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池田宇右衛門 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

池田宇右衛門[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは池田宇右衛門参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。池田宇右衛門参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第2回国会 厚生委員会 第3号(1948/05/06、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 只今委員長殿から御紹介を委きました池田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

第2回国会 厚生委員会 第10号(1948/06/10、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 只今私共がお聽きいたしますれば、藤森委員の申されたことは、議事の進行上遺憾ないように今後處置を取れということであると私は思います。決して委員長の不信任の意味でなく、眞に委員會の運用を圓滑ならしめ、議事を處理する上においての發言であろうと私は思います。而ういたしまして、委員長の御答辯の上において、長々しくいろいろ進行できなかつたと申される言葉がございました。委員の報告におきましても、質問においても要點をおのおの言うのではありますけれども、長々しく進行を多少遲らす、阻害するようでありましては、よろしい委員長はやはり懇談的に注意をして、議事の進行を圖るのが、當然であるとかように思う……

第3回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号(1948/11/25、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 引揚者の用意といたしまして、衣料問題には相当大藏当局が考えておられるという答弁がございましたが、引揚促進から申しましても、又引揚者の今後の生活の安定の上から申しましても、住宅の必要は最も必要中の主なるものであると思います。この住宅問題に対しましては、到る所にその不足を聞くと同時に、今日住宅問題において、建築法の制定に上つてなかなかその住宅の建築に当つて困難なことはお聽きの通りであります。國家によつてその住宅を失つて、國家のために災害を蒙つた方々に対しましては、当然國家がこれに対とまして建築をして、その方々に安心するところの住宅を貸し與えるのが当然であろうと思います。かるが故に……

第3回国会 農林委員会 第1号(1948/11/08、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 この際皆様の御了解を頂きまして理事の数は法定通り四名とし、理事は委員長において指名されんことの動議を提出いたし、皆様の御了解を頂きたいとかように動議を提出いたします。
【次の発言】 今羽生さんからも言われたが、農業協同組合法案は、御承知の通りその後大分内容において、更正したと言いますが、方針が変つたようにお聞きしておりますが、変つたことについては別にまだ議会に提案を見でいないようなふうに聞いておりますが、提案されましたのですか。

第3回国会 農林委員会 第3号(1948/11/16、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 これに関連しておりますからこの際第一課長にお尋ねいたしますが第一課長のお言葉によりますれば、今年は農家に対するところの課税が相当減額されるというようなことを申されておりますけれども、地方におけるところの税務署が各々所得税を賦課するときにおきまして、本省の方針はどういう方針をおとりになつておるか知りませんけれども、我々の聞くところによれば腰だめ式と申しますか、割当方式を取る結果、税を取るに、例えば本省は農家の軽減をするというような指令を発しても、実際に賦課するときにおきましては、その賦課する單位をやはり農家に求めるというような傾向が多いのであります。而ういたしまして、若し米價な……

第3回国会 農林委員会 第7号(1948/11/30、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 本案につきましては、すでに予備審査もしておるのでご奪いまして、討論を終つて直ちに決定書れんことの動議を提出いたします。

第4回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1948/12/02、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 おのおの希望を申出ており、それ相当に審査されてあるだろうと思いますので、委員長においておのおのの希望その他あらゆる角度から、それを処理いたしまして適当に御発表を頂き、若し委員の間において都合上行かれない場合にも、委員同士においてお互いにそれを讓り合、話合い、了解の上、案を委員長において指名されんことをお願いいたします。

第4回国会 農林委員会 第1号(1948/12/10、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 ちよつとお尋ねいたしますが、二合七勺配給するということになつて、相当人員、什器その他に及ぼす予算の増加から見まして、一億五千万円を必要とする要求に対しまして政府は五千万円だけ計上した。この冬空を控えて、あらゆる部面に作業上不便を感ずるときに際しまして、事業運営に対しましてこれが影響があるかないか、相当影響あるときにおきましては、政府はどういう方法をお取りになる考えでありますか、その点を明らかにして頂きたい。次に、公共事業運営に対して影響があるというようなことにお氣付き下さるならば、これが対策を講じなければならないと思います。その対策に対しまして調査の方法をどういうふうにお進め……

第4回国会 農林委員会 第2号(1948/12/11、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 ちよつとお尋ねいたしますが、議会においてしばしば農林大臣より、農村の安定策として農業協同組合の自主的協力を以て、生産の増強、或いは経営の合理化を図つて農家の安定策とする、こういう方針を述べられておりました。併しながら現在下部組織の農業協同組合の実情を、実際に我々が携わり、実際に組合長として見まするときに、余りにも村により、市により、町によつて分散されて、自主的という関係上今までの團体的予金に対しましても、それ相当なる預金を持つておりましたが、自主的というような関係から、これが拂戻されておるような実情で、実際は曾ての農業会よりも遥かに弱い、薄弱なものと相成つた実情でございます。……

第5回国会 決算委員会 第4号(1949/04/23、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 只今各主査さんからの御報告の趣意につきましては、大藏次官同樣、十分に今後注意をいたし、惡性インフレ下であらゆる物資、人件費等の高騰等もありますけれども、その内容を檢討いたしまして、遺憾のないように十分な注意をいたしたい次第であります。尚補助金につきまして、助成金等は災害等の場合におきましては、速かにこれを交付し、復旧に一日も早くいたすようにこれ亦十分の監督と迅速を図る考えでございます。以上簡單ながらお答え申上げまして、今後の効果ある資料にいたしたいと、かように決意いたしたのであります。

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第1号(1949/08/08、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 只今厚生政務次官から、引揚に対する食糧問題に対しては断乎としてこれを変えたという、そういう御信念に対して、これは政治の衝に当る者として敬服し、且つ感謝するものであります。次に船舶運営委員会の方の答えにもあり、又引揚船に乘船しているところの船員各位に対しても、政府も又立法府と共にその努力、行動については相当感謝の意を注ぐという点は御同様であります。併し只今次官の最後の言葉にもあつた通り、八千万國民が、殆んどその大半が唖然として治安の上に不安を感ずるようなことは、政治の全く徹底化を我々は考えなければならないと思うのであります。政治は刻々に時代の進むと共に変化することは、すでに政府……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第17号(1949/04/14、1期、民主自由党)【政府役職】

○池田宇右衞門君 証人に伺います。よく罪を憎んで人を憎まずという言葉があるが、あなたは向うさんの命令によつて処刑したということでありますが、その処刑に当りまして、同胞の身の上を考えて、いわゆる罪を憎んで人を憎まずという温い心境があつたかどうか、それから常にこの異郷遥かにある人々を待つておる妻子及び老いたる父母がお在しますということを考えて、そしてその影響するところが非常に大きいというようなことを考え、常に隊員の身の上をお思いになつておつたかどうか、その心境の二つを伺う次第であります。
【次の発言】 今のお言葉の中にも、帰つて來て甚だ済まないということがありましたが、その後あなたの隊員のうちで亡……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第23号(1949/05/11、1期、民主自由党)【政府役職】

○池田宇右衞門君 私は突如として参りましたのでありますが、先の委員会の進行方法を見ましても、今淺岡委員の言つた通り、又委員長宣言の通り行われていると、かように考えます。そういう見地から見まして、証人の方が一應傍聽席にあるということは、細川委員の言うが如く、民主的から見ますれば差支つかえないと思いますけれども、この問題を審議進行するときにおいて、当然の上から判断いたしますときに、やはり証人の位置に立たれる人は、先の人々は傍聽にもおいでにもならず、それぞれ各控室に控えておられたような前例もあるのでありまして、やはりこれは踏襲いたしまして、証人の方々が証言をいたす上においても非常に正しく、又主張をさ……

第5回国会 水産委員会 第3号(1949/03/25、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 只今千田さん、江熊さんから熱烈なる要求がありまして、実に感激に堪えない次第であります。農林省といたしましても、生産省の建前から十分に公共事業費に対しましては、安本その他連合國方面にも御了解を努めて、尚又決してこのまま推移するというような考えはなく、最後の最後まで努力いたしまして、増額を希うという方法を取りたいと思つております。尚省議においても更に皆さんの声をお伝えいたしまして、何とか漁村方面に対するところの、生産の対してあらゆる角度から多少でも安定と増産に対するお役立をしたいように、十分に力を入れると同時に、今後金融方面にそれぞれ打つべき手を打ちまして、御希望に副……

第5回国会 農林委員会 第2号(1949/03/28、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 只今石川さんのお尋ね誠に適切なことであると存じます。本法の改正の趣旨におきましても、大臣からも答弁あつたことであろうと思いますが、復金のみを頼るということは甚だ心細いというような関係から、市中一般からの金融の融通を受けて、この事務の円滑を期したいというのが改正法の狙いであるのでございまして、さよう御了承頂きたいと存じます。
【次の発言】 誠に石川さんの御指摘になりました麦の作柄につきましては、ひとしく國民の憂うるところでありまして、関係者といたしましては、肥料において手持の肥料を速かに農家にそれぞれ配給いたしまして、土入れ等をなし、肥培管理の適正をなして減收に備え……

第5回国会 農林委員会 第3号(1949/03/29、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 只今石川さんの御指摘の点は、実に御尤もであると考えますが、閣議としては未だ決定しておらないように大臣からは聽いております。併し日本の現状から申しまして、七割は山であるという実情と、山林資源を得るに非ざれば日本の産業復興途上幾多の支障を來し、例えば治山治水に事欠いて災害を生ずるというような憂いと、今後住宅難を緩和するというあらゆる角度から、当然林政の重大性ということは御指摘の通りであります。而ういたしまして北海道初め岩手、秋田等十四五縣は、全く林政によつて相当縣の財政並びに地方関係民が安定と申しますか、経営上非常な緩和を得るところがあると思いまして、御指摘の御趣旨に……

第5回国会 農林委員会 第6号(1949/04/16、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 只今御審議を願います馬籍法を廃止する法律案の提案理由を御説明いたします。  馬籍法は大正十年主として軍馬徴発の便宜に供するとともに、一面馬産改良及び馬の取引改善を図る目的で、市町村における馬の所有者又はその管理人の届出による馬籍簿という帳簿の作成を骨子とし、併せてこのために行われる主務大臣による馬の檢査に関する規定を内容として制定されたのでありますが、今日においては、以下に申上げるような理由により、その存続の必要がなくなつたのであります。  第一に現在においては軍馬徴発をその主目的として馬籍の作製の必要でないことは申上げるまでもありません。  第二に馬産改良、馬の……

第5回国会 農林委員会 第7号(1949/04/18、1期、民主自由党)【政府役職】

○政務次官(池田宇右衞門君) 農業災害補償法第十二條第三項の規定の適用を除外する法律案につきまして、その提出理由を御説明申上げます。  この法律案の内容は、農業災害補償法第十二條によりますと、食糧管理特別会計は、水稻、陸稻、麦の農作物共済の共済掛金の一部を農業共済再保險特別会計に繰入れて負担いたしますと共に、この負担金を食糧の賣渡價格の中に織込みまして、消費者に負担させるように定めているのでありますが、昭和二十三、二十四の両年度におきましては、食糧管理特別会計は、負担金を消費者價格に織込まずに、負担するようにいたしたのであります。而して食糧管理特別会計から農業共済再保險特別会計に繰入れます金額……

第5回国会 農林委員会 第8号(1949/04/20、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 只今御審議を願います獸医師法案の提案理由を説明いたします。戰後諸般の状勢の大きな変化に伴い、獸医業務についてみましても、畜産の生産増殖の健全化は、國民経済上その重要性を倍加し、更に又最近公衆衞生の領域への関係も一層深くなり、獸医師の使命は一段と加重して参つたのであります。  然るに現行獸医師法は大正十五年に制定され、その免許資格については、大学若しくは專門学校の卒業者、又は免許試驗の合格者等区々に瓦り、一般に水準が低く、新状勢に即應しない点が多々認められるに至りましたので、獸医師の水準を一層高め、その資質の向上をはかり、獸医業の健全な発達を期し、畜産業の発達と公衆……

第5回国会 農林委員会 第9号(1949/04/26、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 只今北村さんから非常に獸医手の問題について人情あり、又経験を活かせという懇切なお言葉のお尋ねがありました。御承知の通り本案を提出する骨子は、獸医師の学術的習得、その優秀さをより以上向上させる意味から本案を提案したのであります。併し今日日本の畜産増産の上から申しまして、医は必ずしも学術のみでなくて経験、非常な体験によつて、その医業の手腕、力量に役立てる方々があることは御指摘の通りでございます。さような意味から考えて見ますならば、当然この人々の長い体験と経験と研究を活かさんとする趣旨であつたのでありますが、一應本案を作るときに交渉いたしましたが、今日の場合においては、……

第5回国会 農林委員会 第10号(1949/04/27、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 食糧確保臨時措置法の一部を改正する法律案の提案理由を申上げます。食糧確保臨時措置法は食糧供出制度の根本的改善を図るため、第二回國会に提案し、法律として成立を見たものでありまして、今年産主要食糧農産物からこの法律に基き農業計画を各生産者に指示し、これにより今年産主要食糧農産物の生産及び供出の確保を期していたのでありますが、昨年末経済九原則が公表され、日本経済の自立安定はひたすらこの線に副つて強力に推進されることになつた結果その最も重要な一環を占める主要食糧農産物の集荷も從來の制度に改善を加え、その能率の向上を図らねばならん次第に相成つたのであります。右九原則の具現化……

第5回国会 農林委員会 第11号(1949/04/28、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 山崎さん、それは私から前に同感の趣旨を申して、政府としても嚴重に監査の事務を行われて、組合経理上における間違いのないように何らかの方法を講じ、尚これが強化策といたしまして講習会の方法を取つて、そうして完全を期すということを答弁したのであります。

第5回国会 農林委員会 第13号(1949/05/07、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 只今議題となりました酪農業調整法を廃止する法律案の提出理由を御説明致します。  酪農業調整法は、牛乳生産者と製酪業者との取引関係、製酪業者相互の競爭関係等を調整する事を内容とするものでありまして、昭和十四年に制定されて以來我國酪農の安定と発達に資する所があつたのでありますが、同法第二條乃至第五條に関する牛乳の販賣統制、牛乳取引條件の許可、製酪企業の許可等についての統制規定は、行政廳がその権限を行う場合の基準が不明瞭で妥当を欠く点があり、又第六條乃至第十七條は、製酪業の統制團体である製酪業組合の組織に関する規定でありますが、同組合が昭和二十三年二月閉鎖機関に指定され……

第5回国会 農林委員会 第16号(1949/05/11、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 今板野さんの御指摘のような点が、審議会においては力がないではないかというようなお言葉でございましたが、やはり若し審議会で決めるときにも、審議会の方々が、必ずしもそれが民主的で公平なる決定だということは言えないので、一利一害があるのであろうと思います。現段階においては、御承知のごとく、委員会としての機能を十分に発揮するために十五人を二十人以内に増員するという建前と、委員の選出においては全國を九つの地区に分けて、各都道府縣農業調整委員会の推薦する者の中から、地域につき一名づつ適当な者を農林大臣が推薦するということに相成つておりますが、実質においてはやはり民主的に選出さ……

第5回国会 農林委員会 第17号(1949/05/13、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 「油糧配給公團法の一部を改正する法律案」の提案理由を御説明申し上げます。  油糧配給公團の基本金は設立当初一千万円とされ現在に至つておりますが、油糧の生産並びに輸入数量の増加、價格の値上り等の理由のために取扱金額が大幅に増大し、貿易廳に対する輸入代金支拂いも円滑でなく資金操作に困難を來すようになつて参りました。  ところが公團に対する復金融金庫よりの金融も漸次引しめられるようになりまして、ますます事業運営が窮屈になつておりますので、これを打開するために基本金を十五億円増額し十五億一千万円にすることといたしたいのであります。この増加額の算定基礎としては、最近六ケ月の……

第5回国会 農林委員会 第18号(1949/05/14、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 委員会において非常な各委員から御然烈なる御要求と、それから商工省に対してあの通りな現実実行の計画をお立て下さつたことについては、私共農林当局としては御指摘がなくとも当然責任上やらなければならないことであると思います。尚お言葉の中に商工関係の上には反対もあるというような御指摘がありましたが、私も丁度先程衆議院においてさように声を耳にしたのであります。それで大臣室へ行つて話の序でにそう申しましたけれども、御指摘がありましたから直ちに日本の間に大臣と相談し、又商工関係の政務次官とも相談いたしまして、御指摘の目的を強力に直ちに実行に移す手段を採りたい、又採ることを決意して……

第5回国会 農林委員会 第19号(1949/05/16、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 只今御審議を願います競馬法の一部を改正する法律案の提出理由を御説明申上げます。  先きに第二回國会におきまして、公正を競馬を行うため、從前の競馬法及び地方競馬法を廃止すると共にあらたに競馬法を制定し、從來日本競馬会の行なつてきた競馬を國営とし、馬匹組合又は馬匹組合連合会の行なつてきた競馬を都道府縣営又は指定市営とし、今日まで運営して参りましたが、その実績にかんがみ尚又競馬法第四十條の規定により施行後一年内に改廃の措置をとる必要もありますので、ここに次の要旨により所要の改正を加えることとしたのであります。  第一は、競馬の公正を維持するために必要な改正を行うことであ……

第5回国会 農林委員会 第20号(1949/05/17、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 土地改良法案につきまして、その提案理由の大体を御説明したいと思います。御承知のように、現在の日本の農業の重要問題は、農業経営の合理化と農業技術の革新を通じて、食糧その他農産物の最大限度の増産を達成するということであります。このためには、何よりも先ず農業経会における基本的な生産の手段としての土地及び水の利用を合理的にすることで、いいかえれば、灌漑排水施設や農業用道路を整備し、農地の区画を整理し、農地を集團化し、農地の造成及び農地の保全を図り、その災害復旧を行う等の事業を実施することであります。  又これらの事業は、國民、特に農民の手に残された最も貴重な資源である土地……

第5回国会 農林委員会 第21号(1949/05/18、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 農地調整法の一部を改正する等の法律案の提出理由を御説明いたします。  農地改革も幸に各関係者の努力によりまして好成績を以て一段落いたしました。これにより農村は、九割以上が自作農となり、現下いろいろと困難な事情はございますが、ともかくも一應安定した基礎の上に農業経営を行なつて行くことができるようになりましたことは誠に同慶に存ずる次第であります。  農地問題は、もとよりこれを以てことごとく解決いたしたとは言へません。今後土地改良や農地の交換分合等に充分の努力を傾けなければなりませんし、又農地改革の成果を永久に確保いたしますために、農地調整法と自作農創設特別措置法の二つ……

第5回国会 農林委員会 第23号(1949/05/20、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 御説明申上げます。  輸出品取締法に基き輸出農林水産物の檢査を行うため、さきに輸出食料品檢査所及び輸出農林水産物檢査所をそれぞれ東京に設置し、この三月十五日から輸出檢査を実施しているが、檢査は輸出港又は生産地で行うことになつているので、檢査の都度、一々檢査官が出張することは多大の経費と時日を要するので、神戸の外六ケ所に檢査所の支所及び出張所を設け常時檢査を行い得るようにする必要がありますが、檢査所の支所及び出張所を設けることにつきましては、地方自治法第百五十六條の規定によつて國会の承認を要する事項となつているので本件を提案します。よろしく御審議の上承認を願います。……

第5回国会 農林委員会 第24号(1949/05/21、1期、民主自由党)【政府役職】

○池田宇右衞門君 開墾ではないのです。水利事業ですね。

第5回国会 農林委員会 第25号(1949/05/22、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 御尤もなことであつて、これは事務的にいうよりも、社会的施設をして眞に生きて行かなければならない問題でありまして、実情が迫つたときにおいては政府は新らたな、適するような制度を十分に研究して、そうしてそれに処する方法を講じたいとかように思つております。又そういう方法をとるように事務当局に十分な研究と調査とをさして迅速に展開したいと、かように思つております。

第6回国会 農林委員会 第8号(1949/12/01、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 私は青木長官に一つ、もつと農村の安定政策について、具体的に一つお尋ねしたいと思います。  絵に書いたぼた餅では、どうも農村が納得行きませんことは実状であります。政府は国土計画の見地より治山、治水、土地改良或いは灌漑、開拓と、あらゆる政策をこの臨時国会に相当予算に計上いたしまして、これを実現せんとしておることは、我々も聞き又案を見ておりますが、どの程度の決意を以てこれを実行し又は実現するか。同時に税制方両においても所得税法の改正と地方税制の改革によりまして、来年度において農村は三分の一の税の軽減ができる、こういうふうに御発表なされておりまするけれども、実際において農産物の価格が……

第6回国会 農林委員会 第9号(1949/12/02、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 本案理由にもありました通り四大都市の財政を豊かにするという意味と同時に、すべてを通じまして競馬場にも差支ないという政府委員の答弁もありましたので、質疑を打切つてこのまま承認することにいたしたいという原案賛成の動議を提出いたします。
【次の発言】 さつきの小川氏の質問と関連しておりますが、私は実際にそこにおいでになる藤野さんも山崎さんも地方公団の観察のときに私が質問された問題で実際に行われておちれたことです。率直に申上げますのでありますが、農政局長といたしまして肥料公団の監督の立場から申して、肥料が適切に配給されておるかどうか、又水田及び畑地と区分けされておるかどうかという実態……

第6回国会 農林委員会 第10号(1949/12/03、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 只今御提案になりました食確法につきましては、重ねて提案の理由を聞くという御発言がございました。本員はこれに賛成し、議事の進行上説明を聞くことに皆さんの御賛成を特にお願いするものでありますが、

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第12号(1950/02/18、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 只今天田委員のお説は、現在行われております農地整理から申しますれば、一応御尤もと肯けるのでございますが、私は丁度引揚問題等の件について、郷里が長野県でありましたから帰つておりましたが、長野県において一番大きな新聞と言われる信濃毎日新聞の見出しにもありましたが、又引揚者の援護協会長の島立会長の話にもありました。これは御承知の通り十五町歩の地主であつて、耕作反別は詳しく分りませんが、現在残されておる土地が九反三畝であるというようなことであつたならば、二反歩ぐらいは自作しておりはしないかと、かように思われるのであります。その十五町歩の地主として、本来ならば今後、帰還後自作農として耕……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第15号(1950/03/16、1期、自由党)

○池田宇右衞門君 議事進行に関して……委員長は議事に入る前において、委員長並びに理事において、本日の日程について如何なる方法を以て進行して行くかということについて御協議なさつておることであろうと信じます。その方針によつて議事の進行を願うことにいたしたいことをお願いいたします。
【次の発言】 只今中野委員から二名追加の議が出されまして、それぞれ御発言がありましたが、門屋委員の申されたことく、先程委員長理事会において先ず取上げた四人の証人について各委員の協議の上において決定を願い、続いて中野委員のお申出になりました二名の採択についてこれ又委員長理事におきまして打合の上、引続き日を選んで喚問する方法……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第16号(1950/03/18、1期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今委員長より御指摘の通りの事実は、我々も目の前において聊か感じたような感があるのであります。両院成立の建前から申しまして、若し衆議院議員たる者が参議院に来たり、委員会においてお話の通りに議事進行の妨害或いは進行を阻止するがごときような惡例を残すとしたならば、衆議院に各派多数の議員もありまして、今後の委員会の運営の上に非常な支障を来すのみならず、議会政治確立のため、又両院制度の建前よりいたしましても、かくのごときことは実に議会の神聖を阻害し、議会の保安維持に対して非常な支障を来すことであると思います。委員長は、委員各位と相談いたしまして、今後かようなことのないように、又そうい……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第21号(1950/04/28、1期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今千田委員、原委員両委員から申されましたごとく、本日は折角証人を各自忙がしいところを都合して御出席下さつておるのですから、先ず以てこの問題に入る、併しながら淺岡委員の提案は本委員会といたしましては非常に重視を要する問題で、提案した以上採決し、理事会の問題に移すということにして議事の進行上、証人の証言を求める方法をおとり下さるように進行上申上げます。

第7回国会 農林委員会 第1号(1950/01/26、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 ちよつとお尋ねいたしますが、蚕糸問題でありまするが、蚕糸指導所二百四十を二百八十にすると、それから実演の指導人員新たに千数百名に対しまして補助を出してこれを強化するというようなふうに御説明なさいましたが、殊に蚕糸業対策につきましては、何か蚕糸業五ヶ年計画の進展というか、復興というか、復興強化の方針を採るというふうにお聞きしておりましたけれども、新たにどういう手をお打ち下さつておりますか、もう少しく詳しく知ることができれば幸いだと思いますので、この点一つあつたら御説明を承りたいと思います。

第7回国会 農林委員会 第6号(1950/02/20、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 ちよつと食糧庁長官にお伺いいたしたいと思いますが、最近私ちよつと病気で郷里に帰つてそういう質問に遭いまして、答を出すに苦しむのでありますが、御承知のごとく長野県は昨年日本一と言われるくらいな災害を蒙つて、従つて全県下一般の収穫から言えばむしろ収穫減ということに相成つておると見られるのであります。然るに麦において超過供出を予想以上したのは、これは二つの原因かあつたので、ああした山間の地でも気候その他の関係から麦の増収も得られたのでありますけれども、現金が農家に乏しくなつた関係上、他の雑穀等を食糧に取入れまして、節約して供出したようにも聞いておるのであります。その結果かどうか知り……

第7回国会 農林委員会 第8号(1950/03/01、1期、自由党)

○池田宇右衞門君 昨日の蚕糸局長並びに農林大臣に対する質問を継続したいと思いますが、大臣が見えませんから、蚕糸当局からも、一つ御答弁頂きたいと思います。  大臣の談話と申しますか、或いは巷間伝うるところによりますならば、行政整理の対象として蚕糸局、畜産局が相当合併、或いは整理されるように聞きますが、蚕糸行政の進展を要求されておる際に、かような不安の点はあるかないか。これは大臣から聞くのであるけれども、蚕糸局長がお出でになりますから、これに関連してこの点先ず一つお尋ねいたします。  次に、昨日スタンプ手形の延期、或いは大蔵省に交渉いたしまして、日本銀行、中金その他の機関を通じて相当融資の方法を講……

第7回国会 農林委員会 第9号(1950/03/02、1期、自由党)

○池田宇右衞門君 各委員から非常に本案の問題につきまして質疑をされておりますが、私はこの際更に指導の強化ということについてもう少しくお尋ねして見たいと思います。大臣から指導陣の活躍がなかつたから、農業の進展に対して聊か物足りないという言葉もあつたが、戦時中から日本農業は指導ということについて欠けておることは、次官、局長もお知りの通りであります。若し日本農業に対して必要ということに相成りますならば、零細農業を最も合法的に合理的に、而も今日のこの過重な税を負担して、尚且つ産業を進めて行く上においては、余程指導を十分に徹底しなければならないということは論を俟たないのであります。私はこの点に対して日本……

第7回国会 農林委員会 第10号(1950/03/03、1期、自由党)

○池田宇右衞門君 柴田さんの御辞任でそれじや引受けることにします。

第7回国会 農林委員会 第12号(1950/03/09、1期、自由党)

○池田宇右衞門君 大臣並びに農政局長にお伺いして置きたいと思いますが、農林大臣は農村の自立、又農村の振興について全精力を打込んでおられるということもよく承知いたしております。各委員から言われた通り、この問題が濃厚になれば、仰せの通り、マッカーサー元帥においても日本の農業はよく民主的に団結して、日本農業の進展性に寄與しつつあるという、折角の農業協同組合も、これがために破壊の運命の陷るというようなことに相成るまするならば、農民の蒙る損害は甚大なことは言うまでもありません。而してこの農業協同組合の育成に対しまして、一方商協においてはそれ見たことかというような考えから、報奬物資方面においては商工業者が……

第7回国会 農林委員会 第18号(1950/03/30、1期、自由党)

○池田宇右衞門君 これと直接の関係はさ程深くはないと思いますけれども、現在供出によりまして、農家の方方に対して報奬物資として木綿、その他自転車等の報奨物資が配給されておりますが、税の撤廃と同時に価格の低下によりまして、これを配給いたしました農業協同組合等において、これが金融操作の上において、非常な困難を来たされておるということは大臣、長官もお知りの通りでありまして、この点につきまして非常な苦心、御努力を拂よれて、漸く解決の運びに相成るように聞いておりますが、一日も早く御解決のことができるならばゐ農村を直接指導し又供出に関係ある農業協同組合といたしましても、金融の行詰りに対しましても安心いたしま……

第7回国会 農林委員会 第27号(1950/04/18、1期、自由党)

○池田宇右衞門君 本法の施行に当りまして一言希望申上げておきたいと思います。現在の農産物物価を見まするときに、肥料価は相当高価と思います。取締る以上成分についで農家が安心して施肥のできるように検査の適正化を図つて頂きたいと思います。若し不十分でありましたならば農家の受ける損害は甚大であるものでありますことはお承知の通りでありまして、収穫の減少を来たすのみならず、供出に当りましては阿らとの減収に対して割引供出を認められておりません。且つ反当りの所得の上について、所得税をかけるときにおいてはい収穫が減じたといつても減税をされておりません。地方税においても、地租、市町村民税おいても、収穫減によつて減……

第7回国会 農林委員会 第29号(1950/04/20、1期、自由党)

○池田宇右衞門君 大臣から若し答弁がなくても、局長、部長で結構でありますが、この際下部の問題について一つ聽いて置きたいと思うのです。  大臣は、しばしば委員会或いは本会議、予算委員会で答弁され、農村の近代化、農村の堅実なる育成は農業協同組合の育成にあると、かように申されており、又その方針であろうと私共も思つておりますが、実際今日の只今のお言葉の中にもありました通り、農業協同組合は組合自体の協同によつて組織される関係上、組合再編成の際においてその中心人物に信用のない人が当つた場合には、預金する者もなければ、運営においても指導上においても非常な欠陷を来たしておることはお知りの通りであります。従つて……

第7回国会 予算委員会 第7号(1950/03/04、1期、自由党)

○池田宇右衞門君 午餐のため一時休憩の動議を提出します。(「ノーノー」と呼ぶ者あり、発言の許可を求むる者多し)
【次の発言】 私も晝食だけの問題で言つておるので、誤解しないようにお願いいたします。


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 農林委員会 閉会後第1号(1950/09/18、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 今委員長も作報の問題でお尋ねして交渉中だというお答えですが、指導農場から更に作物報告事務所というふうに、農業の実態は敗戰後生産に対して即応するような、もつと端的に申すならば農家の実情に応じてそれぞれ農業経営の改善を目指して行くその途上におきまして、今のように急に七千人も減ずるというのは、大蔵当局が一体農業経営に対する認識がないという一端を露骨に現わしたと言われても過言ではなかろうと、かようなふうにも思われるのでありますが、又実際に日本の基本的農業経営の根本を定めて立ち上らなければならない現況から申しても甚だ当を得ない。今委員長の言われた通り生産をあずかる行政庁の長官として大臣……

第8回国会 農林委員会 第2号(1950/07/20、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今大臣より農業政策の大綱について所見の一端を承わりましたが、目下農村に対しまして非常な悩みの種になつておりますところの金融方面の施薬について御意見の発表がなかつたように承わるのであります。金融方面については、すでに農林省といたしましても、農林中金をして八億に増資させ、預金部資金より三十億という……二十八億の二十倍の、五百六十億というような大きな枠を農村方面に融資するの方途は講ぜられておりますけれども、その実際の運用に当りましては、約二百億程度は融資できはしないかと思うのでございますけれども、この点におきしまして、農村の各自が希望しておりますところの長期貸付けに対しまして、如……

第8回国会 農林委員会 閉会後第2号(1950/09/19、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 第四の條項についてでありますが、農林、漁業、その組織は法人その他主務大臣の指定するもの、法人の單位は府県單位でありますか、市町村までの單位を認めるのか、その点を先ずお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 あらゆるこの金融機関によつて、殊に農村の金融状態におきまして、公庫の設立に対しては双手を挙げて賛成するものでありますが、融資の面において、とかく農林省の農民に接近する案と、実際これを監督する大蔵当局となると、なかなか手続が面倒で、又実際事業面に対しまして、必要な金を申込んだ場合、これを査定されて非常に減額をされて、その事業が目的を達成ずることのできないようなことが往々にし……

第8回国会 農林委員会 第3号(1950/07/24、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 私は二十一日の審議を休みましたが、本法案につきましては、すでに委員の中に以前御関係のある各位はお知りの通りでありまして、それぞれ御審議を煩わし、新たに委員となられた方においても、十分に御審議を盡したいというような御見解があるだろうと思います。本日の日程を見れば、法律案の取扱いかたの打合せというようなことも出ており、又最後に本会議、議運法律案等の付記等の通過によつて変更することがあるというふうにも規定されてあるのであります。從つてこの日程表を見ますれば、明日は今委員長の申した通りでありますが、二十七日、八日、九日と全部御審議と思いますが、二十八日の午前は消してありますが、本問題……

第8回国会 農林委員会 閉会後第4号(1950/10/12、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 二十五年度と二十六年度の公共事業費増額として、土地改良その他に何割であつて、金額においてどのくらいの増額をしたというその点を端的にわかり易く一つ承わりたいと思います。
【次の発言】 まあざつと昨年の百五十七億に対して今年は二百億という目算を立てれば間違いはないかね。
【次の発言】 それでもう一つお尋ねしますが、まあ公共事業の中の、いろいろ事業をやるのですが、直営工事は最近……元は工事のいいことは国の直営工事だというふうに地方でも認識し、又私共もそう信じているのですが、今度の災害で長野県などに起つた問題もいろいろあるが、どうも直営工事になると仮人夫を使つたり、或いは出張している……

第8回国会 農林委員会 第6号(1950/07/27、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 どうも蚕糸局長の努力はよく分つておりますが、養蚕家から見ると、非常にもの足りない。もう普通にいうならば、蚕を掃き立てる前に購繭資金というものは要るのだから、そのときに予め大蔵当局と相談して、日本銀行、或いは中金を通じて、又は市内銀行を通じて繭の購繭資金に差支ないような方法を講じて、併もその繭代金が年を越してもまだ支拂が完了しないというようなことのないような処置をなぜ講じないか。又、処置を講ずるのが当然ではないか、こういう質問であると思うし、又我々は当然そういうことを要求しておるのでありますから、この点につきましてはもつと明確に一つ決意を御披瀝願いたい。  次に養蚕に対しまして……

第8回国会 農林委員会 第7号(1950/07/28、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 緊急のことをお尋ねしたいのですが、委員長が先程口頭でちよつと申出たが、北陸五県の地方の病虫害に対する施策及びこれに対し收穫の減退に対するところの至急防除方法について、何かあつたら又委員長において適当な時期に一つお諮り下さるようにお願いいたします。
【次の発言】 了承いたしました。
【次の発言】 委員長進行したらどうですか。
【次の発言】 只今岡村委員より資金貸付、又はその斡旋について質問をいたしましたところが、農地局長は交渉中だという。恐らく法案を出すにはO・Kを取る上から言いましても、……速記を止めて下さい。
【次の発言】 両次官兵熱意と努力と責任を以てするということについ……

第8回国会 農林委員会 第8号(1950/07/29、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 近藤教授にお伺いいたしますことは、私は決して地主制度を存置しろというような見解や小作料を値上げしろというような見解から申すのではない。小作については、十分に研究しておられることを拝聴いたしましたが、地主制度が存置する今日において、現在の小作料で果して地主が公租公課を負担して行かれるかどうか、若し公租公課を負担して行かれないといたしましたならば、現在の税務署の土地所有者に対するところの課税は、甚だ不当に相成るのであります。先ず以て地主方面のことを申しますならば、水田を持つております関係上、国税は勿論府県税及び市町村税、いわゆる市町村には住民税が含まれておる。殊に用水費というもの……

第8回国会 農林委員会 第9号(1950/07/30、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 進行について、甚だ委員長、理事の各位は誠に御苦労ですが、休憩中に理事会を開いて御協議を重ねて頂きたいと、かように進言いたします。

第9回国会 農林委員会 第1号(1950/11/27、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 委員長の指名といたし、委員長において指名に当りまして各派の意向を体して御指名下さるようにお願いいたしたいという動議を提出いたします。
【次の発言】 本日はこの程度で……。

第9回国会 農林委員会 第2号(1950/11/30、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 私ちよつと遅れて来まして、話の端の方を聞いたんでございますが、農林金融公庫の問題は、大蔵省所管においてこれをする。いわゆる公庫は成立しないが、特殊の方法を以て融資するというようなふうに拜聽したのでありますが、どうも次官もよく協同組合に関係し、又予算関係の課長も農村の実情はよくお知りの方だから、釈迦に説法はいたしませんけたども、これが農林省所管であつてこそ、農村の実情に副うように融資する途が開け、そこに農村の金融に対する安定感があると我々は確信しておるのであります。  然ろに大蔵省所管に属するようになりましたその過程におきまし、て大蔵当局に農林当局が折衝の間に如何なる関係でそう……

第9回国会 予算委員会 第3号(1950/11/30、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 ちよつとお尋ねいたしますが、今農家方面は別に考えると申されましたが、御承知のごとく農家は現在の米価といたしましては生産費を上廻るというような実状になつておる。その見解から行きますならば、農家方面に対して所得税は勿論、その他の税のもつと値下げをするか、或いは農家必需物資たるところの肥料、農薬、そうした方面に対するところの農家購買物資に対する価格の値下げと申しますか、適正化を図つて、そこに現在の農家の米価に対する生産価格の上廻りを適正化ならしむるのが至当だと、こういうような見解にお立ちのようなふうにも拜聽されますが、この点は如何でございますか。

第9回国会 予算委員会 第10号(1950/12/08、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今原君からそう言われましたが、今委員長のお言葉によれば各党代表者が譲り合うということは決定してない、制限されておるというお話であります。従つて又各党代表者ということに相成りますならば、今原君から仰せのような、各派で時間を讓り合うということでなくて、おのおのの派に一時間なら一時間割当てたら、その各派は、その代表者が一時間なら一時間という時間を嚴守し、その代表のかたが三十分で済めば三十分は次の会派に廻す。理事会の申合せの趣旨がそこにあつたんだろうと思いまして、その点は原さんに了解して頂いて各党は一時間なら一時間というような、只今、うちの中川君からも申した通り、会期を一日延長して……

第10回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第1号(1951/07/10、2期、自由党)【議会役職】

○理事(池田宇右衞門君) これより公職選挙法改正特別委員会を開会いたします。  去る六月二日、委員長堀君が渡米することに相成りまして、委員長理事打合の上におきまして、不肖不敏にも各位の御選挙を頂きまして委員長代理を勤めさせて頂くことに相成りました。不敏、法規典礼に暗く、民主政治の基盤とも言われるところのこの重責を全うするに対して自責の念に駆られるものであります。併しながら皆様方の格別の御指導と御援助を頂きまして、その職を汚すことにいたすという決意をいたしたのでございます。何とぞ今後よろしくお願いいたします。  議事の順序は、西郷理事より理事辞任の件、続いて理事補欠互選の件が順序として議題になつ……

第10回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第2号(1951/08/15、2期、自由党)【議会役職】

○理事(池田宇右衞門君) 只今より委員会を開会いたします。  本日の議題は、小委員長から報告を聴取した後、調査報告書を決定することであります。先ず小委員長より報告を求めます。
【次の発言】 次に調査報告書の件でありますが、只今の小委員長報告を内容に織り込んで、未了の旨、調査報告書を議長に提出したいと思いますが、如何でございましようか。
【次の発言】 それでは御異議ないものと認め、そのように取計らいます。  なお、これには多数意見者の署名を附することになつておりますから、順次御署名願います。   多数意見者署名    小笠原二三男  鈴木 直人    前之園喜一郎  松原 一彦     北村 一……

第10回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1951/05/26、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 いろいろ承わりますが、只今関連して一つだけ私はこの際意見を申して置きますが、最近の選挙に只今お話の通り経費が増加されることと違反が生ずるということは、先の、まだ公職選挙法がない時期にもおよそ選挙に先立ちまして、監督の衝に当る取締陣がよく選挙に対して法の改正された点をそれぞれ通達して、そうしてそれに事前にこういう関係を生ずればこういうふうな違反になり、結論がこうなるのだから、選挙権の行使に当つては極めて公平にその重大性を発揮するようにとの注意を十分に與えておつたのであります。  然るに今回の選挙になりましては選挙はただ勝手にやらしといて、そうして後においてどんどんこれをほじくる……

第10回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第5号(1951/06/01、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今金子さんからも申されました通り、自由党のここに掲げた選挙法に対するところの諸問題は、これも只今検討中でございまして、成案を得たというわけでありません。一応目標を立てたという程度でありますから、御了承を得たいと思います。
【次の発言】 千葉さんからもお話がありましたが、委員長が中頃と言つても、視察をして場所によつてはいろいろとございますが、各地に通達し、それぞれの公職選挙法に携わるかたがたや、それから又その地方の状況も聞きとるという必要から、六月の二十日から今月末ぐらいに観察を皆さんの御協議の上お願いして、七月の十五日頃までに各位この報告を持ち寄り下さいまして、第一回の報告……

第10回国会 農林委員会 第2号(1951/02/01、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 今の岡村さんのに関連した問題で家畜の件につきまして、私の長野県など、最近承わるところによりますれば、又鶏等の飼育に当りまして、飼料の「こぬか」が三百円が現在八百円をまだ上廻つておる。今長官にお聞きいたしましたら、公団が拂下げするときに入札制度だと、こういうふうにお聞きしたのであります。大臣もすでに鶏を飼つて知つておられるだろうと思いますが、折角動物蛋白質である豚、鶏方面におきまして、餌が非常な高騰を来たすというようなことがありとしたならば、餌代を拂いまして残るどころじやない、却つて豚の購入に当りまして差引餌代を拂わなけければならん。何も残らない。或いは借金をしなければならない……

第10回国会 農林委員会 第3号(1951/02/06、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今岩男議員から自由党と言つたけれども、自由党で私も政調会へ出ておりますが、恐らくそういう愚案を持つているものはないということを一言はつきり申上げて置きます。それから次に、これは島村政務次官もはつきりやはり自由買上をして後に強制買上ということはいずれのところでも考えていないのでありまして、この点は政府の方針が一割増産を目標としてそれぞれ指導している実情から申しまして、農民に対して不安を取除くのがいわゆる政治である。政治は飽くまでも安定を旨としなければならない。消費者階級に対して、今日の国際情勢から言つて食糧が不足を来たす「食糧の不足を来たす、これに対しては生産人たる農民がこれ……

第10回国会 農林委員会 第10号(1951/02/23、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 どうも蛇足を加えるの感がありますが、白波瀬委員の最前の御質問対して、局長からは、政府も今は非常に決意して、漸次その方、向に向う。こういうお言葉がありましたが、実際問題として養蚕家、製糸家を通じて、今年ほど自然の機会と申しますか、好機会に恵まれた年はない。そこで、一番の頂上に上れば下るということは物の道理であるが、この好機会に日本におけるところの養蚕、製糸、蚕糸を通じての本当の糸価安定政策を政府としては決定すべき時期だろう。今白波瀬さんの言う通りに、実際御存じの通り私も地方の養蚕協同組合に関係を持つのでありますけれども、養蚕方面を指導する技術員が、それぞれ供出するところの製糸家……

第10回国会 農林委員会 第11号(1951/02/28、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 これは実際問題として、一つは農業委員会がこういうところまで取上げてやるかどうかということを聞いて置きますが、その例を一つ挙げれば、地方の町村の農地委員会において、山林原野を耕作地としてそれぞれ買上げ、又町村に配代した。実際町村に配代を受けたものは開墾して、これを耕作地として使用すれば、それが適当であるのにかかわらず、その一部をただ開墾して、依然として原野として、或いは山林として残し、むしろ地主からそれを分たせたが、分たれた所有者がそのまま今申上げた通り、或いは山林に返還して所有するというような、農地委員会において法を悪用し、或いは行過ぎたというようなこともないとは言えない実情……

第10回国会 農林委員会 第12号(1951/03/01、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 先ほど白波瀬さんからも御質問がございましたが、この農業委員会の法案の全体を総くるめて言うときに、未だすべてが民主的という段階に入り、又そういうコースを、おとりになるときに、何故階層別に委員を選ばなければならないか、この理由は本当は苦しむのでございます。むしろ自作農創設をなし、日本の農業を真に時代に即応した農村経営の完璧を期して自給度を高めるならば、すべて一応市町村の農業経営においては階層などということを考えずに、そこに選ばれた委員が一団となつて、先ず下部の完璧を期するのが当然である、かように考えます。然るに小作人制度というものはだんだんなくして行くの奮然であり、又更に小作人階……

第10回国会 農林委員会 第14号(1951/03/06、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 岡村委員、佐橋主事君と共に、去冬二月二十三日より四日間に亘り、愛知県において麥の作況、供出統制、配給統制、農業委員会並びに農業倉庫等の問題について調査いたすと共に、鳴海に決定いたしました国営競馬場の予定地を視察いたしました。以下各問題ごとに調査の概要を御報告いたします。  一、麥の作況について申上げますと、愛知県農業は元来零細経営であつたのでありますが、戦後の人口増加は特に著しく、現在の農家戸数二十一万四千戸、農家人口百二十三万人であり、一戸平均人口は五・八人であり、同じく一戸当り経営規模は田畑合計六反二畝となつております。かくのごとき零細経営の上に、米麥価格の低廉及び過去に……

第10回国会 農林委員会 第20号(1951/03/20、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 本案につきましては、すでに委員長只今御報告の通り質疑は尽されておるから、直ちに御決定あらんことをお願いいたします。
【次の発言】 只今より農業協同組合法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申上げたいと思います。  現下の農業協同組合の現状に鑑みまして、農業協同組合の事業の運営に弾力性を換え、且つ、組合員の意思を組合の業務に積極的に反映させる措置を講じ、農業協同組合の健全な発達を図る必要があります。  そこで組合経営の面につきましては、役員が本腰を入れて組合経営に没頭し得るようにするためにその任期を三年にまで延長し、市町村の農業協同組合については、役員を総会外において選挙で……

第10回国会 農林委員会 第23号(1951/03/24、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今赤澤さんの御質疑の点につきましては、立案に当りましてお知りの通り、現在の二年ということでありましては、最初のこの法案の立案のときにも任期につきましてとかくの問題がございましたのでありますが、農業協同組合の現状から見まするときに、頻繁に役員を交代するというようなことであつては、現在お知りの通りに、農業協同組合の内容に対しまして民主的の組合として運営する、その運営の上にとかく堅実性を失うというような関係から、これを三年とするというように、定款の変更によりましては三年ということに延長するような方針を定めたのでございます。併しこの法案につきましては、同じアメリカにおきますところの……

第10回国会 農林委員会 第26号(1951/03/28、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 ちよつと政務次官並びに長官にお尋ねいたしますが、特に長官は日本の食糧のすべてに対して、全責任を持つて国民生活の安定、又食生活の円滑性に対して御努力をしておられるというのはよく認識し、敬意を表しておるものでありますが、先に国会において食確法が参議院を通過しなかつたことは、私の申上げるまでもなく、農民の供出に対しまして、三十一條からずつと供出を怠つた者に対しましては、懲役又は罰金に処すというこの大きな問題が一番の難点であつたのであります。麦の統制を外して生産意欲を向上し、農民生活の安定化を図るという建前になつておるにもかかわらず、第三十四條の二に、「第三條ノニ第四項ノ規定二違反シ……

第10回国会 農林委員会 第27号(1951/03/29、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 どうですもう採決をしたら……、質問はもう十分じやないですか。
【次の発言】 本員は衆議院の修正案に賛成するものであります。  ただこの際政府に一言希望いたしたいことは、元来政府があらゆる農林漁業者といわず、一般の融資に当つてとかく金融機関に必要につき申込がありましても、殊に農林漁業者の財政状態、或いはその仕事の質によりまして種々なる研究を要するような関係上、徒らに日を遅らすような不便が残されておることは各位御承知の通りであります。もとより本案の提案の理由といたしまして、農林漁業の生産力の維持増進を図るために融資するのでありますならば、これは申込と同時に、その計画、目的を達する……

第10回国会 農林委員会 第28号(1951/03/30、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 昨日お尋ねして答弁がありましたが、実際において硫黄、硫酸銅、或いはニコチン剤が、著しく昨年より入荷或いは現品が少い、殊に朝鮮動乱勃発以来、硫黄などは入手がなかなか困難だというようなこと、又戰前二十五万トンが約十万トンに近くへなるというような、内地の産出に当つても非常な減少を来たしておるときに、政府は三十五万トンという食糧は病虫害駆除によつて増収を図るという方策が織り込まれてあるというが、これらの少い品物に対しまして、どういう手段で輸入或いは製造業者にそれぞれ製造上の不便なからしめるようなふうに配給するか、その点についてもう少上詳しく答弁を得たいと思います。現在どのくらいあると……

第10回国会 農林委員会 第29号(1951/03/31、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 本案につきましては賛成をいたすものであります。ドツジ・ライン以来我が国の経済が急にデフレの傾向を来たし、特に農漁業団体においてはそのこうむる影響が甚大であつたのであります。全国一万三千の農協並びに漁業協同組合中、その影響をこうむつたのは二割乃至四割近くあるということは政府の知る通りであります。これらの組合に再建整備をなして、生産に強力なる意欲を向上し堅実なる発達をなさしむるにつきましては、政府といたしましては速かに奨励交付金を融資するにありと思うのであります。本案通過ののちにおきましては、迅速果敢に奨励金を交付して、安全にして堅実なる組合の育成に当られんことを希望いたしまして……

第10回国会 農林委員会 第35号(1951/05/18、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 今のを一つずつ申しますけれども、この問題は、私は今でも市の農業協同組合の連合会長をやつておるのですが、全く日本の技術員は経費をどこから持つて来るかというと、製糸家から、農家が出した繭の売上げの代金の一部を製糸家から逆に頂載してやつておる。そうすると白波瀬さんの言われる通りに、これは進歩がない。そこで製糸家に絶えず牽制されるような節が見える。それから技術員自体が、自分の組合から醵出して自分の組合の経費で以てやるのならば、そこに自立性があるし、独立態勢ということで強く引張ることができるが、若し国と県で金を出すならば、以前の養蚕実行組合と、それから養蚕家の組合というようなものと同じ……

第10回国会 農林委員会 第38号(1951/05/24、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 私はこの際農耕地地力増進対策に関する点について二、三質問いたしたいと思いますが、大蔵大臣がおいでになりませんから、農林大臣、安本長官からお答えを願いたいと思います。  自立経済を確立いたしまするには、食糧の国内自給の増強を図りますことの必要は今更申上げるまでもないのであります。食糧の自給増強対策はもとより、一にしてやまないのでありまするが、その中でも農耕地土壤の生産力、即ち地力の増進を図ることが極めて重要であることは周知の事実でありまして、農耕の根幹は地力の増進にあるのであります。特に我が国のように過小の農地を大多数の農民が耕作し、過小の国土を以て過大の人口を養わなければなら……

第10回国会 農林委員会 第42号(1951/05/29、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 森林法案、森林法施行法案の二案につきましては、二十二日以来鈴木さんの心配するようなことを小林、三浦、片柳その他の委員から極めて熱心に御質疑をいたし、当事者又これに答えまして本案はすでに一週間余に亘つて愼重審議を進めて来たのでございます。なお鈴木さんの御質問はあと継続されることでありましようけれども、前申上げたようないきさつでもございますから鈴木さんを以て質疑を打切り、更に討論採決に入る動議をこの際提出いたします。

第10回国会 農林委員会 第45号(1951/06/04、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 今政府で補給金を出す、これはやむを得んだろうというのだが、補給金は従前と同じトン当りですか、或いは実際に対する二十四、五割程度の価上をやはり含んでそうして補給金を出すお考えか。その補給金は大臣が折衝中でわからないと言えばわからないのだけれども、大よそ事務当局としてそこに一つの案を作つて、大臣をして大蔵当局に折衝さしておられるだろうと思いますが、この程度はどんなものでしようか。
【次の発言】 只今成案がない、併し成案がなくてただ補給金というようなことで、燐礦石は勿論政府の補給金にかねて司令部の斡旋によつて入つておるのでありますけれども、そうした場合にこの燐礦石に対する一般の関係……

第10回国会 予算委員会 閉会後第1号(1951/08/15、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 回答はいいじやないか。反省を促し且つ今後の注意を十分に嚴重にしろという程度でいいじやないか。内村さん、あなたの程度でいいじやないか。それに対する政府の答弁はあなたは要りますか。
【次の発言】 各員の賛成があるから賛成いたします。

第10回国会 予算委員会 第4号(1951/02/08、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 ちよつと電力の施設の上から申しまして、小さい問題であるが、或いは又相当地方に関連のある問題につきまして、お尋ねしてみたいと思います。配電所設置に当りまして、地元民が灌漑に対しまして非常な脅威を感じて、これが設置に当りましては相当苦労しておるような機運を至る所で見受けるのでありますが、これに対して事業委員会といたしましてはどういう手をお打ちになるか、いわる地元民の了解方に努めまして、これが設置に当りまして支障のなからん方法を講ずるお考えであるかどうか。  次に、ダム設置に当りまして、とかく河川に崩壊の箇所を生じまして、護岸工事を施さなかつたならば、耕作農民の耕作上において収穫減……

第10回国会 予算委員会 第25号(1951/03/12、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 来年度予算の特色として掲げておる政府の狙いはおおむね妥当であつて、政府の意図は諒とし、その努力を移とするところであります。然るに政府のかかる意図及び努力にもかかわらず、政府の方針に対する世論の批判はなかなか嚴しいものでありますので、政府はこれらの批判に対して納得のできる説明をなし、理解を與え、以て協力を求むることが肝要であると考えられます。かような意味合いからここで、二、三の問題について質問を試みたいと存じます。  第一は、食糧の需給についてであります。伝えられるところによれば一九五一年米国会計年度における外国食糧の輸入は、今後の見通しによれば二百八十七万トンがせいぜいであり……

第11回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第1号(1951/08/17、2期、自由党)【議会役職】

○理事(池田宇右衞門君) これより本日の議事に入ります。  只今不肖私代理委員長を仰せつかりまして、代理委員長を引続き引受けて就任することにいたします。  本日の議事は継続調査承認要求書に関する件でございます。  短期国会たる今期国会開会中に公職選挙法改正に関する成案を得ることは困難であるから、閉会中も引続き調査を継続する決議をいたしたいと思います。それから要求書の作成は委員長に一任せられんことをお願いいたします。  御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決定いたします。  次に引続きまして公職選挙法改正立案に関する小委員会を設置いたし、改正案に対する立案の草案を願う……

第11回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第1号(1951/10/09、2期、自由党)【議会役職】

○理事(池田宇右衞門君) 只今より委員会を開きます。  本特別委員会は御承知の通り一応本日を以て消滅いたしますので、本日は先ず小委員会において成案を得ました結果につき小委員長に報告を求め、次いで議長宛提出する調査報告書についてお諮りいたしたいと思います。小委員長の御報告をお願いいたします。
【次の発言】 只今小委員長の御報告がございました。右御報告について御異議ありませんか。若し御質問の個所がありましたら、この際発言を許すことにいたします。
【次の発言】 速記をとめて下さい。    午後三時二分速記中止
【次の発言】 それでは速記を続行することにいたします。

第11回国会 農林委員会 閉会後第3号(1951/09/20、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今大臣の答弁がありましたが、恐らく全農民と申しますか、漁民と申しますか、新大臣が農林行政に最も関係のある学を修め、そうしてこれに熱心であるというようなことから、非常な期待を持つておることは御承知の通りであります。政府の行政整理の途上にあることは、いわゆる健全財政樹立の上からは当然であると思いますが、若し期待するような農林行政関係におきますところの機構においてこれが機構の一大改革を行われるといたしましたならば、いわゆる玉石混淆の嫌いなしと言わざるを得ないのであります。国民一般の食糧を通じての生活安定に対して、未だこれが供出その他の事務の途上にあることは大臣知つている通りでござ……

第12回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第1号(1951/10/23、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 賛成いたします。

第12回国会 農林委員会 第5号(1951/10/30、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今のことと関連した問題でございますが、終戦後六カ年間における農家の主要物資たる米麦と、それから肥料のパリテイによつての値上りの程度がどの程度の指数を保つておるか。又昨年肥料が統制を撤廃されてから、農産物の物価と比較いたしまして、肥料の値上りのその差はどのくらいであるか。一番農家の聞きたいことと農家の知りたいところは、主要物資たる米麦と肥料の価格が均衡がとれておるかどうかということが、一番聞きたいところでありますが、これを最もわかりやすく御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 只今農政局長からの説明で了承しましたが、これを見ますると、農村の経営に対して一口で申しますならば……

第12回国会 農林委員会 第7号(1951/11/01、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 ちよつとお尋ねいたしますが、御承知のごとく食改善が次第に強化されつつある今日といたしまして、常食として野菜、果実は欠くべからざるものである。殊に勤労大衆の健康保持の上から申しますならば、今後ますますこれが必要性を増加される今日、野菜と果実において五級、十級という大きな差をつけた理由如何。又若しこうしたことの差があつて運賃輸送等に事欠くとしたら、果実中りんごのごときものは九州或いは阪神地方には次第に高いものを供給しなければならない。これに対して何か今後輸送費に対して相当手加減と申しますか、或いは料金に対しての手を打つ方法を考案しておられますか、この点について一つはつきりお伺いし……

第12回国会 農林委員会 第11号(1951/11/21、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今飯島、江田、小林の各委員からも申されたが、政府の見解はよくわかつておるのだが、生糸の価格低落の場合に買上げるというので繭価もそれに伴つて安定する、こういうのでありますが、実際において繭だけが非常な低落を来して、これを何とか処理しなければならない、現在におけるところのすべての所にそういう実証がされておるので、この点が非常な問題だと思いますが、大臣には先ほど特別なる処置を講ずると言つたが、特別なるところの処置というのは繭価下落の場合には今の養蚕協同組合に農林中金か何かを通じまして特別な乾繭に対する融資の途をお開きになる決意がありますかどうか、これが一つ。  それから次に協同組……

第12回国会 予算委員会 第1号(1951/10/17、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 第二班としては、私と伊藤委員の二名ということになつておりましたが、伊藤委員が都合ができないので、私一人で参りました次第であります。これより御報告申上げます。  昭和二十六年度予算の執行状況調査に関連して、主として地方財政平衡交付金及び公共事業費についての現地調査を行うため、去る九月五日より十一日に至る七日間、秋田県及び山形県に派遣されましたので、秋田県下においては県、秋田市及び船川港町、山形県下においては県、米沢市、赤湯町及び上郷村の合計七つの地方公共団体について調査を行なつて参つたのであります。以下その結果について簡明に御報告いたしたいと思います。  国の予算に計上すべき地……

第12回国会 予算委員会 第20号(1951/11/21、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今小林君から積雪寒冷地帶の振興方策として、二十億の経費の予算を計上したことについては政府の苦心、努力に対しては多とするが、併し実際問題といたしましては、五十町歩乃至特別の場合は二十町歩という農林大臣の答弁がございましたが、政府が実際これらの地帶において振興を期するということであつたならば、北陸とか東北というような、殊に山岳重疊たる地域においては、やはり二十町歩以下においてその研究の結果増産に適し、農業経営の実を挙げるという十分なる見通しがあるものに対しては、相当助成してこれらを達成するのが時宜に適した方法であろうと、かように信ずるのであります。この見解に立ちまして、これらの……

第13回国会 建設委員会 第29号(1952/04/24、2期、自由党)

○委員外議員(池田宇右衞門君) 只今委員長の御発議によりまして委員の皆さんの御賛成を頂きましたことをまず感謝いたします。建設委員会において、この御承知のこの日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法案に対して、農林委員会を代表いたしまして私並びに飯島連次郎君、小林孝平君私の三名が委員外発言をいたしたいと存じまして皆さんの御賛成、御許可をお願いいたす次第であります。  なお質問は大蔵大臣、外務大臣、岡野国務大臣同席の下においていたしたいと存じますので、御同意を頂けますならば、明日若し明日都合が惡かつたら成るべく近いうちに三大臣の出席……

第13回国会 建設委員会 第30号(1952/04/25、2期、自由党)

○委員外議員(池田宇右衞門君) 只今委員長から、本法案の審査に当りまして、農林委員を代表いたしまして、二、三質問の点に対する御同意を得ましたので、これより質問をいたすことにいたしたいと思います。なお質問前に当りまして、関係の出席の政府委員に対し、日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定の実施に伴う土地等使用の法案に関する閣議了解事項について、的確であるかという問題について、その閣議了解事項を最初にお尋ねいたしたいと思います。一、土地を使用し、又は使用する場合における損失補償金額の算定については、関係機関において決定する適正な補償基準によるものとすること。なお合衆国軍隊の用……

第13回国会 農林委員会 第4号(1952/02/12、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 第三班(四国班)の現地調査の結果を御報告申上げます。  四国班は鈴木委員御病気のため、松永委員と私で、香川、徳島の農業経営の実情と、農業協同組合の実態を見て参りました。先ず高松に着き、県庁で県下農業の実情と、農業協同組合の一般的な動向について資料によつて説明を聞きました。御承知のごとく香川県は大阪府に次ぐ面積の狭い県で、耕地約五万町歩、一戸当りの耕地面積は水田四反二畝、畑一反三畝、計五反五畝となつております。併し県の経済は農業を主とし、農業政策は県政の最も重要な部門となつております。香川県農業の特質は溜池灌漑の多いことで、全国平均では七〇%が河水を灌漑に利用している現状にあり……

第13回国会 農林委員会 第5号(1952/02/14、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 結構であるが、委員の発言後に一つお願いします。
【次の発言】 只今農地局長よリお話がありましたが、関係調達庁或いは外務省から来ておられますので、直接お尋ねしたいことは、接収された耕地が先に事変の際に飛行場であつた分、或いは演習地であつたか、或いは事変後新たにそれぞれ耕作地に向けられた土地であつたか、先ずこの点をお尋ねし、次に開拓地ではあるが、新らしく原野を開拓したものであるかどうかということを先ず第二にお聞きいたします。  第三に更にお尋ねいたしますことは、これらの土地の接収は勿論だが、若しここに予備隊なり或いは兵舎なりが設置される場合には、そこに行くところの道路等も相当接収……

第13回国会 農林委員会 第6号(1952/02/19、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 先ず以て一つ三者に総括的質問を申上げて、あと順次お尋ねしたいと思います。第一は、肥料は申すまでもなく農家がこれを消費いたしまして、日本内地におけるところの絶対量の不足をする食糧並びに農産物の増産、いわゆる自給度を高めるために消費することは勿論であります。従つてこの肥料の製造に対する主権と申しますか、監督すべき省は、我々といたしましては当然農林省が監督しなければならないと、かように信じております。今日電力と輸送と二つの面から見まして、通産省に製造会社の主力を置くということは当を得ない。これは対する農林、通産、安本の出席者より適切であるかどうか、いわゆる農林省に置くのが適切だと私……

第13回国会 農林委員会 第7号(1952/02/21、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 今の御説明によりますれば、災害が二十二年度から二十六年度までで四五%だけは工事が完成したが、あと五五%完成しないと言えば、二十二年から三、四、五、六、五カ年の工事のうちに、勿論二十六年度の災害が一番大きいという結果がここに証明されているだろうと思いますけれども、若し二十二年度の工事が五年の後になお片付かない、同時に五年間も地方に対する災害復旧の助成金が行かないというようなことに相成つておれば、その地方における災害を受けた町村は非常な苦痛の中に追い込まれて来る。私どもが地方視察におきまして、常に災害復旧費が二年も三年もたつて、もう我々の自力によつて相当借財を生じて、復旧に努めた……

第13回国会 農林委員会 第10号(1952/03/05、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 森田さん、三橋さんその他の各位から肥料問題について質問があり、大臣からあらゆるところから答弁がありましたが、一番根本は、すでにあらゆるところに対して政治的にも農村問題を研究する大臣に対して、今更かれこれ言う必要はないと思うのですけれども、最後の政治的決意に対して、方針に対して欠けておるところの点があるように、かように考えまして、この際本当の決意を一つ促がしたい。申すまでもなく方針として自給度を高め、国内の農産物の生産を増収さして食生活の安定、国民生活の安定を晝夜怠りなくこれを高進させる大臣といたしまして、少くとも肥料問題はこの際通産省より農林省所管として、全国の肥料消費の農家……

第13回国会 農林委員会 第17号(1952/03/26、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今飯島さん御提案の修正に賛成いたすものであります。なお本案に対しましての希望と申しましては、只今の乾繭倉庫に対しましては、修正の御趣旨にもある通り、養蚕農家が生繭の取引の上におきまして、値段その他の悪條件を招くときに倉庫の必要ありというところに狙いがあるというようなことにおきまして、どこまでも乾繭業者に利用されるようなことなく、養蚕団体、或いは組合製糸、或いは製糸家等の実際に必要なかたがたに政府は十分愼重を期して融資されんことを希望するのであります。なお農業倉庫におきましては、食糧の増産、自給度を高める政府の方針からいたしまして、本年度の融資を更に来年度も継続いたしまして、……

第13回国会 農林委員会 第22号(1952/04/16、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 大体三浦さんその他の委員から非常な結構な要点の御質問を開陳して下さいまして今更蛇足を加えることもございませんけれども、この際十分にその内容について今少し深く掘り下げて実地について尋ねて置く必要がある、かように思うのでありまして、御質問いたす次第でございます。  只今予算の関係ですが、この法案はないよりは非常に結構である。又これだけの法案を提案するという急傾斜地帶の農業振興は非常にいい法案であると思いますけれども、その肝腎の予算の裏付けが十分でなかつたならば、折角の案も画に描いたぼた餅というような結果に陷り易いのが今日の日本の農業政策に対する一番の欠陷である、かように私どもは常……

第13回国会 農林委員会 第28号(1952/04/25、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 早期供出を奬励している意味から言つて、八月の下旬或いは九月の上旬に供出した、つまり仮価格の決定前に供出したものに対しても、やはり仮価格決定から本価格決定までの差額金利を支払うという方針はおとりになるのでしような。

第13回国会 農林委員会 第31号(1952/05/09、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今岡村さんから、実に国民食生活の安定を通じまして、国民の食生活に対する非常な結構な御質問がありまして私ども感激しております。政府が米の配給制度を施行されて以来、私は実際米の取れない地方まで米を配給する関係上、そこに非常な国民全般の食生活の上において米の必要量が増して来たということはよくお知りの通りでございますが、その増した程度がどのくらいの程度になつておるか。  それから、従来米がなくて麦食を或いは粉食或いはつぶし麦その他野菜等を入れて、麦を主食としておられたところのかたがたの健康が却つて米を主体とするところの食生活の変革によつて健康がだんだん弱体化したという実例も見つられ……

第13回国会 農林委員会 第35号(1952/05/16、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今政務次官から農業共済の基金、又実際災害に対するところの真金の支払を迅速果敢にいたして、その災害の程度を少くするというような御趣旨は、確かに政府の方針として一歩前進したことである。こういうふうに私どもも同感である。併しながら岡村さんや今松永さんが言われたが、根本の考えが違うかどうか。保險課においても農政局においてもいま少しく研究して頂きたいことは、敗戦の後における日本はあの通りの混乱時代であり、又占領治下であつたから、あらゆる施策が農村に対しても極めて惠まれなかつた、又農村にも経済上相当そこに正しいルートに乗つた経済と経営とが実現しなかつた。併しながら今後の日本の農業を見通……

第13回国会 農林委員会 第40号(1952/05/27、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 関連してちよつとお尋ねしますが、検査員の手数料はわかつているが、検査員に対する給料、報酬の支給は全部国庫でやるんですか。
【次の発言】 然らばこの手数料はやはり国庫の收入となるのですか、地方庁の收入になるのですか。
【次の発言】 今飯島委員からもお話があつたが、検査料は成るべく低廉でやるというところに検査の徹底と品質の改良を通じて増産に拍車をかけるということに相成るので、これは飯島委員の御意見は私は御尤もだと思う。実際を知つている飯島委員が真意を披瀝しているのだと思いますが、原案が上程された以上、この原案については是非の、又は肯定の問題は私はここで申上げません。申上げませんが……

第13回国会 農林委員会 第44号(1952/06/02、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今岡村さんからの非常に農村協同組合の強化策についての農林当局への御質問でございましたが、私本感心してその趣旨を聞いておりましたが、そのお言葉の中に長野県の協同組合は、あらゆる観点から非常に進展しているというようなお言葉がございましたが、委員長もお知りの通り、長野県におきまするところの経済連という、総合している連合会ですら三億に近い赤字を生じている。その一例を見ましても、今日の状態を以ていたして行けば、協同組合は弱体の一途を迫るということは争えない事実であります。そこで六カ年八カ月の長い間アメリカ側の占領治下において、日本の農村を理解していないかたが日本の農村を指導した。そこ……

第13回国会 農林委員会 第47号(1952/06/06、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 本案につきましては、私は島村さんの修正並びにその他は原案に賛成いたすものであります。農村は国民生活の基本なる食糧生産の大任を全うする役目を担いながら、これが育成拡充には余り今まで手が打たれておらざりしは遺憾であると地方民の一部に庫が起りつつあることは御認識の通りであります。最近に至りまして政府は種々なる政策を取入れ、農村安定化に努力されつつありますことは誠に結構な適切なことであろうと思います。併しながら日暮れて道遠しの感なきにしもあらず、災害復旧方面を見まするならば、復旧耕地、道具等に未だ千五百億程度の補助費を支出しなければなりません。数年後の今日に至りましてもなお残存する現……

第13回国会 農林委員会 第53号(1952/06/18、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 本日私は、私の党の幹部会に参りましたところが、肥料需給調整法案を提案されんとしておるところの議員各位の案の説明の途上におきまして、この案に反対されるところの議員諸君は、総選挙に対しましても農民に反対の理由を話し、又団体からはこれらの問題に対して反対する者には、選挙に際して投票をしないような強力に団体各位が呼びかけておる云云という言葉があつたのでございます。団体はそこまでタッチすべきものでないだろうと思います。法案の内容の是非及び法案が農民全体に及ぼす過組においては、慎重に慎重を重ねてこれを成案し、或いは更に可決するというのは、議員に与えられたる権限であつて、団体といたしまして……

第13回国会 予算委員会 第8号(1952/02/21、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 公共事業費についてちよつとお尋ねするが、ここに公共事業費の残事業として一千五百億まだ国費負担の分として残つているというようなことから考えてみますれば、そのうちの三〇%は二十七年度予算の間にやり、七〇%が残る。年々災害が起る。且つその災害程度が増すような現段階におきまして、一体何年経てばこの災害残事業ができるのか。又この過年度残事業の実際に要る経費は二千二百億と出ておりますが、年々こうした……、若しこれが公共事業費で助成するというようなことに相成りますならば、その地方におきますところの市町村は二年も三年も前の補助費を受取らないということに相成るのでありまして、この点につきまして……

第13回国会 予算委員会 第26号(1952/03/24、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 講和の発効に伴い、国家の自立自衛と昭和二十七年度予算の性格との関連を初めとして、来年度予算に関する概括的且つ基本的問題についてはすでに各委員によつて各方面から検討が加えられ、政府の所信が明らかにされましたので、このような問題に関してはこれ以上の質問は行う煩を避け、私はここで主として内政問題、特に私が平素深い関心を持つている農村問題について二、三の質問を試みて政府の所信を明らかにし、且つその努力を促すと共に国民をしてよらしめるところあらしめる資としたいと存じます。  政府は一方において外米輸入懇請のため根本君をビルマに派遣しております。然るに内地においては御承知の通り農業協同組……

第15回国会 農林委員会 第2号(1952/11/24、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 会計課長からの説明のうち手取り早い十二月を控え、又一月の飼料その他の資金からいつて農林漁業資金特別会計へ五億円を繰入れるということは誠に当を得たことであるが、併しこの借入に対して二月も三月もかかつたり、いろいろの調査等があり、農林中金を通じ或いは更に信用組合を通じて融通するだろうと思うのだが、種々なる手数で三月も四月もかかつてどうも農民が実際手に入るときに又その二割くらい保証金だなんといつて本当に地方の必要な、間に合うようなふうに近頃行かないようなことがたびたびあるのだが、特に農林官房としては、これらに対して十分なる注意と、又欲する時期を失しては折角の金も効果ないということは……

第15回国会 農林委員会 第3号(1952/11/25、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 私ほちよつと遅く来まして、最初から聞きませんでしたが大体、大臣は就任以来日浅いのにもかかわらず、よく勉強しておるということについては敬意を表します。併しながら新らしい日本の出発には、国民の四割以上を占める農民の安定化、もつと申上げますならば、国内態勢の強化から見て、農民が本当に勤労意欲を増進させるということでなかつたならば、如何なる計画を立てても、計画倒れに終る。そこで農民の勤労意欲を如何なる方法を以て昂揚させるかということに、私はここに一つの決意を置いて欲しい。その次において、五カ年計画をお立てになつて“予算の裏付けをなすという計画に対しては、これ又敬意を表す。併しこれだけ……

第15回国会 農林委員会 第9号(1952/12/12、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 皆さんの御了解を得まして、委員長から質疑が残つておりましたらこの際質疑ということでございますが、大体質疑が尽きておるということは、少々語弊があろうと思いますけれども、この際質疑を御了解の下に打切つて、直ちに討論採決ということに、皆さんの御了解を得べく提案する次第であります。
【次の発言】 只今藤野委員からも申されましたごとく、かねて予算総会におきましても、大蔵当局に対し、農村漁村方面における災害については、それぞれ復旧に対し、農民の汗と熱との努力によつて、これらの復旧に対し非常な力を以て復旧に当つておるにもかかわらず、未だ災害に対するところの復旧費の助成が二年三年に亘るという……

第15回国会 農林委員会 第17号(1952/12/24、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 さきほどの法案と同じく、非常にこれは戦事中又敗戦後において、試験研究が極めて遅れたと申しますか、統合されたような結果で、誰人も、又協同組合におけるところの品種の改良からいつても、当然必要なことであるとこう思うのであるが、その予算の裏付け、それから今提案者の、農業改良研究員を設置するが、研究員に対する十分なる技術者を同時に得られるかどうか、この見通しについて局長より一つ御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 以前に統合された試験場の分場等においては、その地方に対する適作、又寒冷或いはその他に対するところの極めて必要な分場があつた。これらの点に対しても将来経費の許す範囲におい……

第15回国会 予算委員会 第9号(1952/12/06、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 公共事業費について、又その他農業の五カ年計画に対しては、いずれ総括的の質問の際にしたいと思います。ただ関連するから一、二をこの際お尋ねいたしまして明確にして置きたいと思います。大蔵、農林両者の説明によりますれば、二十四、二十五、二十六年の災害に対する過年度支出というような説明を承わつたのであります。申すまでもなく災害復旧をいたすについて、その払われた耕土復旧に対する費用は、当然各自、或いは復旧組合を作れば組合の負担になつておるということはおわかりのことであります。ひとり農業災害のみならず土木災害においても、総計一千五百億に近い災害復旧は順次三年か五年の間に復旧したいというが、……

第15回国会 予算委員会 第15号(1952/12/20、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 議事進行について、岡田、内村の諸君から大蔵大臣、主計局長に対しての質疑応答を聞いたが、成るほどこの問題については我々が聞いておつても、即日即決に上るものでないように認める、よつてこの際動議を提出いたしたいと思います。この題について委員長は委員会を散会し、理事諸君と打合せ、政府当局は確実に答弁のできるような方途を講ずる、本日は散会の動議を提出いたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

第15回国会 予算委員会 第18号(1952/12/23、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 政府は只今農村漁業資金の融通と言いましたが、今回の補正予算案の補助費として、五億七千六百三十一万三千円を追加要求し、その他農林漁業予算に二百八億以上の融資をお説の通り実行しつつあります。併しながら、農業協同組合は、御承知の通り日々衰退の様相を増しております。政府はこの事実を見まして、今後これに対するところの如何なる手を打たんとしているか、協同組合の組織は申上げるまでもなく、日本の農家に準備や自覚のないのにもかかわらず、天降り的組織を命じたので、農村にしつくり合わない弊害は認めたので、このたび団体の再編成を提案されておると、かように信じます。併し弾力性が弱まり、自主性が欠けんと……

第15回国会 予算委員会 第21号(1953/02/16、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 今の問題については、折角予算委員会で今申された通り種々協議をしても、建設委員会で進行して決定されてしまつては後の祭になるという虞れがありますから、その点につきましては委員からも申した通り委員長から本日において、予算委員会でこの問題について審議の上意見を申上げたいから、それまで建設委員会が結論を出さないようにという申入れをしておいて頂くように、かように皆さんの御賛成を頂きたいと思います。


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 郵政委員会 第1号(1953/05/28、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只令より郵政委員会を開会いたします。  このたび、私不敏の身を顧みず委員長に就任いたすことになりました。何とぞ皆様がたの御指導を御協力とを得まして、その職責を全ういたしたい決意でございます。一層の御支援をお願いいたします。  これより理事の互選をいたしたいと思います。理事の数は二名で、自由党及び緑風会よりそれぞれ出すことになつております。互選の方法は如何にいたしたらよろしうございましようか。お諮り申上げます。
【次の発言】 只令三木委員の御提出の動議について御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  それでは私より、本委員会の理事に中川幸平君……

第16回国会 郵政委員会 閉会後第1号(1953/10/23、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  本日は、公報を以て御通知申上げましたように、郵政職員の給与体系是正に関する調停案の問題について政府当局に質疑、及び派遣議員の報告を行いたいと思います。  先ず派遣議員の報告を求めます。報告につきましては、一班の代表は来ておりませんから、二班にお願いいたします
【次の発言】 なお、私も関連質問というよりも希望を申上げたいと思うのですが、今の報告にもありました通り、給与体系が、あとで質問出るでしようから、そのときに申しますが、極めて低廉で地方の局舎を提供しているので、固定資産税が場所によつては非常にかかつて困る。それから各局舎の修……

第16回国会 郵政委員会 第2号(1953/05/29、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開きます。  本日は第十六国会当初の委員会に当りますので、郵政大臣より所管事項の説明をいたしたいとの申出があります。先ず大臣の説明を聞いた後、郵政職員の給与体系是正に関する調停案の審議に入りたいと思います。御異議ございませんか。
【次の発言】 異議ないものと認めます。
【次の発言】 これより御質疑を願うことにいたします。
【次の発言】 なおこの際、永岡委員に一つお願いしておきますが、大臣は衆議院の委員会で同じ時刻に委員会を開き、うちのほうへ先に出席を願つたというわけでありますから、大臣の質問は一つ……。

第16回国会 郵政委員会 閉会後第2号(1953/10/28、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  本日は先ず派遣議員の報告をお願いいたして、次に郵政省関係行政機構改革の問題等について政府当局に質疑を行いたいと思います。  柏木委員より御報告をお願いいたします。
【次の発言】 それでは日程に基きまして、行政機構改革の問題について、引続き知り得る範囲を人事部長からこの際お話を願うことにいたしたいと思います。なお、質疑等は順次これに基いて継続してやつて行きたいと思います。
【次の発言】 何か御質疑等がございませんか。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか。それでは永岡委員からも質疑の申出はありますけれども、未だに見えませんか……

第16回国会 郵政委員会 第3号(1953/06/19、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今から郵政委員会を開きます。  本日は郵政職員の給与体系是正に関する調停案その他について御質問をお願いします。なおあらかじめお願い申上げておきますが、郵政大臣は衆議院郵政委員会並びに衆議院決算委員会に出席を求められております。従つて大臣に対する質問から先にお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 開会のときにも申上げました通り、決算委員会からたびたび大臣の出席を要望して是非一つというように私の手許に来ましたが、十一時ちよつとで大臣の答弁は皆さんの御了解を得て他の委員会に廻すことにいたしまして、政務次官、人事部長がお見えになつておりますから、そのかたがたによつて答……

第16回国会 郵政委員会 第4号(1953/06/30、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  本日は郵便法の一部を改正する法律案、並びに郵便物運送委託法の一部を改正する法律案について御審議願いまして、その後に郵政職員の給与体系是正に関する調停案の件、及び今次九州を襲つた濃雨による郵政関係の被害状況について、政府よりの説明並びに質疑を行いたいと思います。  郵便法の一部を改正する法律案は去る二十七日衆議院において可決せられました。従つて本日は本審査でございます。先ず両法案に対する政府からの提案理由の説明を求めます。塚田郵政大臣。
【次の発言】 質疑を願います。なお、質疑は便宜上郵便法の一部を改正する法律案についてお願いし……

第16回国会 郵政委員会 第5号(1953/07/15、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。先ず郵政職員の給与改訂是正に関する調停案のその後の経過について、その他政府より説明を聞きたいと思います。
【次の発言】 承われば六月一日から百というように聞いておりますが、閣議決定もその後の報告を聞きませんが、只今党の政調会から報告があつて、そのように拝聴いたしましたが、この点について何かお聞きになつておりますか、或いは御調査になつておりますか。
【次の発言】 いや閣議決定及びその後の給与改訂に関する実施期……。
【次の発言】 最初私どもは只今中川委員の御質疑の通り、三十六億程度で、そのうち五億は一般会計より繰入れと申しますが郵政……

第16回国会 郵政委員会 第6号(1953/07/22、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  本日は郵便物運送委託法の一部を改正する法律案について御審議をお願いいたしたいと思いますが、本法律案は、この二十一日衆議院において修正の上、更に附帯決議を付して議決されたものであります。衆議院の修正案、附帯決議はお手許に配付いたしておきましたが、念のため朗読いたしたいと思います。専門員をして朗読をいたすことにいたします。
【次の発言】 他に何かございませんか。
【次の発言】 只今中川委員から質疑打切の動議が出ましたが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  それではこれより討論に入ります。討論のおあり……

第17回国会 郵政委員会 第1号(1953/11/06、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 他に御発言もなければ、本日の委員会はこれにて散会いたします。    午後三時五十六会散会

第17回国会 郵政委員会 閉会後第1号(1953/11/17、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  本日は公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件、(郵政事業)を議題にして御審議を願うわけであります。  本件については、質疑に入るに先だちまして、政府、仲裁委員会、労働組合の三者から説明を聞く必要があると思います。政府からは先日の委員会で提案理由の説明を求めましたので、本日は先ず仲裁委員会、労働組合側の意見を聞きたいと思います。従いまして、この際お諮りいたします。全逓の横川委員長を参考人とすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めて決定いたします。  これから本日の審議……

第17回国会 郵政委員会 第2号(1953/11/07、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) これより郵政委員会を開会いたします。  先ず公共企業体等労働問題関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件を議題といたします。御質疑のおありのかたは御質疑を願います。
【次の発言】 継続審査を先にやつて、答弁をして頂くことにいたします。  なお、本件につきましては、本院規則第五十三条によりまして、閉会中の継続審査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 異議ないものと認めます。さように決定いたします。  なお要求書の案文等は委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

第17回国会 郵政委員会 閉会後第2号(1953/11/18、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  本日は公共企業体等労働関係法第十六条第三項の規定に基き、国会の議決を求めるの件を議題といたします。前日に引続き質疑を行います。順次御質疑をお願いいたします。
【次の発言】 速記とめて。
【次の発言】 速記を始めて。他に質疑ありますか。
【次の発言】 只今中川委員から、皆様お聞きの通り申合事項の提案がございましたが、皆さん御異議ございませんか。
【次の発言】 「決議に基き」ということに訂正してこれを要望するということに御異議ございませんか。
【次の発言】 決定いたしました。  なおこの際、私からも一つ大臣に重ねて関連する問題でご……

第18回国会 郵政委員会 第1号(1953/12/02、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  先ずお諮りいたします。本委員会は閉会中、公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件の継続審査並びに郵政事業の運営事情に関する調査を行なつて参りましたが、いずれも結論を得るに至りません。参議院規則第五十五条により、報告書を提出いたしたいと思いますが、御異議、ございませんか。
【次の発言】 異議ないものと認めます。  なお、報告書の内容、手続等委員長に御一任願いたいと思います。
【次の発言】 報告書については多数意見者の署名を煩わすことになつておりますので、順次御署名を願います。   多数意見者署名 ……

第18回国会 郵政委員会 第2号(1953/12/07、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  本日は先ず請願の御審査を願いまして、次に仲裁裁定の審議に入りたいと思います。  請願第百十六号茨城県小里村に簡易郵便局設置の請願、次に請願百十七号福島県郡山亀田郵便局復活に関する請願、百十八号大阪府豊中郵便局庁舎の移転新築(関する請願、以上につきまして勝矢専門員から趣旨の説明を願うことにいたします。
【次の発言】 これに対して、松井郵政省郵務局長。
【次の発言】 別に御発言がないようですから、採択することに御異議ございませんか。
【次の発言】 全会一致で決定いたしました。百十七号。

第18回国会 郵政委員会 第3号(1953/12/08、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  本日は公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件(郵政事業)を議題といたします。  なお、衆議院より送付いたして参りました案は、右の件は公共企業体等仲裁委員会裁定中第一項は昭和二十九年一月以降実施するものとしてこれを承認するという議決であります。これについて御質疑がございましたら質疑を願います。
【次の発言】 他に御発言がございませんか。
【次の発言】 他に御質問もございませんようですから、質疑は尽きたものと認めて御異議ございませんか。

第19回国会 法務委員会 閉会後第1号(1954/09/13、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 ちよつとお尋ねしますが、ただいま小林、亀田両委員からの御意見があつたのでありますが、御承知の一ことく衆議院が十五日吉田総理を喚問するというのに、うちのほうも出席しなかつたというようなことに相なりますならば、委員会といたしましても又考慮しなければならない。この点についても委員長及び理事はよく一つ委員会を開いて委員会に出席するというような政府委員に向つて出席を要請した場合にはできるだけ政府委員は出席するようなふうにお取扱いを願わなければならない。だからそういうような点から考えましても、ここは一つ慎重に委員会のあり方の鼎の軽重を問われんような方法を十分に御考慮を願いたい。この点特に……

第19回国会 法務委員会 閉会後第2号(1954/09/14、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 大臣の構想、また日本の再建の上から非常にけつこうなことであると思いますが、一、二お尋ねしますが、御承知の通り日本の現在風紀の頽廃をしておる、殊に青年層においては非常な紊乱を思想上しておるという状態であるが、まずその思想上、教育方面から十分にこれらを是正して行かなければならんと思います。この方面から自然に堕落してそういう行為に入る者がたくさんある現在なのであります。これらとどういう関係をもつて今後是正の方途を講ずるか、この点について一つお尋ねします。
【次の発言】 ただいま大臣の御答弁の中に、制度を設けて職を授けて安定する方面からこれが是正を図るということは、非常に機宜を得た処……

第19回国会 法務委員会 閉会後第13号(1954/11/04、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 ただいま羽仁委員からもちよつと御指摘がございましたから、この際一つ希望を入れて質問というわけではないが言つておきたいと思いますが、御承知の通り、長官初め各位はきわめて民衆の警察であり、民衆に親しまれる警察であり、また民衆に信頼される警察である制度のために努力しておるという、その御答弁には、非常な賛意を表するものであります。しかし、地方の都道府県が警察制度の改革によりまして赤字財政を続出しておる現在であります。かような意味からもちまして、本件のような事件がもし他に続出するような場合ありとしたら、実際は国民が先の特高警察あるいは刑事警察、いわゆる警察は民衆から離れた旧制度に逆戻り……

第19回国会 郵政委員会 第1号(1954/02/01、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  本日は再開後最初の委員会でありますので、大臣より所管事項について説明を願いたいと思います。塚田郵政大臣。
【次の発言】 次いで、これらに対しまして質疑を行うわけでございますが、大臣は衆議院予算委員会にも出席の要求がありまして、郵政当局に対し人事異動がありました関係上、質疑は次回の委員会で行うことにし、本日は所管事項の説明のみにとどめたいと思いますが、御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  それでは本日はこれにて散会いたします。    午後三時四分散会

第19回国会 郵政委員会 第2号(1954/02/05、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  本日は先日の委員会で郵政大臣より説明をされました郵政省所管事項について質疑を行いたいと思います。これより質疑を願います。
【次の発言】 只今のに関連して、弘も一つ大臣に光尋ねしたいと思いますが、永岡委員の御質問の中に、同一区域にあることは私はそう承知しておりますが、監察局は区域は一貫していても建物は別個になつておる、郵政局の……例えば永岡さんの地元を見ても大抵そういうふうに私は承知しております。この点は大臣御存じでないだろうと思いますから、荒巻上席監察官に聞きますが、同じ建物の中に地方になれば入つているようなところはたんとない……

第19回国会 郵政委員会 第3号(1954/02/15、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  本日は前回に引続きまして郵政省所管事項について質疑を行いたいと思います。先ず簡易保険の最高制限額の引上げの件を議題といたします。なお、大臣は只今衆議院の予算委員会に出席をして答弁をしておるので、後刻出席することをお許し頂きたいと思います。順序といたしまして白根簡易保険局長に構想の一端を説明願うことにいたします。
【次の発言】 御質疑等がございますれば……。
【次の発言】 それじや今のこの問題は、ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 なお私からも、先ほど保険金の増額問題に対しまして、政務次官、局長の……

第19回国会 郵政委員会 第4号(1954/02/23、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  前回に引続きまして、郵政事業の運営実情について調査を進めます。順次御質疑を願います。
【次の発言】 ちよつと速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 ちよつと関連して私からも要望しておきますが、幸い政務次官その他の方々がおいでになりますので、今回の異動については何も申しませんが、時期が、北海道初め東北、北陸地方のような寒い地方には、異動に際して相当各異動されたかたが経費が増加するという一点と、まさに三月は家庭における、学童が新らしく中学から高等学校へ行く、或いは小学校から中学へ行くというように、学童の移動期で……

第19回国会 郵政委員会 第5号(1954/03/04、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今上り郵政委員会を開会いたします。  先ずお諮りいたします。委員の異動により当委員会は理事が一名欠員になつておりますので、その欠員の互選を行う必要があるのであります。これについては成規の手続を省略して委員長において指名いたすことにしたいと思いますが御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。瀧井治三郎君を理事に指名いたします。
【次の発言】 それでは簡易生命保険最高制限額の問題に関連して議員派遣を行いたいとの御意見がありますが、如何でございますか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  この問題に関連して議員派遣を行うことに決定し、派遣……

第19回国会 郵政委員会 第6号(1954/03/16、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  本日は簡易生命保険法の一部を改正する法律案について審議を行います。  先ず郵政大臣より提案理由の説明を願います。なお、質疑はその後においてお願いいたします。念のため申上げますが、今回の法律案は政府より十三万円で提出されましたのを、衆議院によつて十五万円に修正されました。従いまして、審議いたしますものは、衆議院修正を含めたものでございます。
【次の発言】 他に御質疑がございませんか。御質疑がないようでございますから質疑は尽きたものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。これより討論に入ります。御意……

第19回国会 郵政委員会 第7号(1954/03/23、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  三月十日より十三日の四日間、簡易生命保険の最高制限額引上の問題等を調査するため二班に分かれて議員派遣を行いましたので、先ず派遣議員の報告からお願いいたしたいと思います。第一班の報告を願います。
【次の発言】 第二班の御報告をお願いいたします。
【次の発言】 次に郵便為替法の一部を改正する法律案、郵便切手類売さばき所及び印紙売さばき所に関する法律の一部を改正する法律案を先ず議題に供します。右の二法案は去る十八日衆議院より送付されたものでありまして本付託のものであります。なお、郵便為替貯金法の一部を改正する法律案は十九日衆議院郵政……

第19回国会 郵政委員会 第8号(1954/03/25、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より委員会を開会いたします。  本日は郵便振替貯金法の一部を改正する法律案について御審議を願うわけでありますが、本法案は二十三日の衆議院本会議において可決されまして、本院に送付されたものであります。  これより御質疑を願います。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか。他に御質疑もございませんようですから、質疑は尽きたものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  それではこれより討論に入ります。御意見のおありの方は賛否を明らかにしてお述べを願います。なお、附帯決議案は討論中に提出する慣例に、なつておりますので、附帯決議案は討論……

第19回国会 郵政委員会 第9号(1954/04/13、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) それでは只今より郵政委員会を開会いたします。  本日は郵政省職員定員の問題について調査を行いたいと思います。本件については、目下内閣委員会で行政機関職員定員法の一部を改正する法律案として審議を行なつておるのでありますが、当委員会としても重大な関係がありますので、調査事件として特に取上げた次第であります。定員法に関する問題は各省の重要な事項であるが、特に郵政のごとき現業官庁においては、国会においても慎重に審議せねばならないものであります。衆議院の郵政委員会では十分に論議が尽され、郵政当局も詳細に亘つて説明されたようであります。本委員会は未だその機会がなかつたので、本日……

第19回国会 郵政委員会 第10号(1954/04/15、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より委員会を開会いたします。  郵政事業の運営実情に関する調査を議題といたします。郵政省職員定員に関する件につきましては、一昨日本委員会において一応郵政当局から説明を聞き、質疑を行なつたのでありますが、本日は更に引続き本件について質疑を行うことにいたします。質疑のあるかたはこの際御発言を願います。
【次の発言】 私も関連したことですから、局長と次官とお二人から聞いておきますが、松井局長はこの間公用のために御出張なすつていなかつたが、渡辺次長は確信を以てこの定員において而も郵務関係はやつて見る、又確信があると言つたから、私は注意しておきましたが、只今の松井局長は定……

第19回国会 郵政委員会 第11号(1954/04/22、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より委員会を開会いたします。  郵政省職員定員に関する件を議題といたします。本件に関しては、本委員会において慎重に調査を進めて参つたのでありますが、本日は特に全逓従業員組合中央執行委員長に御出席を願い、御意見を拝聴することにいたした次第であります。横川参考人には御多忙中のところ御出席下さいましたことを厚くお礼申上げます。これより本件について簡明に御意見をお述べ下さるように願います。
【次の発言】 委員の各位にお諮りを申上げますが、只今御出席を頂きました横川参考人に対しまして、何か御質疑がございましたら、この際お尋ねを願うことにいたしたいと思います。

第19回国会 郵政委員会 第12号(1954/04/30、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開会いたします。  御報告申上げますが、行政機関職員定員法の一部を改正する法律案について内閣委員会に連合を申入れましたが、内閣委員会では連合を受けるとのことでございます。連合の日取りについては追つて御通知申上げることにいたします。  本日の、審議は公報を以て御通知申上げてありますが、軍事郵便貯金等特別処理法案に対する質疑、簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する調査及び請願陳情の審査を行いたいと思います。  軍事郵便貯金等特別処理法案は本月二十四日当委員会に付託になりまして、本日がこれに関する審議の最初の委員会でありますので、先ず提案理由の……

第19回国会 郵政委員会 第13号(1954/05/07、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より委員会を開会いたします。  ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  次に、軍事郵便貯金等特別処理法案(予備審査)を議題といたします。前回に引続き、これより質疑を行います。質疑のあるかたは御発言願います。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。    午後一時五十七分散会

第19回国会 郵政委員会 第14号(1954/05/11、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より委員会を開会いたします。  軍事郵便貯金等特別処理法案を議題といたします。右法案は、昨日衆議院より本院に送付せられ、直ちに本委員会に本付託と相成つた次第ございます。これより本案の質疑を行うことにいたします。
【次の発言】 只今柏木委員より緊急質問といたしまして、お聞きの通りの問題を質疑いたされました。よつて議題は議題といたしまして、緊急でございますから、この際、政府側から答弁を煩わすことにいたします。
【次の発言】 なお私からも渡辺郵務局次長にこの点で一つお尋ねしておきたいことは、頻繁にこういつたことの事件が起きて来ると、集配人もそれから配達人も、非常に警察……

第19回国会 郵政委員会 第15号(1954/05/18、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より委員会を開会いたします。  最近における郵便物配達先調査事件に関する件を議題といたします。質疑のある方は御発言を願います。
【次の発言】 公安調査庁次長です。
【次の発言】 ほかに質問等はありませんか……。永岡委員何か希望が。
【次の発言】 本日は両理事も見えませんから、いずれ委員長は理事会を開きまして、只今の御趣旨をお伝えすると同時に、次の委員会において、本日は法務の政務次官が見えないことは遺憾でありますので、従つて法務大臣に出席を求めて、一応注意を促して結論を出したいと、かように思います。
【次の発言】 地方委員会でも呼ぶようなことになれば、やはり自分の……

第19回国会 郵政委員会 第16号(1954/05/21、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より委員会を開会いたします。ちよつと速記とめて。
【次の発言】 それでは速記をつけて下さい。  最近における郵便物配達先調査事件に関する件を議題といたします。本件については去る十八日本委員会に斎藤国家地方警察本部長官、高橋公安調査庁次長及び郵政省当局の出席を求め調査を進めて参つた次第でありますが、本日は更に法務大臣、郵政大臣、公安調査庁及び内閣法制局当局の出席を求め、更に調査を行いたいと存じます。なお、本日は去る十九日の委員長及び理事打合会の決定に基き後ほど本事件に関係された郵政省職員のかたから陳情を聞くことになつておりますから、この点あらかじめ御報告申上げます……

第19回国会 郵政委員会 第17号(1954/05/28、3期、自由党)【議会役職】

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より委員会を開会いたします。  最初に、理事の補欠互選についてお諮りいたします。理事滝井治三郎君が去る五月二十七日委員を辞任されましたが、本日再び委員に復帰されました。従つて理事が一名欠員でございます。よつてこの際、互選は成規の手続きを省略し、私より滝井治三郎君を理事に指名することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。それではさように決定いたします。
【次の発言】 郵政事業の運営実情に関する調査を議題といたします。  先ずお諮りいたします。今期国会の会期末も近くなりましたので、慣例により右の件に関し調査報告書を……

第20回国会 郵政委員会 第1号(1954/12/03、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 従業員の賃金について、同じ関係を持つておりました電信電話公社方面の給与と睨み合せてどの程度の差がついているか、平衡であるかどうかこの一点と、新聞紙上伝うるところによれば、年末を控えてすでに百万の滞貨物がある、そしてこの滞貨物が順次増加する傾向にありと、かように報道されておるのであるが、若しそういうことがありとしたならば、賃金問題とこれが関連を持つ上において、甚だそこに国民から離れるとし、国民の信頼を裏切るというような見解から鑑みまして、当を得ないというようなことも生じやすいのであります。どこまでも公共の福祉を原則として立つ郵政省職員とし、公務員としてはそうありたいのであります……

第20回国会 予算委員会 第3号(1954/12/05、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今吉田君から正十時というようなことを理事会は確かに申合せをいたしました。併しながら衆議院の決定が深更に相成るというような事情の十から、多少そこに各閣僚においても疲労その他で時間の関係においてゆとりを一つ考えて欲しいという補足も又申して、各理事の諸君は了承しております。そういう含みではございませんけれども、自治庁長官の出ないことは、これは各位の言う通りであつて、十時にきつかり始めるということは、あらかじめ深更に及んだときにはということを補足しておきましたので、その点御了承願いたいと思います。

第20回国会 予算委員会 第4号(1954/12/06、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 私は只今議題となつております予算補正三案に対しまして、自由党を代表いたしまして、賛成の意を表するものでございます。  我が国経済の現状を見まするに、昨年の秋以来、政府のとつております経済健全化政策は、漸次その効果を現わしまして、物価の低落又は横這い等を見、国際収支の好転等を来たし、おおむね所期の成果を挙げられ、日本経済は全体としてかなりの改善をみつつあることは、疑いのない事実であります。併しながらこれらの施策の進展に伴い、今後幾多の必要なる措置を要すべき種々の問題も、共に生じております。  今回提案を見ました補正予算案は、財政健全化政策の基調を崩すことなく、而もこれら諸般の要……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1955/08/17、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 なお防衛問題でも、新しく砂田君が防衛長官になってから、防衛……、先の長官では物足りない。どろぼうしてもただ見ておる程度だから……。こういうのはよく防衛長官ばきちっとするのが当然であると思いますから、これを呼んでいただきたい。
【次の発言】 防衛庁長官はどうしますか。質問もあるのだが、一つ防衛庁長官を呼んで下さい。
【次の発言】 今委員長から聞けば、検査において、一番今度の予約からいって、検査の的確ということ、この検査の的確によって初めて等級の正しいということに相なってこそ、次の予約にも供出する、予約を契約する気になり、従って農民も安心してこれに参加することができるのであるが、……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1955/08/18、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 ただいま各試験場長さん及びその代表の方々から内容をそれぞれ承わりました。その問題については、委員のうちにおいて最も、非常に御研究を下さっております三橋委員からお述べ下さった通りであります。ただこの際私が申し上げたいことは、三十年度予算におきまして、暫定が二月続き、さらに一月続いた際において、私は暫定予算の当初に当りまして、人件費は計上されたが、目下日本に国立、あるいは県立関係の国費助成、国費支弁の各試験場がある。しかるにこれに対する試験は四月、五月の候は、最も研究期といたしまして必要な時期である。この費用を相当割り当てて、あるいは格別なる技術の工夫と努力によりまして、それぞれ……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第4号(1955/09/14、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 関連して。ただいま同僚寺尾さんから百円硬貨問題につきまして農作民の立場とそれから硬貨を鋳造する件につきまして御見解がごじいましたが、私は高橋課長その他の説明を聞いておりますが、幸い目下研究中であるというその言葉の中において、研究だが、これは実行したいという意味が多分に含まれておりますことは、同僚各位のすでによく察知したことであろうと、かように思います。農民の立場から申しますならば、なぜ長い間奨励してとれを作らしたか。しかも一片のただ事務的経費の節約ということによりまして、これらの農家の長年にわたりました耕作のすべてを取り上げて、果してこの農家に対しまして代作は一体何をもってこ……

第22回国会 農林水産委員会 第7号(1955/05/17、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 今委員長からも、横道へ横道へとそれたというお話でございますが、私はこの案そのものには決して反対もしないし、またこういう過程に入るということも想像はしておりましたが、これに対する準備がどの程度にできておるか。たとえて申しますならば、私今3を読んでみましたが、「都道府県知事、市町村長、集荷業者又はその団体その他関係機関をもって構成する米穀売渡推進のための機構を設ける。」こういうふうにできておりますが、予約申し込みの取け入れ態勢は、まずすでに受け入れ態勢を作らなければならない、それからこういう段階に入ってくれば検査も予約を申し込むと同時に、農家の労力があるとは申しますが、なるべく検……

第22回国会 農林水産委員会 第9号(1955/05/20、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 昭和三十年度の予算の説明を聞きましたところが、大体におきまして百十五億五千七百二十三万九千円という昨年度に比較いたしまして減額を見ておるのであります。しかもその説明の中において高度の重点主義のものはそれぞれ残す、しかしながら、その他は一年送りにすると、こういうような説明をしばしば聞いたのでございます。申すまでもなく農村の経営に対しましては、一年ぐらいは草は取らなくてもものはできる、あるいは養蚕には一回ぐらい給桑をおこたっても蚕は繭になる。また肥料は多少一割くらい減らしても実るということの例はありますけれども、これを十分に施肥は施肥、また給桑は給桑、それぞれ実行して初めて予期の……

第22回国会 農林水産委員会 第10号(1955/05/24、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 長官に一つ考えてもらいたいのだが、今私聞いておって、実は青山、森崎各委員から言っているが、独立国として三年もたって、まだかような問題を残されたということでは、独立国はどこにあるかというふうに、国民はこんなことを聞いたら疑うと思う。そこで長官の答弁を聞いていると、しっかりやる、しっかりやると言うその先から糸をほごすようにくずれてしまうという傾向がある。今青山委員からは、農林水産委員会の全会一致の決議をもって、屈辱的なかような条約は排斥して、独立国として対等な立場をとって、漁民の保護をすると同時に、日本の漁業権に対して、独立的な態度をはっきりさせるまことに好時期であるという御主張……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第11号(1955/10/10、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 関連。ただいま同僚田中議員からも質問したのですが、いやしくも大蔵省が硬貨を出す出さないにしても、こういう問題をして、農家のみでも三万余戸、十五万人口の方々ですが、その他印刷局もあんたの関連で少くとも四千八百有余、五千に近い公務員に動揺を与える、国中に問題を起すというようなことは政治のやるべきことではない。ただいまの答弁によりますれば、硬貨を出すとしてもミツマタ生産者に対しては何ら不安を感ずるようなことのないような手を打つというように私は承知しておるのでございますが、六億に近いこれだけの生産というものは、他に代替するところの何ものかをそこに、ミツマタを廃止すればこういう農業上に……

第22回国会 農林水産委員会 第20号(1955/06/21、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 昨日予算委員会で、この問題は経済審議庁の長官に余剰農産物受け入れ態勢とういことで私が質問をいたしました。その際に、審議庁の長官は来年も再来年も受け入れをしたい、そうして今溝口さんの言う通り日本の農業政策に対して助長をしたいとはっきり言っております。アメリカの関係からいって一年々々だというが、少くとも各省においてこのくらいの問題は統一いたしまして、今年はこれだけ、来年も再来年も三カ年計画によって受け入れると同時に農業政策に対して、また日本のこれに伴う経費をもって、あるいは農業の今後における施策の進展にも寄与するという方針だけはきめておかなければいけません。その場その場の場当りの……

第22回国会 農林水産委員会 第27号(1955/07/14、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 関連……。ちょっとお尋ねするが、今、委員長からも言ったが、その前にただいまこれは小林委員からも申された通り、非常に関係するのだから、われわれこれを審議するに、先ごろの予算委員会である委員が質問したときに、非常な砂糖を取り扱うメーカーが、メーカーというか業者をふやした、一体だれがふやしたのか、農林大臣か、通産大臣かと言ったら、通産省の官房長が新たにその数をふやし、それを指定したのだ、こういうことの答弁があったのだが、また官房長も白々しく自分がやったというようなことから申しますならば、実際農林委員会でこの法律を作っても、取扱い業者は、いや、そういうのは通産省できめて、受け入れはま……

第22回国会 農林水産委員会 第28号(1955/07/15、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 ちょっとお尋ねしますが、もちろん今の説明を聞いたら、園芸消毒それから荷作り、そうした方面は入っておるように聞いておりますが、私はこの個人対象まで貸し付けるという法の拡大の精神は非常にけっこうなことであると思う。ところが事実において、その趣旨をどの信連がやるか、農協がやるか、どの機関がやるか、農林省としては各農業協同組合を通じて農家の振興、安定のために、要は徹底するか、その方針の件を一つと、それからとかく信連が自分の金でも貸すような気になって信連が査定して困るという声をたまたま各所に聞くのだが、これらに対しましてどういうふうに信連に権限を持たしてあるか、もちろん回収というような……

第22回国会 農林水産委員会 第29号(1955/07/19、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 ちょっとお尋ねするが、農林省の局長名で地方に対しまして出した。地方の方々がこれに協力してその方針をとった。ところがごらんの通り公取の横やりと言えば横やり、それから公取の認識が得られなかったと言えば了解を得なかったためにこうなったと、まずこの一点から申せば、政府において何の問題もよく連絡がつかなかったという点はこれは免れない。この点に対して、地方に出した責任上どういうように今後お取扱いをいたすか、これをまず一点お聞きいたします。  それからその次には、地方におけるところの農林省指令は、局長指令でも何でも、非常に意義深きものといたしまして、これの受け入れ態勢は慎重に研究して相当協……

第22回国会 農林水産委員会 第32号(1955/07/22、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 関連して。ただいま白波瀬、清澤の御両氏が言ったが「農林大臣の定める条件を遵守し、繭の保管をしたときは、予算の範囲内において、政令で定めるところにより、その保管に要する経費につき、補助金を交付することができる。」こういうふうに今度の改正案がなっておるといたしますと、当然政府の命令によって保管し、又政府が補助して保管させるとしたら、その金利、倉敷は政府が持つのが適当じゃないですか、だますような結果になる。これはどうですか。
【次の発言】 繭の方は政府が持つのですか。
【次の発言】 重ねてお聞きするが、繭はそれは農業協同組合連合会、どこでもいいのだが、全国の連合会、府県の連合会ある……

第22回国会 農林水産委員会 第33号(1955/07/25、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 ただいま局長は、たしかきのう長野県へ講演に行ったというように僕は承知しておるのだが、局長も長野県の製糸の状態をお聞きでしょう。私もひょう害があってきのう長野県へちょっと行ってきました。ところが地方の信毎その他の新聞を見たところが、中小製糸家と申しますか、百五十ないし二百五十、三百以下くらいのものの製糸家が繭不足のために維持困難で七つ八つ、あるいは全部で今年で十カ所くらいの休業状態に立ち至ったというような報道が出ております。今の状態で、法案の審議中すでに中小の製糸家が倒れてしまうが、これらに対して、購繭資金かあるいは県の蚕糸養蚕協同組合と連鎖がなかったかどうか、繭の割当がなかっ……

第22回国会 農林水産委員会 第34号(1955/07/26、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 ただいま愛知用水問題につきまして、農林大臣から水源地関係の長野県及び岐阜、愛知に対して今後の政府の所信を明らかにされ、さらに予算委員会におきましても大臣は非常に今後手落ちのないようにというお言葉でございましたから、この点は了承いたしますが、この際企画庁長官にお尋ねしておきたいことは、申すまでもなく長野県のごときは電源県をもって任じ、発電所は皆長野県にあるのでございます。しかるに一たび発電所の設置を見、電源県である長野県の電力使用料金はどうだと申しますならば、東京よりも高くて、最近産業が従って下向きとなり、萎靡としてふるわない状態に追い込まれていることも御承知の通りであります。……

第22回国会 農林水産委員会 第35号(1955/07/27、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 ただいま六月一日以降とありましたが、聞きたいことは、先に法律は通過いたしましたが、法律の通過する前に被害甚大な地方に対しましては予算において大蔵当局に私尋ねたときには、十分に、そういう災害に対する予算的処置も何とか考慮しいというような話でありましたが、一つの例をとりますならば、降ひょうがあって、しかも被害が大きかった地方に、たとえて言えば専売局としてはタバコの被害に対しては多少の見舞程度というような名のもとに被害に対する、幾分災害を取り除くためにそれぞれの生産者に対して見舞と称して資金の幾分のこれに対する贈与をした、別に国の方はその後はなかったが、六月以降とありましたから、私……

第22回国会 農林水産委員会 第36号(1955/07/28、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 関連して。今、各委員から言ったのですが、一つ主査は主計局関係であれば、われわれ予算といたしましても、少くとも大蔵省は国家のために、また国家の総体から見て、国がとの仕事をしたときに、よりょく安定する、またあらゆるその害を取り除くことができるというときに対しては、万難を排しても国費を出し渋るものではありません。今委員長を初め各位がそれを言っているのでありますから、あなたの立場としては、自分の方は、出すことができないとかでなく、事重大問題でございまして、当初にしておけば病も官有に入らずに、災害を未然に防げるという問題であるから、よく意見のあるところを、十分これに自分も協調して、局長……

第22回国会 農林水産委員会 第37号(1955/07/29、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 理事がいないときには代理が会派から必ず出て、やはり重要問題だから……。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

第22回国会 農林水産委員会 第38号(1955/07/30、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 私は大臣に対してのまだ質疑が残っておりますから、ただいま委員長の言った範囲を多少出るかもしれないが、あらかじめこの点を御了承を得たいと思います。  申すまでもなく、愛知用水に対して申上げますが、わが国で初めての大事業でありまして、これが効果を得まして、成績の上るようなことになりますならば、一石二鳥と言われる、一方において治水を利用して増産に役立て、さらに電源開発によって産業に役立てる、かような事業は今後河川利用によって引き続いて起るだろうと思います。従ってこの事業におけるところの方針のいかんによっては、またこの事業の成績のいかんによっては、影響するところが大きいと申さなければ……

第22回国会 予算委員会 第1号(1955/03/25、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 理事の互選は成規の手続を省略して、委員長において指名せられんことの動議を提出いたします。

第22回国会 予算委員会 第2号(1955/03/26、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 今大臣の答弁を聞いておりますと、構想は構想だと言っているが、いやしくも内閣の責任ある大臣として構想を閣議に出して了解を得ている以上は、閣議の決定と同様なもとにおいて、確信をもってこれを出してあるかどうかということを聞いているのであって、大臣は確信をもって構想を実現するだけの決意を持っているという、その決意のいかんということと、それからこれを必ず閣議においても各閣僚から了承されて決定に至るのであるという、その構想はどの程度にあるかということを聞いているのだからして、これをはっきり大臣は言ったほうがいいだろう、これの答弁を求めます。

第22回国会 予算委員会 第3号(1955/03/29、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 議事進行について。われわれは議事の進行についてきわめて平易に進行いたそうと協力しておるのであるが、今各閣僚の答弁を聞き、ことに外務大臣のごときは何を答弁しているのかちっともわからん。かようなことではせっかくの議事も進行しないと思うが、委員長からよろしく休憩の時間には総理以下閣僚諸君が答弁に当ってもっと誠意を披瀝するように注意を促すように、この際議事の進行上要求しておきます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/30、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 ちょっと関連質問ですが……。先ほど田中君の質問に対して外務大臣の御答弁の中に、ジャワ方面に対しましてのまだ折衝においては賠償問題もまだ着手に入らないからというような御答弁がございましたが、実際、現地におけるところのきわめて人種も似ているし、また現地の要望としては早く日本からでき得るならば農機具のようなもの、又農業指導員のような、医療、医師というような人的の資源を入れて、そうして実際かの地の産業を振興さしたい、その他日本と非常に国交を早く回復したいと、各地において熱望されたのであります。今外務大臣のような順次というのは手ぬるい、私はアジア局長なりその他を、さらに相当の者をかの地……

第22回国会 予算委員会 第8号(1955/05/11、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 板垣さんはちょうど香港にいたからあちらの方の様子がおわかりだろうと思いますが、日本としての将来は東南アジアにある、またわれわれが実際行ってきてもあの地方に対しまして相当販路の拡張ができるという見当も強くしたのでございますが、インドネシア、いわゆる東南アジアに対する一億五千万ドルくらいの支払い不能になっているのはその後の関係はどうなっておりますか。この地方に対しまして依然華僑の手を通じて日本品が流れているというように見受けましたが、今どういう方法を、経路を持って日本品があちらに輸出されているかという点についてまずもってお聞かせ願いたいと思います。

第22回国会 予算委員会 第9号(1955/05/12、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 ちょっとこの際尋ねておきますが、御承知のごとく日本は四面海だから、従って漁民は相当収獲に遠出をすることはもちろんであるが、李承晩ラインのそばに行ったというので、たびたび漁民の方々が漁船を拿捕されたり、その他非常な災害を受けておる。予算の面からいって、さような説明はないが、当然これも一つの防衛の中に入れて、見守ってやってこそ初めて安定し、こうした食糧問題の解決の一助にもなるだろうと思う。これらに対しましてどういう計画が立っておるか。またどういう実効があるか。この一点。  それから次に竹島問題はどうなっておるか。だれ人も日本の竹島ということを言っているのですが、朝鮮軍がいたずらに……

第22回国会 予算委員会 第10号(1955/05/17、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 減額した数字だけはっきり出して下さい。会計課長なら漠としていてもいいが、あなたの方は責任あるところだから、この事業でこれだけ減額して、この事業でこれだけ減額した、これを、特にそれだけ出して下さい。減額だけでいいから、増額の方はいいから…。
【次の発言】 災害があったでしょう。あのくらい水のたまった災害は、内地と同様では違やしませんか、去年の北海道は。ほんとうのことを言って下さい。
【次の発言】 五千万円ほど出てこなければならないのですが、多分それが落ちておるのだろうと思うです。
【次の発言】 ですからはげ山復旧が何ぼですって……。

第22回国会 予算委員会 第11号(1955/05/19、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 同僚からの大蔵大臣に対する質問に対して、大臣は最善を尽す、又最善を尽したというけれども、最善を尽したなら、これが成績が上って、すでに暫定予算を提案しなくてもいいような結果になり、最善を尽した適切な効果あり、かように相なるのでございます。この点は、努力はしたが足りなかったといわざるを得ないのであります。しこういたしまして、今の衆議院の審議の過程から申し上げますならば、おそらく明日においては、まだ公聴会で、暫定予算で今月を終ってしまうといたしますならば、三十年度予算は、六月に入るだろうと思います。もし、三十年度予算が六月のいつになるかしりませんけれども、その成立をしたのちに本院に……

第22回国会 予算委員会 第13号(1955/05/24、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 にらみあっておってもしようがないから、資料はあとから回すとして、大体の方針でも長官から説明したらどうです。時間がもったいないです。
【次の発言】 ちょっと伺いたいのですが、一体地方行政に対して、政府は再建整備促進特別措置法案を出そうとか何とかいっておりますけれども、申すまでもなく、府県市町村は合併はしても、府県市町村、これに伴う団体までみんな赤字を出しておる、こういう際でありまして、あらゆる機構に対する本当の機構の簡素化をはかって、これを断行するということでなかったならば、再建整備ができないような事態に入って来る。そこでどの程度の決意をして、そういう計画を立て、また地方の都道……

第22回国会 予算委員会 第16号(1955/05/28、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 議事進行。この際、委員長から一つ各大臣に対しまして、よく懇談的注意を与えていただきたい。それはわれわれ暫定予算といえども、なるべく早く審議をして、予算の決定をみたいというのが委員の念願である。私ども予算の審議に当りまして総理が先に参り、しかも大蔵が来てあとの大臣は出席を見ない、昨日においても相当委員間にいろいろあったけれども、昨日は暫定予算の当初であり、委員各位もよく見ておったのであります。もう少しく各大臣も総理をいたわってなるべく早く暫定を決定して、半日でも、それだけ決定すれば、地方に対しましてもまた各省に対してもそれぞれの準備、心がまえもできるだろうと思うのでございます。……

第22回国会 予算委員会 第17号(1955/05/30、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 関連して……。ただいま農林大臣の御答弁をお聞きしておりましたし、また経審長官の御答弁を聞いておりましたが、大臣の答弁によって小さなところから順次これを改良し、そしてそこにほんとうの計画を樹立する、まことにこの方針は非常に結構なことであります。事実これができ上るならば、日本の農家の方々及び地方の農村指導団体も相当に協力するでありましょうが、大臣、長官も知っている通り、現段階において赤字を出している三十九県において、もし交付金やその他の助成金の中にこれを織り込んでやった場合には、必ず他に利用されてしまう。これは農道なら農道、小土地改良なら小土地改良、あるいは客土なら客土、傾斜地な……

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/31、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 私は、ただいま議題となっておりまする昭和三十年度暫定予算補正三案に対しまして、自由党を代表して、若干の意見を付した上で、不本意ながら賛成の意を表せんとするものであります。  まず、この暫定予算補正三案に対する意見を申し述べるに先だって、政府の本予算提出についての不手ぎわを指摘しておきたいと思うのであります。前回の四、五月分暫定予算の審議に際し、われわれは暫定予算の国民経済に及ぼす悪影響にかんがみ、本予算案提出をできるだけ早くすること、少くも四月十五日までには必ず国会に提出するよう強く要求し、本会議における私の討論においても、希望条件の第一として申し上げておいたのであります。政……

第22回国会 予算委員会 第20号(1955/06/08、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 議事進行について。鳩山総理にお尋ねをいたします。私どもは総理が本日運動連盟の要請によって、三時からお出ましになるというので、総理が国民の体育の向上に対して非常な関心を持っているその気持を推量いたしまして、委員会といたしましては三時半までお待ちするというようにお約束を申し上げて待っておったのでございます。三時半になりまして、約十分の後には、少くとも速記者を初め全部委員会は、総理、大蔵両大臣の出席さえあれば進行する過程に入っておったのでございます。しかるに委員会に対して、本来の筋から申しますならば、これから出ていくのでありますから、他の委員会に御出席になるといたしましても、一応こ……

第22回国会 予算委員会 第23号(1955/06/11、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 本日はもうごらんの通りだから、散会をしたらどうですか。

第22回国会 予算委員会 第24号(1955/06/13、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 国連。この際農林大臣に一つお尋ねしておきまするが、どうも米価審議会において大臣は、今までのパリティをある程度まで参考にするが、生産価格を基準として米価を打ち出したい。これは非常な一歩前進したことであると承知しております。しかるに今まで米価審議会の委員の顔ぶれを見れば、おざなりの役所上り、学者の一部とか、ちっとも変っておりません。野に遺賢がある。少くとも米の価格に対する生産価格を基準とするならば、日本におけるところのあらゆる稲作に対する権威者が各府県に相当あります、各府県の中から人選をしてその地方々々において生産が違っておるが、これを総合して、そこに生産価格を打ち出して、これを……

第22回国会 予算委員会 第25号(1955/06/14、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 関連して。ただいま文相の答弁によれば、なるほど制度に対しては短縮は考えていないとの、結論から申しますれば、答弁でありました。しかし文相が言う通り、今三、四年の間に老朽あるいはその他の校舎の改善ができる、こういうお見込みでございますが、御承知のごとく地方財政は三十九県、それから町村はほとんどその六割以上が赤字財政になっている。あとの三、四年が、地方の財政状態からいきまして、果してこれが負担できるかどうか、もし教育の方面は三、四年の後に完備するとかりにいたしましても、地方財政に破綻を生ずるというようなことができるとしたら、土台がくつがえる、根本からくつがえるという結果になるのが、……

第22回国会 予算委員会 第28号(1955/06/20、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 私は鳩山総理が御不自由なおからだにもかかわらず、他の閣僚に毎日先んじて出席し、国政処理の任に当っておられますことは、まずもって敬意を表するものであります。  総理にお尋ね申し上げたいと思いますが、目下政界におきますところの大きな流れとなっておりますことは、二十二国会終了後、総理は時期をみておやめになるということでありますが、私の見たところでは総理はきわめて元気であり、十分に国政を担っていく決意であると信じます。しかるに政界の一部に総理がやめるというような暗流が流れつつあるということも否定できません。もしかようなことでありますならば、経済界に及ぼす影響及び日ソ交渉中の現状から見……

第22回国会 予算委員会 第29号(1955/06/21、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 ただいま風紀及び売春法というような関係から担当大臣各位に御質問したところが、なかなか要領のいい御答弁をしておりましたが、私はこの際法務大臣、警察担当大臣、労働大臣にこの問題を重ねて質問したいと思います。それは申すまでもなく進駐軍の駐在以来、日本の風紀の頽廃は目にあまるというかこのまま推移するということになりますならば、日本の青少年を通じ学生まで、しかも日本の将来の進展、国政の上に大きな問題と相なり、日本の発展、進展の上に非常な障害となる傾向ありとだれ人も憂慮するものであります。これが取締りに当りまして、かりに法務省にいたしましても、検察庁においても、明治十九年くらいの建物で検……

第22回国会 予算委員会 第30号(1955/06/22、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 議事進行について。委員長は、昨日も衆議院予算委員長に対しまして、参議院の予算審議中において衆議院が再開、つまり二回も予算委員会を開き、御承知の通り定例、参議院にも本会議はあります。その間二日間関係大臣を衆議院の予算委員会に出席させるということは、とりもなおさず三十年度予算を自然にそれだけ遅らせるという結果に相なることは論を待たないのでございます。もし、会期延長が今日なされてはおりません。会期中に予算の審議を終了し、決定をする途上に、かようなことを二日間もされてしまえばそれだけおくれるのでございまして、申し上げるまでもなく、その責任は衆議院の予算委員長及び衆議院関係でしょって立……

第22回国会 予算委員会 第33号(1955/06/25、3期、自由党)【議会役職】

○理事(池田宇右衞門君) 木村さんに申し上げます。あなたはもう七分経過していますが、あなたのは重要問題ですから、あなただけの発言を許しておきましたが……。
【次の発言】 それでは特別に。
【次の発言】 答弁がありませんが……。

第22回国会 予算委員会 第34号(1955/06/26、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 関連して。ただいま公取の責任者の御答弁をお聞きいたしますと、はなはだその調査の疎漏であったということを申し上げなければなりません。なぜならば私は十七日に郷里におきまして全国の青果物取引懇談会に出席した際において、全国から集まる百数十社が異口同音に、農林省が国民の生活に欠くべからざるところの青果物をして、生産農民に対しましても生産意欲を向上し、しかも支払いにおいて支障のないように順次取引所を近代化するというその目標に対しまして、何ゆえ公取引が横やりを入れたのか、私は戦前戦後を通じまして青果物に対するところの生産団体の責任者であったのでございます。大阪ほどたくさんな会社ができて、……

第22回国会 予算委員会 第35号(1955/06/27、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 給与担当大臣に伺いますが、地域給の点はわかったようなわからないようなことで、この前も聞いたときに、よく研究しておいていただきたいと言ったが、研究しない。そこで、わからない人にこれ以上追及をしても無理だが、当時の川島、今の大臣は、衆議院の人事委員長として、両院の委員会で決定して、よく事情をお知りになっておる。申すまでもなく国家の公務員でも、地方の公務員でも同じことでございます。地域給をつける趣旨は、もちろんお知りの通りだから言いませんが、たとえて言えば、今日地域給のつかない福島でも、長野でも、山形でも、そういうところに来る官吏は、東京あるいは神奈川、愛知という方面から来るときに……

第22回国会 予算委員会 第37号(1955/06/29、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 第一分科におきまする審査の経過を御報告申し上げます。  第一分科に付議されました案件は、昭和三十年度予算三案中、皇室、国会、裁判所、会計検査院、外務省、大蔵省、郵政省及び他分科所管外事項に関するものでございます。  分科会におきましては、昨二十八日午後三時より直ちにこれが審査を開始いたしまして、当日は皇室、国会、大蔵省及び外務省所管の予算につき、また本日は裁判所、会計検査院及び郵政省所管予算につきまして、それぞれの当局より説明を聴取し、質疑応答を行なったのでございます。これらの詳細につきましては、速記録によりごらんを願うことといたしまして、ここには質疑応答のおもなるものにつき……

第22回国会 予算委員会 第38号(1955/06/30、3期、自由党)【議会役職】

○理事(池田宇右衞門君) 左藤さん持ち時間は一分か二分しかありませんから。
【次の発言】 私から注意をいたしますから……。(「あまり長くなったらやめたらいいんだよ」「それでなければゆっくりやったらいいんだよ」と呼ぶ者あり)それは大臣の常識に待ちます。
【次の発言】 質問は許しません。
【次の発言】 あなたは議事進行じゃないじゃないですか。
【次の発言】 永井純一郎君に発言を許します。

第22回国会 予算委員会 第39号(1955/07/01、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 五分間ぐらいは待っておりますが、五分以上たっても閣僚のそろわぬときには委員長において適宜一時休憩なり、適宜の処断をとっていただくように……。

第22回国会 予算委員会 第40号(1955/07/20、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 関連して。ただいま佐藤委員から御質疑になっておりますが、総理はお答えになりませんが、さきに私の質問に対しても、総理は非常な平和のために、また国民に安心感を抱かせるために、国民の中に非常な不安のない生活を送らせるために御熱心な方とわれわれは尊敬しておりますが、この問題が遅々として進まないということについては、苦慮をしておることとは御推察を申し上げるのでございますけれども、何と申しても今日の状態であり、しかも党内から失敗ではないが、失敗の段階に入るようなことを相当有力者の方が申されるというようなことは、国民に対する影響、また国外に対する影響に対してどういうふうにお考えになっており……

第22回国会 予算委員会 第41号(1955/07/21、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 関連して、ただいま愛知用水の問題に関係しての御質疑でございますが、万事に手落ちのない、すでにお運びにおいても遺漏のないことだと私どもは信じております、また河野農林大臣のことだから、そこに如才はないだろうと、かように信じておるのであります。しかるに御承知のごとく、いまだ水源地たるところの長野県の西筑摩方面においては、あらかじめ調査はいたしましたが、これに関連いたしまして、あるいは百二十五戸といい、百七十五戸といい、住民が他に安住の地を設けて移住しなければならないような問題も起きる。従って生活権は相当脅威を感ずるのであります。申すまでもなく憲法十一条の基本的人権からかんがみまして……

第22回国会 予算委員会 第42号(1955/07/22、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 農林大臣じき来ますか。
【次の発言】 私は議題に入る前に委員長を通じまして、また総理もおいででございますから、一言要求をいたしたいと思います。(「討論ですよ」と呼ぶ者あり)申すまでもなく今の補正予算を通すに当りまして、すでに議員は昼食も抜きにして熱心にこの討論に入っておることは、予算を進行いたすという熱意に燃えておるというほかにないのでございます。また総理も副総理も関係大蔵大臣その他の大臣も出席いたしましたが、他の閣僚が見えない。もしわれわれ補正予算を通しても、その執行に当りましてこのまま推移するというようなことがありといたしましたならば、九仭の功を一簣に欠く、仏を作って魂を……

第23回国会 予算委員会 第3号(1955/12/08、3期、自由民主党)

○池田宇右衞門君 議事進行に関して。ただいま相馬さんから進行上の順序の御発言がございましたが、委員長から、外務大臣が一時衆議院の予算委員会に行く関係から退席をするから青木さんに御了解を願いたい、もしこちらに出席した場合は継続いたしますと言っておるというふうに承知をしております。また千田委員も、外交問題については春木さんの次に私が質問すると、こういう言明もしてあることを承知しております。従って今総理に千田委員が質疑中であるならば、これは総理との質疑応答中であるから、続行するのが当を得たことであろうと思いますが、外務大臣の出席に対しては、委員長は先に両委員に了解を求めた既定方針が公平適当であろうと……

第23回国会 予算委員会 第5号(1955/12/13、3期、自由民主党)

○池田宇右衞門君 関連をいたしましょう。法務大臣並びに警察庁長官、警察担当大臣の答弁はいずれも当を得た答弁であるように一応は拝聴しております。しかしながら日本の現状から見まして、正規な法が活用されておるかどうか。また婦人問題に対してほんとうに真剣に取り組んであるかどうかというようなことを考えるときに、答弁の趣旨と相反するような実情の社会である。これに対する、もっと、法は法として生かして、社会に対して、性問題に対しても、性の向上をはかられて、独立国家の国民としてのりっぱな態度に指導方針を向けてゆかなければならぬと思う。これに対して両大臣はどう考えておるか。ことに法務大臣は文教その他にも十分に研究……

第24回国会 農林水産委員会 第7号(1956/02/16、3期、自由民主党)

○池田宇右衞門君 議事進行に関して。――お願いだが、きょうは大臣が病気に急になったというので、予算の方でも農林大臣がいないから政務次官を要求しているんだが、もし皆さんの御了解を得られるならば、政務次官の方は予算の方へ回ってもらうし、この法案を上げるに重大だからここにとめおくということになれば、また私はそのことを予算委員長の了解を求めるということになると思うのですが、一つ政務次官は予算の方に回ってもらって、またあとで来ていただくように皆さんの御了解を願いたいと思います。

第24回国会 農林水産委員会 第33号(1956/05/08、3期、自由民主党)

○池田宇右衞門君 ただいま政務次官から、二十九日、三十日の被害は福島より九州にわたる三十数県にわたって、かつてない大災害を生じておるという報告に接したのであります。しかも、予防方法といたしましては、大よそ寒風が襲うというように各県に通報になっていたにかかわらず、時ならぬ寒風の襲うところとなって大凍霜害に相なったと、かような報告でございます。私ども調査いたしましたところにおきましても、農林省蚕糸局長、ほか各位が各県に出張いたしまして、実情を調査したと、同じそこにはそれぞれ行っておるでございましょうが、まずもって桑園、果樹園、野菜、麦、水苗しろ等に与えた被害は、農林省のただいまの報告でも百六億円以……

第24回国会 農林水産委員会 第39号(1956/06/03、3期、自由民主党)

○池田宇右衞門君 関連して。今重政さんから関係した点をよく念を押されたが、これはまあ提案者の笹山さんが引き受ける、引き受けるということの御熱意は非常に私はよくわかるし、また、そうしていただかなければならぬと思うが、関係は大蔵、自治庁、建設というように関係していくのだが、主体の大蔵だが、御承知のごとく二十八年度と今年が初めて年度内に予算が成立した。あとは皆補正予算で来た関係上、すべての補助は繰り延べになっておる、提案者わかるかね、話しておって。補正予算補正予算で繰り延べになっておる。繰り延べになっておるから、従って補助金もそれだけ繰り延べされるという関係から事業の完成を見ない。あなたの知っている……

第24回国会 予算委員会 第10号(1956/03/08、3期、自由民主党)

○池田宇右衞門君 鳩山総理が老体にもかかわらず、先々国会よりいつも各大臣に先んじて出席し、誠意を披瀝してその責任を全うする精勤に対しましては深く敬意を表するものであります。  新聞の報道によりますと、フィリピンに対する賠償は五億五千万ドルの賠償と、二億五千万ドルの借款の二本立ての協定になっているとのことでありますが、当初フィリピン側が要求したところの二千万ドルの現金賠償は、サンフランシスコ平和条約第十四条に対する違反であり、われわれの最も反対した点であります。さらにまたこれらの賠償が大きな額であるのために、将来わが国経済貿易の圧迫になりはしないか。またビルマ賠償との関係がどうなるのか。重きに失……

第24回国会 予算委員会 第11号(1956/03/09、3期、自由民主党)

○池田宇右衞門君 議事進行。今進行中、総理は、この問題については法制局長官から答弁させますと、亀田委員は要らない要らないと言いますが、一応聞いて、亀田委員の言うのとそれが違うなら、総理に重ねて、それは自分たちの解釈と違うというのが今までの議事の進行方法だろうと思います。それを質問者は、お前はいけないとこう言えば、やはり進行しないと思いますから、そこは委員長が公平なるさばきをしていただいて、そうして委員長の公平ぶりをやって、質問者も答弁者もよく慎重に審議を運ばれんことをお願いいたします。(「何を言っているかわからんぞ」と呼ぶ者あり)

第24回国会 予算委員会 第14号(1956/03/13、3期、自由民主党)【議会役職】

○理事(池田宇右衞門君) 曽祢さん一つこれだけにして、時間が……。

第24回国会 予算委員会 第17号(1956/03/16、3期、自由民主党)

○池田宇右衞門君 委員長、質問に入る前に、一般質問において、すでに一時になんなんとするときにおいて、質疑を行わなければならないということは、あまりにも、委員長から政府に進達されたことであろうと思うが、政府委員も有終の美を飾って最後が大事だというので、都合してなるべく委員会に出席して、質疑応答を順調に終了するように、この際特に私から望んでおきます。  運輸大臣並びに国鉄総裁にお伺いしたいと思います。国鉄は四十五万人という大世帯の職員を抱え、年間収支二千八百億円という事業をしておるわが国最大の企業でありますが、その財政は最近年々赤字を続けておりまして、公社の予算書にも添付されました損益計算書によっ……



各種会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第2回国会 厚生・労働・商業連合委員会 第1号(1948/07/05、1期、民主自由党)

○池田宇右衞門君 草葉委員の質問に、継続して一言お尋ねしたいと思います。只今委員長のお言葉の中にも、政府提案の案よりも、姫井委員の案の方が内容において充実した個所があるとお述べになつております。姫井委員の案に私共は賛成者といたしまして議員提出の案があるのに、突如として政府案が来たから、政府案を先に審議するということは議員が今後法案を提案する上において、よい案を提案しているのに、その案は後廻しにされるというようなことは、将来に悪例を残すというような慮れなきにしもあらずであるということを私共は考えなければなりません。(「同感」と呼ぶ者あり)又私共は相当に審議の過程に入るそのものに対しまして、我々の……

第5回国会 内閣・人事連合委員会 第2号(1949/05/15、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 大臣が見えないので、私から御説明を申上げることにいたします。お手許にある表において三月一日予算定員十万六千八百五十五人、官制定員十万四千六百五十三人、定員法案による新定員八万七千二人と相成つております。その内容について本省並びに外廓廳の内訳を申上げますならば、本省におきまして三万二千六百三十四人、食糧廳において二万九千二百二人、林野廳において二万三千三百十四人、水産廳において千八百五十二人、計八万七千二名と相成つておるのであります。概括いたしましてその内容を申上げますならば、三割整理の例外者として取扱つておる者があるのでありまして、例えて申しますならば、檢査檢疫関……

第5回国会 内閣・農林連合委員会 第1号(1949/05/12、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 農林省設置法案につきまして、その提案理由を御説明いたします。御承知の如く、各省大臣の所掌事務及びその権限等の事項は、從來行政官廳法(昭和二十二年四月法律第六十八号)及びそれに基く各省官制によつて定められていたのであります。  然るに、この法律は、本年五月三十一日限り失効いたすことになつておりまして、これに代りまして、第二國会において成立いたしました國家行政組織法(昭和二十三年法律第百二十号)が、本年六月一日から施行されることになつております。この國家行政組織法は國家行政機構の大網を定めたものでありますが、各省共通の事項を規定しておるに止まるものでありますので、農林……

第5回国会 法務・農林連合委員会 第1号(1949/05/13、1期、民主自由党)【政府役職】

○政府委員(池田宇右衞門君) 農業資産相続特例法案につきまして、その提案理由を御説明申し上げたいと思います。  申すまでもなく、我國の農業は、その経営規模が極めて零細でありまして、農業生産力の発展を図る上において大いなる難点をなしてゐることは御承知の通りであります。從つて経営規模が現状以上に更に零細化を示すことに対しては可能な限り必要な対策を講じますことは極めて大切であります。  この事柄に関連して一昨年新憲法の施行に伴い、民法が改正せられて家督相続が廃止され均分相続が行われることになりましたが、このことは、これをそのまま農地その他の農業資産の相続に適用することとなりますと、そうでなくても過少……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 通商産業・農林連合委員会 第1号(1950/07/21、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 関連して最後に聞いて置きますが、農林次官、蚕糸局長の話を聞いていると、誠に養蚕農民に対して物足りないような気がいたすのであります。申すまでもなく戦後において蚕糸業五ケ年計画を立てて今年は四ケ年目であると思います。少くとも四年も経てば子供でも立つて歩ける。然るに日本の蚕糸業が四ケ年で、五ケ年計画の最後の年に来て、まだ糸価安定の見通しがつかない。上と下との価格に対するところの方策を研究中であるということは、如何に日本の蚕糸業、殊に養蚕家がいつでもここ何十年間この問題に悩まされるのであります。少くとも政府といたしましたならば、大蔵当局と折衝いたしまして、この方法で糸価安定に対しては……

第10回国会 農林委員会食糧統制に関する小委員会 第1号(1951/02/08、2期、自由党)

○委員外委員(池田宇右衞門君) 私から全販連のかたでも又どなたでもいいからお答えを頂きたいと思います。皆さんの誠に御熱意ある、又非常に蘊蓄をお傾け下さいました御発言に対しては深く敬意を表するものであります。食確法の内容、民主的改正についても非常に傾聴に値いたしましたが、米価に対しまして事前割当の必要さを強調いたし下さいましたと同時に、事前割当につきましては大よそ米価に対する予想価を定めて、それが実際に供出に当りましてその予想価を下廻りをしないようにというお言葉がどなたかからありましたがこれは当然のことでありまして、日本農家の農民の悩みは恐らくここにあつたであろうと思うのであります。つきましては……

第12回国会 外務・農林連合委員会 第2号(1951/11/17、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 只今片柳さんからも御質疑がございましたが、加盟する以上は日本の国内態勢としても、これに応ずるだけの準備と計画がなければならんと思います。大臣各位が見えないときに、甚だ政府委員各位で困難な点もありますけれども、これらの点につきまして、準備、計画が十分今後できるという見通しがあるかどうかということを一つお聞きいたします。次に、只今統計調査部長から、司令部の指導によつて、それぞれ今日御報告申上げ、殊に農業方面の農産物の生産及びその状況におきましては、極めて正確なるところの御報告をしておる、こう申しましたが、司令部の指導があつたが、今度司令部が講和成立後はなくなり、日本がだんだん中心……

第12回国会 内閣・農林・水産連合委員会 第1号(1951/11/15、2期、自由党)

○池田宇右衞門君 政府の意図する行政整理には、又人員の整理には賛成するものであります。殊にこの立案に当つての御苦心、努力に対しては少からず敬意を表するものであります。併しなから生産に携る観点から見まして、若しその生産に支障を来し、不安を招くようなことがありとしたならば、大いに考えなければならないと信ずるものであります。殊に農林省関係について見ますれば、相当量の整理が行われるように提案されております。目下の食糧事情から見まして、これらの不安を取除くことができる確信があるかということを先ず前提としてお尋ねいたします。  申すまでもなく戰後の日本の人口は一千三百万以上も増加し、飜つて台湾朝鮮を失つた……


3期(1953/04/24〜)

第19回国会 内閣・農林・郵政・電気通信連合委員会 第1号(1954/06/10、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 先ず郵政の委員を代表して私から先に発言をお許し頂きまして順次郵政委員のかたぞれに発言をお願いすることにいたしたいと思います。  只今議題となつております行政機関職員定員法の一部を改正する法律案によりますと、郵政省の定員は、先の年に二十五万五千二百五十五人で、現在二十五万二千百十一人となつております。現行定員を三千百四十四人削減することにいたしたのであります。この減員の内容は、政府の説明によると業務の拡張及び業務量の増加等による増員三千九百九十二人に対し、行政事務の簡素化に伴う減員六千六百五十五人、電信電話設備の一部を電信電話公社に移管するためによる減員四百八十人、その他減員一……

第22回国会 予算委員会公聴会 第1号(1955/06/16、3期、自由党)

○池田宇右衞門君 私はちょっと中途に参りまして、全体を聞かなかったのでございますから、私の聞いた後の件に対してお尋ねをしたいと思います。  今、防衛費とにらみ合い、また来年度を考えるときに、国民生活の水準が満たされなくなりつつあると、そこで私がお尋ねするのは、国民生活の水準でありますが、どこをおとりになっておるか。それから日本の国民生活の水準は、どこの国と比較してどの程度になっておるか。私が最近東洋を回ってきたところでは、東洋においては東南アジアよりもタイよりも、おそらく衣食住という国民生活の水準では日本が一番程度が高くなっております。これをアメリカをとったら満たされないのではないでしょうか。……

第22回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1955/06/28、3期、自由党)【議会役職】

○主査(池田宇右衞門君) ただいま管理者並びに皆さんの御推薦によりまして、私が主査の席をけがすことにいたします。何とぞ、ふなれのことでございますが、皆さんの御指導と御後援とをお願いいたしまして、本分科会の運営を行いたいと思います。よろしくお願いいたします。  分科会は、各派の申し合せにより、本日と明日審査し、直ちに委員会において報告することになっております。本分科会の所管は、皇室、国会、裁判所、会計検査院、外務省、大蔵省、郵政省及び他分科所管外事項でございます。本日は皇室、国会及び大蔵省並びに歳入、外務省について、順次審査いたしたいと思います。  まず皇室関係から御説明を願いたいと思います。

第22回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1955/06/29、3期、自由党)【議会役職】

○主査(池田宇右衞門君) これより第一分科会を開きます。  本日はまず郵政省所管につきましてこれから説明を願います。
【次の発言】 これより質疑に入ることにいたします。
【次の発言】 以上をもちまして郵政省関係の質疑を終ることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、決定いたします。
【次の発言】 次に裁判所所管について五鬼上事務総長より説明を申し上げることにいたします。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 他に質疑がございましょうけれども、一応質疑は継続中といたしまして、二時まで暫時休憩いたします。    午後一時三分休憩

第24回国会 予算委員会公聴会 第2号(1956/03/07、3期、自由民主党)

○池田宇右衞門君 大内さんのお話でよく農林予算の関係とか、実に急所その他をうがちて、その点は敬服いたしますが、最後の結論にいって、昭和時代の経済更生の精神運動と大差ないということは、これは実施をしてみなければわからないことで、私はその経済更生という時代にちょうど青年時代で、当時の農会におりましたが、青年男女を中心として、当時の長野県が平均千あるいは二千というように、ほんとうに農村の行き詰っておるときに、昼夜農村の若い新進の方々とともに三年かかって長野市あたりの農家の方々の借金をみな返してしまった。これは単なる、精神のことも国全体から見たらあるでしょうが、また見ようによっては、これを契機として、……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

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