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野溝勝 参議院議員
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野溝勝[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは野溝勝参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。野溝勝参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 大蔵委員会 第3号(1950/07/21、2期、日本社会党)

○野溝勝君 今の数字は何ですか、残るのは二億ぐらいですか。
【次の発言】 これはもうこの程度で打切るのですか、ちよつとはつきりして下さい。
【次の発言】 何ですか、これは部長さん、第一の方は分つたのですが、二の方は、結論的に言えば、定員法があつてどうも増員ができないから、何とか特派官吏の増員をして貰いたい。こういう意味なんですか、僕はここで法案だけではよく分らんのですが……。
【次の発言】 そうするとどうも行政整理のあの経緯から見るとですね、そういう余裕があるわけはなかつたわけでありますが、大蔵省では財政措置によつてそういう人員の増員などができるような弾力を持つて予算を組んだのですか。

第8回国会 大蔵委員会 第4号(1950/07/22、2期、日本社会党)

○野溝勝君 細かい問題を先に池田さんからお聽きいたします。今お話のありました進駐軍に関係しておる特殊労務者に、例えば船舶職員などもその一つでありますが、船舶職員がこういう特別の海上勤務をしておる場合に、これに対して課税をされておるような、課税をするという方針らしいのですが、この間船舶從業員の方々が政府と折衝した結果ですね、所得税については、これは特別勤務であるから、これは免除をしようというようなことを検討しておるという話がありました。そこでこの関係者の方々は、非常に心配をしておるわけです。この特別勤務に從事する諸君は、これは今政府で心配されておるようなことが、私共は一日も早くこれは実現さしてや……

第8回国会 大蔵委員会 第5号(1950/07/24、2期、日本社会党)

○野溝勝君 折角ですから少しやりましよう。
【次の発言】 主税局長にこの点だけお伺いして置きたいのですが、その武器の問題とか、そういう性格的のものはまあ多くの人から質問がありますから省きますが、私はこの予算措置、それから文法理論的に見て非常にちよつと疑義があるのじやないかと思うんです。というのは、主税局長も御承知のごとく、定員法の問題のときには非常にやかましくこの増員その他官吏の流用といいますか、それについては非常にやかましかつたわけです。先般関税法改正に関する質問の中で、予算措置については今までのままでできるんだ、それから定員法でいう枠を左右するものではない、いわば技術的措置でできるような表……

第8回国会 大蔵委員会 第6号(1950/07/25、2期、日本社会党)

○野溝勝君 お伺いしますが、この帳簿価格というのはなんですか、私はよく知りませんが、時価の価額の場合もあるし、それから仕入当時の帳簿価格ということにも考えられるのですが、どちらを対象にしての帳簿価格ですか。
【次の発言】 私がお聴きした心配の点は、今森下委員の質問した点なんです。というのは。これが帳簿価格ということになつて処分するということになりますと、それに減価償却を見込むのです。そうするというと買つた当時の、建造当時の価格よりもつと安くなる。そうして現実においてはどうかというと船舶株は非常に上つておる。売買をあなたが提唱する十ケ年間ぐらいはこれはやめさせるというような考を持つておりましても……

第8回国会 大蔵委員会 第7号(1950/07/27、2期、日本社会党)

○野溝勝君 証券業者の方のいるところで、一応湯地さんに聞いて見たいと思いますが……。
【次の発言】 湯地さんにちよつとお聴きしますが、証券の民主化との関連はどういうふうにお考えですか。この改正法案とあなた達のやられている証券の民主化と、それとの関連はどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 ちよつと関連してお聞きするのですが、何かの手があればその対策ができたというような意思表示があつたのですが、その何かというのは具体的にはどういう手ですか。
【次の発言】 大体趣旨は分りましたし、証券業者の意見も聞いたのですが、最後に一言聞いて置きたいのですが、と申すのは、不良な業者は既存の業者であつても整理……

第8回国会 大蔵委員会 第9号(1950/07/29、2期、日本社会党)

○野溝勝君 簡單に二点ばかりお聞きします。先程局長からお話がありましたが、前年度の所得以下になる場合には一応税務署長の了解を得る、こういうわけですね。それはどういう意味なんです。大体所得が前年度よりはあるものというまあ断定の上に立つて、さような通牒というか命令ですか出したのですか、どういうお考えですか。
【次の発言】 先程油井さんにも同様な質問があつたのですが、私は平田さんの施策のうちこれ程失敗はないと思うのです。と申すのは、これがためにまあ地方の農村を初め勤労者が非常な恐慌を受けておるわけです。それで私は後でこれは徴收課長の方からお聞きしますが、一体農村あたりは前年度よりは所得が多くなるとい……

第9回国会 大蔵委員会 第1号(1950/11/24、2期、日本社会党)

○野溝勝君 今委員長の民間資本の蓄積というのはどういう意味ですか。その報告書というのはどういう意味でそういうようになつておるのですか。
【次の発言】 大衆の預金を多くしようと、こういう意味ですか。

第9回国会 大蔵委員会 第8号(1950/12/05、2期、日本社会党)

○野溝勝君 何だかはつきり言つて下さい。
【次の発言】 先刻の説明のは……。
【次の発言】 細かいことを聞いても仕方ないのですけれども、これはどういう根拠なんでしようか。この示されました表を見ますると、今ここで改正の案が出ておりますが、國務大臣級に羅列してある委員長と、それから内閣官房長官を筆頭にして羅列してあるところの各種委員長との間に違いがあるのは、これの違いを設けた理論的根拠といいましようか、何かあるのでしようか。
【次の発言】 そうするとおのずから政府の見解は委員会の職階制と申すか、地位がここで違うわけですね。
【次の発言】 どうも沿革的に生れておるということになると、これは相当問題が……

第9回国会 大蔵委員会 第10号(1950/12/07、2期、日本社会党)

○野溝勝君 今油井さんの質問にちよつと関連して舟山さんにお聞きして見たいのですが、近いうちに銀行業法が出るということが伝えられておりますが、その際には信用協同組合の金融機関も、それから無盡会社も相当内容的に改正されると思うのですが、一体さような時期に今これを出さなければならん何かここに早急に必要なものがあるのですか。
【次の発言】 ああそうですか。これは失礼しました。ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 この議員提出の法律案が、何かこの提出者の提案理由の説明などは並行的に聞かなくてもいいのですか。
【次の発言】 それで政府委員の見解を聞いておるわけですね。

第9回国会 大蔵委員会 第11号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○野溝勝君 一点だけ私お聞きして置きますが、先ほどの説明によりますと、大体一億八千万ドルという額が予定されておるのですが、そのうち綿花のほうに七千万ドル、大体……。そうすると大体は予定数量はどのくらいの見込ですか。
【次の発言】 聞くところによると、大体十五万俵くらいしか本年度は綿花の入る数がないということが、その筋から伝えられておるということを聞いておるのですが、その間の消息をお話を願いたいと思います。
【次の発言】 簡單に関連してお聞きします。大体この法案の趣旨には賛成ですけれども、一つ聞いて置きたいのですが、先ほど木内さんの質問に対して佐藤さんからの答弁は黒字になることもあるかも知らんと……

第10回国会 大蔵委員会 第3号(1951/01/29、2期、日本社会党)

○野溝勝君 ちよつとお伺いしますが、あれですか、この工業塩と食用塩と価格が非常に違うんですがね、あれはどういう理由なんですか。例えば一トンが食用塩だと一万七千円……約一万八千円ばかりするんです。工業塩だと一トン五千円ですが、最近もつと上つておると思うのですが……。
【次の発言】 ちよつとお伺いいたしますがね、それであなたのほうで一体製塩業者のほうからの買上価格は一体どれくらいですか。
【次の発言】 そこで九千七百四十五円で買上げて、そこで工業用の塩が三千円、片一方のものが一万四千円、幾ら下げてもまだ四倍から五倍かの較差があるわけですがね。一体そんなに一般人民をまあ何というかね苦しめて、そうして……

第10回国会 大蔵委員会 第10号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○野溝勝君 簡單に忠さんにちよつと伺いますが、先ほど大矢さんの御質問の際に、酒税のことですが、私の聞き間違いかどうか示りませんが、忠さんのお話では、米はもう確実に入つて来る、それから麦も大体予想がついたということでありますが、それは確実なのですか、どうですか、この点をはつきり聞いて置きたいと思います。
【次の発言】 その点がですね、今農林省は麦を統制から外そうという意図を持つておるわけです。そうするとね、具体的なものはちよつとつかみにくいと思うのですが、その間における農林省とあなたのほうとの話合いはどういうふうになつておるのですか。
【次の発言】 その点はですね、十分一つ係のかたと……、係とい……

第10回国会 大蔵委員会 第11号(1951/02/22、2期、日本社会党)

○野溝勝君 安孫子さんにちよつとお伺いするのですが、先日租税の問題で質疑を大蔵当局にしたのですが、その際に大蔵当局の見解では、税收においても減收になるようなことはないと思う、それから、予定通り進行している、こういう答弁になつているのですが、そこで今の国際情勢を見て、食糧の需給というものを非常に我々は心配しておるわけなんです。特に衆議院においても問題になりました通り、二月には向うからの予定輸入量もちよつと不可能な状態になつておる、大体政府の発表によりまするというと、手持米なども非常に窮屈になつておる、前年度の予定よりは非常に減つておるわけです。そうすると端境期を控えて、国内的な食糧の不足、それか……

第10回国会 大蔵委員会 第13号(1951/02/27、2期、日本社会党)

○野溝勝君 私は山田君に希望を申上げておきたいと思います。質問よりは簡單に希望を申上げておきますが、非常に今日は私どもの思つているような、平生考えている御意見で意を強くいたしました。そこで山田君に一つ希望しておくのですが、私が地方財政の所管の大臣をやつているときに、今のような課税の構想から事業税中土地使用税というものを数十億計上したわけでありますが、そのときには私は今の観点から反対したときに、あなたが地方財政の顧問をやられて、そういうふうな私の積極的な味方になつてくれると思つておりましたところ、なかなかそうでなかつた。ところが今日は非常に御意見が飛躍したのでありますから、特にあなたは非常に地方……

第10回国会 大蔵委員会 第14号(1951/03/05、2期、日本社会党)

○野溝勝君 櫛田さんにお聞きして置きますが、今あなたのほうから示された資料によると、大口貸付、更生資金貸付の外貌がわかつたのでありますが、大体小口貸付のほうは今のところ最低はどのくらい、最高はどのくらいということをここで一つ御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 先ほど松永さんから継々国民金融公庫の性格についてその目的を達成するように鞭撻の御意見があつたのですが、その点同感でございますが、この表によつて見ますと、勿論貸付規定というものがありますから、その貸付規定に準拠して貸付けるのだと思いますが、長野県などは相当のこれに対する希望があるわけであります。ところがこの表によつて見ますると、どう……

第10回国会 大蔵委員会 第24号(1951/03/20、2期、日本社会党)

○野溝勝君 丁度大臣が来ておりますから、この際一、二御質問しておきます。今回の所得税の改正ですが、この改正についての大体の考え方というものは私もわかるのですが、併しその考え方の裏付どなるべきものが、私ども要するに納得のできない点があるのです。と申しますのは、大体免税点を引上げるという点については了承できるのですが、その免税点の引上げによつて負担の軽減を少し図つても、実質上においては却つて水増し所得というものを見ておるわけです。いわば前年度より所得が大きくなつたという対象の上に立つての税体系なんです。かような点から見ると、あなたがたの考えによる少しばかりの免税点の引上げということは、これは決して……

第10回国会 大蔵委員会 第32号(1951/03/31、2期、日本社会党)

○野溝勝君 朗読しなくともよい。
【次の発言】 あなたの共同提案の決定、それについて実行を図るようにあなたのほうで努力することをしてもらいたいと思います。
【次の発言】 衆議院のほうでは修正はしておらないのですが、そういう点について参議院は会期も迫つてる際だから相当な努力をしなければならんと思います。
【次の発言】 各党から一名ぐらいずつ出して行くようにしたら……。
【次の発言】 社会党からは、御迷惑だが三輪君に一つ……。
【次の発言】 共同提案だからいいでしよう。
【次の発言】 二、三点お伺いしたいのですが、先ほどからお聞きしておると、銀行局長は国会の議決を尊重しておるということを盛んに言わ……

第10回国会 大蔵委員会 第33号(1951/05/09、2期、日本社会党)

○野溝勝君 一言意見を加えまして本案に賛成したいと思います。本法案の趣旨は先般来の政府並びに関係者の説明によりまして了承したのでありますが、ただ一点御留意願つておきたいことは、無尽金融は大衆性の金融機関であるという点におきまして、大衆からは非常に親しまれた金融機関であつたのであります。これが今回の法案によりまして普通銀行の性格を持つようになつて参りました。勿論内容的には前の性格を活かしつつある点はよくわかつておるのでございますが、勢いこの銀行制度というものの枠にはまるわけになつてまいりますると、得て前の特徴というものがぼやかされる傾向になり易いものであります。例えば従来無尽金融の業務をやつてい……

第10回国会 大蔵委員会 第47号(1951/06/02、2期、日本社会党)

○野溝勝君 関連して原さんに伺いますが、今の油井委員の質問に対しての回答がどうもかゆい所に手が届かんように思うのですが、というのは昨日の新聞を見ると一万田さんは、こういうものは部分的な損失であるから、こういうものに対する補償などは考えておらん、こういう日銀の意見ですが、結局今の油井君の質問に対しては大体キヤンセルにあつたような場合は同情すべきものであるから、そういう点は考えたらどうかという御意見を聞いたのであります。そうしてそれに対してあなたの方では、何だかやるようなやらんような、はつきりした意見がないのですが、一体一万田さんの見解とあなたの見解と少し違うように思うのですが、そういう点について……

第12回国会 大蔵委員会 第3号(1951/10/26、2期、日本社会党)

○野溝勝君 今四案の説明があつたのでしよう。
【次の発言】 四案の説明があつたのですが、これだけに対するもつと詳しい説明を聞こうというのですか。今四案の説明があつたのですが……。
【次の発言】 それならばわかります。

第12回国会 大蔵委員会 第6号(1951/11/06、2期、日本社会党)

○野溝勝君 その前に私資料をお願いして置きたいのです。というのは今主税局長並びに阪田財政金融局長のお話を聞いておるうちに、この資料がどうしても必要になつて来たのです。というのは、法人所得の四千四百六十億、これがどのぐらいの法人所得の種類並びに個数と言いますか、件数と言いますか、それを一つお知らせ願いたい。なおわかりますならば参加しておる人員の数をわかつたならばお知らせ願いたい。この資料を要求します。
【次の発言】 労働統計の収録でも結構です。大体この農業課税の人員の数と或る程度の比較対照ができる参考で結構ですから……。
【次の発言】 ちよつと局長に聞きたいのですが、これは何ですか、私はこういう……

第12回国会 大蔵委員会 第7号(1951/11/07、2期、日本社会党)

○野溝勝君 福良君にちよつとお聞きして見たいのですが、先ほどあなたが冒頭において、千五百億の自然増収を財政調節に充てるという政府の方針は、これは私は認めたいと、こういう御意見でしたが……。
【次の発言】 ところがその千五百億の自然増収というものは多量に見ておるのですか。それはその問題は別に自然増収という現象上の数字だけを見ての上における御意見ですか。千五百億という自然増収の中には幾多意見もあるという解釈なんですか、どうなんですか。
【次の発言】 ああ、そういうわけであれを認めるというのですね。
【次の発言】 どうですか。いや、それじやあなたの御意見ですから……。

第12回国会 大蔵委員会 第8号(1951/11/07、2期、日本社会党)

○野溝勝君 大蔵大臣に二、三点質問したいと思います。先ず第一点は、大蔵大臣の予算委員会における御答弁を聞いおりますと、日本の財政が非常に楽のようになつたような意味で答弁されたように思います。と申すのは、案外自然増収というものを過大評価されまして、楽々に補正予算の編成ができたかのごとく我々には感じられたのであります。そこで私は特に自然増収のうち、何と言いましても、所得税から出た自然増収が大半をなしておるのでございますが、大臣は一体この自然増収に対しまして、これが本当の自然増収であると感じられておるのであるか。ここには日本の財政が少し無理と承知しながらも、自然増収として財源を得るよりほかに方法がな……

第12回国会 大蔵委員会 第9号(1951/11/08、2期、日本社会党)

○野溝勝君 議事に先立つて進行上発言を申上げます。昨日の私の大蔵大臣に対する質問中、たまたま委員長から、専売裁定の問題は明日議題になるから、その際にしてくれという意見が出たのであります。併しいやしくも審議権を尊重する委員会におきまして、発言を許しておいて、委員の質問中に委員長がそれを遮ぎるようなことをするということは、これは実際審議権を拘束するものだと私は思います。私は強く抗議をするものじやないが、特に私も議会生活は相当やつておるつもりであります。委員長も私はやつたことがあるのです。大体委員会規則に則つてやるのでなくてはならんと思います。特にその点は委員長代理でありまする大矢氏におきましても、……

第12回国会 大蔵委員会 第14号(1951/11/15、2期、日本社会党)

○野溝勝君 一つだけお聞きしておきたいと思うのでありますが、提案理由の説明によりますると、「我が国損害保險会社の事業成績はかんばしくなく、その対外信用の低下を来し海上保險取引を著しく困難ならしめている実情でありまして、このような事態の改善を図ることは、目下の急務とされているのであります」云々と書いてありますが、これは誠にその通りだと思うのであります。私この理由を裏付けるものといたしましては貿易だと思います。貿易を裏付けるものは船舶だと思うのでありますが、こういうような関係を先ず睨み合して立案されたものと思いますが、そういうことになりますというと、大体この案を立てるときにどのくらいの損害があり、……

第12回国会 大蔵委員会 第17号(1951/11/20、2期、日本社会党第二控室(左))

○野溝勝君 一点お聞きしておきたいと思う。只今お聞きするところによると、まあ用紙の輸入免税の点でございますが、輸入する紙のほうがトン当り九万五千円、内地産が七万二千円、相当の開きがあるのですがね、大体日本の輸出物資は国際価格より非常に高く今問題になつておるというのですが、これは余りにも輸入品のほうが高くて国内品が非常に安いのですが、これはどういう理由なんです。これは他の物資と非常に違うように思うのですがね。
【次の発言】 聞くところによると、今政府委員の答弁とは少し違つておるように私聞き及んでおりますが、というのは、大体輸入される新聞用紙はアメリカにおいては質のよくないもので、割合にまあ二流品……

第12回国会 大蔵委員会 第18号(1951/11/21、2期、日本社会党第二控室(左))

○野溝勝君 田村委員とは別の角度で平田主税局長に二三お伺いいたしておきたいと思います。昨日の本委員会におきまして関税法が上程された際その説明を聞いたのでございますが、今申された通り何もこの高いものを外国から強いて買う必要は私はないと思うのです。絶対必要であるからこれは買わなければならんのですが、その場合は最少限度にしたほうが日本のドルを維持する上から言つてもよいのでありますし、更に日本の財政施策或いは金融政策等を考えるならば当然であります。むしろ日本産業の、近代的工夫をこらせば能率が非常に上るとも輝いておるのでございます。さような方向に努力をしなくて、徒らにアメリカから高いものを買つて来て、そ……

第12回国会 大蔵委員会 第19号(1951/11/22、2期、日本社会党第二控室(左))

○野溝勝君 議題になつておりまする租税特別措置法の一部改正法律案でございますが、昨日主税局長に質問した際に、主税局長の御答弁では、農民のために考えての案だというお話でございましたが、調べて見ますると、今まで、農地の交換分合、換地処分、土地区画整理等の問題ですが、こういうものに対しましては、今まで所得税は取れることにはなつておつたのでございますが、現実には取つておらんようでございました。で、それを今回は清算金という名でこれを取るというのでございます。一体前には農地改革という意味を重要に考えられまして、日本の農村の民主化のために、この譲渡所得税などは免除しておつたのですか、或いは忘れておつたのです……

第12回国会 大蔵委員会 第22号(1951/11/27、2期、日本社会党第二控室(左))

○野溝勝君 二、三点お伺いいたします。先ほど来糸価安定特別会計法案に関係いたしまして、繭糸価格安定法案に対する種々な質問が同僚でありまする森さん、清澤さんから行われたのでありますが、私この際政府に変つた角度から二、三点お伺いします。  糸価安定ということはたびたび聞かされるのでございます。前にも糸価安定施設法があつたのでございますが、それと今回の糸価安定策とはどういう所が違うのでございますか。
【次の発言】 そうすると大体において糸価を安定するという基本的考え方については一致している、こういうふうに御答弁をされているようでありますが、糸価を安定するというこの基本的考え方が一致しておるならば、大……

第12回国会 農林委員会 第12号(1951/11/26、2期、日本社会党第二控室(左))

○委員外議員(野溝勝君) 本委員会の多忙の際に委員外質問を申込みまして御了承を得ましたので、この席をお借りいたしまして一、二の点を御質問いたしたいと思います。  先ず第一点は肥料問題に関してでございますが、聞くところによると、肥料の二十六年八月から二十七年七月までの間における需給計画を政府は一応発表されておるのでありますが、この際にその需給計画が既定方針通りであるかないかという点について一応お聞きして見たいと思います。
【次の発言】 只今の肥料部長の答弁でございますが、大体今需給計画から見るというと思つたよりもまあ増産が存分に行かんというふうに私は聞いております。電力事情その他で需要見込が東南……

第13回国会 大蔵委員会 第3号(1951/12/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 会計検査院長に一つだけ要望をしておきます。先ほど木村委員が言われたように検査院長は検査院法に基いて一つ力強くやつて頂きたいのです。今の財政法の第二十七條の適用などの問題に対する見解は、あなた自身は死文と心得ておると私は思います。こういう点ははつきりやはりあなたが強く打出してもらわんと、やはり法治国は実際混乱します。しつかりやつて下さい。

第13回国会 大蔵委員会 第11号(1952/02/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 どうです。大体もう今まで公聴会もやつておるし、相当まあこの参議院としては審議も尽されたことと思うのです。そこでまあお互い参議院の任務としては、最も法理論を正しく遂行しようという考えを強く持たなければならんと思う。そこで、今の憲法上から見ても、実際割切れておらんのだな、そこで疑義もあるのですから、併し疑義はあつても今までこれをやつている点もあり、或いは了承する点も少しはあるから、これを我々否決するというのじやないのですからね、だから疑義を成るべく小さくして解決して行こうという考えなんですよ。そこでまあここに年度の制限を規定し、或いは継続費に対しましても或る限界を数字的に設けて行こうと……

第13回国会 大蔵委員会 第26号(1952/03/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 この際、通産省、安本、大蔵関係当局に対して質問をいたしたいと思います。只今議題になりました法案でありますが、その法案の提案理由を見ますると、私どもには要領を得ない点があるのでありますが、その点を一つ明らかにしておいて頂きたいと思います。「国内関連産業の保護育成及び財政收入の増加を図るため砂糖等の関税を引上げ、児童給食用の乾燥脱脂ミルクについては、その用途の特殊性にかんがみ輸入税を免除するとともに、原油、重油、新聞用紙、大豆、船舶、建染染料、重要機械類等の重要物資については、さらに一年間輸入税を減免する必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。」、こう書いてあります。そこで……

第13回国会 大蔵委員会 第31号(1952/03/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 一、二お伺いしたいのですが、私はまあ頭が惡くてよくわからんが、経理局長、この手許に渡されました法律案の説明のうち、十の終りから四行目、現在はその間に形式的な二重経理をしている事情である。よつてこの際支出として経理する時期を債権者に支拂をしたときとすることに改め、発生主義会計の徹底と手続の簡素化とを図ろうとするものである。この発生主義会計と従来の二重経理とはどういう点が一体違うのだか一つこれを説明してもらいたいと思います。内容がさつぱり我々にはわからない。
【次の発言】 それだけではどうも経理学に暗い私にはよくわからんのですが、事務当局はいろいろ細かいことを考えて、新らしい会計方針だ……

第13回国会 大蔵委員会 第32号(1952/03/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 先に平田主税局長に聞きますが、先般質疑中に遺憾ながら退席されましたので、その関連の質問でございます、多分お耳に入つておるとは思いますが、この関税定率法中の殊に新聞用紙の点につきまして、あなたの退席中に通産当局と質疑を交したのですが、そのうちで特に明らかになつたのは昨年緊急必要の新聞用紙を輸入するということで、一年間に限りまして輸入するものに対しては免税をするということを承認したわけでございます。ところが輸入した新聞用紙が六千五百トン、約一千三百万ポンド、価格にして六億三千万円、輸入中の九割だそうでありまりすが、それが新聞用紙として使いものにならない不良紙であつたという始末だそうであ……

第13回国会 大蔵委員会 第33号(1952/03/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 私一、二点伺います。大蔵大臣となるとなかなか日本財政の実力家なので、遠慮しいしい聞いておられるのでありますが、国家の一大事であるから遠慮する必要はないと思います。貴下が今度とられた二千万ポンド英国へ提供というのは、勝手に二年間御処分願いますということだから誠に英国の信用を高めて、英国といたしましては池田万々歳というところであります。併しこの構想の内容から見れば、政府といたしましましては一応考えざるを得ない点であつたと思います。英国の非常に喜ぶのは当り前だが同時に池田大蔵大臣においても何か期するところがあつたのか、具体的に日本が利益するところがあるのですか。具体的にあるとしたならばこ……

第13回国会 大蔵委員会 第34号(1952/03/31、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 松任谷さんにちよつとお伺いしますが、広川農林大臣は農林予算が百億ぐらい殖えたと言つてばかに高言しておるのだが、これは物価はどこを單位においてさようなことを言うのか、その点を一つお聞きしておきたいということと、それから今度の百億が事実とすれば、その百億増額されたと言うのだが、食糧関係にどのくらい一体増額した予算が廻つておるか、それからその増額された予算は、食糧関係のどういうほうに使われるか、これを一つお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 広川放言大臣の言うことだから、どの程度まで本当か、予算の内容を分析して見ないと私にもわからんのでちよいとお伺いしたのでございますが、今説明員……

第13回国会 大蔵委員会 第44号(1952/04/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 社会党第四控室を代表いたしまして、本法案に反対の意思を表明するものであります。長くは申しません。  大体独立したという日本が、その日本の行政に対して行政協定をするというのが私にはわからんのです。日本の行政は日本の政府がやるべきで、政府と言いましようか、人民によつてできた機関でやるべきであります。それをよその国の了解と力を得なければやれないというのが、どうしても日本人民として私は不可解でならない。かようなわけのわからん協定をした條約に対して私どもは反対して参りました。そこで更にこの行政協定から端を発しましてできましたと言いましようか、提案されました日本国とアメリカ合衆国との間の安全保……

第13回国会 大蔵委員会 第49号(1952/05/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 誠に結構でありますが、私はそのときに内容は知らんですが、独立後の金融政策ですか、金融動向を聞くのですか、どつちですか。政策など聞く必要はないと思います。私はそんな不見識なことはいやです。立法府ですからね。ですから金融の動向とか、意見を聞くならいいですが、その点はどうなんですか。

第13回国会 大蔵委員会 第52号(1952/05/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 私はよくわからんのですが、信託は前に相当あつたので、それがどういう関係か知らんが、今度は信託をやめて銀行ということに改められたんですが、又貸付信託法というものが出て来たんですが、これはここで言う信託と前にあつた信託と、信託という内容が違うのですかね。
【次の発言】 何だかさつぱりわからんが、そんな必要はあるのかね。前の貸付信託帳行でこれを兼ねてやることができるものを、別個にこういうものを作つて、新らしい何か格付けでもあるようなことを言われるが、一体どういうところが新らしいのですか。又どういうことを、この貸付信託法でも作らなければいわゆる貸付企業はうまく行かないのですか。

第13回国会 大蔵委員会 第56号(1952/05/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 二、三ちよつとお伺いします。この法案の中で設備を本邦から輸入するというのは、この設備とはどういうものを考えておられますか。
【次の発言】 ところで先ほど政府委員の答弁によりまするというと、第三條の「国際収支上有利な地域に開拓」して行くその大体構想が出超の勘定の多いところというまあ見解を表明されたのですが、出超の勘定の多いところというのは、大体考えておられるのはどの国を対象にされておるか。
【次の発言】 そうすると、従来大蔵省の見解はドル中心の見解を持つておられたのですが、通産省におきましては大体輸出中心、ポンド地域に対する輸出の抑制を大蔵省の見解だというと、意味されることになるとい……

第13回国会 大蔵委員会 第57号(1952/05/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 こういう構想は何か大きな再建日本に意義があるのですか。
【次の発言】 そうすると今あるかどうか……、私どもは県会に厄介になつているときに、道路損傷負担金というのですかな、そういうものを特殊な業界に課しておつたわけです。今度はこの有料道路というものができると、そういうものとの関係はどういうふうになるのですか。
【次の発言】 そうするとますますこの法案はこれは疑問を持つて来るのですがな。というのは、あの道路損傷負担金というものは多く道路を使用して、道路を損耗される業界、例えば自動車業とか、そういうものが指定されておつたわけですが、そういう諸君が多く道路を損傷するのですが、その損傷の負担……

第13回国会 大蔵委員会 第58号(1952/05/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 私二、三簡単にお聞きしたいと思います。牛場さんにお伺いいたしますが、一体牛場さんのほうから、通産省のほうから出される産業政策などの御意見を見るというと、全くやり切れん、これではどうにもならん、重要物資は買えないし、輸出すればポンドが溜まるばかりだし、につちもさつちも行かん、弱つたものだというようなことが集約して放送されておるのですが、一体今後貿易政策に明るい見通しがありますか、御所見をお伺いいたします。私野溝でございます。
【次の発言】 それだけではわからんので、まああなたなどは一つのいわば責任の地位にあられるのですから、日本の通商貿易の責任者でありますから、私の言うことを一つ率直……

第13回国会 大蔵委員会 第59号(1952/05/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 委員長の権限でやられたらいい。
【次の発言】 開発銀行の小林総裁がおいでになつておられますので、この際一二お伺いしておきたいと思います。開発銀行開始以来、特殊銀行初めその他との関係上いろいろ運営に対して相当困難な点、且つ又実際面と法理論上におけるいろいろのやりにくい点等、特にお感じになつた点がありましたら、この際忌憚なく御発表を願いたいと思います。
【次の発言】 誠に結構なお答えをお頂載いたしました。そうすると、先ほど木村委員から開発銀行の貸付などの点につきましても或いは償却などの内容につきましても詳細な資料を出してもらいたいということに対して、何も大蔵当局は、今の開発銀行の総裁の……

第13回国会 大蔵委員会 第61号(1952/06/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 中山さんの御答弁が私は開発銀行の今までの性格ではなかつたかと思うのです。私もそういうふうに拝聴しております。今池田大蔵大臣の答弁によりまするというと、これは誠に私どもの要求と言いますか、期待したような御答弁で、私どもは非常に喜んでいるのですが、最初開発銀行の法案が出た当時における私の質問に対しては、大体重要産業を対象にしているという御答弁でありました。今中山理事の運営の構想におきましても、私はその方針が一貫されていると思うのです。そこで、たまたま河野銀行局長は、中小企業に対する専門家がうようよしているというようなお話でありますが、かような一貫しない御答弁だというと、私どもは非常な不……

第13回国会 大蔵委員会 第62号(1952/06/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 二、三お伺いいたします。開発銀行法の第一條には、目的が書いてあるのですが、私どもはこの開発銀行法のできた当時におきまして大蔵大臣に質問をしたのであります。特にこの第一條の「産業の開発を促進するため、一般の金融機関が行う金融を補完し、又は奨励することを目的とする。」、これがまあ開発銀行の目的であるとされておりました。そこで、その産業の開発とはどういう産業を指すかという質問をしたときに、日本の基幹産業、重要り産業を対象とするというまあ答弁がありました。そこで、先般同僚の質問中たまたま大蔵大臣の池田さんから、中小企業に対しましても大いにやる、資金をふんだんに出すというような答弁があつたの……

第13回国会 大蔵委員会 第65号(1952/06/11、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 請願及び陳情につきまして、小委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  六月五日、第三回の小委員会を開きまして、紹介議員より趣旨の説明を受け、各委員の意見及び政府の見解を十分に聴取いたしまして、慎重に審議をいたしたのでありますが、その結果は次の通りであります。  請願第二百七十三号は、宗教法人の使用する宗教教化教材機具の物品税を免除せられたいとの趣旨であり、請願第千六百九十号、第千八百八十七号、第二千四百号、第二千五百九十二号は労務者に対し従前通り労務加配酒制度を存続せられたいとの趣旨であり、請願第千七百十九号、第千九百十一号は、銀行従業員給與に対し、大蔵省が干渉、統……

第13回国会 大蔵委員会 第69号(1952/06/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 休憩前に引続いて会議を開くのは結構ですが、その経過を一応御報告願つてから、それから会議を開いて下さい。
【次の発言】 関連して……。この趣旨誠に結構でございますが、私はよくわからんのですが、一体世間では専売局のことを、俗にたばこ専売だから千倍の値がするということを言つておるのですが、例えば「光」三十円、この原料は一体どのくらいでできるのですか、これを一つ久米君から御説明願いたい。
【次の発言】 七円、そうするとあれが末端の小売店に行きまして、小売店の利率というのですか、利益はどのくらいになるのですか。
【次の発言】 これは党派を超越した重大な提案者からの発言がありましたから、この際……

第13回国会 大蔵委員会 第76号(1952/07/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 只今片柳、油井さん等の御質問は本法案審議の上に重大な点なんです。というのは先に麦類の統制を撤廃するときに、この価格の修正によつて政府の原案はまあ修正されたわけなんだから、結局同会計の支払超過になることはもう必然なんです。こういう重大問題を内在しておりながら、今のような額の補填等に対する危険に対して一般会計から繰入れることを考えておるということを言われた。併し一般会計から繰入れるという決定は大蔵当局でなければわからんから、特に大蔵当局の出席を願つて私は審議を進められんことを望みます。(「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 御両氏は重大な御質問でございますから又あとでどうぞ一つ関連して……

第13回国会 大蔵委員会 第78号(1952/07/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 引合に出されましたので私からも質問を通告してある一人として考えを申上げたいと思います。勿論この国会におきましては各党各派がありますごとく、その運営に対しましては各所属の見解もあると思います。この点につきまして大矢さんの気持はよくわかります。併し一応やはり議会人として超越した感覚を持たなければならないと思います。それには或る程度その法案の性質、内容等に対しましては十分に検討しなければならんと思います。ただ自党のものであるから検討及び審議を少くしても、或いは残つてもそれで打切つてよろしいというような考え方は、これは特に参議院におきましては性格上も私は間違つておると思うのでございます。そ……

第15回国会 大蔵委員会 第5号(1952/12/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 私はよくわからんのだが、お伺いするのですが、これはあれですか、別に法律案も出てないようでございますから、行政措置としてやるつもりなんですか、どういう御趣旨なんですか。
【次の発言】 誠に結構ですが、これは一体こういう予算的に関係するものは、むしろ大蔵大臣の承認を得るということは便宜的処置であつて、本質は国会におけるべきもので、むしろこういう問題は国会に出されたことは大蔵省としては珍らしいことです。(笑声)質問の第二は、大体大蔵大臣はこれを承認したんですから、承認しようとしておるのですから、あらかじめどのくらい一体支払いの総額を考えておられるのですか。

第15回国会 大蔵委員会 第6号(1952/12/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 今委員長から本法律案に対する質疑と申されたのですが、国民金融公庫の事業につきましては、これはあまねくこの金融機関に対しましては信頼もし、且つ又この内容につきましては期待もし、歓迎をしておるところでありまして、特に各党が本案に対する支持と且つ資金の点につきましても豊富にされるよう希望を述べておるところでありまして、本法案に対しましてはその性質から言いましても当然なことと思いますので私は資料を早くここに提出を願いましてあとは質疑を省略して本案を承認して行きたい、かように思つております。
【次の発言】 私は二つばかり希望意見を申上げまして本案に賛成をするものであります。  本案の原則的な……

第15回国会 大蔵委員会 第14号(1952/12/22、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 それじや一つ御質問申上げます。昭和二十八年の所得税の臨時特例に関する問題につきまして、二、三お伺いいたしたいと思います。大体まあ減税を相当織込んでおる法律案でありますので原則的には大体了承できるのでございます。併しこの法律案の内容を検討してみますると、本改正法案中特に目立つておるのは、この源泉所得が非常にふえて来ておるということをまあ発表もされていますし、又この比較表を見てもそういう点がよく見られるのです。例えば二十六年度のときには二千三百有余億の源泉所得があつた、ところがまあ二十七年度においては二千七百億で、四百何十億というもののそこに開きができておるわけですが、かような一体この……

第15回国会 大蔵委員会 第23号(1953/02/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 簡単に二、三点……二、三点というか五、六点というか、御質問さしてもらいたいと思います。  先ず食糧庁長官にちよつと先にお聞き上ますが、密造酒はどのくらいありましたか、大体密造酒の件数と扱つた石数について、一つお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 只今御説明がありましたが、まあこれは予想石数だと思うのですが、その予想石数の根拠はどんなところにあつたのですか。予想石数の予想根拠は……。
【次の発言】 そうすると大体戦前よりは相当の密造酒が上廻つた予想なんですけれども、大体この上廻つた理由というものについて、何か当局では検討なり調査なりしたことがございますか。

第15回国会 大蔵委員会 第24号(1953/02/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 大臣急がれているようでございますから、一、二点簡単に御質問をしてお答えを願いたいと思います。  前の池田大臣は、源氏鶏太の小説じやありませんが、三等大臣でございまして、あなたは経済人で非常に苦労されておりますから、私の見方は一等大臣と見受けます。そこで昨日来政務次官の愛知さん、塩崎課長のいるところで、私現在の酒の小売業者のかたがたが非常に困つている、まあ大体、全体生活が楽じやないのでございますが、特に私この事実を件数的にも長野県としても調査してあります。その事実を私申上げまして、昨日当局の反省を促がした質問をしたのでございますが、明確な回答がありまして、その点は非常に安心いたしまし……

第15回国会 大蔵委員会 第26号(1953/03/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 これと直接関係があるかどうか知りませんが、たまたま関係法案が出ましたので、この際お聞きしておくのでございますが、問題になつておりまする富士山の八合目の払下に関する問題でございますが、これは静岡県、山梨県とがちやんちやんばらばらを演じておるのでございますが、一体あの経過をみますると、大体静岡側の払下要求を承認したかのごとき大蔵当局は見解を発表されておるのでございますが、これに対しましてその経緯を一つこの際お伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 失礼でございますが、委員長にお伺いいたしますが、政府委員、説明員として御列席になつておる氏名を一つお知らせ願いたい。

第15回国会 大蔵委員会 第30号(1953/03/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 二、三御質問したいのですが、大蔵大臣はお帰りになつたとすれば、この次の機会に大臣に対する質問は保留しておきたいと思いますが、取りあえず事務当局に質問することにいたしたいと思います。  この法律に関連してでございますが、どうも調べれば調べるほどだんだんとわからないようになりまして、これに関連して幾多の疑義事項が続々と出て参るのでございます。私はこの法案の出たのを機会に政府当局の態度というものを明確に今後規定しておかないというと、ますます問題が続出するのではないかと思います。特に社寺境内の処分審査会が解消されるということになりますれば、今でさえ問題があるのに、更にかような民主的機関を削……

第15回国会 大蔵委員会 第32号(1953/03/10、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 一、二点お伺いいたします。原則的にはこういう消費税などに対しましては撤廃できることなら撤廃を我々は叫び、且つ又その実行を願いたいと思つておるのであります。併し、今回のこの物品税法の一部改正法律案は、理由にあります通り、税制改正の一環としてこの法案を出した、物品税の負担軽減をする、こういう趣旨でありますが、これは実にこの趣旨と内容とは私は矛盾しておると思う。実際に消費者の負担、それから物品税に対しての徹底的な軽減を図るというのでありましたならば、順位というものをやはりきめてかからなければならん。ただ無計画的に天ばね主義というような考え方は、これは私は負担軽減の妙味としては妙味ではない……

第15回国会 大蔵委員会 第34号(1953/03/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 大臣にお伺いをいたします。大臣向井さんはすでに御承知のことでございますが、目下社会を騒がしております富士山払下事件、俗に言う富士山の山を食う事件、この事件でございますが、賢明なる大臣におかせられましては、幾多の委員会において同僚からの質問に対して慎重に考慮するという御所見であることを速記録を以て承知しております。併しこの問題は非常に重大な問題でありまして、例えば払下という問題でありますが、いやしくも日本的であると同時に世界的の冨士山を個人化するということに賛成するということでございますから、私有化に賛成することでございますから、大臣が慎重を期すると同時に、これ又社会の目も、世界の目……

第15回国会 大蔵委員会 第35号(1953/03/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 業界のかたがたに二、三点お伺いしたいと思います。我々しろうとですが、日本の金を皆さんがこの頃代表的に集めておられるが、集めた金はどこに使うのか、その使途がわからんが、例えばその代表的なものは、まあそこに遠山氏初め三人の代表の方がおられるが最近投資信託の名のもとに非常に業界としてはなかなか巧妙なやり方なんですが、それは結構だと思います。何も強要するわけじやないから結構だと思います。併しその集めた金はどこに使うのですか、例えば全責任をその会社に一任するわけですが、そうするとその会社がどんな株を買おうとそれはよろしい、まあ、会社が信頼があると見れば見られる、そうなつて来ると、殆んどこの小……

第15回国会 農林委員会 第13号(1952/12/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(野溝勝君) 第六条の末項でなくて、第七条にそれが規定されておるようでありますが、併し趣旨につきましては規定されておることについては間違いないようでございます。そこで私は一体かようりな、この生産を振興すべき事業ですね。政府はかような監督乃至は必要以上の干与をしなければならん理由について私は疑問を持つものであります。特にこれが公団であるとか、統制会社とか、いわゆる政府出資の機関であるとかいうなら、これはまあこういう考え方もいいと思いますが、併しそうでないのです、実際は。それは幾ら助成をしてあるからというような意味で、政府は或る程度の監督をせられます。併しこれで見ますると、麗々しく「犯……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 大蔵委員会 第6号(1953/06/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 二、三点御質問いたしたいと存じます。  一体この開発銀行なり日本輸出入銀行というのは、今までどういうことをやつているか、よくその内容を私どもは知悉しておらないのですが、ただ先般開発銀行の経営者を本委員会に招致した際に、そのアウトラインだけは聞きました。併しその間、開発銀行の営業範囲と言いましようか、営業状態を聞いたのでございますが、どうも特定の会社、特定の事業団体にのみ資金の融資をしているわけであつてその特定の会社の事業に対する資金の融資の場合、その償還状態が明確にされておらないという各方面からの疑問もあり、その際その事情を聴取しましたところが、未決の分が多分にあるわけで、それが徹……

第16回国会 大蔵委員会 第7号(1953/06/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 二、三お伺いしたいと思います。なかなかこれは婆な内容に亘る法律案でございまして、事いやしくも金融にも関係を持つておる法案でございますし、簡単にはそうこの審議ができるものではないと思います。でありますから、今日は私二、三点だけお伺いいたしまして、逐次質問をいたしてみたいと存ずるわけであります。  先ずお伺いいたしますのは、一体この法案を見ますると、公共性のあるということを強くこの提案理由の中に誰つておるのでございますが、併し、この公共性に鑑みましてということになつておるのだが、そうすると、今公共性ということを発見されたのですか、元から公共性ということを認めておられたのですか、こういう……

第16回国会 大蔵委員会 第8号(1953/06/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 二、三お尋ねします。私は開発銀行に関してお伺いいたします。小林総裁には鉄道審議会委員その他なかなか用務が多くて御多忙の際御出席願いまして有難とうございました。  御承知のように、この開発銀行は今回の法案によりますと、国際復興開発銀行等からの外資受入を促進するために、特に特例まで設けて、この要請に応えようという内容であります案で、日本の経済も私が申上げるまでもなく非常に脆弱なんであります。私は前年も本委員会におきまして池田大蔵大臣とこの問題について二、三質疑をしたのですが、大体この資金運営の対象は大企業を中心にするということなんでございましてかような考え方は私といたしましては反対なん……

第16回国会 大蔵委員会 第9号(1953/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 二、三それではお伺いをいたします。  最初国際復興開発銀行等からの外資の受入に関する特別措置に関する法律案ですが、先般開発銀行の頭取から一応お話を聞いたのでございますが、大体事務的な話でございまして、この法案そのものの性格並びに運営等に関しましては、質問を政府当局にお聞きしたいと思いまして留保しておきました。そこでこの復興開発銀行等からの融資受入ですが、これは政府の保証にきものでりまして、ますます日本の税収入とも睨み合せまして非常に私は深刻にこの問題を考えなければならんと思つております。そこで取りあえずお聞きするのでございますが、大体この借入の対象とも成るべき為替の問題につきまして……

第16回国会 大蔵委員会 第25号(1953/07/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 関連して一言お聞きするんですが、大いに貿易を振興して、産業の復興を図るというんですが、政府は新らしい産業の復興に対する貿易政策の一環として製塩事業に対し、特に外塩の輸入などに対し、どういう考えを持つておるんですか、この際一つお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 その外塩の安いことにつきましては、昨年の災害の施設法ですか、その際に質問いたしましたので、この際は省略します。私ども依然としてその外塩の安いことを、安いというだけであつて、それに対する解決がされていないことは誠に遺憾です。又政府の答弁を聞いてますと、昨年の災害復旧法の答弁の時と同じ、例えばあの時には大いに努力して国内……

第16回国会 大蔵委員会 第28号(1953/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 今銀行局長から非常に妥当な御意見を聞きまして、私質問をしようとする用意がこれでなくなつて来たかのような感じもするのでございます。現在の金融機関のうちで、私は国民金融公庫ほど国民から喜ばれておる金融機関はないと思います。これが設置並びに支所等の機関の設置につきましては、恐らく全国民、全地域とも要望しておると思います。先般も本委員会におきまして問題になりました通り、人口に見ましても、地域的に見ましても、或いはその地方の産業的見地から見ましても、当然支所並びにそれらの機関が設置されなければならんような所で案外漏れておる所もあるのでございます。こういう点は十分一つ勘案され検討されまして、今……

第16回国会 農林委員会 第22号(1953/07/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(野溝勝君) ちよつと体を傷めておりますので、座つて質問することをお許し願いたいと思います。実は本委員会に代つて来るつもりでございましたが、今日申入れたところ、議運が開かれませんので、万止むを得なく委員外質問を許して頂いた次第でございます。私はこの提案者に対して議論せんがために理論を吐くということでなくて、提案者の、聞いておりますと、先ほどの河野さん並びに戸叶さんに対する答弁なども、非常にまあ自信のない答弁のようでございます。大体悪い法案ではないから、悪い考え方ではないから、まあこれが一つの何と言いましようか、布石になれば幸いであるというような、要するに権兵衛の種蒔きという御意らし……

第16回国会 農林委員会 第23号(1953/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 まあそれも一つの意見ですが、どうせどんなことを話しても議会のことはわかるのですね。だからむしろそういう意味では委員外のものも発言するわけではないから、一つざつくばらんにどうです、ここで話したほうが却つていいんじやないですか。
【次の発言】 その何と言いますか、それに対する見解はあとにするといたしまして、私も昨年農民がこの澱粉について非常に悩んだことをよく承知しています。特に群馬県の農民組合から、昨日もお話申しましたが、実際百六十二円を台割れしたような状態で、農林中央金庫というものは何のためにある、一体農民の金庫であるかわからんというのです。それでこの金融の問題について何とか処置して……

第17回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1953/11/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 私は今井さんがお急ぎのようですから、二、三お聞きしておきます。  今日は予備審査ですから私一つだけお聞きしますが、私ども先ほどからお伺いしておるというと、どうも何だか私のような頭のわからん者にはわからない。というのは今井さんのお話によりますというと、仲裁裁定委員会の任務といいますか、性格というか、それは案を作るまでのような御所見のように聞いていますがね、これは私おかしいと思うのですね。その点は私の誤解か、あなたの意見、言葉遣いの違いか知れませんが、三十五条には立派に書いてある。三十五条にはちやんと「仲裁委員会の裁定に対しては、当事者双方とも最終的決定としてこれに服従しなければならた……

第17回国会 大蔵委員会 第3号(1953/11/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 一つ聞きたいのですが、先ほど理財局長さんの話によると、資金運用部で国民金融公庫の資金確保も相当当てにしておるようでございますが、大体どのくらい予定されておりますか。
【次の発言】 どうも私呑み込めないのですが、先ほど資金運用の点について同僚小林君から質問のあつた際に、郵便貯金のほう並びに国民金融公庫の資金を確保をしたいというお話があつた。それで、実は今聞いたのですが、今局長の言われるごとく、国民金融公庫の利用というものは非常に大きいのであつて、又実際これほど金融の内容と言いましようか、性格と言いましようか、期待されておる金融はない。それだけにこの国民金融公庫の活動並びに能率というも……

第17回国会 大蔵委員会 第4号(1953/11/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 一、二お伺いいたしたいと思います。先ほど小林さんからの御質問に関連をしているのでありますが、昨日資金運用部の資金運用の件に関して阪田局長から縷々お聞きしたのでございますが、現実に中小商人の一同が心配していることは、この年末金融の問題なんですが、実際年末金融の予算措置は、今回の予算に現われておらんわけであります。そこで、この問題が昨日の阪田さんに対する質問となつて現われたのであります。昨日阪田さんから申されたのです。この運用部資金なり、或いはその他の資金は今回の予算には使つている。その中の一つとして例えば国民金融公庫の金も災害方面へ十六億何がし流用している、その十六億何がしは国民金融……

第17回国会 大蔵委員会 第6号(1953/11/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 森下委員の御意見に同感でございます。と申すのは、普通の場合ならば、私は消極的賛成といいましようか、特に必要なる制度であり、又内容であるという点において、まあ消極的には、普通ならば賛成をするのでございますが、事いやしくも風水害、冷害等々の曾つて見ざる凶作に会いまして、その復興に朝野を挙げて大わらわとなつておる際に、特にそれが影響するところは食糧問題であります。かような罹災者並びに生産者である農家には、この際に安心を与える施策を講じなければならん。かような意味で政府は銘打つて救農国会とか、或いは災害国会とかいう銘を打ち出したのであります。然るに何事ですか、一体百三十億という予算を最初に……

第19回国会 大蔵委員会 閉会後第3号(1954/09/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 同僚委員の御了承を得まして誠に有難うございます。私はこの際特に開発銀行と関連を持つております鉄鋼に関連の事業であるドロマイトの事業に対する内容につきましてこの際お伺いをしておきたいと存じます。先ず本日はこのほうの関係局長でございまする鈴木さんがお見えになつておるようでございますから、鈴木さんにお伺いするのでございますが、通産省といたしましては、このドロマイトに対する事業が如何に日本の鉄鋼産業の上において重大かという点においては、すでに鉄鋼政策の一環として通産省から発表された方針があるのでございますが、その方針は今日変改されたことを私は聞いておりませんが、その点に対して先ずお伺いして……

第19回国会 大蔵委員会 第4号(1954/02/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 私からも一、二点資料の点で申上げておきますが、入場税の問題ですが、入場税の問題は、前年度との比較、例えば地方税としてこれを徴収しておつたときはどのくらいのあれになつておつたか、それからそれとの比較といいますか、予想それが一つ。  それから遊興飲食税が最初当局の原案としては計上されておつたと言いますか、予定されておつたわけですが、それがよい悪いは別として、姿を消したわけですが、そうするというと、その大よそ、大体遊興飲食税等が中央税となつた場合における収入予定額、それが今度は遊興飲食税だけ元通りということになつたようですが、大体それに対する穴埋と言いますか、その財源をどこで一体補填した……

第19回国会 大蔵委員会 第5号(1954/02/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 大臣に一、二点お伺いします。先ほど大臣の午前中における財政金融一般論に対する御説明を聞きまして、お伺いするのでございますが、大臣の御説明によりますると、本年は大体物価が五%前後下る見込みであると予見をされておるようでございます。これは大臣がここで言われるばかりでなくて、経済審議庁長官の愛知大臣並びに大蔵大臣等々からたびたび声明されておることでございますが、今までに聞いただけでは物価五%下るものという予見がどこに根拠があるか不明瞭です。その点を明らかにして頂きたいと思うのでございます。それが一つ。  それから第二は二十九年度予算編成にあたりまして、大臣の御所見でありまする財政金融の見……

第19回国会 大蔵委員会 閉会後第5号(1954/10/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 私は質問ではないのですが、この際、今藤野さんがお話になつた通り、どこへ行つても、国民金融公庫の信頼というか必要というか、必要なものですね。そこで、いつでも大蔵委員会では国民金融公庫の法律改正、制度等の問題が出ますると、全員先ず希望意見を付しては賛成しているのですね。それほど必要な、それほど要求されている金融機関なんですが、私は今藤野さんがお話になつた通り、全くそういうふうに必要な機関でございますから、大蔵委員会としては完璧を期するように協力したいと思います。特に今櫛田総裁からお話がありました通り、今回大蔵委員会の命令によりまして、私と木内さんが九州の金融財政の調査視察に参つた。その……

第19回国会 大蔵委員会 閉会後第6号(1954/10/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 大臣に簡単にお伺いいたします。今豊田君からの質問ですが、私からお答えしておいたという意味ですね、レート切下げに対する……。それはどの程度の意味でお答えしておいたのですか。
【次の発言】 それから先ほど小笠原さんから御報告があつたのでございますが、第一が海外の投資の点、第二が貿易の点、第三が世界銀行等に対する占で大変努力されたようですが、その貿易拡大の点ですね、この際いま少しく一つ内容的に御説明願いたいと存じます。
【次の発言】 私はほかのことはもう少し大蔵大臣にお伺いしなければよく内容的には突き詰めるわけには行きませんが、今の過剰農産物の輸入について、特に日本の農民の立場、日本経済……

第19回国会 大蔵委員会 第7号(1954/02/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 一、二点お伺いいたします。  私は前の大蔵委員会におきまして、特に金融問題、特に問題になつておりまするところのいわゆる街の金融問題について意見を述べて参つたのであります。たまたま保全経済会が初めて問題になつたのでございますが、一体、私は今まで質疑応答を聞いているのでございますが、誠に情ないと思うのです。と申すのは、こういう問題は前々から私はわかつていると思うのです。特に貸金業法におきまして、すでに届出制になつている以上は、一応届出であるから認可、許可ということは要らないと言えばそれまででございますが、一体この街の金融機関に、取引と言いましようか、契約をしているのは、不肖私も金を借り……

第19回国会 大蔵委員会 閉会後第8号(1954/11/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 一つ私はこの際、簡単に希望だけ申上げておきます。  この場合はどうなんですか。そういうことであなたのほうでも大資本で以ていよいよ合弁的にやるということになると、一貫作業的に大体なるのですが、その場合、中小メーカーなどとの関係はどうなるのですか。そういう面は考慮されたことはありますか。例えば精錬におきましても、何におきましても、何の分野においてもですよ。あなたのほうは今までさえも代表的なものなんですが、今度は更にそういう資本を入れて一貫作業的なものになると思うのですが、そういう場合、中小メーカーとの関連はどうなるというのですか。

第19回国会 大蔵委員会 第12号(1954/03/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 ちよつと待つて下さい。今の奄美大島のは別表にありませんな。
【次の発言】 北島部長さんにお伺いいたしますが、この関税法の提案理由をこまごまと説明を願つたのでありますが、政府の方針によりますとこれからますます貿易を振興させるということを高らかに謳われておりますが、毎年毎年貿易を振興すると言いますから、さぞや成績がいいのじやないかと思いますると、いつでも赤字々々の結果が出ておつて、何のための貿易振興か、さつぱりわからないのであります。これはあなたに言つても無理でありますから、あなたから、そういう質問があつたことを大臣にお話を願いたいと思います。  私は関税法が、貿易の高調変化されている……

第19回国会 大蔵委員会 第15号(1954/03/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 お伺いいたしますが、この提案理由の説明のうち、二十九年度におきまして五億九千六百六十余万円ということになつておりますが、二十八年度が三億二千五百九十万円、二十九年度が五億九千万円、そうするとこれが合わせて九億有余万円になるのですけれども、特別会計が一般会計から繰入れる額としましてはこれで全部でございますか。
【次の発言】 部長さん、お伺いしますがね、私の手許にはその資料がないのですが、それはどのくらいの数量になつていますか、風水害の分がどのくらい、それから冷害は、二十九年十月まで続くのでございますから確定的のことはわからん、それは承知しています。併し大体の予想でございますが、どのく……

第19回国会 大蔵委員会 第17号(1954/03/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 通産大臣が見えておらないのですが……。
【次の発言】 大体いつ来られるか、はつきりしないと、質問の都合がありますが……。
【次の発言】 今、委員長のお話がありました通り、私の質問は通産大臣が責任の中心でありますから、通産大臣が見えましてから主なる件を質問することにいたしまして、一応この際、事務当局それぞれに質問をして置きたいと思います。  本国会に、目下通産委員会で審議をされております石油資源探鉱促進臨時措置法案、及び石油及び可燃性天然ガス資源開発法の一部改正法律案、この二法律案が審議されているわけでございます。  この法律案の内容を検討いたしますると、石油資源探鉱促進臨時措置法案……

第19回国会 大蔵委員会 第18号(1954/03/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 カーボンブラツクとは何ですか。
【次の発言】 私はまあ、この外国為替銀行法、これは遅かつたくらいに思つているのでありまして、大体まあ結構な法案だと思つております。併しどうも、この理由から見ても御尤もでありますが、今までにかような理由を考えておられたとしたならば、一体、銀行当局は、なぜ国家的に利益になることに対して手を打たなんだのですか。その点を私は一つお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 別に、まあ遅かりし感もありますが、かような企図が具体化することは結構なんですが、併しこういう計画が、大蔵当局でも、或いはそれぞれの国家を思う専門家等の間において執拗にまあ強調されておつたの……

第19回国会 大蔵委員会 第21号(1954/03/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 今、藤野さんがお伺いしたのですが、大体これは収入予定額は二十八年度はわかりましたが、前と比較してどのくらいの差になつていますか。前は株式会社を対象にしておりましたな。今度はこの改正法律案を見ると、資本組入を認めるものは、今、土田委員からの質問の通り広汎になるわけですね。商工団体もあるし、農業協同組合等も入るわけですね。そうすると、その開きというものはどのくらいになりますか。
【次の発言】 積立金の……。
【次の発言】 ああ、そうですが。これは見ようによつては法人の特典改正法というわけですが、結局これは事務上の便益ということなんですか。実際こういうふうな法案によりまして法人が利益して……

第19回国会 大蔵委員会 第22号(1954/03/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 前回の大蔵委員会における私の質問に対する答弁が残つておるのでありますけれども、政府当局にこの際その答弁を願いたいと思います。特に税関の保税地域に関連しての質問をいたしたのでありますが、それが保税地域でないかあるかという点、先般の委員会では保税地域ではない、指定地域ではないという御答弁でありましたが、然らば、国有財産になつておるならば、この国有財産の処分、処置等について、答弁が留保されておりますから、この際明らかにして頂きたいと思います。
【次の発言】 関税法に関連して、保税地域と認定される場所という意味において私は質問したのでございますが、それがまあ保税指定地域でないということで、……

第19回国会 大蔵委員会 第23号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 この際、意見を簡単に述べて本案に賛成をいたします。  先般来、私は本委員会におきまして、この外国為替銀行法案について局長その他等と十分質疑を交わしました。そこで、種々問題点につきましては、同僚菊川君から繰り返し質問があつたようです。そういう点を私どもは心配しておるのであります。一体、昨日来、大臣と堀木君との質疑を聞いておりますると、実に大臣自身に自信がないのです。  大臣は明確に国際場裡に立つて競争をして行く上におきましては、為替関係の操作が我が国経済に影響するところが大きい、今日まで非常な損をしておるという点を具体的に挙げて、説明し、日本の経済の復興と貿易の振興のために役立たせる……

第19回国会 大蔵委員会 第28号(1954/03/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 只今議題になつています食管特別会計一部改正法律案でございますが、これは主に農産物の検査売渡し代金等々を中心にしての改正法案でございますが、特に食管特別会計法は食糧全体に関連を持つておりますので私はこの際、輸入食糧の点について少しお伺いをしてみたいと思います。この輸入食糧でございますが、政府当局の食糧行政がまつたく私にはわからんのであります。と申すのは、一体、昭和二十八年度の食糧の供出状態及び輸入食糧等を入れた総合供給の状態、こういう点が毎日々々の新聞に変つて来るんだね。それは私は、米という字は八十八という字を書くから、複雑なことはよくわかつているのだが、併しその都度その都度、こう需……

第19回国会 大蔵委員会 第29号(1954/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 総裁にお伺いするのでございますが、昨年の災害水害に国民金融公庫の枠の中から十六億融資したのですが、その穴埋めと申しましようか、一般に融資する額がそれだけいわば減つたというわけになるのですが、その減つた分をどういうふうに一体扱われたのですか。例えば大体融資する総額というものがある、それを各県に一応の割当をするということでできておるわけなんですが、それを十六億災害のほうへやつたということになれば、各県に融資する分を圧縮するか、そこで操作するかということになるのでございますが、そういうようなことに対しての御所見をお伺いしたい。  それから今総裁のお話を聞きますと、本年度は申込みに対する融……

第19回国会 大蔵委員会 第38号(1954/04/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 私さつぱりわからなくなつたのだが、実は質問はやめておこうと思つたが、よくわからないからお伺いしておきます。法案の理由書を読むと、「財政会計制度の合理化及び簡素化を図るため」というのですが、この法案の内容を見ると、何だか複雑になつて来たようです。当局の言う簡素化とはどういう意味か、私ども素人の考える簡素化は、非常に簡単に明瞭になることだと思うのですが、この改正案から見ますると、十三条が改正されまして、従来代理支出負担行為担当官ということによつてやつておつたのが分任負担行為担当官制度が殖えた。これは今度は便宜の処置即ち繰越明許費というものの取扱に弾力性を持たしたために、ころいうものが必……

第19回国会 大蔵委員会 第39号(1954/05/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 私は一、二お伺いするのでございますが、今菊川委員の質問を聞いておりますると、納得のできない数々の点がある。当局の答弁は、どこに本意があるのか私には呑み込めないのであります。一体この法案は、渡辺さんが安本の金融局次長でおられたときに、あなたは十分経験をされておりまして、御承知の通り私があのときの国務大臣、地方財政担当でありました。そのときに土地使用税の問題につきましてあなたに御心配をかけました。お蔭様でこれは廃止になりましたが、なおこの入場税の問題につきましては地方の財源があまりにも少いので、地方財政委員会会長として、私がその代表的意見といたしまして、地方の財政を拡充するという意味で……

第19回国会 大蔵委員会 第41号(1954/05/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 私は率直に言いますと、昨年、冷害、水害等の凶作で、食糧の問題が非常に国民の大きなる声となつて、輸入にしろ、供出にしろ、この際、何としても食糧を間に合わせなければならないということで努力してもらつたわけですから、そういうことについての努力は感謝されなければなりません。又当然やるべきことでありますから、只今法案として提示されておりまするこの経済援助特別会計法案でございますが、そういう意味で、この食糧の問題を解決されるように努力されたいのですが、結果がよくないね、結果が……。一体その結果を見るというと、どうも余つておるものを向うはくれたのだね、実際は……。だから私は、これはむしろアメリカ……

第19回国会 大蔵委員会 第42号(1954/05/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 積金、それから……。
【次の発言】 今度の法律の改正によりまして、どのぐらい在外の関係者が、これの対象になるのですか。
【次の発言】 そうすると、件数はおよそわかりましたのですが、関係人員はどのくらいか、そういうようなことも一応検討してみたことがありますか。
【次の発言】 この法律改正は非常に長い間の懸案でございまして、戦後からこうした問題を取上げて以来、八年になると思うのでありますが、特に引揚者の方々がリュックサックに一千両を持つて、何ら寄辺もなく憐れな姿となつて帰つても、政府が何らこれに対する補償をするような制度も政策もできていない。このとき引揚者の諸君が期成同盟を作りまして、……

第19回国会 大蔵委員会 第44号(1954/05/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 只今議題になつておりますどうも長い肩書のある法律案で、今の御説明だけではよくわからんのですが、こういう臨時特例の法律案をどうしても出さなければならんのですか。若し、こういう特例の法律案を出すということになると、ここに独立国家としての日本の政治・経済が自主性がないように思われるのでございますが、これは日本政府が自発的にやつた法律案ですか。或いは行政協定等々による結果、こういうものを出きなければならんようになつたのですか。その点を一つお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 随分多くの輸入を免税するらしいのでございますが、いわば輸入免税特例法ともいうべきものだと私は思うのです。こう……

第19回国会 農林委員会 第48号(1954/05/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 只今議題になりました中央競馬会法案について質問をいたしたいと思います。  最初に、この日本競馬会法案が出るに至りました政府当局の見解といいましようか、経緯といいましようか、それについてお伺いしたいと思います。と申しますのは、大体この国営競馬につきましては、政府当局の今日までの見解は、この方針が妥当として強く叫ばれて参つたのであります。今日ここに公社に類似したような日本競馬会法案というものが出たのでございますが、その前に国営競馬を民間競馬にしようか、或いはその他何らかの方法によつて現在の国営競馬の機構を変えようという動きも今日まであつたのでありまするが、併し以上申したように当局といた……

第19回国会 農林委員会 第49号(1954/06/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 監督規定は何頁ですか。
【次の発言】 金子さん、これは非常に農業協同組合の民主化が叫ばれておる際でございます。特に今朝は農業協同組合の再建整備促進法も論議されて、この点は強調されたわけなのです。そこでそういうより一層民主化を徹底しなければならん際に、農業委員会と農業協同組合が中央機関を作つて、それで農村の民主化が徹底するのですか。さようなお考えの上でかかる案を提案されたのですか、この点一つお伺いしておきたいと思います。農村の民主化とは何ぞやという点ですよ。
【次の発言】 いや、それを正直に言つて下さい。
【次の発言】 そこで金子さんに私はお伺いするのですが、私は農村の民主化というの……

第19回国会 農林委員会 第51号(1954/06/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 二、三お伺いいたします。時間の関係上要点だけ申上げますからお答えを願いたいと思います。大体本法案は農業委員会法一部改正ということになつていますが、これは一部改正じやないと思います。実際内容を大きく変えるものなんでございまして、言うまでもなく中央機関を作りまして、そうして大きな補助金の下に統制をして行こうというのであります。その中には建議をするとか、或いは生産指導とか、或いは経営の指導とか、或いは農政活動とかいうようなことが言われておりますが、実際政府の大部分の補助金を得てやろうとする、又提案者の言われる、成るべくなら補助は補助としても、自分たちの力において自主的にやつて行きたい、こ……

第20回国会 大蔵委員会 第3号(1954/12/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 保険課長にお伺いするのでございますが、今、藤野委員からも御質問がございましたように、異常災害と通常災害の問題でありますが、確かに今御指摘になつたような問題が残されておるわけであります。前年度あたりにおきましては、広島と鹿児島でしたか、二つの県が異常災害の県になつておつたと思うのですが、そういう点で、これから異常災害に対する制度並びに評価等に対しましては調査をして期待に副うようにするというお答はわかるのですけれども、私はむしろそれよりは、異常災害、通常災害にかかわらず、この保険金が末端に流れるまでに、どうもその間の費用の配賦状況と言いますか、資金の配賦状況が往々非常に疑問を持たれてお……

第22回国会 大蔵委員会 第1号(1955/03/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 今法規課長さんの従来の補助事業に対する内容の御説明だが、実は文献といいますか、資料が手元に来ておらないので、どうもその説明だけじゃよくわからんのですが、私の聞いているところでは、どうも農村関係のものが非常に補助金の金額を頭打ちされているようなわけです。一体農村負担の軽減をとなえている現政府がかような矛盾した施策をするということについては、たとえ時限法といえども、少し検討しなければなりませんが、私はこの際、補助率の引下げ等々の内容に対する資料を一応至急もらいたいと思います。
【次の発言】 よくそれもわかります。それもわかりますが、今の法規課長の説明によりますと、たとえば寄生虫の補助費……

第22回国会 大蔵委員会 第5号(1955/05/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 資料がない……。

第22回国会 大蔵委員会 第9号(1955/05/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 資料を一つ。特別会計、特別会計と、まあ特別会計ばかり相当あるのですが、一体特別会計の牧はどのくらいあるか。数とそれから前年度一般会計からこの特別会計へ繰り入れた赤字といいますか、額と、その特別会計の種類、これを一つ資料として御提示願いたい。
【次の発言】 理事会はどういう打合せをしたかしらぬけれども、こう一緒に出されてもあれじゃないですか。審議上委員長と理事と話をして、順序よく、これとこれとをやろうといって整理してもらわなくちゃ困るな。七つも八つも一緒にやられちゃ……。
【次の発言】 それではいいが、質問は放射線的に出してもいいわけだね。

第22回国会 大蔵委員会 第11号(1955/05/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 まず私は、こういうむずかしい法案に対しましては、しろうとでございますからよくわからんのでございますが、改正案の提出者の委員長であります伊東先生から一つお伺いしておきたいのでありますが、これはあれでございますか、補助金の整理等に関する特別委員長ということになっておられますが、その改正の案を見まするというと、これはこういうふうに解釈してよろしいのですか。零細補助金等の整理に関する件と、こういうふうに解釈しても差しつかえないのでございますか。解釈はどうですか。私がなぜそういうことを申すかというと、どうもここに掲げてある補助金等臨時特例に関連する予算措置一覧表というものがあるのですが、それ……

第22回国会 大蔵委員会 第14号(1955/06/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 私は岡崎さんのように金融界ではありませんけれども、率直にまあお伺いするのですが、きょうは阪田理財局長もおりますから、政府委員席にお着き願いたいと思います。御両氏にお伺いするのですが、これは一種の銀行の歩積みと解釈していいのですかな、私はそういうように解釈されてならぬのですが……。なぜそうかというと、一体この改正案のうちに、今度は一つの何といいますかな、追加型証券投資信託の受益証券についてということで改正をされたようでございますが、今日までも投資信託をしておる方方は、いわば払い戻し等を受けないで追加証券をした場合があるんでございますが、それを今後は明らかにすることになったのですけれど……

第22回国会 大蔵委員会 第18号(1955/06/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 一つ大臣に、お忙しいところでありますが、お伺いをいたします。特に大臣は、財政方面はともかくとしても、金融方面はオーソリテイと自他共に許しております。そこで私はしろうとのことですから、あるいは筋違いかもしれませんが、最近銀行屋がでかくもうけて、あなたがもうけさしたんですが、でかく銀行屋がもうけて、町のまん中といえば大体銀行屋が占めている。特に中央の銀行ばかりであるならともかくも、この頃いなかの金を集めて、いなかの預金者乃至は、いなかの産業方面にこれを融資するならばわかるのでございますが、いなかで集めた金を中央へ持って来て、どこへ融資しているかしらないけれども、とにかく、うま味は東京に……

第22回国会 大蔵委員会 第24号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 一、二お伺いいたします。大体平林さん、天田さんの質問で、政府御当局、特に大臣の御所見の片りんをお伺いすることができましたが、この際お伺いしておきたいのは、私は皮肉のように当るかもしれませんが、実に政府というものは御都合のよいものでありまして、いわば手品師のようなものでございまして、労働者の諸君が夏季手当を少しふやせと言えば財源がない、免税してくれと言えば財源がない、子供の教育のために文房具を免税にしてもらいたいと言えば財源がない、そういうことを言っておるかと思うと政権を維持するとなると二日、三日の談合で二百億くらいぽんと修正妥協をしてしまう。どこから財源が出てくるかわからん。国民か……

第22回国会 大蔵委員会 第31号(1955/07/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 委員長のお取り計らいによりまして、ただいま議題になりました日本開発銀行の電源開発株式会社に対する出資の処理に関する法律案に関連をいたしまして、私はこの際、ちょうど有力二大臣がおられますので、簡単に質問をしておきたいと思います。  私はしろうとでわからんのでございますが、特に電源開発会社はすでに促進法ができまして、これに関しましては政府といたしまして、積極的な支援をすることになっております。そこで特にこの法案のおもなるものは、言うまでもなく、従来の開発銀行の引き受けた株式を産業投資特別会計に帰属するということが重点でございますが、私はこの際、関連してお伺いしておきたいのは、一体、日本……

第22回国会 農林水産委員会 第29号(1955/07/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 議事進行について発言をお願いします。私は一昨日来委員長を通しましてきょうの日に農林大臣の出席方を要望していたわけです。特にまだ関係法案がたくさん残っておる。特に本農水委員会におきましては山積しておる状態で、委員長初め委員諸君が非常に苦悩しておるということを聞いております。でありますから、私は農水委員会には委員を交替して入るに当りまして、なるべくそういう時間を、機動的にしてもらいたいと思いまして通告したにかかわらず、まだ出席されておらぬという状態、いつでも委員会は警告を発したりいろいろ決議するのでございますが、かようなだらしのないことで政府みずから審議権を相手にしないと、こういう考え……

第22回国会 農林水産委員会 第30号(1955/07/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 議事進行について。今農林大臣のお話によりますると、非常に急いでいるようでございますけれども、何時から一体どなたにお会いになるのですか。
【次の発言】 では、まだあと十分ばかり時間がありますね。
【次の発言】 二時までまだ十分あります。あなたの答弁いかんによって暫時休憩いたします。休憩というか、私の質問はあとに延ばします。
【次の発言】 何時ごろか。
【次の発言】 それでは農林大臣に先に一つ質問をしておきます。五、六分で済みますから。
【次の発言】 この際農林大臣に御質問いたすのでありますが、先般の衆議院の農林委員会におきまして、水産業協同組合法の一部改正法律案の中で議題に縁遠い建物……

第24回国会 大蔵委員会 第15号(1956/04/06、3期、日本社会党)

○野溝勝君 小林町長にお伺いするのでございますが、先ほど藤野さんから全く適切なる御質問がございまして、私もそれに関連してお伺いいたしたいと存じます。関税法におきまして、特に一部改正に当りまして輸入乳製品等の弊害の点に対し非常な関心を払われておる点はよくわかるのでございます。乳製品の問題でございますが、単に長崎県の事件だけではないと思うのでございます。もちろん輸入物資の関係におきましては、あるいは範囲は少いかもしれませんが、しかし長崎県だけではないのでございまして、その弊害というものは非常に大きいのでございます。これに対して先ほどこの弊害を除去するために努力しておると言いますけれども、一体具体的……

第24回国会 大蔵委員会 第22号(1956/04/27、3期、日本社会党)

○野溝勝君 私は二、三点お伺いいたします。  この法案は開発庁法の裏表のようなものでございますが、これがなければ開発庁の行政計画もできないのでございますから、よくわかるのですけれども、一体今回政府の考えておられる公庫法案でございますが、これは北海道の人から言わせると、二重監督を受け、行政の繁雑になるようなことを言われておるのでございますが、そういうような点については十分考えておられるのでございますか。たとえば、この法案によって北海道庁が監督する。また一面、上級機関あるいは関係機関から直接またその業界に監督を受けるというようなことになるということを聞いておるのでございますが、かようなことがないの……

第24回国会 大蔵委員会 第27号(1956/05/23、3期、日本社会党)

○野溝勝君 簡単に、私は質問というよりはむしろ意見の方が多くなるかもしれませんが、御了承願いたいと思います。特に本日の議案と直接関連してはおらぬようでございますが、財政金融との関係が間接的にあり、且つ緊急の問題でありますので、実は大蔵委員会におきまして委員長の御了解を得て取り上げていただいたわけでございます。  最近問題になりました凍霜害に対する件でございます。北海道を除く全国的な凍霜の被害でございますが、先月二十九日、三十日、さらに五月十六日における追加雪害等が重なりまして、全く昭和二十八年以上の被害をこうむるに至りました。私は素直に申し上げますが、大臣にこの点を一言聞いておきたいと思うので……

第24回国会 大蔵委員会 第30号(1956/05/29、3期、日本社会党)

○野溝勝君 簡単に一、二お尋ねいたします。この法案理由をみますと、税務行政の円滑化を期するためということでございますが、では今まで税理士は円滑を期さないでおったのですか。税務行政について税理士諸君は円滑を期してやってきたと思うのですが、この点に対する見解はどうでございますか。
【次の発言】 この税理士の中には会計士も計理士も含まれておると思うのですが、前国会におきましては会計士法の一部改正法律案が提案され、その御趣旨を承わったのでございますが、会計士と計理士との関係については、相当やかましく論議された経験を私どもは持っております。しかるに今回この税理士会が税務行政の中核になるということになりま……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 大蔵委員会 第2号(1956/11/27、4期、日本社会党)

○野溝勝君 これは外務省へお伺いするのは筋違いかと思うのですが、関係がありますから一言お伺いしておきます。  私、一昨々年だと思うのですが、ちょうどアメリカの上院での、特に関税の問題、綿製品に対する関税の問題で、日本の業界が非常なショックを受けまして大騒ぎを起したことがあります。たまたま鳩山さんに私一般質問で質問した。まあそれに対しては通商大臣から答えがあったのですが、その対策についての答えが非常にあいまいでございまして、あまり大したことはないというような表現でございました。ところが最近非常にそれが具体的になって参りまして、業界では非常な恐怖にかられておるわけでございます。今の青木君の質問に対……

第25回国会 大蔵委員会 第3号(1956/11/30、4期、日本社会党)

○野溝勝君 一、二お伺いいたします。  この特別会計の借入限度の特例法案は、これは北海道を中心といたしました冷寒等に対する法律案でございますから、緊急を要すると思いますので、原則的には賛成です。ただ私お伺いしておきたいのは、この法案の中で三十一年度における同会計の借入限度を引き上げるというが、どのくらい引き上げるのでございますか。さらにその引き上げる事情、内容等について、御説明を願っておきたいと思います。
【次の発言】 まあ国の予算なので、われわれ個人の予算と違って大きいことは大きいのでございますが、最初の予算から見て一千億もふえるのでございますが、幾ら国の予算でも、特別会計で一千億もピョコッ……

第25回国会 大蔵委員会 第8号(1956/12/11、4期、日本社会党)

○野溝勝君 簡単に一つ原さんからお伺いしたいのですが、こまかいことはまた後刻お伺いしたいと思います。一体減税を千億してくれたことはけっこうでございますが、その財源を埋めるために住民税をふやしたり、それから地方税に財源を与えるために農村からいろいろな税金を取らせるような方法を暗示させてみたりしておる。まことにありがたいような迷惑なような話であります。そこで私もだんだんと諸君の政治のやりくりというものがわかってくるような気がするのでございます。特に主計局でなくて主税局の原さんにこういうことをお伺いすることもどうかと思うのでございますけれども、一応関連を持っておる政府当局といたしまして、参考のために……

第26回国会 大蔵委員会 閉会後第3号(1957/09/12、4期、日本社会党)

○野溝勝君 簡単に私は二点だけ、一萬田さんにお伺いいたしまして、私の質問を終りたいと思います。同僚の委員の方々からいろいろの角度から質問がありましたが、私はこの際、大臣が十月十日に国際通貨基金の総会に御出席になるということを新聞で見たのですが、おいでになられますか。
【次の発言】 そこで、この通貨基金の総会に参られるのに、一体どういう意図と言いますか、お考えを持って行かれるか。いろいろと沙汰されておりますが、大体私どもの考えといたしましては、今のドル不足に対する通貨基金のあっせんというふうに考えておるのでございますが、しかし大臣のお考えはまだほかにあるかもしれませんので、この際、その総会に出席……

第26回国会 大蔵委員会 第4号(1957/02/14、4期、日本社会党)

○野溝勝君 理事会で、この質疑についてはあとにすることにして、きょうは提案理由の説明だけということで話し合いが済んだと、委員長の宣告があったと思うのですが、食糧管理特別会計の額面がふえたということについて、ただこれだけのことではわからぬので、特に食管の問題については始終問題もあったことでございますから、食管特別会計の内容について、一つこの際、詳細にその運営及び経理の事情等についての資料を出していただきたいと思います。
【次の発言】 簡単に御質問いたしたいと思います。この法律案は、これは当然のことでございまして、われわれは了承できるのでございます。ただいま提案理由の説明の中で、調査会の方の答申に……

第26回国会 大蔵委員会 閉会後第4号(1957/10/02、4期、日本社会党)

○野溝勝君 今のに関連があるので継続してお答え願います。今、江田さんの質問は非常に重大でして、一つ部長さんの方からざっくばらんにお答え願いたい。というのは、私、先般大蔵委員会の命令を受けまして四国の産業調査に参りました。香川県は坂出の塩田を視察して参りました。その際に、特に地元の方々が言うのに、どうもわれわれは弱い商売です。実は非常に保障されておるように見えるが、いつも不安でたまりません。そのわけはどういうのかと聞いたところが、部長さん御承知のように、あすこは日本においても優秀なる流下式の塩田です。最近特に設備を改善いたしました。莫大なる借金をして、この借金がいつ返せるか。で、さような施設を改……

第26回国会 大蔵委員会 第5号(1957/02/19、4期、日本社会党)

○野溝勝君 大臣が見えませんから、その前に事務当局の方にご質問をしてみたいと思います。こまかいことのようでございますが、この食管会計は膨大な予算でございますが、無資本でこういう大きな事業をやるということは、全世界におそらく日本の食管会計以外にはないと思うのであります。ほとんど資金も持たんで事業をやるというのでございますから、この保証のできた、確認のできた、そうして大丈夫という事業であると思っていました。ただいま、大臣が見えましたから、それはあわせてお伺いするのでございます。こんなうまい事業はないと思うのですね、食管会計という特別会計の事業は。そこで、こういう事業に対して政府が資金を出す、一般会……

第26回国会 大蔵委員会 閉会後第5号(1957/10/03、4期、日本社会党)

○野溝勝君 それは公庫の方からと、一般金融からもですか。
【次の発言】 すぐ今聞いた方がいい。担当課長でけっこうだ。第一四半期二百七十九億というのは国民金融公庫の数字だから……。
【次の発言】 椿さんに関連して、二、三お伺いしたいと思います。先ほど酒井局長さんは、大銀行の運営について弁護のようなお話がございましたが、大銀行の営業行為は、われわれもわかっておるのです。ただ問題は、中小企業が全く金融上非常な支障を来たしておるので、それを何とか打開する方法はないかということでお互いに苦慮し、意見を開陳しておるのですから、まずさような点を頭に入れておいて、一つお答えを願いたいと思います。  で、すでに……

第26回国会 大蔵委員会 第9号(1957/03/05、4期、日本社会党)

○野溝勝君 百分の三というのはどこにあります。それが千分の六ですね、前の今お話しの百分の三というのはどこですか。
【次の発言】 八十四条を説明して下さい。

第26回国会 大蔵委員会 第10号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○野溝勝君 委員長、進行。やはり政府の方は、不見識のことじゃいけないですよ。それはこちらから公けに材料なり資料なりを要求した場合に、それはやっぱり個人に会うというようなことじゃなく、一応院議にかけたのだから、委員会にかけたことは、個人、取引ということはないのだから、それはやっぱり資料は資料として委員会へ出すということでなければいかんですよ。  それから、先ほど平林委員から話のあった通り、この前国会において、本法案が審議された際にも、特に希望や意見を出しておいたわけなんです。そういう点において特にこの法案なりをまた出すときに、審議庁あるいは大蔵省等々との関係も十分まあ審議の上に出されたと思うのだ……

第26回国会 大蔵委員会 第11号(1957/03/12、4期、日本社会党)

○野溝勝君 大体要点は、今、江田さんの方から御質問がありましたので、重複を避けたいと思うのでございますが、今お聞きの通り真剣に、この簡単なような法案であって、農民生活にとって簡単でない法案です。特にこれが農民に及ぼす影響は大きいのです。今、答弁を聞いていると、あなた方にも自信のない点があるのです。農業経営だの農業生産の関係の問題は、机上で割り切れる容易なことじゃないのです。小林課長の答弁は、なかなか正直そうに見えて、好感持てるのでございますが、実際私にしても江田君にしても、農民に直接影響がある本法案として、慎重を期しておるわけです。また、地方税との関係もありますから自治庁当局、さらには農林当局……

第26回国会 大蔵委員会 第12号(1957/03/13、4期、日本社会党)

○野溝勝君 この議題になっておりまするのは、税法三法ですか、うち二、三、参考にお伺いしたいと存じます。  とりあえず所得税の方から一つお伺いするのであります。今回の税法によるというと、一千余億の減税をされたというのでありますが、それについて内容を検討してみますると、農村に関する面が具体的に示されておらないのですが、一般的には、所得の三十万円から百万円程度の人が、大体において軽くなっておる。しからば農村の所得状況というものを、当局はどうつかんでおられるのですか。かつ、また今回の減税により農村への影響が有利になった内容等、わかるだけこの際御説明願いたいと存じます。

第26回国会 大蔵委員会 第15号(1957/03/22、4期、日本社会党)

○野溝勝君 簡単に質問をいたします。私はきょうは聞き役に回っていようと思ったのですが、ただいま杉山先生から、あまりにも農家の税金が軽いんじゃないかというような御意見がございまして、これに対する課長の答弁が、まことにあいまいなものでございまして、家族人員、控除人員が多いからというようなことに結論を持っていったらしいのですが、理論的な答弁としてはまことに薄弱でございまして、むしろ、そんなものを聞いておる本員としては慨歎にたえない。もっと堂々と現下の財政事情なり税制事精を、理論的に課長からとくとお話があるものと思っておりましたところ、まことに若い青年官僚として、物足りない感じがしました。今議題になっ……

第26回国会 大蔵委員会 第16号(1957/03/25、4期、日本社会党)

○野溝勝君 私、財政上について非常に疑問の点がありますので、国税庁長官がお見えになりましたのでお伺いしたいと存じます。財政はもちろん政策といたしましては公平を期することであるという点はよくわかるのでございますが、特に日本のような戦後における底の浅い経済のもとにおきましては、より一そうこのことが痛感されるのでございます。特に戦後におきましては、財閥、軍閥が解体されまして、ようやく民主的な日本ができると思っておりましたところ、またぞろ昔のように、三井、三菱、安田、古河、住友というような名前ではございませんが、戦後新たなる財閥体系ができてきたわけでございます。しかし依然として日本の経済の底が浅い。人……

第26回国会 大蔵委員会 第18号(1957/03/27、4期、日本社会党)

○野溝勝君 一、二お伺いしたいと思います。先般来、同僚委員の諸君から質疑がかわされたのでございますが、原局長の御答弁は非常にあいまいな点があるのでございます。良心的でない。この疑義のある法案を出されたことに対してあなた自身がこれは無理だったと思われませんか。それをあいまいにし、頬かむりでいる当局の気持はある程度はわかっております。しかし今椿委員が言われたように、減税だ税減だと言って、国民に減税するらしく宣伝しておきながら、社財団の法人という、いわば公共性、社会性のある団体から税金を取りたいというのでございますから、そこに無理と偽装があり、割り切れないものがあるのです。この点に対し原さんの御見解……

第26回国会 大蔵委員会 第29号(1957/04/16、4期、日本社会党)

○野溝勝君 ただいまの御説明ですが、この法案は、これは土地改良法に基いて国が施行する特定の灌漑排水施設の建設工事、埋め立て、干拓の工事に関する経理を一般会計と区分して明確にするための特別会計だというような御説明でございます。してみると、この法律案は、いわば土地改良法の一部改正法律案に並行されたものでございますが、この土地改良法の一部改正法律案の特に改正をしなければならなかったというその理由ですね。それはもちろん、これは農林委員会において審議されたことと思いますが、特別会計法として審議をする本委員会といたしましては、一応その元法の改正案の主なる点をこの際、一つ御説明願いたいと思います。

第26回国会 大蔵委員会 第32号(1957/04/23、4期、日本社会党)

○野溝勝君 所管大臣にお伺いいたします。  北海道開発公庫法の一部を改正する法律案でございますが、この法律案は東北の開発をもこれに併託といいますか、一緒にここで扱われることになったのですけれども、先般、衆議院におきまして東北の経済等の問題につきまして、付帯決議までつけて本法案は通過さしたということなのでございますが、その付帯決議については、もちろん大臣は了承されておるのでございますが、ここであらためてその付帯決議がどういうものであったかという点について、一つ大臣から御所見を承わりたいと思います。
【次の発言】 東北開発に当りまして、これを具体化するために東北開発促進法案、会社法案、それに公庫法……

第26回国会 大蔵委員会 第36号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○野溝勝君 たばこ耕作組合法案を今秋はこれを見たのでございますけれども、これに何か関連をもったいろいろ資料があるわけなんでございますが、これに関連した資料をこの際お示し願いたいと思うのでございます。具体的に申さぬでもこの法案を提案するまでにいろいろの理由があったと思うのですが、たとえば「資産の保全、対外信用等」というようなことに不便を来たすというようなことに対して、どういうような二とがあったか、どういう事情にあったのか、こういうようなものを資料として、一応お示し願いたいと思います。

第26回国会 大蔵委員会 第38号(1957/05/15、4期、日本社会党)

○野溝勝君 更級さんと河合さんに、詳しくお問いはしません。江田さんは一般論について御質問がありました。私はなるべく具体的に質問をいたしますので、簡単でけっこうですから一つお答え願いたいと思います。三法案が出ておりますので、これを審議する上においても一必要だと思いますので、さような点をお含みの上御答え願いたいと思います。  更級さん、河合さんには、参考人として本日おいで下さるに当りまして、社会党案、それから急に飛び出した政府案、続いて飛び出した自由党案、この三つの法案をごらんになって来たことと思うのでございます。そこで、今質疑の内容を聞いておりますると、お二人とも農民の経済的社会的地位の安定に対……

第26回国会 大蔵委員会 第40号(1957/05/17、4期、日本社会党)

○野溝勝君 二、三お伺いいたします。私は土田さんのように専門家じゃないので、あるいは質問にもちょいとピントをはずれるかもしれませんが、その点よろしく願っておきます。  今度の酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部を改正する法律案の理由を見ますると、あまり大した理由がないのでございまして、また条文なぞを検計いたしましても、どういう点でこんな必要があるのかという疑問を持つのでございます。ただ変ったという点、特徴の点は、酒類業組合に総代会を設けることがまあ中心になっておるようでございます。これ以外に何か大きな理由がありますか。
【次の発言】 ただいまのお説を聞くと、理由には、総代会の規定と、そ……

第26回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1957/07/08、4期、日本社会党)

○野溝勝君 関連して、永岡委員の質問は、最も聞かんとするところを突いて質問されておるのに、防衛庁長官の答弁に要領を得ないところがあるのは心外だと思う。特に予算の問題については、あなたは均衡のとれた予算を計上しなければならぬと言っておきながら、すでに今回岸総理がアメリカに行って、日本の防衛力については、大体三百億くらいは増額しなければならぬかしらんということを発表しておるのであります。これは新聞に出ているのですから、この点の、具体的でなくても、およその動きというものは、あなたと岸さんの問に、あるいは国防会議で話が出ていなければならぬはずです。だから、永岡君は聞かんとするのは、大体の輪郭なり構想な……

第28回国会 商工委員会 第22号(1958/04/23、4期、日本社会党)

○野溝勝君 二、三お伺いしたいと思います。まず大臣にお伺いしたいのです。今回、信用保険公庫法の提案に対しまして、党及び政府は慎重に審議されたと存ずるのですが、この法律案は経済基盤強化に関する法律案と、うらはらの法律案と思いますが、どうですか。
【次の発言】 大臣の御答弁ですが、経済基盤強化の法律案とは、重大なる関係があると申されました。お説の通りだと思うのでありますが、六十五億からの融資といいますか、出資するような形になっている、この重要なる関係を持つ経済基盤の法律に対し、閣議におきましては、意見がまちまちであったと聞いているのでございますが、ただいま大臣の御所見では、中小商工業者のためには、……

第28回国会 大蔵委員会 閉会後第2号(1958/06/09、4期、日本社会党)

○野溝勝君 私は、小さいことですけれども二つばかりお伺いしておきたい。  まず、一つは、今答弁の中でイモの値を下げれば酒の方を値下げすると言ほれたが、政府はイモの値下げを考えているというような印象をうけたのでありますが、昨年農民の生産費を守るためにイモの値段を上げるのに日本農民組合が全力をあげて戦ったのでございます。その結果イモの値を上げることができて、農民の生産費をある程度保障するととができた、しかしそれでもまだ完全に農民の生産費など保障されている段階に至っておらない。ところが今回酒税の減税をした結果また酒の価格に対しても値下げをするということをきめられた。しかるに選挙が終ったら今度はまた酒……

第28回国会 大蔵委員会 第5号(1958/02/20、4期、日本社会党)

○野溝勝君 大臣が参りましたので二、三お伺いいたします。  最近の経済情勢につきまして、大蔵大臣が先般施政方針の演説の中に大体示されておりましたので、概略はわかっておりますが、なお先日、十三日に衆議院の大蔵委員会におきましても、大臣からの御答弁がありまして、大体わかりました。しかし右委員会のお答えからみると、今日の経済情勢は必ずしも一致しておらぬようであります。特にこの際御所見を聞きたいのは、金融引き締め政策が漸次鎮静してきた、落ちついてきたと見ている。また物資の生産、輸入などについては、それぞれ調整が進められていると述べられている。果してそんな状態に今日進みつつありますか。この点をまずお聞き……

第28回国会 大蔵委員会 第12号(1958/03/11、4期、日本社会党)

○野溝勝君 局長にお伺いするのですがね。僕はしろうとでわからんのですけれども、入場税率これは結局上げたような下げたような、下げたような上げたようなことで、最後一億二千万円というものをしぼり出したわけですが、どうしてこんな回りくどいような税率変更をして、そうしてわけのわからないようなことをして一億二千万円を浮かしたのですが、こうするに至ったのは何か一つ深い根拠があるのですかね。
【次の発言】 国の財源にするということでこの課税をするということは、これは当り前なことなんですが、そこでこの入場税は私どもが政府にあったときに地方へ移譲して、地方で入場税を課税して徴収することになった、それをまた国で徴収……

第28回国会 大蔵委員会 第15号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○野溝勝君 きょうは当局はどなたがお見えになっておりますか。
【次の発言】 韓国漁船に関係したことも関連してお伺いしたいのですが、こういう点については、外務省のアジア局長ないしはその関係局も一つ呼ばっていただきたい。
【次の発言】 局長でなければ、関係した、アジア関係の課長、その方にも来るようにしていただきたいと思います。
【次の発言】 それではさっそくですが、この漁船再保険、一般会計から繰り入れに関する法律案ですが、この法律案の趣旨を見ますると、漁船損害補償法の規定による漁船の拿捕、抑留等の事故を保険事故とする特殊保険については、昭和三十一年度において保険事故が異常に発生したため、漁船再保険……

第28回国会 大蔵委員会 第17号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○野溝勝君 関連質問。私は今大矢委員の言われるようにこの留萌閉港に関しましては、すでに重要港湾として設定をされて次々計画を軌道に乗せるように努力されている。さらに根室、稚内につきましては、北海道の開発計画の中にもすでにこれらは織り込まれているわけです。政務次官は時期がくればまた開港することもできるというようなことで御答弁があったのですが、私はさような思い付きで重要開港に設定したり、あるいはまた北海道庁開発計画の中の港としてこれを当然計画の中に入れておきながら、一つの行政系統が勝手に総合的な計画のワクから離れて、かような私は片言隻句の行政をされたんでは、下人民が非常に迷惑をすると思う。ですからこ……

第28回国会 大蔵委員会 第20号(1958/03/26、4期、日本社会党)

○野溝勝君 総裁に簡単にお伺いをいたします。  昨日、全日本農民組合の大会がございまして、その大会の決定を持たせまして、それぞれ各当局に陳情要請をしたのであります。その一つとして石川県の全日農農民組合連合会の要請は、黄色種葉タバコ減反と、それから検査制について強い要請がありました。昨日、代表が石田副総裁にお目にかかりまして要請をしたのでございますが、その件につきましては総裁は了承されていますか、いかがですか。
【次の発言】 さようなことは総裁の耳に入りまた総裁自身でさような要請にこたえての考え方を今お答え願ったんですが、私はこれは重大問題だと思うのです。専売法二部改正法案につきましては、種々検……

第28回国会 大蔵委員会 第22号(1958/03/28、4期、日本社会党)

○野溝勝君 私は、本案に賛成なんですが、一、二お伺いをしておきたいと思います。  糸価安定法の一部改正ですが、これは、今の糸価から見ると当然なことだと思うのですが、大体政府は、対米貿易その他輸出関係等において、アメリカとの関係を非常に成績がよいように評価しており、また依存しておる、また、たびたびの法案審議の際にさような意見を聞くんですが、生糸におきましても、アメリカの市場関係の動向がわかっておったわけだと思うのです。最近化学繊維の発進は、漸次生糸の市場を狭められてきておるのであります。特に、世界においても、化学繊維の発達した代表国はアメリカであります。そういうアメリカを引手に繭糸対策を立てる場……

第28回国会 大蔵委員会 第25号(1958/04/03、4期、日本社会党)

○野溝勝君 金融の問題についてお伺いいたしたいと思います。政府は昨年来、国際収支の均衡をはかるという理由のもとに、金融の引き締めを大いに強行されたのでございますが、今日も依然と同じ方針をとっておると思うのでございますが、いかがでございますか。
【次の発言】 今銀行局長からの御答弁がありましたが、国際収支の均衡のバランスがだんだんと軌道に乗りつつあるという展望の答えなのですが、国際収支の均衡の一つの現象として正確にドルの保有ができたのですか。
【次の発言】 石田銀行局長は、国際収支の均衡が順調に進行しつつあると答えておきながら、あと外貨の保有がどのくらいあるかわからぬというようなことでは、まああ……

第29回国会 議院運営委員会 閉会後第4号(1958/09/26、4期、日本社会党)

○委員外議員(野溝勝君) 本日議運の理事会に、ただいま委員長からお話がございましたような報告をいたす予定で参りましたところ、議運の本委員会に報告をしてもらいたいという御意見でございましたので、ここにあらためて皆様に出張の概況を御報告申し上げる機会を得ましたことを、光栄に存ずる次第でございます。今お話がありましたごとく、今回豪州への親善使節として衆参、特に参議院を代表いたしまして、私と千田議員とが参りました。詳細いろいろとお話を申し上げたいのでございますが、詳細な点につきましては、あとで会議録に載せることを御了承願いまして、ごく簡潔に御報告申し上げたいと思います。  目的は言うまでもなく、親善を……

第29回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1958/07/31、4期、日本社会党)

○野溝勝君 今平林さんの御質問と裏表になるのでございますが、関連して私はむしろ質問というよりは強くここで希望を述べまして一つ十分御勘案を願いたいと思うのでございます。それは先般の耕作組合法成立の際に、審議委員が重要なる役割をするわけになっております。その審議委員の選任と申しましょうか、選ぶ方は重要なんでございまして、特に減反とか増反とか価格とかあらゆる面に影響しておるわけです。副総裁におきましては慎重を期するという御意見もありました。特に最近のこの昨年あたりの減反の問題については耕作農民が非常な迷惑をこうむった、このことについても当局に再三陳情もし要請もしたはずでございます。その際にも、副総裁……

第29回国会 大蔵委員会 第3号(1958/06/24、4期、日本社会党)

○野溝勝君 この際、国有財産処分に関する件について、特に相馬ケ原の処分問題について、管財局長にお伺いしたいと思います。  群馬県相馬ケ原演習場は世界的に有名な軍事基地でございます。御承知の通りジラード事件以来有名な基地となったのです。あの土地が今回日本に返還になったのでございますが、その後の処理につきまして、いかようにお考え、かつ構想を練られておりますか、一つこの際お承わりいたしたいと思います。
【次の発言】 管財局長さんの今の御説明は非常に慎重を期せられておるようでございますが、すでにお耳にも入っておると思うのですが、地元の農民は六月十五日農民大会を開きまして、宣言並びに要請書をもってそれぞ……

第29回国会 大蔵委員会 第8号(1958/07/05、4期、日本社会党)

○野溝勝君 ただいまの総理大臣の本委員会に出席を要求するということにつきましては、先ほど各委員から申し上げた通りでございます。特に、会期ももうわずかで、重要法案でありますし、特に日本経済の進路を決定すべき法律案でございますから、総理大臣には一つ速急に委員長から要求していただきたい。なおその回答は、本日中に要求すると同時に回答してもらいたい、かように思っております。  それから、私はこの際三、三お伺いするのでございますが、先般われわれの同僚からいろいろと日本の財政金融について御質問がございました。その際、大臣の御答弁の中で、特に輸出振興の問題が高く評価されておるようでございますが、輸出振興といい……

第29回国会 大蔵委員会 第9号(1958/07/07、4期、日本社会党)

○野溝勝君 私はこまかいことのようでありますが、特に経済基盤強化に関する農林資金の関係におきましてお伺いしたいと思います。事務当局の方は御招致願えましたでしょうか。
【次の発言】 政府委員の農地局長、経済局長お見えになっておらないようでございますが、それでは参考人の方からお伺いしてもよろしゅうございますか。
【次の発言】 それでは参考人の御両所にお伺いしたいと思います。  ただいま議題になっておりまするこの資金特別法人に関する件でございますが、今回農林漁業の金庫に六十五億の予算が計上されておるわけでございます。これは主に非補助小団地に対する土地改良の事業助成基金ということに規定されております。……

第30回国会 大蔵委員会 第1号(1958/10/03、4期、日本社会党)

○野溝勝君 ただいま大臣から、接収貴金属等の処理に関する法律案の御説明がございました。法律案に対する提案の説明が大臣から行われたというのは少いのでございまして、今回たまたまこの法律案だけを提案になったような感じがいたします。いずれの法律案にいたしましても、大臣みずから提案の説明をしてもらうことが正しいと思います。今後も、あらゆる機会をとらえて、法律案に対しましては、時間の許す限り、大臣みずから提案説明をしていただきたい。  なお、その前に大臣から、今回通貨基金の問題でインドへ出張されるあいさつ、了解の言葉がございました。まことにけっこうだと思います。この際、私は一言それに関連して申し上げておき……

第30回国会 大蔵委員会 第3号(1958/10/21、4期、日本社会党)

○野溝勝君 同僚委員から詳細にわたって質問がございましたので、私は左の点を当局に質問し、かつ述べまして、御答弁を願い、なお即答しかねる点は次回でよろしいのでございます。私の質問を四点について記録しておいていただきたいと思います。  第一は、新聞記事の問題ですが、これについては、さきに私が公社に上った際に、高橋室長に不都合な記事に対し警告した。その際高橋君の曰く、常識でもああいうことは書かないということは御了解できると思いますというような意見が出たのですが、きょうここで君の言いわけを聞く必要はない、いずれ公けの席で明らかにすることにしようということを申し上げてきたのですが、本日各委員から出ました……

第30回国会 大蔵委員会 第4号(1958/10/28、4期、日本社会党)

○野溝勝君 公社に先日質問をした、四国の問題に対する御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 御調査といいましょうか、打ち合わせの結果御回答願ったのでございますが、こまかい点につきましては、現地の耕作者の方からいまだそれに対する回答もございませんので、きょうは私はこの程度で……。
【次の発言】 議事進行について一言。私、これは御答弁にはならないでよろしいのですが、一言だけ申し上げます。今、平林君から申し上げました通り、われわれは現地の調査に参ったわけです。そこで、当局と塩害被害者との間にある程度話ができたわけですよ。特に塩脳部長初め関係者は、誠意を持ってこの処理に当るということを言われておる……

第31回国会 外務委員会 閉会後第1号(1959/05/07、4期、日本社会党)

○野溝勝君 本日は、政府委員はどなたが御出席ですか。
【次の発言】 条約局長にお伺いいたしますが、本日の新聞を見るとヴェトナムの賠償が妥結するらしいのですが、いよいよ十三日に調印式が行われるということでありますが、それは事実でございますか。
【次の発言】 私は妥結になることはけっこうなことだと思うのですが、特にヴェトナム全体の情勢から見ると、北ヴェトナムは南ヴェトナムと日本政府との間における妥結交渉に対しては不満を示しおるわけであります。この間の空気並びにいきさつについてどうお考えになり、どういう展望を持っておりますか、御所見を承わりたいと思います。

第31回国会 大蔵委員会 第13号(1959/03/05、4期、日本社会党)

○野溝勝君 今、大矢専門家からいろいろ御質問がございましたが、私、ちょっと法規のことよくわからぬのでお伺いするのですが、これはまあわずかな六千五百万円ばかりのお金ですけれども、整理のために一般会計の方にこれは入っているようになっておりますが、この予算技術というものはこれでいいものですかな。大体、特別会計なんだから特別会計の予算の方に入れておいて、そうしてこれは今度は一般会計の方へ繰り入れる――繰り入れるというか、整理収入にするのである、これを廃案にするのである、こういうふうに解釈しているのですが、そうすると、一応やっぱりまだ院議決定をしておらぬのでございますから、この特別会計の予算書の方に出し……

第31回国会 大蔵委員会 第14号(1959/03/06、4期、日本社会党)

○野溝勝君 農林省の係官が来たところでお伺いすれば、私の質問せんとする点が非常に便宜だと思いますが、まだ見えません。それでは、その際にまた重複するようでございますけれども、関連して質問することにいたしまして、最初に河川局次長さんの方から願いたいと思うんです。  昭和三十二年、特定多目的ダム法がもとでございますけれども、右多目的ダム法ができるときに、私はあらかじめ、警告を申しては失礼でございますが、注意を促しておいたわけです。と申しますのは、この多目的ダム法というのは、従来の河川法ではなかなか複雑な事態が起ってきて処理できないから、今後の運営上、河川法はこれを廃し、この多目的ダム法にするという建……

第31回国会 大蔵委員会 第16号(1959/03/13、4期、日本社会党)

○野溝勝君 糸価安定特別会計に関する点でございますが、これについて、衆議院の農林委員会及び大蔵委員会等においても、最近の糸価の不安定な状態にかんがみて種々意見がかわされたようでございますが、その意見の中で二、三われわれが関心を持っておる問題がありました。と申すのは、この糸価安定そのものが、いつも安定せずして不安定にあるということにつきましては、今回のこの特別会計法の一部改正によって果してこの安定が期せられるかどうかということについては、非常に疑問を持っておるのでありますが、一つ当局の御所見を承わりたいと思います。
【次の発言】 局長さん、その程度の大まかなことはそれはわかるのですが、私の質問の……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 運輸委員会 閉会後第2号(1959/08/10、5期、日本社会党)

○委員外議員(野溝勝君) 委員外の質問をお許し願いましてありがとうございます。今も重盛、大倉両委員からもお話のありましたごとく、最近における運輸行政がややもすると私は混乱をしているように見受けるのでございます。特に最近における運輸上の事故の多いことは、それを物語るものだと思うのでございますが、それにつきまして特に今議題となっております自動車行政の面についてお伺いしたいと思います。  特に自動車行政につきましては、先般七月十日に運送協議会がありまして、その自動車運送協議会の答申があったわけであります。その答申の中で特に問題になったのは、多くの意見が出たのでございますが、議題外のことであるというこ……

第32回国会 大蔵委員会 閉会後第2号(1959/09/01、5期、日本社会党)

○野溝勝君 私は、二、三の点について、この機会に大蔵大臣に質問をいたしたいと存じます。  大臣は、先般事務当局を招致いたしまして三十五年度の予算検討を始めておるやに伺っております。これは毎年の恒例でございまして、当然のことではありますが、特にその際に大臣が示された構想というものは、今回、三十五年度の予算の編成は容易ならぬものであるということがいわれておるし、特にその財源といたしまして自然増収を一千二百億近く見込んでおるようでございますが、いずれにいたしましても、政府の施策といたしまして、いろいろと政策の裏づけに対する予算措置が講じられなきゃならぬ。特に、その中で財政の困難な事情を訴えながら、一……

第32回国会 大蔵委員会 閉会後第3号(1959/10/19、5期、日本社会党)

○野溝勝君 これは銀行局長さん、調査官、総務課長さん、皆さんに希望を述べておきますが、今成瀬委員のお話は、災害に会って目もあてられない状態で、その悲惨なことを身につけての質問だと思うのですが、確かにその根拠がなければ支出できないということは、それはよくわかるのですが、しかし、行政のあり方を見ておるというと、法律的根拠がなくても、行政措置によりまして、何だか理解のできないような、財政投融資にしても行政措置その他を講じておるんですね。この問題だけに関して、私は、行政措置の解釈が消極的でなく積極的な解釈をしても、国民は、また立法府のわれわれといたしても、広義に考える用意があるのです。そういう点につい……

第33回国会 大蔵委員会 第3号(1959/11/19、5期、日本社会党)

○野溝勝君 私、都合により、平林理事その他同志各位の了解を得まして、先に質問を許してもらうことにいたします。先ほど同僚からの質問がございましたが、その前に一つお伺いしておきたいのです。  大体、酒税法には免許の点がはっきりなっているのでございますけれども、この酒類を製造する者が免許を受ける場合にいろいろな規定がございます。しかし、その中で、戦争中にたまたま統制をしいられまして製造をやめさせられた者があるのです。それがその後復活をいたしまして、免許の申請をしたのですが、たまたまその統制中にやめるときには、今後あなたのところが復活する場合は優先的に免許を与えてやるというわけで、安心してやめたわけで……

第33回国会 大蔵委員会 第4号(1959/11/26、5期、日本社会党)

○野溝勝君 一つ、大臣のおるところでお伺いしたいのですが、この間大臣はお見えにならぬでしたが、主税局長さんと私質問をしたのですが、そのときには、今お話しの審議会の設置ですね、製造者、販売業者、消費者、それら各関係者を入れて審議会を作って、明るくしてやった方がいいじゃないかと、こういう意見を出したのです。それは、製造業者と卸小売間のマージンで異見があるわけなんですよ。それにまた、消費者は消費者で意見がある。政府のねらいとしては、税増収を目的とした点もあるだろう。表面の理由は、質を改善して消費者に飲みやすくするといっているが、ねらいは自然増収が多くなる。まあそれはいいとしても、関係者の納得のいくよ……

第33回国会 大蔵委員会 第5号(1959/12/01、5期、日本社会党)

○野溝勝君 直接この法案には関係ありませんが、この際、一つ関連してお伺いをしておきたいと思います。  目下、問題になっております農業法人に関してでございますが、特に災害などの問題に際会した農民は、一そうこの農業法人の制度確立の意見が強く出ておるわけです。先般、愛知、三重、岐阜三県の日本農民組合の農民代表者会議に参りましたところ、特にかの地には温床栽培をやっておる諸君が相当多いのでございまして、その諸君からも農業法人に対する現況についていろいろ聞かれたのでございます。目下、当局としては農業法人に関しまして、いろいろと説が出ておるのでございますけれども、どういうふうに一体政府並びに大蔵当局は考えて……

第33回国会 大蔵委員会 第6号(1959/12/14、5期、日本社会党)

○野溝勝君 当局が私ども委員の質問に対する現在の制度のもとにおける善処の御意見を聞きまして、大体了承することもできたんでございますが、ただこの際、総裁も来ておりますから、お伺いしておきたいんです。すでに耳に入っていることとは思いますが、年々歳々同じようなことを繰り返し質疑しているということは、行政庁としてまずいことだと思うんです。で、先般の委員会におきまして、副総裁並びに塩脳部長との質疑の中でどうしても理解に苦しんだ点は、よりどころがないという点ですね。塩害被害者に対する救済処置をするよりどころがないという点なんです。塩専売法第十条並びに十八条に基づいて指示なり通達なり、あるいは善処したらいい……

第34回国会 大蔵委員会 第5号(1960/03/01、5期、日本社会党)

○野溝勝君 私は、同僚の皆さんの論議は正しいと思っておるのです。本法案の所得税を軽減するこの立法に関する経緯は、米の集荷並びに非常に食糧不足を伝えられておった当時の時限立法でございまして、漸次食糧の需給態勢が軌道に乗ってくるようになれば、これは考えなければならぬ問題だと思います。しかし、これは税制理論からはその方が正しいと思います。ただ問題は、先ほども河野委員からお話がありましたように、ただこれだけを見てではそういう意見が出ると思うのですが、米価審議会においても相当問題の出ておるように、事前売り渡しに対する所得税軽減の問題は、米価の生産費所得補償が確立されていないところに問題が起こってくるのだ……

第34回国会 大蔵委員会 第6号(1960/03/08、5期、日本社会党)

○野溝勝君 簡単に御質問したいと思うのですが、ただいま御説明によると、今度の改正案の特徴は、船舶運航に伴って生ずる船主または賃借人並びにその費用及び責任に限られているが、最近における海運界の現状について従前のみの内容では足らず、運航船舶の相当部分が用船によっている実情である。運航船舶の相当部分が用船によるからといいますけれども、今までもそういう事態があったのではないか。特に今回これを強く打ち出したのはどういうわけですか。
【次の発言】 私は、早くやっておけばよかったと、こういう意味で質問したのではないのでございますが、すでに前にもこういう事態が発生しておったじゃないか、それをここに新しいものが……

第34回国会 大蔵委員会 第10号(1960/03/29、5期、日本社会党)

○野溝勝君 法律案に直接の関係はあるかないか、ともかくとして、関連をして一つ大臣からお伺いしたいと思います。  目下、貿易・為替の自由化の問題については、産業界に相当話題を投げかけておるのですが、この貿易・為替の自由化に対しまして一番不安を持っておるのは農村、それから小さい企業家であって、貿易の自由化は、政府としては大いに推進をしようということに附議決定をされておるのですが、この自由化を推進すれば非常に国のために何か利益になるという点があるのかどうかという点を、一つお伺いしたいと思います。  それから、それに関連をして、この自由化がはやりものみたいなふうになっておるのですけれども、国際世論が自……

第34回国会 大蔵委員会 第17号(1960/05/10、5期、日本社会党)

○野溝勝君 これは、この法案とは直接の関係はないと思うのでございますが、間接には金融財政に関係をしておる問題でございますから、この際一つお承りしておきたいと思います。先般来、大蔵大臣とも、貿易・為替の自由化の問題についていろいろと質疑をかわしたのです。特に、金融の方面に対しましては、時間の関係で聞くことができませんでした。この際、為替並びに貿易の自由化の影響が金融上にどういうふうに来ておるか、特に中小商工業者はこの貿易の自由化のために金融が緩和される感じを持ったところが、そうでない、逆な結果が現われつつあるのであります。この間に、当局の一つ見解、展望について、銀行局長からお伺いしたいと思います……

第36回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1960/11/30、5期、日本社会党)

○野溝勝君 私は具体的の問題で二、三お伺いいたします。  ここに示されておる資料に基づいてですが、国民金融公庫の年末金融五十五億、これが長期、短期合わせてということになっております。私の聞くところでは、国民金融公庫なり中小企業金融公庫は、金利の点におきましても、また期間の点におきましても、一般は非常に歓迎しておるのでございます。しかるに、この要求額が相当あったにかかわらず五十五億、中小企業の方が四十五億では、要求額よりは半分以下の額に落とされたのでございますが、この間の事情につきましてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 局長のお話の通り、努力された点は私どもわかるのでございますが、公庫側の……

第37回国会 大蔵委員会 第2号(1960/12/14、5期、日本社会党)

○野溝勝君 耕作農民にとって重大な問題なんですね、平林委員の質問は。この問題は、専売局の総裁、副総裁という問題でなく、これは大蔵省があとに糸を引いておるのですからね。大蔵省の政務次官、どこに行っちゃったのか。当然この問題については、大蔵次官なり大臣が来たときにゆっくりこれに対する所信というものを聞かなければ、この結論は出てこないと思う。ですから、平林委員の質問に同感でございます。当然と思いますので、その際に私も質問をすることにいたしまして、ここでは事務的に二、三の質問をいたしまして、お答え願いたいと思います。  まず第一に、たばこの価格決定、改定に関する法律案説明中、スリーエーだとかハイライト……

第37回国会 大蔵委員会 第5号(1960/12/21、5期、日本社会党)

○野溝勝君 きょうは政府当局側は、出席の方ですね、どういう方ですか。
【次の発言】 お伺いいたしますが、ただいま議題になりました所得税臨時特例に関する件ですけれども、毎回の年度議会に出るのですが、この特例は、言うまでもなく、米穀政策の一環として出されているわけですが、大体、事前売り渡し申込制度を円滑にするためということになっておるのでございまして、実際問題におきましては、農家の米の価格政策ということがどうしても納得ができないので、問題になっておるわけです。そういう価格政策が、絶えず、民主団体でございまする全日本農民組合が耕作農民あるいは米作農民などを代表いたしまして強く要請をし、さらに農協にお……

第37回国会 大蔵委員会 第6号(1960/12/22、5期、日本社会党)

○野溝勝君 一つお聞きしたいが、国際開発協会とこの通貨基金との関係ですね、これは一つも触れておらないのですけれども、関係は全然ないのですか。

第38回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1961/06/30、5期、日本社会党)

○野溝勝君 さっそくですが、緊急の問題の方からお伺いしたいと思います。  今回の集中豪雨に、政府当局は関係各省の連絡会議を開きまして、これに対する心配をされておるようでございますが、特に今回の集中豪雨の大災害をこうむり災害救助法を適用されておる、長野県初め被害県に同情にたへません。長野県は予想以上に被害が多いのでございます。そこで、政府のこれに対する対案を見ると、予備費八十九億円でまかなえるというようなことが新聞に発表されておるのですが、これだけの大災害に対して予備費でまかなっていけるのですか。その点を一つお伺いして、なお大臣に聞きたいことは、きょう一日の天候はとういうふうにいいんですけれども……

第38回国会 大蔵委員会 第14号(1961/03/23、5期、日本社会党)

○野溝勝君 一つ局長さんにお尋ねするのですが、この法案には直接関係はないのですが、間接には関係あるだろうと思うのでお伺いしているのですが、財政投融資の資金がばかにふえたのですが、この中には公共事業費ということがうたわれているのですが、私はこの公共事業ということが、われわれの公共事業と、今政府の考えておられる公共事業と、その性格の規定づけが違うように思うのでございますが、公共事業とはどういう費目をさすのですか、この際あらためてお伺いしておきたいと思います。財政投融資計画のうちの費目でお示し願いたいと思う。
【次の発言】 私のお尋ねしたのは、財政投融資の資金計画の中に、公共事業というものがその中に……

第38回国会 大蔵委員会 第17号(1961/03/29、5期、日本社会党)

○野溝勝君 今、業務部長からの話では、甘味資源の生産計画の問額ですが、なかなか長期計画は立たないと、たびたび変わってくる場合があるので、そういうことを承知してもらいたいと。これは二年前の計画だと、こう言われるのですが、この際特産課長からお聞きするのでございますが、そんな計画でおるとするならば、ビートの割当計画を製糖会社に割り当てすること自体がおかしいと思うのでございます。こういう点は農林省と折衝されたのですか。たとえば北海道の日本甜菜会社は、私が初代農林委員長のときに、日本の甘味資源、特に砂糖資源を開発のため大いに培養助長しなきゃならぬということで、当時与野党一致の方針をきめ、会社も大きな犠牲……

第38回国会 大蔵委員会 第18号(1961/03/30、5期、日本社会党)

○野溝勝君 成瀬さんや天坊さんから詳細にわたるガソリン税の引き上げの問題について質問がございました。私は重複を避けて、この際二、三お伺いしておきたいと思うのです。  私の考えは、倍増、自由化の線に沿って、この政策が裏づけとなっているんじゃないかということです。今質疑の内容を聞いておったのでございますが、どうもそれとも関係があるような、ないような御答弁でございます。それでは、所得倍増、貿易の自由化と直接的には関係はございませんが、ガソリン税の引き上げの財源処理に対する問題は、一連の関係はあるんですかないんですか。
【次の発言】 そういう意味です。

第38回国会 大蔵委員会 第22号(1961/05/11、5期、日本社会党)

○野溝勝君 同僚委員から詳細にわたる質疑がかわされましたので、いろいろの方面がわかって参りました。それで私は端的にお伺いするのでございますが、大体会計的な内容よりは、この運営される場合において心配をしておるのですね、実際問題として。町村であるとか、あるいは関係職員であるとか、あるいは畜産家であるとか、あるいは治山治水に関係があるところでは、非常に心配されておるわけです。と申すのは、先ほど長官からのお答えの中に公団の性格が規定されていました。事業団の権限が拡大されるのですか。たとえば分収契約の問題にしても、あるいは資金関係、あるいは監督の点、造林の点、伐採の点、売買に関する点までも権限を持ってお……

第38回国会 大蔵委員会 第26号(1961/05/23、5期、日本社会党)

○野溝勝君 一般的に知られておる問題なんですが、最近設備投資の関係、物価、国際収支、貿易等の関係、それらを含めた経済の動向に対し非常に国民は心配をしているわけなんです。それらの動きに対し中堅諸君の考えをきょうは忌憚なくお伺いしたいと思いまして、かような機会をお願いしたわけです。だから、ざっくばらんに説明され、われわれの認識並びに国民の必配しておる点の一掃に務めたいのです。  そこで、さっそくお伺いするのですが、特に経済企画庁の係官にお伺いいたしますけれども、最近、経済の高度成長に伴って、むちゃな設備投資が行なわれている一方、これに関連して国際収支、物価の問題などについて注目すべき動きが各方面か……

第38回国会 大蔵委員会 第29号(1961/06/02、5期、日本社会党)

○野溝勝君 私、この法案はむしろおそいくらいに思っておるのです。私が昭和二十八年に日本国会議員団団長としてソビエトへ参ったときに、特にブルガーニン、フルシチョフ氏と会見した際に、歯舞、色丹は日本の固有領土であり、ポツダム宣言にもヤルタ協定の内容にも問題になっておらなかった。だから、国交の回復する前であっても返還してもらいたいということを強く要望したのです。ところが、その点は、確かに日本の領土だと思う。しかし国交回復すればあなたの言われるように努めたい、今すぐはできない、いずれ国交回復後に考えようという回答を得てきたわけです。私は帰国してすぐ、時の内閣である鳩山首相に会見し、経過を報告し、この点……

第38回国会 大蔵委員会 第30号(1961/06/06、5期、日本社会党)

○野溝勝君 ちょっと関連してお聞きしますが、これは中小企業の設備近代化はけっこうなんですが、これは最近、設備に対しまして非常に行き過ぎではないかというふうにいわれておるのですが、そういうものに対する調整というか、対象というか、そういうことは何も差しつかえない、こういう意味ですか。
【次の発言】 まことにけっこうな法案でございますが、大体六百億くらいでそんな大きなことができるのでございますか。もちろん、私はこの趣旨に賛成ですよ。ですけれども、財政投融資の対象は、こうした小さいものがあまり受けておらないし、特にその他資金関係においても、中小企業の方はあまり優遇されておらない、そういう点で、一つの金……

第39回国会 大蔵委員会 第3号(1961/10/10、5期、日本社会党)

○野溝勝君 この際お伺いしますが、政府委員の方、どなたがお見えになっていますか。
【次の発言】 銀行局長にお伺いするのですが、最近銀行の不当融資の問題について、特に埼玉銀行の不当融資の問題が頂点にございますが、こういう声を至るところで聞いておるのでございますが、これはどういうことでこういう不当融資が行なわれるのか、その点を一つお伺いしたいと思うのです。特に千葉銀行の不当融資問題以来、当局といたしましてはその当時、今後の検査あるいは監査については厳重にして、かようなことがないようにすると言われておったのでございますけれども、またまたこういう問題が起こってきておるわけでございますけれども、これらの……

第39回国会 大蔵委員会 第10号(1961/10/31、5期、日本社会党)

○野溝勝君 今委員長からお話がありましたごとく、理事会で申し合わせたということでございますから、それを尊重いたしまして、質問を簡単にいたしたいと思います。でありますから、御答弁のほうも要点だけでけっこうでございます。  先ほど、同僚木村委員から質問ございました国際収支の問題でございますが、今社会では国際収支の危機なんということよりは外貨危機を叫ばれておるわけです。前国会におきましても、大蔵大臣に私がこの点を注意しながら質疑した際、大臣は七月、八月になればアメリカの決算期も終わるから好転するというような御意見でございました。それが見通しがはずれたと思うのです。でありますから、大蔵大臣の楽観居士も……

第40回国会 運輸委員会 第6号(1962/02/15、5期、日本社会党)

○野溝勝君 少しこの際運輸行政の二、三の点について質問をいたしたいと思います。その前に出席の政府当局者はどなたが来ていますか。
【次の発言】 議事規則に基づいて、私は委員長にお願いをするんですが、私は前々から質問に対する理事者の人を要望しておるのでございますが、きょう営業関係について、その担当しておる運輸省の局長、もちろん営業局長というのはないのでございますが、その方はどなたが担当するのでございますか。
【次の発言】 ええ。
【次の発言】 では、私まず第一にお伺いしたいのは、最近輸送の問題につきまして、運輸省並びに国鉄が、運輸行政の輸送合理化の問題について非常に施策をされておるようでございます……

第40回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1962/06/01、5期、日本社会党)

○野溝勝君 この際、銀行当局にお伺いするのですが、最近新聞やその他世論等によりますると、非常に中小商工業が、これはいずこも同じですが、金融が逼迫して、特にそのしわ寄せが中小企業に来ているのでございます。その点についてお伺いしたいと思うのです。  大体、大蔵省としては、三十日に中小企業庁から申し入れを受けたようでございますが、そのときの申し入れはどんな申し入れでございますか。
【次の発言】 要請は、今お話にもありましたように、金詰まりというのは、いわば上部メーカー等のしわ寄せが中小企業に影響してくると思うのですが、もちろん私は、抽象的に中小企業とかということは、これは少しく誤りもあると思うのです……

第40回国会 大蔵委員会 第2号(1962/01/30、5期、日本社会党)

○野溝勝君 ちょうど予算審議に入る前なので、大蔵委員長といたしましても関心を持っておる問題でございますので、この際ひとつ自治省の当局からお伺いいたしたいと思います。  地方自治法の一部改正によりまして、相当数の町村の合併が行なわれておるようですが、現在までに法改正以来どのくらい町村合併が行なわれておるでしょうか、お伺いいたします。
【次の発言】 そうすると、大体、県の従来の行政指導も相当変わってくると思うのでございます。それと同時に、財政関係も相当いろいろ複雑になり、かつまた、調整をしなければならぬ段階にあると思うのでございますが、こういう点について自治省は検討でも行なわれたことがございますか……

第40回国会 大蔵委員会 第12号(1962/03/06、5期、日本社会党)

○野溝勝君 私、しろうとで、よくわからないのですが、局長さんにお伺いします。  損害保険の点ですが、外国の業者と日本の業者ですが、その両業者間における損害保険業務上の関係はどうなっておるのですか。
【次の発言】 お話を聞くと、日本の業界が力関係において劣勢だということなんですが、しかし、その劣勢の原因などについてもいろいろと当局は検討されておると思うのですが、単に資本力が小さいとか弱いとかということだけでなくて、いわゆる契約上あるいは、すなわち保険の仕事の上等業務の上において、日本の民族産業を保護すれば、この劣勢をある程度取り戻すということもでき得るようなこともあると思うのです。その点について……

第40回国会 大蔵委員会 第20号(1962/03/29、5期、日本社会党)

○野溝勝君 大蔵省からどなたか来ておりますか。
【次の発言】 私、しろうとでございますから簡単にお伺いをいたしますので、ひとつわかりますくお話しを願いたいと思います。  第一は、この酒税法の一部改正の法律案を見たのですが、酒類が九種類から十種類になっています。どうもこの名前は私どもにはよくわからぬし、さらに法律案を見ると、ウイスキーにいたしましても、あるいはスピリッツとかいう種類にいたしましても、この内容を見るとどうも専門家でなければよくわからぬのですがね。もっとしろうとでわかりやすくできないもでのすかなあ。
【次の発言】 村山局長さんから専門的な話もありましたが、ここに出ておる改正法律案の内……

第40回国会 大蔵委員会 第29号(1962/04/26、5期、日本社会党)

○野溝勝君 財政法の一部改正とは直接関係はありませんが、関連して質問をいたしたいと思います。最初に主計局長と農林省の関係当局に質問をいたします。  先日私がテレビを見ておりましたら、「日本の谷間」という題で長野県伊那の災害状況がつぶさに報道されておりました。それと相前後いたしまして、私も四月中旬に現地で災害地帯の復旧状況を視察して参りました。全くテレビの「日本の谷間」にあるごとく、実に惨状そのものでありまして、まだ復興したのは三割というような状態であります。で、この間における復旧関係の財政措置がどういうふうに行なわれておりますか。一応臨時措置法ができまして、それに基づいてそれぞれの措置はされて……

第40回国会 大蔵委員会 第32号(1962/05/06、5期、日本社会党)

○野溝勝君 こういう点ははっきりしておるのじゃないですか。エロア資金による援助は一九四八年七月――昭和二十三年から、四九年七月――昭和二十四年以後はガリオア資金に合併されたけれども、その前は別になっておるのじゃないですか。そういう点をごっちゃにされておったのじゃおかしいと思うのだな。だから、割り切れないのですよ。

第40回国会 農林水産委員会 第16号(1962/03/15、5期、日本社会党)

○野溝勝君 私が質問をする点は、当面の農政の実務に関しまして二、三の点をお伺いしたいと思います。特に最近におきましては、環境衛生も非常に活動的になってきております。同時に、農業基本法がいい悪いは別にいたしまして、農業基本法に基づく畜産増産という一つの動きもあるわけでして、畜産と環境衛生というものが不即不離の関係でいかないと、行政上問題になる点が出てくると思うのであります。そういう点について、きょうは環境衛生局長と畜産局長と共済制度にも関係のある経済局長とをお願いしたわけでございます。  私が、第一にお聞きしたいと思うことは、この畜産方面に特に今まで技術的指導をしてきたのは、一つの技師ないしは獣……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 大蔵委員会 第2号(1962/08/21、6期、日本社会党)

○野溝勝君 私は皮肉で物を言うわけではないのですから静かに聞いていただきたいのですが、今もいろいろと御意見が出ておるように、大体借入金の額もわからぬのに返済金の額を出すというようなところにやはり問題があると思うのですよ。一それから、いま一つは、大体二十六年の六月に国会で僕ら感謝決議をしたわけです。それからあと、戦後貿易庁ができて、GHQとの覚書の中に、輸入された全部の品物に対しては文句を言ってはいかぬ、文句を許さぬというような無理な強要があったわけだね。そういう点で会計が実にあいまいになっておったと思うのですよ。そういうような事情のもとに作られたガリオア・エロア資金の返済金の決定に至るまでの経……

第41回国会 大蔵委員会 閉会後第2号(1962/11/01、6期、日本社会党)

○野溝勝君 大臣お忙しいようでありますから、私は当面の問題だけお伺いしたいと思います。  午前中各局長がお見えになっておりましたから、お伺いしてもよかったのでございますが、あなたが政治的な金融財政措置をやられておるやに新聞その他で拝見をいたしておりますので、それに関しお伺いします。  政府は経済の見通しに、国際収支の短期好転をあげ、楽観しているが、なかなか、なまやさしい事態ではないと思っております。短期材料だけ、それも外資株式投資が代表的なものであって、恒常性はない。特に西欧陣営に加担しておる現内閣の方針では、現下の世界情勢下で好材料を望むことは無理でありますから、日本政府みずから反省しつつ処……

第41回国会 大蔵委員会 第6号(1962/08/30、6期、日本社会党)

○野溝勝君 関連質問。私は簡単に聞きます。アメリカ局長の大矢君に対する答弁はおかしいですね。確たる証拠があった、確たる材料があったと言われるが、大蔵省のお役人が伝票集めに十日間もまつ黒になって働いてようやく集めたような資料が、確たる資料と言うことはできないと思うんだな。それから、その当時貿易特別会計のあり方を見ても、貿易庁ができても、何しろこちらの言うことは通らぬのじゃないですか。向こうの言うなり、命令どおりに服せという通達が出ているじゃないですか。むしろそれは大蔵大臣の田中君の言うような話ならある程度わかるんですがね。その点はあまり自信を持ったようなお答えはちょっとおかしと思うんですよ。その……

第41回国会 大蔵委員会 第7号(1962/08/31、6期、日本社会党)

○野溝勝君 総理の出席されたこの際、本国会における重要法案であり、かつまた国民的、いわば民族的にも将来の歴史に非常な不安を残す案件でございますので、この機会を通しまして総理の所見をお伺いしておきたいと思います。  特に本法の改正案は、アメリカ合衆国との間における協定、ガリオア・エロア協定、それに基づく債務は、対日援助見返資金特別会計廃止の際その資産を継承した産業投資特別会計の負担とするとともに、この債務については、元金四億九千万ドルに相当する円の金額千七百六十四億円を資本から債務に振りかえる等の措置を行ない、またこの債務の元利金の支払いをこの会計の歳出とする等所要の改正をするとしております。第……

第42回国会 大蔵委員会 第5号(1962/12/19、6期、日本社会党)

○野溝勝君 大臣にお伺いいたします。政府では昭和三十八年度の予算についていろいろと検討をされ、新聞には大体の考え方などが出ておるようでございますが、特に現下の経済事情から見て、経済の成長率見通しなどに対してはいろいろと意見があるわけです。ところが、政府の考えておる成長率は七・二%の維持が可能だという建前に立って編成をされておるやに聞いておるのでございますが、この考えに対し大臣の一応所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私、すわっていてお尋ねしますから、大臣もそのままで御答弁下さってけっこうです。  実質成長率の見通しですけれども、今年度はそういう四・五%ですが、現在の産業界の予想外の不……

第42回国会 大蔵委員会 第7号(1962/12/21、6期、日本社会党)

○野溝勝君 私は、本案に反対をするものであります。  その理由といたしましては、ここでちょうちょう申し上げる必要はないのでございます。すでに本問題に関しましては、御承知のごとく、すでに被買収者に対します農地解放の価格が非常に安かったということで、被買収者が反対をいたしました。この救済策に政府は何か手を打てという要望運動が盛り上がって参りました。これは被買収者同盟の形において全国的にできたのでございますが、これが、御承知のごとく自民党におきましてこれを取り上げて、そうしてこの施策の一環として出たのが、たまたま被買収者に対する資金融資ということになって現われたのであります。  そこで、額は二十億と……

第43回国会 大蔵委員会 第5号(1963/02/08、6期、日本社会党)

○野溝勝君 こまかい問題ですが、二、三お伺いしたいと思います。大体この食塩と工業塩、塩といってもいろいろあるのですが、目下のところ大体の需要量はどんな工合にいっておりますか。製塩で、たとえば食塩がどのくらい、工業塩がどのくらい、それでその需要はどんな関係、こういうことをひとつ。
【次の発言】 そうすると、生産と需要量との関係ですけれども、需給関係ですが、その点はどういうふうなのですか。
【次の発言】 そうすると、結局、国内工業塩、食塩合わせてのうち、大体食塩は足りないのじゃないのですか。
【次の発言】 そうすると、あなたのさっき言われた国内食用塩が百万トンから百十万トン、そのほうは大体まあそこ……

第43回国会 大蔵委員会 第6号(1963/02/12、6期、日本社会党)

○野溝勝君 総裁にお伺いするのですが、この間この委員会で質疑をかわした際に、国内食塩の需要供給の点、また外国食塩の輸入量並びに額、そういう点をお伺いしたのですけれども、この法案は小名浜工場の廃止に伴ってのものでございますが、特に国民生活に必要な問題であるだけに、需要の関係等は非常に生産事情が心配なんです。先般お聞きするというと、食塩などは全く国内需要に見合って完全に守られるというふうにも思っておらぬのです。しかるに、この食塩が、今度の法案の姿から見ても、何となく、いかにも食塩が余っているような印象を与えられる。それが第一。それから第二には、食塩がいわゆる食用でなくて、道路工事に使われたり、ある……

第43回国会 大蔵委員会 第10号(1963/02/26、6期、日本社会党)

○野溝勝君 こまかいことですが、ちょっとお伺いしますが、この保険事業は、これは損保も生命も全部含むわけですね。
【次の発言】 提案の説明によりますと、二十四年の立法当初においてはかような心配したようなことは防げると思った、しかし、最近は国際間の交通、通信等の発達で距離が短縮されまして、非常に活発になってきた。で、一そうこういう規制をするという必要があるということなんでございますが、これは生保のほうは別といたしまして、損保に関しましては、沖繩における外国の保険事業と日本の保険事業と非常に相剋をしまして、問題を起こしておることがあるのです。先ほど渋谷委員のお話にあった点でございまして、私はきょうは……

第43回国会 大蔵委員会 第13号(1963/03/05、6期、日本社会党)

○野溝勝君 主税局長にお伺いいたしますが、私は酒税法が出ると毎回お伺いしておるのでございますが、昭和三十七年の三月二十九日に大蔵委員会が開かれた際に、酒税法一部改正の法律案に対して質問をしたわけです。そのときに、清酒と合成酒の関係について質問をいたしました。一体どれを清酒とし、どれを合成酒とするかという内容について、よくわれわれにはわからぬ。どちらも米を使い、アルコールを使いしておるのでございますが、その際に主税局長の御答弁は、大体米の量によって違うだけだと、こういうお話でございましたが、そのことに対しましては私もそのとおりだと思いますが、そのとおりに解釈していいですか。

第43回国会 大蔵委員会 第15号(1963/03/08、6期、日本社会党)

○野溝勝君 簡単ですが、先ほど酒折参事官が、自由化しても果樹には影響ないというお話でしたが、それは非常に危険で、私は問題が残ると思うのです。バナナやパイナップル等が自由化になれば、非常に格安に入ってくる。それにバナナなどは時期をきらわずというわけだ。年間通して、どこからでもどんどん入ってくるわけだ。そういう点では、日本の果樹園芸というものは季節的なものですから、そこに非常に不安があるわけなんです。そこで、全国の果樹園芸者は、それぞれ大会を開いて、農林省にも陳情したわけだ。これはすでに御承知のとおり。そういう問題がある。ですから、私は、先ほど柴谷委員から、関税、ジェトロの点についていろいろ御意見……

第43回国会 大蔵委員会 第17号(1963/03/14、6期、日本社会党)

○野溝勝君 議事進行。私は非常に好意をもって言うわけですが、とにかく外貨公債の発行に関する法律案が提出されているわけです、本委員会に。少なくとも大蔵委員会で当然これは論議される問題になるでしょう。だったなら、大蔵省は先に、内国債の問題、産投の国債の問題については外債のことは考えておらなかったとか、おったとかいうようなことも当然質問になるのですから、その点は大蔵当局は相談しておくべきものです、意思の統一を。それをチンドン屋みたいにふらふらされたのでは、質問するほうだって、解せぬですよ。それを今大蔵大臣は、いや、法規課長の立場はどうだ、政務次官の立場はどうだ、こういうふうな言いわけ的なことより、そ……

第43回国会 大蔵委員会 第18号(1963/03/15、6期、日本社会党)

○野溝勝君 関連質問。これは法規課長に聞いたほうがいいと思うのですが、この永岡君の質問は水田大蔵大臣のときから問題になっておるんですよ。あなたたち。それを知らぬことはないと思う。予算委員会で井手君が、財政法の違反じゃないかとか、あるいは憲法に反するんじゃないかと質問して、水田君は、今後そういう点は注意するというわけなんだ。それをまた堂々と、この産投などの特別会計で出しておるものですからね。どうも、一般会計から繰り入れでやるならわかるけれども、そうでないこういう出し方は、実に御都合はいいでしょうけれども、財政法からいうと非常に疑問が多いんですよ。そういう点から質問しておるので、だから、その点は法……

第43回国会 大蔵委員会 第19号(1963/03/19、6期、日本社会党)

○野溝勝君 少し関連をしておるのでございますが、産業の開発は交通機関の整備から、こういうことになっておりますが、これはそのとおりだと思うのです。ところが、今度鉄道建設公団ができるというか、提案がありましたが、私も鉄道建設審議委員でございまして、協調した一人でございます。責任は感じております。しかし、今同僚委員が言われたように、いろいろ反省しなければならぬ点があると思います。しかし、黒字線といってみたところで、日本に十三線しかないのです、黒字線というのは。その黒字線も、赤字線の支線があって交通量がふえて、黒字になる。鶏が先か、卵が先かさっぱりわからない。それから、どうももうかるところだけやれとい……

第43回国会 大蔵委員会 第21号(1963/03/26、6期、日本社会党)

○野溝勝君 私は、ただいま提案になりました法律案に関連しまして、この際、予算並びに財政経済等の問題について、総理を初め大臣からお伺いいたしたいと思います。自然休会まぎわで非常にお忙しいところを御出席願いまして、ありがとうございました。私は、質問をするにあたりまして、要綱といたしまして六つの点で総理からお伺いいたしたいと思います。  第一は、三十八年度予算実施に対する心がまえにつきましてお伺いいたしたいと思います。第二は、経済成長の真実についてお伺いいたしたいと思います。第三は、国民生活と景気という問題につきまして、関連をお伺いいたしたいと思います。それから第四は、IMF八条国移行に関して、貿易……

第43回国会 大蔵委員会 第30号(1963/06/25、6期、日本社会党)

○野溝勝君 私は、簡単でございますが、公団の問題が出ましたから、この際一言申し上げておきたいと思います。大体、公団、公社というものは、先ほど来お話のあったとおり、行政官庁ではできないところを、こうした機関によりまして企業の生産性を高めていくというのが目的だと思うんです。ところが、先ほど来お話を聞いておりますると、まだこの公団が能率も上げず成績も上げないでおるその初期において、役員は高額なる給料を取っておる。たとえば二十六万という総裁なり会長、副会長なりの給与が先ほどお話がありましたが、ある機関などでは三十万以上も取っておる。その膨大なる給与を取っておって、まだその成果があがっておらぬ。一つの例……

第45回国会 大蔵委員会 第2号(1963/12/13、6期、日本社会党)

○野溝勝君 予算委員会の日程の都合もありますので大臣に対する質問は、また次回において詳細にすることにいたしまして、ごく簡単に二、三の点をお伺いしたいと思います。  さっそくでございますが、年末金融の問題についてですが、年末金融といいましても、政府の考えている程度の金融では、年末金融は容易でないと思うのです。特に、中小企業などでは、相当倒産が続出しているのでございます。まあこまかいことは銀行局長から聞きますが、とにかくかような倒産の多い事実を目の前に控えまして、いま政府の考えているようないわば資金事情、資金融資、昨日の衆議院の本会議におきまして池田総理が中小企業年末融資の問題についてお答えになっ……

第45回国会 大蔵委員会 第4号(1963/12/17、6期、日本社会党)

○野溝勝君 局長さん、一つ聞いておきたいのだが、長雨の被害による共済保険ですね、そのほうは完全に解決したのですか。
【次の発言】 私、これは本年の十月ですが、四国地方へ参ったのですけれども、徳島県では、全部とは言いませんけれども、三カ町村ばかり私歩んだ結果は、まだ未払い、未決のところがあるのですがね。麻植郡鴨島町、阿南市、板野郡上板町などでしたが、それも解決したのですか。
【次の発言】 そうですか。それでは、最後に一つ申し上げておきたいことは、いつもこの共済問題は被害者にとって大きな問題として騒がれておるのですが、敏速に処置されることを強く要望しまして終わります。

第46回国会 運輸委員会 第7号(1964/02/25、6期、日本社会党)

○委員以外の議員(野溝勝君) 私は簡単に質問をいたします。  先ほど亀田君から私の聞かんとするところをつまびらかにお伺いいたしまして、亀田君に対する答弁がありましたので、大体その点は省きます。  最初に、大臣にお伺いいたしまして、あとは自動車局長にお伺いいたしたいと存じます。  第一点は、先ほどの亀田委員との間における大臣の見解でございますが、その点を明らかにしてみたいと思います。御承知のごとく、個人タクシーの免許制度の問題は、もう今日までで免許制度が実施されてから五年になります。その間全く個人タクシーの、完全運転とまではいきませんが、ほとんど完全に近い成果をあげて、非常な好評を博しています。……

第46回国会 災害対策特別委員会 閉会後第4号(1964/10/16、6期、日本社会党)

○野溝勝君 関連。私も同僚委員の質問に関連いたしましてこの際農林大臣にお伺いしておきたいと思います。災害が本年度は相当あったんですが、表にあらわれた災害と、またあまりマスコミあたりには報道されない災害等あると思うのです。特に風水害あるいは地震とかいうようなものはマスコミなどには大きく報道されます。しかし霜害であるとか、あるいは冷害であるとか、あるいは災害の中でもそう表にあらわれないもので非常な被害をこうむった災害があるわけであります。そういう点についての感覚といいましょうか、行政当局の考え方が私はどうも本質のものをつかんでおらないのではないか、こう思います。いま両委員が言われました北海道の冷害……

第46回国会 大蔵委員会 閉会後第2号(1964/10/01、6期、日本社会党)

○野溝勝君 木村委員の質問と重複するところはなるべく避けまして、具体的に質問を進めたいと思います。  最初にお伺いしたいことは、大蔵大臣の所信表明についてですが、その所信表明中、木村委員からも質問がございましたが、公務員の給与ベースの問題です。これはやはり人事院の勧告に対して誠意をもってこたえたいというようなお話でございましたが、これまで毎年実際の政府の動き、大蔵当局の動きを見ると、誠意を持っているとは見られないのであります。この点は指摘したとおりです。  そこで、十月に入って検討するというお話でございますが、大体十月にやるということは、災害の問題やら米価の問題の動きを見て、それから公務員の給……

第46回国会 大蔵委員会 第3号(1964/02/04、6期、日本社会党)

○野溝勝君 実は卑近な問題で、の所得税の臨時特例に関する法律案と関連を持っておる問題をお聞きしたいと思いまして、特に大臣を要請しておいたのでございますが、大臣がまだ見えませんので、その間一、二の質問をいたしたいと思います。特に農林省の方面におもにお聞きしたいと思うのですけれども、農林省の方はお見えになりませんか。
【次の発言】 では、ひとつ食糧庁長官にお伺いいたしますが、これは答弁の有無はどちらでもよろしゅうございます。  まず、どうかと思うことは、内容的には変わらぬと言いましたが、内容的に変わらなければ、何もこういう臨時特例法を出さなくても、行政的な処置で、ある程度できるのじゃないかと思うの……

第46回国会 大蔵委員会 第9号(1964/02/27、6期、日本社会党)

○野溝勝君 ただいま議題となりました日本輸出入銀行法の一部改正の点に関連いたしまして、事務的な問題に重点を置きましてお伺いしたいと存じます。  提案理由の説明にもありましたごとく、なかなか日本の財政経済も容易でありませんし、特に国際収支の点につきましては、私は非常な不安を感じております。しかし、この法案は、貿易等に重点を置き、特にプラント輸出などに重点を置きまして立案されたと思うのでございます。こういう観点であるとするならば、この際、結論的にいえば、政府はもっと大胆に、事業計画とにらみ合わせて予算をもう少し増大すべきものではないかと思うのです。  そこで、まず第一にお伺いしたいことは、午前中に……

第46回国会 大蔵委員会 第13号(1964/03/10、6期、日本社会党)

○野溝勝君 私は、木村、成瀬両君が言われたことに関連をしてお聞きします。  まず第一にお聞きしたいのは、外交といいましても、いまではやはり経済外交が重点になっていると思うのですね。その意味では池田総理も、経済外交が基点だと、こういうことを言われているのです。たまたまそんな意味で大平外務大臣が経済的によく理解されておるところがら、あなたが外務大臣に就任されたと、私はそう思っております。人を得たと、こういうふうに思っております。いま日本経済で一番重要な課題は、何としても国際収支改善の問題だと思うんですね。外務委員会では、経済的な問題は扱われておらないようですね、速記録を見ても、衆参両方とも。機会が……

第46回国会 大蔵委員会 第18号(1964/03/24、6期、日本社会党)

○野溝勝君 ただいま議題となっております租税特別措置法の一部を改正する法律案に関連していますが、第六十六条の十、「石油資源開発株式会社の欠損金の控除の特例」で、「石油資源開発株式会社の昭和三十四年三月三十一日又は昭和三十五年三月三十一日に終了した事業年度における総損金が総益金をこえる場合には、そのこえる損金の額については、法人税法第九条第五項中「五年」とあるのを「八年」として、同項の規定を適用する。」、このことに関連して質問したいと思います。  通産省の鉱山局長お見えでございますか。
【次の発言】 まず、お伺いしたいことは、通産省では海外油田を積極的に開発するということで、大いにPRしておりま……

第46回国会 大蔵委員会 第36号(1964/06/04、6期、日本社会党)

○野溝勝君 少々おなかをいためていますから、このままでひとつ質問することをお許しを願いたいと思います。また、大臣のほうでも楽な姿勢でひとつお答えを願いたいと思います。  いまの主題は中小企業金融ということになっておりますが、大体、金融問題全般の中から中小企業問題という点も出てくるのでありまして、一応私は、中小企業の金融問題に触れる前に、ひとつ大臣からお伺いしておきたいと思います。  最近の経済情勢でございますけれども、昨年十二月の金融引き締め以来、今日に至りその影響が広範に浸透してきたわけでございます。私はさきに国際収支の動向について、いち早く国会で警告してきましたが、幸い最近に至って、新聞紙……

第46回国会 大蔵委員会 第42号(1964/06/25、6期、日本社会党)

○野溝勝君 私は質問をあまりしたくない。是非のわかり切ったこんな法律案は、もう撤回されるのではないかというふうに思っておったのですが、またまた出てきて、いま審議の最中なんですが、国民金融公庫法という法律を見ますと、第一条にも明記してありますごとく、どうもおよそ農民を対象にということは書いてないのであります。第一条には、「国民金融公庫は、庶民金庫及び恩給金庫の業務を承継し、銀行その他一般の金融機関から資金の融通を受けることを困難とする国民大衆に対して、必要な事業資金の供給を行うことを目的とする。」、かように示してありますので、特にかような一部改正の法律案をつくるときには、当然問題になったようでご……

第46回国会 農林水産委員会 第24号(1964/04/10、6期、日本社会党)

○野溝勝君 かぜを引いていまして少し疲労していますから、すわったままで質問をお許し願いたいと思います。  この際、提案になりました法律案に関連いたしまして、大臣に二、三お伺いしたいと存じます。  まず、質問に入る前に、このことをひとつお聞きしておきたいと思います。日韓漁業交渉が継続されておりますが、最近韓国の丁一権外務部長官が帰国されまして、その外務部長官が日本に来る前にソウルで声明を発しました。その声明を見るというと、日韓交渉にあたっては韓国の方針を全部いれなければこれを承認しないということを声明されているのでありますが、さような方針が韓国で声明され、外務部長官がこれを強調している今日、日韓……

第47回国会 大蔵委員会 第4号(1964/12/15、6期、日本社会党)

○野溝勝君 ただいま議題に出ました交付税及び譲与税配付金特別会計法に関しまして二、三質問したいと思います。  昨日来同僚委員から事務当局にいろいろ質問されておったようでございますので、大体全貌がわかりましたが、私はこの法案の内容を見ますると、どうも交付税を出す経過的措置が目的のように書いてあるのでございますけれども、これじゃもうはっきりしないと思うのですがね。この点、大蔵大臣、もっと目的ははっきりしたほうが誤解を起こさぬでいいと思うのです。たとえば給与ベースのアップの問題で地方は財源がなくて困ったのだ、その措置としてやむなくこれをやったのだ、こういうことをはっきり言ってくだされば私はよくわかる……

第47回国会 大蔵委員会 第5号(1964/12/17、6期、日本社会党)

○野溝勝君 一つだけお伺いしておきますが、大臣は、なかなか国際金融の問題などは一ぺんで回答ができる問題ではない。それはそのとおりだと思いますけれども、あなたは口を開くと、健全財政健全財政で、国内の健全財政をするには、国際収支とのにらみ合わせをやっていかなければ健全財政は成り立たないと思います。その健全財政の、健全金融でもよろしいが、この財政金融の健全の柱というものは、あなたのおっしゃるとおり貿易収支の問題だと思います。その貿易収支の問題について私はひとつお伺いするのですが、貿易は予想どおり現実にいっておるかどうかということが一つ。今後の見通しはどう思うかという点、この点をひとつお伺いしたいと思……

第48回国会 大蔵委員会 第3号(1965/02/09、6期、日本社会党)

○野溝勝君 簡単に希望を述べておきます。食糧庁長官も苦い経験をなめておると思うのだが、この検査制にてついは、この前のような問題を起こさぬようにひとつ十分留意をし、検査制を、あすこではこうだ、ここではこうだというようなちぐはぐなものにならないよう、うまくやるようにひとつ注意を願いたい。
【次の発言】 では、社会党を代表いたしまして、本案についての賛成意見、修正案に対する賛成意見を申し上げます。  本案は、先ほど来各委員からるる申し述べられましたごとく、現行農業基本法は、生産の選択的拡大、構造的には自立農家、協業の助長をうたっております。特に生産の選択的拡大の方向はもちろん果樹、園芸、畜産でずが、……

第48回国会 大蔵委員会 第9号(1965/03/02、6期、日本社会党)

○野溝勝君 ちょっと、議案が出た際ですから、これに関連して聞いておきたいのですが、売り上げ高と専売益金は、まだ三月までに一カ月ありますが、いままでどのくらいになっておりますか。前年度と比較して二月までの。
【次の発言】 新聞などでちょっと見ますけれども、二月までの集計でよろしゅうございますから、トータルでよろしいですから、その的確な数字をちょっと言ってください。
【次の発言】 そうすると、政府関係の予算の見込みというと、たばこ事業収入が三十九年度は四千二百六十億、大体そのくらいになっておりますが、そうすると、よほどまだ距離があるのですが、四十年度は四千七百五億ですね。三十九年度が四千二百六十億……

第48回国会 大蔵委員会 第14号(1965/03/18、6期、日本社会党)

○野溝勝君 私は簡単でございますが、五分ばかり大臣にお聞します。  さっそくでございますが、私は二月の十八日に農林委員会で砂糖行政に関する質問をしました。その際いろいろ質疑をしたところ、農林大臣から慎重に考慮して善処する旨答弁がありました。昨年甘味資源二法案が出ましたが、その際の法案の精神からいうと、自給度の向上、生活の安定といいましょうか、そういうようなことがうたい文句でした。まあ、自由化を一昨年実施し、おくればせながら国内産糖の保護体制をとったわけです。ところが、御承知のとおり、最近の糖価不安で、精糖業界も清さん農民も消費者大衆もこんとんとしている状態であります。このことについては赤城農林……

第48回国会 大蔵委員会 第16号(1965/03/23、6期、日本社会党)

○野溝勝君 時間の関係があるようですから、木下先生の木村委員に対するお答えを願う前に、ごく簡単に木下先生にお伺いしたいと思います。  先ほど税の公平ということを回答されたのですが、まあ当然だと思っています。税制が公平原則に立つべきは当然ですが、やはり生産性や所得の配分等、国民所得の問題を十分考えなければならないと思います。それはいまお話しになったとおりだと私は思っております。ただ、先ほどのお話の中に、学者の皆さんが大体同じ意見を出しておるんですが、確かに特別措置については、これは大体臨時的なものと私は思っております、税理論からいって。特別ということになっておるのですから、当然、そう解釈すべきも……

第48回国会 大蔵委員会 第22号(1965/04/08、6期、日本社会党)

○野溝勝君 大臣、一、二お伺いしたいのですが、日本の財政危機、こういう問題につきましては、私はもとの総理でありました池田さん、大蔵大臣の田中さん等にるる申し上げてきたわけです。まあ私どもの見た角度から警告を発したわけです。これは速記録を見ればごらんのとおりであります。実際心配したとおりになってきておるのですね。あなたが幾ら健全財政と言ってみたところで、実情はそんなものでない。それで、この財政法の改正も、これは成長政策がもたらし最も基本的なひずみ―財政の逼迫、硬直という四苦八苦の結果なんだ。何と言っても、言いわけしても、それだけなんです。大体こんなことは最近見たこともない。聞いたこともない。これ……

第48回国会 大蔵委員会 第28号(1965/05/17、6期、日本社会党)

○野溝勝君 私は、ただいま議題になりました証券取引法の改正案につきまして、二、三お伺いしたいと思います。同僚委員から技術的な問題につきましてはいろいろと質疑をされましたので、私はそれらはなるべく省略いたしまして、これが目的としておりまする証券界健全化とか投資家保穫とかいう基本的な点について質疑いたしたいと思います。  大蔵大臣は昨年の春、特に金融体制、ひいては当然証券体制にもつながると思うのですが、その構想等を表明されたことがありました。あなたはこれを全国銀行協会新年昼食会等において表明されております。その内容とするところは、金融構造の改革、再編成の構想と見られる演説をされたのです。特に普通銀……

第48回国会 大蔵委員会 第30号(1965/05/25、6期、日本社会党)

○野溝勝君 議事進行。結局、十八日以前のあれに戻るということは言わないでも、その気持ちでもって審議を、質疑をやっていく、こういうことなんでしょう。はっきり言えばいいんだよ。そうすれば、ぼくらのほうも順調にいくんだよ。そうしなきゃ、あいまいでわからないですよ。
【次の発言】 委員長の気持ちと全く同じだよ。だから、そういうことをやったらどうですか。
【次の発言】 そんな申し合わせをしなくても、それでいいじゃないか。十八日以前に戻って審議を継続する、それでいいじゃないですか。
【次の発言】 だから、継続質疑という意味でしょう。そうすればスムーズにいくでしょう。

第48回国会 農林水産委員会 第4号(1965/02/18、6期、日本社会党)

○野溝勝君 大臣に私、二、三お伺いしたいと思います。  それは食糧関係の一環としての甘味資源の問題でございます。特に甘味資源の問題につきまして、政府は甘味資源関係二法案をさきの四十六国会に出してそれを可決したわけであります。しかし、その後の動きを見ますると、砂糖相場の暴落により、内地、北海道、沖繩の農民は大きなショックを受け、非常に不安であり、精糖業界も糖価不安で混乱しています。そして消費者もまた糖価続落といっても、それほどに安くはない小売値で、不信、不満を持っている現状です。甘味資源関係二法の趣旨は、要するに、砂糖需給の安定あるいは自給度向上、廉価供給、国民生活の向上というようなことを基礎に……


7期(1965/07/04〜)

第49回国会 大蔵委員会 第4号(1965/08/11、7期、日本社会党)

○野溝勝君 議事進行。あの副総裁ね、こちらは親切な質問をしているのだよ。あなた方に対し時間の余裕を与えているわけだ。だから、きょう、この問題は国会全体に影響している問題だから、あなたたちのほうの幹部の検討の時間を与えたわけでしょう。だから、即断をあなたできかねれば、休憩をしてもらって、それから相談をして、それから回答しなさい。そうしなければ、国会全体に影響しますよ、それは。大矢君個人の発言じゃないのだから、その点、委員長、考えてください。

第51回国会 大蔵委員会 第7号(1966/02/24、7期、日本社会党)

○野溝勝君 ただいま大蔵大臣から所信表明がございました。いままでに衆議院におきましても、参議院におきましても、相当論議がかわされてきたのでございます。相当煮詰まった論議がございました。大体問題点というのは一応論議されたと思うのです。そこで、きょうは時間もあまりございませんから、詳細にわたって質問をすることは避けます。さて、四十年度の予算案はいわゆる大型景気対策予算とかいわれております。それはそれといたしまして、問題は何といっても公債政策によるインフレ懸念、あるいは減税問題、それから国際収支ですね。国際収支の動向について、政府は非常に楽観しておるようであるけれども、私どもはこれを問題点としておる……

第51回国会 大蔵委員会 第10号(1966/03/17、7期、日本社会党)

○野溝勝君 近代化資金に関連してちょっとお伺いしたいと思うんですが、私は農林省関係の方に多くお聞きしたいと思います。  これについては農業基本法にさかのぼって私はいろいろとこまかいことを聞き、近代化に対する一つの施策として現状がどうなっているかということをよくお聞きしたいのでございますが、これもまあ時間の関係もありますから、そういうこまかいことはなるべく省略したいと思います。ただ、近代化資金が公債発行による財政事情によりましてかような法案が出たと思うのでございますが、しかし、一応私は、近代化そのものがたとえば経営上に、あるいは土地改良等の施策の上に、一体どういうふうに現在行なわれているか。具体……

第51回国会 大蔵委員会 第12号(1966/03/24、7期、日本社会党)

○野溝勝君 関連。もうけておるんだな、農林中金は。コールでばかに大きくもうけたんだよ。そのコールがこのごろはうまくいかないんだね。それに対して相当金がだぶついておるわけなんだが、ばかに百姓をいじめるじゃないか。六分五厘から今度六分にすると言っておるけれども、一般の市場金融その他の金融から見ると、これは農業を近代化して構造改善をして、大いにこれから生産を上げようという農家の熱意にこたえるためには、当局はこの間少し努力したのかね。経済局長は、農林中金その他にその金が余っておる、そこをつけ込んで、農民のために、農業のために、何か努力したことはありますか。それはそれでそのままほおかぶりというわけかね。

第51回国会 大蔵委員会 第13号(1966/03/25、7期、日本社会党)

○野溝勝君 ちょっと関連して、この際お聞きしておきたいと思います。  私、直接これとは関係ありません。間接には関係あるわけですが、この間、大臣、私この委員会で質問しましたね、国際収支の問題。特にあなたは、経常収支のうちで本道のところの貿易収支が非常に黒字だったから非常によいと言われた。しかし、私は、それは一つの本道ですけれども、事態は資本収支の面やその他の面で非常に急迫を告げておるということを申したですね。だから、そういう楽観の考え方でなくて、真剣に考えてもらいたい、こういうことを申しておきましたね。ところが、大臣は、真剣に考えなければならぬということでしたが、最近の新聞その他雑誌などの動きを……

第51回国会 大蔵委員会 第15号(1966/03/29、7期、日本社会党)

○野溝勝君 ちょっと関連で。いま中尾委員の質問されたところね、これは非常に重大な国民が疑問としている点なんですが、それは大臣は、何といいますか、大幅減税、史上最大の減税だと言われておりますが、この点非常に問題があるのですから、その点はもう少しすなおに大臣は耳を傾けたほうがいいのではないかと思うのです。あなたの考えは考えとしてわかりますが、また国民の観点からすると問題があるのです。  と申すのは、今度の減税は大幅の減税とあなたたちは言っておりますが、大体蔵相にひとつお聞きしたいことは、あなたは所得減税と企業減税は六対四で、所得減税に重点を置くということを言っておられたのですな。ところが、今度示さ……

第51回国会 大蔵委員会 第22号(1966/05/10、7期、日本社会党)

○野溝勝君 私は簡単に大臣からお聞きしておきたいと思うんですが、ただお聞きするというよりは希望を述べておきたいのですが、先ほど来この委員会で地震保険の問題を中心にいろいろ論議がありましたが、そこで、私は特に地震保険については地元の関係で非常に関心を持っておるわけです。同僚からこまかい質問がありましたから、そういう点は省略しますが、特に建設大臣も四月の二十三日に現地に行かれまして、それでまあいろいろ心配していただいてありがとうございました。しかし、その際あなたが記者会見をしまして、たいしたことはないと、この程度のことはあまり心配するに足らぬというような表現をされたんですね。それはここで新聞を一々……

第51回国会 大蔵委員会 第24号(1966/05/26、7期、日本社会党)

○野溝勝君 すわって失礼ですが、数字上のことが出ますから、すわってこのままで質問いたします。  公認会計士法の改正案に対しましては、大体了承ができます。前の国会におきましても、たびたび私は申し上げておいたのでございますが、いまのままでいくというと、粉飾決算というものがあり得るし、また続くと、こう思ったのです。ところが、御承知のごとく、山陽特殊鋼の問題であるとか、あるいは山一証券の問題であるとか、各方面で粉飾決算の問題が起きまして、大蔵当局といたしましては、この情勢に対処するためにここに改正案が出されたと思うのであります。そもそも証券取引法の有価証券届け出制による企業の財務処理について公認会計士……

第51回国会 大蔵委員会 第26号(1966/06/02、7期、日本社会党)

○野溝勝君 私は、二点について、総裁からこの際御意見をお聞きしたいと思います。  一つは、金融政策の点でございますが、この中で当面問題になっておりまする金利の動向について、第二は、もちろんこれも金融の中に入りますが、その中で証券金融の問題について、総裁からお聞きしたいと思います。もちろん相当範囲は広いのでございますから、とてもいまの時間では許されません。でありますから、あるいはまあ表面的な問題にのみ限って申し上げますから、さような意味でお答えを願いたいと思います。  特に金利政友の問題については、先ほど来いろいろのお話がございましたが、私もさきに本委員会におきまして大蔵大臣に、BAレートとわが……

第51回国会 農林水産委員会 第18号(1966/04/15、7期、日本社会党)

○野溝勝君 私は予算も終わり、まあ大体国会としての委員会の審議も低調になったなどと言われておりますが、私はさように考えておりません。特に、農業問題などはいま重大な関心を払わなければならぬときであると思っております。このときに私は本委員会におきまして、特に感情的とか、あるいはイデオロギー的とか、そういうものの考え方でなくて、日本の農政をどうするかということを真剣に質疑していきたいと思います。なお、農林省が考えておりましても、その裏づけをなす財政関係については、大蔵大臣の意向を伺う必要がありますので、本委員会へお招きをして質疑を重ねていきたいと思います。  御承知のように、佐藤内閣におきましては安……

第51回国会 文教委員会 第19号(1966/06/07、7期、日本社会党)

○野溝勝君 私はただいま委員長からお話しがありました特殊教育につきまして、この際、関係大臣からお伺いをしておきたいと思います。特殊教育に触れる前に、私はまず一般的に心身障害児対策についてお伺いします。  心身障害児に関した教育問題については、文部、厚生両省が前向きの姿勢で努力している点はよくわかりますが、現状はまだまだ、先進国とか、近代国家とかいわれている日本としては、とうてい了承できるような状態ではない。今日マスコミでも盛んにいろいろと取り上げております。そこで、申すまでもないが、特に近代国家、先進国としての今日の日本としては、より一そうこうした方面にもっと力を入れなければならない。ところが……

第55回国会 大蔵委員会 第10号(1967/05/23、7期、日本社会党)

○野溝勝君 私は大蔵大臣に質問をしたいと思います。  大蔵大臣、お忙しいところでありますが、私はいまの日本の経済の現況について非常に憂慮しているものです。それは皮肉でものを申すのでなくて、国民の中には私のような見方をして治る者もありますので、そういう点でひとつ大蔵大臣から御答弁を願いたいと思います。  まず第一は日本経済の現況について、それから第二は国際収支の動向、第三には資本自由化、第四が外資と日本金融制度との関係、こういう点について御質問をしたいと思います。  まず第一点は、先ほど申し上げましたとおり、日本経済の現況ですが、政府当局は、景気が上昇の傾向にある、三月期決算を見てもそれはうかが……

第55回国会 大蔵委員会 第31号(1967/07/21、7期、日本社会党)

○野溝勝君 提案者は同僚議員でありますから、私はすわって質問することをお許しを願い、また答弁をする提案者の方も、そのままでお答えを願ってけっこうでございます。  私は、まず第一に、この計理士の名称の使用に関する法律案の趣旨を先般お聞きし、実に不快でならぬのであります。というのは、昭和三十九年六月二十九日に公認会計士特例法案が出ましたが、それまでにたびたび問題になり、その特例法をもってこれに終止符を打ちたい、こういう答弁がございました。これは理財局長も、田中大蔵大臣も言明しております。ところが、今回の提案者の説明によりますと、それは制度の問題であって、今回のは名称に関する問題である、制度復活など……

第58回国会 大蔵委員会 第2号(1968/02/29、7期、日本社会党)

○野溝勝君 関連して。一括してお答えになってけっこうです。この問題は、私は、税理論からすればこれは間違っておりません。しかし、なぜこういう一つの措置といいましょうか、政策といいましょうか、とらなければならなかったかという理由も当局は十分考えてもらいたいと思う。というのは、これは正しい米価というものを農民が納得しておれば、私は、こういう早場米奨励金というものも要はないし、それから、時期別格差の要もない。それから、いまの予約減税の問題も要はないと思う。問題は私はそこだと思うんですよ。そこに非常に不満があるのですから、先般来、この法律が出るたびにこの大蔵委員会で問題になっておる。特に参考人といいまし……

第58回国会 大蔵委員会 第18号(1968/04/23、7期、日本社会党)

○野溝勝君 関連。一つお伺いしますが、この値上がりについて、たばこ耕作中央会ですか、このほうから何か要請か申し入れがありましたか。たとえばもっと具体的にいえば、ぼくのほうは葉たばこの価格が安いから、だからひとつ上げてもらいたいという要求が出ていますね。それについて、ちょうどこの値上げに際して、あらためてその要請がありましたか。あらためてなければ、前からの関連でもいいが、ありましたか。それと、一括して聞いておきましょう。その場合、それも考慮に置いて値上げしたというふうにわれわれは判断しておるのでございますが、そういうふうに判断してよろしゅうございますか。

第58回国会 大蔵委員会 第20号(1968/04/27、7期、日本社会党)

○野溝勝君 それは大蔵大臣だって当然だろう。
【次の発言】 関連して。私どうもわからぬですね。というのは、これは憲法をひとつもう一回再読してもらいたいですな。憲法二十五条にはちゃんと書いてあるじゃないですか。明記してあるじゃないですか。そうすると、財政という問題よりは、これは一つの権利義務の問題で、これはやっぱり原則的に考えなければいかぬですね。それを中心にして財政の運営といいましょうか、やりくりといいましょうか、そういうことを考えていくということを考えなければならない。憲法の基本原則を軽く見るような考え方は私は間違いだと思うのです。軽く見ないと言いますけれども、聞くというと、財政のことばかり……

第58回国会 大蔵委員会 第24号(1968/05/14、7期、日本社会党)

○野溝勝君 議事進行に関して。私は二つばかりちょっとお伺いをしておきたいのですが、それは第一は、いま須藤君が質問しておりました日信販の問題ですが、どうもこのことはもっとはっきりしておかなければいかぬと思うのです。それで、いまどうという結論は、私は回答を得ようとはしません。しかし、私が問題にしているのは、金融機関が、大体国の金融施策というものに一体化していかなければならぬわけです。ところが、おかしいのだが、信用組合と信販連というのは都知事への届け出になっておる。地方長官の権限が多いのだね。それでボスどもが介在をいたして、いまのような高金利といいましょうか、高利を取っておるような業者があるのですよ……

第58回国会 大蔵委員会 第28号(1968/05/24、7期、日本社会党)

○野溝勝君 私は、この際、総理並びに大蔵大臣から、特に問題は、経済問題通貨体制の問題を中心に意見を述べまして、質問をしたいと思います。私は議員としては最後の質問でございます。通貨体制の危機の問題が起こってきています。大蔵委員会の理事各位に希望いたしまして、私は、単なる質疑討論だけでなく、立法府、政府ともに真剣にこの問題と取り組むために私からも意見を述べ、総理から直接意見を聞きたいから委員会に総理の出席を要請してまいりました。お忙しいところ、御苦労さまでございました。  そこで、お伺いするのでございますが、二月、ジョンソンが声明をしました。特に南ベトナムの和平の問題と、それから、御承知の北爆の停……



各種会議発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 大蔵委員会金融政策並びに制度に関する小委員会 閉会後第3号(1950/10/02、2期、日本社会党)

○野溝勝君 安武さんにちよつとお伺いしますが、大体信用金庫、信用銀行、いずれでもよいが、そういう制度にしたいというのですが、そうすると、大体協同組合の精神と余程変つて来るのですが、結局この中小協同組合法というものを改正をして貰いたいという御趣旨なんですか。
【次の発言】 そうすると、結論的に申せば、この機会に金融機関としての体制を整えたいという御趣旨でありますが、むしろこの際金融機関に合流してもよいという結論にもなりますね。
【次の発言】 結局協同組合法による信用協同組合ですが、大体信用協同組合はその設立の当初の趣旨から見ても、これは自主性を持つて、又一般的な金融機関とも違つた協同組織による相……

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・水産・通商産業・運輸・予算連合委員会 第1号(1950/07/20、2期、日本社会党)

○野溝勝君 吉田総理に二三点御質問をしたいと思います。  先ず第一は、総理は施政方針の演説の中でその末尾におきまして、中央地方の税の負担の軽減を行うということを言明されております。中央におきましては一応数字的な減税は行われております。併し地方におきましては数字的な減税が現われてないのですが、かような中央の減税と地方の増税との食違いに対して総理の演説の所見の趣旨とは食違うと思うのでありますが、この点どういうようにお考えになりましてああいう演説をされたか、その点お聞きしたいと思います。
【次の発言】 負担の軽減を図り節約されるということはよく分るのでありますが、実際に地方税の地方における負担の率と……

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・通商産業・予算連合委員会 第1号(1950/07/18、2期、日本社会党)

○野溝勝君 一つだけお聽きして置きます。私の質問通告は明日になつておりますが、一点だけ大臣に……。先程佐多さんから附加価億税の問題で大臣に質問があつた際に、これは転嫁税であるというお話がありました。併しこの転嫁税は大衆課税でないというお話をされたのでありますが、大衆課税でないとすれば、この附加価値税は課税の対象は一体どうなるのですか。私の聞いておる範囲では、原料や材料にはかけないということになつておる。原料や材料にかけないというと、何を対象にしてかけるか。そういう点について詳しくあなたの御答弁を聞かないと、大衆課税でないという理論的なことが裏付けができない。その点を一つお聴きします。

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・通商産業・予算連合委員会 第2号(1950/07/19、2期、日本社会党)

○野溝勝君 関連質問、これは私政府当局に御考慮願いたいと思いますが、今鈴木さんのお話になつたのはすでに政府が今回の改正予算を出す前に、大体固定資産税なども一・七五という率で予算を組んだわけなんですが、それが今度は一・七で十分足りる。附加価値税の予算だけは出る、こういうようなことで説明されておるわけなんです。而も政府にも税収入に対してもさような見込違いもあるわけなんです。神様ではないから……そういう点は余り固執しない方がいいじやないかと思います。そこにはやはり彈力性を設けて固定資産税と同様の扱い方をするように検討して見ようというくらいな雅量はこれは拂わなければいかんと思います。(「やつたことがな……

第8回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第1号(1950/07/17、2期、日本社会党)

○野溝勝君 二点ばかりお聞きしたいのですが、今の固定資産税の中で、市町村長が価格を決定するときは、それに対して百分の七十の額の以下にすることができるという、そう具体的の内容はどういうものがありますか。地方財政委員会については分つたのですがね。地方財政委員会の方は、あれは軌道であるとか、発電所とかいうことは分つたのだが、市町村長のあれは例えばどういうようなものです、あなたの考えているあれは……
【次の発言】 そうするとですね、市町村長が申請をするというだけですね。申請をして、地方財政委員会がそれを認める、こういうのですか。
【次の発言】 もう一点お聞きして置くのですが、第五のところですね。これは……

第8回国会 予算・大蔵連合委員会 第1号(1950/07/26、2期、日本社会党)

○野溝勝君 一万田総裁に二、三点お伺いいたします。大蔵大臣は財政と金融の一体化を唱えておるのでありますが、総裁のお話を聞きますと、財政と金融とは時間的のズレはあるが、これは一体化の精神でやつているというお話がありました。併し先般総裁の発表した御意見によりますると、政府は金を出せ出せと言つて盛んに攻めるけれども、政府自体においてまだ見返資金、或いは預金部資金として政府資金があるではないか、それらのものを相当放出して置いて、然る後に日本銀行の方にさような話があるならば、これは私尤もに聞えるが、その点は政府の方に対して僕らとしても意見があるというような意思表示が、いろいろ新聞に散見したのであります。……

第12回国会 内閣・大蔵連合委員会 第1号(1951/11/19、2期、日本社会党第二控室(左))

○野溝勝君 これは重大な問題と思います。松永君の質問は。定員法と財政経済との関係はあると思うのですよ。財政経済に関係なく定員法のこういうような実施はできないと思う。だからその見解をざつくばらんにあなたに聞きたいというのが松永委員の質問の趣旨じやないのですか。それに関する簡単な構想を話されたらいいと思うのです。
【次の発言】 議事進行について……。ちよつとこの際お伺いしておきます。委員長に伺いますが、本委員会は相当重大な問題が論議されるのでございますが、大体委員長のお考えとしては、この合同委員会は、本日若し委員のうちから希望があれば、又明日も継続してやる御意思がありますか。それをお聞きしておきま……

第13回国会 厚生・大蔵連合委員会 第1号(1952/06/11、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 今日出ておる人は誰と誰ですか。
【次の発言】 私は、折角開会したのですから、事務的の質問をいたします。併し、これは地方に移譲する自治体の地方財政の問題ですから、即刻荻田君を呼ばれたらどうですか。そうしたら質問しますから……。
【次の発言】 折角開会されたのですから、地方自治庁の政府委員が来るまでに、私は事務的の質問をいたしたいと存じます。  先ず私のお尋ねしたいのは、今回の法案を見ると、「国立病院を地方公共団体等に移譲するため、当分の間、その移譲する国立病院の所属に係る資産の譲渡等に関して特別の措置を講ずる必要がある。」このための法律案だ、こういう理由でございますが、かような移譲す……

第13回国会 厚生・大蔵連合委員会 第5号(1952/07/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 大体事務当局と政府委員に対する質問は、私はもうこのくらいで私個人はいい。そこであとは大臣に残されておる質問だけ残つておるわけです。ですから委員長のほうで大臣を招致してくれなければ、私といたしましては、大臣の来るまで留保しておきます。
【次の発言】 私は大蔵大臣に数点質問いたしたいと存じます。本法案は特に大蔵省の所管が、私はウエイトが強いと思います。なぜかならば国有財産の管理が主点であります。勿論厚生省でやつていかんということはないのでございますからそれはまあ差支えないのでございますが、併しこの国有財産の処分乃至管理に関する問題につきましては特に所管大臣でありまする大蔵大臣が十分審査……

第13回国会 通商産業・大蔵・経済安定連合委員会 第2号(1951/12/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 提案者にお伺いしたいと思います。この提案の理由を見まするというと、完全に独立することとなるわけでありまして、我が国の経済も又完全に自立しなければならないのであります。非常に高い標識を掲げてあるのですが、この企業合理化促進はかようなところに狙いをおいておるという点においてはよく私どもわかるのでございます。併しこの理由とこの要綱なり或いは法案の内容を見ますると、さような高い標識にはなかなか行き得ないと私は思うのでありますが、提案者はかような見解に対してどういうふうにお考えになつているか、それを先ず一つお聞きしておいて、逐次質問に入りたいと思います。

第13回国会 電気通信・大蔵会連合委員会 第1号(1952/06/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 私は素人でよくわからんのでお聞きするのであります、が、今世間ではこの法律案のことを公用族伴食機構法案ということを言つておるのです。公用族伴食機構法案と、何のことだと思つて私もだんだん聞くと、全く私もわからんのだな。それでだんだん調べて見ると、私自身もわからんです。私ここ二、三年の間に余り大きく機構が変つて行くので、逓信省それから今度は郵政省、電通省、今度はそれが変つて公社法案、こういうふうにだんだんなつて来て、余りにその変化は目まぐるしいので、そういう説が出て来ておると思うのでございまするが、一体これはあれですか。こういう案は今までのお話を聞くというと、成るほど御尤もという点に一つ……

第13回国会 電気通信・大蔵会連合委員会 第2号(1952/06/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 委員長討論じやないですから、一つ筋を立てて質疑をさせるようにして下さい。
【次の発言】 昨日委員長を通じまして資料を要求しておいたところ、委員長から午前中で質疑を成るべく打切りたいというお話がありましたので、それに応えるべく用意しておりましたところ、資料が只今着いたところでございます。この資料に基いて一応検討し質問をしたいと思つたのですが、余りに急でなかなか政府のまあ謀略と言うわけでもないでしようが、かようなことは甚だ国会の意思を無視しておると思う。私は委員長を通じて忠告してもらいたいと思うが、それが第一点です。  それから次に私はこの資料を今ちよつと見たところで、私の想像が的中し……

第13回国会 内閣・大蔵連合委員会 第1号(1952/06/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 簡単でございますから暫く質問を許して頂きます。最初にお伺いいたしたいことは、本法案と定員法との関係におきましては別に矛盾を感じませんか。その点野田さんにお伺いいたします。
【次の発言】 そうすると大体この法案の内容を見ますると、行政機構の趣旨に則りまして、その一環として大蔵省の行政上の再編成を行う。一体行政機構の再編成は今までの経過から見ますると、何ら我々から見るならば、行政機構の改革にはなつておらんように見受けます。例えば今回各省の設置法の一部改正法案が問題になりまして、特に最初政府で所期した考え方とおよそ違つたような結果も修正案として承認されているわけです。例えば農林省の一部機……

第15回国会 大蔵・労働連合委員会 第2号(1952/12/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○野溝勝君 昨年もこの専売裁定の問題で私一、二質問をいたしましたので、遅蒔でございますが、一、二御質問を申上げて、政府と言いましようか、公共企業体の専売公社の当局に御一勘案を願いたいと存じます。  私は先ほどから論議を聞いておるのですが、どうもこの前と同じようなことを繰返している。これは毎年片々同じことを繰返して行つて、しまいに行つてどうなるのですか。この前も皆さんと秋山さんは同ごごとを言つておりましたよ。一体あなたがたは、僕はおかしいと思うのだが、公共企業体法に基いて、一つの特殊的団体、或る程度独立採算を持つておる公社じやありませんか。それが何故自主的な意見が出せんかというのです。この点を一……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

野溝勝[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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