このページでは佐々木知子参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○佐々木知子君 最初に、外務大臣に何点かお尋ねしたいと思います。 専守防衛、海岸線の長い我が国にとりましては、対人地雷というのは最も有効かつ最上の兵器と考えられるわけです。上手に管理して使用すればいいのですが、何がここで問題になっているかというと、管理能力のない国がゲリラ的に無差別に使用している、それが問題なわけです。いわば、我が国は全面禁止を命ぜられる枠外にあると考えられ、かつ代替兵器が開発されているとは言えないこの現状下において、その全面禁止条約をこのように早急な形で批准しようとするのはどのような防衛理念ないし哲学に基づいたものか、それについてお伺いしたいと思います。
○佐々木知子君 同僚の日出議員に関連して、自民党の佐々木知子から質問させていただきたいと存じます。 まず初めに、小渕首相は、当新内閣を経済再生内閣と位置づけたわけでございます。この七十九日間にわたります臨時国会におきまして、一連の懸案事項でございました金融関連法案が無事成立するであろう運びとなりましたことにつきまして、関係各位の御努力に対して心より敬意を表したいと思っているものでございます。 まず初めに、発議者の方に法案についての質問をさせていただきたいのでございます。これにつきましては日出議員の方から随分質問が出ましたので、そんなにはなかろうかと思います。その後に大蔵大臣に質問させていた……
○佐々木知子君 私は、先ほどの外務大臣の御説明にもございましたODAにつきまして幾つか御質問したいと存じます。 ODAは一九五四年に我が国ではスタートしたわけですけれども、その後、量質ともに増大いたしまして、ここ十年来、量的には間違いなく世界一の開発援助をしている国と言われるようになりました。もちろん、GNP比とか国民一人当たりと言われればまだ量的に一位というような段階ではございませんけれども、問題はやはりその質ではないかと思われるわけです。 これも外務大臣の御説明にございましたけれども、昨今、我が国自体が財政的にかなり危機状況に陥っているという点もございまして、それでもなおかつ海外に援助……
○佐々木知子君 実は一昨日にコソボ問題について質問するようにというふうに言われましたが、時間がないこともございますし、またコソボというのは我が国から非常に遠いところでありまして、バルカン半島の歴史というのは非常にわかりにくいということもございますので、一般の関心もメディアで騒いでいるほどは余り関心を持たれていないというような状況も実際のところはあるようでございます。 勉強はそれなりにはしたんですけれども、もう一つよくわからないところも非常に多いということで、まず外務大臣の方から、現在のコソボ問題に対する背景をどのように日本政府としては認識されておられるのか、そしてまた現状はどうであるのか、そ……
○佐々木知子君 まず、いわゆる拷問等禁止条約について二、三お伺いさせていただきまして、その後にコソボ情勢について幾つかお伺いさせていただきたいと存じます。 まず、拷問等禁止条約でございますけれども、これは公務員等による拷問を防止するため各締約国がこれを刑法上の犯罪とするとともに裁判権を設定すること、そのような犯罪を引き渡し犯罪とすること等について規定するものであって、そういったまことに人道的な内容の条約を我が国が締結することにつきましては、それ自体は党派とは無関係に、または個人の主義主張とも無関係におよそ異論はないだろうと考えております。また、技術的な問題としても、新たな国内法、立法措置もま……
○佐々木知子君 同僚議員に関連して、いわゆるKEDO協定について幾つか御質問させていただきたいと存じます。 まず、KEDOの位置づけなんですけれども、協定前文に「日本国政府が、北東アジア地域の安全保障及び安定に直接関連するプロジェクトの成功を確保するために、プロジェクトにおいてその全体の計画の下で意味のある財政的役割を果たす意図を有することを確認し、」とございますが、これを北朝鮮に対する単なる支援という形ではなく、この前文にありますように、日本の安全保障体制の一環であると考える立場に立てばこれは必要なコストであり、非常に片腹痛い思いはありますものの、賛成せざるを得ないというふうに考えておりま……
○佐々木知子君 自民党の佐々木知子でございます。 きょうは、最初に警察庁に対して、最近の一連の不祥事についてお伺いしたいと存じます。 昨夕の新聞報道によりますと、神奈川県警の一連の不祥事のうち、厚木署集団警ら隊五人の集団暴行及び相模原南署の元巡査長によります女子大生脅迫で、県警は六人全員を銃刀法違反や暴行、窃盗罪などで立件する方針を固めたということでございます。 まず、ことし三月から七月にかけての計五回、厚木署員五人によるとされます集団暴行事案につきまして、現在捜査中とは思いますが、述べられる範囲でそれぞれの事案についてお述べください。
○佐々木知子君 自民党の佐々木でございます。 参考人の先生方には、お忙しいところ、わざわざここまでお越しいただきましてありがとうございます。また、貴重な御意見を拝聴させていただきまして、ありがとうございました。 幾つか質問させていただきたいんですけれども、私自身は昨年の五月まで十五年余にわたりまして検事をやっておりました。そのうち八年間は地検で実際に捜査なり、時には公判に携わって、現場で組織犯罪ももちろん随分数を扱っておりました。その経験で言わせていただきますと、田口参考人がお述べになりましたように、まさに組織犯罪というのは非常に捜査が困難でございます。 一般犯罪でありましたならば日本の……
○佐々木知子君 自民党の佐々木知子でございます。
まず、通信傍受法案につきまして、警察庁に一点お伺いしたいと思います。
本法案では、傍受令状に記載された通信に該当するかどうかが明らかでない場合、その該当性を判断するため、必要最小限度の範囲に限って傍受ができることとされております。この実施方法としてスポットモニタリングという方法がとられるとこれまで説明されてまいりましたが、具体的にはどのように行われるのでしょうか。この点の運用基準やマニュアル等を定める御予定なのかどうか、その点についてお伺いいたします。
【次の発言】 スポットモニタリングに関連いたしまして、先ほども警察庁から御回答があったよ……
○佐々木知子君 自民党の佐々木知子でございます。おはようございます。 前回、十一月の十一日、証人は当委員会に参考人として招致されたわけでございます。その際は、貴社の元東京支店社員新井英介が債権を回収するために保証人に腎臓を売れ、目ん玉を売れという、二十一世紀を目の前にしてこのような脅迫的言辞があろうかと、また臓器移植法がやっと施行されたときに、こういう言辞は非常に社会的に問題ではなかろうかと言われるような脅迫的言辞を弄して恐喝未遂容疑で逮捕され、証人自身も警察に取り調べを受けたという段階だったわけでございます。 その後、十一月二十六日、新井の同僚だった和田幸宏もまた今度は恐喝既遂及び貸金業……
○佐々木知子君 おはようございます。自民党の佐々木知子でございます。無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律案について幾つか質問をさせていただきたいと存じます。 そもそも、今国会でこのような団体規制法案を提出せざるを得なかった出発点と申しますのは、松本サリン事件に続きまして地下鉄サリン事件という世界でも例を見ない無差別大量テロ事件を起こしたオウム真理教なる教団に関し、公安調査庁が破壊活動防止法第七条に基づいて団体の解散処分を求める請求を起こしたのに対し、平成九年一月、公安審査委員会がこれを棄却したことにあると言うべきであります。 もともと、破防法というのは非常に使いにくい法律であり……
○佐々木知子君 おはようございます。自民党の佐々木でございます。 まず、万国郵便連合についてお伺いしたいんですけれども、この郵便連合は、郵便物の国際相互交換制度の確立を目的として明治七年に設立された、世界で最も古い歴史を有する国際機関でございまして、現在は百八十九カ国・地域が加盟しているという専門機関でございます。 非常に有名ではございまして、非常に存在価値のある機関であるということはよくわかるのですけれども、近来、電話にファクス、それに加えてインターネットに電子メールと急激な普及を見せるようになっておりまして、殊にインターネット、電子メールに関しましては、時差がなくて瞬時に、どんなに大量……
○佐々木知子君 おはようございます。自民党の佐々木知子でございます。 民事法律扶助についてお尋ねさせていただきたいと存じます。 司法改革は、御存じのとおり第七の改革ということで、最近さまざまな問題が、さまざまなメディアまたさまざまな形で取り上げられるようになっておりますが、要するにその根本にあるところは、司法をもっと身近にしよう、使い勝手のいいものにしよう、そういうことにあるのではないかと思われます。その一環として法律扶助というのも考えられるのではないかと思いますけれども、現在のところ民事法律扶助は財団法人法律扶助協会、これは法務省所管の公益法人でございますが、によって行われておりますが、……
○佐々木知子君 自民党の佐々木知子でございます。 実は、文部省には歴史教科書の問題や英語教育の問題、パソコン教育に関連してなど、聞きたいことは山ほどあるんですけれども、時間が限られておりますので、現在問題になっております少年非行の観点に絞らせていただいて質問をさせていただきたいと思います。 御存じのように、与党の少年法改正原案というのが出されております。少年非行の処遇というのはもちろん法務省なり裁判所なり警察庁なり、また十四歳未満であれば少年法ではなくて児童福祉法ですから児童相談所等厚生省の管轄ということでございますので、専ら文部省に対しては少年非行の予防という観点からお伺いをすることにな……
○佐々木知子君 おはようございます。自民党の佐々木知子でございます。 早いもので、二十一世紀まで残すところ三カ月余となりました。日本のキーワードは少子高齢化と、そういうことをいつも言われておりますけれども、平成十二年版厚生白書の概要によりますと、一九七〇年には六十五歳以上の人口は七百三十九万人で、総人口に占める割合、いわゆる高齢化率は七・一%だったのが、二〇〇〇年には六十五歳以上が二千百八十七万人、高齢化率は一七・二%、要するにおおむね人口の六人に一人となりまして、この三十年間に急速に高齢化が進行してきておるのが明らかでございます。 一方で少子化も非常に進んでおりまして、既に六十五歳人口は……
○佐々木知子君 おはようございます。 自民党の佐々木でございます。 過日の法務大臣のごあいさつに関連いたしまして、第一の司法制度改革についてまずお伺いいたしたいと存じます。 司法改革というのは以前から各種の審議や取り組みがなされてきたようでございますけれども、たまたま昨日、日弁連の総会が開かれて、司法試験合格者数を年間千人から三千人にふやすことを容認するというようなことが決議されたようでございますが、他に弁護士から裁判官を選ぶ法曹一元制の実現とか、陪審制の実現、さらには国民が必要とする法曹人口の確保、専門性と高い職業倫理養成のための法科大学院、ロースクールの創設などの柱があるようでござい……
○佐々木知子君 おはようございます。 自民党の佐々木知子でございます。 早速ですが、民事再生法等の一部を改正する法律案のうち、個人債務者の民事再生手続関係についてお伺いしたいと思います。 まず、民事再生法は主として中小企業以上の規模の事業者の再生の手続として構想されたもののようですが、この法律が制定された当時、既に個人債務者についても民事再生手続が必要だとの認識は存在していたと承知しております。その社会的背景につきまして、提案理由説明では個人債務者の破産件数が急増しているとされておりますが、最近十年間における個人債務者の破産件数はどう推移しているのか、最高裁判所にお伺いいたします。
○佐々木知子君 自民党の佐々木知子でございます。 きょうは、三人の参考人の先生の方々、どうも本当にお忙しいところ、ありがとうございました。 私は実は国会議員になるまで十五年間検事をやっておりまして、現場で少年係もやったことがございます。 非行なり犯罪なりと一口で言いますけれども、本当に軽微な、一過性の万引きですぐ立ち直るような子もおりますし、もうこれは少年犯罪とは言えないんじゃないか、それはもう枠組みを超えたような残忍非道の強盗殺人というのもございます。だから、どういう少年の非行や犯罪を見るのか、そしてまた原因も非常にさまざまでして、もう一口ではとても言えない。 保護だと言われている方……
○佐々木知子君 おはようございます。 自民党の佐々木知子でございます。 前回の参考人質疑を踏まえまして、幾つか御質問したいと存じます。 まず、発議者の方にお伺いしたいんですけれども、前回、息子さんを亡くされた武るり子さんのお話というのが、非常に抑えておられただけにまた真実の重みを我々に改めて突きつけてくれたと私も非常に重く受けとめております。最終的には金銭で解決がつく財産犯罪などとは違いまして、何よりも貴重な人命が失われた場合にはもはや何をどうやっても取り返しがつかないということ、これは当たり前のことなんですけれども、本当に被害に遭った方というのはその重みを私たちに訴えかけてくれたと思い……
○佐々木知子君 おはようございます。自民党の佐々木知子でございます。 午前中は治安についてお伺いいたしたいと思います。 これは今月十八日の新聞各紙に大きく載っていることでどなたも御承知のことかと思いますけれども、内閣府が十七日に発表いたしました社会意識に関する世論調査によりますと、日本の現状について、治安や教育が悪い方向に向かっていると感じている人が一九九八年の前回調査より大幅にふえたということが出ております。日本を誇りに思うことでも、前回トップだった治安のよさが四番目に転落、内閣府は少年犯罪を含め最近の凶悪犯罪の影響ではないかと見ているそうでございます。 悪い方向に向かっている分野と聞……
○佐々木知子君 おはようございます。自民党の佐々木知子でございます。
このたび弁護士法を一部改正して、弁護士事務所を法人化する道を開くということでございますけれども、これはいかなる方面からどういった要請によったものであるのか、法務当局に伺いたいと存じます。
【次の発言】 その中で、弁護士からも要望があったということですけれども、日本では七四%の事務所が一人事務所ということで、すごく小さな規模なんですけれども、一人事務所でもやはり法人化したいという要望は強かったでしょうか。
【次の発言】 となりますと、法人化によってかなりのメリットが生じるだろうというふうに推測されるわけですけれども、メリット……
○佐々木知子君 自由民主党の佐々木知子です。 きょうは、両参考人の先生には、お忙しい中をお越しくださって貴重な御意見を賜り、ありがとうございました。 能見先生に幾つか確認の意味も込めまして質問差し上げたいんですけれども、まず一点は、無限責任を負う中間法人というのがございます。社団法人で言えば合名会社みたいになるのかと思いますけれども、これはどういうような法人を頭の中に置かれてつくられたのかということが一点。実際に本当に活用されるのかどうかということも含めまして。 それから二点目は、先生、非営利法人という形で一括してまとめて、準則主義でというのもいいんじゃないか、私もそうじゃないかというふ……
○佐々木知子君 おはようございます。自民党の佐々木知子でございます。 このサービサー法改正法案の提案理由の説明によりますと、その趣旨は、債権回収会社、サービサーの取扱債権の範囲を大幅に拡大し、あわせてサービサー業務に関する規制を一部緩和するためで、その目的は、サービサー機能を強化することによって、不良債権処理及び資産流動化を一層促進するとともに倒産処理の迅速化を図ることにあるとございます。 我が国経済が長期的混迷を続けております大きな原因の一つに金融機関の不良債権問題があることは疑いのない事実でございまして、金融システムを回復強化させるべく、政府は公的資金注入などさまざまな政策を実行してま……
○佐々木知子君 今回、提案されております商法等の一部を改正する等の法律案等につきまして、自民党を代表して質問させていただきます。 景気の現状でございますが、先日、竹中経済財政担当大臣が関係閣僚会議に提出された六月の月例経済報告によりますと、悪化しつつあるとの見方が示されております。個別項目を見ますと、個人消費はおおむね横ばいの状態が続いているとしながらも足元では弱い動きが見られる、企業の設備投資につきましては頭打ちとの見方でございます。つまり、我が国の景気は後退期に入った可能性もあり、景気回復のためにいかなる措置をとるべきか、その検討を急ぎ、とるべき方策については政治主導で迅速に対応する必要……
○佐々木知子君 自民党の佐々木知子でございます。 きょうは、両参考人におかれましては、非常に御多忙なところ、私たちに貴重な御意見を賜りまして本当にありがとうございました。先日の審議ではもう一つよくわからなかったことも、きょうは非常にここがクリアになったような感じがいたしまして、また大学で学びたいなというような気も今ちょっとしたわけですけれども。 それはさておき、ちょっと神田参考人にお伺いしたいんですけれども、レジュメの一のところで、現行商法がこういう原則禁止しているのを、今度の改正法案は手続と方法と財源のみで統一的な規制をしたということで、これはもう賛成であるというふうにおっしゃっていただ……
○佐々木知子君 馳議員の質問とも関連するんですけれども、まず常任理事国入りということで、日本が常任理事国になったといたしましても当然拒否権のない常任理事国になるわけでございます。ドイツとか、それから例えばインドとかブラジルとか、いろいろ報道されているのでは常任理事国入りを目指している国というのが幾つか挙げられていますけれども、現段階、日本はどの程度常任理事国入りというふうになっている段階なのかということが一点。 それから、拒否権のない常任理事国になるメリットというのですか、メリットという言葉を使うとまずいのかもわかりませんけれども、一般の人としゃべっていますと、それはコミットメントをふやされ……
○佐々木知子君 どうもありがとうございました。
先日、アメリカ人でこの種の政治問題に詳しい方からお話を聞く機会があったんですけれども、その方が言われるには、日本は直ちに今回のNATOの空爆に対して支持表明を出してほしいと。それから、軍事的介入はもうもちろん憲法の制約もあるから無理ですけれども、難民の救助なり医者を送ったりとか、そういうような救助をする、援助をするということは直ちにできるはずである、直ちにやってほしいということを言われたんですけれども、日本はこの問題に関してどのような立場をとるべきだというふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 援助とか、そういう形ではもちろんやるべきだというふ……
○佐々木知子君 自民党の佐々木知子でございます。 三人の公述人の方々には、非常に御多忙なところ当委員会まで御足労いただき、貴重な御意見をお述べくださいましてどうもありがとうございました。 まず、薬物関係についての御発言がございましたので、検事十五年の経験があります私といたしましては、鈴木公述人がたまたまパソコンが使えないので統計資料などを出せないということでございましたので、犯罪白書から幾つか引きまして、ちょっと私から述べさせていただきたいと思います。 犯罪白書は最新版が平成十年版ということで、十一年版はこの十月に出る予定になっております。十年版の中で最新の統計数値というのは平成九年のも……
○佐々木知子君 ありがとうございます。自民党の佐々木知子です。
きょうは、百七十七人のうちから選ばれてここに参加されて、とてもおめでとうございます。ありがとうございました。
憲法というのをよく勉強されている方もこの中に……
【次の発言】 最初からですか。
【次の発言】 では中牟田さんと横倉さん、お二人に同じ質問なんですけれども……
【次の発言】 では横倉さんに。
国の基本法というのは、統治機構、立法、行政、司法、それから国民の権利義務と二本の柱で成り立っているということで、三人の方が今回国民の権利義務について述べておられました。前文について今回二人の方が、星原さんと那須さんが言及されてお……
○佐々木知子君 レディーファーストでありがとうございます。 有益な話をどうもありがとうございます。 私、前の職業の関係で国連に何回か行ったことがあるんですけれども、NGOがたくさんいるんですよね。日本というのは大体パブリックでやってしまうので、ボランティアという感覚も割と少ないですし、NGOという感覚が非常によくわかりにくいんですけれども、何か国連NGOの認定を受けるために結構頑張ったりとかするところも多いようですけれども、恐らくは国連NGOとして認定されると何らかのメリットがあったりとかいろいろあるのではないかというふうにも、うがった見方はしているんですけれども。 先生、今いいNGOと……
○佐々木知子君 自民党の佐々木でございます。 アジア太平洋地域ということでは、横田参考人が御指摘になりましたように、バンコクに拠点があるESCAPが非常に有名でございまして、随分活躍をしておるわけですけれども、これとは別のもう一つの国連事務所を、沖縄かどうかは別として、日本に設けて人権などのESCAPが管轄していない方面をカバーさせようということで、私はこれは非常にすばらしい御提言だというふうに思った次第でございます。 ただ、私たちは国会議員でございますので、沖縄になるかどこになるかは別として、日本が主催するというような形になるんだろうと思いますけれども、アジア太平洋地域の議員懇談会という……
○佐々木知子君 自民党の佐々木でございます。 本調査会でのこれまでの系統的な幅広い調査を踏まえ、殊に冷戦終結後、紛争の性格が大きく変化し、多角的な広い観点から平和や安全の問題を考えていくことが求められていることにかんがみて、私は、主として国連の社会分野及び文化分野における我が国の活動がどうあるべきか、国連改革としては国連事務局の日本人職員採用問題や国連機関の我が国への誘致などについて意見を述べてみたいと思います。 まず、社会分野ですけれども、冷戦の終結によりまして民主主義は普遍的な価値となっております。民主主義の基本要素である人権の重要性にかんがみて、アナン事務総長はこれを活動プログラムの……
○佐々木知子君 きょうは三人の参考人の先生方、お忙しいところどうもありがとうございました。 波多野参考人のお話にありましたように、国際会議において発言の場を確保することが重要であること、そして日本というのは特異なスタンスを持っているから、それについて発言すべきであると、非常に役に立つことをお伺いしたと思います。 金は出すけれども口を出さないのでいい国だと思われているというのは本当にちょっと悲しい現実なんですけれども、ここのところを私聞き逃したのかもわからないのですが、「但しパッケージ(グループ)としてのみ加入可能」であって、「何故二十四か。」というところのちょっと御説明をもう少しいただきた……
○佐々木知子君 自民党の佐々木知子でございます。 緒方先生には、きょうは本当にお忙しいところ、現場の体験に基づいた有益なお話をありがとうございました。 三点ほどお伺いしたいことがあるのですけれども、まず、国際社会での経験を通じて国会への提言というのをひとついただきたいのです。 外交というのは国民に支えられたものでなければならないわけですけれども、国民を代表する国会というものがこれまで外交の全体像について必ずしも積極的に発言して、提言してきたとは言えないのではないかというふうに思っております。 当調査会は、国連改革と国連の機能強化、国連や国連諸機関を通じた我が国の貢献、国連とNGOとの関……
○佐々木知子君 ありがとうございます。自民党の佐々木知子です。 議事進行に貢献するために、残念ですけれども、本当に一件だけお聞きいたします。 枝村参考人なんですが、御講演の中で「日本のあり方に自信を持って、それを外国に発信するということがいちばん不得手」だということを元外交官の方自身がお認めになっていて、やっぱりという感じもしたんですけれども、アジアの視点というんですか、日本の視点をもっとアピールするというかメッセージを送るということは本当に大事なことで、先生御自身も知足の思想というんですか、知をもって足りるというのをこれから大事だということもおっしゃっています。こういうようなことを含めて……
○佐々木知子君 自由民主党の佐々木知子です。 本調査会は、平成十年八月のスタート以後、「二十一世紀における世界と日本──我が国の果たすべき役割──」について、世紀の節目をまたぐ形で精力的な調査を進めてまいりました。特に、二年目以降は国連の今日的役割について多角的観点から重点的な調査を行い、内外の二十名にも及ぶ有識者、研究者、加えて河野外相や現職の国連大使にも本調査会に出席賜り、積極的な議論を行ってまいりました。 国連が創設されて五十六年、我が国が国連に加盟して四十四年がそれぞれ経過いたしました。そんな時期に本調査会がみずから国連をテーマに設定し、体系的かつ集中的に調査することは国会史上初め……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。