森幸太郎衆議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○森幸太郎君 本日食糧問題について自由討議が行われる。これは先般参議院におきまして、供出後の余剩米を自由販賣にした方がよいか、あるいはして惡いかということについて自由討議が行われたのでありますが、非常に一般社會から、その討論の結果について関心をもたれたのであります。本日当院におきまして、食糧問題が自由討議されるということは、食糧が緊迫いたしておりまするときにおいて、どういうふうな食糧対策が國会で述べられるかということは、一般から非常な注意をもたれておることと存ずるのであります。 先般來、各位よりいろいろの御議論を承りました。この十分の間に、急迫しております食糧問題の解決を提示することは、容易……
○森幸太郎君 私は、片山総理大臣に対しまして、農林大臣罷免後における政府の方針についてお尋ねいたしたいと存ずるのであります。 平野前農相を罷免いたしましてすでに半箇月経ちます。未だに專任農林大臣をおきめにならずして、総理大臣が兼攝をされておるのでありまするが、傳うるところ、政府の方針といたしましては、いま議会の問題になつておりまする石炭國管問題の解決後において農林大臣を專任するようにおきめになつているようであります。本日の新聞紙上におきましても、あえて急がないというようなお氣持にあるようであります。 政府は今議会におきまして、農林に関する重要なる法案を御提出になつております。農業協同組合法……
○森幸太郎君 私は、主食配給の見通しにつきまして、芦田総理大臣、永江農林大臣に対しまして緊急質問をいたしたいと存じます。 食糧問題はまことに現下日本におきましては重大なる関心事でありましてこの問題を取扱う上におきましては、最も慎重を要することと考えるのであります。私は、この問題につきまして真重に考慮をいたした結果「この際ぜひとも首相並びに農林大臣の所見を質さなければならぬ立場に立ち至つたことを、はなはだ遺憾に存げるのであります。われわれへは、超党派的に食糧対策議員連盟を設けまして、政府の食糧対策に対しましてあらゆる角度からこれを支援してまいつているのであります。わが国の再建が、すべての角度か……
○國務大臣(森幸太郎君) 淺沼議員の御質問にお答えいたします。 農地調整後のでこぼこを直す意思があるか、こういうお尋ねでありましたが、この問題につきましては、土地の交換分合によりましてこのでこぼこを調整いたしたいと、かように考えております。残つておるところの小作地に対して、これを解放するかという御質問でありましたが、この小作地の解放は考えておりません。 なお開墾地について、林野の計画との問題をお尋ねになつたのでありまするが、未墾地の買收がややもすればその方針を逸脱するような場合もできて参りましたので、昨年の末、未墾地買收予定設定の基準を定めまして、この基準に基いて、國土保安の上からこの未墾……
○國務大臣(森幸太郎君) お答えいたします。農業生産の重要性につきましては、今安本長官からも、政府がいかに考えておるかということを申したのでありまするが、私から一言お答えをいたしたいと存じますことは、御承知のように、われわれ当初期待いたしたほどの予算を獲得することが、いろいろの事情上許され得なかつたことは、まことに遺憾な次第でありますが、この許されたる範囲内におきまして、生産の合理化をはかり、協同組合の健全なる発達を助長いたしまして、金融方面におきましても、また技術の浸透の上におきましても、限られたる予算を有効的に、重点的に使いまして、日本の食糧増産に寄與いたしたいと、かように考えておるわけで……
○國務大臣(森幸太郎君) 浦口さんにお答えいたします。 農村におきます農産物生産に対する点についての農民の氣持ちをお述べになりましたが、われわれもさように眞に農民といたしまして生産のために努力いたさなければならぬという氣持に燃えておられる多数の農民諸君のあることをよく承知いたしておるのであります。この場合において、現在の天くだり式な供出制度はよろしくないではないか、こういう御質問であつたのであります。私は現在の供出制度は、決して完全なものとは考えておりません。しかしながらアメリカより食糧を輸入してもらつておる現段階におきましては、やはり統制は継続せなければならないのでありまするが、その供出方……
○國務大臣(森幸太郎君) ただいま滿場一致をもつて御決議になりました決議案は、もことに目下のわが國情として重要なる食糧問題の解決のために適当なる処置を政府に要請されたのであります。本予算におきまして計上いたしておりまする土地改良費、災害費というものは決して十分とは考えておらないのであります。どうかしてこの日本の現状に考えてみまして徹底的な施設を行いたいのでありまするが、御承知の通り財源の捻出等の関係より今お諮りいたしておるような程度にとどまつたのであります。しかしながら、日本の食糧は一日もゆるがせにしておけないのであります。政府は財源等を勘案いたしまして、極力御決議の趣旨に沿いたいと考えるので……
○國務大臣(森幸太郎君) 四月二十一日の夜に、東海、近畿地方の一部に雹害があつたのであります。この問題につきまして、川本末治君、多武良哲三君、早稻田柳右エ門君より、書面をもつてその状況ならびに善後処置についての御質問があつたのでありまするが、政府といたしましては、本日その大体の状況を御報告いたしたい考えを持つておりましたので、この機会に皆様にお聞き取りを願いたいと存ずるのであります。 いまだ全部の報告がまとまつておりませんが、二十五日付において、おもな地方の報告が参つておるのであります。岐阜、愛知、和歌山、滋賀、石川方面、また福井もたぶんその範囲と考えておるのでありまするが、まだ報告は参つて……
○國務大臣(森幸太郎君) ただいまの緊急質問に対しましてお答えいたしたいと存じます。 蚕糸業のわが國における重大性は、いまさら申し上げるまでもないことであります。戰爭のために非常な打撃を受けました蚕糸業も、戰後やや回復の一途をたどつて参つたのでありますが、経済九原則のもとに為替レートを一本にせなければならないという立場になりまして、非常に重大なる危局に突入いたしたのであります。御承知の通り蚕糸業におきましては、特に四百二十円の為替レートを定めまして、今日まで價格が制定されておつたのでありますが、今回これが三百六十円ということに決定されましたために、今日蚕糸業として非常なる窮境に立つたのであり……
○國務大臣(森幸太郎君) ただいま全員一致をもつて御決議になりました土地調査の問題について、一言政府の所見を述べたいと存じます。 ただいまお述べになりました通り、食糧問題を解決する上におきましても、その基本たるべき國土の実際がはつきりとしておらなければならないのであります。今日の國土情勢は戰爭のために非常に荒廃いたしまして、地目等のごときも、ほとんど混乱をいたしておるような情勢であります。今日食糧確保のために調査法をもち、あるいは森林法等におきましては施業案等によりまして調査はいたしておりますけれども、なかなか容易ならざる問題でありまして、その解決は簡單にこれをなし得ないのであります。しかし……
○國務大臣(森幸太郎君) ただいま全員一致の御決議によりまして、挙國造林のことをおきめになつたのであります。この機会に政府の所信を被瀝いたしたいと存します。 提案者がただいまお述べになりました通り、わが國の山林は、戰争のために過伐、濫伐に陥りまして、その結果は年々歳々風水害の見舞うところとなりまして、國土は御承知の通り非常な損害をこうむつておるような情勢であります。一日も早く、この風水害に見舞われないように、りつぱな國土を建設しなければならないのでありまするが、政府におきましては、特に治山治水に力を入れまして、國土保全を計画いたさんと考えておるのであります。 御承知の通り、今お述べになりま……
○國務大臣(森幸太郎君) 戸叶さんの御質問にお答えをいたしたいと思います。 政治、行政のことについては御研究に富んでおられることと存じますが、政府が公團を組織して物を配給いたしておりまする場合に、これを掛で賣るということは、営業でない立場としてでき得ません。政府は資金を持つて現金で農家から米を買入れまして、そうして公正な配給をいたしておるのでありまして、これを掛賣りするということは、政府の事業といたしましてはでき得ないのであります。お述べになりました事情のあることはよく察知いたしますが、それかと申して、公團が肥料も掛賣りするわ、食糧も掛賣りするわということは、法制の上からできないのであります……
○國務大臣(森幸太郎君) 高橋さんの御質問に、農林大臣としてお答えいたします。 肥料の重要性はいまさら申し上げるまでもないのでありますが、本年は、窒素におきましても、燐酸肥料におきましても、昨年以上の配給をいたす計画をいたしまして、窒素肥料におきまして百三十万トン、燐酸肥科におきまして百二十四万トンの必要量を考えまして、政府はこれが生産に努力をいたしておるのでありますが、このたび松尾鉱山がストライキに入りましたがために、もしやこの計画が齟齬を來すというようなことがありましては、実に食糧増産の上において重大なる影響を及ぼすものであります。御承知の通り、肥料の生産に対しましては商工省が努カいたし……
○国務大臣(森幸太郎君) 井上議員にお答えいたします。薪炭特別会計につきましては、農林委員会でいろいろ御質疑がありまして、当時政府といたしましては、今日の生産計画等についてお答えいたしておつたのでありますが、なお重ねての御質問でありまするから、一応お答えをいたします。 薪炭特別会計法は、御承知の通り財政法第二章の第十三条によつて設けられてあるのであります。この特別会計は、特定の資金を保有して特定の事業を行う場合に、特別にこういうふうな会計方式を作るのは、御承知の通りであります。この薪炭特別会計におきましても、買入れ、販売というやり方につきましては、農林省令によつてこれを規則として定めて行くの……
○国務大臣(森幸太郎君) お答えいたします。 二十五米穀年度の需給状況の御質問でありましたが、米、いも類、雑穀をいれまして、千四百二十四万九千トンを計画いたしております。これは二合七勺の配給で計画してあり、全食糧の八六・四%になつておりまして、輸入は二百二十六万トンを予定いたしまして、十三・六%を輸入食糧に仰いでおるのであります。 二十四年生産米の予想高について、政府はさきに六千五百四十一万余石を予想して発表いたしたのでありまするが、これは九月の二十五日現在の農林省作物報告事務所の統計に基いたものであります。本年は、御承知の通り気候の関係から稲の成長が軟弱になつておりましたところへ肥料の増……
○国務大臣(森幸太郎君) お答えいたします。 インフレーシヨンの收束した場合において、米価をきめるのは生産費によることが妥当ではないかという御質問でありましたが、生産費と申しましても、なかなかこれは煩雑でありまして、昨年の調査によりましても相当の開きがあるのであります。しかし、今日パリティ指数によつてきめることが大体においで科学的であり、正しいと、かように考えておるのであります。二十一年のパリティ指数によりましては五百五十円でありましたが、生産費は平均五百五十四円三十五銭であります。二十二年におきましては、パリティ指数によりまして千七百五十円と決定したのでありますが、生産費は千四百七十八円八……
○国務大臣(森幸太郎君) 農地改革が吉田内閣において阻止されておるような御議論でありましたが、それは先般マツカーサー司令官から総理大臣に出されました手紙によつて御承知を願いたいと思います。
米価問題につきましては、先般水谷議員にお答えしたことによつて御承知を願いたいと存じます。(拍手)
【次の発言】 輸入食糧の増加に伴いまして、日本の国内農業が非常な弾圧を加えられるような御心配で御質問があつたのでありまするが、今日日本の国民に許されている食糧のカロリーは千四百カロリーであります。日本の健全なる時代におけるカロリーは二千四百カロリーを必要といたしたのでありまして、食糧の量におきましては、まだま……
○国務大臣(森幸太郎君) この機会をかりまして、昭和二十四年産米供出に対する補正額について御報告を申し上げたいと存じます。 本年産米の供出事前割当は三千二百三十二万八千六百石であります。本年の作況の関係上、各府県から相当の補正を要求して参つております。又政府にいたしましても、作況の結果、補正を必要と考えておつたのでありまするが、十一月の十五日、司令部より、百十四万六百石を補正すべし、こういう指令を受けまして、政府といたしましては、その間数回にわたつてこの変更方を折衝いたしたのでありますが、これが容認を得られなかつたのでありまして、二十五日に知事会議を開きまして、一応この百十四万六百石を各府県……
○国務大臣(森幸太郎君) お答えいたします。一番しまいの御質問から答えた方が順序だろうと思います。薪炭特別会計の不成立になりました法案をまた再提出したことは国会に対する冒潰だとおつしやつたのでありますが、(「その通り」と呼び、その他発言する者あり)どういうお考えで、かような御議論が出るりかしりませんが、今回の薪炭特別会計への一般会計よりの繰入れの問題は、政府が特別会計を閉鎖しますにあたりまして、何をおいても生産者に早く炭代を拂わなければならぬ金であります。(「卸売業者からとつたものを拂えばいい」、「売掛金の代金をとつたらいいじやないか」と呼び、その他発言する者多し)お聞きなさい。答弁であります……
○国務大臣(森幸太郎君) お答えいたします。 本年度の超過供出に対しましては、知事会議において、その各府県別の割当は受けているが、これは本年の実收がまだわからぬ当時であるし、本年の作柄はよくないと思うから、この補正割当を受ける一つの條件として、強制的な措置に出てくれないようにという要求がありましたので、政府は、その要求を受入れておつたのであります。たまたま今回ポ政令を出さざるを得ないような立場になりましたけれども、この契約の履行をするために、司令部の特別な了解を得まして、二十四年産米米の超過供出に対しましては、この政令によらざることの了解を求めたわけであります。 なお、この法案につきまして……
○国務大臣(森幸太郎君) お答えいたします。今回の統制撤廃は、農村において、その生産物に対しての実現がない、ひとり農村だけがこの統制強化のもとにある、いわゆる農民は、この統制によつて非常な圧迫を受けているのではないか、というような御感想をお話になつたのでありまするが、決して私はさような考えを持つておりません。今日の農業生産をいたしておりまするものは、主として食糧の問題であります。この食糧の今日の段階におきまして諸君も御承知の通り、自給自足のでき得ない今日の場合におきましては、これは相当の統制を継続せねばならないのであります。今後わが国が自由貿易を許されるようになりましても、やはり消費者と生産者……
○国務大臣(森幸太郎君) 三宅議員にお答えいたします。 当初御意見としてお述べになりました米券制度の問題でありますが、これは政府の立案いたしたものではないのであります。これはさきの議会におきまして、当議場において申し上げたのでありますが、今日の供出制度は理想的とは申し上げられないのでありまして、この供出制度の改善、いわゆるこれを合理的に直して行くということは、一日もこれを考えていないことはないのであります。従つて、この米券制度についても、その一環としての考え方であるのでありまして、これが必ずしも不適当であるという断案は下されないのでありますが、政府としてこれを取上げて考えたという問題でないこ……
○国務大臣(森幸太郎君) 有田議員にお答えいたします。 政府は農村対策について無為無策だというおしかりがあつたのでありますが、これは御意見と承つておきます。 なお、御高見を拝聽いたしましたその中に、農村対策についていろいろおあげになりましたが、まことにその対策事項につきましては政府も同感であります。この農業政策の上において、今お延べになりましたすべてのことは、予算の許す範囲内において極力これを実現するように、政策のうちに加えておきますから、十分御承知を願いたいと思います。 食糧問題については、なるべく自主性を持てという御希望でありましたが、今日の日本の食糧問題は、海外より輸入を受けなけれ……
○国務大臣(森幸太郎君) お答えいたします。小麦の協定加盟に御質問が及んだようでありますが、政府におきましては、増加する人口を将来どうして養つて行くかということにおきまして、食糧の自給度を高めるということを申し上げておるのでありますが、自給度ということは、日本の国でできたものを日本人が食うのだ、よそのものは食わないのだというような、そういう島国根性の意思でなしに、(笑声)あらゆる努力をいたして日本の食糧を増産いたしますとともに、日本の力によつて外国から食糧を輸入する。これは当然自給度を高める。つまり、小麦協定をいたしましたことについて、百二十万トンの輸入を約束いたすことは、日本はどうしても、日……
○国務大臣(森幸太郎君) お答えいたします。食糧の自給力向上につきまして、農業生産の拡充につきましては、北君もお聞きくださいました通り、きのう、おととい、この議場においてお答えいたしたことでありますから、御承知を願います。(拍手)
○国務大臣(森幸太郎君) 井上議員にお答えいたします。 二十四年産米の供出については、たびたび去る国会の委員会においてよく申し上げておつたので、おわかりのことと存ずるのでありますが、本日緊急質問としてさらにお尋ねでありますので、御承知と思いますけれども、一応お答えいたします。昨年度の供出割当の補正につきましては、お話の通り二百四十五万石に修正いたしたのであります。これは、その当時も申し上げました通り、司令部との折衝の結果によりまして、当初百十四万六百石でありましたかの補正量であつたのでありますが、農林省の実収調査の結果、どうしてもこれでは実際の供出を見ることが困難であるという立場から、二百四……
○森幸太郎君 ただいま議題となりました、議員篠田弘作君懲罰事犯の件、議員森三樹二君懲罰事犯の件、議員長正路君懲罰事犯の件、議員伊藤卯四郎君懲罰事犯の件、以上四件の懲罰委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。事以上四件は、いずれも張る八月四日院議をもつて付託されたものでありますが、本委員会は、会期切迫の折柄、連日委員会を開会し、鋭意その審査に当つた次第であります。 まず、議員篠田弘作君懲罰事犯の件につきましては、懲罰動議の趣旨弁明及び本人の一身上の弁明を聴取いたしました後、質疑を行い、昨耳質疑を終了、本日懲罰を科すべきかどうかについてお諮りいたしましたところ、中野四郎君より、篠田……
○森幸太郎君 私は、自由党鳩山派を代表いたしまして、ただいま議題になつておりまする補正予算両案の委員長報告に対して、若干の意見を付して賛成の意を表するものであります。 本年の風水害及び冷害が未曽有の大災害でありましたことは、いまさら申上げるまでもないのであります。これが災害復旧及び冷害対策は国政上最も重大な問題でありまして、急速に万全の措置を講じなければならないところであります。今回政府が国会に提出されたところの補正予算は、われわれとして必ずしも満足すべきものではありませんが、ただ、われわれは、この問題がとうてい遷延を許さない、きわめて焦眉の急務でありまするがゆえに、災害対策特別委員会及び農……
○森幸太郎君 ただいま議題となりました議員堤ツルヨ君外四十五名の諸君の懲罰事犯の件の委員会における審査の経過及び結果について、簡単に申し上げます。 これら四十六件は、諸君御承知のごとく、去る六月三日、計画的に、集団的に、暴力をもつて神聖なる議長並びに議員の公務執行を妨害し、衛視及び警察吏員等に暴行を加え、議会史上類例を見ぬ不祥事件を惹起した院内秩序の紊乱者として、去る六月九日、議員堤ツルヨ君及び山口シヅエ君の二件は議長宣告をもつて、議員大石ヨシエ君外四十三件は院議をもつて、本委員会に付託されたものであります。 委員会におきましては、まず議長宣告による二件につきまして議長より書面によつて付託……
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