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帆足計 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

帆足計[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは帆足計参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。帆足計参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 決算委員会 第9号(1947/10/16、1期、緑風会)

○帆足計君 ちよつと重要な点でございまするので、最初に質問さして頂きたいと思います。これは先般の委員会におきましても、山下委員その他からも御質問が出ましたが、只今行政監察委員会というものが臨時に設けられております。これに対しまして現状を以て見ますると、例えばその委員は部課長の方、それから民間から官廳側でお選びになつた方でできておりますが、例えば厚生省の例などを見ますると、委員の中に官廳の外廓團体である日本社会事業協会理事長なども加わつております。このような形では私は十分に官廳の査察はできないと考えます。從いまして行政監察につきましては、公務員法案と並びまして、今後國会でも審議いたしまして、これ……

第1回国会 鉱工業委員会 第4号(1947/07/31、1期、緑風会)

○帆足計君 今日は時間がありませんから皆樣御迷惑ではないでしようか。

第1回国会 鉱工業委員会 第10号(1947/10/03、1期、緑風会)

○帆足計君 只今石炭鉱業は、経営者と労働組合の皆さんの非常な御努力の下に進んでおりますが、併しそれにも増して非常なる國家的保護を受けておることは事実でございます。危機を突破しまするために、國の統制力並びに石炭鉱業に対する助力を非常に強化する必要のあることは、誰しも認めるところであります。そしてそれから又石炭鉱業の持つている社会的性格、公共的性格を何らかの形で明らかにして貰いたいということも、國民一般の希望であろうと存じます。こういうような点を考えまして、恐らく修正資本主義を主張される民主党におきましては、五大産業の民主的な國家管理という項目が綱領にあるように私も拜見します。そうして同じく國家管……

第1回国会 鉱工業委員会 第11号(1947/10/07、1期、緑風会)

○帆足計君 先程イデオロギーという問題につきましてお話がございましたが、私はこういう重要な時期の経済政策というものは、やはり理論体系を持つて考えられねばならんのではなかろうかと考えております。これは反対する側の方も、又主張される方の側も、相当の理論体系を持つてこの実際問題を考うべきであろうと存じます。これに対しまして大臣のお答えはほんの常識論としてお答えになつたものと私は拜聽いたしましたが、参議院には多数の理論家、学者並びに專門の職能人もおられることでありますから、私は参議院の理論的名誉という点から考えまして、やはり理論体系を極めて重要視して、それとの連関において物事を考えることが必要でなかろ……

第1回国会 鉱工業委員会 第13号(1947/10/16、1期、緑風会)

○帆足計君 只今までの御報告を非常に有益に承りました。殊に國管賛成の方の中からは、この法案の國家的、公共的性格につき指摘され、反対論の御議論の中からは、特にこの法案の官僚的な点について、その弱点を突かれたように承りました。私はこの法案につきましては、各方面から冷靜に檢討いたさなければならんと存じておりますが、最近街頭などのビラにおきまして、冷靜な論議に代うるに感情論を以てし、理性に代うるに偏見と暴力とを以てするようなビラが散見されておるのを非常に遺憾に感じ、同時に我々に対する侮辱だと考えております。このような攻撃の仕方をなさる人たちが、この民主社会に生れ変つた日本において、いかに國民の反感を激……

第1回国会 鉱工業委員会 第20号(1947/11/27、1期、緑風会)

○帆足計君 先程來この法案につきまして、勞資双方から相當の反對もありますので、この實施の効果につきまして御議論がございましたが、勞資双方の一部から相當強い反對がありますことは事實でありますけれども、當初の原案に比べますると、それらの點も修正されまして、餘程緩和され得る客觀的條件が法案の内容に盛られておるという見方をすることも、私はできるのではなかろうかという感が、この法案に目を通しまして、しております。ところでこの原案に比べますと骨抜きになつたのではないかという批判もよく承りますが、最初からそれ程の骨がありましたかどうかも問題でありまするが、骨はとにかくとして、身がなくてはならないと存じます。……

第1回国会 鉱工業委員会 第21号(1947/11/28、1期、緑風会)

○帆足計君 法案の太文字の第十三條でありますが、ちよつとお尋をしたいと思います。
【次の発言】 一般的な問題であります。設備又は資材を他の炭鉱の事業主に讓渡し得るとなつておりまするが、その前條に、太文字の十二條でありますが、石炭鉱業の全部若しくは一部の賃貸、讓渡若しくは経済の委任をしまするときは許可を受けるということになつておりまするが、この十三條の方にこれが特に省かれておりまするのは、この外にそういう法令があるかとも存じますので、これは極めて重要な問題でありますからお尋ねするのでありますが、例えば一つの鉱区がありまして、他の方から坑道を掘ておりますようなときに、その鉱区を賃貸又はその坑道を掘……

第1回国会 鉱工業委員会 第22号(1947/11/29、1期、緑風会)

○帆足計君 私は会期も迫つておりまして、やはり全体の議事の進行につきましては委員長から委員の皆さまに一々お諮り下さいまして、そうして会期と睨み合せてこれを進行させませんければならんと存じます。勿論重要なる法案でありまするから、相当質問もそれぞれおありでございましようけれども、同時に会期の点も考慮して睨み合せ逐條審議の方に移りますことは、私は妥当であろうと存じますが、大屋さんの御意見も御尤もな点があり、我我も共鳴する点もございますので、総理大臣その他をお呼びしたときには一般の質疑をして、これと並行して頂いてそうして商工大臣に対する逐條審議をお始めになつた方がよくはなかろうかと私は思います。從いま……

第1回国会 鉱工業委員会 第26号(1947/12/04、1期、緑風会)

○帆足計君 第一章の第二條にありまする「石炭の掘採を目的とする事業場」という、炭鉱の定義がございますが、これは現場に参りますると、比較的規模の小さな山では、本社と事業場とが殆んど一体になつてしておるような場合が相当ございますので、事業場の解釈を、こういう小さな山の場合には本社を含めてして頂くようになつておりましようか、若しそうなつておりませんければ、そうなるように何とかしなければならんというように考えられるのでありますが、その点御説明願いたいのであります。

第1回国会 鉱工業委員会 第27号(1947/12/05、1期、緑風会)

○帆足計君 ちよつと二、三お尋ねしたいのでありますが、第五條の事業計画の届出でありますが、これは四半期の計画でありますから、当然年次計画或いは長期計画と睨み合わせて政府側に査定して頂かなければならんと思いますが、四半期計画だけ計画を御覧になつたのでは、炭鉱事業の特殊性から申しまして、不十分であろうと存じます。その点どういうふうにお考えになつておりますか、伺います。
【次の発言】 この法案で、業界で今心配しております点は、手続が非常に面倒になりまして、届出その他のために、技術者がそういう事務に殆んど忙殺されはしないかということを非常に心配しておるわけであります。從いまして計画の提出につきまして、……

第1回国会 鉱工業委員会 第28号(1947/12/06、1期、緑風会)

○帆足計君 私は國家管理委員会の機構についてお尋ねしたいのであります。國家管理をいたしますのには、國家管理をする意思と能力がなくてはならないと思います。その國家管理の意思と能力と申しますのは、重要な石炭政策に対しまして、國民の意思が、即ち誠実な経営者、労働組合、技術者、消費者等の意思が、石炭政策に適切に反映するようになつていなくてはならんと思います。從いまして管理委員会の狙いとするところは、又國家管理の狙いとするところは、國家管理というものが、國家という名の下に、官僚の管理であつてはならないという國民の批評は極めて適切な批評であると思います。從いまして、旧來のようにただ行政というものは官廳だけ……

第1回国会 鉱工業委員会 第29号(1947/12/08、1期、緑風会)

○帆足計君 議事の運營につきまして一言お尋ねを申上げます。修正案と申しますものは私初めての經驗でお尋ねするわけですが、修正案が多數の賛成を得ましたらその修正案を含めての原案は同時に多數の賛成ということになるわけでありますか。
【次の発言】 それじやちよつとお尋ねしますが、修正案だけ賛成しまして、殘つた原案に反對することも可能でありますか。
【次の発言】 もう一つお尋ねしますが、修正案に賛成いたしまして、賛成いたしましたけれども、その修正案は否決された、その修正案に賛成の一員が修正案を否決されたけれども、どうせ全體として見るときは賛成せねばならんというときは原案に、今度は逆に賛成ができますでしよ……

第1回国会 電気委員会 第5号(1947/08/30、1期、緑風会)【政府役職】

○説明員(帆足計君) 御紹介に與りました帆足であります。先般は皆さんわざわざお時間をお繰合せ下さいましたが、私技術院の方と上高地の方に電源状況の調査に參つておりましたので失禮いたしました。電報を頂きまして當日の朝歸つて參りましたが、お打合せの手違いで流會になりまして、皆様に御迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫びいたします。そこで本日は僅かの時間をお借りいたしまして、經濟復興會議におきましてこの電力問題を研究いたしておるのでございまするが、その經過の中間報告を簡單に御參考までにさして頂きます。  復興會議におきましては、勞働組合竝びに經營者代表、技術者の方々お集まり下さいまして、電力問題の特……

第2回国会 予算委員会 第41号(1948/07/04、1期、緑風会)

○帆足計君 時間も遅れますので、簡單に所信を述べます。私は緑風会の一員でありますが、極めて不満足の意を表しつつ当面の措置といたしましてこの予算案に賛成であります。その理由を述べます。  この敗戰の日本としまして、最も必要なことは日本が今後どういう國になるかという道筋を明らかにすることであると思います。日本が自然発生的に再び繁栄を得るということは不可能であります。從いまして諸般の犠牲と計画によりまして目標を立て、その目標に八千万の國民が歩調を合せなければ再建は不可能であると思います。あれ程大きな打撃を受けましたソ聯におきましてすら、すでに戰前の水準に回復していると傳えられます。鉄のカーテンを以て……

第3回国会 経済安定委員会 第2号(1948/11/13、1期、緑風会)

○帆足計君 集中排除法の実施につきましては、先般にいわゆる四原則が発表されまして、紆余曲折を経ておりますように承つておりますので、この法案を審議します前に、私は最近の運営の実情についてお伺いしなければ、御質問も十分できないようなふうに考えますので、委員長のお取計らいで皆さんにお諮り下さいまして適当なときに本日最近の実施の状況につきまして、要点を伺いたいと思います。
【次の発言】 先般発表されました四原則につきましては、私も当時最初の過度の経済力集中排除法の審議に当りまして鉱工業委員としてこれに参加したものであります。当時委員会におきましてほぼこの四原則と同様の趣旨の運用上の解釈が委員会において……

第3回国会 経済安定委員会 第3号(1948/11/18、1期、緑風会)

○帆足計君 只今笹山委員長の御報告を承りまして、この集中排除法を当初審議いたしました方針に即して、運用が行われつつある現状を伺いまして、私としまして非常に満足であります。ところで前会來の質問に引続きまして小さい問題で恐縮ですが、お尋ね申したいと思うのですが、例の制限会社令の第二條が撤廃になりましたために、こちらの関係の手続が簡疎化されまして、産業の増進に非常に役に立つと思つておりますが、集中排除法関係のものがまだ残りますので、それも只今のように指定会社数が近く減少して参りますれば、残りました会社は極く僅かになるわけでありますが、集中排除法の手続規則の第七條でございましたが、制限会社令と同じこと……

第4回国会 予算委員会 第4号(1948/12/09、1期、緑風会)

○帆足計君 ちよつとお尋ねします。私意見を申上げるのじやなくて、土橋さんのお考えを少し伺いたい点があるのでありますが、官公廳の問題を考えます場合に、私は、現業と一般行政官廳とは一應範疇が相当違いますから分けて考えるべきである、殊に現業におきましては、日本の官業におきまして、特に下層の官業労働者の諸君が非常な冷遇をされておりまして、不当な労働條件にありましたことは周知の通りであります。そうして又官業は今完全操業をしております唯一の産業でありまして、今後ますます能率を挙げ、大いに活動して頂いて國民へのサービスを倍加して頂かなければならん産業でありますから、私は官業の整理という問題については、労務の……

第4回国会 予算委員会 第7号(1948/12/11、1期、緑風会)

○帆足計君 今回の追加予算の審議に当りまして、我々官公廳給與の問題をよく理解して置く必要があると考えておりますが、この問題につきましては、他の常任委員会におきましても、給與につきましての法律案を審議いたしまするから、そこで本格的檢討はなされますとは思いますけれども、我々予算委員といたしましては、この給與問題につきましては深い関心を持つておる次第であります。ところが政府委員からこちらへ提出されました、解説や資料ではどうも問題がよく分りません。私は從來の習慣として、政府並びに官廳から出します資料が非常に不親切であるということを痛感しております。この給與の問題につきましては、いま私共民間に居りまして……

第4回国会 予算委員会 第11号(1948/12/22、1期、緑風会)

○帆足計君 時間も迫つておりますので、簡單に間質問いたしますが、第一の点は、政府支拂の問題であります。御承知のように、昨年から政府支拂の停滯が非常に多くなりまして、これが推進の声はいたるところに聞かれるわけでありますが、その後実績は若干推進されたようでありますけれども、御承知のように満足すべき状況ではありません。然るに政府におきましては、税の方はどんどん当然のこととしてお取立てになつておりますが、拂うべきものの方はなかなか拂わない。それではこれが又一つの金融逼迫の原因になつておるというような状況でありますから、私共の希望としましては、第一に支拂につきましての準則を定めまして、只今比較的順調にや……

第5回国会 経済安定委員会 第1号(1949/03/30、1期、緑風会)

○帆足計君 この臨時物資需給調整法は終戰直後間もなくできたものでありますので、この統制という非常に困難な仕事を、どういう方法と機構によつてやらねばならんかということの方を余り考えずに、ただ國会として物資需給を調整し得るという権能だけを行政官廳に与えたというようなことになつておりまして、私は物價統制令と相並んで、この二つは極めて惡法であると思つております。と申しますのは、終戦後の現状で統制することはもう必要止むを得ないことでもありますし、又必要なことでありますけれども、苟しくも國民経済の根幹に触れる資材とか物價とかいうような問題につきましては、國会がこれを行政機関に統制する権能を委ねるとしますな……

第5回国会 経済安定委員会 第5号(1949/04/11、1期、緑風会)

○帆足計君 石炭國管はあれ程大騒ぎしてやつたんですが、石炭國管委員会がもう少し強力であればこういう問題について責任のある態度を示してきて、GHQに対しても大きな発言力が当然あり得るものと我々は予想しておつたのでありますが、現状はどうなつておりますか。極く簡單に最近の結論だけを政府にお尋ねしたいのですが……
【次の発言】 引続いてちよつとお尋ねしたいのですが、第一には、今の石炭國管の方法、審議会のやり方などをどういうふうに改めれば所期の目的を達するか、それとも石炭國管をお廃めになるような意思であるか、大体の政府の結論的なお考えを伺いたいのと、それから第二には、一方で四千二百万トンという要請があつ……

第5回国会 経済安定委員会 第7号(1949/04/18、1期、緑風会)

○帆足計君 私は自由党が、傳統的に日本の農業、並びに中小商工業に対して、非常に理解の深い政党であるというふうに考えておりましたので、非常に中小工業問題に関する限りは、現在の政府において相当積極的な、むしろ中小工業に対して、至れり盡せりであり過ぎる政策を持つておるものと信じて疑わなかつたのでありますが、最近の状況を見ますと、日本の経済の状況は、大体昭和六年に戻りそうで、即ち当時は農村の恐慌及び中小工業への打撃、その状況に大体戻るような氣がしますが……、ですから井上準之助さんの政策を政友会の後身であるところの自由党がおやりになつているというような悲喜劇を見るような思いがいたしております。只今の大臣……

第5回国会 経済安定委員会 第12号(1949/05/18、1期、緑風会)

○帆足計君 安本長官にお尋ねしたいのですが、物價審議会を爲替審議会の役割がお済みになりましたらお作りになるというように、次官からこの前御答弁されておりましたが、爲替相場が決まりましたので、ぼつぼつこの審議会の用意を、新物價廳次長もお決まりになつたことでありますから、我々期待しておりますが、如何ようにお考えになりますか。
【次の発言】 それからもう一点お尋ねしたいのですが、價格差益金の徴收を、正常在高は省くというふうに、政府当局の方で十分趣旨も御了解になつているように承り、お蔭さまで差益金徴收は中止されておるように伺つておりますが、その御方針に御変更はございませんでしようか。

第5回国会 予算委員会 第9号(1949/04/11、1期、緑風会)

○帆足計君 只今大内先生のお話を伺いまして、このような重要な転換期における予算の問題について指摘されたことは、私一委員としても有益に感じております。それからお話の指摘されました点は、むしろ我々が政治家としてこの重要な問題に対して如何なる抱負経倫を持つておるかということについて考うべき問題の中核の数点を示されまして、これ又我々にとつて最も有益なことでありましたが、そのような前提から二つばかりの問題につきまして御意見を聞きたいと思います。第一の問題は産業資金の問題であります。日本の経済の現状はアメリカその他に比べれば非常な変態的な状況にありまして、特に第一には戦災によつて非常に疲弊しておつた。補修……

第5回国会 予算委員会 第11号(1949/04/13、1期、緑風会)

○帆足計君 私のお尋ねしたいことは只今田村委員がほぼ一々の條項に触れましてお尋ねがありましたから、時間の節約の関係から更に確めたい点だけお尋ねいたします。物價体系につきましては、私は只今の田村委員と全く見当を同じくしておりまして、これは前の和田安本長官のとりました安定帶が殆んど完膚なきまで壞れてしまいました後でありましたので、九原則を前進させる足場としては壞れ方の程度がひどいように考えますので、余程考うべき問題であると思いますが、まずさつき田村委員からお尋ねしました價格差益金の問題ですが、更に先般配工省の方に確めましたところ、どうも大藏省の方がまだ問題があつてもやもやしているというお話のようで……

第5回国会 予算委員会 第13号(1949/04/15、1期、緑風会)

○帆足計君 総理は御時間の御都合もあるそうでありますから、簡単に質問をさして頂きたいと思います。先日の本会議で、日本の永世局外中立の問題につきましてお尋ねいたしましたところが、そのとき私は、総理は、日本が現在置かれている立場からして飽くまで永世局外中立を貫くというお答えがあるものと期待してお尋ねしたのでありますけれども、総理には、ベルキー等の例を引かれまして、若干疑問があるというようなお答えであります。そこで私は重ねてお尋ねしたいと思いましたけれども、時間がありませんでしたから失礼いたしましたが、この問題が非常に各方面の論議を起しまして、私の宅にも、多数の方々からお手紙なども頂いておるような次……

第5回国会 予算委員会 第15号(1949/04/20、1期、緑風会)

○帆足計君 大藏大臣にちよつとお尋ねいたしたいと思います。終戰以來継続費支出という制度がよくなりましたために、御承知のように、鉄道や通信等が、本年度予算において大幅の削減となり、民間では内示発注等によりましてすでに生産に着手しており、そうしてすでに一部のものが納品期日が來ておりますようなものが発注が打切られまして、非常に困難をしておりますことは御承知のような事情でありますけれども、これらにつきましては、何らかの應急的措置が必要であろうと存じますが、どういうふうにお考えになつておられますか。更に今後こういうことは毎年起るものでありますから、私は継続費予算制度をやはり復活することが必要であると考え……

第6回国会 経済安定委員会 第3号(1949/11/30、1期、緑風会)

○帆足計君 審議もだんだん最後に近付いて参りましたので、今まで各條目について一渡りいろいろ承わりましたが、私納得の十分行きません点を二、三お尋ねしたいと思います。従いまして極めて結論的に政府の御所見を伺いたいと思います。  通産大臣にお伺いしたいのでありますが、この法案の基礎になつておるローガン構想からしますると、従来の窮屈な貿易からやや自由になつて来るわけでありますが、只今の日本の輸入商は、たびたび各委員から指摘ございましたように、買付にしましでも非常に不自由でありますし、海外市場で活躍することもむずかしいことでございますし、又資力も不十分でありまするし、外商に対しまして非常に不利な状況に置……

第6回国会 予算委員会 第7号(1949/11/27、1期、緑風会)

○帆足計君 大蔵大臣にお尋ねいたします。私は先程の内村委員並びに玉置委員の御意見に全く賛成でありまして、従いまして同様の趣旨から端的に極く簡單に、具体的な問題につきまして御答弁を得たいと思います。  第一には、御承知のように日本の産業の復興のためには、今設備の補修並びに建設が必要でありまして、それをしなければどうしても日本の経済は安定しないのでございます。ところが日本の金融機関の大部分は、御承知のように市中銀行にいたしましても、短期金融の建前でできておりますから、どうしても私は産業界が安心して頼るべき長期金融の機関が絶対必要だと思います。復興金融金庫は多少の欠陥がございまして、又終戰直後のこと……

第6回国会 予算委員会 第8号(1949/11/28、1期、緑風会)

○帆足計君 安本長官に御質問いたしますが、先程経済安定本部の人員を二割ぐらい縮少するというお話を伺いましたが、経済安定本部の性格を変更される御意思なのでありまするか、又若し安定本部の性格は、今後変つて来るとしますれば、どういう方向にお考えになつて縮少されるお考えでありましようか、お伺いいたします。
【次の発言】 私が只今の長官のお話のように、敗戰のあとを受けました崩壊した国民経済を再建しまするためには、どうしても国土計画、それから再建のための大綱の企画並びに政策の調整というような点が引続いてますます必要であり、そういう面はむしろ簡素にしても、内容は強化充実せねばならんのではないかと思います。従……

第6回国会 予算委員会 第10号(1949/11/30、1期、緑風会)

○帆足計君 結核の予防対策につきまして本会議で政府に質問いたしましたが、その後各地において結核に悩んでいる患者の方から非常に多くの訴えの手紙が参りました。それらのことを御披露して、結核対策について一段努力して頂きたい点を述べまして、政府の現在の施策をお尋ねし、その方面の施策の実行を強化して頂きたいと思うのであります。御承知のように只今我々は表面に現れた数字だけでも、十世帯に一人以上の患者を抱えているような結核国でありまして、一日に四十名もそのために人命が失われているという惨憺たる状況でございます。結核の療法につきましては従来は自然療法と申しまして、空気、栄養等が今後とも必要でありまするが、それ……

第6回国会 予算委員会 第11号(1949/12/01、1期、緑風会)

○帆足計君 今回緑風会を代表いたしまして、次のような強い要望、條件の下に、これらの要望並びに條件が今後の予算の運営に反映され、又次期の予算編成に反映されますことを前提として、本補正予算に賛成の意を表するものでございます。  講和会議を前にいたしまして、日本経済の安定自立ということは最も急を要する問題でありますけれども、敗戰の日本経済が自立安定を確保しますためには、尚復興のために、或いは補修或いは合理化或いは建設のために幾多の努力を必要とする情況でございます。然るに現在ドツジ公使の指示等によりまするところの経済政策がやや行過ぎた感がありまして、デスインフレの当初の目的がデフレに過ぎるような傾向を……

第7回国会 経済安定委員会 第2号(1950/03/31、1期、緑風会)

○帆足計君 すでに御質問も出たことと思いますので、極く簡單に御返答願つて結構なのですが、需給調整法は物資の不足のときの需給のバランスをとるためできた法律でありますから、物資の需給が段々採れ、物によつては、総体的でありますけれども、物資が過剰になりました今日、この法律は一ヶ年延長しますけれども、今後の見通しとしては、この法案は段々私は撤回の方向に向うのではないかと察しております。今後物資の過剰に対する対策としては、需給調整は政府当局としてはどういうふうにおとりになるおつもりでありますか、結論だけを伺いたい。
【次の発言】 この法案は事業団体に関係のある法案でありますが、只今、例えば生糸が暴落しま……

第7回国会 経済安定委員会 第4号(1950/05/01、1期、緑風会)【議会役職】

○理事(帆足計君) それではどなたかから続行願います。

第7回国会 予算委員会 第15号(1950/03/16、1期、緑風会)

○帆足計君 大蔵大臣に御質問します。終戰以来のインフレーションが、占領軍の指導と政府の非常な努力によりましてとにかく終熄の段階に達しましたということは、これは非常なる意思力と努力を必要としたことであつて、その点につきましては我々非常に敬意を表しておる次第です。併しながら先程岩木委員が縷々指摘されましたように只今の状況は非常な経済の窮迫状況を呈しております。これが一度は通過せねばならん長い坂道であるとしましても、やはり相当行過ぎの点があるということは殆んど国民一致の輿論でありまして、私はこれは一自由党又は一政府の立場を離れて国民経済の復興という立場から大蔵大臣におかれては十分に再検討される必要の……

第7回国会 予算委員会 第22号(1950/03/27、1期、緑風会)

○帆足計君 総理大臣に対しまして御質問申上げたいと思います。  先般の両院の外交委員会並びに予算委員会等の席におきまして、総理は将来講和会議に臨むべき日本の態勢につきましていろいろ御答弁がありました。なかんずくその中におきまして、将来講和会議を前にいたしまして日本が有利且つ公正な立場に立ちまするためには何よりも先ず日本の民主化というものが重要である。日本の筋道の通つた、世界から理解され、そうして信頼される国になるということが極めて重要であるということを指摘されました。又再軍備の意思はあるかどうかということにつきまして、私共が新聞その他を通じて伺つておりますことに関する限りにおきましては無軍備で……

第7回国会 予算委員会 第26号(1950/04/02、1期、緑風会)

○帆足計君 私予算委員会の開始以来質問を申込んでおりましたが、只今申上げます一点だけを、その機を失しましたので、誠に恐縮でございますがお許しを願いたいと思います。法務総裁お見えのことと存じますが……ちよつとお見えになるまでお待ちしましようか。法務総裁と文部大臣に聽いて頂きたいのです。
【次の発言】 法務総裁はお見えになりますか。
【次の発言】 できますれば文部大臣と一緒でないと、同じことを二度申上げることになるのは……
【次の発言】 仕方がありませんければ次官でも……
【次の発言】 局長は見えられるのですか。
【次の発言】 私は書物の発売禁止のことについての政府の監督をお尋ねしたいのです。



各種会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 決算・労働連合委員会 第5号(1947/09/29、1期、緑風会)

○帆足計君 このグラフの横に数字が書いてございますが、これは何ですか。

第1回国会 決算・労働連合委員会 第6号(1947/10/06、1期、緑風会)

○帆足計君 ちよつと國務大臣にお尋ねしたいのですが、日本の官僚機構はヨーロツパの行政機構と違いまして、旧來の大権的な半封建的な議会制度の下における專制支配の支柱であつたということは、歴史学者の大体一致した意見であると存じます。從いまして政体が変革ざれまして、財閥、既成政党その他各方面におきまして、すつかり態樣が変りました今日、官僚機構に対しましては、私は本來ならばこれは一應解体して、又は極度に簡素化して、チープ・ガバーメントの原則を先ず採用すべく、これが歴史の規準であると存じます。併しながら我が國の現状では一面経済統制、戰後の経済統制、その他の各般の仕事が山積しておりまして逆に他面から行政機構……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第7号(1947/10/08、1期、緑風会)

○帆足計君 さつき堀委員の問があつて、それに對するお答えがあつたことに關係するのですが、第一條の問題で、公務員と國民との關係についての根本規定がどうしてないかという堀さんの問に對する答がありまして、そのことについては九十五條に「すべて職員は、國民全體の奉仕者として」云々という規定があるからという答で堀委員が承服されたかどうか分りませんが、私も同じような意味でお尋ねしたいと思います。それは第一條の文句を見ますと、最大の能率を發揮する云々とか、民主的且能率的な運營とかそういうふうなことが書かれてあるのですけれども、このことは日本の今までの殺人の歴史と、それからこの公務法案が今ここへ上るようになつた……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第8号(1947/10/10、1期、緑風会)

○帆足計君 ちよつと話が前に戻りますが、暴力を以て政府を倒そうとする團体というのは、只今の政党の中にはそういうものは私はないように記憶しておりますが、只今の憲法下におきまして暴力を以て政府を倒そう、非合法の手段を以て倒そうとする團体、又は政党というものの存在は、現在認められておりますでしようか。疎いことをお尋ねするようですが、ちよつとその点を……。
【次の発言】 お尋ねしましたのは、現在ないということでなくして、暴力を以て破壊しようとする團体、又は政党が若しありました場合は、それは直ぐ解散になるようになつておるものでありましようか。又はそういうものがありました場合は、默認されるものでございまし……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第9号(1947/10/14、1期、緑風会)

○帆足計君 只今のお答でその点は了承いたしました。それから第五号ですが、「又はこれに加入した者」という言葉がありますが、これは以前に加入した者というのか加入しておる者というのか……。
【次の発言】 懲戒の項目でちよつとお尋ねいたしますが、前の委員のお尋のような場合に、不良官吏を彈劾しまするのは、國民自身が弾劾する途がついてなくてはならないと思うのでありますが、それはどういうふうにお考えになりましたのか、それから現状を以てみますると、特に警察などは、顔役と結託したり、又隠匿物資の問題で、殆ど縦横に闇を繞らしたりしておりまして、殆ど我々は現在の警察その他を信頼し得ないという現状でございます。又暴力……

第1回国会 財政及び金融・商業・鉱工業連合委員会 第3号(1947/10/30、1期、緑風会)

○帆足計君 只今の問題に関聯しましてちよつとお伺いいたしますが、私はこの経済力集中排除法案の経過をみまして、どうも日本政府は日本経済の民主化のための積極的な建設的な体系を十分にお持ちになつていないから、或る方面から示唆でも受けると、あわてて事をおやりになるというようなことになるのではないかという感を抱いております。この資本主義経済の下におきましては、自由競爭の結果は、必然的に企業の集中を生みます。そうして恐慌も亦必然的であります。そうしてその恐慌を乗り越えて進みますためには、勢い公共の福祉を増大するという観点から、これに対して國民の公共的な福祉との、又購買力との調整を図らなければなりません。こ……

第1回国会 財政及び金融・商業・鉱工業連合委員会 第4号(1947/11/07、1期、緑風会)

○帆足計君 前に他の委員から御質問申上げたかも存じませんが、集中排除の原則を機械的に適用いたしますと、とかく分離されたために經理的に成立しなくなる會社なり工場なりが非常に多くなることは御承知の通りであると思います。これは一つは日本の經濟が今非常な混亂期にある點もありますけれども、それも加わりまして殆んど經營が不可能になる。そのために或いは多數の工場を閉鎖し、多くの失業者を出さねばならんというようなことで、困つておる工場がもう到る所にある現状でございます。勿論集中排除という大きな目標のために若干の犠牲は止むを得ない點もあろうと存じますが、併しこの失業者の多いとき、そうして經濟再建がまだいろいろ紆……

第1回国会 財政及び金融・商業・鉱工業連合委員会 第5号(1947/11/20、1期、緑風会)

○帆足計君 前回以來、各委員からの御質問の出ておる点でありまするが、重要な点でありまするために、もう一段明らかにして頂きたいと存じます。と申しますのは、この法案は、日本の生産力を弱めようとするような内容を持つておるものではないかという危惧の念が國民の中にあるわけであります。日本の生産力を、敗戰國としてどの水準におくかという問題は、占領軍の最高政策でありまして、これに対して我々が対等の資格で答弁し得る問題ではなかろうと存じます。この問題は、賠償問題その他占領軍の政策によつてお決めになるべき問題であろうと思います。從いましてそういうような観点からこの日本経済の処理ということは当然私は國会における法……

第1回国会 治安及び地方制度・司法連合委員会 第3号(1947/11/17、1期、緑風会)

○委員外議員(帆足計君) 私は鉱工業並びに決算常任委員に属する者でございますが、本日は吉川委員長の特別のお取計らいによりまして、この委員会に参加さして頂き、司法大臣に対しまして質問の機会を與えられたことを、連合委員の皆様にお礼を申上げます。  日本の政治、経済、社会等の民主化の問題は、ポツダム宣言の我々國民に要請するところであるばかりでなく、日本が眞に平和國家、文化國家として再出発いたしますために、どうしても徹底せねばならん基本的な目標であると思うのであります。なかんずく司法並びに警察制度の民主化ということは、日本の民主化にとつて、最も重要な課題であり、眞に日本が民主化されるかどうかの試金石を……

第1回国会 電気・農林・鉱工業・運輸及び交通連合委員会 第2号(1947/11/29、1期、緑風会)

○帆足計君 私遅れて参りまして恐縮ですが、この燃料確保につきまして、農林省の方では綜合的な計画を以つて一應やろうとしておるようですが、それ以外に機動的に空いておるトラックを動員するとか、或いは荷馬車を動員するとか、それから一部の市民が旅行のとき持つて來ることを緩和するとか、そういうことによつて、輸送のために溜つておる薪炭の一部を六大都市に限るとが、或いは特定の場所だけに限つてだけなんですが、そういう機動的のこともやらして頂かなければ年が越せないのではないかと思います。若し國会の皆さんがそういうことに御賛成であれば、口頭で以つて、こういう要求をなさいますときに附加えて頂きたいのですが、どういうお……

第2回国会 鉱工業・商業連合委員会 第1号(1948/07/02、1期、緑風会)

○帆足計君 第二條の解釈につきましては、経済復興会議につきましては、私從來関係もありましたので、お尋ねし、意見を述べさして頂きたいと思います。御承知のように復興会議は、今業種別に十数個ございますが、経営者の他に労働組合の代表並びに復興会議によりまして、一般消費者の代表、それから消費産業代表等が参加いたしております。從いましてこれは事業者としての共通の利益を増進する機関ではありませんので、國民経済の公共的な利益の発展を促進するということが直接の目的であります。万一事業者の共通の利益を増進することを目的とするような組織又は運営の復興会議があるとしましたならば、その復興会議は贋の復興会議でありまして……

第3回国会 大蔵委員会金融制度改革に関する小委員会 第1号(1948/11/22、1期、会派情報なし)【政府役職】

○説明員(帆足計君) 先程皆さんからの御意見で十分盡きておりますので、一言だけ附け加えますと、バンキング・ボードの業務の範囲でございますが、銀行協会からの案は御承知のように、第一に通貨信用政策の策定と実行、それから第二が新金融業法の実施、第三が日銀を含む全金融機関の監督制度、それから第四が金融機関の健全性並びに合法的且つ公正な運営確保、こういう点を挙げられております。その中で問題の点は只今仰せになりましたように、第一の通貨信用政策の策定と実行、この範囲をどう限定するかということであります。從いましてこれにつきましては、只今先程の御説明にございましたように、日本再建という角度から現在総合施策をい……

第5回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1949/04/19、1期、緑風会)

○帆足計君 私はこの修正案の趣旨には概畧賛成でありますが、今日初めてこれを拜見しましたので、二、三の点を質問したいのでありますが、價格調整金を減らすという趣旨は最も重要なことであると思いますが、減らしましたあと産業がやはり立ち行かなければ再生産のためにも、又勤労者のためにも立ち行くことは必要でありますから、これは愼重に檢討せねばならんと思いますが、勿論一部はその産業の合理化並びに第二次第三次消費産業の合理化によつて、極力切拔けねばなりませんけれども、尚それだけでやつていけない部分についてはどうもマル公自身の檢討が必要であろうと私は思います。早急の間に作られました修正案でありますから、その辺のと……


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データ更新日:2022/12/09

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