辻政信衆議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○辻政信君 私は、自衛力漸増の根本問題について、吉田総理大臣に二、三お尋ねをいたしたいと存じます。 アジアをアジア人で守らせ、米軍を朝鮮から引揚げることを公約して大統領に選ばれたアイゼンハウアー元帥が、どうしてそれを実現するかは、世界注目の的であります。政府としては、その結果日本にどのような影響を及ぼすかを、慎重に、真剣に検討されまして、対策を講ぜねばならぬと思うのであります。 私の戦場体験から観察しますと、彼がもし積極的にこの戦争を解決しようとしましたならば、原爆兵器を戦場に使うか、地上作戦で共産軍を撃破するか、それとも満州内部を爆撃して、北京政府に戦争を放棄させるかのいずれかであると考……
○辻政信君 防衛法案に関連いたしまして、防衛計画の根本問題についてお尋ねいたします。 第一に内閣総理大臣にお伺いすることは、日本の防衛態勢を、アメリカに依存した、かたわの姿にするか、それとも、一人歩きのできる均整のとれた形にされるかという点であります。安保条約によつて日本の安全を保障する方針を継続する限りにおきましては、当然の義務といたしまして、アメリカに基地を与え、集団防衛の一翼を担任し、その結果、最悪の場合には日本を戦争の渦中に投ずることを予期しなければならないのであります。この方針に基く防衛態勢は、日本の国力から見まして、経費の比較的かからない陸上自衛隊に重点を置き、海軍及び空軍は米国……
○辻政信君 私は「社会党の皆様とはまつたく異なる立場において、この法案をよりよくしたいということを念願いたしますがゆえに、多くの欠点を持つ政府の原案を無修正で通すことには遺憾ながら賛成し得ないものであります。 この法案は、三党協定の要綱に基いてつくられたものでありますが、協定に漏れた部分が事務官僚によつて不用意に瀕制化され、もしくは意識的に三党協定の精神をゆがめられた疑いが多分にあるのであります。木村長官の御答弁によれば、自衛隊は軍隊なりとの前提で法案を提出されたとのことでありますから、以下、その見地に立つて、最も重大なる三つの欠陥を指摘いたしまして、政府の反省を促したいと思うものであります……
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