このページでは大森礼子参議院議員の17期(1995/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は17期国会活動統計で確認できます。
○大森礼子君 私は、平成会を代表して、ただいま議題となりました商法及び株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律の一部を改正する法律案について、総理並びに関係各大臣に質問いたします。 ことしに入り、味の素から始まった総会屋に対する利益供与事件は、第一勧銀、四大証券、三菱電機、東芝等々、日本を代表する一流と言われる企業が名を連ね、総会屋汚染のとどまるところを知らぬ様相に、国民は大きな衝撃を受けております。総会屋に対する利益供与を禁止した昭和五十六年の商法改正後、総会屋の数そのものは減少し、一応の効果は上げたかに見えましたが、今回の一連の摘発により、企業と総会屋との癒着は絶えることなく続き、……
○大森礼子君 平成会の大森礼子でございます。新人ですけれども、国会議員の基本に忠実にやりたいと思います。 今回のこの特別委員会は、宗教法人法の改正についての特別委員会でございます。この法人法の改正内容について文部大臣は、非常にささやかな改正であるとおっしゃる。必要最小限であるとおっしゃる。常識的な改正だとおっしゃる。しかし、実際、条文そのものを見れば、非常に多くの不明な点があると私は思います。ですから、この機会に、まずどんな法律なのか、これを明らかにする必要があるわけですから、その点について質問させていただきたいと思います。 まず最初に、改正案七十八条の二の「報告及び質問」の項なんですけれ……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。新人でございますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。 私は大学時代から約二十年間東京で生活したことがあります。夜ふらふら町の中を歩いておりまして、あることに気づきました。それは何かというと、女性が夜一人歩きできる、これは何とすごいことかというふうに思ったわけです。 私は、日本が世界に誇れるもの、それはまず第一にこの社会の治安のよさであると思っておりました。そして、誇れるものであれば守るべきだと思います。その安全な社会を維持するために、司法試験に受かった後、微力ではありますけれども、何かお役に立てたらという思いから検事の仕事についたこともございます。……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。 きょうは質問の機会を与えていだたいて大変にありがとうございます。それから、参考人の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。 最初に、坂本弁護士のことについて少し触れます。 坂本さんは、昭和五十九年に司法試験に受かりました。三十九期で、東京で修習を受けました。私も実は同じ班だったんですね。坂本さんは弁護士になって、私は検事になりました。研修所を出てから坂本さんと会ったのは昨年の十月二十二日の合国葬のときだったわけです。そのときに、合国葬の後に、私たちは三十九期だけでマスコミをシャットアウトして坂本さんの追悼式というのをやったんですけれども、その席にお母さ……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。 住専問題につきまして、これは法秩序に関することですから御質問させていただきます。 まず、法務大臣は所信表明の中で「国民生活の安定を確保し、国家の平和と繁栄を図るためには、その基盤ともいうべき法秩序が揺るぎなく確立され、国民一人一人の権利が十分守られていることが極めて重要であります。」と述べておられます。全くそのとおりでありまして、日本は法治国家でありますから、例えば法律上の争いがあればその解決を司法にゆだね、法律の適用のもとに公正かつ公平に解決する建前となっております。 今回の住専問題で国民の多くの方が怒っておられる、何で民間会社の経営破綻処理に税金……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。主に法務大臣にお尋ねいたします。 平成八年度の予算案が遅くても十日には成立するわけで、住専処理の一次損失負担六千八百五十億円の税金投入が決まるわけであります。そして、予算が成立しましたならば、直ちに住専処理法案が審議されまして、これが与党によって可決されますと、国民は先で、二次損失について半分の負担を余儀なくされるという、こういう流れになっているわけであります。 私は、きょうこの時期に、法務大臣にぜひ確認しておきたいことがありますので、質問させていただきます。各論ではなく総論的な質問になります。 まず、この政府の住専処理案、国民の多くの方はいまだに全然……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。質問させていただきます。 この委員会では、本来、民訴法の改正について十分な討議をする必要があるわけですが、会期末を控えまして十分な審議時間が保障されていないように思います。そんなときに、別の面で早期に法務省の意見を伺っておかなければならない問題が出てまいりましたので、きょうはその問題について法務省、法務大臣にお尋ねいたします。 私が問題とするのは、いわゆる北九州矯正センターの問題でございます。これは今、小倉刑務所の敷地内に城野医療刑務所、小倉拘置支所、これとそれから小倉少年鑑別所を統合するという構想があります。昨年の秋から新聞などでも報道されまして、それ……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。関連質問をさせていただきます。 まず、今回の住専処理問題について政府広報、大蔵省として「住専問題とは何ですか。 お答えします。」というパンフレットが作成されております。その中の四ページでも「悪質な借り手からは強力な取り立て機関があらゆる手段を使ってきちんと取り立てます。」と。それから、この予算審議、衆議院、参議院で政府が繰り返しておっしゃることは、強力な取り立てということでございます。その強力な取り立てが具体的にどういうふうになされるのかなということについてお尋ねしたいと思います。 説明を求める際に、大蔵省から平成八年二月に「強力な回収体制について」と題……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。 きょうは、主に大蔵大臣、大蔵省に質問させていただきます。 四月二十三日の予算委員会で、私は政府、大蔵省がずっと強調している強力な債権回収体制について、つまりは預金保険機構と新たに設立されます株式会社である住専処理会社の体制について、どこまで具体的に案ができたのかということを質問いたしました。 住専のパンフレットなんかにも「強力な取り立て機関があらゆる手段を使ってきちんと取り立てます。」なんと言っているわけですから、どんなぐあいになるのかなと思って質問したんですが、結局、大体の点においては検討中ということで、二月に示されました大ざっぱな一枚紙のイメージ……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。人権擁護施策推進法案について質問させていただきます。
この法案、人権擁護に少しでも役立つのであればこれを否定する理由はないわけなんですけれども、しかしながら幾つか法文の中身について私自身よくわからないことがございます。この点について、法案の内容につきまして法務省の方にお尋ねしたいと思います。
まず、第一条で「目的」というものが出ているわけなんですけれども、「人権の尊重の緊要性に関する認識の高まり、」とありますけれども、これは例えば背景となる事実としてはどういうことが挙げられるのでしょうか。
【次の発言】 いわゆる同和問題を経緯とするということ、それから国……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。 きょうは、時間の関係で専ら中山案の提案者の方に質問させていただきます。 質問に入る前に、ちょっと問題提起という形でさせていただきたいんですけれども、最初は、中山案の内容に目を通しましたときに、脳死判定を受けた人を脳死体とするのは、この法案の目的である移植医療の適正な実施に資することとの関係で、臓器移植に関する範囲内だろうというふうに私は解釈したのであります。 私も多少法律の条文を読んでおりますけれども、例えば「死体(脳死体を含む。)」、「A(Bを含む。)」と規定された場合には、本来AとBは別物だけれども、この法案の取り扱いについてはBをAと同じように……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。
きのうのテレビあたりを見ておりますと、十三日修正案提出、十六日本会議と、これは報道ですけれどもされておりました。
それで、きょうは一番最初に田浦委員がちょっと修正案のことを触れられましたけれども、修正案というのが出ておりませんので、もちろん中身は聞けません。
ただ、もしできましたらお尋ねしたいのは、中山案の方は今回出されるであろうという修正案を自分たちの案の修正案というふうにして位置づけておられるのかどうか、これをちょっと確認させてください。
【次の発言】 わかりました。おっしゃるとおりだと思います。
ちょっとその点で触れたいのは、一番最初に田浦委……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。 修正案がたった今提出されました。 この臓器移植法案をめぐりましては、衆議院の方でも二十七時間の厚生委員会の審議のみで本会議に上程ということで、国会審議に対する国民の不信感を招く結果となったと思います。そこで、さあ参議院頑張ろうと思ってスタートしたわけなんですけれども、五月十九日に趣旨説明がなされて、それからその後三時間の特別委員会審議を二回終えただけの六月十日に修正案提出、そして会期中に採決という報道がなされました。この委員会も本日の委員会採決に向けて予定どおりに進んでいるのかもしれません。 修正案の内容そのものについては、私自身も何かいい落ちつかせ……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。 まず最初に質問させていただくことは、最近、いろんな犯罪で起訴とか判決等が出ました場合に、これに対していろんなコメントを政治家の方がされる場合がございます。これについて、果たして問題はないのかという点を指摘したいと思うんです。 これは起訴の当否をめぐってとなるんでしょうか、昨年十月十一日には、ゼネコン汚職事件で被告となりました中村喜四郎元建設大臣について、梶山官房長官がその演説会で次のような発言をされたと。「これから日本の国を背負って仕事ができるのは中村君をおいてほかにいません。どうか、冤罪を晴らして、もう一度国政の場で仕事をさせてやってください。」と。……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。質問させていただきます。 本法案の提案理由説明の中で、改正の背景としまして、近隣諸国から船舶を利用した集団密航事件が激増しており、その背景に、密航者を我が国に運んでくるなどをビジネスとする内外の犯罪組織が関与しているとあるわけです。 最近問題になっているのが、いわゆる蛇頭、スネークヘッドなんですけれども、内外の犯罪組織というと、日本の場合は暴力団。 そこで、警察庁の方にお尋ねするんですが、いわゆるスネークヘッドとそれから日本の暴力団というのはどのように結びついており、あるいは資金等をどういうふうに分配しているのか。それから、そういう行為が暴力団の新たな……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。 今、参議院の方では二つの臓器移植法案が特別委員会の方で審議されております。衆議院の方では厚生委員会で審議されましたけれども、参議院の特別委員会の方は厚生委員会と法務委員会の各委員が主な構成員となっております。治療や臓器移植そのものについては医療界の問題ですけれども、従来の死の概念の変更をめぐる問題でもありまして、さまざまな法的問題が関係してくるので、そこで法務委員と厚生委員の合同となったものだと思います。 本来であれば、特別委員会の方で両法案の提案者を相手に質問するのが筋ですけれども、死をめぐる非常に大きな問題でもありますし、それから臓器移植を待つ患者……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。早速質問に移らせていただきます。
前回の証人喚問のときに証人がおっしゃったことでちょっと確認させていただきたいことがございます。
片山委員の質問に答えて、証人が友部百男氏と最初に会った時期について、最初は平成六年の三月末から四月初めごろとおっしゃって、後に平成七年というふうにおっしゃったんです。これ、どちらが正しいんでしょうか。
【次の発言】 最初おっしゃったときには平成七年の三月末か四月初めごろ、場所は初村さんの議員会館の事務所ということだったんですね。それで、質問を聞いていますと、途中で平成七年三月四日にホテルオークラのスイートでと、また同じようなメ……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。質問させていただきます。 ことしの三月に味の素がいわゆる総会屋事件で摘発されてから次々と四大証券を含んで一流企業の摘発が続いたわけなんですけれども、十一月二十四日までに摘発されたケースとして検察庁の方が摘発したものは、企業関係者、逮捕者が三十六名、そのうち二十九名が起訴されているとされています。総会屋側、逮捕者三人で起訴は一人、小池被告人ですね。それから、警視庁の方が摘発したものは三菱自工など三社で、逮捕者が企業側が六名、そのうち三名が起訴されている。それから、総会屋は四名逮捕されて起訴が二人と、こういう状況であるというふうに新聞報道に書いてありました。 ……
○大森礼子君 私は、ただいま可決されました商法及び株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、平成会、民主党・新緑風会、社会民主党・護憲連合及び日本共産党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 商法及び株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の諸点について格段の努力をすべきである。 一 いわゆる総会屋の存在が、我が国の株主総会運営の在り方にも由来し、その根絶には企業経営者の意識改革が不可欠であることにかんがみ、総会の適正な運営と、監査及び検査体制の……
○大森礼子君 平成会の大森礼子です。 きょうは、釜本委員が入国管理の問題についてお尋ねになったんですけれども、私は、日本に入国した外国人が犯罪を行った場合にどういう問題になるかという点について質問させていただきたいと思います。 ことしの三月二十七日の参議院法務委員会で、私は外国人事件と司法通訳の問題について質問させていただきました。そのときは、時間の関係もありまして概括的な質問しかできませんでしたので、きょうはそのときの御答弁も踏まえて少し詳しく質問させていただきたいと思います。 まず、捜査段階での通訳人確保等につきましてお尋ねしたところ、法務省の方の答弁では、通訳人名簿を常に全国版で作……
○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問時間が限られておりますので、端的に質問に移りたいと思います。 長官、冒頭におっしゃいました、公務員のたび重なる不祥事の発生、これによって行政は危機を迎えでいるということで、私はまさにそうだと思います。刑事問題に至らなくても、いろんなところで指摘されております業者といいますか民間人へのたかりの体質とか、それから公務員たるべき者が民間人から、ただ酒、ただ飯、ただゴルフとか、こういうことを受けること自体私には非常に理解しがたいわけであります。 それで、公務員の汚職のみならずこういう不祥事を絶つためには、公務員個人の倫理の問題とか強調されるわけですけれども、し……
○大森礼子君 公明の大森です。 きょうの行政機関の内部監察及び監査の在り方についてというこのテーマなんですけれども、その前に、橋本先生も今おっしゃいましたけれども、竹村委員、松委員からも言われたように、この行政監視委員会は何をするところか知られていないということと、それから何をすべきなのかという具体的な検討というのがされていないのかなという気がいたします。それで、大きなテーマと小さなテーマとありまして、できるところから積極的に活動していくべきだろうと思うんですね。 きょうのフリートーキングにしても、まず委員長におかれましては論点整理をしていただけると話がしやすいかなと思います。 まず、行……
○大森礼子君 公明の大森礼子です。 十二分しかありませんので、早速質問させていただきます。 倫理規程なんですけれども、倫理規程というのが定められまして、それで十四条に「その実効を担保するため、服務管理官及び総括服務管理官を置く。」とあります。実効を担保するんだからそれなりの役割が与えられているのかなと思って中を見ましたら、十五条で「服務管理官の任務」、「職員に対し必要な助言、指導を行うとともに、職員の相談に応ずる」と。そういう届け出があった場合には総括服務管理官に報告し、それから職員の上司に注意喚起するという、この程度のことなわけですね。この程度のことでありましたら、私も公務員の経験ありま……
○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問させていただきます。 法務大臣の所信表明の中でも法秩序の維持と国民の権利保全が法務行政の使命であると述べられております。法秩序といいますと、犯罪行為につきましては法と証拠に基づいて厳正に対処すると、これまでも法務大臣は繰り返し述べられているところであります。いろんな証拠を集めまして、それを法律に当てはめて処理するわけですけれども、そのもととなる法律の解釈、つまり刑罰法令で言いますと構成要件というものが明確であることが前提となると思います。 そこできょうは臓器移植との関係で、脳死体の扱いですけれども、これにつきまして質問させていただきたいと思います。つま……
○大森礼子君 公明の大森礼子です。 今回の法案が通りますと、裁判官の定員は二十名増加することになります。これは判事補ですから、新しい司法研修所を卒業してそれで裁判官になられる方が従来よりも二十名ふえることになおんだろうと思います。 この二十名の根拠なんですけれども、これはいろんな将来のビジョンに基づいて、迅速な裁判とか、これを実現するために当面これだけあればこういうふうに改善するだろうということで決まった人数なのか、それとも司法研修所を卒業する修習生の裁判官希望者との関係で大体このぐらいに落ちついたのか、このあたりはいかがでしょうか。
○大森礼子君 公明の大森礼子です。 両先生、きょうは大変にありがとうございます。 まず、奥島先生の方に質問させていただきます。先ほど先生は、今回の法改正は資本充実の原則を侵害する重大な改正だというふうにお述べになりました。それから、自己株式取得そのものの危険性と資本充実の原則を害するという二重の意味の危険性があるとおっしゃったんですが、実は昨年、平成九年にストックオプション制度導入による自己株式取得を認めるための商法改正と株式の消却特例、これも議員立法という形でございました。このときは、非常に自己株式取得禁止の原則を変えていいのかどうかという論議があったわけです。それから一年で、今度は何と……
○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問させていただきます。 先ほどから千葉委員とのやりとりを聞きまして、この法律の目的は一体何なのか、正直言ってよくわからなくなりました。 まず、この法案の第一条で目的が書かれてあります。「金融の円滑に資するとともに、」、これが一つ、それから「企業経営の健全性の向上に寄与することを目的とする」、二つ目的が揚げられているわけです。一方、法律案の提案理由説明の方では、「主としていわゆる貸し渋りを是正し、金融の円滑化に資するとともに、」と、それからその後に「企業経営の健全性の向上に寄与する」とありまして、この二つを読み合わせますと、主な目的、優先する目的というのは……
○大森礼子君 公明の大森礼子です。
これまでの質問と多少ダブる点があるかもしれませんが、質問させていただきます。
まず、外国法事務弁護士の日本法取り扱いはまだ禁止されているわけですけれども、この理由として挙げられることは端的に言いますとどういうことになるんでしょうか。
【次の発言】 確かに試験は受けずにということですが、これは日本の司法試験になりますけれども、もちろん外国の方でも日本の司法試験を受けることはできるわけですが、日本語でかなり難しいわけですから、日本語を本来の母国語としない人が通るということは非常に難しいことだろうと思います。
ただ、言葉の問題を除きますと、例えば司法試験でも……
○大森礼子君 公明の大森礼子です。 まず最初に、海難審判の方について質問させていただきます。 先ほど海難審判業務について御説明いただいたわけですけれども、「海難審判の目的は、海難の原因を審判によって明らかにし、その発生の防止に寄与することにあります。」とございます。海難の原因を明らかにするのみでなく、それを将来の海難の発生防止策へとつなげていく仕組みなのだというふうに思います。 昨年七月、東京湾で座礁して原油約千五百キロリットルが流出しましたダイヤモンドグレース号事故についての海難審判の裁決が昨年十二月二十五日に出されましたけれども、この裁決によりますと、事故の原因として水先人のミスが認……
○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問いたします。 今審議していますこの法案ですけれども、実は提出予定法案一覧の中には載っていなかったものでありまして、何か急に出てきたのかなという印象を否めないわけです。 先ほど角田委員もおっしゃいましたけれども、ともかく急ぐ急ぐということで、ゴールデンウイーク前までに何とかこれを施行と言われたわけですが、他方で、施行は公布後一カ月ですから、時間的に見て間に合わないのにと思ったわけです。 それから、ゴールデンウイーク前にというのですけれども、詳しいことは知らないんですけれども、何か皆さん日本のゴールデンウイークを想定しておられるようですけれども、これは台……
○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問します。 今回の改正の骨子の中に「保護司組織を法定化する」というのがあるわけですけれども、民生委員とか人権擁護委員との関係で一つ素朴な疑問がありますので、これをまずお尋ねいたします。 民生委員法は昭和二十三年の法律ですが、この中に既に民生委員協議会の規定がございます。それから、人権擁護委員法は昭和二十四年制定の法律ですが、人権擁護委員協議会というのが規定されてあります。両協議会の任務は、文言は多少違うんですけれども、職務に関する連絡及び調整、必要な資料及び情報の収集、それから研究及び意見の発表等と共通しております。今回の改正案での保護司会の任務もこれに……
○大森礼子君 公明の大森礼子です。 質問いたします。まず最初に、検察庁、法務省の方にお尋ねいたします。 今回の改正案の流れのもとになった法曹養成制度改革というのは、昭和六十二年四月に法務省が法曹基本問題懇談会を発足させたことから始まっていると認識しております。それから規制緩和等いろんな問題も生ずるわけですけれども、行政改革委員会規制緩和小委員会の意見は平成七年以降に出てきたものというふうに認識しております。 この昭和六十二年という年ですけれども、実はこの年に私は検事任官したわけでありまして、当時の状況を非常によく覚えております。当時は検事の任官数の減少が非常に問題となっておりました。その……
○大森礼子君 公明の大森札子です。早速質問させていただきます。 まず最初に、上野参考人にお尋ねいたします。 この修習期間につきましては、最高裁の方は当初一年を主張し、それから弁議士会は二年、それから法務省が、間をとってというわけではないんでしょうが、一年六月なんですね。 それで、結局この期間のとらえ方を考えますと、司法修習制度というもののとらえ方がそもそも、裁判所あるいは法務省も含むんでしょうか、それから弁護士会、ここのところで違っているんだなと思うわけです。 それで、会議録に残すという意味からも、上野参考人が日弁連新聞平成九年十月一日付に書かれております文章をちょっと引用させていただ……
○大森礼子君 公明の大森礼子です。
前回通告しておりましたが聞けなかったことがありますので、これを最初に質問いたします。
司法試験法の附則の四条ですが、「高等試験の行政科試験に合格した者」、これは受験資格について特別な扱いを規定しているんです。この受験生の割合というのはどのくらいあるものでしょうか。
【次の発言】 人数的には少ないんですが、ただこの附則の部分を今回の改正案と照らし合わせますと、附則四条で論文武筆記試験と口述試験を免除されない科目が規定されておりまして、三号では「民法及び商法のうち受験者のあらかじめ選択する一科目」、これを受ければいいということなんでしょうが、論文で商法を選ん……
○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問させていただきます。 この債権譲渡の対抗要件に関する特例法、以下特例法と言いますけれども、この趣旨というのが今でもよくわからないわけです。 というのは、こういう特例法が法務委員会に来ますよという説明を受けるときに、債権流動化の仕組みという図を見せられまして、債権流動化の仕組み、民法四百六十七条の対抗要件の場合と特別法による対抗要件の場合を比べまして、そこに書いてあるのは特別目的会社、SPCなわけです。 それで、特別目的会社の場合には、例えば一万の債権譲渡があった場合には、民法ですとすべての債務者に対してその通知が要る、一万本の通知が要る、これでは困る……
○大森礼子君 公明の大森礼子です。早速質問させていただきます。 お三人の参考人の方すべてこの法案の成立を希望されるということですけれども、ただ、SPC法とこれが通りますと、そういう会社にその目的とする仕事をさせるためには、それに見合った手段を提供しなくてはいけないという意味で、それを前提とすれば必要となるということはわかるんです。ただ、条文を見ますと、これは特債法なんかと比べましては法人について特に限定はございません。そして、大量の債権譲渡の場合に備えるといいながら、債権譲渡の数というものも限定がございません。それから、譲受人は個人でいいということですね。 そうしますと、SPC法とこれが成……
○大森礼子君 総務庁の方にお尋ねいたします。 要綱案の中で不開示情報として六つ挙げられております。その中の第五、行政機関なりまたは行政機関相互の審議・検討または協議に関する情報の点なんですけれども、いわゆる審議会のあり方等についてなんですが、平成七年、宗教法人法の改正があったときに審議会のあり方が非常に問題になったわけです。そのときには、審議会そのものがいかなる根拠に基づいて設置されたかという点もたしか問題になったと思いますが、それ以上にその審議自体が非常に非民主的な運営をされたんではないか、こういうことが大きく問題になりました。 それで、一般に審議会等の答申がありますと、政府側はそれがも……
○大森礼子君 公明の大森礼子です。時間の関係がありますので、すぐ質問させていただきます。 この問題をめぐりまして第三者機関ということがずっといろいろ言われております。評価をする場合には、それを実際にやったところが評価するというのではお手盛り等のあれがあるから、評価というものは第三者が客観的に公正に公平に行うべきだということで第三者というのが出てくることはわかるんですけれども、ただ、想定している第三者機関というのがなかなか具体的にならないのかなという気がいたします。 二月二十五日に行われましたこの調査会で、猪熊委員の方から、政策等の評価という役割を行政機関の一部局である行政監察局がやることが……
○大森礼子君 評価をめぐって調査会で参考人質疑があったわけですが、私いまだによくわからないのが、評価というのは非常に中身がいろいろありまして、参考人のお話を聞いていても、この方の頭の中にある評価と我々の考えるのとお互い違っているのではないかと、こういうふうに思うことがあるわけです。 評価といっても、例えば私という人間でも、国会議員としての評価、弁護士としての評価、人間としての評価、いろいろあるんですけれども、何を目的にするものかということが決まらないと後の具体的な論議ができないんじゃないかという気がして仕方がないんです。 それで、調査室の方の「評価制度関係資料集」というのをいただきまして、……
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