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松原一彦 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

松原一彦[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言(非役職)歴代TOP500
500位

2期委員会発言TOP50
35位
2期委員会発言(非役職)TOP50
29位

このページでは松原一彦参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。松原一彦参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/10/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 厚生委員会 閉会後第1号(1950/10/03、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 第四班は山下委員長、藤原委員と私が参つたのでございます。地域は高知県と愛媛県と大分県、大分県は公式には私の名がございませんが、便宜随行いたしました。総合的に見まするというと、厚生施設は平和なる文化国家の建設の上に基礎的必須條件ではありますが、開始以来日が浅いことと、日本の富力がこれに添わぬために施設が不十分であること、担当者に適材を得ておらぬというようなところからして、概して形式的な名目の羅列に止まつて、一般的に貧弱幼稚の譏りを免れないように思われます。特に経済力の不均衡から生ずる地方差が、この施設の上に甚しいということを認めざるを得ないのでごさいました。その一例といたしまして、……

第8回国会 厚生委員会 閉会後第2号(1950/10/04、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 中に含まれておるのですか。
【次の発言】 局長に伺いますが、今の学校給食の経営主体は誰なんですか。学校長ですか。又は経費の責任はどこにありますか、伺いたい。
【次の発言】 そうすると、文部省は今のお話では漸次全国に及ぼしたいというのは、学校給食というものを一つの教育的理想として教育の責任の範囲において、学校長が学校長の教育的責任の範囲においてこれを法的な措置としてやらせようとする将来のお見通しをお持ちでございますか。
【次の発言】 大臣の来るまでに……、いろいろ問題が起つて文部省でも御心配のことと思うのですが、この学校給食は私は非常に結構なことと思うのです。将来大量に、殊に廉価に……

第8回国会 厚生委員会 第3号(1950/07/21、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 ちよつと伺いますが、その利率の計算は日にちで計算しますか、月で計算しますか。
【次の発言】 そうしますと月末に預けたものが翌月に早く取出した場合にやはり二ケ月としておりますか。

第8回国会 厚生委員会 閉会後第4号(1950/11/06、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 委員の一人として、私はかねて希望しておつた社会保障制度をば、この国情に照らしてここまでおまとめ頂きました大内会長に敬意を表します。一点お伺いしたいのでありますが、今度の保障制度の試案の冒頭にもありましたように、これは従来の封建的な特権というものを一切取除いて、社会公平の原則に従つて平等に国民の福祉を増進するという御趣旨に立つたものであるというふうに了解しております。が、そのうちに公務員に対する態度について、一部に一般の被用者と区別せられた点があると思います。養老年金のところにおいて、それがはつきり出ておりますが、これはこの事務局で編纂せられました二百三十八頁にあります第一の、国家……

第8回国会 厚生委員会 閉会後第5号(1950/11/07、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 まだ統計や御報告をば完全には読んでおりませんから分らないのですが、結核を計画的になくする方面に積極的な努力を拂つてその成績の最も顯著な地方を三三お示し下さいませんか。
【次の発言】 こういう地方はございませんか。この予防や衛生の施設若しくは積極的な栄養施設等が非常によくなつた結果無結核村といつたようなところはございませんか。あつてこれを表彰せられるといつたような明るい面からの結核予防の何か道はないでしようか。私は昨晩読んだ新聞に酪農の奬励を実地に見て来てそれを報告してある記事がありましたが、鳥取県の一部には一軒の家で牛乳を一日に二升自家用としてとつておる、各家庭に非常にバターが還……

第9回国会 厚生委員会 第2号(1950/12/04、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 法務総裁に伺いますが、私どもこの請願書を見て驚いたのであります。そうしてこの請願者に接して事情を聞きました。誠に乱暴極まる処置だと思うのであります。この七万五千名の集団的な、而も多額の国費を使つて新らしく組織せられた部隊が、何ら自分上の保障もないというような根本的の面に誤りがあるし、その故に病気になれば直ちに片道の旅費を與えて郷里に帰してしまうというような残酷無情なことが一体どこから考えられたかということを私は疑つたのであります。又只今の御説明によつてほぼ分りましたが、中央はそういう命令を出したことはない、これは連絡土の誤りであつたと言われまするけれどもか、五百名に上るこの患者と……

第9回国会 厚生委員会 第3号(1950/12/05、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 厚生大臣に伺いますが、今回一般職の給与に関する法律の一部が改正せられまして、かねて待望の給与増額ができるようになりましたことは、内容においては極めて不満ではありますけれども、いささか明るい喜びを持つものであります。併し厚生大臣御所管の癩、結核、精神病関係職員の調整号俸が非常に削減せられておる。このことにつきましてはかねて閣議でもあつたことでありますが、厚生大臣はどういう御所見をお持ちになつて、かような処置をおとりになつたのでありましようか。一つ詳細に承わりたいのでございます。
【次の発言】 一応善後措置をおとりになる御計画があるということは承わりましたが、これは重大な問題でござい……

第9回国会 厚生委員会 第6号(1950/12/08、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 今回保險料率を増額しなくてはならない理由を先日来お聞きしておるのですけれども、一つは徴収不能のものがあり、そこから赤字が出ている。十一月末は七割二分といつたような不成績であるというのであります。九割と見込んでおりますが、果して九割を年度末までに徴収ができる確信をお持ちであろうかどうか、それともその九割ができたときになお且つ赤字は残るのであります。料率が上つた際すらもこれほどの多くの徴収未納ができている、未済ができているのでありますが、更に保險料率を上げた後の一体徴収の可能性をどう御覽になるか。私共は料率が上れば、今日の物価高の際に非常に生活は窮迫しているときでありますから、僅かで……

第9回国会 厚生委員会 第7号(1950/12/09、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 反対意見を申述べます。社会保險の窮状はもはや尋常のことでは救済すべからざる程度のところまで陷つております。中山委員もすでにこれを十二分にお認めになつておるのであります。この際には何とかして根本的の考慮を払わねばなりませんのにかかわらず、政府は極めて安易に保險料金の料率の増額によつてのみ片付けようとする態度を否定します。  第二は、このたびの増率を、たとえ可といたしましても赤字はすでに十一億円に達する見込であります。増率による本年度内の收人増は三億五千円に過ぎません。八億円というものは明年度に赤字として繰越さねばならんということは政府当局のほうでもすでに言つておられる通りであります……

第10回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第1号(1951/05/17、2期、第一クラブ)【議会役職】

○仮委員長(松原一彦君) これより委員会を開きます。成規により私がこの席を汚します。早速委員長を互選いたしたく存じますが、その方法は如何いたしましようか。
【次の発言】 只今の御動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よつて堀末治君を委員長と決定いたしました。それでは委員長とこの席を代ります。(拍手)

第10回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1951/05/26、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私のほうは御承知のような思い思いの意見でございまして、まだまとまつたものはございません。いずれ希望を徴しておりますから申上げる時期があろうと思います。ただ私は選挙法は成るべく国民の自由を束縛しないようにありたいという希望を持つております。そうして金のかからないような選挙ということが要望せられておりますが、その金のかからない選挙というものの一番よい方法は、やはり比例選挙法ではないか。政党が今日のごとく発達して参つたのでありますから、比例選挙法によりまして国民の意思が政策批判であるところに行かなければ本当に徹底した公正な選挙はできないように思う。この点につきましてはいろいろ研究もいた……

第10回国会 厚生委員会 第1号(1950/12/11、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 今日は社会保障制度の関連事項として、人事院における恩給法の改正が只今問題になつておるのでありますが、この件につきましては、最近アメリカからロバート・マイヤース氏が来朝せられまして、去る九日に恩給法に関する勧告を政府のほうにしておらるるやに聞いておるのであります。幸い本日は人事院の恩給課長坂中氏が見えておられますから、坂中氏にこのロバート・マイヤース氏の勧告案の概要を一応述べて頂きたいと思います。
【次の発言】 国家公務員法によりますと、恩給というものに対する特別の節が設けられて、これに定義が付せられて、そうして第百八條では、保険数理によつて健全なる財政の基礎の下に、新らしい恩給法……

第10回国会 厚生委員会 閉会後第1号(1951/07/26、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私からもお尋ね申上げたいと思います。政府は厚生行政に対してどういうふうな熱意を持つておられるであろうかとかねて思つておつたのでありまするが、先般来新聞に伝えるところを以てするというと、どうも大した熱意は持つておられないように思う。只今厚生大臣、殊に新鋭の、信頼すべき手腕をお持ちになつていると思われる厚生大臣を配せられたのでありまするから、まさかとは思いますものの、併し伝えるものはやはり幾らかのものはその事実があつてのことだと思われるのあります。例えば結核予防対策費のごときも、漸く今日癩病をほぼ片付けて、これから日本国民病としての民族の非常な悩みである結核対策を国策に取上げて八十四……

第10回国会 厚生委員会 閉会後第2号(1951/07/27、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 今日は給与局の慶徳次長、それから坂中恩給課長がお見えでございますから、この際マイヤース氏の勧告による新恩給法の梗概について、できるだけのことを伺いたいのでございます。承わりますというと、まだ新恩給法の全貌は完成もしておらんし、人事官会議も経ておらんということでございますから、責任ある当局としてはお述べにくい点もあろうかと思いますので、これは速記を止めまして、内輪だけの話として御報告できるものを、せいぜい親切に骨子だけでもお話を願いたいと思うのでございます。皆さんの御賛成を願います。

第10回国会 厚生委員会 第3号(1950/12/15、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私は第一クラブを代表して遺憾ながら絶対的ではなく、相対的に反対いたします。と申しますのは、社会保障制度が促進せらるれば、社会保障制度の計算によるというと千分の四十六まで医療費が上ることになつたのであります。社会保障制度を急ぎ、且つかねて厚生大臣も医療費の方面に国費の支出がなければならないという御要望があるのでありまして、それを促進する意味において、この法案が簡単に通過したというのであつてはならんと思う。私は明年度においても黒川厚生大臣が大蔵大臣からその方面の予算を取るか、或いは社会保障制度に向つての進行を早めるかをお助け申す意味において私はこれに反対いたします。そうして今後二度と……

第10回国会 厚生委員会 閉会後第3号(1951/08/06、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 ちよつと私は委員長を通して参議院の事務当局に御警告を願いたいことがあるのです。それは現行薬事法におきましても、医師以外の者が調剤することができないと、これは先般医薬分業問題のときに随分やかましく論じた問題でありますが、にもかかわらずその立法の府である国会、殊に参議院の医務室の中には薬剤師がいないのであります。看護婦がすべて全部調剤いたしておる、これは皆さん御承知の通りであります。私もあそこに行つてそれはいけない、いずれにしても立法の府がみずから法律を守らないことはいけないのだから、少くともここに女の子でもよろしいから薬剤師を一人入れて、看護婦の定員を一人減しても薬剤師を置いて、小……

第10回国会 厚生委員会 第4号(1951/02/02、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 政府に伺いますが、このうちですでにもう法案の整備を終えて、その筋の了解も得られて、提案に決定しておりますものはどれとどれか。その提案の時期、それから大体の順序、確実性のあるものを御願にお示し願いたいと思います。
【次の発言】 政府に希望しますが、第二にお出しになるというあれは、他に関連事項があつて、これができなければ例の傷痍軍人のほうが済まんのですから、成るべく至急に御提案になつて傷痍軍人のほうを進めるように、内閣、総理府のほうと御連絡をお願いしたいのですが、どうぞよろしくお願いいたします。
【次の発言】 文部省の関係者がおいでになつておるようですから、今この場で即答を求めるわけ……

第10回国会 厚生委員会 第5号(1951/02/05、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 三万九千でございますか、ざつと。
【次の発言】 この問題はちよつとデリケートなものがありますが、速記をとどめて、文部省の関係からざつくばらんに打合けてお聞きした方がよいかと思うのですが、如何でしようか。

第10回国会 厚生委員会 第8号(1951/02/22、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 それは価格は幾らですか。
【次の発言】 専門員の今言われたのは、これは販売業者が持つておるものですか。
【次の発言】 説明員の言われたのは、製造業者、この二口ですね、それを価格にしたものは出ませんか。それは何処から集められた材料ですか。
【次の発言】 政府の行政的な話合い、懇談の上から、製造業者が自粛して漸次その製造を縮小し、若しくは廃止しておるということは想像もつきます。私ども大日本製薬を見たときにも、殆んど良心的に今ではそういうものをやめておるということであつたのであります。それはわかりますが、併しそういうことをする一方に使用者に対するところの取締がなかなかつかないという事実……

第10回国会 厚生委員会 第11号(1951/03/12、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 只今御説明になりました癩のほうの調整額はほぼわかりましたが、それを結核、精神病にまで及ぼしたときの二五%の率がどの程度低下するかお示し願いたい。
【次の発言】 厚生大臣がおられるうちにと思いましたけれども、帰られましたから、人事課長おいででしたらお伝え願いたいのですが、私は極く生々しい材料でお願いして置きたいのですが、極く近い先日広島療養所とそれから和歌山県の延壽ヶ浜療養所との二つを見ましたのですが、広島療養所は地域も広いし位置もよいし、誠によい結核療養所でありまして、定員は一千人であります。然るに只今入つておる者は八百五十一人、どうしてこんなに少いかと、定員に対して收容の実数が……

第10回国会 厚生委員会 第14号(1951/03/16、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私が今回派遣をせられました一人でございますので、これから調査報告をいたしたいと思いますが、お許しを得たいと思います。よろしうございますか。
【次の発言】 院議により地方の厚生行政の実情について調査に参りましたので、その報告をいたします。  今回の調査は主として国民健康保險及び健康保險運営の実態と結核施設の実情その他厚生関係事務の概要等を調査いたしました。調査地は山口、広一島、和歌山の三具で、私のほかに草間専門員、渡邊委員部第二課長が同道されまして、二月二十五日から一週間調査して参りました。その概要を御報告申上げます。  山口県の結核は年々著しい減少を示しておりまして、昭和二十二年……

第10回国会 厚生委員会 第17号(1951/03/22、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 社会福祉事業に関する小委員会の状況を御報告申上げます。  社会福祉事業法案の重要性に鑑みまして、特に小委員会を設けて審議することに相成り、私がその小委員長に互選せられたのでありますが、小委員会は去る二十日及び本二十二日の両回に亘り開会いたしまして、慎重審議を尽した結果、左の要望事項を全会一致で決定いたしたのでございます。実は重要法案であります上に、この法案にはまだ幾多の疑義もございますので、ゆつくり審議をいたしたい、実施は六月一日となつておりまするから、審議の余裕もあると思いまして、そういう意見も出たのでありますが、併し当局のほうでは、この中の一部は四月一日から実施せなければなら……

第10回国会 厚生委員会 第18号(1951/03/26、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私は同感でございます。今有馬委員から指摘されましたこの文芸春秋の「結核撲滅策の撲滅」という武見太郎氏の提案は大きな話題を投げかけておつて私は方々で、もう毎日のようにこれを取上げたるいろいろの意見を聞かされるのであります。厚生省当局は一体これに対してどういう考えを持つておるのであるか。現に今朝も訪問せられたる医師関係のかたはこの意見に同感であると、こう言つておる。そうしてその対策をここに持つて来ておられます。これは相当手嚴しい論断であつて、最後の所に、日本にフアツシヨ再現の危機ありとすれば、それはヒューマニズムと科学性とを欠如する官僚行政の復活を以て、その第一歩を踏出すであろう。そ……

第10回国会 厚生委員会 第22号(1951/03/30、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私も本案並びに小委員長から報告せられました要望事項、この全部を添えて賛成の意を表するものであります。  この際簡単に所見を申上げます。結核は日本民族の前進を蝕む最大の障害と私は信じております。民族自衛の問題が盛んに唱えられておりますが、民族の自衛は戦争ばかりではございません。この結核による民族を蝕む最大なる障害を、この際何とかして排除せなければ、日本民族の将来が思われるのであります。結核はその中でも最も大きな障害の一つでありますが、併し日本の医療陣営の進歩、その技術、又保健行政がだんだんと進んで参りましたこの実績から見て、私は過去の癩病を今日の程度にまで平らげましたように、結核の……

第10回国会 厚生委員会 第23号(1951/03/31、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 この医薬分業の問題は、非常に重大な問題でありまして、世間を騒がせております。私どもは公正な立場、特に医者の側の立場でもなく、薬剤師の側の立場でもなく、診療を受ける国民の立場から、広く国民の意見を聞いて、この問題を愼重に処理したいと思います。よつてこの問題の審議の過程には公聴会、証人の喚問、その他あらゆる方法をとつて問題の審議を進めて行くというふうにいたしたいと思います。御賛成を願います。

第10回国会 厚生委員会 第24号(1951/05/07、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私はこの方面の知識が浅くて、まだ資料全部に目を通しておりませんから素人考えの質問になるかも知れませんが、この法案によるというと、或る条件を除いては医師の調剤は禁止になつておるのでありますが、又薬剤師のかたがたから出されたものを読んで見ますというと、医者が調剤をすることは畑違いであるというふうにも書いてあります。そういうふうにも言われるかも知れませんが、併し一部或る条件の下においては、医者も又調剤することができるようになつておるのであります。医者が調剤をする能力がないというような前提のない限りに法律を以て医者の調剤を禁止しておる実例がどこか世界にあるのでしようか。この変遷を読んで見……

第10回国会 厚生委員会 第25号(1951/05/08、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 清水公述人に伺いますが、あなたの御職業は何でしようか。
【次の発言】 薬剤師とは御関係ありませんか。
【次の発言】 農村改善協議会長というのは御職業ではないのですね。
【次の発言】 わかりました。

第10回国会 厚生委員会 第26号(1951/05/11、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 塩田先生午後お帰りだと思いますし、今日の御証人の中ではただ一人のお医者さんのように私は拝見したのでお伺いしたいんですが、この法律が成立しますというと、原則として医者は調剤ができない、こういうことになるのでありますが、薬事法二  十二條のままでこの法律が改正せられれば、特定の場合を除いては医者は調剤することができないのでありますが、医者は、一体その医者の調剤を法律において禁止するということの根本の理由は、医者は調剤能力がないのでしようか。或いは調剤能力は一応はあるが、不備であつて危險である、だから原則として医者に調剤は任せられない、こういうことなのでありましようか。いずれ近いうちに……

第10回国会 厚生委員会 第27号(1951/05/15、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 勝俣証人にお尋ねしますが、勝俣証人は第一案を支持せられ、第三案が行われたのでは困ると言われましたが、その困るという点は何ですか。その点を明らかにして頂きたい。第三案では困るということは何を基礎としたる困る困らんですか。
【次の発言】 困るというのは誰が困るのですか。国民が困るのですか、医師が困るのですか。
【次の発言】 その同調がむずかしいというのは、その調査会の同調がむずかしいのですか。私のお聞きしたいのは、これを法律にした場合における全国民が医療を受け、その医療を新体制によつて進めねばならないという修正の上に、何か困る理論的根拠、或いは実際的根拠がおありになつての困る困らんで……

第10回国会 厚生委員会 第28号(1951/05/16、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 只今委員長から、目頭の本日御証言を願う要点は盡されたように思いますが、私も念のために是非お願いしたいことがございます。それは今日、私どもが審議を託されております法案は、世にいわゆる医学分業法であります。これは明治二年以来の懸案に終止符を打とうという重大な問題でございます。ここに日本の医療史上における法律上の一時期を画するものでございますからして、十分に念を入れて、公正に誤りのないようにしなければならんという考えを持つております。これは私どもの責任でございます。今日は、当代医学界の権威であり、又医者を養成し、薬剤師を養成しておいでになる尊敬すべきかたがたから、この重大な画時代的な法……

第10回国会 厚生委員会 第29号(1951/05/23、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 先般院議によりまして、医薬分業の問題に関する多数国民の意見を徴するために、本員ほか三名が中部地方に派遣を命ぜられたのでございます。五月二十一日、愛知県庁におきまして、医薬分業について意見を聞く会を開催いたしましたのであります。年長の故を以ちまして、私が座長に推されました関係上、私からその概要を御報告申上げます。  先ず本会の目的は、只今審議中の医薬分業問題について国民の意見を聽取することが主眼でありまして、厚生委員会からは本員のほかに有馬君、堂森君、川崎君、中山君、藤森君、藤原君と、事務局側からは多田専門員ほか三名がこれに参加いたしたのでありました。当日公述人は愛知、岐阜、三重各……

第10回国会 厚生委員会 第30号(1951/05/24、2期、第一クラブ)

○松原一彦君  医師が今日まで調剤して来た行為は、七十年来のこの立法の変遷を見ましても、やはり本則ではない。薬剤師が扱うのが本則になつておる。その点については疑いはないのでございます。併し日本の今日の文化、経済等の程度におきまして、たとえ不足ながらもこの法律の中には、今ここに薬事法第二十二条第一項によつて除外されるというものの内容が参つております。これは多分厚生省から出したものと思いますが、一、緊急治療の場合にはよろしい。二、所要の医薬品を医師のみが処理する場合においてはよろしい。なおその他審議会において十分研究の上に必要と考えられる場合はよろしい、こういうことになりまして、絶対禁止でなく制限……

第10回国会 厚生委員会 第37号(1951/06/01、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 あとに法案がたくさんありませんことでございますしなかなかむづかしい点もあるようでございますから、一つ政府当局から大体逐條読みながら御説明を聞いてそうして案を確めて行きたいと思うのですが如何でしようか。
【次の発言】 その通りでございます。簡易な條項は抜いて行つて結構でございますから、重大な点について御指摘願つてそうして説明を頂けば審議は早く進むと思いますから。
【次の発言】 この法案の画期的な收獲は、医師は適正妥当な技術に対する診療費を取り、調剤は原則として薬剤師の手にゆだねるということであります。但し医師の診療に対しましては必ず処方箋を出すということが原則になつたのであります。……

第10回国会 厚生委員会 第38号(1951/06/02、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 ちよつと伺いますが、この特例によつて今日まで医科、歯科の免許状を與えられた者が何人ぐらいございますか。

第10回国会 内閣委員会 第17号(1951/03/27、2期、第一クラブ)

○委員外議員(松原一彦君) 委員外議員としての発言をお許し頂きまして有難うございます。  私は質問を申上げます前にお礼を申上げたいと思うのでありまするが、恩給は給與ベースの改訂と同時に、即時受恩給者に対しましでも比例して恩給額の増額が実施されるように、かねて受恩給者は切望いたしておつたのでございます。然るに数次これまで給與ベース・アツプはございましたが、恩給の即時スライドはなかつたのでございます。昭和二十四年の一月から今日までの六千三百円べースに上昇いたしましたが、これに伴うところの恩給はやはり三千七百円ベースであつたのであります。それでいろいろ請願等いたしました結果、一年ずれまして、二十五年……

第11回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第1号(1951/08/17、2期、第一クラブ)【議会役職】

○仮委員長(松原一彦君) 只今より委員会を開きます。  私が最年長の故を以て成規によりこの席を汚しております。  早速委員長を互選いたさねばなりませんが、その方法は如何いたしましようか。
【次の発言】 只今の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よつて委員長は堀末治君と決定いたされました。  なお、御承知の通り堀末治君は目下渡米不在中でありますので、理事の互選、それから委員長不在中代理を務めるべき理事の決定、この二つの議事の終了するまで、僭越ながら最年長ということに免じまして、便宜私か引続きこの席を汚さして頂きたいと存じますが、御異議ありませんか。

第11回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第1号(1951/10/09、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私が小委員長の御不在の間代理を仰せ付かりましたから、私から報告さして頂きます。この委員会において最初に選挙法改正に関する方針を確認いたしました。それを改めて申上げます。  一、改正の範囲を、原則として過般の地方選挙の結果に鑑みたる現行公職選挙法の改正に限り、選挙区等の根本問題には触れぬこと。  二、改正立案のための根本原則を(一)言論の自由、(二)公営の徹底化、(三)費用の適正化、の三点に置くこと。  以上の方針を確定いたしまして、各党から御提出になりましたところの文書による改正意見を先ず基本として、これを整理しまして小委員会で審議いたしました結果、只今申上げまするようなことに一……

第11回国会 厚生委員会 第1号(1951/08/16、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 曾つて医薬分業問題のやかましいときに、薬剤師側からも特に薬剤の取扱いは薬剤師でなくてはならないという主張がありまして、医師といえども薬剤の取扱いはできない。法律で以て強制的に分業しなければならんという主張があつたのであります。それほどにむずかしい薬の取扱いであるならば、薬剤師が薬室において助手を使つてやらせることができるかという私は質問をした記憶があります。そのときには当局の側から、薬剤の取扱いに助手を使うことはできないという御返答があつたと思つております。今承わりますというと、高等学校を卒業したばかりの素人を、何ら薬剤の知識のないものを助手に使つておる。一体そういう慣例があるの……

第11回国会 厚生委員会 閉会後第1号(1951/09/12、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 貞明皇后仰せの御下賜金か何かあつて、これを二億円に増額して癩の療養所の完成を図るということが新聞にありますが、これはどの程度まで進んでおりますか。
【次の発言】 大変結構なことで、私は感謝いたしますし、なおこれは大口募金で以て、小口はあまり大きな期待は持てないということは非常に結構なことだと思います。最近私も癩の療養所をほうぼう見て参りまして、日本の癩の療養所の施設その他は非常に大きな成功だろうと思う。これは大成功であつて、厚生事業のうちでも後代に残る事業であろうと思います。中の管理状態も成るほどどこを見ても非常に立派でございますし、敬愛院等の問題がありますが、これも解決したと思……

第11回国会 厚生委員会 第2号(1951/08/17、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 人事課長、今の委員長の質問とあなたのお答えにちよつと誤解があると私は思うのです。実は私もよく知らん、初めて聞いた問題でありますが、国家公務員であろうと地方公務員であろうと今日の恩給法は一本でありますから、恩給をとつておる者が復職した場合には今日の恩給法では恩給年限は継続しないことになつておる。そこで恩給を差引くこともどうすることもできない、まるで別個の又職務につくのですから。そこで地方のこれは慣例か申合せか知りませんけれども、例えば中学校の教員をしておつた者が退職して恩給をとつた、それが定時制高等学校の教員になるときには、そういう人に限つて本任用をしないで講師命令を以てこれを採用……

第11回国会 厚生委員会 第3号(1951/08/18、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 厚生大臣に質問いたしたいのでありますが、質問の要項は、問題となつております傷痍軍人並びに遺族の援護に関する問題であります。これは御承知のように非常に重要な問題で、これは前から見まするともう当然至極の、傷痍軍人の手当並びに戦死者の遺族に対する扶助料であります。若し普通の姿でありましたならば、これは手厚く待遇せられるものでありまして、問題はないのでありますけれども、敗戦の結果ポツダム宣言を全面的に受諾してああいうふうに抑えられてしまつたために、ここ六年間非常な難境に陥つて、見るも無惨な姿を街頭にさらしておる、全国に二百万に余る遺族の悲嘆の涙を見ておるのであります。これは到底占領治下に……

第12回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第1号(1951/10/23、2期、第一クラブ)【議会役職】

○仮委員長(松原一彦君) 只今より委員会を開きます。私が最年長者の故を以ちまして、成規によりまして、この席を汚しております。御承認を願います。  早速委員長を互選いたさねばなりませんが、その方法は如何いたしましようか。
【次の発言】 御賛成がございました。よつて御異議はないものと認めます。委員長は赤澤與仁君と決定いたしました。私はこれより委員長にこの席を譲ります。

第12回国会 厚生委員会 第2号(1951/10/16、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 手続は、この委員会の相談の結果、手続を踏んで頂いたんですが、今御開会になつたのは、その御報告でございますか。
【次の発言】 私はただ手続きをしただけではいかんので、手続とした以上は先方から諾否、出席か否かの回答があるはずです。それによつてお開らきになつたのだと思つたのですが、ただやりつ放しでお開らきになつたのは非常に遺憾でありますから、暫らく厚生大臣の来るまで休憩を求めます。
【次の発言】 回答の来るまで休憩を求めます。
【次の発言】 よろしうございます。
【次の発言】 いや、その報告を求めます。

第12回国会 厚生委員会 第3号(1951/10/17、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 傷痍軍人の悲惨な姿は、今日まで国民感情として見るに堪えなかつたのでありますが、今日の大臣の御言明で以て非常に意を強うするものがあります。遅れたりといえどもでき得る限りお急ぎを願いたいのでありますが、私に一つの不安がある。それは今日まで国民感情としては、ああしておいてはならないということに一致いたしておるのであります。それは今日までできなかつたのは、一にかかつて関係国の政策によつて、その方針が旧軍人には一切の栄典を与えてはならないという手厳しい圧力があつた。それが障害となつて政府も口を緘して語らず、国民もどうにも手が付けられないということであつたのであります。今や、講和は成立しよう……

第12回国会 厚生委員会 第5号(1951/10/24、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 塩田博士に伺いますが、権威のある日本学術会議がこの問題に非常な心配を持たれて、厚生大臣に御進言になつたことは、誠に然るべきことだと思うのであります。厚生大臣の話によりますと、権威のある学術会議のかたがたからこういうふうな御進言があつたので、それではどういう御調査があつて、どういうような反証をお持ちになるのであるか、ということをお尋ねしたらば、それはすでにできておる、いずれ文書にしてお届けすると、こういうことがあつたのだと、それで立派な御研究もあることと信じて、急遽箱根に行つて首相に会つて、権威のあるかたがたからかようなお申入れがあつたのだから、これは事によつたらば取りやめにしなき……

第12回国会 厚生委員会 第6号(1951/10/25、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私も内村先生にお尋ね申上げたいのですが、去る十月四日付を以て厚生大臣に日本学術会議会員有志として御提案になりましたものを読みますというと、「強制接種については現段階において世上にいろいろ問題があり、医界にも疑惑を抱く者があつて、なお研究の余地があるものと思われるから、政府においてはこの点について慎重に調査して」と、こういう条件でお出しになつたように拝見するのでありますが、この厚生大臣にお求めになる点は、今藤森委員の御質問に対して、最後の遺憾なきを期せられたいということであるそうでありますけれども、調査を御要求になつたのでありますか、強制接種は今直ぐにやめねばならんと、こういう条件……

第12回国会 厚生委員会 第8号(1951/10/31、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 久下次長にお聞きしますが、この種類の診療所は一体数はわかつておりましようか。
【次の発言】 どのくらいでございましようか、ベッド数と共に……。

第12回国会 厚生委員会 第9号(1951/11/05、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私今初めて承わつたことですが、この問題については前に二回ほど総理と話をしておられるというお話ですが、そういうことはあつたのかと今初めて承わつたのですが、どういうお話をどなたからお出しになつたのでしようか。総理からお話があつたのでしようか。厚生大臣からお話があつたのでしようか。二回のお話の内容をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 これは私初めて承わつたので、二回も総理とお会いになつて愼重にお打合せになつたというのでありますが、それならばその後に大臣のおとりになつたあの発表は、私はやはりあのとき私があなたをお咎め申した、軽卒だという信念はいま一層強くなつた。というのは、学術的な問題に対……

第12回国会 内閣委員会 第16号(1951/11/21、2期、第一クラブ)

○委員外議員(松原一彦君) 委員外の発言をお許し願いとうございます。
【次の発言】 大切な御審議の時間を頂いて恐縮でございますが、当局にも聞いて頂き且つ内閣委員のかたがたの御審議に御念をお入れ頂きたいと思いますので、政務次官に伺いますが、私は行政整理はすべきものだと思います。しなければならんものだと思いまして大きな期待をかけておるものでございますが、併しこれは「かんな」を一様に平等にかけるようなものではなくして、ただならしに何%減らすというようなものではないと私は初めから期待しておつたのであります。と申しますのは、厚生省の所管事務のごときは民族の生命を管理しておる最も大切な條件のものでございま……

第13回国会 厚生委員会 第2号(1951/12/14、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 この際動議を提出いたしたいと思います。保険経済の問題は今非常な紛糾をいたしております。又遺族援護に関する問題も、恩給にするか定額制の社会保障的なものにするか等の問題も差迫つて解決を要しております。そのほか結核、癩、看護等に関する従来通りの小委員会をこの際設けまして、その数及び委員の指名及びその小委員長は挙げて委員長の御指名に一任するという動議を提出いたしたいと思います。御賛成を願います
【次の発言】 私の動議は挙げて委員長にその御指名をば御一任申すという動議であります。
【次の発言】 只今の欠員は適当に委員長において御考慮になつた上で御発表を願いたいと思います。

第13回国会 厚生委員会 第4号(1952/02/07、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 厚生大臣にお伺いしますが、この軍人に関する特典は、かねて占領政策として一切廃絶の形になつておつたのは御承知の通りで、それが今度ぼつぼつ復活して、何だかいつの間にやら復活したような、しないような形で以て、さつきお話のあつた本格的に取上げる時期が来たと考えていいのでしようか、どうなんでしようか。まだ実はこの軍人に対する特典的なものは今日六年間一切触れられなかつた。触れられればもつと早く片付いた、そしてもつと有利にもつと研究して片付くものがあつたのに、今日まで触れられないために荏苒六年間を空白にして、そうして今触れられるというときが来たときに、これが本格的に立法府独自の立場からも、政府……

第13回国会 厚生委員会 第5号(1952/02/09、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私は順序を追つて長く御質問したいと思いますが、なんなら書いて出しますからお答えを願いたいのですが、そのうち今のに関連してお聞きするのですが、一体その七割を引いたあとの三割をなぜ国が取らねばならん理由があるのですか、その根本のところはどこが……、国は地方の、あの財政の貧弱な、而もこれからつぎ足しもしなければならんし、黒字の経営はできない現状において、何故にその三割でも国は地方に負担させねばならない根本の理由があるのですか。その三割を徴収して一体どのくらいの收入になるのか、その收入がモデル病院、その他国の厚生施設に特にそれだけはつぎ足しができるのかどうなのか。その取らねばならぬ理由、……

第13回国会 厚生委員会 第10号(1952/02/28、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 厚生大臣にお尋ねしたいのですが、一つ楽にお答えを願います。私も掛けたままで発言いたします。  今回の援護措置に関する件でありますが、閣議が決定したと一昨日の夕刊に出ましたが、決定いたしましたものでしようか。
【次の発言】 新聞に出ました要綱は、ほぼ誤まりはございますまいか。そのまま信じてよろしうございましようか。
【次の発言】 ほぼ誤まりがないものとしますならば、そこで今度の援護措置に対する疑問的な問題を四つほど伺つておきたいと思います。今日は別に私は議論をするのではございませんから、お考えを承わればいいのです。明確にどうぞ腹蔵なく……。この法の本質は一体何でございましようか。生……

第13回国会 厚生委員会 第13号(1952/03/28、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 今のに関連してですね。今朝の新聞にも中共方面から金が来たということがある。それでこれは残留者から正式の金が来たというのは今度が初めてだということでありますが、何かそういう方面のことも附加えて御報告が承われるならこの際一緒で結構ですから……。
【次の発言】 ちよつと一つ関連して、先般の御説明の中に、ソ連とあるけれども、実はソ連内ではなくして中共満洲への移動が多数認められておるというお話があつた。今のところで移動したり中共満洲への移動と、それから実際にソ連領内に残つておるものとの推定数がわかりますか。
【次の発言】 その七万七千というのは、そのうちですでに中共に来ているものが相当いる……

第13回国会 厚生委員会 第14号(1952/04/03、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 それに関連してお尋ねしますが、これはお見込では、従来のように非常に高価なものでしようか。大量生産になつたならば比較的安く分けられることになりましようか、どうなんでしようか。
【次の発言】 ついでに、これは錠剤であつて注射は割合少いということが書いてあるのですが、錠剤なんでしようか。
【次の発言】 そういうふうにその錠剤であると非常に使いいいし、使用量を誤ることもないし、それが比較的大量生産ができて安く取扱われるということになりますと非常に福音だと思うのです。今まで私は未復員の結核患者、特例患者の取扱でどうしたらよかろうかと思つて今から頭を痛めているのですが、一つ政府でああして困つ……

第13回国会 厚生委員会 第16号(1952/04/24、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私は敗戦国とは言え日本罠族が今度の戦争に従事し、且つその犠牲となつた人々に対する感謝を表する点につきまして、今日まで遷延いたして参つたことに対して非常に遺憾に思つておつたのでございますが、この心を暗くいたしておりました問題がとにかくここに一応の緒につきましたことについて、賛意を表するものでございます。従つて今回小委員長から修正案が御提案になりましたことに対しまして賛成をいたします。併し私はこの法案の本旨そのものについて非常に遺憾に思うものであります。この点を申添えまして、二つの要望をつけて討論をいたしたいのでありますが、一つはこれが援護法の各を以て出ましたことに対して、少なからざ……

第13回国会 懲罰委員会 第3号(1952/07/12、2期、改進党)

○松原一彦君 私は前後の事情をよく知らないのですが、あのときはもう各派の交渉も決裂し、議長はすべて職権によつてやつておいでになつたものと思うのですが、間違いありませんか。
【次の発言】 そうしますと、議長が職権によつておやりなさるということになれば、規則通りのことをおやりにならなければならんという一つの制約があると思うのですね。慣行もなく先例もないようなことをおやりになれば、これは当然紛争を起すと、こういうことになるのでありますが、この大勢の者が駈け上つたというあの動議は、すべての人が言う通りに、あの小林君の動議をお取り上げになつた議長のその措置が規則に背いていると、こういう認識の下に、それは……

第13回国会 懲罰委員会 第4号(1952/07/24、2期、改進党)

○松原一彦君 出所は。
【次の発言】 時間のお示しが二時四十四分とも言われ、二時二十四分とも言われ、或いは午後十時四十六分とも一言われておつて、どうもまちまちでありますが、こういうことは従来の記録になることでありますから、それははつきりお示しを願います。
【次の発言】 念のためにこの写真の出所を一つお伺いいたしておきます。
【次の発言】 何新聞ですか。
【次の発言】  一つだけ、今の写真はこれは有力な証拠になるのでありますが、これは新聞社の御名前は控えられて結構でありますが、新聞社のほうから積極的に提供を頂いたのか、特に溝淵議員その他のかたがたから要請をされてこれが出されたのか、そのあたりだけ……

第13回国会 懲罰委員会 第5号(1952/07/28、2期、改進党)

○松原一彦君 議長さんの只今の経過と御心境を承わつて、非常によく了得いたしたのであります。当時の困難な議場を御整理になる重い御責任について、私は非常に御苦心のあつたことを拝察申上げます。且つ私の拝見しておるところでは、議長は議事のお裁きの上においては、今日御自身が御言明になつた通りに、公平過ぎるほど公平におやりになつておられる、これは與党側からもそういう声が出ております。が、公平に今日までお取扱い頂いておつて、いわゆる権道を弄するかたではなかつた、私はかように拝見しております。これは非常に結構なことであつて、與党とか多数党から議長が出ると、得てしてそういうことがあるというので、英国あたりでは少……

第13回国会 懲罰委員会 第6号(1952/07/29、2期、改進党)

○松原一彦君 私は、やはり懲罰事犯の性質は、早く処理しないというと、その人の身分が次の表決にも影響するというものでありますから、成るべくその国会中において処理するということにいたしたいとかねて思つております。併し今回の被懲罰者は、十七名の多数に上つておる。従来のごとき、一人か二人の言動についての判決ならば、これは極めて短時日にでき得るが、多数の中から十七人も御指名になつたところに非常に困難が伴つて来る。これは、いやしくも事国会議員という国民代表の身辺の行動に対する懲罰でありますから、念を入れてやらなければならないことは当然であります。で、若しその純理から言いますというと、十七人の審判ということ……

第13回国会 内閣委員会 第22号(1952/05/13、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 新聞に名前が載つたというので大分物議をかもしておるようですが、今のお答えで大体明瞭でありますものの、先般連合審査会のときにもそういうようなお話がありました。私立学校の代表者の人は利益代表のような意味も含まれるので、利益代表は成るたけ避けたい、もつと大所高所から人選したいというような意味の御説明があつたように私は記憶しておるのでございますが、今の日本の現状では、私立学校というものの持つておる負担は相当大きいのであります。そういう意味からして私学関係の人々を何か殊更に除いてあるかのような印象を受けておるのでありますが、この点につきましてはどういうお考えでございますか。

第13回国会 内閣委員会 第24号(1952/05/15、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 関連して長官にお尋ねしますが、先にお述べになりましたように、恩給が現行給與の延長であつて、退職後における生活を保障する意味のことを多量に含んでおるという意味から、かねて人事院のほうでは保険数理によつて恩給法を作るということを国家公務員法の中に明記して、それで以てずつと進んで参つておつたと私は心得ております。ところがここにそれに伴わないところの軍人恩給の復活等が今現われて参つております。これは従来の恩給法と新らしく作ろうという恩給法とは全然構想の違つたものである。非常に又量としても大きい。これまでをも含めて人事院の所管とするか。現行恩給法と新しく生まれる恩給法とは全然観念の異つたも……

第13回国会 内閣委員会 第25号(1952/05/19、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 今日は佐藤法制意見長官もおいでですから、この根本の問題、今竹下さんの御質問に関連して一つ伺つておきたいのですが、私どもは今日までまあ解釈しておつたのですが、このポツダム宣言の受諾に伴い発する命令はすべて六ヶ月後にはこれは消滅するものであつて、あとは本来の法律によつて保障したものはこれが復活するものだと、特別の法律を以て制限せざる限りは復元するものとのみ信じておつたのでありますが、その点に対しまして、今保利官房長官や恩給局長のお答えの中にはどうも不明なものがあるのであります。この点につきま旧して、若しこの法案がここで否決せられた場合に、旧軍人の持つておつた既得権は消滅するものでござ……

第13回国会 内閣委員会 第26号(1952/05/21、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 今の楠見委員の質問に関連して私も伺いますが、私は文化財保護法による文化財保護委員会のほうに所管せしめたほうがいいのじやないかという先般の質問に対して、私も疑問を持つのでありますが今回の近代美術館というものは私の考えておる想像しておるところでは、近代美術の比較的よいもの、価値の高いものを文部省が買上げられて、これを社会教育的に展覧するというのであつてその中から後代に残るべき歴史上又は芸術上価値の高いもの及び考古資料としての有形文化財を文化財保護法で以て保護するのでありますから、この中から選別して後代に残るのが文化財保護のほうに移つて、比較的流行性などの強い現在の所産である美術は、そ……

第13回国会 内閣委員会 第27号(1952/05/22、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 私は極く新らしいんで沿革を知りませんが、今度の次長が監に変つた場合における條件でございますね、それは技術者としての方面から御撰択になるのか、つまり今特殊の技能に優れた人を御撰択するのであつて、今の次長が名を変えて監になると心得てよいのでございますか。
【次の発言】 念のために伺いますが、部長が監に変るというのは幾つあるのでございますか。
【次の発言】 部長です。
【次の発言】 例えば厚生省のところなんかも、国立公園部長が国立公園監に変る、併し部屋もその組織もまあ少しも異動はしないというように私たちは聞いております。技術者が事務的な仕事をして局長にもなつておられる例もある、技監とい……

第13回国会 内閣委員会 第28号(1952/05/23、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 戦争犯罪人を国内犯罪人と同一視するかどうかということでありますが、その点について。

第13回国会 内閣委員会 第29号(1952/05/24、2期、第一クラブ)

○松原一彦君  一度承わつておきますが、そうしますと、戦犯として刑を受けた者は、特例法によつて恩給権を失つたと、それは特例法がなくなつても永久に失権したものとみなさるべきものでありますか。或いは今官房長官のお話はよく了解しますが、旧軍人の恩給復活以前に復活することは、国際信義にも背くし、先方の趣旨の点にも背くので、早急の取扱いはできないけれども、旧軍人の恩給復活と同時に独立したる日本の国の政府の判断によつて、恩給権の復活ということも考えられ得るのかどうか。永久に失つたものならば復活の道はないのであります。この点につきまして御見解を承わります。

第13回国会 内閣委員会 第31号(1952/05/27、2期、改進党)

○松原一彦君 私は最近まで厚生委員をいたしておつて折衝をいたすことの多かつた関係上、若干この厚生省の機構については苦になるものを感ずるのでありますが、当然こうありたいと思う点につきまして政務次官に御質問します。  第一は、引揚援護庁を内局として引揚援護局にするということは、引揚事務が若干減つて参つたというところから一応尤もだとは思います。これを内局にしても差支えはないと思うのでありますが、併し昨年来一億円の国費を投じて全国的に軍人の遺家族の調査をいたし、更に傷痍軍人等に関する援護の事務をとつておられる、これは実に厖大なものであります。本年度におきましては八百八十億円の公債を出し、更に二百三十六……

第13回国会 内閣委員会 第33号(1952/05/30、2期、改進党)

○松原一彦君 野田長官のいるときに御説明を伺つておきたいのですが、今後ここには官房長が新たにできますが、一体官房長を置くとか置かんとかいうものにはどういう標準があるのでしようか。
【次の発言】 置く必要がないとか置く必要があるとかという、その何かそこに一つの標準があるのでしようか。例えば局が五つ以上あるところは官房長を置くとか、それ以下は置かんとかいつたようなことを聞いたのですが、そういうような内部規定が、或いはあなたのほうの御査定の上の標準があるのでしようか、ないのでしようか。
【次の発言】 それはまあそのただ必要があるとかないとかというのは見方の一つでありますが、例えば今後ここでも五局で官……

第13回国会 内閣委員会 第34号(1952/05/31、2期、改進党)

○松原一彦君 これは長官の責任を問う意味ではありませんですけれども、私は今度の調達庁の扱いは日本政府の一つの失敗ではないか。二つの観点から申しますと、一つは費用は日本が負担する、併し購買は向うが負担する、こうなつたときに、購買の先はどこかというと、必ずしも日本品のみを購買してくれるとは限らない。それは先方からも相当売り込みが来ておるに違いないから、直接アメリカ辺の購買も相当あると思う。この点から言いますと、物品の購入は業者に大きな打撃がありはせんか。それから第二は、それが非常に高くなりやせんだろうか。これはもうたくさんな例があり、調達庁にも相当の汚職が出ておる。けれどもその汚職の分量は、私は本……

第13回国会 内閣委員会 第35号(1952/06/03、2期、改進党)

○松原一彦君 野田長官にこの間うちお願いしておきました官房長を置く省と置かない省との比較表、その所管事務等に関する比較表をお願いしておいたのですが、その資料を頂けますでしようか。
【次の発言】 もう一つお尋ねしますが、私は官房がある以上は官房長があるというのが大体の建前で、ないのが異例かと思うのでありますけれども、従来は五局以下には官房長を置かん、六局以上には官房長を置くというような標準があるかに聞いておつた。よく私は知らないのでありますが……その点につきまして行政機構の建前から何か官房長を置く置かんということに対する標準がおありになるでしようか。あつたら承わりたいと思います。

第13回国会 内閣委員会 第36号(1952/06/06、2期、改進党)

○松原一彦君 私も議事の進行について希望を申述べますが、中川さんの御希望は会期末に迫つての設置法の審議を急がねばならんから簡潔にという御要求であります。それは御尤もだと思います。併し三好君の今掘下げておりますこの質疑は非常に重要なる基本的なものでありまして、この保安隊を持つことはいけないという結論ではないのであります。私はさように拝聴しておるし、どうすれば日本の現実にかなうようなことが法理的にも国際的にも可能であるかということを研究いたしておる、私もこれについては質問がまだある、私はやはりこの点につきましては理想論と現実論との間のことにむ質問があります。軍隊でなければ本当の治安の維持はできない……

第13回国会 内閣委員会 第37号(1952/06/07、2期、改進党)

○松原一彦君 ついでに附加えて小笠原の七千人が帰りたがつているのがなお復帰できない、白系の人間だけが残つておるというようなことは非常な不公平ですが、これに対する経過を一つやはり資料としてお願いしたいと思います。
【次の発言】 私よく知らないのですが、従来も直接先方での調達があつて、又一部を日本が調達した。こういう関係になつておつたのでしようか。
【次の発言】 どれくらいな分量の……パーセンテージは……。
【次の発言】 どちらが多いですか。
【次の発言】 この前は長官お見えになりませんでしたから、私もただ想像だけでお尋ねしたんですが、今度は直接調達になつて、調達庁の事務は不動産の処理とその後始末……

第13回国会 内閣委員会 第39号(1952/06/10、2期、改進党)

○松原一彦君 官房長がおいでになるようでありますが、従来農林省には次長というのが何人おつたのでしようか。
【次の発言】 野田さんも昨日お聞きでありますが、厚生省のほうでは次長を減らしたのですね。ありますのを次長を削つたのです。削つた理由を聞きますと、本来次長は要らんものなんだ、次長がなくなれば課長の中の相当な人がこれを補つて行く、こういう厚生省の所管大臣のお答えでした。それから官房長も、厚生省は今度七局になりましたけれども、官房長はないがどういうわけかということを聞きましたら、官房長というものは本来要らないものだ、それは次官がこれをカバーして行くので、官房長は本来なくてもいいものなので、別に官……

第13回国会 内閣委員会 第42号(1952/06/14、2期、改進党)

○松原一彦君 今折角資料をお配り頂きましたから、この資料の御説明をお聞きしたら如何でしようか調達庁の……。但し、ちよつと速記をやめてくれ。
【次の発言】 伺つておきたいのは、今回の整理がどこまでで切れるか、よくはわかりませんけれども、今回調達庁で一番減員が多いのでありますが、減員せられる整理人員は約二千人、その中で建設省、保安庁、営繕のほうに廻る者が五百人、保安庁文官が百人、保安庁隊員がおよそ百人といつたような配置転換があるやに聞いておりますが、残り千三百人に対しての何かの職業上の御斡旋等につきまして、お見込が立つておりましようか。立つておりましたならば、いずれの機会かに一つ詳しくお話を頂きた……

第13回国会 内閣委員会 第44号(1952/06/17、2期、改進党)

○松原一彦君 野田長官にお聞きするのですが、私どもの机の上に毎日破防法絶対反対といつたような葉書が無数に参つておりますが、この人たちの言うところは、政府は労働法規を改め、破防法のごときものを出して、自由を奪うということを頻りに叫ぶのです。相当の誤解も私はあると思う。私は破防法必ずしも絶対否認するものじやありませんから、誤解も相当ありますけれどもね。一方においては特高警察、若しくは治安維持法が再現するであろう非常な危惧を人民に感ぜさせつつ、一方に人権擁護局をばなくしてしまうのじやないかという、局という名がなくなつて課に落ちるということになりますと、如何にも世間への響きは、現内閣は危険な人権を無視……

第13回国会 内閣委員会 第45号(1952/06/18、2期、改進党)

○松原一彦君 首相の時間はもうございませんか。
【次の発言】 先般御要求申して置きましたが、第十六条第六項の衆議院修正に関するその趣旨について、衆議院側から来て頂くということでありましたが、この手続は如何なつていましようか。
【次の発言】 それは今日に来てもらうと大変都合がいいのですが。
【次の発言】 石原次官にお聞きしたいのですが、先般ちよつとお話もあつたようですが、小笠原の住民が非常に帰島を願つておるのですが、今残つておるのは白系の原住民だけでまだ一人も復帰しないりじやないかと思うのですが、その状態を一つお話して頂きたいのです。人数、所在、今後の見通し等について承わりたいのです。

第13回国会 内閣委員会 第46号(1952/06/19、2期、改進党)

○松原一彦君 一つお伺いします。たくさんお伺いしたいのでありますが、これは場所が違いますから省きまして、文相が非常に御苦心なさつていらつしやる大学教育のエクステンシヨンは非常に結構で、通信教育によつて、向学心に燃える地方の青年、若い人々に機会を与えることは非常にいいことですが、あの中に面接教育という期間が区切つてあつて、夏などになりますと小学校の先生、県庁の若い吏員、その他のものが二カ月間東京に来て非常な苦労をするのです。その費用も又厖大です。全国のものが東京の最も非衛生的な狭いところに押込んで来て、机の上に寝るとか廊下まで寝てやつておる。これは私は非常に気の毒に堪えない。何とかこれは大臣は、……

第13回国会 内閣委員会 第47号(1952/06/20、2期、改進党)

○松原一彦君 私は申上げたいこともたくさんありますが、沿革的に見まして、昭和二十三年七月に恩給の非常に低い、釘付になつておつた低いものをば引上げるために仮定法を設けた。 そのときの責任者は、実は私どもが提案者であつた。素人であるために恩給局その他の専門家につきまして仮定法を作つて出しましたが、そこに誤りがありまして、その結果として累年ベース・アツプに伴うスライド・アツプするごとに不均衡が顕著に現われまして、今日まで何年かの間に旧恩給受給者のかたがたの不満を買つて参つたのであります。でありますからして、こういう是正のときには正確なるベース、あとに禍いを残さないようなベースを定めませんというと、な……

第13回国会 内閣委員会 第49号(1952/06/25、2期、改進党)

○松原一彦君 成瀬、三好と御指名でしたけれども、私は保安庁法案につきましては、特に武器の問題について答弁を求めております。

第13回国会 内閣委員会 第50号(1952/06/26、2期、改進党)

○松原一彦君 野田行政長官に伺うのですが、今朝の新聞どの新聞を見ましても自由党の国会対策委員会は会期を六十日延長してと書いあるところもありますし、もつと少いところもありますが、参議院で議決せないもの若しくは議決しても政府の気に入らないものは衆議院において三分の二の多数を以てこれを修正するといつたようなふうな記事がどの新聞にも見られるのでありますが、そういうような御決議をなさつたのであるかどうかを公式に一つお答えを願いたい。
【次の発言】 先刻私的にもそのことは伺つたのでありますけれどもが、実はこの内閣委員会は行政機構の改革に対して二十数案件を抱えて五月の八日から審議に入つて、すでに衆議院で可決……

第13回国会 内閣委員会 第54号(1952/07/11、2期、改進党)

○松原一彦君 大橋国務大臣に一つ伺いますが、六月二十六日の毎日新聞によりますると、今度「観測、てい察、連絡のため本年度中に米国から百機程度の軽飛行機を貸与される予定で、隊員中の飛行経験者から選抜した乗員の訓練は八月頃から開始する。飛行機は主として保安庁第一幕僚監部、方面管区各総監部の連絡および中口径砲(十五榴)を持つ特科連隊の射弾観測用として配属の予定である。」云々ということがありますが、どうもこういうことは我々一向伺つたことがないのですが、こういう御計画があるならば一つお示し願いたい。
【次の発言】 私二、三日止むを得んことで欠席いたしましたので、すでにどなたかからお聞きになつたことかと思い……

第13回国会 内閣委員会 第55号(1952/07/12、2期、改進党)

○松原一彦君 三好君がこれにつきましては精細に何か調査をして、その上で御質問申すような用意を持つておるのですが、只今止むを得ないことで席を外したようでありますから、三好君の質問はどうぞあとに保留しておいて頂きます。  私から少し伺いたいのでありますが、誠に明確なお答えを得まして満足いたします。こうあるべきだろうと思います。一つこの際附加えてお聞きいたしたいのは、借入要求の種目、数量等は只今まで現われておる通りのものでございますか、なおこのほかにもあるのでしようか。明年度に要求するといつたようなものも、すでにおわかりになつておるのでしようか、この点をお示し頂きたいと思うのでありますが。

第13回国会 内閣委員会 第59号(1952/07/23、2期、改進党)

○松原一彦君 私は野田国務大臣にお尋ねをいたしたいと思うのですが、行政組織法上に現われたる行政の諸機関は時の政府が行政責任を果す上の必要な手段でありますから、政府の性格或いは政策によつてきめらるべきものであると信じております。従つてこれが改廃につきましては、その行政責任が果されやすいようにすることが当然でありますから、できる限り政府提案を承認いたしたいのであります。若しそうでなかつたならば否認すべきものであろうと思います。これを性格を一変するような改廃を加えるべきものではないと私はこう思うのです。若し政府の立案の本旨に背いたような大改正を国会が加えた場合は、これは当然政府の不信任を意味するのだ……

第15回国会 厚生委員会 第19号(1953/02/19、2期、改進党)

○委員外議員(松原一彦君) 委員外の発言をお許し頂きましたので二、三お尋ねいたしますが、この問題につきましては、かねて論議もありましたし、実は私は学生の側から多数の数次の要望を受けておりますので、自然学生側の意見を代弁するかのごとくなりますが、これは世論に聞くという意味で一応お聞きとりを願つて御善処頂きたいと思うのであります。  第一は、インターンというものの要求は、医師になろうとする者の側から出たのか、国家が要求するのかということです。この問題を先ずお考えを頂きたい。昔は専門学校でも医者になれた、今日は相当長期の医育を受けるようにした。而もその医科大学の條件の中には、必ず附属の病院も持つてお……

第15回国会 内閣委員会 第2号(1952/12/02、2期、改進党)

○松原一彦君 これは宮家のほうは全部を挙げての御賜與であつて少しも残りはないと、こう見ていいのですか。
【次の発言】 次にこの動機は県のほうからの申出でがあつたのでございますか、或いは宮家から整理のためといつたような思召なんでございますか。その点お伺いいたします。
【次の発言】 さつき御説明のあつたときに、元の所有者から返還の陳情、請願が何回か出ておるというお話でありましたが、法律的にそういう義務は仮にないとしましても、御不用になつた土地が処理せられるときには、元の所有者に優先的にその使用権等を考慮してやるということは必要じやないかと思いますが、これに対してその陳情、請願の内容から国会のほうで……

第15回国会 内閣委員会 第4号(1952/12/19、2期、改進党)

○松原一彦君 提案者にお聞きします。これは政府は必要がないと飽くまで突つぱねておられたのですが、政府も必要を認められたと信じていいのですか。
【次の発言】 そこは非常に割り切れないものがある。私どもは最初からこれは反対なのですから最初から反対し通して来ておるけれども、すでにもう国の法律としてなつたのですから、できておる法律そのものを政府はこれでよろしいよろしいと今日まで言い通して来ておられる。今説明員をして言われたけれども、まあ政府の側においても、どうも政府から出すのは体裁が悪いからして、議員提出でやつてくれというような依頼を受けておやりになつたようにとれたのですが、どうでしようかね。

第15回国会 内閣委員会 第6号(1952/12/23、2期、改進党)

○松原一彦君 念のために伺つておきますが、これは今後まだ御拡充になる御予定かどうか、御拡充になるならばその段階、国防力の漸増としての段階か、或いは単なる沿岸警備の効力を、今言われたように、上條君はこんなものじや大した効力じやないという話でしたが、それを是認せられての長官のお言葉もあつたし……、より充実した沿岸警備の態勢をとるとすれば、どういう将来御計画をお持ちであるか、その限界等も承われるならば承わつておきたいと思います。
【次の発言】 この問題に関しての審議は随分長いことかかつておりますので、私どもには感慨無量のものが実はあるのです。併し結論として改進党はこれを承認することにしましたので、今……

第15回国会 内閣委員会 第7号(1952/12/24、2期、改進党)

○松原一彦君 改進党は今回の船舶貸借協定を承認することを党議を以て決定いたしております。その前提条件であるこの保安庁法の一部改正は当然これに関連して承認しなければならない立場を持つております。従つて私は改進党を代表いたしまして本案に賛成いたします。但し従来の本問題が経過して参つたところのあとを振返つて見まするというと、頗る遺憾な点が多々なお残るのであります。又将来日本の沿岸警備その他治安の大任におつきになる隊員諸君の心境等を考えて見るときに、かようなこの不明朗な議論の間に揉まれつつこの仕事を果されることに対しては私はお気の毒に堪えないのです。これでは誠に済まない感じを私は持ちます。どうかこうい……

第15回国会 内閣委員会 第8号(1953/02/17、2期、改進党)

○松原一彦君 文官恩給に関する質問要領は、文書を以てすでに当局のかたがたにお目にかけてありますから、御用意下さつておることと思うのでありますが、念のために緒方官房長官に一項目ずつ承わりたいと思います。  第一は、国家公務員法に定められました恩給制度の趣旨に鑑み、退職者が相応の生活を営むことができるように、文官恩給を現職者の給与改訂に伴つて比例的に増額することは、過去二回に亘つて政府がすでに自発的に措置をされて参つたことであります。これは過去二回の厳たる事実に鑑みましても、すでに不文律、慣行法となつておりますので、受給者は当然かかる措置がとられるものと固く期待をいたしておつたのでございますが、然……

第15回国会 内閣委員会 第10号(1953/02/25、2期、改進党)

○松原一彦君 審議会委員としての石黒先生にお尋ねを申上げますが、新しい民主的な平和文化国家としてできました日本の栄典制度としては、概観しましたとき、旧日本の型が余りにも強く勲章等に残りはせんかという私は懸念を持つ。勲章は御承知のようにユニフオームに付けるものであると大体考える。陸海軍の軍服とか、大礼服とか、議会服とか、或いは華族その他の大礼服、制服といつたようなものに付ける一つのアクセサリーのようなもので、こういうふうに額にも出て来ているように、背広その他の服装にはどうも付けにくい、付けようがない、あの巾の広い大綬とでも言いますか、私ども将来もらう気づかいはないから心配はいりませんけれども、一……

第15回国会 内閣委員会 第13号(1953/03/03、2期、改進党)

○松原一彦君 お尋ねしますが、これで人員のほうはどれくらいの増になりますか。
【次の発言】 予算も増加せず、人員も配置転換だけで済ませるということであるなら結構なことですけれども、今のように密貿等が非常に多いので、これを検挙し取締るためということになると自然機構が多くなるのじやないですか。ただ看板を切替えて、長崎の支署が門司の税関の指揮を受けていたのが独立してやるというだけで、そういうような利便が増加して能率が上るということになるのでしようか、その辺の御説明をもう一つ承わりたい。
【次の発言】 非常に結構なことで、常識的にも私は何も異議はない。看板を振替えるだけ、而も独立の機関を持つ、機関があ……

第15回国会 内閣委員会 第14号(1953/03/05、2期、改進党)

○松原一彦君 毎年減りますのは幾らと見たらいいのですか。
【次の発言】 資料をたくさん頂きましたのでまだ拝見し尽しませんが、極く概念的にでもお聞かせ頂きたいのは、七項症復活の要求が非常に多いのでありまするが、七項症を復活した場合における七項症に相当する人員と、それに対する所要経費はどのくらいになりましようか。恩給局長若し材料をお持ちでしたらお話願いたい
【次の発言】 今お示しの表によりますと、七項症に該当するものはすべて合せて一万三千三百九十四人となつておりますが、これに要する費用はどのくらいかかりましようか。
【次の発言】 大要の推定で結構でございますが、今お示しになつておる別表の四の見出し……

第15回国会 内閣委員会 第15号(1953/03/06、2期、改進党)

○松原一彦君 ちよつとお伺いいたしますが、よろしうございますか。そこの「引き続く」ということ軍人として引き続くということですか。在職年限が途中で例えば一遍応召して一年切れて又応召するといつたようなのも引き続くのですか。どうですか。
【次の発言】 引き続くというのは一貫して現職におる。

第15回国会 内閣委員会 第16号(1953/03/09、2期、改進党)

○松原一彦君 内閣委員会の御決定に基きまして、私は昭和二十八年一月二十日より一月二十四日までの五日間、長崎県及び福岡県下の行政機関を視察して参りました。竹下委員長も御視察になるはずでしたが、御病気で御参加ができなくなつたために私一人の視察となつたのであります。  視察いたしました箇所は長崎県庁及び福岡県庁、長崎海上保安部、福岡管区監察局及び長崎地方監察局、福岡調達局及び同局の佐世保出張所、法務省の所管する入国者収容所及び入国管理事務所、保安隊第四管区総監部、福岡通商産業局、以上であります。  調査の目的は、昨年の行政機構改革後における各行政庁の行政運営の実情を調査する点にあります。而して調査を……

第15回国会 内閣委員会 第17号(1953/03/11、2期、改進党)

○松原一彦君 中央から下へ四号下つてですね。


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 内閣委員会 第1号(1953/05/27、3期、改進党)

○松原一彦君 只今議題になりました理事の互選の件につきましては、成規の手続を省略して委員長に一任することの動議を提出いたします。
【次の発言】 官房長官に伺いますが、多分私のは杞憂に属するものとは思いますものの、この法律案は実は私ども非常に遺憾とした法律であつて、日本が独立すると同時に勅令第六十八号によつて数百万に上る軍人の恩給権は復活することになつておるのであります。それを政府は更に占領治下と同じように一カ年間この復活を抑圧いたしておる。それがこの法律案であることは御承知の通りであります。軍人関係ばかりではない、正しい意味から見ましても誠に遺憾千万な法律であつたのでありますが、その当時一カ年……

第16回国会 内閣委員会 第4号(1953/06/23、3期、改進党)

○松原一彦君 今日は偶然にも厚生省の人口問題に関する法案が出ており、それを見ますと年々百三十万人の人口自然増加があるという。これに対する対策が日本になくてはならないのでいろいろこれから工夫せらるるようですが、その一つがやはり移民でなくちやならないのに、今お聞きすると誠に微々たる移民であつて、焼石に水という感じしか私にはないのであります。日本の移民の持つて行き場が特に地球の向う側のブラジルでは、アマゾン方面への移住にしましても金もかかれば船もたくさん要る、非常に手数のかかる移民ですが、これは効果がなかなか挙らないということは、まあ従来言われておるのでありますが、そのために将来日本は大きな計画を持……

第16回国会 内閣委員会 第6号(1953/06/30、3期、改進党)

○松原一彦君 私は只今の上原君の動議に賛成いたします。

第16回国会 内閣委員会 第8号(1953/07/06、3期、改進党)

○松原一彦君 野本氏の意見に私は全然同感でございます。野本氏が帰りまして出会つた真先の話がこの点にあつたのであります。今行けば橋脚等が露出しておる、コンクリート等の築造の堤防等がひつくり返つてその底が現われておる、今が一番いいと思います。見るときであります。歴々として粗悪な材料手抜きの箇所が窺われると、こういう非常に思い切つた説明を聞いて私は全く同感です。私は実際大分県でその被害地、而も私の村は約一千ミリも三日間雨を受けた、非常に大きな被害を受けておりまするが、御承知の通りに今日の綱紀の弛廃は上下を通じてあるし、なお工事関係者は莫大な運動費を使つている。何割かの運動費を使つている。あの運動費を……

第16回国会 内閣委員会 第11号(1953/07/10、3期、改進党)

○松原一彦君 関連質問をしたいのですが、今のお話を聞いて肌に粟を生ずる思いがするのでありますが、今度の九州の大水害で、現に野本氏などはその実地を見て来られたのですが、この大きなる水害が、九州の新聞によるというと、天災ではなくして人災であると書いてあるものもある。というのは、要するに政治上の不用意、手落ち或いは工事の面における粗悪等から来る当然避けられる災害が大きく損害となつておるのではないかというようなことも、新聞に毎日のように出ております。今回の災害に当つた方面での、災害を受けた方面での工事について検査になられた結果、思い当られるような事実が今御記憶にありますか、どうですか。

第16回国会 内閣委員会 第12号(1953/07/13、3期、改進党)

○松原一彦君 私も今と同じような疑問がありますから関連して答えて頂きたいのですが、よろしうございますか。私も丁度竹下さんと同じような疑問を持つておるのですが、やはりこの説明にありましたように、青少年犯罪防止に関する決議が衆議院で行われ、参議院では青少年の不良化防止に関する決議が行われ、それに即応してこういうような協議会を作るというのであると思つておつたのでありますが、併し文字の通りに青少年問題の協議会ということになるとこれは非常に範囲が広くなるのであります。従つてそういうふうな狭義のものか広義のものか。広義のものとするならば青少年と言えばもう学生も皆包含するのですが、お集めになつた顔ぶれを見る……

第16回国会 内閣委員会 第13号(1953/07/14、3期、改進党)

○松原一彦君 関連質問。会計検査院が探し出したという件数はわかりますが、会計検検査院に掘り出されるまでもなく、農林省自体で補助をやつておるのでありますから、その補助工事の実績等について農林省でお調べになつて、これは不正であるといつたようなものの件数、或いはそれの処理の仕方等について何か統計でもございますか。あつたらお聞かせ願いたい。
【次の発言】 おびただしい運動員が夜を日についで上京し殺到しておることは御承知の通り。一つの補助工事に六回上京した、十回上京したという事実がある。その往復に要する県会議員その他関係者の旅費などというものはおびただしいものがあると思う。そしてそれが五年、十年に亘つて……

第16回国会 内閣委員会 第14号(1953/07/15、3期、改進党)

○松原一彦君 上のは現在何名でございますか。
【次の発言】 調達庁に伺いますが、調達庁はかねて御用意があつたと思いますが、これは事実出血的な整理がありますか。
【次の発言】 現在の四千百六十八人の定員の中に欠員が何人おりますか。
【次の発言】 それから今度の減員が百九十五、若干の出血があるわけですね。
【次の発言】 関連して。配置転換等もお考えになつておることと思いますが、現内閣がとつておる欠員不補充という方針、これはずつとおとりになつておるのだろうと思うが、それはどこまで押されるのか。例えば定員の上においては今のようにプラス・マイナスが零であろうとも、地方の僻すうにある調達庁の職員はやめない……

第16回国会 内閣委員会 第16号(1953/07/17、3期、改進党)

○松原一彦君 ちよつと関連して。私も今のと同感と思うが、農地局長にそういうことを申してはすこぶるどうかと思いますけれども、吉田内閣は昭和二十三年十月十五日以来非常に続いておりますけれどもが、大臣は始終代つておる。ここにある表を見ましても、最初が吉田茂、周東英雄、森幸太郎、廣川弘禪、根本龍太郎、廣川弘禪、小笠原三九郎、内田信也、保利茂、実に九人も代つておる。内閣総理大臣は一人でふん座わつておられるが、農林大臣はこの間に九人も代つておる。而もそれが余りに政治に没頭し過ぎて、廣川弘禪氏のごときは二回も出ていますが、一体農林省に行つたのか行かないのか私は疑わしいほどにしか思われないほどに余りに政治に没……

第16回国会 内閣委員会 第17号(1953/07/20、3期、改進党)

○松原一彦君 江口副長官に伺いますが、これも独立後の日本の行政面、その他の現定情勢等に関する資料を集めてこれを分析し或いは総合して整備の参考にするということの必要なことは勿論私も認めますが、ここにも一つの重複がありはせんでしようか。例えば国警でもこういうことを必ず思想面その他においてはやつておられるに違いないし、その他の機関においてもいろいろこれと同じような資料を集めておるところがあるのじやないでしようか。よく私は知らんのですが、さつきの行政監察の方面においても各省内にもそれぞれある。この方面の末端の収集機関といいますか、それを集めて内閣でこれを集大成するといつたようなそういう高所から見たる機……

第16回国会 内閣委員会 第19号(1953/07/22、3期、改進党)

○松原一彦君 ちよつと数字を聞かして下さい。さつきお話の旧軍人等に対する恩給の復活に伴う増のところの御説明にあつた郵政省の受恩給者の数は何人ですか。
【次の発言】 次に賃金要員というものと一般国家公務員というものとの待遇上の違いはどうなつておりますか。
【次の発言】 先日改進党の予算修正のときに、この引直しに関して五億円の増を見ておりましたね、あれが遂に成立しなかつた、あれはどうなつたのですか。
【次の発言】 別ですか。ついでにお伺いいたしますが、郵便局の数は一体幾つくらいになつておりますか。
【次の発言】 そのほかは、又そのうちの等級は。

第16回国会 内閣委員会 第21号(1953/07/24、3期、改進党)

○松原一彦君 私は只今の修正案並びにその残りの部分に対して原案に賛成いたします。  私は昨日首相に質問をして国内における行政の現状は非常に憂うべきものがあるということをこの内閣委員会において我々が承知いたしました。これを列挙して質問いたしましたところ、首相はこれに対して、それは行政管理庁に行政監察部があつて、そこでやらしておるからという答えであつたのであります。首相はこの行政監察部というものが非常に重き任務をもつておるものだと心得ておられるらしい。又そうあつて然るべきものだと私は思う。併し事実はなかなかそう参つておらぬ。長官も御承知の通りに会計検査院があの練達な人をだんだん修練して、そうして監……

第16回国会 内閣委員会 第23号(1953/07/27、3期、改進党)

○松原一彦君 国鉄機関車勤務の諸君の御意見はたびたび承わつておつて御同情申しますが、法第三十八条の四にある六種の業務の上になお最近は加えてほしいという意見も方々から聞いておりますが、あなたの今日の御陳述は、この二項の鉄道事業上における蒸気機関車乗務員としての現業勤務だけの御意見と承わりますけれども、何かはかの各公職に関係する諸君との間のお話合かなんかありますか、その点伺います。
【次の発言】 その御趣旨わかりますが、戦時中の軍属諸君のあの異常な酷烈な、潜水艦、飛行機その他の危険な不健康の業務をやつて来た諸君の加給、加算も取つてのけようとしているこの法案で、ここだけ残すということは技術的にも非常……

第16回国会 内閣委員会 第24号(1953/07/28、3期、改進党)

○松原一彦君 この法案は外務省設置法の一部を改正する法律案と関連しておりますので、両方併せて伺いたいと思いますが、それで外務省の本省に海外移住局設置に伴う六人の増というのがありますが、その海外移住局を新たに作る構想の前提となる、どこからどういう課を集めて新らしい機構をどういうふうにやるのかということを少し詳しく御説明願いとうございます。
【次の発言】 その移民班におつた六人はこれはそのまま引越すのじやないですか。
【次の発言】 そういたしますと、実質的に申しますと、欧米局にあつた一つの旅券を発行する渡航課というものをそのままその任務はそつくりそのまま人と共に持つて来てそうして六人でやつておつた……

第16回国会 内閣委員会 第25号(1953/07/29、3期、改進党)

○松原一彦君 副総理にこの点だけを私は一口たしかめておきたいと思うのですが、この軍人恩給の復活に対しては相当異存があつて、参考人などは随分極端な反討論を述べておられますけれども、私は一民族が国家を作つて行く上に、自分の国を護る忠節さがなくてはならないと思う。そういう意味におきまして、曾つての軍閥専横によつて祖国を誤つた元兇までをも私はこれを称讚しようというような気は毛頭ありませんけれども、忠誠にして勇敢であり、世界的に傑出した日本の旧軍人を日本民族が独立したこの際に、いささかなりともこれに報ゆる贈物をし上うというこの法律が、私は不足なものではあつても、当然過ぎるほど当然のものであるということを……

第16回国会 内閣委員会 第27号(1953/08/04、3期、改進党)

○松原一彦君 野本氏の質問で大体尽きておりますが、一つ私は疑問があります。これは恩給制度、退職年金制度というものに伴つての、年金でない一時金というものがある。現に恩給では一時恩給と称しておりますがこの制度と、今現に行われておる退職金制度、年金条件の最短年限に達しない者に、現行法では一時恩給というものがあつて、なおそのほかに別系統として多額の退職年金制度というものがいつの間にか発生して、最初は閣議の了解事項的なものであつたのがだんだんこう具体化して来て今では非常に大きなものになつているが、この点に対してこの二重建を総裁はいかにお考えになつておりますか。

第16回国会 内閣委員会 第28号(1953/08/07、3期、改進党)

○松原一彦君 委員長の御指名にお委せいたしたいと考えます。

第16回国会 予算委員会 第21号(1953/07/23、3期、改進党)

○松原一彦君 首相に若干懇談的に私は今日お聞き申上げてみたいと思います。毎日のこのうつとうしい空模様のように、日本の自衛問題についてもどうもうつとうしゆうて、はればれとしたものにならないのでありますが、これは自衛というものの本質から言うてもよろしくないと思う。こういう問題は民主的にも全国民が納得するような線がはつきり出たほうが自衛になるのであるから、どうぞ一つ首相、私の疑問を解いて頂きたいと思う。総理がかねて平和憲法の創設者としてこれを守りぬくことに強い信念をお持ちになり、同時に戦争放棄の下における再軍備をしないという御主張については、よくわかつておる。私はそれは正しい御信念であると思つて、今……

第17回国会 内閣委員会 第1号(1953/10/30、3期、改進党)

○松原一彦君 ちよつとこの間の恩給法改正の提案の理由のところでまだはつきりしておかなかつたのですが、この際三橋恩給局長にお聞きしますが、あの第十一条に但書を加えて、国民金融公庫及び法律によつて定める金融機関に担保とすることができるということをば加えられた趣旨をもう一偏承わりたい。というのは国民金融公庫は生業資金以外は貸さない、担保は要らないのが原則である。銀行その他の金融機関では借りることの困難な者に対して、無担保で金を貸すというところに国民金融公庫の特色がある。同時に、たとえ少額であろうとも生業資金以外は貸さないことになつておる。その条件付きの国民金融公庫に、恩給受給者のその恩給がまあ恩給証……

第17回国会 内閣委員会 第2号(1953/11/02、3期、改進党)

○松原一彦君 今度の災害復旧に関するいわゆる救農国会というものの重点が災害復旧費の査定、政府の予算が一千八百億円と一応決定し、それが更に二千五百六十五億と縮約せられておる。その縮約せられた理由を聞いてみるというと、文部省などの学校関係のものは初め八十億であつたのが四十億となつておる。半分に減つておる。五億、十億の予算の増減に対して国会は血眼になつておりますけれども、事実はこの査定というものの上に非常に大きな私は穴がありはせんかと思うのです。昨年来の地方の災害復旧に関する国庫補助の実績を会計検査院の側から見た結果については我々たびたびこの席で報告を開いて、行政監察局の方々もすでにとつくに御承知の……

第17回国会 内閣委員会 第3号(1953/11/04、3期、改進党)

○松原一彦君 只今御説明を承つていろいろお聞きしたいことが多い、特に政府と方針が違わないように打合せた上での御答申というのは、私はいささか腑に落ちないものがある、むしろこれは行政審議機関が独立の権威を持つて、この日本が戦後厖大になり複雑化した行政機構に対して大きなメスを入れる一つの示唆をお与えになることを私どもは期待しておつたのでありますから、そういう点につきましては若干これを拝見して私は遺憾の点もありますけれども、御質問申上げるとすれば、もう少し私どもにもこれを読まして頂いて考える期間を与えて頂きたいと思いますので、今日の審議はこの辺にとどめて頂きたい。  なお明日は、先般審議の途中で新らし……

第18回国会 人事委員会 第4号(1953/12/08、3期、改進党)

○松原一彦君 田中副長官に伺いますが、この給与ベースの改訂に関して御提案になつた御趣旨はほぼわかりますが、これに関連いたしまして伺いたいことをこれから申述べます。  国家公務員法の示すところによれば、この国家公務員というものは現職にある間だけの生活の保障があるのでなくして、退職後における生活保障もその第百七条、第百八条によつて明らかにされているのであります。然るにこの給与改正の際に特に政府が恩給には及ぼさないということをば言明せられた理由を伺いたい。
【次の発言】 補正予算においては別に御考慮には及ばないものと私は信じます。何となればこの補正予算は一月以降のベースアツプでありますから、これに恩……

第18回国会 内閣委員会 第1号(1953/12/03、3期、改進党)

○松原一彦君 小酒井内閣委員長と松原内閣委員の両名は杉田専門員らと共に、去る十月二日より六日まで五日間に亘り、石川県へ出張いたしまして、行政機構の整備に関する調査をいたしましたので、ここにその概略を報告いたします。  行政機構の整備につきましては、当委員会は国会の開会中は勿論、閉会中におきましても鋭意その調査に当つて来たのであります。過般の調査は、その問題点のうち、重要な問題点の一つであるところの中央行政機関の地方支分部局、即ちいわゆる国の出先機関の整備につきまして、主として調査に当つたのであります。更に詳しく御説明すれば、現在存在しておる国の出先機関の廃止とか統合とか、又これら出先機関で所掌……

第19回国会 内閣委員会 閉会後第1号(1954/08/09、3期、改進党)

○松原一彦君 私も一つ希望を申上げておきます。先刻矢嶋委員の要望で尽くされておりますが、例の大分湾におけるイペリツト弾の問題でありますが、昨今有名になりました高崎山の猿のおる自然公園のすぐ目の前の海岸、白木海水浴場から一キロのところ、そこから発見せられた。これは土地の漁師が発見したものでありまして、すぐ海岸の目の前であります。電車の通つているすぐ目の前の海から上つたという、非常に危険を及ぼす影響が大きいのです。而も外被の鉄がだんだん錆びて行つておのずから出て来るようなことがあつた場合における魚族の弊害、更に人体に及ぼす腐爛性の毒ガスを持つ化学製品でありますから、非常に土地の者は恐怖に襲われてお……

第19回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1954/08/10、3期、改進党)

○松原一彦君 薬事課長に伺いますが、私が草葉厚生大臣から聞いたところと話が違うのですが、草葉厚生大臣の言うところによると、イペリツトの限界は水よりも比重が重いから、たとえ海中でそれが出ても水底に沈んで上には浮かばない、何年かたつうちには毒性は消えるものだという意見もある。そういうことを調べた上で、或いはこのまま放つて置いてもいいのじやないかということも言われる。それを目下調べさしておるところだというお話があつたのですが、そういうことがあなたの専門の御研究の中から出て来ておりますか、どうですか。いや、あなたでなくても、国立衛生試験所のほうの調査の結果、比重が重いからたとえ漏れ出ても危険はないとい……

第19回国会 内閣委員会 閉会後第3号(1954/09/20、3期、改進党)

○松原一彦君 二つ伺いますが、先般矢嶋君がここで長官にお願いした例の別府湾の危険物引揚げ事件はその後どうなつておりますか。
【次の発言】 いろいろ御尽力を感謝しますが、その結果が公表せられる場合には、なるべく至急に一つ文書で以てこの委員会まで御報告願います。

第19回国会 内閣委員会 閉会後第4号(1954/09/21、3期、改進党)

○松原一彦君 長官に伺いますが、今国民の間に急に大きく浮かび上つて来た例の定点観測船の問題でずね、あれとこの海上保安庁との関係はどうなつているのですか。
【次の発言】 昨年中央気象台を見た時分に、その報告は受けたのでありますが、先般来のように台風が頻発して、全国民が不安におののかされておるときに果されたる今回の定点観測船の功績は、非常な大きな国民の一つの驚異となつておる。今朝の新聞にもありますように、僅か九つか十の子供が、お誕生日のお祝いのケーキを買うためにためてあつた五千円を持つて船を是非新しく堅固なものに作つてくれというので、献金に参つておるという記事もある。我々が見ておつても、あの船、あ……

第19回国会 内閣委員会 閉会後第5号(1954/09/22、3期、改進党)

○松原一彦君 ついでに、今概算払いによつて下級の軍人が非常に不利に陥つているという歎きがありますが、これを清算払でお返しになるお見込はいつ頃になりましようか。
【次の発言】 通算、加算についてはもうかねて長い開議論があつたのでありますが、今全国の恩給権擁護連合会の柴山会長からたびたび私のほうに頂きます恩給法の一部改正を更に改正する請願によるというと通算、加算によつて決して予算面には夥しい増加をする必要はない、あつても極めて少額であつて、それは若年停止であるからそれは予算面には影響は少い。スライドアツプ、不均衡の是正といつたようなものは先ずおいて、百万人から漏れているところのこの通算加算による不……

第19回国会 文部委員会 閉会後第5号(1954/08/04、3期、改進党)

○松原一彦君 私はこの問題の予備知識はないのでありますが、調達庁の次長に伺いますが、只今入つております海兵隊の兵員数、つまり入つているものの数はどのくらいあるのでございますか。
【次の発言】 文部省のかたに伺いますが、その杉本町校舎に日本の教育施設として、今収容しております学生数はどのくらいあるのでございましよう。
【次の発言】 それにしましても今ここにある資料を見ますというと、本校舎の囲りが何で遮断しておられるのかわかりませんけれどもが、遮断しておられまして、本校舎の正門が封鎖せられている。従つて正門から入る道がないために、阪和電車の駅に近いグラウンドの一部から西北部とありますが、その一番端……

第19回国会 文部委員会 閉会後第6号(1954/08/05、3期、改進党)

○松原一彦君 私は過般教育二法案の審議をしましたる責任上、その後における影響が非常に大きいであろうという全国からの警告を受けているのであります。何千通の電報、手紙でこの法案が行われたならば教育界における損失は計り知れないものがあるという夥だしい警告を受けつつあの法案の審議に当つたものであります。従つてその責任上私はあの直後から東京市内の学校、先般は九州に帰りまして私の郷里の方面における十数校、又その間東京でも地方でも多数の教育実際家に寄つてもらいまして、この法律によつてその後に現われたる影響を実は知ろうと努めて参つておるのであります。まだ結論を得ませんから御報告申上げかねますが、この文部次官通……

第19回国会 文部委員会 第22号(1954/04/16、3期、改進党)

○委員外議員(松原一彦君) 委員長にお願いします。私は一月以来病気でこの委員会を欠席しておりまして、四月の上旬に辛うじて出て参りましたが、まだ病中でございますので思が切れますから、座つたままで質問をすることを……。
【次の発言】 従つて、文部大臣も一つ懇談の意味で、四角張らないで、どうぞ座つたままでお答えを願いたい。  私は先ず私のこの法案に対する態度を申上げておきたいのですが、それは現行憲法を護持する民主的自由主義者として、私は各方面の意見を重んじつつ最後の結論をつけたいと思う。大局から申せば私はこの法案には反対であります。併し、どうしても必要であるということが納得できればその意見をも尊重し……

第19回国会 文部委員会 第23号(1954/04/19、3期、改進党)

○松原一彦君 私は漸く数日来からこそ、ここに坐つているものでありまして、実は病気のために余りよくこの問題を理解しておらんのでありますが、文相の御説明によつて、日本の教育を、偏向のない正しいものにしたい、そうして教育者をば、あらゆる権威や絆から断ち放して、自由に情熱をこめてその責務を尽すことのできるようにしたいという、こういう気持で以てこの法案が出されたものであるということに理解いたしたのであります。私も教育出身の者でありますために、戦後の教育の在り方並びにこれが如何に実践せられるかと、いう方法等につきましては、文相が今お求めになつている通りに考えているものであります。そういう意味におきまして、……

第19回国会 文部委員会 第25号(1954/04/21、3期、改進党)

○松原一彦君 私はこの法案の審議をするために資料を要求いたしたいと思います。この法案が出されるゆえんは、教育基本法の第八条の二に掲げられたる偏向教育を行なつてはならないというあの倫理規定、それが躊躇せられて、偏向教育を行なつておるという理由の下に、更にそれを教唆扇動する者をば取締ろうというのでありますから、偏向教育を行なつておるという事例が、先ずその基本を成すものと思います。その事例のほうは、拝見したのでありますが、それを実行しておつたために、つまり教育者として教育基本法に背いたる行動をとつておつたがために、地公法の二十九条によつて処分を受けた教員の実数、年次別にお示しを願いたいのであります。……

第19回国会 文部委員会 第26号(1954/04/22、3期、改進党)

○松原一彦君 私松原一彦です。丁度私は前のほうをお聞きしなかつたのですが、老人でございますから思想は非常に古い。私が三人の皆様方にお聞き申上げたいのは、私は日教組の行過ぎを随分長いこと攻撃し続けて来ているものなのです。併し戦前と戦後においては、いわゆる中道というものにも非常に違いがある。戦前の中道と戦後の中道には非常な違いがある。教育の目的、基準等においても戦前と戦後には非常に大きな開きがある。新らしい時代の教育に専念しようとせられる諸君に行過ぎのあるのは当然だ、時代の変化において。その行過ぎの事実を私は挙げろと言えば幾らでも挙げられますが、その事実に対しまして皆様方の御判断をお聞きいたしたい……

第19回国会 文部委員会 第27号(1954/04/23、3期、改進党)

○松原一彦君 関口先生に伺います。  関口先生も日教組の行き過ぎをお認めになつているようであります。日教組が行き過ぎでなければこの法律案は不用だと御手洗氏も言つておられます。私も全く同感であります。その関口先生がこの法案を無用だと言われるのも、一方には、それでも日教組の行過ぎというものをばお認めになつておられますから、この際学者として特に教育専門の学者としての関口先生から専門のお立場にあつてのどこが一体行過ぎか、一党を支持するための行き過ぎか、或いは理想を追うことに急なる余りの行過ぎか、偏向の事実はどこから来ておるのであつてどこをどう直せばよろしいのか、私どもも全くそういうところには迷つている……

第19回国会 文部委員会 第32号(1954/04/30、3期、改進党)

○松原一彦君 私は病気で長く休んでおつて勝手なことを申すようでありますが、この法案は政府でも非常に重大法案だと見ておいでになるようであります。私どもも日本の五十万の教育者を生かすか殺すかといつたような影響を持つ法案だと見ております。従つてごの法案の取扱いを私は必ずしも議事を引延ばしたり妨げたりしようとするような意思は少しもございませんが、よほど慎重に、ただ強引に数で押切つたというようなことでなくして参議院は教育を尊重するの余りに念には念を入れて最後の最高の線でこの法案をまとめげしたということが、はつきりせられるような態度をとつて頂きたいと思う、と申しますことは、衆議院で一応修正線が出ております……

第19回国会 文部委員会 第33号(1954/05/14、3期、改進党)

○松原一彦君 私は参議院改進党の総意を以て、只今提案せられました緑風会の修正点と、これを除く原案に賛成するものでございます。  この法案は五十万の義務教育に従事する先生方の思想、行動を、刑事罰を以て威嚇的に取締ろうとするものであります。教育者は単なる労働者ではないし、学校は一つ観念工場ではないのであります。教育者たる条件は、正しい情熱と思慮を持つ人格者で、全国民の信頼を通してのみ、千六百万の児童の教育に当り得るものでありまして、その教育者に対して、かくのごとき威嚇立法を以て思想、行動を取締ろうとすることにおいては、私は根本的に反対するものであります。誠に……

第19回国会 文部委員会 第35号(1954/05/20、3期、改進党)

○松原一彦君 結構な法案だと思います。成るべく一日も早く執行せられるように希望いたしますが、大変親切に考えて頂いておるようでありますが、僻地で一番困るのは、今もお話が出ておりますが、教員に人を得ないということだろうと思うのです。どうしても行きたがりませんので、それには私の知つておる実例としては、村で秀才を村費によつて養成するということが一番確実なように思います。その村の出身者で家庭もある次男か三男で、将来教育者になつてもいいといつたような極く頭のいい子供をば、小学校時代から探して中学校、高等学校、学芸大学へとやつて、高度の教育を前以て委託するのだということが計画的に行われますというと、非常に結……

第19回国会 文部委員会 第38号(1954/05/29、3期、改進党)

○松原一彦君 私はこの委員会に出席して日が浅いので、給食に関する現状をよく承知しないものであります。この法案審議の先ず前提として、今日本で行われておりまする給食の実施の情勢を大要御説明を頂きとうございます。
【次の発言】 関連して。只今局長から理想としては全児童に及ぼしたいということであり、一方議員提出の法案を見ましても、これには義務教育に関する中学校の生徒にまで及ぼしたいということが表明せられております。日本の食生活のうちで粉食を奨励するという点からいいましても、米の輸入に代えて小麦粉の輸入のほうが楽でもありますので、非常に結構だと思うのでありますが、何と申しましても一方には財政という難関が……

第20回国会 文部委員会 第2号(1954/12/06、3期、日本民主党)

○松原一彦君 関連してお尋ねしたいのですが、現在のところで教員は充実しておりますか、余ほどまだ不足でございますか、今の養成機関を拡充しなければ追いつかないのでございますか、どうなんですか。
【次の発言】 その四年課程が本体となつて、だんだんに二年課程は減るものと私どもも見ておるのですが、その学芸大学が一県一校主義で今日まで来ておりまするところに、今吉田さんの質問のように、地方によつては二つにしてくれというところもあるということを私承わつたんですが、愛知県以外にそういう要求の出ておるところがありましたらちよつと御例示を願いたいと思います。

第21回国会 文部委員会 第3号(1954/12/20、3期、日本民主党)

○松原一彦君 私はこの趣旨には何も異存はありませんけれども、炭鉱が不況になつたからというて、そこを指定し、冷水害地が困つておるからというて、そこの子供だけを取上げるといつたふうなものの考え方は、私は妥当でないと思つておる者です。というのは、これの対象となるのは今のケヤ物資等における特別の給食のほうは結構ですが、一般保護法からいうと、ちやんと保護法には原則があるのでありますから、医療保護にしても教育保護にしてもあるのであります。ここにあるようなことは行政運営の面で当然厚生省や文部省がやらなければならんもので、行政に親切を欠くというて、こういうことを立法府のほうから突込まれるというふうにも見られる……

第21回国会 文部委員会 第4号(1955/01/24、3期、日本民主党)

○松原一彦君 この問題は私は根本的に疑義を持っておる。予算にないものを無理に出す、プラス・アルファを出すということは、私は予算運営上無理なことだと初めから見た。また一般の公務員には余剰の経費の中で出したものでも教職員には出されないという、今日そういう余地のない事実がはっきりしておる。引き受ける方も引き受ける方だが要求するほうにも無理があると思う。だから文部省は出されない。そういう指揮権はない、文部大臣はどれだけを支給しろという指揮権はない。繰り上げ支給というものが超過勤務手当、小笠原氏の言う通り超過勤務手当を出したときにおいてもやられ、それは一応恩恵的に平等に全部に割当てて支給する習慣すらもで……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第6号(1955/11/02、3期、改進党)

○松原一彦君 恩給の不均衡是正につきまして、もうすでに議員諸君のうちにも認識が非常に強くなっておりまして、あの付帯決議ができたのでありますが、それに対してもなお不均衡の実態をつかむという点で非常に論議があるのであります。恩給局側の法規に基く恩給体系から見たる者と、それから給与を受けておる側の者から見たる実際上の額の不均衡といったようなものと、いろいろそこに相違は出ておりますけれども、今日責任ある大久保国務大臣が不均衡の事実を率直に認められまして、これが修正のために努力しようと公約せられたことは、私はまことに多とするものであります。ただ、さっき野本委員からの質問の中に、恩給亡国論のよって起るとこ……

第22回国会 内閣委員会 第9号(1955/06/04、3期、日本民主党)

○松原一彦君 恩給局の仕事は、そんなに私はたくさんの人手が要るとは思いませんが、私どもの記憶しておるところで、ベース・アップのあるたびごとに、恩給局はあわてて臨時を入れては処理している。それは六回あった。たびたび、こうインフレによってべース・アップする、ベース・アップするたびごとに、臨時の人を入れる。ところが、八、九年の間にベース・アップが六回あってみると、はやこれが一つの業務のようになってしまう。軍人恩給もこれで片づくはずです。九割三分で片づくはずのが、また、もう一つベース・アップして、新たに人をふやすとか、もっと制度的に広げて行くとかいうことも起ってくる。だから恩給局の仕事は、どうも予測の……

第22回国会 内閣委員会 第11号(1955/06/09、3期、日本民主党)

○松原一彦君 大久保国務相にも伺いたいのですが、恩給局の仕事なんというものは、ふだんならば私はたくさんの人は要しないと思いますけれども、ベース・アップが六ぺんもあったり、こうして元軍人の恩給が重なって動くようなことになると、やはり常勤的職員がたくさん要ると思う。支給額は八百六十億をこえており、その上に恩給局の収入にはならないけれども恩給によるところの分担金、あの納付金は明年度の予算には七十九億九千万円計上せられておる。つまり公務員からは七十九億円、約八十億円の恩給分担金が納付せられておるという一面の事実もあるのであります。従って将来、これが年金制としての新しい立場から、保険数理によるところの積……

第22回国会 内閣委員会 第13号(1955/06/16、3期、日本民主党)

○松原一彦君 今回の移民局の御計画は私は当を得たものと思うのでありまするが、非常に規模が小さくて、こんなことでどうなるかと思わさせられるものがありますが、しかし出発せらるることはけっこうだと思います。ただ日本の今の当面の問題は、御承知の通りに人口の過剰で、この小さい四つの島に八千万人が息詰まるような苦しみをみておるのでありますが、これを移民で解決するということは、今の状態であれば不可能であって、一年に五千や一万の人間を幾ら送ってもしようがない問題でありまするが、しかし、もしこれを東南アジア方面の近くに適当な移民し得る地帯を何かの方法によって獲得することができれば、私はもっともっと多量の移民の問……

第22回国会 内閣委員会 第14号(1955/06/17、3期、日本民主党)

○松原一彦君 今のは初めて私お聞きするわけですから……。さっき上林委員からの質問にありました三鷹市の旧中央航空研究所というのは、およそどのくらいな敷地になっているのでございましょうか。
【次の発言】 この既設の設備の利用ができるというお話でございますが、既設の設備は相当のものがあるのでございますかか、われわれ想像もつかないのですが、大体どういうものがあるのでございますか。
【次の発言】 防衛庁の科学技術研究所ですか、あれが焼けて引っ越しておるのがここでございますか。
【次の発言】 これと同じような、航空技術研究所が一カ所に集中するためというお話でありましたが、今あります既設のものはどういう種類……

第22回国会 内閣委員会 第18号(1955/06/27、3期、日本民主党)

○松原一彦君 関連して。ちょっとその審議会の構成、構想を話していただきたい。
【次の発言】 海技専門学院というものを神戸市から芦屋市に移すとなっておりますが、この海技専門学院の規模及び現状を一応御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 その三百人は芦屋で全部寮に収容しますか。
【次の発言】 今回修正で予算が少し増額しておりますが、今回の二千四百七十一万八千円というものの内訳は大体どういうことになりますか、大体でよろしうございますから……。
【次の発言】 神戸にあったのが芦屋に引っ越すというのですか、新しい土地に越すのでしょうか、そうじゃないのですか。

第22回国会 内閣委員会 第20号(1955/06/29、3期、日本民主党)

○松原一彦君 成規の手続を省略して委員長の御指名を希望いたします。
【次の発言】 政府委員に伺いますが、この文部省設置法の一部改正はきわめて簡単で、「賠償及び国際協力に関する事務」というものを明記しただけのことでありますが、その内容を一応御説明をいただきたいのです。
【次の発言】 第一に、横浜入国者収容所が今度川崎に移るようでありますが、その規模と、それから現在収容している外国人の国籍別、どういう事情で入ったか、その人数及びこれらに要する収容所の職員数等の概要を一応お聞かせ願いたいのであります。
【次の発言】 横浜の収容所は、その環境もよくないし、建物も不良であるから、新しく建てて理想的なもの……

第22回国会 内閣委員会 第21号(1955/06/30、3期、日本民主党)

○松原一彦君 日本民主党は、この法律案に対しまして付帯決議とともに賛成いたします。  この際希望を申し述べますが、行政整理という声に応じて常に定員が論じられる。冗員は淘汰しなければなりませんし、冗費は節約されねばなりませんが、というて、そのためにことさらに窮屈なる定員を上げて、非常勤もしくは常勤労務者等の臨時雇いをむりをして入れるといったようなことは、これは避けねばならぬと思います。必要なる定員は当然満たすべきものであります。また非常勤職員等におきましても、もちろん出勤せざる日に日給を給するわけに行かない制度になっておりますから、それを承知の上で職についたものとはいいますものの、先般来の例の四……

第22回国会 内閣委員会 第22号(1955/07/05、3期、日本民主党)

○松原一彦君 討倫も省略して、直ちに採決せられんことをば希望いたします。
【次の発言】 異議なし、賛成。
【次の発言】 私は長島君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 長島君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 長島君の動議に賛成いたします。

第22回国会 内閣委員会 第25号(1955/07/12、3期、日本民主党)

○松原一彦君 私はただいま御提案になりました千葉君の修正案に反対し、原案を支持するものでございます。日本の現況において経済自立こそは独立日本の基調であって、ここに一切の政治力を集中すべきは緊急の要件であると信ずるのであります。同時に野本委員が言われました新生活運動のごときも、この経済自立六カ年計画等の長期計画に対する実現が、全国民の総意を燃やして実践に移る道徳的基準ですらもありたいと考えるのであります。かような意味におきまして今回経済審議庁が経済企画庁となり、そうして、その企画の推進も経済企画庁長官が持ち、ここに当然各省の長に向って勧告を行い、進んでこれが実効をはかることは、きわめて当然なこと……

第22回国会 内閣委員会 第27号(1955/07/15、3期、日本民主党)

○松原一彦君 私はこの法案の最も重大な点は経費関係だと思うのです。軍人恩給そのものの本質的な問題もいろいろありますが、まずまつ先に考えなくちゃならぬのは経費関係であって、これが明らかになければ比較研究することができませんので、いわゆる民自案と称する法案の予算の本年度、明年度、平準度の計画をお聞きしたい。次に、山下案と称せられる社会党右派の案の同様の計画をお聞きいたしたい。本年度は四分の一の金額計算と思っておりますが、明年度はその四倍であるか、どうかはどうもわからないのです。それから衆講院における恩給法一部改正審議の際に出されましたる両社からの修正案というものも相当理由のあるもののように思われる……

第22回国会 内閣委員会 第30号(1955/07/21、3期、日本民主党)

○松原一彦君 提案者に伺いますが、この法案を拝見する限りにおいて、費用も要らないし、看板も金看板になりますから別にこだわらないわけでありますが、この法案の手続き及び機構の問題から考えますというと、現行の国家行政組織法の一部の変更であって、お示しの通りに部というものは本来総理府及び各省にはないのがほんとうである、当分の間仮においてある姿になっておるのでありますから、部を局にすることについてはまず当然だと言ってもいい、縮小して課化する場合もありましょうが、これはずいぶん従来論じられて、やかましく論じてきた問題でありますが、こういうようなことは大局から見て政府が提案すべきものだと私は思うのです。そう……

第22回国会 内閣委員会 第32号(1955/07/23、3期、日本民主党)

○松原一彦君 野本君の動議に賛成いたします。

第22回国会 内閣委員会 第34号(1955/07/26、3期、日本民主党)

○松原一彦君 私は日本民主党を代表いたしまして本案に賛成いたします。  日本の軍人は恩給制度によって身分を国から保障せられて、今日まで幾たびかの大戦役に従事して参ったのであります。その国の保障が、今回の大敗戦の結果払われなくなったという経済的な事実もありますが、国民感情が冷たくなった点もありましよう。しかし、というて一千万の国民を動員して戦争にかり立てておきながら、敗戦の罪を軍人にのみ課して、国民が戦後においてこの人々を飢えさしておくということは、私は国の信義の上から許されないと思います。ただ国力の回復はまだ不十分でありますために、委員諸君から討議のうちにも引かれました通りに、特例審議会の答申……

第22回国会 内閣委員会 第36号(1955/07/28、3期、日本民主党)

○松原一彦君 防衛庁設置法の一部を改正する法律案外二法案に対し、日本民主党を代表して賛成します。  本案は設置法においては、自衛官等三万一千二百七十二人を増員し、初年度において二百六十六億一千万円の経費を要するものであって、この結果、防衛庁の定員は十九万五千八百十人となるのが最も著しい改正であって、その他自衛隊では各地に方面隊を増置し、新たに混成団及び航空団を設け、海士長、空士長に任用期間を定めることにいたし、これに伴う諸給与を定めたものでありまして、すでにこれは本年度の予算に明らかに計上せられて国会の承認を得たものであります。政府はこれを実施する責任を持っております。従って、この法案の成立に……

第22回国会 内閣委員会 第37号(1955/07/29、3期、日本民主党)

○松原一彦君 私は先般政府側に御質問いたしておいたのでありますが、現行行政機構においては、部は当分の存在で、これは整理して、しかるべき局または課にするということになっておるのであります。従って内容を備えたる部が局になることについては異存はございませんが、これが行政機構全部を通して見たときに、この運輸省の観光部が観光局になる。これはきわめて妥当であるとして、なおこのほかにも、これに準ずるものもあるやに思われます。政府はかような法案を議員提出とせず、将来高い見地から全般を見比べて、近き将来にこの部の整理及びこれに伴って公正なる局への昇格等の御用意があるかどうか、この点を伺っておきます。

第22回国会 内閣委員会 第38号(1955/07/30、3期、日本民主党)

○松原一彦君 私も一つお尋ね申し上げたい。日本国民は世界で最初の原子爆弾の犠牲になっておりますので、この原子力兵器に対して異常な恐怖を持っております。従って原子兵器といったような言葉が軽々しく使われることにつきましては、神経をいら立てることも、世界中の人々よりも強いと思うのであります。従って政府は、そうでなくても身近にありましたこの犠牲を顧みましても、原子兵器といったような言葉がどういうようなものであるかを、この機会に一つ明らかにせられて、今の禅問答でないように、(笑声)はっきりとおつけ下さることを希望するものであります。私の所見によれば、これはお尋ねするのですが、杉原長官にもお尋ねしたいので……

第22回国会 文教委員会 第4号(1955/05/14、3期、日本民主党)

○松原一彦君 関連して……。私も今矢嶋氏の言われる通りに、汽車に乗るたびに、修学旅行に出会いますと、子供について、あるいは生徒に対して、その日程、計画費用等を聞いております。私の聞いた一番大きいのは、北海道の北の端から来たので、四国まで行って費用が約二万円、小遣いはと聞いたら約一万円、三万円要るかと言ったら三万円、九日か十日であったと思いますが、よくそういう負担ができると思うて驚いたのであります。むしろ非常識に驚いたのでありますが、いわんや小学校の生徒は義務教育であって、どんな貧乏な子供もことごとく収容しているのがその実態であります。それが派手な二泊三日、船に乗り汽車に乗って中国から四国まで、……

第22回国会 文教委員会 第5号(1955/05/17、3期、日本民主党)

○松原一彦君 文部大臣に伺いまするが、災難を見ておるというと、当然避くべからざる災難が相当ある。災難のたびに驚いて教育価値の豊かな修学旅行などに臆病にならないようにというさっきの矢嶋氏の質問に対して、それはそういう意味ではないというお答えには私は非常に賛成しますが、修学旅行から生ずる弊は単なる交通事故等のみでなくして修学旅行そのものの中に発生しておる。昨日出ました週刊朝日に収録せられておる具体的なたくさんないい例と悪い例がありますが、大臣でらんになったでしょうか。
【次の発言】 これは一つ文相もぜひごらん下さいまするように。中には大へんいい例がある。非常に周到な、行き届いた注意によって教育的に……

第22回国会 文教委員会 第10号(1955/06/07、3期、日本民主党)

○松原一彦君 ちょっと福島長官に伺いますが、学校の敷地内にあるあとから建てた建物は、現実、学校で利用のできるようなものでございますか。
【次の発言】 長官についでに伺いますが、その民有地に建っているものは総合大学として拡張する場合の校舎として、教室として使い得るものでございますか。多少の変更を加えれば学校施設となるものかならないものか、その辺はいかがですか。
【次の発言】 田中教授に伺いますが、田中先生は滝川総長が暴行を加えられたところを御覧になっていらっしゃったのでございましょうか。いかがでしょうか。
【次の発言】 そのお言葉の中に滝川総長をける、打つというお言葉があったのですが、新聞にもそ……

第22回国会 文教委員会 第20号(1955/07/12、3期、日本民主党)

○松原一彦君 提案者に伺いますが、今高橋委員からも質問がありましたが、国立大学の付属病院で何年間か看護婦をしておった人が、その後昭和十六年以後の、恩給を受ける資格を取った後の職員に就任した場合、その国立大学の病院に勤務しておった年数を同様に準用、これをこの解釈の中に入れられますか、入れられませんか、その点をお伺いします。
【次の発言】 看護婦という仕事は非常な大事な仕事であって、人命を預かって、たとえそれが医師の指揮のもとに働くものであっても、重大な仕事であるにかかわらず、長い間看護婦が大学等の職員として何十年勤めても恩給の対象になっていなかった。最近においては看護婦の資格も非常に向上して、専……

第22回国会 文教委員会 第24号(1955/07/26、3期、日本民主党)

○松原一彦君 日本民主党を代表しまして、衆議院から送付してこられました修正案を含む全部並びにただいまの堀委員から御提出の附帯決議を含めて賛成いたします。

第23回国会 議院運営委員会 第6号(1955/12/07、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) 犯罪者予防更生法に基きます中央更生保護審査会の委員につきましては、本年七月三十一日横溝光暉君の任期が満了いたしました。その後任委員につきましては、鋭意人選中でありましたところ、右横溝君を最適任者であると思量するに至りましたので、再び同君を右審査会の委員に任命いたしたく、犯罪者予防更生法第五条の規定により貴院の同意を求めるために本件を提出いたしましたわけでございます。  お手元も履歴書で御承知の通り、横溝君は大正九年高等試験行政科を合格、同十年東京帝国大学法学部を卒業後、東京府属に任ぜられ、以来地方警視、復興局事務官、内務事務官を経て内閣書記官に任じ、官房総務課長となり……

第23回国会 議院運営委員会 第8号(1955/12/09、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) 今後の人選につきましては、慎重に考慮いたします。  なお上田委員のことにつきましては、前会御答弁申しました通りにまだ何の交渉もございません。

第23回国会 法務委員会 第1号(1955/12/06、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) ごあいさつを申し上げます。きわめてふなれな者でございます。方面違いとは思いますが、誠心誠意御奉公申したいと存じます。どうぞよろしく。(拍手)

第23回国会 法務委員会 第3号(1955/12/15、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) 私まだ就任日が浅くして、詳しいことはわかりませんが、この短い間に予算関係のものを当ってみましただけでも、私ども議員として今までこの方面に対して非常に不明であったことを恥じる者であります。  ただいまお話のありましたように、人権擁護という重大な問題を担当している中央の局の定員が十三人であります。一局として十三人の定員をもってこの重大事件を扱っているのでありまして、その費用に至ってはまことに微々たるものであります。その微々たるものすらもなおかついつでも比例的に予算を削減せられるといったようなことがありますので、見るに耐えかねているような次第でございます。従って本年度はもち……

第24回国会 議院運営委員会 第53号(1956/05/21、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) 中央更生保護審査会委員土田豊君は、本年一月二十四日退職いたしましたので、その後任として木内良胤君を、また、本月二十四日任期満了となります同審査会委員金沢次郎君の後任として久保田万太郎君をそれぞれ同審査会委員に任命いたしたく、犯罪者予防更生法第五条の規定により、両議院の同意を求めるため、本件を提出いたしました。お手元の履歴書で御承知の通り、木内君は大学卒業後、外務省に入り、領事官補、外交官補、大公使館書記官及び大使館参事官として、広東、伊国、仏国、スイス国及びトルコ国等に在勤し、その間、国際会議帝国事務局事務官の職にもありましたが、昭和二十一一年四月退官し、その後、同二……

第24回国会 内閣委員会 第5号(1956/02/14、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) ただいま上程になりました法務省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を簡単に御説明いたします。  この法律案の要旨は、少年院を新設し、若干の少年院の分院及び少年鑑別所の分所を、本院または本所に昇格させ、火災により、その施設の大部分を失った少年院を廃止し、及び市町村の廃置分合により、位置の改められた刑務所、少年院等の位置を改正することの四点であります。  第一の少年院の新設につきましては、最近、広島矯正管区内の少年院に送致される少年が、かなり増加しておりますので、同管区内の少年院の収容力の実情にかんがみ、新たに岡山県に少年院を一カ所新設することといたし……

第24回国会 内閣委員会 第8号(1956/02/23、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) 後段のところをちょっと聞き落しましたが……。
【次の発言】 今の千葉さんの御質問に対して数字上の的確なことを私申し上げる用意はありませんが、実は少年院は非常に苦になっている重大なる問題の一つでありまして、ややむすれば世間からあれを刑務所のように見られてやっかいがられるのでございますが、御承知の通りに、これは純然たる教育機関でございます。法務省は刑罰に付する幅を少くして、刑罰以前に十二分の行政的手段を尽したいという熱心な希望があります。最も重大な少年院のことでございますから、今年も精一ぱい手を尽したいというのでいろいろ調べてみますというと、教育機関でありながら机もろくに……

第24回国会 法務委員会 第3号(1956/02/16、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) 私から便宜御説明申し上げます。  家事審判法の一部を改正する法律案について、提案の理由を説明いたします。  家事審判法施行このかた、家庭裁判所が家庭の平和と健全な親族共同生活の維持のために、大きな成果をあげつつあることは、周知の通りであります。しかしながら、家庭裁判所において審判がなされ、あるいは調停が成立いたしましても、これらの審判または調停で定められました義務の履行が十分に保障されないといたしますならば、家庭裁判所に救済を求める当事者の紛争が終局的に解決されたとはいえないことはもとよりでありまして、家事審判法制定の趣旨の完全な実現にはまだほど遠いものがあると申さね……

第24回国会 法務委員会 第4号(1956/02/21、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) ただいま議題となりました外国人登録法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。  現行外国人登録法は、昭和二十七年四月二十八日平和条約の発効と同時に施行され、その後数回にわたりまして改正をみておりますが、それはいずれも他の法律の改正に伴う条文の整理または本法の一部規定の施行期日の延期に関するもの等でありまして、制度の実質面に触れたものではなかったのであります。  このたびの改正も、もちろんこの制度の本質的な部分については、何らの変更を加えるものではありませんが、ただ、これまでのいわば形式的な改正と異なりますところは、従来とかくの紛争を起して参りました外国人登……

第24回国会 法務委員会 第8号(1956/03/12、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) 下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案について、提案の理由を説明いたします。  この法律案は、最近における市町村の廃置分合等に伴い、下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律に所要の改正を加えようとするものであります。以下簡単に今回の改正の要点を申し上げます。  第一は簡易裁判所の名称の変更であります。すなわち、簡易裁判所の名称は、その大部分が所在地の市町村の名称を冠しております関係上、市町村の廃置分合またはその名称変更に伴い、簡易裁判所の名称もまたこれを改める必要がありますので、福岡県宇島市が設置され同市の名称が豊前市と変更されたことに伴い、八……

第24回国会 法務委員会 第9号(1956/03/27、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) 訴訟費用等臨時措置法の一部を改正する法律案について提案の理由を御説明申し上げます。  この法律案は、国家公務員に対して支給する旅費の定額の改訂に応じ、民事訴訟、刑事訴訟等の証人、鑑定人等の日当及び宿泊料を約三割増額しようとするものであります。  御承知の通り、民事訴訟、刑事訴訟等における証人、鑑定人等の日当及び宿泊料の額は、訴訟費用等臨時措置法により定められているのでありますが、これらの額は、その性質上、国家公務員が出張した場合の旅費の額を基準として定められております。  今回、政府におきましては、旅費についての支出の適正化を図り、旅行等の実情に即するようにするため、……

第24回国会 法務委員会 第10号(1956/03/29、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) 先般亀田委員からのお尋ねの件でございますが、法務省では裁判所の方に判決の結果等問い合わしておりますが、まだ詳しい返事がございません。御承知のようにわが国の裁判所がお尋ねのような事件について裁判権を持っているものかどうか、前にあった青森の例と今回の例とでは反対の結果も出てきておるそうでございまして、ただいま当局においていろいろ調査をいたしておるところでございます。その経過につきましては政府委員の方から御返答申し上げたいと思いますので御了承願います。
【次の発言】 ただいまの平賀氏の見解の通りでございます。
【次の発言】 ほうっておくわけではございませんが、この問題はすで……

第24回国会 法務委員会 第13号(1956/04/10、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) 実はこの問題が起り、高田委員長ともきのう御折衝申して、君はあの「真昼の暗黒」を見たかというお話で、しごく恐縮しておりますが、実は私ただいま非常に忙しくて、夜昼ともにひまがございませんので、ついまだ見ておりません。しかし先般来このことにつきましては最高裁判所の方からも事務総長が来ての話でありまして、よく存じておりますので、なるべく近いうちに見たいと思っておりますが、亀田さんの言われる通りに、こういう人権に関する問題は慎重の上にも慎重に扱わねばならないと心得ております。今回の京都事件につきましても、この道の多年の経験者である事務次官ともよく打ち合せましたが、過去においても……

第24回国会 法務委員会 第14号(1956/04/12、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) お尋ねの日韓問題の前提をなす大村収容所における韓国人の釈放と、釜山にいる日本漁民の解放とを交換条件にするということに対するお尋ねでございますが、これは厳密なる法理的解釈としまするならば、法務省は同等のものではないという所見を持っておるものです。季ラインという国際的に認められないものを引いて、これを越えた者を一方的に韓国の方では処分をしております。そして刑期の満ちた者は当然帰すべきであるにかかわらず帰さない。国際慣行から言うても強制退去せしむべき性質のものであります。それがそのまま抑留せられている。今国内において韓国籍あるいは朝鮮籍を持つと認めらるる人々が四百幾十人、不……

第24回国会 法務委員会 第16号(1956/04/18、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) 御質問の通りに心得ております。

第24回国会 法務委員会 第17号(1956/04/24、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) 取扱いのこまかい技術的な点は私よくわかりかねますけれども、大局から見てこの問題は非常にむずかしいものが含まれておるということをこの間うち本会議でも申し上げておきました。まだ私どもの調査は完全に終ったわけではございませんし、ただいま承わっているところだけでも調べなければならぬ点がたくさんあるように思いますから、法務省の方からも刑事局長代理が申しましたように、こちら側からも調べ、人権擁護局長の方からも調べまして真相を明らかにして、負うべき責任は負いたいと思います。
【次の発言】 指紋というものの私どもに与える印象は、決していいものではございません。犯罪者の指紋をとっておる……

第24回国会 法務委員会 第19号(1956/05/15、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府塾員(松原一彦君) 日本の火災がいかにおびただしい損害を与えておるかということにかんがみましても、火災の原因の探求は、私ども担当の法務省におきまして、検察方面からも非常に大切に考えておるところでございます。従って今衆議院の方の御提案もありましたように、この問題を将来にわたって各方面から総合的に研究することにつきましては、もちろん賛成でございまするし、協力を惜しまないものでございます。
【次の発言】 委員長の御希望ごもっともに思います。十二分に協力し、調査し、その実現を期したいと思います。
【次の発言】 霜害対策は私にもわかりかねますし、法務省にはどうもあまり近い関係もないようですが、霜害……

第24回国会 法務委員会 第20号(1956/05/17、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) お答え申し上げます。お話の通りにこの法案のねらいどころは婦女子が被害者の立場にあるということであって、婦女子を罰するのじゃない、婦女子をば保護救済してこれを正業につかしめようというのが目的でございますので、予算は今年ははなはだ乏しゅうございますが、明年からは大幅に取る予定を立てまして保護更正の面は明年四月一日から出発いたすのでございます。これが強化せられますというと、いわゆる売春に従事しておる婦人の数字は減っていく、減っていけばもう業者は立つ瀬はないのであります。業者は業をする余地はない、業者に業をする余地を与えておけばいつまでたってもこれは解決はつきません。そういう……

第24回国会 法務委員会 第23号(1956/05/29、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) 直接の担当事項ではございませんが、生活困窮者であって、公けの扶助を受ける者は、外国人である限り本国に送還するという国際慣行があるのでございますから、朝鮮の諸君が外国人として一般の拘束を受けるものであるならば、同時にこの生活の扶助などは受けられないはずでございますが、しかし、今羽仁委員のお話の通りに、長い歴史もありますし、人道に基きまして、ただいまも二十数億円の生活保護が出ておるのでございます。困窮のゆえをもって強制送還などをいたしてはおりません。入国管理は私の方の責任でございます。ただいまのところでは、そういう処置は取っておらないのでございます。以上お答え申し上げます……



各種会議発言一覧

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 厚生・文部・地方行政連合委員会 閉会後第1号(1950/11/16、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 神崎証人に伺います。先刻の証言の中に、十一月一日東京のP・T・Aの大会があつた席に、川崎教育長が、このような問題は合法的に取扱われておるので只今の法律では取締の途がない。近くマクマナス氏が来られるからこのマクマナス氏に訴えて解決をしたらよかろうと言われたと言いますが、さように了承してよろしうございますか。
【次の発言】 これは委員長由々しき大問題であります。一体このような問題が日本の法律で解決ができぬ、又自治体において解決ができず、そうして司令部のほうの要職の人に訴えて解決しようという示唆を與えたことはこれは重大で聞き捨てならんことである。ややもすれば我が日本国民はみずから卑下し……

第8回国会 厚生・文部連合委員会 閉会後第1号(1950/11/15、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 岡安証人にお聞きします。午前中建築指導課長という方の証言がありましたが、建築指導課長という、指導という字の付いている職責はどういうものでございましようか。これを一つ。
【次の発言】 すでに指導課という名が付いている以上は、建築上の指導というのは、單なる法規的な指導ではなくて、東京都における、いわゆる日本の首都における建築理想に対する私は広義の指導があるべきものだと、こう思う。そう考えて差支えございませんか。
【次の発言】 指導課長の言われるところによりますというと、二年以上指導課長の職に付いておられるそうであります。それならば、東京都における建築が如何なるものであるかは疾くに御承……

第10回国会 建設・厚生・在外同胞引揚問題に関する特別委員会連合委員会 第1号(1951/05/25、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 この法案が出ましたことは従来の賃貸住宅、いわゆる庶民住宅に裏付けするものとして誠に結構なことだと思うのでありますが、一、三の点につきまして提案者にお伺いいたしたいのであります。これは公営住宅であつて特殊の目的を以て建てられるものではありますが、それは庶民の福祉の上に貢献するというものではありまするけれども、一方的な恩恵的なものではないはずである。たとえ低額所得者といえども恩恵的に取扱われて、何か一つのお役所の下に管理せられるといつたようなふうに住みにくい気持を持つようなことは希望しないと思うのであります。そういうような点におきましてこの第十三条に家賃及び敷金の変更等に関しましては……

第13回国会 厚生委員会遺族援護に関する小委員会 第1号(1951/12/20、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 今の廃止か停止かという問題どうでしようか。
【次の発言】 関連してお尋ねしたいのでありますが、恩給局長にお尋ねしますが、この敗戦によつて特別の覚書による勅令が出て軍人の恩給が支給せられないことになつておりますが、その覚書の根本條件は日本から軍国主義的な思想を抜くといつたような、初めは方針であつたように聞いてもおりますが、併し今この勅令によつて恩給の廃止を受けて困つておられる状況は、只今杉沼さんからも懇々お話がありました通りで、特に太平洋戦争に関係のない、明治、大正、昭和時代の古い軍人及びその未亡人等の扶助料まで一切が今は廃止になつておつて誠に気の毒な状況にある。今度の戦争に直接参……

第13回国会 内閣・経済安定連合委員会 第2号(1952/06/04、2期、改進党)

○松原一彦君 議事進行について、私も先日安本長官からこの説明を聞いて、誠に御尤もと思つてここにアンダーラインを引いているのですが、この御尤もと思つて聞いておつたことと野田さんの御説明は全く違うのです。で総合調整をするとかいうことにしましても、基本がなくしての調整のありようがない。基本計画という一つの基準があつて、これによつて各省からばらばらに出るものをば総合調整をしなくてはならん、その基本を立てる、これは審議庁だとばかり信じて私どもは今日までおりましたが、その基本は野田さんの御説明によるというと各省で立てるのである。その総合調整をするというのは單なる走り廻り役の世話人といつたようなことであるな……

第13回国会 内閣・厚生連合委員会 第2号(1952/05/16、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 保利官房長官にとくと私は御懇談的に伺いたいと思うのであります。日本に前例のない敗戰の跡始末でありますから実は誰も心がまえがなかつたということは無理はないと思うのでありますが、突如として昭和二十一年に軍人恩給はすべてこれを給せずというポツダム宣言受諾に伴うあの勅令が出ましてすべての軍人が恩給を給せられなくなつたのであります。これは敗戰の結果であるからいたし方がないと言つてしまえばそうでありますが、考えてみると随分これには無理があつた。戰争に従事した者がその罪として追放を受けておる。追放を受けた者は軍人ばかりではない、文官といえども同様に追放を受けておるのであります。この追放を受けた……

第13回国会 内閣・厚生連合委員会 第3号(1952/06/09、2期、改進党)

○松原一彦君 厚生大臣に私伺いたいのですが、私も若干厚生委員を勤めて内部の事情も知つておりますが、今次長はのけても仕事の上に差支えはないというお答えでございましたが、医務局などは現に今度六十六の国立病院の移讓をやろうとしております。そうして医務局の仕事は相当附属機関等もあつて、医務行政、医療行政というものが今急を要しているのでありますが、殊に御承知のような医薬分業等の問題も解決しなければなりませんが、それに技術出身の技監による局長で一体捌いて行けるという御自信がおありになるでしようか、どうでしようか。私はそこにはどうしても補佐的な專門の事務官的次長がなくてはやれないのじやないかというふうに外か……

第13回国会 内閣・地方行政連合委員会 第5号(1952/05/13、2期、第一クラブ)

○松原一彦君 関連して……。今御説明になつた駐留軍側の顧問というのは、一体どのくらいの人が顧問となつてこの指導に従事しておりますか。
【次の発言】 その数は……。
【次の発言】 その数も併して伺いたい。
【次の発言】 独立後におけるその今までの引続いて参つた慣習的のことは、独立後においては、一体どういう法的根拠を以てこれからお急ぎになるのですか。
【次の発言】 法的根拠……。
【次の発言】 今後の警察予備隊の幹部養成の学校、教育機関にもアメリカ側の教授と申しますか、教官をお入れになる御予定でございますか、承わりたいと思います。

第13回国会 内閣・地方行政連合委員会 第9号(1952/06/07、2期、改進党)

○松原一彦君 私もよくわかりませんから念のために伺つておきますが、憲法で「内閣総理大臣及びその他の国務大臣は、文民でなければならない。」と、こうある。この文民の定義が今の御意見によるというと旧陸海軍人も又文民である。やはり将来内閣総理大臣その他の国務大臣も旧陸海軍人の前歴のある人から出ることは予想せられますが、そういうふうに御解釈なさいますか。
【次の発言】 一体日本に文民以外の軍人はないはずです。文民に対するものはこれは軍人でありますが、大橋国務大臣は保安隊、警備隊……、或いは保安隊も入つておりますか、これは皆文民でない、文民でないとすればこれはなんなんでございましようか。その性格はどうおと……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 公職選挙法の一部を改正する法律案両院協議委員正副議長互選会 第1号(1953/07/30、3期、改進党)【議会役職】

○仮議長(松原一彦君) これより公職選挙法の一部を改正する法律案の両院協議委員正副議長互選会を開きます。  本院規則第百七十七条によりまして私が年長の故を以ちまして選挙を管理いたします。参議院の両院協議委員正副議長の互選は如何いたしましようか。
【次の発言】 島村君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 只今の島村君の動議に御異議ないものと認めます。それでは私から御指名申上げます。議長に堀末治君、副議長に島村軍次君を指名いたします。  これで散会いたします。    午後九時二十一分散会

第17回国会 内閣委員会行政機構の整備等に関する小委員会 閉会後第1号(1953/11/24、3期、改進党)

○松原一彦君 会長にお伺いしたいのですが、道州制といつたようなものに対して、何か意見は出なかつたのですか。
【次の発言】 もう一つお伺いいたしますが、行政整理で一番私ども取組まなければならない問題ですけれども、中央機構はもとよりでございますけれども、人員、人数の点から言いますというと、出先は一番多いし、更に地方公共団体の地方公務員が非常に増大いたしておるという事実はお認めになると思うが、特に最近著しい傾向は、府県の出先機関と言いますか、府県が却つて中央に事務所を持つておる。その事務所の数は四十六に及んで、神奈川県、埼玉県までが東京に事務所を持つておる。そしてそこに多数の地方公務員が常駐いたして……

第17回国会 内閣委員会行政機構の整備等に関する小委員会 閉会後第2号(1953/11/25、3期、改進党)

○松原一彦君 冨士は幾らですか。
【次の発言】 只今専売公社の従業員、の数が四万一千人ばかりかと思いますが、そのほかに組合員以外の職員数はどのくらいでございますか。
【次の発言】 それでは公社の従業員、総数四万二千人くらいと見てよろしうございますか。
【次の発言】 その中で本社の審査部が大変効果を上げておられるということはいいことと思いますが、この人員はどのくらいでしようか。
【次の発言】 専売公社としては売上が増加するほどいいにきまつておりますが、国民としてはどうもたばこをのむことは私は希望しない。その意味において専売公社は喫煙を国民に奨励するという積極策をお持ちでしようか、どうでしようか。

第17回国会 内閣委員会行政機構の整備等に関する小委員会 閉会後第3号(1953/11/26、3期、改進党)

○松原一彦君 養成機関についてちよつともう少し具体的に説明して頂きたいと思います。
【次の発言】 これは何年。
【次の発言】 目黒にある無線電信学校ですか、あれとはどういう関係があるのでございますか。
【次の発言】 中野に高等無線通信学校なるものがあつて、その校長は小沢前郵政大臣、その職員は現職の郵政省関係及びあなたのほうの関係のかたがたくさん名前を並べておられるよりに思うのですが、そういう事実はありますか。
【次の発言】 地方の昔の電報局、電信局、今日は独立しておられます、郵便局の中にあるのが通常でございますか。それとも独立の庁舎を持つているのでございますか、地方では……。

第17回国会 内閣委員会行政機構の整備等に関する小委員会 閉会後第4号(1953/11/27、3期、改進党)

○松原一彦君 亀山会長に伺いますが、この委員会は当面しておる行政整理の問題を担当いたしておりますので、今度議題になると思われますものは科学技術の方面を高揚して日本の危機を何とかこの方面から打開したいというので、科学技術振興議員連盟というものがありましてこの連盟でも要望いたしておるのであります。その要望の一つが科学技術庁の新設ということになつております。これにつきましては日本学術会議はどういう態度をおとりになりますのか、いろいろ噂もありますが、公式に一つお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 それもいろいろ伝えられておりますが、大体は反対だといつたふうにも聞いておるのでありますけれども、公式……

第17回国会 内閣委員会行政機構の整備等に関する小委員会 閉会後第5号(1953/11/28、3期、改進党)

○松原一彦君 私一つお尋ねいたしましよう。私はかねて、この資源の乏しい、而も経済力の浅い日本の行き詰つた今日を救うものは、科学技術の振興以外にはないと思う。而もそれは社会科学とか或いは法学とかいつた方面ではなくて、本当に自然科学の面から、世界的のものが日本に発明、発見せられなければ、救いようがないような感じがする。先般、今、自衛論が盛んに起つておりますが、木村長官とも相談して、軍備というものを、地上の兵力を増すことによつて、あなた責任を負えますかということも聞いたのですが、それは負えない。原子爆弾を運ぶジエツト機が発達する。その予想せられる将来の戦争、侵略等に対しての防禦は、それはジエツト飛行……

第24回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1956/03/20、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松原一彦君) 昭和三十一年度法務省所管の予定経費要求額につきまして、その大要を御説明申し上げます。  昭和三十一年度の予定経費要求額は、二百十億二千七百三十七万一千円でございまして、これを前年度の予算額二百二億三千六百九十九万三千円に比較いたしますと、七億九千十七万八千円を増加いたしました。増加の詳細は別途の資料により御承知願いたいのでございますが、今増額分の内訳を大別いたしますと、第一に、人件費関係の三億六千百万円、これは昇給、昇格等に要する職員俸給等の自然増であります。第二に、施設費関係の九千四百十八万一千円、これは裁判所との均衡上増額となったほか、特に登記所関係の新営費が増額……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/10/18
データ入手日:2024/10/10

松原一彦[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



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