の新しい特徴として自動車運転中の事故もふえていると承知していますけれども、この運転中の事故の状況、昭和五十四年の数字、それから近年、平成四年ないし六年、どう変化しているのか、またその原因は何と考えておられるか、まずお示しいただきたい。
【次の発言】 そこで、そういう問題についていわば警察としてどう対応して対策をとって指導なり、強化しているのか、そこらあたりいかがでありますか。
○有働正治君 まず、横浜駅周辺の本日の新たな事件の問題ですけれども、その後の事態、どう掌握されておられるか。防衛庁長官は陸上自衛隊大宮駐屯地の化学防護隊に出動命令も出されているようでありますし、負傷者も百数十人に上っているということでありますが、どのように掌握されておられますか。
【次の発言】 第一に救出、人命救助、負傷者の対策に万全を期すようにお願いしたい、第二に厳正、公正、早期解決、これを求めるわけでありますが、いかがでありますか、国家公安委員長。
【次の発言】 我が党としても、いかなる団体、個人であれ、暴力やテロ、こうした凶悪社会的犯罪は許されないという立場で厳正に要望しておきます。
……
○有働正治君 私は、まず冒頭の警察庁の報告とのかかわりで、一連の凶悪事件について幾つかお尋ねします。 まず、國松長官狙撃事件との関係でありますが、使用された銃器につきまして、短銃や銃弾につきまして、アメリカ製との指摘もありますし、国内の銃撃事件等ではほとんど使用されたことがないものとの指摘もなされているわけであります。 となりますと、長官狙撃事件の犯人が海外と深く結びついて密輸ルートを持っている、あるいはかかわりがあるということも十分考えられるわけでありますが、捜査ではこうした問題の究明も含めて行っているかどうか、まずお尋ねします。
○有働正治君 まず、オウム真理教、サリン事件をめぐって幾つかお尋ねします。
一つは、松本サリン事件であります。
松本サリン事件、これはサリンという物質という点では地下鉄サリン事件と関連性があるわけで、それとのかかわりではオウム真理教との関連性も指摘されるわけであります。当然この関連性で捜査しておられると思うわけでありますが、今日どういう認識と方向性を持っておられるか、まずお答えいただきます。
【次の発言】 早急に解決を求めます。
第一発見者の河野義行さんに対しまして私から言わせれば事実上の被疑者扱いとして捜査してきた経緯があると考えるわけであります。この間の捜査を踏まえまして、事件当初と……
○有働正治君 本日は限られた時間でありますので、規制緩和とのかかわりで、特に地方自治体に対しまして私どもから言えば官僚統制とも言えるそういう問題の緩和、撤廃、この問題について国務大臣として山口長官の基本認識をお尋ねしたいと思います。 規制緩和問題あるいは法律の内容あるいは各種制度等々慣習を考えた場合に、当然、社会進歩、時代の進展に応じて国民生活に役立つものはどんどん改善、改革すべきだというふうに考えるわけであります。 例えば、昨年九月に、生活保護家庭にクーラーは認められないという市の指導でクーラーを外したお年寄りが脱水症状を起こす事件が明らかになりまして、国民の批判の中でこの点政府も指導さ……
○有働正治君 どうもきょうは御出席、御意見、本当にありがとうございます。御三方の著作の中から幾つか論文も拝見させていただきまして、それぞれの御専門での御意見も非常に参考になる点が多々ございました。ありがとうございます。 限られた時間でございますので、私は、意見の中にもございました地方の議会のあり方の問題でまず御質問したいと思います。 まず、寄本参考人、川島参考人、お二人に質問させていただきますけれども、私どもからいえば、地方自治の拡充というこの地方分権という問題を考えた場合、その推進の上で地方議会のあり方をそれにふさわしいものに当然していく必要があるのではないかと考えるわけであります。 ……
○有働正治君 まず、今回の大震災で亡くなられた方々に、そして御遺族の方々に心からのお悔やみを申し上げたいと思います。そして、被災者の方々にまたお見舞いを申し上げたいと思います。 私は、審議中の補正予算案の中の消防消火体制の拡充をめぐって質問したいと思います。 今回の大災害というのは、死者、行方不明者五千人を超える、家屋損壊が十万棟を超える、避難生活を送る住民の方々三十万人に及ぶというかつてない未曾有のものとなりました。 この問題に関連しまして、衆議院の本予算の総括質問で我が党の志位書記局長が消防消火体制のおくれの問題を指摘し、その拡充を求める中で、野中自治大臣は、消防防災車両の整備あるい……
○有働正治君 現場の声を聞きますと、障害者への対応で行政が極めて不十分であると。かわりに中心になって奮闘されているのがボランティアで、その一つが大阪障害者センターの活動であります。 例えば一月二十三日から二月二日までの十日間、約百件の電話相談の中で、安否確認、住宅相談、派遣要請、福祉相談など約三割は直ちに解決しました。未解決の問題にも引き続き対応しておられます。そして、この一カ月間で、この大阪障害者センターを通じまして延べ一千人のボランティアが活動に参加しています。数人から十数人で班をつくり、ローラー作戦を展開しています。 ここに私、毎日発行しているニュースと対応ぶりのレポートをつぶさに見……
○有働正治君 私は、東京共同銀行設立問題をめぐって幾つか質問いたします。 本日、衆議院で証人喚問も行われていますので、二つの信組の前理事長の責任等はそこで解明されていると思いますので、主として行政の対応問題などについて、また政治家等とのかかわりについてお尋ねしたいと思います。 午前中の証人喚問の中で高橋証人は、平成四年の夏、高橋氏の自家用の飛行機で香港旅行に行った際、大蔵省の田谷氏が一緒に行ったこと、御一緒したことはあると証言いたしました。我が党の正森議員の質問に対してであります。田谷氏は週刊誌の中で、きょう発売されている週刊誌の中でも、そういう事実は一切ないとコメントしているようでありま……
○有働正治君 私は、幾つか事実関係についてお尋ねします。
大臣が述べられました供応等はいつごろから始まっていつごろまで続いていたのか、大臣。大臣が調べたんでしょう、ちょっとお答えください。
【次の発言】 中島さんの場合どうですか。
【次の発言】 最近まで続いていたのかどうか、その点。いつごろまでか。
【次の発言】 そういうのもきっちり調べる必要がある。
官房長官が記者会見があるということなんで、先に官房長官の方にお尋ねいたします。
つまり平成二年ごろあるいは元年ごろからということになりますと歴代の当時の大蔵大臣の責任も考えられるわけでありますが、官房長官、この点についてはどうお考えであり……
○有働正治君 端的にお答えいただければと思います。
今、資料をお渡ししましたけれども、私はイ・アイ・イ・グループヘのあなたの銀行からの出向者一覧リストをここに持っています。一つは、この資料の記載内容は全体として間違いないと思いますけれども、いかがでありますか。二つ目は、ピーク時点であなたの銀行から最大何名、出向されておられましたか。
【次の発言】 いつですか。わからなければいいです。
【次の発言】 次に、その資料二の中で、これは九二年四月時点でのイ・アイ・イ社の組織図でございます。そこではあなたの銀行からイ・アイ・イヘの出向者は黒丸印がつけてあります。
役員の中に田中副社長以下五人、十二部……
○有働正治君 冒頭に、サリン事件について質問いたします。
昨年六月の松本市でのサリン事件から八カ月がたちました。翌月に山梨県内の山村で同様の物質が発見されたということが報告されています。にもかかわらず、これらの事件が解決されていません。そのおくれが今回の事態の背景にもあるんではないかと国民の厳しい指摘があるわけでありますが、その点で松本事件など未解決の問題について、警察当局の責任について国家公安委員長として、また総理としていかがお考えか、まずお伺いします。
【次の発言】 猛毒ガスのサリンと見られる無差別殺人事件、これはもう絶対に許せないものであります。国民の生命と安全を守る警察のそして政府の……
○有働正治君 日本共産党の有働正治です。
まず政治家との関係についてお尋ねします。
あなたは、小沢一郎氏と面識ございますか。
【次の発言】 それは中西啓介氏の紹介ですか。だれの御紹介で面識があるようになったんでしょうか。
【次の発言】 九〇年四月末から五月初めにかけ、小沢氏らがオーストラリアなどに出かけたときの日程表を見ますと、あなたが経営するホテルに宿泊しておられるようですが、間違いございませんか。
【次の発言】 そのときに大蔵官僚も同じ宿に泊まってはいませんか。
【次の発言】 オーストラリア国内などの移動に四カ所でチャーター機を使用することになっていますが、その中にあなたの自家用飛行機……
○有働正治君 私は、日本共産党を代表して、平成七年度一般会計補正予算三案に対して反対討論を行います。 まず、補正予算案審議を本日一日だけで議了し採決を強行することに強く抗議するものです。我が党は、国民の声に基づき、今年度予算の組み替えを要求、これに対し政府・与党は、組み替えを拒否する一方、今年度予算の編成、審議の間に起きた阪神大震災への対応で組み替え的補正を行うと表明してまいりました。こうした経過から見ても、我が党が慎重審議を要求したにもかかわらず、本日一日だけの審議で採決を行うことは断じて容認できません。 もともと予算は政治の顔と言えます。とりわけ今回の補正は、戦後最大の震災を受けての救……
○有働正治君 私は、有害廃棄物処理に関し具体的な幾つかの問題について質問いたします。 第一は、在日米軍基地の環境汚染問題であります。 アメリカの「USニューズ・アンド・ワールド・レポート」誌、九二年十一月三十日号によりますと、日本とのかかわりで具体的問題といたしまして、日本の横須賀米海軍基地で海岸の埋め立てのために掘り出されました土がPCBや重金属で汚染されていたために、埋立地に露出させることは法的にできなかった、この事業は中止せざるを得ず、土はもとの穴に埋め直されたと報じられております。 そこで、外務省に質問いたします。この点、掘り起こしの場所、時期、埋め戻しの時期等、状況が掌握されて……
○有働正治君 本日は、どうもありがとうございます。まず、感謝申し上げます。 私は、まず政府原案に対する修正についての基本的な考え方をお尋ねしたいと思います。浅野公述人は、基本的に原案を早く通していただきたいというお考えのようでありましたので、この問題は浅野公述人以外の四人の方にお尋ねいたします。 私は、社会進歩を考える場合あるいは物事、事態を改善する、今流でいえば改革をするという立場、そして民主主義という立場から見まして、政府が法律をこれはベストだと思って提案した場合でも、それに対して批判あるいは改善の意見が多々あれば、道理あるものであれば当然これにこたえて修正するというのが、民主主義の立……
○有働正治君 きょうはどうもありがとうございました。 先生の著書が私の党本部の資料室にもありましたので拝見させていただきまして、実感いたしましたのは、非常に先生、もうこういう老人たちに対する接し方と申しましょうか、非常に温かい接し方をされて対応されてきたなあというのを第一印象として持ちました。 「クリッパンの老人たち」というのを私読まさせていただきまして、その中である老人の方が、私もいろんな経験をしたけれども、こんな若くてハンサムな日本人がたびたびこうして家を訪ねてくれるとは思ってもみなかったと冗談を飛ばしながら先生と接しられたという話がありまして、非常に感銘を受けました。お話をお聞きいた……
○有働正治君 生活大国の五カ年計画では、不安のない老後生活の確立が掲げられています。その中では、保健・医療サービスと福祉サービスの連携・統合がうたわれています。
そこで、本日は医療と福祉とのかかわりの問題で質問する次第であります。
まず、病院が老人病院とみなされる基準はどうなっていますか。また、診療報酬、入院時の医学管理料は一般病院と老人病院と比べてどうなりますか、お答えください。
【次の発言】 一点十円でありますので、片一方は五千二百十円から落差がありますし、片一方は二千七百七十円からということで、一般病院と老人病院の場合、事態の落差、これが一つ大問題であります。同時に、一般病院、老人病……
○有働正治君 六十歳以上の定年制企業の割合が約七七%など、労働省としての高齢化社会への対応が強調されました。私は、いわば形式とともにその内容、内実が今問われているんではないかということで考えているわけであります。 具体的に申しますと、民間の大手企業、大企業を先頭に、労働者は定年を迎えるはるか前の四十歳代から配転、出向、移籍、選択定年制などによる雇用不安にさらされている状況であります。そして、五十歳代になりますと賃金の頭打ち、切り下 げと退職金の削減を押しつけられる。定年になりますと、継続雇用になった場合でさえも年間賃金は半分以下に急減し、相対的に労働条件は賃金とのかかわりでは何倍も過酷になる……
○有働正治君 本日はどうもありがとうございました。 先生もお述べになられましたように、高齢化社会の到来というのは事実であるわけですけれども、これへの対応の問題といたしまして、いわゆる高齢者を何人で支えられるかという議論があります。先生も、将来二人に一人だとかあるいは三人を二人で支えると、そういう点では将来大津波が来るという趣旨の御意見を述べられたとおりであります。 私の第一の質問というのは、この支えられるあるいは支えられないということを問題にする際の統計のとり方の問題であります。よく高齢者人口を生産年齢人口で割る計算というのが用いられるわけであります。先生もそれを御紹介されたわけであります……
○有働正治君 私の見解表明に関する資料配付、会長よろしくお取り計らいお願い申し上げます。
【次の発言】 本格的高齢社会への対応という幅広いテーマにつきまして、これまでの政府並びに参考人の方々の報告を聞きながら感ずる点でまず冒頭に強調したいことは、何のため、だれのためにこの問題を考えるのかということであります。
我が国の高齢者は、戦前戦後を生き抜き今日の発展を築いてきた人々であります。その知恵と力をこれからも生かしていくことが大事であります。高齢者をお荷物として邪魔者扱いする社会であってはなりません。憲法二十五条に基づく国民の生存権、人権思想をきちっと対置して、高齢者の社会参加を保障し、すべて……
○有働正治君 二、三、御報告及び資料提出を求めるものであります。最初に、限られた時間なので、まとめて申し上げますので御了承いただければと思います。 一つは、暴対法に関連いたしまして、新法制定で暴力団が右翼などの政治結社や団体に仮装する方向に拍車がかかったということが指摘されています。装いをかえた暴力団としての存続であるわけで、放置できない重要な傾向だと考えます。そこで、右翼標榜暴力団の増加実態をどう把握されているのか御報告願いたい、そして資料提出を求めたいと考えます。 二つ目は、風営法とのかかわりで、法成立の議論の中でスナック等への警察の立入調査が問題にされています。今回、先ほど御説明いた……
○有働正治君 私は、十月十八日、予算委員会でゴールドプランについて質問いたしましたが、時間の関係でやれなかった中から幾つか質問いたします。
一つは、ことし、九四年度は老人保健福祉計画のスタートの年であります。ところが、その初年度から、特別養護老人ホームの建設費など施設整備の国としての助成が、その八割、大半を来年度に先送りいたしました。ことしはわずか二割しか予算措置をしなかったわけであります。その影響を厚生省はどのように掌握されておられますか。簡潔にお願いいたします。
【次の発言】 自治省は、その影響だけで結構ですから、どのように把握しておられますか。
○有働正治君 きょうは、お三方ありがとうございます。 私は、まず神野公述人にお尋ねいたします。 いわゆる公約問題と今回の税制改革とのかかわりについてでありますが、本委員会でも、また国民の中でも選挙公約に違反した問題が大きな問題となっているわけであります。つまり、さきの総選挙、または参議院選挙の場合、前回、前々回、消費税率を引き上げますということを訴えた政党、候補者はいなかったという問題であります。 一つお尋ねしたいのは、公約というのは政党と候補者、政治家にとっては命だと、また国民主権との関係、また議会制民主主義の大きな柱になると考えるわけでありますが、一国民、有権者としてもおられるわけで……
○有働正治君 まず、中西公述人にお尋ねします。 最近、アメリカ国防総省の報告、あるいは議会に対する日米安保の役割等についての報告等々が発表されています。その中で、日本の安全への脅威に備えると歴史的に言われてきた安保条約の理由づけにつきまして、ソ連の崩壊で失われたということを指摘しています。また、別の報告の中では、日米安保条約が六〇年一月十九日に調印された当時と同じ意味を持つ、アメリカの利益を守る明確な条項があるということが強調され、日本の安全のためという安保条約のこれまでの建前が崩れた趣旨の言動も見られるわけであります。 アメリカ側から見ますと、安保条約の役割、地球的な役割というのはますま……
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