尾身幸次衆議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○尾身幸次君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました湾岸地域における平和回復活動を支援するため平成二年度において緊急に講ずべき財政上の措置に必要な財源の確保に係る臨時措置に関する法律案について質問を行うものであります。 昨年八月二日のイラクによるクウエート侵攻以来六カ月有余、国連を中心とするたび重なる撤退要求、平和解決を目指す世界各国の懸命の外交努力にも耳をかさず、期限を過ぎても無条件撤退を行わないイラク軍に対し、去る二十四日、アメリカ、イギリス、フランスを初めエジプト、クウエート、サウジアラビアなど多数のアラブ諸国から成る多国籍軍は、ついにクウエートの解放を目指し地上戦に突入……
○尾身幸次君 ただいま議題となりました三案につきまして申し上げます。 まず、内閣提出に係る二案について、大蔵委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 初めに、漁船再保険及漁業共済保険特別会計における漁業共済に係る保険金の支払財源の不足に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案について申し上げます。 本案は、平成六年度における台風等によるサケ・マス定置漁業の著しい漁獲金額の減少に伴う漁業共済保険勘定の保険金の支払い財源の不足に充てるため、同年度において、一般会計から、九十二億二千四百七十八万六千円を限り、同勘定に繰り入れる等の措置を講ずるものであります。 次に、国際……
○尾身幸次君 ただいま議題となりました両案につきまして、大蔵委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 初めに、阪神・淡路大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律案について申し上げます。 本案は、阪神・淡路大震災による被害が、広範な地域にわたり、同時・大量・集中的に、かつ、平成六年分の所得税の申告期限前という特殊な時期に発生したこと及び大震災が神戸港という我が国の貿易拠点を直撃し甚大な被害を引き起こしたこと等を踏まえ、被災者等の負担の軽減を図る等のため、緊急に対応すべき措置を講じようとするものであります。 以下、その主な内容を申し上げます。 まず、所得税につ……
○尾身幸次君 ただいま議題となりました三案につきまして、大蔵委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 初めに、阪神・淡路大震災に対処するための平成六年度における公債の発行の特例等に関する法律案について申し上げます。 本案は、阪神・淡路大震災等に対応し必要な財政措置を講ずるため、平成六年度一般会計補正予算(第2号)において見込まれる租税収入の減少を補い、及び当該補正予算により追加される歳出の財源に充てるため、財政法第四条第一項ただし書きの規定等による公債のほか、当該補正予算をもって国会の議決を経た金額の範囲内で、公債を発行することができること等とするものであります。 本案につ……
○尾身幸次君 ただいま議題となりました両案につきまして、大蔵委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 初めに、国家公務員等共済組合法の一部を改正する法律案について申し上げます。 本案は、雇用保険法における育児休業給付と同様の内容の給付として、国家公務員等共済組合制度の短期給付の中に新たに育児休業手当金を創設し、組合員が国家公務員の育児休業等に関する法律等の規定に基づく育児休業を取得した場合に、育児休業をした期間一日につき標準報酬の日額の百分の二十五に相当する金額を支給することにするものであります。 次に、関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案について申し上げます……
○尾身幸次君 ただいま議題となりました法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、阪神・淡路大震災による被害が、広範な地域にわたり、同時・大量・集中的に発生したこと等を踏まえ、先般、緊急に対応すべき措置として講じた所得税における雑損控除の特例等の措置に加え、被災者・被災企業の被害に対する早急な対応及び被災地における生活・事業活動の復旧等への対応を図る等のため、所得税、法人税その他国税関係法律の特例を講じようとするものであります。 以下、その主な内容を申し上げます。 まず、被災者・被災企業の被害への早急な対応として、大震災により住宅が居住の用に供……
○尾身幸次君 ただいま議題となりました両案につきまして、大蔵委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 初めに、保険業法案について申し上げます。 本案は、近年の金融の自由化・国際化等の変化に対応するとともに、保険業の健全性の確保等を図ろうとするものであります。 以下、その主な内容を申し上げます。 第一に、保険業の規制緩和・自由化の推進につきましては、生保、損保が子会社方式で相互参入等ができることにしております。 また、保険商品・料率算出方法に関して、現在の一律認可制から一部届け出制へ移行することにしております。 さらに、保険仲立ち人を、新たに保険契約の締結の媒介を行う者……
○尾身幸次君 ただいま議題となりました両案につきまして、大蔵委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 初めに、平成七年度における公債の発行の特例に関する法律案について申し上げます。 本案は、平成七年度補正予算における阪神・淡路大震災に対処するための措置、地震等についての防災のための事業を緊急に実施するための措置、急激な外国為替相場の変動等に伴う最近の経済情勢に対処するための措置等に必要な財源を確保しようとするものであります。 その内容は、平成七年度の一般会計補正予算において見込まれる租税収入の減少を補うとともに、当該補正予算により追加される歳出の財源に充てるため、財政法第四……
○国務大臣(尾身幸次君) 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的考え方について、所信を申し述べます。 我が国経済は、最近の株価等の動きに見られるように、市場心理には一部好転の兆しが見られるものの、金融機関の経営破綻、アジア地域における通貨・金融市場の混乱等を背景に、家計や企業の景況感の厳しさが個人消費や設備投資に影響を及ぼしているなど、景気はこのところ停滞しております。 このような現状の背景には、我が国経済が直面している次のような構造的な問題があり、これらを早急に解決する必要があると考えます。 第一に、金融機関や企業の不良債権問題であります。 バブルの後遺症である不良債権処理のおく……
○国務大臣(尾身幸次君) 景気の回復時期について、私がこれまで申し上げてきた発言に関する御質問がございました。 私は、桜の咲くころに景気が回復軌道に復帰し始めると申し上げてまいりましたが、これは、昨年末から本年初めに見られた金融システムについての不安感が金融システム安定化対策等の実施によりほぼ解消してきていることや、三月まで続いた早期是正措置を控えての貸し渋りが四月以降緩和されると期待されることに加え、十年度予算及び税制関連法案などの予算関連法案のほか、電気通信事業、労働者派遣事業、土地の有効利用などに関する規制緩和の法案が四月から五月にかけて順調に成立することになれば、経済は次第に順調な回……
○国務大臣(尾身幸次君) 平成十年度の実質経済成長率の見通しについてのお尋ねがございました。 今回の総合経済対策は、景気停滞から一日も早く抜け出すとともに、二十一世紀の活力ある我が国経済社会を実現するため、中長期的に我が国経済の体質を改善強化することを目的に策定したものであります。 この経済対策の波及効果も含めた効果を試算をいたしますと、かた目に見まして、向こう一年間で名目GDPの二%程度の効果を持つものと見込まれます。したがいまして、既に実施している財政、金融両面からの諸施策等に加え、本対策の着実かつ速やかな実施により、消費者や企業の経済の先行きに対する信頼感が回復し、経済は順調な回復軌……
○尾身幸次君 柳澤議員の御質問にお答え申し上げます。 最初に、与党案の保護法益についての見解いかんという御質問でございます。 与党三党で共同提案しておりますあっせん利得処罰法案は、政治公務員の政治活動の廉潔性、清廉潔白性を保持し、これによって国民の政治に対する信頼を高めることを目的に政治公務員の行為に一定の枠をはめたものであり、これに反した場合には厳しいペナルティーを科し、その実効性を担保しようとするものであります。 したがいまして、与党案の保護法益は、柳澤議員御指摘のとおり、政治公務員の政治活動の廉潔性とこれに対する国民の信頼であります。 他方、刑法のあっせん収賄罪に関する保護法益は……
○尾身幸次君 私は、自由民主党、公明党、保守党を代表して、ただいま議題となりました野党提出に係る内閣不信任決議案に対し、断固反対の討論を行うものであります。(拍手) 昨年秋の臨時国会の終盤、補正予算の審議が衆議院で終わる寸前に、やはり野党四党から内閣不信任案が提出されました。仮に、あのとき、あの不信任案が可決されていたならば、日本経済への打撃ははかり知れないものがあり、今振り返っても、ぞっとする思いがいたします。(拍手) 今また、野党の諸君は、不毛な決議案を提出してきました。国民生活と日本経済を人質にとり、政治を混乱させようという野党の行動がまたしても繰り返されることに、私は深い憤りを感じ……
○国務大臣(尾身幸次君) 辻元議員にお答え申し上げます。 私にも、国会議員としての私設秘書は何人かとのお尋ねがございました。 私設秘書につきまして明確な定義があるわけではないということは、先ほど総理が答弁を申し上げたとおりでございますが、私の事務所に勤務する職員のうち、いわゆる公設秘書を除いた人数は十九人でございます。(拍手)
○国務大臣(尾身幸次君) 北橋議員にお答えをいたします。 多重債務問題に対するこれまでの施策についてお尋ねがありました。 政府は、多重債務問題の解決が重大な課題となっているとの認識のもと、これまでも、貸金業法等関係法令が改正されるとともに、金融庁において、現行法令に基づいて貸金業者に対する厳正な監督を行うなど、借り手の保護のための施策の実施に努めてきたところであります。さらに、今回の改正では、多重債務問題解決のため、抜本的かつ総合的な対策を講じることとしていると承知しております。 公務員の再就職についてお尋ねがありました。 公務員の再就職について、一般論として申し上げれば、いわゆる天下……
○国務大臣(尾身幸次君) 平成十九年度予算及び平成十八年度補正予算の御審議に当たり、今後の財政政策等の基本的な考え方につき所信を申し上げますとともに、予算の大要を御説明いたします。(拍手) 我が国経済は、長期停滞のトンネルを抜け出し、民間需要に支えられた景気回復を続けています。政府としては、こうした回復の動きを持続可能なものとするため、規制改革などの構造改革を今後とも強力に推進するとともに、イノベーションによる成長力強化を図り、引き続き、物価安定のもとでの民間需要中心の持続的な成長を図ってまいります。 目を外に転じますと、経済がグローバル化する中で、経済の活性化を図っていくためには、アジア……
○国務大臣(尾身幸次君) ただいま議題となりました平成十九年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、平成十九年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案について御説明申し上げます。 平成十九年度予算においては、税収が増加する中においても、徹底した歳出削減方針を貫き、多くの経費を平成十八年度当初予算より減額し、一般歳出の増加をできる限り抑制いたしました。 この結果、新規国債発行額について、平成十八年度当初予算に比べ、過去最大の四兆五千四百十億円の減額を実現しましたが、我が国の財政状況は……
○国務大臣(尾身幸次君) ただいま議題となりました特別会計に関する法律案の趣旨を御説明申し上げます。 本法律案は、行政改革推進法を踏まえ、特別会計の廃止及び統合、一般会計と異なる取り扱いの整理、企業会計の慣行を参考とした特別会計の財務情報の開示その他所要の措置を講じるものであります。 以下、その大要を御説明申し上げます。 第一に、行政改革推進法において定められている特別会計の廃止及び統合をすべて盛り込み、現行三十一ある特別会計を平成二十三年度までに十七とすることとしております。 第二に、剰余金の処理や借入金規定などの一般会計と異なる取り扱いを整理するため、各特別会計法ごとに個々に定めら……
○国務大臣(尾身幸次君) 私に対しましても、この質問、事前通告がございませんでした。国会におきまして、有意義な意見交換をし、かつ、率直に討論をするという、この国会のよき慣行を崩すことになるわけでありまして、まことに遺憾のきわみであります。 雇用保険制度改革と財政についてお尋ねがありました。 雇用保険につきましては、雇用保険の財政状況や経済情勢が好転していることを踏まえ、高年齢雇用継続給付に対する国庫負担の廃止、受給資格要件の見直し、育児休業給付の引き上げ、国庫負担の一定割合の引き下げ等を内容とする制度改革を実施することとしております。これによりまして、国庫負担を約千八百億円削減するとともに……
○国務大臣(尾身幸次君) 高井議員の御質問にお答えいたします。 児童手当の財源についてお尋ねがありました。 今回の児童手当の拡充に伴い必要となる財源については、平成十九年度に緊急雇用創出特別基金から国庫への返納を前倒しすることで所要の財源を捻出することとしております。 平成二十年度以降の財源については、与党税制改正大綱において「少子化対策のための国・地方を通じて必要な財源の確保について、税制の抜本的・一体的改革の中で検討する。」とされていることを踏まえ、適切に対応することとしております。(拍手)
○国務大臣(尾身幸次君) 長島議員からの御質問にお答えいたします。 米軍再編経費の捻出についてのお尋ねがありました。 米軍再編経費と防衛関係費の関係については、昨年七月の基本方針二〇〇六において、米軍再編経費を含む防衛関係費について、これを聖域化することなく、名目伸び率ゼロ以下との削減目標を設け、さまざまな分野で合理化、効率化に取り組むこととされています。 他方、同方針においては、米軍再編に要する経費については、既存予算のさらに思い切った合理化、効率化を行ってもなお、削減目標の中では、米軍再編に関する地元の負担軽減に資する措置の的確かつ迅速な実施に支障が生ずると見込まれる場合は、各年度の……
○国務大臣(尾身幸次君) 木村議員の御質問にお答えいたします。 新公庫における国際金融業務についてのお尋ねがありました。 御指摘のとおり、我が国企業の国際競争力の強化、資源エネルギーの安定供給の確保及び国際金融秩序の混乱への迅速的確な対応は、引き続き重要な課題と考えております。 このため、行革推進法及び新公庫法案においては、これらに係る国際金融業務は国際協力銀行から新公庫に承継される旨を明記しているところであります。 これを踏まえ、政府としては、新公庫と十分な連携を図り、国益上真に必要な国際金融業務がしっかりと行われるよう努めてまいります。(拍手)
○国務大臣(尾身幸次君) 菊田議員からの御質問についてお答えいたします。 パート労働者の厚生年金適用拡大についてお尋ねがありました。 パート労働者への厚生年金の適用拡大については、再チャレンジを支援し、被用者としての年金保障を充実させる観点などから、厚生労働省において検討を進めているところであります。 厚生年金財政への影響については、保険料収入が増加する一方、厚生年金の給付面も増加することから、長期的にはほとんど影響がないものと承知しております。 なお、年金国庫負担については、もともとすべての国民が対象となっている基礎年金の給付費の財源となるものであることから、今回の厚生年金適用拡大に……
○国務大臣(尾身幸次君) 後藤議員の御質問にお答えいたします。 政策金融機関における中小企業向け融資についてのお尋ねがありました。 政策金融機関が個人保証や担保に過度に依存せず、経営者の資質や事業の見込み等を評価し、適切に融資判断を行うことは重要であると考えております。このような認識のもと、政策金融機関においては、借り手のニーズを踏まえ、無担保無保証人融資制度の拡充や、第三者保証を必要としない融資制度の推進に努めているところであります。 国民生活金融公庫、中小企業金融公庫の第三者保証についてのお尋ねがありました。 国民生活金融公庫及び中小企業金融公庫においては、適切な融資判断に努めると……
○国務大臣(尾身幸次君) 森本議員からの御質問についてお答えいたします。 国庫補助負担金改革についてのお尋ねがございました。 地方分権改革推進法に基づき、国と地方の役割分担や国の関与のあり方について見直しを行い、これらの見直しに応じ、国庫補助負担金のあり方を見直してまいります。今後とも、あらゆる施策や事業について聖域なく国庫補助負担金を見直し、その整理合理化を推進してまいります。(拍手)
○尾身幸次君 ただいま、河野議長より院議をもって永年在職表彰を賜りましたことは、まことに光栄の至りであります。本日ともに表彰を受けられた、一九八三年十二月初当選、以来八回連続当選の同期議員八名がおられますが、年長のゆえをもちまして、お許しを得て、一同を代表し、私が、慣例に従って、みずからの来し方を振り返りつつ、御礼の言葉を申し上げます。(拍手) 私は、群馬県沼田市に、八人兄弟の長男として生まれました。生活は苦しく、中学のころから行商をして家業を助けました。大学も自宅からの送金は一切なく、奨学金と週五回の家庭教師のアルバイトで卒業いたしました。 通産省で二十六年間勤務した後、かねて心ひそかに……
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