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岡田宗司 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

岡田宗司[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは岡田宗司参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。岡田宗司参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 外務委員会 第2号(1947/10/01、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 在京沖繩縣人有志伊江朝助君外六十三名より、沖繩の日本復帰に関する陳情が出ておりまして、これは昭和二十二年六月十六日受付となつております。  この沖繩の日本復帰方陳情の趣旨は、昭和二十年六月以來、沖繩が米軍占領治下に入り、その下において沖繩の人々は生活をしておるが、沖繩縣民は今日本への復帰を希望し、戰前同様日本の一地方としての自治態勢を整え、全國民と渾然一体となつて、平和日本建設に参加したいと渇望しておる。こういう見地からいたしまして、平和会議に際しまして、沖繩の帰属問題が解決されるのでありましようから、その際に沖繩縣民の希望としては、是非ともこれを日本に復帰せしめるように、又議会……

第1回国会 外務委員会 第4号(1947/10/14、1期、日本社会党)【議会役職】

○理事(岡田宗司君) 今星野委員より本問題に関する討議に入ることの動議がございました。それではこの問題につきまして取扱い方について御意見をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 只今星野、田中高良各委員から本陳情は委員会として採択しない方がいい、こういう御意見がございました。この御意見につきまして外に御意見はございませんでしようか。
【次の発言】 それではこの陳情は本委員会におきましては採択いたさないことに決定いたします。  次に賠償実施公團設立に関する陳情が出ております。右につきまして、外務省より島津賠償部長がお見えになつて、賠償実施公團に関する御説明がございますので、これをお伺いするこ……

第1回国会 外務委員会 第5号(1947/12/04、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 賠償公團問題につきましては、過日外務当局の方の御意見もいろいろ伺いました。その結果現在におきましてはこの賠償公團問題について取り上げることは適當ではないと、こう考えられますので、これは本委員会におきましては不採択に決定して頂きたいと、こう考えます。

第1回国会 予算委員会 第8号(1947/09/26、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 一点だけお伺いいたします。各宮家に、降下される宮家に差上げる金額の総額、先に財産税としてそれらの宮家から徴收された額、その比較についてお伺いしたいと思います。

第1回国会 予算委員会 第13号(1947/10/21、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 只今両委員の方発言御尤もと思いますが、勿論私共もそういう税制全体についての、根本的な改革という問題を取上げなければならんと思います。  先ず当面の差当り解決すべき問題として、徴税方法の改善並びに徴税官吏の待遇改善を図ろうというのが提案の趣旨だと思います。從がつて非常に大きい問題は、なお委員会を設けるにつきましても、十分に研究して立派な委員会を付つて、その方面の研究をすることに別にやりまして、取敢へず差詰めの問題としてこれを解決するように、先ず小委員を挙げてやつたらどうかと思います。私は木村君の意見を支持する者であります。

第1回国会 予算委員会 第21号(1947/11/15、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 昨日中央勞働委員会におきまして、全通から出しました要求に対しましての裁定が下されました。その結果、それによりますと、二・八ヶ月分の給與をすべきことということと骨子になつておる。これは單に全通だけに止まらず、次に國鉄その他全官公廳の問題となるわけでございますが、そういたしました場合に、これらの給與の増加といたしまして相当多額の費用を國家は支出しなければならんのでございます。この追加予算におきましては、千八百円ベースということで予算がくまれておるのでございますが、若しこの中央勞働委員会の決定に対しまして政府が服するということに相成るといたしましたならば、その財源を政府は如何にして求め……

第2回国会 予算委員会 第9号(1948/03/19、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 關連しまして……。只今の大藏大臣のお答えでございますが、四月分の暫定豫算にその點は組まれることになつておりますか、その點お伺いいたします。
【次の発言】 先程の問題に戻りますが、先程大藏大臣はこの給與案を勞働組合が呑むように努力すると言われました。その努力の内容については言明せられなかつた。これは大藏大臣の所管事項でないがために言明されなかつたものと私は考えるのでございますが、政府としてはその努力について何らかの方針は持つておるものと思う。その點について若し大藏大臣のお答えがなければ、私はこの際所管事項でありますから、勞働大臣に出席して頂きまして、その點についてお伺いしたいと思い……

第2回国会 予算委員会 第10号(1948/03/20、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 昨日私は加藤勞働大臣の出席を要求して置きましたが、まだお見えになりませんでしようか、
【次の発言】 昨日來暫定給與の問題につきまていろいろ論議を重ねられたのでございますが、中西委員或いは木村委員よりの質問に對しまして北村大藏大臣は昨日、この暫定給與は政府において支拂うことになつております。この給與案を呑込まない勞働組合に所属するものに對しましては、支拂わないというような意味のお答えがあつたのであります。併しながらこの給與類は全面的に支拂うようには政府は努力をしておる、こういうお話もあつたのでありますが、その政府のなさる努力の内容については何らお答えがなかつたのであります。これは北……

第2回国会 予算委員会 第14号(1948/04/01、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 日本社会党といたしましては、本予算案に賛成するものであります。内閣が成立いたしまして、本内閣が行なうべき政策は三党協定において根本が決まつたのであります。然るに本予算案にはその三党協定に盛られましたところが何ら現れておらないということにつきましては、私共といたしまして甚だ遺憾に考えるものでございますが、これは内閣成立早々のことで止むを得ざることであろうと考えるものであります。併しながらこの三党政策協定によつて掲げられましたところは、本内閣が至急行なわなければならんことでありまして、そのためにはそれらの政策実現をいたしますための予算を至急に本予算において盛り込んで頂きたいと思うので……

第2回国会 予算委員会 第27号(1948/06/10、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 議事進行について。いよいよ豫算も審議が始まつたわけでありますが、本豫算を審議するに當りまして、賃金と物價の關係を檢討いたしますことが極めて重要だと考えるのであります。然るに物價につきましては、七割増を見込んであるということでございまして、それぞれの重要なる物品の物價について何ら具體的なものが示されておらない。又賃金も三千七百圓べースということは言われておりますが、それに関しましての詳細なる資料が提出されておらないのでありまして、この二點は、豫算を審議する上におきまして極めて、何と申しますか、差さわりになると思いますが、この二つを急速に提出して頂きたい。こう考えるのであります。  ……

第2回国会 予算委員会 第31号(1948/06/16、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 次に本日新聞紙上において見ますならば、アメリカ側におきまして、日本の爲替相場のレートを、近く二百五十円くらいに決めようというようなことが報道されておつたのであります。ドイツにおきましても、通貨改革が行われるようなことが報ぜられており、特に一マーク三十セントに決められるというようなことが報ぜられておるのでありますが、このアメリカ側において今日一ドル二百五十円に決められようとしておることは、何かすでにこの問題につきまして日本政府との間に交渉があつて、それに基ずいてかかる言明がなされたのであるかどうか。その点につきまして若しそういふうな問題についてすでに進行しておるのでありましたならば……

第2回国会 予算委員会 第34号(1948/06/19、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 この予算委員会が始まる時に当りまして、私は予算の審議に当りまして、もつとも根本的な問題としての賃金の問題につきまして、物價、生計費、賃金等に関する資料を要求した。然るに本日に至りますまで何ら資料が出ておらない。今木村委員からいろいろ御質問になつておりますような問題は政府におきまして当然今までに発表します。或いは入手し得らるる資料を予算委員に配布しておらなければならんと思うのであります。これが配付されておらないということは、私は政府側において甚だ怠慢と思うのであります。(「異議なし」と呼ぶ者あり)直ちにその点につきまして、政府側に委員長より資料を要求して頂きたいと思うのであります。……

第2回国会 予算委員会 第35号(1948/06/21、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 この貿易資金計画表の中にありますところの輸入物資賣却代金五百二十九億円となつておりますが、この中におきましてガリオア・フアンドによるところの輸入物資の賣却代金をどのくらいに置いておるか、その点を一つお聽きしたい。それからもう一つは、ガリオア・フアンドによるところの輸入物資の國内で拂さげる價格は、如何なる基準によつて、如何なる方法によつて決められたか、この点についてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 輸入物資の國内賣却の場合における物價の決め方というものは、今後の物價改訂によりましても相当大きな変化が來ると思います。その変化の場合におきまして、それの決め方如何によりましては……

第2回国会 予算委員会 第36号(1948/06/22、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 私ちよつと……。過日米價の問題につきましてお伺いしたのでありますが、いよいよ明日からいろいろな物價が改訂されて、これが実行されることになるので、米價もこの際当然その中に入つておると思うのでありますが、過日質問いたしましたときには、米の消費者價格は据置くというようなお話でございましたが、この物價改訂に伴う米の價格につきましての農林大臣の所見をお伺いしたい。
【次の発言】 昨日ガリオア・フアンドのことをいろいろお伺いいたしましたとき、ガリオア・フアンドによつて輸入せられる外國の食糧でございまするが、これの國内の拂下げ價格が、新物價改訂によりますと八十%増になつておるのであります。そう……

第2回国会 予算委員会 第37号(1948/06/23、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちよつと関連して、……。農業金融の点についていろいろなる方式をお考えになり、そうして最後に特別会計で以て何とか措置して行きたい、こういうお話でございます。そこでお伺いしたいことは、この特別会計の方法による農業金融の方式は、この予算が成立するまでにそれを実現する方途を持つておられるのかどうか。  それから先程の第二の方式、復金の中に先ず二十億ぐらいの枠を設ける、こういうお話でございましたが、この特別会計の場合におけるその金額も、大体そのくらいと了承してよろしいかどうか、その点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 総理がお見えになりましたので、予算の審議につきまして政府の態度……

第2回国会 予算委員会 第40号(1948/07/03、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 大藏大臣にお伺いいたします。  先ず第一にお伺いしたいことは、今次の予算が修正されまして私共の方に提出されたわけでありますが、この予算案は、以前として賃金の問題、俸給の問題につきましては三千七百円ペースを基にしているのであります。これが、三千七百円ペースで組まれているペースそのものが変動するような場合が当然私共に予想されるのでありますが、又加藤労働大臣は、その点につきまして、若し三千七百円ペースの基礎になつている数字等に誤りがあり、又それを変更しなければならん事情がある場合には、この補正予算を出さなければならんというような意味のことを言われているのであります。これに関連しまして重……

第3回国会 予算委員会 第1号(1948/11/08、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 いよいよ國会が再会されまして、いろいろな法案も出ると思われますし、尚追加予算も出ることになつておりますが、その追加予算を本委員会において審議するまでには、まだ暫く間もあることであります。尚追加予算を審議する準備といたしまして、私共は今日の財政上の現況について、当局者からいろいろ伺つた方がいいかと考えるのであります。これは今日厖大なる予算が実施されている場合におきまして、いろいろな税金の收入なり、或いは支出状況なりというようなものが、どういうふうになつているかということを掴んで置きますれば、審議も尚十分にできるかと思いますので、これは或いは予算委員会としてそういうことをすることが適……

第4回国会 予算委員会 第3号(1948/12/08、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 林副総理にお伺いしたいと思います。第三國会における中心の問題は國家公務員法とその給與の問題であつたのでございます。その給與の問題につきましていろいろベースの問題が論議されたのでありまするが、人事委員会におきましては人事委員会独自の立場から六千三百七円のベースを発表されまして、これが至当であるという見解に基いてこれを公表されたのであります。然るに政府におきましては、この予算の提出の際におきましてのベースは五千三百三十円というふうになつているのであります。本國会に提出されましたこの予算を審議して参ります場合に、政府より配付せられました資料を見ましても、人事委員会の六千三百七円というも……

第4回国会 予算委員会 第6号(1948/12/10、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 上野人事官にお尋ねいたしますが、只今高瀬委員からいろいろ詳しい御質問がございましたので、私は重複を避けまして質問いたしたいと思います。  先ず第一に、お伺いいたしたいことは、吉田内閣ができましてから、國会を開いてそうして新給與について國会に諮る。こういうことになつたのでありますが、そのときに人事院から六千三百七円ベースの給與案が発表されておる。これは非常に大きなセンセイシヨンを起しまして、そうして政府におきましては、この人事院の発表につきまして内閣官房長官の名を以ちまして、一つの声明が出た事実は、これは私が申上げるまでもない。勿論先程の上野人事官のお話によりますれば、人事院は内閣……

第4回国会 予算委員会 第11号(1948/12/22、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 総理大臣にお伺いいたします。一昨年マッカーサー指令により、経済安定に関する九原則が発表されたのでありますが、これは日本の今後の経済にとりまして極めて重要なる指標となるものと思うのであります。この九原則はいずれも現在の日本の経済につきまして、統制の強化を要請しておるものと私共には考えられるのであります。この点、民自党はその在野党時代からの政策といたしまして、統制経済をできるだけ緩和して、自由経済に帰るということを主張されておるのでありますが、この九原則と反するように私共には思われるのであります。この点につきまして、この九原則を実施するために民自党といたしましては、從來の政策を棄て、……

第5回国会 外務委員会 第2号(1949/03/18、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 本問題に関連しまして、今行政整理に関連して外務省におきましての行政整理の結果、機構の縮小ということが計画されておるのであります。現実に今外交が少いということで、外務省はすでに機構も縮小され、更に人員も極めて少数になつておるのでありますが、今行われておる行政整理に伴つて、更にこれが縮小されようとしておると思うのでありますが、実際に活動しておる外務省の機関の一つとしての連調も、やはり機構縮小の対象になつておるように聞いておるのであります。只今港川理事の方からの御報告にありますように、現地における機構縮小、人員整理ということが行われますというと、いろいろな欠陷が生ずることが予想されるの……

第5回国会 懲罰委員会 閉会後第1号(1949/06/01、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 第一の点でございますが、最初に板野君が馳け上つたと言われたのでありますが、板野君は御承知のように運営委員で、又同時に運営委員会に出ておつて、板野君は参事席へ行かれたような記憶はございませんか。議事部長のところへ行かれた……
【次の発言】 それからカニエ君が議長の前に倒れた。そうして議長の足許にうずくまつて議長の歩行を阻害した、こういうことになつておるのですが、カニエ君が倒れるところはお分りになりませんでしたか。
【次の発言】 それから淺岡君と岡元君が上られまして、議長が來るまでに先に上られた議員ですね。例えば板野君とか中村君とか原君とかという人達と、守衞が來るまでに揉み合うとか或……

第5回国会 懲罰委員会 閉会後第2号(1949/06/02、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 今の計画的ということでございますが、これは議論をすれば問題にはならんと思うので、この計画的についての議論はいたしませんが、板野君が手を振つて何か大声で叫んだらどつと駈け上つたと、こういうふうにお認めになつたのですか。
【次の発言】 そうすると最初に駈け上つた板野君は議席が近いので駈け上つた。外の諸君はやや遠いからやや遅れたという形だと思うのですが、議長はそのときすでに出て來ておりましたのですか。
【次の発言】 そうすると議長が出る前に板野君が議長のところに直ぐ行つたのではなくて、寺光議事部長の席に行つたようには……
【次の発言】 そうすると寺光君のところにおつたわけですか。

第5回国会 懲罰委員会 閉会後第3号(1949/06/20、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 只今松井さんの方からいろいろ御意見があつたのですが、そのうちに若しいろいろ調べておる間に分つた事実を取上げて行く、これは非常にむずかしい問題でありますが、その場合、草葉君の方の趣旨を訂正するということは、これは非常に重大な問題だと思います。一旦本会議に掛けまして、そして本会議で趣旨の弁明をされて、これを又委員会で改めてやるということは、これは私はできないとこう思います。從つてやはり本会議で以て草葉氏が述べられました趣旨の範囲内において問題を解決して行く以外にはない。而もこの新らしい事実が草葉氏が述べられました趣旨の範囲内にあることであるならば、それは当然取上ぐべきでしようけれども……

第5回国会 懲罰委員会 閉会後第4号(1949/06/21、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 事務総長が近藤次長に代わられて席に著かれて、議事を始められるときに、準備ができたときに、例の覚書は事務総長の机の上にありましたですか。
【次の発言】 それではもうその覚書を取つたとか取られたとかいうことの済んだあとでございますか。
【次の発言】 淺岡君が議席から見られたときに、まあ板野君が先頭を切つて行つた、こういう話ですが、板野君が上る前にすでに社会党の議院運営委員である原君、下條君、それから中村君が上つておりませんでしたか。
【次の発言】 原君、中村君達が上つてから板野君が続いて上つたのであるが、すでに原君らは先へ上つておつたというふうにお感じにならなかつたですか。

第5回国会 懲罰委員会 閉会後第5号(1949/10/24、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 北村さんが副議長に覚書を渡された。ところがその覚書が副議長の手許へ入る前に誰かによつて奪い去られようとした、これは中西議員と言う人もありますし、又金子議員と言う人もあるのであります。その点判然としておらんのでありますが、北村さんが副議長にお渡しになつたときに、その書類が途中で誰かによつて手を著けられたか、或いはそれをひつたくられた、そういうことはございませんでしたか、その点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 置かれてから後……。

第5回国会 懲罰委員会 第7号(1949/05/31、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 これは個人別にやる場合でありますと、順序からいつて、昨日動議に付せられた順序で行きますと、やはりカニエ君が第一になる。それでカニエ君が第一に取上げられます。そうしてカニエ君だけが委員会とそれから本会議と両方になつておる。それでカニエ君だけを先に取上げて、先ず委員会における問題を片付けると、それであとは全部本会議場における問題だけになります。こういうことになります。從つて先ず順序に從いましてカニエ君から審議を進める。そうしてその時間的順序もありますから、先ず委員会における問題を審議いたしまして、それからカニエ君の本会議場における問題を審議する。こういうふうにしたらどうかと思います。

第5回国会 農林委員会 閉会後第1号(1949/08/18、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 肥料の補給金の減額或いは廃止という問題は非常に大きな影響を持つ問題であります。大藏方面においては直ちにこれを全廃するような意向のように傳えられておりますし、私共も新聞紙上でそういうふうに見ておるのでありますが、大藏省の考える案についてお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 肥料補給金の撤廃が相当農家に影響を與えることは、もうすでに明白なことであります。で、この肥料の購入の面におきまして、御承知の通り最近農家でも非常に経済が苦しくなつて金詰りの状況を呈している。で、農業手形等が出まして実施されておるのでありますが、本年度のごときは実に百五十億をたしか突破しておると思う。その大部……

第5回国会 農林委員会 第24号(1949/05/21、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 岡田でございます、どうぞよろしく……。
【次の発言】 先程開拓局長からのお話では、安本を中心にいたしまして、土地改良についてでありますが、河川ごとに何か計画がなされつつあるようにお伺いしたのであります。これは非常に重大な問題だと思うのでありますが、この土地改良法案を出されるにつきましては、單に從來の水利組合とか、耕地整理組合とか、或いは土工組合の整理統合だけではなく、國家がみずからやる國営の土地改良事業についての規定が極めて重要な部門をなしておる、そういう見地からみますというと、明らかにこの土地改良法案が出されたことは、私共といたしますればすでにそういう河川別についてまあ日本全体……

第5回国会 農林委員会 第25号(1949/05/22、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 衆議院の農林委員会において、大藏大臣との間にそういう折衝が行われたということはよく分つたのでありますが、まだその大藏省側において三分の一をどういう予算の形式でやるかということが明らかになつておらんようであります。それで恐らくその点に疑義を残して置きますと、この次に臨時國会が開かれまして補正予算が組まれます場合に、そこに問題が起り、又これが実施せられない問題も起つて來るだろうと思います。その点につきまして、若しこれが通つて実際にそれが行われるということになりますならば、私共非常に結構だと思いますが、大藏省の方の、具体的にどういう方法でこれを予算に組み入れるかということを大藏省の主計……

第5回国会 農林委員会 第26号(1949/05/23、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 僕も長いことないです。五分か十分やれば……
【次の発言】 私は社会党を代表いたしまして、政府の提出いたしました食糧確保臨時措置法の改正案につきまして、反対するものであります。  いろいろな議論もございますが、この改正案の條項に限つて申しますならば、私共の最大な反対点は第八條の第一項でございます。第八條の一項の新らしい改正案につきましては、「主要食糧農産物の需給の均衡を保持するため特に必要があると認めるときは、作況等を考慮し、且つ、中央農業調整審議会及び都道府縣知事の意見に基き、都道府縣別の供出数量の変更及びその実施に関し必要な事項を定め、これを都道府縣知事に指示することができる。……

第5回国会 農林委員会 第27号(1949/05/30、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 第二條の家畜の範囲についてでありますが、ここでは牛、馬、豚、めん羊、及び山羊となつております。大体これでいいと思うのでありますが、最近アンゴラ兎が相当飼育されるようになつておりまして、特にこれは輸出との関係がありますので、それの種兎の分讓が盛んに行なわれておる。然るにその品質等が非常によろしくないものをどんどんと流行に乘じて賣つておる者が現われておる。こういう者の取締りがなされ得ない状態になつておるのです。この法律に規定するしないは別といたしまして、畜産局の方におきまして、そういう場合における処置はどういうふうにな取られておるか、それをお伺いしたいと思います。

第5回国会 予算委員会 第15号(1949/04/20、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 委員長報告の際に、修正案が出たが、その修正案が止むを得ざる事情によつて討論に付されなかつたことを、はつきりとその報告の中にお附加え願いたいと思います。

第6回国会 懲罰委員会 第2号(1949/10/31、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 何に賛否を明らかにするんですか。賛否を明らかにしようがない。
【次の発言】 一つこの本会議における取扱い方でございますが、これは委員長報告を一括して賛成或いは反対というふうにするのか、これは個人々々の問題でありますから、個人々々に分けて、そうして賛成反対をするのか、その点をはつきり決めて置いて頂きたい。

第6回国会 農林委員会 第3号(1949/11/22、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 只今農林大臣から今後の施策について一般的な御説明があつたのでありますが、私は今後の輸入食糧の増加につきまして、至急政府として採らなければならん処置についてお伺いしたいと思います。本年度から見ますというと、約百万トンの増加が見込まれるわけでありますが、この百万トンの食糧の輸入が増加せられました場合におきましては、現在の供出制度並びに配給制度というものはどういうふうに変化して行くか。これは重要な問題だろうと思うのでありますが、更に日本の人口に対するところの食糧の供給量が殖えて来ましたことに対することから来ますところの配給量の増加、その点につきましてお伺いしたいと思います。

第6回国会 農林委員会 第7号(1949/11/30、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちよつとお伺いいたします。只今の御説明によりますと、二十五年度末の持越高が二千四百八十万石という、非常に莫大な数字になることが計算上出ているのであります。これはまあいろいろ仮定の点もありますので、正確とは存じませんが、尚ここでですね。芋、薩摩芋、馬鈴薯がですね、米石にいたしまして、三百六十万石、馬鈴薯の方が百三万石ですか、両方合せましても、四百六十万石、これを主食に加えないでも、尚且つ二千万石ぐらいの持越高になるわけですが、恐らく今までに例のない莫大な持越高になる。そうなつて参りますとですね、これは倉庫の問題もありますし、いろいろあつて、非常に多いことになつて困るんじやないかと思……

第6回国会 農林委員会 第10号(1949/12/03、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 十二時でございますから、休憩いたしまして、晝食後にお願いします。
【次の発言】 只今小川君からの質問が、ございましたが、六千五百五十万石という作報の実收予想高、これが今度の補正の基礎になつているわけでございますが、すでにもう東北、関東、北陸地方におきましては、実收高も分つておつて、その実收高の報告が本省にも来ているだろうと思うのです。十二月の中旬に全国が発表されるでありましようが、一体どれくらいの開きがあるのか、その作報の調査と、つまり予想高と、それからすでに東北、北陸、或いは関東地方の実收の分つているところと、どれくらいの開きがあるのか、そのすでに分つておるところの一覧表を御提……

第6回国会 予算委員会 第1号(1949/11/16、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 価格補給金の撤廃その他によつて物価が上りますし、又米価の改訂によつて米の価格も上る。それが生計費の方へどういうふうに現われるか、或いは又ここに予定されておる減税がどういうふうに現われるか、それに関する資料を一つお願いしたいと思います。
【次の発言】 それで結構であります。

第6回国会 予算委員会 第2号(1949/11/21、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 今の関連質問、農地関係だけ一つ。農地委員会の問題でございますが、農業調整委員会と農地委員会とを来年八月以降において一つにしてやるというような計画が進められておるように聞いているのですが、そういう方針で予算を組まれているのですか。
【次の発言】 その場合において主たる仕事はどつちに置かれるようになつているのでしようか。
【次の発言】 今の農業委員会において専任書記が二人になる。一人が大体農地関係、一人が旧来の農業調整関係ということになつて来るのですが、現在登記の面を見ますというと非常に遅れておる。買收において二四%程度、売渡しにおいて僅かに四%程度しかできておらない。これを農業委員……

第6回国会 予算委員会 第7号(1949/11/27、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 議事進行についてでありますが、本日の予算委員会は衆議院の予算通過後におきまして、正式にここに開催されることになつたのでありますが、極めて出席も少いのであります。本日の予算委員会の運用につきまして、本朝未だ理事会も行われておらないような状況でありまして、従つて先ず本日の予算委員会の運用をどうするかということについて理事会の開催をお願いいたします。
【次の発言】 本日は運輸委員会があるだけであります。外に委員会はございません。委員がダブつておるということもないのであります。野党側の理事も今日はまだ見えておらんのであります。もう一度改めて理事会を開催して頂きたい。

第6回国会 予算委員会 第8号(1949/11/28、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 安本長官にお伺いいたします。安定本部においてかねて日本の経済復興のために五ケ年計画の案を作つておられます。その案が大体できまして、それが発表せられるばかりになわました頃、吉田首相はその発表を差止めてしまつたわけでありますが、この安本において作りました案は廃棄せられたのかどうか。そうして最早これは何ら価値なきものとして退けられたものかどうか、その点を先ず伺いたい。
【次の発言】 その検討中という意味は、それをやはり基礎にして、安本といたしましては、日本の例えば基礎的な生産というようなものを進めて行くという意味での検討中であるか、又或いは單にもはやこれを廃棄する、併しながらその審議会……

第6回国会 予算委員会 第9号(1949/11/29、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 総理大臣にお伺いいたします。終戰後すでに四年半近くになつておりまして、未だに講和会議が成立しておりません。いわゆる国際法上から見まして、戰争状態の終結にはなつておらないわけであります。併しながら、実際上この四年半の間におきましてですね、漸次占領下にありますけれども、いろいろ国際会議に出席し、或いは外国との貿易関係、通商関係を確立することができるようになつて参りました。事実上の講和平和というようなものが回復されつつあるというのが現状であるのであります。ザ・パーフェクト・ピースの下における外交のあり方というものがやはりなければならんと思うのであります。占領下にあるというので全然外交は……

第7回国会 議院運営委員会 第3号(1949/12/13、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 公報に出ているあとの地方行政の方のやつは大部額が大きいのですが、これはどういうことになりますか。
【次の発言】 このうちには議員の旅費というのが入つているんですが、十五万円。四十万円しかないというと、これも議員旅費で出すというととんでもないことになる。二つだけで大抵取つてしまう。
【次の発言】 そうするとみんななくなつてしまうな。
【次の発言】 只今小澤さんのお話ですと結局不承認ということを議決して呉れ、論議して議決して呉れというそういうことになる。そうするとその不承認ということがこの案件として出て来なければならん。それはどこにもない。私の方としてはそういうふうに政府の方で申され……

第7回国会 議院運営委員会 第5号(1949/12/16、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 内容は公報で見ておるから省略をしてもよいと思う。
【次の発言】 明日残りの予算額、議員派遣の要求額と、要求提出中のもの、尚予定中のもの、これ以外にあるならば、それと全部睨み合せて、大体その予算の範囲内で落ち着くように一つ案を立てることにして、今日はこれはここで論議しないで頂きたい。
【次の発言】 増田官房長官にお伺いいたします。  過日、国鉄の例の仲裁の問題でございますが、政府から出しました原案に不備があるということが明らかになりまして、政府でこれを出し直すことにいたしまして、未だにそれが出されておらないのであります。その間におきまして、いろいろ事件が起つております。尚本院におき……

第7回国会 地方行政委員会 第30号(1950/04/15、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 これは営業の内容に関するのでしようが、金利の制限とかそんなことはどこかの規定で書いてありましようか。ちよつと見えないようだが、これがどこにも規定されないとすれば、そういうやつはどういう方針で扱つて行くものか、その許可の際にそれを個別的に扱つて行くものか、或いは又條例その他で以て考えさせるつもりか、先ずそれを……。

第7回国会 農林委員会 第12号(1950/03/09、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 只今の岡村さんの言われたこと非改に重大なんですが、とにかく不渡手形が、すでに不渡になつているのであります。これは実際的に救済するためには別に融資をして頂く以外にはない。値下りや何かに問題の解決はこれはまだ若干の日も藉せると思うのでありますが、その方がやはり別に一定の融資をして急場を切り抜けるという措置を直ちに採つて頂きたい、こういうふうに考えます。その趣旨で一つ大蔵当局の方に折衝を願いたい、こう思うのです。
【次の発言】 本年度のですの買上げ四億貫を限度として、こういうことでありますが、これは四億貫を限度とするということは、四億貫を割当をして買うということでありますが、それ以内に……

第7回国会 農林委員会 第18号(1950/03/30、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 丁度食糧庁長官、農林大臣とおいでになつておるので、非常によいと思いますが、過日の新聞によりますと、二十五日、二十六日に湯河原で、食糧庁の方々と、それから自由党の政調会の方々が、懇談会をやつて、主食の統制の問題について、いろいろ意見の交換が行われたということが新聞に伝えられておりました。二十九日の読売新聞によりますというと、その際に祕密申合せが行われたと、こういうことが書かれております。そうしてその内容として伝えられておるところは、一が「超過供出価格が既定どおり二倍の場合は統制を継続し、これ以下となつたときは供出完了後自由販売とする」、二が「配給制度については、輸入食糧の政府管理が……

第7回国会 農林委員会 第32号(1950/04/26、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 先ず今度の改正の本質は一体どこにあるのか、前にこれが提案されたときにお伺いしたのですが、あれだけでは本質に触れていないように思いますので一つ端的にこれらの改正の本質を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 これを恒久立法にするということになりますると、前のは臨時立法であつた。つまり二ケ年で終る。そうして二ケ年でそれが完了すればこれはまあ廃止されべきものであつた。併しながら廃止することはできないので、恒久化す、そういう意味で恒久化されるのであるか、そうして前のものは臨時的な意味で、そういう意味で、それと対比して恒久化と、こう言われておるのですか。

第7回国会 農林委員会 第34号(1950/04/29、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 そうするところの資料によりますと、前には事務費が十分の六・五とか、十分の五とか或いは十分の八・五あたり事務費が出ておるのが、これはなくなつてしまうんですか。
【次の発言】 そうすると、それは法律では規定していないのですか、その事務費の分は……
【次の発言】 そうすると、法律によらない支出ということになるのですか。
【次の発言】 そうすると、補助要綱はそのまま残るわけですか、その部分だけ……
【次の発言】 どうも先程から私聞いておつて、腑に落ちないのは、この六條の費用は今度は計上するに至らなかつた。そうして別に補助要綱を作ると、こういうことになるのですが、一体又今度地方財政平衡交付……

第7回国会 法務委員会 第24号(1950/04/12、1期、日本社会党)

○委員外議員(岡田宗司君) ちよつと委員外で発言をいたしたいのですが……
【次の発言】 私共新聞紙上で岡崎検事のことを見ておりました。岡崎検事は特高検事はやつておらんのだ、こういうことを言つておられました。岡崎検事は確か例の企画院事件、或いは京浜グループ事件、その他いろいろな特高警察関係の検挙に携つておられた。これはもう事実でありまして、その事件には私共の方に所属しております和田博雄氏、或いは勝間田清一氏、そういう人々がこの岡崎検事の指揮の下に検挙されておるのであります。こういうような事実がある。而もこの当時。この検事は本日ここにおいでになつておりますところの証人岡崎氏、或いは又丹羽氏とやはり……

第7回国会 法務委員会 第25号(1950/04/13、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 先程伊藤の調書を読上げられたときに、電気クラブの問題ですが、土田が制服のままでそこに参加しておつてですね、何か会合があるときに張り番をしておつたというようなことを聞いたんですが、これは非常に重大な問題だろうと思うんです。特に警視庁の内部の者がそういうことをしておるときに、これはまあ警視庁にとりましても相当大きな問題になるんですが、こういうような場合には、警視総監にそういう旨があつたことは報告されますか。あの調書をとられて、土田がそういうことをしたということが出て来たときに、あなたの方から警視総監に報告されましたか。
【次の発言】 そうするとなんですか、大体課長の方から警視総監に報……

第7回国会 予算委員会 第13号(1950/03/14、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は議事の進行につきまして発言いたします。本日首相においで願い、本多国務相においでを願いましたのは、この予算の提出と、つまり予算の審議とそれから地方財政関係の法律の提出の問題と、それとの関連について本日首相及び本多国務大臣に御出席を願つてそれを質したのでありまして、その予算案そのものの内容につきましては、私は今日まだ入る段階ではないと思います。何故ならば、若し予算案を内容的に審議いたすとするならば、先ず大蔵大臣の出席を求めて、その総括的なる問題から論議すべきが至当である。未だはつきりと決らない他との関連において尚一部に過ぎないところの地方財政の問題は今日まだやるべきでない。従いま……

第7回国会 予算委員会 第21号(1950/03/25、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 安本長官に、先ず寺尾さんの御質問に関連して私も質問を始めたいと思つております。  先程安本長官のお話によりますと、現在の小麦のCIF価格が九十一ドル、国際小麦協定に入つた場合八十一ドル五十セント、現在のところでは日本の小麦価格は約七十ドルだろう、こういうお話であつたのであります。それでこのままで価格が大体ずつとそういう程度で続いて行けば別に問題はないのですが、併し現在の世界の小麦の生産状況並びに、つまり供給側の状況或いは需要側の状況から見て参りますと、小麦の価格は大体において下落ちの傾向がある。場合によりますというと国際小麦協定に参加しておらない国国の小麦の価格が、むしろ国際小麦……

第7回国会 予算委員会 第22号(1950/03/27、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 一昨日からの問題がかように紛糾いたしましたことは非常に遺憾なことだと思う。このままで参りますというと、やはりまだ地方平衡交付金の問題も出ておりません。この問題が解決されんために、更にいろいろな議事進行の問題について問題が起つて来るだろう。これは非常に遺憾なことだ。で、そのために理事会が設けられて、理事会が議事の円満な進行をやるためにあるのでありますから、一昨日から理事会が機能を停止しておるような有様で、本日も当然朝開かれて、一昨日並びに昨日の問題について理事会において円満に解決して進めらるべきであつたろうと思う。ところがそれが進められない結果、今日このような状態になつた。このまま……

第7回国会 予算委員会 第24号(1950/03/29、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 これが国会の問題ではない。こういうことになつて参りますというと、我々としてはやはり国会法に從つた予算委員会の運営を続けて行く以外はないと思います。私はこの際明らかにして置きたいことは、国会に対しまして関係方面の方からこの予算の審議に対して、何か伝達があつたかどうか。その点一つ委員長にお伺いしたいのであります。
【次の発言】 それは政府に対して伝えられたことは、官房長官から委員長に伝えられたことであつて、国会に対して直接伝えられたことは何もない。こういうことでございますか。
【次の発言】 議長に対してはまだそういう通告はないわけでございますか。

第7回国会 予算委員会 第25号(1950/03/30、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 本田国務大臣に対しまして地方税に関する諸点について御質問をいたします。  今度の地方税法はシャウプ勧告案に基きまして非常に大きく改革をされておるわけでありますが、この改革によりまして直接には地方財政の上にも大きな影響を持つわけであります。と同時にこれが国民生活の上に及ぼす影響も又非常に大きいのであります。從來地方税制がいろいろ変革をされました場合は主として税率等の変革やその他でございまして、又新税が設けられましても全体としての大きな改革はなかつたのでありますが、今度は根本的な変革になつておるのであります。我々は無論この変革におきまして非常にいい部分を認め得るのでありますけれども、……

第7回国会 予算委員会 第26号(1950/04/02、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 補正予算についてお伺いいたします。進駐軍用の家屋二千戸建てることになりますが、これによりまして、終戰後から政府によつて借上げまして、そうして進駐軍用にされておりまする日本人所有の家屋が非常に沢山ある。それが、これが建設されましたときに二千戸解放されるのか、或いはそれより少いのであるか、その点についてお伺いいたします。
【次の発言】 若しこれによつてですね。解放されないということになりますというと、これはまあ推定でありますが、それだけ進駐軍がこういう家屋を要する人が沢山入つて来るということになつて来るわけでありまして、私共といたしましては、最近の事情から、これを建てることによりまし……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 地方行政委員会 第13号(1950/07/29、2期、日本社会党)

○委員外議員(岡田宗司君) 只今岡太委員長からのお求めによりまして、農林委員会におきまして地方税法案に対する修正の要望がございます。これをまとめまして皆様に御配付したわけであります。私共は非常に多くの点について今度の地方税について直して頂きたい、こう思つておるのでございますけれども、いろいろ討議をいたしました結果、非常に農林関係の問題が広汎に亘りますので、それでは本国会において審議する暇もないしいたしますから、要約いたしまして、極く重要な点だけを先ずお願いしたい。こう考えまして、このプリント刷に掲げてありますような点に要約したわけです。即ち都道府県税につきましては、附加価値税の点はこれが実施は……

第8回国会 農林委員会 第1号(1950/07/17、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それでは只今より第一回の農林委員会を開会いたします。  先ず理事の互選をいたしたいと存じます。
【次の発言】 只今の岡村君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議がないようでありますから、委員長から指名させて頂きます。本委員会の理事を自由党の西山龜七君、緑風会の片柳眞吉君、国民民主党の岩男仁藏君、第一クラブの岡村文四郎君にそれぞれお願いいたすことにいたします。
【次の発言】 次に調査承認要求に関してお諮りいたします。お手許に資料をお配りしてありますが、先国会におきまして新農業政策確立に関する調査の承認を受け、その調査に著手したのでありますが、事態はますます重……

第8回国会 農林委員会 閉会後第1号(1950/09/18、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより農林委員会を開催いたします。御通知申上げましたように、本日は先ず第一に昭和二十六年度の農林予算につきましてのいろいろ経緯がございますので、その予算編成の経緯につきまして一応会計課長より説明を聽くことにいたします。尚引続きまして二十五年度の補正予算につきまして会計課長よりの説明も併せて聽くことにいたします。伊東会計課長。
【次の発言】 只今伊東会計課長から二十六年度予算についてのいろいろな御説明があり、又二十五年度補正予算の要求額についての御説明がありました。これに対する御質問がありましたらして頂きたいと思います。御質問ございませんか。

第8回国会 農林委員会 第2号(1950/07/20、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それではこれより委員会を開会いたします。  過日の委員会で決定いたしました商品取引所法案に関する通商産業委員会との連合委員会が、明二十一日午前十時からと決定いたしましたので、各委員におかれましては、明日までに御配布になりました法案並びに参考貸料を十分御検討の上、御質問の準備をなさるようにお願いいたします。  本日は去る十七日に承認されました新らしい農業政策の確立に関する調査の一環といたしまして、農林政策について政府当局から説明を聴くことにいたしたいと存じます。  先じ廣川農林大臣の御臨席を得ましたので、農林大臣の御所見を伺いましてから、その次に具体的なこと等につきまして……

第8回国会 農林委員会 閉会後第2号(1950/09/19、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それでは昨日に引続きまして農林委員会を開会いたします。  本日は農林漁業金融公庫に関する点につきまして、先ず農林省側からの御説明を承わることにいたします。一つ平川さんお願いします。
【次の発言】 只今平川官房長より、農林漁業金融公庫について御説明がありました。これに対して御質疑を願います。
【次の発言】 大蔵省主計局から佐竹主計官がお見えになつておりますから、本問題について尚大蔵省方面の事務当局で、今まで分つていることについては佐竹主計官の方からお答えを願うことにいたします。
【次の発言】 私からちよつとお伺いしたいのですが、平川さんに……。この金融公庫のできました場合……

第8回国会 農林委員会 第3号(1950/07/24、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それでは只今より第四回の委員会を開会いたします。本日は要る十九日本委員会に付託されました自作農創設特別措置法等の一部を改正する法律案を議題といたします。  そして最初に広川農林大臣から提案理由の説明をお伺いいたしまして、続いて政府委員からいたしまして、本案の内容それから参考資料その他の附随説明を聽くことにいたしたいと思います。  それでは広川農林大臣より本案の説明をお願いいたします。
【次の発言】 只今農林大臣より提案の理由の説明がございましたが、佐野農地局長が御出席になつております。佐野農地局長は説明員でございますので、御発言につきましては委員会の許可が要ることにはな……

第8回国会 農林委員会 閉会後第3号(1950/09/20、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それでは昨日に引続きまして農林委員会を開催いたします。  本日は横川農林大臣の御出席を得ましたので、一昨日、昨日農林大臣に対する質疑を留保されておられた方々の御質疑をお願いいたします。
【次の発言】 片柳さんよろしゆうございますか。それじや岡村さん。
【次の発言】 よろしうございますか。
【次の発言】 では私からちよつと質問いたします。前国会におきまして自作農創設特別措置法の改正案が審議未了になつております。そして土地価格等につきましてポツダム政令を出された。これはいろいろ私遺憾な点があつたとこう思つておりますが、ポツダム政令の出し方を見ておりますと、従来のポツダム政令……

第8回国会 農林委員会 第4号(1950/07/25、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより委員会を開会いたします。  本日は最初に自作農創設特別措置法等の一部を改正する法律案を議題といたします。本案につきましては、昨日提案理由並びに改正事項の説明を政府より聽取したのでありますが、只今追加資料が参りましたので、先ずこれについて説明を伺い、それから質疑に入りたいと存じます。尚、質疑は初めに総括的なものをお願いし、その次に具体的な質疑を行うようにしたいと存じますので、御承知頂きたいと思います。速記を止めて……。    午前十時四十六分速記中止
【次の発言】 速記を始めて……。それでは午前中はこの程度にして、午後一時三十分まで休憩いたします。    午後零時……

第8回国会 農林委員会 閉会後第4号(1950/10/12、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それではこれより農林委員会を開会いたします。公報でお知らせいたしました通り、本日は昭和二十六年度の予算並びに二十五年度の補正予算につきまして、大体農林省側の御説明をお伺いする、そうしてそれに対する質疑を窄めて行く、こういうふうにやつて行きたいと、こう思います。先ず農林省側からの御説明を伺うことにいたします。
【次の発言】 只今伊東会計課長より大体二十六年度の予算、それから二十五年度の補正予算等につきましてのあらましの御説明がございました。これに対して御質疑ございませんか。
【次の発言】 伊東さん、これは共済関係のことなんですが、県の共済組合連合会に対する赤字が出ています……

第8回国会 農林委員会 第5号(1950/07/26、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより委員会を開会いたします。  先ず最初に前回の農林委員会におき繁して三好君から甘土料の問題につきまして、つまり甘土料のある土地の課税の問題につきまして政務次官の方にお尋ねがあり、政務次官は後日回答するということを言われておつたのであります。それについて政務次官からの御回答をお願いしたい、こう思います。尚農地局長その他の説明員の発言は予めこれを許可いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。島村政務次官。
【次の発言】 三好さんよろしうございますか。  それでは本日政府より、主要食糧供出報奬物資の配給に伴う損失の補てんに関する法……

第8回国会 農林委員会 閉会後第5号(1950/10/13、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それでは昨日に引続きまして農林委員会を開会いたします。先ず二十五年度補正予算並びに二十六年度予算につきまして、昨日に引続き本日は先ず畜産局関係の予算からお伺いすることにいたします。
【次の発言】 畜産局関係の予算の説明はこれで終つたそうです。御質疑を願います。
【次の発言】 ちよつと飼料課長。今仏印から「とうもろこし」の輸入という話がありましたが、これは実際に入つて来るのはいつ頃になりますか。
【次の発言】 これから国内にまだ「とうもろこし」が食管のほうに入つているわけですね。全部でどのくらい残つておるのですか。

第8回国会 農林委員会 第6号(1950/07/27、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより委員会を開催いたします。昨日に引続きまして自作農創設特別措置法等の一部を改正する法律案についての御審議を願います。農林大臣が御出席になつておりますので農林大臣に対する質問をお願いいたします。
【次の発言】 只今片柳さんから大蔵大臣の御出席の要求があつたようでありますが、これは午後で宜しうございますか。
【次の発言】 それでは午後に大蔵大臣の御出席を願います。
【次の発言】 三好さんよろしゆうございますか。
【次の発言】 十二時を過ぎましたので、これで委員会を休憩いたしまして、午後引続き開催することにいたします。御異議ございませんか。

第8回国会 農林委員会 閉会後第6号(1950/11/20、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより農林委員会を開会いたします。  農林委員でありました土屋俊三君が十一月六日午後一時に肝臓癌を以て急逝せられました。誠に哀悼に堪えない次第でございます。つきましては、私が参議院を代表いたしまして、又農林委員会を代表いたしまして、千葉県松尾町において執行せられました葬儀に参列いたしまして、弔詞を述べて参りました。尚常任委員会といたしましては花輪をお贈り申して置きました次第でございます。右御報告申して置きます。尚その花輪につきましては各委員に御負担をお願いいたすことにいたしまして、一応歳費のほうから百十円差引いて置きましたので、その点御了承願いたいと存じます。以上でご……

第8回国会 農林委員会 第7号(1950/07/28、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより農林委員会を開会いたします。  質疑を続けます前に、本委員会に付託されております請願陳情についての取扱い方について御協議を願います。お手許にお配りしてあります請願陳情一覧を御覧願います。非常に沢山の件数が出ておりまして、本来ならこれを小委員会でも設けて一々検討をいたしまして、これを採択するかどうかを決定しなければならんかと思うのでありますが、この国会におきましては農林委員会としては、そういう時間を持ちませんので、これは一つ委員会の事務当局の方で御検討を願つて、そうしてその結果を聴いて、こちらで採択するかどうかを決めるというふうにいたしたら如何かと思うのでございま……

第8回国会 農林委員会 第8号(1950/07/29、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより委員会を開会いたします。本朝理事会を開きまして、本日午後行うことになつておりました農業金融関係についての農林中金並びに農林省当局の方々との懇談は、議事の進行上の都合もありまして延期いたすことに決定いたしました。尚他の点につきましては、午後更に理事会を聞きまして決定いたしましてお諮りいなすことにいたします。  次いで本日は小作料等の問題につきまして証人をお喚びしておるのであります。で証人からこの問題につきまして御見解を伺うことにしておりまして、証人としては、東大教授近藤康男氏と、日本農民組合事務局長大森眞一郎氏とをお喚びしたのであります。  先ず近藤教授より小作料……

第8回国会 農林委員会 第9号(1950/07/30、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) ではこれより農林委員会を開会いたします。  先ずお諮りしたいことがございます。先に議長の承認を得まして調査を行なつて参りました新農業政策確立に関する調査でございますが、本件につきましてはまだ調査を終了しておらないのでありますが、報告書を提出しなければならないようになつておりますので、一応未了報告書を提出することにいたしいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 つきましてはその手続等は委員長に御一任をお願いいたしたいと存じます。尚本報告書には多数意見者の署名を必要としますので、御署名を願いたいと存じます。   多数意見者署名     西山 龜七  片柳 眞吉 ……

第8回国会 農林委員会 第10号(1950/07/31、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それではこれより委員会を開催いたします。  委員会を開催するに当りまして私から一言申上げることがございます。昨日夕刻の委員会におきまして、私が委員長として執りました行動は、私が至らざるところが多く、当時の情勢の判断を誤りまして、(「そんなことない」と呼ぶ者あり)遂にああいうふうな結果を見たのでございます。これはひとえに私の不明にして不敏のいたすところでございまして、(「ノーノー」と呼ぶ者あり)委員諸君にいろいろと御迷惑をかけましたことをここに深く陳謝する次第でございます。  次にお諮りいたしますが、競馬法の一部を改正する法律案につきまして閉会中に継続して審査することに御……

第9回国会 農林委員会 第1号(1950/11/27、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それでは農林委員会を開会いたします。  去る二十日の委員会におきまして皆さんの御了承を得ました議事日程に基きまして、差当りの議事日程をお配りしましたように、作成いたしまして、これを本朝理事会で諮りまして、承諾を得ましたので、暫らくこの日程に従いまして議事を進めて参りたいと思います。御異議ございませんか。
【次の発言】 異議なければさようにいたします。  次に前國会におきましてやつておりました新農業政策の確立に関する調査でございますが、去る二十日の委員会におきまして、これも一応御了承を得ておりますので、本國会も本調査を継続して行うことにいたしたいと思いますが、御異議ござい……

第9回国会 農林委員会 第2号(1950/11/30、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それではこれより農林委員会を開会いたします。  農政局長がお見えになつておりますので、農政局長より二十五年度補正予算中の農政局関係の予算について先ずお伺いすることにいたします。
【次の発言】 只今農政局長より農政局管内の二十五年度補正予算に関する御説明がございましたが、これに対する御質疑をお願いいたします。
【次の発言】 あとで一つ、休憩中に取扱いかたを何いたしまして、適当なときにやることにいたします。よろしうございますね。
【次の発言】 それでは午前の開議はこれを以ちまして休憩いたします。    午後零時二十二分休憩

第9回国会 農林委員会 第3号(1950/12/04、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより委員会を開会いたします。  新農業政策確立に関する調査を議題といたします。速記をとめて。    午前十一時六分速記中止
【次の発言】 速記を始めて。それでは午前中にこの程度にして休憩いたします。    午後零時十分休憩
【次の発言】 それでは只今かも委員会を再開いたします。  本日農林大臣の御出席を得ましたので、過日の委員会におきまして事務当局にいろいろ御質疑がありましたが、その際になおはつきりしない三点等がいろいろな問題について残つておりますので、これを順序を立てて御質疑を願いたいと存じます。  それで先ず第一に、農林漁業中央金融公庫が大分最初と情勢が変つてお……

第9回国会 農林委員会 第4号(1950/12/05、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより農林委員会を開会いたします。  農林大臣がお見えになつておりますので、農林大臣に対する御質疑をお願いいたしまするが、先ず食糧統制関係の問題についての御質疑からお願いいたします。
【次の発言】 ちよつとさつきの雑穀の質問に関連して、農林大臣にお伺いしたいのですが、先ほど麦の価格が成る一定の基準より下つた場合には、政府がこれを買上げるようにしたい、いわゆる指示価格をきめる。こういうことだつたのですが、そういたしますと、これはそういうような法律を作らなければならんと思うのですが、その点について政府はこの通常國会にそういう指示価格制による食糧の買上げの統制を外した後の食……

第9回国会 農林委員会 第5号(1950/12/07、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより農林委員会を開会いたします。  本日は先ず昨六日本委員会に付託されました小笠原八十美君外三十八名提出の競馬法の一部を改正する法律案について説明を聞き、次に、継続の競馬法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、そのあとで調査のほうに行くというふうにしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは発議者も見えておりますから、先ず競馬法の一部を改正する法律案について提案理由の説明をお聞きすることにいたします。
【次の発言】 速記を止めて……。    午後二時三十二分速記中止
【次の発言】 速記を始めて……。それでは競馬法の一部を改正する法律案、これ……

第9回国会 農林委員会 第6号(1950/12/08、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより委員会を開会いたします。  本日は競馬法の一部を改正する法律案を議題といたします。本件につきまして、衆議院から発議者として原田雪松さん、政府側は畜産局長と管理課長が来ておられますから、それぞれ説明を聞き、それから質疑に入ることにいたしたいと思います。ちよつと速記を止めて。    午後二時三十一分速記中止
【次の発言】 それでは速記を始めて下さい。他に御質疑がないようでしたら、本法律案についての質疑はこの程度で打切つてよろしうございますか。
【次の発言】 それでは本案についての質疑はこれで打切ることにいたします。なお本案につきましては、討論を省略して、直ちに採決を……

第10回国会 農林委員会 第34号(1951/05/17、2期、日本社会党)

○委員外議員(岡田宗司君) 私どもの渡米に際しましては、農業委員会のほうでも送別会をして頂きましたし、又いろいろ留守中にも何かと御迷惑をかけたことと思います。その点厚く御礼申上げます。  私どもは、一月の九日にこちらを立ちまして、四月の八日に帰つて参りました。行き帰り飛行機でございましたので、大体三カ月間ずつと向うにおりまして、アメリカの農業を主として視察して参りました。先ずワシントンに一カ月おりまして、その間農務省には殆んど日参をいたしまして、農務省の農務長官のブラナン氏、或いはアシスタント・セクレタリーの八千トンというような人にも会いましたし、又各局の局長等からそれぞれの局の仕事につきまし……

第11回国会 外務委員会 第1号(1951/08/16、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 本日午前七時に、講和条約草案の最終のテキストが発表されたのでありますが、我々はまだラジオで承知しただけで、これを見ておりません。至急にこれを御配付願うことをお願いいたします。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第1号(1951/10/18、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 この委員会における理事の数は七名になるかと思うのであります。それでこれの割振りによりましては、或いは第一クラブ、共産党、労農党から理事を出すことがかなり困難になるというような面も考えられますので、その点につきましては十分に御考慮を拂つて頂きたい。そうして場合によりましては、その数等につきましても、理事会は主として運営上の問題に関連する問題でございますから、数等につきましても、その運営がうまく取計われるようなふうに御考慮を願いたい、そういうふうに思います。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第7号(1951/10/31、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 先ず日米安全保障條約につきまして、吉田首相にお伺いいたしたいと思います。本條約が締結されました目的は、日本の安全保障、即ち今日武力を持たない日本が暫定的にアメリカ軍に今後駐屯してもらいまして、外からの武力攻撃を阻止してもらうというのがこの條約の目的となつておるのであります。併しこれをアメリカの側から見ました場合にはどうか。本條約によりまして、アメリカがエクスクルーシヴに日本に軍事基地を設けまして、そうして軍隊を駐屯する権利を得るということになるのでありますが、これは單に日本の安全を保障するというだけの目的ではないのではないか。即ち第二次世界大戰後におきまして、米ソの対立がだんだん……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第8号(1951/11/01、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 今委員長のお話を聞いておりますというと、一般質問が終つていよいよ逐條審議だと、こういうことでありますが、そうしてこの逐條審議には吉田外務大臣の御出席がない。そうして最後に再び吉田外務大臣の御出席を得て、そうして総括的な最後的な質問をやる、こういう順序のように伺つておるのであります。
【次の発言】 若しそうでなければ大変結構でございまして、私どもといたしましては、途中是非とも吉田外務大臣の御出席を願いたいと思います。なお逐條審議に当りましては、西村條約局長が主として答弁に当られるように拝見するのでありますけれども、やはりこれは賠償の問題につきまして、或いは漁業関係の問題等につきまし……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第9号(1951/11/02、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 今の問題に関連して……。只今保利労働大臣からILO加入の問題が出ましたので、この際、念のためにお伺いしておきたいと思います。勿論我々といたしましては、日本が一日も早くILOに参加いたしまして、今保利労働大臣の述べられましたように、日本の労働三法の施行等が世界に遅れておらないということが実際でありましたならば、それを世界に闡明することは誠に必要であろうと思うのでありますが、本年ILOの会議が開かれました際に、オヴザーバーといたしまして、日本からもそれぞれ代表が列席いたしたのであります。そのILOの会議におきまして、日本の労働三法の改正問題等につきまして大分議論があり、そうしてそれに……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第10号(1951/11/05、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 今の点に関連して七十八條の問題ですが、日本に主権が残る、そうして日本が今度国際連合の加盟国となる、その場合に日本の一部に信託統治が行われる、実に奇妙な話なんです。その場合に果して日本が平等の主権を持つた国になるか、こういう点なんですがね。先ずその点からお伺いしたい。つまり日本が国際連合の一員になつたときに日本の一部に信託統治が行われる、而もアメリカを唯一の施政者とする信託統治か行われると、その場合に日本は国際連合の平等なる権利を持つ一員であり得るかどうかという点についての御解釈をお聞きしたい。
【次の発言】 そういたしますと、今の第七十七條の問題になつて來るのすが、恐らく(c)の……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第11号(1951/11/06、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 第二章の第二條についてお伺いしておきたいと思います。先ず第二章の第二條(a)でございます。「日本国は、朝鮮の独立を承認して、」とありますが、朝鮮は御承知のように二つの政府ができております。北朝鮮と南朝鮮に別の政府ができておるのであります。朝鮮全体が一つの独立国になつております場合におきましては、この独立の承認の問題は何らむずかしい問題はないと思いますが、二つになつておるということは、やはり非常に厄介な問題をもたらすものと思います。日本政府におきましては朝鮮の現在の状態、これは二つの政府があるという、こういうことを先ず認識して、そうして今のところ南朝鮮の大韓民国政府を承認する、こう……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第13号(1951/11/08、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 第三章につきましては、すでに多くのかたがたが質問なされましたので、或いは重複する点があるかと思いますが、二、三の点についてお伺いしたいのであります。  先ず第一にお聞きしたいのは、第六條でありますが、第六條の但書のほうであります。勿論この但書に基く條約として安保條約が締結されるわけでありまして、その安保條約につきましては、後にいろいろお聞きしたいと思いますが、この第六條の後段のうちにおきまして、「外国軍隊の日本国の領域における駐とん又は駐留を妨げるものではない。」そうして駐屯がステーシヨニング、駐留はリテンシヨンとなつておりますが、この駐屯と駐留とはどういう違いがあるのか、これを……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第15号(1951/11/10、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 委員長、議事進行について……昨日新聞紙上に米加日漁業條約の草案が、アメリカ側で作りました草案が発表されております。で、これは本條約に基いて当然成立することになるものと思うのでありますが、本條約の審議に当りまして、私どもはあのアメリカ側で提案されました草案をこちらに出して頂きたいと思います。そしてそれについての説明、並びに日本側において、日本政府においてはこれに対してどういう案を持つて臨むかという、その態度についてお伺いしたいのであります。これを是非明後日の委員会におきまして、アメリカ案の説明並びにそれに対する日本側の態度、それに対する質疑をやつて頂きたい。  それから連合国財産補……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第16号(1951/11/12、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 曾祢委員の質問に関連いたしまして通産大臣に一言お伺いいたしたい。通産大臣は、外国の資本の日本への導入の必要があること、現在の程度においては外国の資本によつて日本の産業が支配される虞れのないことを御指摘になつて、楽観論を述べられておつたのでありますが、併しながら外国資本が入る問題は、これは経済上の問題ばかりではなく、又いろいろな国民の感情等々の問題もあるのであります。外国資本が他国に入りまして、そのためにいろいろそういうむずかしい問題が起りましたことは、これはアジア或いは南米諸国において幾多ある。そこで私どもといたしましては、どうしても外国資本を導入いたしまして、日本がその資本の力……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第17号(1951/11/13、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 この條約案は今後インドネシア或いはオーストラリア、中国、朝鮮、その他、日本との漁業のいろいろ関係のある所との交渉の上に先例となるものでありまして、非常に重大なものであることは申上げるまでもないところでありますが、この條約案を拜見しておりまするというと、結局日本が北太平洋のカナダ、或いはアメリカ寄りの公海において全然漁業ができない、こういうことになつて、日本の漁業が北太平洋のアメリカ寄りの方面においては締め出されてしまうという結果になる、こういうふうに私どもは見ておるのでありますが、このアメリカ側の草案の通りになるとすればそうなるものかどうか。外務次官にお伺いしたいと思います。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第18号(1951/11/14、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は大体明白なようなことをお聞きしたのですが、なぜこういうことをお聞きしたかと申しますと、この平和條約の第五條によりまして、今首相がお答えになりましたような意味でのあらゆる援助の義務を負うことになつて来ます。国連に加盟しない日本があらゆる援助の義務を負う、こういうことを條約の中で約束をし、更に條約の前文におきまして日本が国連に加盟を申請する、こういうことが書かれているのであります。そういたしますならば、何らかの形で国連に入るということがすでにこの條約の成立に当りまして約束されている。それが前提でなければならんと思います。單なる法規的な解釈の問題でなくして、私はこの点については、総……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第19号(1951/11/15、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 私はいろいろございますが、大蔵大臣の御出席の都合もありますので、大蔵大臣に若干の点をお伺いしたいのであります。  第三條の問題でございます。即ち、「アメリカ合衆国の軍隊の日本国内及びその附近における配備を規律する條件は、両政府間の行政協定で決定する。」この配備を規律する條件の中には勿論経済関係のものが含まれると思うのであります。例えば基地の建設或いはそれの維持の費用、或いは宿舎等の問題もございましようし、そのほかいろいろな問題があると思うのでありますが、伝え聞くところによりますというと、今後アメリカ軍が駐屯又は駐留する場合におきまして、日本国におきましてもその費用を何らかの形で負……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第20号(1951/11/16、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 平和條約に関しまして、かなり長い間質疑が行われまして、いろいろ明らかになつた点もあつたのでございますが、併し一方におきまして、この長い質疑を終えましても、何らまだ我々に対して明らかにならない点があるのであります。そこで総括質問におきまして、それらの点を若干私はお伺いして見たいと思うのであります。  先ず第一にお伺いしたいのは、やはり主権の問題と、潜在主権の関係の問題でございます。主権の問題につきましては、この條約によりまして、日本は主権国として認められることになるわけでございまして、この点は問題ないのでございますが、日本の主権…、この信託統治に附せられますところの南西諸島、或いは……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第21号(1951/11/17、2期、日本社会党第二控室(左))

○岡田宗司君 私は日米安全保障條約につきまして、首相に三、四の点をお伺いしたいと思うのであります。この條約は條約前文に記されております通り、これは日本側の希望によつてできたものであります。併しながらこの條約は單に日本側の希望が盛られておるだけではないのでありまして、アメリカ合衆国側の日本に対しますところの希望と申しますか、期待というものも含まれておるのであります。即ち前文の最後のところにおきまして、「アメリカ合衆国は、平和と安全のために、現在、若干の自国軍隊を日本国内及びその附近に維持する意思がある。但し、アメリカ合衆国は、日本国が、攻撃的な脅威となり又は国際連合憲章の目的及び原則に従つて平和……

第13回国会 外務委員会 第6号(1952/02/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は二十日の日に佐世保に参りまして、そうして市長にも会い、更にこれらの地域を視察して参りました。まさしくこの請願にある通り、特に私一つ当局のほうにお聞きしておきたいのは、大分あすこのアメリカ軍の司令官のほうから、占領が解けない前に何らかの形で早くこういう地域を再び接收して使いたいというような何があつたようであります。これに対して市当局は行政協定もできるのだから、そのほうにおいて一つこの問題は取計らつてもらいたいということで、まあいわば返事をしておらない。一体そういうふうに現在占領軍当局は、占領が解ける前に現在の占領軍の持つておる権利に基いてこういうふうなことをやるのか、こういう事……

第13回国会 外務委員会 第8号(1952/03/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 岡崎国務大臣にお伺いいたします。北大西洋條約当事国間の軍隊の地位に関する協定でございますが、これはやはり軍隊の地位についてのいろいろな問題を含むこと、丁度この間結ばれた行政協定と同じようでございます。ところがこれには批准條項がちやんと附いておる。つまりこういうような点から見まして、今度の行政協定が、日本の場合につきましては全然批准條項が附いておらんということは、やはり日米安全保障條約を締結する際に、日本政府が向うさんの御意見で以てそんなものは批准に付さなくてもいいんだ、こういうことで批准に付さないということになつたのかどうか。なぜ批准をしなくてもいいということに両国間できまつたか……

第13回国会 外務委員会 第9号(1952/03/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 請願、陳情の問題に入る前に、この前の委員会から引続き問題になつておりましたモスコー行きの旅券に関する問題でございますが、これについて一つここでいろいろと御研究を願いたいと思います。如何でしようか、委員長そういうふうにお取計らい願えませんか。
【次の発言】 馬鹿なことを言われちや困ります。この間次官はここへ御列席になつておいてそれの要求のあつたことを十分御承知のはずなんです。ところがその点について議会のほうから申出がないから云々と言つておるけれども、知らんはずはない。用意しておくのが当然なんだ。それを用意しておかないで、今のような答えをされるのでは甚だ我々は困る。どうか一つそういう……

第13回国会 外務委員会 第10号(1952/03/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 今の石原君のお話を聞いておるとばかばかしくて話にならん。大体今度のモスコー会議は、捕虜抑留の問題と関係があるかどうか、又漁船拿捕の問題と関係があるかどうか、この点も十分に我々は考慮を拂わなければならん問題なんです。こういうばかげた答えを我々に與えるなんということは一体どういうおつもりなのか、とにかくあなたがたは、帆足君なり宮腰君なりが向うへ行つて又捕虜になるとか、或いはその漁船が拿捕された場合のように、捕まつて身体に危害が加えられる、そういうことを調査研究をしようというのですか。
【次の発言】 石原次官の冗漫な答弁は私必要としない。で一言ずつでいいからお答え願いたい。  第一に帆……

第13回国会 外務委員会 第19号(1952/04/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 この表を見ただけでは、私どもに一体この年俸が果して妥当なものかどうかがさつぱりわからない。これはただ順序よく上から下までずらりと並べてあるだけで、それぞれの国における賃金、俸給という、そういうものが一体どの程度のものであるか、例えばここにあるアメリカの場合の十二号俸が二千二百五十ドル、この二千二百五十ドルをもらうべき人は、内地では一体外務省でどの程度の俸給をもらう人なのかということを先ずお聞かせ願いたい。  それから二千二百五十ドルをもらう人が一体これを月割にすると幾ら、週割にすると幾ら、そうするとアメリカのいろいろな所得の階級がありますが、それに比べてこの大使から十二号給までも……

第13回国会 外務委員会 第21号(1952/04/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 この「最近の国会において」という意味ですが、今のお話ですと、とにかく政令がきめられてすぐその次に開かれる国会と、こういうことになるのですがたまたまその国会が、この前の例に見られましたように極めて短かい国会、そうして、こういう法律の改正等が出されないというような場合があり得る。そうなつて来ると、「最近の国会」ということはどういうことになるのですか。
【次の発言】 とにかく「物価若しくは為替相場の著しい変動その他特別の事情により、緊急に在勤俸の額を改訂する」云々とあるのでありますが、これは相当大幅な変動のあつた場合と解せられると思うんです。そうなつて参りますというと、予算の問題が関連……

第13回国会 外務委員会 第23号(1952/04/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 議事進行について。今の平林さんの御発言は根本的な問題になつておるのです。これはちよつと今日御出席になつておる政府委員にはお答えできない。若しできますれば外務大臣の御出席を願つてそういう問題を先ず明らかにして、そして更に進む、こういうふうにしては如何でしようか。
【次の発言】 先ほど各軍港都市の視察の結果御報告がありまして、それについて伊關氏のほうにこれに対してどういう態度をとるか、こういうことが各委員の間から御質問があつたのです。ところがそれについて進行状況の御説明はあつたが、どういう態度をとるか、どういう態度をとつて臨むかということについて何らお触れになつておらん、甚だ心許ない……

第13回国会 外務委員会 第24号(1952/04/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 岡崎国務大臣にお伺いしたいのでございますが、この法律案第二條の六項の中に「別に法律で定めるところにより」云々という句がございます。この六項を昨日審議しておりました際に、この別に法律で定める云々ということの前提として、現在行われておる日韓会談の結果の何らかの條約取極め、或いは台湾政府との交渉によつて平和の取極めが前提になるということがわかつたわけであります。そこでこの法律を制定するに当りましてその前提たるものが明らかになつておらなければならないと思いますので、現在日韓会談或いは台湾との條約の中において日本に在留する朝鮮人或いは中国人の地位に関してどういうふうな話合いが行われておるか……

第13回国会 外務委員会 第25号(1952/04/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私はちよつとこの問題とは離れますが、外国人の帰化の問題について伺いたい。それは昭和二十年九月二日以前から引続き住んでおる、そうして特に日本人を配偶者としているというような人々で今度外国人になつた、或いは又従来から中国の国籍を持つて永い間住んでおつて日本人を配偶者としておるような人もたくさんおる。そういうふうな人々が日本に帰化をする、そうしてその人々が帰化をする場合にいろいろ法律があるのでありましようが、そういう人々の日本の国籍への帰化については何か簡易な手続でこれから入つて来る外国人、まあ一般の外国人の帰化の手続よりも容易な方法で帰化ができるようにする、こういうことを政府は考えて……

第13回国会 外務委員会 第26号(1952/04/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私はポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係諸命令の措置に関する法律案並びに外国人登録法案につきまして、外務委員会におきまして、或いは外務、法務連合委員会におきまして、いろいろ質疑を重ねましたが、極めて不備があると存じますので、修正案をここに提案いたしたいと思います。その修正案に関しまして、ここに先ずその案文を読み上げます。それはポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係諸命令の措置に関する法律案中の修正の個所でございますが、第一が第二條六のうち「別に法律で定めるところによりその者の在留資格及び在留期間が決定されるまでの間、引き続き在留資格を……

第13回国会 外務委員会 第30号(1952/05/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 今国連加入問題についていろいろ曾祢さんからの御質問があつたのでございますが、私も二、三お伺いしたいと思います。勿論国連加入について、私どもも日本側から申入れることについて異議を唱えるものではありませんが、併しイタリアの例を見てもわかりますように、困難である。二つの世界がああいうふうになつておる以上、国連の下で困難な事情にあるということは考えられるわけです。又国連の規約が、憲章が変るということもなかなか実際にはできないことである。そうすると、申込んだはいいが、いつまでも中ぶらりんになつておる、こういう事態が続いて行くわけでありますが、その際にまあ一方平和條約によつて国連に対してあら……

第13回国会 外務委員会 第43号(1952/06/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 首相にお伺いいたします。先ほど水豊ダムの爆撃の問題につきまして、これは国連軍において十分に効果を検討してやつておるから心配はない。又チヤーチルその他の考え方で、戦争は遠のくというようなことから、そう危険がない、こういうようなお話のように承わつておりました。併しクラーク大将等のことから見ますと、満州爆撃の問題がいろいろと論ぜられております。若しこれが行われるといたしますならば、日本にあるアメリカの基地が攻撃されるというような危険のあることも想像されるのでありますが、すでにそのために、アメリカ軍のおります基地の附近における燈火管制の問題が問題になつておる。そのように、やや緊迫したよう……

第13回国会 外務委員会 第44号(1952/06/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 インドとの平和條約提案理由説明の際に、インドは種々の理由によりサンフランシスコ平和條約の当事国とならなかつたものでありますが、と言われておる。この種々の理由というのを外務大臣はどう御説明になりますか、一つそれをお聞きいたしたい。
【次の発言】 サンフランシスコ会議の開かれます前に、インドはそういうような理由からこれに加わらなかつた。でその後国会におきまして、対日平和條約、日米安全保障條約等を審議いたしました際に首相も、たしかあなたも、インドがサンフランシスコ会議に加わらなかつたことは遺憾だ、こういうふうに言われている。又この対日平和條約に調印しなかつたことも従つて遺憾だという意味……

第13回国会 外務委員会 第45号(1952/06/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は本条約の承認に反対をいたすものでございます。  第一の理由は、本条約の成立の過程におきましてこれは昨年の秋に仮条約ができたのでございますが、その当時はまだ占領治下でございまして完全に日本の主権は回復されておる時代ではなかつたのであります。而もこれが行われましたる動機等を見ますならば、特にアメリカ及びカナダの漁業における利益を擁護いたします立場から、日本側に押付けられたものであるということが明らかであります。成るほど形は占領政策が解かれる前ではございましたが、そのときにおいてすでに平等の形をとつておりました。実質的には外国から押付けられたものである、こう見なければならんのであり……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/03/22、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 廣川農林大臣に先ず七伺いいたします。私は先ず本年度における食糧の見通しについてお伺いしたいのであります。私が申上げるまでもなく、昨年の米の作柄は余りよくございませんでした。そして供出数量も低く定められておりますし、超過供出等も政府の期待するほど出るかどうか疑わしい状況にあります。而も又政府の立てましたところの輸入計画が、辛につきましても、愛につきましても、思わしく行かないような情勢であります。その思わしく行かないために、農林大臣は根本氏をビルマに派遣されたと思うのでありますが、米につきましての輸入の見通しも決して楽観できない。麦につきましては、すでに本年度の植付の面積が昨年に比し……

第15回国会 外務委員会 第3号(1952/12/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 お伺いいたしますが、この前張群氏がこちらへ来られまして、大分長いこと滞在されました。張群氏の資格並びに使命、それからこちらで行われましたいろいろの折衝等について概略をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 まあ儀礼的というお話ですけれども、どうもいろいろ儀礼的意義以上のものがあつたように私には思われたのです。細かい話は私は知りませんけれども、例えばいわゆる中共貿易の問題に関しまして、日本側ではまあ商社のうちにも中共貿易を希望する向きがたくさんありまして、それが一つの運動になる。ところで張群氏が来られまして、若し中共と貿易するような商社があつたならば台湾のほうでは寄せ付けないと……

第15回国会 外務委員会 第4号(1952/12/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 次回の質疑の際に一つ保安庁長官も同時に御出席を願いたい。
【次の発言】 こういう点はここでただべらべら喋られてもわからないのです。こういうことはやはりちやんと保安庁のほうで刷り物にして廻すくらいのことをして然るべきだと思うのです。それを何もやつておらんということは怪しからんと思うのです。
【次の発言】 只今のお話ですと、まあ六カ月ぐらい訓練しなければならないというお話でしたが、その六十八隻に対する要員ですね、要員はどういうふうにしてこれを募集というか、作つたか、どういう訓練をするのか。誰がこれを訓練するのか。その点ちよつと事務的にはつきりと一つお聞かせ願いたい。

第15回国会 外務委員会 第5号(1952/12/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 岡崎外務大臣にお伺いいたします。  一昨日から新聞紙上を賑わしております鹿地亘君の事件であります。これは極めて奇々怪々なる事件でございますが、とにかく日本とアメリカとの関係の上にいろいろな問題があることを非常に大きく示したものと言わなければならんのであります。私どもは鹿地君が現われまして、そして猪俣浩三君と、これは我が党の代議士でありますが、連絡をとりまして、猪俣君がこの事件についていろいろと世話をし、又これを糾明することにしております。  私どもといたしましても猪俣君から大体の概要は承知しておるわけであります。併しながらこういうふうな事件が起りましたことは、これは日本の独立にと……

第15回国会 外務委員会 第6号(1952/12/11、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 齋藤長官にお伺いいたしますが、一昨日の外務委員会におきましても、いわゆる鹿地事件の問題をいろいろ論議して参つたのであります。私は昨日の衆議院法務委員会における鹿地君、その他の人の証言等を新聞でまあ拝見したわけですが、それについて国警長官のほうに若干お伺いしたいと思うのですが、国警長官のほうではあの鹿地君なり或いはそのほかの証人の証言をどの程度に信憑性があるとお認めになるか。又一方におきまして、アメリカ軍のほうのスポークスマンは、短期間の拘禁をしただけであつて、あとは調べてもおらなければ拘禁もしておらない、こういう声明を出しておる。非常な食い違いがあるわけですが、国警長官はその職掌……

第15回国会 外務委員会 第7号(1952/12/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私ちよつと遅れて参りましたので、或いは高良さんからすでに御質問があつたかと思いますが、インド政府を通じて北京政府に照会或いは連絡をとられておるようですが、これについてインド政府のほうから何か情報がもたらされたかどうか、そういうことについてお伺いしたい。
【次の発言】 それではほかのチヤンネルを通じまして何か接触を保つておられるのですか。
【次の発言】 そういたしますと、この間の北京の放送で発表された以上のことはまだ正式には発表をしていない、こういうふうに私ども考えられるのですが、外務省としては、やはり一方ではインド政府、一方では赤十字社同士の話合いという線で以て今後も進めて行くお……

第15回国会 外務委員会 第8号(1952/12/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 二つほど聞きたいですが、今渡されました資料によりますと、日本に十一社入つて来ておりますね。このうちで経営形態ですが、純然たる民間の会社、国営或いは公社というような形のもあるでしようけれども、それを一つお示し願いたい。
【次の発言】 これはまあ各国で、アメリカ等は除きまして、大部分が政府自身がやつておる、若しくは非常に政府出資が多いと、こういうことになつておるのですが、これはやはり儲からない、併しながら国策でやらなければいけないというためにやつておるものが多いのですか。
【次の発言】 日本の場合ですが、まあ戦前には日本航空が政府の国策会社になつておりましたが、戦後においてはこれはま……

第15回国会 外務委員会 第11号(1952/12/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 先ず吉田書簡についてお伺いいたします。吉田書簡では海上保安隊の任務遂行に適当な若干の合衆国の船舶を貸与してもらいたい、で十隻のフリゲート、八隻の上陸用支援艇、こういうことであります。ところがアメリカ側から十八隻貸与するということでございます。これはあとから八隻追加なされたのでありますか、追加の要求をされたのでありますか。
【次の発言】 この十八隻になりました件につきましてアメリカの下院軍事委員会の聴聞会の議事録によりますというと、ジユラムという委員が、「日本の要求が十隻であるのに、十八隻貸与せんとする理由を」。これに対しまして国防省のエンライト大佐が、「十八隻貸与の権限を附与せん……

第15回国会 外務委員会 第12号(1952/12/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、本協定に反対するものであります。  その第一の理由は、本協定によつてアメリカから日本に貸与されるこの協定に言われておる船舶なるものは、決して単なる船舶ではないのでして、アメリカの法律にも明示されておりますように明らかに軍艦であります。又私どもが横須賀に参りまして視察してみたところでも明らかに軍艦である、こう言えるのであります。これを単に船舶なりとしてこの協定を結んだということは、これは政府が今日保安隊を設けて、これを漸次日本の陸上兵力に育て上げて行こうとやつておるのを飽くまでも自衛力の漸増である、これは決して軍隊でないと言つておるのと揆を……

第15回国会 予算委員会 第12号(1952/12/17、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は吉田総理に対しまして、総括的な質問に入る前に、昨日生じました緊急の事態について二点お伺いしたいと思うのであります。  第一点は、只今内村君並びに岩木君から問題にされましたところの附帯決議の取扱方に対して政府がどういうような態度をとるかということであります。只今大蔵大臣の御答弁によりますというと、予算の運用によつてこれを実現するように言われたのであります。併しながら、この附帯決議に盛られておりまするところは、公務員の年末手当の増額の問題であろうと思います。或いはそれに関連する公務員の給与べースの問題にもなるかとも思いますし、更に中小企業の金融の改善の問題、地方財政の堅実化の問題……

第15回国会 予算委員会 第13号(1952/12/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 昨日私が炭鉱争議に対する緊急調整について緒方官房長官にお伺いいたしました際に、炭労側は昨日の一番方から就業しておる。そうして中山第二次斡旋案を受諾しておる。この点につきまして昨日緒方官房長官に対して経営者側がこの斡旋案を受諾しておらん、これに対して政府は如何なる措置をとるかということをお尋ねした。官房長官は善処するようにお答えになつておつたと思いますが、昨日中にはまだこれについて経営者側は受諾をしておりません。本日もまだ受諾したという話を聞いておらん。一方において手と足を縛しておる。片方がすでに働き出しでおりながら、経営者側に対し政府が放置しておるというのは甚だ不公平であり片手落……

第15回国会 予算委員会 第15号(1952/12/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 議事進行について…、午前に大蔵大臣から衆議院の予算会員会における附帯決議に対する措置についての説明がございました、そしてその大蔵大臣の説明された文書が配付されたわけです。この附帯決議に示されましたところのものは、少くとも本国会におきましてこれが具体化されることを目標としておつたものと思います。  第一に公務員の手当等の問題につきましても、これこの予算が通りまして、すぐに支給さるべきものだと思う、なお中小企業の金融につきましても来年の春になつてからゆるゆるおやりになつて頂いてもよろしいし、地方財政に対しましても同じであります。そういたしますと、少くとも本日まで大蔵大臣が余裕を持たれ……

第15回国会 予算委員会 第18号(1952/12/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 林屋国務大臣にお伺いいたします。内灘の射撃場の問題につきまして十一月の末に林屋国務大臣は内灘に参られまして、内灘の村民大会にも御出席になつたようであります。まあその間の事情はよく聞き及んでおりますが、結局において林屋国務大臣は内灘の村長その他と話合いをされまして、或る種の協定に達せられて、その協定は私の聞いておるところによりますと、補償金を即時実施する、即ち即時払う。それから国警を増員する。道路を補修する。文化施設に対し或る程度の支出をする。それから四ヵ月経つたら完全にその射撃場をやめる。それから使用後には国有地を内灘村に売渡す。こういう六ヵ条の協定をなされたということを聞いてい……

第15回国会 予算委員会 第19号(1952/12/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、政府提出のこれらの三つの予算案に反対をいたすものであります。  本年の四月二十八日に講和条約の効力が発生いたしまして独立をいたしました。形式的にすべて今日におきましては連合国軍最高司令部GHQの支配を離れたわけであります。当然選挙後の新内閣によつて作られますところの予算はこの慕情を反映いたしまして、そうして独立国の予算として組まれるベきものではなかろうかと思います。そしてこれは二十八年度予算との関連において、いわゆる十五カ月予算の形をとつて、新らしい財政経済政策が示されるべきものではなかろうか。然るに政府が出しましたところの予算案を見てお……

第15回国会 予算委員会 第27号(1953/03/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 保安庁関係のことについて二、三御質問したい。  保安庁には保安隊であるとか、或いは海上警備隊であるとか、航空隊があるが、それにアメリカの軍事顧問がおるかどうか。それは現在どれくらい、どういう階級の人が、例えば保安隊について幾ら、それから海上警備隊について幾ら、或いは航空隊について幾らいるか。それから又その人々はどういう法的根拠に基いておるのか。更にそれらは向う側の要求で置くことになつたのか。それともこちら側から要求して置いておるのか。更に又その人々は今後殖えるのか、或いは減るのか。そういう点についてお答えを願いたい。
【次の発言】 私は全体で幾人おるか。そして又保安隊に、それから……

第15回国会 予算委員会 第29号(1953/03/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 関連して。太平洋同盟、或いは太平洋防衛同盟のことについて何ら触れておらない、こういうふうにお話でございましたけれども、アイゼンハワー大統領が当選をいたしましてからのちのいろいろな動き、特にアイゼンハワー大統領が朝鮮へ来てからあとのこと、李承晩大統領が日本をそういう太平洋防衛同盟に加えてもいいというようなことを言つた、又台湾におきましてもそういうことがしばしば外交部のスポークスマンによつて言明されておる。或いは又フィリピンのエリサルデ外相が条約の批准を急がなければならん、それは共産主義の脅威に対処するために賠償問題と切離してそれを急がなければいかんというようなことを言つておる。又日……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 外務委員会 第24号(1953/08/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 本委員会を閉じる前に、一言委員長に対しまして要望いたします。先ほど羽生委員からも申上げたと思いますけれども、MSAによる対日援助の交渉が目下行われております。衆議院におきましても、この交渉についての中間報告を岡崎外務大臣より求めるということが問題になつております。当然今日これをなさるべきものと私は考えておりますが、一つ委員長よりも、この点につきまして岡崎外務大臣に対しまして、本日或いは明日の本会議で、この中間報告をなされるよう要求されることを委員長に要望いたします。
【次の発言】 そうではないのです。本会議においてもなされるようにということを要求して頂きたい。

第16回国会 議院運営委員会 第22号(1953/07/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 只今の緒方副総理の言によりますというと、修正案が成立するまでは、この修正案について政府は何ら責任がない。こう御答弁です。ところが修正案自体はそのもとをなす、前に提出になつた予算案と一緒にちやんと出て来ておる。そうしてこれは、例えば予算委員会にかかつたときに本当に修正案の部分だけが、全く別個の問題じやない。これは織り込まれて、例えば米価の問題等を見ますれば、これは全部織り込まれておる。保安庁の経費の問題を見れば、これ又織り込まれておる。そういたしますと、修正の金額だけが問題ではなくて、その修正によつて生ずるところのいろいろな今後の予算の執行の面まで関連しておる。それをただ責任がない……

第16回国会 経済安定委員会 第8号(1953/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 どうも通産大臣がおいでにならんので遺憾なんですが、理由からお聞きするのに非常に困るのですが、先ずそれでは公取委員長にお伺いいたします。  この法律の改正案が出るに至りました事情について、大分通産省と公取委員会との間にいろいろな意見の対立もあつたように聞いております。まあそういうようなことで、恐らくこの改正案ができるに至りますまでには、両側にいろいろ意見があつたと思うのですが、意見がどういう形で合致してこういう改正案になつたか、公取側のほうから、これが必要になつた理由、それからまあその過程においてどういう点で通産省側と意見の相違があつたか、どうしてこの改正案にまとまつたか、この点を……

第16回国会 経済安定委員会 第9号(1953/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は今次の先ず改正の理由からお伺いしたいと思います。政府が提出されました改正案の最後の頁に理由が附せられておりまして、その理由の中に「わが国経済の特質と実態に即応するよう、共同行為の禁止を緩和するとともに、」云々とあります。そこで先、ず我が国の経済の特質と実態とは何ぞやということからお伺いしなければならない。なぜその特質と実態の故にカルテルの禁止されておるものを緩和する必要があるのかという関連をお伺いしたいと思いますが、先ず我が国の経済の特質と実態ということについての御見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、こういうようなお考えがあると今の御説明から推測できま……

第16回国会 経済安定委員会 第10号(1953/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 緒方副総理にお尋ねをいたします。先に本改正法律案が提出されました際に、緒方副総理がこの提案について御説明に相成つたわけでありますが、今次の改正がまあ成立をいたしますと、かなり前と違いまして、カルテルに対する態度、或いはトラストに対する態度というものが、緩和されて参るのであります。で今私は緒方副総理に、カルテル、トラストが全体の経済に及ぼす影響等についてお伺いしようとしているのではないのでありますが、そうなつて参りました場合に、今日の公正取引委員会というものの機構、これで果して十分であるかという問題が一つ生じて来るのでありますが、その前に私は、今までこの私的独占禁止法に対する、財界……

第16回国会 経済安定委員会 第12号(1953/08/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 合理化カルテルの問題について公取委員長にお尋ねします。この合理化カルテルですがね。現在ここにあるいわゆる合理化カルテルは、どういうような種類のものが今後できると予想されるのですか、形ですね、それからどういう事業に、どういう種類の事業にそういうものができるというお考えですか。
【次の発言】 私もここに書いてある合理化カルテルはまさしくその例の屑鉄に対するものと、それをどうもここに屑鉄に対するものと書けないから、そこにカモフラージユをしてこういう一般的な形を与えたのじやないかと、こういうふうに思つておる。で、品種の規格の統一といいますか、制限といいますか、そういうものは果していわゆる……

第16回国会 水産委員会 第3号(1953/06/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 五月二十九日の朝日新聞の夕刊を見ますというと、「内灘試射場問題について政府は地元との折衝を重ねているが、このほど漁業損失補償を一千四百五十万円とすることに地元との話合いがまとまり、二十九日の閣議で小坂担当大臣から報告した。政府としては更に今後も地元を説得する努力を続ける方針である。」。こういう記事が出ておるのであります。これで見ますというと、漁業の損失補償の額が地元との話合できまつたということになつておりまするが、この漁業損失補償というのは将来に対するものであるか、それから過去四カ月間に使用されておる間の損失補償であるかという点が第一、それから第二には、地元との話合と言うておりま……

第16回国会 水産委員会 第4号(1953/06/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 これは証人としてやつぱり喚問して頂きたいな。大勢切捨てたのだから、これだけは僕のほうを入れて下さい。ギヴ・アンド・テイク。
【次の発言】 実は私は大勢の人を証人として喚問しようと思つたのですが、いろいろどうも青山さん等の御意見もありまして一人に限定したのでございますから、そのことは一つ曲げて、そう私の顔を潰さないで頂きたい。
【次の発言】 どうも又嘘をつかれそうな気がするので、この点について二枚舌を使わないという保証を青山さんにして頂ければ、それは何ですが、青山さんもそこまでの保証は付かんように思います。

第16回国会 水産委員会 第6号(1953/06/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 内灘の問題も非常に複雑な経過を辿りまして、そしていよいよ六月十五日からアメリカ軍の試射が開始されるようなことになつたのであります。で、この問題につきましては、すでにいろいろ論議されたところでありますが、一番問題になりました点は、やはり昨年の暮に政府が閣議の結局といたしまして内灘を四カ月に限つて使用する、こういうことできめたのでありますが、そして地元のほうも大体そういうふうに了解しておつたのでありますが、それが延期される、而も永久使用というようなことに政府の態度がきまりましたために、内灘の村民たちが激昂したことから非常にもつれて参つたように思うのであります。従いまして最初にこの政府……

第16回国会 水産委員会 第10号(1953/07/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私はこの法律案に賛成いたします。なお秋山委員並びに松浦委員より提案されました附帯事項につきましても賛成いたす次第であります。

第16回国会 水産委員会 第11号(1953/07/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 青山委員の御質問は大分林屋さんなり、政府の立場を擁護する観点からなされたもので、かなり柴野知事の主観と言いますか、そういうものを引出そうとされておつたようでありますが、私はそうではなくて、事実を確める問題で二、三御質問をしたいと思います。先ず私は柴野さんにお伺いしたいのでありますが、先ほどの御発言で、第一にこの調査等はすべて県に何ら知らせないで、外務省か、或いはどこか知りませんが、アメリカ軍かも知れませんが、すつかり行なつた。そうしてさあことを使用するという段になつて知事に話があつた。すべてが秘密裡に行われたと、こういうことでございますが、すべてが秘密裡に行われて、そうしてすつか……

第16回国会 水産委員会 第12号(1953/07/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 山中部長にお伺いしますが、過日の参考人を呼びましたときの話によりましても、政府のほうから、あそこの漁業協同組合へ出した漁業権制限の通知書を見ますと、一月一日から四月三十日までということで、その通知書に対して各漁業協同組合から承諾書が出ている。そして合意の上でとにかく使用が開始されておつたのですね。今度は何ら手続きをとつておらんというのがこの間の御返答だつたのですが、その後何かそういう問題について手続きをとつておられるかどうかということについてお伺いしたい。
【次の発言】 閣議で六月十五日から使用するということは決定したことなんでありますが、その決定に基いて、どういう方法で向うに通……

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 関連質問……。違法の措置はとつておらん、それはまあそれでよろしい。併しながら、その昨年の暮に〇・二五十出たということは、成るほど違法の措置ではなかつたけれども、〇・五というきめたものにプラスをしたことになつている。それは大臣のほうで以ておやりになつたのですから、これはあなたの見解でなくて、今度小笠原大蔵大臣はそれをおやりになるかどうかということをお聞きしたい。
【次の発言】 財政事情等もあるからよくお考えになるということは、これは七月の暫定予算において何らか考慮する余地もある、こういうことに解釈してよろしうございますか。

第16回国会 予算委員会 第7号(1953/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 今の問題に関連して質問いたします。福永官房長官の選挙違反の問題につきましては、五月三十日の予算委員会におきまして、私はこの点について緒方副総理にいろいろとお質しをしたのであります。幸い福永さんもお見えになつておりますので、私福永さんからお伺いしたいと思うのでありますが、五月三十日の予算委員会におきまして、私が、公明選挙を進めることを首相以下一生懸命やつておられるこの内閣において、その内閣の番頭である福永君のところから非常に大掛りな選挙違反を出したということは、これは非常に大きな政治問題である、こういう観点から緒方副総理に対していろいろと御質問を申上げたのであります。その質問の最後……

第16回国会 予算委員会 第17号(1953/07/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 只今の石原君の御意見を聞いておりますと、急ぐからということであります。併しながら急ぐと言つても性格を明らかにしなければならないものをそのまま放つておいて急ぐということは、却つて審議を紛糾させ長引かすだけであります。我々はこの予算案修正案なるものの取扱い方については、十分に予算委員会自体が検討しなければならん問題であると思うのであります。理事会はその内容に立至つて論議して、理事会が決定したから、これを直ちに予算委員会において強行するというべき筋合のものではない。理事会というものの身分は単に議事の運営を円滑ならしめるための申合せをやるところに過ぎないのであります。(「その通り」と呼ぶ……

第16回国会 予算委員会 第18号(1953/07/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 修正案の性格等につきまして、先ず吉田総理大臣の御所見を承わりたいと存じます。  衆議院におきまして予算が大巾に修正をされ、その修正案が本院に回付せられて参つたのであります。この修正案は一体本院において取扱う上におきまして、誰が修正案の提案者であるか、或いは又この修正案に対して誰が責任を負うかという問題は、憲法に定められましたる予算の提出権の問題と関連いたしまして重要な問題でございます。そこで先ず総理にお伺いいたしたいのは、この修正案は政府がこれを了承をしたはずでございます。政府はこの修正案について責任を負われるものであるかどうかという点を総理大臣より御答弁願いたいのであります。

第16回国会 予算委員会 第19号(1953/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 只今の緒方副総理の食い違いがないと言われたのは私はどうもおかしいと思う。委員長は修正案の説明について全責任を持つと言う、ところが緒方副総理は説明された部分について責任を持つという、修正案のうちで、能う限りというのですから、或いは説明されない部分もあるかも知れない。そうするとその部分については責任を持たないということを意味する。意味が違うのです。私は委員長が言われたことを政府が率直にお呑みになればこの問題は難なく解決すると思うので、委員長の言われたようにこの修正の部分について政府が責任を持つて説明に当るというふうにして頂きたいと思います。

第16回国会 予算委員会 第22号(1953/07/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 極めて簡単なことからお伺いしますが、一つ一言々々御答弁願います。大蔵大臣にお伺いします。或る村が千石の割当てを受けた。その村の農家が百戸ございまして、そしてまあこれを十石ずつ出すことになつておると仮定します。その場合そのうちの二戸の農家が何かのことで五石しか出せない。ところが他の農家が十五石出したことによつて、この村は完遂したことになります。そこで問題になるのは、この村は完遂したのでありますから、大蔵大臣の言う通りにちやんと完遂奨励金は石八百円千石あたりやつて来る。そのうちで何かの都合で五石しか出なかつた家は石八百円、五石分もらえるのかもらえないのか。又十五石出した農家は十石分し……

第16回国会 予算委員会 第23号(1953/07/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 関連質問。このアメリカ駐留軍の引揚と申しますか、この問題について外務大臣にちよつと関連質問をさして頂きます。アメリカ側でこのアメリカ軍を引揚げるということの意思表明をしたのは誰によつてどういうような形でなされたかということを先ず伺いたいのであります。
【次の発言】 最近相互防衛協定というようなものが、このMSAの交渉の後にできるというふうに私ども考えておるのですが、そういうようなこととの関連。或いはダレス国務長官がアメリカの国会の証言で言つております日本の保安隊ですが、或いは日本の軍事力ですか、これを増加する問題との関連。こういうような点から見ますと、最近このことが特に取上げられ……

第16回国会 予算委員会 第24号(1953/07/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 只今の資料の要求の問題についてですが、よろしうございますか。
【次の発言】 先ほど木村君の言われました第一点。自由党、改進党、鳩山自由党の三党の間に秘密協定があるかどうかという問題は、一昨日の本予算委員会におきましてもいろいろ論議をされたのであります。その際に三派からは、と申しますか、改進党の竹山君並びに自由党の小澤君からはそういうものはないということを言われておつたのであります。然るにこういうものがある。昭和二十八年度一般会計、特別会計及び政府機関各予算案修正についての自由、改進、鳩山自由三党間の了解事項というものがございまして、昭和二十八年七月二十四日、以上の各項に亘る了解事……

第16回国会 予算委員会 第27号(1953/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 只今郵政大臣の言葉を聞いておりますと、まあ一生懸命に努力をしてそうしてそれでもどうにも足らないところはこれは一つ公債の枠を殖やすことによつてなんとかしよう、こういうお話でありました。大変わかつたようなお話でありますけれども、実はこの予算というものはやはり何のために設けてあるかということを考えて頂きたい。予算制度というものはちやんと一年間の計画を立ててそれを遂行するために、大福帳式のものでやつているのではない。それはおわかりになつていると思う。そういたしますと、ああいう修正を組みました以上、大体節約によつてどれくらい出る、或いはこうくこういう方法によつてどれくらい出る。それから先に……

第19回国会 経済安定委員会 閉会後第1号(1954/08/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 二、三日前の新聞でしたか、新らしい経済政策、とにかく計画化された経済をやるんだというのでずらつと作文が出ておりましたが、あれは一体経済審議庁のほうで何か試案としてお作りになつたものですか。どうも新聞で知つたんでちよつとあれですが……。
【次の発言】 まだまとまつたものが出てないが、何かここで以て少くとも二十九年度予算の編成の際に当つて、大蔵大臣なり経済審議庁長官なりが国会で以て説明をしたものと違つた政策をとらなければならんということは考えられておるのですか。
【次の発言】 とにかく研究を命ぜられて何かを、お作りになつておるんなら、そういう下心が大臣のほうにあるからおやりになつてお……

第19回国会 経済安定委員会 第3号(1954/04/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 今の措置に関連してお伺いするのですが、例えば重油の使用で、今まで重油の使用を行われるのは結局燃料費の節約、それによつて価格を下げるという意味に使われておつたと思うのです。ところが今度行政措置その他で重油の節約を図るためにもう一遍もとへ戻す、こうなつて来ると今の石炭の価格から言いますれば、折角重油で節約したものが又そのために燃料費が殖える、そうすると又政府の物価引上げと矛盾して来るのじやないか、この点について政府のほうでは石炭の価格を引下げるとか、何とかいうようなことを考えておられるのかどうか。そうせんと折角或る種の、特にセメントなんかこれで相当価格を騰貴するのを抑えて行くことがで……

第19回国会 経済安定委員会 閉会後第3号(1954/09/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 この新輸出計画の策定について、前提となるものは輸入をほぼ今年度くらいにとどめる、こういうことが一方において考えられておるわけですね、そうしますとこの新政策のほうにあるのですが、食糧の輸入の増加、人口が毎年殖えて来る、それでそれに見合うだけの食糧を供給するのに、これは輸入を抑えて行つて、国内だけの増産で以て賄なつて本年度程度の食糧輸入にとどめよということが考えられております。ところでその後も、これは更に問題になるのでありますけれども、この年々の人口の増加、これは百何方になりますか、それと一体並行的に国内の食糧の増産が図れるものかどうか、それをどうお考えになつておるか。

第19回国会 経済安定委員会 閉会後第4号(1954/09/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 資料の問題ですがね。私昨日から要求したものはまあ出せないというお話でありました。尤もはつきりあれば出せないというのではなく、新聞に出ておるようなものはない、これはまあいろいろなものを何というのですか、ピツク・アツプして作つたもので、そういうものはない、それはなかなかお上手な返事のようであります、無論これは審議庁のほうからの答えでなく通産省からの答えであつたろうと思うのですが、まあなかなかずるいですね。とにかく通学省で輸出計画案なるものができておるのですね、これがそうなんです。こういうものをこしらえておいて、殆どまあ抜萃のようなものですが、それが出せないということは私は以てのほかだ……

第19回国会 経済安定委員会 閉会後第5号(1954/09/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 先ず石炭からお伺いします。先ず石炭ですが、竪坑なんか大分進められておるようですが、今日石炭界が非常に不況にあることは御承知の通りでありますが、基礎産業の一つとしての石炭は非常に景気変動の際にその景気変動の波に揺られやすい産業である。日本の場合におきましては、まあ大手筋は別といたしまして、特に中小企業、そのうちの小企業、石炭などの小企業、これが景気気変動に対する一つのクツシヨンのような役目をしておる。景気がよくなるというとだあつと始まる。そして景気が悪くなるというと何かもうすつぽらかしちやつてやめる。景気がよくなると又始める。確かにこれは一つのクツシヨンの役目をしていると思う。併し……

第19回国会 内閣委員会 閉会後第1号(1954/08/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 極く僅かな点を二、三お聞きします。過日新聞紙上に出たところですが、防衛庁におきまして自衛隊の増強計画が、第九次の計画ですかについて木村長官の談話なるものが出ておりましたが、いわゆる第九次計画なるものは目下進めておられるのですか。
【次の発言】 先ほど長官は矢嶋君に対して、来年度の予算についてのお答えがあつたのですが、私はやはり来年度の増強計画も、まあ長期計画が確定はしておらないけれども、大体長期計画の一部としておやりになつておるものと、こういうふうに考えます。特にアメリカとの関係において、やはり昨年の池田・ロバートソン会談、その後のこちらにおけるいろいろな会談、或いはアメリカから……

第19回国会 内閣委員会 閉会後第3号(1954/09/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 内閣委員会の決定に基きまして、八月二十六日より九月一日までの一週間、白波瀬委員、矢嶋委員、それに私と、それから正式の派遣議員ではございませんでしたが、これに野本委員が加りまして、北海道に参りまして、北海道の陸上自衛隊を視察調査して参つたのであります。  北海道は御承知のように、北部方面総職部というものが設けられましてその下に第二管区隊、それから今度新設の第五管区隊が置かれ、更にこれらの両管区隊のほかに、北部方面総監部直轄の部隊がございます。第五管区隊のほうはまだ漸く総監部が新設されたばかりで、部隊が現在内地から移動しつつあるような状況でございますので、私どもはそのほうは視察いたし……

第19回国会 内閣委員会 閉会後第5号(1954/09/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 竹島問題について国際司法裁判所に提訴するという御方針のようでありますが、これはもうすつかりその手続はできているのですか。
【次の発言】 現実にはいつ頃提訴す  ることになりますか。
【次の発言】 今までの韓国とのいきさつから考えまして、その場合に韓国が同意しないことも考えられる、そうなるとどうなりますか。
【次の発言】 そうすると国際司法裁判所への提訴は直接のきめ手にはならん場合もある、こういうことでございますね。
【次の発言】 そうするとほかに何かきめ手はお考えになつていないのですか。
【次の発言】 先ほどからのお話ですというとまだ侵略とは認めておらん。とにかく韓国人が日本領土……

第19回国会 内閣委員会 閉会後第6号(1954/11/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 先ほど公安調査庁の活動についての御説明がありまして、公安調査庁ができましてからその組織も大分拡充されまして、人もこの表で見ますというと千六百七十八人おる。ところが御報告になつた活動を見ますというと、千六百七十八人の人が活動をしておるその役所の活動振りとは思えないような結果しか出ておらんのであります。まあ怠けておるとは思いません。一生懸命活動しておられるでありましようが、そういうふうな結果しか出てないということは、これはあれだけぐらいしか発表できないんで、あとはみんな秘密だ、こういうことなんですか。
【次の発言】 まあ只今のお話ですと、大きな複雑な刑事事件と同じようだと、こういうお……

第19回国会 内閣委員会 閉会後第8号(1954/11/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 保安庁の二十八年度の予算の費用の問題ですがね、まあ調達関係だけお調べになつてほかはやつておらないようなので、あなたのほうから詳しいことを或いはお聞きできんかとも思うが、あそこに技術研究所というのがありますね、保安庁に。保安庁の技術研究所に委託研究費といいますか、方々へ出す金、あれがどういうふうに使われたか調べたことがありますか。
【次の発言】 調べてなければ、まあ二十八年度の使い途を今調べろというのはどうもあなたのほうの仕事の範囲と違うかも知らんけれども、二十九年度と関係があるから私はちよつと申上げておくのだが、二十八年度の保安庁の技術研究所の委託研究費か何かは年度末にむやみにあ……

第19回国会 内閣委員会 第30号(1954/05/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 衆議院の議員提出法律になつておるほうでは法制局長官、内閣官房副長官、それから人事官及び検査官、大使、公使まで含んでいますが、この点こちらのは政務次官までで限られておりますが、これはやはわここまで含ませるほうがいいのではないかと思いますが、その点はどうでしようか。
【次の発言】 私はやはり入れたほうがいいように思うのですが、まあ内閣官房副長官にいたしましても、とにかくまあ長官とはかなり違いますけれども、併しやはり相当何といいますか任命等に当つて政務次官と同じようなことであるのでやはりこれは入れたほうがいいのじやないかと、他についても同じと思います。  それから先ほど竹下さんの指摘さ……

第19回国会 内閣委員会 第34号(1954/05/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 大変長い御説明で私ども大いに労を多とするものでありますが、この法案を審議するについて先ほども話しましたように相当やはり資料を出して頂かないといかんと思います。で、私どものほうとしても資料をいろいろ要求したい思うのでございますが、やつばり今ここで思いついてどういう資料ということを申上げかねるのですが、それを出して頂くについての便宜として、今までの衆議院のほうの審議の際にどういう資料が出されておつたかということをちよつとおわかりでしたならばここで言つて頂きたいのです。そうしましたらそれに落ちておるものを私どものほうとして出して頂きたいと、こう要求するつもりでおりますので、どういう資料……

第19回国会 内閣委員会 第35号(1954/05/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 これは一つ自治庁長官としてお伺いしておくのですが、今度市町村の合併が大分進行しております。殊に市が大分できまして恐らく町村のほうもできるだろうと思いますが、現在までのところ市がああいうふうに合併してできそれから町村ができましたが、あれによつて地方自治体の職員の減少が現実にどの程度行われたか。そうして又本年度中に行われる地方自治体の合併による減少、これはこれとは別だと思うのですけれども、それがどれくらいの予定になるのでしようか。
【次の発言】 それから警察法の改正が今日衆議院を通過いたしました。それでこちらへ送付されておるのですが、あれによりますと、大都市の自治警察がそのまま一年間……

第19回国会 内閣委員会 第40号(1954/05/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 資料の要求について。警察予備隊ができましてから今日に至るまでアメリカの軍事顧問が入つておりましたね。その警察予備隊ができましてから今日までのアメリカの軍事顧問の数の変遷があつたと思うが、それを警察予備隊時代はどれくらい、それから保安隊時代はどれくらい、今度はきまつておりますよ、それを一つ表にして出して頂きたい。それからそれがどういう所に配属されていたかを若し説明があつたら簡単につけて下さい。

第19回国会 内閣委員会 第41号(1954/05/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は副総理にお伺いしたいのですが、第四十二条には「内閣に、国防会議を置く。」こう書いてある。そうしてその構成を見ますと、保安庁案によれば副総理、防衛庁長官、外務大臣、大蔵大臣、通商産業大臣、経済審議庁長官となつており、全部閣僚で充てられている。そうして「関係者の出席」ということがございますが、これは先ほどからの御答弁によりますと、構成員ではなく内閣総理大臣が必要に応じてこれを喚ぶということになつている。従いましてこれは明らかに内閣の内部の機関、そうしてここで以て諮られました案というものはここで以て決定されてそのまま生きるのじやない。これはやはり閣議の決定を経なければならんかと思う……

第19回国会 内閣委員会 第42号(1954/05/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 先ず木村長官にお伺いいたします。  自衛隊法の第三条によりますというと、「自衛隊は、わが国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対しわが国を防衛することを主たる任務とし、」、こうなつている。これは保安庁の場合の保安隊と違うということは、先ほど竹下委員の質問の際にも論じられたところであります。そこでお伺いしたいのですが、今自衛隊は、あなたのしばしばの言明、或いは副総理或いは吉田総理の言明によりましても、軍隊ではない、こういうふうに言われている。勿論私どもは今日の自衛隊は、もうすでに軍隊であると、こういうふうに考えているのですが、仮に一歩をあなたがたの議論に譲……

第19回国会 内閣委員会 第43号(1954/05/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 議事進行について。私は防衛庁並びに自衛隊法案の審議について外務大臣、大蔵大臣並びに通産大臣の出席を要求しておいたのですが、今朝はまだお見えになりませんでしようか。
【次の発言】 若しお見えになりましたならば、私はなお質問の持ち時間が残つておりますので、それらの方々に対する質問を続けたいと思います。
【次の発言】 岡崎外務大臣の御出席がありましたので、外務大臣並びに保安庁長官に若干の質問を行います。  昨日、木村保安庁長官に自衛隊の増強に伴つて駐留軍の撤退があると思うが、今度の自衛隊の増強について駐留軍の撤退を、それに見合う駐留軍の撤退の交渉を開始するか、こういう御質問をした。それ……

第19回国会 内閣委員会 第44号(1954/05/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 木村君から大分質問がありましたので、私の分は極く僅かですが、先ずお伺いしたいのは、今度のMSA援助協定によつて五千万ドルの小麦を買うことになる。その中の一千万ドル分が贈与になる。かの三十六億円の特別会計予算を審議いたします場合にも随分問題になりましたし、その後あの特別会計が設置されますときにもいろいろ問題になつたが、あの使い方がまだ明らかにされていない。あれはその後いろいろとアメリカとの折衝もあつたろうと思うのですが、どういうふうに使われることに大体話がついているのか。例えばどういう産業にあれが使われるのか、それが融資の形で行くのか或いは投資という形で行くのか、その辺についてもう……

第19回国会 内閣委員会 第46号(1954/05/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 第十条の教育局の問題についてお伺いいたします。教育局は、これは陸海空軍、三軍の教育の根本方針を司る局だろうと思うのですが、ですから、又それを実際的に進める局だと思うのですが、とにかく戦力なき軍隊ですが、これにやつぱり一定の教育方針というものがなければならんと思うのです。大日本帝国軍隊のときには、とにかく忠君愛国と言いますか、天皇のためには命を捧げるということが根本で以て教育が進められておつた。これがいい悪いは別として、いろいろ批判はありますが、とにかくそれが日本の軍隊の根本の教育方針になつておつたように私は思う。そこで警察予備隊、保安隊、自衛隊と変りますが、この自衛隊の教育の根本……

第19回国会 内閣委員会 第49号(1954/06/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 総理にお伺いいたしたいと思います。現在世界で最大の関心事になつておりますものは水爆の問題でございます。これは世界の全戦略を変え、又同時に世界のいろいろな国際関係をも変えるものであり、更には人類全体に非常な大きな影響を与えるものであります。日本は御承知のようにすでに数回の南方海域における水爆の実験によりまして直接の被害を受けたのであります。この水爆の問題は、今日政治の上のみならず、軍事の上におきましても最大の問題である。若し今後世界戦争が勃発するといたしますれば、当然日本は現在の地理的位置からいたしましても、水爆或いは原爆の被害を受けなければならないかも知れないのであります。若しこ……

第19回国会 法務委員会 閉会後第1号(1954/09/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 資料をお願いします。過日自由党の支部長会議における吉田自由党総裁が造船汚職の問題について触れましたことが、いわゆる暴言として大分問題になつております。あの吉田総裁の演説の全文を一ついただきたい。  それからあとで新聞協会のほうでこれについて抗議が出ました。それに対して何といいますか、釈明というのか、あの暴言の取消しというのか、言いわけというのか、何かそういうものが出ました。それを一ついただきたい。  それからあの暴言が出ましたあと、検察庁でも問題になつて、その会議なんかの際に、あの暴言についてもし何か、たとえば会議議事録や何かであれを論議したものがありましたら、そういうものをいた……

第19回国会 法務委員会 閉会後第4号(1954/09/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 ただいま法務大臣は国民が検察庁のまあ弱腰といいますか、とにかくああいうふうな事件がしり切れとんぼになつたことに対しましてまあいろいろ考えておりますが、そのことについて国民が誤解がある、こういうふうに言われる。それで誤解を解くということがあなたの任務にもなるわけであります。検察庁側の任務にもなるわけだと思うのですが、過日、衆議院の決算委員会におきまして吉田首相の喚問の問題が起つております。又証人として呼ばれました何ですね、佐藤検事総長、馬場検事正のこの証言の内容に関して、あれはまあ職務上の秘密で逃げてしまつたので、八カ条ほどの問題についてあなたにその許可を求めておる問題がある。あな……

第19回国会 法務委員会 閉会後第5号(1954/09/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 犬養参考人に対する質問に入ります前に、一言申し上げたい思いますが、それに実はこの委員会に吉田首相の御出席を願うようになつておつたと思います。そうして委員長もこの出席のことにつきまして官房長官等とお諮りになつて、まあ政府委員としての御出席ということについて、まあそう難色のないようなお話であつたのであります。ところがいまだ出席の御通知もないわけでございますが、これに私どもとしてはなはだ遺憾なことでございます。で、もちろん御出席にならないのは、いろいろ理由もあろうかと思いますが、やはりこの理由につきましては、委員長もあるいは御承知になつておるかもしれませんけれども、しかし私どもとしては……

第19回国会 法務委員会 閉会後第6号(1954/09/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私もいろいろお聞きしたいことがございますが、それはまた次の機会に譲りまして、本日はただ一点だけお伺いしたいと思います。それは、衆議院の決算委員会において吉田首相を証人として出頭することを求めているのです。ところが今の形勢では、外遊を前にして有相は公務多忙であるので出られないというようなことで、首相は証人として出願しないような形勢にある。そこで決算委員会は、証言法に基きまして首相を告発するかもしれないような段階に来ておるのであります。告発をされますれば、これは検事が取調べる、もし起訴ということになりました場合には、これはその点について、検事総長にその係りの検事は指揮を仰ぐことになる……

第19回国会 法務委員会 閉会後第11号(1954/11/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 二、三の事実についてお伺いしたいと思います。まず田中さんの御主人に伺います。山根という警部補があなたのところへ最初に治療に来た。それまでは、その警部補のことほあなた全然知らなかつたのですか。
【次の発言】 知らなかつた……。
【次の発言】 二度目に来たときにあなたに対してまあ盗聴器を備え付けることの承諾を求めたのですね。
【次の発言】 で、そのあとで、あなたに対して何かお礼をするとか何かそういうようなことがありましたか。
【次の発言】 それ一遍きりですか。
【次の発言】 その問題が起きてからあとでたぱこをもらつたときに、何かあなたに対して、こういうことを言うなとか、ああいうことを……

第19回国会 法務委員会 閉会後第12号(1954/11/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 ただいまの神田君のお話でございますが、どうも私は納得できません。一体法務委員会はいつ参考人の出頭を命ずる書類をそれぞれの人に通達いたしましたか。
【次の発言】 それでは次に、神田君はそれをいつ受取つたのですか。こちらから出ろという呼出しをいつお受取りになりましたか。
【次の発言】 山根君の場合を聞いておるのじやありません。あなたの場合……。
【次の発言】 それでは秋久君、岸本君はいつお受取りになりましたか。
【次の発言】 そうしますと神田君のところに送達されたのも、私は何じ鳥取市だからその時分だと思いますが、そうでしような。

第19回国会 法務委員会 閉会後第13号(1954/11/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 盗聴器の問題について若干お伺いします。これはいつごろから使い始めたものでございますか。
【次の発言】 そうしますと具体的に言つていつごろでしようか。二十六年ごろからですか。
【次の発言】 そうしますと、この方法を使用するに至りましたのは、たとえば当時のGHQのほうからこういう方法をとつたらというようなことがあつて、この盗聴器の使用ということが始まつたのかどうか。
【次の発言】 これは戦前に特高警察はなやかな時代にも、こういう方法をとつておりましたか。
【次の発言】 それと二十六年ごろ以降使用して、今日まああなたの言ですと、三十ないし四十台ある、こういうことでございますが、これは何……

第19回国会 法務委員会 閉会後第14号(1954/11/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 最近の密入国の状態についてお伺いしたいと思うのです。これは各国別、あるいは各国人別、それから去年と比べての増減、それから密入国者の検挙状況、それの送還の問題というような点について、一括して御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それではこまかい資料に基かないでもいいのですが、最近の傾向ですね、それを概略説明願いたい。
【次の発言】 朝鮮の方で帰られる方は相当多いのでございますか。全体としてのつまり在留朝鮮人の数は増加の方向に向つているのか、減る方向に向つているのか、いずれでしようか。
【次の発言】 そうしますというと、今のところ密入国も、それから正式の入国も少い、でまあこちら……

第19回国会 予算委員会 第3号(1954/02/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 本年度の予算を施行いたしまして、政府は物価を下げる、まあこういうようなつもりで、五%乃至一割の物価を下げるつもりのようですが、鈴木さんはこの予算が施行されることによつて、まあこれによつて起される一種のデフレーシヨンによつて、政府の予想されるような物価が下るというふうにお考えになりますか。
【次の発言】 それから国際収支の面ですが、政府の予想は私ども甘いと思うのですが、今年の国際収支は、やはり世界的な不況、特にアメリカがやはり予想されるよりは悪いと思うので、従つて日本の場合、その影響する国際収支もどうもよくならない。そういたしますというと、為替相場の問題が重大な問題になる。どうも為……

第19回国会 予算委員会 第6号(1954/03/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 予算の内容が明らかでないものをどうして審議できますか。
【次の発言】 内容が明らかになつて初めて予算というものは審議できる。漠然としたものを途中で明らかにするなんてそんなべらぼうな審議はない。委員長、議事進行について。
【次の発言】 議事進行について。(「昨日警告されたばかりじやないですか、委員長の議事運営に関して疑念あり」と呼ぶ者あり)議事進行に関して……。
【次の発言】 只今の大蔵大臣の説明を聞いておりますとこれでは予算の審議には入れない、私はこう思うのであります。なぜならば、とにかくあの修正案の過程は御存じはないかも知れませんけれども、あの修正案の科学技術振興費については、……

第19回国会 予算委員会 第11号(1954/03/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 関連。どうも只今の官房長の御説明では私納得できませんので、ちよつと通産大臣に関連してお伺いしたいと思います。この予算の説明書を見ますと、通産省所管の分で科学技術研究助成費六億円が支出されて、それが工業化試験費補助金が四億円、鉱工業技術研究費補助金二億円、この六億円の使途でございますが、これは、すでにどういうようなところへ出て、どういうような具体的な題目で研究がなされるのに補助するということがきまつているのじやないかと思うのですが、その通りでしようかどうか。これをちよつと通産大臣にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 只今の通産大臣のお話ですと、的確な対象はきまつておらんが、……

第19回国会 予算委員会 第12号(1954/03/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 副総理がお見えになつておらんので官房長官にお伺いしたいと思います。  昨日新聞を見ますというと、吉田首相が五月の半ば頃から外遊をするということが官房長官から発表されたようでございます。先ず私がお伺いしたいのは、それははつきりと首相からそういうことがきめられてあなたのほうに伝えられておるのか、そしてすでにこれについては何らかの具体的な計画が立てられたものであるかどうか、その上であれだけのことを御発表になつたのであるかどうか、お伺いしたい。
【次の発言】 首相が外国に行かれるということは、私は必ずしも悪いとは思はないのでございますが、今日の政局を見ておりますというと、非常に複雑になつ……

第19回国会 予算委員会 第22号(1954/03/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 本日は予算委員会も最終に近付きまして総括質問をやるこしになつておるのでございます。従来州らの本院の慣例によりましても、又衆議院等の慣例によりましても、総括質問の際に総理の出席を求めまして、そして予算審議の状況の結果につきまて、更に改めて最後のまあ一種の駄目押しをするというようにして参つたのであります。従いまして、私どもは総理が総括質問に出ることをずつと希望して参つたのであります。そして大体において常に総理が出られておりますので、今日も御出席になるということを私どもは期待しておつたのであります。而も総理が病気であるということでございますけれども、従来の例を見ますというと、総理の病気……

第19回国会 予算委員会 第23号(1954/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 先ず緒方副総理にお伺いいたしたいことは、日曜日に緒方副総理が大磯において吉田総理と会見をされまして、その際において政界再編成の問題を具体的に論議されたその結果といたしまして、新聞記者会見において保守合同を進めるということを御発言になつたのであります。でこの問題は勿論自由党或いは対象となる改進党、日本自由党等の問題だけではなくて、これは国の政治全体に関係のある問題でございます。この問題が取上げられまして、新聞の伝えるところによりますというと、早急に行われるであろうというのであります。即ち国会が終了いたしました後に、吉田首相が外遊をされる前に行われるように伝えられておるわけでございま……

第21回国会 外務委員会 第3号(1954/12/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 前の吉田内閣は極めてアメリカの世界政策、特にアメリカの対共産圏政策に対して協力的であり、というよりもむしろそれに忠実に従つておつたと思うのであります。そこで今度の内閣がこの点についてどうお考えになるかを先ずお伺いしたいのでありますが、吉田内閣は、例えば大いに独立国になつたんだから自主的な外交をやる、こういうふうに言つておりました。ところが、サンフランシスコの平和条約において中国が招聘されなかつた。それでその中国に日本との講和の問題につきましては、日本が独立した後において、日本の自発的な立場で、台湾にある蒋介石の政府を選ぶか、或いは北京の政府を選ぶか、それを任せる、そういうようなこ……

第21回国会 外務委員会 第4号(1954/12/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 只今アジア局長のほうから、賠償の実施方式につきまして、向うへ引渡すものについて、政府が買入れてこれを渡すのではなくて、向うが日本の国内の業者から買つてそのつけを政府のほうへ廻すのだと、こういう方式をとるというお話を聞きました。これは非常にいろいろな問題を含んでおると思うのです。特にこういう点には十分留意をして頂きたいと思う。そうなるというと、入札の方式なり何なりを或いはとるかも知れません。又、そういう方法をとらないでも、業者のほうから自分のところが相当大きなものを買つてもらうということで非常に安い値で提供するという問題が起るかも知れない。その場合に、国内における価格を崩すだけなら……

第22回国会 外務委員会 閉会後第1号(1955/08/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 短い時間でございますから、ごく簡単に御質問いたしますが、第一点は、フィリピンの賠償の問題、それから第二点は国防計画についてアメリカと話をされるかどうか、この二点です。  第一点のフィリピンの賠償の問題につきましては、すでにフィリピン側から正式にこちらに賠償の申し入れがあったようでございます。いわゆる八億ドル賠償、案なるものはすでに鳩山首相が内諾を与えられておるというようなことも伝えられており、今日それが正式に申し込まれて参りますまでのいろいろないきさつというものが、いろいろ私どもに解しかねる点が多かったようであります。まあとにかく案が持ち込まれて参りますれば、こちら側としては正式……

第22回国会 外務委員会 第2号(1955/04/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 前々から委員長の方からも杉原防衛庁長官の出席を要求されており、よくわかっておるはずです。それにもかかわりませず、まあ開校式をやるとか何とかいうことで、さらにその次に今度は新たに施設の視察を追加するなんということは、これはもうこの委員会に出席しないという口実のようにしか私どもにはとれない。それで今日の外務委員会で防衛分担金等の問題にからんで、あるいは防衛計画の問題、それとのアメリカとの交渉の問題等もいろいろあるのに、そうやって逃げられることは、私ははなはだけしからんと思います。この点について私は即刻委員長から出席をさらに向うに要求せられたいと思うのですが、いかがでしょうか。

第22回国会 外務委員会 第3号(1955/04/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 まず外務大臣にお伺いいたします。私は分担金折衝の経過につきましてまだ発表する時期でないというので、この折衝の経過等については、まあお伺いしても答えが得られないのでいたしませんが、とにかく分担金を減らすという折衝はおやりになっておる。これには、やはりなぜ向うに向って減額を要求するかという理由があろうかと思うのであります。この理由はすでに新聞紙等にも散見しておるところでありますが、まだ当局の方からはっきり、いかなる理由で分担金の減額を要求しておるのかということを聞いておりません。従ってここで、この減額を要求するその理由を説明していただきたいと思います。

第22回国会 外務委員会 閉会後第3号(1955/10/20、3期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちょっと今の園田さんの補足的な御答弁に関連して。将来決定するということなんですが、今までは入国の見地、今度は入国の見地でない立場ということになって御決定になるという。どういう方針をおとりになるか。まあ幾つかあるでしょう。それをまず上げていただいて、そのうちでどれに落ちつきそうなお見込なのか、それを一つお伺いしたい。
【次の発言】 許可してもよかろうというのは、入国の手続きという意味で許可してもよかろうというのか、そういう訓練を行うことを政治的に認めてよかろうというところから許可なさるのか。
【次の発言】 これは日米安全保障条約にそういうことがありますか。あるいは行政協定のうちに外……

第22回国会 外務委員会 第8号(1955/06/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は、フィリピンとの賠償交渉の問題について伺いたいと思います。この間、ネリ大使が向うに帰りましてから、例の八億ドルの賠償案を鳩山氏から提示されたというようなことが伝えられておりますが、その後あれについて否定的な言明がこちらでも行われたし、向うでもマグサイサイ大統領から、そういうことはない……しかし一方ああいうものが、相当具体的な案がああいうふうに流布されている。そこで、まずお伺いしたいのは、どうしてああいうものが発表されるに至ったのか、あのいきさつをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 例の案ですが、かなり具体的な内容が示されたわけですが、今のお話ですと八億ドルという数字が……

第22回国会 外務委員会 第9号(1955/06/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 濃縮ウランの受け入れの問題ですが、これはアメリカが独占的に、まあイギリスが多少できるといたしましても、目下のところアメリカが独占的に供給するというようなときにひもつきの問題等がよく起るのですが、現在一体濃縮ウランを供給できる国が世界にどことどことどこか、また近い将来に濃縮ウランなりあるいはウランの鉱石なりをそのままでもいいのですが、供給できる国はどことどことある見込みか、そういう点をまずお伺いいたします。
【次の発言】 今度のジュネーヴ会議でございますが、これは日本は面接招請されているわけでないと思うのですが、オブザーバーを出す、それによって日本として得るところは相当あるだろうと……

第22回国会 外務委員会 第11号(1955/06/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 フィリピンとの賠償問題でございますが、先に大野・ガルシア協定が調印まぎわになってフィリピンの内政上のことからこれがこわれた。そして今回ネリ大使が来まして、こちらでいろいろと交渉が行われた。ネリ大使がフィリピンに帰りますというと、例の八億ドル案というものが出て参りまして、そしてその八億ドル案が出たときに、これは鳩山総理大臣が了承したものだというようなことが向うから伝えられて参ったのであります。こちらの方ではまあそれを否定しておったような形であります。どうもフィリピンとの交渉に当りましては非常に不愉快な問題が起っております。そしてまたフィリピン側の方の内政上の問題からいたしまして、い……

第22回国会 外務委員会 第12号(1955/06/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 本年の買付は千九百五十四年の農産物貿易の促進及び援助に関する法律、これによって買い付けておるわけでございますが、前年のものは例の千九百五十一年の相互安全保障法の第五百五十条によって買い付けておったわけですが、前の分は五千万ドルのうち一千万ドル贈与となっている、その一千万ドルの使途につきましては、これはアメリカ側が厳重に条件をつけている、そして日本の軍需産業の育成のために、これを使うことにさしているわけでございますが、しかもそれは日本側でもって自由がきかない、アメリカの方の意図を十分に入れなければ使うことが許されないような状況にありますが、私どもはこれはアメリカの政府がこれを通じて……

第22回国会 外務委員会 第21号(1955/07/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 ちょっと一点、アジア局長にお伺いいたしますが、タイ国が外国からだいぶ借款あるいは合弁事業が現在でも行われていると思いますが、それらはうまくいって……。たとえば一口に言って、踏み倒すというようなことがないかどうか。非常にスムーズにいっているかどうか、現在よその国との間で……、その点どうですか。

第22回国会 外務委員会 第23号(1955/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 今度の議定書の締結の承認の問題ですが、提案理由の説明のうちに「わが国と中華民国との間にはまだ通商航海条約が締結される段階に至っておりませんので、このたびこの双極の存続期間の再延長につきまして中中華民国政府と交渉いたしました結果、八月五日から一年間延長し、その後は三箇月間の予告期間をもって廃棄通告がなされない限り、そのつど自動的に一年間ずつ延長されること、」云々となっております。この「通商航海条約が締結される段階に至っておりませんので、」とありますが、これは現在のところ全然手がついておらんのですか、また今のところこの議定書があるので手をつける意思がないのか、その点をお伺いしたい。

第22回国会 内閣委員会 閉会後第5号(1955/11/01、3期、日本社会党)

○岡田宗司君 議事進行。ただいま砂田長官が、統一社会党は云々というようなことを言われた、私それを繰り返そうとは思いませんけれども、勝手な御解釈はおやめになっていただきたい。従ってここで今の点をお取り消しを願いたいと思います。
【次の発言】 福島調達庁長官にお伺いしたいのでありますが、砂川のきょうの事態について、先ほど福島さんは、調達庁の者が向うへ行って多分迫っ返されるであろう、こういうお話だった、で、もうあれからだいぶ時間がたっておりますが、現在までのところ、あなたのところへきている報告はどういうことになっておりますか。
【次の発言】 午後の測量は、それでは先ほどあなたの言われたもう話し合いで……

第24回国会 外務委員会 第8号(1956/04/17、3期、日本社会党)

○岡田宗司君 それから日本の、こちらから出した回答、それからソ連の回答全部、それからこっち側の文書、申し込みの文書。
【次の発言】 ちょっと松本全権にお伺いいたしますが、ロンドンにおける交渉の際に漁業の問題については、両方で大体意見なくまとまったということになっていたようですが、この漁業の問題については全然しこりなくある程度の了解に達しておったわけですか。
【次の発言】 そこで平和条約がまあ事実上だめになった。そこでソ連の方では漁獲制限という手に出てきたわけですけれども、日本側といたしましては思いがけないことで、かなり各方面に大きな衝撃を与え、政府も相当ろうばいしたように私たちには見られるので……

第24回国会 大蔵委員会 第23号(1956/05/09、3期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず閉鎖機関令に関連する分の問題から当局に御質問をいたします。  この提案理由の説明で見ますというと、昭和二十年の九月以来整理を進めてきて、当初千八十八あったが、なお今日相当な数のものが残っておるようでございます。私ども一番不思議に思いますのには、すでに十年余を経ておりまして、なおこういうものが幾多残っておるということは、どうしてこれが非常に長引いておるのかということをまずお伺いしておきたい。
【次の発言】 一体これはいつごろまでかかるのですか、見通しは。
【次の発言】 ただいまの御説明ですと、残ったものは対外関係があって非常にむずかしい。こういうことですと、この対外関係のものは……

第24回国会 内閣委員会 第33号(1956/04/26、3期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま鳩山総理は、できるだけ努力しよう、こういうことを言われたのでありますが、これは憲法調査会を設け、憲法の改正、あるいは改正しないか、いずれの点についでも憲法について検討をするというととでありますれば、当然これは出さなければならぬ。それが今まで出す努力を、与党で憲法調査会を設ける案を出しながらしなかったということは、私は非常な手落ちだと思います。従いまして、首相はきょう言明されました以上、この憲法調査会法案を審議する過程において間に合うように、直ちにあなたの党の幹部諸君とお諮り下さいまして、衆議院の議運に、ここ一、二日中の議運でこれが議決されるように、一つあなたの方から御指示……


4期(1956/07/08〜)

第26回国会 外務委員会 閉会後第1号(1957/08/01、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず、お伺いいたしますのは、この共同宣言に盛られております日米委員会の問題、最近藤山外相はマッカーサー大使とこの問題について話をされておりますが、やはり話をされるについては、日本側の構想というものもあろうかと思います。新聞に伝えられるところによりますというと、この代表は外相一人の問題、あるいは防衛庁長官を加えたというようなこと、向う側としてはマッカーサー大使並びに在日米軍司令官というような話も出ておるのでございますが、まず、これらの構成についてどういうふうにお考えになって日本側として主張せられるのか。それからお伺いしたい。

第26回国会 外務委員会 閉会後第2号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は主として経済問題についてお伺いしたいのですが第一には中国との貿易の問題でございます。前の委員会のときには岸総理が出席されて、藤山外務大臣とともにお話になったことは、たとえば中国との貿易を発展せしめる上に障害物となっております指紋の問題、あるいはその他通商代表部の問題等についてかなりきつい態度、ところが今日までの経過を見ておりますと、指紋問題等につきましてもやや緩和された態度をとっておる。また第四次協定の問題について、その三団体の代表が向うに行く際に、特に自民党の池田正之輔君に政府の方の案を持たしてやったというようなことになっておるわけです。これは若干の進歩が見られるわけであり……

第26回国会 外務委員会 閉会後第3号(1957/10/16、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 過日藤山外相 が国連総会に出席されました際に、ダレスアメリカ国務長官ともいろいろ話し合いをされ、さらにイギリスにお渡りになりまして、イギリスの外務大臣ともいろいろお話をされておるようであります。もちろん国際情勢についても検討がございましたでしょうし、日本とアメリカの間の関係あるいは日本とイギリスとの間の関係についていろいろ具体的な話し合いをされていたろうと思います。たとえばアメリカにつきましては、防衛の問題もありましたでしょうし、あるいは原水爆の実験禁止の問題もありましたでしょうし、あるいは沖縄の問題あるいは日本品の排斥の問題等々の話し合いもあったろうと思います。イギリスにつきま……

第26回国会 法務委員会 閉会後第1号(1957/10/15、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 最近の新聞を見まするというと、売春防止法の実施前に、非常に忌まわしい事件か起っております。昨日の衆議院の法務委員会におきましても、この問題が取り上げられたわけでございますが、この事件が広まって参りますと、非常に大きな影響をあらゆる方面に与える。特に政界にも大きな影響を与えるものであるというふうにまあ私どもは観測しておるのでありますが、この事件について、法務大臣の方はすでに何か報告を受けておられるかどうか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それでは今まで報告を求めて、その報告せられた点について刑事局長からお伺いします。

第26回国会 法務委員会 第6号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 先ほど宮城さんもお触れになりましたけれども、売春防止法が来年の四月一日から施行される前に、すでに新しい形に移行しておる、新しい組織が生まれつつある。たとえば先ほどあげられましたような宿屋に転業してそして女中が売春婦であるというようなお話、あるいはまあこれは従来からあったのでしょうが、熱海に見られるような女あんまのこと、それからまた今後予想されるコール・ガールのシステムが広がっていくというようなこと、そのほか新しい形でいろいろ出てくるだろうと思う。たとえば最近問題になっております鳩森のような事態ですが、ああいう連れ込み宿が非常にたくさんふえてくる。これが一方において法律を作りまして……

第26回国会 法務委員会 第11号(1957/03/28、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 先ほど予算委員会でお伺いした問題でございますが、あれに関連する問題でございますが、行政協定の運用というものは、なかなかむずかしいものだと思うのですが、ずいぶんアメリカ軍、アメリカの兵士がやりましたことで、日本人側にとって不利なことがたくさんある。たとえば私の知人の息子がアメリカ軍の自動車にはねられて殺されました。これは明らかに酔っぱらい運転であったと思うのですけれども、これが証拠がないということで、結局公務中のことだということで、うやむやになってしまったというようなことで、いろいろ問題がある。けさの新聞を見ますというと、サイクリングに出たある若い者が、やはり自動車事故で死んだ、こ……

第26回国会 法務委員会 第14号(1957/04/16、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいまのお話によりますというと、まあ五、六千件あるわけですね。それで、そのうちの一割と、こういうことになって六百人くらいは請求するだろうと、それが大体十二日だけれども、一件について平均三千円であると、それでその計算でいくとまあ百八十万円必要なんだが、百万円しかない、こういうことなんですね。ところで、その五、六千件あるうちで約一割ということなんで、これは一体そのあとの九判の人たちは、これは知らないで請求をしないのかどうか。おおむね知らない方が多いのだろうと思いますが、これは知らしめる方法をとるのですか、とらないのですか、知らしめてこれが五割、六割請求してくることになれば、あるいは……

第26回国会 予算委員会 第7号(1957/03/11、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は三十二年度予算に関しまして総括質疑に入る前に、ただいま行われておりますいわゆる春季闘争に対しまして、政府がいかなる態度、いかなる方針をお持ちになっておるかについてただしたいと思う次第でございます。昨夜御承知のように、公共企業体の労働組合の方におきましては、公労委で決定いたしました調停案を受諾をするということを決定したのであります。しかるに政府におきましてはこれは受諾できないということを明らかにされておるのでございます。公労委は御承知のように公的な機関でございます。そして長いことかかりましていろいろな条件を考慮して決定をいたしまして、公共企業体等の労働組合におきましては、その要……

第26回国会 予算委員会 第15号(1957/03/23、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 それでは、山際総裁に対しまして若干の質問をいたします。先ほど総裁のお話でございますというと、今度の公定歩合の引き上げ、あるいは高率適用の緩和は、日本銀行として金融の健全化をはかるんだ、こういうことを強調されておったのでございます。お話をだんだん伺っておりますというと、これを行いました一つの背景といたしまして、世界経済の動きの点にお触れになっておる。そして世界景気は大体において伸びがとまった、そして高原景気と言おうか、あるいはまあ天井を横ばいしておるというような状態になってきておる。まあこういうような事態から、これが日本にも影響しておるんだというようなお話もございました。そしてまあ……

第26回国会 予算委員会 第16号(1957/03/25、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 運輸大臣にお伺いいたしますが、このたびの運賃の値上げ一割三分でございますが、これを行いますと赤字線がどのくらい減るのでございますか。これは運賃値上げと関連して大きな問題だろうと思いますが、その点に対するお答えをお願いしたい。それから国鉄の五ケ年計画を遂行いたしますと、赤字線がどのくらい減ってくるか。この二点をお伺いしたい。
【次の発言】 関連して。三十一年度の繰り越し額はどのくらいか、そうしてただいまの御説明によりますと、繰り越しにもいろいろ理由があります。三十一年度の繰り越し額のうちで、どういうような理由で、どのくらいが繰り越しになるかを御説明願いたい。

第26回国会 予算委員会 第17号(1957/03/26、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連質問。ただいま松浦君が最後にあげられましたオホーツク海での出漁の制限が、これはオホーツク海に面しております日本としては、単に漁業だけの問題でなくて重大な問題であろうと思います。この問題につきましては、もちろん交渉の際に十分に日本の立場を主張されておるとは思うのでありますけれども、伝えられるところによりますというと、昨年の河野・イシコフ会談の際に、このオホーツク海への出漁をもこちら側で譲歩をして、みずから制限するようなことを受けたということも伝えられておる。そういたしますというと、これは八万トン、十万トンの線でいろいろ問題が起っておりますが、それ以上にまた重大な問題が加わったも……

第26回国会 予算委員会 第18号(1957/03/27、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 日米安全保障条約並びにそれに基く行政協定の問題について、一点関連質問をいたしたいと思います。  それは、行政協定の運用の問題であります。日米安全保障条約に基く行政協定が、往々にしていろいろな問題を起し、紛争を起しております。そして、これが日本の独立性を傷つけるものもかなり起っておりまして、従って、私どもは、これが廃棄を主張しておるわけでございますが、実は、本月の二十日に、仙台の地方裁判所におきまして、日本の女子に残虐なる暴行を働き、これを殺害いたしましたアメリカ兵が死刑の宣告を受けておるのであります。ところが、この死刑の宣告を受けました米兵の身柄につきましてアメリカ側は、仙台の地……

第26回国会 予算委員会 第19号(1957/03/28、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 議事進行について。昨日私は本委員会におきまして、岸外務大臣に対して、仙台において死刑の判決を受けましたアメリカ兵の身柄が、仙台からアメリカ軍当局によって熊谷に移されました問題について質問いたしましたところ、外務大臣は、その事態については何ら報告も受けておらぬし、知らない。従ってこれを取り調べて善処するようなお答えがございました。この問題につきましては、これは法務省ともいろいろ関係のある問題でございますので、その岸外務大臣の実情を取り調べることに関連をいたしまして、法務大臣の御出席を願いたいと存じます。一つお取り計らいを願いたいと思います。

第26回国会 予算委員会 第24号(1957/05/07、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。ただいまの公定歩合引き上げの問題との関連でございますが、ただいまの御説明によりますというと、三月も非常に輸入が多い、四月もそういう傾向が非常に大きい、こういう事情、この金融逼迫の原因の最大のものは、おそらく輸入の増大による揚超の問題が一番大きな原因になっておると思います。そういたしますと、この輸入の問題につきましてどういう政策をおとりになるのか、たとえばこれは公定歩合の引き上げによって輸入金融の方を押えていくということだけで足りるのか、あるいはまた輸入の面につきましてもう少し何か別の方策をおとりになるつもりであるのか、これはやはり今後国内の金融逼迫の問題と関連して重大な問題……

第26回国会 予算委員会 第27号(1957/05/10、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は春闘の問題についてお伺いをいたすのでございますが、この処分問題について国鉄総裁の出席を要求しておいたのでございますが、お見えになっておらないようでございますが、これはどういうふうになっているのでございましょうか。
【次の発言】 一昨日春闘の処分が発表をされまして、特に国鉄関係者におきましては大量の解雇が出たのでございます。これは非常に大きな問題であると私は思う。単にこれは過去に起りましたことに対する処分ということでおやりになったようでございますけれども、これが影響というものは重大な問題があるのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)今日これが大きな問題となっておりますだけでな……

第27回国会 法務委員会 第2号(1957/11/05、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま御報告のうち、ちょっとお尋ねしたいことがある。それは宇都宮君から告訴された人の名前なんですがね。ある人はちゃんと名前が出ている。それからある人は某という、これは一体どういうわけですか。名前は出せないわけですか。
【次の発言】 そうすると、某が二人出ているわけですが、片方の某は、これは立松記者ということになったわけですか。
【次の発言】 そうすると、この某は複数ですか。
【次の発言】 もう一点。じゃこの検事の方も単数か複数かまだ捜査中ですか。
【次の発言】 この検事はほんとうに捜査しているのですか。
【次の発言】 いや名前は聞いているわけじゃないのですが、そうすれば高検の方……

第27回国会 法務委員会 第5号(1957/11/12、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま一松さんからの御意見でありまするけれども、私、別に事をこまかく反駁をしようとは思いません。しかし、ただいまの亀田君の質問に対する花井検事総長の答弁は、私どもを満足させないのであります。私どもは事件のこまかい捜査の内容に入ろうということを何も申し上げておるのじゃない。一体余罪というものが収賄罪に関係のあるものかどうかということを聞いておるのです。こういうことは何も内容に立ち人っているわけでも何でもないので、そういうことくらいは、これはお答えになったって、別に捜査がそれによってどうこうなるというものではない、私どもはそう信じておるのであります。  それはそれといたしまして私一……

第27回国会 予算委員会 第2号(1957/11/08、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は過日予算常任委員会に対しまして、昭和三十三年度の防衛庁の大蔵省に対する予算の要求、それと三十三年度における防衛庁の自衛隊の拡張計画についての資料を要求しておきましたが、それが配布されておらぬのであります。それをどういうふうにお取扱いになっておるか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 各省におきましては概算要求を発表しておるのであります。たとえば私は法務委員会に属しておるのでありますが、法務省の要求をすでに法務委員会においては十分に御説明さえあった。私はその資料をいただいておるのであります。防衛庁だけがなぜ出せないのか、これを私は防衛庁長官にお伺いしたいと思います。

第27回国会 予算委員会 第3号(1957/11/09、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連質問。
【次の発言】 きわめて短かく……。昨日のアイゼンハワー大統領の演説はお読みになったことと思うのであります。その演説は、フルシチョフの最高級の会談に対しては何も答えないで、そしてミサイル生産を強化する、そうして集団防衛を強化することを強く訴えておるのであります。この集団防衛の強化ということは、やがて日本をも含む問題でございますし、また、日本におけるアメリカの駐留軍の強化の問題とも関連しておるのであります。私どもが非常な危惧の念を持ちますことは、日本に対しまして核兵器を与える、あるいは配付するというような問題につきましては、岸首相は、核兵器は持ち込まないということを、それ……

第28回国会 外務委員会 閉会後第1号(1958/05/31、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 今の問題に関連してお伺いしますが、長崎の国旗事件がありましたあとに、陳毅外交部長から、非常に強い岸総理非難の演説がありました。それに対して外務省で、選挙中のことですが、見解を発表された。あれはあなたの手元で出したのですか。
【次の発言】 しかし、新聞で、私は、外務省の見解なるものを、ずいぶん長く、相当なスペースをとったものを読んだんですが、あれは一体どこで出したんですか。
【次の発言】 まあ、政治的な問題は、これはあなたなどに聞いても無理だと思うのですが、長崎の国旗の問題ですね。あれが向うのプレスティージを傷つけ、特に今の中国は、非常にナショナリズムが強く、日本に勝った国だ、それ……

第28回国会 外務委員会 閉会後第2号(1958/06/09、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 それじゃお伺いいたします。ここのところ、新聞やラジオで伝えられておるところを見ますというと、アメリカとの問の原子力協定がいよいよその締結される段階に来た。ただ問題は、日本でもって輸入したウラン、あれをこちらでもって使いまして、そのあと出ましたものを向うで引き取る場合、日本側では、前回からそれは軍事力には使ってはいけないというふうに向うに求めておったのですけれども、どうもアメリカの方が聞かないということで、だいぶ締結がおそくなっておったのですが、どういうふうな形で今それが進められつつあるか、そして果して新聞で伝えられておるようなことで落ちつくことになるのか、まず、その経過を一つ御説……

第28回国会 外務委員会 第3号(1958/02/13、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 この説明のうちで、「新国家が正式に成立し、わが国がこれを承認しました際は、直ちにこれを切りかえる措置を講ずる必要がある次第であります。」と言われたのでありますが、この新たなる連合国家ができまして、わが国がこれを承認するというのは、一体いつごろになるのか。また、そのことについて、向うから承認を求められてからするものなのか、あるいは進んでするものなのか、その手続等についてまず伺いたい。
【次の発言】 それから今度新しい国家になりましてから、大使館をエジプトに置き、ダマスカスに総領事館を置くことになりますが、その規模ですね。エジプトの大使館の規模、並びにシリアの総領事館の規模は従来のも……

第28回国会 外務委員会 第5号(1958/02/18、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 文化協定が各国と結ばれて、文化交流が盛んになることはけっこうなんですけれども、やはり予算の裏づけがなきゃならぬと思うのです。それでなければ一向仕事ができない。ところで、三十三年度の予算は一体どれくらい要求されておるのか、まず最初に大蔵省に外務省が要求した予算、ぶった切られて今度国会に出された予算、それを一つお聞かせを願いた
【次の発言】 まあずいぶんひどくぶった切られたもので、とにかくまあこれは話にならないのですが、だんだん協定を結ぶ国が多くなっていくと、やっぱりちっとは仕事をしなければならないが、一体、今度の三十三年度の五千何百万円の使い道はどういうふうにしようとお考えですか。

第28回国会 外務委員会 第9号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 今度の赤城農相が代表として出かけるについての問題について、森さんから先ほど御質問がございましたが、私もその問題について二、三お伺いしたい。  第一の点は、小塚さんが急遽帰ってとられました。それで羽田で記者会見をしたときの話、それからその他また平塚さんの談話として伝えられる話によりますと、漁業交渉は大体壁にぶつかった。それでこれはブルガーニン、フルシチョフと政治折衝をしなければどうしても解決できない問題だと、こういうふうに言われておったのであります。それはその通りでありましょうか。
【次の発言】 議事進行について。私の発言をおとめになって、直接今の水産庁長官の発言に対する御質問じゃ……

第28回国会 外務委員会 第12号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいまよく研究してやられるということですけれども、こういうことはやはり早くしないとまずいと思うのです。いよいよこの条約が国会で承認されるというようなときになっては少々おそいと思うので、これは政府として早く、内政には日本としては干渉しない、それからそういうことは、どこの国がそういうことをしようと、反対するという立場を明確にしていただきたいと思うのです。  それからインドネシアの内戦が早く終ることを私どもは希望するし、また、それがなければせっかく条約が締結されても、これは実施の上にいろいろ問題があろうかと思います。今の形勢からいえば、私は今の中央政府が大体強いと思うし、また、外電等……

第28回国会 外務委員会 第13号(1958/04/01、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は昨月のグロムイコの提案ですか、これが世界中に非常に大きな反響を巻き起したと思っております。で、この反響が日を追うて私は大きくなっていくと思う。米英もこれに対しまして黙って無視していく、あるいはこれにけちをつけてほったらかしておくわけにはいかない段階にきておると思う。で、問題は、実際にこれが効果を発揮するように、日本もまた積極的な働きをしなければならない、こう考えるのですが、アメリカは近く一連の実験を開始しようとしておるのですね。で、今の藤山外務大臣のお話ですと、いろいろ向うから参りました公電をもとにして検討をしてということになっておりますと、そのうちにアメリカはどんどん四月ご……

第28回国会 外務委員会 第15号(1958/04/10、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 沖繩の問題についてお伺いしたいと思います。  去る五日の日に、スタンプ太平洋軍司令官がアメリカの下院の外交委員会におきまして、沖繩の問題について次のような証言をしておるのです。アメリカはただ一つの理由のために沖繩を保有している、それは米国自身の国防に必要だということだ、米国は沖繩の軍事施設と装備に十億ドルの資金を注ぎ込んでいる。中共軍のような強大な共産勢力が存在する限り、沖繩を放棄することはできないし、われわれはそのようなことを考えることすらしてはならない。小笠原諸島についても、沖繩の場合と同様の諸条件がこない限り放棄したくない。こういうことを言っておるのであります。アメリカ側の……

第28回国会 外務委員会 第17号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 すでに森君、羽生君からただした問題でありますが、私も中国との貿易協定の問題から生ずるいろいろな点について二、三お伺いしたいと思います。  本日の日本経済新聞にも伝えられておるようでありますが、日本からの人絹の輸出が、まあ最近中国側の方が非常に硬化してきておる、条件がむずかしくなってきておるということを伝えておるのであります。これはほんの一例にすぎません。それからまた、日本の商社の人が中国の都市におりますが、滞在期間の更新の問題も非常にむずかしくなってきておると聞いております。そういう点から見ますと、この第四次貿易協定が、政府がああいうふうな愛知官房長官の談話を出しました結果として……

第28回国会 内閣委員会 第34号(1958/04/24、4期、日本社会党)

○委員外議員(岡田宗司君) 国防会議の議長としての総理大臣にお伺いいたします。  それは、日本で新しい機種の内定がなされた。つまり、F11Fが防衛庁の幹部によって内定された。さらに、今度国防会議によって確認されたわけなんです。このF11Fの内定ということは、総理大臣はどういうように解しておられるか、決定と内定というのはどういうふうに違うのか、それをまずお伺いしたい。
【次の発言】 F11Fは、アメリカで試作機が二機できておるだけなんです。そしてアメリカの、これは陸軍も海軍も空軍も採用しておりません。たった二機の試作機だけなんです。そういうようなものを決定をするということは、かなり冒険ではないか……

第28回国会 予算委員会 第4号(1958/03/04、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。ただいま官房長官のお話ですと、それは何も予算に関係のない法案、こういうお話でございますが、ところがこの退職年金制度にするかどうかということは、これは恩給制度全般に関係のある問題であり、特に今次の軍人恩給の増加の問題とも重大な関連を持っていることであります。その点からして、大蔵省でもそれは年金制度にもっていった方がいいということで、大蔵省も案を考えられておったのであります。ところが奇怪なことに、総理府長官がこの問題に反対の態度を表明されている。それは、いや急いでやるとずさんだとか、恩給局をどうするのだ、こういうことなんです。それでごちゃごちゃになって、今日出せない。岸総理は、……

第28回国会 予算委員会 第12号(1958/03/15、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は沖縄の問題について若干と、なお主として防衛計画の問題等についてはお伺いする予定であったのでありますが、その前に大蔵大臣に対しまして、三月十日羽田の空港において起りました事件についてお伺いしたいのであります。  沖縄に社会大衆党から分離いたしまして、私ども日本社会党の分身である沖縄社会党というものが結成されたのであります。その創立者の一人である沖縄の立法院議員の宮良寛才君が二月二十一日に東京に参りました。そうして三月の十日に帰国することになったのであります。宮良君は自分の用でこちらに参りましたが、同時に当時開かれました社会党の大会にも出席し、現在行われておりますところの琉球の立……

第28回国会 予算委員会 第13号(1958/03/17、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいまの大蔵大臣の御発言を聞いておりますと、一昨日のことを一歩も出ておらない。委員長の御注意にもかかわらず、一昨日より一歩も出てないということは、不誠意きわまる態度と言わなければなりません。私どもはこれは断じて許すことはできないのであります。今度の事件は単に宮良寛才君一人に対して、個人に対して行われた侮辱ではないのであります。この事件、特に怪電話の問題は、これは重大な政治的な問題と私どもは見ざるを得ない。  今次の沖縄の立法院選挙は昨日行われまして、本日開票されるでありましょうが、この沖縄の立法院選挙に、沖縄には社会党並びに民連から十九名の候補者が立っております。この民連の政治……

第29回国会 外務委員会 閉会後第1号(1958/07/31、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず、イラクの承認問題についてお伺いします。  先ほども外務大臣の御見解ですと、とにかくイラクの新しい革命政府は落ちついておって、そうして国民の支持も受けておる。さらにまた、イラクの革命政府の外交政策も特に他国との間にトラブルを起すようなことはない。従って、まあ承認をすべきであるということであったのであります。このことは私は大へんよろしいと思うのでありますが、なおもう一つ私は、イラクの政府をすみやかに多くの国々が承認することが中近東のあの紛争、危機を落ちつける大きなステップになると思うのであります。それはイラクの革命がアメリカの出兵の原因となったのであります。従って、イラクにおけ……

第29回国会 外務委員会 閉会後第2号(1958/08/01、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 派遣された者は、佐多忠隆、安部清美、岡田宗司の三名並びに渡辺調査員であります。それで、私どもは、下関、対馬、壱岐、唐津、大村、長崎の各地を視察いたしまして、関係者諸君と懇談する機会を得たのであります。その問題は、例の李ラインの問題並びに密出入国、密貿易の問題、それから大村におきましては収容所の視察、事情の聴取、長崎におきましては日中漁業関係の問題等について、いろいろ関係者から事情を聴取したのであります。その内容につきましては、報告書を提出してございますから、これを速記録に載せていただきまして、それでごらんを願いたいと存じます。

第29回国会 外務委員会 第3号(1958/07/03、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 日中関係についてお伺いいたします。  貿易の打開の問題についてはいろいろ御答弁があったようでありますが、同じようなことを繰り返して聞こうとは思わないのですが、たた一つ、私がお伺いしたいのは、貿易の問題がああいうふうにむずかしくなってくると同時に、日中の関係というものは悪化していくということ、これは単に今後貿易を再開するということだけでは片づかない問題が出てくるのであります。つまり、日本と中国との関係が、ある意味で新しい段階に入ってくる。ここで一体今後日本と中国との関係をどういうふうに持っていくかという基本的な考え方というものが政府の方で確立しておらなければ、貿易の打開の方法につい……

第29回国会 外務委員会 閉会後第3号(1958/08/29、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 中近東の問題が国連の緊急総会によるアラブ諸国の決議案を満場一致で採択することによりまして、どうやら落ちつきを見せ、解決べの道を歩み出したのであります。ところが、最近に至りまして、日本のすぐ近くにおいて、すなわち中国の沿岸において、中国の軍隊と台湾の国府の軍隊との間に武力衝突が起りました。そうしてこの問題が今度はまた大きな国際的な危機にまでなりそうな気配を示しておるのであります。私どもは、これは近いだけに、また、同時にわれわれはこの国際緊張のうちに巻き込まれるおそれもあるように思いますので、この点については深い関心を払わざるを得ないわけであります。おそらく外相としてもこの問題につい……

第30回国会 外務委員会 第2号(1958/10/07、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちょっと羽生君の質問に関連しまして、これは防衛庁長官にお伺いいたします。  先ほど羽生君が、日本におるアメリカ軍の出動について協議をする問題を提起されたが、外相からお答えが得られなかったのでありますが、一体、現在のようなプッシュ・ボタン・ウォアに近い状況において、事前の協議というようなことが可能なものですか。これはあなたは防衛庁長官ですから、軍事的な見地から、そういうような場合における事前の協議とはどういうものであるかということを、あるいはまたできるかできないかおわかりだろうと思うのですが、それを明確に答えていただきたい。

第30回国会 外務委員会 第3号(1958/10/16、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 昨日の新聞に、岸総理がブラウンNBC記者と対談したことについて、御承知のように新聞は大きく報道しております。この問題は非常に重大な問題でございまして、私どもは、この問題は岸首相に、国会を通じて国民にその真相を明らかにしていただかねばならぬと思っておるのであります。もちろん委員会においてもこの問題は追及をしていかなければならぬという考え方を持っておりますが、それにつきまして岸総理は、いろいろ内容について否認をされておるようであります。私どもは、この問題の真相を明らかにするためには、まずNBC放送の録音があると思いますが、それを一つ、委員会を通じまして、私は、外務省に取り寄せていただ……

第30回国会 外務委員会 第4号(1958/10/21、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連質問をいたします。ただいま総理のお話を聞いておりますというと、海外派兵はしない、憲法の制約の範囲内で、相互援助の基地を日本の方から提供すること、その方法があるというお話ですが、それでは、海外派兵を除いては、今の現行憲法と抵触しない範囲でアメリカにオファーする援助というのはどういうものであるか、それを私は明示していただきたいと思うのであります。例をあげて一つ御説明願わないと、どうも私、納得できない。それを一つ例示していただきたい。
【次の発言】 基地の問題がありましょう、ですけれども、この基地の問題についても、アメリカ軍が単に日本の防衛だけでなくて、外へ出ていくのに使うというこ……

第30回国会 外務委員会 第6号(1958/10/30、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 まずラオスの政情についてお伺いしたい。ラオスは北ヴェトナムと接触をしておる。それから南ヴェトナムとも接触しておる。それからカンボジアともなにしておりますが、あそこのインドシナ半島におけるそれぞれの国の対中国関係というもの、あるいはまたフランスとの関係というものは、かなり複雑ですが、そういう観点から見て、今ラオスは中国とどういう関係にあるか、北ヴェトナムとどういう関係にあるか、南ヴェトナムとどういう関係にあるか、フランスとどういう関係にあるか、その点一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そこで、その中国との関係ですが、カンボジアがああいうような形でもって中国を承認した。中国……

第30回国会 外務委員会 第7号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 まあ原子力の平和利用の一番大きな問題として、原子力発電の問題があります。今も大臣が言われたように、イギリスから十五万キロを導入することが第一だということですが、今後これが日本の発電にとって大きな意義を持つことになろうと思うのですが、ところで、原子力発電は、一体政府は今後純然たる民間の企業としてやらしていくという方針なのか、それとも、これは国家の資本でやっていく、たとえば公社という形でいくというふうな――私らはその方がいいと思いますけれども、あくまでも民間の資本でこれをやらしていくという方針かどうか、そこのところをまずお聞きしたい。

第30回国会 予算委員会 第2号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連して。ただいま藤山外務大臣のお答えですと、重大な問題の場合ということを言われたのですが、私どももその事務的なようなことの協議の問題ではなくて、重大な問題の協議が問題だと思うのです。そこで、政府でもって想定される協議を要するような重大な場合というのは、どういうことなのか、その重大な場合についてあなたの方から、こういう場合が重大なんであるということの列挙を一つしていただきたいと思います。
【次の発言】 総理にお伺いいたしますが、現在の日米安全保障条約において、日本はいかなる軍事的な義務を負うておるか。総理は過日どこかでのお答えでは、軍事基地の提供がそれであるというふうにいわれてお……

第31回国会 外務委員会 第2号(1959/02/10、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 藤山外務大臣に、まず日米安全保障条約改定の交渉の問題についてお伺いいたします。外務大臣は、方々の講演会あるいは国会においても、この安全保障条約の改定の交渉をすみやかに行なって、三月中には調印をしたい、こういうようにお話しになっておるようでございますけれども、三月中というともう間もなくでございますが、間もなく交渉を開始せられる予定であるか、またその交渉を開始されるならば、外務大臣が期待しておるように、すみやかに交渉がまとまって、三月中に調印ができる運びになる確信をお持ちになっておるのかどうか、まずそこからお伺いいたします。

第31回国会 外務委員会 第3号(1959/02/17、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 この条約が締結されますと、日本の方からの輸出品もふえるという見込みだとおっしゃるんですけれども、どういうようなものがふえる見込みにあるのか。また、そのことについて、これが締結されると同時に、そういうような話が急速に進むような何か話し合いがすでに行われているのか、その点お伺いしたい。
【次の発言】 一番しまいについている沖縄に関する交換公文ですね、これはなんですか、常識的に言えば、現在沖縄は日本の施政権の行われているところではない、従ってこれは省くのだ、こういう意味だと思うのですが、裏返しにすると、これは日本に潜在主権があるということを、そういうことをうたっておるということなんです……

第31回国会 外務委員会 第4号(1959/02/19、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 今の森君の質問に関連いたしまして、バンデンバーグ決議と、新らしい安保条約の関係についてお伺いいたします。この間うち、藤山さんの構想か、要綱のようなものが新聞に出ておりますのを拝見いたしまして、だいぶ、どういう点を改定しようかということはわかってきたわけでありますが、そのうちで、バンデンバーグ決議と、今度の新しい条約はどういう関係において見ているか、そうしてその点について、外務大臣は、バンデンバーグ決議との関係においてどういうような条約に表現されるのか、内容を盛り込むか、そういう点がちっとも明らかにされていないのです。これはまあ先ほど森君の指摘されたように、向う側との話し合いでは、……

第31回国会 予算委員会 第18号(1959/03/30、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 本日朝、日本国とアメリカ合衆国との安全保障条約第三条に伴う刑事特別法違反事件で、東京地方裁判所で裁判に付せられておりました武藤軍一郎君外六名の学生に対しまして、東京地方裁判所の伊達裁判長は、全部無罪の判決を言い渡したのであります。その判決文の要旨のうちに日米安全保障条約は、国内的にこれは憲法違反である、また行政法あるいは行政協定並びに刑事特別法も、同時に憲法違反であるというような重大な法律的な内容を含む判決が下されたのであります。  この事件について、私どもは本日、その情報を受けたのでありますが、このことについて、正確なることを一つ、法務大臣からお聞かせ願いたいと思います。

第31回国会 予算委員会 第20号(1959/04/07、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず総理大臣及び外務大臣に対しまして、安保条約改定の問題についてお伺いしたいと思うのです。  四月三日の政府与党の会議におきまして、安保条約の改定の要綱がきめられまして、これが新聞に伝えられております。さらにまた行政協定の改定につきましての要綱ができたようにも伝えられておるのでありますが、これらの内容については一応新聞に伝えられておりますけれども、大体政府としてその方針がきまったと思うのであります。そこでまず外務大臣からこれらの政府が今アメリカ側と交渉するに先だって、いかなる点についての改定を求めようとしておるかということについて、この要綱に基いてまず御説明を願いたいと思うのであ……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 オリンピック準備促進特別委員会 閉会後第1号(1962/09/13、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 今回の措置につきましては、これは私はああいうことになったことはやむを得なかったと思う。何といっても責任は全部インドネシア側にあるということはこれは明らかである。ただ、日本側のとりました態度が、日本の国内にいろいろに伝えられている。そうしてそのために非常にこちら側でも揣摩憶測も起き、さらにまた非常な今後の不安というものも生んでいる。私は第一に、インドネシア側が、特にインドネシアの政府がとりました態度というものは、あの場になって急にとられた態度じゃなくて、インドネシアの台湾なりあるいはイスラエルなりに対する態度というものは、その以前からわかっている。こういうことがスポーツと政治と混淆……

第41回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第3号(1962/08/17、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま川島担当大臣のお話を聞いておりますと、どうも、組織委員会の立てました全年度の予算計画に対しまして、あまり十分な検討もされておらぬし、かなり不審の点があるように見受けられるのです。しかしやはり組織委員会で作りましたものがもとになっていかなければいかぬでしょうが、そこで津島さんにお伺いするのですが、この百三十数億という組織委員会で作りました案ですね、これはたとえば最近の物価の値上がりその他そういうものを考慮してさらにこれから二年後に、二年間まだ物価も上がっていくでしょうが、そういうものを考慮し、またこれから新しいいろいろなものが今後加わってくることを考慮に入れて作られたもので……

第41回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第4号(1962/08/24、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 今のに関連して、高速道路についてお伺いしたいのですが、これで見ると、一号線では六三・九%、四号線では六九・一%、こうなっておりますですね、これは予算だけのことですね、そうでしょう。予算面はこれだけ進捗しておるという数字なんでしょう。ところが、その予算と実際の工事とのズレというものがあるでしょう。それは一体どうなっているのです。金を使っただけが進捗とは言えない、大体はそうだろうけれども。
【次の発言】 それもそうでしょうけれども、何ですね、漁民に対する補償なんかがおくれておるが、それが片づかないけれども、工事が進められた、現実にはまだ何にもやっていないでしょう。

第41回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第5号(1962/08/31、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいまのお話を承っておりますと、さっぱり私はわからない。それでどうして実現できないかという問題について、なかなか困難があるだろうその問題について、私は三つあると思う。一つは技術の問題それから第二は経済財政上の問題、第三は外交上の問題、三つあるのですね。この三つについて一体どこに一番難関があるか、難関はどこかということをはっきりひとつ聞かしていただきたい。
【次の発言】 技術上は可能である、そういうお答えですね。そうすると、外交上の問題はどうなんです。
【次の発言】 外交上も別に大きな問題はないというわけですね、どうなんですか、外交上大きな問題はないのですか。官房長ひとつ御説明し……

第41回国会 文教委員会 閉会後第1号(1962/10/01、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 調査の御報告を申し上げます。  去る九月七日から十日の四日間にわたり、北畠委員長、中山、米田両委員と私のほかに、調査室から工楽室長、生田調査員、文化財保護委員会から事務局の蒲生次長が同行いたしまして、滋賀県及び奈良県の視察をいたして参りました。  調査項目は、地方教育の状況、大学の実態、文化財の保存、保護の現状の三点でありますが、特に現在問題となっております平城宮跡の保存対策など、文化財の保護の問題について重点的に調査をいたしました。したがいまして、以下の報告は各項目別に申し上げますけれども、報告の大部が文化財問題によって占められますことを、あらかじめ御了承いただきたいと存じます……

第41回国会 文教委員会 第2号(1962/08/28、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 大学管理制度の問題について文相にお伺いしたいと思います。  中央教育審議会においてこの問題はずっと論議を重ねられ、中間報告を出す準備をされてきたので為りますが、たまたまその間に中教審の案なるものが漏れまして、それからだいぶいろいろな議論が各方面で行なわれた。それで中教審の案も発表されたわけでありますが、中教審の中間報告といいますか、その答申というものは、正式にいつごろ出ることになってえるのでございますか。
【次の発言】 文部省では、これに基づきましてこの次の通常国会に法律案を提出する。そういうふうに事を運ばれるんですか。

第42回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第2号(1962/12/18、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 たとえば、大切な組織の問題でございますが、まあごたごたのあと津島さんがやめられて、財団のほうの責任者がやめられまして、あとどうやら組織委員会の事務局長、それから財団のほうの体育協会のほうも頭がきまったわけです。肝心の組織委員会のほうの頭が一体いつきまるのか、どうなっているか、私ども一向にわからない、もうそろそろきめなければならない段階です。担当大臣がお見えになったらその点お伺いしたいのですが、それまでに次にお伺いしたいのは、三十八年度のオリンピック関係の予算の問題であります。この問題につきましては、予算が各省に分かれておりますし、また東京都の関係やいろいろありますので、なかなか捕……

第43回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第2号(1963/02/08、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 まずお伺いしたいのですが、年々の予算はわかる、それから三十八年度の予算はきまったわけでございますけれども、まだ全年を通じての計画というものについてのはっきりした見通しが出ておらぬ、いよいよ来年の十月でありますが、その点についてどういうふうなことになっておるか、まずお伺いしたい。
【次の発言】 それが早くできないというと、来年度の予算の折衝の上にも非常に差しつかえる問題が起こってくるのじゃないか。またそれができて、今度大蔵省と交渉して、だめだといわれるようなことになると、これはまた規模を最後になって縮小しなければならぬというようなことになって、差しつかえる面が相当出てくると思うので……

第43回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第3号(1963/02/11、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 先ほど送付等の手数料の問題がありましたが、そういたしますと、たとえ三億本売れましても、実際にオリンピック資金財団のほうの手取金というものは減るわけですね。一体、それはどれくらい減るのですか。
【次の発言】 ただいま伺いますというと、先ほど三億本売るんだと言いましたけれども、今聞きますというと、手数料の部分を考えて、そうして、それだけよけい売り出すんだと、それで三億円の手取りを資金財団のほうに与えたい、こういうお話でしたね。だいぶ話が違ってきていると思うのです。で、このくらいの、七、八%の手数料ぐらい、なぜ専売公社で持たないのですか、それを私はお伺いしたい。それくらい持ったって差し……

第43回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第5号(1963/03/08、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 これは、この前の委員会のときに、私他の委員会に出て欠席したものですから、お伺いできなかったのですが、インドネシアの脱退の問題であります。この問題に関連して少しお伺いしたいと思います。与謝野さんはあちらに行っておられたので、あの理事会のときの状況をよく御存じだと思いますので、その点についてお伺いしたいのですが、あの理事会はフル・メンバーで開かれたのですか。
【次の発言】 あれは八人でしたか、メンバーは。
【次の発言】 そうですか。おそらく私の記憶では、アジアからインドのソンディ氏とそれから東氏とが出ることになっておった。そういうふうに聞いておった。それで東氏が欠席したということは、……

第43回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第6号(1963/03/19、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 その間に……。これは専売公社の総裁にお伺いしたい。過日の委員会で、私はオリンピックのマークの使用料のことで出せるかどうか、こういうことをお伺いした。そうしたらまあ出せるかどうか考えてみたい、こういうことでかなり出せそうな御意見であった。とろが、靱さんのほうで使用料とい形で取ってない、寄付金だ、寄付金的性質のものだというふうなお話があったためだと思うのですけれども、専売公社は寄付金では出せないからということで、結局出せないということに今のお答えでは私は受け取れる。しかし、私はこの前のときに、専売公社はずいぶんテレビなんかに対して広告料を払っているではないかということを申し上げたので……

第43回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第7号(1963/05/30、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま河野さんからプレ・オリンピックのテレビ並びにラジオの放送の問題について御質疑がございました。青木さんのお答えのようなことで、さっそく議題にしてということ。まあ河野さんの最後の質問のところで、とにかく一億七千万円NHKが出す、だから放送を独占させるのか、こういうようなきわめて突っ込んだ質問がございました。これはもう私どももそういうような印象を受けたわけでありますが、もしそういうような印象が与えられたとすれば、これは私はNHKにとっても非常に損だと思うのです。それから今後のオリンピック本番の場合のことにつきましても、いろいろまた非難も起こって参りましょうし、そうして、そのため……

第43回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第8号(1963/06/12、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 過日この委員会におきまして、私はプレ・オリンピックの大会に東独の選手の入国の問題についてお伺いしたわけです。主として青木さんからいろいろ御説明がございましたけれども、なお、その後私が多少調べたところによりますと、どうも納得できないものが多い。そうして、この問題につきましては、ローザンヌにおいても論議がされたようでございまして、おそらくこれには与謝野事務局長が行っておりまして、日本側としても論議には参加しておられたろうと思います。私はきょう、たぶん与謝野氏も御出席になるだろう、こういうつもりで、その際にいろいろなことをもう一度お伺いしようと思っておりましたが、今晩お帰りになるという……

第43回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第9号(1963/06/21、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず第一に、インドネシアの東京大会への参加の問題についてお伺いいたしますが、スカルノ大統領から日本側のほうに話があって、束さんが行かれまして、この問題で向こう側と折衝されましたこと、これは非常によかったと思うのであります。そしてまたIOCのほうにおきましても、アンドリアノフ氏にインドネシア側との接触を委託いたしまして、これからインドネシア側といろいろ条件について話し合うだろうということも私たちに明るい希望を与えるものだと思います。ところが、いわゆる新興国家のスポーツ大会の問題についてIOCのほうでもかなり強い態度をとっております。また一方、インドネシア側のほうにおきましても強い態……

第43回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第10号(1963/06/28、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 資金財団のほうに伺います。先ほど靱さんのほうからの御説明によりまして、今まで大体順調に、しかも収入のほうで予算より上回ったような工合になっております。見通しは大体明るいようです。今後は大体順調にいくだろうと予想されるわけですが、しかし一面におきまして、支出のほうはまだふくらむ要素がだいぶあるのじゃないかと思います。たとえば最近の物価騰貴あるいは人件費の増大、そういうものがこれからもなお見込まれて参るわけですが、それらのことは今後の支出の中にすでに考慮されているのか。そうして今後の収入の見通しから見て、間に合うのかどうか。また、先ほどの御説明にもありましたように、そういう点をも含め……

第43回国会 外務委員会 第3号(1963/02/05、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 具体的なことは理事会で。

第43回国会 外務委員会 第4号(1963/02/12、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま森さんやそれから曾禰さんのほうから、竹島問題、あるいは有償、無償の供与による請求権の問題の解決について、さらにまた経済協力について、漁業問題等について御質問がございました。これらの問題はそれぞれなおこれから多くの問題を残しておりまして、相当日時もかかる問題だと思うのであります。困難な点が非常に多いのでございますが、それよりも私は、もう一つ、今日の韓国の政情、そして日韓交渉の将来という問題について御意見をお伺いしたい。  最近この李承晩ラインにおいて漁船が拿捕されました。これはしばらく漁船の拿捕ということはなかったわけです。ところが、最近漁船が拿捕されましたということは、私……

第43回国会 外務委員会 第5号(1963/02/14、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 日航の国際路線は赤字が多いわけですが、ことに南回りですね、南回りが開かれてまだわずかなんですけれども、その状況と今までの状況、それから将来の見通しですね、それをお伺いしたい。
【次の発言】 先ほど、将来増便したならばということですが、今のその路線の状況からいいまして、将来の増強の可能性はどれくらい先になるのですか。三年たって黒字になってからあと、こういうことになりますか。
【次の発言】 これから貿易その他でアラビア諸国との関係というものがだんだん密接になって、人の往復も多くなる。大体アラビア諸国へ入るには、ベイルートが一番便利でございます。ベイルートへ寄らないで、クウェイトを寄航……

第43回国会 外務委員会 第6号(1963/02/19、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 アメリカの日本品に対する輸入制限だとか、あるいは規制だとか、いろいろありますが、ことに最近綿製品の問題がだいぶやかましいのですが、アメリカの日本に対するそういう制限とか規制の一覧表ですね、それをひとつ出していただきたい。

第43回国会 外務委員会 第7号(1963/02/21、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま総理の御答弁を伺っておりますというと、とにかく朴政権は存在しておる、今いろいろな事態が起こっておるのは、これは民政への過渡期に起こるところの現象にほかならない、こういうような考え方で、朴政権は依然として韓国における強力な政権であり、また日本の交渉の相手方として決してとるに足らないようなものじゃない、こういうお考え方であります。そしてここに代表団がいるしするから、やはり予備交渉を続けていくのだ、こういうような考え方に立っておる。そしてその予備交渉を続けていくことがこの会談を続けていくことだというふうに私どもには考えられるのですが、その予備交渉なんかを続けていくのでありますが……

第43回国会 外務委員会 第9号(1963/02/28、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 昨日、私が本会議におきまして日韓問題の前途について質問いたしました。その際に総理大臣から答弁がございまして、次いで外務大臣の答弁があったのですが、私が質問の中でもって、これはまあ一つの例でありまして、民社党の西尾委員長が、昨年の十一月には、みずから韓国に行ってでも会談の妥結を促進したい、こういう考えでした。ところがその西尾氏が、最近の韓国の政情の変動ということから、日韓会談を今続けることは適当でない、こうお考えになったと見えて、池田総理にお目にかかられたときに、それを一時中止するように話をした。また、民社党から文書をもってもそのことを申し入れております。ところが、首相はこれについ……

第43回国会 外務委員会 第10号(1963/03/07、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 今外国の日本にある企業あるいは個人等々で、日本側でもって取っておる税金の額とか、あるいはその種類とか、一体事業所それから個人等がどのくらいになっておるか、それについてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 日本の企業なり、あるいは商社なり、またあるいは個人なりが、外国で支払っている税金、これはどういう種類でどのくらいになるか。
【次の発言】 まあ日本におる外国人に対する、あるいは外国の法人等に対する課税の場合ですがね、これなかなか所得の捕捉もむずかしいのじゃないか。それから、脱税というようなことも行なわれて、それの取り締まりも非常に困難じゃないかと思うのですが、その点についてはど……

第43回国会 外務委員会 第14号(1963/03/26、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 私も一般的なことをお伺いしたいのですが、さっきもちょっとお伺いしたのですが、今度イギリスがEECに入れなかった。これはイギリスの経済政策の上でだいぶ予定が狂ったと思うのです。特に、イギリスも大いに輸出しなければならぬ、こうなってくると、EEC諸国との競争の関係もありますし、イギリス自身としても輸出を大いに増強しなきゃならぬということで、盛んに輸出ドライブをかけてくるわけです。それで日本とイギリスとの通商条約に基づきまして、これは日本のほうもイギリスへよけい輸出できるでしょうし、イギリスのほうも日本へよけい輸出するでしょう。これは私いいと思う。イギリスとしても望むところ、新しい市場……

第43回国会 外務委員会 第15号(1963/03/28、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちょっと関連して。  自由化を延ばしてトマトの加工製品を保護するという方法をとられるわけですけれども、たとえばアメリカあたりの食料品の加工業の大きな資本が日本に入ってきまして、日本でもって製造をやり、そうしてしかも、向こうの非常に有名な商品のレッテルでもってどんどん売り出すというふうなことになってくると、せっかく自由化を先に延ばしても、それに席巻されて、既存の日本の加工業者がやられてしまうというおそれなしとしないのです。それに対してどう対処をしていくのか。これまた自由化を延ばす問題と同時に、その問題についても考えておかなければならぬものがあるのじゃないかと私は思うのですが、それに……

第43回国会 外務委員会 第16号(1963/05/07、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいまのお話ですと、スレッシャー号の沈没の原因が明らかにならないの問題と寄港を認める問題とは別問題である、関連がない、こういうふうに言われた。そういたしますと、このスレッシャー号の沈没の原因が明らかにならないうちに、この寄港について、よろしいという返事をする可能性が出てくるわけでございますけれども、大平外務大臣は、この寄港について、調査の結果が明らかにならないうちにも承諾の返事を出されるつもりで今のような発言があったのかどうか、それをお伺いしたい。
【次の発言】 今のお話ですとね、このスレッシャー号の沈没は原子炉のためじゃない、こういうアメリカ側の発表があった、こら言われている……

第43回国会 外務委員会 第17号(1963/05/09、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 国際小麦協定の今度の新しい価格ですね、それから、それに基づいて今後どういうふうに価格が動くか、これは日本の国内の小麦等にも影響を持つものではないか。政府も、おそらく農林省ではこれに対しての一定の政策を持っているだろうと思う。その関連ですね。これをひとつ農林省のほうの方にこの次説明してもらいたいと思う。これは用意しておいて下さい。  それからもう一つは、アメリカの余剰農産物のうち、小麦がたくさんある。これの処理が一体この国際小麦協定による小麦の国際的な取引と一体どういう関連性を持ってくるか、そういう問題ですね。ひとつこの次に詳しく説明して下さい。

第43回国会 外務委員会 第18号(1963/05/14、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちょっと委員長、関連。  ただいま外務大臣は、アメリカ軍が最近兵器の近代化を、自国のみならず、世界中に配置されておるアメリカ軍の兵器の近代化を進めておるのだ、こういうふうに言われておるわけです。その一環としてこれは受け入れざるを得ないので受け入れたというふうなお考えのようですが、一体その兵器の近代化ということはどういうことなんですか。私どもは、どうも最近の兵器の近代化ということはだんだんに核装備に行っておるのだ、こういうふうに考えております。戦略的な核装備はもちろんでありますけれども、さらにそれが戦術的なものにまでずっと及んできておる、こういう段階だと思うのです。そういたしますと……

第43回国会 外務委員会 第19号(1963/05/16、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 中国の小麦輸入が六〇―六一年度、それから六一年度―六二年度たいへん多いのですが、六二年度以降、つまり本年にかけまして輸入の傾向はどうなっておりますか。ぐっと減っておりますか。それとも相当多いのですか。
【次の発言】 カナダ、オーストラリアがおもですね。これは現金払いでなくて、たしか延べ払いの条件で輸出していると思いますが、それらについてはどうなっておりますか。
【次の発言】 中国に対する延べ払いということになりますというと、いろいろアメリカのほうから文句が出ておるわけでありますが、日本などでやります場合に、必ず何かしら、その延べ払いは中国を助けるのだというふうなことで文句が出てお……

第43回国会 外務委員会 第20号(1963/05/30、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま補足説明をお伺いしたのですけれども、先ほど次官のほらから提案理由の説明があった。これはちゃんと文書として配付されております。他の法案を提出ざれる場合には、大体説明書というものが付されておるのです。たとえば日本国と南アフリカ共和国との間の小包郵便約定の説明書というのが外務省、郵政省から出されております。こういうようなきわめて事務的な、そうしてまあ私どもにとってさほど重要なものでないものについても、かような説明書をちゃんと付しておるのです。これには、そういう説明書もなければ何もない。今、口頭で説明されておる。なかなか聞きづらい説明でございました、率直に申しまして。ですから、や……

第43回国会 外務委員会 第21号(1963/06/04、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 今のに関連しまして。資料を発表されるということは、向こう側に対して――アメリカに対して原子力潜水艦の寄港を日本側として承認といいますか、認めることを回答するそれと同時ですか、あるいは資料だけ発表をするんですか。
【次の発言】 その問題につきましては、それではその中間報告が行なわれましたときにでもまた御質疑申し上げることにして、他の問題について若干大臣に最近のいろいろなことをお伺いしたい。  それは、日韓会談につきまして、今、事実上韓国の政情が非常に変動をしておるために、東京で多少会議が行なわれておりますけれども、事実上中止のような状態になっておる。ところが、ごく最近の新聞によりま……

第43回国会 外務委員会 第22号(1963/06/06、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 昨日外務省は、アメリカとの間に取りかわした文書につきまして中間報告をされた。この中間報告をされたということは、これによって国民を納得させて、そうして政府はこれだけでアメリカに対して原子力潜水艦の寄港を認めるということを回答する準備ができたと、したがって、近く回答するのだ、そういう含みでこの中間報告をされたのか、まず、それをお伺いしたい。
【次の発言】 けさテレビで、この中間発表が行なわれてから、おそらく外務大臣とライシャワ駐日米大使との間に文書を取りかわして、そうして入港を認めるということになるだろうということが言われたんでございますが、そういうことがすでにテレビで発表されるとい……

第43回国会 外務委員会 第23号(1963/06/11、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 ビルマ賠償関係の資料をひとつ、何々って言いませんから、取りまとめて出していただきたい。それから、一般の賠償の進行状況ですね、そういうものの資料を取りまとめて出していただきたい。それからベネルックス及びフランスとの今後の貿易のやはり表ですね、それをひとつお出し願いたい。

第43回国会 外務委員会 第24号(1963/06/13、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 海外援助のかけ声はえらい大きいのですけれども、どうも先ほどから御議論になっておるところを聞いてもそうですけれども、まだなかなか実効が上がってないというか、援助を受ける立場にある国々の期待にこたえられないような状況にあるわけであります。私どもも非常に重要な問題と思いますので、この問題について的確に知りたいと思うのですけれども、日本は一体どのくらい対外援助をしておるか。どういう機関を通じて、どういう方法でやっておるのかということを、どうも私ども十分つかめておらぬわけです。それで、これは一体どのくらいやっておるのか、どうかという形でやっておるのか。それから日本ではどういう機関でやってお……

第43回国会 外務委員会 第26号(1963/06/19、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 きょうの委員会に参考人をお呼びいたしておるわけでございますが、この問題については、政府のほうにも十分聞いていただかなければならぬ問題だと思います。それで、大臣をお呼びいただきたいと思っておりますが、この点はどうなんでしょうか。
【次の発言】 まず第一に、湯川博士にお伺いをいたします。  過日、政府が中間報告を発表いたしましたときに、大平外務大臣が談話をいたしました。その談話のうちにおきまして、アメリカの原子力科学者は非常に進歩をしておる、すぐれておる、だからアメリカの原子力科学者の言うことを聞けば間違いない、こういうような意味の発言があったのであります。これは暗に日本の原子力科学……

第43回国会 外務委員会 第27号(1963/06/20、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 今のに関連しまして。何かこれで見ると、七月一日から業務を始めるというので、まず大臣のほうから、人事構想も下部機構の構想もまだ何もできていない、こういうことでございますが、七月一日に間に合いますか。
【次の発言】 まあそこいら辺は、まあ大平さんの腕のあるところなんでしょうけれどもね、とにかく今度の人事問題というのは、私非常に今後の事業に関係のある問題でありまして、また、過去の失敗を招くべきでないと思うので、十分に注意をしていただきたいと思います。で、ことさら人の名前などあげる必要ございませんけれども、私どもも人事にはたいへん関心を持っております。と申しますのは、今までのいろいろな両……

第43回国会 外務委員会 第30号(1963/06/27、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 外務大臣にお伺いします。今度移住事業団ができるわけですが、今までの海協連、それから移住振興会社、これがどうもたいへんうまくいって、そうして仕事はいい成績が上がった。だから二つ一緒にして、もっといい成績を上げよう。つまり相乗的効果を表わすために、移住事業団というようなものを作ったのではないと思うのです。おそらく、あまりうまくないから、何か新しいものを作ろう、こういうことで新しいものを作ることになった。そこで私どもが考えますのには、この移住事業団に、前の二つの会社がいろいろ欠陥があった、その欠陥をそのまま引き継がれてはこれはたいへんだと思います。そこでお伺いするのは、もし前のこの二つ……

第43回国会 外務委員会 第31号(1963/07/05、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 国際コーヒー協定ですね、日本は輸入はそう多くない。どっちかといえば世界的に見て少ないと思うのですが、国際コーヒー協定によってどういう影響があるとお考えですか。最近国内におけるコーヒーの消費状況を見ておりますと、インスタント・コーヒーが非常にふえておる。そういうふうなことで、国際コーヒー協定の一番のねらいである、なまのコーヒーの輸入が日本にあまり多くならないのではないかという気がするのですが、その点についてどういうふうにお考えになっておりますか、そこらを大臣から一つ。
【次の発言】 私ども考えますと、インスタント・コーヒー、特に最近ではマックスウェルとかネスカフェとか、アメリカのも……

第43回国会 外務委員会 第32号(1963/07/06、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 これはマラヤ連邦との協定ですけれども、今度マレーシア連邦が成立した場合には、こういうマレーシア連邦の構成要素となる国との条約はどういうことになるのですか。
【次の発言】 そうすると、何年かたって今度統一的なものがマレーシア連邦との間に結ばれることになりますか。
【次の発言】 このマレー連邦との間に――ちょうど今日本とシンガポールとの間に、戦争中にシンガポールでもって日本軍に殺された中国人ですか、あれの慰霊碑ですか、慰霊塔の問題でいろいろ紛争がありますが、マレー連邦におきましても、同じようなことがあるのですか、それらの問題はどういうふうになっておりますか。

第44回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第1号(1963/10/18、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 今までのオリンピアスの売れ行きの状況をお伺いしたい。
【次の発言】 今度の法律改正で、両切りまたはフィルターつきということになるわけなんで、今の御説明ですと、両方売っていくんだということですけれども、今まで両切りを製造しておった。それでまだ公社自身の手持ちもあるだろうし、あるいは小売り店にも残っておるが、それを売るだけで、あとは全部製造のほうはフィルターつきのほうに変える、こういうことでしょうか。
【次の発言】 先ほどの御説明ですと、フィルターつきのほうがだんだんふえてきておりますが、今度のオリンピアスの場合には、今後フィルターつきのほうを五〇%あるいは六〇%というふうに、普通の……

第44回国会 外務委員会 閉会後第1号(1963/11/29、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 ケネディ大統領が暗殺をされました。これは全世界に非常な衝撃を与えました。ジョンソン新大統領は議会におきまして、ケネディ大統領の方針を踏襲するということを表明されておりますが、ケネディ大統領の葬儀に列席をされました大平外務大臣から、このケネディ大統領の死後、アメリカの外交方針はジョンソン新大統領の言うように変わらないとしても、なおいろいろな点で変化があると思われる、また、これに対して日本の政府といたしましてとるべき方針も微妙な変化があるはずだと思うのでありますが、それらの点につきまして、この新しい情勢に当面しての大平外務大臣の方針を伺いたいと思うのであります。

第45回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第2号(1963/12/16、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 選手強化の白書が発表されて、選手強化が幸いにだんだん成績をあげておるということでありますが、選手強化の現段階についての見通し、それから前には金メダルを三十取るとか、幾つ取るとかいったようなこと、たいへん目標が大きかったのが、今度はだいぶ縮まっておりますが、一体こういうことはどういうことなのか。そこらの点をひとつ忌憚なくお聞かせ下さればありがたいと思うのです。
【次の発言】 まあきょうは強化本部の方が来ておられないので、詳しい内容についての御説明を聞くわけにはいかぬと思うんですけれども、どうも前に出した数字は私どもは大き過ぎるというふうに感じていたんですね。  それはどうも少し常識……

第46回国会 オリンピック準備促進特別委員会 閉会後第1号(1964/08/31、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 映画の問題について一点お伺いしますが、この脚本は各方面で御検討をされまして、そしてすでに決定して、これでもってずっととっておられる、こういうことでございますか。いかがですか、田口さんのほうから。
【次の発言】 いや、実は、いま山本委員からこれについての話があったので、私は、もうすでにこういう方針でおやりになっておる、これは、ただいまの御意見でもって、それを削るとか、あるいは別な形に直すということは、どうもこの委員会としてもあまり申し上げるべきことではない、こう考えまして、ちょっとお伺いしたわけであります。これは私の意見です。別にお答えを願わないでもいいのです。  次に、与謝野さん……

第46回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第3号(1964/02/13、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 いま切符の問題が出ましたから、まず切符の問題について。いま柴谷さんなりあるいは河野さんから言われました点は、私ども同じように考えている点ですが、もう少し何とか売りさばきについて促進する方法があるんじゃないか。たとえば芝居のを売るにしても何にしましても、広告というようなことが非常に必要なことですし、それからまたセールスの上において努力というものが必要なんですね。どうも割り当てられたものを交通公社が消化する場合に、そういう点で欠ける面があるのじゃないか。組織委員会のほうにおいても、売れない切符を売りさばくための工夫が足りないんじゃないか、これを私は痛感するわけです。特に外国において切……

第46回国会 オリンピック準備促進特別委員会 閉会後第3号(1964/09/30、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 いま河野さんからいろいろお話がございましたが、私もこの問題についていままでいろいろ心配をしておりました。与謝野さんがわざわざお忙しい中をロンドンまで行っていただいたことに対して深く感謝するものでありますが、しかし、率直に申し上げまして、結果はよろしくなかった。かなり失望させられたわけであります。もう十月十日の開会式までにわずか十日しかありません。非常に短い時間でありまして、これからどうする、この問題をどういうふうに処理するかということは、たいへん御苦労なことだと思っております。符に、インドネシアのほうでは、すでに選手団を送ってきております。これにも問題があります。それから、まだ選……

第46回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第4号(1964/02/19、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 二、三お伺いしたいのでありますが、いまの御報告で、大体大臣のほうにおいても施設及び道路等はオリンピックまでに完成する、こういう見込みでございます。私どもも見ましてそういうふうに感じておるのです。ところが、道路の問題について、若干の個所において、やはり居すわったまま動かないところがある。特に青山六丁目の青山学院のすぐへいぎわのところに、ある右翼団体の事務所と申しますか、そういうものがありまして、すっかりその辺は道路が完成しておるにかかわらず、その占拠します数軒は動かない。あれはお気づきになりましたか。あれに対して何か措置を講ずるように御命令なさいましたか。

第46回国会 オリンピック準備促進特別委員会 閉会後第4号(1964/11/07、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 今回のオリンピックがたいへんな成功をおさめましたことは、関係者各位の非常な御努力によるものでございます。また、選手の諸君のたいへんな努力、それをささえる人々の非常に好意的な積極的な協力態度というものにあろうかと存じます。ここに来られておる方々、関係者の方々の御努力に対しまして、国民とともに深く感謝を申し上げる次第でございます。  ところで、私、あとのことについて二、三お伺いしたいのでございます。  先ほど上石井さんからも御指摘がありましたように、たしかに金メダルは十六個とりまして、そして開催国としての面目は十分に保たれ、その面では成功であったわけでございますけれども、その内容はや……

第46回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第5号(1964/03/23、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま資金財団に入る金額について、まあ金メダルについては詳しくお話があったのですが、総額ではどれくらい予定されておるのですか。
【次の発言】 まあ、先ほど西田さんからも津島さんからも、やはり外国から来る連中の要望も非常に多いので、それにこたえるような方策をとれということでございましたが、まあそのうちで一番問題は、やはり金の地金の入手の問題のように思うのです。先ほど、柴谷さんから、佐藤国務大臣に対して、その問題についての御質問がありましたが、私はこの問題につきまして、特に外国から来る連中に対する要望にこたえ得るように、やはり国務大臣のほうで、いろいろむずかしい問題はありましょうけ……

第46回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第6号(1964/04/13、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 大蔵省の当局のほうから、もう少しこまかい説明がなければならぬと思うのですが、たとえば幾ら発行するのかとか、どういう、いつからいつまで発行するのか、いろいろあると思うのです。それをたぶん用意してきておると思うので、もう少しその詳しい説明を聞いた上で質疑をしたいと思います。
【次の発言】 今度の千円でございますが、この千円銀貨の原価は、どのくらいになるのですか。
【次の発言】 四百円以内でおさまっていくということで、実際、政府のほうと申しますか、もうけというのはおかしいですが、相当大きなもうけがあるのですか。ことに、これが外国に持ち帰られるということになりますというと、いわば外貨にか……

第46回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第7号(1964/06/05、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 これは、警察と消防と両方にまたがる問題だと思うのですが、過日ペルーのサッカーの競技の際に起こりました惨事、もちろん、ああいうようなことが日本で起こるとは私は思っておりません。しかし、あの競技のあとで、どこでおやりになったんだか、電子計算機でいろいろ計算をしたところが、メーンスタジアムに人を入れるのには出入口が少ないから非常にむずかしいようなことが新聞に出ておりました。で、ああいう事件がやはり起こったと仮定いたしまして、検討をして用意だけはしておかなきゃならぬ問題ですが、あの事件にかんがみて、どういうような措置をおとりになるのか。つまり、措置というか、準備ですね。準備の上において、……

第46回国会 外務委員会 第2号(1964/02/11、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連して。  ただいま大平外務大臣が国府との関係を正常化するということがいま重要な問題だと言われております。おそらく吉田前首相が今月の末に台湾に行かれるようなことになっておるのはそれと関連があることだと思うのです。私どもは、いまたとえビニロン・プラントの問題あるいは周鴻慶事件があったあと、日本と台湾の関係がまずくなっておっても何も吉田前首相に台湾に行ってもらう必要があるかどうかということに非常に疑問を持っておるのです。詳しいことは私から申し上げないでも、私どもがなぜそれに賛成しないかということは、もうおわかりになるだろうと思うのでありますけれども、とにかく今日、国府がフランスと断……

第46回国会 外務委員会 閉会後第2号(1964/08/19、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 今月の初めにあたりまして、トンキン湾でアメリカの駆逐艦が北ベトナムの魚雷艇を攻撃をいたしました。そういう事件が二度起こりました。その後、さらにアメリカ軍が北ベトナムの魚雷艇の根拠地あるいは石油貯蔵所等を攻撃、破壊いたしました。このことは世界中に非常なショックを与えたわけでございます。その後、かかる軍事行動が停止せられまして一応の落ちつきを見せておりますけれども、しかし、いつまたかような事態が起こるかもわからないような状況にあるわけであります。わが国はインドシナ半島とあまり遠く離れておりませんし、特に日米安全保障条約に基づきまして、日本にはアメリカ軍の基地があり、アメリカの空軍、海……

第46回国会 外務委員会 閉会後第3号(1964/09/03、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 昨日サブロックの問題につきまして政府の統一見解なるものが発表され、その際に、鈴木官房長官がこの問題に関連をして重要な発言をされておりますので、どうか鈴木官房長官にこの委員会に御出席を願いたい、その手続をとっていただきたいと存じます。
【次の発言】 先月の二十八日に閣議をもちましてアメリカの原子力潜水艦の日本への寄港を認め、それをアメリカに通告されましたことは、私どもこの問題についていろいろ憂慮してまいりました者としてまことに遺憾なことと存ずるのであります。しかも、その後一日に、衆議院の内閣委員会におきましてサブロックの問題が出ました際に防衛局長は、サブロックが核爆雷であるというこ……

第46回国会 外務委員会 第4号(1964/02/20、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま曾祢委員、杉原委員から、国連総会が中国の代表権を認め、あるいは中国の加盟を認める、こういう場合に、日本はどういう態度をとるかということについていろいろ御質問がありました。で、いま杉原委員が指摘されましたように、衆議院の予算委員会あるいは外務委員会におきまして、総理も外務大臣もともに、もし国連総会において中国の代表権が認められ、あるいは加盟が認められるような場合になったならば中共を承認する、あるいは中共と国交正常化をはかる、あるいはまた、善処する、こういうようなことばで、その場合の日本の態度について御発言があったように伝えられておるわけであります。ただいま大平外務大臣から、……

第46回国会 外務委員会 閉会後第4号(1964/09/11、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 本年の四月の五日に町田市にアメリカ軍の飛行機が墜落をいたしまして、多くの死者、負傷者を出し、家屋を破壊し、非常な大きな損害を与えました。それから五カ月を経ました今日、またかような惨事が起こったのであります。あの町田の事件が起こりました際に、私どもは国会におきまして、こういうような事件が再び起こらないように、厳重にアメリカ軍に対して善処方を申し入れることを要求いたしました。そして、その事故の発生の原因たるべきものを十分追及する、それが事故の再発を紡ぐ大きな措置になるものと考えて、そういうふうに申し入れたわけでございますが、今日に至りますまで、はたして、どれだけのことがなされたのかわ……

第46回国会 外務委員会 閉会後第5号(1964/10/09、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 外務大臣に、日韓関係の問題についてまず御質問申し上げます。過日、アメリカのパンディ国務次官補が日本に参りました。それからさらに韓国に参りまして、そしてバンディ国務次官補は、日韓会談を進めて日韓の関係の正常化ということをどちらにも勧告していったようであります。ところが、日韓関係を見ておりますというと、前に、韓国側の事情、特に学生等の激しいデモがありましてそして韓国政府が日韓会談を打ち切らざるを程なくなったような状況で、今日まで事実上会談は進行を見せておりません。この間において、たとえば漁船の拿捕がひんぴんとして起きておる。最近におきましては、韓国の警備艇が日本漁船に、夜、ぶつかって……

第46回国会 外務委員会 第8号(1964/03/12、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 いまの問題に関連して。  ただいま、大平外務大臣は台湾の帰属の問題について、日本はこれは放棄したのだと、それ以上のことはここで言えないのだと、こういうお話でございますけれども、先ほど、中華民国政府は、台湾と膨湖島に領土権を持っておる、こう言われたのですね。領土権を持っているということは、台湾政府の主権が、中華民国政府の主権が、台湾と膨湖島にあるということじゃないのですか。事実を私はお伺いしているのです。
【次の発言】 いや、いま……
【次の発言】 じゃ、そのことばの問題は別として、中華民国政府が台湾と膨湖島に主権を持っているか持っていないか、その点のお答えを願いたい。

第46回国会 外務委員会 第9号(1964/03/17、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 何ですか、いままでこの条約を結んでから、減る傾向はもちろん押えられ、年々どのくらいふえているということが報告されているんですか。
【次の発言】 そうすると、資源保護でもってふえつつあるということは、これは明らかです。それから、今度新しくこの条約を延長することによってさらにふえるであろう、それからもっとふやさなければならぬ、こういう意味でこの条約は結ばれたわけですか。単にいままでのものを維持するためか、もう少しふやしたほうがいいか、その目的はどうなんですか。
【次の発言】 今度の新しい条約で、それじゃ、今後はどういう猟獲方法を立てるかということを私考える場合に、それいかんによっては……

第46回国会 外務委員会 第10号(1964/03/19、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 当面の日韓交渉の問題についてお伺いいたします。  農相会談が行なわれておりましたが、この農相会談でも、いままでのところ意見がまとまらないようにいわれております。赤城農相も新聞記者会見におきまして、両国の間の意見の相違がきわめて大きくてまとまることが困難であるという意味のことを言われておりますが、まずお伺いしたいのは、その農相会談において意見の相違がある、つまり専管水域の基線の引き方あるいはその他の問題について、大きな意見の食い逢いがあると思うのでございますけれども、その意見の食い違いがどういう点にあるか。すでに農相は意見の違いがあるということを言われておるんですから、これは意見の……

第46回国会 外務委員会 第12号(1964/03/26、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 原子力の非軍事的利用、すなわち平和利用に関する政府の基本方針というものがあろうと思うのであります。そこで、この点を科学技術庁長官のほうからお示しを願いたいと思います。
【次の発言】 この平和利用ということの概念なんですがね。これは非軍事的利用即平和利用かどうかということもありますし、軍事的利用と平和利用との間の区別、ディマーケーションというものは必ずしも明確でないので、この平和利用ということをどうお考えになっておられるか。
【次の発言】 いま、原子力を利用していろいろやる場合に、必ずしも明確でないものがある。そこで一般的通念についてということでございますが、この点について平和利用……

第46回国会 外務委員会 第13号(1964/04/02、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 過日の委員会におきまして、私は兼重さんのほうに、原子力委員会において、アメリカの原子力潜水艦の入港の問題について、その潜水艦からの第一次冷却水の排出の問題についての文書が出されたということを聞きましたので、それを要求しておきました。きょう配布されましたので、この点についてまず兼重さんにお伺いをして、次に、原子力委員会の委員長の佐藤長官にお伺いをしたいと思います。  そこで、まず兼重さんにお伺いしたいことは、この書類が原子力委員会から国会に提出されましたいきさつについてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この文書について見ますと、アメリカが日本に原子力潜水艦の寄港を求めてまいり……

第46回国会 外務委員会 第14号(1964/04/09、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連して。重要事項指定方式につきまして、総会で議決でもってそういう指定をした先例はあるのかどうか。
【次の発言】 議決以外に指定方式をとった先例は。
【次の発言】 それはあとまで続いたのであるか、そのとき限りでそれは消滅したのであるか、その点は、その先例は。
【次の発言】 ちょっと関連。  ただいま、国連を守るため、こういうことを言われましたが、これはたいへんけっこうなこと、だと思うのですが、中国の代表権問題を重要事項方式に指定された、それの共同提案者になったということは、やはり国連を守るというその立場からそういう方法をおとりになったのかどうか、その点をお伺いしたい。

第46回国会 外務委員会 第16号(1964/04/21、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 最近のオーストラリアとの貿易の傾向ですね、特に日本とオーストラリアとの貿易のバランスを見ておるというと、日本のほうが非常に悪いわけですが、これらの点についての最近の傾向、これからの見通し、それについての御説明をお願いします。
【次の発言】 まあ日本の伸び率が五倍であり、オーストラリアの日本に対する輸出のほうが二倍になった、こういうお話ですけれども、差は依然として非常に大きいのです。これはどうも日本としても相当努力もしなければならぬし、オーストラリア側としても、やはり日本が非常にいいお得意なわけですから、したがって、日本品をもっと買い付ける義務――と言っちゃおかしいけれども、買い付……

第46回国会 外務委員会 第17号(1964/04/23、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 それでは、OECD加盟の問題につきまして、総理に概括的な問題についてお伺いをいたします。  総理は一昨年ヨーロッパに参りました後にOECDに加盟することを決意されまして、その準備を整えられ、いよいよ本年加盟するための手続を議会に対してとられたわけでございますが、私は過日の本会議におきまして質問いたしましたが、きわめて一般的な概括的なお答えしかいただけなかったので、本日の委員会で多少詳しくお答えをいただきたいと思うのであります。  その第一点は、総理がOECDに加盟をするということを決意されましたが、そのOECD加盟が日本にとってどういう意義があるか、特にこの加盟によりまして日本が……

第46回国会 外務委員会 第18号(1964/04/24、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 運輸大臣にお伺いいたします。昨日いろいろ審議をいたしまして、首相以下政府側の御見解を伺ったのでありますが、いずれにいたしましても、今度OECDに入りまして、貿易外収支の自由化ということを受諾いたしまして、それによって海運の収支の問題で今後非常に大きな問題があるということが明らかにされ、そして、昨年どろなわ式ですけれども、海運政策の建て直しということが必要だということが明らかにされたわけであります。ところが、まだそのはっきりした具体的な政策を打ち出されていない。海運会社の統合というようなことは行なわれました。これからいままでの造船計画を改めて、さらに本年とりあえず追加をし、それから……

第46回国会 外務委員会 第19号(1964/05/07、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 この条約を批准して、日本においてもこれが実施されるということになりますと、現在と、それからこの条約が実施されたあとと、どういうふうに違いが生ずるか、この点ひとつ。
【次の発言】 日本において変わることはない。しかし、これが他国において批准されてまいりまして実施されるということになりますというと、日本の外交官が他国において受ける待遇等について変わる点はありますか。
【次の発言】 第二十七条の一ですね、「接受国は、すべての公の目的のためにする使節団の自由な通信を許し、かつ、これを保護しなければならない。使節団は、自国の政府並びに、いずれの場所にあるかを問わず、自国の他の使節団及び領事……

第46回国会 外務委員会 第20号(1964/05/12、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいまの問題について若干お伺いしたいのですが、いま大平外務大臣が、これは安保条約に基づくものでない、こういうふうに言われておったわけでありますが、二十五カ国に対してアメリカが要請をしたというその二十五カ国は、NATOに加盟しておる国、あるいはアメリカと相互防衛条約を結んでおる国、あるいは日本のようにアメリカとの間に安全保障条約を結んでおる国、いわゆる自由主義国全般ではない。そうしてみるというと、アメリカが要請しておる国というのは、アメリカと軍事的な提携をしておる国ということに限られておるということから見ると、この要請が一体いかなる意味を持っておるかということは明白だと思います。……

第46回国会 外務委員会 第21号(1964/05/19、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 この条約が締結されましたことは、最近の国際関係の上において大きなできごとであったと思うのであります。もちろん、この条約は全面的に核実験を停止するものではない。そういう意味で不完全であります。さらにまた、これはそれ自体核兵器をどうこうするというものでもありません。また、これ自体軍縮に直接関係するものではないのであります。しかしながら、この条約が結ばれましたことは、一面において全面的核実験停止の方向へ第一歩を踏み出し、引き続いて核兵器の縮減、あるいは核軍縮、さらには一般的軍縮の道を開くものとして大きな意義があると同時に、また、この条約は国際緊張の緩和をもたらし、すなわち冷戦をやめる第……

第46回国会 外務委員会 第22号(1964/05/21、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 これは佐藤原子力委員長にお伺いするのですけれども、原子力委員長は別は専門家ではないので、あるいはお答えにくい点もあろうかと思うので、そういう場合には、ひとつそちらのほうの専門家のお答えを伺いたい。  で、まず第一にお伺いしたいのは、この条約において、いまも岩間君の指摘されました大抜け穴といいますか、とにかく地下の核爆発実験がいまなお行なわれておるという点であります。で、本来米ソ英三国の間においては、全面的に核爆発の実験をやめるという話し合いも行なわれたのであります。しかし、アメリカ側はその地下実験の査察の問題を大きく取り上げました。そうして、査察ができないということ、査察が許され……

第46回国会 外務委員会 第23号(1964/06/23、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 麻薬は世界中の問題ですけれども、これはアメリカでも、ヨーロッパでも、相当方々で使っているわけですが、一体、世界的に、秘密に麻薬が流れてくる、その根源地と目されるところはどこなんです。いま、日本のについては、ビルマとかタイで栽培されているのか、野生なのか知りませんが、そういうものからつくられたものが来ておるといわれるのですけれども、世界中に流れておるのは、一体どういうところで生産されたものが流れておるのですか。
【次の発言】 麻薬の国際的な密輸出入というやつは、戦前古くからも行なわれているわけですけれども、特に日本の場合については、国際的な、全世界にまたがるような麻薬の密輸出入団の……

第46回国会 外務委員会 第24号(1964/06/25、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 韓国の問題ですが、その韓国の国内政情から、向こうさんが自分の都合で、いまのところ日韓交渉が中断された形になっております。私どもは、いま政府がお入りになってやっておられるその向こうとの経済関係について、いろいろな交渉といいますか、これはどういう性格のものかはっきりしないのですよ。あれは日韓会談の一部としておやりになっておるのか。それとも、全然別個の問題としておやりになっておるのか、その点はどういう性格のものでありますか。
【次の発言】 いまお考えを伺っていますと、いわゆるいま中断されておる日韓交渉とは別のものだ、つまりつなぎじゃないのだということだそうですけれども、われわれの受ける……

第47回国会 外務委員会 第3号(1964/12/17、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 この間、国連の総会にお臨みになったわけですが、帰りにアメリカのラスク国務長官等ともお話しになってきた。その際に、アメリカ側の中国問題に対する考え方というものは聞いてこられた。もちろん、詳しい突っ込んだ話をここでされるわけにはいかないでしょうけれども、しかし、大体アメリカ側が、今回の国連総会において中国問題がどういうふうに取り扱われるか、その際にアメリカ側としてはどういう態度をとるかということはおわかりになっているはずだと思うのです。あなたが観察されたアメリカ側の態度、そうして日本がそのアメリカ側の対中国政策に対してどういうふうにお考えになっているか、それをまずお伺いしたい。

第48回国会 外務委員会 第2号(1965/02/02、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 この予算関係の印刷物の最後のところですが、海外移住事業団の出資、これが三十九年度は十二億、本年度査定額は四億、八億減、これはどういう理由なんですか。前の分はファンドに入っているという意味ですか。
【次の発言】 その昨年のが余っておるというのですが、事業関係の費用は相当余っておるわけなんですか。ほとんど昨年は事業らしい事業しなかったので非常にたくさん余って、それでことしは多くの予算を要求できなかったと、そういうことなんですか。
【次の発言】 そうすると、移住者が減るだけでない。たとえば海外において、中小企業等の進出に対する貸し付けですね。事業に対する貸し付けも含まれているはずだと思……

第48回国会 外務委員会 第6号(1965/03/02、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 最近の日本とカナダとの間の貿易の傾向、日本の輸出、商社の進出状況、それについてちょっと説明してください。
【次の発言】 貿易のいまの額は、もちろんのことですけれども、これは縮まらぬのかどうか。この前、カナダとの話し合いをやりましたが、今後の傾向ですね。つまり、日本の輸出を増加して、もっとバランスのとれるようにする方向に進み得るのかどうか。
【次の発言】 貿易もふえれば、商社もあるいはふえるというようなことになるでしょうし、あるいは日本側の投資というものも多少はふえていく可能性が出ていくわけですね。そうすると、今度の条約は、対象になるものもそれだけふえてまいるわけですね。これらはど……

第48回国会 外務委員会 第9号(1965/03/18、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 先ほどの外務大臣の御答弁を伺っておりますというと、南ベトナム政府の要請があるとかないとかということはたいしたことではない、ほぼ同じようなことである、こういうお話でございます。アメリカ軍が最初ベトナムの爆撃をやりましたのは、アメリカのダナン空軍基地その他の基地あるいはアメリカ軍の宿舎がベトコンの攻撃を受けまして非常な損害を出した、それに対する報復という形をとっておったのであります。そうして、その際にも、大体南ベトナムの空軍等と共同行動をとってまいりました。しかしながら、その後の発展を見ておりますというと、もうそういうようなことではなくて、アメリカ軍の兵舎もあるいはアメリカ軍の空軍基……

第48回国会 外務委員会 第12号(1965/04/08、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。そういたしますと、協定発効後五年というのが一つの区切りですが、それ以後に生まれた子供、さらにはそれの孫というのは、これはどういうことになりますか。
【次の発言】 私が聞いたのは、たとえば五年までの間に生まれた子供は永住権を持つ。そうすると、その次に五年の境に生まれた子は永住権がない、五年後、六年目に、たとえば五年以内に生まれた子供の弟とか妹とか、六年目からの者は全然永住権は与えられない、普通の外国人の取り扱いである、そういうふうに解していいですか。
【次の発言】 日中関係の問題について二、三お聞きしたいのですけれども、例の日立造船の船舶の輸出の問題について、中国側は、日本側……

第48回国会 外務委員会 第13号(1965/04/22、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 フランスが中国と国交をつけた。いずれエール・フランスが中国へ乗り入れることになるだろうと思う。エール・フランスは御承知のように、日航と業務協定している。そうすると、やはりパキスタンとの問題のようなものが起こってくるのじゃないかという気がするのですが、いま、そういうことについて具体的な何か話がありますか。
【次の発言】 しかし、もしフランスがそういうふうな動きをするとすれば、日航が業務協定を結んでいるのですから、パキスタンの場合よりも複雑な問題が起こるのじゃないかと思いますが、どうですか。
【次の発言】 これは外務大臣にお伺いしたいのですが、パキスタンが中国へ乗り入れをやる。それか……

第48回国会 外務委員会 第14号(1965/04/27、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 最初にお伺いいたしますのは、去る二十四日にアメリカからロッジ特使が参りまして、佐藤首相と会われて、二十六日にソウルに立たれました。ロッジ特使は、おそらくベトナムにおけるアメリカの政策等について説明をし、了解を求め、さらに日本に対して、ベトナムにおけるアメリカの政策、行動に援助といいますか、協力を求めたものと思うのでありますが、アメリカ側が、どういうふうに日本政府に対して、アメリカ側の意図、政策、行動を説明したか、さらにまた、いかなる協力、援助を求めたか、それらの点について、明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 日本側といたしましても、さきに松本俊一氏をインドシナ半島……

第48回国会 外務委員会 第17号(1965/05/18、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 この条約の締結に伴って生ずることは、やはり日本がいわゆる後進国、低開発国から農産物を輸入する問題なんですけれども、これは例のケネディ・ラウンド、あるいは昨年のジュネーブで開かれました国連の経済貿易開発会議、そういうものとも密接な関係があるのですが、それらの相関関係についてまずどういう見解をとっておられるか、それをひとつお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 私はそういう形の上のことを聞いているのじゃないのです。この三つの根本に流れるもの、それはいわゆる先進国や後進国、特に農業の第一次産品生産国のものを買うことによってそれらの国々の経済に資するところがあるようにして、そうして……

第48回国会 外務委員会 第18号(1965/05/19、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 その点で関連してちょっと。これは外務大臣及び条約局長に聞きますがね。いまの国連憲章七十八条の問題ですが、ただいまあの条項はレバノンのことを念頭に置いてやったものであるということを言われておる。まあ、普通法律をつくるとき、あるいはまた条約の条項をつくるときに、ある種の具体的な事実、それに基づいてそういうものをつくることが間々ある。しかし、その表現というものは常に具体的でなくて、かなり抽象的、一般的になって、それがただ一つの事例に適用されるものでなくて、多くの事例に適用されるようになる場合が多いと思うのです。で、もしレバノンだけのことならば、その七十八条にそういうふうに一般に適用され……

第48回国会 国際労働条約第87号等特別委員会 第3号(1965/04/28、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず、お伺いしたいことは、このILO第八十七号条約において規定されております結社の自由及び団結権についての政府の基本的な考え方でございます。と申しますのは、ILO八十七号条約が問題になりましてから今日まですでに七年を経過している。この条約の内容というものは、もし政府が真に労働組合の結成についての自由という考え方について十分に理解を持ち、またこれが当然のことであると考えるならば、とうの昔に、これは政府並びに自民党の考え方によっても、難なく批准されなければならない問題だと思うのであります。しかも、これが七年間もかようにもたもたし、波乱万丈の末、ようやく今日まで至りましたということは、……

第48回国会 国際労働条約第87号等特別委員会 第5号(1965/05/10、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 その点、関連して局長にお伺いしますが、いまの小林委員の言われましたこと、つまりその内容について不適当である、そういうようにあなたが検討の上思われたならば取り消しを出すかどうか、それは不適当であったということを、あなたの名前でその雑誌に明らかにするかどうか、その点をはっきりしていただきたい。


7期(1965/07/04〜)

第49回国会 外務委員会 閉会後第1号(1965/08/31、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は、本日の委員会で、佐藤総理の出席をお願いいたしまして、そして沖繩の問題についての総理の御見解等を承りたいと存じたのでありますが、御出席を見られなかったことは、たいへんに遺憾に存ずるものであります。閉会中の委員会といえども、ことに沖繩のような――沖繩に総理が行かれて、いろいろ発言をされてまいりましたが、これ、非常に重大な問題なので、やはり閉会中といえども、委員会の質疑を通じて総理の見解等を国民に明らかにすること、さらに今後の施策について明らかにすることが日本国民並びに沖繩の人々に対して義務である、そういうふうに考えます。今後またひとつ委員長の御努力によりまして、ぜひ総理が委員会……

第49回国会 懲罰委員会 第1号(1965/08/03、7期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それでは、ただいまから委員会を開会いたします。  委員会開会劈頭、私ちょっと就任のごあいさつを申し上げます。  このたび、はからずも懲罰委員長に再選されました。私は、はなはだ不なれでございますけれども、委員各位の御協力を賜わりまして、公平無私にその任を全うしたいと思いますから、何とぞよろしくお願いをいたします。(拍手)
【次の発言】 本日は、公報をもってお知らせいたしましたとおり、理事の互選を行ないたいと存じます。  この委員会の理事の数は二名ということになっておりますが、互選の方法は、成規の手続を省略しまして、委員長から指名することにいたしまして御異議ございませんか。……

第50回国会 日韓条約等特別委員会 第3号(1965/11/24、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちょっとその点について関連さしてもらいたい。  ただいまの点について法務大臣並びに条約局長にお伺いしたい。この法的地位の問題の第三条、いま亀田君が指摘されましたように逆な書き方をしてあるけれども、この(a)、(b)、(c)、(d)に該当する者は強制的に退去させると、こういうふうになっておるわけです。ところが、合意議事録は参考資料として出されておりまして、その中には例外的に家族構成等を考えて退去をさせないこともあり得るようにしてあるわけであります。これはつまり協定に対して一つの例外をつくるわけです。この中に規定されておることに対しまして別なものを与えることになっております。したがっ……

第50回国会 日韓条約等特別委員会 第5号(1965/11/26、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。ただいまの竹島の国会議員の視察の問題について関連質問いたします。  衆議院の外務委員会が、さきに竹島の視察につきまして、外務委員会を通じて海上保安庁に申し入れました。ところが、これは、やれ近づくと銃撃をされて身辺の安全を保障できないからというようなことでそのままになっておる。参議院の外務委員会が、本年の八月に、福岡、長崎、対馬を視察いたしまして、それが済みましてからあとで、外務委員会として出かけるわけではございませんが、私が海上保安庁に、直接竹島を視察するというのは、別に上陸をしてという意味ではなくて、竹島周辺に海上保安庁の船で行って、そうして望見する、ながめる。これも一つ……

第50回国会 日韓条約等特別委員会 第6号(1965/11/27、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 今回のこの日韓の諸条約、これは十四年間かかったと、こういうことで、条約が締結されるまでに至る期間としてはレコードかもしれません。しかし、この条約を見ておりますというと、私どもは、非常にまずい条約だ、至るところに欠点がある、解釈の食い違いが両者にある、こういうことで内容を検討すればするほど私どもとしては賛成し得ないことになっているわけであります。それは、それらの各条項等につきましては後に質疑いたすことといたしまして、まずこの条約が結ばれるに至りましたいきさつについて若干質問をしたいと思うのであります。  この条約が結ばれるにあたりまして、まずそれに先立つ交渉が始められた、これに十四……

第50回国会 日韓条約等特別委員会 第9号(1965/12/03、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連して。この竹島の問題は領土問題として非常に重大な問題であるし、同時に、いま中村君が指摘されましたように、あの竹島周辺の漁獲高というものは相当ある、開発すれば相当な量にのぼるということが言えると思うのであります。これは経済問題としても重要だと思うのであります。  そこで、この問題について、いままでの御答弁を聞いておりますというと、この条約が発効してから後にどういう経路で交渉を始められるかということがあまりはっきり答弁されておりません。私どもは、もしこの条約が発効したとしても、この問題については長いことかかるから、あとでゆっくりやれというのではなくて、やはりこれは早急に取り上げる……

第51回国会 外務委員会 第2号(1966/03/01、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず第一にお伺いしたいことは、東南アジア経済閣僚会議が四月の上旬に東京で開かれることになっております。日本政府は東南アジアの各国に対して参加を要請しておりますが、この会議にすでに参加の回答を寄せた国は何カ国でございますか。
【次の発言】 いわゆる非同盟諸国もしくは中立の立場をとる国が参加をしないということになって、そうしてあとの六カ国は主としていわゆる反共国家である。さらに、シンガポール、ラオスはいずれの陣営にも属さないと言っておりますけれども、最近のラオスの政権は、国内の事情からして漸次反共の態度を持ち続けている。シンガポールのリー・クアン・ユー政権もまたそういう態度を示してい……

第51回国会 外務委員会 第3号(1966/03/24、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は、韓国が開こうとしているアジア外相会議、この問題についてお伺いしたいと思います。これは韓国側で六月の十日前後にこの会議をソウルで開くという意向のようですが、日本政府に対しても参加することを求めてきている。で、この予備会議に日本側も今度はいよいよ積極的に参加していくということですが、まず、韓国側がこの会議を開くのはどういう目的でか、大体どういうことをやろうとしているのか、これは大体のことはおわかりだろうと思います。幾ら韓国側がまだ正式のなにを発していないとしても、こういう会議を開くということについては朴大統領も丁総理もすでに発言をしておりますし、おそらく日本側に何べんか話があっ……

第51回国会 外務委員会 第4号(1966/03/29、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 委員長。

第51回国会 外務委員会 第5号(1966/03/31、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 移住局長にお伺いしますが、一昨日のこの委員会でもって、大和君から沖繩の人々の移住の問題について御質問がありましたが、私もそれに関連して御質問申し上げたい。というのは、戦前の人々はこれは沖繩県民ということで行ったわけですけれども、戦後移住された方はいまどういう国籍になっておりますか。
【次の発言】 このことは非常に重要な点だというのは、いま便宜上、たとえばボリビアの場合なんか、日本の大使館がいろいろめんどうを見ておるということですけれども、正式に言えば、国籍がないわけなんです。アメリカの領土でもないわけですから、したがって、アメリカの国籍を持っていないわけです。それから、日本の潜在……

第51回国会 外務委員会 第6号(1966/04/12、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 あれは国じゃないの。認めてないというのは、国じゃないというの。
【次の発言】 モンゴリアはどうするんです。
【次の発言】 それはいいんだけれども、それは国なのか、国でないのか。
【次の発言】 第一次世界大戦の後にモンゴルが独立をしたとき、それまで宗主権を持っていた中華民国がそれを否認している。おそらく台湾政府はいまもそういう立場をとっている。この台湾政府がモンゴリアを承認しない、このことが日本なりあるいは他国が――まあアメリカもそうでしょうが、アメリカあたりがモンゴリアを承認しモンゴリアと外交関係を持つことに対して異議を唱えている、これが影響しているのじゃないかと私は思うのですが……

第51回国会 外務委員会 第7号(1966/04/19、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま羽生委員のほうから、ラスク国務長官がもし日本に来るような場合において、中国との問題、あるいはまたベトナム問題が問題になるであろうというように言われたんですが、最近のベトナムの情勢を見ておりますというと、とにかく南ベトナムにおける政変の徴候がある、そしてグエン・カオ・キ政権の将来はもはやきまっておるように見えるわけです。今回のいろいろな仏教徒によってリードされましたデモンストレーション等を見ますというと、かなり反米的な色も出ておる。その底に流れるものは一つの厭戦的な、何でもいいから戦争をやめてほしいというような南ベトナムの国民の考え方であります。これがグエン・カオ・キ政権に……

第51回国会 外務委員会 第8号(1966/04/21、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 そういたしますと、先ほどの大臣が言われました、日本が自衛力を増して、そしてだんだんに在日アメリカ軍が減少してまあ有事駐留の形になるのだ、ああいうことは軽々に言わないほうがいいのではないですか。ああいうことを出されれば、われわれも論議しなければならないし、大臣も答えなければならない。そして、これは大きな問題として今後も論議しなければならないですよ。それだけの用意もないのにああいうことをなぜお出しになったのですか。なぜ、ああいう問題に対して軽々にお答えになったのですか。
【次の発言】 私は何も一兵もいなくなるなんと言っていない。だんだんそういうふうに近づくということが新聞に出ているか……

第51回国会 外務委員会 第9号(1966/04/27、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 地下核実験探知クラブですね、これに日本が入るというお話でしたが、このストックホルム会議に日本が参加するその代表の資格は、どういうことなのでしょうか。これは正式の政府代表でないと聞いているのですが、その点はどういう資格ですか。
【次の発言】 この会議は単に技術的な問題の探究だけなのか、あるいはこの会議を核実験の全面的禁止へ持っていく予備段階としての会議なのか、その性格はどういうことなのですか。
【次の発言】 この会議において、もし地下核実験というものの探知がかなり精度が高くできる、一〇〇%とまでいかないでも、九〇%とか九五%とかいうような程度でできる、こういうことになりますというと……

第51回国会 外務委員会 第10号(1966/05/10、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま森委員のほうからいろいろ御質問がございましたが、なお、二、三それにつけ加えてお伺いしたいと思います。  それは、今回の中国の核実験というものは、中国が核兵器を保有するという意思を示したものであり、また、それへの道を外に明らかにしたことであります。問題になりますのは、核兵器というものの発達が人類を滅ぼすおそれがあるわけであります。で、私どもは、核兵器の発達によりまして、古い考え方である兵器の発達、兵器を自分たちがよけい持って、強い兵器を持つことによって平和を維持していこうという考え方、こういう考え方というものは、もはや今後維持できないのではないかと思う。ところが、中国は現実……

第51回国会 外務委員会 第11号(1966/05/12、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 先ほどのまず以遠権の問題についてお伺いしたいのですが、日本からモスコーへ行ける。それから、モスコーからアムステルダムなり、あるいはコペンハーゲンなり、パリなり、ロンドンなり、日本としてはすでにそれらの国に相互乗り入れをやっておりますから行けることになるわけですが、その際に、スカンジナビア諸国――SASてすね、あるいはエール・フランス、あるいはBOAC等もモスコーへ乗り入れておるわけですが、日本からモスコーを経てヨーロッパ諸国へ行くことになりました場合に、今度ヨーロッパ諸国が、モスコーから、やはりシベリアを経て日本へ来ることを要求するでしょうし、また、そういう場合には、おそらくそれ……

第51回国会 外務委員会 第13号(1966/05/31、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 椎名外務大臣に原潜寄港の問題についてお伺いする場合に、私は、いまの内閣のスポークスマンである橋本官房長官が言っているように、あるいはまた椎名大臣も他の委員会においても言われたように、条約上アメリカは日本に原子力潜水艦でも何でも入れる権利を持っておる、だから入れるのを認めるのは当然である、こういうようなことのようでありますけれども、私は、そういう条約局長の言うような答弁でなくて、実は政治家としてのあなたにお伺いをしたいと思うのです。そこで、まず率直にお伺いしますが、いまの時期において原子力潜水艦の日本に入港することは歓迎すべきことであるのか、あるいは歓迎すべき事態ではないのか、それ……

第51回国会 外務委員会 第14号(1966/06/02、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず、低開発国援助に関する基本的な問題を二、三お伺いいたします。第一は、低開発国援助が効果をあげるための条件。まあ、最近各国の国民総所得の一%を低開発国の援助に出すというようなことが一つの傾向になってきております。日本といたしましても、おそらくいまの〇・五、六%を一%までに高めていかなければならない状況に置かれている。現在でも一%出しますというと、おそらく六億ドル以上になりましょうから、近い将来においては、それは十億ドルという非常な巨額な金を出さなければならないことになってまいります。そうすると、日本ももちろんでありますが、世界各国が低開発国援助にかような巨額な金を出して、それが……

第51回国会 外務委員会 第16号(1966/06/09、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 最近自民党の松村謙三さんが中国からお帰りになりまして、いろいろなところで松村さんの中国問題に対する考え方を発表されております。実は、けさほど私も直接松村さんからお伺いする機会を持ったのでございますが、松村さんははっきりと、積み重ね方式はもう限界に来た、そこで日中国交正常化に踏み切るべきであるという意見を発表された。この点については、いままでの政府並びに自民党の対中国政策と百八十度違ったものと見られるわけでございます。松村さんは自民党の長老であり、非常に有力な方でありまして、このことは政府並びに自民党にとりましても相当いろいろの点で影響するところがあろうかと思うのでありますが、この……

第51回国会 外務委員会 第17号(1966/06/21、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 アジア開銀の問題について質問する前に、ちょっと二、三お伺いしたいのですが、実は、いま当面の問題として、歯舞、色丹の安全操業とその他漁業関係の問題が、イシコフソ連漁業相の来日により進められております。その問題、あるいはまた、日米貿易経済委員会の予備会議のようなものが進められておりますが、その問題、これはまあもう少したってからお伺いすることとして、すでに済んだことでありますけれども、ソウルで行なわれましたアジア太平洋地域閣僚会議ですか、この問題についてお伺いしたい。  椎名外務大臣その他外務省の幹部の方々が御出席になって帰られたわけでございますが、この会議に臨むにあたりまして、日本の……

第51回国会 外務委員会 第18号(1966/06/23、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 このアジア開発銀行の設立がきまって、それでどこに本店を置くかという問題で、日本といたしましては、日本に置きたいという主張を持っておった。ところが、これはフィリピンにしてやられたと。あのころのいろいろ政府当局の話を聞いてみると、まず日本に来ることは確実だ、こういうようなことだったのですがね。あれがフィリピンに取られたことはまさしく日本外交の失敗であったと思うのですが、このフィリピンに取られた真の理由はどこにあったのですか。
【次の発言】 それは表向きの経過ですけれども、あれだけ意気込んでいて、しかも、相当他の国に働きかけて、そして勝つであろうということを大々的に宣伝しながら負けたと……

第52回国会 外務委員会 閉会後第1号(1966/11/18、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 黒柳委員と私が北海道近海安全操業問題等に関する調査のため、八月七日から十四日まで、札幌、根室、釧路等を訪問、関係当局はじめ地元関係者から事情を聴取するとともに、現地査察を行ないました。詳細な報告は、会議録に載せてくださるよう委員長においてお取り計らいいただきたいと存じます。  以上、簡単ながら、とりあえず口頭で御報告申し上げます。
【次の発言】 総務長官に沖繩の問題について若干お尋ねいたしたいと思います。  まず私がお聞きしたいことは、教育に関する施政権の問題についてであります。森長官が就任されましてから、沖繩問題に対して非常に熱意を持たれて、そのために御努力なされておることに対……

第52回国会 外務委員会 第2号(1966/07/15、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 藤山経済企画庁長官にお伺いをいたします。  日本がOECDに入りまして、そこでいわゆる低開発国援助の問題が大きく取り上げられるようになったわけでありますが、OECDに入った際に、日本といたしましても国国総所得の一%を経済援助に回すという約束をしておるわけであります。ところが、いままでの例を見ておりますというと、賠償等もひっくるめまして、なおかつ一%に達しておりません。大体、まあ去年あたりで〇・六%ぐらいですが、今後さらに日本としては一%に達するように要求されるだろうと思うのであります。本年度は一体どれくらいの見込みになるのか、あるいは、今後日本の経済が発展して国民総所得がふえてい……

第52回国会 外務委員会 第3号(1966/07/16、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ベトナム戦争の問題等については森、羽生委員がいろいろ御質問申し上げたので、私は中国の問題についてお伺いしたいと思います。  中国の問題につきましては、すでに国連加盟の問題や、あるいはまた中国との貿易の問題等々については、しばしばお答えをいただいております。これの当否は別といたしまして、そういう個々の問題についてだけではなく、全体的な問題をお伺いしたい。と申しますのは、最近ジョンソン大統領がアメリカの中国政策というものについて概括的な見解を発表しております。お読みになったことだと思います。まあ、これはおそらく中国のいれるところではないでしょうし、また、われわれから見ましても、批判す……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第4号(1967/05/12、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 いまの漁船拿捕の問題に関してお伺いしたいのですが、本来なら外務省からお伺いするのが筋だと思うが、過去にこういうことがあったので、おそらく総理府のほうでも御承知だと思うので聞くのですが、今度拿捕されたあれの釈放、それから船の引き渡し、それは一体どこが交渉するのですか。
【次の発言】 この間、私、予算委員会で質問したのですが、とにかく沖縄の人は日本の国籍があるということなんです。その日本の国籍のある人が外国でつかまった、それは日本の国籍があるけれども、沖縄の人であるという場合に、その沖縄におけるアメリカの施政権というものはその人にくっついて外国にまで及ぶものなんですか。

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第5号(1967/05/19、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 去る五月の六日の予算委員会におきまして、私並びに藤田君から、総理に対しまして、沖縄の返還問題等について質疑を行なったのでございますが、その際総理から、いままで政府の方々のほうからあまり言われておりませんでしたことが言われたのでございます。それは、まあ沖縄の返還に関する考え方についてでございますが、その際総理は、こういうふうに言われております。「ただいま、極東の緊張が続く限りと、こういうお話をされますが、極東の緊張、これはまた、いろいろな面で妥結の方法もあるでございましょう。これは、たとえば兵器の非常な発達というようなことも考えられますし、また、そういう事態を考慮に入れまして、これ……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第6号(1967/06/02、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 まずお伺いしたいのは、沖縄の人々がこちらへ来まして働いておる。これがかなりの数にのぼっております。内地における若年労働力の不足ということが今後だんだんふえてきますけれども、そういうことになると、一そう沖縄から渡航してこちらで働く人が多くなるわけですが、現在どれくらいの人たちが沖縄からこちらへ来て働いておるか。そうしてまた、特に中学校、高等学校卒業者の内地へ来て働く人々が今後どれくらいふえていくのか。そういう点についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今後増加する傾向にあるということですが、さらにそのうちから内地に、こちらへ来る人たちについて、琉球政府なり何なりで、こちら……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第8号(1967/06/09、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 大浜先生から、アメリカ側と交渉するにはやはりこちら側でブルー・プリントをつくっていかなければならぬ――私ももちろんそれには賛成なんであります。ただ返せ、返せと言うだけではいけないと思うのであります。ブルー・プリントというのは、かなり具体的になると思うのです。しかし、その前提として、私はやっぱり佐藤総理なり、あるいはまた、その次にどなたが総理になろうが、その総理とジョンソン大統領あるいはその他の大統領、そういうものとの間に、大体沖縄は全面返還とか、あるいはまた、しばらく軍事基地は保留するが施政権は返そう。それは年数は限らないけれども、大体いつごろまでに返そう、そういうトップ・レベル……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第9号(1967/06/23、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 きょうはひとつ外務大臣に小笠原返還問題についての取り扱い方についてお伺いしたいと思います。  沖縄と同時に、小笠原の返還ということも最近非常に大きな問題として取り上げられてまいりました。で、佐藤総理並びに外務大臣は、この小笠原の返還についてもこの秋には佐藤総理がジョンソン大統領と会見をする際に話し合いを持ち出すように言っておられます。それからまた、その返還につきましては、小笠原はあまり軍事的に重要でないところであるから、これは早くひとつ返してもらいたいというような意見が出されておったように思います。ところが、その後アメリカ側において、やはり小笠原を切り離して返還させるということは……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第10号(1967/06/30、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 これまた参考人の問題なのですけれども、会期も延長されたことでございますし、まあ日本からずいぶん経済援助が行なわれるようになりました。琉球政府がこの日本からの経済援助をうまく消化してくれると非常にいいと思うのですが、これにつきまして、一度どなたか琉球政府に関係のある人ですね、たとえば何かの機会で松岡主席が来られたような場合に参考人として出席してもらえる機会を持つように、ひとつ衆議院の沖縄問題等特別委員会の委員長と御協議くださいまして、適当な措置をとっていただきたいと思います。
【次の発言】 関連。プライス法によるいわゆる援助についての関連質問でありますが、六七年度の琉球政府の予算、……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第11号(1967/07/07、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいまお二方から伺いましたとおり、沖縄におきましては沖縄の住民の人権というものを全く無視をされておる、じゅうりんをされておる、こういう状態であることは明らかであります。私どもは、これが一体何に起因しているかというならば、結局、アメリカが沖縄を占領して以来今日に至るまで軍が統治をし、つまり軍政が行なわれておるというところに根本原因があると思うのであります。先ほどのお話のように、アメリカの憲法も施行されておらない。アメリカの法律はもちろん施行されておらない。行政命令に基づいてアメリカの沖縄軍司令官を頂点とする統治組織というものがあり、そしてそれが一切の強力な権限を持っておるというと……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第12号(1967/07/14、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま川崎寛治衆議院議員から御説明のありました、沖縄県における公職選挙法の適用の暫定措置に関する法律案についてでございますが、これが提出されましたのは、社会党、民社党、公明党の三党の衆議院議員の方々によってであります。で、新聞の伝えるところによりますというと、自民党の沖縄問題の委員会におきましても、これと同様の趣旨の、いわゆる沖縄の潜在議席に関する法律案をやはり準備をされたように聞いておるのであります。御承知のように、沖縄におきましてこれは強く要望され、特に沖縄の琉球立法院におきましても正式には要望してまいったわけであります。これがいつの間にか自民党のほうの、そういう、何といい……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第13号(1967/07/21、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は、沖繩における戦前の郵便貯金の取り扱いの問題について、政府の御見解を承りたいと思います。  この戦前の郵便貯金の支払いについて、沖繩のほうでは前々から要求が出ております。また、これについて当然支払わなければならないものと私は考えます。二十二年も延び延びになっておるということは、これはどうも解しかねることなんでございますけれども、過日新聞によりますというと、小林郵政大臣がこの沖繩における戦前の郵便貯金を払うということを閣議に報告されたように受け取ったわけでございますが、政府としては、いよいよ沖繩における戦前の郵便貯金を払う、そういうふうに態度をきめられたのかどうか、まずそれをお……

第55回国会 外務委員会 第2号(1967/03/30、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 沖縄の旅券の発給等に関する特例の法案ですね、これは沖縄問題等に関する特別委員会のほうへ付託するという話もあるのですが、この関係はどうなっているのですか。
【次の発言】 実は私も沖縄特別委員会に入っているのですが、沖縄特別委員会のほうでは、沖縄の失業保険に関する問題、こういうことを予定しておるのですね。ですから、それは話し合っていただかないと、どっちかということは。よく話し合っていただいて、適当な方法を講じていただきたい。
【次の発言】 とにかく、せっかく沖縄の特別委員会ができたのですから、沖縄に関する問題について、そういう点は向こうでもやりたいと言うのでから、いろいろ考慮していた……

第55回国会 外務委員会 第4号(1967/05/11、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 この国際条約ですね。この国際電気通信条約の加盟というんですか、これにサインをしていない国ですね、主たるものはどんな国があるんですか。
【次の発言】 その分裂国家で北ベトナムは入っているわけですか。
【次の発言】 そうすると、大体四カ国ということですか。この加盟をしていない国ですね、それとの間に別に事実上不便とか、不都合なこととかいうようなことはないんでしょうか。
【次の発言】 いまのラジオの混信の問題ですけれども、中国からの放送が聞える場合も聞えない場合もある。いろいろ混信しているように私ども聞いているんですが、これはしかし中国に何か交渉を行なって、その解決を見つつあるんですか。

第55回国会 外務委員会 第5号(1967/05/16、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は、去る十日に沖縄の漁船がインドネシアでもって拿捕されましたですね、この問題について十二日の沖縄問題等特別委員会で質疑が行なわれました、その際に総務長官も、これはまあとにかく外へ出れば日本の国籍を持っておる人なんで、さっそく外務省と折衝して、そして事情を調べて釈放の努力をするという話があったのです。それを外務省としてインドネシア政府に対してされておるかどうか、それをまず一つ。
【次の発言】 過日予算委員会で私、外務大臣に、潜在主権というものについて日本側の解釈をお伺いしたのです。その際に、日本の国籍があるということを伺ったのです。それからまた条約局長のほうからも、後にアメリカ側……

第55回国会 外務委員会 第8号(1967/06/06、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 中近東における戦闘が始まりまして、このことは世界の平和にとりまして非常に危険な問題でございます。一日も早くこの戦闘が停止されなければならないというのは世界の大多数の国の願いであり、またその努力がなされ始めているわけでございます。  ところで、いまこの状況を見ておりますというと、いずれが先に手を出したかは別といたしまして、その戦闘は各方面においてかなり熾烈になってまいりまして、また爆撃等が相互に行なわれだしまして、そうして、イスラエル側に立つといいますか、イスラエルに同情を寄せている英米の艦隊は、すでに地中海、紅海におきましてある種の行動を起こしております。またソ連の艦隊は、ダーダ……

第55回国会 外務委員会 第9号(1967/06/08、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 大部分佐多さんのほうから質問がありましたので、私はそれを補足する意味で二、三の点をお聞きしたい。  第一の点は、この収拾にあたりましてまず第一に停戦が行なわれなければならぬことは、これはもう当然のことであります。ところが、イスラエルの軍隊は、御承知ように、シナイ半島の大部分を席巻して、そしてスエズ運河に迫っておる。また、アカバ湾の入り口に空挺部隊をおろしてそこを保障占領しておる。あるいはヨルダン側のほうも、ヨルダン川の周辺まで出ておる。こういうような状況で、かなり国境の外へ深く進出しておるわけであります。停戦が行なわれましても、これを撤収するということはなかなかイスラエル側でもよ……

第55回国会 外務委員会 第10号(1967/06/13、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 このアジア生産性機構規約の最後の附表二に、「アジア生産性機構の加盟政府の地位を得る資格を有する国は、次のとおりである」として十六カ国の名前があがっておるのですが、現にアジア生産性機構にはこれらの国が全部参加しておるのかどうか。
【次の発言】 入ってないアフガニスタンとかビルマ連邦とかカンボデイア王国とかインドネシア共和国、ラオス王国、マラヤ連邦は、この規約のできるときに署名をしておらないわけですね。こういうふうに附表に、「加盟政府の地位を得る資格を有する国は、次のとおりである」とあげておいて、なぜこれらの国々が入らなかったか、その点はおわかりですか。

第55回国会 外務委員会 第11号(1967/06/15、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 いままではアジア・太平洋三木構想というたいへん大きな将来に向かっての問題を論議されたわけですが、今度私は現実問題で、まことにみみっちい問題を一つお伺いしたい。  それは韓国の朴大統領が再選されて、それの就任式ですか、そこに佐藤総理が列席をするという、そういうことが伝えられている。それははたして正式に決定をして派遣されることになっているのかどうか、まず、それをお聞きしたい。
【次の発言】 国会開会中ですから、私どもは、重要法案もかかっておるときですし、会期延長は大体必至と見られるので、総理が朴大統領の就任式に出かけるということには賛成しかねる。しかし、私が賛成しかねるのは、単に国会……

第55回国会 外務委員会 第12号(1967/06/20、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 総理の南ベトナム訪問についていずれは総理の御出席を願って、そして総理自身からもいろいろお聞きしたいと思うのですけれども、なおその前に外務大臣に若干お伺いしたいと思います。  それは、いままで南ベトナムに対して、まあ総理大臣が行くとか、あるいは外務大臣が行くとかというようなこともなかったし、また、グエン・カオ・キ首相が日本を訪問するというのに対しても、円滑にこれをお断わりしておった。あるいは、マニラ会議にも参加しなかったし、アジア・太平洋閣僚会議においても、反共色を出す、特に、南ベトナムに対する軍事援加に巻き込まれるということに対して非常に警戒的態度をとっておった。それが今度、親善……

第55回国会 外務委員会 第14号(1967/06/27、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 まずお伺いしたいのは、去る二十三日、二十五日にアメリカニュージャージー州のグラスボロにおきましてジョンソン大統領とソ連のコスイギン首相の会談が行なわれました。前後十時間にわたる非常に長い会談であったわけでございます。そしてその取り上げられた問題も、中東問題だけではなくて、核拡散防止協定の問題あるいはABMその他核軍縮に触れる問題、さらにまたベトナム戦争の問題等々、グローバルの問題と言うことができるのであります。そして具体的な結果を見るには至りませんでしたけれども、ベトナム戦争、中東戦争以来、危殆に瀕しておりました米ソ間の平和共存路線というものがこの際またもう一度どうやら息を吹き返……

第55回国会 外務委員会 第17号(1967/07/11、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 せっかく政務次官が大臣のかわりにおいでになっているのでひとつお伺いしたいと思います。  それは、この条約の第二条の2に、「この原則は、次のいずれによっても適用することができる。」、(a)が、「国内法令」、(b)が、「法令によって設けられ又は認められた賃金決定制度」、それから(c)が、「使用者と労働者との間の労働協約」、(d)が、「これらの各種の手段の組合せ」、こうなっておりますね。本来なら、私は、この条約が批准をされて日本でもこの条約に従うということになれば、同時に国内法がつくられなければならぬと思います。ところが、その点については、この説明書によりますというと、労働基準法がある……

第55回国会 外務委員会 第18号(1967/07/13、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 いまのお話の中で、例の日本の負担分の五%、これはどういう表現をとるのですか、日本は小麦でないわけですから。たとえば、五%に当たる金額という表現をとっていくのかどうか。また、それに当たる米その他の穀物あるいは向うの要求する云々ということになるのか。その表現はどうなるのですか。
【次の発言】 金額はもうすでにはっきりしているのですか。
【次の発言】 大臣に一点お伺いいたします。先ほど大臣ちょっと雑談でお話しになっておったのですが、日本の山下汽船の鉱石船ですね、あれが釈放された。たいへん御努力の結果で喜ばしいことだと思うのですけれども、このあとの沖繩の船舶ですね、そのほうは一体その後ど……

第55回国会 外務委員会 第19号(1967/07/18、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 旅券法の問題について若干お伺いいたします。  沖縄につきましては、日本に潜在主権、そしてそこに住む沖縄の人たちは日本国籍を持っておるということであったわけです。それがいままで具体的な形にあらわれておらなかった。今度の旅券法によりまして、沖縄の人たちが外国に行くときに、米民政府の身分証明書でなくて、日本の旅券を持って出かけるということは、けだし沖縄の人たちが日本の国籍を持っておるということをあらわす一つの方法であり、これは進歩であると思うわけです。いままでいわゆる潜在主権ということがダレス国務長官によって言われてから、また、アメリカ等の裁判所においても、沖縄の住民はアメリカの国籍を……

第55回国会 外務委員会 第20号(1967/07/19、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 見えるじゃない、不均衡そのものだ。
【次の発言】 先ほど羽生君からベトナム戦争の問題についていろいろ御質問があったのですが、過日、青木大使が帰ってきて、かなり確信ありげに、今秋あたり何か動きがあるであろうということを新聞記者会見で発表された。おそらくその報告は外務大臣もお受けになったであろうと思うのですが、この報告から外務大臣は、そういう可能性がかなり具体性がある、そういうふうにお受け取りになりましたかどうか。
【次の発言】 今度ソ連へ行っていろいろお話しになるが、単にソ連は五四年のジュネーブ会議のときの議長国であったということで期待を寄せるだけでなくて、特にソ連が北ベトナムとも……

第55回国会 外務委員会 第21号(1967/07/20、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 先ほど佐多委員のほうから質問で、締約国と他の締約国との間の投資紛争についていろいろな形を列挙されましたけれども、さっき列挙されたうちだけで全部でしょうか。そのほかに何かこういうような紛争という形はないんですか。さっき列挙された中へ全部入りますか。
【次の発言】 私、これを読んで見て、一体投資紛争が何かということの定義がないんですね。それでおかしな条約だなと思ったんです。というのは、この条約をつくるにあたっていろいろ交渉が行なわれて、そういう問題が論議されたろうと思うのです。そうすれば、この条約に書いてないでも、この投資紛争とはこういうものだということがどっかで明らかにされてなけれ……

第55回国会 外務委員会 第22号(1967/07/21、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 日本社会党といたしましては、本条約の承認については反対するものであります。  その理由といたしましては、どうも本条約のつくり方は私どもの承服し得ないものがあるわけでございます。たとえば、当然通商航海条約によって定められなければならないものを合意議事録において定めておる。これは条約の形式からいって私どもはどうも承服できないものがあるのでございます。  それから、その条約の内容につきましても、私どもは承服できないものが幾つかあるのでございますが、特に附表につきまして、その以遠権の問題でございますが、韓国側が東京からシアトル、これは確かに現実的に可能な線。ところが、日本側からソウルから……

第55回国会 予算委員会 第3号(1967/03/30、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちょっとその前に、沖縄問題で……。  いま総理、外務大臣からいろいろお話しになりましたことで、私、いまの沖縄の問題に関連して、具体的な問題についての政府の所見をただしたいのであります。  それは、過日、日本弁護士連合会から調査団が派遣をされました。そうして、沖縄における沖縄の人々の法的地位の問題等について、いろいろと調査をされたのでございますが、全く、沖縄におきましては、沖縄の住民の人たちは人権が保護されていないのであります。御承知のように、アメリカ軍は非常にたくさんおるんです。日本人、つまり沖縄の住民に対する犯罪行為は非常に多いのであります。一々申し上げませんけれども、年々その……

第55回国会 予算委員会 第5号(1967/04/01、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。まず警察庁長官にお伺いしたいのでありますが、事件が起こりましたのは十時十五分でございます。あなたがこちらへ来られましたのは十一時五十分ぐらいであります。すでに一時間と三十五分ぐらいたっておる。その間にこういう重大問題について、警視総監からあなたのところに直ちに詳しい報告がなかったということで、これはあなたの指揮者としての責任ではないかと思うのですが、まずその点についてお伺いいたします。  第二に、その次にメモが参りまして、あなたは被害者の状況についてお話がございました。しかしながら、加害者のほうがどうなっておるかということについては何のお話もなかったのであります。私どもが知……

第55回国会 予算委員会 第7号(1967/05/06、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は、まず沖縄の問題からいろいろ政府の態度をお伺いしたいと思ったのでございますが、昨日の朝の朝日新聞に、アメリカの陸軍が日本物理学会主催の半導体の国際会議に資金を出して援助をしておる、こういうことが明らかにされた。これは昨年の国際会議のことでございます。ところが、朝日の調査によりますならば、単にこの国際会議一つに資金を出しただけではなくて、東大の医学部をはじめ、京大付属の花山天文台、その他非常に多くの研究機関にもそういう金を出している。これが五十七件にものぼり、現在では、その金額が四十万ドルになっているということが報道されておるのでございます。このことは、日本の学界に非常なショッ……

第55回国会 予算委員会 第14号(1967/05/15、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず、外務大臣にお伺いをいたします。本朝、日米安保協議委員会が開かれました。二時半に外務省からプレスリリースが出たのでございます。それによりますというと、「会談においては、主として極東における日本と米国との共通の安全上の利害に関連する最近の国際情勢について意見を交換し、また、日本の防衛に関連する諸問題について討議が行なわれた。」と、まことに簡単でございます。しかしながら、この日米安保協議委員会が開かれましたのは、一年八カ月ぶりかと思いますが、いま開かれました背景を見ますというと、非常に重夫なものが感ぜられるのであります。と申しますのは、アメリカがエスカレーションをさらに拡大をいた……

第55回国会 予算委員会 第19号(1967/05/25、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 委員長。
【次の発言】 沖繩の問題についてちょっと関連して。  先ほど総理が、いまある、大浜さんなんかのやっておられる懇談会は一応解消をして、総理府に沖繩問題の懇談会を新しく発足させたい、こういうふうに言われましたが、これは閣僚の間のものか、あるいはまた政府関係当局者のものか、それとも民間人も入れたものか、その点をひとつ明らかにしていただきたいことと、それから、いま言われました懇談会は早急に出発させるものかどうか、その二点をお伺いしたい。

第56回国会 外務委員会 閉会後第1号(1967/09/06、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 先ほど森委員、羽生委員とのやりとりを聞いておりますというと、どうも沖繩の返還と核ミサイルあるいは核基地との関係についての外務大臣の御答弁は、総理の記者会見以降、少し変わってきた、後退したように思われます。私が予算委員会でも御質問申し上げたり、あるいは外務委員会でも御質問申し上げた記憶では、かなりきっぱりと下田発言を否定しておる。そして、それは単にあれは政府の答弁ではないというだけではなくて、やはり日本に核基地を置かない、あるいは核兵器を持ち込まないという根本方針と関連して、沖繩の核基地つき返還には難色を示されたように受け取っておった。この間の衆議院の外務委員会における穂積委員の質……

第57回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第2号(1967/12/15、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちょっと一言。新しい総務長官に御就任になりまして、いま御努力の方向を示された。ひとつ一生懸命やっていただきたいと思いますが、これは総務長官並びに局長にお願いしたいのですが、来年度の総理府の予算のうちで、やはり沖縄に対して相当な金額が計上されると思うのです。予算編成期にあたりまして、いままでの各省の予算がつくられます場合に、大蔵省に対します各省の予算要求がなされてそれに対して査定が行なわれるわけでありますけれども、その沖縄に関する予算要求、総理府の予算に計上される、それがどんなものであるか、私どもも知りたいわけであります。ひとつ四十三年度の沖縄関係予算についての要求の資料がございま……

第57回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第3号(1967/12/22、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちょっと特連局長にお伺いいたします。来年度の予算について一体総理府としてはどのくらい要求しているかということをお伺いしたのだけれども、まだ日米協議委員会が開かれないし、その問題はアメリカ側と話がきまらないから、したがって、それはここで申し上げることはできない、資料も出せないと、こういうお話だから、いま、さらにそれを出せとは私は言いませんけれども、しかし、一体日米協議委員会はいつ開かれるのですか。いつの予定ですか。
【次の発言】 今度の佐藤・ジョンソン会談の結果、多少こういう問題について日米関係が従来と変わってくるということが予想されるんですがね。また、変わらなければいけないんじゃ……

第57回国会 予算委員会 第2号(1967/12/16、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。ただいま総理に対して鈴木君のほうから科学技術の変化云々の点が質問されたと思うのですけれども、で、この点につきまして総理は、アメリカがポラリス潜水艦を太平洋沖にすでに七隻配置をしておる。そしてそのために非常に中国大陸から近い距離にある沖縄のメースBが旧式化して、数年のうちにこれはもう陳腐なものとなったから取りはずしてもよくなりはしないか、そういうお考えが含ましておるかどうか、その点をまずお伺いしたいんです。
【次の発言】 メースBの威力、これがどの程度陳腐化したものであるかということについては、いま私もここであえてお聞きしたり論争しようとは思いませんが、前にジュピターという中……

第57回国会 予算委員会 第4号(1967/12/19、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。ただいま防衛庁長官がいろいろな変化についてお話しになりましたけれども、そのうちで科学技術の進歩ということを言われておる。この科学技術の進歩というのはいかなることを意味するのか。たとえば、さきに私は関連質問で申し上げたのでありますが、トルコ、イタリアに配されておりましたジュピターでありますが、アメリカがポラリス潜水艦を地中海に配置しましたために、その後これは廃止に至ったというような事態もございます。したがいまして、この科学技術の進歩ということは、やはりアメリカがたとえば西太平洋にポラリス潜水艦を配置した、あるいはミニットマンが完成をしてもうマッハ〇・九のようなものは旧式になっ……

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第7号(1968/04/05、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 田中さんに一、二お伺いしたい。  第一の点は、この間大浜ミッションが出かけまして、それでいろいろ目的があったようですが、その一つにB52の問題の調査があったようです。大浜ミッション、帰ってまいりまして報告をされたと思うのですが、その報告をお聞きになったと思うのですが、その概要をお知らせ願いたい。
【次の発言】 大浜さんが口頭かなにかで、政府はもう一度アメリカに対してB52撤去の交渉を始めたらいいというようなことを言ったことはないんですか。
【次の発言】 そうすると、何ですか。B52を撤去したほうがいいという、そういう意見は全然出なかったんですか。

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第8号(1968/04/19、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 総務長官にお伺いいたしますが、十七日にアンガー高等弁務官が東京に来られ、そして佐藤総理と会われましたですね、その際に最近の沖繩のいろいろな問題について話し合いがあったように新聞に伝えられておる。そして、総務長官も御出席になっておったように伝えられておりますが、新聞の伝えるところによりますというと、かなり重大な問題についていろいろと話し合いがなされた。その話し合いの模様について列席された総務長官からお伺いをしたいわけです。
【次の発言】 いまB52の問題をはじめ沖繩問題に関する諸般の問題ということでございましたが、このB52の問題というのは、これはやはり現在沖繩において最も重要な問……

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第9号(1968/04/24、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 これはこの問題と直接関係はないのですけれども、本日、沖繩のアメリカ軍基地で働いている労働者の組合――いわゆる全軍労が年次休暇闘争をやっておる。組合員並びに非組合員合わせまして約三万がそれに参加をしておる。これは沖繩においてこういうことが起こりましたのは初めてのことで、それに先立って問題になっておりました布令一一六号の一部改正といいますか、それが行なわれていわゆる団交権が与えられたわけですけれども、こういうようなことが起こったいきさつについて、山野特連局長は最近沖繩からお帰りになったので、それらの事情についてよく御存じだと思うので、まず、それについての御報告を承りたい。

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第10号(1968/04/26、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 これから法案についてお伺いするわけですが、まず第一にお伺いしたいのは、この法案は「沖繩島那覇に駐在する諮問委員会の委員となる日本国政府代表の設置に関する暫定措置法案」となっていますね。一体「暫定」というのはどういうことですか。
【次の発言】 そうすると、この諮問委員会が暫定的なものである、したがって、そこに任命される日本国政府代表も暫定的なものである、そういう意味なんですか。
【次の発言】 たとえばそういう意味で暫定的な委員会であっても、そこに出る日本国政府代表というものは、これは暫定でなくてちゃんとした資格でちゃんとしたものとして出るのじゃないのですか。

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第11号(1968/05/08、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 この琉球政府に対する資金の貸し付けに関する問題と離れて、現在米軍政府のもとに琉球開発金融公社というのがある。これが従来資金の貸し付け等を行なってきたわけですが、ちょっとこれの現在の状況がどうなっておるか、それをお伺いしたい。
【次の発言】 そうですね、概略ひとつ。
【次の発言】 これは、どうしてそういうふうに六十億ほどあった資金が二十億に減ったんですか。
【次の発言】 なぜ、その新規資金をアメリカが出さなくなったのか。それからまた、その資金はいままでどこから出てたのかですね。そして、なぜそれが出されなくなったのか、そのことをお伺いしたいんですがね。

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第13号(1968/05/17、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 この法律案は暫定措置等に関する法律案となっておるのですが、この暫定措置というのは、これはある程度の期間をいうことになろうと思うのですが、政府の見通しとしては、この暫定措置というのは何年くらいにわたるという見込みを持っておられるのか。
【次の発言】 たとえば、この法律案の第三章の九条の第二項に、「賃借権の存続期間は、借地法第二条第一項本文の規定にかかわらず、この法律の施行の日から十年とする。」と、こういうことを書いてあるわけですが、この十年というのとこの暫定措置の終わる期間とは何にも関係がないのですか。
【次の発言】 そうすると、この暫定措置法案の暫定というのは、期間の定めがないと……

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第14号(1968/05/20、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 美濃部都知事が小笠原にわざわざおいでになりまして、親しく調査されてこられた。非常に適宜な処置だったと思うのでございます。  ところで、いまお話しのように、人が少ないし、開発をするのに容易なことではない。御苦心があろうかと思いますが、この小笠原の開発、復興には、やはり政府がよほど多頭の金を出し、また政府でやらなければならぬ仕事もたくさんあろうかと思うのであります。  そこで、この仕事を早急に進めていくためには、政府と都とが一つになって計画を立て、そうして仕事をうまく配分して協力してやっていくことが一番必要だと思うのでありますが、この政府と都との間の仕事の配分といいますか、そういうこ……

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第15号(1968/05/22、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 田中長官にお伺いしたいと思います。実は美濃部知事が一昨日こられまして、そのときにお伺いした問題ですが、行政の問題では一応東京都の何でやることになっておりますが、開発にあたっていろいろ仕事の区分ですね、これがどうもまだはっきりしていない。そういう点を一体どうお考えになっているのか。これはやはり仕事を進めていく以上に、その仕事を進める主体がはっきりしていないと仕事がなかなかうまく進まない。それはおいおい仕事をやりながら区分をつけていくということもありましょうけれども、そういうことをやっていると、あとでいろいろ摩擦が起こる、二重に仕事が行なわれる等々が出てくると思うんですが、そこはひと……

第58回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第4号(1968/02/28、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私どもの属する社会党といたしましては、この琉球立法院の決議、これは沖縄県民の要望を、代表するものとして高く評価し、また同意をし、支持をしたいと思うのでございます。しかし、この決議につきましてなお立法院の各党のの間にいろいろ意見の違いもあるやに聞いております。先ほど知花参考人のほうから、施政権返還の決議につきましては野党はこれに参加しなかったということを言われておりましたが、そういうふうに意見の違っておるものもございます。また、決議には満場一致の賛成が得られましても、それぞれ違った根拠から賛成された面もあろうかと思うのであります。  ただいままで議長が全体を代表して意見を述べられ、……

第58回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第5号(1968/03/08、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 田中総務長官にお伺いいたします。が、総務長官が御視察においでになったのはいつからいつまででございましたか。
【次の発言】 いま、沖縄ではB52があすこに来ておって、そうしてベトナム戦争に出撃しておるというので、沖縄の人たちに非常な大きな不安を与えています。総務長官がおいでになったときには、まだそれが来ておらなかったので、あるいはそれをごらんにならなかったかもしれぬ、その不安についての話は聞かれなかったかもしれませんけれども、その後、琉球立法院の代表が来られて、総理をはじめ総務長官にもお会いになって、B52問題についていろいろ陳情があった。また、数日前には、沖縄からやはり県民の大会……

第58回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第6号(1968/03/15、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 沖縄におけるB52の撤去問題についてお伺いをいたします。  過日、B52撤去要求沖縄県民大会の代表が上京されまして、総理並びに外務大臣その他の方々に会いまして、B52を沖縄から撤去するようアメリカに要求をしてもらいたいということを要請いたしました。これに対しまして政府は、要請できないというような回答をされておりましたが、結局総理は、大浜信泉さんのやっております沖縄問題懇談会ですか、あれを調査団にして、そして実情を調査させるということになったようでございますが、この調査団を出すということは、私は単に沖縄におけるB52の現在の活動状況、あるいはそれが沖縄県民に与えておる不安、そういう……

第58回国会 外務委員会 第6号(1968/03/28、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 いまのお話ですと、韓国と交渉中である、こういうことですが、まあ、日本と近くてそして経済関係の多い国ですね、たとえば韓国、台湾あるいはインドネシア、こういう国との間のこの種の条約ですが、これはまあ日本の立場からすると、企業進出等の面で非常に必要だと思うんですが、それらの面についてどういうふうになっていますか。
【次の発言】 いまこの三つの国との間のこういう条約をどうするかということをお聞きしたのですが、ほかの国との場合は、大体経済的ないしは技術的なことで片づいているのですが、これらの三国との間にはかなり政治的な問題がからまっていると思うのです。それで私、聞いたんですが、特に韓国との……

第58回国会 外務委員会 第7号(1968/04/04、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 万博の計画ができまして、だんだん施行されていくのですがね、その経費の面について、物価の値上がり、人件費の値上がり等があって、金は同じでも、だんだん内容を縮小しなければならぬという事態が起こっているように思うのですが、その点はどういうふうに今後措置されていくのですか。
【次の発言】 おかしなことを言うな。諸物価が上がらないようにということはどういうことですか。あなたにそういうなにがあるのですか。見通しとそれからそれだけの権限が。どういうことなんですか。
【次の発言】 それでなんですか、最初の計画と相当違う点が出てくるとすれば、どういう点に違う点が出てくるのか。たとえば、お祭り広場と……

第58回国会 外務委員会 第8号(1968/04/16、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちょっと関連して。いま参事官の話ですと、型に従ってと、これは何ですか、型に従えばもうそういうことはどんどんやれるわけなんですか。そうすれば、いままでのだって型に従ってやってよかったはずでしょう。とにかく必要性があってやったのじゃないんですか。型に従ってだけなんですか。
【次の発言】 そうすると、将来の必要性ということを認めたということになると、たとえばレバノンにしろあるいは他の国の飛行機にしろ、日本を通ってそうして中国に行くことを認める、こういうことになると、日本と中国との間、日本の飛行機でなくても他の飛行機が直通できるということを予想しているわけなんですか。

第58回国会 外務委員会 第9号(1968/04/23、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 この間モンゴルから、日本モンゴル友好協会の総会に来たのです。そのときに、こちら側の人がいつもモンゴルへ手紙等を出す。これがいままで中国経由で行っておって、時間がかかって、着いたのだか着かないのだかわかるまでにもたいへんだった。そういうことで、向こうも非常に改善を希望していたし、こっち側も、まず友好を深めていく上に、あるいは国交回復に至る前にそういう問題を解決したいということが両側の非常に希望であった。それからまだ一ヵ月もたっていないのですが、いっそういうふうに改善したのですか。
【次の発言】 いつ改善されたのです。改善されてソ連経由になっていると言うけれども。

第58回国会 外務委員会 第10号(1968/04/25、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 いまのに関連しましてお伺いしますが、はたしてそれは、そのかいらい政権だけでしょうか。たとえばキューバ事件のときに、アメリカは、ソ連からキューバにミサイルが運ばれるであろう、そういう想定のもとにあそこでもってソ連の船を臨検するというような宣言をした。ああいうこともソ連では考えてこの留保をつけたのではないのか。それはどうでしょう。
【次の発言】 それでは、しておらないとすれば、ソ連はああいうことは認めるという態度だったのですか。そうじゃないでしょう。あのときにソ連はこれに対して激しく抗議をしていたと思う。
【次の発言】 それではかいらい政権ですね、まあどこの国がかいらい政権であるとい……

第58回国会 外務委員会 第14号(1968/05/16、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 いま羽生君の御質問のうちにありましたベトナム情勢の変化、この問題は佐藤・ジョンソン会談のときにはまだ予想されなかったものです。そういたしますと、佐藤・ジョンソン会談において取り上げられた場合と今日とではかなり違う。さらに進んでくるとさらに違うと思うのです。ジョンソン大統領はすでに引退を声明されておる。そういたしますと、たとえばジョンソン大統領とあなたとのいろいろ話し合いが行なわれて、それが政府間の話し合いであるとしても、新しい大統領のもとにおいてさらに新しい情勢を基礎にしての話し合いが行なわれなければならぬと思うのですが、佐藤総理は、新しい大統領ができた後に来年再びアメリカを訪れ……

第58回国会 外務委員会 第15号(1968/05/21、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。これは沖繩の原子力潜水艦の放射能調査の問題ですが、佐世保の問題が起こりましてから、琉球政府から米民政府に対して、沖繩に入港する原子力潜水艦の放射能の合同調査を要求いたしました。これに対して米民政府のほうは、これを受け入れるかのごとき態度でございましたけれども、その後これを拒否したのであります。聞くところによれば、アメリカの軍部のほうが反対をしてそういうことになったといわれておるのでありますが、この点について詳細の報告があるかどうか。これは佐世保の問題と関連してやはり重要な問題でございますのでお伺いしたい。
【次の発言】 ところが、琉球政府のほうでは合同調査は行なわれないとい……

第58回国会 予算委員会 第2号(1968/03/19、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。  いま大蔵大臣の御意見ですと、今回の二重価格制をとることによりましてドル危機が緩和される、そうしてIMF通貨体制は維持できるであろう、こういう楽観的な見通しが述べられましたけれども、しかしドルの危機そのものの根本原因というものは取り除かれておらない。それが取り除かれないで、どうして今後ドルの安定がはかられるでしょう。とにかくドルの危機の一番の根本的原因は、私が指摘するまでもなくベトナム戦争です。このベトナム戦争を縮小するかやめるか、そういう方向をとらないで、アメリカがどうしてドル価値を維持していくことができるのですか。いままでのドルがこういう危機になったのは、これはベトナ……

第58回国会 予算委員会 第6号(1968/03/25、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。ただいまの赤十字の方のお答えですけれども、これは政府のほうと十分打ち合わせをして、会談再開をしてもいいというふうに受け取れたのでございますけれども、コロンボ会談が行き詰まりまして、そして今日に至っております。どちらかが先に会談をやるように話しかけなければ会談は開かれない、こういう状況にあるといたしますれば、日赤として北鮮の赤十字に対して会談を再開するように何か至急に働きかけるおつもりがあるかどうか、それとも北鮮側から働きかけてくるのを待っておるというだけなのかどうか、その点を第一にお伺いしたい。  第二には、厚生大臣にお伺いしたいのは、この問題には、とかく韓国側からのいろい……

第58回国会 予算委員会 第19号(1968/04/13、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 日銀総裁が参考人として御出席になっておられます。時間が制約をされておるようでございますので、私は本来なら、最近の国際情勢の変化の問題あるいはまたそれに対処する日本の外交政策についてお伺いをして、それからと思っておりましたけれども、そういう事情から、まず日銀総裁にお伺いしたいのであります。  過日、ストックホルム会議に御出席になってまいりました。あのストックホルム会議において決定されましたことは、これは世界の経済に非常に大きな影響を持っております。そうしてまた、将来の日本の経済にもこれは重要な関係を持つものだと思うのであります。いろいろここで決定されました問題については、批判もござ……



各種会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第2回国会 外務・通信連合委員会 第1号(1948/06/28、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 最終議定書第十七の第二項の「ドイツ國日本國及び朝鮮は、責任当局が適当と判断する時に、」とありますが、この責任当局というのは連合國軍最高司令部でありますか。
【次の発言】 それから第十六の「外交上の形式により、当該政府からこれをフランス共和國政府に通知し、」この当該政府は日本國政府と訳してありますが……
【次の発言】 そうしますと、日本國政府が初めてこの條約締結の当事者になるわけでありますか。
【次の発言】 それからもう一つ、この二十七条の國際事務局の経費の中、只今のお話ですと、一等二十五單位。こういうことになるわけですが、これは実際の金額として、どれくらいのものでございますか。

第2回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1948/07/04、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 すでに会期が切迫しておりますし、三日間の質疑でやや盡きたと思いますので、できればこの際質疑を打切りまして、分科会としての態度を決定したら如何かと思います。
【次の発言】 社会党といたしまして社会党を代表いたしまして、衆議院送付の案に賛成をいたします。

第3回国会 外務・逓信連合委員会 第1号(1948/11/12、1期、日本社会党)

○岡田宗司君 日本が本條約に参加することは誠に喜ばしいことと存ずるのでございますが、この條約を見ますというと、最後のところにございます國際電氣通信條約の最終議定書の中にカナダ、チリ、その他の諸國がいろいろ留保いたしまして加入しておる。で日本が加入する際におきまして、全部を承諾いたしまして加入するのか、或いは何らかの留保をして加入することになるのか、その点についてお伺いいたします。
【次の発言】 本連合の構成は、連合員と準連合員とになつております。準連合員は、連合関係の会議において投票権を有しない。又連合の機関に対する被選挙権を有しないが、他は連合員と全く同一の権利を有する。こういうことが最初に……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・水産・通商産業・運輸・予算連合委員会 第1号(1950/07/20、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 地方税法案につきまして吉田首相に二、三の点をお伺いしたいと思うのであります。  第一にお伺いしたいのは、前国会におきまして地方税法案は参議院において否決せられ不成立に終つたのであります。その結果、政府はそれに若干の修正を加えまして今議会にこの法案を提出したわけでありますが、前議会において何故にこれが参議院において否決されたか、その点について首相はどう御認識か、この点を先ずお伺いしたいのであります。
【次の発言】 只今総理のお話を伺つておりますというと、GHQとの交渉に手間取れ、そうして議会側の十分な了解を求め得ることができなかつたために否決されたのである、こう言つておられるのであ……

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・通商産業・予算連合委員会 第1号(1950/07/18、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 私が過日本会議におきまして御質問いたしました第一点につきましては、すでに桶見君にもお答えがあつた由でありますので、私は敢えてその問題について更にお伺いすることはいたしません。併しこの地方税の問題は、本国会におきましては中心の問題になつておるのであります。そうして政府が出されましたところの案を見ておりますというと、先程森下君が指摘されましたように、その修正というものは決して前国会における論議の多くの部分をとり入れておるものとは私共には考えられないのであります。これは岡野国務大臣並びに政務次官のかたから縷々と御説明がございましたけれども、私共といたしましてはそういうふうには感ぜられな……

第8回国会 通商産業・農林連合委員会 第1号(1950/07/21、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 只今の両次官並びに蚕糸局長の御意見を聴いておりますると甚だ不満です。商品取引所はこの法律が通過いたしますと直ちに成立することになりまして、そうしてその機能は直ちに発揮される。而も先程片柳君の指摘しましたように、生糸にいたしましても蚕にいたしましても、その相場は相当な乱調子が甚だしい。取引所ができましてもこれは決して安定するとは私共には考えられない。当然これと並行的に糸価安定施設なり繭価安定施設が講じられなければならない。鋭意研究中である。こういうことでは一体本当に糸価安定について、あなた方に熱意があるとは私共には考えられない。こういうものが出ます以上は当然それと並行的に考えられて……

第10回国会 内閣・人事・地方行政・大蔵・農林・水産・運輸・建設・経済安定・予算連合委員会 第2号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 この北海道開発法の現行法の第一条に「この法律は、北海道における資源の総合的な開発に関する基本的事項を規定することを目的とする。」又第二条には「国は、国民経済の復興及び人口問題の解決に寄与するため、北海道総合開発計画を樹立し、これに基く事業を昭和二十六年度から当該事業に関する法律の規定に従い、実施するものとする。」と、こうあるのであります。北海道開発法が成立いたしまして北海道開発庁ができ、そして今度又政府は法律を改正いたしまして、現地におきまして、その開発事業を営もうとしておるのであります。この現地における事業を開発庁の手で行うための基礎になるように法律を今度改正しようというわけで……

第11回国会 議院運営・人事・法務・外務連合委員会 第1号(1951/08/17、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 それに関連して……。只今のお答えですとまだきまつておらんというのでありますが、いろいろ国会のほうからも多くのかたがたが行くように新聞等には伝えられておる。国会のほうから行くかたがたが問題なんでありまして、国会のほうから政府が出てもらおうというような人々については、全権、全権代理、そのほかにどういうような形で派遣されようとするのか。その構成について岡崎官房長官の御構想を発表願いたいと思います。
【次の発言】 全権、全権代理、随員のほかに国会から政府が委嘱して派遣されるかたがたはやはり国会の承認を必要とするであろう。従いまして国会の会期が明日で尽きるわけでありますが、それはこの国会中……

第13回国会 外務・法務連合委員会 第2号(1952/04/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 議事進行……、佐藤法制意見長官をお呼び下さい。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 林君では、午前のような答弁では……。
【次の発言】 心許ないですからね。
【次の発言】 答弁のほうを少しはつきりさせるようにして下さいよ。
【次の発言】 議事進行について……、すでに五時半を過ぎておるのであります。なお伊藤委員の質疑は相当あるのであろうと私には予想されますし、伊藤委員から岡崎国務大臣並びに法務総裁の出席を要求されております。そういうような状況からいたしまして、この委員会を更に継続してお開きになることを前提として、本日は散会せられんことを提案いたします。

第13回国会 外務・法務連合委員会 第3号(1952/04/17、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 今の点に関連してお伺いしたいのですが、生活保護法の適用ですね、これは従前日本に在住しておつて、そして貧困なるが故にずつと生活保護法の適用を受けていたという人についてはこれを継続するという、こういう意味なんですね。
【次の発言】 その点は厚生大臣とすでに話が済んでおるのですか。
【次の発言】 まあ日韓会談でそういう話をするということになりますれば、当然日本側ではまあ未来永劫ではないが、生活保護法を適用するという態度で臨んでおる。そうすれば厚生省との間に話合いがついていなければならんと思うのですが、外務省はつけないで臨んでいるのですか。石原さんどうです、その点。

第13回国会 外務・法務連合委員会 第5号(1952/04/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 関連いたしまして……、只今の御説明によりますと、日韓会談の結果日韓條約というものができて、或いは台湾政府との間に何か條約ができた後に特別の法律ができて、そうして昭和二十年の九月二日以前にずつと日本に在住しておつた朝鮮人並びに台湾人ですね、その人々については、まあその後特別な法律に基いて無條件に永住権を與えるというふうなことになるのだ、こういう御説明があつたのです。そういうことをこのポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係諸命令の措置に関する法律案の中に、なぜはつきり明示されておかなかつたか、或いは外国人登録法のほうにそういう経過的な規定をなぜお入れにならなかつ……

第13回国会 厚生・大蔵連合委員会 第4号(1952/07/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 大蔵大臣がお見えになつておりますので、一点だけ大蔵大臣にお伺いして、あとは厚生委員会において吉武厚生大臣にお伺いすることにいたしますが、この法律案が本議会において成立をいたしたといたしましても、今までのいろいろな関係から見ますというと、政府の予想しておりましたように六十五の病院が地方に移譲されるとは思いません。恐らく本年度内において実現されるものは蓼々たるものであろうと思う。そういう場合に、一体二十七年度予算として九ヵ月間お組みになつて、これがその本年の予算として組みました通りに行かなくなると、その際に大蔵大臣はこの予算についてどういうふうにお考えになるか。その後の予算につきまし……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 文部・水産連合委員会 第1号(1953/07/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は文部大臣には、経過についてはよく御存じないと思う。そこで私から局長に最近の経過を質問して、その過程において文部大臣にも頭へ入れてもらつて、それから文部大臣のお答えを得たい、こういうつもりで私は局長に質問を開始しようとしておる。
【次の発言】 相馬君にやつてもらいましようか。
【次の発言】 局長にお伺いしますが、あなたがこの問題についてずつと長いこと専門的にやつておられたのですか。
【次の発言】 管理局長をどうして喚んでないのですか。
【次の発言】 今日の委員会は最初から一番深い関係のある人が一人も出ていない。これで論議するから、今までのようなことになる。だからやはりその一番深……


4期(1956/07/08〜)

第26回国会 予算委員会公聴会 第1号(1957/03/15、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 一点お伺いいたします。  それは三十一年度の国民分配所得というものは非常にふえた、それから三十二年度に減税をやりますし、おそらく国民分配所得もさらにふえてくると考えられる。そういたしますと、今度は消費財に対する需要が非常に大きくなるだろう、これが大きな影響を与えまして、そうして内需の増加が参りまして国内の物価を騰貴させる、特にそれが生産財の方の物価をやはり刺激して騰貴させる、それが逆に今度は輸出品の価格に非常に大きく響いてきて、これがさっき指摘されました国際物価との関係を、本年は政府の予想しているより悪くさせるのじゃないか、そういう危険がある、そうなって参ります、この政府の予想し……

第26回国会 予算委員会公聴会 第2号(1957/03/16、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 今井さんにお伺いしたい点が二点ございます。第一点は、今、吉田君も問題にされました恩給の問題でございますが、恩給がどんどんふえて行く、これは問題だろうと思います。一方においていろいろな年金制度、いろいろな形で作られている、これは何らかの形で統合しなければならぬ問題ではないかと思いますが、この点について、今のうちから研究をし、新しい年金、いろいろな年金を作り出す場合にも、それとの関連性を考えて行かないというと、非常に複雑になって統合ができなくなって、重複だの、むだだのが多くなってくる。その統合の問題について、将来の見通し並びにそれについての対策をお考えになっているかどうか。  それか……

第26回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1957/03/29、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず第一にお伺いしたいのは、この事項別内訳表の第六の景気動向調査の点であります。これは重要なことは申すまでもないことでありますが、ことしからこの項が設けられて、そうして一千万円ほどの予算が計上されたのでありますが、これの本年行おうとする計画、それを概略御説明願いたい。
【次の発言】 この方式は、大体アメリカで今行われているのをもとにしてやることになるのですか。
【次の発言】 今までアメリカでやっております方式は、景気予測をやりまして、これは当るとか何とかいうふうな表現がいいかどうかわかりませんけれども、どの程度確実に見通しがつくのか。

第26回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1957/03/30、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 昨日は経済企画庁と外務省と防衛庁と、三つの所管の予算の審議をやったわけです、その際に、経済企画庁については宇田国務大臣が御出席、それから防衛庁については小満防衛庁長官が御出席になっておる。外務省についてはもちろん総理大臣は私ども要求申し上げませんでしたが、本日は通産大臣おいでにならぬのですが、私どもはぜひ出席していただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど通産大臣の御説明ですと、まあとにかく通産省としては、貿易の振興ということを非常に重視しておるというお話でございました。もとよりその通りでございますが、三十一年度の貿易の状況を見ておりますというと、だいぶ、三十一年度の予算を組み……

第28回国会 法務・外務委員会連合審査会 第1号(1958/02/14、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 今度の外国人登録法の改正ですね。これに至りました経過でございますが、前に、私どもは、この外人登録法のうちにある指紋をとることが、これが外国との交流の関係においていろいろな障害となっておる。私どもも外国へ行きました際に、こういうことが行われるといたしましたならば、それは非常に快からぬものを感じるのでございますが、そういうようなことで、私どもは指紋をとるということを早くからやめることが日本にとっていいというふうに考えておりました。特に中国との貿易の問題がだんだんに進んで参りまして、そしていつも代表部の設置の問題についてこれがからまっておる。あるいはまた、見本市を開く問題について、向う……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1958/03/24、4期、日本社会党)

○担当委員外委員(岡田宗司君) それではまず、運輸大臣にお伺いいたします。  ただいまの御説明のうち、国際空港の整備拡充に対する措置として、日本航空株式会社に三十三年度は五億円の政府出資をする、こういうことになっております。従来は大体十億円ずつで、すでに今までに五十億円しておるわけであります。ところで、日本の国際航空は非常におくれておる。だんだん路線も長くなっておりますけれども、しかし、これは他の諸外国に比べまずと非常な立ちおくれだといわなければならぬ。特に最近ではSASにいたしましても、エア・フランスにいたしましても北極を通ってくる航空路を開設しておる状態であります。まあ世界を一周する航空路……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1958/03/25、4期、日本社会党)

○担当委員外委員(岡田宗司君) 国鉄の予算について若干伺います。ます第一に、三十二年度の予算のうち、収入の分が三千三百八十二億、そのうち運輸収入が三千二百九十二億というふうに組まれておる。これはいわゆる神武景気の時代に、そうして三十二年度も景気が続くであろうという予想のもとに組まれておる。ところが、三十二年度の後半におきまして、金融引き締めから情勢が変って参りました。従って、貨物の動きも少くなり、また人の動きも少くなったと思うのであります。この三十二年度の予算ももう間もなく三月三十一日に終るわけですが、大体この運輸収入におきましては、予算よりもどれくらい少くなっておるか、その点一つお伺いしたい……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 防衛庁の予算について若干お尋ねいたします。三十二年度の予算が千億余になっておりますが、防衛庁の予算は毎年相当使い残りが出るのです。大体本年三十二年度の予算の使い残りはどのくらいありますか。
【次の発言】 どうも計画をうまく実行されないで、契約だけはできたけれども支払いがおくれておるというようなもので、繰り越しになるものはまだ相当あるわけですか。
【次の発言】 従来防衛庁の予算というと毎年々々繰り越しが多いのでいつも問題になっていた。それを今度予算の執行がうまくいってというお話ですが、これはうまくいっているならけっこうでありますけれども、いつも批難されるから年度末になって、あわてて……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1958/03/24、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 鉄鋼政策について一、二点お伺いしたいんですが、第一番は、戦前においては鉄鋼はまあ国内において全部消費して、作っただけ消費した。これはまあ軍事用が非常に大きかったために、輸出なんということはなかったんです。戦後ずっと鉄鋼の生産がふえてきて、ここのところ数年、特に鉄鋼の輸出というのが相当重要な地位を占めておる。金額にいたしましても、相当な額になっておる。で、今後鉄鋼の生産が増加していくといたしますれば、やはりこの輸出というものは、鉄鋼政策の上でも非常に重要な問題になると思うんですが、政府としては、今後鉄鋼生産を計画的にずっと増加していく上において、鉄鋼の輸出をやはりコンスタントな要素……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1958/03/25、4期、日本社会党)

○岡田宗司君 それは、木下商店に行っているのもあったのでしょうけれど、さらにこっちの製鉄会社の方にもあったのですね。ところが、木下商店がPIMとちゃんと契約がかわされておって、ほかのものは受け付けないということで、実際においては、木下商店もそれからPIMとが独占をしている。そうなってくると、今後安いもののオファーがあっても、その独占のために安い鉱石は買えなくなるということは、これは問題があるのじゃないかということを私は聞いたんで、個々のケースについて、どうだ、こうだということを聞いているのじゃない。そういうことが今後原料取得の場合に行われるということになるというと、これは中間に入っている取扱い……


6期(1962/07/01〜)

第43回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1963/03/25、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 皇居造営関係についてお伺いしたいと思います。  この一般会計歳出予算各目明細書のうちに皇居造営関連施設整備費として一億八千二百七十二万六千円、皇居造営関係費として千六百五十一万九千円と計上されておりますが、この皇居造営は本年から、三十八年度から着工されることになるわけですか。
【次の発言】 皇居造営関係費千六百五十一万円というのは、これは実施設計等に要する費用ですか。
【次の発言】 本年中に二重橋のかけかえをやるということになるわけですが、あれは、この皇居造営関連施設整備費のうちから支出されることになるわけですか。それは金額はどれくらいになりますか。

第43回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1963/03/26、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 総務長官、もうすぐ退席されますか。
【次の発言】 それでは、ちょっと先に総務長官にお伺いしたいのは、沖繩の問題ですが、今度はこれはだいぶ予算がふえることになりますね。九億一千百四十五万四千円ふえることになっておりますが、昨年沖繩の援助等に必要な経費として計上されたものがそのまま使われないでたいぶ残っておる、こういうことなんですが、ことしはまたこれだけ計上されても、向こうとの、つまりアメリカ側との話し合いがつかないために、また残ることが予想されるのじゃないですか。そのために今度の予算にはそれを見越して繰り越し明許ですか、これをくっつけたというようなことも考えられるのですが、一体去年……

第48回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1965/03/29、6期、日本社会党)

○岡田宗司君 総務長官にお伺いいたしますが、沖繩の問題について、沖繩がアメリカの支配から脱して日本に復帰することをわれわれは念願し、かつ主張しておるものでありますが、本分科会においてこの問題についての政府の所信を、あるいは今後の政策をただすことは適当な場所ではないので、私はその問題については、いまここでお伺いすることばいたしません。  また、最近のベトナムにおける諸情勢が、沖繩をして非常な緊迫した状態に追い込んでおりますが、この問題についても私は触れませんが、当面の問題を若干お伺いしたいと思うのでございます。  第一にお伺いしたい点は、日米協議委員会の権能の拡大の問題について、この問題について……


7期(1965/07/04〜)

第55回国会 予算委員会公聴会 第2号(1967/05/17、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 国際収支の見通しについて伺います。  本年度になりましてから輸出のほうが鈍化している、それから輸入のほうは激増している。こういう状態で、政府で予定をしております本年度百十億ドルの輸出があやぶまれるような状態になっております。輸入も予想より大きい。その結果、国際収支が悪化するのではないかというふうに考えられるのですが、この点についての見通しはどうでございましょうか。それからこれは私はもうすでに警戒信号が出たものと思っておるんですけれども、その点に対するあなたのお考え。そしてまた、前に所得倍増政策を打ち出されましたときのように、これを修正するため、つまり直すための政策が早晩とられなけ……

第55回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1967/05/22、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は図書館の問題について若干お伺いしたいのであります。  まず第一に、第二期工事、これは四十三年度ですが、でき上がりますが、そういたしますとだいぶ大きくなるわけですが、一番問題になりますのは、やはり図書館ですから、たくさんの本を収蔵する。いま二百五十万冊ですか。
【次の発言】 それが一体、どれくらいふえるのか。まずどれくらいいれるだけ大きくなるのか、まずそれを。
【次の発言】 国会図書館は世界でも大きいほうの図書館だと思います。それからその設備も、まずよそに比べてそうひけ目はない、収蔵能力も四百五十万になってまいりますと、相当大きなものだとは思いますけれども、しかし、最近のように……

第55回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1967/05/23、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず、沖繩援助その他についてお伺いをしたい。  本年は八十四億円余を計上してあるわけですが、一昨年、昨年から見ますと非常にふえておる。もちろん国の経済発展、それに伴う財政の膨張、そういうことでだんだんふえていくと思うのですけれども、本年の八十四億は来年、再来年、その次の年あたり、これから三年くらいにわたってどれくらいふえていく見込みですか。
【次の発言】 まあ出せるわけですね。とにかく国の予算が毎年大きくなっていく、これは減ることはないですからおそろく自然にふえていく、こういうことはわかるのですが、そのふえていく場合におけるプライス法との関係ですね、どうもいままではプライス法より……

第58回国会 予算委員会公聴会 第1号(1968/04/01、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 嘉治さんにお伺いをいたします。  アメリカの国際収支の面につきまして、私も嘉治さんの言われたこととほぼ同意見でございますが、このアメリカの国際収支がこれからどうなるかということが、過日ストックホルム会議できまりましたSDRの施行と非常に関係があると思うのであります。アメリカの国際収支につきましては、まあ、本年の一月初めにジョンソン大統領が示しました方策によって国際収支の改善が行なわれるでありましょうけれども、私はあれが十分に行なわれるとは思わないのでございます。たとえば、海外旅行者に対する課税をとりましてもそうでありますし、あるいはまた、十億ドルの増税にいたしましても抵抗が強い。……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1968/04/10、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 総理府の沖縄関係の問題ですね、ちょっとお尋ねをしたいと思います。  沖縄特別委員会等でもしている問題でありますけれども、だんだん沖縄の問題がクローズアップされてまいりまして、政府のほうとしても年々援助を増額して、いわゆる一体化をはかられることになっていますが、なかなかむずかしい問題が多いと思います。昨年の佐藤・ジョンソン会談以来、沖縄の本土一体化の一つの方策として、アンガー高等弁務官のもとに日米琉諮問委員会というものができて、もうすでに発足をして、何回か会議を行なわれています。しかし、これがどうも、委員会というものの性格、それから任務といいますか、それがどのくらいの力を持っておる……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1968/04/11、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 図書館関係について少しお伺いいたします。  第二期工事がいよいよことしの秋ですか、でき上がることになって、非常に拡張もされるし、機能も一段と増進することになるのですが、この拡張を機会に何か新しい企画といいますか、新しい計画というものが、これは一時的のものではなくて、この新しい事態に基づいて何か恒久的な計画、そういうものが行なわれますか。
【次の発言】 いまのお答えで、これから新しい図書館業務が始まるわけですけれども、まあかなり大きくなった。蔵書もこれからふえていくわけですね、仕事もふえていく。そうすると、人員の点ですけれども、新しく施設ができて、どのくらい人員がふやされることにな……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1968/04/12、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 けさの新聞を見ておりますというと、三派全学連等に対して、今回、破防法適用を見送るということがきまったように出ているんですが、羽田事件以来、自民党の内部において、あるいは公安調査庁方面において、さらには政府の内部においても、これらの団体に破防法を適用するということが盛んに言われておりました。そして、すでに破防法適用についての準備が整って、それだけの資料も整っておるというようなことも言われておったんですが、なぜこの破防法適用が見送りになったのか。私らはもちろん破防法適用には反対なんですが、それを適用しないということの理由だってやはり明らかにしてもらわなければならない。ひとつ赤間法務大……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1968/04/10、7期、日本社会党)

○担当委員外委員(岡田宗司君) 建設大臣にお伺いいたします。  すでに御承知の東京外郭環状線の問題です。これは先月も十三日の衆議院の予算委員会の分科会で帆足計君のほうから詳しくいろいろお話があったことで、内容はもう、そのほか陳情等もお受けになっておられるので、よく御存じですから私は繰り返しません。この十三日の帆足君の質問に対されまして、建設大臣はこう言っておられるわけですね。「私が伺っておりましても、どうもこれでは沿線のみなさんを納得できるだろうかという疑問を、私は実は持っております。しかしまあきょうは時間もないことでございますから、おそらく都市局長もつぶさに御説明を申し上げることをいたさなか……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

岡田宗司[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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