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宮城タマヨ 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

宮城タマヨ[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは宮城タマヨ参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。宮城タマヨ参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 厚生委員会 第5号(1947/08/06、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 各委員や皆さんからいろいろ質問が出ます。それに政府委員から大変懇切な屆きました御答弁もありまして、私のような素人でも大体この法案の内容が分つて参りましたような次第でありまして、喜んでおりますが、私は極く小さい点で二点について質問したいと思つております。  第一点は、三木政府委員にお願いしたいのでございますけれども、保健婦の教育の問題がいろいろ今まで出ましてございますが、二十五年度から最高の教育を受けるようになつておるという御説明で大変これは嬉しいことと喜んでおりますが、二十五年までそのままでございますということは、予算の関係だけでしようか、どうでございましようか。それから、若し……

第1回国会 厚生委員会 第6号(1947/08/07、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 この條文の中に、第三條のところに入れてございますかしら、いろいろございますが、教唆した者に対する罰則というものは必要はないわけでございましようか。それは何かわけがあつてお拔かしになつておるかどうでございましようか。
【次の発言】 私の質問は、販賣するということでなくて、不良少年や、それから不良青年なんかの問題のときによくあることでございますが、嫌いでも好きでも、どうしても飲まなくちやならんということを教唆するという問題が随分社会問題としてあるので、そういうことを改めてここに謳つてないのは、何かわけがあつたのかということを伺うのでございます。

第1回国会 厚生委員会 第10号(1947/08/22、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 兒童福祉法案について、先に厚生大臣から御懇切な立案の趣旨も伺いましたし、それから條文も私は暗記するくらいたびたび読んで見まして、そうしてこの兒童福祉法案が兒童福祉法として、非常に廣範囲に亙ります子供の福祉についての随分至れり盡せりの行き届いた法律となりまして、これがいよいよ出ました曉に、そうしてこの最下部の方の機構にまで本当の運営がされましたら、私は今まで困つておりました母親なり沢山の氣の毒だつた子供達が、どんなに仕合せになるかということを思いますときに私共としてこの法案を立派なものにして纒め上げたいという私なりの希望を持つております。一昨日の晩私は夢に見まして、どうも言いたい……

第1回国会 厚生委員会 第11号(1947/08/23、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 第九條、第十條に盛られております兒童福祉委員会のその構成ということ、その方法はどういうふうにお考えになつておるのでございましようか。特に伺いたいのは司法省の少年保護機構や、又は文部省の学校教育機構という、それらのものとどういうふうに連繋調整をなさつていらつしやるつもりでございましようか。ちよつとお伺いしたいのです。

第1回国会 厚生委員会 第12号(1947/08/30、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 五分間の時間の程度の報告というお話でございました。で私が御報告申し上げますその視察いたしました施設二つについて時間の許す限り申し上げたいと思いますが、私は大阪府立の修徳学院、京都府立の淇陽学校、これは御承知のように、兩方とも昔の言葉をわかり易く使いますと、府立の感化院でございます。少年教護法によります十四歳未滿の少年で不良の行爲があるもの、又は不良の行爲ある虞れのあるもの、それらが学校や家庭で教育のできない、つまり手に余るといつたようなものを入院させますその施設でございまして、どちらも智能を啓発します、或いは情操教育をいたします。或いは意思の訓練をいたしますというような普通の学……

第1回国会 厚生委員会 第13号(1947/09/18、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日草葉委員やその他の委員の方が質問なさいましたことによつて、私の代弁をして下さいましたので、私の申したいことを仰しやつて頂いて有難いと思つておるのでございますが、それについて政府当局の御答弁については、重ねて質問申し上げたい点が沢山ございますけれども、その前に一つ伺つて置きたいと思いますのは、これは当を得ないかも知れませんけれども、この兒童福祉法案を、ずつとそれこそ熟読玩味して読んで見ますと、非常に何か知らん片手落ちと申したら当りませんかも知れませんが、本当に子供の仕合せを思つて作られた法律であろうかといつたような感じを持つのでございます。例えば今問題になりました母子寮のこと……

第1回国会 厚生委員会 第15号(1947/09/19、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 先に私共数人がGHQのあのガバーメント・セクシヨンに呼ばれましてお話がございました点で、主に親権の行使に関します点でございましたが、又昨日政府当局の方から、座談の形式でいろいろそのお話を承りましたので一應承知はいたしておりますけれども、このことは大事なことでございますから、今一度念のためにお伺い申上げたいと思つております。  本法案の二十六條、二十七條、三十條では多くの場合に本人の意思に反し、又或る場合には保護者の意思に反しまして個人の自由拘束をすることになるのでございまするので、新憲法の三十一條に牴触するように考えられる節もあるのでございます。併しながらこの事務の本質が純粹の……

第1回国会 厚生委員会 第25号(1947/11/13、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私も山下委員の今述べられましたように、本法案並びに衆議院の方から廻つて参りました修正を加えました全部に賛成をいたす者であります。それにつきまして一言附加えさして頂きたいと思うのでございますが、実際この兒童福祉法案は、地方なんかずつと歩いて見ますというと、世間的に非常にやかましく言われておりまする石炭の國管案なんかに比べまするというと、非常に地味ではございますけれども、廣く深く、そうして大きい問題として、非常に廣い範囲でこの問題に関心を持たれておつたということを感じるのでございます。その他やはり私共この厚生委員会におきまして、この福祉法を審議いたしました者の責任を思うのでございま……

第1回国会 司法委員会 第2号(1947/07/10、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 この簡易裁判所は、行く行くは、家事審判所ができるとしましたならば、なにか一諸になるというようなことでもございますのですか。

第1回国会 司法委員会 第8号(1947/08/05、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 第百八十三條を削除されているのでございますが、これは新憲法の精神に則り、それから女性の解放という点から当然削除されるべきだと思つておりますけれども、現社会情勢で、そうして又理想的な建前からいえば、削除でよろしうございますけれども、現段階において刑法の方の実際の線に沿つて行かなければならないという点から、実際の社会情勢に沿わなければならないという点から考えまして、削除されているという点について政府部内の経緯、そこまでになりました経路を一度お聞きしたいと思います。
【次の発言】 私は起草委員会の御様子を聞きたいのですが、姦通罪によつて生れる子供についての問題がでましたか。籍その他い……

第1回国会 司法委員会 第9号(1947/08/06、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 第五十八條の第一章が削除されておりますけれども、これは「皇室ニ對スル罪」全部削除のようでございますが、これは余り極端から極端なように考えられるのでございますけれども、少くとも國のシンボルにあられる方と私共と全く同じということについては、何か虫の納まらないものがございます。それはいろいろの事情で或いは暫定的に考えてあるものでございましようか、それともそうでないのでございましようか、そこをちよつと承りたいのであります。これを全部削除されたために、先へ飛びますけれども、第二百三十二條に第一項を附加えられたというわけになるのでございましようか、ちよつと伺います。

第1回国会 司法委員会 第10号(1947/08/07、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと速記を止めて……。

第1回国会 司法委員会 第11号(1947/08/11、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 守屋先生と久布白先生にお伺い申上げます。姦通罪削除の法律上の問題については、お二方とも反対の立場に立つていらつしやいますけれども、矯風運動家として長い間貴い経驗を持つて、可哀そうな婦人の友となり、それから家庭においての貞操責任の持てませんところの、男子及び女子の行動から起つて來ます家庭問題についての、沢山の相談もお受けになつておると存じております。それで、この刑法や民法の、この法律上の議論はちよつと措きまして、実際両先生がこれらの人に対する教育というもの、教育の効果というものをどのくらい考えていらつしやいますか、評價していらつしやいますか、或いは宗教の立場に立つての教育というも……

第1回国会 司法委員会 第15号(1947/08/19、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 安藤先生にお伺い申しますけれども、染色体が結合した後は絶対にどうすることもできないのでございましようが、染色体が結合するまでの條件というのには、ただ肉体的の問題だけでございましようか。何か精神的によつてその結合の仕方というものに区別があるのでございましようか。

第1回国会 司法委員会 第26号(1947/10/01、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 子供の籍のことでちよつと伺いたいのでございますけれども、今まで捨子でございますとか、それから特別の事情のございます子供の籍は、一家創設によつて籍を新らたに起すことができておりますが、それを利用してと申しますが、惡用してと申しますか、姦通によつて生まれました子供の父の籍にも入れたくないし、私生子として母の籍にも入れたくないときに、一家創設をさせて二人ともの名前を隠しておつたということが、今までは実際に行われておつたのであります。今度はそういうことはどういうふうになるのでございましようか。

第1回国会 司法委員会 第33号(1947/10/09、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は松村委員の修正案に贊成するものでございます。そうして是非男女兩罰にして、刑罰として存置したいという意見を持つております。  法律論も宗教論も道徳論ももう盡き果てておりますのでございますが、實は私は家事調停裁判所やそれから警視廳の人事調停で取扱つておりますこの種類の問題について、數字の上で明らかにすることが一つの材料と思つて詳しく調べましたのでございますけれども、この數字は發表することを許されませんので非常に殘念でございますが、ぼんやり申しますと、家事調停裁判所においても警視廳の人事調停におきましても、この夫婦間のいざこざが因になつてすべての家庭問題、人事問題が起つておるかと……

第2回国会 厚生委員会 閉会後第1号(1948/10/06、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺いいたしますが、ここには書いてございませんが、子供のおしめでございますとか、それから履物なんかお送りでございましようか。
【次の発言】 交渉はなさいまして、実際はお送り下さいましたか。
【次の発言】 そうですか。そうするとまだ届かないですか、おしめは……
【次の発言】 子供はどうもミルクやお砂糖が大事だと同じように、おしめは非常にお困りになるだろうと思います。が、一つこの上ともお考えを願いたいと思います。  それから今一つ、手布は多分薄團になるのでございましよう。夜具に使われるのでございましようね。この毛布というのは……。するとこの結果から申しますと、寒くないように……

第2回国会 厚生委員会 第2号(1948/02/24、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺いしたいのですが、檢疫所で若し傳染病が發見せられましたときは一時收容所に收容させる、そういう設備はもうできているのでございましようか。
【次の発言】 ここに出ております豫算のところを見ますと、それに當てられております費用はどこに出ておりますか。
【次の発言】 その費目はどこに載つておりますか。これは食事なんかで随分費用は掛かつておると思いますけれども……。
【次の発言】 それではこの中には入つていないのですね。

第2回国会 厚生委員会 第4号(1948/05/19、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日は厚生省の医藥に関係していらつしやる方が見えておられるようでありますから、ひと口お願いして置きたいことがございます。それはこの間四月の中頃から二週間程私は九州全体の刑務所を視察して参りましたのでございますが、どこの刑務所へ参りましても異口同音に訴えられますことは、病人に対しての藥の不足しておりますことでございます。殊に今非常に盛んで困つておりまする性病、それから結核、この二つに対します藥が殊に不足しておりますので何とかならないかということでございますがどこの刑務所も過剩拘禁でございまして、そこで性病なんかとつても言葉にも盡されないような惨憺たる樣子なのでございますから、おむ……

第2回国会 厚生委員会 第6号(1948/05/27、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 火葬場の建物等については、最低の基準というようなものは決つておりませんのでございますか。

第2回国会 厚生委員会 第10号(1948/06/10、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと政府委員にお伺いいたしますけれども、この少年法の實際の取扱をいたしますのは、家庭裁判所の中でございますね。
【次の発言】 まだ私共家庭裁判所法を手にいたしませんので、はつきりいたさないのでございますけれども、これを家庭裁判所で取扱いまして保護少年、つまり保護少年の保護事件をし、それから保護處分の決定をそこでいたしますと、この家庭裁判所の審判に付せられます第一項は刑罰法に觸れる行爲をした少年、これはまあ勿論でございますが、このあとの第二、三、四、五というところをよく吟味して見ますと審判に付すべき少年の二のところは保護者の正當な監督に服しない性癖のある少年、それからその次は……

第2回国会 厚生委員会 第11号(1948/06/12、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 あのう、ちよつとお伺い申上げますが、第三章の健康診斷というところの第八條でございます。「婚姻をしようとする者は、豫め相互に、性病にかかつているかどうかに關する醫師の診斷書を交換するようにつとめなければならない。」というのでございますが、これは必ず健康診斷書を交換するようにするということを決めるということに、何か不都合がございましようか。  それから今一つは、その次の條文に、「妊娠した者は、性病にかかつているかどうかについて、醫師の健康診斷を受けるようにつとめなければならない。」やはり「つとめなければならない。」ということになりますと、えてこれが空文に終りやしないかというような懸……

第2回国会 厚生委員会 第18号(1948/06/28、1期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) 説明員をして説明させますことに御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 それではどうぞ……。
【次の発言】 ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて。この際お諮りいたしますが、藥事法案と民生委員法案は後に廻しまして、小林勝馬委員から出ておりますこのあん摩、はり、きゆう、柔道整復等営業法に関する特別法案の提案理由の御説明をお願いいたしますことに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。小林委員。
【次の発言】 次に社会保險診療報酬支拂基金法案につきまして、これは参議院先議でございますが、この説明を伺いますことに御異議ございませんか。

第2回国会 厚生委員会 第19号(1948/06/29、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとそれに関連して申上げたいのですが……
【次の発言】 今、厚生委員の中から派遣するというお話がございましたが、私は今本会議に参りまして五人の議員を派遣するという、それは議長一任ということになつたのでございますが、五人の中にせめて一人女の人を派潰して頂きたい。それは乳幼児、妊産婦の状態、保護、いろいろな点でそうお願いしたいと思つて参りました次第でございます。

第2回国会 司法委員会 第3号(1948/01/28、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日は不断行刑の実務に当つておられて御苦労樣の方々から、私の大変参考になることをいろいろ御説明頂きまして有難く存じております。簡單に一つ二つ伺いたいと思うのでございます。その一つは職員の問題が随分問題化されております中で私の伺いたい点は刑務官の練習所を出ました方々、つまり行刑や保護についての精神を幾らかでも体得している方方が、一体交流の多い中でどのくらいずつ止まつていられましようか、どなたでも……。いま一つは川上さんに伺いたいのですが、新憲法を実施されましてから、家庭でも学校でも普通の社会でも、自由や民主主義を履き違えまして、その教育に非常に骨を折つているようでございますけれど……

第2回国会 司法委員会 第20号(1948/05/04、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 世の中がこんなになりません時でも、私聞いておりますところでは、判檢事の子供達が司法官を志望しない。そうして司法官を志望する親を調べて見ますと、大抵所長だとか檢事正だとかという長官の息子であつたということが、随分事実に現れておるらしいことから見ましても、世の中がこうならない前でも、どんなに司法官の生活が苦しかつたということがわかると思います。私が結婚する時も司法官は一生塩を嘗めて生活をしなければならないがいいかということを念を押されております。司法官は塩を嘗めた生活を今まで長い間して來たという苦しい生活から、今度上げられますということは、本当に有難いことだと思うのであります。そこ……

第2回国会 司法委員会 第35号(1948/06/03、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺いいたしますが、新らしい憲法の下に改正されました今度の刑事訴訟法で、妊娠いたしました婦人や、それから出産前後の婦人、それから生れた子供の取扱などにつきまして、何ら新らしいものがどこかに織込まれておりましようかということをお伺いいたしたい。やはり新らしい憲法の下に制定されました兒童福祉法では、すべての子供は身心共に健かに生ませられなければならないし、生れた子供は健全に育てられなければならない。そうしてすべての子供は等しくその生活を保障され、愛護されなければならないということが兒童福祉法の第一章の冒頭に謳われておりますのでございます。こういう意味から言つて、この兒童福祉……

第2回国会 司法委員会 第37号(1948/06/08、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと法務総裁に伺いますが、私は厚生委員会の方もございまして、この大事な審議に出たり引込んだりいたしまして、重複することもございますかも知れませんが、只今おつしやつていらつしやいます。將來は制度上この採用の方法を変えてということ。勿論そうでございますけれども、そのことは俸給の点について判事と檢事とに差を付けるごとくに、人人においても幾分か檢事は下つていいという考えがあるのでございませんでしようか。その点如何でしようか。どういうことになるわけなんでございましようか。
【次の発言】 よく分りました。いま一つお伺いしたいと思いますことは、まあ理論上は何もかもよく分つておりまして、今……

第2回国会 司法委員会 第52号(1948/07/04、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今丁度、厚生省の兒童局長が見えておるようでございますが、私の質問に対して御答弁が願えますか。

第3回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第7号(1948/11/17、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 勿論喜んで参りますが、参りますにつきましては、先ず各党全部の婦人議員が集まるような機会を一つ打合わせて頂きたいと思います。
【次の発言】 十二月の五日とおつしやいましたか。
【次の発言】 日曜日ではございませんか。

第3回国会 法務委員会 第4号(1948/11/12、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺いいたしますが副檢事の任命資格の特例によります採用を一ケ年間延長いたしまして、その後の見通しというものはどういうふうに付いておりましようかということでございます。それで現在の数を見ますというと、正規の採用者が百十八名でございますか、それから特例による採用者が二百二十七人で、これは丁度倍になつておりますでございますが、これは倍になつておりましても、檢事正その他が優秀な人材を愼重に選択なさつて、この一ケ年間の成績、実績は大変上等であつたという先程のお話を伺つたのでございますけれども、尚欠員が百七十五人ございますということになりますというと、実際の問題としましたら、人材が……

第3回国会 法務委員会 第9号(1948/11/26、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 あなたは藤井惠照さんに両全会でお世話になつていらつしやつたのですか。
【次の発言】 両全会と関係ないのね。
【次の発言】 それじやよろしうございます。少し私伺いたいのですが、あなたは、あなたの初枝さんだの、圭子さんぐらいの小さいときに、あなたのおかあさんがあなたを可愛がりましたか。
【次の発言】 知らない……。
【次の発言】 それであなたは少し時々変になるようなことはないのね。お母さんのようなことはありませんか、考えてみたら……。
【次の発言】 あなた、子供さんをひどく叱つたときははたきますか。
【次の発言】 はたくそのときには憎くてはたくの。

第4回国会 法務委員会 第3号(1948/12/09、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 家庭裁判所の運営のことについて、一二お伺いいたしたいと思います。少年犯罪者の予防更生法は、一月一日からいよいよ実施されるようになることになつておりますのでございますね。
【次の発言】 どのくらいな予算が立つでございましようか。
【次の発言】 この予防更生活が家庭裁判所の実施と同時に並行して行かなければ、非常に運営に差支えると思うのでございまして、この点を懸念いたしておるのでございますけれども、それにはやはり厖大な予算が伴うだろうと思いますので、今日の状態として如何でございますかと、心配しておるところなんでございますけれども……。

第4回国会 法務委員会 第5号(1948/12/11、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 齋藤局長が見えていらつしやいますから、ちよつとお伺いしたいのでございますけれども、家庭裁判所が來年一月一日から本当に実施される御予定でございましようか。
【次の発言】 この地方少年保護委員会はまだできないことになつて、この應急的の法律案ができるわけでございますけれども、大体の見込みは、いつ頃できるという御予定でございましようか。

第4回国会 法務委員会 第7号(1948/12/13、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 少年審判所は改正されました少年法が施行されますについて、地方少年保護委員会の行います職権を行う機関として、暫定的にその代行機関として、権限を與えられることになつておるのでございますが、そのときに職員の組織はどういうふうになるのでございましようか。只今の少年審判所との関係はどうなりますでしようか。
【次の発言】 そうしますとパール法ができますと、地方少年保護委員会ができて参りましたときには、その少年審判所はそのまま消えるのでございますね。
【次の発言】 それではそうしまと、その職員でございますけれども、その暫定的な少年審判所というものの職員と、それからこの家庭裁判所の方の少年の裁……

第4回国会 法務委員会 第9号(1948/12/16、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 問題になつております浦和充子の供述によりましても、生活苦であるということは申しておりませんのでございますが、実際に普通の常識で考えられます母親の立場でございました、例えば親子心中いたしました親子の胃の中をあけて見たら、子供の胃袋の中には固型物があつたけれども、母親の胃袋は何日前食べたか分らないというようなことがよく証明されております。これが母親の情だろうと思つております。その意味から申しますと、この充子という婦人は或いは非常に勝氣でございます一方に見栄坊じやないか。貧乏ということを周囲の人にも言うことは嫌いだし、それから又そういう樣子を見せず相当の生活をしておつた、そう親子心中……

第5回国会 法務委員会 閉会後第1号(1949/06/13、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 当院で取扱いますことは全國的のことなんで、それで今後続々とこういう問題ができて参りましたときに、それを取上げる問題と、取上げない問題とを先ず、規則で決めるわけにも行きませんけれども、大体委員会でその標準と申しますか、切りをつけますところを何か決めるというようなことはできないものでございましようか。
【次の発言】 まあ、そんなことはないと思いますけれども、万一にもそれを或る意味での選挙に利用するというような、そうしてその点がこちらではなかなかそれを調査し難いというようなこともあるだろうということを私ちよつと懸念したのでございますけれども、それで何かどこから突込まれても決して個人的……

第5回国会 法務委員会 閉会後第3号(1949/06/16、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 家庭裁判所でお取扱いになりましたこの既済の二万二十件でございますか、この中でこれは少年事件だけでございますね。
【次の発言】 この中で、不開始のものは何件くらいでございますか。
【次の発言】 そうすると取扱つた事件の、受理された事件の殆んど三分の一ぐらいが不開始になつておるわけなのでございますか。
【次の発言】 この不開始は表面から申しますと、不開始されるくらいな事件でございましたら大変有難いと思いますけれども、もつと裏面を考えますと、いろいろなことがございますのじやないのでございますか、如何でしよう。
【次の発言】 そういたしますとお伺いしたいのでございますが、通告や或いは保……

第5回国会 法務委員会 第7号(1949/04/26、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 かねて法務総裁にお伺いいたしたいと思つておりました問題は、刑務所に收容されております母親が連れております乳兒の問題でございます。授乳期の子供は非常に感受性が強いと言われておるのでございますが、あの空氣の中におきまして、そうして労働の点からも、栄養の点からも、その外精神的に起つて参りますいろいろな問題のために、あそこにそのまま置きますということがどんなことかと思いまして、質問したいのでございますが、丁度幸い今日配付されました極く最近、二十四年二月末日現在においての刑務所におります乳兒の数は百四十七名になつております。これはまあ全体の子供から申しますというと、数の上では大した問題で……

第5回国会 法務委員会 第10号(1949/05/09、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 一点だけお伺いいたしますが、第三條のところに、「第一次試驗は、第二次試驗を受けるのに相当な教養と一般的学力を有するかどうかを判定することをもつてその目的とし」と書いてございます。そうして第四條の第一号のところに「学校教育法に定める大学において学士の称号を得るのに必要な一般教養科目の学習を終つた者」ということがございますし、それから同條の四号のところに「前三号に該当する者と同様以上の教養と一般的学力を有すると認められた者」というようになつておりますのでございます。それから「学校教育法に定める大学卒業程度において一般教養科目について筆記の方法により行う」ということが第三條に書いてあ……

第5回国会 法務委員会 第11号(1949/05/10、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 少年事件でございますが、十六歳以上の少年が刑事裁判所で執行猶予を受けましたり、それから刑務所に参りまして仮出嶽をいたしました場合には、地方少年保護委員の保護観察に付せられるのでございましようが、それが又二十三歳になりましたときには、これはどうしても少年法によつて保護することができないので、今度は結局は地方成人保護委員会の方に変るわけなんだろうと思いますが、そういう場合の保護観察の取消しはどういうことになるのですか。

第5回国会 法務委員会 第13号(1949/05/12、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 第二十條の第三項でございますが、「弁護士はいかなる名義をもつてしても、二箇以上の法律事務所を設けることができない。」この「いかなる名義」ということは想像できる範囲ではどういうことですか、私のような素人が読みますと、如何にもいろいろあの手、この手を以て、それぞれインチキな名前を使つた法律事務所があるかのように読めることは甚だ遺憾だと思いますので、こういう字をここに入れなければならないというのはどうかということを考えたから、ちよつと伺います。

第5回国会 法務委員会 第14号(1949/05/16、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺いいたしますが、この少年院法の「第二條第二項を次のように改める。」というところに、これは少年院に送られます少年の年の制限でございますが、十四歳以下の者は少年院に送ることができないということになりますと、そうすると、この少年法で十四歳以下の刑罰法令に触れる行爲をした者は家庭裁判所に送られることになつておりますが、その子供達は家庭裁判所の決定では、この少年院に送ることができないことになるのでございますか。
【次の発言】 そういたしますと、非常に質の悪い子供は如何でございましよう。非常に犯罪性の強い者とか、逃走性のある者はどういうことになりますか。

第5回国会 法務委員会 第16号(1949/05/18、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 兒童局長が見えておりますようでありますから、厚生省の兒童局長に質問してよろしうございますか。
【次の発言】 わざわざ兒童局長においでを願つて有難うございました。二、三お伺いしたいと思つております。それは兒童福祉法が制定されましたときに、十八歳以下の少年が全部含まれることになりますと、それは非常に結構だとあのときも申したのでありますが、ただそのときに私共懸念いたしましたのは、十四歳から十八歳までの四ケ年の子供で虞犯少年、不良少年といつたような者をお扱いになることは、特別の施設がなければどうであろうかということを申しましたが、何か特別の施設をいたしまして、例えば收容所にいたしまして……

第6回国会 法務委員会 第4号(1949/11/28、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと午前中に聞き漏らしました点で二点程お伺い申上げます。  收容されました少年の年齢超加のことが收容後に発見されましたときに、処分変更はどういうことになるのでございましようか。
【次の発言】 それからもう一点でございますが、現行少年法によりますと、強制処分的な刑事訴訟法の規定を少年保護の部面に用いられている点がございます。例えば第十五條のような又少年の身柄の留置に関しましても規定しておりますが、その規定を少年の保護処分をいたしますのに如何かと思つておりますのでございますが、結局少年法の保護処分に関しまする諸規定の中から刑事訴訟法の、訴訟法的な手続の要素一切を取り去つてはどう……

第6回国会 法務委員会 第7号(1949/12/03、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 二、三点お伺いしますけれども、国見峠の方に入る道は分りましたが、大年寺山の方に行く道路はどうなんでしようか。
【次の発言】 それはもう……。
【次の発言】 はあ、そうでありますか。
【次の発言】 重ねて伺いますが。大年寺山の方に谷があるとおつしやつたようですね、その谷とそれから山の説明をもう一遍して下さいませんか。どれ位の山でしようか。この間から私懸念しておりました。少年が逃走いたしましたような場合にその山に逃げ込みましたときに、その山に登り、谷を渡るというようなことがあの保護、矯正の上に支障を来たすようなものではございませんか。

第7回国会 法務委員会 第2号(1950/02/02、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと伺いますが、この正規の資格によつて任命された者と、それから特例法によつて任命されました副検事の数を比べてみますと、非常に特例法によつた者の方が多いようでございますが、実際の検事の仕事を運営して行きます上にこれでお差支のないような、不都合のようなことはございませんでございましようか。
【次の発言】 検事の研修のお話が出ておりましたが、中央で特別講習なんかをお聞きになりますようなときの、そのお手当はどういうようなことになつておりますか。
【次の発言】 私共全部聞き及ぶわけにも行きませんけれども、ぼつぼつ聞くところによりますと、中央に研修のために出て参ることは余り地方で好んで……

第7回国会 法務委員会 第3号(1950/02/28、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今の副検事の修習期間、期間にいたしましたらどのくらいになりますでしようか。

第7回国会 法務委員会 第11号(1950/03/13、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 少年院法、少年法の一部改正をします法律案の質疑につきまして、丁度法務総裁もお出まし頂いておりますのでございますから、この際法務総裁に伺いたいと思つております。それは第一国会以来毎回毎に殆んどこの少年法と少年院法との一部改正が出て参ります。このことは勿論との社会事情、その他の変つて参りますことにつきまして、殊にこの少年を相年にしておりますことでございますから、法律の改正されるのは止むを得ないとは申しながら、私はやつぱりここに一つ考えなければならない根本的の国策としての問題がございますのじやないかというように考えておりますので、その点につきして法務総裁の御意見を伺いたいと思つており……

第7回国会 法務委員会 第12号(1950/03/14、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 佐藤長官が見えておりますから、昨日もちよつと触れた問題でございますけれども、長官の御意見を伺いたいと思います。それは決定機関と執行機関とを一元化なさるような、今直ぐというわけには勿論参りませんでしようけれども、仕事の上からそういうお考えはございませんでしようか。
【次の発言】 この少年鑑別所の鑑別の結果が、家庭裁判所の裁判の上に事実利用されておりますでございましようか。
【次の発言】 これは家庭裁判所の方に伺う方がいいのでございましようが、連関しておりますからちよつと伺うのでございますが、全国の家庭裁判所を歩いて見ますというと、昨日もちよつと触れましたけれども、判事さんが実に子……

第7回国会 法務委員会 第13号(1950/03/15、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私ただ一点お伺いします。佐藤氏が初め詐欺事件で一旦釈放されて、その次に贈賄の嫌疑で逮捕されなさつたのは僅かに三日の後だつたんですね、釈放されて……。
【次の発言】 それは三日の後だつたんですか。
【次の発言】 私の伺いたいのは贈賄の嫌疑は、いつ頃からおかけになつたんですか。詐欺事件をやつていらつしやるいつ頃なんですか。
【次の発言】 それはいつ頃ということは、はつきりお分りにならない……。

第7回国会 法務委員会 第16号(1950/03/18、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 一点だけちよつと、鈴木恭二の逮捕状執行のときには、いろいろ検事や係長の間でも問題があつたのですね。そうした話は検事は直ぐ要求したのですけれども、係長は……。
【次の発言】 その点はよく了解いたしておりますけれども、今度その調書を検事局にお送りになりますときに、その調書の内容について、又でき上つた調書について、まあ待てとか何とかいうような、そこに何と申しますか、何にも各方面から問題ございませんでしたか。
【次の発言】 そうですが。そのときには問題ございませんか。
【次の発言】 この国会においての委員会は、それこそ国会の運営においての心臓部でございますので、最も愼重に、最も公平に私……

第7回国会 法務委員会 第19号(1950/04/04、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 司法保護委員が又もとの保護司という名前に変りますのですが、これは保護司と申します方が仕事の性質上から大変相応しいとは思いますけれども、これに関連しまして、家庭裁判所の今まで少年審判に関しまして初めて使つて参りました保護司というものがなくなりまして、調査官及び調査官補になりましたので、この点は非常に紛らわしくもあるしおかしくもあるし、一方で司法保護委員が保護司に変つたということを喜びますと同時に、非常にたびたび名前が変りますということについて紛らわしいことじやないかというように考えておりますが、その点について御所見を伺いたいということと、それからいま一つは五万二千余の保護司でござ……

第7回国会 法務委員会 第23号(1950/04/11、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 小さいことでございますが、二、三お伺いいたします。逮捕状の請求や、それを執行なさいますときに、警視総監に相談して行くというような、事件のこの線はどこで引かれますのでございましようか。
【次の発言】 今度のこの佐藤昇の事件については、係官が報告に参ります前に、どなたか総監のところにこの話を持込んだのじやございませんでしようか。
【次の発言】 それからこの五井産業事件におきまして、検察庁の方の係検事には誰と誰にお会いになりましたでしようか。
【次の発言】 分りました。それから今一点、警視庁が大きい事件の捜査をなさいますときに、陣中見舞ということをしているのでございますが、それは警視……

第7回国会 法務委員会 第26号(1950/04/15、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 齋藤局長が見えておりますから、ちよつとお伺いいたしますが、現在この今度保護司となりましたのでございますが、その保護司の中で全国を通じまして、女の保護司と男の保護司との割合がお分りになつておりましようか。大体でよろしゆうございます。
【次の発言】 大体どのくらいの割合に女の人を入れようというような御案はございませんでございますか。
【次の発言】 地方を歩いて見ますと、まあ全体でもございませんけれども、女の保護司の方は熱心で、そうしてそのお話も大抵保護観察についてのいろいろの研究、それから苦心談が多うございますけれども、男の保護司の方が第一番におつしやることは、どうしても手当が少な……

第7回国会 法務委員会 第27号(1950/04/19、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は更生緊急保護法案について、二点ほどちよつと局長に伺いたいと思うのであります。  この法案の第十一條の更生保護事業審議会のことでございますが、第四項のとここで「この法律に定めるもののほか、審議会の組織、所掌事務、委員その他の職員については、政令でこれを定める。」と書いてございますけれども、この審議会の審議委員の構成いたします基準がどのように定められておりますかということと、それから委員の選定は誰がするのでございましようかということ、詰り中央委員会の委員長の諮問機関でございますから、委員長がするのでございましようか、或いは法務総裁か、又他に誰がいたしますのでございましようかとい……


2期(1950/06/04〜)

第9回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1950/11/28、2期、緑風会)

○委員外議員(宮城タマヨ君) 本年の十月八日から十三日まで米國のセントルイスで開かれました米國第八十回年次矯正保護の大会に政府代表として出るようにということが休会中に私に交渉がございまして、愼重に考えましたけれども、國会のほうでも、殊に少年の保護問題については特に関係を深くしておりますようなこともございますので、結局参ることにきめまして、九月の終りに日本を立ちましてセントルイスに参りましたのでございます。そのセントルイスの会を済ましまして、それからワシントンに行きます途中いろいろな施設を見ましたのでございますが、丁度ケンタツキーのルイスビルという所へ参りましたときに、はからずもルーズベルト夫人……

第9回国会 法務委員会 第2号(1950/12/02、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 裁判所職員の定員に関する法律の一部を改正する法律案のこの参考資料によりますと、刑事裁判所の拡張に伴う裁判所職員の定員の増加は、高裁と地裁とその通訳官とそれから地裁の技官と合せますと、ちよつと四十九人になつております。それから民事並びに刑事裁判権の行使に関する覚書の実施に伴う法務府職員の定員の増員を要するものは全体で六十七名ということになつておりますが、その両方を加えますと、ちよつと百二十八人近くになつておりますけれども、これはその言葉ができるということだけじやなくて、やはり法律も分り司法も行政のことも分つた人ということになりますと、一時に百二十人というものの用意ができております……

第9回国会 法務委員会 第3号(1950/12/04、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 長谷山委員の説明に対する質疑ではございませんけれども、それに連関しましたことでちよつと発言させて頂きたいと思います。少年法によります少年の年齢の引上げ問題でございますけれども、これは昨年の暮に、法務府の当局をお呼びしまして、あと一年間で年齢を引上げましても、その施設は十分であるかということを当委員会で念を押しましたところが、あと一年間で十分に施設を完備するという御答弁がございましたので、一ヶ年間そのままということをこの委員会でもまあ認めたような形になつたのでございますけれども、御存じのように新聞でも非常にこの問題についてはやかましく騒いでおりましたのでございますが、当委員会とい……

第9回国会 法務委員会 第6号(1950/12/08、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今の問題ではございませんが、法総務裁がお出まし下すつておりますので、ちよつと少年法による少年の年齢上の問題について一点だけ御意見が伺いたいと思つております。
【次の発言】 先だつてから二日に互りまして、少年法によります少年の年齢引上げのことを最高裁判所のかたなり、法務府のかたがたなりからいろいろお答え願つたのでございますけれども、ただ一つ法務総裁にお伺いしたいと思つておりますことは、十八才から二十才までの準少年の非常に悪質でございますこと、又この数からいいましても、大変な数でございます。予想されるところによりますと、一カ年間に十万件も取扱うだろうということでございますが、それに……

第10回国会 法務委員会 第1号(1951/02/21、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私がお伺いしたいと思いますことは、少年法の年齢制限解除に伴いますいろいろな問題についてでございます。今年の一月に各関係当局がお集まりになりまして、ブロツク会議をお開きになつた、その内容についての詳しいことが知りたいと思つてお願いいたしました。その書類を私まだ参りましただけで、十分拜見しておりませんけれども、一番私が問題にしたいと思つておりましたことは、そのときに御相談になつたと聞いておりました少年審判規則の第八條三項の「送致書には、少年の処遇に関して、意見をつけることができる。但し、事件を終局させる決定に関する意見をつけることはできない。」という、この但書が除けられましたために……

第10回国会 法務委員会 第3号(1951/03/07、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 当委員会におきましては、かねて検察及び裁判の運営等に関する調査の一項目として調査を継続しておりました青少年犯罪調査について、今回は特に本年一月一日から少年法の適用年齢が十八歳から二十歳に引上げられました結果生じました検事先議の問題などを中心として、右年齢引上げ後におぎます現地諸機関並びに施設の少年事件の処理及び收容状況等を調査いたしまして、これを年齢引上げ前の状況と比較検討して立法の資に供することを主眼目といたしました。それに加えますのに、本年二月十一日四国少年院に発生いたしました收容少年四十八名の集団逃走事件もございましたので、それらの原因、経過及び結果を詳細に調査いたしまし……

第10回国会 法務委員会 第4号(1951/03/09、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 もう時間がございませんから、私は端折りますのでございますが、ただ時間がないだけでなく、今度の私は調査団に初めから加わることができませんで、名古屋、大津は拔きにいたしまして、漸く京都から加わつたのでございますけれども、京都へ参りましたら、先ほどすでに報告がございましたように、京都に朝鮮人事件はありませんが、とんでもないというような顔をされましたくらいでございますから、これは円山事件は大層あつたのでございますけれども、私ども調査いたしますその主眼の問題からは外れておりますようでございまして、結局私が加わりましたのは神戸だけでございます。そうして今検事の論告と弁護士の弁護とがございま……

第10回国会 法務委員会 第5号(1951/03/13、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程になりました少年院法の一部を改正する法律案について提案の理由を御説明いたします。  この法律案は、三点について所要の改正を加えるものでございまして、その一は、現行法におきましては、少年院の在院者が二十歳に達すれば退院させる建前をとり、ただ、その矯正教育のため必要があれば、二十歳を越えても入院の日から数えて六カ月を限り、引続き少年院長の裁量で在院させることができることになつておるのでございますが、最近の実績に徴しますれば、保護少年の仮退院までの期間が平均九カ月余になつておりますので、この一月からの少年の年齢の引上によりまして、二十歳近くで収容される少年も増加することを考慮……

第10回国会 法務委員会 第7号(1951/03/16、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私がちよつと伺いたいと思う点は、今度の裁判所職員の増員のところで、この家事調査官、家事調査官補、少年調査官、少年調査官補、これを今度増員される人数を合計いたしますと随分大勢になりますのでございますが、これだけの職員、勿論非常に大事な職員で増員は必要と思いますけれども、適当だと思う人が得られますかどうかということをちよつと伺いたいのでございます。
【次の発言】 今のお話のこの家事調査官でございますが、これは婦人のかたが適当でそれを選びたいというようなことでございますが、事実としたら今までの調停委員のかたがお代りになるというようなふうになるのでございましようか。

第10回国会 法務委員会 第8号(1951/03/20、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は一点だけ質問したいと思います。それは、犯罪者予防更正法の一部を改正する法律案が出ましたときに、一番期待しておりましたことは、それはこの少年法の第五十五條、これはなかなか妙味のある條文でございますけれども、実際は十八歳以上の少年が執行猶予になります前に、第五十五條で言うと、判事の決定によつて家庭裁判所に送られるようになつておるのでありますけれど、このことをもう殆んど判事さんがこの條文のあることさえ御存じなくて、折角の條文が有名無実になつておるのでございますので、実際は検事から起訴されまして、公判廷で執行猶予になりました者が、そのまま野放しになつておりますということについて、私……

第10回国会 法務委員会 第9号(1951/03/27、2期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) 只今より委員会を開きます。本日は先ず不動産登記法の一部を改正する法律案を議題に供します。御質疑のおありの方は御発言を願ついます……別に御発言もございませんようでございますから、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 御異議ないと認めてこれより討論に入ります。御意見のおありの方は賛否を明らかにしてお述べを願います。……別に御発言もないようでございますから討論は終局したものと認めて採決に入ります。本案を原案通り可決することに賛成のお方の御挙手を願います。
【次の発言】 全会一致と認めます。よつて本案は原案通り可決すべきものと決定したしました ……

第10回国会 法務委員会 第10号(1951/03/29、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 警視総監にちよつと伺います。これは法律論じやありませんけれども、一体警察官に護身用としてあんな混棒を持たせたりピストルを持たせておりますことは、実際日本全体で一年に何かその必要があるような事件が起つておりますでございますか。警察官の護身用にあんなものを持たせなければ国民からやつけられるといつたような事件が事実ございますのでしようか。
【次の発言】 事実においてはその必要を感じたような事件はございませんでしようね、今のところは。
【次の発言】 先ほど私は初めから法律論でないということを申上げたのでありますが、そういう数字が又こういう事例が明らかになつておりますものがございましたら……

第10回国会 法務委員会 第23号(1951/05/31、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務局長にちよつとお聞きしたいのでございますけれども、今おつしやつた最高が四十七万五千円でございますか。
【次の発言】 それから最低は三千五百九十円でございますね。これはどういうところでこれだけの差があるのでございましようか。
【次の発言】 そうするとこれは場所的にいい場所ならたくさんとれるというふうに考えてよろしうございますか。
【次の発言】 その点はわかりました。それじや場所的とそれからその質とによるのでございますね。
【次の発言】 これは法務局の方で場所を指定なさるというわけではないのでございますか。余り素人らしいことを聞きますけれども。

第13回国会 法務委員会 第3号(1952/02/12、2期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) それでは只今より委員会を開きます。  先ず罹災都市借地借家臨時処理法第二十五條の二の災害及び同條の規定を適用する地区を定めろ法律案を議題に供します。昨日に引続いて質疑を行います。質疑のおありのかたはどうぞ御発言願います。

第13回国会 法務委員会 第4号(1952/02/13、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今もちよつと仰せになりましたが、第二国会で審議未了になつておりました売春等処罰法案が、今おつしやるようにその後ずつとそのままになつておつてそこに隘路があるようでございますが、その大きい点はどういうことでございましようか。
【次の発言】 続いて政府のこの問題に対します根本方針が私はどこにございますか、もう一ぺん重ねて伺いたいのでございますが、この勅令第九号は他人に売淫をさせたものを罰することになつておるのでございますが、売淫をした者それ自体を罰することにはなつておりませんでございます。そうすると、非常にこのままでございますと片手落ちの結果になりはしないかと思つておりますが、同時に……

第13回国会 法務委員会 第5号(1952/02/14、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 これはむしろ法務総裁に聞きたい問題なんでございますが、昨日私の出席いたしました中で、第二国会で審議未了になりましたこの売春等処罰法案が、今日までうやむやになつております一番の隘路は、やはり昨日もちよつと話が出ました、その厚生省関係、文部省関係、労働省関係、勿論法務府関係のかたたちの協力によらなければどうしても本当のものはできないというところに、今までのこのうやむやがあるんじやないかということを質しましたところが、政府の説明員からそれは青少年問題対策協議会のほうでやつているんだという御答弁がございましたが、私の調べました範囲ではそういうことは現われておりませんが、もう一遍説明願い……

第13回国会 法務委員会 第6号(1952/02/21、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は五つ六つの問題につきまして、簡単な問題でございますけれども、法務総裁にお伺いしたいと思います。  法務府の機構改革の点につきまして、最近新聞がときどき報じておりますことで、私にとつても非常に重大な問題があるのでございますが、それは犯罪者予防更生法によつて更生保護委員会ができておりますが、その更生保護委員会は今度潰すという報道でございますが、それは如何なものでございますか、お尋ね申上げます。
【次の発言】 きまつてはおりませんが、問題になつておりますわけなんでございますね。
【次の発言】 只今仰せのように、終戦直後、委員会なるものが随分できて参りましたけれども、そのたくさんの……

第13回国会 法務委員会 第13号(1952/03/14、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 重複しないように私は文部大臣にちよつとお伺いいたします。福井さんが起訴されましたようでございますが、これにつきまして、まあ起訴、不起訴は検事の権限にございますものですから、私ども何とも言う立場ではございませんけれども、起訴相当だというようにお考えでございましようか、どうでしようか。
【次の発言】 今度のは大きい問題がございまして、教育の立場から特に考慮を要する点が多々あると思つております。こういう場合に福井さんが起訴されたかされないかということについて、殊に私は父兄が非常に注意をすると思つているのでございますが、法律の問題は別といたしまして、今日の刑事政策の上から申しますという……

第13回国会 法務委員会 第17号(1952/03/31、2期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) それでは只今より委員会を開きます。  ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件の廃止に関する法律案を議題に供します。御質疑のおありのかたは御発言を願います。

第13回国会 法務委員会 第30号(1952/04/25、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日少し声が出ませんのでおわかりにくいと思いますが、今伊藤委員のお尋ねになりましたことで私のお尋ねしたいことも大体尽きたと思いますが一、二点についてちよつと。実は今度講和条約発効いたしますについて随分いろいろな各面で恩典が拡げられておりますことは大変喜んでおりますが、そのときに私はあの売春窟の中に落ちております而もやむにやまれない未亡人たち、母子たち、母がその子供を連れておりますあの生活苦に追われまして落ちておりますようなものが、何とかして救い出されないものかと思つて、実は今度のポ勅令によつて発せられる法律、あのポ勅の九号のようなものは今度廃して頂き、新しい構想によつて時宜に適……

第13回国会 法務委員会 第35号(1952/05/08、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案につきましても、これは各條文については随分いろいろございますからこの次にして、丁度局長が見えておりますから二、三点伺いたいと思つております。それは平和條約の発効に伴いまして一般の受刑者については随分大幅の恩赦が行われたのでございますけれども、少年院や特に特別少年院の少年につきましては、恩赦と何か同趣旨の手が打たれたでございましたでしようか、如何でしようか。
【次の発言】 そういう手をお打ちになりました結果、特別少年院の少年なんか特にそれで納つておりますか。併し聞きますところによると、この少年たちが今おつしやつていられます通りに、自分よりもつ……

第13回国会 法務委員会 第50号(1952/06/06、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日は法務総裁がお出まし下さいまして安心いたしました。実は毎日法務総裁お倒れにならないかしらと思つて御案じ申上げておるところなのでございますけれども、私どもも健康を破壊するかも知れない、この法案でうんと頑張つているのでございますが、私はこの参議院始つて以来五カ年間もう法務委員として徹頭徹尾やつております。そしてこの委員会で随分法律の審議もいたしましたけれども、今度のように多くのかたから反対の陳情をされた法律案は始めてでございます。それで文化団体や学術団体、労働団体、その他各層の団体からの陳情は、これにまあ然るところでございましようけれども、私が大変驚いておりますことは、婦人団体……

第13回国会 法務委員会 第52号(1952/06/10、2期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) それでは只今より委員会を開きます。昨日に引続きまして、破壞活動防止法案、公安調査庁設置法案、公安審査委員会設置法案、以上三案を便宜一括して議題に供します。御質疑のおありのかたは御発言願います。
【次の発言】 速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。

第13回国会 法務委員会 第55号(1952/06/13、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案につきまして局長に三点について伺いたいと思つております。  第一番に第三十條でございまするが、三十條の二項「その他中央委員会の規則で定める場合」ということがございますが、これは具体的にどういう場合がございますでしようか。
【次の発言】 ちよつとそれに関連いたしますが、この三十條三項でございます。その中に、今までは施設の長又はその他の職員の立会及び意見の聽取が必要という事項になつておりましたが、今度はそれが改められております。ということはこれは何か私にはわからないのですが、何かそのほうが便利なことでもあるのでございましようか。

第13回国会 法務委員会 第58号(1952/06/17、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 馬場検事正はお出で頂きましてお忙しいところ恐れ入ります。実は私が今日特に馬場検事正にお出でを頂きましたわけはいろいろ一問一答によりまして、この破防法の審議が進んで見ますとどうしても今日は検事正からざつくばらんに本当のことをおつしやつて頂きたいと思う一つ二つの問題がございますので御苦労願つたようなわけでございます。私は先だつても申したのでございますけれども大体今までこの検事や検察官を引つくるめまして世の中の人の概念は不浄役人というような考えを持つておりますが、私はいささかその検事の仕事の内容も理解しておるつもりでございますし、又いかに検事が命を捧げ非常に苦労してその職責を尽してお……

第13回国会 法務委員会 第59号(1952/06/18、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 丁度今日は法務総裁もお見えになつておりますので……。実は昨日でございましたか、私がちよつと発言いたしましたのは、丁度大東亜戦争の勅語を拝しました日の朝、つまり昭和十六年の十二月八日の朝、日本全国、数はわかりませんけれども、非常に大量の一齊検挙がございました。今東京で六、七十人とおつしやつたのでございますか。
【次の発言】 実はその前の日に今まで長く警察に入れられておりました者が、急に都合があるから出て行けと言つて出された。どういうことだろうと思つたら、翌日そういう者が皆入れられたというわけでございます。その入れられました、警察に引張られたという者は、いわゆる転両者と言われており……

第13回国会 法務委員会 第60号(1952/06/19、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は緑風会には属しておりますけれども、今日は個人といたしまして、殊に私は母の立場を守ります意味において立ちましたわけでございます。実は緑風会では勿論是々非非の立場で参ることは申すまでもないことでございますけれども、今度多くの緑風会のかたがたと共に歩まないで、私は私なりの良心に従つて歩んで参りましようということについて、もう緑風会では何ら圧迫もなく、自由な態度を喜んでとらして頂いておるということは、私は今回はよく緑風会に属しておつたんだなあというように感謝しておるのでございます。全く私は個人の立場で申上げるのでございますが、そこで私は政府提出の原案には反対、緑風会の中山、岡部両委……

第15回国会 図書館運営委員会 第1号(1952/11/25、2期、緑風会)【議会役職】

○委員長(宮城タマヨ君) それでは只今から図書館運営委員会を開会いたします。  本日はお手許に差上げてございます昭和二十七年度国立国会図書館予算補正要求書について御審議を願い、それが終りましたら二十八年度予算に関連いたしまして、共に金森館長から御説明を伺いたいと存じております。それでは先ず二十七年度補正予算につきまして、金森館長から御説明をお願いいたしたいと存じます。
【次の発言】 只今の御説明につきまして何か御質疑がございましたら、どうぞ御質疑を願います。
【次の発言】 ほかに如何でございますか。  ちよつと私が伺いたいのでございますが、今問題になりました勤勉手当のすぐ下にございます超過勤務……

第15回国会 図書館運営委員会 第2号(1952/12/05、2期、緑風会)【議会役職】

○委員長(宮城タマヨ君) それでは只今から図書館運営委員会を開きます。  本日は国立国会図書館組織規程の一部を改正する規程の事後承認の件と、国立国会図書館組織規程の一部を改正する規程案の御審議を願いたいと存じます。  先ず金森館長の御説明を願います。
【次の発言】 只今の御説明につきまして、何か御質疑がございましたら御発言願いたいと存じます。
【次の発言】 羽仁さん何か質問ありませんでしようか。  それでは別に御発言もないようでございますから、質疑は了えたものと認めて御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは国立国会図書館組織規程の一部を改正する規程は事後……

第15回国会 図書館運営委員会 第3号(1952/12/24、2期、緑風会)【議会役職】

○委員長(宮城タマヨ君) それでは只今より図書館運営委員会を開会いたします。  先ず理事の補欠選挙についてお諮りいたします。先般理事の青山正一さんが委員を辞任されましたので理事が一名欠員になつております。それでこの補欠選挙を行いたいと存じます。互選の方法は成規の手続を省略いたしまして先例により委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは私から理事に平沼彌太郎さんを指名いたします。
【次の発言】 次に本日御審議願います予定案件の審議に入りたいと思います。  国立国会図書館職員苦情処理規程の一部を改正する規程案を先ず議題に供します。……

第15回国会 図書館運営委員会 第4号(1953/01/30、2期、緑風会)【議会役職】

○委員長(宮城タマヨ君) 只今より図書館運営委員会を開きます。  本日は国立国会図書館法第二十条の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部を改正する法律案を議題に供します。本案につきましては、去る第十三国会におきまして、ほぼ同一内容の法律案が衆議院から送付されまして、説明も聴取いたしまして、一応御審議を願つたような経過でございますが、この際簡単に御説明を伺いまして、御質疑があれば御発言を願うということに取計らいたいと存じます。それでは先ず提案の趣旨につきまして、衆議院の阿左美委員長から御説明を願いたいと思います。

第15回国会 図書館運営委員会 第5号(1953/02/03、2期、緑風会)【議会役職】

○委員長(宮城タマヨ君) 只今から図書館運営委員会を開きます。  本日の議題といたしましてはお手許に資料として配付いたしてございますが、第一に国立国会図書館法第二十六条に規定する金銭の取扱規程案、第二に国立国会図書館法第二十六条の規定に基き、金銭の寄贈を受けるについて承認を求めるの件、第三に昭和二十八年度国立国会図書館予定経費要求に関する件の以上三件を予定いたしております。  それでは先ず国立国会図書館法第二十六条に規定する金銭の取扱規程案及び国立国会図書館法第二十六条の規定に基き、金銭の寄贈を受けるについて承認を求めるの件の二件を一括して議題といたします。  先ず金森図書館長から御説明をお願……

第15回国会 法務委員会 第7号(1952/12/22、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 丁度齋藤局長が見えておりますので、資料を一つお願いしたいと思います。それは大人に関しても少年に関しましても、施設に収容されております間の一人についての一年間の経費と、それからこの保護観察中に一人について一年間に要する費用を、大体でよろしうございますから、一つ比較して出して頂きたいと思います。それから全国的に保護観察所の助成団体というものができておる所もあるし、できてない所もあるようでございますが、その実情を一つ調査して出して頂きたいと思います。

第15回国会 法務委員会 第8号(1952/12/23、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 それでは大臣が見えますまで保護局長にお尋ねいたしたいのでございますが、昨日ちよつと申しておきましたのですが、保護者が施設に入れられておりますときの一人当り一年間の経費と、それから保護観察に付せられております一年間の経費とはどういう関係になつておりますか、ちよつと伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、少年のほうの八万幾らというものは、これはこの施設の創設なんかというようなことの費用は別にして、一人の本当の正味の食費、衣類、その他又人件費も入つているわけなんですね。そういたしますとこれは保護観察に付するということが非常に経費が節減されておるというようなわけなんでござ……

第15回国会 法務委員会 第16号(1953/03/12、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は少年法の一部を改正する法律案について二、三点伺いたいと思つております。  この問題になつております少年法の第十七条の二の規定による仮収容所は、家庭裁判所の甲号支部所在地に少年鑑別所がないために止むを得ぬ処置として認められるのでございますけれども、一体このことは二十八年の三月三十一日を以て仮の少年鑑別所はもうなくなるわけだつたのですが……そうですね、それでその当時私が承知いたしておりますのは甲号支部の所在地に大体において鑑別所ができるというように承知しておりましたのでございますけれども、それはそういう予定ではなかつたのでございましようか。それで政府の提出の材料によりますと、二……

第15回国会 法務委員会 第17号(1953/03/14、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 矯正局のほうに、この前の続きを質問さして頂きます。この前この少年鑑別所の分所が十七カ所のうちの二カ所だけが来年度の予算に組まれているとおつしやつて、あと十五カ所というものがそのままになつているように伺つたのでございますが、その十五カ所の場所は大体おわかりでございますか。今そこにございますならば、ちよつと伺わせて頂きたいと思います。
【次の発言】 これは全く予算措置の問題でこういうことになつていると思つておりますが、法務省としましては、あと只今お答えを下さいました十五カ所、私どもから申しますというと、実はほうぼう支部の所在地へ全部に何らかの形で置いて頂きたいと思いますけれども、併……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 法務委員会 第1号(1953/05/22、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 理事の数は三名として、その互選の方法は成規の手続を省略いたしまして委員長において指名せられますことの動議を提出いたします。

第16回国会 法務委員会 第2号(1953/05/28、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 それに私も連関して質問いたしたいのでございますが、この少年院法の第二十一条の規定は、先ほど政府委員からも説明ございましたように、もう何年間か、その間に何回か特例的な措置がされておりますのでございますが、それでこの二カ月間延長いたしまして、実際にそれだけの措置がとれるかどうかということは私も非常に心配しているのでございます。若し又延ばさなければならないというような問題が起るようでございましたら、ここを何とか二カ月を延長しても差支えないのじやないかというように考えておりますので、重ねて質問いたします。
【次の発言】 この代用鑑別所が、それではその期限が参りましたときには、確かに子供……

第16回国会 法務委員会 第3号(1953/06/24、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 検察及び裁判の運営等に関します調査のために、当委員会委員亀田、赤松、宮城三委員らは静岡及び山梨の両県に派遣せられることになりました。よつて調査対象を具体的に売春関係、裁判及び少年審判事件の処理状況、公安関係の調査並びに刑務所及び少年鑑別所の視察の四項目に限定し、去る六月三日より三日間右両県に出張いたし、それぞれの項目について調査を遂げたのでございます。調査に当りましては、右四項目のうち、特に売春関係の調査に重点を置きまりした。それは静岡、山梨両県下にまたがります冨士山麓が現在駐留米軍の演習地となつておりますために、そのキヤンプをめぐつて米兵相手の売春が行われており、最近特に世間……

第16回国会 法務委員会 第6号(1953/07/01、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務大臣に二、三質問をいたしたいと思います。  今も政府委員の説明にありましたように、第二国会に売春等処罰法案が提案されたのでございますが、これは衆議院では審議未了になりましたのでございます。そのときにその主な理由として私どもが伺つておりますことは、今もちよつと説明の中に加えられましたように、生活安定、生活の更生ということが非常に問題になつたようでございます。勿論これはこの根本問題といたしまして、民生の安定、それから教育の問題、道義の高揚といつたような、そういう問題をおきまして、どうしても解決のつきませんことは勿論でございますけれども、それにつきまして第二国会以来政府は労働省、……

第16回国会 法務委員会 第13号(1953/07/15、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 少年法及び少年院法の一部を改正する法律案について、少し伺いたいと思います。この法案は、随分長い間もう問題になつておりますので、大抵言い尽したと思つておりますが、矯正局長にちつとお伺いいたしたいのでございますが、医療少年院におきまして、男女を分離する施設がある場合には、必ずしも別個の、男子と女子と区別する必要がないことになつておりますでございますが、実際においては、どういうこの男女を分離する設備ができておりますでございましようか。
【次の発言】 その点はわかりましたが、中でちらちら女の子が男一男の子が女を見るというようなことはございますでございましようね。全然隔離されているといつ……

第16回国会 法務委員会 第14号(1953/07/16、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 刑法等の一部を改正する法律案によりまして、私どもが長い間待ち願つておりました成人保護観察制度が確立しようとしておりますので、非常に喜んでおります。従来ならば実刑を科されておりました者が、裁判所は安心して刑の執行猶予をし、そして保護観察を附するということは、この被告人の非常に有利になることでございます。その点を有難く思つておるのでございますが、ここに少しの疑問を持つておりますから保護局長にお伺いしたいと思います。この改正法案によりますれば、裁判所は刑執行猶予を言い渡すときに判事の裁量によりまして保護観察に付することができることになつておりますが、その判事の裁量によりということが判……

第16回国会 法務委員会 第15号(1953/07/17、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) 有難うございます。  次に東京地方裁判所判事栗本一夫参考人にお願い申上げます。

第16回国会 法務委員会 第20号(1953/07/23、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 刑事訴訟法の一部を改正する法律案につきまして、私は少年の問題につきましてこれはこの改正案が審議されますときにお考え頂いたかどうか、二、三点について伺いたいと思つております。第八十九条の権利保釈を除外する事由について第四号の「被告人が多衆共同して罪を犯したものであるとき。」という規定でございますが、これを少年に適用しないような特例でも設けるということは必要はございませんでしようか。と申しますのは、昨年のメーデー事件のときのような、これは一例でございますけれども、少年でございますというと、附和雷同いたしましてやつてしまつたというような者につきましても権利保釈が許されないという場合は……

第16回国会 法務委員会 第23号(1953/07/27、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 刑事訴訟法の一部を改正する法律案が随分長い回数を重ねて審議されております間、今法務大臣にも伺いたいと思つておりましたのでございますが、ずつと審議されておりまして、逐条説明などを聞き、逐条的に審議されております間に私の感じましたことは、どうも少年に対しまする問題が考えられないでこの法案を作成されたのじやないかというような感じなのでございます。実はこの間団藤参考人に私が一、二の点について質問いたしたのでございますが、あの少年法に対しましても、権威者であられるかたでさへも、私の質問に対してその問題をうつかりしておつたが、併しこの問題は重大問題で引続き自分が研究しているけれども、もつと……

第16回国会 法務委員会 第26号(1953/07/30、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺いいたしますが、少年法によつて保護処分を受けました少年の保護観察、それから犯罪少年の執行猶予に対する保護観察、それから大人につきましては、仮出獄者に対する保護観察というものが長い間なされておりますが、その成績は如何でございましよう。
【次の発言】 そうするとこの少年のことは別にいたしましても、成人に対しまして今までに行われておる保護観察の成績が非常にいいというように承知してよろしうございますね。
【次の発言】 実は成人の保護観察制度というのは、犯罪対策につきましては宣告猶予に行く一つの段階で、非常に意義があるというふうに考えておるわけでございますが、そこで今まで執行……

第16回国会 法務委員会 第27号(1953/07/31、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務大臣に御苦労をお願いいたしまして少しお尋ねいたしたいと思つております。今度の刑法等の一部を改正する法律案に盛られておりますことによつて、つまり成年の成人保護観察制度の確立をされようといたしておりますことは、私どももう長い間待ち望んでおります制度が確立いたされようとしておりますことで、実にこれは犯罪対策に対しましての格段な進歩と申しましようか、すばらしいことでございますので、非常に私ども喜んでおるのでございます。勿論申すまでもなく今まで犯罪少年或いは保護少年に対しましても、保護処分により、子供に対しましては観察制度が確立いたしておりましたし、又大人に対しましては、仮出獄者に対……

第16回国会 法務委員会 第29号(1953/08/04、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は緑風会を代表いたしまして述べますのでございます。今回の刑法等の一部を改正する法律案につきまして衆議院のほうから、刑法等の一部を改正する法律案の一部を次のように改正するという第一条中の第二十五条の二第一項前段の改正規定を削り、附則中、第二項を削り、第三項を第二項とするというこの衆議院の修正部分を除きます政府提出の原案とこの衆議院の修正案全部につきまして緑風会は賛成いたしますものでございます。  その理由といたしましては、この一部を改正する法律案に盛られております一番重要な点と考えますものは成人保護観察制度でございまして、これはこの犯罪対策に対しまして実に格段の進歩をいたしてお……

第17回国会 法務委員会 第1号(1953/10/30、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 北海道への議員派遣報告を申上げます。  赤松、三橋、宮城の三委員は第十六国会の閉会中、検察及び裁判の運営等に関する調査のため、北海道に派遣せられることになりました。そこで私たち三人は及川調査員、小島法制局参事を帯同し、売春問題、特に最近条例を改正して売春行為自体を処罰するこことした札幌市及び売春を公認するような条例を作ろうとして世間の注目を浴びた千歳町における売春の実態並びにその取締の現況などを調査することにいたしまして、去る九月十三日より六日間、札幌市及び千歳町に出張したのであります。  調査は順調に進みまして、予定通り所期の目的を達して帰京することができたのでございますが、……

第17回国会 法務委員会 閉会後第1号(1953/11/19、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 委員長、一応説明を聞いてからですか。
【次の発言】 私は與謝野局長と防犯のほうのかたに二、三お伺いしたいのですが、與謝野局長には、性病予防法の第十一条の発動の検診なり、それから一斉検診の結果を見ますると、だんだん罹病率が下つておりますのでございますが、これはその原因はどこにございますか、御説明を願います。
【次の発言】 よくわかりました。次にはこの性病予防につきましてはやはり警察の協力が要ることは勿論でございますが、その協力は十分できておりましようか。或いはその点につきまして何か御意見がございましたら伺いたいと思います。

第17回国会 法務委員会 第2号(1953/10/31、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺い申しますけれども、簡易裁判所が二ケ所になつておりますが、従前はどうなつておりましたのでしようか。
【次の発言】 刑事と民事の事件数が大体わかつておりますか。又あとで材料が出ますならばよろしうございますが……。
【次の発言】 簡易裁判所だけでは少年事件、家事事件ができないように伺つておりますのですが、そうでございますね。
【次の発言】 設置されることになつておりますね。
【次の発言】 その点を案じまして、伺つたわけなのです。

第18回国会 法務委員会 第1号(1953/12/02、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 矯正局長が見えておりますからちよつと伺いたいのでございますが、私自身は新聞によつての知識でございますが、鑑別所を拘置所に置くとか、それから管区の廃止、それからこの矯正局に保護局を吸収しようとかいうようなことをちよつと見たようでございますが、これは何か根拠がございますのですか。
【次の発言】 それではよろしうございますが、今度の機構改革のこの問題の中にこういうものがとり入れられますとしますのなら、この三つとも非常に重大問題でございますので、私ども勉強してかからなければならないと思います。そこでちよつと質問いたしましたのですが、安心いたしました。

第18回国会 法務委員会 第2号(1953/12/03、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 判検事の報酬や俸給の増額についての問題に関連いたしまして、私ちよつと官舎のことについて伺いたいと思つております。焼けました判検事に対しての官舎はもう大抵でき上つておりましようか。
【次の発言】 判事のほうは大変整つているように伺つたのでありますが、検察陣のほうはこれは仕事の性質上どうしても義務的にでも官舎に入らなければ、検察の運営が十分にならないというその性質上、判事の官舎も必要でございますが、もつと早く整わなければならないように考えておりますのですが、それがまだ検事正及び次席検事の官舎も整つておりませんということは大変遺憾に思つておりますが、仕事の運営について差障りがあるとい……

第18回国会 法務委員会 第5号(1953/12/07、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 明日の法務委員会に、私売春対策につきまして、法務大臣と文部大臣にちよつと質問したいと思いますが、然るべくお願いいたします。

第18回国会 法務委員会 第6号(1953/12/08、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 連日で大変お疲れでいらつしやいます文部大臣にお出ましを願いまして、甚だ恐れ入つているのでございます。今日は売春対策の問題につきまして文教の第一責任者でいらつしやいます大臣に、二、三点質問いたしたいと存じております。実はこの売春問題につきましては、例の東大の矢内原先生が今年の春に卒業の訓示かなんかの中に、日本を一番破壊するものは原爆よりも売春婦であるということを卒業生に懇々とお諭しになつて、この問題を非常に重大視していらつしやることを教えられておるのでございますが、矢内原先生のお言葉を借りるまでもなく、これは純潔教育、道徳教育すべて文部関係の問題が基礎をなしておりますので、以前も……

第19回国会 法務委員会 第2号(1954/02/12、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺いいたしますが、初めの予算の説明書の五頁のところでございますが、二の項目で裁判官、司法修習生、裁判所書記官その他の職員の人格の向上、その他のために二億八千五百六十三万九千円というものが計上されておりますが、これは最高裁判所にだけ計上されておるというのは、こういうお仕事は最高だけでなさるのでございますか。
【次の発言】 それからこの歳出予算額の事項、別の第八のところでございますが、家庭裁判所の整備に必要な経費というところの説明によりますと、これは家庭裁判所の医務室費等ということでございますが、これは家庭事件についての新たな経費でございますか。

第19回国会 法務委員会 閉会後第2号(1954/09/14、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 家庭裁判所のことにつきまして、ちよつと伺いたいのであります。地方裁判所から家庭裁判所を独立さしたいということは、かねがねいろいろ問題にしておりますが、まだなおそのことは十分できていないと思つておりますが、現状はいかがなんでございましようか、独立いたしましたのは幾県くらいございましようか、ちよつと伺いたい。
【次の発言】 所長を別にし、庁舎を別にするということは、結局この事件の取扱を独立したものにするという意味で非常に私大事だと思つております。それで地方に行つてみますというと、まだまだ家庭裁判所のほうの事件いうのは全く地方裁判所のほうの附属事件みたように取り扱われておりますところ……

第19回国会 法務委員会 第3号(1954/02/18、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私も、法律問題じやございませんが、伺いたいことは、交通事件を度々重ねるような者がありますね。そういう人に対しましてのこの精神鑑定とか、或いは知能検査と申しますか、そういう何か仕組はございますんですか。
【次の発言】 私今申しましたのは、運転手に不適任なものがある……。
【次の発言】 それは交通違反についてただ刑手問題だけでなくて、もつと親切に考えれば度々こんなことをするのは、どつか欠陥があるのじやないかということをどうしても法務省関係で一つタッチして頂きたいというような気持もございますので、若し資料がございましたら後日にお願いいたします。

第19回国会 法務委員会 閉会後第3号(1954/09/15、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと希望がございます。各地ともいらつしやいましたところで、若しできましたら家庭裁判所、少年院、鑑別所といつたようなものをちよつと御覧頂きたいと思つておりますことを付加え願えないでしようか。

第19回国会 法務委員会 閉会後第4号(1954/09/16、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 緑風会の時間はもうなくなりましたね。よろしゆうございましようか、小さいことを……。
【次の発言】 小原大臣に一点だけお伺いしたいと存じます。今年の八月二十八日の検事長会同におきまして、法務大臣のごあいさつがございましたのでございますが、そのときのごあいさつの言葉を、新聞だけでなくて、これは法務省からいただいたので、確かだと思つておりますが、その中に、ちよつと途中からでございますが、「私が司法部を去つたのは昭和十一年三月でありまして、今頃再び現職に就任するなどとは夢にも思つていなかつたのでありますが、偶々例の指揮権発動に関連して色々の問題が発生した為、吉田総理大臣より此の際私に事……

第19回国会 法務委員会 閉会後第5号(1954/09/17、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと五分ほど……。犬養元法相にちよつとお伺いいたしますが、私はけさ少し遅刻して参りましたし、また法律案については、ずぶのしろうとでございますので、失礼の点があるかもしれませんが、先ほど私の聞きましたことが間違いでございませんでしたら、この検察庁法第十四条を発動することは、次官なり刑事局長は反対であつたというように仰せになつたと思いますが、その点をもう一度はつきりしていただきたいことと、それからどういう理由をもつて事務当局は反対をいたしましたかということについて伺いたいと思います。
【次の発言】 なれていらつしやる事務当局がそうでないほうがいいというのに、そうなさつたというこ……

第19回国会 法務委員会 閉会後第6号(1954/09/18、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は誠に法律にはうといのでございますが、二、三お尋ね申上げたいと思つております。あの大きい造船疑獄を中心にいたしましての今回の検察庁のお働らきに対しましては、国民ひとしく感謝を申上げ信頼をおき、そうして大きい期待を持つてこの結末を待つておりましたときに、実に、私どもから申しますと、あの検察庁法の十四条の実は乱用といいますか、悪用といいますか、この強権を発動されましたことによつてもろくも、この信念を持つてやられました事件が頻挫を来たしたということに対しましては、私はもう国民こぞつて失望したと申しましようか、その結果検察庁に対するまたいろいろな非難も出て参つておりますということにつ……

第19回国会 法務委員会 閉会後第7号(1954/10/16、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日の事件でございますけれども、二十日が多分、これは第一、第二もそう長くかからないと思いますが、午後ということにきめておおきになつたほうが、かえつて政府の出席を求めるのに都合よかろうと思いますが、いかがでございましようか。
【次の発言】 いえ、私の申しますのは、今日の反民主主義活動対策協議会についての、これは日にちをきめておおきになるのが、政府の出席を求めるのに都合がいいのではないかという意味です。それで、それならば二十日が、二つの案件は午前中で多分済むだろうと思うから、二十日として予定しておおきになるほうがかえつていいのではないかという考えを申し上げたのです。

第19回国会 法務委員会 第8号(1954/03/11、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 交通と件即決裁判手続法案につきまして、二、三質問したいと思つております。この手続法の中に、少年事件はどういうふうに取扱われておりますでしようか。
【次の発言】 家庭裁判所の事件を調べてみますと、大抵どこの裁判所でも事件の過半数は、不開始不処分が多いのでございます。又少年事件として不開始不処分ということは大変問題がございますので、その内容をよく調べてみますというと、道路交通違反が多いということでございます。そこでこの即決裁判手続法をいろいろお考えになりますときに、何かこの少年に対しまして特別簡易な何と申しますか、簡易に処置する、つまり即決裁判というようなことでございませんで、非常……

第19回国会 法務委員会 第9号(1954/03/16、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 その前に私は保護局長に少し資料の要求をしたいのでございますが。
【次の発言】 保護局長に対しまして私は資料をお願いしたいのでございますが、実はこの保護観察につきましては、随分いい成績が上つておりますが、それにはケース研究などというようなことも大変近頃盛んになつておりますけれども、そのケース研究の結果でございますね、まあ悪くなつたことでなくて、よくなつたケース研究のその過程と結果というものがはつきり現われているものがございましようか。統計という意味じやありません。個々の事実について、ケース研究の結果が明らかになつておりますものがあつたら頂きたいということ。  それかいま一つは、今……

第19回国会 法務委員会 閉会後第10号(1954/10/20、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 局長に対する質問は、また後の機会にいたしたいと思います。
【次の発言】 常々誠にむずかしい責任の重いお仕事に携わつていただいております院長方にまずお礼を申し上げます。今日は時間のございます限り率直なお伺いをし、またありのままの状態のお答えを願つておきます。  第一番に私の伺いたいことは、院長の権限について何かお考えのことがございますと思いますが、その院長の権限についてどうぞどなたからでも腹蔵なく、ふだんお考えになつておりますこと、つまり院長の権限がどういうところが不足だとか、あるいは法律的にも、また実務の上からもいろいろおありだろうと思つておりますから、その点について徳先生から……

第19回国会 法務委員会 第11号(1954/03/25、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 それでは只今の御報告を申上げます。羽仁、宮城両委員は昭和二十九年三月十七日の議決によりまして、出入国管理、特に韓国人の強制送還の基準及び収容所における処遇等に関する実情調査のために長崎県に派遣せられましたが、同月十八日堀専門員及び植木参事を帯同して西下し、長崎県大村市に参り、大村入国管理事務所及び大村入国者収容所において調査を遂げ、同月二十二日帰京いたしました。ここにその調査の結果の概要を報告いたします。  今回の派遣の目的は、出入国管理特に韓国人の強制送還の基準及び収容所におきまする処遇についての苦情に関し、緊急に長崎県下における現地の実情調査を行い、以て外国人登録法の一部を……

第19回国会 法務委員会 第12号(1954/03/29、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は前回の委員会に欠席いたしましたので、重複いたしますかも知れませんけれども、今の検察審査会のことについてちよつと伺いたいのでございますが、それは今問題になつておりますのは、事務当局の人員の整理の問題なんでございますが、私はかねがねこの検察審査会というものの運営について非常に根本的の不審を持つておりますので、むしろこれは裁判所関係に伺つたほうがいいかとも思つておりますが、一応この検察審査会のこういう制度が置かれまして、検事の不起訴処分に対しまする一応の国民の苦情の申立てができますということは、民主的に大変取扱いとしたらいいと思いますけれども、今日の実際の運営につきましてはそのこ……

第19回国会 法務委員会 閉会後第12号(1954/11/02、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は神田参考人にちよつと伺いたい。昨年来手配していらつしやるというその犯罪の、皆さんの言葉を借りれば、高度な重要な犯罪だということをおつしやつていらつしやるのでございますが、そういう高度な重要な犯罪の捜査が、いかに困難か御苦労さまだと思つておりますが、それでございましたら、どうも私腑に落ちないことがございます。それはこの委員長あての報告書を見ますと、ここのところにこういうことが……この秘聴器を使つたということがいかにも正々堂々でないというように私は感じるのでございます。しかも前述のように一週間に一回程度使用することとして秘聴器のこと……、従つてその秘聴器はそのつど持帰つていたも……

第19回国会 法務委員会 第13号(1954/03/30、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は刑法の一部を改正する法律案と、それから執行猶予者保護観察法案の両案につきまして区別することができない点が多いので、同時に質問いたしたいと思つております。質問いたします前に、先だつて保護局に材料を要求いたしましたら、大変丁寧にめんどくさい材料をちやんと御提出下さいまして有難うございました。これによりましても保護観察の仕事はかなりの程度まで行き渡つておりまして、非常に成績が上つておるということの一端が窮われるので非常に嬉しく存じました。  それから両案につきましてちよつと伺いたいことの第一は、再度目の執行猶予にしましても、初度目の執行猶予にいたしましても、非常に大事なことは、遵……

第19回国会 法務委員会 閉会後第13号(1954/11/04、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと関連して質問します。私しろうとでございますかよくわかりませんが、この盗聴器が全国的に三、四十とさつきおつしやつたようでございますが、これは捜査にぜひ必要なものだという前提で置きますならば、これで足りるというお考えでございましようか、どうでございましようか。その三、四十とおつしやるはどういうわけで配られたのか、買い求めたというのでございましようか。そこがちよつとわかりませんので、おつしやつて下さい。
【次の発言】 そうすると、それは各警察でてんでんばらばらに求めておりますということなんでございますか。その地下活動する筋のところ持つて行くということなんでございますか、私しろ……

第19回国会 法務委員会 第14号(1954/03/31、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 この両案につきましては、私は感激を以て賛成いたします。私ども長い間待ち望んでおりました初度目の執行猶予者に対しましての保護観察を付けられるということは、これは実に多くの人たち、たとえ犯罪者と申しましても、国家の救いの手を延べ、一つの大きい刑事政策から申しましても、画期的な段階だと存じて非常に喜ぶことでございますが、特に犯罪少年に対しまして、この保護政策によつて将来ある少年たちが如何に救われますかということについて、非常に喜んでおる次第でございます。  ただ、ここに問題がございますのは、現在政府の説明等を総合いたしまして、保護司の人員の点、それからその保護司の保護に対しますところ……

第19回国会 法務委員会 第16号(1954/04/08、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私誠に素人でございますが、菊井先生のやはり三百九十九条のところの問題でございますが、私やはり素人といたしましても、これは被告に対して非常に不利ではないかというように考えるのでございます。先ほど先生の御説明を伺つておりましたら、原審の判事がその事件を扱えば、もうすつかり事件の内容を知つておるので、処理する上に非常に便利だからということもあるとおつしやつたのでございますけれども、裁判が、そうして三審制のある精神から申しましても、やはり新らしい判事が取扱うというところで初めて被告のためにも利益がある場合が多いと思うんです。それはその意味におきまして、先生、学者として一体裁判の精神とい……

第19回国会 法務委員会 第17号(1954/04/09、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 裁判所法の一部を改正する法律案の家事調査官と少年調査官との統合についての問題について家庭局長に数点伺いたいと思つております。この家庭裁判所の家事調査官と少年調査官が統合されまして一体となりますということは、これは理論上から申しましたら適当なことでございまして、むしろそうなるのが本当だと思つておりますのでございますが、これは実際の間順になりましたらどうかという点について私は心配をしておりますのでございます。それは非行少年の調査をいたします上に家庭問題は勿論重大でございますし、又家事裁判の上でその調査をいたしますと、やはりそういう問題が起るような家庭についての少年問題というものも自……

第19回国会 法務委員会 第19号(1954/04/15、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 人権擁護局長のお話と総監のお話を伺いまして、非常に私は違つた気持がするのです。それで警視総監のお話を伺いましてみますと、何も悪いことはないので、まあ私聞いたところでは、それで何も悪いことのないものをなぜお詫びに連れていらつしやつたり、それから本人を処罰なさつたりなさるのだろうかということが私不思議で、少くともまあ警察官というものは、言つてみれば本当に政治の末端で、その人たちが正しいことをしておりますときに、そう私は頭を下げて歩く必要がないと思うのです。それで、だけれども私はここにおかしいことが二、三あるので伺いたいのでございますが、防犯のために戸閉りのことなんかを注意に行つたと……

第19回国会 法務委員会 第37号(1954/05/15、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 刑事局長見えておりましようか。……法務大臣のお疲れのところを甚だ恐れ入りますのでございますが、実は売春等処罰法案が衆議院のほうに議員提案として出て参りましたものでございますから、そうでございませんでも一度新らしい法務大臣に是非伺いたいと思つておりました折でございますので、今日お願い申上げましたような次第でございます。私この衆議院に議員提案としてこういうものが突如として出て参りましたことについて、ちよつと驚きましたのでございますが、これは恐らく政府のほうの提案が本国会にもなされないというようなところからではないかと私は推察いたしておりますのでございますが、もうこの法案について衆議……

第19回国会 法務委員会 第41号(1954/05/20、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 総理の御健康が国会にお出ましになられないようでございましたらともかく、隣の部屋までお出ましになつておりまするので、それをこの重要法案がこちらにかかつておるのでございますから、如何にも大変軽視されたような感じがいたしますのでございますが、どうでございましよう。緒方大臣、こちらの二時間というのも煎じ詰めて、時間を短くすることにいたして頂ければ、ちよつとでもお寄り願うようなお取計らいは願えないものでしようか。

第19回国会 法務委員会 第49号(1954/05/29、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) どなたか……、ちよつと速記をとめて下さい。

第20回国会 法務委員会 第1号(1954/12/02、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 あの、事務当局のほうで調査なさいました資料さつそく御配布願いたいと思います。

第21回国会 法務委員会 第1号(1954/12/15、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) ただいまより委員会を開きます。  本日は高橋委員長がお休みでございますので、委員長から御指名によりまして、私が委員長代理をさせていただきます。  ただいまから議事に入りたいと存じますが、本日は理事補欠互選の件、及び調査承認要求に関する件の二件につきまして御相談申し上げる予定でございます。  まず理事補欠互選の件につきましてお諮りいたします。理事の亀田得治君が前会国会末に委員を辞任されましたので、理事に一名欠員を生じております。ただいまからこの補欠互選を行いますが、互選の方法は成規の手続を省略して、便宜その指名を委員長に御一任願うことにして御異議ございませんでしようか。

第22回国会 法務委員会 第3号(1955/05/19、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 その前に少年院法の一部改正の資料をちょっとお願いしたいのでございますが……。今出ております資料に追加していただきたいのは、少年院の在院者数、二十七年以降はございますが、終戦直後から一つ願いたい。少年院の在院者数、それから逃走者数もそれに従ってお願いしたい。それから少年刑務所の在所者と逃走者、それと手錠の問題に関係いたしますが、少年院の現在の収容者のうち、ヒロポン中毒で犯罪をいたしました者の数、そしてできればその研罪状態をお願いしたい。

第22回国会 法務委員会 第4号(1955/05/25、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと伺いますけれども、五億幾らの営繕費ですね、よく見ればわかるかもしれませんが、これは家庭裁判所の方の新設も入っておりますか。
【次の発言】 幾箇所くらい。

第22回国会 法務委員会 第5号(1955/06/09、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日から予算も参議院の方に始まっておりますのに、お忙がしい中をお出まし願いまして、大へんありがたく、まずお礼申し上げます。  法務大臣に対しましていろいろ御所見を伺いたいと思っておりますが、少しこまかいことも入るかもしれませんが、お許し願います。  本年の五月十三日に参議院の本会議におきまして、藤原氏の売春対策に対しまするところの質問に、法務大臣がお答えになっております。この速記録によりまして、法務大臣の売春対策に対しての御意見はほぼわかっておりますでございますが、もう一ぺん私からも一つ伺って、念を押しておきたいと存じますのでございます。  きのうきょうの新聞によりますと、ある……

第22回国会 法務委員会 第6号(1955/06/14、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 少年院法の一部を改正につきまして、法案についての質疑もたくさんございますけれども、その前にちょうどいい機会でございますから、少年院法、少年法などにつきまして、私はこの法律の精神についての根本問題を大臣に対して少し伺いたいと思っておりますが、まだ大臣の御出席はございませんから、矯正局長、保護局長、両局長に少し伺いたいことがございます。ことしの三月二十日でございますか、産業経済新聞に非常に詳しく出ておりましたあの河内特別少年院の事件でございますが、あれはほんとうの真相はどういうことでございましたでしょうか。新聞などによりますと、職員が少年に対しまして暴行、それから凌辱、傷害、そうし……

第22回国会 法務委員会 第7号(1955/06/21、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ただいま問題になりました少年院法の一部改正につきまして、前段の死傷者に対する手当金についてのことは、後日の委員会に回したいと思っております。きょうは連戻状のこととそれからあわせて手錠の問題等を少し法律的に伺ってみたいと思っております。この前者条文に入ります前の一般的の質問をいたしまして、これもまだ最後まで済んでおりませんのでございますが、いろいろな都合上、きょうはじかにこちらに入って伺いたいと思っております。この政府の法律案に対します提案理由を見ますというと、これはまことに時宜に適しました納得のできることなんでございますが、ここにもございますように、逃走者を連れ戻す場合の措置を……

第22回国会 法務委員会 第9号(1955/06/27、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 お忙しい大臣に御出席お願いいたしましてありがとうございます。ただいま少年院法の一部改正が当法務委員会にかかっておりますが、これは少年法並びに少年院法の精神からいろいろ考えますときに、非常に根本問題にも触れなければならないような重大問題が私はあるように考えるものでございますから、お忙しいところをまげて御出席を願いましたような次第でございます。  実は、最近世間を騒がせますような少年院からの集団逃走もございますし、また年令が満二十才まで引き上げられましたという関係もありまして、少年院に送られております少年の犯罪行為が、非常に子供と思われませんようなものもございますし、ことにそういう……

第22回国会 法務委員会 第10号(1955/06/28、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 初めに意見をお述べ下さいました佐藤判事も、この少年院法の精神を非常によく理解していらっしゃる、その判事であればこそ、法律の解釈問題や少年の処遇問題、それから制度の問題についていろいろ伺いたいのでございますが、それはあと回しにいたしまして、三人の少年院長に小さい問題ばかりのようなことでございますがお伺いいたします。最初に徳院長にお伺いいたしたいのでございますが、それは教育の場面である少年院がだんだん拘禁施設を必要としているので、少年の取扱いが非常にむずかしくなったというお話しでございましたが、それは年令の引き上げ、その他少年の質に関して、だんだん拘禁しなければならないというように……

第22回国会 法務委員会 第12号(1955/07/01、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) これより法務委員会を開会いたします。  まず出入国管理令の一部を改正する法律案を議題に供します。本案につきまして御質疑のおありの方は順次御発言を願います。

第22回国会 法務委員会 第13号(1955/07/04、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 大体事件の経過はわかりましてございますが、初めに医者が診断いたしましたときに誤診であったといたしますと、そういう場合には、本件はまだわかりませんけれども、誤診であったというような場合、あるいはその診断する方法が非常に疎漏であったというような場合はどういうことになっておるのでございましょうか。その意味は、この金という人の保護者あるいは家族がどういう状態か存じませんけれども、何か文句を、保護者や家族たちから抗議を言われるような手段でもちゃんと備えられでおるのでございますか。
【次の発言】 こういう種類の事件をときどき新聞なんかで見ますけれども、大体今度起りましたような囚人を殺したと……

第22回国会 法務委員会 第14号(1955/07/08、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) 小野さんに……。

第22回国会 法務委員会 第16号(1955/07/15、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 新しい局長を迎えまして、前局長が中途でおかわりになりましたことは大へん残念でございますけれども、この新しい局長は少年法及び少年院法に対しましての権威者でもあられますし、かっては少年審判所長として、名所長として私ども尊敬しておりましたお方でございますので、今度の少年院法の一部改正につきまして、これはほんとうに今も一松先生がおっしゃったように、大事な子供の問題でございまするから、この子供をいかにしてよくするかという点について私どもは考えます以外には、他意はないこともよく新しい局長におわかりになっていることと思っておりますので、この法案を審議していきます上に私は大へん喜びを持っており……

第22回国会 法務委員会 第17号(1955/07/18、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今の赤松委員の質疑の関連のようなことでございますが、今まで手錠をはめておったということの法規上のもとは、少年院処遇規則のたしかこれは第七十六条「暴行又は自殺の虞がある在院者に対しては、これを防止するため、適当な措置を講ずることができる。」この「適当な措置」ということが手錠になってきているのでございましょうか。そうでございますね。ところが、今私はこの統計表を見まして、暴行、自殺、自傷行為というこの項目にあげられました人員が、非常に多いということに驚きました。そうして、ことに初等の者、中等の者でも、こういうことがあるということ、それからまた護送にいたしましても、中等少年院が、一番子……

第22回国会 法務委員会 第18号(1955/07/19、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 瀬川先生は長年の間、この種の婦人を数え切れないほどたくさんお救いいただきまして、私どもとしても感謝いたしております。そこできょうの御発言の中に、今回の法案はもう一刻を争う、もうすぐさま通すようにという御意見をさっき伺ったと思っております。その一刻を争う早さをもって通せとおっしゃるそのことを、私は宗教家の立場ということよりも、長年の間この施設を、婦人を救済して下さいました、保護更生の施設を運営しておいでになりましたその結果といたしましての御意見もあるだろうと思っておりますが、この施設をもって確かに救い、そうして更生活をさせ得るというその点を具体的に伺いたいのでございますが、時間が……

第22回国会 法務委員会 第19号(1955/07/21、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 お忙しいところをおそれ入りましたが、責任をもってお答え願いたいとお願い申し上げておきます。  一体昔から法務省の行刑局は、これは特殊扱いをされておりましたように伺っております。その行刑局は今度矯正局に変りまして、その中にこの虞犯少年、犯罪少年を含んでおりますところの少年院が、矯正局の管轄内に入っております。ところがこれはどうも大蔵省で非常に認識が不足のように私ども思っておりまして、いろいろな困った問題が出てきておりますので、今日は一つはっきりお答えを願いたいと思います。それは少年たちが非常にまま子扱いされているのじゃないかということ、つまりいい子でございませんから、まあどうして……

第22回国会 法務委員会 第21号(1955/07/27、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと一点だけ伺います。今の誘拐罪のあの検事の求刑とそれから判決の刑ですね。それが大体わかっておりますか。それから執行猶予されているような件数なんかわかっておりますか。
【次の発言】 文部大臣に当委員会におでまし願うようにお願いしましてから数カ月でございます。いろいろ伺いたいことがたくさんございますが、時間がございませんから売春等処罰法案に関しての御意見はまたの折に譲りたいと思っております。ただ一、二点伺いたいことは、文部省が性に対します教育について、その根本精神はどこにお置きになっておるかということでございます。それは以前は家庭教育でも学校教育でもその通りでございますが、女……

第23回国会 法務委員会 第2号(1955/12/08、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 牧野さんが法務大臣におなり下さいまして、私一番うれしいことは、長い間問題になっております売春等処罰法案が今度こそものになるのじゃないかという非常な期待を持っておるからでございます。それで今日お伺いいたしたいことの一点、それは、売春対策の審議会が今度できるそうでございますが、これは私ども初めから願っていたことでございます。協議会でなしに審議会でいくべきだということは、願っておったのでございますけれども、あの当時非常に急いでおりますために、まあ協議会でもいいと思っておりましたが、今度その審議会ができまして、協議会で提出された答申案をもとにして、りっぱな法案を提案なさるということで、……

第23回国会 法務委員会 第3号(1955/12/15、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) 他に御発言がなければ、委員会はこれをもって散会いたします。    午後四時四十九分散会

第24回国会 法務委員会 第1号(1955/12/20、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと小林さんに伺いたいのでございますけれども、何か検察に関する問題、検事長や検事総長とおっしゃったのでございますか。予算じゃないのでございましょう。
【次の発言】 私は小林委員のおっしゃることはもっともだと思いますが、もしそういうふうにして各局長をお呼び下さるようでしたら、各委員からも質問したい点をみんなで相談するか、あるいは集めてもらうかしてと思っております。私も質問したいことがたくさんございます。

第24回国会 法務委員会 第2号(1956/01/31、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 これは法務委員会の有志ということに限定しますとね、どうでしょうか。
【次の発言】 この問題は人権擁護の問題に関する大きいことだと思いますから、幸いに当委員会に検察裁判の運営に関する調査の継続審査の項目がありますから、それによってさっそく調査をするような手配をしていただきたいと私は思います。

第24回国会 法務委員会 第3号(1956/02/16、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと法務大臣にお願い申し上げておきたいことが一、二点ございます。法務大臣はもうたびたび法務行政は文化行政にかわらなくちゃならぬということをおっしゃっていらっしゃいますので、私はその点非常にありがたいと思っております。だんだんお話を伺っておりますというとあまりよ過ぎて、私なんかも拘置所へ一ぺん参りたいような気にもなるような感じでございますが、私はまだそこまでいくのには実にほど遠しのことで、ことにあの少年法、少年院法を長年いじっております上から一つ申し上げたいと思いますことは、先ほど羽仁委員からオーブン・プリズンのお話がございましたが、これは世界的の趨勢からいたしましても議論の……

第24回国会 法務委員会 第4号(1956/02/21、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 この衆議院の修正点につきまして、高橋法務委員長にちょっとお伺いしたいのです。先ほど御説明の中に、いろいろ調査してみたところが、家庭裁判所の審判で定められた義務の履行状況を調査したり、義務者に対してその義務の履行を勧告するということは不適当な場合があるとおっしゃったんですが、その場合というのはどういう場合なんですか。
【次の発言】 いま一つ伺いたいのでございますが、この「権利者の申出があるときは、」というこの修正なさった点でございますが、今まで実際女、子供が泣き寝入りをしているというような場合が非常に多かったと思います。それで審判や調停できめられましたことの履行を確保することは、……

第24回国会 法務委員会 第7号(1956/03/01、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 五人の参考人の先生方から、この私どもが家事審判法案を審議いたしますにつきまして、大へんいい参考になります事柄をお述べいただきましてありがとうございました。私はことにこの上伺いたいと思っておりますことは、皆様方からもたびたび出ました弱いところの権利者の権利の主張を保護してやらなければならぬという立場に立ちまして、ことに私は問題にしたいと思いますことは、これが母である権利者、その連れております子供というものは、言ってみればこれは国家が義務として保護してやらなければならない弱い子供なんでございます。そこで私が伺いたいことは、子供を中心にして皆様方のお取扱いになっておりますそのケース・……

第24回国会 法務委員会 第8号(1956/03/12、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法制局長にお出まし願いましてありがとうございますが、この前問題になりました点につきまして、私欠席しておりましたので、重ねてお伺いすることになってはなはだ失礼でございますがお許し願いたいと思っております。それは今度の家事審判法の一部を改正する法律案で第十五条の二、第十五条の三の字句の問題でございますが、両方ともその最後の方に使ってございます言葉に、十五条の二は「義務者に対して、その義務の履行を勧告することができる。」、第十五条の三は「義務者に対し、相当の期限を定めてその義務の履行をなすべきことを命ずることができる。」、この「ことができる」ということの解釈なんでございますが、この前……

第24回国会 法務委員会 第13号(1956/04/10、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと政府当局に伺いますが、この少年の年令をもう一ぺん……。さっきおっしゃったんでございますかしら。浜田は幾才でございますか。
【次の発言】 年は大体わかりませんか。
【次の発言】 みんな少年ですね。
【次の発言】 この事件は非常に重大問題として私どもは扱わなければならないと思っておりますが、ことにこの四人がことごとく少年でございますというところに、もうこれは非常に大きい問題として取り扱っていただきたいと思っておりますわけです。それで私の伺いたいことは、まあ警察は無理も言うだろうし、ときに子供ならおどしも言いまして、まあ拷問という言葉が適当かどうかわかりませんが、拷問にいかな……

第24回国会 法務委員会 第16号(1956/04/18、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は緑風会を代表いたしまして、本法案に対しまして修正案を提出いたしたいと存じます。  まず案文を朗読いたします。    家事審判法の一部を改正する法律案の一部を次のように改正する   第十五条に三条を加える改正規定のうち第十五条の二中「権利者の申出があるときは、」を削る。  次にその修正の理由を御説明申し上げます。  家事事件の特性にかんがみまして、審判及び調停で定められました義務の履行を確保するためには、権利者の申し出を待つことなく、家庭裁判所として進んで義務の履行状況を調査し、またこの履行を勧告することができる建前とする必要がございます。家事債務の権利者は大多数が婦人で、特……

第24回国会 法務委員会 第17号(1956/04/24、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 一番初めに伺いたいのは、佐藤久夫とそれから、事件の証人たちは、この事件以前に交渉があったかないかというような調査をなさっておりませんでしょうか。これは警察でも検察でもどちらでもよろしゅうございますが。
【次の発言】 いや、そこは大事なところで、なかったかと思うのでなく、その点をお突きにはならなかったのですか。ふだんからの交友関係があったのかどうか。
【次の発言】 なかった。それから、この傷害致死という罪名は、警察から検察庁に送るときにおつけになったのですか、警察の方に伺います。
【次の発言】 それから、今度検察庁から家庭裁判所に送られるときはどうなりましたか、罪名は。

第24回国会 法務委員会 第19号(1956/05/15、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  委員長が御都合で午後出席ができませんので、私がかわって委員長の職務を行いたいと思います。  なお、法務大臣の本委員会御出席の要求をしておりましたが、少しおからだが悪いそうで、明後日出席するからよろしくというおことずけがございました。  それでは売春防止法案を議題に供します。政府から提案理由の説明をお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 審議の中途でございますが、委員の変更について御報告いたします。本日付をもって菊川孝夫さんが辞任され、その補欠として藤原道子さんが選任されたした。以上御報告申し上……

第24回国会 法務委員会 第21号(1956/05/18、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと連関して伺いますが、今問題になっているこの婦人相談員でございますが、どうして婦人といって婦人だけになさるのでございますか。それは対象が婦人だという意味でございますか。
【次の発言】 ところが実際の保護司の活動なんか見ておりますと、これは婦人が婦人に当るということも必要な場合もございますけれども、そういう意味からいいますというと、今度の相手が婦人でございますから婦人相談員というのは、まことに私いいと思いますが、しかしこの種の相談にのるというだけでなくて、根本の、これは就職の問題が非常に大きい点だと思っております。そういう場合に、私はやはりりっぱな職場を持っておるというよう……

第24回国会 法務委員会 第24号(1956/05/31、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務大臣のおいでを願いまして御無理ではないかと心配しながら、ちょっと時間をちょうだいしたいと思います。  この京都地方検察庁におきます犯人誤人の事件は、ことに四人の少年の問題でございますが、世間が非常にやかましく騒ぎ立てて、この事件の結末につきましてはおそらく国民全体が非常な注視をいたしておるような次第でございます。(拍手)そこで、どういうふうな結末になさろうとしておいででございますか。またなさっておるのでございましょうか。昨日の各新聞、ことに私が詳しく読みましたのは読売新聞でございますが、もうそれぞれのお手配ができたように報道いたしておりますが、いかがでございましょうか、ちょ……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 法務委員会 第2号(1956/11/29、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 きょう政府からは労働省、厚生省がお見えになっておりましようか。
【次の発言】 それでは私は安田さんが見えてから安田さんに伺うことといたしましょう。
【次の発言】 それは法務省関係だけでございますね。
【次の発言】 ちょっと井本刑事局長に伺いますが、この売春防止法が実施されましてからだいぶたちますが、法務省の方では矯正施設について、つまり入れものをどうしようかという問題はどうなっておりますのでしょうか。
【次の発言】 実はきょう私はその法務省関係の予算の点について少し伺ってみたいと思っておりましたけれども、それはどなたを呼べばよくわかりますか。

第25回国会 法務委員会 第3号(1956/12/04、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今、過剰拘禁の状態が、ほとんど倍になっておりますが、一体いつごろからこういう状態になっておるのですか。
【次の発言】 この刑務所移転のことは、二十七年ごろから問題になっておったような御説明であったと思っておりますが、過剰拘禁の問題は私はやはり問題にしなければならないことだと思っておりますのですが、二十七年からそれこそだいぶん長い年月そのまま放っておいて、これが問題になるということは、ほんとうをいえばおかしいことのように思うのでございますが、そういう意味合いでも、私はこれは早く移転するような運びにしていただきたいと思っております。

第25回国会 法務委員会 第5号(1956/12/10、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務大臣がおでましのときでございますので、私は国連加盟に関しまして恩赦のことが大へん問題になっておりまして、新聞の報じますところによりますというと、法務大臣のお話しとして私どもが受け取りますところは、恩赦――政令による恩赦でいこうというようなお考えのように伺っておりますが、その点はいかがでございましょうかということ、それから大赦につきましての罪を指定しますその罪の罪名は何でございましょうかという点でございます。お答え願いとう存じます。
【次の発言】 新聞なんかの報じておりますところから見ますというと、法務大臣と申しましょうか、これは内閣が決定することなんでございますが、その内閣……

第25回国会 法務委員会 第6号(1956/12/12、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務大臣に、九州の大村の収容所に収容されております韓国人と、それから釜山に抑留されておる日本の方々との交換の問題について、ちょっとお伺いしたいと思います。私ども、長い間日本の漁夫で釜山に抑留されている方々が一日も早く帰っていただきたいという念願は持っておりますのでございますが、十二月の三日に衆議院の本会議で、日韓会談と抑留同胞即時帰還に関する緊急質問がされております。その時の総理大臣の答弁を見てみますというと――これはまだ本会議の議事録ができておりませんので、あるいはどうかと思っておりますけれども、その時の総理大臣の答弁を見ますというと、「大村収容所の韓国人を数日中に解放いたし……

第26回国会 法務委員会 閉会後第1号(1957/10/15、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は法務大臣と厚生大臣にまずお礼を申し上げたい。それは業者をはじめ世間に、来春四月一日から絶対この五条違反の処罰について政府はようやらないということをいろいろ言っておりましたので、私は心配しましていろいろ電話なんかで連絡いたしましたのでございますが、総理大臣はじめやるのだ、しっかりやるのだから心配ないということをおっしゃって、下さいまして、今日でははっきりした線が出てきましたことを私はまず両大臣にお礼を申し上げます。ありがとうございます。当然ではございますけれども、今日当然が当然にいかないので私ども弱っておりますから、お礼を申し上げます。  それから、これはまああるときが来たら……

第26回国会 法務委員会 第2号(1957/02/07、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 三先生の報告につきまして、この売春対策の問題でございますが、婦人相談員という法律上の言葉がどういうふうに各地方でとられておりましたでございましょうか。その結果がやはり婦人相談員の男女の数に現われてくるのではないかと思っておりますが、その調査は済んでおるのでございましょうか、どうでございましょうか。もし、わかればそれを伺いたいということが一点。  その次は女囚の出産で、栃木の刑務所に行かれたその日に生まれましたという御報告でございましたけれども、これはどうしても刑務所の中で生まれますと、たとえ所長の官舎の番地を戸籍につけましても、刑務所の中で生まれたということになりますから、その……

第26回国会 法務委員会 第3号(1957/02/14、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務大臣に、きょうは少年法を中心にいたしまして、法務省の機構について数点お伺いしたいと存じております。  大臣は、この間盛岡で新聞記者にお会いになりましたときの記事としまして、毎日新聞には、少年法の改正をするつもりであるというようなことをおっしゃった記事が出ておりましたし、それから東奥日報には、少年法の廃止を検討しておるというような記事が出ておりました。だから改正かあるいは廃止について検討しておる、その廃止についての検討というこのことは、少年の暴力事件にかんがみて、少年法の廃止を必要と考え、検討しておるがと、こういう記事が出ておりました。そこで、私はちょうどこの点についていつも……

第26回国会 法務委員会 第4号(1957/02/19、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 前回の委員会で法務大臣に対しまして伺いたいことを、時間の都合で残しておきましたから、その点について少しお伺いしたいと思っております。内閣におきましても、ことにその当の責任者でいらっしゃいます担当大臣といたしまして、このごろの毎日の新聞に出ております年少少年のこの非行状態につきまして、さぞ御心痛であろうと思っております。私どももまた非常に心痛しておりますが、これにつきまして、一体内閣はどういう手を打とうとしているか、この大事な青少年問題、ことに犯罪上の問題について、何か討つ手が考えられておるか、ことに担当大臣でございます法務大臣の、腹蔵のない御意見をまず伺いたいと思います。

第26回国会 法務委員会 第6号(1957/03/07、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務大臣に二、三点お伺い申し上げたいと存じます。初めに、内閣にございます売春対策審議会の各関係大臣のうち、一番責任大臣として法務大臣がその任でいらっしゃると思いますけれども、いかがでございますか、その点をちょっとお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 そこで法務大臣の最も御関係の深いというこの立法の面でございますが、売春防止法で一番大事な点がもう半分残っておると思います。つまり保安処分の問題でございますが、この法案は一体いつごろ審議会に提案されるという御予定でございますか。
【次の発言】 保安処分について、次の国会でございますか、今国会にはお出しになるということはできない御……

第26回国会 法務委員会 第7号(1957/03/12、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 これは法務省べ聞くのが適当か何かわかりませんが、収税官吏ですが、それから徴税吏員なんというのは、どういう資格のある者でございますか。そしてどこで養成しているのでございますか。
【次の発言】 そうしましよう。

第26回国会 法務委員会 第8号(1957/03/14、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 国税庁の徴収部長にちょっと一点だけお伺いいたしたいのでございますが、収税官吏でございますか、直接家庭に行きましていろいろ督促なんかするあの官吏でございますが、資格や研修制度でもございますかしら、ちょっとお答え願いたいと思います。
【次の発言】 これは年令に制限がございますか。それと、もう一つは実際の監督はだれが、どこでしているのでございますか。
【次の発言】 これは国家公務員の何級職くらいの人が当るのでございますか。
【次の発言】 六級、七級くらいな方でございますと、あまりいろいろな要求をすることは無理かもしれませんけれども、私は、政治の一番末端をいく人は、ちょうど警察官と同じ……

第26回国会 法務委員会 第9号(1957/03/19、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 売春防止法につきまして、きょうは総理大臣、厚生大臣それから法務大臣の御出席を願ったのでございますけれども、国会の大みそかが近づいておりますので、皆さんどうも引っぱりだこで御出席を願えなかったのでございますが、厚生大臣のかわりに安田局長にお願い申し上げます。その第一点は、この三章にございます更生保護ということについての御意見でございます。実は今まで売春婦は全体といたしまして五十万と推定され、あるいは七十万、八十万という数を数えております。そのうちの大体一割くらいは、一番多い年は、ここ十年間の中で報告を聞いてみますと、八万あるいは五万程度が、これは警察、検察の手にかかっておるもので……

第26回国会 法務委員会 第10号(1957/03/26、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 家庭局長にちょっとお尋ね申し上げたいのでございますが、過般、全国裁判官会同がございすしたのでございましょうか。ございすしたら、その席で、少年の年令の引受下げについての問題、それから審判に検事を立ち合せるかどうかというような問題がとり上げられましたでございましょうかということを、ちょっと先に伺いたいと思います。
【次の発言】 重大視されたかされないかということでなく、少年の年令を引き下げるべきだというような議論がございましたかに伺っておりますが、それはいかがでございましょうか。
【次の発言】 引き下げることは不適当であるというような空気がかもされる前に、地方の大体の空気としては、……

第26回国会 法務委員会 第11号(1957/03/28、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日提案されました法律の中で、一点だけ法務大臣に伺いたいと思います。  それは、最高裁判所の中に家庭裁判所の調査官の研修所を置くということでございますが、これは、調査官が新しくできました家庭裁判所の事件をさばいていきます上に、家事事件にしましても、少年事件にしましても、最も中心になるケース・ワーカーとして大事な仕事でございますので、そういう人たちの研修所が新たにできるということは、これはもう大へん大事なことで、実はおそきに失する惑があると思っております。ところが、この大事なものにつきまして、すでに最高裁判所にございます書記官の研修所、司法官の研修所というようなものと比べますと、……

第26回国会 法務委員会 第15号(1957/04/18、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 まことにしろうとでよくわかりませんが、また、今この際質問していいか悪いかもよくおかりませんけれども、私ふだんから考えておりますことを、ちょっと伺ってみたいと思っております。一体全国のまあどの裁判所におきましても、その判事の刑の量定などというようなものは、みなそれは裁判官の認定によって判決されることなんでございますけれども、最高裁判所あたりで事務的にごらんに騰なりますというと、たいていその刑の量定などというものは、各所で大体同じようなことになっておりましょうか。それとも……私がそういうことを質問いたします心配点は、ここに古い裁判官と新しい裁判官とが、考え方も、ものの見方も非常に違……

第26回国会 法務委員会 第16号(1957/04/23、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今の小酒井委員の質問にちょっと関連いたしまして伺いたいのでございますが、その調査官が研修に集められますのは、年に五十人ということなのでございますけれども、一体古い者からなのでございましょうか、新しい者から研修させるというような建前でございましょうか。
【次の発言】 森田課長にお伺いいたしますが、この調査官で一番長く在任されております方はどのくらいの長さでございましょうか。また普通にもうおやめになった方もあるのでございましょうか。
【次の発言】 旧制度の少年保護司からずっときておるような調査官は、最後はどうなるのでございましょうか。これは、私こんなにたくさん調査官志望者がある中で……

第26回国会 法務委員会 第19号(1957/05/09、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 お忙がしい法務大臣に御足労を願いまして、ありがとうございます。  一番にお伺いしたいことは、売春防止法の一部改正が本国会の初めに提出予定の法案として私どもにも印刷にして回ってきましたのでございますが、まだそういう予定事項になっております間に、たしか担当法務大臣に早く提案していただきたいということを申し上げましたが、そのときに法務大臣は、本国会には提案しない方針だという御答弁をいただいたと思っております。そうしているうちに、いつとなしにその印刷になっております提出予定になる法案が取り去られまして、行方不明になっております。そしてそのままもう本国会もこんな押し迫って参りましたのでご……

第26回国会 法務委員会 第21号(1957/05/14、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 これは厚生省の方に伺った方がよろしいのでございますか。犬にかまれました場合に、それが狂犬病か何かわかりませんにしましても、今日ではりっぱな手当がございますか。狂犬病であった場合にも全治できましょうか。
【次の発言】 私ども親しくしておる者が、間違えて予防注射をされまして、それがもとで死んでしまった人がおりますので、これはその的確な診断をするというところまでどうしていかないだろうかということをはがゆく思っておりますが、研究されておりますでしょうか。
【次の発言】 いま一つ。今日の野犬狩りの実情について、ちょっと中川さんからでも、どちらからでも、お伺いしましょうか。

第27回国会 法務委員会 第2号(1957/11/05、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務大臣と刑事局長に一点ずつお伺い申したいと思うのであります。  汚職のうちでも売春汚職という最も不潔な問題がこんなに起っておりますし、それは非常に根深いものだと私は考えております。そこで、このいい機会に全部洗っていただきたいというように私は思っておりますが、先ほど法務大臣のお言葉の中に、指揮権の発動は絶対にやらないと、非常に私はそのことは力強くお伺いしたのでございますが、実は吉田内閣のときに、あの佐藤問題が起りましたとき、とうとう指揮権を発動されまして、私ども大へん無念残念でございます。が、そのときの法務大臣でありました犬養さんが、その指揮権を発動されて、多分数日のうちに大臣……

第27回国会 法務委員会 閉会後第2号(1957/12/19、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと二点だけ質問いたします。婦人相談員の数のことについては御報告ございましたが、その質の点について、その適任者が選ばれているかどうかという問題、それからもう一点は、宿屋、ホテル、料理屋、カフェー、バーなんかの転業に擬装転業と思われるものがあるという報告でございましたが、その擬装転業と思われる原因は、今までの売春婦を連れて転業しているから擬装転業というふうに思われるという意味でございまし工うか、どうでございましょうか、この二点についてお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 私の伺いたいことは二点ございますが、まず、白井次官と上林主計官にちょっとお伺いしたいのでございますが……

第27回国会 法務委員会 第3号(1957/11/08、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務大臣にちょっとお伺いいたしまけけれども、売春防止法の完全実施が来年の四月一日からされるというわけで、この五条違反についての処罰規定でございますね、これが売春対策審議会ではもうでき上って、今法務省で最後の立案もでき上っているだろうと思っておりますけれども、この臨時国会に出てこないというので、私は大へん心配しておりますが、いずれ通常国会のまあ劈頭に出るかと思っておりますけれども、それで四月一日から施設なんかどういうことになりましょか。それから職員の編成、大事な職員の編成などはどうな今ましょうかということを大へん私心配しておりますので、その点をちょっと伺いたいと思っております。

第27回国会 法務委員会 第4号(1957/11/11、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと法務大臣にお伺いしたいのでありますが、先ほど大臣の御発言にありましたね、今月の二十五日から犯罪防止に関する世界会議の東南アジア部会が東京で開かれます。そのことについての先ほどのお話だったと思っております。それで、一昨年ジュネーヴで開かれました世界会議の部会のようですけれども、それにつきまして、私はもう二カ月くらい前でございましょうか、予算のことについて伺いまして、予算が四百万円足らずの予算でございましたが、一体それで準備はおできになることになっておりましょうかという心配なあまりに私伺うことでございます。それからいま一つは、そこに提供します日本の材料が準備されておるかどう……

第27回国会 法務委員会 第5号(1957/11/12、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと一口、これは委員長にお願いしたいのでございますけれども、去年下半期からことしの上半期、六月まででもよろしゅうございますが、一年間の刑務所で生まれました子供の数並びに状態について、資料を委員長の方から法務省の矯正局の方に一つ請求して、材料を提供していただきたいと思います。
【次の発言】 最近の一年間の統計をまだもらっておりませんから。刑務所の中で生まれました子供の、そのいろいろな状態、いつもあなたの方から資料を出してもらっております。一年間の材料。
【次の発言】 この調査官の研修所の問題は一つも出ていないようですが、研修所があんなことでは、移動して歩いているというようなこ……

第28回国会 法務委員会 第3号(1958/02/03、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと今のところ伺いますが、八項目のところ「原材料費の九百二十七万八千円の減少は節約減によるもの」というのは、何の節約減によるのですか。どこから出てきますか。
【次の発言】 節約、事務費の……。
【次の発言】 さっきの一松委員の質問の調査委託謝金ということから少し関連すると思いますけれども、公安調査庁で秘密調査のあれは謝金ですか。何か機密費というのですか、それをことし計上されておりますか、公安調査庁。
【次の発言】 それは機密費ですね。
【次の発言】 それはどのくらい計上されておりますか。
【次の発言】 四億……。そうすると、昨年五億ぐらいでしたね。少し下っている。

第28回国会 法務委員会 第5号(1958/02/10、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっとお伺いいたします。少し重なる点があるかとも思いますけれども、この本改正案によりまして指紋をとりますことが緩和されることになりますと、犯罪防止の点からいかがですか、少し御心配になる点はございませんでしょうか。当局からお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 まあこの程度のことであるならば、捜査の面でがまんできるとも思えるというような意味でしたが、どうでしょうか、忌憚なく、非常に支障があるというような点はございませんですか。それを心配しているのですけれども。
【次の発言】 それじゃ重要性はないというように解釈してよろしゅうございますね。

第28回国会 法務委員会 第7号(1958/02/18、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は緑風会を代表いたしまして、本改正案に賛成いたします。  今度のこの改正案につきましては、目下の諸般の情勢から、むしろおそかったという感がございますのでございましてむしろ時期的にはおそまきながら、まあ大へんよかったと思っております。さらに私はちょっとつけ加えておきたいことは、この中国の通商代表部の指紋の免除の措置でございますが、これにつきては、この運用についてさらに私は御当局が十分研究なさいまして、万遺憾なきように措置をおとりいただきたいということを申しまして、私の賛成の言葉にいたします。

第28回国会 法務委員会 第8号(1958/02/20、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 第一番に私伺いたいのは、補導院という名前でございますが、すでに矯正院法があり、それからまた、法律の上から言いますと、保安処分、保安というような言葉も出ておりますのに、特に補導という言葉をお使いになりましたのはどういうわけでしょう。何かそこに内容的に違ったものがあればどうぞおっしゃっていただきたい。
【次の発言】 それは施設の名前なんかはございますね。それは少年院にしても青葉だとか愛光だとかいろいろございます。でございますが、この法律の名前自体がわざわざ婦人矯正院法と言うてもいいはずなのを、それを補導院とお変えになったというのは、一体内容が何か変っておるからかということを伺いたい……

第28回国会 法務委員会 第9号(1958/02/25、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 きょうは、各参考人の方から大へんいい参考の資料をいただきまして、ありがとうございました。一、二点ずつ各参考人に伺いたいと思っておりますが、まず、菅原参考人と私どもは、長い間売春対策の審議会ですったもんだをやってきたのでございますが、その間に一ぺんもあの問題に触れなかったと思って、きょうあらためて伺うわけでございます。それは、補導官に大へんりっぱな人を擁しなければならないということを、先ほどから再三おっしゃったのでございますが、それは、御意見としては、やはり院長以下女の人をというようにお考えでしょうか。りっぱな補導官であれば、男でも女でもいいというお考えでございましょうか。その点……

第28回国会 法務委員会 第10号(1958/02/27、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務大臣にちょっと一言だけお伺いいたします。この売春法の一部を改正いたしますその中で、五条違反の問題でございますけれども、昨日まではそれは犯罪でなくて堂堂とやっておったものが四月一日になりましたら、今度はもう同じことをやっても犯罪者として刑務所の中にもぶち込まれなければならない、この点なんでございますが、これはもうすでに実施されております売春防止法によりまして、売春は悪であるということがうたわれております。だけれども、一般社会におきましても、ことに業者たちはどうしても納得がいかないというのが今日の実情だろうかと思っております。それにつきまして、売春法ができまして以来、法務省とし……

第28回国会 法務委員会 第14号(1958/03/07、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務大臣お急ぎのところでございますけれども、きょうは二点だけについてお尋ね申したいと思っております。  今度の売春防止法の一部を改正する法律案の一番盲点としておりますところは、申すまでもなく、この単純売春が許されているということなんでございますが、それにつきまして、法務大臣の御意見を伺いたいのでございます。この単純売春が許されて、これからは、まあ道路では売春は行われない建前になっておりますが、一歩家の中へ入れば、その単純売春はこの売春法からのがれている。そこで、私は、これから一番問題になることは性病の問題ではないか。この点についてどういう御処置がございますでしょうか、どうでしょ……

第28回国会 法務委員会 第15号(1958/03/10、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 渡部矯正局長にお願いいたします。この第二条のところでございますけれども、これはこの前もちょっと伺ったのでございますが、「生活指導」という、その生活指導の内容なんでございますけれども、ここに第二項の趣旨があるのでございますが、「相談、助言その他の方法により、婦人の自由と尊厳とを自覚させ、」云々それからその次に「家事その他の基礎的教養を授け、その情操を豊かにさせるとともに、在院者が勤労の精神を身につけ、その他自主自立の精神を体得するように、これを指導する」ということでございますが、この中に生活指導という、その生活指導は実際家庭生活、彼女らが社会に出ましたときの家庭生活の指導というこ……

第28回国会 法務委員会 第17号(1958/03/17、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は数点につきまして、大臣初め各関係官にお伺いしたいと思っております。  まず、法務大臣にお伺いしたいことは、今度できまする婦人補導院でございますが、この婦人補導院の諸点について、これはまだ新しくできるので、あまり突っ込んだ点はいかがかと思っておりますが、大体少年法によれば、少年院、あるいは少年院法による少年院のあの実際の建物、あるいは運営等につきましては、すでに四十年近い歴史を持っておりますから、それを参酌して、一つ大臣のお考えを伺いたいと思います。  それは少年院でございましたら、あの通りの少年を保護教育しようというあの施設なのでございますが、現在のあのままについて、一体あ……

第28回国会 法務委員会 第24号(1958/04/08、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 先ほどからの問題に関連いたしまして、私少し最高裁の方に伺いたいと思っております。今婦人の判事が何人ぐらい採用されておりますか。
【次の発言】 判事の方々で、家庭裁判所の判事以外に、判事の職業についていらっしゃる方がありますか。
【次の発言】 検事の数はおわかりになりますか。
【次の発言】 数名、そして東京以外にもありますか。
【次の発言】 はっきりわかりませんね。
【次の発言】 調べて下さい。  司法修習生を終りましてから、検事にはできるだけ採りたくないという法務省の意図らしいということをみんな申しておりますが、事実ですか。どうですか。また、それが事実とすれば、どういうわけなの……

第28回国会 法務委員会 第29号(1958/04/17、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 委員派遣の報告をいたします。  本委員会の決定によりまして、去る昭和三十二年十一月ごろ、赤城少年院に発生いたしました教官による収容少年に対する暴行事件の発生原因及び経過等の実情を調査するために、青山委員長と私は、天久調査員、高橋主事を同伴いたしまして、昭和三十三年四月十二日、十三日と二日現地に派遣されました。右調査の結果を概略御報告いたします。  なお、本調査について、法務省の矯正局保安課長福井徹及び東京矯正管区第一部長菊地省三の両氏が御協力、同伴されました。報告書の第一、調査の方法。  まず前橋地方検察庁におきまして、検事正外三名の事件担当検事から、事件の全貌について説明を聞……

第29回国会 法務委員会 閉会後第3号(1958/09/26、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 第三班の委員派遣報告を申し上げます。  第三班の派遣委員は、野本委員長と私でございました。随行は天久調査員でございました。この一行で去る七月十六日から二十三日までの八日間・福岡、大分、愛媛及び香川の四県を回って参りました。  すなわち、第一審強化に関する事項等につきましては、福岡高等裁判所及び松山地方裁判所において現地法曹関係者に懇談の形で行いました。矯正関係の事項につきましては、各庁において説明を聴取し、各施設を視察いたしました。また、売春防止法に関する事項については、大分県庁において関係者より聴取いたしました。それから、日程外ではございますが、大分市においては、大分県青少年……

第29回国会 法務委員会 第5号(1958/07/02、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私はこの問題を取り上げる前に、少し根本問題について局長に伺いたいと思います。  私の調査しております範囲では、つまり、東京にほんとうは百人くらい収容し、それから大阪と福岡とに九十人くらいという三つの施設をお作りになる予定だったのでございますね。ところが、その私の調査がもし間違っておりませんなら、今、東京でその補導院ができてそこへ収容する前に、かりの収容所として栃木の女囚監をお使いになっておる。そこに四月一日からあの法律が実施されまして、今日まで一人も収容者がないということを伺っておりますが、その点いかがでございますか。

第30回国会 法務委員会 第2号(1958/10/07、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょうど少年法に大きいメスを入れるときがもうすでに参っていると思っております。そのときに際しまして、最近このような少年の凶悪犯が続出するということにつきましては、私どもといたしましても十分にこれを調査し、研究し、そうしてそのことは少年法をやり直します上の大きい参考にもなると思っておりますので、少し時間をちょうだいして伺ってみたいと思います。  まず森田課長の今の説明を伺いまして伺うのでございますが、この事件に対しましては検察庁は逆送の意見をつけてきましたか。
【次の発言】 ただ逆送するようにということで、そのほかの文字はございませんでしたか。

第31回国会 法務委員会 第7号(1959/02/24、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 矯正局長にちょっとお尋ねいたします。  東京婦人補導院の敷地問題につきまして、贈収賄の問題が起っているように新聞でも報道いたしておりますし、また、地元から私のところに二、三の方が見えての報告も伺っておりますが、法務省におきまして、現地の警察や検察庁は手入れをしているようでございますけれども、何か報告がございましたでしょうか。
【次の発言】 二月の二十二日の朝日新聞の都下版に、「反対運動金で解消、税金から五十万円、取締り当局で捜査」というような大きい見出しで出ておりますが、この反対運動をしないように、つまり口どめ料に五十万円といったように私は記事の内容も読んでおりますけれども、大……

第31回国会 法務委員会 第9号(1959/03/10、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 お忙しい中、御出席おそれ入ります。  少年法を中心にいたしまして、数点お伺い申し上げたいと存じております。  最近少年の犯罪が非常にふえまして、私ども、常識といたしましては、犯罪件数は十万と言っておりましたが、最近当局の発表いたしましたものを見ますと、もうすでに十五万近くなっております。これはゆゆしい問題だと思っておりますが、それにつきまして、何か内閣の力で手を打っていらっしゃるでございましょうか。その点につきまして、総理大臣の御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 ただいまのお話の中にごさいました問題につきまして、青少年協議会でございますが、この青少年協議会は、何かおしま……



各種会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 厚生委員会社会事業振興に関する小委員会 第3号(1947/10/09、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 實はこんな好い機會を與えられまして、願つてもないことで、常々非常に希望いたしておりましたことを申上げたいのでございますが、そのために私はいろいろ厚生省關係の保護、それから司法省關係の保護に要しております費用の點、殊に委託料の點なんかが大變差がございますことなんかを調べて、皆調べ上つておりますのでございますけれども、昨晩遅く旅行先から歸りましたので、今日それを纏めるまでのことができておりませんので、この機會を惜しうございますけれども譲りまして、又他日にそれを申上げたいと思つております。ただ今草葉委員からもお話になりました通り、全く同じ目的でされておりますこの兩方の仕事を何とかして……

第1回国会 厚生委員会社会事業振興に関する小委員会 第4号(1947/10/21、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 もうこの兒童福祉法案も段々審議が進んでお終いになりそうになつておりますけれども、初めに私自身から申しますと、もう今度の國会で一番力を入れなければならんと思つて、本氣でかかつたのは、本当のことを言えばこの法案が一番だつたのでございますが、ということは私は新らしい憲法になりまして、社会事業に対する私共の観念は非常に改めなければならないということであります。それでむしろ社会事業という言葉さへも、これからは、言葉はそうであつても、内容は変えなければならない程に考えておりますときに、その核心を成すものは今度の兒童福祉法であろうと思つておつたのでございます。だけれども何かこれで終りになると……

第2回国会 司法・厚生連合委員会 第1号(1948/07/02、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 新憲法の精神によつて、少年審判所がなくなりまして、少年裁判所になるということを私共聞きましたときに、少年裁判所という看板を掛けるところができて、將來のある子供連がここで裁かれなければならなくなつたと思つたとき、私共非常に心配いたしました。内容について心配するというわけではございませんけれども、少年裁判所で、裁判所というところはアメリカの人が考えておるようじやございません。日本の今の常識としましたならば、非常に嫌なところであると思うものでございますから、その心配が一層強かつたのでございますけれども、今度この家庭裁判所に含められることになりましたことを聞きまして、大変嬉しく思いまし……


2期(1950/06/04〜)

第11回国会 文部・法務・厚生連合委員会 閉会後第1号(1951/09/03、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 小池証人に伺います。一問一答で願います。先ほど野本証人の証言に、一部屋を貸しますのに部屋代が二千円で、食費が三千円というお話でございましたが、そういう御婦人が宿を借りているということは警察のほうでお調べがございましようがどうでしようか。
【次の発言】 調べていらつしやいますか。
【次の発言】 そういう婦人が何人おりますか、あなたの管轄内に。
【次の発言】 それは野本証人がおつしやつた数と合つておりますね。
【次の発言】 そうしてその婦人たちの職業は何をするというふうに警察は調査なさつておいででございますか。
【次の発言】 それはその軽飲食店、軽飲食というのはあなたの解釈では特殊……

第11回国会 文部・法務連合委員会 閉会後第1号(1951/09/04、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日の結果になりましたことを、町長さん初め当局者、PTA、婦人団体のかたがたに大変有難く、議員の一員といたしまして御札を申上げたいと思つております。それにつきまして、私は証言を求めるということでなしに、ちよつと町長さんと、特に松岡議員にお願いしたいのでございますが、実は今法務委員会で非常にむずかしい売春処罰法案というものを作ろうと思つて、もうこれは数年に亘りまして実態調査をいたしておりながら、なかなかむずかしい問題がございますのです。ということは、実際に稼いでおります婦人たちの更生を考えなければこの問題は解決つかないということ、殊に全国を調べて見ますと、その婦人たちの中の実に大……

第12回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第2号(1951/11/27、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 おいで頂きます人たちに、殊に今村さん、関口さんなどというようなかたがたに対しては、大体どういうことをこちらが聞きたいのだという内容を、あらかじめ言つておきますほうがよろしいじやないかと思います。

第13回国会 地方行政・法務連合委員会 第1号(1952/07/22、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は予算のことに  ついてちよつと伺いたいと思つております。第五十二条の三「特別区の存する区域における自治体警察に要する経費は、都の負担とする。但し、国庫は、予算の範囲内においてその一部を負担することができる。」とございますが、恐らく今までも平衡交付金の中から手当はしてあつただろうと思つておるのでございますが、今度はどういう形で、どういう名目でこの予算措置ができておるのでございましようか。そうしてなお大体「負担することができる。」と、できることになつておるのでございますけれども、その予算措置の点についてどなたからでもお答え願いたいと思つております。

第13回国会 内閣・法務連合委員会 第1号(1952/06/03、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私のもちよつと時間がかかりますけれども、まだ皆さんおありのようでございますから……。

第13回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第1号(1951/12/12、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今村さんに伺いたいことがあるのでありますけれども……。
【次の発言】 片山さんにお伺いします。外地においての裁判の通訳官は外人でございますか。日本人でございませんか。
【次の発言】 その日本人の通訳官が十分に皆さんがたのことを通じることができなかつたと、さつきおつしやつたようですね。
【次の発言】 それは英語が十分でないという意味じやありませんね。
【次の発言】 それは二世の人ですね。
【次の発言】 そうすると日本の事情も日本人の気持もよくわからん人たちですね。
【次の発言】 わかりました。それから弁護人はどういうことになつておりますか。

第13回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第2号(1951/12/14、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 林さんにお伺いいたしますけれども、さつき戦犯の非常に不利であつたという、戦犯者に対して気の毒な点を五つばかりお挙げになつたと思いますが、その中に政府が理解がなかつたという言葉をお使いになりましたが、その理解がないという内容を少し具体的におつしやつて頂きたいと思います。
【次の発言】 その理由は何だつたのですか。
【次の発言】 わかりました。

第13回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第4号(1952/04/02、2期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私一点だけちよつと。第十條は重病人に対しましての病院移送の規定でございますが、この「伝染病その他の疾病にかかり」というその他の疾病ということは、これは常識的に考える疾病というふうに解釈してよろしうございますか。第十條でございます。
【次の発言】 随分入監者の中には高齢のかたがありますが、老衰病ということでございますね、これは重病者という言葉は常識的じやない、老衰病が重病者とは言えないとは思いますけれども、併し重病患者にも等しいような場合も考えられると思うのでございますけれども、どこか仮出獄のほうにでも何かそういうかたがたをこう救い出すようなことはないかと思つていろいろ調べました……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 法務委員会売春対策に関する小委員会 閉会後第1号(1953/09/28、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 政府委員にちよつとお尋ねします。先ほど売春婦を取締りますこの立法につきまして、保安処分乃至保護処分にしようという方向に今非常に重点を置いて考えておるという御説明でございましたが、その内容をちよつとお洩らせ頂きたいと思います。
【次の発言】 それなれば伺いますが、いずれ保護処分と申しましても、いわゆる少年法に盛つておりますところのあの保護処分のような取扱いにとおつしやるのでございましようか。
【次の発言】 この第二国会に政府がお出しになりました法案なり、又前国会に私どもが提案しました売春等取締法案、まああれが完全ではございませんけれども、ああいうものを骨子といたしまして、それに併……

第24回国会 内閣・法務委員会連合審査会 第1号(1956/02/28、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日私は政府に対してお礼を申し上げたり、またほんとうは総理大臣に伺いたい点もたくさんございましたのでございますが、御出席がございませんのでそれぞれの方にお伺い申し上げたいと思っております。  まずお礼申し上げますのは、一昨年この売春対策協議会ができますときに、私どもはこぞって売春対策審議会を作っていただきたいということを念願いたしました。つまり法律の上に立つところの強固な委員会を立てて、それこそ緊急を要するところの売春問題について、一日も早く法的措置をしていただきたいという念願からでございました。それが昨年の九月二日に協議会の方の答申案が出まして、協議会はそこで幕を閉じて、新た……

第24回国会 法務委員会公聴会 第1号(1956/03/15、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) ありがとうございました。
【次の発言】 次に日本ビルディング協会連合会の会長、宮田正男君からお願い申し上げます。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 次は、横浜市中区接収解除跡地処理第二地区委員長の岩本鉄次郎さんにお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 次は、芝浦土地株式会社取締役社長原信次郎さんにお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 次は、全国接収借地借家復権期成同盟会長山田新之助氏にお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。

第24回国会 法務委員会公聴会 第2号(1956/05/10、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 小崎先生と磯部先生に一点ずつお伺い申し上げます。小崎先生は先ほど悪いことをすれば悪い結果があると、この考えでおっしゃったのでございますが、これは刑法で言いますと応報刑の結果になるのじゃないか。人を殺せば殺されるぞという、あの私の受け取り方がまずいのでございましょうけれども、その悪いことをすれば必ず悪い結果になるぞということから、死刑廃止のその途中のところ、要点だけちょっと教えていただきたいと思います。
【次の発言】 わかりました。磯部先生に。
【次の発言】 磯部先生に一点だけお伺いいたしたいのでございますが、その前に一言お礼を申し上げたいと思うのです。死刑廃止の論を唱えます者に……

第24回国会 法務委員会公聴会 第3号(1956/05/11、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 正木先生にちょっとお伺いします。  先生が仙台の死刑囚のために刑務所にテニスの道具をおやりになりましたその直後に、私もその死刑囚に会うために仙台の刑務所をたずねたのでございます。そのときにちょうどとてもお天気がいい日で、死刑囚たちみんなが外に出ましてテニスしていたのでございます。その様子を見まして大へん私は喜んでありがたいと思ったのでございますが、そのときに死刑囚が、正木先生が最後まで体を大事にせいよとおっしゃった、それでこうして運動もしておりますということを言っておりましたが、その意味がきょうの先生の御説明でようやくわかりまして非常に私は喜ぶものでございます。それはお礼を申し……


4期(1956/07/08〜)

第26回国会 社会労働・法務委員会連合審査会 第1号(1957/04/22、4期、緑風会)

○宮城タマヨ君 厚生大臣にちょっとお伺いしたいのでございます。それは赤線地帯、青線地帯は形だけでもなくならなければならないのでございますが、ここに重大な問題は、今、日本全国に白線地帯というものができておりますし、広がりつつございますが、厚生大臣は、その調査はできていらっしゃいますでしょうか。厚生省において調査ができておりますかどうかをお伺いします。
【次の発言】 それでは伺いますが、旅館業法の一部改正ということは、これは厚生大臣の含みといたしましては、売春防止法とにらみ合せてこれを立法なさったのでございましょうか、どうでございましょうか。


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データ更新日:2022/12/09

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菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。