国会議員白書トップ参議院議員椿繁夫>委員会発言一覧(全期間)

椿繁夫 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

椿繁夫[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは椿繁夫参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。椿繁夫参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 通商産業委員会 第9号(1950/07/31、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちよつとお伺いしますが、問題になつております普通の中小企業の場合ですと、国内の有効需要がないために、製産量或いは計画量が殆んどはけないというのが、一般的な中小企業の悩みですが、ここに表を頂いたのを見ますと、計画量に対して出荷率が一番高いのが九四%になつて平均五五%くらいしか計画量に対して出荷率がないのですが、その百%の生産が行われました場合、国内需要というものはどういうことになつておるのか、そういうようなことについてお伺いいたします。
【次の発言】 私ちよつと先程役所の方の御説明を聞き洩らしたかも分りませんが、今業界の方で要望しておられるような割当は当分継続するという御説明だつたん……

第10回国会 通商産業委員会 第7号(1951/02/13、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 私ちよつとお伺いしたいと思つておつたことを古池委員からお尋ねを頂きましたので、重複しない点を二、三お尋ねいたしますが、二十五年度の輸入計画を、これは対照しますればわかることではありまするけれども、今手許にございませんのでちよつと伺うのですが、この資料の五に入荷実績が書いてございます。これは輸入計画の何%になつておるかということを伺いたいのと、殊に朝鮮動乱に中共が介入をしたということが明らかになりまして以後、十月以降の計画量に対する入荷の実績がどのように相成つておりますか。これは鉄鋼が原材料のすべてを海外からの輸入に仰がなければならんという点から考えまして、最近の計画に対する入荷の実……

第10回国会 通商産業委員会 第13号(1951/03/01、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 この参考人の御発言の中で最も私ちよつと注意深くお聞きしましたのは、協同組合の全国的な団体の経済行為の問題でありますが、前に政務次官は、この経済情勢の変動に対処するために、事業者団体法、独禁法の改正等を今改正のために研究中であるという御挨拶が年の初の御挨拶のときにあつたように思う。で、協同組合を本当に育成強化するためには全国的な団体の経済活動はやはり認めて行くような工合に仕向けて行くことが私は現在の情勢の下においては正しいように思う。そういう際に事業者団体法や独禁法の一部の改正をお考えになりますのと並行して、こういう点をお考えになる御意思がありますかどうか。

第10回国会 通商産業委員会 第34号(1951/05/23、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 これはちよつと速記を止めてもらつて……。

第10回国会 通商産業委員会 第36号(1951/05/26、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちよつとお伺いしますが、今御説明を承わりますと、国際市場での価格競争に堪えられないからこういう措置をとるのだということでありますが、他の物資であつても、国際市場で価格競争ができないものに対して、国家資金を投入したり、或いは国がその事業に援助をしたりして、その国際競争に堪えられるような措置を講ずることは、他の事業であつてもできるのですか。
【次の発言】 それは日米経済協力の線ということですが、米国の需要に応ずる物資に限つて、そういう国家援助を与えていいということで、他国、米国以外の他の国との競争に堪えられないような事情が起つた場合には、これは別だと、それはできないのだという考えでしよ……

第10回国会 通商産業委員会 第37号(1951/05/28、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 それに関連しておりますから、ニツケル鉱石の国内のストツク調査を十二月の二十日におやりになつたということでしたね。
【次の発言】 そのときにはどのくらい在庫がございましたか。
【次の発言】 それは十二月の二十日ですか。
【次の発言】 ビルマから略奪をした、このニツケル鉱石の処理を命ぜられましたのはいつでしようか、先ほどお話の中にありましたが。
【次の発言】 この頂いておりまする資料で、十月に国内価格が非常に上つておりますが、この価格変動、十月から十一月の価格変動のこんな大きな相違というものは、どういうところに原因を追究しておられますか。

第10回国会 通商産業委員会 第41号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 今の委員長からの御発議でありますが、審議会の設置について大臣から政府のお考えを聞いた上でそういうふうにお取計らいになるのでしよう。
【次の発言】 それでは政府の御説明を承わつた後にそういうお取計らいをして頂くようにお願いいたします。
【次の発言】 ちよつと今の栗山委員の御質問に追加してお伺いしたいんですが、省議でおきめになることは御答弁によつて明らかになりましたが、これを更に閣議決定にまでこの審議会の設置を持上げて頂いて権威あるものにする御用意はございますか。
【次の発言】 重ねてお尋ねいたしますが、その通産省のこの法案の運用についての御方針は只今承わりましたが、更にこれに法的な裏……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第1号(1951/06/13、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 私ちよつと遅れて出席いたしましたので、或いは委員長から御質問があつて、公益委員会のほうからお答えがあつたかとも思うのですが、若し重複しておりましたらお許し頂きたいと思います。今朝何新聞でありましたか、聽聞会の結果公益委員会としては、料金を策定する場合の、その基準をつかみ出すのに重要な部分である資産再評価の評価法に基く一〇〇%の評価替えをこれは認めないのであつて、五〇%乃至六〇%程度に固定資産の再評価を認めることになつた。従つて料金は大分当初考えられておつたものから、実際に出て来るものはもつと安くなるのだというような意味の新聞記事を見たのですが、これは公益委員会として御発表になつたも……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第2号(1951/06/14、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 只今のロス軽減対策につきまして、関西電力のほうからお答えがございましたが、今日御出席の中で、中部、中国、四国、九州、いずれもロス軽減対策の工事費と目さるべきものを修繕費の中に入れて包括されていられますが、これは特にこの修繕費の中に加えなければならん特別な事情、の御説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 ちよつと他のかたからも順次御説明を頂きたいと思います。
【次の発言】 ええ、あとで又何します。
【次の発言】 頂いております資料を拝見いたしますと、この北陸電力さんの場合は、ロス軽減対策を建設工事費と修理工事費というふうに区別をして出して頂いております。で一般修繕費というのを又別に……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第3号(1951/06/15、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちよつと二点だけお尋ねをいたしたいと思います。先ほどから伺つておりますと、電力の絶対量が足りないのであるから、割当制度というものは存置して行くべきであろうという御意見が強調されました。私も同じ意見を持つておりますので、それに関連をしてちよつと参考人の御意見を承わりたいと思います。割当制度が存置されるということになりますると、水力を標準にして火力で送電いたしました分が超過料金として請求されることになるわけでありますが、その際に従来の例を見ておりますると、異常豊水のありました際でも割当を変更することなく、高い火力料金で以て一方的に電力会社のほうから請求をいたしておりまして、需用家のほう……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第6号(1951/07/16、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 本班は私と須藤委員、林專門員、及び酒井参事を以て構成し、六月の二十日に東京を出まして、二十一日に仙台にて東北電力会社の調査を済ませましてから、東北地方座談会に列席し、二十三日に札幌にて北海道電力会社の調査及び同地の座談会に臨み、二十四日から砂川火力、雨龍水力の両発電所を視察し、層雲別水力開発地点、阿寒湖の毬藻の棲息状態、阿寒川筋発電所及び然別第一発電所予定地点等を視察して予定の計画を終了いたしました。その間札幌より層雲別までは加賀委員が特別に参加されまして、一行の調査に援助を与えられたことを御報告いたします。  先ず東北電力会社における調査の結果を申上げますと、同社の最終改訂案につ……

第11回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第3号(1951/09/17、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 大分考えておりましたことを、鬱憤を佐々木君から晴らして頂きましたから、差当つてこの関西の危機をどうして逃れるかということについて一つ二、三お尋ねしたいのですが、この頂いております資料を御覧頂きますとわかりますように、大口需用家で三割、中小企業のほうでは週に三日休んでおる現状であります。そのために業界の不安は勿論でありますが、労働不安も共に起つて参つております。今日は関西電力からもお出で頂いておりますので、何かこの不安を解消するに相応わしい御説明を頂けると思つて先ほどから期待して伺つていたのであります。  この九月の契約分、大口の大手筋のほうにもいろいろ御協力を願つて、九月分の契約は……

第11回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第4号(1951/09/19、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 下期の対策についていろいろ御説明を伺いましたが、私はこの当面可能な緊急対策について今日は大分役所のほうもお揃いでありますから、一つ関西地方のために今日は結論を出して頂きたいとお願いを先ずいたします。今平井技術長の御説明を伺いますと、平年の通りに水が出なくて渇水で、而も石炭がその上に計画の通りに入らなくて一番雨量の少いとき、その上に重つて石炭が入らないときに三三・九%の制限をしなければならん事態が起る。めつたにそういうことはないのだけれどもという御説明がございましたが、先ほども神戸製鋼の社長が御証言になりました通り、関西の大口需用家である鉄鋼業界におきましては五二%しか今日電力使用が……

第11回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第5号(1951/10/08、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 議事進行について……。只今栗山委員から東北地方の調査の御報告がございまして、非常に栗山君ほか御出張頂きました各位に御苦労でございましたと御礼申上げますが、重ねて今も御説明の中に附加されましたが、中国地方並びに関西の労働組合電力対策共同闘争委員会のかたが今日お見えになつておりますから、東北地方の窮迫しておる事情に続いてそれぞれ御説明を伺いまして、その後に総括的な質疑をするように御取計らい願いたいと思います。
【次の発言】 只今平井さんのお話では関西は五十万出すのが目標であるということでありますが、この関西電力は、これは火力ですが、一日の実績を申しますと、十五万二千六百キロ、三日で十八……

第11回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第6号(1951/10/09、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 昨日私は松永委員長代理からこの全国の融通の問題について三日間の実績を見て、これは六、七、八ですか、この三日間の実績を見てその上でこの三、四日の間に公共事業会の五十五條に基く融通命令を出すというふうにお答えになつたと私は了解しております。議事録にもそうでないということであれば、議事録を調べてもう一遍後刻申上げたいと思いまするが、然るに先ほど須藤委員から、事業会に基く融通命令をいつお出しになるかとお聞きになりましたところ、これに答えられて松永委員長代理は、その日にちは申上げるわけに参りません、いつであるということも申上げられない、こういうことであります。昨日は三、四日或いは四、五日いず……

第11回国会 労働委員会 閉会後第1号(1951/08/20、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 今堀木さんと応答の中に、国際信義の問題が出たんでちよつとお尋ねいたしますが、この戦前の日本政府というのは国際労働機関の決議なり、採択されたものについて非常に冷淡な態度をとつて参りました。今度は大分事情が違つておりますから、国際信義に厚い政府のことでありますから、相当尊重していられると思われますが、そういうふうに理解してよろしうございますか。国際労働機関の決議、採択等について今後政府の御方針を戦前とはこのように違うのだということを宣明して頂ければ非常に幸いであります。
【次の発言】 これまで日本政府が国際労働機関の諸決定に対して外国と余り違つた措置はとつて来ていないように思うというの……

第11回国会 労働委員会 閉会後第3号(1951/09/26、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 今堀木委員がちよつと申上げましたこのゼネスト禁止の勧告ですが、諮問委員会では三百二十五号の政令が廃止になるので、それに伴う善後措置をということでありますが、そうしますとですね、国民経済を危殆に瀕せしめるというほうが重要に政府のほうに取入れられて、今禁止されていない産業のほうのストライキにまで及ぶようなことは、答申の内容としてはお考えになつていないのでしようか。
【次の発言】 もう一点伺いたいのでありますが、基準法の関係について一点だけお尋ねしたいのでありますが、今先生は違反件数が一カ月六万件あつて、その中の四万件ぐらいが形式判定であると御指摘になりましたが、これは違反の事実がこうい……

第11回国会 労働委員会 閉会後第4号(1951/09/27、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 時間待ちで恐縮ですが、婦人少年局のことは今大臣からお話がありまして、もつと拡充したいというお話でありますからこれはぼつぼつ伺うといたしまして基準監督署の減員について何か下準備をせいというようなことを地方の監督署に指示されたことがございますか。
【次の発言】 大臣以外のところからそれでは役所のほうでそういうことを指示されたことはありますか。
【次の発言】 それでは労働省としてのきまつた御意見ではなしに、ひよつとすると減らされるかも知れないから準備せい……、五割ぐらい減員する準備をしたらどうだというようなことはこれは勝手に地方が言つているのでございますね。

第11回国会 労働委員会 閉会後第6号(1951/10/09、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちよつと速記を止めて頂きたい。

第12回国会 電力問題に関する特別委員会 第3号(1951/10/29、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 先ほどお話の中にもございましたように、この領土が狭くなつて、人口問題の上から考えましても、又食糧問題から考えましても、北海道の総合開発ということが非常に重要になつて来るわけであります。それに当つて原動力である電力が、お話によりますと内地に比べて倍にはならんが、三割乃至は五割ぐらいは発電原価というものが高くつくだろう、こういうことになりますと、自然電力料金というものが、内地に比較して今の仕組でありますと、今後北海道ではずつと高くなつて来なければ会社の採算がとれない事態になるということが、これは予想されるのであります。そういうことになると、北海道の総合開発計画というものの進展に非常な障……

第12回国会 電力問題に関する特別委員会 第6号(1951/11/12、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 この三段階に分けて起案されつつあるようでありますが、これまで大抵関係方面との了承ができてしまつてからあとで報告を聞いたり説明を伺つたりしておりますが、今度は前以てこうお示し頂いてこの委員会の意向も聞いて頂くという措置をとられましたことについてお礼を申上げ敬意を表します。  この第一種需用のうちに化学肥料、これはまあ非常に私結構かと思うのですが、例えば北陸のように全体の産業の振り合いから見て化学肥料が非常に大きな部面を占めている、こういうような所では他の地区からの融通ということが強化されなければ、他の産業が非常に圧迫を受ける結果になりはしないかということを私は恐れるのですが、例えばあ……

第12回国会 電力問題に関する特別委員会 第10号(1951/11/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○椿繁夫君 小川委員から電産争議のことについて中労委並びに公益事業委員会、その他関係方面に速かにこれが解決を図つて、国民の不安を除去するようにという申入れを行うという動議でありますので、全く当委員会としてそういうふうにおきめを願つて、善処されることに賛成いたします。

第12回国会 労働委員会 第1号(1951/10/26、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 今赤松君から御質問の点に関連してでありますが、この通牒が出ましてから、これまで払つていた所が払わなくなつた事例は大阪にたくさんございます。地方の基準監督局長の方針としては成るほどこれは法律違反にはなるまいけれども、その事業の資金繰りがつく限りは最小限度の生活は保障するようにと、この指導を行うような立場をとつておられたと思う。それがこういう解釈が本省から出ましたために、法律違反ではないのだ、だからこれは払わなくてもいいのだということが、この通牒が出されたことによつてこの支払をしておりました工場すら払わなくなつて来たことは事実であります。そこで私はこれは労働省の関係ではないか思うのです……

第12回国会 労働委員会 第4号(1951/11/16、2期、日本社会党第二控室(左))

○椿繁夫君 お手許に特需関係労働者に対する労働条件改善に関する総評議会議長武藤武雄君からの請願の要旨を配付してございますので、御一覧頂けば内容はおのずから明かになるのでありますが、この要旨は朝鮮動乱以後非常に特需関係の発註が多くなつて、国際収支の上にも非常な貢献をしておるにもかかわらず、労働階級の消費水準生活水準というものが一向に向上していない、殊に特需関係の業務に携る勤労者にしてその傾向が顕著である。そこでこの請願の各項目についての要旨が羅列されておるわけでありますが、すでに御承知頂いておりますように、特需関係の仕事をやつておるということのために契約單価など非常に抑えられております関係上、そ……

第13回国会 議院運営委員会 第34号(1952/04/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○椿繁夫君 電源開発に関する問題は通産行政と密接な関係のある法律でありますために、私どものほうでは通産委員会に付託することをかねがね主張いたしておりました。承わるところによりますと、衆議院でも通産委員会で御審議になつているようでありますのに、今菊川君が御指摘になりましたような四会派で一名の委員も出ていない、僅か十名の経済安定委員会に特に付託しなければならんと御主張になります自由党さんの真意はどういうところにあるのでございますか、ちよつとお聞かせ願いたい。
【次の発言】 そのために先ほど菊川君から、自由党さんなり緑風会さんなりで御再考を頂いて、我々の会派からも、二名とは申しません、一名ずつでもそ……

第13回国会 議院運営委員会 第35号(1952/04/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○椿繁夫君 私の緊急質問の件名は破壊活動防止に名をかる政府の政策に関する緊急質問と改めますから、御了承頂きたいと思います。

第13回国会 労働委員会 第4号(1952/02/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○椿繁夫君 この前の参議院の本会議で山花議員から東日本重工の解雇問題について質問があつた際に、労働大臣からその解雇は理由があつて馘になつたのだという御答弁があつたのです。私の考えておりますのでは、どうも解雇理由が明瞭でない、これまで一九四八年以来数度に亘るレツド・パージを初めとして、好ましくない数度の解雇問題はあつたのですが、その都度ごの組合は会社側の主張を了承して一度もこういう問題になつたことがないのであります。本年一月になつてからのこの十二名の解雇というものは全くその理由のない、而も雇主である会社側から馘になつたのじやなくて、そこを管理しておる米軍のほうからいきなり軍命令として解雇通知が発……

第13回国会 労働委員会 第5号(1952/03/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○椿繁夫君 中央労働委員会の予算に1関連してお尋ねしたいのですが、大臣は今日御出席になりますか、本委員会に……。
【次の発言】 大臣に御答弁を願いたいと思つておりましたが、政務次官がおいでになりますから、政務次官にお尋ねしますが、中央労働委員の一人である太田薫君が所属しておりまする山口県宇部市の宇部窒素が争議に入りましてから二週間になります。これは労働委員会の運営ということにも関係がございまするし、肥料生産という面からもいろいろ私は重要な関係があるように注目をいたしておりますが、労働省としては、この争議の性格、それからその肥料生産の上に及ぼす影響、すでに二週間争議が続行されております。こういう……

第13回国会 労働委員会 第6号(1952/03/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○椿繁夫君 ちよつと今の堀木さんの御質問に関連してお尋ねいたしますが、特需の関係工場、それから修理工場、こういうものは彈薬庫でありますとか、兵舎とか飛行場とかというものなら明らかに軍事基地であることがわかりますが、特需関係工場とか修理工場なんというものは、行政協定できめてある軍事基地とは全然別のものでございましようね、これは。
【次の発言】 その施設及び区域のことについて申上げるのですが、特需工場、修理工場などがほうぼうにございますが、それは軍事目的のために間接的には従事することにはなりましようけれども、先般の委員会でもお答えを願いました国内法の適用を完全に受けることができるものだというふうに……

第13回国会 労働委員会 第7号(1952/03/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○椿繁夫君 料率の引下げは総額でどのくらになるのですか。
【次の発言】 大臣は労働経済について非常な楽観論ですが、これは失業対策事業も安定所に対して登録労働者の数が逐月増加の傾向にあるように思うのです。これはこの保險の給付期間が六カ月になると打切られるものですから、打切られた者が安定所のほうへ殺到しているということになるのではないかとこう思うわけです。そうするな失業対策事業費のほうは昨年度と同様で百二十九億しか本年度の計上がございませんが、私どもの考えではそう簡單に一旦職を失つた者が次に就職をする六カ月、六〇%の保障だけしておけば大体大丈夫だというふうにも考えられないのでありますが、職安のほう……

第13回国会 労働委員会 第8号(1952/04/01、2期、日本社会党(第四控室・左))

○椿繁夫君 只今法務総裁の御説明によると内乱、騒擾、殺人等に大体取締を限定するということですが、そういう罪は刑法でちやんと規定されておることであるから若干足りない部分があれば刑法の部分的な改正法律案という形でも行けるんじやないかと、こう思われるのでありますが、特にこういう問題の多い法律を単独法として用意されるというのはどういうところに意味があるのですか。
【次の発言】 どうも私は法律家でないので、これは教えてもらいたいのですが、今御指摘のような刑法で定めておりまする各種の例えば内乱とか騒擾というようなものは個人では成立しにくい刑罰のように思われるのです。団体であつても内乱、騒擾、殺人というよう……

第13回国会 労働委員会 第9号(1952/04/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○椿繁夫君 それに附加えて頂きたいのは、暴力行為等処罰に関する法律の違反件数の統計の提出を要求されたのでありますから、労働組合活動、政治活動等のほかの犯罪それに該当いたしましたそういうものを比率を一緒に出してもらいたい。
【次の発言】 これは今公務員法の附則二十項の問題が出ましたので、二十一項の単純労務に特例法を作るということになつております分の進捗の状況、お考えをついでに一つお聞かせ願いたいと思います。

第13回国会 労働委員会 第10号(1952/05/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○椿繁夫君 頂きました資料を拝見いたしますと、下請工場で昨年度千三百二十ございましたものが七百八十土場に減少し、臨時工で三千百六十六ございましたものが九百六十に雇傭関係が非常に激減をいたした。賃金面をみましても一万五千円が一万三千九百二十円と、こういうふうに下降を示して来まして、他産業に比べると逆の賃金状況になつておりますが、これは先ほどからいろいろ伺つておりますと、価格の安定対策と、輸出振興の問題に大体対策としてはなつて来るように伺いましたが、現状において各社で受注しておられますものが、それは各社によつてまちまちではありましようけれども、どのくらい時間的に持ち堪えができますですか、国内の需要……

第15回国会 内閣委員会 第5号(1952/12/22、2期、日本社会党(第四控室・左))

○椿繁夫君 関連しておりますからお尋ねしますが、宮内庁はこの国会のこういう陳情が出ておるのを御覧になつて、高松宮にこういう陳情が国会のほうにも出ておるし、論議もあるのですが、ということを申上げて、宮家の御意向を確かめられた結果が今次長のお話になつておるような事柄なんですか。
【次の発言】 それではこの国会にはこういうふうに第一号、第二号と二回に亘つて陳情が出ておる、特にまあ今国会になりましてから衆議院でも論議がありまして、その結果この国会の事情などを宮内庁から御報告になりまして、そうしてこの今言われるような宮家の何と言いますか、御方針を宮内庁がお聞きになつたのですか。

第15回国会 労働委員会 第10号(1953/02/27、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(椿繁夫君) それでは只今から労働委員会を開会いたします。  先ず理事の補欠互選についてお諮りいたします。先般本委員会の理事であつた村尾重雄君が労働委員を辞任されましたので、現在本委員会には理事が一名欠員となつております。つきましてはこの際、理事の補欠互選を行いたいと思いますが、本件につきましては、先例に従い、成規の手続を省略して、委員長において指名する方法をとりたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  それでは私から本委員会の理事として、原虎一君を指名いたします。
【次の発言】 それでは次に栃木県の珪肺労災病院を視察して来られた労働委員会を……

第15回国会 労働委員会 第12号(1953/03/09、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(椿繁夫君) 只今から労働委員会を開会いたします。  本日の委員会におきましては、現在本委員会に予備付託になつております電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律案につきまして、政府側から本法律案の趣旨と説明を聴取することといたし、質疑等は次回に譲りたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではそのように取計らいます。  それでは、これより電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律案につきまして、労働大臣から提案理由の説明を聴取することといたしたいと思います。
【次の発言】 では速記をやめて。    午前十一時四十九分速記中止


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 議院運営委員会 第11号(1956/11/28、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 ただいま出ておりました労働政務次官、ちょっとこれはほんとうは大臣にお伺いしたいのですけれども、仕方がない、きょうは政務次官にお尋ねいたしますが、公共企業体等労働委員会の委員の選考方針でありますが、今、柴谷さんからも御質問がありましたが、ここに本院の承認を求めておられまする公益委員五名の方に対して、労使双方でいろいろ御相談になって、十分納得の上で公益委員というものを推薦されるということが、これまでの建前であったように思うのですが、初めて公益委員というものの中立性というものが保たれて、そうして構成される労働委員会というものに対して、労使の関係団体の信任を集めて行くことができると私は思う……

第25回国会 大蔵委員会 第4号(1956/12/03、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと関連質問ですが、ただいまの総裁のお話を伺っていますと、大衆たばこが非常に出回りが悪くて、国民へのサービスが徹底していない、その原因はもっぱらこの原料葉の不足にあるのであって、千五百二十五億ですか、この納付目標額の方は大した影響はないのだ、大衆たばこを売り惜しみをして、そうして高級たばこを押しつけることによって、納付目標額というものを達成しようとする考えは持ってない、もっぱらその原料葉の不足だけにこの原因があるような御説明ですが、そうなんですか。
【次の発言】 先ほど総裁のお話ですと、新生やバットの原料葉のストックが全然ないわけじゃない、あるんだけれども、こういう下級たばこ需……

第25回国会 大蔵委員会 第5号(1956/12/04、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっとお尋ねいたしますが、上程されておりますこの法律案は、これは国債でありますが、地方団体でフランスにおいて公債などを発行しているものが一体どのくらいございますか。
【次の発言】 この法律案が成立することになりますと、東京都の持っております仏貨債というものがやはりこの条件に制約されるのじゃないかという心配をするのですが、そういう関係はどうなっておりますか。
【次の発言】 今御説明によって若干了承いたしましたが、こういう法律案が成立することによって、地方団体、特に東京都が未解決のままで第三者の調停を求めようとしてみておるような際、こういう法律案を提案されるに先立って、東京都なり他に……

第25回国会 大蔵委員会 第7号(1956/12/06、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 ただいま資料説明をいただいたのですが、これは十二月六日現在のストックの状況のようですが、十月末ごろはどういう状況でしたか。
【次の発言】 この資料は私がお願いをした資料に対する同等になっておりません。私は、今、町に新生やバットという大衆たばこが非常に欠乏しておるので、総裁のお話を伺うと、もっぱら下級たばこの原料葉の不足によるものであるという御説明でありましたから、その実況を承知いたしたいと思いまして、資料をお願いしたのであります。ところが、こういうふうに優から等外に至るまでずっと在庫高を提出をしていただいたのですが、一体何等ぐらいのところが、何等と合せて新生の原料となり、あるいはバ……

第25回国会 大蔵委員会 第8号(1956/12/11、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 ただいま平林君から御説明のありました決議の案文、これは当然のことでありまして、すみやかに調停案の趣旨を双方尊重して、妥結のために全力を尽されんことを希望して、平林君のただいまの御意見に賛成いたします。
【次の発言】 大蔵大臣からただいま全く同じ意見であるという御発言がありましたが、大臣、次の会合の方へ出られるのでしたら総裁でけっこうですが……。
【次の発言】 お尋ねしますがね、この間いろいろ資料をいただき、御説明もいただいたのですが、一つも具体的な国民の要望に対する御回答が出ない。たとえば十月末の私の調査によりますと、新生の在庫量が五十八日分、バットが七十五日分という数字をあげて当……

第26回国会 議院運営委員会 第21号(1957/03/14、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 今、藤田君から要望のありましたことは、私の方の会派としては非常に強い要望でありますから、ぜひ理事会で社会党の要望の通り、本会議で説明をさせ、各派の質疑を行うというようにお取り計らいを願うことを一任したいと思います。

第26回国会 社会労働委員会 第31号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっとその前に、聞くところによりますと、本法案の審議に当って、農林委員会の方から連合審査の申し入れをしておると言われたのか、しようとしておるということであったのか、何か農林委員会の方から、ただいま地方行政の方からのような、こういうような申し入れか何かございますか。
【次の発言】 関連して……。中小企業団体法はまだ成立していない。で、この環境衛生関係の法案は、昨年の通常国会に上程になって、継続審議されておつて、今国会において衆議院で成立を見たものである。従って、中小企業団体法が、もうすでにできているのなら、これとちぐはぐな点があれば、調整することも修正することもやぶさかではない、こ……

第26回国会 社会労働委員会 第33号(1957/05/15、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 いろいろ政府から御答弁がありますけれども、私はこう思うのです。この法案は昨年の通常国会に提案されたものですが、同じように昨年の通常国会で自治法の一部改正が行われて、そうしてその結果、十六項目というものが五大都市に移譲された。ところが、この法律そのものは、まだそういう自治法の一部改正が実現しないときに立案を提出されたものでありまして、その後の自治法の改正という事実が発足した後においてこれが立案されたものではないから、不用意のうちにこの法律案が私は通ってしまったのじゃないか、こういうふうに実は思うのです。ただ出してきた以上、いろいろ理屈をつけなければならぬから、ただいまのような苦しい御……

第26回国会 大蔵委員会 閉会後第2号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 きょうは銀行局長はおいでになりますか。
【次の発言】 先ほどから三者からいろいろ御意見を伺ったのですが、いずれも政府の決断を当委員会として要請しなきゃならぬ内容のものが参考人の御意見であったように思うのです。従ってこれは銀行局長なり大蔵大臣なりおいでの際にお話するのが適当かとは思うのですが、国民金融公庫の方をちょっとお尋ねいたしますが、地方でいろいろ話を伺いますのに、あなたの方に借り入れをお願いしてもなかなかその調査などが非常に時間をとって緊急の間に合わないという不平の声を至るところで聞くのですがね。ですから、この三四半期以後の御計画について何か七十億ばかりこれは資金量を拡大しても……

第26回国会 大蔵委員会 閉会後第3号(1957/09/12、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 ただいまの中小企業金融に関連してのお尋ねなんですが、きのうも、国民金融公庫は七十億、それから商工中金は二百億の金融債発行のワクをもらっておるが、まだ十七、八億しか資金化されていない、これの促進、それから中小企業金融公庫は一億の資金ワクを何とかしてもらいたいというお話があったのです。ただいま大蔵大臣のお話によりますと、そういうことについての話は別であるが、第三・四半期分を第二・四半期で繰り上げ融資することを認めた、その穴埋めは、通常国会でもいいのじゃないか、年末融資の方には差しつかえないというようなお話なんですが、きのう公庫の関係者のお話では、これは、すみやかにやってもらいたいという……

第26回国会 大蔵委員会 第4号(1957/02/14、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 この附則二項の適用の範囲を、「大蔵省令で定めるところにより」、こうなっておるんですが、お尋ねしたいのは、住宅の新築の場合にのみこれは適用されるんですか、中小の商店などの店舗と住宅と、なかなかこうはっきり区別のしにくいようなところがあると思うのですが、そういう点については一体どの程度の坪数から、減免の措置をお考えになっておるのか。それから都市における都市計画法に基く工事施行によって移転増築の場合など、これは適用の範囲に入るのかどうか、こういう点についてちょっと明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 どんな大きな邸宅であってもこの概念を適用するというお考えですか。

第26回国会 大蔵委員会 閉会後第5号(1957/10/03、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 この間先月の二十九日でしたか、大阪へ総理大臣初め自民党の首脳部がおいでになって、中小企業の金融の逼迫の状態に対処するためにいろいろ宣伝があったのですが、これは政府の方に連絡ありましたでしょうか。
【次の発言】 先般の当委員会でも二つの公庫と商工中金の代表に来ていただきまして、三四半期の資金計画についていろいろ伺いましたが、その際中小企業公庫はどうしても百億ワクを広げてもらわなければならぬ、それから金融公庫の方は七十億というなにがございました。で、この間大阪で発表されたのによりますと、百億に対して中小企業公庫の方は七十億、それから国民金融公庫の方は七十億という要求に対して六十億、しか……

第26回国会 大蔵委員会 第8号(1957/03/01、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと関連して。ガソリン税は目的税になっておりますね。今度の特別とん税によって地方団体の収入になりますものは、港湾の修築、あるいは維持管理のための経費にそれぞれ港湾管理者が使うということの目的税の性格を持っておりますか。
【次の発言】 関税定率法の一部を改正する法律案に関連して。これは質疑は後日に留保したいと思いますが、資料を一つお願いしたい。鉄鋼の輸入する原材料について、減免する年限を延長したいということですが、鉄鋼各社の期別の生産量、ここ二、三年の生産の量の推移、並びに鉄鋼の内需、外需の別、それから利益率、利益を二年ばかり期別にお願いしたい。特に利益率につきましては、今期の三……

第26回国会 大蔵委員会 第13号(1957/03/15、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 本案に対しては賛成でありますが、国際団体にわが国が加盟をして、そうしてたとえばILOのごときは労働条約に関することがいろいろ批准されております。寡聞にして正確な数字を存じませんが、すでにILOでは百七十件ばかりの労働条約案を採択しておると思います。それがわが国はまあ復帰を許されましてからまだ数年にしかなりませんけれども、ほとんど採択されたものが批准の手続をとっていられない。百七十件近い条約案が採択になっておりますけれども、批准手続が済んでおるのは十七、八件ではないかと私は思っておるのであります。国際団体に加盟をして、そうしてわが国が戦争中の立ちおくれを国際水準に回復していくために努……

第26回国会 大蔵委員会 第18号(1957/03/27、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 これはそういう今局長のお話のようなことになると、大へんだと思うんですが、ちょっと具体的な例をあげてお尋ねいたしますがね、大阪港の振興クラブというのがある、これは公益法人でもないし、普通法人でもない、会員は三百か五百だろうと思います。この会の目的は大阪の港の振興とか施設の改善というふうなことを同好の人が寄って会を作っておるわけです、クラブを。月に経常費として五百円とか千円とか、まあ会費をかけている。ところがなかなかこの種の会合は月に一回かあるいは二回やることもありますが、なかなか会員が寄らない。そこで今非常に人気のいい映画でも一つ借りてきてやるということで会員を寄せよう。まあ重要な相……

第26回国会 大蔵委員会 第19号(1957/03/28、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 今平林さんからいろいろお話があって、国家の要請によってあなた方が想像もつかぬような特別措置をこれから講ずるかもしれぬと言われたのでびっくりしたのですが、今度のこの法律案を見まして、たとえば生命保険の控除の率を引き上げて二十億の減収になるというようなお話がございしまたが、私はまあこういうものはもっともっと引き上げて貯蓄の増強などをはかっていく必要があるのじゃないかと思うのです。ところがそれにはわずか二十億の減収を見込まれて、利子所得のなんで見ますというと百十億ぐらい特別措置による免税が行われておるのですが、今度は十九億しか整理をされていない。配当控除の免税につきましては六十五億の免税……

第26回国会 大蔵委員会 第35号(1957/05/07、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 きょうはこの程度にしていただいて、残余の質疑は明後日続行されるように要望いたします。

第26回国会 大蔵委員会 第36号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 この法律案について特段の異議はないのですが、改正案の施行に当ってちょっと希望を申し述べておきたいと思います。この法律案におきましても、理事が三人から五人にふえる。それからどの法律案を見ましても、最近官僚統制を人的にも強化していこうとする傾向が共通しております。たとえば選挙の際などになりますと、国の地位と金を使って、なかなか事前の準備活動をやって、選挙の直前に立候補したりする者が出てくる。こういうことを何かいつかの機会にこれは改めなければならんと思っておるわけでありますが、この法律においても理事が二人ふえる、先般の質疑においても明かになったところでありますが、大蔵省からまた送り込むの……

第26回国会 大蔵委員会 第39号(1957/05/16、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 先ほどこの十年間にわたって八億ばかりの硬貨を作るということですが、そうすれば造幣局の方の職員の整理とか待遇の低下というふうなことは一応これば心配ないということになりますが、印刷局の方の職員の方には十年間ばかりは影響はないというお話でしたけれども、私は、この次に伺ったらいいようなものですけれども、ちょっとほかの法律の関係がありまして、他の委員会に出なければならぬかとも思いますので、ちょっとこの機会にお尋ねをしたいのですが、首にするようなことはないから心配するな、こういうお話ではありますけれども、どういう計画でこの印刷局の方の従業員の整理その他については影響がないか、御計画があるのなら……

第27回国会 議院運営委員会 閉会後第1号(1957/12/19、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 政府の御予定を伺いますと、三十一年度の決算報告だけを年内に提出したいということでありますが、二十日に召集になりまして、国民は、総理大臣が最近東南アジアを回ってこられた直後でもありますし、インドネシアの賠償の問題、あるいは南ヴェトナムとの賠償交渉進捗等についても、ぜひ、首相がお回りになって政府として一体どういうお考えを最近お持ちなのか、こういうことを早急に伺いたいと思っておるんであります。従って私どもの方としましては、四名には限定しておりますけれども、緊急質問をお願いしたい。特に緊急質問に先立って政府の方から御報告などがあれば、それを承わって、それに関連して当面する国政の諸問題につい……

第27回国会 議院運営委員会 第5号(1957/11/08、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 ただいまの光村君の御発言に関連してでありますが、今度の国会は中小企業国会とまで言われ、印象づけられておる国会であります。ここに日本銀行政策委員会委員の再任についての原君の承認を求められておりますが、中小企業対策は、ひとり団体組織法のごときものを成立させるだけでは、私はほんとうの中小企業対策にはならないと思います。金融政策あるいは税制上の裏づけというようなものがこれに付随されて、初めて中小企業の総合対策を樹立することができると思うのです。日銀の政策委員の中に中小企業関係の代表者などを含めることによって、金融政策面からの中小企業対策の強化というふうなことが考えられなかったのかどうか、長……

第27回国会 大蔵委員会 第3号(1957/11/11、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 今のにちょっと関連してお尋ねをいたしますが、平林委員から御指摘になりました八月の一日にさかのぼって減税の恩典を与えようというんですが、私は輸出振興対策の一環としてという説明ではちょっと了解できないんです。そこで御説明の際に十分に伺わなかったので、あるいは私の勉強不足からお尋ねをすることになるかもわかりませんが、それはお許しいただきたいと思います。  この基準輸出金額というのが、個人、法人ともに前年度の年相当額ですね。それの五〇%を越えた部分について減税の恩典を与える、こういうふうに全体の説明を見ますると、了解できるのですが、それ、間違いないのでありますか。

第28回国会 議院運営委員会 閉会後第1号(1958/06/09、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 庶務小委員長の御報告ですと、まだ結論に達していないので、引き続き審議をやっておる。ただ、明日の召集日には間に合わない、こういうことですね。

第28回国会 議院運営委員会 第7号(1958/01/31、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 その前に、ただいま今国会に政府から提出される予定法律案の件名をいただきましたが、これまで、の例にかんがみますと、会期幾ばくもないときに、本院に案件が山積いたしまして、ために十分な審議ができないような経験がしばしばございます。そこで、これはちょっと通覧いたしますと、法律案件で百九十件、条約で十件、このほか議員提出法律案も相当あるだろうと考えますが、この全体の法律案の提出される日程予定、一体いつごろ上程されるものか、ここでは件名だけはわかりますけれども、これまで十分な審議が本院においてできなかったような経緯もあり、早く提出予定日時というものをお互いに承知いたしまして、そうして委員会の進……

第28回国会 議院運営委員会 第8号(1958/02/03、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 この間お願い申して、委員長からも善処していただくようにお願いしておりました、今国会に政府から提案される法律案の提出予定日の一覧表並びにその説明等については、いつお願いできますか。
【次の発言】 そう。
【次の発言】 この提出予定法案は、過般二十八日付でこれをいただいております。ただ毎国会で経験することなんですが、末期に、いつもこう法案が山積しまして、十分な審議ができないままで通過になってしまっておるという経験にかんがみて、今度は一つ、提出の予定日などを、これは、まあ二月の十五日ごろと言うても、そういうように実行できるかどうかは別としまして、大体の提出予定日というものを出してもらいた……

第28回国会 議院運営委員会 第9号(1958/02/06、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 阿部委員が御出席であれば阿部委員から御発言をするはずだったのですが、この日ソ漁業の委員として同意を求められております平塚常次郎君は、すでに本院の同意を求められる以前に、その任地にあって交渉を開始しておられる。こういうふうなことは、法律上、両院の同意を求められた上で、その職責を全うされるべきものであるにかかわらず、事前に交渉に当っておられるというふうなことは、議会軽視のそしりはないかということを非常に阿部委員は憂慮しておられます。かわって私からお伺いして、政府の所見を承わっておきたいのであります。
【次の発言】 採決に当って、私は前回にもちょっと申し上げたのですが、日銀の政策委員の補……

第28回国会 議院運営委員会 第20号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 労働大臣の御説明によりますと、八十七号の批准準備のために、小委員会を設けて、国内法との調整を中心に、月二回程度の会合を開いて促進しているということでありますが、私は戦後、わが国がどの国際機関の復帰にも先だって、一九五二年でありましたか、わが国が復帰を許されました際の最初の代表団の一人としてILOに実は参加したのであります。で、その際、労働大臣はたしか吉武さんであったと思います。それから政府代表は、本院の同僚議員である寺本広作君、労働代表が同じく本院の議員岡三郎君、経営者代表は足立正君であったのですが、そのときに私は、せっかく労働代表顧問としてジュネーヴに使いをするわけですが、日本政……

第28回国会 議院運営委員会 第29号(1958/04/22、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 任命の方式は、今、総長の御説明でわかりましたが、監督の権限は、訴追委員会の委員長にあるということは大体わかりますけれども、これは委員長が監督されるだけで、他に責任を持って監督するという何は法制上はないのですか。
【次の発言】 今欠員中の前の事務局長は、どうも現状のままにおきましては、十分な監督ができない結果、この事務機構などが乱脈をきわめ、しかも国民から訴追請願のたくさんありましたものが、聞くところによりますと、この三年間ばかり事務が渋滞しておる。ほとんどこの訴追委員会の使命というものが果されていない。国民に対しても、まことに申しわけないことであると考えておりますけれども、新らしい……

第28回国会 商工委員会 閉会後第1号(1958/05/30、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 実は、具体的な問題を例にしてお尋ねしたいのですが、自民党の政府の関係機関である国鉄が、中小企業の過当競争を奨励して、しかも健全なる経営を著しく困難にしておる例がある。そこで、この判定基準の解釈についてお尋ねをするわけですが、品目は、これは国鉄でたくさん使います犬くぎであるとか、スパイキであるとか座金でありますとか、ボールト、ナット、この種のものの買い上げについて、原材料の代金にもならないような価格で買い上げを長期にわたって現にやっておる、国鉄が。なぜそういう過当競争をやっておるかと申しますと、国鉄の指定生産工場をまあ作る、そのために買い上げ実績というものを中心に指定工場を作りたい、……

第28回国会 商工委員会 第10号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 豊田委員の御発言に関連するわけですが、この新技術の企業化ということがうたわれておって、それだけが本委員会のこの審議の内容になるのであって、ほんとうのねらいは、この租税特別措置法のこの適用範囲を拡大するという内容になっております。従って、これは大蔵委員会とかあるいは地方行政委員会などで検討をさるべき内容のものだと私は思うのでありますが、これはまあ政府として今豊田委員から要望のありましたように、別の機会に大蔵大臣なり、自治庁長官に御出席をいただくか、本委員会との連合審査をやっていただくか、別のお取り計らいを願いたいのですが、お伺いしたいのは、この税制特別調査会でこの答申があって、それに……

第28回国会 商工委員会 第12号(1958/03/25、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 それでは、ちょっと今の海野委員の御発言に関連してですが、この会社に国の十億の投資を行なって、五年後に企業ベースに乗るようになれば、この出資を引き上げる、こういう構想でこの会社の発足をみるわけでありますが、私は独占禁止法との関連について一点だけお聞きしておきたいのですが、局長から御説明のように、昭和三十八年になってこのゴムが五万三千トンばかりこの会社によって生産されるようになる。しかも、この会社は、政府の出資を引き上げました後は、現在のゴム関係の業者だけの出資会社になり、その場合に、この会社の製品を売り惜しむことによって、市場の調整なり、価格の操作ができるようになる会社に私は変貌する……

第28回国会 商工委員会 第13号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと二、三お尋ねしたいのですが、政府出資の株式処分の際、国有財産法に基いてその際は処分をするのだ、こういう御説明がこれまであったのでありますが、この会社の性質上、私はこの政府が企業ベースに乗るようになったから、株式処分を行なっていい段階になりました際に、何らの監督権や勧告権がなくなってしまいます。そういう際に、今回十億を出資いたしますが、この十億の株式処分に際しては、私は単に国有財産法に従ってやるのだということだけではどうもこの会社が独占の性質を帯びてくるような心配を持つのであります。従って財産処分に当っては消費者代表に政府手持ちの株式の処分を考える、そうしてこの会社の独占的性……

第28回国会 商工委員会 第15号(1958/04/03、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 定数がそろっておりません。

第28回国会 商工委員会 第18号(1958/04/10、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 私不勉強で、ちょっと教えてもらいたいと思うのですがこの法律の名前とよく似た工業用水法というのがございます。第一、この工業用水道事業法というものと工業用水法というものと、これは勉強すればわかるでしょうが、どういう点がこの法案との差があるのか。それからまた、直接間接に、大体この種の事業に関する法律として水道法あり、河川法あるいは公益事業令とかいろいろございますが、ここに一つの法律を作って、これを拝見いたしますと、大体この工業用水道事業というものに対する補助の制度を確立したいということのようなんでありますが河川法とか工業用水法などと本法との関係についてお尋ねをいたします。

第28回国会 商工委員会 第19号(1958/04/15、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと大臣にお尋ねいたしますが、どうも、昨今四次貿易協定の中国側の拒否によりまして、日本の輸出産業の上にも重大な影響があるのではないかと思って、大へん心配をいたしておりますので、それに関連してお尋ねをいたしますが、戦前、日本の対中国輸出の総額は、台湾を除きまして輸出総額の大体一八%を占めていたように思います。ところが、昨年の輸出実績を見ますというと、わずかに六千五十万ドル、二%ぐらいにしかなっていない。一昨年に比べましても七百万ドルからの減少を対中共輸出というものは示しておるのであります。ところが、これは主として私の思いますのには、貿易の無協定、協定がなかった。そういう状態におか……

第28回国会 商工委員会 第20号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 関連して。ただいま政党役員の欠格条項の問題について正力さん、この前の委員会の御答弁とちょっと違っておりますよ。あなたはこの前は、私の記憶に間違いがなければ、政党政治を将来育成する見地から、衆議院の修正はまことに時宜を得たものであって、私も心から歓迎しております、こういう御答弁でありました。きょうのは、先ほどからの部長が御説明になっておるので、いろいろ関係法令をお調べになっておる点には敬意を表しましたけれども、大臣の当委員会における御答弁を無視しておられる点について、私は奇異の感じを持ちながらあなたの御答弁を聞いておったのであります。この際、この岸内閣の閣僚として正力さんにお尋ねをし……

第28回国会 商工委員会 第21号(1958/04/22、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 この法案を、ずっと通覧しまして、審議会を置くことと、航空機の国産化を促進するために「必要な資金の確保に努めるものとする。」ということが大体骨子のように見受けられますが、先ほど古池委員が、最初に疑点を持たれました民間航空工業の振興ということについては、もちろんこれは異議はない。むしろ、おそきに失するという御意見があり、ただ、これが軍の軍需輸送力の工業の振興ということに途中で転換されるのではないかという心配を、私どもも持つのであります。そこで、政府としても、長期にわたる経済計画をお持ちなのでありますから、輸送力の総合計画、造船、自動車、航空機の民間輸送力の総合計画というふうなものについ……

第28回国会 商工委員会 第22号(1958/04/23、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと二点ばかりお尋ねしたいのですが、国の余裕財源を中小企業の金融難を緩和するために使う、そういう余裕があるなら、減税に充てるというようなことについて、私ども絶えず主張しておるところでありますが、この法案を拝見いたしますと、役員の欠格条項の中に政党役員を除くということになっております。本委員会にはこの日本貿易振興会法案、さきに議決をいたしました理化学研究所法等がございますが、理化学研究所法におきましては、欠格条項の中から政党役員を除くということになったのでありまして、これは衆議院から修正されまして、前田代議士から提案者を代表して当委員会にも説明があったのでありますが、その際に政党……

第28回国会 商工委員会 第23号(1958/04/24、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 これは、譲渡、譲受をすることのできる者は、有資格者として別にきめることになっておりますか。それから、青酸カリでも睡眠薬でも、薬屋で、一定量をこすというと人命に影響があるのでありますが、譲渡したり譲受を受けたりする者が、ちゃんと定めるところによって明らかなんですけれども、工業用に使うべきはずの青酸カリを飲んで死ぬ者があったり、一定量しか飲まないはずの睡眠薬を飲み過ぎて人命に損壊がしばしば起っているのですが、そういうことの心配は一体どういうふうに制限をされるおつもりであるか、この二点、お伺いいたします。
【次の発言】 これは、今資料をいただいたばかりで十分拝見をしておりませんのでお尋ね……

第29回国会 議院運営委員会 閉会後第4号(1958/09/26、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 技術的なことじゃなくて、臨時国会における国務大臣の演説についてですが、これは理事会であるいは御相談いただいておるかとも思うのですけれども、ちょっと、きょうまだ理事会の模様を承わらないままでこの委員会に出たものですから、お願いをし、なお審議されておるなら経過を承わりたいのですが、私はまず大臣の――総理大臣だけじゃなくて外務大臣、大蔵大臣、経済企画庁の長官もそうですが、ぜひ一つ所信を表明してもらいたいと思うのです。この三ヵ月間の休会中に国民はやはり非常な変化に遭遇して、政府の所管の大臣から方針を聞きたいと思っております。ことに大蔵大臣などは、輸出の目標を三十一億五千万ドルですか、こうい……

第29回国会 議院運営委員会 第11号(1958/07/03、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 私も今、小林委員の御発言で、日ごろ尊敬する安井君が、この問題の案件のごとき、ろくろく審議していない、提案理由の説明を聞いたにすぎない法案の中間報告を求めるの動議の賛成者になられたということは、私は今にして初めて知ったわけですが、まことに遺憾であります。今、委員長は、小林君が指摘されるような考慮を払わなかったことについて、今後は注意するということでありますけれども、まだおそくないですから、やはりこれをほんとうに軌道に乗せて、円満に法案の取扱いを協議し、さらに院の運営の将来の円満を期する意味から、直ちに、委員長は遺憾の意を表明されたのですから、賛成者として名前の連ねてあるのをお取り消し……

第29回国会 議院運営委員会 第12号(1958/07/04、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 私は結論は阿部委員が言われたのと同じですけれども、きのう文教委員長は、実質的な審議をやっていませんという中間報告がなされたにかかわらず、動議が出されて、本会議審査になってしまったわけでありますが、これは会期が本日限りということで、自民党の皆さん、どうしても成立させなければならぬという立場から、これはきめているものだと思うのです。ですから、法案をこちらで持っておりながら、衆議院の方に、こちらで会期延長の必要があるという相談を、主導権はこちらの自民党の皆さんがとられるべきはずのものが、とれないようなことになって、法案も何もない衆議院の方で会期延長を、こちらの方の意向も聞かないままにきめ……

第29回国会 商工委員会 第2号(1958/06/19、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 ただいまの下請代金支払い促進法に関する問題で、一、二点お尋ねしたいのですが、この法律が制定になりまして以後、昨年の五月に金融引き締めの政策がとられ、そのしわが下請工業あるいは商業の方にしわ寄せになっておる傾向については、ただいまお話があったのですが、非常に深刻な影響を与えております。金融引き締めの政策が、昨年の九月通産省の報告するところによりますと、五百件の企業の倒産を報告し、それが本年一月になりますと、八百十件に倒産の件数が増加しておる。もちろん、これは金融政策の変更の結果のみの影響とは思いません。技術革新でありますとか、一般的不況の進行でありますとか、いろいろ原因はあると思いま……

第29回国会 商工委員会 第5号(1958/07/01、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 繊維の不況の状態が非常に深刻であることが、皆さんの御説明を聞いてよくわかったのでありますが、結局、不況打開策として輸出の振興をはかること、国内の有効需要を振起さすこと、対策としては過剰設備の買い上げを促進することということに、大体皆さんの結論が一致しているように拝聴いたしましたが、先年、中小企業の商店を守るために百貨店の増築を規制しようということが国会で議論になりました。ところが逆に百貨店の増設を促進するようなことになりました。先年繊維機械の方でも、ちょうど設備の制限を行うということが議論になりましたところが、ただいま高山参考人からも御指摘になりましたような、かけ込み増錘というので……

第29回国会 商工委員会 第7号(1958/07/07、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 まだ請願の案件もございますし、大臣にちょっと二、三点お尋ねをいたしたいと思います。高碕大臣は在野の当時から日中、日ソ間の国交の回復、貿易の振興等について大へんお骨折りをいただいておりますことについては、非常に敬意を表しておりますが、今度の三十一億五千万ドルの輸出目標の達成に関連してでございますが、日中間の悪化しております現状について非常に心配をいたしております。総選挙の前後から日中関係がもっと悪化して、東南アジア方面に対する華僑の持っております経済的実権というふうなものが非常に大きい。これに対して中華人民共和国が何らかの手を打つようなことになって、日貨排斥にまで発展することはないだ……

第30回国会 議院運営委員会 第14号(1958/11/07、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 官房長官、見えていますか。
【次の発言】 私は、先ほど政府から、衆議院の方から本院に協議を求めてきたことについては、今、小林君が御発言になった通りでありますが、政府から、四十一件の法律案、条約案何件、補正予算案二件について、まだ日にちが足らぬので、というような理由で、その会期の延長を政府から申し入れてきたというのでありますが、一体この臨時国会の性格はどういうことから始まったのかということから、私は政府の所信をただしたいと思います。  四十日間の臨時国会というのは、政府の当初の経済の見通しが非常に誤まって、輸出目標でも三十一億五千万ドルですか、それが、ずっと今日までやってきてみたとこ……

第30回国会 商工委員会 第6号(1958/10/30、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 今のお話で、私も大竹さん以上にあまり山のことを知らぬ立場でお尋ねするのですが、衆議院の付帯決議の中に、「保安監督員制度を実効あらしめるよう措置すること。」というのをつけてこちらに送ってきておりますが、その「保安監督員」というのは、一体これはどこが任命をされることになっておりますか。これは法律を見ればわかるのですけれども、今手元にございませんので……。
【次の発言】 そうすると、鉱業権者が、その千人以上の従業員のいる事業所において、監督員というものを任命をしてそれを役所へ届けてくると、こういうことですか。
【次の発言】 私は金属関係の工場の例を知っておって、山のことはあまり知らぬので……

第30回国会 商工委員会 第8号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 鉱山保安法の一部を改正する法律案について、付帯決議を付して私は賛成いたしたいと思います。  この前数回のこの委員会で討議の中心になりましたのは、鉱山保安をいかにして確保するかということが中心であったように思います。本日大臣から、保安監督員の選任に当っては、管理責任者である鉱業権者が労働者の信頼するに足る有資格者を選任せしむるように行政指導を強力に行う旨の御答弁がございましたので、これを信頼して、以下申し述べますような付帯決議を付したいと思います。読み上げます。     鉱山保安法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は今回の鉱山保安法改正の趣旨を体し、保安監督員及び……

第31回国会 大蔵委員会 第3号(1958/12/18、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 私はちょっと委員長にお願いがありますが、先ほどから平林委員がいろいろお話しになっておりました、専売益金が予算の通りに入るのかどうかという心配が一つありますし、それから、最近非常にたばこの需給を満たすのに不円滑を方々で来たしておることを聞きます。それから、若干調べますと、平時の在庫量をはるかに割っておる。これは一体どういうところに原因があるのだろうかということを、私は私なりに心配をしております。ちょうどこれは年末にもなりますし、正月休みというふうなことも控えておるわけですから、この現在の状態で生産が一向上らないとすると、年末から年始にかけてのこのたばこの需給の状態ということに対して、……

第31回国会 大蔵委員会 第4号(1958/12/19、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 専売公社にちょっとお尋ねをしたいのですが、どういうわけですか、最近生産が月を追うて下っているように思うのであります。先年、この大衆たばこが町に品切れになりました際に、在庫は大体十四日分くらい持っていないと需給の調整に支障を来たす場合があるというような御方針を聞いておったのでありますが、最近の在庫量を若干調べてみますと、非常に在庫の本数が少くなっております。これは一体どういうところに原因があるのでしょうか、そのことからまずお尋ねをいたします。
【次の発言】 きのうもちょっと小石川の出張所に伺ってみますと、在庫がなくて、できるものを、トラックが来ておって、そのできるのを待って地方への搬……

第31回国会 大蔵委員会 第18号(1959/03/19、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっとお尋ねいたしますが、百三十万トン程度の甘味が要って百十五万程度の輸入という御説明なんですが、台湾で幾ら、キューバで幾らという、最近の国別の輸入の状況をちょっと説明していただけませんか。
【次の発言】 戦前は大体やはりこういう比率で輸入をされていたのでしょうか。と申しますのは、台湾から入りました場合は、関税をとらなかったに違いない。そうすると、関税のかかる外国粗糖、外国の砂糖の比率というものは、戦前と戦後というのはだいぶ違いがあるように思うのですが、大ざっぱにどういう計算になりますか。
【次の発言】 そうしますと、今の御説明によると、戦前は砂糖はほとんど関税のかからない砂糖を……

第31回国会 大蔵委員会 第19号(1959/03/20、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 私、ちょっと勉強不足で、同じことをお尋ねするかもわかりませんが、それは一つお許しをいただきたいと思います。  この法案の趣旨、これは輸出などが将来相当伸びるだろうということを予想して、港湾施設の整備をはかる、ことに鉄鋼とか石炭、石油等の埠頭関係の整備を特別会計を設けて推進しようという御趣旨のようでありますから、これそのものは私どもも賛成なんでありますが、よく議案を見るとわかるんでしょうが、教えていただきたいのは、この工事費の負担割合ですね、国、管理者、それから受益者と、こう三本建で経費の負担を考えておるように伺いますが、この負担割合、それから、このようにしてできた港湾施設というもの……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 議院運営委員会 閉会後第1号(1959/10/15、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 災害対策の補正予算についてですが、新聞で見ますと、三百億そこそこというようなことをちょっと見たのですが、ああいうことはもうきまっておるのですか。大蔵大臣は留守中だったから、まだきまっておらぬかとも思うのですけれども、何か二百億そこそこというような話があったが、大体そういう話はもうおきめになったのですか。
【次の発言】 とりあえず二百億、それで今度の伊勢湾台風について、この臨時国会中に二回、三回と補正予算を出されるような段取りのように聞こえるのですが、そういうおつもりなのですか。
【次の発言】 臨時国会の会期はもちろん国会できめることになるわけですが、この補正予算並びにそれに関連する……

第32回国会 法務委員会 閉会後第3号(1959/09/02、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 ただいま警察の方から、田原製作所の争議に関して、非常にこの経過について組合側に悪い印象を与えるような御発言がございましたから、私から争議の概要について若干真相を説明して、各位の良識ある御判断を願いたいと思うのであります。  この田原製作所の労働組合というのは、すでに結成以来十三年を経過しておりまして、今一貸金の値上げの問題に関連いたしまして労働争議に入りましたのは初めてなんであります。そのくうい協力をして、労使間の円満なる慣打というものを十三年間も組合結成以来待ち続けてきておった組合であります。で、今回の争議の発端は、二千六百円の賃上げ要求に端を発して起ったものでありますが、会社側……

第33回国会 議院運営委員会 第4号(1959/10/30、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 これは、理事会でどんな話があったかは別として、今運営委員会が招集されてすでに議題になって今質疑が続いている。それをあなた方の方で善処されるのはいいですよ。しかし、それを明らかにしないまま、自民党の善処にまかせるというわけにはいかない。今、阿部君から提案のあったように、渡航審査会ですか、外務省、法務省、大蔵省等で構成されている関係官がお見えになっておるのなら、今まで議論されていることは新聞に出ていること、それからそれぞれが警察なり検察に対して調査をした範囲内で言っているのだから、実際渡航審査会に対しては三カ月の期間で外遊をしたいということが出ておるのか。それから、きのうかおととい審査……

第33回国会 議院運営委員会 第5号(1959/11/06、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと質問ですが、さきに鮎川君は一週間の願いを出しておられたのですが、急に三十九日間請暇の願いを出さなければならぬほど病状が急変したのでございますか。
【次の発言】 多分そうだろうと思うのですが、医者の診断書がついていることはこれはもう疑いません。その通りだろうと思います。ただ一週間ほど前に一週間の請暇願いを出され、一週間ほど経た今日、特別の事情の変化があれば、これは同僚議員としてまことに気の毒なことですから、許可することにやぶさかではございませんが、一週間ほど前に一週間の請暇願いを出し、わずかの日を経て三十九日ということは、あまりにも本院規則の何か裏をかくような感じを与えるので……

第33回国会 議院運営委員会 第9号(1959/11/26、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 今後こういうことを繰り返さないということを先ほど言われて、その対策として、副長官が多数おられるから、その中で参議院の係などをきめてということでありますが、私は、先ほどから伺っておりまして、参議院側にはきのうの事態については責任がなかったように了解いたしました。かかって政府と参議院との連絡に当たった人が一体だれなのかということが明らかになっていない。それを明らかにしないで、今後は副長官に係を作ってというようなことでは、また繰り返す危険もありますから、きょうは特におわかりないようですから回答を求めませんけれども、よくお調べになって、次の機会にでも明らかにしてもらいたい。そうでないと私は……

第33回国会 議院運営委員会 第11号(1959/12/02、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 議事進行。間違いであったことがはっきりしましたので、そうかた苦しくならずに、田中委員も御出席でありますから、理事会で決定しなかったものを、理事会で決定してこういうふうにしてもらったんだ、だから黙れというような御発言があったようですが、その部分については、御本人から取り消しを明らかにしてもらったらどうでしょうか。そういうふうにして進行していただいたらいかがかと思います。
【次の発言】 理事会は重要な決定をされるところでありますけれども、本委員会のように速記がついていないのです。ですから、そこで釈明があったことはわかりますが、さらにここで、発言なさったことでありますから、この委員会の席……

第33回国会 大蔵委員会 第4号(1959/11/26、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 きょう災害の補正予算が成立したわけですが、この中の財源に、専売益金納付金ですか、二十五億を計上しておられます。これは公社の方の今年度当初予算で千二百億の納付金が計上されておるわけですが、こういうふうになってきますと、またいつかのように、安いたばこを出さないでできるだけ高級品を買わせるようになってくるのじゃないかという心配を私はするんですが、そういう公社の益金の納付金ですね、大した無理なしに――安いたばこを売り惜しみして、できるだけ高級たばこを買わせるということに響いてきやしませんか。
【次の発言】 それに関連して、消費が非常に伸びておる、需要が伸びておるということで、心配ないという……

第34回国会 議院運営委員会 第7号(1960/02/11、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 午前中、提案者の佐々木議員だけしかお見えにならなかったものですから、他の提案者の方にも御出席をお願いをしたわけでありますが、それはどういうことでお願いをしたかと申しますと、前国会に本法案が提案されました際、提案者である佐々木さんの御説明の中に、十一月二十七日国会構内の多数の請願者が押し寄せましたことに関連して――云々という言葉がございました。私どもそういう考えで見ていないものですから、その取り消しを要求いたしたのであります。その結果、本院議長からも穏当を欠くということでその取り消しを命ぜられたのであります。ところが、その後に提案者を代表しての佐々木さんからは、さらに、議長からそうい……

第34回国会 議院運営委員会 第9号(1960/02/16、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと関連ですが、新潟の公安条例に対して最高裁の大法廷が昭和二十九年の十一月に合憲判決を出した。その後、東京地裁は、三十三年の五月、三十三年の八月、三十四年の八月と、さらに三十四年の十月に、東京都公安条例の違憲判決を行なっている。この違いが一体どこにあるのか、判決の違い……ちょっとそれを聞かしてもらいたい。
【次の発言】 事務じゃありませんよ。これはこの法案を作る基本にならなければいけませんよ。この憲法の範囲内で立法をするということは、これはもう常識なんです。そこで、この前も最高裁の大法廷が新潟の公安条例について合憲判決をやっているということを、まあ佐々木さんも言われた。私はその……

第34回国会 議院運営委員会 第10号(1960/02/18、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 きのうの同僚委員からの質問に対してお答えがあったのですが、ちょっとだめ押しをいたしておきたいと思います。この法律は、新たに国民の権利を制約あるいは規制をするものではないということでありましたが、これは間違いありませんか。
【次の発言】 どういうわけでこれは間違いないのでしょうか。そのことを一つお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、これは東京都公安条例、警察官職務執行法などで規制してある事柄が議長の要請に基づいて警察行動が行なわれるのであるから、新たに国民の権利を制限したり規制したりするものではないということでありますか。

第34回国会 議院運営委員会 第15号(1960/03/08、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 前回、資料をお願いいたしましたが、まだいただいておりませんので、重ねて要求をいたしたいと思います。登院と公正な審議権の確保の法律案をお互いに審議しておるわけでありますが、何もないときに出席をしない、長期にわたって出席をされない議員の登院を促し、審議権をもっと十二分に発揮していただく必要もありますので、それについて、あまりたくさんの人の資料を要求してもどうかと思いますので、衆議院で本名程度、本院で五名程度、理由なく長期にわたって欠席しておる人の順位をつけてお願いしたいと思っておるのです。前回お願いしましたけれども、まだいただいておりませんので、重ねて要求をする次第であります。

第34回国会 議院運営委員会 第19号(1960/03/15、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 これは、議事堂内は衛視が、議事堂外は一般警察が、その議事堂外というものの範囲は、あなたは先ほどから、門のさく内、前回も門のさく内ということを言われたのですが、また聞かなければならぬ。いつきまったのですか。あなたは、この前、二十四年十月十九日に議院運営委員会できめたと、こう言われるから、私は衆議院の議事録をとって調べてみましたところが、きまっていない。いつきまったのです。それをもう一ぺん言って下さい。
【次の発言】 私はこの前の委員会でもちゃんとそのことは指摘してあるのです。前回、二十四年十月十九日の衆議院議院運営委員会で決定をしておると言われましたから見ましたところ、委員長はこれを……

第34回国会 議院運営委員会 第20号(1960/03/17、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 私は前回もお願いをいたしたのでありますが、国会の審議権の確保のための法律を審議する前に、理由のないのに長期にわたって国会を欠席しておる人がある。こういう人たちの出席を督促して、国民の負託にこたえるように、審議を十分に尽くしてもらう必要があると思うが、そのために、私は、衆議院で十人程度、本院にれいて五名程度でけっこうでありますから、長期欠席者を順位をつけて、一つ本委員会に資料として提出をしてもらいたいということをお願いをいたして参りました。今日まで実はまだ出ませんので、これはいつごろ出ることになっております。事務当局から一つ早く出してもらいたい。

第34回国会 議院運営委員会 第21号(1960/03/21、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 委員長から、前回の突然の質疑打ち切りについて遺憾の意を表明されましたので、それ以上、委員長の責任を追及しようとは思いませんが、私ども振り返って十二回に及ぶこの委員会におきまして、今日なお明らかになっていない点が実はあるのです。その一つは、本法によりますと、両院議長が連名で都の公安委員会及び警視総監に対して措置を要請することになっておるのでありますが、衆議院が解散になって、いまだ正副議長が選ばれざる時期において、参議院の緊急集会が開かれることもあるのであります。その際に、両院議長の連名というこの法律上の条件を欠くことになるのでありまして、その場合に、緊急集会のときには参議院の議長が両……

第34回国会 議院運営委員会 第25号(1960/04/06、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 ただいま議題となりました昭和三十五年度委員会関係経費の割当に関する件につきまして、庶務関係丁委員会において決定いたしましたところを御報告いたします。計数等詳細な点につきましては、お手元の資料によって御承知を願うことといたしまして、以下順次その割当の方法等につきまして御説明申し上げます。第一に、会議費及び交際費でありますが、これは予算額のうち半分を各常任委員会に均等に、残り半分を各常任武員の数に応じて割り当てることといたしました。第二に、調査室会議費であります一、これは常任委員会調査室職員の研究会議費でありまして、調査室のない脳院運営、懲罰の両委員会を除く他の常任委員会に均等に割り当……

第34回国会 議院運営委員会 第27号(1960/04/20、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 私はきのうも商工委員会に出ていまして、四時になったら衆議院の本会議があるからと、こういうことで、これはやはり本会議優先の建前があるからというので、したい質疑もしないで、こちらは本会議優先の原則を守って、通産大臣に委員会から退席をしてもらって、本会議に出席してもらうことを、きのうはしたのです。しかも私ども大臣に聞こうとしていることは、今炭鉱のストライキが一つの大きな社会不安になっておりますから、エネルギーの総合対策をこの国会に出すと前国会で通産大臣は約束されていながら、この国会には出ていない。何か炭鉱の合理化を促進するために、整備事業団、あれに二十一億四千万円の政府出資をするというふ……

第34回国会 商工委員会 第20号(1960/04/07、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 近藤委員の質疑に関連してですが、新潟の地盤沈下の原因が、地下水のくみ上げによるものではないようなお話があったのですが、そういう考えで、水のくみ上げを伴うような地下資源の開発を考えられると、これは大へんな間違いになると私は思うのですつ。何か、学界でも定説は、地下水のくみ上げによる大部分の原因で地盤沈下が起こつておるということは、これは、もう今や学界でも定説になっている。政府も、さきに地盤沈下対策審議会ですか、そういうものをお作りになって自民党さんでも、また私の方の党にも、それぞれ特別委員会ができまして近く地盤沈下対策の単独の法律でも提案しなければならんということで、話し合いを進めてお……

第34回国会 商工委員会 第24号(1960/04/21、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 いずれこの石炭鉱業合理化臨時措置法の審議の際に、詳しくお聞きしたいと思っておりますけれども、私は今この応答を聞いておりまして、石炭のことのしろうとなものですから、重ねてお尋ねするわけですが、五千五、六百カロリーの山元のコストが三千四、五百円で、市場の、需要者の最終価格というものは一万円を突破しておるような価格であるということなんでありますが、電気とか国鉄、もちろんこれはカロリー、炭質も違うかと承知しております。それから一般の工業炭ですね、こういうものはカロリーはどのくらいであって、炭価というのはどのくらいで出せる、実際に工場に送られておる場合はどの程度になっておるのかということをあ……

第34回国会 商工委員会 第25号(1960/04/26、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 三年間で、炭の値段を千二百円下げて、流体エネルギーとの競争力をつけるということについて、いろいろ生産面での合理化の問題などもございましょうが、今各参考人で共通して述べられたことは、流通面の合理化ということについて述べられたのでございますが、私はあまり石炭のことは詳しくないものだから、妙なことをお尋ねするようですが、一体四千四、五百カロリーから五千カロリー程度の炭が、常磐は別といたしまして、北海道あるいは筑豊でどの程度まで実際採炭コストというものは見積つておられるのか。それが京浜でございますとか、京阪方面の最終需要価格というものとの開きは、相当大きいように思うのですが、結局何とか抜本……

第34回国会 商工委員会 第26号(1960/04/27、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 関連……。今の、町村に商工会を作る、その町村に、非常に大きい事業をやっておる人と、本法が主としてねらう零細規模の商工業者、それらが一緒に一つの会を作つて、そして総代会とか、総会というものが持たれるわけですから、民主的に運営をすれば、その大きい人というのは数少ないから、数の多い方の意見が中心になるだろうと、だから民主的に運営していけば、そう心配するほどのことはないという大臣の御言葉なんですけれども、大きい企業なり商店がありますと、やはり町や村においては、税金はよけいかけている、またそこの下請などをやっておるというようなことで、なかなか大臣がお考えのように、実際の運営は、私は民主的にな……

第34回国会 商工委員会 第27号(1960/04/28、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 参考人に御意見を伺う前に、きょうの会合は私ども委員だけがこれは聞くのではなくて、通産大臣や中小企業庁の長官の顔が見えないようでありますが、これはやらねばならぬからやっておるのではなくて、法案の審議に関係があるからこれは御苦労を願っておるわけでありますから、この法案の立案当局も出られる必要があると私は思うのですがどなたかお見えになっておりますか。
【次の発言】 長官はどうした……。
【次の発言】 今すぐといっても開会は十時でしょう。委員長の名前ですぐ呼んで下さいよ。
【次の発言】 これからもあることですから、政府もこういう際にはやはりきて、委員と一緒に各界の代表の御意見を聞いて、そし……

第34回国会 商工委員会 第28号(1960/05/10、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 私は商工会議所の設置されておるところの対策と、それから今回商工会議所のない地域の商工会に法的な根拠を与えて助成措置を講ずるという問題については、これは別に考えていかなければならぬと思います。で、既存の商工会議所が大都市においてこの本法が目的としておりますような零細企業の改善、指導ということについて不適当であるということは前回も申し述べたのでありますが、これまた別の機会に譲ることといたしまして、今回本法を制定することによって約四億の助成金を出すということなんでありますが、政府は中小企業団体に対して一体これまで幾つの団体に補助金を出しておられるか、あまり中途半端な金額の補助に終わって、……

第34回国会 商工委員会 第29号(1960/05/11、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 今の島委員の御質問に対して、答弁は答えていないと思います。  それは初年度三億九千二百万円かを商工会の人件費を中心とする事務費の補助を行なうことをきめておるが、都道府県は大体一対一の金額をすでに予算化したところもおり、追加予算できめるところもあるということなのですか、それはわかりました。ところが島委員の御質問は、初年度はともかくとして、来年度以降、都道府県の補助額について、どの程度の予想をしておるかという御質問があったのに対しては答えていない。私も大臣ががおられれば、零細企業の総合的な対策について聞きたいと思うのですけれども、本日は、大臣お帰りになりましたから、質問は留保いたします……

第34回国会 商工委員会 第30号(1960/05/12、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 この商工会の本年度の補助金が三億九千二百万円ということでありますが、きのう大臣お帰りになってから長官から伺いましたが、来年度は一体これに対してどういうような強化策をおとりになるお考えであるか。で、同時に国の補助金額とか、地方団体の――こちらで予算を計上いたしますと、大体同額のものを地方団体が計上しなければならぬように相なっておりますから、今年度だけではなしに、来年度の見通しについても一応やはり御方針を承っておく必要があると思いますので、お尋ねをいたします。
【次の発言】 きのう伺いますと、大体本年度は二千六百ばかりある既存の商工会に千五百ないし二千程度の団体に対して補助を行なってい……

第35回国会 議院運営委員会 閉会後第1号(1960/09/26、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 今お話を伺ったのですが、列国議会同盟会議は、社会党から早期の召集を要求いたします以前からこれはさまっていたことであって、要求をしました社会党の立場からいたしましても、列国議会同盟会議にさしさわりのない時期に召集される時間的余裕、日時等十分配慮の上要求をいたしておったのであります。それを今日まで放置されて、ただいま政府の方からじゃなくて、与党の理事の形でお話になっておる。そう軽々に私は扱うべきものではないと思う。成規の手続を経て、要求したのでございますから、もっと以前にこうこうこういうわけだという話し合いがあってしかるべきものではないか。池田内閣としてはそういうお考えで国会に対処する……

第37回国会 商工委員会 第5号(1960/12/22、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 通産大臣が予算委員会の方においでになると、これまたいつ帰ってくるかわからないという心配もございますから、吉田委員のお許しを待て、この機会にちょっとお尋ねしたいと思いますが、この海外経済協力基金法案ですが、きのうもちょっとお話が出ておりましたが、わずか十八日間の短かい国会で成立を特に急がれる理由、これがちょうどアメリカのドル防衛政策が具体的に発表されてわれわれの耳に入ってきた、この時期と関連しておりますだけに、アメリカの例の低開発国の援助資金の肩がわりをやる法律じゃないかという不安と疑念が国民の問に広くある。そうじゃないのだということをもう少し納得できるように御説明をいただきたい。と……

第38回国会 商工委員会 第5号(1961/02/28、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 経済企画庁長官にお尋ねをいたします。  政府、自民党の中で、水の管理行政の一元化ということについて、いろいろお話が出ておるようですが、巷間伝わるところによりますと、これは、まあ農林省でも、建設省でも、厚生省でも、通産省でもなくて、経済企画庁の方で所管されることになる、その立法の手続が進んでおるということを聞くのですが、そういうことに、政府の御方針はきまったのでしょうか。
【次の発言】 例の水利公団法か、名前はわかりませんが、そういうものの立案は、政府部内で進んでおりますか。
【次の発言】 水何とか法律は、今国会に提案されるわけですか。

第38回国会 商工委員会 第8号(1961/03/16、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 計量法の一部改正について、前回御説明をいただき、またなかなか難解なものですから、現地の方で御説明を承ったりしたのですが、なかなか専門的な用語が多いものですから、質問するといいましても、ちょっととんちんかんのようなことがあるかもわかりませんが、その点は一つ御了承の上御答弁をいただきたいと思います。まずお願いいたしておきます。  メートルの定義を変更したり、温度の単位を入れかえたり、数点にわたって今度の改正案の骨子になっているわけですが、提案の説明を伺いますと、このように定義は変わっても、一般的な実用面では大した変わりはないんだという説明があったのですが、そういうことが予想されるにかか……

第38回国会 商工委員会 第11号(1961/03/29、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと関連して大臣にお尋ねいたしますが、今の中小企業の工場集団化を促進するための助成のことについてですが、政府の中小企業対策――育成する、助成するというのは、なかなかかけ声はいいのですけれども、さて中身を拝見いたしますと、これも、たった三億しか金がついていない、これはないよりはいいのですが。  そこで、ちょっとお尋ねをいたしますが、助成の対象になるものについてでありますが、いただいた資料を見ますと、たとえば縫製品の集団工場――大阪で十三万坪という、これは一つでありますが、こういう場合に、従来の問屋業者が――たとえば既成服の問屋業者が、こういう計画でもって助成を受けたいといって申し……

第38回国会 商工委員会 第12号(1961/03/30、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 今回の機械工業振興臨時措置法の改正のねらいは、貿易自由化に即応して国際競争力の弱い機械工業に対してつけていこうということで、これまでの少量の生産体制と機種などを専門的にして大量生産のできるように助成をしていこうというねらいであるように承知をいたしております。ところが伝えられるところによりますと、当初本法は時限立法にしないで恒久法として、そして大幅のいわゆるカルテル立法に改正しようということで、通産省は当初考えておられたようですが、何か公取との間に意見の対立があったように思うんですが、妥協の産物としてこういうことになったというふうに伝えられておりますが、この経過について通産当局と公取……

第38回国会 商工委員会 第13号(1961/03/31、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 昨日に引き続いて若干お尋ねをいたしますが、通産省が二月中に受け付けた輸入申請は四千件をこえておると聞いております。機械の輸入申請。これはきのうもちょっと申し上げたんですが、輸出の方は停滞ぎみにあるが、この機械輸入の方は二月だけでもすでに四千件をこえておる。相当な金額にこれは上るに違いないと、こう思うのでありますが、通産省としては、機械のこういうふうな輸入の趨勢をどういうふうに解釈しておられますかね。
【次の発言】 昨年度でも、設備の投資計画は、大体政府としては二兆八千億程度の予定であったのが、三兆円をこしているのですね、三十五年度に。そこでですね、三十六年度は三兆一千四百億程度の設……

第38回国会 商工委員会 第14号(1961/04/04、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 関連。今、石炭の代金を、合理化とか生産性を高めることによって、貿易自由化の進行に伴って油と競争ができるようにするために、政府では所得倍増計画、それから今回の運賃値上げ計画のない以前に通産省には石炭鉱業合理化審議会というものを設けて、一体どの程度下げ得るかということの諮問をしたのです。その回答がたしか、私今ここへ資料を持っていませんから明らかでないのですが、百八十円程度下げ得る、そういう答申が出た。そこで政府はそれに基づいてこの三カ年の間に千二百円下げれば電池との競争ができるようになるだろう。そこで三年先には炭を五千五百万トンに抑える、そうして従業員は十一万人減らし、そうして設備を近……

第38回国会 商工委員会 第15号(1961/04/06、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと関連して。今回の、この家庭電気用品の取り締まりの対象になるものは、これまで取り締まり規則で試験をして市販されていたものだと思いますが、これまでの試験機関は、どこでやっておりましたか。
【次の発言】 そこだけですか。
【次の発言】 この電気試験所だけで試験をしておられますために、一般の需要に試験がおくれて、応じきれないという声を聞いておりますが、通産省は御存じですか。
【次の発言】 すでに役所にも、この試験機関が通産省の電気試験所に限られておるために、市販の需要に応じ切れないということをよく御存じであるにかかわらず、これから電気工業会等で新たに試験機関を作る御計画がある、それ……

第38回国会 商工委員会 第16号(1961/04/11、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 先日いろいろ御説明を伺ったのですが、今回の新しい取締法の制定によりまして、製造業者は全国で三千六百に余る業者があるということであります。これは、この中でも東芝でありますとか日立というように、非常に大きいメーカーから、そうでない中小ともいえない零細な業者さえもあるのではないかというようなことが考えられるのですが、この法律の制定によっていろいろ規制をされる、あるいはその登録をするにあたりましても、一定の設備技術の水準というふうなものを確保しなけりゃならぬことを定めておりますが、そのために大きいメーカーの競争が激しくなって、ために中小のメーカーがそれに圧倒されるようなことになる心配はない……

第38回国会 商工委員会 第17号(1961/04/13、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 私は日本社会党を代表して本案に賛成をいたします。  この法律が、最近の電気による火災の発生件数の増加、電気による事故死の件数の増加などにかんがみまして、一般需用家の大衆を保護するという見地から立案されておるものでありますから賛成するわけであります。  ただ本法の施行にあたって希望を申し述べておきたいと思います。たとえば本案の成立によって、電気毛布でありますとか、電気なべというふうなものまで規制の対象に加えようとしておるにかかわらず、より高圧な電流を必要とするテレビ、電蓄、自動販売機あるいはラジオというふうなものが規制の対象にならないということは、私はテレビの電気装置によって火災の発……

第38回国会 商工委員会 第20号(1961/04/25、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 私はこの間の本委員会で、参考人の御出席を求めた際、他の所用のため出席をしておりませんでしたために、あるいは皆さん御質疑が済んだのと重複するかもわかりませんが、お許しをいただきたいと思います。  資料もいただいておるのですけれども、資料では十分わかりませんからお尋ねをいたしますが、終戦後における航空機の製造は、たしか昭和二十七年ごろから始まったように記憶いたします。政府が本法に関係して民間機の製造のために支出した出資金や補助金の累計、昭和三十五年度までにそれぞれどのくらいに達しておるか、そういう点について一つ。
【次の発言】 この政府出資の原資は一般会計とか産業投資特別会計とかじゃな……

第38回国会 商工委員会 第24号(1961/05/18、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 この機会に関連して一点だけお伺いいたしますが、この高松のこのあれによりましても、工業立地の予定地になっていますが、あすこに相当な埋立用地が、数年目にあちらへ行ってみても、工場が建っていない。政府が工場立地の調査を始められる以前のあれは埋立地であったかもしれませんが、あそこに工場が数年建たないというものは何か欠格の要件があるのではないかという気がいたします。地元で聞いてみましても、やはり工業用水の不足のためになかなか工場の誘致ができないというようなことを聞くのですが、政府の所得倍増計画から申しましても、工業の地方分散というようなことをいろいろお考えになっている。しかもあそこは港湾、鉄……

第38回国会 商工委員会 第27号(1961/05/30、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 この法律に関連して大臣にお伺いいたします。最近の国際経常収支の問題についてでありますが、先月もまた八千万ドルを超える赤字を計上しておるようでありますが、この機械の輸入ということについて制限をするとか規制をするとかいうようなことについてはお考えになっていませんか。
【次の発言】 設備の過剰投資ということが問題になっているのですが、この法律が成立することによって、中小企業の設備の近代化と機械工業の振興ということの二つを目的としてこの法案が提案をされておるように思いますが、こういうことによってでも設備の過剰にさらに輪をかけるようなことになりはしないかという懸念がございますから、そういう点……

第38回国会 商工委員会 第28号(1961/06/02、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 近藤委員もお触れになりましたが、一点だけお尋ねをいたします。  この法律は、原案では流通秩序の円滑化と健全化ということだけがうたってありましたものを、衆議院の方で修正を願いまして、第一条の二項として、「この法律の運用にあたっては、割賦販売を行なう中小商業者の事業の安定及び振興に留意しなければならない。」ということが追加せられ、そしてこの審議会の制度ということが追加されたのでありますが、従って、私は、審議会の構成、その委員は、通産大臣が任命をし十人となっておりますが、付帯決議の中で、一般小売商業者並びに消費者の代表をそれぞれ任命することとございます。この十名のうち、小売商業者並びに消……

第38回国会 商工委員会 第29号(1961/06/07、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 私は日本社会党を代表して、衆議院送付の修正案を含めて賛成をいたします。ことに第一条の目的に追加して、「この法律の運用にあたっては、割賦販売を行なう中小商業者の事業の安定及び振興に留意しなければならない。」このように目的に追加をし、さらに原案にございました公聴会の規定を削除いたしまして、三十六条から四十二条にわたって割賦販売審議会の条章を設けております。この運用にあたって、特に十名の委員を通産大臣が指名をされて審議会を設け、その審議会の活動によって、この運用の足らざる点などを補完していこうという趣旨などがございます。それに加えて付帯決議をさらに付して、割賦販売審議会の委員の中に、一般……

第38回国会 地方行政委員会 第19号(1961/04/27、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 私は、上程されましたこの法案の作成について御苦労いただきました提案者の各位に敬意を表しますが、この法律を作ることによって、警察官の認定権が拡大されて、ために人権の侵害をするようなことになりやしないか、こういう点に二、三疑点がございますので、お尋ねをいたします。  まず、提案者に伺いたいのでありますが、第三条に規定しておりますようなことは、現行警察官職務執行法の第三条を適用することによって、この心配は除去されるのではないかと思いますが、特にこの三条を警職法の第三条によらないでこういうふうにされた理由について、まずお尋ねをいたします。

第39回国会 災害対策特別委員会 第3号(1961/10/20、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 これはだいぶ資料をいただきましたが、衆議院の災害対策特別委員会に、政府から提出をされた資料の一切をひとつ提示していただくように要求いたします。
【次の発言】 それはいいですか、承知していただけますか。
【次の発言】 その中で、たとえば激甚地指定の基準などは出ていませんから、そういうものも当然衆議院には出しておられるのじゃないかと思うから、そういうものも含めて実は要求いたしました。  それから、さらに厚生省に、予算措置によって水道あるいは汚物、塵芥処理等の補助を考えていきたいという御説明がありましたが、その都市別の状況を追加してもらいたい。要求いたします。

第39回国会 災害対策特別委員会 第4号(1961/10/25、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 ただいま委員長の御発言の中で、大蔵大臣の出席要求を私いたしておりまして、ただいままでのところ何の御連絡もないのですが、御出席になりますか。
【次の発言】 きょうは出席ができないということでしょうか。適当な時期というのは、本日の適当な時期でしょうか。
【次の発言】 答弁する人が一人もおいでになりませんから、おいでになりましてから質問をいたします。
【次の発言】 建設と通産、大蔵、三大臣を私は要求しております。

第39回国会 災害対策特別委員会 第5号(1961/10/26、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 七月以来の重なる災害についての関係法律案がたくさん付託されておるわけでありますが、私は、昭和九年の室戸台風からこの間の第二室戸台風に至りますまでの間に、私自身床上浸水六回の経験を持っておりますので、主として大阪の問題が中心になりますが、御了解を得ておきたいと思います。通産大臣は日程がつまっておりまして退席される時間が早いようでございますから、詳細なことは後日の委員会に譲りまして、きょうは要点だけ一つお尋ねをいたしたいと思います。今度の二十四号台風が東京に来なくて非常に幸いでした。過般の伊勢湾台風といい、今回の第二室戸台風といい、災害をひどくいたしております原因が、大きな工業都市、し……

第39回国会 災害対策特別委員会 第6号(1961/10/27、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 めったに、話は合わんのですけれども、この話は赤間委員ともよく合いますが、そのつもりでひとつ御答弁をいただきたいと思います。  大阪の地下水のくみ上げ量は、年間一億トンをこえております。八月の例をとってみますと、一千万トン、これはひとり主業用水だけではございません。建築の冷房用の地下水くみ上げも相当量ございますが、そこでここでは工業用水の普及、しかも短い年度の間に完成をしていただくように御協力をお願いしておるわけですが、ただいま大臣は防潮堤の強化、すなわち治水十カ年計画の繰り上げ実施、それと工業用水の普及と地下水くみ上げの全面禁止への方向をとっていくということでございますから、私も安……

第39回国会 災害対策特別委員会 第8号(1961/10/30、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 お急ぎのようでございますから、重複を避けまして三点だけ総理の所見をお願いいたしたいと思います。  一つは、ただいまも荒木委員から申されましたように、今回の第二室戸台風の災害が地盤沈下のために非常に大きいものになったということはみな言われておるところであります。ところが沈下の原因について申しますと、地下水の保全管理ということが十分でございませんために過度のくみ上げが行なわれております。そのために地盤が下がっておるということは今や学界の定説にもなっているところであります。これはひとり大阪だけじゃありません。兵庫、尼崎地帯を中心とします兵庫、東京の江東地区、新潟等、その顕著な例であろうと……

第39回国会 商工委員会 第3号(1961/10/17、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと速記とめて。

第39回国会 商工委員会 第4号(1961/10/19、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 ただいまのなにに関連してですが、この振興費の十一億四千三百万円、これいろんな団体に補助しておられますが、この中で施設の拡充であるとか新設であるとかいうようなものに支出いたします分は、これは急になくなった場合でも影響は少ないように思いますが、ここに列記されております団体で、この補助金を経常費に予定しておるというような団体はございますか。
【次の発言】 廃止の傾向にある。現に廃止をした府県市町等もみられる。今回の調査会の答申は、そういう世論を無視して改善をして存続するように答申をされておりますから、政府も、多分これは地方財政への影響であるとか、あるいはこういう補助団体のただいまお話のよ……

第39回国会 商工委員会 第5号(1961/10/24、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 この法案は前通常国会でこの委員会でも可決をされ、本会議も可決されて衆議院に送付されたものでありますが、ああいう御承知のような関係で審議未了になった。以来六カ月間になるわけですが、この法案が成立しなかったために弊害や悪影響というふうなものはございましたでしょうか。
【次の発言】 型式認可を製造メーカーが受けておる。それがマークを張られて販売業者の店頭に飾られる。この場合、販売業者が最終需要家に取り次ぎする、ところが、マークは張ってあるのだけれども、今お話のような事故が起こったという場合に、この本法で定める刑事責任というものはメーカーが負うべきものであって、販売業者はその刑事責任は免ぜ……

第39回国会 商工委員会 第7号(1961/10/30、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと。質疑をこの程度にして、暫時休憩せられんことを望みます。

第40回国会 商工委員会 第6号(1962/02/22、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 大臣お急ぎのようでございますから、地盤沈下の防止対策について簡単にお尋ねをいたします。  第二室戸台風の災害が昨年ございまして、災害対策国会の際にも政府にしばしば所見を求め、また私どもの考えも申し上げて参りました。で、第二室戸による災害が激甚になりました原因が著しい地盤の沈下にあった、この地盤の沈下防止対策が完璧であれば、昨年の大阪市のごときあのような災害を見ないで済んだということはもう明らかになっておるのであります。当時佐藤大臣からも、このような災害を二度と繰り返さないためにトロイカ方式による対策が必要である、その第一は防潮堤のかさ上げである。その第三は地盤沈下の原因を除去するこ……

第40回国会 商工委員会 第17号(1962/03/31、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと速記をとめて下さい。
【次の発言】 この地下水の過度のくみ上げによって、新潟、東京の江東、川崎あるいは名古屋、四日市、大阪、尼崎、埼玉の川口もそうでございますが、こういうところが地盤が年々沈下いたしまして、何とかこの沈下を防止するための対策として、地下水のくみ上げ規制を早く法的に措置を講じてもらいたいということが熱心にこれは要望されておったのでありますが、それにこたえて政府が今回この工業用水法の一部改正、建物用の用水の採取規制等の法案を出されたことについて深く敬意を表します。  今度の改正によって、これまで工業用水法の副次的な目的であった地盤沈下の対策をこの法律の主目的の一……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 商工委員会 第4号(1962/08/31、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 先国会で、工業用水のために地下水の過度のくみ上げが原因となって、各地で地盤の沈下が起こっておる、これを防止するために、建物用水の採取規制に関する法律と工業用水法の一部改正案が成立を見たのであります。これが実効をあげて参りますために、多くの事柄を政令なり省令なりにゆだねておるのであります。で、伺うところによりますと、さきに工業用水審議会では、すでに答申があったと伺っています。先日来の大臣の御抱負なり、質疑に対するお答えなどから考えまして、審議会の答申を尊重されるに違いないということを期待はいたしておりますが、本月の二十一日に工業用水審議会から答申のございましたものを、そのまま政令とし……

第43回国会 商工委員会 第2号(1963/01/26、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 今回の事故の原因がガスの高圧導管の亀裂部分から漏洩をしたのが原因になっておるようですが、これは、まだ原因を、なぜそういう亀裂を生じておったかということについてお調べになっておる最中だろうと思いますから、確たる御返事はいただけないかと思いますが、私、時間の都合で、実は現場のほうへ参りませんので、お尋ねをするわけですが、何か新聞報道によりますと、地盤の沈下が、地盤の全体が沈下をしておることが高圧導管の亀裂の原因になっておるように伝えられております。全国でもだいぶ地盤の沈下をしておるところが相当ありますので、そういうことが原因であるとすると、よほど大がかりな対策が必要じゃないかという心配……

第43回国会 商工委員会 第7号(1963/02/14、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 この問、深川のガス爆発の現場視察を当委員会としてやっていただいて、この再発を防止するために、原因並びに対策などについて、当局からの御説明を待っておる段階でございますが、先日の当委員会で報告を伺いますと、ガス管の溶接部分の亀裂がガス漏洩の原因であったように、中間報告ではございますけれども、あった。ところが、皆さんご存じのように、最近に溶接技術は非常に進歩をしておりまして、溶接部分が特別の事情がなくて亀裂を生ずるということはほとんど考えられないのであります。むしろ、溶接をしないところに亀裂を生ずることがあっても、溶接部分が先に亀裂を生ずるというようなことは考えられないほど技術は進歩いた……

第43回国会 商工委員会 第9号(1963/02/26、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 めったに大臣おいでいただけないですから、この機会にちょっとお尋ねいたしますが、地方財源の確保について、今いろいろ質疑があるわけですが、この間新興キネマの女優をしておった人で、芝で割烹をやっておる山路ふみ子さんというのが一億円の社会事業に対する寄付をした。その人の話が、土地を持っておりましたところが、知なぬ間に土地が値上がりになって、これだけの余裕ができましたので、私することはいかがと思って寄付をいたしました、こういうのです。そこで、都市でも町村でもそうですが、都市計画をやる、あるいは地下鉄を引く、水道を布設する、そういうことによって、土地の価格というものがだんだんと上がってくる。し……

第43回国会 商工委員会 第26号(1963/05/28、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと今の近藤委員の質問に関連してですが、これまで中小企業の範囲、規定を一千万円以下、あるいは従業員は何人以上というようになっていたのが、今度広がって、五千万円以下ということになったわけですね。それから何か今伺いますと、衆議院のほうでお答えになりました際、この法律の対象は五千万円以下、五百万円以上というようにお答えになっておるようですが、これに関連して、中小企業と名のつく一切の法律の改正がこれはやはり今後問題になってくると思う。そういう際に、この五百万円以下はもう相手にせぬというような考えで、政府が中小企業というものの範囲を考えられるようなことになると、これはたいへんだと思う。で……

第45回国会 商工委員会 第2号(1963/12/17、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっといまのに関連して。銀行局長と渡邊さんの御意見、ちょっと聞いておりましてもね、債務者預金というものが確実に減ってくるというその対策というものが、もう一つ明らかでないので心配になるのですが、ことに来年上期は、特に金融の引き締め政策が私は当然具体化してくると見ているのですが、そういう際に、この中小企業への歩積み、両建ての傾向が緩和されないということになると、これはもう致命的なことになると思いますのでね、いろいろ通常国会でもひとつ研究さしていただきたいと思うのですが、銀行局が各銀行――それぞれ都市銀行、地方銀行、相銀、信用金庫と、検査を定期的にやっておられますね。その検査する場合の……

第46回国会 商工委員会 閉会後第3号(1964/09/10、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 派遣委員の報告を簡単に申し上げます。  今回の委員派遣は、八月十八日から二十三日までの六日間、梶原委員長、阿部竹松委員と私とが黒部、神岡、福井、九頭龍川方面を視察してまいりました。  黒部は申すまでもなく、関西電力の黒部川第四発電所を見ることが目的でありまして、私たちは、大町から関電トンネル五・四キロをトロリーバスで黒部ダムに抜け、そこから再び十二キロの黒部トンネルを通り、さらに八百メートルのケーブルカーをおりて、日本アルプスの中腹をくり抜いた発電所にたどり着いたのであります。  この黒四発電所の建設は、昭和三十一年七月着工、三十八年六月完工、総経費五百十三億円、建設に従事した労務……

第46回国会 商工委員会 閉会後第4号(1964/10/09、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 関連して。いまの問題にちょっと関連して、私もいまお話を伺っていて、来年の一月末までに、万国博を誘致するためにはパリーの事務局へやはり登録する必要がある。そうしますと、万国博条約を批准しておくことがやっぱり一番先決の問題ではないか。で、大臣も、これは通常国会では一月末まではほとんど委員会の審議なども行なわれませんから、どうしても時期を早めていただいて、この臨時国会に間に合うような措置をどうしてもこれはとってもらわなければ、一九七〇年の機会を逸することになるのではないかという心配がございます。ですから、この点について、あわせて臨時国会に間に合わせるように国内の準備を進めるということの言……

第46回国会 商工委員会 第5号(1964/02/18、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 第二班の近畿、中国班について申し上げます。  派遣委員は、前田委員長、岸田委員、阿部委員と、私椿委員で、期間は去る二月六日から十一日までございました。  視察個所及び訪問先を申し上げますと、大阪通産局、敷島紡績城北工場、日本紡績協会、関西電力本社、岡山県庁、協同組合岡山鉄工センター、水島臨海工業地帯、福山臨海工業地帯、帝人三原工場、大竹・岩国地区臨海工業地帯、東洋工業、呉市のやすり工場、中国電力本社等でございます。  視察の概略だけを簡単に御報告申し上げます。  まず、繊維関係について申し上げます。  敷島紡績城北工場は、精紡機五万一千錘のうち、五〇%以上の約二万八千錘も格納されて……

第46回国会 商工委員会 第6号(1964/02/20、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと関連。いまの銀行課長の御答弁ですがね。四十八億の金を東海銀行が融資をするにあたって、十分な担保書類などがそろっていない段階でも、緊急避難的立場、それから対人信用というような場合には融資をしても差しつかえないというような、監督官庁としての御意見のようだが、そういうルーズなことで預金者の保護ができますかね。私はもう少しシビアーなものでなければ、銀行局の監督というものは十分に果たされておると思わないのであるがどうですか。
【次の発言】 本件の場合は私は内容がよくわからないのでありますが、いま中小企業など非常に引き締め基調によって苦しんでおる。経済界では三月危機というふうなことさえ……

第46回国会 商工委員会 第9号(1964/03/03、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと関連。きょう通商局長お見えになっておりませんか。
【次の発言】 そうですか。  ちょっと関連して伺いますが、いまアジ研から現在二十二名を海外に派遣をしておられるということですが、この派遣地におけるジェトロの関係はどうなっていますか。
【次の発言】 私は先年外国に行きました際に――ジェトロは二十億か三十億でしたか、国が出資をして、その利息収入によって運営をしておる、そういうことになっておるものですから、各地の大使館なり在外公館に居そうろうをして調査活動をやっておるわけですが、あまり金がつかないものだから、十分な活動ができないということを、どこに行きましても、ジェトロの関係者か……

第46回国会 商工委員会 第12号(1964/03/12、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 この提案されております法律は、軽機械の輸出振興と品質の向上を目的として五年前にこれは制定されたものでございますが、今回さらに五年間を延長したいというのが内容になっておりますが、この三十四年の三十一国会の際にも、政府原案では五年間という期限は切ってなかった。ところがこの法律の内容が、設備とか機械の制限のみを目的としていなくて、事業そのものを登録制にするという内容のものでありますから、職業選択の自由の原則などに照らして、これは限時法にすべきであるということで、国会のほうで修正になった法案であります。したがって、この五年間の間に通産省としては、その国会で修正をした、特に時限立法として修正……

第46回国会 商工委員会 第13号(1964/03/17、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 この法律は五年前に施行になって、これからさらに五年間延長をしたいというのがいま審議をしております法律の内容でありますが、この法律はメーカーが非常に零細な人が多い。そこで、他の業種ではあまり見られない登録制を実施いたしまして、企業体質の改善を初め、過当競争を何とか押えてやる、そうして業界全体のためになるようにということで、これはできたものなのでありますが、この登録制を採用いたしまして、新しい業者の出てくることは、より競争を激甚にするものであるというので、企業そのものの登録制を採用しておるのが非常な一つの特徴であります。で、これまで五年間、まあ登録停止を命令いたしましてからは五年間はた……

第46回国会 商工委員会 第16号(1964/03/26、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 この商工中金三十億ですか、出資金の増額をして、そうして金利を若干引き下げる。引き下げた結果が、一体、年にしますと、金利どのくらいになるのですか。八分とか九分とか、幾らになりますか。
【次の発言】 これで今回の公定歩合の引き上げ措置によって都市銀行なり地方銀行、それぞれ金利は上がると思いますが、上がって全国平均どのくらいの金利になりますかね。
【次の発言】 政府の中小企業を対象とする三つの金融機関がありまして、国民金融公庫が大体運転資金、中小企業公庫が設備資金、商工中金は組合金融ということに大別されておるように思います。で、ことに今度のは政府の御方針である中小企業と農業の所得格差とい……

第46回国会 商工委員会 第19号(1964/04/07、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 午前中のこの質疑の中でも、大蔵省が市中銀行を通じて今度の春闘に対して高い賃金を回答することによって妥結することのないようにという意味の行政指導をやっておるということについて御答弁がなかったわけであります。また私は、別のほうから通産省が同様のことを行政指導やっておられる。あんたのほうがあんまり高い賃金で回答をされる、それによって妥結するというふうなことであれば、通産省としては割当その他についても考えるから、そのつもりでひとつ春闘に対する回答を善処すべきであろうという意味のことを、これはまさか大臣が言われたのじゃないと思うのですが、局長あたりのところではそういうことが出ておるのじゃない……

第46回国会 商工委員会 第20号(1964/04/09、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 この前アジア経済研究所の理事をふやすというときに私申し上げたのですけれども、大臣ちょうどおいでにならなかったので、大臣の所見をただすことができなかったのですが、アジア経済研究所は経済の調査、その国々における経済関係の法律の調査とか何とかいろいろやっておられるようですが、このジェトロの事務所なりトレード・センターの設置されておりまする地域、中近東は別にいたしましても、純粋のアジアと呼ばれる地域でも十近いセンターや在外事務所があるわけですが、アジア経済研究所というふうなのは、別にたいしたこともやっておられぬ、出版物を四百ほど出しておられるだけのように審議の際に伺ったのですが、これなんか……

第47回国会 商工委員会 第4号(1964/12/17、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 私も先ほどから近藤委員の質疑応答を聞いておって、これは輸出振興の面から重大な問題だ、こう思いますので、ちょっとお尋ねするのですが、特許庁の監督権というのはどの大臣がお持ちですか。
【次の発言】 特許庁、それから通商局いずれも通産大臣の監督下にあって、しかも先ほどのファイブ・スター・ゼネラルとゼネラル商標を、輸出の許可願いを出すときには必ず並べて通商局の係のほうに出しておるに違いないと思うのです。それを係官がお調べになって、しかも、あれはたしか輸出許可は大臣の許可なんです。その許可をもらって輸出をしておるのに、あとになって同じ監督下の特許局のほうがある公務所からの問い合わせがあったと……

第48回国会 商工委員会 第2号(1965/02/02、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 それでは、私から御報告を申し上げます。  大谷委員、塩見委員、阿部委員及び私の一行四名と、さらに梶原前委員長が高知で現地参加されましたが、私ども一行は、産業事情と地域開発の実情調査のため、去る一月十一日から十五日までの五日間、香川、高知、愛媛、広島の四県下にわたって視察を行ないました。  その内容は、四国通産局、四国経済連合会、香川、高知、愛媛各県当局及び高知商工会議所より、それぞれの立場から説明を受け、懇談を行なうとともに、香川県下では坂出市番の州埋め立て地、高知県下では河野製紙会社、ミロク製作所、愛媛県下では帝人松山工場、井関農機本社工場及び今治市のタオル製造工場の実地視察を行……

第48回国会 商工委員会 第9号(1965/03/18、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 いまの問題に関連してですが、いつでしたか、近藤委員から例の輸出のトランジスターラジオのことで、ファイブ・スター・ゼネラルというのとゼネラル、この一つの商標を、ファイブ・スター・ゼネラルのほうが外国から注文を受けている、これで出して違反にはなりませんかという、何といいますか、判断を特許庁に書類をもって求めたが、二カ月たっても回答がない、いまのお話しを聞いておりますと、二ヵ月やそこらでなかなか回答が出るわけがないと思います。ところが通商局は、これは見たところ違うのだから、このままで輸出されても差しつかえはなかろうということで輸出認証を与えた。ところが、しばらくして横浜の警察でそれが問題……

第48回国会 商工委員会 第15号(1965/04/27、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 大臣おいでになる間にちょっと伺いたいのですが、中小企業対策を今年度の予算でも相当重視をして編成されておるように伺いますが、全体の予算の中に占める中小企業対策の経費というものは、これはどの程度になっておりますか。相当前進は見られるんですけれども、私から申しますと、なおかゆいところに手の届かない内容のものであると思っているんですが、全体の予算に占める中小企業対策の経費、その比率はどうなっておりますか。
【次の発言】 〇・六%……。最近相当大きな工場の倒産が目立っています。これに関連して倒産が中小企業のほうに起こっている。それも先年来努力しておられる工場団地などにおいても、その関連倒産が……


7期(1965/07/04〜)

第49回国会 商工委員会 閉会後第1号(1965/09/30、7期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと大臣にお尋ねをいたしますが、一九七〇年に条約に基づく万国博覧会がわが国で開催されることになり、しかも、これが産業経済の中心であるといわれる大阪にきまりましたことは、地元の一人として歓迎をいたしておるところであります。この博覧会がパリの国際事務局で日本開催ということが決定されました際、事務局の会長のレオン・バルティ氏がメッセージを送って、全世界に日本の可能性と成果を示すものと期待する、さらに言葉を継いで、とりわけ何よりも東洋と西洋を結ぶ友情を深め、世界平和に貢献するものと思う、という意味のメッセージを送っておりますし、私どもも深く共感するところであります。  そこで、私のお尋……

第50回国会 商工委員会 第2号(1965/10/21、7期、日本社会党)

○椿繁夫君 いまの問題で。ここに資料持っていませんから何ですが、いまの中小企業対策の要求額――二百三億円ですか、去年の国の予算の増額のうち中小企業対策費というのはたしか〇・六%だったと思います。で、この中小企業の輸出の上に占める地位でありますとか、そこへつとめておる従業員の数でありますとかというものは、もう五〇%はるかにこえておるのであります。そういう、その大きな国の経済の上に地位を占めておる中小企業対策費が〇・六%、そこでこれは三割ほどふやすということで、この実力大臣が先頭に立って政府に要求しておられるわけなんですが、これは実現するとは思いますけれども、あまりにもこれちょっと少な過ぎると思う……

第51回国会 商工委員会 第11号(1966/03/17、7期、日本社会党)

○椿繁夫君 三木さん言われるように、国際競争において力をつけるために一定の水準にまで企業の合併を進めていく必要がある、そういうことは私も同じ考えなんですが、通産省が日産とプリンスの合併の問題について深入りしてないと言われますけれども、特振法が出ましたときに、私どももこれは特殊鋼であるとか、あるいは自動車であるとかいうような限られた業種にだけ国の力で援助をしていくという問題もあって、批判的な立場をとっていましたが、特に業界のほうにも強い反対がありまして、それでついに特振法は日の目を見ることができなかった経緯がございます。それが日産とプリンスの合併の問題については、昨年の五月三十一日に前の通産大臣……

第51回国会 商工委員会 第16号(1966/03/31、7期、日本社会党)

○椿繁夫君 関連。投資育成会社に対して中小企業金融公庫から今度一億五千万の、これは名古屋の育成会社に対して増資になるわけですね。ところが先ほどの金利の話なんですが、これまでは年間八分四厘だったんですか、金利をとっていましたのは。それをいろいろお話し合いの結果、明年度からは七分五厘に抑える、非常に金利が安くなることは育成会社の経営が楽になることですからけっこうなことでありますが、政府が三育成会社に対して出しておる資本金の引き揚げ時期、返還の時期というものを定めていますね。十年間でしたか、私ちょっと記憶ございませんが、たしか十年間だったと思います。ところが、地方の銀行なりそれから公共団体なども同様……

第51回国会 商工委員会 第25号(1966/05/26、7期、日本社会党)

○椿繁夫君 ちょっと党務のためにおくれて参りまして、皆さんの御意見を聞くことができなかったのですが、いまの近藤委員の御質問に関連して、各グループが共同活動をやられるわけですが、これを推進してまいりますための事務局といいますか、それは加盟の各社から職員を出してやっておられるのか。それから経費の分担は会社の規模別でやっておられるのか、資本金額によって負担されるのか、あるいは均一なのかどうかというふうなことを、それぞれ違うとは思いますけれども、共通して現状をひとつ伺いたいと思います。  それからもう一つは、これは重工業局長にお尋ねしたいのですが、このように業界ではグループ化を促進することによって過当……

第52回国会 商工委員会 閉会後第1号(1966/09/10、7期、日本社会党)

○椿繁夫君 過般当委員会から国政調査のため派遣されました第一班の九州・山陽班について申し上げます。  第一班は、産業事情並びに電源開発等の実情調査のため、去る八月九日から十二日までの四日間、大分、福岡、広島の三県下にわたって視察を行ないました。派遣委員は、村上委員長、赤間委員、藤田進委員と私の四名で、さらに劔木委員が大分で、小柳委員が八幡で、それぞれ現地参加されました。  その内容は、大分県では、大分・鶴崎地区の新産業都市の現状について、県から説明を受けた後、懇談を行なうとともに、九州石油の操業現場と九州電力の火力発電所建設予定地の実地視察を、福岡県では、八幡製鉄の戸畑製造所、三菱化成の黒崎工……

第52回国会 商工委員会 第3号(1966/07/21、7期、日本社会党)

○椿繁夫君 赤澤さんはいまの三多摩の興民社とプリンスの関係について、一面だけしか見ておられない。去年五月三十一日に通産大臣が中に入られて、日産と両社の合併をあっせんされた際に、通産省から、合併にあたってはかくかくのことを注意すべきである、それから合併については、日産の二に対してプリンスは一の株式の割合をもって合併すべきであるというふうなことが出されている。その際に、私は一ぺんお尋ねしたいのですが、下請あるいは代理店等について、この合併が特別な動揺を起こさないように配慮すべきであるというふうなことを特にあなたのほうから出しておられると思うのです。それを一ぺん文書をお持ちでしたらちょっと読んでもら……

第55回国会 商工委員会 第11号(1967/06/15、7期、日本社会党)

○椿繁夫君 直接この法律には関係のないことでありますが、けさ新聞を見ておりましたら、最近雨が降らないので飲み水にも大体京葉地方一帯不足をするので、工業用水の地下水のくみあげをやらざるを得ないということについて大臣もこれに同意をしておられるような記事をけさ見ました。朝日新聞であります。で明日本院の本会議では公害基本法の審議が始まるわけであります。この地下水の過度のくみあげが臨海地区、特に工業をたくさん持っている臨海地区の地盤沈下に非常な影響を持っておるということは、これもいまや定説であります。昭和三十四、五年でありましたか、ちょうどいまの佐藤総理が通産大臣のときでありましたが、この地下水のくみあ……

第58回国会 商工委員会 第17号(1968/05/09、7期、日本社会党)

○椿繁夫君 大臣、いよいよ万国博覧会も開催の期日が迫ってまいりまして、もう二年も残さないのでありますが、最初にお尋ねをいたしたいのは、現在確定しておる参加国の数についてであります。私は、この万博の条約批准の段階から申し上げてきたのでありますが、万国博覧会に参加を招請する国は、その国の思想とか社会体制の相違とかあるいは近代工業の発展の隔たりなどにかかわらず、すべての国に参加をしてもらう心がまえをもって呼びかけを行なうべきである、こういう主張をしてまいりました。当時、通産大臣であった三木さんは、全くお説のとおり、ただし最初の段階においては、外交関係の樹立されている国にまず招請を呼びかける。外交関係……



各種会議発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 通商産業・地方行政連合委員会 閉会後第2号(1950/10/25、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 只今栗山委員の御質問で私の聞こうとしておりました一部のお答えがあつたのですが、公安委員会の証言によりますと現在の警察力を以てしては到底不祥事の絶滅を期することができない、こういうことが国公連において決議になつて関係方面に申達されたようですが、その答えとして今度再建方策特に自衛措置を強く勧告をするということでありますが、それでなくてさえ競輪にはボスが付きものでありましてそういうものが背後におるために騒擾が起つておるとも考えられるのであります。ボスを養成しないことは勿論でありますがこの絶滅の方向に向つて行かなければならないのに、施行者側並びに主催者の方に対して自衛措置を作らせる、そして……

第12回国会 外務・労働連合委員会 第1号(1951/11/10、2期、日本社会党)

○椿繁夫君 只今の原委員の御質問に関連してでありますが、安定局長は賛成投票百十七、反対投票十一、特にその中で賛成をいたしましたイギリス代表が日本の復帰に賛成をするに当つて、日本の憲法に労働組合の言論、集会、出版、結社の自由を認めておるか、或いは団体交渉権、罷業権などを保障しておるかという、ただ日本国憲法の条文について単純な質問をイギリス代表がなされて、そうして憲法でこういうふうに保障しておりますと答えただけで、他に何らの質問もこちらの答弁もなかつた、こういう御答弁でありましたが、私は日本がILOに復帰を許すべきかどうかということを審査いたしまするその委員会において、憲法の条文の中でそういうこと……


4期(1956/07/08〜)

第28回国会 商工・大蔵委員会連合審査会 第1号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 税金を取る係の方の局長さんに、それではお尋ねをいたしますが、この合理化促進法の一部改正案が施行になりますと、一体租税特別措置の減免特例によって初年度どのくらいの減収を予想しておられますか。
【次の発言】 三十二年度の予算編成の際に、税制特別調査会の答申もあって、二百億程度の租税特別措置法による減免恩典の整理がございました。それによって三十二年度の予算の編成を見ているわけでありますが、本法が施行されますというと、平年度において十四億の特典を与える。この間も貿易振興ということで何か四十億ばかり減免の恩典をすでに与えました。私ちょっと今明瞭に記憶しておりませんが、もう一件ある。この三十二……

第29回国会 大蔵・商工委員会連合審査会 第1号(1958/07/07、4期、日本社会党)

○椿繁夫君 今度の国会の四日間の延長は、外務委員会と大蔵委員会から要請があって四日間の延長になったのでありますが、きょう外務委員会が開かれておりますれば、そちらの方でお尋ねしたいと思っていたんですけれども、その開会がございませんので、お急ぎの外務大臣にお尋ねをしてまことに恐縮なんでありますけれども、一、二点ちょっとお尋ねをしたいと思います。  この中国との関係でありますが、私ども政府や与党の皆さんと違って、もう少し今回の貿易途絶の問題を、深刻な原因のあるものと考えまして、実はこの発展を憂慮いたしておったのであります。長崎の国旗事件でありますとか、あるいは四次協定の承認の問題等だけではなくて、こ……


5期(1959/06/02〜)

第34回国会 議院運営、地方行政、法務委員会連合審査会 第2号(1960/02/25、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 議事進行。ちょっと今の点、議事進行についてですが、これまで議院運営委員会におきまして、提案者は、この法律は国民の権利に何ら制限を加えるものでもないし新たな規制をするものでもないということを明らかにしておられます。同時に、東京都公安委員会及び警視総監に対して新たな義務を課するものでもないということを、しばしば繰り返しておられるのであります。ところが、ただいまの警視総監のお話を聞きますと、この法律ができることによって多数の人の請願、陳情というものについて、これまで公安条例や警察官職務執行法によって明らかにならなかったものを明確にするのであるから、多数の陳情、請願について取り締まりがしや……

第34回国会 議院運営、地方行政、法務委員会連合審査会 第3号(1960/03/01、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 これは私、先ほどからだまって聞いておったのですが、佐々木さん、だいぶあなたの答弁は、三月十八日の議院運営委員会それから先回の連合審査会における御発言が、だんだんと変わってきている。今、警察庁長官のお話によりますと、五条二項に定めるこの法文によって「警告」「制止」ができると、こう言われるのですが、あなたも同じようにお考えですか。
【次の発言】 聞く方がきまりが悪くなるくらいに話が変わってくる。(「変わってない」と呼ぶ者あり)これは私は、ちょっとだまって聞きなさいよ。この法律は、よろしいか、この法律は、国民の基本的な権利を制限したり、新たに規制を加えたりする内容はないということを、あな……

第34回国会 議院運営委員会公聴会 第1号(1960/03/02、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 この機会に北岡先生にお尋ねをいたしますが、ただいまの問題に関連して、議長には御承知の通り院内警察権というものがございます。その議長警察権の範囲は、まだ議会でも最終確定はいたしておりませんけれども、大体そこの門の柵内ということに常識上考えられております。今度のこの法律は、議長警察権の及ばない範囲の集団示威運動等の規制をはかっておるのであります。で、議長警察権の及ばない範囲といいますことは、地方団体である東京都の固有の事務によって警察する地域だと、こう私ども考えておるのであります。で、ありますから、先生は、この法律は、議長警察権の及ばない範囲の――限られてはおりますけれども――地域の東……

第39回国会 建設、地方行政、社会労働、農林水産、商工委員会連合審査会 第1号(1961/10/27、5期、日本社会党)

○椿繁夫君 経済企画庁長官にお尋ねをいたしますが、この水資源開発促進法案、公団法案、この二法案の中で、水資源の総合的な開発ということが各所に出ておるのでありますけれども、地下水の保全管理ということについて一項もこり法案の中に出ていないのでありますが、これは地下水というのを一体どういうふうにお考えになっておりますか。経済企画庁の御意見を承りたい。
【次の発言】 人口の過度な集中、産業の発達に水資源がますます必要である、重大であるということで、この法案が提案されておるのであります。そこで、私はこの河川水、湖沼水だけの保全涵養というだけでは、水資源の総合開発という点から不十分ではないか、過度の地下水……


6期(1962/07/01〜)

第47回国会 外務、商工委員会連合審査会 第1号(1964/12/17、6期、日本社会党)

○椿繁夫君 外務大臣はお見えにならぬのですか。
【次の発言】 わが国がこれまでこの条約に加盟しないできておるわけですが、今回この条約の比准を求められて加盟をしようということになるわけですが、この場合の、加盟した場合と加盟しない場合の利害得失ですね。これは通産大臣に。
【次の発言】 条約批准を行なって、そうして加盟をすることによって、博覧会を誘致することができる資格がつく、こういう点が特典として考えられる。損失の問題としては、いろいろ加盟することによって制約、統制を受けるようなことが考えられると言われましたが、その制約を受ける場合、どういうことが予想されるんでしょうか。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

椿繁夫[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。