このページでは宿谷栄一参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。宿谷栄一参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○宿谷榮一君 この百二十九條の中の第二號の、「特許權ヲ侵害スヘキ物ヲ輸入又ハ移入シタル者」という點ですが、これは輸入ということがありますから、無論外國から輸入することを指しているわけであろうと思いますので、それで一例を擧げますと、アメリカで特許を取つたものを日本内地において貿易商が、日本に特許權のあることを知らずして輸入するという場合もこれはあり得ると思いますが、それから移入ということは、最近朝鮮とか臺灣とかというものを失つておりますから、これは輸入と同視すべきものと思う。それからアメリカで特許があつて、日本に特許があるという場合も、この戰爭中、交戰中であつたために、中断されている。偶然そうい……
○宿谷榮一君 数次の商工大臣の御答弁で、今回の國家管理法案は、本法は増産が根本的な目的であるということの御説明を伺つておるのでありますが、ここに我々先般來頂戴しております管理案の法案の内容を見ておりますというと、要するにこれは組織機構だけの法律でありまして、全く物を増産するという具体的の内容がこの中に盛られていないような感じを抱いているのであります。一部生産協議会或いは管理委員会というものはありますが、これはもう、一つの機構組織に過ぎないのであつて、かくして増産をして行くのだというような内容を、かようなものを生産するという法律を定める場合には。この中にお加えになることが、我々も安心して協議がで……
○宿谷榮一君 ちよつと勞働大臣にお伺いしたいのですが、平和的爭議の解決という御精神に對しては私も至極同感であります。およそ爭議の發生する原因というものは、御存じの通り生活が苦しくなつて爭議が如何なる場合も起つて來る、その場合のいわゆる一つの精神運動が徹底しておらなくて、どうしても爭議が解決がつかんというような場合も生ずるのではないか、假に勞働大臣の先程仰せになつたいわゆる公共の事業としての強權を發動する場合があるということで、更に勞働者全體がそれで納まり得るか否かという點も一應心配になる點でありまして、無論立案者の方ではこれで行けるというように御答えになるのがこれは當然でありましようが、私とし……
○宿谷榮一君 大屋委員の仰しやる通り、この案がここに辿り落くまでには衆議院の方においても生みの惱みと言いますか、非常に陣痛で委過的手術によつて殆どここに辿り着いたというような感じがして、それが完全兒であるか不完全兒であるかという全体問題について今調査をやつておるのであります。そこで委員長のお氣持も我々十分了承できるのであります。一應そういう形をつけますと、全体問題に対する質疑も差支えるようなことも出るという意味でこの逐條審議にどれくらいの時間を要するか、一般問題についてもどうれくらい時間を要するかということをここで一つ御相談の上大体お決めになつたらよかろうかと思うのですが、仕上げはいつまでにし……
○宿谷榮一君 今名前がちよつと出たのでありますが、委員長のお話のありましたような氣持で私は申上げたのですが、但し八日の日に本会議に掛けるというところまでは、当時の心境としては申上げたのではなくて、凡そその予定を立てられた方がよかろうという意味に申上げたのでありますが、併しこれは審議のことですから、ここで八日の日に必ず上程するということを決議するような恰好になると問題がやかましくなるのではないかと思うのですが、なかなかこれは重大な法案でありますから、各自、都合によりましたら日曜日にも出ておやりを願うというようなことができれば、又そこまでに持つて行つて、なるべく今会期中にこれをいずれかに決定すると……
○宿谷榮一君 私はこれを審議しておりますのに、自分の疑問な点を二、三御伺いいたしたいと思うのであります。極く細かい点でありますが、商工大臣は先日來この席上で御答弁になつていることは、この管理に対する石炭鉱業の全体に対する全責任を商工大臣が負われるというように御答弁を伺つております。同時に、責任を負われますと、炭鉱事業に関する全体の権限が商工大臣に集中されるもので、從つて商工大臣が石炭鉱業全体に対する総元締になるように私は解釈しておりますが、言い換えますと、各地区の山々がそれぞれが会社になるという場合には、いわゆる商工省がその本社になるのだという意味にこれは解釈してよろしいかどうか。この点の大臣……
○宿谷榮一君 只今委員長のお話によりますと、これは委員長の御希望でありますが、後から意見が出て來る場合もありましようが、質疑中に成るべく意見のないようにという御忠告がありましたが、併し審議をして行く上に自分はこう考えるが政府はどうか、こういう意味の意見は私は差支ないと思いますが、そこに拘束が出て來ると、これは審議ができないことになります。ただ政府の御意見だけ聽いて、我々は結論を出せばいいとかいう程度でなくて、満足の行くまで話合つてこの重大な問題を纏めて行かなければならないと思うのですが、この点について、ちよつと疑義を生じたので委員長の御発議に対して伺つたわけでありますが、そういうふうに一つ…………
○宿谷榮一君 ちよつとこの機会に一言大臣に御希望を申上げて置きたい。
【次の発言】 御所信と御希望を申上げて置きたい。本案が提案されまして大臣及び政府委員の方はなかなか精根を盡されて、本院にこれが廻りまして只今無事に逐條審議すべてが終了したのであります。これが政府の期待されるように無事通過いたしまして、実施ということになつた場合、かねがね発表しておられましたところの三千万トン、三千三百万トン、順を逐うて生産を挙げて行く。あの数字に対して必ず実現できる。又実現をするという大臣の御覚悟を一度ここでお伺いして置きたいことと、それから不幸にして政府の期待に反し、これが否決になつたというような場合にも、……
○宿谷榮一君 私は中川委員の御提出の修正案に贊成であります。外二點の修正案に對しましては不贊成であります。その理由を申述べたかつたのでありますが、同僚の田村委員より詳細盡されておりますので、私がここで述べることは時間を要しますので、簡單に贊成の趣旨を申上げて、私の意思を明確にいたしたいと思うのであります。この管理法案は政府の、しばしば言明され、説明されておるところによりますると、石炭の増産が最大の眼目であるということは、先刻皆樣御存じの通りであろうと思うのであります。併しこの法案の審議を重ねるに従いまして、法案全部を貫きまして、石炭の増産の母體になるべき法案でないという私は結論を得たのでありま……
○宿谷榮一君 今日これが出るということを用意してなかつたものですから資料を持つて參りませんので、御説明が十分できないかと思うのですが、請願書にございまするように、この農機具全體の問題を實はお話ししないと十分御了解ができにくいかと思うのでありますが、特にこの野鍛冶というのは申上げるまでもなく全國農村に一、二ケ所づつ野鍛冶業者というものは農業と共に存立しておるのでありますが、農家の使つておりまする鍬とか斧とか、そういうものは非常にローカル性が強くありまして、一縣下の中でも鍬の形の違うのが數百種類もあるというのが野鍛冶のある理由にもなつておるのであります。土地が違いますと鍬の形もそれぞれ違うというよ……
○宿谷榮一君 只今配車の輸送状態の状況を具さに伺いましたが、経済安定本部から、各六大都市に送るところの綜合燃料対策として木炭、煉炭その他の割当量の概数を出して頂いたのですが、これの策定に当つて運輸省の方は輸送が可能であるかどうかという点について御相談がありましたか、その点をちよつとお尋ね申上げたいと思います。
【次の発言】 そうして來ると、この冬期の渇水対策の一環として起つて來る各家庭の熱量の需要問題の計画が崩れて來るという内容を含んで來るわけですが、今度は電氣の節電を各家庭に向つて強く要求されることになるのですが、薪も木炭も抑えて電氣を節約するということは一般社会情勢から見て、心理的に作用す……
○宿谷榮一君 この請願は、本委員会といたしましては採択して、政府の方へお送りするようにしたらいいかと思います。
○宿谷榮一君 この陳情の内容は非常に廣い範囲に亘つておりますが、極めて中小企業者から見る場合はかような要望が出て來るのは当然と思います。本委員会はこの陳情を採択いたしまして、この項目の中できることは早くやつて欲しいというような意味を含めて政府の方へこれを出すというふうにお取扱願いたいと思います。
【次の発言】 今天然ガスが利用されておるのは輸送の関係だけですか。他に何か利用されておりましようか。
【次の発言】 新潟縣も相当廣く利用されているのじやないか。
【次の発言】 この陳情につきましては、これと同種の陳情が從來沢山出ておりますが、特に政府でもこの九州地方の電力強化ということについては非常に……
○政府委員(宿谷榮一君) 山下委員の御質問の未亡人問題は極めて重大な事柄で、労働省におきましても、この問題につきましてはいろいろ心配しておるのであります。從來職業の斡旋所等におきまして、各職業安定所に、廣い地域の所は婦人課を設け、又狹い所は係を置きまして、一般婦人問題の就職の斡旋、お世話を申上げておりますが、特に從來は未亡人だけをお世話するという課は設けてございませんが、一般婦人課、係を通して職業の斡旋に御盡力申上げております。尚婦人関係の就職の機会を多くするために、適当な技能の習得をさせることが非常に大事でありますので、本年度におきましては、技能の補導所を三百四ケ所設けまして、これらに対しま……
○政府委員(宿谷榮一君) 只今厚生委員会でお採上げになつて非常に御心配下さつておられる未亡人の就職、生活その他の問題で、労働省のこれに対します方針とか、或いは考え方とか、今まで行なつて來ましたものについて、一應お話申上げて置きたいと思います。労働省の関係におきましては、主として一般婦人の方々の就職について御斡旋し、又職場の御婦人の方々の保護と生活の向上ということを中心にいたしまして、職業の補導所とか、或いは職業の斡旋所等が活動いたして参つております。一般婦人を対象としていろいろの仕事をやつておりますが、特に未亡人の方々、戰災未亡人、又引揚の方々につきましては、それぞれの窓、口におきまして特に御……
○宿谷榮一君 只今お話のありました貿易振興に関する調査の件は時宜に適した緊急やらなければならないことでありますから、私はこの調査研究に対して賛成する者であります。
【次の発言】 栗山委員のお話、至極結構だと思います。賛成したいと思います。
○宿谷榮一君 今の「公職候補者が当該選挙につき投票を得る目的で」ということでございますと、こういう問違が起りやしないかと思うのですが、候補者が知合いの門を通りがけにちよつと寄つてみたということも、外部から見方によつては選挙の運動だというふうに見られる虞れが生じて來やしないか。これを削除すれば何かそこに選挙中であるために諸所を訪問することが絶対に行われなくなるということになるので非常に苦しいものが出て來やしないか。こういうことが心配になるのですがそれに対してどういうふうにお考えになつておりますか。ここで削除なさるという御意見の方の御意見を伺いたいと思うのです。
○政府委員(宿谷榮一君) 只今議題になりました公共企業体労働関係法の一部を改正する法律案について提案の理由を御説明申上げます。 公共企業体労働関係法は、附則第一項におきまして、本年四月一日から施行されることになつておるのでありますが、今回行政機構の整備等に関連いたしまして、公共企業体の発足を六月一日といたし、これに関連して日本專賣公社法及び日本國有鉄道法の施行を六月一日に延期いたしまする法律案を別にこの國会に提出いたしましたので、これに符節を合せます必要上、この法律案を提出いたし、公共企業体労働関係法の施行を六月一日に延期いたしたいと存ずるのでございます。 以上誠に簡單でございまするが、こ……
○政府委員(宿谷榮一君) 只今議題に相成なつております本件と同樣の請願が労働省に多数参つております。申上げるまでもなく、この婦人少年に関する保護育成、又啓蒙等の行政上の点につきましては、各省との婦人少年に関する連絡行政、その他基準局における基準法の婦人少年の保護、又監督というような内容も含まれておりまして、労働省といたしましては、この種の局は成るべく存置して、この目的を達成して行くようにいたしたいと実は考えております。併しながら一方には行政廳の簡素化等の問題がありまして、只今委員長からお話のございましたように目下檢討いたしております。若し本案が御採択になりましたならば、この請願の趣旨を活かすよ……
○政府委員(宿谷榮一君) 只今門屋委員の御質問の点に関しましては、研究する意思がないと申上げるのではなく、そういう御意見も出ております。又見方によつては労働者が一面負担するということによつても労災保險の効果が挙ろうと思うというようなお考えも出て参ります。尚労働省といたしましては、御注意の点に鑑みまして研究を一應して見たいとかように考えております。
【次の発言】 よく分りました。
【次の発言】 失業対策問題は今の政府当局といたしましては、一番重大な問題で門屋委員の御指摘になつている通りであります。労働省のなし得る範囲といたしましての方針は只今局長から御説明申上げましたが、これは政府全体にかかつて……
○政府委員(宿谷榮一君) それはなかなか門屋議員の御質問の点は非常にむずかしい問題ですが、今政府委員の方から、失業対策課長から御説明申上げ平うちで、今度の予算が通りました場合に、この労働省の自由にできるという金が極く僅かですけれども、これは八億八百万円ばかりさつき大臣が御説明したうちにもあるのですが、この分の行使については各地方々々の失業者が非常に出るようなところに、成るべく資材を使わないで事業を起した部分に対して五〇%出そうというようなことは、これは労働大臣だけでできることですが、その外の問題につきましては第一四半期の公共事業の計画が、各省から集つたものを目下安本で檢討しておるそうであります……
○政府委員(宿谷榮一君) 今竹下委員の御説の通り、現在労働省ではまだ行政整理によつてどの地帶からどれくらい、どの省からどれくらいということはまだ実は分つておりません。政府委員の申上げる通りであります。至急にその方に連絡を取りまして、私の方でも成るべく早くその実勢をお示し申上げるようにいたします。それから私の方ではやはり今の失業問題は労働省とか、安本とかというようなことでなく、これは実際は内閣全体の政府関係者の全責任に属しておりますが、結局その離職されて失業状態になつて初めて実はこつちへ飛び込んで來る。飛び込む前に内閣全体としていろいろな計画を立てて置かなければいけないのですが、御存じの爲替レー……
○政府委員(宿谷榮一君) 今問題になつております安本の方からの資料を労働省からも極力早く出して貰うよう慫慂いたします。これは法案を早くおあげを願いたいから私の方も十分連絡しますから、それでちよつとお願いしたいのは、今緊急失業対策法が一番問題になつているわけで、その外失業保険とか、そういうものは如何でしよう。先に御質疑願えれば、職業安定関係とか、労働関係とか、一番問題になつている職業安定法案だけは残して、後保険の分やなんか早くやつて頂く方が、これから発生して来る労働者のためにも直ぐ役立つて参りますから、ご審議を一つ特にお願いしたいと思うのです。
○政府委員(宿谷榮一君) 午前中に御審議を願いました職業安定法の一部を改正する法律案につきまして、案の第九條第二項の点について政府委員の方で特に説明の足りない点がございました。これを残して置きました理由は國家公務員法の適用されていない分がございまして、從つてこの國家公務員法の全部が適用になつた場合に、初めてこの條項が死文化するのでありまして、尚当分これを存続して置くの必要を認めまして、政府におきましてはこの規定を残して置いたのでございます。いずれこれらの必要性が全部なくなりました上は、本案の整備を研究いたしまして、適当な機会に又御審議を願うことといたしたいと存じます。以上足りない点を補足して御……
○政府委員(宿谷榮一君) 只今議題になりまして、公共企業体労働関係法案の施行に関する法律案につきまして、提案理由の御説明を申上げます。 公共企業体労働関係法案は先般成立いたしました施行期日を変更いたします法律により、今年六月一日から施行されることになつておるのでございます。これに伴いまして本年度におきましては、公共企業体労働関係法案の施行につきまして、経過措置を要することは申すまでもないのでありますが、日本國有鉄道法及び日本專賣公社法の施行に関する法律案及び國家公務員の團体の登録に関する人事院規則等との関係がございまして、今日まで経過措置に関する法律案を檢討いたしておりましたが、その調整を了……
○宿谷榮一君 今の観光ホテルは政府直営ですか、指定ですか。
【次の発言】 直営のもの、私はこの法案は見ていませんが……。
【次の発言】 指定するわけですね。
【次の発言】 観光ホテルは貿易上と結び付けて考える場合大変重要なものですが通産省の方では貿易観光ホテルというようなものをお考えになりませんか。それは各織物のある所なら織物のある景勝の地へ通産省特別のホテルを設置してバイヤーその他が泊つて、そこで商売ができるというようなことも一つの方法じやないかと思うのだが。今の問題とこれは別ですがね。
○宿谷榮一君 大分時間も遅くなつておりますし、大体共通な御趣旨だろうと思いますから、この辺で一つ…。
【次の発言】 先程からいろいろ陳情を伺つておりますが、誠に貴重な社会の苦しい実相に触れたことを我々は伺いまして、非常に感銘の深いものがありますが、これは東京都だけの問題ではなく、全国的に中小商工業者、或いは農村に関してもこういう共通の苦しみを今抱いておるであろう。そこでこのまま推移して行き、この暮になつてから徴税を強行し、正月早々松のとれないうちに差押えする、公売するというようなことが生じて来ましたら、政府を信頼しなくなるし、協力しなくなる。又国会も信頼しなくなるというような思想を培養して行く……
○宿谷榮一君 只今の証人の皆さんの御報告によりますと、相当日本の農機具が海外に輸出できるお見通しを明らかになつたようですが、この成果を納められました元は国会の通商産業の当委員会と業界の方々と、又政府の係官の方々の非常な御熱心な活動によりまして、今日の輸出振興の端緒を得られたということは誠に国の輸出振興上御同慶に堪えない。又渡航された皆樣に対して相当御苦労もあつたことであろうと深甚な感謝の意を表するのですが、そこで今後日本の農機具並びに諸機械の海外への輸出ということは、もう絶対に日本の経済交流の点から考えましても重要な点であります。聽くところによりますと、今回の渡航者は全部で十一名、持つて参りま……
○宿谷榮一君 只今議題となりました小委員長の互選は、投票によらずして選擧管理者に指名を一任せられんことを、動議として提出いたします。
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