国会議員白書トップ参議院議員溝口三郎>委員会発言一覧(全期間)

溝口三郎 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

溝口三郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは溝口三郎参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。溝口三郎参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 農林委員会 第2号(1950/07/20、2期、緑風会)

○溝口三郎君 私は食糧増産と土地改良問題についてお伺いいたしたいのであります。  先程大臣の御説明でも食糧の国内の自給化を図りたい。それには土地改良を第一に考えるという誠に結構なお話でありますが、これにつきましては前国会でも総理の施政演説にも国内の食糧の自給化と農地の改良保全をやりたいというようなことでごさいましたが、本年度等の事情を見ますと、美は土地改良、土地改良ということか非常に言われておりますが、土地改良の予算は僅かに本年度あたりは三十億くらいしかないのであります。それで増産の目標はいくらかといいますと、二十九万石であります。今輸入食糧が三百万トン入つているときに、食糧の国内の自給化を図……

第8回国会 農林委員会 閉会後第2号(1950/09/19、2期、緑風会)

○溝口三郎君 事後割当にする場合に農家の保有量の計算等については大体従前の方針を続けて行かれる予定なんですか。それとも別な考え方をおとりになつておりますか。
【次の発言】 事前割当を今までやられえていたが、大体私共承知しておりますのは、前五年を平均にして大体割当をやつておらつれたのですが、そうすると、土地改良と増産というようなものは直接の関連なしにやつておられたように私は承知しておりますが、土地改良や何かやつて、若し事前割当をやる場合に二月か、三月頃決める。そうしてその後植付までに土地改良をやりますと、その分は増産になり、これは農家の余裕になつて来て超過の方に廻るというように、できるだけ土地改……

第8回国会 農林委員会 第9号(1950/07/30、2期、緑風会)

○溝口三郎君 事務次官にお伺いいたしたいのでございますが、未墾地の国有地についてでございますが、未墾地を買收した面積は百十万町歩ぐらいになつておるのでございますが、今それを売渡したのは大体四分の一ぐらい、あと残つたものはまだ八十五、六万町歩ありますが、これは大体開墾の進行中のものもあり、開墾の遅れているように見えますが、できるだけ開墾して頂きたいのでございますが、先程もお話のありましたように、昭和二十三年くらいには県割当をして、一気に末墾地を買收してしまう、非常に無計画であつて、その後それが開墾にはならないのである。開墾の不適地だというようなことが、大体はつきりしておりまして、各府県の残つてお……

第9回国会 決算委員会 第2号(1950/12/04、2期、緑風会)【議会役職】

○理事(溝口三郎君) 只今より決算委員会を開会いたします。委員長は病気のために御出席ができませんので、理事の私に職務の代行を委託されましたので、私が委員長の代理を行います。  最初に公団等の経理に関する小委員会から左記の証人の出頭要求が出ておりますが、如何いたしましようか。大橋武夫君、増田甲子七君、特別調達庁長官根道広吉君、足利板金工業株式会社社長田中平吉君、足利板金工業株式会社元專務高橋正吉君、以上であります。
【次の発言】 如何でございますか。外に別に何か御発言ありませんか。
【次の発言】 証人の喚問について如何いたしましようか。採決によつてきめることにいたしましようか。

第9回国会 決算委員会 第3号(1950/12/09、2期、緑風会)

○溝口三郎君 先ほど小委員長から御報告がありました通り、この問題は非常に重大な問題と考えるのでございます。小委員会で調査したときにおきまして、まだ最終の結論までには至りませんでしたが、殊に私は終戦処理費の経理上の問題におきまして、まだ契約当時の事情から過払いになつた事情等について、終戦処理費の経理等については未だ非常に調査を重ねるところが多いことと考えるものでございます。そこへたまたま派生的な、只今栗山さんや小林さんからのお話がありました通り、大橋総裁の問題が出て参りました。これらの問題についても、これは徹底して究明する必要があると思いまするので、いろいろ問題が複雑しておるのですが、これをどう……

第9回国会 農林委員会 第2号(1950/11/30、2期、緑風会)

○溝口三郎君 ちよつとお伺いしたいのですが、過年度災害でございますが、過年度災害のほうは、これは非常に地方に行きますとでき過ぎといいますか、予算以上に実はできておるものがあるのでございますが、そういうものにつきまして、二十五年度末あたりには大体過年度災害の七割以上くらいもできるのじやないかと思うのですが、予算の方は四割くらいしか行つていない。その点でき過ぎというようなものについてはどういうふうに農林省のほうでは考えてやつておるか。何かそういうようなものについては利子補給でもしてやつて、できたものについてはできるだけ植付けまでに早くやる。大体災害の年度割当なんかも今年のもそうだと思いますが、三年……

第10回国会 決算委員会 第1号(1951/02/03、2期、緑風会)

○溝口三郎君 私は都城の軍用地のことにつきまして当局にお伺いいたしたいと思いますが、実は都城の軍用地の問題につきましては、私ども昨年の夏実地調査に参つたのでありまして、その調査につきましては、御報告をなしてありますから御覧頂きたいと思います。私ども調査の結果は会計検査院の批難なさつておることが少し弧すぎるのじやないかというような結論に調査の結果はなつたのですが、先ほど大蔵省のかたから御説明があつたのですやが、私どもは大体坪二十二円とか十八円というのが大体妥当であろうというふうに考えておつたのでありますが、大蔵省では先ほどのお話では安すぎるというようなふうにちよつと伺つたのですが、安すぎるのだか……

第10回国会 決算委員会 第2号(1951/02/05、2期、緑風会)

○溝口三郎君  会計検査院にお伺いいたしたいのですが、経費の年度区分を乱すものに三件ありますが、私は会計を乱すことについて御指摘の通り嚴重にこれをやらなければいかん問題だと思つております。初めの二件は年度内に完了しないものを完了したようにしたいということ、もう一つは前年度に完了しておるものを翌年度に支払つたもの、どつちも御指摘の通りなすべきものだと思います。ここに関連して私はこの際会計検査院の御見解を承わつて置きたいと思うのでございますが、ちよつと委員長、速記を止めて頂きたいと思います。
【次の発言】 工事の不正事件ということにつきまして先ほどいろいろお話が出ましたが、私どもも工事の不正防遏、……

第10回国会 決算委員会 第3号(1951/02/09、2期、緑風会)

○溝口三郎君 四百八十五号につきましてこの前に御説明を伺いましたが、もう二、三厚生省御当局にお伺いいたしたいと思います。四百八十五番は、これは検査院の批難せられたところは、当初から売渡すものを保管さして置いた、それが処置が当を得ていないということになつておりますが、私はこれはその通りだと思いますが、ただそのことか続いていろいろ経理上の問題につきまして遺憾な点があるように私は考えるのでございます。そこで二、三の点をお伺いいたしたいのでございますが、山之内製薬会社というものを配給代行機関という特殊な名称を用いられておるということ、配給を全国的に一手に引受けさしておる点でございますが、この点について……

第10回国会 決算委員会 第4号(1951/02/12、2期、緑風会)

○溝口三郎君 四百九十三号の砂糖の問題につきまして、会計検査院の批難事項は売買を作為して、公団の損失の七億五千万円を農林省は支出をして公団に利益を得させたという事項でございますが、農林省の政府委員の御説明では、これは関係方面から指示されたので、関係各省と協議の上で止むを得ず処置しておる、売買行為で、公団の損失を補てんしたんだというようなことで、会計検査院と農林省との見解が若干私は食い違つて来ておるように個つたのですが、こういう非常な大金が価格政策上といいますか、書類を作為してそうして動いておるというようなことを私は伺いまして、非常にこれは大きな問題もあるのではないかというように考えられるのでご……

第10回国会 決算委員会 第5号(1951/02/14、2期、緑風会)

○溝口三郎君 前年度繰越が商品代に二十六億もあつたのはどういうのかというのが私のこの前の質問で、収束過程における各方面の公団等でいろいろの不当事件或いは不正事件があつたので、且つ薪炭需給特別会計は第六国会以来国民の関心を持つておるところであつたので、決算の報告に二十六億繰越しておるということがあると、一応これを伺つて置きたいと思つてお聞きしたので、中金と国有林の特別会計に支払うべきものが繰越しになつておるということがはつきりして私は非常に結構と思います。なお運搬費を三分の二くらい使つて、三分の一は翌年度に繰越したのはこれは事実上入荷が少なかつたのか。それから途中で運搬賃は卸のものも山元のものも……

第10回国会 決算委員会 第7号(1951/02/19、2期、緑風会)

○溝口三郎君 五百三十六番と、五百三十七番についてお伺いいたしたいと思います。  五百三十六番は、物品の売渡に関し経理処置当を得ないもの、ということでございます。東京鉄道局で制輪子二万個帳簿価格が四百三十一万六千円の物を不用品として鉄道弘済会に百四十四万円で売渡した。これは殊更に手持貯蔵品を組替えて不用品として鉄道弘済会に売渡したもので処置当を得ないという会計検査院の指摘されているところでありまして、これに対して運輸省の弁明によりますと、外註した品物で入つたのは四万二千個くらいで、自家製作と比してそれに品質が劣るので、従来の使用実績等を勘案の上二万個を未稼働品として処理することとした。責任者に……

第10回国会 決算委員会 第9号(1951/02/23、2期、緑風会)【議会役職】

○理事(溝口三郎君) 開会いたします。本日は委員長が渉外関係で御欠席でございますから、私が委員長の代理をいたします。  労働省の一般会計歳入歳出の案件五百六十四号から五百六十七号までございますが、これを一括して問題にいたします。会計検査院の大澤第二局長が御出席でございます。一括して成るべく時間の関係がありますから要点をお願いします。
【次の発言】 労働省の亀井会計課長から御説明を願います。
【次の発言】 労働省関係の全部の案件四件について何か御質疑がございましたら……。
【次の発言】 只今のカニエ委員の御要求の資料の提出をお願いします。  別に御質疑がないようでございますから、労働省関係の質問……

第10回国会 決算委員会 第10号(1951/03/05、2期、緑風会)【議会役職】

○理事(溝口三郎君) 只今から決算委員会を開会いたします。本日は逓信省、建設省、大蔵省及び農林省関係の残りの分を御審議をお願いいたしますが、只今郵政大臣が御出席になつておられますから、最初に逓信省関係の批難事項のうち、郵政省関係の御質疑をお願いいたしまして、順次建設省、大蔵省、農林省関係の質疑に入りたいと存じます。では逓信省関係の御質疑をお願いいたします。
【次の発言】 郵政大臣には別にほかに御質問ございませんか。それでは只今の事項につきまして郵政省の監査課長が御出席になつておりますが、事項別にその要点だけ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 電気通信省の肥爪経理局長がお出でになりますから……

第10回国会 決算委員会 第11号(1951/03/07、2期、緑風会)【議会役職】

○理事(溝口三郎君) 只今から委員会を開会いたします。本日は建設省関係の残りと、大蔵省の特別会計の関係に入りますが、最初に建設省の五百八十七号の質問を留保していた問題につきまして、建設省の植田会計課長から御説明をお伺いいたします。
【次の発言】 ほかに御質問はございませんか。御質問がないようならば……。
【次の発言】 只今のカニエさんの御意見に関連しまして私からちよつと建設省にお伺いしたいのですが、災害の復旧工事の補助金につきましては、これは現在の財政の上から、一つ災害がありますと三、四年かかるようなことで、いわゆるやり越し工事というものが非常にたくさん出ているのであります。先ほど会計検査院か……

第10回国会 決算委員会 第13号(1951/03/14、2期、緑風会)

○溝口三郎君 私は小委員会におきまして、なお審議を十分に重ねて頂きたいということを申上げたのでありますが、時日の関係もあるし、採決をする時期になつたということで、私は棄権をいたしたのでございますが、今日は詳細な御報告を伺つたのでございますが、なおその事件等につきまして速記録ができ上りましたら、それに基いて私は慎重に審議をした上に、この問題を私どもの態度をきめたいと思つております。今日はこの程度で取やめて頂くように願いたいと思います。

第10回国会 決算委員会 第16号(1951/03/22、2期、緑風会)

○溝口三郎君 三月十四日小委員会におきまして、小委員長から報告資料の説明がありまして、そのときに小委員会は小委員長報告通り可決になつたのであります。私はその当時なお審議が盡されていないということから、採決につきましては棄権をいたしたのであります。その午後の本委員会におきましても、この報告書の内容を十分に研究した上に態度を決すべきだということを私は考えていたのでございますが、今まで長い間かかつて小委員会で証人等を喚問して審査をしていたのでございます。そして三月の十四日に、こういう委員長からの御報告があつたのでございますが、私は長い間かかつて、この問題を何とかして真相を究明したいのだということから……

第10回国会 決算委員会 第22号(1951/06/04、2期、緑風会)

○溝口三郎君 撤回は決定したのですか。
【次の発言】 只今高橋委員から大橋氏の偽証は告発すべからずという採択第二十二号の動議が出されましたが、只今の段階におきましては偽証の告発すべきものと決すべき段階ではないと私は認められると共に、カニエ委員からの只今告発の動議を撤回されることが決定になつたのでございますが、今改めて高橋君の動議の採択も必要がないと認められるのでございますが、高橋君もこの動議は撤回されたら如何でございましようか。(「異議なし」、「反対」と呼ぶ者あり)

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第8号(1951/07/18、2期、緑風会)

○溝口三郎君 郡政務次官にお尋ねいたしたいと思います。先ほど灌漑排水用の電力料金につきまして、郡政務次官は、物価庁でもその問題については特に考えて、現在でも割引の制度があるから、それと同じ方針で進みたいというように私は承わつたのでありますが、灌漑排水用の電力料金につきましては、今に実は始つたことではないのであります。非常に農業上に重大な問題でございまして、数年来から実は問題があつたのであります。そうして二十四年の十二月の電力料金が一斉に三割二分値上げになつたときに、灌漑排水用の電気はこれは約二倍に実は上つたのでございます。それと申しますのは、実は二十一年来電力料がだんだんだんに上つております。……

第10回国会 農林委員会 第3号(1951/02/06、2期、緑風会)

○溝口三郎君 農政局長にお伺いいたしたいのですが、農業委員会法案、これは前の農業調整委員会の考え方から非常に変つて来まして、農村の本格的な立場から問題になつておるこの農民代表機関としてできるものだと思うのですが、農業生産力の発展、農業経営の合理化を図り、農民の地位の向上に寄与するというような、こういう第一條の目的を達するために、その所掌事項と言いますか、第八條でありますか、その第三項は、これは私は最も今の第一條の目的を達するには必要ではないかと思います。農地の開発、改良等によつて土地利用の高度化を図り、農業技術の改良、その他農業生産に関する事項、農畜産物の加工、販売その他処理に関する事項、こう……

第10回国会 農林委員会 閉会後第3号(1951/08/04、2期、緑風会)

○溝口三郎君 只今農地局長から本年度の一災害の概況を伺いましたが、近年頻発する災害がだんだんに多くなりまして、殊に本年は今までになく早く災害が来た恰好でございますが、これからまだこの植付中にも、或いは大きな災害が来るような予感もあるのでございます。先ほどお伺いいたしました百五十億くらいの災害について今後助成なり金融のほうを大体どういうお見通しでやつて頂くのか。昨日もこの委員会閉会後に秋田のかたがたが大挙して陳情に来られておりまして、青森あたりからも数十名のかたが何とか早く金融の途なり補助金を早く交付するようにして頂きたいというような陳情をしておられたのでございますが、これらの補助金等については……

第10回国会 農林委員会 第6号(1951/02/13、2期、緑風会)

○溝口三郎君 未墾地買収の面積が百二十五万町歩で、売渡しの面積が三十五万町歩、残りの面積が九十万町歩になつておりますが、この数字は昨年の七月頃御発表になつた数字とどのように変化しているか、これをお伺いいたしたいと思います。進捗の状況をお伺いいたしたいと思います。なお百二十五万町歩買収未墾地の中には、話に聞くところによりますと、四十万町歩ぐらいの開墾不能地が含まれている、そのまま放置しておけば、これは国土の荒廃にもなり、前の所有者にも迷惑をかけるから、速かにこういうものは適当の措置をとるべきであるというので、第八国会におきまして、農地調整法の改正の場合に、未墾地の買収したものは、開拓用地以外でも……

第10回国会 農林委員会 第10号(1951/02/23、2期、緑風会)

○溝口三郎君 蚕糸の復興計画を、新らしく五カ年計画というようなことをお考えになつておるように承わりますが、その施策としては、桑園の反当の収穫量を殖やす、これは技術の改良等によつてやつて行く、もう一つは桑園の面積を殖やして行く、それについて先ほど片柳委員からも話がありましたように、桑園の面積を殖やすならばはつきり目標を立てて、農林省全体としてやつて行くべきであると私はこう考えるのでございますが、そこで先ほど蚕糸局長は、桑園の面積を殖やす、殖やすには適地適作で将来やつて行きたいというお考えのようでございますが、従来でも実は桑園の増加については、この十数年来始終蚕糸局のほうでお考えになつてはいられた……

第10回国会 農林委員会 第18号(1951/03/13、2期、緑風会)

○溝口三郎君 農林漁業の資金融通法案がこのたび提案されましたことは、私ども年来の融通資金の開放の法案が出たことで非常に喜んでいるのでございます。この融通資金の問題が年来要望されておりましたことは、これは御承知のように農林省の補助政策ということが近時資金の方面へだんだん移行されて来ているのだ、その上にこの数年前から小規模の土地改良、殊に耕地整理とか暗渠排水、客土というようなものはこれは補助金が全然公共事業としては出なくなつた、そこで公共事業費の予算も割合がだんだん少くなつて来た、一方食糧増産は是非とも積極的にやらなければならんということから公共事業費の不足の分を資金融通をして、そして食糧増産のプ……

第10回国会 農林委員会 第19号(1951/03/15、2期、緑風会)

○溝口三郎君 單作地帶の対策につきましては、私は根本的の対策は單作地帶を解消するにあるんだということを従来言うておりましたが、これは技術的にも私は可能性があると信じているのでございます。代表的な單作地帶、新潟とか富山、石川等の日本海沿岸等におきましては、従来耕地整理とか土地改良というものが相当に実は発達をしているのでございますが、現在におきましてもまだそれは二毛作をするという段階には実は行つておらないのでございまして、簡單なことでございますが、私は最近完全乾田化とか変作田ということを主張しているのでございます。二毛作よりかも、もつと三毛作、四毛作もこれはとれるんだと、それは排水路の計画というも……

第10回国会 農林委員会 第20号(1951/03/20、2期、緑風会)

○溝口三郎君 今江田委員から経費の、点について御質問があつたのですが、私は別の意味から経費の点についてお伺いいたしたいと思います。従来農地委員会、農業調整委員会、改良委員会、この三つの農民の団体がありまして、それぞれの目的を以て農地改革の事務、供出の事務、改良の事務というものを行なつておつた。この組織を簡素化し、そうして総合化して一つの農業委員会というものに一元化したのであります。それらの事業分量は当局の御説明では農地改革等は、今までは一年間に五十万町歩の売買をやつたのが、今度は五千町歩以下になつた。一応農地改革の仕事も済み、供出の事務も減つたから、〇・六人ずつの事務員を合せて一本のようなふう……

第10回国会 農林委員会 第27号(1951/03/29、2期、緑風会)

○溝口三郎君 只今官房長からお話がありましたが、今度の預金部賞金の四十五億、その配分計画の資料を頂くと同時に、先ほど一応七十億ぐらいの見通しをつけたものがあるというようなお話でございましたが、それも併せて御提出をお願いいたしたい。どういうふうに前は考えていた、今度は減つた、むしろこれは非常に減らすことはいいのでございますが、土地改良等はそのままになつている、前の計画からこのくらいになつている、そういうようなことで事業分量が減つてしまうというような結果になるわけでありますが、これをどういうふうにお考えであるか、一応新旧併せて資料を頂きたいと思います。

第11回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第1号(1951/09/03、2期、緑風会)

○溝口三郎君 公益事業委員会がアメリカのOCIと契約して、日本の諸河川について水力電気の開発についての広汎な調査をなさつておられますので、先ほどお話を承わりましたが、アメリカのOCIからエキスパートのかたが四、五人来ておられて、そうしてその作業には電源開発調査会が当るのだという御説明でございましたが、電源開発につきまして、私は他産業との関係、殊に下流の農業関係につきましてはこれは重大な関連があるのでございますが、そういう面について従来電力開発の面から余り考慮を拂われていなかつたのでありますが、そのために下流の農業が非常に困つている事実がほうぼうに実はあるのでございます。今でもピークの問題には、……

第11回国会 農林委員会 閉会後第1号(1951/08/20、2期、緑風会)

○溝口三郎君 一昨日、十八日の本会議におきまして、社会党の三輪議員から災害復旧に関する緊急質問の中で、本年七月十一日に起りました京都府下平和池の決潰の問題につきまして質問がありましたが、それに対して根本農林大臣からの答弁があつたのでありますが、質問の要点は京都府下の平和池は農林省の所有地であつて農林省の直轄事業である。そしてそれは二十二年度から着手した防災溜池である。決潰の原因は七月十一日の豪雨のさなかに、工事施行の欠陷から決潰したのだということ。その結果百名ぐらいの死傷者を出し、家屋の流失倒壊も多数あり、耕地堤防等の流失したり埋没したりしたそれらの損害も非常に激しく、今日におきましても家屋を……

第11回国会 農林委員会 閉会後第2号(1951/08/21、2期、緑風会)

○溝口三郎君 私、昨年技術的の内容等につきまして御説明をお願いいたしたのでございます。時間がなかつたので……一言政務次官に御質問いたしたいのでございますが、それは災害の対策といたしまして今までもいろいろ御苦心をなさり善後措置をとられてはいたのでございます。今後引続いての問題といたしましては、これは地元におきましても一刻も早く、一日も遅れずに適切有効な復旧、復興の対策を確立せられて、それを速かに実行に移すようにして頂きたいと思うということが、目下地元等においても最大の要望であるのであります。そこで具体的の要望といたしまして二、三地元方から私は陳情を伺つたのでございますが、それはできるだけ早くバラ……

第12回国会 決算委員会 第7号(1951/11/15、2期、緑風会)【議会役職】

○理事(溝口三郎君) それでは総括的な質問はこれで打切ることにいたしまして、二十九から二百六十一まで、「租税の徴收過不足を是正させたもの」の各項目を議題にいたします。
【次の発言】 ちよつと私から申上げますが、速記が三時でなくなることになつておるのでありますが、速記がないと審議いたしましても効果がないと考えますが、今日はこれで散会したら如何かと思いますが、如回でございますか。
【次の発言】 森委員から二十九から二百六十一までは審査をこの程度で打切ることにしたらどうかという御発言がありましたが、如何でございますか。
【次の発言】 皆さん御異議ありませんか。

第12回国会 農林委員会 第9号(1951/11/14、2期、緑風会)

○溝口三郎君 十月十四日の夕方、鹿児島県の枕崎港に上陸しましたルース台風は、未曾有の大被害を九州各地から中国、四国に残して逃げ去つたのでございます。只今農地局長から概要の御説明を伺いましたが、政府においても、これの対策について種々御配慮になつていられるようでございますが、今日まで満一カ月終つているのでございますが、いろいろの問題についてもはつきりした御方針もまだ立つていないようでございます。できるだけ速かに確定した方針を発表されて、そうして地元の被害県民が安心して復旧に努力できるような方向に向けて頂くことを是非お願いいたしたいのでございます。ルース台風が非常に被害の大きかつたことに対して、参議……

第12回国会 農林委員会 第10号(1951/11/20、2期、緑風会)

○溝口三郎君 只今議題になつておりまする法案の名称とその目的についてお伺いいたします。名称は繭糸価格安定法案となつております。その目的は第一條で、「この法律は、生糸の輸出の増進及び蚕糸業の経営の安定を図るために、繭及び生糸の価格の異常な変動を防止することを目的とする。」ということになつておるのでございます。十月の十七日の公報で、農林省は臨時国会に提出を予想される法律案の中に糸価安定法案を予定しておるのだということを発表しておるのでございます。その要綱案によりますと、糸価安定法案の目的は、本法は、生糸の異常な変動を防止することによつて、生糸の輸出増進と蚕糸業の経営安定を図り、蚕糸業の健全な発達に……

第13回国会 人事委員会 第17号(1952/05/06、2期、緑風会)【政府役職】

○溝口三郎君 私は本修正案に対して賛成をいたします。政府の今回提案いたしました一般職の職員の給与に関する法律の改正案は、新たに三百六十四市町村について勤務地手当の支給地域追加指定と、地域給の格上を行わんとするものでありまして、その所要経費の約七億は既定の一般及び特別会計のうちで賄うことができるとされておるのでございます。現行の地域給は昨年の十月一日から実施されているのでありますが、人事院はその後の物価、生計費等の推移に鑑み、本年の二月十二日に本案と同様な改正意見を申出まして、政府がこれを改正意見通り改正案として提案したものでありまして、この本案については全面的に私は賛成するものであります。然る……

第13回国会 人事委員会 第27号(1952/06/13、2期、緑風会)【政府役職】

○溝口三郎君 夏期手当が本年度初めて法律案になりまして、公式に夏期の手当で出たことは、今までお盆手当とか、年度末手当の場合にはいつもやりくりをしてやつてたのが、本年度におきましては、これが公式にできることになつたのは非常に私は結構なことだと思いまして、各官庁が一律に五割の支給を受けるという公平な給与が出ることになつたのでございまして、多ければ多いほど結構なのでございますが政府のほうの説明にもありますように、この程度が最高限度だというように言明もしていられるのでございますから、一応政府の今度出すことについての努力を了といたしまして、今後におきましては、なお年末手当等の場合においては昨年と同様、又……

第13回国会 人事委員会 第28号(1952/06/17、2期、緑風会)【政府役職】

○溝口三郎君 ちよつと川島さんにお伺いしたいのですが、今林野庁の現業職員のお話がありましたのですが、只今労働関係法の改正法案が審議されているのですが、公労法を改正しまして、林野のほかに企業体のような性格を持つている郵政、それから専売、印刷、造幣というようなものが、一連の現業が公労法が適用されるようになるということになりますと、特別立法で林野だけの問題を切り離してやると、  ほかのほうも一応の関連が私はあるのじやないか、それと単純労務者のお話もありましたが、単純労務者は今度の公労法改正には入つていないわけですが、これも今問題にはなつているわけでありますが、この際至急に特別法を林野関係だけについて……

第13回国会 内閣委員会 第23号(1952/05/14、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(溝口三郎君) 労働省設置法の一部を改正する法律案を審議せられるに当り、提案の理由を御説明いたします。  御承知のごとく、政府といたしましては、我が国の自主自立態勢に即応し、現在の国力にふさわしい簡素且つ能率的で而も民主主義の原則に則る行政機構を樹立するため、行政機構の改革を行うこととしたのでありますが、その一環として労働省につきましても、労働統計調査部を廃止して統計調査監を置くこととし、なお併せてこの際婦人少年室を本省の地方支分部局として設置法に摘記すべき旨を閣議決定いたしましたので、これに基き労働省設置法の一部を改正することとし、本案を提案いたした次第であります。以下その要点を御……

第13回国会 内閣委員会 第27号(1952/05/22、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(溝口三郎君) 只今上條さんから御質問で部を改正しまして監になつたのだが、その権限等については、これは一般的の問題でございますから、行政管理庁のほうからお答えいたすことにいたしたいと思います。
【次の発言】 労働省におきまして、従来の統計調査部を廃止して統計調査監が統計に関する事務を掌理するということになつたのでございますが、その内容におきましては従前通りの事務を掌理することにいたしております。
【次の発言】 上條さんからの御質問でございますが、労働省におきます労働調査並びに統計の事務は、労働省におきまして特に重要な仕事の一つでございまして、年来労働に関する統計調査の充実については、……

第13回国会 内閣委員会 第44号(1952/06/17、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(溝口三郎君) 労働賃金のことにつきまして、イギリス等において低賃金の問題がしばしば出て参り、国際的にもこういう賃金等については、実態をできるだけ正確なものを収集して、これを提供する。なおこういう賃金等について実態を把握して、正確な統計を羅針板にして労使の紛争等にこれを利用するようなふうにせよという上條さんの御意見でございますが、労働省におきましても、労働統計は労働行政の本質的なものとしまして、できるだけ労働統計の資料に正確なものを作り上げたいというので努力しておるのでございますが、現状におきましては、まだその人員等につきましても、やはり私どもから考えましても貧弱な程度でございまして……

第13回国会 労働委員会 第5号(1952/03/07、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(溝口三郎君) 今回提案されました昭和二十七年度一般会計及び特別会計予算中、労働省所管分につきましてその概要を御説明申上げます。  労働省所管の会計は、一般会計と労働者災害補償保険及び失業保険の両特別会計に分れておりまして、先ず第一に、昭和二十七年度労働省所管一般会計歳入歳出予算について申上げますと、歳入において総額一億九千九百三十三万三千円で、前年度の二億一千三百十一万四千円に比較して一千三百七十八万一千円の減となつておりますが、これは歳入の主である労務供給事業の免許料の減額と、特別会計等の失業者退職手当負担金の受入額の減少つによるものであります。なお歳入については、ほかに郵政省所……

第13回国会 労働委員会 第7号(1952/03/25、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(溝口三郎君) 失業保險法の一部を改正する法律案を審議されるに当りまして、本法律案の提案理由を御説明申し上げます。  今回の改正の内容は、第一に失業保險事業運営の現況に鑑み、現行保險料率を二割引き下げること、第二に延滞金の免除規定を整備することの二点であります。  第一の保險料率の引下げにつきましては、最近における失業保險事業運営の状況を見ますと、一昨年六月の朝鮮動乱以後の雇用情勢を反映して、保險経済の状況も著しく好転して参りましたので、従来の運営の実績に基き、且つ、将来の保險経済の推移を考慮に入れて現行保險料率百分の二を三割引き下げて千分の十大としたのであります。即ち、失業保險給付……

第15回国会 期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案特別委員会 閉会後第2号(1953/03/19、2期、緑風会)

○溝口三郎君 先の特別国会におきまして、国家公務員等の退職手当の臨時措置法の改正法案が提出されたわけでありますが、それによりますと、本年の三月三十一日限り効力を失うのを、将来恩給法又は共済組合法などの総合した恒久的な退職手当の制度のできるまで、いわば期限なしにこの法律の効力を持たせる、なおそれと同時に退職手当に対して手当の率の引上をすることにしたいという改正法案が出たわけでございますが、それに基きまして昭和二十八年度の当初予算におきましては、退職手当が年間で一般会計、特別会計、政府機関等併せて約三十八億計上されていたようでございます。今回期限を五月三十一日まで延長して暫定予算を組む場合に、三十……

第15回国会 建設委員会 第3号(1952/12/04、2期、緑風会)

○委員外議員(溝口三郎君) 江田委員から灌漑水温について御質問がありました点に関連いたしまして、委員外の発言をお許し頂きまして有難うございます。この機会に政府当局にお伺いいたしたいと思いますのは、ふだん建設大臣は利水事業について、潅流水温のことについて非常に御理解のあることを伺いまして非常に敬服に堪えないところであります。建設大臣のお考えは、十分に利水の方面に努力して、将来研究をして行くということでございますが、これはどなたもそういうことは言われていることで、当然やつて頂かなくては困ると思います。お説のようにこれから先の水資源の開発、これはダム式によつてやる電源開発、殊にこれから先のやつはダム……

第15回国会 人事委員会 第9号(1953/03/04、2期、緑風会)

○溝口三郎君 公務員制度の審議につきましては、この次に廻して頂いて、提案理由の説明だけ願います。

第15回国会 人事委員会 第10号(1953/03/09、2期、緑風会)

○溝口三郎君 公務員等に対する退職手当の臨時措置に関する法律の改正案につきまして、先日提案理由の御説明をお願いいたしたんですが、そのときの御説明では、現行の退職手当の臨時措置の法律は二十七年度限りで効力を失うから、引続いて二十八年度以降もその効力を持たせることを主眼にしているんだ、併せて退職手当の支給額とか勤続期間の計算等の所要の改正をすることになつたという御説明がございました。それと関連いたしまして、改正法案の第一条におきまして、この法律案は、今後別に法律を以て恩給法、公務員共済組合法の規定による退職給付、及びこの法律の規定による退職手当等を総合的に新たな恒久的退職給与制度が制定実施されるま……

第15回国会 人事委員会 第11号(1953/03/11、2期、緑風会)

○溝口三郎君 先ほど高田委員からのお話に関連いたしまして、進駐軍の労務者が国家公務員の身分を失つた場合に、身分を失うからこの際退職資金をもらいたいというようなお話が当時あつたやに私ども聞いておりますが、今のお話で参りますと覚書があるというように伺つたのでございますが、昨年の十二月の衆議院の委員会で調達庁の長官はその当時に労働協約があつたんだ、そして労働者と話合いをして、それを更新して又同じような労働協約があるような御答弁があつたのでございます。私は労働協約という字がありましたから疑問に思つたんですが、特別職の者は国家公務員でも団体交渉をやつて労働協約を結んでも差支えないのかどうか。若し差支えな……

第15回国会 人事委員会 第12号(1953/03/13、2期、緑風会)

○溝口三郎君 調達庁長官にお伺いいたします。昨年の十二月二十三日の衆議院の人事委員会におきまする調達庁長官の御答弁と、一昨日の本委員会における菅野副官房長官及び政府委員等の説明を総合いたしまして、私の御質問をいたす前に、私の大体了解いたした要点を一応確認して頂く必要があると思いますから、その点について御意見をお伺いいたします。  政府は二十七年の四月二十八日に支払うべき駐留軍労務者の退職金の未払、それが現在では約七十億あるが、これを今度の改正法律案によつてできるだけ一時払のできるように努力をしておるのだ、この改正法案の成立を、これは議員立法でありますが、希望しておられるような意向のように承わつ……

第15回国会 予算委員会 閉会後第2号(1953/03/20、2期、緑風会)

○溝口三郎君 四月、五月の暫定予算につきまして大蔵大臣の説明を聞きますと、一般の公共事業、食糧増産対策事業等は最小限度の事業を実施する経費を計上したというように聞いております。予算編成の一般方針につきまして、公共事業、開拓、土地改良等、又事業の性質上、前年度予算の四分の一、即ち三カ月分を御用意になつておりますが、こういうことは、これは暫定予算として提出されているので、こ  の際は手違いのないように願いますが、食糧増産対策のうちで特に需要な肥料対策、これはその季節性に鑑みて年間予算の二分の一を計上したというようになつておりますが、そういたしますと、暫定予算は大蔵当局の手心で季節的なものは二分の一……

第15回国会 予算委員会 第9号(1952/12/06、2期、緑風会)

○溝口三郎君 食糧増産対策費の追加五億六千六百万円についてお尋ねいたします。只今御説明のありましたように、補正予算では新たに法律化されました特殊土壌地帯対策事業費補助、急傾斜地帯対策事業費補助、積雪寒冷単作地帯対策事業費補助の超過分そのほかに臨時石炭鉱害復旧法に要する経費、それを合せて五億六千六百万円ということになつておりますが、法律ができたので、あとで申訳に顔を出して来たという程度に計上されておるのでありますが、これらの事業量は相当にあると考えますし、又おのおのの法律につきましては、振興計画等について年度計画が定められていることと考えるのであります。そこで資料を要求いたしたいのでございますが……

第15回国会 予算委員会 第16号(1952/12/21、2期、緑風会)

○溝口三郎君 公務員の給与改善について、公社の職員と一般公務員の支給方法について財源が非常に違つておると思いますが、一般公務員のほうは第四四半期分の超過勤務手当の財源を繰上げて支給するということになつておる。公社の職員のほうは超過勤務手当、の繰上げというようなものはない、奨励手当とか報償金の名目で、その財源は既定経費の節約で捻出するほか予備費を利用することもある、財源について根本的に変つておるのでございますが、一般公務員の超過勤務手当はその実情に即して年内に繰上げて支給するということになつておりますが、実情に即してということが私は非常に問題だろうと考えるのでございます。当初予算におきましても、……

第15回国会 予算委員会 第34号(1953/03/11、2期、緑風会)

○溝口三郎君 今井さんの意見をお尋ねしたいと思います。今回の恩給法の改正につきましては、今までの恩給のほかに軍人の恩給を入れることが、根本になつております。先ほどのお話によりましても、軍人の恩給は現在の公務員の恩給制度に大体右にならえというようなことで、階級差の問題とか勤続年限の問題とか、現在の公務員の恩給の、特に恩給の支給額、これは原則的に十七年たつた者は百五十分の五十支給するのだ。この率は大正十二年頃に恩給法ができたときの率そのままになつておるのでございます。国家公務員法の恩給の根本原則におきましては、退職当時の条件に基いて退職後においても適当な生活を保障するに必要な金額を支給することが根……

第15回国会 予算委員会 第35号(1953/03/12、2期、緑風会)

○溝口三郎君 義務教育の職員の給与につきまして、只今文部大臣の御説明によりますと、二十八年度においては一人当り三百四十九円がベースよりか高い。そうしてその金額は約五十億くらいになるということでございますが、それは今まで府県で支弁して頂いたんだから、それも今度はその分はやはり支弁してもらえるだろうという御意向を持つておられるように伺つたのでございますが、その点につきましては先般衆議院におきます予算委員会でしたか、文部省の政府委員の答弁とは食い違つておるのでございます。政府委員の答弁では、定員は五十三万人あるのだ、そうしてその定員定額を出すなら実員は二万人欠員になつておる、丁度二万人の分は五十億く……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 人事委員会 第3号(1953/06/17、3期、緑風会)

○溝口三郎君 人事院の総裁にお伺いなりお願いをいたしたいと思いますが、只今の給与ベースは昨年の十二月二十四日に参議院で修正になりまして暫定法になつたのですが、修正の趣旨は、今年の三月三十一日の年度末まではあの号俸表を使つて、新年度からは新しく給与ベースを改訂してもらうというような希望から修正になつたのでありますが、只今千葉委員からもお話がありましたように、できるだけ速かに人事院では新しい給与ベースの改訂の勧告をして頂くことを私どもは希望いたしていたのですが、そののち民間給与の実態調査をおやりになつておるようにお話を伺つたのでございます。それはできるだけ速かにこれをおまとめになつて、この国会の開……

第16回国会 人事委員会 第6号(1953/06/24、3期、緑風会)

○溝口三郎君 今千葉さんからのお話でしたが、委員会でも議院立法のほうが先議になると思つているのですが、支払の期日がどういうふうになりますか。支払の期日で、政府のほうでお考えがあるようですが、議院立法のほうを修正になるか、そのままになるか、これからあとのことだと思いますが、それが若し採決になれば、政府案のほうは、立法としては否決するか、審議未了になるかという問題になると思いますが、只今のお話で撤回するかどうかもまだおきまりになりませんが、否決にでもなるよりか、撤回でもなさつて、内容を整理して速かに採択されるような順序に行つた、はうがいいんじやないかと私は考えますが、その辺もちよつと御考慮になつて……

第16回国会 人事委員会 第12号(1953/07/20、3期、緑風会)

○溝口三郎君 勧告の内容は今日資料を配付して頂きましたが、内容を拝見いたしましてから詳細に御質問申上げたいと思いますが、二、三の点だけ大筋のところをお聞きいたしたいと思います。  今度の勧告が一万五千四百八十円になるんだ、そうして本年三月現在では国家公務員の平均のベースが一万三千五百八十七円になつているが、それは電信電話公社が分離されたり、現業職員が分離された結果、残りの国家公務員の給与が一万三千五百八十七円になつているということになつておりますが、昨年十一月一日に一万二千八百二十円という公務員の給与ベースがきまつたんですが、それが三月現在になりますと、現業職員が抜けたので一万三千五百八十七円……

第16回国会 人事委員会 第14号(1953/07/29、3期、緑風会)

○溝口三郎君 官房長官にお伺いいたしますが、昨年の十一月の給与ベースの改訂等の当時におきまして、前の菅野官房副長官はしばしば本委員会等において言明いたしたのでございますが、公務員の最低の生活は財源が如何に不足しようと必ず確保するのだということをしばしば言われていたのでございます。それに関連いたしまして昨年八月一日に人事院が勧告いたしました十八歳の成年男子の俸給は四千七百円という勧告をいたしたのだが、十八歳の成年男子はそれでは政府としては不足するのだというので、人事院の勧告を上廻つて四千八百円にいたしたのでございます。それから、だんだんに率を落して行つたのだが、人事院の勧告は、昨年の五月一日を標……

第16回国会 人事委員会 第16号(1953/07/31、3期、緑風会)

○溝口三郎君 先ほど赤城さんからお話がありました、国立学校の教職員の給与と地方の教職員の給与、それを比較したいと思いますので、文部省か自治庁に資料があつたら出して頂きたいということを、この前も要求いたしましたが、職級別には文部省では出ていないというのが、この前の義務教育職員を国家公務員にする法案ですか、あれが出ておるときにもそういうものはないというお話でしたが、陥没状況で、高等学校の教職員給与が非常に少いような状態にあるというお話を伺つたのでありますが、只今審議することはこれは国家公務員のものでありまして、国家公務員の平均本俸額ば先ほどお配り頂いたのでありますが、そのうちの高等学校の教諭は平均……

第16回国会 人事委員会 第18号(1953/08/04、3期、緑風会)

○溝口三郎君 ちよつと私、質問したいのですが……、時間が非常にないそうでございますから、簡単に宗像先生にお伺いしたいのです。先ほど先生の御意見中の、中小学校、高等学校というような職域差をつけるのは余り必要はないようだが、給与としては、同一学歴、同一経験、同一年限というようなものは、これは同一のレベルに……、これについては人事院が給与準則を勧告しているのだから、一応それを尊重して考えたらどうかというようなふうに伺つたのですが、人事院の勧告の給与準則では一応、大学、高等学校、中小学校というふうにしてありますが、今の御趣旨のように、初任給から始まつて、同一学歴とか同一年限というような幅が、高等学校、……

第16回国会 人事委員会 第20号(1953/08/07、3期、緑風会)

○溝口三郎君 只今議題になつております本法案に対しまして、私は私の良心に訴えて、甚だ不本意でありますが、止むを得ず賛成するものであります。以下その理由の概要を述べます。  第一に、本法案は去る七月二十四日衆議院議員益谷秀次君ほか二十三名の三派協同提案によるものでありますが、多くの議員立法のうちで代表的な悪法であるのでございます。私は教育職員の重責に鑑みまして、その地位の向上、待遇の改善を図る点については、提案者の趣旨を尊重し、賛意を表するものでありますが、本法案の内容を慎重審議の結果、私はこれに根本的な修正を加えまして、本案の不合理な点を是正し、完璧を期した法案として本国会においてその成立をさ……

第17回国会 人事委員会 閉会後第1号(1953/11/10、3期、緑風会)

○溝口三郎君 入江さんにお尋ねしたいのですが、今地域給の改訂の勧告をこの次の通常国会に間に合うように出したいというようなお話でございますが、勧告をして若し政府がそれを実施するなら当然予算が伴うことになるのであるが、そうなるとそれを実施するというときに、政府は二十九年度の予算に法律の改正をやつて予算措置をやるようなことができるかどうかという問題がからんで来るのでありますが、人事院では勧告が通常国会に間に合うようにお出しになるというのは、予算措置も二十九年度には計上できるような見込でおやりになるということになるのでありますか。
【次の発言】 入江さんの今のお話のように二十九年度の予算に計上するよう……

第17回国会 人事委員会 閉会後第2号(1953/11/19、3期、緑風会)

○溝口三郎君 郵政職員の給与のことにつきまして簡単にお伺いいたしたいと思います。郵政職員が給与体系の是正について、本年の二月十二日に全逓から当局に要求書が出たのでありますが、それについて五月二十八日調停案が出て、それを十月の十三日に双方で協定案の実施に関する協約が締結されたように聞いているのでありますが、その経過について簡単にお伺いいたしたいと存じますが、要求の理由は、「俸給の中だるみ、俸給表の幅、号俸の作り方及び等級の区分等」に重点をおいて、不合理の是正を目的としているのであります。且つ、「生計費調査による給与、最低賃金制等については言及せず、各公社とのアンバランスの是正も加味し、又近日中に……

第17回国会 人事委員会 閉会後第3号(1953/11/20、3期、緑風会)

○溝口三郎君 田中さんにちよつとお伺いしたいのですが、先ほど千葉委員に対するお答えで、大体今朝の新聞に出ておりましたような点が閣議でもお話に出た。併しその内容についてはおわかりになつておらんというのでありますが、私は今朝各新聞に出ました昨日の大蔵省案を以て党側と折衝した案について非常に疑問を持つておるのですが、それは、初めから現在の俸給に対して、過去の実例あたりから行くと、大体一割程度のベース・アツプになるのではないかというようなことを、よく行つてもその程度になるのではないかと私は想像していたのです。ところが、今朝の新聞で九・三%アツプということになつた。その理窟が昨年の給与ベースの改訂の当時……

第17回国会 人事委員会 閉会後第6号(1953/11/28、3期、緑風会)

○溝口三郎君 政務次官にちよつと申上げておきたいと思いますが、先ほどからお伺いいたしておりますが、まだ地域給の取扱いについて最終的の決定になつていないようなお話を伺つたのです。私お話を伺つておりまして、まだ納得のいかん点もあるのですが、地域給につきましては、七月の人事院の勧告には、その当時の勧告は地域給には触れない新給与ベース、そして給与準則だけを勧告するということだつたのでありますが、国会におきましても、地域給の成立については是非慎重に調査をして、適当な機会に改訂を発表するということを人事院も言つていましたし、私ども緑風会等におきましても、地域給の整理についても決議をしたらどうかという強硬な……

第18回国会 人事委員会 第1号(1953/12/02、3期、緑風会)

○溝口三郎君 今回の給与改訂における場合の地域給の整理の問題が前からあつたのですが、それを切離してやるという衆参両院の申合せ等があつたのを、突然に今度給与改訂のときにこれを組入れて来たのだ、そこに非常に大きな喰い違いが国会で考えたこととあつたので、今千葉委員からお話が出たような問題が出ていると思うのです。私、前回の人事委員会のときにも質問をいたしたのでございますが、地域給をどういうふうに処理しているかということがどうもはつきりしなかつた。何か地域給を一段階縮減して、その一部分を本俸に繰入れたとか何とかということが、政務次官の御答弁を聞いていてもはつきりしなかつたのです。そこで大蔵当局にお願いし……

第18回国会 人事委員会 第2号(1953/12/04、3期、緑風会)

○溝口三郎君 関連してお伺いいたしたいのですが、只今御説明の中だるみということについての総理府の見解といいますか、どういうことを中だるみと言つているのか。そして、その点は級別の職員の中で四級から五級までの何人の者がそれだけ標準生費計を割つている、その分が中だるみというふうに考えて、三・九%はベース・アップの中からそれに充当する。そして今のお話では約二十八億ぐらいのものがそれに充当すると言われましたが、それは配分をするときにはどういうふうに配分をするのですか。その点をお伺いいたしたいと思います。それと申しますのは、教員の三本建の場合にも、当初においては中だるみ是正というようなことで給与の改訂をし……

第18回国会 人事委員会 第3号(1953/12/07、3期、緑風会)

○溝口三郎君 岸本さんにお伺いいたしますが、先般給与改訂の内訳の表を配付して頂いたんでありますが、給与改訂が九・三%引上げになる。そのうちの中だるみ是正分が三・九%で五百五十七円に当る。その五百五十七円の算出なさつた根拠をお伺いいたしたい。
【次の発言】 昨年の給与改訂の場合に、参議院で修正可決いたしましたときの根拠は、これは改訂の号俸表によつて標準生計費を計算してみますと、四級から七級ぐらいの間の国家公務員が約十九万七千人ぐらいいるのだ。その階級の職員は標準生計費が不足するのだ。その総計が計算いたしますと五十七億ぐらいが不足している。世帯が二人から五人なりある四級から七級までそういう計算をい……

第18回国会 人事委員会 第4号(1953/12/08、3期、緑風会)

○溝口三郎君 田中官房副長官にお伺いしたいのですが、昨日から今回の給与改訂について縷々御説明になりましたが、どうも根拠が私どもまだ納得が行かない点があるのでございます。昨年までの給与改訂では、政府の根本方針は民間給与の値上りとか、CPSの値上りを算定して、その通りに給与ベースの改訂を行なつたのであります。二十六年におきましては十月一日から一七%の値上りがあつた。二十七年度ではCPSは一八・三%という値上りなんだ。而も二十八年度の一月一日からは米価が約六十円十キロで上るのだ、ガスも値上りになるのだ、地代家賃等も値上りになるのだ、それらも含むと、それは二・三%になるのだ。だから人事院の勧告よりも、……

第19回国会 人事委員会 第8号(1954/04/28、3期、緑風会)

○溝口三郎君 入江さんにお伺いいたしたいのですが、私、暫く留守しておりまして、最近の経過はちよつとわかりませんが、国家公務員法の改正法案の衆議院のほうの審議の経過はどの程度になつておるか、御承知でございますか。
【次の発言】 今度の国家公務員法の改正法案の提案理由は加藤国務大臣が担当しておられたのですが、国家公務員法の最初の法律案が第一国会でしたか、そのときには総理大臣がやられたように思います。十三国会で改正法律案が出たときには提案理由を本会議で入江人事官が説明をしておられたように聞いておるのですが、今度の改正につきまして加藤国務大臣がやつておられたのです。私、新聞等で拝見しておりまして、人事……

第19回国会 人事委員会 第10号(1954/05/08、3期、緑風会)

○溝口三郎君 この特例法案が出ましたのは、これは公労法の適用者と管理者との給与の不均衡の是正を目的として出されたのですが、今、千葉委員の御質問のようにこれを裏切られると、却つて管理者、監督者のような適用を受ける人たちは非常に不利益をこうむる、これは将来そういうむずかしい問題が出ますと、十分これは検討する必要があると思いますが、差し当りこの法案を見まして伺いたいのは、公労法が出まして、公労法の適用者は団体交渉で給与の引上げができたのであります。昨年の夏頃、郵政、林野の職員が二号から三号ぐらい給与引上げになつたので、それぞれ十数億の経費の増になつたと考えておるのでございます。従つて団体交渉によらな……

第19回国会 人事委員会 第11号(1954/05/11、3期、緑風会)

○溝口三郎君 私この前の委員会のときに資料をお願いいたしたのですが、公労法の適用者と非適用者との給与のアンバランスを是正するために、この法律を出したという趣旨は、私は賛成をしているのですが、現業職員の中で、公労法の適用者と管理者との給与の均衡、それから一般職員との企業間のアン・バランスがあるかどうかという点についてもお伺いしたいのですが、どうもまだはつきりしていない点がある。そのうちで、特に企業の内部で、公労法の適用者は、郵政とか、国有林野は、昨年俸給の改訂をやつて、二号乃至三号程度引上げているが、管理者のほうは引上げることができなかつたから、又その法律を実施することになると、不均衡是正のため……

第19回国会 人事委員会 第13号(1954/05/18、3期、緑風会)

○溝口三郎君 期末手当の支給率は六月が百分の五十、十二月が百分の七十五になつておりますが、勤勉手当の支給率はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 この支給率は昨年の十二月に改正になつたと思うのですが、この改正前はどういう率になつておりましたか。
【次の発言】 昨年七月十八日でしたか、人事院が勧告した場合ですね、期末手当は六月が七割五分、それから六月の勤勉手当というのは勧告ではなかつたわけですが、勤勉手当と期末手当というのは、合せれば人事院勧告は七割五分、それから昨年の十二月に改正したのは七割五分ですが、勤勉手当と期末手当の区分があるのですか。人事院の考え方をお伺いいたします。

第19回国会 人事委員会 第14号(1954/05/20、3期、緑風会)

○溝口三郎君 私、千葉委員の御質問に関連しまして、私からも一言浅井さんに御意見をお伺いしておきたいと思いますが、私、この前の委員会で給与局長に質問をいたしたのでありますが、今と同じような問題についてなのですが、それは昨年の勧告を出された場合に人事院では民間給与の実態調査の対象を十万人をとつて、そして三月から五月までの間の実態調査をやつたのです。ところが勧告が非常に急ぐからというので三月末日の実態で七万人という調査を引出して、そして一万五千四百何十円が民間の実態だから、それに合うようにというので、公務員の勧告を出されたように記憶しているのですが、その以前の年には三万八千人くらいの実態調査をやつた……

第19回国会 人事委員会 第15号(1954/05/22、3期、緑風会)

○溝口三郎君 級別定数のことで人事院と大蔵省にお伺いいたしたいのでございますが、先般の委員会で郵政省の監督職員の級別定数について質問いたしたのですが、昨年八月一日に適用されるようになつた人事院指令に基いて郵政職員が大幅に級別定数の流用をして、公労法適用者とのアンバランスの是正のために大多数の職員が一号昇給をした。約一億五千万円くらいの年間の是正をすることになつたが、まだあと二億五、六千万円の是正に必要な金額が必要であるが、今年度の予算にはそれが計上してないというのは先ほど田上さんの御答弁があつた。それに関連しましてお伺いいたしたいのですが、二十九年度の予算書には郵政省の関係で級別定数と予算が出……

第19回国会 人事委員会 第16号(1954/05/28、3期、緑風会)

○溝口三郎君 只今千葉委員からの御質問に関連しまして、時間がありませんから簡単にもう一遍加藤大臣、御意見を伺つておきたいのですが、この特例法案で先般来からの御答弁で不均衡のありました場合に団体交渉できまつた給与のほうへ右へならえということで努力したいが、この特例法案が実施されることになれば、本年度は、予算の措置が講じてないが、三十年度以外しついてはできるだけ各省とも交渉をして、完全に是正ができるようにやりたという努力をしたいということを政府委員からさつきお話がありましたが、私は只今千葉委員からの御質問と関連して考えておるのですが、今地方行政で問題になつております警察法なんですが、その給与の取扱……

第19回国会 農林委員会 閉会後第2号(1954/06/29、3期、緑風会)

○溝口三郎君 二十九年度の実行予算について今説明を伺いましたが、六月一日の閣議で本年度の実行予算一律に一割節減するような方針をきめているのでございますが、そのうち一カ月延びておりますが、今、官房長の御説明では、今まで事務的に大蔵省とも折衝しているが、殆んどまとまつたことはないんだ、今日閣議で決定になるだろうという御説明でございますが、農林省におきましては、事務的に折衝をされる場合口に、絶対に事業量等については、食糧増産については譲歩するここができないんだというような強い主張をされていたのかどうか、新聞紙上等で承知するところでは、浦山治水関係については、これは強硬に絶対に事業量は縮小することはで……

第19回国会 農林委員会 閉会後第3号(1954/07/27、3期、緑風会)

○溝口三郎君 農林水産関係の本年度の現在までの災害概況をお伺いいたしましたが、只今の御説明では、七月までの災害が百二十七億ということでございます。それについて、まだ繋ぎ資金の見通しがついていない。繋ぎ資金の出し方が従来と変つたので、現在まだ話がついていないというのですが、早急にこれは大蔵省のほうと話がつくようなお見込みはないのでございますか、その点もう一遍お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 五、六、七月の災害を分けて説明を伺つたのでございますが、今後これに対して指令が出るのは、査定をやつて、金額もきまつて指令が出るのは五月災害、六月災害、七月災害に分けて出ることになるのか、又そういうこ……

第19回国会 農林委員会 閉会後第4号(1954/07/28、3期、緑風会)

○溝口三郎君 本年度の発生しました水害につきまして、昨日農林当局から説明を伺いましたが、本年度の水害については、現在までに、五月、六月、七月の三回の水害で約百億ぐらいの被害があるということであります。昨年等に比べて四分の一ぐらいの被害なんであります。そうして五月の分についてはすでに査定も済み、六月の分については八月の中頃に査定も済み、七月の分については八月の下旬に査定も済むので、そういう順序を追つてできるだけ速かに水害の復旧に努力したい、そういうことで大蔵省と交渉をしておるんだが、大蔵省のほうでは、いつそういうものについて補助を出すかというような見通しは現在のところまだわからない。と申しますの……

第19回国会 農林委員会 閉会後第5号(1954/07/30、3期、緑風会)

○溝口三郎君 官房長から農地開発の全体の概要だけ伺つて、それについて質問したほうが順序がいいかと思いますが、そういうふうに願いたいと思います。
【次の発言】 渡辺官房長から農地開発の借款の概要について御説明がありましたが、借款による食糧増産につきましては、農林省では大規模の干拓、愛知用水等は将来は借款等によらないと、国内の財政では非常にむずかしいのだ、そこで食糧の増産計画というようなものは借款をやつて編成替えをして行くのだというようなことを農林大臣も言つていられたのでございますが、食糧増産が必要で、できるだけやつて行かなければならんということは、これはすでに国内で一致した意見でございますが、御……

第19回国会 農林委員会 閉会後第6号(1954/08/19、3期、緑風会)

○溝口三郎君 黄変米に関連しまして将来の輸入食糧の問題についてお伺いいたしますが、先ほど江田委員からの御質問で、需給計画の資料をお出しになるということでありますので、そのときに改めてお伺いしたいと思います。差当り今日お伺いしたいのは、衆参両院の厚生委員会においても有毒米の配給は一切中止すべきだという要望が出ておりますし、衆議院の農林委員会においても有毒米の配給は一切一定基準以上のものは中止すべきである。その他各機関も中止するように言つておりますが、厚生省、農林省はいろいろ言明はしておりますが、基準は二・五、は変えることは今はしないのだ、ぎりぎりまではしないけれども、再検討して有毒でないというこ……

第19回国会 農林委員会 閉会後第7号(1954/08/20、3期、緑風会)

○溝口三郎君 世界銀行の借款につきましては、先月末に渡部官房長から一応の経過の説明を伺つたのでありますが、その当時平川局長は世界銀行の調査団と同行して、愛知用水その他北海道を視察に行かれたように開いていたのであります。十八日に調査団の団長が帰国に際して声明を発していたようでありますが、声明の内容については、今、局長から説明せられたようなことで説明を伺つたのでございますが、少し団長の考え方と私は変つておるように感じたのでございます。それは世界銀行の調査団は、日本全体の食糧増産等についての調査した結論が、いわゆる高原開発というか、未墾地の開発というものは経済効果も非常に有利なのだ、将来こういう計画……

第19回国会 農林委員会 閉会後第8号(1954/08/21、3期、緑風会)

○溝口三郎君 米穀の国内自給増強に関する申入につきまして、農林大臣の御所見を伺うと同時に要望をいたしたいと考えております。  黄変米の問題につきましては、先頃来各方面で議論されておりまして、十一万トンの黄変米のストツクの一掃を図るために、新らしく二・五%の基準をこしらえて配給しようとしたところが、国民殆んど総体として配給の中止を要望している。衆参両院の厚生委員会においても配給中止をすべきだという決議をしておりますし、衆議院の農林委員会においても一定基準以上の配給に絶対すべきでない、そのためには米の配給日数も減少しても止むを得ないと同時に、将来においては外米の漸減に対応して麦の増産をすべきである……

第19回国会 農林委員会 閉会後第11号(1954/09/21、3期、緑風会)

○溝口三郎君 生産費の内容をさつきお話承わりましたが、生産計画に基いて操業度、単価、一般労務費、それから管理費等について検討なされたように承わつたのでありますが、労務費は生産費のうちで一割五、六分程度以上入つて、非常に生産費としては重要な項目だと考えるのでありますが、先ほどの説明を伺いますと、現在のベースでやつている。そして今後においてはベース・アツプは考えていないというような御説明でございますが、硫安の給与のベースが、現在のベースが適当なのかどうかということと、二十八年度と二十九年度を比較いたしますと、一トン当りについて各社違いますが、労務費が三%程度ベース・アツプしている。なおQは三割二分……

第19回国会 農林委員会 閉会後第12号(1954/09/22、3期、緑風会)

○溝口三郎君 米穀の国内自給増強に関する当委員会の申入に対して、只今農林大臣から御説明を承わりました。御回答の趣旨は事実御尤もでございまして、政府の方針として外米の輸入は将来輸入を節減して行く、国内で食糧の増産は積極的に進めて行く、それと併せて食生活の改善を行つて行くと、この三つの方針に基いてやつて行かれることについては全く私ども同感でございます。その具体的の措置をどうするかということについて、この前に政府に報告せられたいという申入をしていたんでございますが、具体的の措置についてはまだ御報告がありませんが、昨日三十年度の予算要求概要の説明を承わつたのでございます。食糧の増産につきまして、耕地の……

第19回国会 農林委員会 閉会後第13号(1954/10/19、3期、緑風会)

○溝口三郎君 灌漑排水用の電力料金について、当委員会においては現行を据置くように、改めて特別の措置を講ずるようにしてもらいたいという申入をこの前いたしたのでありますが、只今公益事業局長の御説明を見まして、相当程度の緩和をしたように説明があつたわけですが、表を拝見しますと、その中で関西と中部はこの前に比べて大幅な料金引下をやつているようでございますが、その他の地方においてはいずれも変更をしていないのでございますが、関西、中部は大幅な引下をして、ほかのほうは前と同じだというのは、これは絶対に引下ができないというような事情があつたのでございますか、その点をお伺いしたい。ただ先ほどの御説明のように、大……

第19回国会 農林委員会 閉会後第14号(1954/10/20、3期、緑風会)

○溝口三郎君 統計調査部長にちよつと伺いたいのですが、九月十五日現在、水稲の被害状況と先般御発表になりました八月十五日の水稲被害状況、この比較を出してみたのですが、只今江田委員から慎重を期してやつてもらいたいというお話があつたのですが、私も少し統計について疑問があるのですが、第一点に伺いたいのは、八月十五日現在で平年度の比較、八月十五日現在では平年を二十四年、二十六年、二十七年、二十八年の四カ年でやつていた。九月十五日になりますと、二十四年から二十八年まで全部の五カ年平均をやつている。平年が非常に狂つて来たのです。例えば病害におきましては、従前の発表によりますと、平年が三十万六千町歩ということ……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第5号(1955/09/15、3期、緑風会)

○溝口三郎君 林業試験場の原さんにお伺いしたいのですが、先ほど草地の分類に関連して、天然草地のうちで、混牧林の問題、天然牧野の問題について林業試験場の方では研究しておられるようなお話でしたが、混牧林の可能面積といいますか、それはどのくらいありますか。なお現在はどのくらい国有林を明放して利用しているか、それから現在の草の生産量はどのくらいか、将来それを開発していけば草資源としてどの程度まで開発ができるかという点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁では全然わからない。草資源の開発について、特に今日は委員会が開かれて、総合草資源の開発というようなことで重大な問題になっておる。私……

第22回国会 農林水産委員会 第7号(1955/05/17、3期、緑風会)

○溝口三郎君 ただいま政務次官から御答弁がありましたが、本年度の食糧増産が百二十万石、それで消費のほうが八十万石くらいだから、四十万石は余るのだというような御答弁でございましたが、昨日衆議院の予算委員会におきましても、農林大臣はそれと同じような趣旨の答弁をしていられたように、けさほど新聞で拝見いたしたのでありますが、その考え方は何かの間違いだと思う。その御議論をいつまでしていてもきりがないと思いますから、御訂正になった方が私はいいと思います。私の承知しておるところでは、三十年度の食糧増産は、土地改良、開拓で百一万石の増産が出るのだ。そのほかに耕種改善で二十万石の増産が出るのだ。百一万石の増産は……

第22回国会 農林水産委員会 第8号(1955/05/19、3期、緑風会)

○溝口三郎君 ただいま政務次官から、先般の御答弁に対して御訂正がありましたので、了承いたしました。なお、その点につきましては、農林大臣も衆議院の予算委員会においては、百二十万石の食糧増産に対して、人口増等によって八十万石を消費するが、四十万石は純増で余るんだというような御答弁をしておられたように新聞等には伝えられておりますから、この点は誤解のないようにしたい。非常に食糧増産の経費を節減しているが、なおかつ四十万石も余るような印象を与えておることは、はなはだ私は遺憾だと思います。ただいま政務次官が御訂正になりましたような趣旨を、何かの機会に農林大臣も御説明になっていただくように御連絡をお願いいた……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第9号(1955/10/07、3期、緑風会)

○溝口三郎君 齋藤さんにお伺いいたしたいと思います。本朝来貴重な御意見を伺いましてありがとうございました。そのことについて私の名前も出ましたので、この際に一つお伺いをいたしておきたい点があるのでございます。それと関連いたしましてお伺いいたしたいのでございますが、先般日本草地研究会の趣意書を齋藤さんから頂いたのであります。齋藤さんはその会長をしておられる。そして研究会としての研究のテーマ等も選定をされて、そのテーマによって現在農林省関係の農業試験場の研究を進めておるようです。ますますこれを発展させていく必要があると私は考えておりますが、その趣意書によりまして草地研究会は草地と草類だけに限らなんで……

第22回国会 農林水産委員会 第10号(1955/05/24、3期、緑風会)

○溝口三郎君 本法の改正の理由は簡単でございまして、入植者の数だけ開拓地がふえたに従って融資の保証金をふやそうということでございますから、大した問題はないと思っておりますが、二、三お伺いしておきたいのでございますが、入植三年までは政府から長期の融資が出る、三年以後になると資金がなくなる、その営農資金について中金等から借りるものの基金がこの法律の対象になっておるということでございますが、先般説明を受けましたが、開拓営農の概況について入植者と開拓地について資料が出ております。それによりますと二十七年以前の入植者に対する開拓地、そして二十七年以後今日までの増加した耕地の面積に対して出資しておる入植者……

第22回国会 農林水産委員会 第11号(1955/05/26、3期、緑風会)

○溝口三郎君 開拓融資保証法の改正法案でこの前二、三お伺いいたしたのでありますが、もう一、二点お伺いしておきたいと思います。この前に配付されました「開拓営農の概況」の資料でございますが、純粋入植者の現在戸数は、二十八年度末で十三万六千戸ということになっておるのでありますが、二十六、七、八年度等はそれぞれ毎年度七千戸、八千戸入っているようです。これは予算の戸数のようでございますが、別の資料で農林統計等におきますと、この間毎年ふえている開拓者は一年に二千五、六百戸、八千戸くらい毎年入れるが、実際にふえているのは二千五、六百戸に過ぎない、戦後開拓者総体で入れている面積は、戸数は二十二万戸くらい、現在……

第22回国会 農林水産委員会 第18号(1955/06/14、3期、緑風会)

○溝口三郎君 食糧増産対策費の修正増額八億一千万円についてお伺いいたしたいのですが、土地改良、開拓等によって八億一千万円増額になっているようですが、政府原案が二十九年度に対して七億八千万円程度減額になったのですが、若干二十九年度が上回ったことになる。政府原案では米麦の増産が百一万八千石ということになっておりますが、この修正の結果増産数量はどのくらいになっておりますか、お伺いいたします。
【次の発言】 経済六カ年計画の三十一年度の米麦の生産量は、ことしの基準の上に百五万五千石プラスして計上することになるのですか。
【次の発言】 昨日の予算委員会で経審長官が言明しておられたのですが、経済六カ年計画……

第22回国会 農林水産委員会 第20号(1955/06/21、3期、緑風会)

○溝口三郎君 アメリカの余剰農産物受け入れについては、明日外務委員会と合同審査の申し入れをしているそうでございますので、そのときに詳細に質問いたしたいと思います。  この機会にごく簡単に二、三承わっておきたいことがあります。昨年十月吉田前総理、愛知使節団等が渡米した際にこの問題を交渉したが、そのときの日本側の受け入れの申し入れが一億三千三百万ドルを当年度受け入れる計画で、それを三カ年間に約四億ドルを受け入れたいという申し入れをしたのでございますかどうですか、それをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私は外交の方面のことについては全然しろうとでございますからお聞きいたしませんが、今後三年間に……

第22回国会 農林水産委員会 第21号(1955/06/23、3期、緑風会)

○溝口三郎君 ただいま森委員からの御質問に対しまする高碕長官の御答弁がありました。千三百五十万石を三十五年までにやる、六カ年計画によって。それと愛知用水との関連でございますが、これは昨日私はまだはっきりしていない点がありますから、別の機会に事務当局に数字について質問いたしたいと思います。ただいまの御説田で本年度は三十億が農業開発にきまつた、だから本年度は変更することはできないから、予算通り実行する、という御説明があったわけでございますが、昨日は三十億の区分につきまして、御列席の三大臣の御協議の上、愛知用水は二十五億にして、五億は北海道に回すという御協議ができたようでございますが、北海道というの……

第22回国会 農林水産委員会 第28号(1955/07/15、3期、緑風会)

○溝口三郎君 愛知用水公団の目的なんですが木曾川水系の維持、水系の統合開発のために愛知用水公団を設立するということになっておりますが、木曾川の総合開発というのは、国土総合開発法によりますと、すでに木曾川水系が特定地域に指定されて、その総合開発計画が、総理大臣から国土総合開発審議会に諮問になっているのですが、まだ答申されてない。答申されると、それが閣議決定になるというような性質なんですが、本法によりますと、総合開発でやる、しかも従来は総合開発計画ができましても、その内容は各省ばらばらにやっておった、今度はそれが一貫して愛知用水公団というので事業をやるということになって、日本の国土総合開発というも……

第22回国会 農林水産委員会 第34号(1955/07/26、3期、緑風会)

○溝口三郎君 災害復旧の国庫負担につきまして、従来建設省関係の水路、道路等の被害激甚なものに対する国庫負担の率と、同じような性質の農業関係の公共施設の国庫負担の率が均衡を失しておりまして、これを是正する必要があるということは従来からも言われていたことであります。提案理由の御説明におきましてもその趣旨から改正をする御意図と考えておりますが、従来の一定限度以上全額にする、公共土木施設の一定限度、それから農林省関係の今回の改正の一定限度にしたのと事業が多少違いますから比較することは困難だと思いますが、一定の限度について今後も均衡がとれるかどうか、その具体的の説明を願いたいと思います。

第22回国会 農林水産委員会 第36号(1955/07/28、3期、緑風会)

○溝口三郎君 私は先般予算委員会におきまして大蔵大臣に質問いたしたものですが、愛知用水公団法に基いて農林大臣が基本計画を公表する場合に、関係各省大臣の同意を得ることになっておる、大蔵大臣の直接の関係は、基本計画の中で事業費の関係に同意ができるかどうかという問題であると思うのです。そこでこの起債をする範囲でございますが、そのうちで事務当局にお伺いしておきたい。  大蔵大臣に対する質問は、所要資金は約三百二十億円を要する、そうしてそれは三十年から三十五年までの間に必ず完了をする、事業は中断しないということになっておるが、そこでそのうちの国費の負担分が百十七億を支出するというような計画ができておるが……

第22回国会 農林水産委員会 第37号(1955/07/29、3期、緑風会)

○溝口三郎君 昨日計画部長に質問いたしたのでありますが、日本に残っております開拓適地は現在七十五万町歩といわれているのです。そうしてその事業費は開墾作業費が大体一反歩一万円程度のように推定されている。ところが昨年世界銀行が日本の農業事情調査に来た結論で日本の政府に勧告しているのによりますと、アメリカの機械類を輸入して機械農業を普及すれば百万町歩から二百万町歩の草地農業を入れた農業開発ができてくる、しかも事業費は日本で一反歩現在一万円であるのが四千円から二千五百円くらいに減少する、開拓の工期を早めると同時に、非常にコストを引き下げるから日本の将来の農業にぜひとも機械農業を普及する必要があるという……

第22回国会 農林水産委員会 第38号(1955/07/30、3期、緑風会)

○溝口三郎君 愛知用水公団と機械公団と二公団が発足をするにつきまして、共通の問題は地元農民の負担が非常に重い、これを是正上する必要があるということを痛感しているのであります。それについて農林大臣、大蔵大臣の御所見を承わりたいのであります。愛知用水についても地元農民の各州が非常に重いので、それに対して地元農民からも、ぜひ負担の償還の条件等について緩和してもらいたいといいう陳情を先般視察に行ったときにも承わっております。それの原因は、愛知用水の当初の計画を変更いたしまして、水面が縮小されたのでございます。それにつれて電力の発生量も当初に比べたら半減いたして来た。総体の事業費については減少しないが、……

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/30、3期、緑風会)

○溝口三郎君 私は暫定予算の、衆議院予算委員会の付帯決議につきまして、大蔵大臣の御所見をお伺いいたしたいと思います。衆議院の予算委員会の付帯決議は、公共事業については、継続的な事業については、四、五カ月分の補助費を計上すること、その他の補助金についても、四、五カ月分の補助費を計上すること、ということになっておりますが、これは暫定予算の補正案として提出をするように決議はされていたのか、あるいは本予算に四、五カ月分を計上するように、という意向であったのか、その辺についてはどういうふうにお考えになっておりますか。また本予算は四、五カ月分を限った予算というものが計上できるかどうか、その点についてお伺い……

第22回国会 予算委員会 第33号(1955/06/25、3期、緑風会)

○溝口三郎君 まず経審長官にお伺いいたします。昨日、本会議で余剰農産物の協定に関しまして承認の採決がありました。余剰農産物の受け入れにおきまして二百十四億の借款のうち、今回の借款については、三十億が農業開発に使用する分に決定されたのでございます。借款によります食糧増産という問題は、これは日本では初めて行われることでございます。長い間人口、食糧問題で非常な努力をして参ったのでございますが、御承知のように人口の増加に食糧の増加が伴わないが、年年食糧もふえていくような実情にあったわけでございます。今回借款によって食糧増産を行うということは、数年前からも話がありましたが、昨年の秋から具体化して参りまし……

第22回国会 予算委員会 第41号(1955/07/21、3期、緑風会)

○溝口三郎君 経済企画庁の長官にお尋ねいたします。余剰農産物の借款特別会計のうち、農業開発に本年度三十億配分されることになったのですが、外資の導入によりまして食糧増産をいたすことは日本では初めての試みでございますが、今後の運営方針をこの際に確立しておく必要があると考えるのでございます。そこで本年度余剰農産物の借款の農業開発の配分が三十億ございますが、それの工事の着手する地区は愛知用水その他三地区で所要資金が四百二十億に達するのでございます。これを三十年度から三十五年度までの間に完成することになっておるのでございますが、そのほかに世界銀行から約五十億の借款をいたしまして、外国の機械を輸入するとか……

第23回国会 農林水産委員会 第3号(1955/12/06、3期、緑風会)

○溝口三郎君 ただいま三浦委員からの御質問に対する御答弁を伺っておりますと、私ははなはだわからないので、明確にしておきたいと思いますが、外資導入による事業計画は愛知用水、八郎潟、篠津、機械開墾地区等四ヵ所ございますが、これは農林省の外資導入による既定計画として三十年度には愛知用水を着手いたすが、既定計画は外資導入によって三十一年度には必らず着手をするという政府は言明をしているのでございます。それは六月二十五日予算委員会において高碕経済企画庁長官及び農林大臣等もこれを確認をしているのでございます。そこで今度の食糧増産の六ヵ年計画によりますと、外資導入分は、当初計画は五百六十億の総事業費になってお……

第23回国会 予算委員会 第6号(1955/12/14、3期、緑風会)

○溝口三郎君 最初に大蔵大臣にお伺いいたします。地方財政の赤字の処置につきまして、その財源となりますものの一部の、公共事業費につきまして午前中の委員会において大蔵大臣の御説明は、公共事業費の三十年度の事業のうちで一部繰り延べになるものは、来年度へ事業を繰り延べて、その事業費について本年度不用になるものを、八十八億円を地方財政の赤字に埋める。従来繰り越しになるものは事業量とともに、事業費も翌年度へ繰り越していく。繰り延べについては、事業量は繰り越すが、所要資金は不用額に立てるから、翌年度において新しい財政の措置を講ずる必要があるという説明を伺ったのでございます。なお午前中、地方行政・農林水産の連……

第24回国会 農林水産委員会 第6号(1956/02/14、3期、緑風会)

○溝口三郎君 関連して。ただいま質疑応答を伺っていたのですが、私詳しい事情を知らないのでございますが、ただいま電源開発の方から御答弁がありました。はなはだ心もとない御答弁があったので、私この機会になお念のために申し上げておきたいと思いますが、糠平ダムが完成して、堤防の高さ七十四メートルと書いてありますが、取水塔の水頭は何メートルのところに置いてあって、灌漑期間に何トンの水を出すとか、そうして今までも完成しておりますから、およそ垂直水深に対する水温も観測してあると思う。ただいまの御説明では何度になっているかもわからないし、適当な施設を下流の元小屋の調整池で上層の水をとるような施設をしているから、……

第24回国会 農林水産委員会 第11号(1956/02/24、3期、緑風会)

○溝口三郎君 開拓融資保証法の改正法律案についてちょっとお伺いいたします。  中央保証協会に対する政府出資が昨年度において五千万円増額しまして、また三十一年度においても同額の増額をするように法律の改正が出されているのでありますが、年々開拓者の加入が増加いたし、従って資金の需要も増大することですから、順次政府の出資金等も増額する必要は認めるのですが、五千万円増額する根拠について多少お伺いいたしたいのです。その前に、ただいま農地局長の御説明で、二十九年度末の入植者の戸数が十五万戸という御説明をされておりました。この資料に出ておりますが、これは公式に出ているものじゃ私はないと思っておりますが、それは……

第24回国会 農林水産委員会 第29号(1956/04/13、3期、緑風会)

○溝口三郎君 ただいま説明を伺ったのでございますが、熊野川及び剣山地域については、先ごろ国土総合開発の審議会において特別地域としての計画ができまして、その主要な計画は森林の開発で相当大規模なものであったように記憶しているのですが、両地域の森林開発約十年計画だと思いましたが、そのうちの一部分として三カ年計画で今回森林開発公団が設立されて、事業に着手するようになったのでございますが、特定地域の計画は相当大規模なものだと思いますが、それは十年間でどのくらいになっているのでございましょうか。
【次の発言】 何か熊野の地域については、特定地域計画が審議会で可決になって総理大臣に勧告が出ているはずだと思い……

第24回国会 農林水産委員会 第30号(1956/04/17、3期、緑風会)

○溝口三郎君 お伺いしたいのですが、贈与の分について今後三カ年の取りきめをいたしましたが、贈与だけを将来きめて、それで購入なり借款のようなものについては今までこの問題についてお話があったのかないのか。その経過を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 第一次の借款の場合は八千五百万ドルに対して千五百万ドル贈与があった。今度の取りきめでは毎年四分の一ずつ低下してゆく、将来三カ年まで取りきめがあるのでありますが、借款については何ら今取りきめがないと、もし将来借款をする場合には、漸次贈与の分が少くなってくると、それだけ借款するについて条件が不利になってくるように考えるのでございますが、借款については……

第24回国会 農林水産委員会 第35号(1956/05/15、3期、緑風会)

○溝口三郎君 農地開発機械公団法の一部を改正する法律の衆議院の採決の除の付帯決議のうちで、「政府はこの際、公団の運営については全面的に再検討し、公団設置の所期の目的を実現するにいかんなからしむべきである。」という前文がついておりますが、機械公団が昨年の十月発足しまして以来、いろいろの準備をしていられるとは考えますが、今もって機械公団本来の事業着手には至っていないのでございますが、今回その上になお乳牛の導入の業務を機械公団で取り扱うことになったということについて、衆議院でこの法律の改正案が難航していたようでありますが、付帯決議にただいま私が朗読いたしたような文句があるということについて、まだ明確……



各種会議発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第9回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 第1号(1950/12/06、2期、緑風会)

○溝口三郎君 ちよつとお伺いいたしたいのですが、この問題については、大橋さんは全然初めは知らなかつたというお話でごさいましたが、一番初めにこの問題の出たのは、多分二十一年の十二月頃、戦災復興院で足利工業に発注したと伺つておりますが、そのときは契約者は瀧澤という総務課長だというふうに出ておりますが、こういうような問題については、その当時次長に出されておりましたが、決算や何かはどの辺までやることになつております。
【次の発言】 わかりました。もう一つお伺いしたいのですが、先ほど過拂金の取立について、局長のほうから依頼を受けて、相談をして立会つてやつたということでごさいましたが、その当時大橋さんは足……

第9回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 第2号(1950/12/07、2期、緑風会)

○溝口三郎君 昨日頂きましたこの支払状況調書には、八回に分けて九千九百万円支払つておるということですが、この二十二年の三月から二十三年の十二月まででありますが、二十一年度から二十三年度まで会計検査院の報告では二十一年の十二月に二十五万フイートを契約したということになつておりますが、それは二十一年度に全部二十五万フイートを契約したのでありますか、どういうことになつておりますか。二十一年度に契約して、それが非常に遅れて納入が二十四年分四月までに納入したのか。その三方二千フイートというものが入つていないようになつておりますが……。
【次の発言】 二十一年度くらいに一遍に二十五万フイートを発注する、そ……

第10回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 第3号(1951/02/20、2期、緑風会)

○溝口三郎君 証人にお伺いいたしますが、代行というのは、特別調達庁に代つてやる、その内容は、納入とそれから輸送というようなお話でございましたが、具体的にもう少しお伺いしたいと思いますが、特別調達庁の納入、それから輸送のような業務を代行の契約をなさつたのは、特別調達庁と太平商工と申しますか、それと請負の契約をなさつたのでございますか、その点からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 これは委員長にお願いいたしたいのですが、はつきりいたしませんので、契約の写しを一つ提出して頂くように、それに基づいて審議したほうがよかろうと思います。
【次の発言】 二重煙突の大きな問題の根源が検収制度にあつたと思い……

第10回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 第4号(1951/03/08、2期、緑風会)

○溝口三郎君 私から証人にお伺いしたいのですが、この前に二重煙突につきまして太平商工の山口検定人の代理をやつた藤原というかたを証人に出て頂いて、この二重煙突の問題の発端のことについて証言を求めたのですが、それ以前に足利工業の高橋専務が証言をしておりますが、過払になりました三万五千フイートの検収調書の問題ですが、最初に高橋専務からお話を伺つたときは、年末に金が必要だからというので、作為をして検収調書、これを太平商工のほうへ、人を介して話をしたのだということを実は言つていたのであります。藤原証人に私からそのことを確かめたのでありますが、それは足利工業の高橋専務からは人を介してでも、本人からもそうい……

第10回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 第5号(1951/05/23、2期、緑風会)

○溝口三郎君 証人に一、二お伺いいたしたいと思います。それは第一は、証人は大橋から支払促進の件を頼まれたかどうかということでございますが、大橋の証言では、二十三年の十一月の末項に加藤証人に代金二千万円の年内支払方の促進の運動をしたということを証言しておるのですが、先ほど証人は大橋からは頼まれたことがないということを言われておるのでございますが、大橋は十一月の末項でありますが、十一月の中頃のようなことを言つておられるのを私は聞いたことがあるのでございますが、その頃に大橋にお会いになつたかどうか、そうしてその大橋の証言では二千万円の年内の支払方の促進運動をしたということを言つておりますが、二千万円……

第10回国会 内閣・人事・地方行政・大蔵・農林・水産・運輸・建設・経済安定・予算連合委員会 第2号(1951/06/01、2期、緑風会)

○溝口三郎君 建設大臣と農林大臣に質問いたしたいのでございますが、農林大臣の御出席かありませんので止むを得ませんから次官から御答弁願いたいと思います。北海道開発の重要度は終戦後特に最近非常に高くなつて来たのでございます。公共事業費も昨日増田長官の御説明のように一般の一四%、八十八億にも上つておる。昨年あたりよりか画期的に多くなつているという御説明があつたのであります。八十八億の中で災害が、これは主として建設省関係でございますが、十八億ぐらいあるのであります。それを引いても七十億ぐらいあるのでございますが、そのうちで河川関係は十九億ぐらい、道路は十五億ぐらい、農業関係の土地改良や開拓は二十一億に……

第12回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 第1号(1951/10/16、2期、緑風会)【議会役職】

○副委員長(溝口三郎君) 只今より小委員会を開会いたします。今日お集まりをお願いいたしましたのは、昭和二十三年度決算検査報告批難事項第四百三十七号、即ち秋田木材株式会社に関する件の証人の喚問についてでございます。本件につきましては、去る八月二十日、閉会中の小委員会において御決定を頂きましたが、国会も改まりました関係上、念のため八月二十の決定通り、元内務省調査局第二課長大谷喜一郎、元内務省調査局長西村直己、秋田木材株式会社取締役結城亀太郎の三氏を証人として出頭を求めることに決定して御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さように決定いたします。なおその際に秋田木材株式会社深川支……

第12回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 閉会後第1号(1951/12/01、2期、緑風会)

○溝口三郎君 秋田木材が略奪物資の梱包用木材の売買について、内務省の調査局と契約をいたした点につきまして、契約書の案文について内務省所管の略奪や、撤去用梱包材の買入、輸送、積卸し、保管、供給等の、こういう作業を秋木は内務省から請負いという條項に基いて、その手数料等においてはマル公の一割二分を支拂うという契約になつていたのでもが、そこで問題の四万五千石の金額を内務省で支拂つた場合には、それは検收ということは会社が言つているうちに入れていると思うのですが、そこで検收して何千石入つたという調書を会社から提出すれば、内務省はそれに対して金額を支拂うという制度になつていたと思うのですが、それを調査局長が……

第12回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 第2号(1951/10/24、2期、緑風会)【議会役職】

○副委員長(溝口三郎君) それでは只今から決算委員会の公団等の経費に関する小委員会を開会いたします。  本日は昭和二十三年度会計検査院決算検査報告批難事項第四百三十七号秋田木材株式会社に対する連合国財産返還梱包用木材の未納の分に対する代金及び保管料等の支拂並びにこれに関連する事項に関しまして、三人の証人と一名の参考人の出席を求めまして慎重に調査をいたすことにいたした次第でございます。証人のかたがた並びに参考人のかたにおかせられましては御多忙中御出席を煩わしまして誠に有難うございます。これから証言をして頂きますが、宣誓に先立ちまして証人のかたがたに一言御注意を申上げます。証言をなさる場合に若し虚……

第12回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 第3号(1951/11/16、2期、緑風会)

○溝口三郎君 この前の十月二十四日の本委員会で、私は秋木と終連との間の契約書を、その当時ほかの官庁との間の契約書との違いがあるかどうかを知りたいと思いまして、ほかの官庁の契約書の写しのようなものを提出して頂きたいということを申上げたのですが、今日出ております商工省との関係の契約書の写しは、これは木材売買でなくて、保管だけの契約のようでございますが、私こういう問題でなくて、売買の契約を実は欲しかつたのでございます。それから緊急木材搬入組合と言いますか、そういうものの規約のようなものもあつたらば提出して頂きたいと言いましたが、それは見当らんということで止むを得ないと思うのでありますがそれらにつきま……

第12回国会 内閣・大蔵・農林連合委員会 第1号(1951/11/16、2期、緑風会)

○溝口三郎君 行政整理案の決定の順序やら方法等につきまして、食糧統制、農林統計等に関連して、橋本長官、根本大臣等からいろいろ御説明があつたのでございますが、まだどこでどういうふうにされて決定されたかというようなことについては、私納得の行かないところがあるのです。食糧統制や農林関係の大きな問題のみならず、農地局関係等の整理等についてもどういうふうにして行政整理案がきめられたか、これは整理されるほうから言うと甚だ不安心の点がまだ残つておるのでございます。橋本長官は整理案は自分できめたのだ。何千という項目について各省の意見も聞いて、閣議でもこれはどうだ、あれはどうだというようなことについて十分に検討……

第15回国会 予算委員会第一小委員会 第1号(1952/12/09、2期、緑風会)

○溝口三郎君 保安隊と海上警備隊の給与ですが、応募者が大分少いようですけれども、一般の公務員と給与の標準が違つているのじやないかと思うのですが、一般の公務員の現在の一万六十二円というベースに対して保安隊と海上警備隊のほうは何割くらい高いというようなことになつておりますか。
【次の発言】 補正予算でもやはり今大体同じスライドでやつていられるのですか。もう少し上げてやるというようなあれはないのですか。
【次の発言】 予備隊の施設のうちで百四十八億ですか、そのうちで土地費というものは大体どんな工合になつておりますか。それから土地のおよその面積ですが、山林と耕地…。


3期(1953/04/24〜)

第22回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/06/22、3期、緑風会)

○溝口三郎君 ただいま経審長官から御説明を承わりまして、昨日農林水産委員会におきまして、外務当局、農林当局から従来の経過、ただいまの現状について承わったのでありますが、まだはっきりしない点がある。今繰り返して森委員から質疑をいたしたのでございますが、昨年の秋、前内閣の愛知使節団が渡米いたしまして、余剰農産物の受け入れについての交渉をやった当時、金額では日本側の希望は一億三千三百万ドルを三カ年、約四億を希望する。ほかに二千五百万ドルずつ三カ年贈与を希望する。そういう大体の意向でもって行ったと思うのでございます。昨年の十一月にワシントンで、受け入れについては総額一偉万ドルにきまった、贈与は千五百万……

第22回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1955/06/28、3期、緑風会)

○溝口三郎君 余剰農産物の借款のうち、今年度の農業開発に配分されるものは三十億と決定されたわけですか、その配分の中で地区別の分が、先般土曜日の予算委員会で私質問いたしましたが、政府ではまだ決定していないようでございましたが、その後どういうふうになりましたか、経過をお伺いいたします。
【次の発言】 今の御答弁で、最終的決定になっていない。その線で確定するように大体なると承知して差しつかえないでしょうか。
【次の発言】 余剰農産物を財源にしました農業開発は従来から四地区、総事業費で五百六十億くらい消費していたのでございますが、本年三十億はわずかでございますが、それが着手になりますと、絶対に将来、着……

第22回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1955/06/29、3期、緑風会)

○溝口三郎君 先般東北地方災害が新聞等で伝えられておりますが、災害の被害額等について、建設省の調査がありましたら御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 本年度の災害費は二百八十億ということで、先年よりも大分減っておるようでありますが、先ほど農林省関係でも問題になりましたが、二十九年度の仕越し事業費は、建設省関係ではどのくらいになっておりますか。
【次の発言】 災害の復旧につきましては、御承知の通り不正不当事項というものが非常に世の中の非難の的になっておることは、まことに遺憾のことだと考えております。昨日も農林省関係の査定の方針等を伺ったのでありますが、二十八年度は十万個所もある。従って人力……

第23回国会 地方行政・農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/12/14、3期、緑風会)

○溝口三郎君 大蔵大臣に伺いますが、先ほど大蔵大臣は予算委員会で繰り延べと繰り越しの区分を説明していただいた。繰り越しは従来通り事業は資金とともに翌年度へいわゆる繰り越していくのだ。繰り延べは事業は翌年度で行う。資金は不用額で本年度立てるのだ。そして翌年度の事業については新しく財源措置は別途に講ずるのだという御説明をしていられたと思う。それでただいまの問題に入りまして、一割の保留をしてあったのを最近五%は解除したが、あとは五%は押えられると、それは三十年度の事業としてこれは地方に通達して、これだけの事業は三十年度の事業として行うのだ。しかし今その補助金はすぐにはいかんが、これは別途に新しく考慮……

第24回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第2号(1956/05/17、3期、緑風会)

○溝口三郎君 この余剰農産物の受け入れにつきまして、昨年の六月二十三日だったと思いますが、農林委員会は外務委員長に、第一次の余剰農産物の受け入れに関して申し入れをいたしたのでございますが、その項目は五点あるのでございますが、日本は食糧の自給度の向上をするために、輸入食糧は最小限度の必要な範囲内でやるべきであると、余剰農産物の受け入れに関しては、品質に比べて価格が割高なんで、できるだけ安い値段で入れるようにということと、余剰農産物の受け入れに基いての借款は、これは受け入れの性質上農業開発の方面に優先的に配分をすべきである。少くとも借款の二分の一以上は農業開発に配分せらるべきことを申し入れてあるの……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

溝口三郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。