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大森礼子 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

大森礼子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(参)
434位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
385位
各種会議出席(幹部)歴代TOP100
75位

17期委員会発言TOP50
26位
17期委員会発言(非役職)TOP25
25位
18期委員会発言TOP10
4位
18期委員会発言(非役職)TOP10
3位
18期各種会議出席TOP5
1位
18期各種会議発言TOP5
1位
18期各種会議出席(幹部)TOP5
1位
18期各種会議発言(非役職)TOP5
1位

このページでは大森礼子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。大森礼子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

17期(1995/07/23〜)

第134回国会 宗教法人等に関する特別委員会 第6号(1995/11/30、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子でございます。新人ですけれども、国会議員の基本に忠実にやりたいと思います。  今回のこの特別委員会は、宗教法人法の改正についての特別委員会でございます。この法人法の改正内容について文部大臣は、非常にささやかな改正であるとおっしゃる。必要最小限であるとおっしゃる。常識的な改正だとおっしゃる。しかし、実際、条文そのものを見れば、非常に多くの不明な点があると私は思います。ですから、この機会に、まずどんな法律なのか、これを明らかにする必要があるわけですから、その点について質問させていただきたいと思います。  まず最初に、改正案七十八条の二の「報告及び質問」の項なんですけれ……

第134回国会 法務委員会 第2号(1995/11/09、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。新人でございますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。  私は大学時代から約二十年間東京で生活したことがあります。夜ふらふら町の中を歩いておりまして、あることに気づきました。それは何かというと、女性が夜一人歩きできる、これは何とすごいことかというふうに思ったわけです。  私は、日本が世界に誇れるもの、それはまず第一にこの社会の治安のよさであると思っておりました。そして、誇れるものであれば守るべきだと思います。その安全な社会を維持するために、司法試験に受かった後、微力ではありますけれども、何かお役に立てたらという思いから検事の仕事についたこともございます。……

第136回国会 逓信委員会 第6号(1996/04/02、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。  きょうは質問の機会を与えていだたいて大変にありがとうございます。それから、参考人の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。  最初に、坂本弁護士のことについて少し触れます。  坂本さんは、昭和五十九年に司法試験に受かりました。三十九期で、東京で修習を受けました。私も実は同じ班だったんですね。坂本さんは弁護士になって、私は検事になりました。研修所を出てから坂本さんと会ったのは昨年の十月二十二日の合国葬のときだったわけです。そのときに、合国葬の後に、私たちは三十九期だけでマスコミをシャットアウトして坂本さんの追悼式というのをやったんですけれども、その席にお母さ……

第136回国会 法務委員会 第2号(1996/02/27、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。  住専問題につきまして、これは法秩序に関することですから御質問させていただきます。  まず、法務大臣は所信表明の中で「国民生活の安定を確保し、国家の平和と繁栄を図るためには、その基盤ともいうべき法秩序が揺るぎなく確立され、国民一人一人の権利が十分守られていることが極めて重要であります。」と述べておられます。全くそのとおりでありまして、日本は法治国家でありますから、例えば法律上の争いがあればその解決を司法にゆだね、法律の適用のもとに公正かつ公平に解決する建前となっております。  今回の住専問題で国民の多くの方が怒っておられる、何で民間会社の経営破綻処理に税金……

第136回国会 法務委員会 第7号(1996/05/07、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。主に法務大臣にお尋ねいたします。  平成八年度の予算案が遅くても十日には成立するわけで、住専処理の一次損失負担六千八百五十億円の税金投入が決まるわけであります。そして、予算が成立しましたならば、直ちに住専処理法案が審議されまして、これが与党によって可決されますと、国民は先で、二次損失について半分の負担を余儀なくされるという、こういう流れになっているわけであります。  私は、きょうこの時期に、法務大臣にぜひ確認しておきたいことがありますので、質問させていただきます。各論ではなく総論的な質問になります。  まず、この政府の住専処理案、国民の多くの方はいまだに全然……

第136回国会 法務委員会 第10号(1996/06/18、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。質問させていただきます。  この委員会では、本来、民訴法の改正について十分な討議をする必要があるわけですが、会期末を控えまして十分な審議時間が保障されていないように思います。そんなときに、別の面で早期に法務省の意見を伺っておかなければならない問題が出てまいりましたので、きょうはその問題について法務省、法務大臣にお尋ねいたします。  私が問題とするのは、いわゆる北九州矯正センターの問題でございます。これは今、小倉刑務所の敷地内に城野医療刑務所、小倉拘置支所、これとそれから小倉少年鑑別所を統合するという構想があります。昨年の秋から新聞などでも報道されまして、それ……

第136回国会 予算委員会 第12号(1996/04/23、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。関連質問をさせていただきます。  まず、今回の住専処理問題について政府広報、大蔵省として「住専問題とは何ですか。 お答えします。」というパンフレットが作成されております。その中の四ページでも「悪質な借り手からは強力な取り立て機関があらゆる手段を使ってきちんと取り立てます。」と。それから、この予算審議、衆議院、参議院で政府が繰り返しておっしゃることは、強力な取り立てということでございます。その強力な取り立てが具体的にどういうふうになされるのかなということについてお尋ねしたいと思います。  説明を求める際に、大蔵省から平成八年二月に「強力な回収体制について」と題……

第136回国会 予算委員会 第18号(1996/05/08、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。  きょうは、主に大蔵大臣、大蔵省に質問させていただきます。  四月二十三日の予算委員会で、私は政府、大蔵省がずっと強調している強力な債権回収体制について、つまりは預金保険機構と新たに設立されます株式会社である住専処理会社の体制について、どこまで具体的に案ができたのかということを質問いたしました。  住専のパンフレットなんかにも「強力な取り立て機関があらゆる手段を使ってきちんと取り立てます。」なんと言っているわけですから、どんなぐあいになるのかなと思って質問したんですが、結局、大体の点においては検討中ということで、二月に示されました大ざっぱな一枚紙のイメージ……

第139回国会 法務委員会 第3号(1996/12/17、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。人権擁護施策推進法案について質問させていただきます。  この法案、人権擁護に少しでも役立つのであればこれを否定する理由はないわけなんですけれども、しかしながら幾つか法文の中身について私自身よくわからないことがございます。この点について、法案の内容につきまして法務省の方にお尋ねしたいと思います。  まず、第一条で「目的」というものが出ているわけなんですけれども、「人権の尊重の緊要性に関する認識の高まり、」とありますけれども、これは例えば背景となる事実としてはどういうことが挙げられるのでしょうか。
【次の発言】 いわゆる同和問題を経緯とするということ、それから国……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第4号(1997/06/02、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。  きょうは、時間の関係で専ら中山案の提案者の方に質問させていただきます。  質問に入る前に、ちょっと問題提起という形でさせていただきたいんですけれども、最初は、中山案の内容に目を通しましたときに、脳死判定を受けた人を脳死体とするのは、この法案の目的である移植医療の適正な実施に資することとの関係で、臓器移植に関する範囲内だろうというふうに私は解釈したのであります。  私も多少法律の条文を読んでおりますけれども、例えば「死体(脳死体を含む。)」、「A(Bを含む。)」と規定された場合には、本来AとBは別物だけれども、この法案の取り扱いについてはBをAと同じように……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第6号(1997/06/11、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。  きのうのテレビあたりを見ておりますと、十三日修正案提出、十六日本会議と、これは報道ですけれどもされておりました。  それで、きょうは一番最初に田浦委員がちょっと修正案のことを触れられましたけれども、修正案というのが出ておりませんので、もちろん中身は聞けません。  ただ、もしできましたらお尋ねしたいのは、中山案の方は今回出されるであろうという修正案を自分たちの案の修正案というふうにして位置づけておられるのかどうか、これをちょっと確認させてください。
【次の発言】 わかりました。おっしゃるとおりだと思います。  ちょっとその点で触れたいのは、一番最初に田浦委……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第7号(1997/06/16、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。  修正案がたった今提出されました。  この臓器移植法案をめぐりましては、衆議院の方でも二十七時間の厚生委員会の審議のみで本会議に上程ということで、国会審議に対する国民の不信感を招く結果となったと思います。そこで、さあ参議院頑張ろうと思ってスタートしたわけなんですけれども、五月十九日に趣旨説明がなされて、それからその後三時間の特別委員会審議を二回終えただけの六月十日に修正案提出、そして会期中に採決という報道がなされました。この委員会も本日の委員会採決に向けて予定どおりに進んでいるのかもしれません。  修正案の内容そのものについては、私自身も何かいい落ちつかせ……

第140回国会 法務委員会 第5号(1997/03/27、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。  まず最初に質問させていただくことは、最近、いろんな犯罪で起訴とか判決等が出ました場合に、これに対していろんなコメントを政治家の方がされる場合がございます。これについて、果たして問題はないのかという点を指摘したいと思うんです。  これは起訴の当否をめぐってとなるんでしょうか、昨年十月十一日には、ゼネコン汚職事件で被告となりました中村喜四郎元建設大臣について、梶山官房長官がその演説会で次のような発言をされたと。「これから日本の国を背負って仕事ができるのは中村君をおいてほかにいません。どうか、冤罪を晴らして、もう一度国政の場で仕事をさせてやってください。」と。……

第140回国会 法務委員会 第7号(1997/04/24、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。質問させていただきます。  本法案の提案理由説明の中で、改正の背景としまして、近隣諸国から船舶を利用した集団密航事件が激増しており、その背景に、密航者を我が国に運んでくるなどをビジネスとする内外の犯罪組織が関与しているとあるわけです。  最近問題になっているのが、いわゆる蛇頭、スネークヘッドなんですけれども、内外の犯罪組織というと、日本の場合は暴力団。  そこで、警察庁の方にお尋ねするんですが、いわゆるスネークヘッドとそれから日本の暴力団というのはどのように結びついており、あるいは資金等をどういうふうに分配しているのか。それから、そういう行為が暴力団の新たな……

第140回国会 法務委員会 第12号(1997/06/05、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。  今、参議院の方では二つの臓器移植法案が特別委員会の方で審議されております。衆議院の方では厚生委員会で審議されましたけれども、参議院の特別委員会の方は厚生委員会と法務委員会の各委員が主な構成員となっております。治療や臓器移植そのものについては医療界の問題ですけれども、従来の死の概念の変更をめぐる問題でもありまして、さまざまな法的問題が関係してくるので、そこで法務委員と厚生委員の合同となったものだと思います。  本来であれば、特別委員会の方で両法案の提案者を相手に質問するのが筋ですけれども、死をめぐる非常に大きな問題でもありますし、それから臓器移植を待つ患者……

第140回国会 予算委員会 第18号(1997/04/11、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。早速質問に移らせていただきます。  前回の証人喚問のときに証人がおっしゃったことでちょっと確認させていただきたいことがございます。  片山委員の質問に答えて、証人が友部百男氏と最初に会った時期について、最初は平成六年の三月末から四月初めごろとおっしゃって、後に平成七年というふうにおっしゃったんです。これ、どちらが正しいんでしょうか。
【次の発言】 最初おっしゃったときには平成七年の三月末か四月初めごろ、場所は初村さんの議員会館の事務所ということだったんですね。それで、質問を聞いていますと、途中で平成七年三月四日にホテルオークラのスイートでと、また同じようなメ……

第141回国会 法務委員会 第5号(1997/11/25、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。質問させていただきます。  ことしの三月に味の素がいわゆる総会屋事件で摘発されてから次々と四大証券を含んで一流企業の摘発が続いたわけなんですけれども、十一月二十四日までに摘発されたケースとして検察庁の方が摘発したものは、企業関係者、逮捕者が三十六名、そのうち二十九名が起訴されているとされています。総会屋側、逮捕者三人で起訴は一人、小池被告人ですね。それから、警視庁の方が摘発したものは三菱自工など三社で、逮捕者が企業側が六名、そのうち三名が起訴されている。それから、総会屋は四名逮捕されて起訴が二人と、こういう状況であるというふうに新聞報道に書いてありました。 ……

第141回国会 法務委員会 第6号(1997/11/27、17期、平成会)

○大森礼子君 私は、ただいま可決されました商法及び株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、平成会、民主党・新緑風会、社会民主党・護憲連合及び日本共産党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。  商法及び株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)  政府は、次の諸点について格段の努力をすべきである。  一 いわゆる総会屋の存在が、我が国の株主総会運営の在り方にも由来し、その根絶には企業経営者の意識改革が不可欠であることにかんがみ、総会の適正な運営と、監査及び検査体制の……

第141回国会 法務委員会 第8号(1997/12/04、17期、平成会)

○大森礼子君 平成会の大森礼子です。  きょうは、釜本委員が入国管理の問題についてお尋ねになったんですけれども、私は、日本に入国した外国人が犯罪を行った場合にどういう問題になるかという点について質問させていただきたいと思います。  ことしの三月二十七日の参議院法務委員会で、私は外国人事件と司法通訳の問題について質問させていただきました。そのときは、時間の関係もありまして概括的な質問しかできませんでしたので、きょうはそのときの御答弁も踏まえて少し詳しく質問させていただきたいと思います。  まず、捜査段階での通訳人確保等につきましてお尋ねしたところ、法務省の方の答弁では、通訳人名簿を常に全国版で作……

第142回国会 行政監視委員会 第2号(1998/02/03、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問時間が限られておりますので、端的に質問に移りたいと思います。  長官、冒頭におっしゃいました、公務員のたび重なる不祥事の発生、これによって行政は危機を迎えでいるということで、私はまさにそうだと思います。刑事問題に至らなくても、いろんなところで指摘されております業者といいますか民間人へのたかりの体質とか、それから公務員たるべき者が民間人から、ただ酒、ただ飯、ただゴルフとか、こういうことを受けること自体私には非常に理解しがたいわけであります。  それで、公務員の汚職のみならずこういう不祥事を絶つためには、公務員個人の倫理の問題とか強調されるわけですけれども、し……

第142回国会 行政監視委員会 第6号(1998/05/20、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森です。  きょうの行政機関の内部監察及び監査の在り方についてというこのテーマなんですけれども、その前に、橋本先生も今おっしゃいましたけれども、竹村委員、松委員からも言われたように、この行政監視委員会は何をするところか知られていないということと、それから何をすべきなのかという具体的な検討というのがされていないのかなという気がいたします。それで、大きなテーマと小さなテーマとありまして、できるところから積極的に活動していくべきだろうと思うんですね。  きょうのフリートーキングにしても、まず委員長におかれましては論点整理をしていただけると話がしやすいかなと思います。  まず、行……

第142回国会 行政監視委員会 第7号(1998/06/08、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。  十二分しかありませんので、早速質問させていただきます。  倫理規程なんですけれども、倫理規程というのが定められまして、それで十四条に「その実効を担保するため、服務管理官及び総括服務管理官を置く。」とあります。実効を担保するんだからそれなりの役割が与えられているのかなと思って中を見ましたら、十五条で「服務管理官の任務」、「職員に対し必要な助言、指導を行うとともに、職員の相談に応ずる」と。そういう届け出があった場合には総括服務管理官に報告し、それから職員の上司に注意喚起するという、この程度のことなわけですね。この程度のことでありましたら、私も公務員の経験ありま……

第142回国会 法務委員会 第3号(1998/03/12、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問させていただきます。  法務大臣の所信表明の中でも法秩序の維持と国民の権利保全が法務行政の使命であると述べられております。法秩序といいますと、犯罪行為につきましては法と証拠に基づいて厳正に対処すると、これまでも法務大臣は繰り返し述べられているところであります。いろんな証拠を集めまして、それを法律に当てはめて処理するわけですけれども、そのもととなる法律の解釈、つまり刑罰法令で言いますと構成要件というものが明確であることが前提となると思います。  そこできょうは臓器移植との関係で、脳死体の扱いですけれども、これにつきまして質問させていただきたいと思います。つま……

第142回国会 法務委員会 第4号(1998/03/19、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。  今回の法案が通りますと、裁判官の定員は二十名増加することになります。これは判事補ですから、新しい司法研修所を卒業してそれで裁判官になられる方が従来よりも二十名ふえることになおんだろうと思います。  この二十名の根拠なんですけれども、これはいろんな将来のビジョンに基づいて、迅速な裁判とか、これを実現するために当面これだけあればこういうふうに改善するだろうということで決まった人数なのか、それとも司法研修所を卒業する修習生の裁判官希望者との関係で大体このぐらいに落ちついたのか、このあたりはいかがでしょうか。

第142回国会 法務委員会 第6号(1998/03/27、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。  両先生、きょうは大変にありがとうございます。  まず、奥島先生の方に質問させていただきます。先ほど先生は、今回の法改正は資本充実の原則を侵害する重大な改正だというふうにお述べになりました。それから、自己株式取得そのものの危険性と資本充実の原則を害するという二重の意味の危険性があるとおっしゃったんですが、実は昨年、平成九年にストックオプション制度導入による自己株式取得を認めるための商法改正と株式の消却特例、これも議員立法という形でございました。このときは、非常に自己株式取得禁止の原則を変えていいのかどうかという論議があったわけです。それから一年で、今度は何と……

第142回国会 法務委員会 第7号(1998/03/31、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問させていただきます。  先ほどから千葉委員とのやりとりを聞きまして、この法律の目的は一体何なのか、正直言ってよくわからなくなりました。  まず、この法案の第一条で目的が書かれてあります。「金融の円滑に資するとともに、」、これが一つ、それから「企業経営の健全性の向上に寄与することを目的とする」、二つ目的が揚げられているわけです。一方、法律案の提案理由説明の方では、「主としていわゆる貸し渋りを是正し、金融の円滑化に資するとともに、」と、それからその後に「企業経営の健全性の向上に寄与する」とありまして、この二つを読み合わせますと、主な目的、優先する目的というのは……

第142回国会 法務委員会 第8号(1998/04/02、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。  これまでの質問と多少ダブる点があるかもしれませんが、質問させていただきます。  まず、外国法事務弁護士の日本法取り扱いはまだ禁止されているわけですけれども、この理由として挙げられることは端的に言いますとどういうことになるんでしょうか。
【次の発言】 確かに試験は受けずにということですが、これは日本の司法試験になりますけれども、もちろん外国の方でも日本の司法試験を受けることはできるわけですが、日本語でかなり難しいわけですから、日本語を本来の母国語としない人が通るということは非常に難しいことだろうと思います。  ただ、言葉の問題を除きますと、例えば司法試験でも……

第142回国会 法務委員会 第9号(1998/04/07、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。  まず最初に、海難審判の方について質問させていただきます。  先ほど海難審判業務について御説明いただいたわけですけれども、「海難審判の目的は、海難の原因を審判によって明らかにし、その発生の防止に寄与することにあります。」とございます。海難の原因を明らかにするのみでなく、それを将来の海難の発生防止策へとつなげていく仕組みなのだというふうに思います。  昨年七月、東京湾で座礁して原油約千五百キロリットルが流出しましたダイヤモンドグレース号事故についての海難審判の裁決が昨年十二月二十五日に出されましたけれども、この裁決によりますと、事故の原因として水先人のミスが認……

第142回国会 法務委員会 第10号(1998/04/09、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問いたします。  今審議していますこの法案ですけれども、実は提出予定法案一覧の中には載っていなかったものでありまして、何か急に出てきたのかなという印象を否めないわけです。  先ほど角田委員もおっしゃいましたけれども、ともかく急ぐ急ぐということで、ゴールデンウイーク前までに何とかこれを施行と言われたわけですが、他方で、施行は公布後一カ月ですから、時間的に見て間に合わないのにと思ったわけです。  それから、ゴールデンウイーク前にというのですけれども、詳しいことは知らないんですけれども、何か皆さん日本のゴールデンウイークを想定しておられるようですけれども、これは台……

第142回国会 法務委員会 第11号(1998/04/14、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問します。  今回の改正の骨子の中に「保護司組織を法定化する」というのがあるわけですけれども、民生委員とか人権擁護委員との関係で一つ素朴な疑問がありますので、これをまずお尋ねいたします。  民生委員法は昭和二十三年の法律ですが、この中に既に民生委員協議会の規定がございます。それから、人権擁護委員法は昭和二十四年制定の法律ですが、人権擁護委員協議会というのが規定されてあります。両協議会の任務は、文言は多少違うんですけれども、職務に関する連絡及び調整、必要な資料及び情報の収集、それから研究及び意見の発表等と共通しております。今回の改正案での保護司会の任務もこれに……

第142回国会 法務委員会 第12号(1998/04/16、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。  質問いたします。まず最初に、検察庁、法務省の方にお尋ねいたします。  今回の改正案の流れのもとになった法曹養成制度改革というのは、昭和六十二年四月に法務省が法曹基本問題懇談会を発足させたことから始まっていると認識しております。それから規制緩和等いろんな問題も生ずるわけですけれども、行政改革委員会規制緩和小委員会の意見は平成七年以降に出てきたものというふうに認識しております。  この昭和六十二年という年ですけれども、実はこの年に私は検事任官したわけでありまして、当時の状況を非常によく覚えております。当時は検事の任官数の減少が非常に問題となっておりました。その……

第142回国会 法務委員会 第13号(1998/04/21、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森札子です。早速質問させていただきます。  まず最初に、上野参考人にお尋ねいたします。  この修習期間につきましては、最高裁の方は当初一年を主張し、それから弁議士会は二年、それから法務省が、間をとってというわけではないんでしょうが、一年六月なんですね。  それで、結局この期間のとらえ方を考えますと、司法修習制度というもののとらえ方がそもそも、裁判所あるいは法務省も含むんでしょうか、それから弁護士会、ここのところで違っているんだなと思うわけです。  それで、会議録に残すという意味からも、上野参考人が日弁連新聞平成九年十月一日付に書かれております文章をちょっと引用させていただ……

第142回国会 法務委員会 第14号(1998/04/23、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。  前回通告しておりましたが聞けなかったことがありますので、これを最初に質問いたします。  司法試験法の附則の四条ですが、「高等試験の行政科試験に合格した者」、これは受験資格について特別な扱いを規定しているんです。この受験生の割合というのはどのくらいあるものでしょうか。
【次の発言】 人数的には少ないんですが、ただこの附則の部分を今回の改正案と照らし合わせますと、附則四条で論文武筆記試験と口述試験を免除されない科目が規定されておりまして、三号では「民法及び商法のうち受験者のあらかじめ選択する一科目」、これを受ければいいということなんでしょうが、論文で商法を選ん……

第142回国会 法務委員会 第16号(1998/05/28、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問させていただきます。  この債権譲渡の対抗要件に関する特例法、以下特例法と言いますけれども、この趣旨というのが今でもよくわからないわけです。  というのは、こういう特例法が法務委員会に来ますよという説明を受けるときに、債権流動化の仕組みという図を見せられまして、債権流動化の仕組み、民法四百六十七条の対抗要件の場合と特別法による対抗要件の場合を比べまして、そこに書いてあるのは特別目的会社、SPCなわけです。  それで、特別目的会社の場合には、例えば一万の債権譲渡があった場合には、民法ですとすべての債務者に対してその通知が要る、一万本の通知が要る、これでは困る……

第142回国会 法務委員会 第17号(1998/06/04、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。早速質問させていただきます。  お三人の参考人の方すべてこの法案の成立を希望されるということですけれども、ただ、SPC法とこれが通りますと、そういう会社にその目的とする仕事をさせるためには、それに見合った手段を提供しなくてはいけないという意味で、それを前提とすれば必要となるということはわかるんです。ただ、条文を見ますと、これは特債法なんかと比べましては法人について特に限定はございません。そして、大量の債権譲渡の場合に備えるといいながら、債権譲渡の数というものも限定がございません。それから、譲受人は個人でいいということですね。  そうしますと、SPC法とこれが成……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 行政監視委員会 第3号(1998/09/28、18期、公明党)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。私は名古屋の公聴会の方に参加させていただきました。その公聴会で愛知県生活学校連絡会会長の太田和子公述人の方から消費者の視点からの要望ということでお話がありましたので、その内容について質問いたします。  太田公述人は、要するに縦割り行政の弊害ということで指摘されたと思うんですけれども、一つはいわゆる食品の表示についてでございます。厚生省と農水省で異なっている、省庁によって視点が違うとは思いますけれどもと視点の違いを認識された上で、そうとは思うけれども統一的に見やすいものにしてほしい、私たちの視点にその表示というものを近づけてほしい、こういう要望がございました。私……

第143回国会 法務委員会 第3号(1998/09/22、18期、公明党)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。  きょうの論議を聞いておりましても、少年法をめぐることにしても、何かわかったようでわからない。国会を非常に大事にしてくださっているというのはありがたいのですが、国会議員はオールマイティーな人間ではないということも事実でございます。  先ほど、円委員の終わりに、役所に聞くよりも国会で論議した方がいいというふうにおっしゃるんですけれども、じゃ議員立法が一番いいのかというとそうでもありませんで、特に刑罰を伴うような議員立法、ひどいものは非常にたくさんございます。余りほかの法案を批判したくないんですけれども、今児童ポルノ法案というのが出ております。私も見ましたけれど……

第143回国会 法務委員会 第4号(1998/10/08、18期、公明党)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。早速質問いたします。  私は、報酬の部分それから諸手当のことについてお尋ねしたいと思います。  まず、この俸給法によりますと、大体裁判官と検事については、判事補の場合ですと十二号から一号まで、その後、判事一号―八号となります。これが検事の場合ですと、検事の区別はありませんから、一号から二十号で大体判事、判事補とそれぞれ対応した金額となっております。ですから非常に給与がパラレルになっているということで、きょうは検事の給与とそれから諸手当について質問する、この問題はきっと裁判官についても同じであろうと考えることにいたします。  まず、お尋ねするのですが、検事の八号……

第144回国会 法務委員会 第1号(1998/12/03、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。質問させていただきます。  臨時国会がスタートする前日であります十一月二十六日に共生社会に関する調査会が開かれまして、原ひろ子参考人、それから戒能民江参考人お二人から女性に対する暴力について種々意見をお聞きいたしました。いわゆるドメスティックバイオレンス、これは夫や恋人による女性への暴力を意味するとされておりますけれども、これをめぐっての意見が種々交換されたわけでございます。  こういう女性に対する暴力を考えるに当たりまして、一番の我々の関心事は、暴力の被害を受けた女性の安全の確保と保護がどのように図られているかということですけれども、戒能民江参考人によりま……

第145回国会 行政監視委員会 第3号(1999/03/29、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  ODAにつきましては、非常にその中身に不透明さがあるとか、それから公平さを欠くとか、こういう事実も新聞報道なんかがなされているわけですが、そもそもODAのあり方について、実施状況につきまして国会あるいは国民がチェックできる体制があるのかどうか、こういう非常に素朴な疑問を抱くわけであります。そこで、例えば我々がチェックしようとした場合にどういうチェックの仕方ができるか、こういう観点から質問させていただきます。  ODAの額をふやすべきだという意見もあるわけですけれども、いずれにしましてもこれはある目的を持って開発途上国を援助するわけでありまして、国民の税金……

第145回国会 行政監視委員会 第5号(1999/05/17、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  今、小川委員の方も聞かれたので、まずこの質問から始めたいと思うんですが、ODA債権の放棄についてです。  今お答えありましたけれども、三月二十九日の本委員会でも国際協力局長が「我が国としては債権を帳消しにするという政策はとっておりません。国内法的にもちょっと難しいということでございます。」と、これは財政法八条との関係で答弁されている。そして、返済額と同額のものを債務救済無償資金という形で供与することを述べられている。きょうもそのような御答弁をされました。  それで、対外的にはその説明をするのはよろしいのですが、これはどう考えても何かおかしいなという気がし……

第145回国会 法務委員会 第2号(1999/03/15、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。早速質問させていただきます。  まず最初に、海難審判庁の方にお願いいたします。  海難審判庁の予算、十一年度は二十五億九千四百万円、前年度当初予算額と比較すると九百万円の増加になっているということでございます。これが多いか少ないかということも知りたいので質問させていただきます。  平成九年九月の「海難審判の現況」という報告書がございますが、その中で、今後の課題として、海難事故の再発防止、原因究明体制の強化、効率化のために積極的に推進していくものとして五項目が挙げられております。  例えば、第一項目は、「重大な海難については、特に早急な原因究明を要請されるため……

第145回国会 法務委員会 第3号(1999/03/23、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。きょうはほとんど大臣にお答えいただきたいと思います。  新しい法務大臣が誕生いたしまして、まさに陣内法務大臣のリーダーシップが期待されているわけでございます。  法務大臣は、大臣の任を受けられるときに、こういうお話があったときに、いろんなことを決意されたと思うんですけれども、自分が法務大臣になったならば在任中にこれだけは絶対やりたいという御決意が何かございましたでしょうか。ありましたら教えてください。
【次の発言】 今、司法制度改革については、政府全体で取り組む最重要課題であるというふうにおっしゃったわけですね。その具体的なあらわれというのが、先ほど来出てい……

第145回国会 法務委員会 第4号(1999/03/30、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  今、千葉委員が司法の器ということについて、今のシステムでよいのかどうか、本当に最高裁の方に必死さが感じられない、こういういら立ちを表明されましたが、私も全く同感であります。今回も三十名の定員増ということなんですけれども、何とかこれをよろしくと聞かされまして、本当にこんなものでよろしいんですかとむしろこちらが聞き返したような状況でございます。最高裁と我々委員とのやりとりの中で、このギャップというのはもう将来埋まることがないのかなという非常に危機感を覚えております。  この定員法については後で質問をするのですが、最初にちょっと法務省の特に矯正局の方にお尋ねし……

第145回国会 法務委員会 第5号(1999/04/15、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  私も検事の経験がありますので、今回のことで一番心配するのは現場の検事の士気が落ちることであります。この問題、今、単なる女性スキャンダルなのか、それとも職務上の問題があったのかという点、これを明らかにする必要があるのではないか。法務大臣は調査指示をしておられます。  そこで、明確にしておきたいんですが、女性スキャンダルのみであっても、それが検事のしたことであればやはりこういう調査を指示されるのか。それとも、今回の記事の中に、それに絡めて業者と一緒に飲んだとか、それから出張に伴ったのではないかという点も指摘されておりましたので、そちらの点を重視したのか。法務……

第145回国会 法務委員会 第6号(1999/04/20、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  私は質問事項を通告しているわけでありますが、午前中の質疑、民主党の千葉委員と円委員がなさりましたが、それを聞いてちょっと確認させていただかないと先に進めないなということがありますので、まずその確認から入らせていただきます。そのことで本来用意しました通告事項がすべて終わらないかもしれませんが、この二法案につきましては十分審議をするべきであると考えますので、まず必要なことをさせていただきます。  円委員が二つの法案の提案理由の中に人権の言葉がないがという質問をされました。これはやはり重要なことだと思うんです。大臣、法務省としては人権擁護は当然の前提ですから書……

第145回国会 法務委員会 第7号(1999/04/22、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。本日は大変にありがとうございます。  今回の外国人登録法の改正、それから入管法の改正で、その中に常時携帯義務がまだ残っているということ、それから再入国許可制度そのものがいわゆる特別永住の方にもあるということについて、規約人権委員会からも勧告を受けている。  先ほど、規約人権委員会のこの検討結果というのはいわゆる勧告であって、法的拘束力はないのだという御発言がありましたけれども、それはもう当たり前のことでして、我々もそういうことを当然の前提として議論しているわけであります。それを言ったら国会の附帯決議も拘束力はないわけで、じゃ、無視していいかということにはなら……

第145回国会 法務委員会 第8号(1999/04/27、18期、公明党)

○委員以外の議員(大森礼子君) 千葉委員の御質問にお答えいたします。  確かに自社さ案の方には絵というものが例示として明示してありましたけれども、この法案では例示から外しております。これはコミックなども入るのか、こういう議論もありましたので誤解を招かないようにという趣旨もございます。  絵につきましては、法案に書いてありますように、「その他の物」の中に含まれ得る場合があると考えております。この法案では、児童ポルノとは、「児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写したもの」とされておりますけれども、ここに言う児童というのは十八歳未満の実在する児童をいうことになります。したがいまして……

第145回国会 法務委員会 第9号(1999/05/06、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  早速、質問させていただきます。  まず最初に、前回の委員会のときに、円委員の方から、提案理由説明の中に人権を配慮しという言葉がございませんがと大臣に対して質問がございました。それを受けて、大臣が人権という言葉を今となっては入れたかったなというふうな趣旨のことをおっしゃったので、私が今からでも遅くございませんよ、加筆されるんでしたら私ども反対しませんよと申し上げました。大臣、検討してみますとおっしゃったのですが、結論は出ましたでしょうか。人権を配慮しの文言を提案理由の中に入れるかどうか、いかがでしょうか。

第145回国会 法務委員会 第10号(1999/05/13、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  きょうは、まず入管法改正の方から質問させていただきたいと思います。  今回の入管法の改正につきまして、法律案の提案理由説明の中でこのような記載がございます。「平成九年に集団密航を助長、援助する行為等の処罰を内容とする出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律の御審議をいただき、同年に同法を施行したところでありますが、一時減少するかに見えた不法入国者は、その後再び増加傾向に転じております。また、退去強制された外国人がその後再び入国し、不法残留等により再度退去強制される事例も増加しており、これらの状況に早急に対応する必要が生じております。」。これが今回の法……

第145回国会 法務委員会 第11号(1999/05/18、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  今度このような審議会をつくるという法案が出ているわけですが、これまで司法をめぐっていろんな問題がございました。審議会ができるということは、逆に言うと、もうそれは法曹三者といいますか当事者に任せておいては改革しない、こういう判断も背景にあるのかなという気もするわけです。本当に当事者に、裁判所、検察庁、弁護士会もそうでしょうか、変えようとする気があるのかどうかということをよく疑問に思うことがございます。  司法改革と言った場合には、飯室参考人もおっしゃいましたけれども、やっぱり司法予算の拡大とか人的、物的拡大、こういうことが必要なんだというふうに言われるわけ……

第145回国会 法務委員会 第12号(1999/05/20、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  早速、質問いたします。  先ほどの円委員の質問と重複することがあるかと思うんですが、一応確認の意味でまず法務大臣にお尋ねいたします。  まず、基本的な認識としてお伺いしたいのですが、司法の果たしている現状認識、これが二十一世紀にはどのように改革されるべきであるとお考えなのか。それは審議会でやってもらったらいいとおっしゃるかもしれませんが、まず大臣の認識をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 先日の参考人質疑で大変貴重な御意見を参考人の方からいただきました。その中で、佐藤幸治参考人は大学教育との関係で次のようなことをおっしゃられました。あくまで要旨です。……

第145回国会 法務委員会 第13号(1999/05/25、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。本日は大変にありがとうございます。  まず、田中参考人にお尋ねいたします。  先ほど、司法改革をどうやってするかについては、まず現状調査が必要であるというふうな御意見をおっしゃいました。何が問題かをまず確定させてから、それから何をどうするかというのが決まるのだろうと私も思います。したがって、現状がどうなっているか、この調査分析が不可欠なわけですが、それを考えたときに、この審議会の委員の数が十三名以下で、二年間というのは短い期間であると思います。  それで、いろんな考えるべき論点といいますか、問題点がいっぱいある、そして現状調査も必要である、それから提言、結論……

第145回国会 法務委員会 第14号(1999/05/27、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  総理、きょうはお忙しいところ大変ありがとうございます。  最初の質問をいたします。女性議員だからというわけではございませんけれども、「審議会は、委員十三人以内で組織する。」とありますが、この中に女性の委員がどれだけ含まれるのかということが私たちにとりまして重要な関心事でございます。  最近、二十一世紀が間近であることもありまして、二十一世紀二十一世紀と言うんですが、では二十一世紀はどういう世紀かといいますと、女性の世紀であるとも言われております。私はよく申し上げるのですが、女性の特質といたしまして、女性には守るべきものを守る本能というものがあるということ……

第145回国会 法務委員会 第15号(1999/06/08、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  きょうは、まず最高裁の方にいわゆる競売手続についてお尋ねいたします。それから、後で法務省の方に、特に矯正局の方にキャピックのことについてお尋ねしたいと思います。  それでは、まず最初に最高裁の方にお尋ねするんですが、いわゆる土地建物の競売物件の落札状況というんでしょうか、これが近時好転してきたというふうに言われております。十年、十五年、一昔前ですと、何か競売物件といいますとトラブった物件ということでこれを敬遠するような傾向があったようにも記憶しているのですけれども、競売物件の落札状況が好転しているというのは事実なのかどうか、その実態についてまず説明してい……

第145回国会 法務委員会 第18号(1999/07/01、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  きょうは、私にとりましては初めての質問になりますので、まず最初に、私ども公明党、そして私がどういう立場から質問するかという、これを少し明らかにしておきたいと思います。  昨年三月十三日に当時の与党が提出いたしました政府原案は、これは一言で言えば、あれば捜査に便利との安易な発想によるものであると思います。証拠収集の方法としての代替性の有無などの検討がなく、乱用の危険が極めて大きなものであったと思います。そして、公明党は政府原案については一貫して反対の立場をとってまいりました。浜四津代表代行が反対を主張したのも当然でございます。  私たちは、ある法律案に対し……

第145回国会 法務委員会 第19号(1999/07/06、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  きょうは通信傍受法案について質問をさせていただきます。  今、Eメール等についていろいろ質疑がありましたけれども、非常に参考になりました。その質疑、答弁等を聞きながら、座っている方から、わからない人がつくっているのだからという声が上がりました。この法案についていろんな意見があると思いますが、私は決して犯罪捜査のわからない人が反対しているんだからなんということを言うつもりは全くございませんし、そうあるべきではないと思うんです。いろんな立場からいろんな問題点を指摘すればいいと私は思っております。  それにしましても、前回冒頭にも申し上げたことでございますが、……

第145回国会 法務委員会 第20号(1999/07/13、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  民主党の海野委員が冒頭でジョージ・オーウェルの「一九八四年」という小説に触れました。非常に懐かしく思いました。実は私が大学一年生のときに教材であったのがこのジョージ・オーウェルの「一九八四年」でございます。ただ、その「一九八四年」、善良な市民が監視される社会になるのではないかという御懸念からこの本を挙げられたのかもしれませんけれども、これはたしか私の記憶では、共産主義社会への警告という趣旨でジョージ・オーウェルが書いていたと思います。一九七二年には卒業しましたけれども、一九八四年、こんな恐ろしい時代になるのだろうかなんて思いながら無事に一九八四年を過ごし……

第145回国会 法務委員会 第21号(1999/07/22、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  参考人の皆様、本日は大変ありがとうございます。早速、質問に入らせていただきます。  先ほど、田口参考人の方から、この通信傍受法案については、つくったときのメリット、デメリット、それからつくらなかったときのデメリット、メリット、こういうことについてきちっと考える必要があるのではないか、こういう御意見がございました。  それで、今お話を伺いますと、神参考人と村井参考人がこの修正案については消極的な御意見ということなので、まず村井参考人からお尋ねいたしますが、この傍受法をつくった場合のメリットというのは何か考えておられるのか、先生のお話はデメリットの方ですが、……

第145回国会 法務委員会 第22号(1999/07/27、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  参考人の方、きょうは大変にありがとうございます。  今、携帯電話の複雑な仕組みを御説明いただいたのですが、携帯電話については、傍受の実効性と言ったらいいんですか、これは不可能であるというふうに結論づけられたわけなのですが、桑折参考人の結論はそのようになっていたのでしょうか。携帯電話については通信傍受ということは不可能に近い、そういうお考えをお持ちなのでしょうか。
【次の発言】 技術的な問題点というのはあろうかと思います。それから、固定電話の場合と携帯電話と同様に考えることができない。携帯電話の方が非常に技術的に複雑といいますか、ですから難しいだろうという……

第145回国会 法務委員会 第23号(1999/07/29、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。早速質問に入ります。  午前中の質疑で、民主党の内藤委員の方から、この法案についてはプライバシーの侵害が心配であると。一方で、犯罪摘発のために必要性があることは認めるが、しかし、余りにも欠陥があり過ぎるんだという御意見がありました。これによりまして、これまで各党の立場がよくわからなかったのですが、要するに必要性はあるということをお認めになっている。だから、通信の秘密を侵すから一切認めないではないというお立場なのだということは理解できたと思います。  それにしましても、この法案については一般の黒電話を想定しているがためにいろんなほころびが出ているという御指摘が……

第145回国会 法務委員会 第24号(1999/08/03、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  早速質問させていただきます。  まず、午前中の審議の中で、参考人の質疑の中で出てきたことで、現在の時点では携帯電話の傍受は困難という発言があったことをめぐっていろいろ議論がされております。  それで、例えばNTTの場合にはできる。それは傍受をする必要がある場合があるからでありまして、例えば一一三番、故障のところへ電話する場合があります。うちの母親は田舎におりますけれども、ずっと話し中で通じない、こんなにうちのおばあさんが長電話するはずがないから、もしかしたら倒れて受話器でも外れているんじゃないかとか、こんな場合に確認することもありますし、いろんなケースが……

第145回国会 法務委員会 第25号(1999/08/05、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  早速質問いたします。  大臣の趣旨説明にもありましたように、この改正案の柱というのは、会社をめぐる最近の社会経済情勢にかんがみまして、株式交換及び株式移転の制度を創設すること、それからまた金銭債権等の時価による評価を可能とする措置を講ずるというものでありますが、日本経済の再生にとって重要な法案であり、経済界からは一刻も早い成立が期待されていると認識しております。  ことしに入りましてからも、ソニー、上場三社を完全子会社に、商法改正によって株式交換を活用するとか、こういう記事もございますし、それから目玉の改革として業界が歓迎している、それから事業の活性化が……

第145回国会 法務委員会 第26号(1999/08/06、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  質問させていただきます。  通信傍受法案を含む組織犯罪対策三法、これは審議時間を重ねるにつれまして同じ論点が、特に通信傍受につきましては同じ論点が繰り返される傾向が顕著になってきました。いろいろそれぞれの立場があって、お互いの立場を言い合うという形になっております。例えば、先ほどの質問で立ち会い制度一つとりましても、この修正案の立ち会い制度というものは何かとってつけたような制度になっているのではないか、こういう御意見もあったわけでございます。  立ち会い制度そのものは、捜索、押収については公平性の担保のために立会人を置くのは刑事訴訟法上の基本的な要請であ……

第146回国会 地方行政・警察委員会 第2号(1999/11/16、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  前回の委員会で大臣の方から所信を含めたごあいさつをいただきましたので、本来ですときょうの委員会、一般質疑はその所信の中身につきまして大臣の基本姿勢等をお伺いするのですが、私は今国民の方が一番関心を持っておられることについて、国民の方から見てこの事案がどのように映るかという、こういう視点から質問させていただきます。いわゆる神奈川県警の不祥事問題でございます。  組織の中の一員が変なことをする。私は、組織で人が集まりますとその中には一定割合で変な人はいるものだと、こういうふうに非常にクールに見ているところもあるのですが、こういう今回のような、神奈川県警のよう……

第147回国会 地方行政・警察委員会 第2号(2000/03/14、18期、公明党・改革クラブ)

○大森礼子君 公明党・改革クラブの大森礼子です。  まず最初に、山下委員の質問のときに資料が提出されまして、そのときに出典を示してくださいと理事会で言ったのは私でございます。「地方財政状況調査による。」という御説明がありましたけれども、これは出典とは言えないのではないか。なぜこういうことを言ったかというと、この議論を聞いた方がその資料にたどり着くことができるようにするためであります。  よく予算委員会などでパネルが表示されますけれども、テレビを見ている人はわかりますが、予算委員でその席に座っている人にはほとんど中身が見えない。質問をわかりやすくするためにパネルを出すのに、その現場の委員にとって……

第147回国会 地方行政・警察委員会 第8号(2000/03/30、18期、公明党・改革クラブ)

○大森礼子君 公明党・改革クラブの大森礼子です。  早速質問させていただきます。  まず最初に、公益法人等への派遣法案についてお尋ねいたします。  この法案の目的につきましてまず大臣に基本的なことをお尋ねするのですけれども、この法案は自治体職員の公益法人等への派遣について法的根拠を与えるものであります。この後の富樫委員の方が請求してあります資料の中で「地方公共団体から公益法人等への派遣職員に対する給与等の支給をめぐる住民訴訟の事例」とするペーパーがありまして、この中でも十四件の住民訴訟の例が紹介されております。この中身に触れるものではありませんけれども、この中で問題になりましたのが、いわゆる派……

第147回国会 地方行政・警察委員会 第10号(2000/05/16、18期、公明党・改革クラブ)

○大森礼子君 公明党・改革クラブの大森礼子です。  直ちに質問に入りたいと思います。  まず、この法案の立法の動機といいますか、いかなる社会的事情が立法の背景にあるかにつきましては、ただいまの趣旨説明の中で説明されました。  そこで次に、この二条につきまして、「つきまとい等」の定義の中でこれは目的犯となっております。そして、この目的を広く解しますと一方で一般市民の自由を制約するということになりまして、どの範囲で目的を決めるかというところが非常に重要なこととなってまいります。本法案では、「恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、」と、このような……

第147回国会 地方行政・警察委員会 第11号(2000/05/18、18期、公明党・改革クラブ)

○大森礼子君 公明党・改革クラブの大森礼子です。  それでは、質問に入らせていただきます。  昨日、いわゆるストーカー規制法が参議院本会議で可決されて衆議院の方に回されました。このストーカー規制法につきましては、直罰規定のほか警告、それから中止命令、こういう流れも設けまして、この点について、警察の方で、あるいは公安委員会の方で裁判所にかわるようなそういう処分ができるのかという疑問も呈されておりますけれども、非常に柔軟な取り組み方として私は評価しております。  そして、これによりまして、こういう被害に遭っている女性の方も警察に非常に相談しやすくなると思います。ストーカー問題とかいわゆるDV問題、……

第149回国会 決算委員会 閉会後第2号(2000/08/30、18期、公明党・改革クラブ)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  質問の順番を変えまして、まず最初に総務庁長官に行政評価制度についてお尋ねしたいと思います。  きのう同僚議員の福本委員も質問したのですけれども、八月一日の参議院本会議の代表質問で、公明党の浜四津議員が行政評価法の早期制定について総務庁にお尋ねいたしました。長官からは、森総理から早期提出について直接指示があったこと、総務庁として法制化についての検討を一層加速していく、このために早急に万全の検討体制を整備することを事務当局に指示した旨、答弁されたわけであります。また、きのう福本委員が法制化の進捗状況等について質問しましたところ、八月十日に、これは正式な名称が……

第149回国会 決算委員会 閉会後第4号(2000/09/06、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  決算委員会初めてですので、指摘する数値等、間違いがありましたら御指摘いただきたいと思います。  まず最初に文部省の方に、その前に、郵政省に対しまして郵便局におけるワンストップサービス、ひまわりサービスについてお尋ねする予定でしたけれども、午前中、岩城委員の質問のところで既に御説明いただきましたので、これはカットさせていただきます。  まず最初に文部省の方に、国立学校特別会計における施設整備費等について質問したいと思います。  私は、議員になる前、仕事柄といいますか、よく国立大学、何カ所か仕事で行ったことがございます。行く先は法医学教室ということになるわけ……

第149回国会 決算委員会 閉会後第6号(2000/09/20、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  まず最初に、法務省の方に登記特別会計とコンピューター化の推進についてということでお尋ねいたします。  まず、昭和六十年七月一日から施行されました電子情報処理組織による登記事務処理の円滑化のための措置等に関する法律によりますと、第一条で、登記事務の処理のためにコンピューター化によってその処理の円滑化を図ることがうたわれております。そして、それを進めることは国の責務であるということが五条で規定されているわけであります。  国が進めるコンピューター化のための財源ですけれども、これは登記特別会計の登記手数料収入で賄うことにしていると。経理の明確化ということ、それ……

第149回国会 地方行政・警察委員会 第1号(2000/08/09、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  きょうは警察関係について質問させていただきます。  警察刷新会議の緊急提言について、これは最後の方でお尋ねしようと思ったのですが、今民主党の朝日委員の方から外部監察の導入についてのお話がありました。一応議論をまとめるという点で最初にこの点について私も質問させていただこうと思います。  監察制度については、この刷新会議が外部監察は不要であると、このように述べたわけであります。それで、この評価なんですけれども、この理由として掲げている点、刷新会議の提言の報告書の六ページにありますが、三点指摘されております。  先ほど御答弁にもありましたけれども、外部監察制度……

第150回国会 地方行政・警察委員会 第2号(2000/11/09、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  私は、ここに平成十二年七月十三日付警察刷新会議の「警察刷新に関する緊急提言」がございますけれども、この緊急提言に盛られた内容がどのように今回の法改正に取り入れられているのか、こういう観点から質問させていただきます。  それから、八月九日の委員会の方でも私はこの緊急提言について幾つか質問いたしました。  その中で、「緊急提言を受けて、これはすべて受けとめ実現していくというふうにお考えなのでしょうか。」と、このように質問いたしましたところ、そのお答えが、これは官房長の方からお答えいただいていますけれども、「中身的には大変重要な事項でございます。」とした上で、……

第150回国会 地方行政・警察委員会 第3号(2000/11/14、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  参考人の皆様、きょうは大変にありがとうございます。  まず最初に、すべての参考人の方に一言ずつとなるかと思いますが、お伺いしたいと思います。  改正案の五十三条の二で警察署協議会が設けられることになりました。住民等の意見を警察行政に反映させるためのものですけれども、これをどういうふうにして成功させるかという点について、運営上の留意点といいますか、これを本当によりよい制度とするためにこんなところに注意していったらいいんじゃないかという、このような一口アドバイス的なものをいただければと思います。  前田参考人の方から順次お答えいただければと思います。

第150回国会 地方行政・警察委員会 第4号(2000/11/16、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  私は、十一月九日の委員会の方でこの警察法の内容について既に一度質問をしております。そのときには、警察刷新会議の中で示されました緊急提言、こちらの視点からこれがどのように生かされておりますかと。法文化されたのは改正案を見ればわかるわけですけれども、それ以外はどうされるのか、制度の改善、運用とか、こういう点で提言の中身を受け入れていくのかどうか、こういう質問をさせていただきました。  そのときの印象としては、この刷新会議の緊急提言については、警察の方も非常に重く受けとめると言っておられたとおり、きちっと真摯に受けとめているなと、こういうような印象を持っており……

第150回国会 地方行政・警察委員会 第6号(2000/11/28、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  公述人の皆様、きょうは大変ありがとうございます。早速質問に入らせていただきます。  先ほど浅尾委員の方から質問があったのですが、警察署協議会についてどういうふうな制度にしていくべきかという、こういう御質問が浅尾委員からありました。それで、田中公述人、それから岩村公述人のところで終わってしまいましたので、その同じ質問を沢藤公述人、それから森公述人の方にお尋ねしたい。  やはり、どんな制度ができましても、どんなふうにうまくこれを機能させていくかということが大事だと思います。そこで、この警察署協議会についてこんな工夫をしたらどうか、こういうやり方をとれたらうま……

第151回国会 厚生労働委員会 第13号(2001/05/31、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。時間の関係ですぐ質問に入りたいと思います。  先ほど沢委員も言いましたけれども、今回の訴訟というものは平成十年三月に実は社会復帰準備支援事業、これがスタートした後に熊本地裁に提起されているわけなんですね。このことは、いわゆるらい予防法の廃止に関する法律、以下廃止法と言いますけれども、これによっても結局国の謝罪がなかった、つまり救済なのか補償なのか、ここを明確にしたかったという、これが患者さん、元患者さんの気持ちだったのだと思います。  そこで、この原告団のお一人であります島比呂志さんという方、北九州市の小倉南区に住んでおられます。社会復帰された方です。この方……

第151回国会 内閣委員会 第3号(2001/03/22、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。早速質問に入らせていただきます。  まず、官房長官にお尋ねいたします。  今、参議院の共生社会に関する調査会の方で、いわゆる女性に対する暴力、DV問題、これについて何とか法的な枠組みをつくらなくてはということで、プロジェクトをつくりました。各党参加しております。男性の仲道議員も参加してくださって、男女一緒に考えて、そして法案というものをつくりまして、今各党の手続をしているところでございます。何としてもこの女性の世紀、最初の年である二〇〇一年にこの法案成立を目指したいと思っております。完璧な法律ではないかもしれないですけれども、まずドメスティック・バイオレンス……

第151回国会 内閣委員会 第4号(2001/03/27、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。早速質問に入ります。  まず、国家公安委員長にお尋ねいたします。  国家公安委員長は所信の方で犯罪情勢とその対策についてお述べになりましたので、まずこれについて伺います。  昨年の刑法犯の認知件数というのが戦後最悪となっておりまして、中でも凶悪犯、それから窃盗犯が増加しているということになっております。警察庁の平成十二年の犯罪情勢という資料を見ますと、昨年の刑法犯認知件数、前年よりも二十七万七千八百四十四件、率にして一二・四%増加して、二百四十四万三千四百七十件で過去最高を更新しております。それで、一方で刑法犯の検挙件数というのは前年比マイナス二一・一%で、……

第151回国会 内閣委員会 第11号(2001/05/24、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  まず、これは官房長官に申し上げますが、ハンセン病訴訟、この判決につきまして、控訴を断念したことについて、小泉総理に心からの感謝を申し上げます。こういう表現しかできないのですけれども。  私は一応法律をかじった人間ですから、大体役所側がといいますか、どこら辺を心配するかということもわかるんですね。それから先のいろんな展開とかあると思うんです。ただ、私は法律をかじって法律で仕事をしてきた人間ですけれども、やっぱり法律というものは人間を幸せにしていくのが目的でありまして、その目的にかなう限りにおいて法的安定性というのもあるのだろうと思っておりました。  細かい……

第151回国会 内閣委員会 第12号(2001/05/29、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  早速質問に入りたいと思います。  今回の改正内容というのは、テレホンクラブに対する規制の整備、それからアダルト映像を送るプロバイダーに対する規制の強化、アダルトショップ以外の店での違反行為に対する規制の整備、その他となっておりますけれども、特にテレホンクラブに対する規制についてですけれども、まずこの点からお尋ねいたします。  今回の法改正は、テレホンクラブが児童買春の温床となっているのでそれに歯どめをかけるということなんですけれども、テレホンクラブにつきましては、既に全国の都道府県がテレクラ条例といいますか、条例をもちまして規制をしているところであります……

第151回国会 内閣委員会 第14号(2001/06/05、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  まず最初に、道路交通法改正案の方から質問させていただきます。  まず冒頭に、国家公安委員長にお尋ねするのですけれども、運転免許証の更新制度についてなんですけれども、全国七千五百万人を超えるすべての運転免許保有者、これを対象とするものでありまして、その制度のあり方というものは、交通安全の確保と国民の利便に大きな影響を与えることになると思います。  そこで、今回の運転免許証の有効期間の延長、それから更新手続の簡素化についてどのような基本理念のもとに今回の改正をまとめられたのか、まず冒頭に、国家公安委員長の御所見を伺いたいと思います。

第151回国会 内閣委員会 第15号(2001/06/07、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。どうぞよろしくお願いいたします。  最初に、鈴木共子参考人にお尋ねするのですけれども、実は、今回参考人になられるということで、これは神奈川新聞ですか、二〇〇〇年四月二十五日付の「息子の死無駄にはしない」というタイトルの新聞ですが、読ませていただきました。  実は、私も検事をやっていたことがありまして、業務上過失致死罪、捜査の方も、それから公判の方も多くやりました。そのときに、過失の領域に入るわけですけれども、やはり遺族の方にとっては殺人であろうが交通事故であろうが同じ死であるということで、私自身も本当に、検事ですからやっぱり刑法理論に従って適用するわけですが……

第151回国会 内閣委員会 第16号(2001/06/12、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  池田小学校、この事件につきましては本当に衝撃的な出来事でありました。亡くなられました八名の幼い命、心から御冥福を祈るとともに、けがをされたお子様方の一日も早い回復をお祈りする次第であります。  この事件によりまして、例えばアメリカなどではよく銃撃事件があるということをテレビニュースとかで見ておりますが、日本でも小学校までもが安全な場所ではなくなったということを我々は知りました。そして、この被疑者についてはいろんな情報も出ておりますけれども、強制措置入院という、これも犯罪防止ですべて防止できるかという問題がありますし、それから、じゃいきなり保安処分かという……

第151回国会 内閣委員会 第18号(2001/06/19、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  まず最初に、提出者の方にお尋ねするのですけれども、まず本法案の提出に至った経緯をお尋ねいたします。  この法案は閣法という形ではなくて議員立法、与党三党の議員立法という形をとっておりますので、与党三党による検討経緯はどのようなものであったのか、簡単に教えていただきたいと思います。
【次の発言】 改革のためには政府と与党とが一体となってしなくてはいけない、それゆえにこの法案を出したという御説明ですが、確かにこの法案が成立いたしますと、議員立法として提出された今お話しになった経緯から見ましても、やはり与党として政府の取り組みというものを大いにバックアップして……

第151回国会 予算委員会 第10号(2001/03/19、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  早速質問に入らせていただきます。まず最初に、私が女性だからというわけではありませんけれども、選択的夫婦別姓の問題について、主に法務大臣にお尋ねいたします。  いろんな方から御意見を聞きますと、私が思った以上に別姓をとられている方が多いということは気づきました。つまり、法律上の婚姻ではありませんから事実婚だということであります。それで、二十一世紀、女性の時代と言われておりますけれども、この問題、多くの女性が、また若い世代が求めておりますので、もし先で実現することであるならば、何とかこの二〇〇一年、この通常国会で成立させたいものだと私ども思っております。  ……

第151回国会 予算委員会 第11号(2001/03/21、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  一昨日の予算委員会では外交機密費について質問することができませんでしたので、きょう引き続き質問させていただきます。  前回、一昨日のときに、警察庁の方から松尾元室長の逮捕事実について伺いました。要するに、三つ事実がありまして、場所は首相官邸、そして被欺罔者、だまされた人は首席内閣参事官という方でございます。それで、この機密費疑惑についてはわかっているようでよくわからないので、きょうは本当に素朴な質問をさせていただこうと思います。  外務大臣、この犯罪にかかわるものはすべて外交機密費ではなく官房機密費の問題である、松尾氏は外交機密費については手をつけていな……



各種会議発言一覧

17期(1995/07/23〜)

第141回国会 法務委員会民事訴訟法改正に伴う情報開示に関する小委員会 第1号(1997/12/09、17期、平成会)

○大森礼子君 総務庁の方にお尋ねいたします。  要綱案の中で不開示情報として六つ挙げられております。その中の第五、行政機関なりまたは行政機関相互の審議・検討または協議に関する情報の点なんですけれども、いわゆる審議会のあり方等についてなんですが、平成七年、宗教法人法の改正があったときに審議会のあり方が非常に問題になったわけです。そのときには、審議会そのものがいかなる根拠に基づいて設置されたかという点もたしか問題になったと思いますが、それ以上にその審議自体が非常に非民主的な運営をされたんではないか、こういうことが大きく問題になりました。  それで、一般に審議会等の答申がありますと、政府側はそれがも……

第142回国会 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第2号(1998/03/11、17期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。時間の関係がありますので、すぐ質問させていただきます。  この問題をめぐりまして第三者機関ということがずっといろいろ言われております。評価をする場合には、それを実際にやったところが評価するというのではお手盛り等のあれがあるから、評価というものは第三者が客観的に公正に公平に行うべきだということで第三者というのが出てくることはわかるんですけれども、ただ、想定している第三者機関というのがなかなか具体的にならないのかなという気がいたします。  二月二十五日に行われましたこの調査会で、猪熊委員の方から、政策等の評価という役割を行政機関の一部局である行政監察局がやることが……

第142回国会 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第3号(1998/05/11、17期、公明)

○大森礼子君 評価をめぐって調査会で参考人質疑があったわけですが、私いまだによくわからないのが、評価というのは非常に中身がいろいろありまして、参考人のお話を聞いていても、この方の頭の中にある評価と我々の考えるのとお互い違っているのではないかと、こういうふうに思うことがあるわけです。  評価といっても、例えば私という人間でも、国会議員としての評価、弁護士としての評価、人間としての評価、いろいろあるんですけれども、何を目的にするものかということが決まらないと後の具体的な論議ができないんじゃないかという気がして仕方がないんです。  それで、調査室の方の「評価制度関係資料集」というのをいただきまして、……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 共生社会に関する調査会 閉会後第1号(1998/11/26、18期、公明党)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。時間が十分しかございませんので、早速質問させていただきます。  まず、戒能参考人の「ドメスティック・バイオレンスと性支配」という論文を読ませていただきました。この中で参考人は「総合的な対応の法的枠組みとしてのドメスティック・バイオレンス特別法の制定が、法律学の緊急の課題であろう。」と、こういうふうに述べておられます。  それで、私はこのドメスティック・バイオレンス、特に犯罪としてのドメスティック・バイオレンス、こういう観点からお聞きしたいんですけれども、この中で言うドメスティック・バイオレンス特別法の制定、これについては刑法についても特別法のようなものが必要と……

第143回国会 共生社会に関する調査会 第2号(1998/10/01、18期、公明)

○大森礼子君 公明の大森礼子です。  まず、これは男女等共生社会と決まっておりますのでその範囲の中で、あとはどの分野に手をつけるかということですけれども、私はまずやはり政治参加のところに手をつけるべきであろうというふうに思います。男女共生社会をいろんな分野で実現するにしましても、その立法過程に女性の意見が反映されるということがその社会実現のために一番有効な手段であると考えます。  総理府のきょうの報告書を見ましても、一番最初に第一章が「政策・方針決定過程への女性の参画」、第一節が「国の政策・方針決定過程への女性の参画」、そして一番の問題点が「低い立法への女性の参画」と、こういう順序になっている……

第145回国会 共生社会に関する調査会 第1号(1999/02/03、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。早速質問させていただきます。  最初の末広委員の強姦の質問のところで、被害者の方がどれだけ抵抗したかが要件になっている、確かにそうなんですね。  私は検事をしていた経験からいいますと、よほど激しく抵抗しないと強姦が成立しないように思われている節があるんじゃないかなと思ってちょっと一言申し上げるんですが、例えば暴行、脅迫といいましても、置かれた状況といいますか、例えばナイフを見せられたとか一発殴られたとか、もうこれだけで恐怖心が増しまして、これぐらいの要件でも強姦は成立すると我々はやってきましたし、それから侵入して強姦するような場合は、もう侵入自体が恐ろしいこ……

第145回国会 共生社会に関する調査会 第3号(1999/04/19、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  まず、文部省に最初にお尋ねいたします。  ことし二月三日の調査会の参考人質疑で、アディクション問題を考える会の代表米山奈奈子参考人から次のような問題提起がございました。暴力を振るう夫から逃れまして女性が隠れて生活をする、その場合に、子供がいたらその子の学校の問題をどうしようかという問題が起きてきます。住民票がなければ就学が認められないという制度上の問題がある。それから、移った場合でもさきに通っていた学校に対してその移転先を通知しないでほしいとか、いろいろ暴力を振るう夫に知られたくない状況というものもございます。  子供の就学をめぐりまして文部省の方では何……

第145回国会 共生社会に関する調査会 第4号(1999/05/12、18期、公明党)

○大森礼子君 入澤先生の御意見と基本的に同じです。というのは、これは非常に重要な問題ですので取り組んでいかなければいけないと。  結局、ドメスティック・バイオレンスの根底にあるのは、要するに弱い者いじめのそういう根性なんだろうというふうに思います。それで家庭に入ったときに妻の方が弱いから妻の方に向かっていくと。先ほど仲道先生おっしゃったけれども、母と子供の関係ですと、子供の方が弱いから母から子にいくという、そういうものがベースにあるんだろうと思います。それで、結局、これはいずれにしても一人の人間としてその価値をどういうふうに認めていくかという、こういう啓発というものが根本になきゃいけないんだろ……

第145回国会 法務委員会公聴会 第1号(1999/08/04、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  最初に、鈴木公述人にお尋ねいたします。  きょう鈴木公述人にお尋ねしたいことは、こちらが尋問するような立場にはございませんで、いわゆる青少年への覚せい剤汚染の実態というのをお話ししていただくということが私の聞きたいことでございます。  「中高生に広がる覚せい剤汚染」というこの論文を私も読ませていただきました。非常に内容がすばらしいと思っております。それで、中高生に広まったことについて大人たちは気づかなかったという御指摘もございます。それから、この吸引方法が広まっているということで、実は私も昔検察庁でストローによる煙の吸引というやり方を初めて知ったときに、……

第146回国会 共生社会に関する調査会 第1号(1999/11/10、18期、公明党)

○大森礼子君 それでは、御報告させていただきます。  平成十一年度特定事項調査第三班は、女性の政策決定過程への参画と女性に対する暴力に関する実情調査のため、平成十一年九月二十五日から十月三日までの間、イタリア、イギリス及びノルウェーを訪問いたしました。  派遣議員団は、本調査会の石井会長を団長とし、釜本、仲道、岡崎、輿石、八田、福島の各議員と私、大森の八名でございます。  まず、イタリアでは、一九七〇年代に離婚法、妊娠中絶法などカトリックの教義に反する女性解放の動きが見られましたが、男女平等、機会均等を推し進める動きは八〇年代になってから起こっております。  八〇年の第二回世界女性会議での行動……

第146回国会 共生社会に関する調査会 第2号(1999/11/19、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  樋口先生それから藤原先生、きょうは大変ありがとうございます。  実は、樋口先生の先ほどの冒頭のお話のところで、第一段階のところで終わってしまった。それで、このレジュメを見まして、実は私、その太陽路線のところをすごく知りたいなと思って待っていたものですから、もしよろしければここをお話しいただきたいと思うんです。  先生は、男女共同参画社会の必然性・必要性というところで個人の尊厳の視点ということから、幸福追求権というここからお話しになってくださいました。私も本当に同感でございます。  というのは、私は、OLをやっていて、それから司法試験を受けて検事になった経……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第2号(2000/02/23、18期、公明党・改革クラブ)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。両先生、きょうは大変ありがとうございます。  早速質問に入ります。  今の植野参考人のお話、ずっと興味深く伺っておりました。実は、パリテというのも今まで知らなかったんですけれども、お話を伺いながら、これが日本でどういうふうに取り入れることができるかとかいろんなことを考えていたわけです。  それで、最後に今、植野参考人がこういう方法も、クオータ制を取り入れることもできないわけではないということをおっしゃいました。確かに、日本の場合ですと具体的審査という形になりますので、だれが何をもって訴えるのかということと、仮に憲法訴訟が成り立ったとしても時間がかかりますので……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第4号(2000/03/08、18期、公明党・改革クラブ)

○大森礼子君 公明党・改革クラブの大森礼子です。  これまでも参考人からいろいろ御意見を伺いましたけれども、今の段階で意見を述べさせていただきます。  女性の政策決定過程への参画ということについてはさまざまなレベルでとらえることができます。国政レベル、それから地方議会レベル、行政ポスト、公務員一般、それから、あるいは女性の意識改革といいますか、さまざまな段階でとらえることができますけれども、きょうは国政レベル、いかに女性国会議員をふやすかという観点について述べさせていただきます。  まず、参考人質疑の中でも、小選挙区制というものが女性の政界、特に衆議院ですけれども、政界進出を阻む制度であるとい……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第5号(2000/04/07、18期、公明党・改革クラブ)

○大森礼子君 公明党・改革クラブの大森礼子です。よろしくお願いします。  大澤参考人のお話を伺いながら、実は私は一九四九年生まれで団塊世代であります。未婚率二割の構成員をずっと貫いてきた者なんですけれども、確かにみんなたくさん専業主婦になったなと思いました。それから、三十過ぎてから、子供が少し小学校に上がるようになるとまた仕事に復帰してきたということも私自身も周りを見て体験しておりまして、自分のこれまでの半生を振り返るような気持ちでお話を伺わせていただきました。  それで、大澤参考人のお話の中で、論文の中にもあるのですが、子供を育てるのにお金がかかるということから、もはやシングルインカムではだ……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第7号(2000/05/10、18期、公明党・改革クラブ)

○大森礼子君 公明党・改革クラブの大森礼子です。  非常に断片的になると思いますけれども、意見を述べさせていただきます。  参考人質疑の中で樋口恵子参考人が、今地方行政の二本の柱は環境と介護というふうになってきている、これは女性がずっと深くかかわってきた問題である、こういうところを見ても女性の政治進出ということが必要ではないか、こういうふうにおっしゃっておられましたけれども、まさに二十一世紀は女性の時代と言われますけれども、そういう女性議員の登場というのが時代の要請として出てきていると私は思います。そして、社会が分化、多様化していきますと、政治の場はもうイデオロギー的なそういう議論に終始する場……

第147回国会 共生社会に関する調査会公聴会 第1号(2000/04/26、18期、公明党・改革クラブ)

○大森礼子君 公明党・改革クラブの大森礼子です。きょうは大変ありがとうございます。  いわゆる女性問題といいますか、いろんな差別的取り扱いとか、いろんな分野で問題はありますけれども、ではこれをどう解決したらいいのか。私が思うのは女性議員がふえることだと思っております。  極端な例、議会の中で女性が過半数を占めましたら、もうやりたい放題と言ったら言い方は悪いんですけれども、どんな政策も決定できるわけですから、これが一番手っ取り早いのではないか。そうすると少子化対策、これはもう大事だけれども、これも緊急の課題だろうと、こういうふうに考えております。  今、小宮山委員の方が横並びでとおっしゃったんで……

第147回国会 憲法調査会 第2号(2000/02/16、18期、公明党・改革クラブ)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  憲法のことをこれまで論ずること自体がタブー視されていましたけれども、本当に自由に論ずることができる場を与えられてとてもうれしいと思います。  何を論ずるかについては、まず参議院ですから、本来ですと、何かいろいろ参議院不要論とか二院制のあり方とか言われておりますので、参議院としてはここから入るのもひとつ必要なことかなと思っております。  海老原委員の方から、拙速を避けるということは言うべきではないのではないかという御意見がありまして、その内容を伺いながら、やっぱり慎重にやらなきゃいけないなと改めて確認をいたしました。ただ、先生は何か具体的な議論をやっていけ……

第147回国会 憲法調査会 第5号(2000/04/05、18期、公明党・改革クラブ)

○大森礼子君 公明党・改革クラブの大森礼子です。  早速質問に入ります。  私は、憲法二十一条のことについて、表現の自由の名のもとに報道の自由といいますか、人権侵害が行われている、これは非常に重大な問題であると認識しており、これまでもそのように発言をしてきました。  二十一条について、表現の自由、情報について触れられた方がお二人いらっしゃいます。最初に尾台さんに質問したいのですけれども、表現の自由の乱用と、それから一たん人権が侵害されると回復されない、言った者勝ちの構図があると述べられました。私もそのとおりだと思います。  それで、こういう現実を前にして、あるいは憲法の規定を変えるべきなのか、……

第150回国会 共生社会に関する調査会 第3号(2000/11/15、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  ちょっと三分で終わるかわからぬですが、問題提起を一つさせていただきたい。  民主党の羽田委員、それから共産党の林委員の方から自己決定権に基づいて堕胎罪が存在しているということ、これは女性にだけ責任を負わせるので堕胎罪は廃止すべきであると、こういう御意見がありました。この考え方自体があることはわかっておりますが、ただこの問題を論ずるときにどうしてもクリアしなくてはいけない論点があると思います。  これは、この堕胎罪という場合に、おっしゃる方が自己堕胎罪のみを考えておられるのか、それとも不同意堕胎罪も含めて刑法二十九章の「堕胎の罪」、これをすべてなくすという……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第3号(2001/02/19、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  きょうは、女性の自立のための環境整備ということがテーマであります。そして、雇用、仕事、それから社会保障制度、これを中心に厚生労働省の方から御意見を伺っているわけであります。  きょうは時間の関係で厚生労働省の方だけに質問させていただきます。  自立ということを考えますときに、やはり家庭内においても自立しておかなくてはいけない。女性が社会進出しようとするときに、その大前提となるのは、やはり一人の女性として、人間として、精神的にも肉体的にも不法な制約がないということが前提になると思います。  そこで、家庭内における自立ということで、今この調査会ではプロジェク……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第4号(2001/02/21、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  今、岡崎委員の方からも質問があったんですが、選択的夫婦別姓のことについて私もまた冒頭に聞きたいと思います。  今、岡崎委員は、九六年、平成八年の調査でとまっているので積極的に対応していってほしいと、こういうふうに御意見を述べられました。私は、選択的夫婦別姓の部分については、今から調査するよりも早くやっちゃった方がいいんじゃないかと、こういうふうな考え方を持っているものであります。  平成八年のこの調査の結果でも、先ほど数字を挙げられました、賛成三二・五%、通称使用二二・五%、反対が三九・八%なんですね。大事なのは、賛成が何%かというよりも反対が何%かとい……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第7号(2001/06/04、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。小宮山委員の後を受けまして、別姓について少し質問したいと思います。ちょっと角度を変えてお尋ねしたいと思います。  まず官房長官にお尋ねするわけですけれども、今、外国人地方参政権付与法案に絡みまして、地方参政権といえども外国人に与えるべきではないと、むしろ参政権が必要なのであれば日本に帰化すべきであるという、こういう意見も出ているわけです。  それで、そういう立場からと思いますけれども、特別永住者等の国籍取得の特例に関する法律案というのが議員立法で用意されているやに聞いております。それによりますと、特別永住者等は、これまでは法務大臣許可制でしたけれども、届け出……

第151回国会 憲法調査会 第2号(2001/02/21、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  私の印象を述べさせていただきます。  まず、日本国憲法とそれからアメリカ憲法とでは、改正あるいは修正が非常に難しい硬性憲法であるというような共通点があります。そこで、こういう憲法のもとで新しい人権というものをどう位置づけるかということに私は興味を持ちました。  岩城委員の報告と重なるところがあるんですけれども、例えばオコナー最高裁判事は、新しい権利については法律によって確保するもので一々憲法を修正する状況ではないというお答えでしたし、それから連邦議会調査局のナントさんそれからトーマスさんの話では、これらについても連邦法を制定する、これで解決を図る方が現実……

第151回国会 憲法調査会 第6号(2001/04/18、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。  まず、小澤参考人の方にお尋ねいたします。  国民主権について、このレジュメの方でも先生は、「その国において政治に参加する能力のある市民が、平等に、選挙その他の方法で政治に参加し、国の政治の基本的方向を決定する権能をもつことを要請する原理」とあります。それで、代表民主制ということで代表を選ぶことになるわけなんですが、そのことがやっぱり選挙制度というのは重大になってくると思います。  小選挙区制につきまして、今、先生は全国民の代表という観点から現在の衆議院の小選挙区制度について、多分これは死に票、死票を捨象する制度だからよくないという御意見なのだろうと思うん……

第151回国会 憲法調査会 第8号(2001/05/23、18期、公明党)

○大森礼子君 公明党の大森礼子です。どうぞよろしくお願いいたします。  今、選挙制度のことが出ましたので、まずこちらの方からお伺いしたいんですが、まず浦田先生にお尋ねします。イギリスの制度についてです。  日本で小選挙区制が導入されたときに、イギリスに倣って二大政党制を目指すんだという説明がされました。それで、その前提として確認したいのですが、イギリスの場合には二つの院、貴族院とそれからハウス・オブ・コモンズとありますが、公選、選挙は一院だけであるということ。それから、過半数ではなくて比較第一党の党首が首相になるという、これは慣習法なのでしょうか、こういう制度であると理解しているんですが、この……


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ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

大森礼子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



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