吉武恵市衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○吉武惠市君 今日日本において最も緊要なることは経済の再建でございます。しかして、経済の再建は勤労者の生産力にまたなければならないことは言をまちません。終戰以來四年を経過いたしまして、破局に瀕しました日本の経済がようやく立ち直ろうといたしておりますその陰に幾多勤労者のご努力のあつたことを衷心より感謝するものでございます。しかしながら、これら幾多のまじめなる勤労者の中に巧みに入り、これを煽動し、おのれの政治的野望をたくましゆうしようとして、いたずらなる無謀の爭議を引起しましたために、いかに日本経済の再建が妨げられたかということは、万人の認むるところであろうかと思います。(拍手)さればこそ、八千万……
○吉武惠市君 ただいま上程になりました公共企業体仲裁委員会の裁定に基く国鉄従業員に対する給與並びに一般公務員に対する給與支給に関する決議案の趣旨弁明をいたしたいと思います。 まず決議案を朗読いたします。 公共企業体仲裁委員会の裁定に基く国鉄従業員に対する給與並びに一般公務員の給與支給に関する決議案 政府は、国鉄従業員の生活の実情にかんがみ、公共企業体仲裁委員会の裁定の趣旨を尊重し、速やかに必要な措置を講ずべきである。 なお、一般公務員についても右に準じ、適当な措置をあわせ講ずべきである。 右決議する。 去る十二月二日、国鉄公共企業体の仲裁委員会は、国鉄両当事者に対しまして、賃金……
○吉武惠市君 ただいま労働委員長から御報告のありました專売裁定に関する件につきまして、私は自由党を代表して賛成をいたすものでございます。 御承知のように、專売裁定は、一月の七日、政府はその当時公社の予算上、資金上その支出が不可能でございましたので、法の命ずるままに、十日以内にこれを国会に提出して来たのであります。私どもは、労働委員会において、数回にわたつてこの問題を討議したのであります。当時といたしましては、流用すればできますが、予算を流用しない限りは、とうてい余裕を生じていなかつた。流用するということは、公社の建前上、とうてい許されなかつたのであります。 そこで私どもは、委員会において、……
○国務大臣(吉武惠市君) 苫米地さんの、戦争犠牲者に対する援護に関する質問にお答えを申し上げます。 第一点は、今までなぜ戰争犠牲者に対策を講じなかつたかという御質問でございましたが、これのできなかつたことは、私どもも真に遺憾に存じます。しかしながら、これのできない事情につきましては、苫米地さんも十分御了知のことと存じます。(拍手) 第二に、今回とりましたる予算措置は不満であるということでございまするが、私どもも決して十分だとは存じません、しがしながら、一時金として公債八百八十億、なお年金その他二百三十一億は、今日の日本の財政事情としてやむを得ないところでございます。将来国力の充実と相まつて……
○国務大臣(吉武惠市君) 松尾さんのお尋ねにお答えをいたします。 社会保障制度について熱意がないというお話でございますが、そうではございません。私どもは、社会保障制度につきましては、毎年相当額の予算を計上して充実をはかつて来ておるのであります。今年におきましても、御指摘になりました健康保険につきましては、事務費全額国庫負担をいたしております。 なお未亡人対策についてのお尋ねがございましたが、母子寮、授産場その他の施設を漸次増設しているわけであります。社会保障制度の充実は、何と申しましても国力の充実と相またなければならないのでございまして、今後国力の充実とまつて漸次充実をはかつて行くつもりで……
○国務大臣(吉武惠市君) お答えをいたします。駐留関係に使用されまする労働者の労働条件は、本協定の十二条に規定されておりまするごとく、国内法規がいずれも適用されることになつておりますので、もちろんこれら遵守されるべきものと信じております。(拍手)
○国務大臣(吉武惠市君) お答えいたします。 最近における暴力行為につきましては、断じて許すべからざるものでございまして私どもは正常な労働組合運動は決して抑圧する考えはございませんが、限界を越えた行動に対しましては、法務総裁のお話のごとく、断固これを取締りたいと思います。 京都事件につきましては、総評の名のもとに決起大会が行われたのでありまするが、そのうちに、一部日雇い労務者の中の左翼分子の蠢動があつたようであります。 来るべきメーデーについてでありますが、今日メーデーの計画については、総同盟及び総評の幹部とも寄り寄り相談をいたしております。両方とも、幹部におきましては、御承知のごとく、……
○国務大臣(吉武惠市君) 森山さんと土井さんの質問に対してお答えをいたします。 今回の総評の政治的な偏向は健全なる労働組合運動と考えるかという御質問でございますが、私は、総評は健全なる労働組合として成長しつつあるものと考えております。しかしながら、今回の暴力主義的破壞活動防止法案に対し、ストをもつてこれに抗議するとむう態度につきましては、これは健全なる組合のとるべき態度ではないと存じております。(拍手) 次に、去る四月五日、私どもが労鬪と会見をいたしましたてんまつについての御質問でございますが、今回の暴力主義的破壊活動防止法案は、御承知のことく暴力を防止しようという法律でございまして、しか……
○国務大臣(吉武惠市君) 大西君の質問にお答えをいたします。 私が労働組合と公約した事項をなぜ履行しないかというお話でありますが、私は労働組合の代表者と公約をした覚えはございません。ただ政府は、さきに決定いたしましたこの暴力主義破壊防止法案につきまして、この法律ほ正常なる労働組合運動をごうも抑圧制限するものではないことは、しばしば言明したところであります。しかるに、組合におかれましては、その点になお心配の点があるやに聞きましたので、政府は再度閣議決定をいたしまして、先般発表いたしましたるごとく、三つについてさらに修正をして、その点を明らかにし、これを天下に声明したのであります。 すなわち、……
○国務大臣(吉武惠市君) 森山君の御質問にお答えいたします。まず第一に、皇居前広場を使用させなかつた点にあるという御質問でございましたが、御承知のごとく、皇居前広場は皇居の前庭でございまして、清楚な場所として、国民ひとしく散策する公園でございます。これは、いろいろな政治的あるいは宗教的な諸団体の行事を行うべき場所ではございません。従いまして、私は皇居前広場の使用を許可しなかつたのであります。今回の暴動は、先ほど法務総裁からもお話のごとく、共産主義的破壞分子の計画的な暴動でございまして、もしかりに皇居前広場を使用させたといたしましたならば、おそらく三十万の組織労働者がこの暴動の巻き添えを食つたこ……
○国務大臣(吉武惠市君) ただいま議題となりました労働関係調整法等の一部を改正する法律案、地方公営企業労働関係法案及び労働基準法の一部を改正する法律案につきまして、一括提案の理由を御説明申し上げます。 終戰以来、占領下において、わが国の労働法制は飛躍的な発展を遂げ、これがわが国の民主化並びに労働者の福祉向上に寄與し、ひいてわが国の国際的信用を高め、日本の経済の再建に貢献するところが至大でありましたことは、何人もひとしく認めるところでございまして、今日七年にわたる占領が終結し、自主独立のときを迎えたにつきましても、占領下につちかわれました労働法規の基本的原則は、あくまでこれを堅持すべきものであ……
○国務大臣(吉武惠市君) 平和條約が発効いたしまして、今日なお海外に残留を余儀なくされておりまする多数の同胞のおられますることは、まことにお気の毒にたえません。政府といたしましては、今日まであらゆる機会をとらえまして、その促進をはかつて来たのでございますが、平和條約発効とともに、国連等に対しまして格段の処置をとり得るようになりましたから、さらに有効なる手段を講じまして、一日も早くその促進をはかるつもりでございます。また留守家族援護につきましては、御決議の趣旨に沿いまして、今後一層の努力を拂うつもりでございます。(拍手)
【次の発言】 ただいま海外諸地域等における戰沒者の遺骨収容及び送還等に関す……
○国務大臣(吉武惠市君) ただいま国際労働條約批准促進に関する決議がなされたのでございますが、政府といたしましても、終戰後の日本の労働法規が国際條約の水準に達しておるものも少くございませんので、国際信用を高める上からも、ただいまの決議の御趣旨に沿いまして、批准し得るものはできるだけ早い機会に批准の処置をとりたいと考えております。
○国務大臣(吉武惠市君) 先ほど弔慰のため遺族に交付する公債の政府買上げに関する決議がなされたのでございますが、本件に関しましては、すでに自由党より強き要望の次第もございましたので、極力その実現に努めておる次第でございます。(拍手)
○吉武惠市君 本国会において行政監察特別委員会が調査いたしました事件は、接収解除貴金属及びダイヤモンド関係事件、及び東京都江東地区区画整理事業関係事件の二つでありますが、このほか、下調査をさせておりますものは、ヘイロン、ヒロポンなどの麻薬、覚醒剤の捜査取締りに関する件、国庫補助金の支出に関する件、その他十数件に上つております。 接収解除貴金属及びダイヤモンド関係事件は、戦時中国民から買い上げられましたこれらの物資の処理と経過をめぐつて、世上とかくの疑惑があり、これが真相を明らかにするために、当初衆議院議員世耕弘一君より提案されたものであります。その後、さらに衆議院議員中野四郎君、世耕弘一君の……
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