戸塚九一郎衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○国務大臣(戸塚九一郎君) ただいまの青野さんの御質問にお答えいたします。 第一は仲裁裁定でございますが、これはお話のごとく、当事者双方がこの裁定には服すべきものでございます。しかし、ただ日本国有鉄道の経理は、国会の議決を経た予算でまかなつておりますので、この点、一般の私企業とは違つた関係にございます。これはやむを得ない。従つて、裁定が既定予算上履行不可能であります場合には、できる限りこれを尊重する建前に立つのは当然でございます。しかし、予算のことでありまして、政府を拘束することもできませず、いわんや国会の予算審議権というような関係もございます。よつて、政府は十分に考慮いたしまして、今回提案……
○国務大臣(戸塚九一郎君) ただいまの川崎君のお尋ねにお答え申し上げますが、新任の私が特に激励をいただいたような感じをもつて承りました。 最低賃金制については、御承知のように、だんだん遅れておりまするが、目下労、使、公益三者の代表によつて構成されておりまする中央賃金審議会で、制度化について審議を煩わしておるのでございます。同審議会におきましては、すでに二十回を越えてこの問題を熱心に審議いたされておるのであります。現在におきましては、低賃金産業についてさらに専門的な調査をいたすために専門審議会を設置いたしまして実態調査を続けておる次第であります。政府といたしましては、この審議会の答申をまちまし……
○国務大臣(戸塚九一郎君) 炭労の争議に関しましては、両者の主張に当初から非常な開きがあつたのでありまして、なお目下双方の自主的の交渉のさ中であります。その間に政府はあまり容喙はいたしたくないと存じます。なお、炭労並びに電産の争議について、経営者側が圧迫をするとかいうようなお話がございましたが、政府はさようなことは承知いたしておりません。(拍手)
○国務大臣(戸塚九一郎君) お答え申し上げます。 最低賃金法制定の件でありますが、御承知のように、目下労使、公益三者の代表によつて構成されておりまする中央賃金審議会で審議を煩わしておるのであります。同審議会も、回を重ねること二十回に及び、熱心に審議をいたされております。政府といたしましては、この審議会の答申をまつて、十分検討の上、善処いたしたいと考えております。 次に争議権の件についてお答え申し上げますが、政府といたしましては、昨冬の電産、炭労の両ストが国民経済及び国民生活に与えた、きわめて大きな損害と脅威とに考えまして、公共の福祉を擁護するために必要な最小限の措置を講ぜんとするものであり……
○国務大臣(戸塚九一郎君) お答え申し上げます。 賃金の問題は、労使間の自主的にきめるものでありまして、職階制、賃金制が労働者を奴隷化するものとは考えておりません。 なお職場防衛運動についてでありますが、労使が自発的にその企業及び職場を破壊分子の撹乱工作から守ろうとするものでありまして、暴力組織とは承知いたしておりません。なお、防衛隊に対する防衛隊ということは、ちよつと考えられぬと思います。(拍手)
○国務大臣(戸塚九一郎君) ただいま議題となりました電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律案につきまして、その提案理由及び大体の構成を御説明申し上げます。 昨冬行われました電気事業及び石炭鉱業の両ストライキは、幸いにして最最の段階におきまして収拾されましたが、この二つのストライキが国民経済、国民生活に与えた脅威と損害とは実に甚大なるものがあつたのであります。労使関係の事項につきましては、法をもつてこれを抑制規律するよりは、労使の良識と健全な慣行の成熟にまつことが望ましいことは言うまでもないことでありますが、政府としても、基本原則のみを固執し、いたずらに手をこまねいて当面……
○国務大臣(戸塚九一郎君) お答えを申し上げます。ただいまのお話は、官房長官より答弁があつた通りでありまして、私も経済閣僚として出席するようにということで列席をいたしました。私に関する限りにおいては、能率問題等について話が出たのであります。しかし、スト規制法案につきましては、私の手元で当時考慮中でありまして、発言もせず、もちろん話題ともなりませんでした。(拍手)
○国務大臣(戸塚九一郎君) このたびの九州の災害はまことに遺憾なことでございましたが、その状況を視察するために、六月二十七日の午後、日航機で東京を出発いたしまして、福岡に夜の十時ごろ着きました。続いて三日間滞在いたしまして、昨夜おそく帰つて参りましたので、この機会に一応の御報告を申し上げておきます。 その間、最も被害の大きな福岡県のほか、佐賀、熊本両県のなまなましい被害状況を視察いたしまして、親しく罹災者に接し、慰問と激励の辞を送りました。現地当局を督励して「それぞれ必要な緊急の措置を講じたつもりであります。 今回の梅雨災害は、主として福岡、熊本、佐賀、大分、長崎、山口の六県にわたつており……
○国務大臣(戸塚九一郎君) お答え申し上げます。 今年の災害による地すべりと堆積土砂の問題は、ことしの災害の特性とも考えられるようなものでありまして、まことに深刻な被害があつたことはお話の通りであります。この二つにつきましては、いずれも前国会において成立した水害特別法の趣旨に基きまして、現在それぞれ調査、計画をいたしておるのでありまして、地すべりについても、緊急なものにつきましては、すでに工事に着手をいたしております。また堆積土砂につきましては、各県からの報告も相当多額に上つておるのでありまするが、これについては現在査定を実施中でありまして、近く確定の数字を得たいと考えております。このたびの……
○国務大臣(戸塚九一郎君) お答え申し上げます。御説の通り、単なる災害の復旧のみではほんとうでありません。政府は治山治水並びに海岸保全の恒久策につきまして目下成案を急いでおるのであります。災害の復旧を早くするとともに、総合的、根本的に国土を保全するための施設をいたしたいと考えております。
○国務大臣(戸塚九一郎君) お答え申し上げます。住宅金融公庫の件、そのほか既定経費の節約についてのお話でありましたが、先般来大蔵大臣もしばしば御説明申し上げておりますように、金融公庫の二十二億を減じましたのは、予算の成立が遅れたとか、その他の事情もありまして、仕事がだんだん遅れておりましたことはまことに申訳ないことでありまするけれども、事実不用になるのじやないかという意味で遅れたのであります。もし必要が生じますれば、いつでも支障がないようにするつもりであります。なお、建設省所管の節約が多いというお話でありましたが、これは基本が多いのであります。ことに、特定道路につきましては、一般会計から融資の……
○国務大臣(戸塚九一郎君) お答え申し上げます。道路が産業の基盤で最も大切なことである、また、日本の道路が外国と比べてはなはだ劣つておるということは、まことにお説の通りだと存じます。道路の整備が必要であることは、おそらく天下の声であろうと私も考えております。政府におきましても、きわめて重点的にこれを取扱つておるのでありまするが、最近の自動車の激増、ことに大型の自動車、重量車が多くなつて、この道路が損傷せられることについては、私もまことに焦慮をいたしておる次第であります。御説一々ごもつともに拝聴いたしましたので、今後一層加えて善処いたしたいと存じます。
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