武村正義衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
下記リンクからページ内の各項目に飛ぶことができます。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○武村正義君 残りました四つの質問につきまして、お答えを申し上げます。 一つは、単純小選挙区制度になれば本当に選挙に金がかからなくなるのかというお尋ねでございますが、私どもは、制度が変わって金がかからなくなるとは申し上げておりません。当然一定の金はかかります。たとえかかりましても、これまでのように政治家個々が金にかかわるのではなく、政党中心に金の出入りをシフトさせていきたい。 したがって、個人の負担は大幅に減る、そういう制度を確立いたしたいと考えている次第であります。 我々は、イギリスがかつてお金の面におきましても、猛烈な買収・供応型から、いわば政策形成・政策啓発型の資金のかかわりに大胆に……
○国務大臣(武村正義君) 政治改革に一貫して熱心にお取り組みをいただいていることに敬意を表します。 御指摘のとおり、政党も、政治家も、そして有権者の間にも、革命的な意識の改革を促すことが大事だという御指摘は同感であります。そして、腐敗防止の御指摘のような面での新しいシステムを構築することについても、私は賛成であります。今、新たな制裁制度の確立や連座制の拡大については総理からも答弁がございました。そういう難しさはありますが、私個人としましては全く同感でありまして、この面での新しいシステムを我が国に確立しなければ本当の意味での腐敗はなくならないとすら思っておる一人でございます。ぜひ、ともども、次……
○国務大臣(武村正義君) 暫定政権であることを明言すべきではないかというお尋ねをいただきました。 今の羽田副総理の御発言にかかわるわけでございますが、確かに今回の政権の誕生のきっかけに、私ども、統一会派としてさきがけ日本新党が政治改革政権の提唱をさしていただきました。そのことがきっかけになっていることは御承知のとおりでございます。 しかし、既にもう二カ月余経過いたしまして、国民の皆さんからも高い期待をいただいておりますし、アメリカ、ロシア両大統領の首脳会談も終えて国際的な期待も高まりつつあると認識をいたしております。(拍手)決して、私どもは初めての経験でございますし、また弱点が全くないとい……
○国務大臣(武村正義君) きょうから御審議をいただきます補正予算の提出をわざとおくらしたんではないかというおしかりでございますが、そんなことはありません。 確かに、十月の半ばごろでございましたか、不肖私も定例記者会見で質問を受けまして、十一月の二十日過ぎを目標に全力を挙げて作業を進めている、こういうお答えをしたことがありますし、また政治改革特別委員会でも御指摘のような答弁をさしていただきました。そのときの発言といいますか、私の目標からすれば一週間余りおくれをとってしまったことは事実でございまして、そのことは認めます。 ただ、総理もお答えいたしましたように、今回の補正は、全国を覆ったこの異常……
○国務大臣(武村正義君) いよいよウルグアイ・ラウンド交渉が大詰めの段階を迎えております。御承知のとおり、今回の交渉は、世界百十六カ国のまさに国益と国益のぶつかり合いでありますし、その利害をどう調整をするかという最終場面を迎えているわけでございます。 この交渉の基本としましては、すべて交渉の結果がまとまるまでは公表をしないということが原則になっているわけでございます。しかし、そういう中ではございますが、我が国の米を中心とした農業問題に対する国民世論の強い関心を受けまして、政府は、この最終段階、再三再四ドゥニ議長と交渉をいたしまして、例の骨子を発表することになったのでございます。世界の中で、こ……
○武村正義君 私は、新党さきがけ・青雲を代表し、新しく就任された羽田内閣総理大臣に対しまして、二、三の基本的な問題についてお尋ねをいたします。 まず、このたび、大変厳しい政治情勢の中で困難な旅立ちをされた羽田総理を初め新しい閣僚の皆様には、どうぞ改革の旗をしっかり継承をして、精いっぱい頑張っていただきたいと思います。(拍手) 我々は、これまで一貫して政治改革を進める立場に立ってまいりました。政治改革関連法の仕上げと新制度の円滑な実施、さらには政治改革の一層の前進のために、引き続き努力をしていく覚悟でございます。また、細川内閣をともに支えてきた立場から、平成六年度予算案はもちろん、関連法案や……
○国務大臣(武村正義君) 私からも、野合政権の御批判に対する考え方を一言申し述べます。 昨年から、日本の政治もいよいよ連立政権の時代に入っております。今さら申し上げるまでもありませんが、連立政権、主張が異なる複数の政党が相寄って樹立する政権でございます。その基本になるものは、あくまでも政策における合意であります。このような政党間の合意に基づいて樹立された連立政権である以上、これはまさに正当な連立政権というべきでありまして、村山政権をもって野合などという批判は全く当たりません。(拍手)仮にも、このような政権をも野合というなら、細川政権も羽田政権も、連立政権はすべて野合政権ということになるわけで……
○国務大臣(武村正義君) 三点お尋ねをいただきました。 まず、政権に対する、私どもの新党さきがけに対する御批判でありますが、この政権は政策合意を基本として成立をしている、これはもう十分御承知をいただいているはずでございます。政策のすり合わせのないままという発言は、取り消していただきたいと思います。(拍手) さきがけと社会党がまとめた合意事項は、民社党を含む他の政党にもひとしく提唱されたところでございます。政策のすり合わせのないまま自民党の政権復帰を率先して働きかけたという批判は、全く事実に反しております。 私たちさきがけは、この一年の政治の激動の中にあって、少数ながらも、立党の精神や政治……
○国務大臣(武村正義君) 来年は戦後ちょうど五十年を迎えますが、今でもなお、さきの戦争の評価やそれに関連する諸問題をめぐってさまざまな論議がございます。私は、この機会に改めて、あの時期の日本民族の思想と足跡について、冷静で客観的な歴史研究や幅広い視野からの総括が行われてもよいのではないかというふうに考えております。与党においては、既に戦後五十年問題プロジェクトチームが設置をされて、この問題について精力的に検討を始めていただいております。 いずれにしましても、五十年を機に、さきの戦争の反省に立ちながら、新たな五十年へ向かって自信を持って再出発ができるように取り組んでいく必要があると考えます。政……
○国務大臣(武村正義君) 我が国金融・資本市場は、取引高、参加者の多様性という点で世界の三大市場の一つと言われるまでにその規模は拡大をしてきております。また、八〇年代を通じて増加した国際的な資金交流ニーズにも対応をして、内外の投資家による国際的な資金調達及び運用の場としての機能を充実させてきているところでございます。 資本市場の規制緩和につきましては、昨年来約百項目に及ぶ手続の簡素化、規制緩和を実施するなど、着実に実施に取り組んでいるところでございますが、今後とも公正、透明な市場の確立に努めてまいりたいと考えますし、御指摘の店頭登録基準の緩和につきましては、総理からも申し上げたように、投資家……
○国務大臣(武村正義君) ただいま議題となりました所得税法及び消費税法の一部を改正する法律の施行等による租税収入の減少を補うための平成六年度から平成八年度までの公債の発行の特例等に関する法律案、所得税法及び消費税法の一部を改正する法律案及び平成七年分所得税の特別減税のための臨時措置法案、以上三件につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、ただいま申し上げた公債の発行の特例等に関する法律案につきまして御説明申し上げます。 今般の税制改革の実施に際し、当面の経済状況に配慮をして所得税減税を先行すること等により平成六年度、七年度及び八年度の一般会計の歳入において見込まれる租税収入の減少に……
○国務大臣(武村正義君) ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 本法律案は、ウルグアイ・ラウンド交渉の結果合意された世界貿易機関を設立するマラケシュ協定の実施等のため、関税率及び関税制度について所要の改正を行うものであります。 以下、その大要を申し上げます。 第一は、農産物の輸入制限品目等の関税化に伴う措置であります。 農産物のうち現在行っている輸入制限等を関税化する品目について、関税率を引き上げるとともに、関税割り当て制度等及び特別緊急関税を導入するなど所要の改正を行うこととしております。 第二は、個別品目の関税率等……
○国務大臣(武村正義君) 今回の地震対策につきましては、関係省庁において既に次々と緊急対策を講じていただいておりますが、財政当局としましても、これらの措置に支障がないよう、補正予算を含め必要な財政措置を総動員して最善を尽くしてまいります。
財政投融資につきましても、各公共団体等の要望を受けて、地方債の引き受けを初め適切に対処をしてまいります。(拍手)
【次の発言】 平成七年度予算の御審議をお願いするに当たり、今後の財政金融政策の基本的な考え方について所信を申し述べますとともに、予算の大要を御説明いたします。
まず、今回の兵庫県南部地震で亡くなられた方々とその御遺族に対し深く哀悼の意を表しま……
○国務大臣(武村正義君) ただいま議題となりました平成七年度における財政運営のための国債整理基金に充てるべき資金の繰入れの特例等に関する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、平成七年度における財政運営のための国債整理基金に充てるべき資金の繰入れの特例等に関する法律案につきまして、御説明申し上げます。 平成七年度予算の編成に当たりましては、一段と深刻さを増した財政事情のもとで、財政体質の歯どめなき悪化につながりかねない特例公債の発行を回避するため、従来にも増して徹底した歳出の洗い直しに取り組む一方、限られた財源の中で資金の重点的・効率的な配分に努め……
○国務大臣(武村正義君) まず、特殊法人についての感想でございますが、率直に言って、かなりの成果を上げることができた、こう思っております。 過去、歴代の内閣が、この特殊法人の問題については何回もチャレンジをしてまいりました。そういう成果と比較いたしましても、今回、文字どおり半年間の短い期間の中でありますが、総理の熱意と各閣僚の大変な行政に対する督励の結果、これだけの、とりあえず十日で成果を集約することができたと思っております。 一番小さな厚生省の社会保障研究所の話をお出しになりましたが、例えば私の所管いたしております大蔵省の塩の問題は、明治以来の国家管理をしてきました官営の塩を、今回思い切……
○国務大臣(武村正義君) 今般、平成七年一月十七日に発生した阪神・淡路大震災等に対応し必要な財政措置を講ずるため、平成六年度補正予算(第2号)を提出することとなりました。その御審議をお願いするに当たり、補正予算の大要を御説明申し上げます。 今回の阪神・淡路大震災は、阪神・淡路地域に未曾有の被害をもたらしました。ここに改めて、亡くなられた方々と御遺族に対し深甚なる弔意を表しますとともに、被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。 政府としては、今日に至るまで、被災者の救助や生活再建への支援など当面緊急を要する措置に努力してまいりましたが、今後とも被災地域の速やかな復興に向けて全力を挙げて取……
○国務大臣(武村正義君) ただいま議題となりました保険業法案及び保険業法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 初めに、保険業法案につきまして御説明を申し上げます。 保険業をめぐる近年の金融の自由化・国際化等の環境の変化は著しいものがございます。今回の保険制度改革は、このような経済社会情勢の変化に対応するとともに、保険業の健全性を確保することを目的としたものであり、二十一世紀に向けて新しい保険制度を構築するため、政府といたしましてはこの法律案を提出いたした次第であります。 まず、規制緩和・自由化の推進に関する事項であります。 第一に、生損……
○国務大臣(武村正義君) 平成七年度予算につきましては、去る三月二十二日という早い時期に成立を見、既に着実な執行がなされているところでございますが、今般、さきに決定されました緊急円高・経済対策を受けて、阪神・淡路大震災からの復旧・復興事業等を盛り込んだ平成七年度補正予算を提出することとなりました。その御審議をお願いするに当たり、補正予算の大要を御説明申し上げます。 まず、最近の経済情勢とさきに決定されました緊急円高・経済対策について申し述べます。 我が国経済は、個人消費や生産活動の増加に加え、企業収益の改善が見られるなど、緩やかながら回復基調をたどっているものの、最近の急激な為替レートの変……
○国務大臣(武村正義君) 選挙になれば、社会党に限ったことではなく、どの政党も議席数をふやすべく最大限努力を傾けるものであります。したがって、仮定の話とはいえ、社会党が議席を減ずるという前提での御質問にはお答えできません。むしろ、連立政権をともにする社会党が、参議院選においても堂々と御健闘されることを期待申し上げたいと思います。(拍手)
総選挙については、総理、副総理と同じ見解でございます。まだ二年の任期を我々は残しているわけであります。三党でしっかり頑張っていきたいと思います。(拍手)
【次の発言】 最近の為替相場の動向は、このところ反転の動きが見られるとはいえ、経済の基礎的条件によって正……
○国務大臣(武村正義君) 選挙制度についてのお尋ねでありますが、羽田議員も御承知のように、選挙制度には完全無欠で理想のものは存在いたしません。そういう中で、真剣な議論を重ねて、我々は新しい選挙制度を選んだわけであります。選んだ以上は、次回の衆議院選挙は目をつむってこの新しい選挙制度のもとで実施をすべきだと考えますし、実施をした後、選挙を総点検する中で、万一見直しの必要があれば真剣な議論をすればいいというふうに考えております。(拍手)
【次の発言】 金融問題についての御質問でございますが、金融機関の健全性確保の責任は、まずその経営者にございます。したがって、金融機関の破綻処理におきましては経営陣……
○国務大臣(武村正義君) 私も、消費税の御質問でありますが、村山総理大臣の御答弁と全く同じ見解であります。法の見直し規定の趣旨に沿って、予断を持たないで真剣に検討をしてまいりたいと思います。(拍手)
○国務大臣(武村正義君) 参議院本会議における私の発言をめぐって、新進党に対し穏当を欠いた点があったことをおわびいたします。
財政演説を始めます。
今般、さきに決定されました経済対策を受けて……(発言する者あり)
【次の発言】(続) 平成七年度補正予算(第2号)を提出することになりました。(発言する者あり)
【次の発言】(続) その御審議をお願いするに当たり、当面の財政金融政策の基本的な考え方について所信を申し述べますとともに、補正予算の大要を御説明申し上げます。
まず、最近の経済情勢とさきに決定されました経済対策について申し述べます。
我が国経済の現状を見ますと、景気は足踏み状態が長……
○国務大臣(武村正義君) 総理に対するお尋ねと重複しますが、経済対策について申し上げます。 我が国経済は、バブル崩壊の後遺症に加え、年初以来の震災、円高等の影響によりまして、昨年末から本年度前半にかけての景気の足取りが鈍くなっていたところであります。このような状況に対処するために、私どもは、四月の緊急円高・経済対策を初めとして、六月は同対策の具体化・補強策を決定するなど、経済運営に努力を重ねてきたところであります。八月には円高是正のための海外投融資促進対策をとりました。九月には日本銀行が公定歩合の引き下げを行いました。これら切れ目のない政策努力の結果、足元の経済はまだまだ厳しゅうございますが……
○国務大臣(武村正義君) ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。 この法律案は、最近における社会経済情勢にかんがみ、株式市場の活性化の観点から、上場会社等による利益をもってする株式の消却の促進を図るため、上場会社等が株式の利益消却を行った場合のみなし配当について、特例措置を講ずるものであります。 以下、その大要を申し上げます。 まず、上場会社等が利益をもってする株式の消却を行った場合には、その消却された株式に対応する資本の金額のうち消却されなかった株式に対応する部分の金額については、みなし配当課税を行わないこととしております。なお、法人株……
○国務大臣(武村正義君) 大和銀行のニューヨークにおける一連の事件について申し上げます。 今回の事件は、大和銀行からの報告によりますと、大和銀行ニューヨーク支店において、昭和五十九年から十一年間にわたり元職員による権限を逸脱した米国債の簿外取引等が行われ、約十一億ドルの損失が発生するとともに、同行の現地法人であるダイワ・トラストにおきましても、昭和六十二年以前に同社元役職員によりほぼ同様な取引が行われ、約九千七百万ドルの損失が発生したとするものであります。 この一連の事件に関して、日本時間十一月三日、米国連邦準備制度理事会、連邦預金保険公社及びニューヨーク州銀行局の各金融監督当局は、大和銀……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。