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鈴木市蔵 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

鈴木市蔵[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


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41位
6期委員会出席(無役)TOP50
37位
6期委員会発言(非役職)TOP50
39位

このページでは鈴木市蔵参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。鈴木市蔵参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
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※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/10/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

6期(1962/07/01〜)

第41回国会 決算委員会 閉会後第10号(1962/12/04、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 臨時職員の方たちから聞いてみて、こういう機会でないと、なかなか皆さんの耳に入らないと思うので、今保土ガの例が出ましたが、私、ちょっと姫路に行きましたところ、二十数名の臨時がいるわけなんです。人使い――国鉄の労働者に対する人使いが非常に荒いのですね。人間的な扱い方じゃない、臨時に対して。それで姫路の駅で、一日も早く本雇になりたいというので、それは実によく働くのですね。それで勤務時間が終わっても帰らないで、ふき掃除をして、つまり上声によく見てもらって一日も早く本採用になりたいとやるわけです。その努力は実際はたから見ていても、気の毒なくらい努力をするのですが、ところが、そういうことをや……

第41回国会 大蔵委員会 第3号(1962/08/23、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 時間があまりありませんので、ほんとうは大臣の所信に対して今の経済の実態をどう把握するかという問題について申し述べたいと思っておりましたが、この点についても質問したいと思っておりましたが、時間がないので、これは保留して譲らざるを得ないと思います。ただ、今の実態をどう把握するかということは、その場限りの経済政策をやるのじゃなくて、少なくとも見通しを持った政策を立てようとする場合には一番大切な観点だろうと思うのです。で、この点についてしばしば政府は見込み違いをやっておりまするし、現実におきましても、今年度の予算期において物価上昇率を二・八%ととったにもかかわらず、八月の十日には、この特……

第41回国会 大蔵委員会 第5号(1962/08/28、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 この問題は、日本共産党に関しては、機会あるごとに国会を通じて明らかにするように努力してきた問題であります。ずいぶん長きにわたって、うちの国会議院からも質問されておるけれども、明確でない。この際、ひとつはっきりしたいという立場でお聞きするわけです。  一つは、アメリカのつまり戦後処理、対外援助に関する戦後処理、あるいはそれをカッコづけ債務と言ってもいい。この処理の仕方に二通りあるということについて、どうお考えになりますか。
【次の発言】 つまり、二通りあるということを、先ほど同僚議員からの質問に答えて、そういう答弁をしておるわけですね。二通りある。そこで、一つの形は、講和条約によっ……

第41回国会 大蔵委員会 第6号(1962/08/30、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 二十八日の日に数字の問題で、昭和二十四年三月三十一日現在貿易資金現金収入明細表で、千四十億の輸入物資の売上代金があったということについては、あなたのほうからは、それは一千四百九十何億。それは資産勘定なんです。私のほうは現金の明細表についてどうだということで、そこで二十八日は話を打ち切ったのですね。私はあまりこういうことにこだわっているのは好きじゃありませんので、その問題についてはできるだけ、後日また同僚議員も質問しますし、重複している点は抜きにして進んでいきたいと考えております。端的にお答え願いたいというふうに思うわけです。  昭和二十四年三月三十一日現在で一千四十億という輸入代……

第41回国会 大蔵委員会 第7号(1962/08/31、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 時間がありませんので、総理に二点だけお聞きしたいと思います。  第一点は、先ほど野溝委員の質問にも答えまして、二十六年のときに私案として講和会議のときにこのような腹案を持って臨んだ、それは七億ドル余の返済を考えて、五カ年据え置き、三十年くらいではどうだろうということをドッジと相談したということを申されましたが、総理の私案は今まで国会で発表されていない。きょう初めての発表でございますね。そのように私記憶しておりますが、どこかでほかに発表されましたか。
【次の発言】 私は、その講和会議のときの池田総理の考え方は残念だと思うのです。日本国民の利益をはかっていく場合には、棒引き論を講和会……

第41回国会 大蔵委員会 第8号(1962/09/01、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対を表明いたします。  日本共産党が本法案に反対する根本的な理由は、本法案が日本民族の利益と相いれないものであり、さらにこれは東アジアの平和と安全にとってもきわめて危険な本質を持つものと言わざるを得ないからであります。  そもそも、本法案は、終戦以来今日までの歴史的論争を背景とし、かつ今後の進路に対する本質的な問題を含んでいるものであります。したがって、われわれが本法案の審議に全力をあげたのは当然のことであります。しかしながら、本法案を審議する過程において、われわれはガリオア・エロアのいわゆる対日援助が債務性を有するものであるという客観的な根……

第42回国会 決算委員会 第2号(1962/12/13、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 これは大臣の面接の所管だと思いますから、ちょっとお聞きするんですけれども、アメリカ軍の使用している電話の料金の問題ですが、この電話料金が、聞くところによると、六十億ないし八十億未納があるということでありますが、この事実御承知でしょうか。
【次の発言】 これは決算委員長のほうに伺っておきますが、この六十億ないし八十億という米軍使用の電話料の未納というのは、決算報告の中には出ていた事実がありますか。
【次の発言】 これは事実をまず私たちがはっきり知る必要があるので、その報告を電電公社から求めたいと思います。  それから、ついでにもう一つこの問題に関連して聞きますが、ワシントン・ハイツ……

第42回国会 大蔵委員会 第2号(1962/12/13、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 資料要求をしたいのです。これは、これを審議するのに必要な最小限の資料を三つほどひとつ要求したいと思うのです。  一つは、ここにもちょっと、大蔵委員会にも調査室から出たのがありますけれども、ただ結論だけが並べてあるだけで、この結論を導くに至った実態が明確でないので、この農地被買収者問題調査会の政府に対する答申、この全文をひとつ資料としてほしいですね。これはここにも先ほど言ったように載っておりますけれども、ただそういう結論だけが出ているだけであって、内容が数字上何にも載っておりませんので、これだけでは資料にならないので、これをひとつほしいということ。それから二つ目は、最近自民党の政調……

第42回国会 大蔵委員会 第4号(1962/12/17、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 関連ですが、そこが問題なんですね。結局つかみ金的な性格を持つわけですね。つかみ金的な性格を持つ。ずいぶん親切な話だと思うのです。よそではなかなか……。こういうつかみ金的な性格をもって国民金融公庫から特定の融資をするという実例が今までありましたか。

第42回国会 大蔵委員会 第7号(1962/12/21、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 私は、共三党を代表して、この法案に反対をするものであります。  反対の理由は、三つあります。第一は、この法案はきわめて政策的な立法だということであります。本委員会においてなぜこのような特別な処置を農地被買収者に対してだけ必要とするかという点について、るる反復質疑を行ないましたけれども、ついに明確になりませんでした。第一、これは貸付の基準がございません。調査対象もきわめて見込みでやられておって、そして二十億という金がどういう事態でどういうものに使われるかということについても明確な基準がないために、つかみ金的な性格を持っております。これはおそらく一時的にこれだけで終わるものではなくて……

第43回国会 大蔵委員会 第5号(1963/02/08、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 この前に出された理由書の中に、こっちのほうですね、専売公社のほうから出されて参りました「四十三条の十九の規定に基づき、国会の議決を求めるの件」と、調査室から出されましたこれとの間の、ちょっと関連を明らかにしてもらいたいと思うのです。「処分する財産の区分、種別、数量及び台帳価額等」というのと、この大蔵委員会の調査室から出されてきた内容の説明「処分する財産」、この項との関連がちょっと一致しておりませんので、この点をひとつまず最初にお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 「日本専売公社法第四十三条の十九の規定に基づき、国会の議決を求めるの件」というのが出ております。これで見ますと、(……

第43回国会 大蔵委員会 第6号(1963/02/12、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 委員長、きょうは、公社側は。
【次の発言】 ちょっと質問いたします。この間質問いたすときに、総裁お見えにならなかったのですが、塩業審議会の答申、昭和三十六年の五月二十四日に出されたものがございますね。この塩業審議会の答申を見ますと、結局、塩の専売は、基本的にはやめるという方向において了解をしているように見られるのですが、この審議会の答申は、そのまま公社のほうでもこれを納得したものですか、どうですか。
【次の発言】 今議題になっています小名浜の製塩工場の処分の問題も、この塩業審議会の答申の基本線に沿ったものというふうにわれわれは理解しておったのですが、それとは全く関係のないものと理……

第43回国会 大蔵委員会 第10号(1963/02/26、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 関連。ちょっと聞きますけれども、賀易の自由化に伴う、つまり為替貿易の自由化に伴う外国保険業者の国内の進出についての見通しはどういうように考えておりますか。

第43回国会 大蔵委員会 第11号(1963/02/28、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 ちょっと、この間の委員会のときにも質問しましたが、明確なお答えにはならなかったように思っておりますけれども、つまりこの措置が――自由化ですね、自由化といっても、それこそ貿易の自由化、為替の自由化だけにとどまらず、自由化というものは非常に広範囲な影響を及ぼすものだと思いますが、この自由化の対策にとっては前向きの姿勢としての法律であるのか。それとも、自由化自体について何らかの国内規制を必要とするという立場でとられた法律なのか。その辺のところがどうもはっきり、先日来の委員会の質問においてもしないのですが、明確にひとつこの点は答えていただきたい。

第43回国会 大蔵委員会 第12号(1963/03/01、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 酒税法の一部を改正する法律案についてお伺いします。いわゆる大衆酒といわれているものの区別、限界というのはどこに置くのですか。一応そういう限界があるとすれば、どこに置いたらいいかということをお伺いしたい。
【次の発言】 そうすると、その酒類の性質から割り出して具体的に線を引くところはどの辺ですか、これは普通。具体的に聞きたいのですが。
【次の発言】 最近聞くところによると、ビールを除く大衆酒の売れ行きが減っているということを言っておりますが、実数についてお聞きしたいのです。
【次の発言】 その国民所得の伸びと見合って大体清酒の増減が行なわれているというような意見でしたが、特別最近の……

第43回国会 大蔵委員会 第14号(1963/03/07、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 関連して一言聞きたい。琉球のパイカンの位置づけは、どういうふうに考えておりますか。

第43回国会 大蔵委員会 第18号(1963/03/15、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 私はこの問題について、開発銀行や、それから外務省関係で質問したいと思いますが、一つの問題は、先ほど質問されたように、今度は法律でなくて予算一般という形でこういうふうな附則の改正を行なうということですが、これは一体、産投会計の問題を今度大蔵委員会、こういうふうな委員会で審議しないというふうな、そういう方針になると思うのだが、一体どうなんですか、こういうことを考えておるのですか。政務次官、どうですか。
【次の発言】 つまり、次第に――そうしてかつての説明では、この改正は事務的なものだと言いながら、次第に、やはり結局政治的に問題が転化されて、委員会審議を省略するといったような形で、言う……

第43回国会 大蔵委員会 第21号(1963/03/26、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 ちょっと関連して。先ほど大蔵大臣、相互銀行についての日銀との信用制度の問題を新しく開始するというようなことで、合理化の問題についてちょっと触れましたけれども、相互銀行全般じゃないでしょうね。つまり、ある特殊な、まあ預金の高とか業績とかいったようなものだと思いますが、その日銀と信用関係を開始することのできる、つまりめどというか、引く線はどの辺ですか。あるいは具体的にわかったら、ひとつ銀行の名前を直接あげていただけば非常にわかりいい。
【次の発言】 四月一日から実施するということをきめているのですが、そうすると、今あなたのおっしゃった一応のめどはわかりましたけれども、四月一日から実施……

第43回国会 大蔵委員会 第22号(1963/03/28、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 この外貨債発行に関する件で、ほんの簡単な点ですけれども、二点ばかり聞きたいのです。  一つは、今まではずっと、三十四年の一月に行なった以外には、ほとんど大部分は政府保証債でいったわけですね。で、四年たった今日、なぜ一体、れっきとした国債としての産投外債でやられるのか、この理由が今までのところ不明確なんです。これを明らかにしてもらいたい。この質問が一つ。  全部質問を言いましょう、時間の関係もあるから。つまり、再び発行に至った理由ですね。で、なぜ今までのような政府保証債の形における、たとえば開発とか道路公団とかいったところではいけないのか、そういった理由について、ひとつお尋ねをした……

第43回国会 大蔵委員会 第23号(1963/03/29、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 大臣がおられないのを非常に残念に思います。この租税三法に関する基本的な考え方について質問をしたいと思いますが、政務次官おられますから、ひとつかわってお答え願いたいと思うのです。  まず、私が第一に質問したい点は、今の財政的なあるいは金融的な情勢の変化に伴う新しい準備を整えている今日、当然次に来るものは税率の根本的な変化というか、それはもう必至の方向ではないかというふうに考えておるわけなんです。したがって、その必至と思われる税制の改革、どういう基本的な構想を持っておられるか、御説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 税制調査会に諮問を発していると言いますけれども、つまり基本的な構……

第43回国会 大蔵委員会 第24号(1963/03/30、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 今度の改正案の骨子をなしている二つの問題について、端的に質問いたしますから、明快にひとつお答え額いたいと思います。  一つは、報復条項を作った、ガット十九条3の(a)、(b)の発動ができるような条項を作りましたが、事実問題として、今アメリカとの間に綿製品の交渉をやっておりますが、ああいう形で交渉をやっておったところがどうにもならないと思いますけれども、かりにアメリカ側に押し切られたような場合、ああいうのは、つまりここに書いてある「その他の措置」の項に入るものとわれわれは考えますが、一体この法案が通ったあとは、直ちにこの報復措置を発動するような用意があるのかないのか、事アメリカに関……

第43回国会 大蔵委員会 第25号(1963/04/19、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 ちょっとこの際銀行局長に聞いておきますけれども、四月一日から相互銀行や信用金庫に対する準備預金制度の問題が開始されますね。こういうことと関連をいたしまして、やはりこれからも相互銀行とか信用金庫、こうしたつまり中小企業の融資を、あるいはまたその中小の預金を中心として運営される銀行に、金融政策的な面での大蔵省の考え方を聞いておきたいが、いわゆる弱小の相互銀行の合併、合理化、こういうようなものを政策的に進めていく意図があるのではないか。そうすると、こういうふうな問題は、今たまたま中相に起きた問題ではあるが、今後やはり全国的にいろいろな形をとって起こり得るものの一つの現われではないかとい……

第43回国会 大蔵委員会 第27号(1963/06/06、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 長官にお尋ねしたいのですけれども、私は国税庁管内における労働組合政策についての長官の率直なお考えを聞きたいと思うのであります。それは最近全国税労働組合に対する組織破壊の攻撃が計画的に組織的に行なわれてきている。これはもう数年にわたって行なわれておりまするが、特に最近各地で目に余る例が起きてきておりまするが、一体長官は全国税といわれているこの労働組合についてどういうお考えを持っておられるのか、率直にひとつお尋ねしたいと思います。  それから、二つ目の問題であります。昨年の十一月十六日だったかと記憶しておりますが、長官通達を出しましたですね。これは衆参両院の大蔵委員会もしくは社会労働……

第45回国会 大蔵委員会 第2号(1963/12/13、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 関連。いま、民主商工会を脱退すれば税務問題については相談に応ずる、そう言った覚えはないと言っておりますが、この間、私は十二月九日に中野に行ったのです。中野に行ったところ、その事実がある。民主商工会の脱会届けを税務署に出して、しかも複写をとって出しておるというようなことが、会員等から直接資料として提出をされているわけです。それだけではないのです。この民商にいつ入ったとか、民商をやめなさいとか、そういうことを個々の会員に向かってねらい撃ちに話をしてくるという事実は、全国的にそれこそ枚挙にいとまがないくらい多数あるんです。だから、いま長官は、脱会をすすめたとか、脱会をすれば税の問題につ……

第45回国会 予算委員会 第3号(1963/12/17、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 私は、時間の関係もあって、この際国鉄と炭鉱の事故に関する問題にしぼって政府の見解をただしておきたいと思います。質問は項目別に行ないますから、答弁もひとつそのようにお答え願いたいと思います。  十一月九日に起きた二大事故について、国民のすべてはまあ大きな怒りと不安に包まれています。そして、これに対する責任の所在を明白にしろ、抜本的な対策を立てよ、さらに当面の具体的な対策を直ちに実行に移すことを要求しています。  で、まず第一に、国鉄事故のよって起こる根本的な原因と、これを取り除くための基本的方向について、総理、運輸、国鉄にお尋ねしたいと思います。  この国鉄事故のよって起こる根本的……

第45回国会 予算委員会 第4号(1963/12/18、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になっております三十八年度補正予算三件と、それに関連する財政投融資計画に反対します。  まず、この補正予算は、その中心的眼目である国家公務員の給与改定について、国家公務員の正当な要求に全くこたえていません。しかも、きわめて不十分で、欺瞞的ともいえる人事院の五月実施改定の勧告をも無視しているのであります。国家公務員の賃金は、民間労働者の賃金に比べて相当のへだたりがあるばかりでなく、この給与改定によってさらに較差が拡大し、上に厚く下に薄い身分制を給与の上からも強めることになり、加えて、物価値上げのためにますますその生活は苦しく、下級の公務員は、……

第46回国会 決算委員会 第5号(1964/03/11、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 いまアメリカでマッハ三と言われておるA11という飛行機、この飛行機は、先日来の新聞の報道によると、ソ連だとか、あるいは中国の上空をスパイをしておる疑いがあるということがいわれておる。もしこのA11が日本の領土内から飛び立つような事実があったとしても、これは事前協議の対象にはならないのか。これはひとつはっきりとここで聞いておきたいと思うのです。
【次の発言】 それなら大臣に聞こう。もしそういう目的を持ち、性能を持つ飛行機は、あなたのおっしゃった重大な装備の変更の部類に入るべきものと考えるのか、これはやはり通常の飛行機の機種の変更というふうに考えるべきか、大臣のいまの考え方をお話し願……

第46回国会 決算委員会 第7号(1964/03/18、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 時間の関係もありまして、ちょっとこの主題と離れるかもしれませんが、この際、次の点について総理の見解をただしておきたいと思います。  それは、いわゆる中国問題についてですが、政府は三月の五日に、政府の国会答弁資料ということで、いわゆる中国問題に対する統一見解なるものを発表いたしましたが、この見解は、いままでの政府答弁とはかなり後退したという印象を一般的に与えておりますが、この後退だと一般的に印象を与えているような統一見解をあの時期に出した真意というものは、一体どこにあったんでしょうか。
【次の発言】 統一見解というのは、あるいはこれはジャーナリズムがつけたあれかもしれませんけれども……

第46回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1964/09/30、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 資料要求をいたしたい。資料要求でひとつお願いしたいのは、先ほど出かせぎ失業保険の問題も出ましたけれども、一体この出かせぎの実情というものがほんとうに把握されておるのかどうか。私ども三人で東北地方の調査に行きまして、これを聞きましたけれども、どこでつかんでいるのかさっぱりわからない。だから、県別ですね、できたらその県別、さらに出かせぎのつまり職業別、現地でどういうところで働いているのか、どのくらいの程度でまた戻るのか、こういうことをひとつ資料としてぜひ出していただきたい。これがないと実情がわかりませんから、失業保険が何のかんのと言ったって、実際雲をつかむような話ですから、ぜひひとつ……

第46回国会 大蔵委員会 閉会後第2号(1964/10/01、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 私はきょうは実際は本格的な質問をしようと思っていたのですが、時間がないのでやめます。公務員の賃金問題だけについて……。  先ほどの木村委員の質問に対する答弁に関連しておるのですが、先ほどこういう趣旨の答弁をあなたがなされたと思うのですが、もう予算編成期に勧告が出るならば、あらかじめその予算の中でかくかくのものは天引きするということもできるのに、いつも人事院の勧告は後手ばかりに回っておるのだ、こういう趣旨の御答弁だと思うのですけれども、これは関心の深い私たちとしては、非常に関心の深い答弁なので、この点を確かめておきたいと思います。  現在も予算編成のシーズンに入っておりますので、来……

第46回国会 大蔵委員会 第6号(1964/02/18、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 若干異なった見地に立つ質問かと思いますが、この際ひとつ明らかにしておきたいと思って、二、三質問いたします。  三十九年度の予算の皇室費の項というのが、二・六倍というふうに非常に増大したわけです。この皇室費の増大したものと本件との関係は、一体これはどういうことになるのか。この有機的関係についてひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それで、数年前からずっと起きてきておる一つの議論に、皇居を開放すべしという要望があるわけです。首都の整備の問題、東京都の今日の行き詰まりの問題、あるいは東京都は世界のいかなる首都に比べても公園が少ない、緑地が少ない。また、麻痺した交通の状態、子供……

第46回国会 大蔵委員会 第10号(1964/03/03、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 わが国の輸出貿易上に占める輸銀の役割りですね、特に社会主義国に対する最近の東西貿易の増進と相まって、輸銀が果たす役割りというものについてどのような見解をお持ちなのか。また、具体的な展望が示されるならば、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 ちょっと、具体的な見通しなり展望なりを伺いますが、二月の二十八日に、外務大臣が衆議院の外務委員会で、中国に対する三十九年度の輸銀の割り当ては三千万ドル程度に押えるのだという発言をしておりますが、これを輸銀のほうでは承知しておることですか。
【次の発言】 私は外務大臣の御発言はじかに聞いたものではございませんが、ちょっとこれはずいぶ……

第46回国会 大蔵委員会 第11号(1964/03/04、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 木村さんの関連質問ですけれども、いま大蔵大臣は、勧告があっても、満場一致制で、日本が入っていればどうということはないのだ、そのままになってしまうのだというようなことを言われましたけれども、六三年の九月にOECDがフランスに対して年次審査を行なって、フランスではコストインフレが起きているから、賃金が高いから、コストインフレを押えるべきであるという勧告がなされた事実、ご存じでしょうか。この勧告を、フランス政府はこのコストインフレの抑制を拒否して、一般的な金融引き締めによってやるのだということで拒否しているという事実が六三年の九月にあるわけです。そういう年次審査を受けて、その勧告が行な……

第46回国会 大蔵委員会 第12号(1964/03/06、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 言ってみれば、これは一つの自動販売機みたいなものなんだね。やがてはこれはどこへでも御要望のあるところには据えつける、そういう趣旨のものですか。
【次の発言】 この機会にひとつ疑問に思っている点を聞いてみたいと思っているのですが、直接これとは関係はないのですけれども、どうなんですかね、印紙と切手というのは一本にまとめるということはできないものですかね。そんなようなことは一度も考えたことはございませんか。

第46回国会 大蔵委員会 第14号(1964/03/12、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 私は、日本共産党を代表して、日本輸出入銀行法の一部を改正する法案に反対をします。  この法案に反対する理由は、第十八条に新たに設けられました第九号についてであります。日本輸出入銀行をいわゆる開放経済体制に即応させるものとして、このような条項が新たに設けられたと思いますが、これはやはり日本独占資本の海外市場進出の先兵として、より全面的な奉仕の機関に仕上げようとしたところにねらいがあると思っております。政府は、OECDへの加盟、IMF八条国への移行によって、貿易・為替の自由化の総仕上げをしようとしておりますが、自由化によってすでに日本の産業と国民生活に重大な打撃を受けていることは周知……

第46回国会 大蔵委員会 第15号(1964/03/13、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 時間がなくなりまして、これはなかなか具体的に質問していることができないのは非常に残念に思いますけれども、いわゆる政府は開放経済体制に移行すると言っておりますね。その開放経済というのはわかりますけれども、体制ということですね、この体制とは一体何をさすのか。制度的な問題あるいは機構的な問題、なかなかたいへんなことだと思うのです。ですから、この開放経済体制、その全体をあなたに聞いていない、この開放経済体制といわれているものの中の労働政策、これはおそらく私は根幹をなすだろうと思います。よく政府は、国際収支の問題が、これが乗り切れるかどうかがかぎだというようなことを言っていますけれども、事……

第46回国会 大蔵委員会 第16号(1964/03/17、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 時間がございませんので、二つばかりの問題について質問したいと思います。  先ほど木村委員も質問いたしましたが、開放経済体制というものについて少し質問したいと思います。この体制ということばの持っている意味は、どうしでも制度的、機構的、あるいは組織的に体系化されたある何ものかをさすと、普通そういうことに体制ということを言っておりますが、総理は、この開放経済体制というのは、国内的な体制と、またこれにOECDやそういったところに参加することによって国際的な体制と、両方に分けてこれは考えるべきものだと思いますが、一体この体制というのをどういうふうにお考えになっておられるか、この点明らかにし……

第46回国会 大蔵委員会 第17号(1964/03/19、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 同じく資料要求に関連するのですけれども、租税特別措置法の適用を受けているすべての項目、それが期限がなければない、あるいは何カ年なら何カ年、今度新設するのと、先ほどの天田さんの資料とあわせて全貌がつかめるように出してもらいたいと思います。

第46回国会 大蔵委員会 第19号(1964/03/25、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 関連して、この間の輸銀の改正案をやったときに、条文はたしか十八条の九項の新設の問題があったと思う。それは簡単にいえば、つまり海外投資の場合に、それが焦げつきになった、不良債権になったという場合には、それは国の借款として切りかえるのだ、いろいろな条件はありますけれども、一口でいえばそういうことなんです。ですから、そのことと、輸銀法の十八条の九項の改正と、今回のこの海外投資損失準備金ですか、これとの関係は一体どういうことになっておるのか。まして、それは具体的にあなたのほうから出された、つまりブラジルのウジミナス、あれは輸銀のときも非常に出ている問題です。だから、それとの間には何らかの……

第46回国会 大蔵委員会 第20号(1964/03/26、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 この租税特別措置法ですね、三十九年度の予算ベースで国税のほうは出たんですね。で、地方税は合わせて一体どれだけになるんですか。
【次の発言】 この租税特別措置法というのは、特別措置法としての制度上の本質を失いつつある。税制調査会も、これは整理すべきだと、毎年の答申の中にもそういうことを盛り込んできているんですが、年一年新設もしくは拡大という形で、もう特別措置としての制度的な役割りさえ失っていると思うが、こういう形で際限なくやられていったのではたまったものではないので、一体これは主税局のほうとしては租税特別措置法は全体としてこれを整理圧縮する、もしくはこれを廃止するといったような方向……

第46回国会 大蔵委員会 第21号(1964/03/27、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 いまの渋谷さんの質問に関連して聞くのだけれども、その人がいないならだめなんですがね。
【次の発言】 いまの渋谷委員の質問に関連して聞くわけですけれども、この水先案内料というのは、これは民間の業者が勝手にきめるものですか。それとも省令もしくは政令に類した、そうしたものによって、一定の協定をきめてやるものですか。
【次の発言】 省令できめているようなものであるとするならば、あまりにも諸外国との比において低過ぎるという、今日のこのようなとん税の改正の機会に、もっとこれを引き上げるという処置をなぜあなたのほうでは講じなかったのか、あるいは全然そのことは考慮になかったのかお聞きしたいと思う……

第46回国会 大蔵委員会 第22号(1964/03/28、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 私は、開銀とそれから国立学校の特別会計のほうと、二つを中心に時間の範囲内で質問したいと思いますが、せっかく開銀のほうへいま質問がありましたので、引き続いて開銀のほうにお伺いしたいと思います。  今度の改正の中で、先ほど同僚委員からの御質問もあったと思いますけれども、土地造成の問題を中心に融資をすると、こういうことでありまするが、まずこの融資する対象とは一体どういうものか、これをまず明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 で、具体的に法案が出て、もしこれが通るとするならば、もう四月一日からこれは発動するわけですから、当然、その予想されている株式会社、民間の株式会社というも……

第46回国会 大蔵委員会 第23号(1964/03/30、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 時間がありませんので、二つだけ質問したい。質問の項目だけを先に言っておきます。一つは関税政策について、二つ目の問題は輸出所得の特別控除制度を廃止することについての経過的な措置について、この二つの問題について質問いたしたい。  当委員会にもかかっておる関税定率の一部改正は、これは全く定見がない。これはまたすぐ変わるのじゃないか。これはいま、御承知のように、関税の五〇%一括引き下げの問題や、EECの問題や、あるいはまた国連の貿易開発会議といったようなさまざまな問題があって、いまは全く新しい形の関税戦争の時代だといわれておるわけです。こういうときにおける関税政策の基本というのは、一体ど……

第46回国会 大蔵委員会 第24号(1964/03/31、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 私は、日本共産党を代表して、この法案に反対をします。  政府は、この法案提出の理由を、もっぱら道路整備のための財源捻出、そのための目的税的性格を持つものと説明していますが、これは欺瞞であります。揮発油税は毎年大幅な自然増加を見ているにもかかわらず、今回あえて増税を行なうのは、一部負担者の負担を不当に加重することになります。本来、道路計画そのものに大きな問題をはらんでいます。国民が求める道路政策は、真に日常国民の生活に直結した道路の早急な整備でありまするが、政府の道路計画は独占資本本位の高度成長政策の基盤づくりの役割りを前面に押し出したものであり、ここに財政上のしわ寄せをこの増税に……

第46回国会 大蔵委員会 第26号(1964/04/03、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 私は、日本共産党を代表して、国立大学特別会計法案と同修正案に反対をします。  反対の第一の理由は、この法案の持つ性格であります。政府は、法案提出の理由を、国立学校の整備拡充をはかりその経理を明確にするためと言っていますが、これは一つの政治的なごまかしの理由であります。何よりも、この法案の発議者が文部当局ではなく、大蔵当局であることが示す意図が、非常に重大だと思うからであります。教育の問題は、財政上の理由だけによって左右さるべきものであってはなりません。しかるに、この法案はひとり国立大学財政に決定的な制度上の変革をもたらすだけでなく、それは必然的に教育制度とその内容に対しても大きな……

第46回国会 大蔵委員会 第27号(1964/04/14、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 関連ですが、いまお話を聞いておりますると、労働者の要求には根拠がないのだというお説のように取れるのです。これはどういう見解からそういう理由を出したのか、御説明願いたい。
【次の発言】 いまあなたは、定昇六百円くらいの引き上げでよろしいのだという見解を今日も持っておるようでありますけれども、この定昇というのは賃上げじゃないのですね。そうだと私たちは理解しておる。定期昇給というのは、これは賃上げではない。そうすると、今度の問題については、賃金引き上げの必要は認めないというお考えだと私たちは取れるのですけれども、そのとおりですか。定期昇給というのは、これは賃上げじゃないのですね。毎年毎……

第46回国会 大蔵委員会 第28号(1964/04/21、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 ざっくばらんに、この法律の改正案のねらいというものについて私は質問するのですけれども、これはどうなんです。保険金のこの株式市場への導入をやりやすくする、そういう直接的なねらいがあるのじゃないかと思いますが、この点についてはどういうふうに考えているんですか。
【次の発言】 私は、なるほど一見実務的なように見えますけれども、この法改正自体は。しかし、いまあなたのお話を聞いてみますと、そういうものの持っている一つの傾向的な方向というものはありますね、傾向性というか。ですから、なるほどいままで保有した株式のものについてそういう評価がえを行なうんだと言いますけれども、それは結局被保険者の利……

第46回国会 大蔵委員会 第30号(1964/05/07、6期、日本共産党)

○鈴木市藏君 関連。どうしてそういう消極的なのか。消極的になるには理由があるわけだと思うんですよ。どういうふうに考えているんですか。
【次の発言】 それがわからないのです。つまり、会社の自主性を尊重する、強制はしないと言っているのだけれども、こういう法律がきまっておってその実効があまりあがっていない。増資負担の材料というのも限界にきている。だから、どうしてつまりそれを企業資本のほうが進んでやらないのか。つまり、いまのあなたの言ったのは、法律上のたてまえや行政府としての指導のたてまえはわかったけれども、一体なぜこういう法律をつくっておくにもかかわらず企業みずからが積極的にならないのか。その消極性……

第46回国会 大蔵委員会 第34号(1964/05/28、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 この間、本委員会で新宿区若松町の国有財産の貸し付け状況についてお願いしておいたところ、若干資料も出てきましたので、この問題について一、二だけお伺いしたいと思うのです。  その同胞援護会というのは、一体これはいまでも存続しているのですか。
【次の発言】 そうすると、その相手方というのはどういうことになるのですか。それは当時はたぶん財団法人の恩賜財団ですか、この同胞援護会に貸すということで、この二千四百坪の土地を貸したということを聞いておりますけれども、これが解散してしまったということになると、一体この相手方というのはどういうことになるのですか。

第46回国会 大蔵委員会 第38号(1964/06/11、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 ちょっと、時間がありませんので申しわけありませんが、あなたが調停の段階でも答申を尊重するということを言明した。このときは、あのようなつまり情勢下における政策上の発言だったというふうに理解しておったわけですが、再確認をされるところを見ると、きょうのまたあなたのお話を聞いておりますると、公労法そのものの制度上の変革をも含んで、私はこういう発言をしたのだというふうな意味の御答弁をさっきなさったようですけれども、これは非常に重大な問題だと思うのですね。ですから、おそらく、あなたが先ほどから述べているところを見ると、たとえば弾力条項の発動というようなものの判断も、いまでもこれは政治的なもの……

第46回国会 大蔵委員会 第41号(1964/06/23、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 私は、この法案に反対します。  反対の理由は、基本的な考え方において異なっておりまするので、この法案に反対することはもちろん、附帯決議にも賛成するわけにはいきません。  政府は、この法案提出の理由を、管理及び処分の適正化、運営の円滑化に資するために、国有財産にかかわる総合調整の手続きを整備することをおもな目的としておると言っておりますが、それは提案の表面を飾ることばであって、真の理由というか、法運営のねらいというか、それは別なところにあると言わなければなりません。なぜなら、この法案の概要説明の第一を見てみますると、大蔵大臣の権限のかなりな増大をはかっております。また、第二といたし……

第46回国会 大蔵委員会 第42号(1964/06/25、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 二、三お聞きしたいと思うのですが、私は、公認会計士だとか計理士だとかいう問題がこじれてきた根本の原因は、シャウプ勧告――あなたたちそのとき知っていますか、シャウプ勧告、この昭和二十四年から五年にかけてのシャウプ勧告で、いわばアメリカ仕込みのにわか仕立ての会計検査制度というものをつくり出したところに、この問題が胚胎したと思うのですよ。つまり、自主性を欠いているのだね。問題は一番ここにあるのだよ。日本の公認会計士制度といわれているものは、日本自体の独自の要求に基づいてつくられたものではなくて、シャウプ勧告に基づいてつくられたという点において自主性を欠いているのだよ。ここに一番の根本の……

第46回国会 大蔵委員会 第43号(1964/06/26、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 いろいろこの問題について起きてきている原因は、日本の公認会計士が、制度としても、また個人の地位としても、企業に対して相対的な独自性を持ち得ないでいる、ここに問題があるのではないか。どうしても大企業なり、あるいは独占企業の下請機関化して、つまり投資家保護の本来の目的に沿った相対的な独自性をどうしたら発展させていくことができるか、ここに問題の中心があって、今回の法律は、一体この公認会計士の相対的独自性を強めるのに役立つのか、そうでないのかという観点が、一番大事だと思うのです。ひとり計理士の救済の問題とかというふうに問題を狭めて考えることは、私は正しくないと思う。この点について、法律改……

第48回国会 大蔵委員会 第5号(1965/02/16、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 この物品管理法の一部を改正する法律案の中で一番気になるのは、これはどうなんですかね。なれ合いというやつがふえやしませんか、こういう形にしていくと。つまり、各省間の中においてもそうだし、それから担当者と業者との間においても、一番やはりわれわれが注意しなければならないのは、そういう物品の購入やあるいは処分その他の問題について、こういう簡素化がはかられる反面、なれ合いがふえてくるということが当然予想される危険があると思うけれども、そういう点についてはどういうふうに考えておるか。
【次の発言】 そういう一般的な意味で言っているのではなくて、この法律自体の中にそういうふうなことが、つまりよ……

第48回国会 大蔵委員会 第6号(1965/02/18、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 会計検査院のトータルの場合だから要らないんだというこの間の説明もあったのだけれども、つまり保管の数量というものはやっぱりいろいろな形で正確にこれをやはり捕捉しておく必要があるし、必要に応じてそれが決算委員会に報告さるべき性質のものだと思うけれども、そういうふうな場合でもこの会計検査院のいわゆる総計算というものの必要はないんだということの根拠ですね、それはどういうところにあるのですか。
【次の発言】 それは、この間あなたの説明によると、会計検査院のほうでもそのことについては何か合意をしたとかというお話がございましたですね。話し合いは済んでいると、向こうでも承知したのだと、こういうよ……

第48回国会 大蔵委員会 第7号(1965/02/23、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 ちょっと質問が二、三あるのですがね。おもにアメリカとの関係に関する特例法の質問ですけれども、つまり、いま日本との間における通商航海条約ですね、これが期限が切れておる現状を一体どうするかという問題がしばしば問題になっているのですけれども、これと現在の特例法との関係というのはどういうことになっているのか。
【次の発言】 つまり、この通商航海条約がきわめて不平等なもので不都合なものだから、これをやはり平等の立場で改定しなければならぬということが強く叫ばれている今日、このいうならばもと条約ともいうべきものがいまのような状態のもとにおいて、こうした特別法みたいなものだけが先行していくという……

第48回国会 大蔵委員会 第8号(1965/02/25、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 ちょっとお聞きしたいことは、一ころは肺ガンとたばこの問題が十分論議をされて、世間を騒がしたこともありますけれども、専買公社としてもこの問題は当然それなりに研究をなさっているはずだと思いますが、その後たばこと肺ガンとの関係について、どういう――結論というものはなかなかむずかしいですけれどもどういう方法で研究を進めているか、差しつかえない限り、そういうデーターがあったら示してもらいたいと思います。
【次の発言】 これは非常に国民の健康に重大な関係のある問題ですから、公社としてもそれなりの研究を独自の立場で進めるということは、私は当然あってしかるべきものだと思いますけれども、やっぱりそ……

第48回国会 大蔵委員会 第11号(1965/03/11、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 関連して。銀行局長、いろいろ法的な立場で言いましたけれども、現状が一番問題だと思うのです。いまこの社内預金は、第一部、第二部の上場会社でどれくらいの企業が実際上は社内預金を実施していますか。それと、その金額は一体総計で幾らになるか、あるいは従業員一人当たりにとってどのくらいになるか、あるいはそれらの各企業を産業別に見た場合、社内預金の占める比率は一体どのくらいの額にのぼるかといったような、そういうつまり統計は銀行局のほうでは行なっていないのですか。
【次の発言】 これは、ぼくは関連だから討議まで深く入っていきませんけれども、ひどいですよ、あなた、実際問題として。

第48回国会 大蔵委員会 第12号(1965/03/12、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 きょう国税庁長官、ちょっと見えないようですけれども、この国税の問題のときに、いつもこの委員会で、私も問題にしましたけれども、いわゆる納税者の権利の問題で、いわゆる全国民主商工会というのがありますね。その商工会関係に関する問題については、最近この国税庁長官もかわったようですが、何か新しいそういったことについての考え方とか対策とかというものが打ち出されたかどうか、その点をちょっと聞きたいのですが。
【次の発言】 この話し合いをするとか、まあもちろん団体交渉といったようなそういう強い性格のものではないのだけれども、実情について話し合いをするとかというような点についての何というのですか、……

第48回国会 大蔵委員会 第15号(1965/03/19、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 外資の受け入れに関する問題でちょっと二、三質問したいと思います。  まあ一口にいって、外貨債なり外資の受け入れが非常に窮屈になってきている。この窮屈になってきている事情の中には、おそらくドルとか、最近におけるドル並びにポンドなどのいわゆる危機といわれている一つのそういったものが反映していると思いますけれども、これらの問題に対してはどういう見通しを立てておりますか。
【次の発言】 これはもうおそらく今後ますます窮屈化してくるだろうと思いますけれども、ここでとろうとしている対策の重点は、国内でこれの受け入れの体制の重点は、むしろやっぱりアメリカの利子平衡税に対処するようなそういう受け……

第48回国会 大蔵委員会 第16号(1965/03/23、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 ただいま木下先生非常にお忙しいところを恐縮でございますけれども、一つだけお考えを聞かしていただきたいと思います。  課税最低限の問題でございますが、これはわが国においては、つまり一つの社会的に確認された通念というものがないのじゃなかろうか。大蔵省で言っているマーケット・バスケット方式による標準生計費の算出のしかたは、低生活水準を基礎にしたものであって、特に家庭の主婦の骨折り、あるいはこれをカッコづきの労働力といってもいいと思いますが、このマーケット・バスケット方式は家庭の主婦の労働力を全然見込んでいない上に立てられているものじゃないか。こういう課税最低限というものは、やはり実情に……

第48回国会 大蔵委員会 第18号(1965/03/25、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 いまの問題、ちょっとだめを押すようでたいへん申しわけないが、とにかく去年一年は、利子平衡税の問題があって、ニューヨーク市場では募集しなかったわけですね。それで済んだんだ。それで済んだんだから、それでずっと済ませるように基本的な姿勢を持つということが一番必要なんだと思う。ぼくはこの前のときにも、要するに本質的な対策というは、もうあなたたちの言うとおりに、日本はもう世界の大国になったんだから、いつまでもアメリカに金融的に依存度を強めるという方向から脱却すべきだと。そうしないと、実際のことをいって、貿易だってフリー・ハンドでやれないと。いろんな点で自主性の問題とも関連してくるので、幸い……

第48回国会 大蔵委員会 第19号(1965/03/26、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 さっきの成瀬委員の質問に関連して。泉さんは郵便貯金のことはかなり詳しく利子の問題については申しましたけれども、銀行の場合は一行一口ですね。じゃ、十行一口の場合はどうするのですか。一口ずつ十行に分けるとか、あるいは税のかからないすれすれの、たとえば百万円以下ですけれども、百万円には満たないけれども、百万円以下のやつをたとえば幾口も銀行を分けてやった場合はどうなるのですか。そういうところまで押えられるような方法を何か講じておりますか。
【次の発言】 無記名の場合、どうですか。
【次の発言】 名前を変えたらどうですか。
【次の発言】 時間があまりありませんので、こまかいことは事務当局と……

第48回国会 大蔵委員会 第20号(1965/03/30、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 ちょっと、この資料に関連して、泉さん、質問があるのです。それは、いま大蔵省から出された資料を見ますと、三十九年度基準生計費の基礎となった食料費云々というのは、総額が百六十七円四十八銭、この中には調味料二十二円四十八銭、菓子類二円五十九銭を含んだものなんですね。これは間違いないですね。  そうすると、去年の大蔵委員会でのあなたの答弁の速記録があるのですが、どうも私記憶違いじゃないかと思って速記録を持ってきたが、こう書いてある。去年、昭和三十九年の三月二十五日の本委員会において、あなたはこういうことを答えておりますよ。「三十八年の場合を平均いたしますと、成年男子一日当たりの食料費とし……

第48回国会 大蔵委員会 第21号(1965/03/31、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 数字だけちょっと関税局長に照らし合わせておく必要があるので………。二十五日の、石炭対策のための特別還付の数字なんです。あの数字がどうも合わないので、照らし合わせておきたいと思うのですけれども、これはこういうことなんですね。昨年の議事録によりますと、三十八年の特別還付の場合、鉄鋼に三億、電力は見込みということで十三億ということを答えていますね、昨年三月の三十日。そしてことしになって、今度三月の二十五日に、三十八年の実績について聞いてみると、鉄鋼については三億一千三百万、これはいいですよ。ところが、電力については三億三千七百万ということをあなたは答弁されて、速記録に残っている。これは……

第48回国会 大蔵委員会 第23号(1965/04/22、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 資料要求の関連ですが、ちょっとこまかいのですけれども、四大証券の三月仮決算の状況ですね、これが一つ。それから、二つ目に、投信十社の九月決算及び三月仮決算の状況、それから運用五社の九月決算及び三月仮決算の状況。その次に、投資信託の運用状況、これに対する大蔵当局の行政指導の方針を出してもらいたい。それから、中小証券の経営状態、先ほどちょっと佐野委員から質問がありましたけれども、これは検査されているはずだと思いますから、検査の結果をほしい。それから、日本共同証券と日本証券保有組合の運用の状況の実態、それから運用預かりの状況、これは十九社分でいい。大体以上七つの資料をひとつ。

第48回国会 大蔵委員会 第25号(1965/05/07、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 この証券会社の九月末営業状況というものはずっとこれに出ていますけれども、非常に悪いですね。この報告の内容はきわめて悪い。これについて三月期の決算、営業報告も出ただろうと思うのでありますけれども、対照して見たいので、三月期のほうの資料もということを要求したのですけれども、出ませんけれども、われわれの手元には来なくとも、おそらく大蔵省には来ているだろうと思うが、一体この九月期との対照の中で特別に顕著に違いがあるところがあったら、ひとつ示してください。
【次の発言】 それじゃ、九月期決算の資料をもとに二、三質問したいと思うのですけれども、これはきわめて軒並みに悪いですよ。十九社の昭和三……

第48回国会 大蔵委員会 第26号(1965/05/11、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 それじゃ、大臣、時間もないようでありますから、またその他の質問については大臣以外の政府委員から伺いますが、確認をしておきたいことが一つあります。  それは、七日の本委員会で運用預かりについて質問いたしましたところ、松井局長から、大蔵省としては規制の方針でこれを規制する、運用預かりを規制する方針で進むつもりであり、いますぐにこれを廃止するということはいろいろな問題があるからむずかしいと思うけれども、不健全な要因を包んでおるのでこれを規制する方針でいくのだという御答弁をなさっておられるわけです。この運用預かりの問題は、意外にその後、私の知っておる範囲においても証券界、あるいはまた新聞……

第48回国会 大蔵委員会 第29号(1965/05/18、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 私は、日本共産党、日本の声を代表して、この法案に反対をします。  この改正案は、一見単純であり、大蔵省の監督規制の強化、投資者保護の立場に立っているように見えます。しかし、証券界の恐慌状態ともいえる事態に対しては、この改正案は本格的に取り組んではいません。  証券界今日の危機の事態はきわめて深刻であります。そのよって来たる原因は種々なものがありまするが、基本的には、高度成長政策の破綻、過剰設備、過剰生産、これを助長した不正常な金融政策、資本コストの上昇による企業内容の悪化の反映であることは言うまでもありません。この危機の状態を持ち来たした自民党内閣、その政策的推進者であった大蔵大……

第48回国会 大蔵委員会 第31号(1965/06/01、6期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 時間がございませんので、一つだけ伺います。多目的に使用するとさっき言いましたけれども、どういうものが考えられるか、特に使用してはならないといったような禁止事項があるのかどうか、こういうものは使用してはいけないという禁止事項があるのかどうか。


7期(1965/07/04〜)

第49回国会 逓信委員会 第2号(1965/08/05、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 関連。私は実情を申しますが、私はいま練馬の大泉学園というところに仮の住まいをしているんですが、ここは一週間に一度ないし二度配達があればいいほうなんですね。それで間に合わないのがしばしばある。それがもうみんなたばになって、要するに郵便物が一括して小包になってくるというのがいまの実情です。私のところでそうですから、おそらく隣近所はなおひどいと思う。何回もこのことについてしかるべき所轄の郵便局にはお話ししているんですけれども、人が足りない、最近急速に膨張した人口やその他の関係で間に合わないということのままで約一年たっていますね。だから、この事情をひとつ十分に調査をしていただいて、いまの……

第51回国会 逓信委員会 第4号(1966/02/22、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 時間の関係もありますので、二、三お尋ねしたいと思います。  先ほど同僚議員も質問いたしましたが、会計検査院の、つまりNHKの決算の検査に関する姿勢といいますか、観点ですね、これをどういうような観点でおやりになるか、御説明願いたい。
【次の発言】 それで最近の傾向、まあ、この三十八年度の決算報告は、先ほど横川委員も指摘したように、たまたまかどうか知らないけれども、検査報告によれば特別の意見は何もないと言っておりますけれども、最近の傾向は、どういうところに重点を置かなければならないというふうにお考えですか。
【次の発言】 この会計検査院の場合には、検査の場合に、書類検査が中心なんです……

第51回国会 逓信委員会 第9号(1966/03/17、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 振替貯金法の一部改正について、ちょっと聞くのですよ。あまりたいしたことじゃないと思いますけれども、つまり、単刀直入に聞くわけなんですが、一体、今度の改正案が実施されることによって、国民が得になるのか損になるのか、この辺のところを具体的に数字をあげて明確に答えてもらいたい。
【次の発言】 こういう、つまり、何と申しますか、小型な改正を今日必要とする理由がわからないのです。やるならば、抜本的に全部こういうものは料金をなしにしたほうがよろしい。これは外国でもそうだということは、先ほど自民党も、同僚議員からも質問があったけれども、よその国ではみんな利子で料金をまかなうことができるようにな……

第51回国会 逓信委員会 第12号(1966/03/29、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 時間の関係もありますので、少し角度を変えてちょっと御質問したいと思いますが、一つは、つまりNHKのいわゆる相対的な独自性の問題、いまNHK自身は一口にいえば国民のものだと考えられておりますが、こういうことを考えたことはございませんか。ある日、突然NHKの放送がストップしても、別に国民はさほどのことは感じない、しかし民放がある日突然ストップするということになりますと、国民はむしろそちらのほうにがっかりすると。で、もし民放がストップしてNHKだけが残ったとしたら、私は不安を感ずるだろうと思うのです。だから、NHKは客観的な一つの中立性を持っているにもかかわららず、国民の中にある一つの……

第51回国会 逓信委員会 第15号(1966/04/19、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 電電公社の方、たいへんどうも申しわけありません。時間がちょっと切迫しておりますので、十分御質問ができないかと思います。別に国際電信電話公社の経理の内容や何かについての質問でございませんので、きわめて一般的な質問ですが、この際ぜひ明らかにしておきたいという二、三の問題について、約一時間ぐらい――四、五十分の予定でございますから、お含み置き願いたいと思います。  最近、電波通信面で国外との関係について、新しい施設や、あるいはまた新しい計画や、そういったことの打診などが行なわれてきていると思いまするが、その概況についてお聞きしたいと思います。

第51回国会 逓信委員会 第19号(1966/05/10、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 まず大臣にお伺いしたいと思いますのは、この郵便料の値上げという問題は、佐藤内閣の一連の物価値上げ政策の一環であるというふうに世上一般に受け取られているわけですが、きわめて、何といいますか、政治的公害とでもいいますか、非常な迷惑をこうむっているのは国民であります。かつて国鉄の運賃、郵便料金が値上がりしましたときに、某新聞にこういう川柳が出たことがあります。「ふるさとは遠きにありて思うもの」というのが出ましたが、今度は国鉄の運賃が上がった、郵便料金が上がった、いよいよふるさとというものは遠くなった。特に、第一種、第二種の郵便物を値上げしたということによって心にくいを打ったことになると……

第51回国会 逓信委員会 第23号(1966/06/02、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 時間がないようですから、前後を省略して一つお尋ねしたいと思うんです。  まあ物価安定政策は、おそらくあなたの政策の中の基本的なものの一つだと思うんですが、次から次へと物価が上がっていく。私はずいぶんあなたは国民に憎まれておると思うんです。国鉄の運賃を上げて、今度は郵便料金を上げた。まあふるさとは遠くなったというわけで、ずいぶんあなたは憎まれている。そこでこの物価を安定させるということによっての心理的な影響というものは、非常に大きいと思う。そこで審議も煮詰まってきた段階で、あなたとしてもなかなか決断しにくいだろうと思いますけれども、この郵便料金の値上げを一部手直しする考えはないか。……

第52回国会 逓信委員会 閉会後第3号(1966/11/09、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 関連。一つだけ聞きます。  御両人がずいぶんいろいろ聞きましたが、こういう問題が起きたときに、えてして、どこへか責任の所在がいってしまうのですが、もし普通の民間会社だったら、これだけの見込み違いをしたら、会社はつぶれますよ。親方日の丸だからということでほうかむりをして済ませるという量見がよくないと思うのです。一体これはどこに責任があって、だれがとるのか、この点だけ、ひとつ明確にしておいてもらいたい。

第55回国会 逓信委員会 第4号(1967/03/30、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 ひとつ、時間の関係もありますので、最初大臣にお聞きしたいと思うのですけれども、いわゆるNHKの四十二年度の収支予算並びに事業計画、資金計画に対するあなたの出す意見書なんですけれども、この意見書というものの性格は、先ほど何か同僚議員の質問にもお答えになっていたようですけれども、どういう性格のものだと御判断しておられるのかお聞かせを願いたいと思います。
【次の発言】 この意見書の性格は、三十七条に基づいて出されているものだと思いますけれども、NHKのつまり収支予算に対して意見を付することのできる者というのは、日本広しといえども郵政大臣ただ一人なんですね、これ。ですからあなたの付する意……

第55回国会 逓信委員会 第6号(1967/05/16、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 ちょっと関連。このデンマークのグレートノーザンとこの日本海海底のケーブルの問題は、昨年日本の新聞に出たのは、私の記憶では、朝日新聞が一番初めだと思っているのですが、朝日新聞の夕刊に出ました。そのときに、この問題における日本のつまりこういう全般の姿勢というものは一体どういうものであるかということについて、ちょうど当委員会が開かれておりませんでしたので、おたくのほうの会社のしかるべき人に電話をおかけいたしまして事情を聞いたんですけれども、まあ私は非常に消極的だという印象を受けた。で、いまもお話を承っておりましても、グレートノーザンはすでにこの三者会談の後、二回にわたってモスクワに行っ……

第55回国会 逓信委員会 第8号(1967/05/25、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 時間の関係もありまするので、問題は一点にしぼってだけお尋ねしたいと思います。  もし満足なお答えが得られるならば五分で解決いたしますが、そうでなければ、これはかなりひとつ突っ込んで議論をしなければならない点まで含まれているのじゃないかと思いますが、実はこのNHKには管弦楽団、劇団、合唱団などのメンバーでつくられておる日本放送協会芸能員労働組合略称「日芸労」という労働組合がありますが、会長これは御存じでしょうか。
【次の発言】 協会側といたしましては、ここ数年来、この労働組合から団体交渉の申し入れを何回もしておりますけれども、拒否しておるのですね、ずっと拒否しっぱなしで。その理由が……

第55回国会 逓信委員会 第10号(1967/06/06、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 この機会に、一番最初の問題について、郵政大臣おいでになりますのでお聞きしたいと思いますが、きのうも中東でアラブ諸国とイスラエルとの戦火が開かれましたし、ベトナムの戦況は日増しにエスカレーションを続けているといったような、こういうあわただしい世界情勢の中で、特に最近における電波の持つ軍事上、外交上の役割りというものは、かつてないほど緊要な地位を占めるに至ったと思っております。こういうときにおいて、平和に徹し中立を守るということをたてまえとしている日本政府の基本的な立場から考えまして、いまの電波行政についてのそういう立場に立ったひとつ基本的な態度をお聞かせ願いたいと思います。

第55回国会 逓信委員会 第12号(1967/06/22、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 簡易保険の今度の一部改正案というのは、事態はきわめて明らかな問題です。これ自身は、私たちとしても基本的には異論のない法案だというふうに思いますが、この機会に、簡保なるものの全貌をやっぱり明らかにしておく必要があると考えますので、その立場からひとつ質問したいと思います。  きょうちょっと大臣が見えませんけれども、もし質問が大臣にわたるような場合でしたら、保留をさせていただきます。この全貌をつかむという観点から、本日は質問の関係もあって、大蔵省の関係の方にも来ていただいているはずだと思います。資金課長が来ないとぐあいが悪いので、ちょっと待ってください。

第55回国会 逓信委員会 第18号(1967/07/13、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 いまの大臣の最後に言ったことから質問を始めることになるわけなんですけれども、結局、この個人の負担で老後の生活を保障するという、いわゆるいまのこの年金ですね、私はもうこれに根本的な矛盾があると思うのですよ。ですから、やっぱりこの国が責任を持つ社会保障、ここの充実、まあ拡大の方向に向かっていくべきであって、能力のある者は、まあ何とか年金というようなことでもやれるでしょうけれども、そうでなく、一般の国民の立場から見ると、やっぱり年金は社会保障制度という形で一本に統一するほうが望ましい、そうすべきだ、したがって、その掛け金をかけて、まあとにかく郵便年金のような形でやれる者は幾らかいいけれ……

第55回国会 逓信委員会 第21号(1967/07/21、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 いま出されているこの放送法の一部改正の法案それ自体に対して若干質問したいというように思います。  この法案を提出する前に、電波監理審議会の諮問を必要としたのではなかろうかというように思うのですが、これは諮問されたのでございますか。
【次の発言】 しかし、このことがもたらす――電波監理審議会に諮問しなければならないと規定されている条文がございますね、放送法の中で。あの条文の精神からいって、それは法律の改正には違いないけれども、あの諮問事項の主要なものの中に含まれる性質のものだというふうに考えますので、いままでこの経験からいったって、当然とういうものは事前に電波監理審議会に諮問して、……

第57回国会 逓信委員会 第2号(1967/12/19、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 大臣、お忙しいところを、時間がありませんので問題を簡単に要約して質問したいと思います。  質問のちょっと角度が変わりますけれども、日本とモンゴルとの間の郵便事情というものはきわめて不正常な状態の中にあるわけなんでありまして、この事実をどう打開したらいいかということが質問の趣旨であります。で、事実を申し上げますと、現在モンゴル向けの郵便物は香港、北京を経由してウランバートルに行っているような実情でありまするが、航空郵便で速くて四十日間かかるのだそうです。普通の郵便の場合だと四カ月はかかる。それで送達不能になる場合もしばしばあるやに聞いております。こういう事情で、何とかこの改善の方法……

第57回国会 逓信委員会 第3号(1967/12/21、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 最後に第一〇三八号等は保留になったのですが、それについては何か検討なすった結果ですか。
【次の発言】 はい、わかりました。

第58回国会 逓信委員会 第6号(1968/03/28、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 この前の前年度のNHKの予算の審議のときにも問題になりまして、この解釈を統一してもらいたいということを言っておきましたが、つまり放送法第三十七条二項の規定に基づき、承認を求めるの件の中で、大臣のつける意見書というものは、これは承認事項なのか、国会の承認事項に含まれるものなのかどうか、それとも単に参考意見にすぎないのかということについて、前年度のときにずいぶんこのことを疑問に思って申し上げたんですけれども、はっきりとしたこれに対する当時は御回答がなかったと思うんですが、その後どういうことになったんですか。
【次の発言】 そうすると、大臣がつけられた「意見書」並びに「記」、この問題は……

第58回国会 逓信委員会 第10号(1968/04/09、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 ちょっと一つ。さっきの委員の質問に関して関連ですけれども、NHKの、つまり今度の処置は、政府の命令によるものですか、それともNHKの自主的な立場での考え方が主要なものなんですか。どちらに重点を置かれておるのですか。
【次の発言】 そうすると、つまり間に入った日本政府の命令によってNHKがこういう処置をとる、こういうことになったと理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 その辺のところは解釈を統一しておいていただかないと非常に困る。NHKの立場では、NHKがあくまでも自主的な立場で、要請があったが、NHKの自主的な立場で計画し、実施するということに踏み切ったと言っておりますが……

第58回国会 逓信委員会 第11号(1968/04/16、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 この間この問題が本委員会で取り上げられましたときに、事柄それ自身については私たちもこれは賛成するのにやぶさかでありませんが、ちょっと手続の問題、国内法その他の問題で若干解釈と言いますか、その不一致点があるかのように思われますので、この点をやはり統一しておかないと、放送法と今度の関係との間に疑義が生じて、これがまた将来によくない影響を与えるおそれがありますので、この点だけについて、時間もありませんことですから質問をひとつ集中的にしてみたいと思います。  そこでこの間大臣がちょっとおられなかったのでお答えをいただきたいと思います点は、今回の沖繩放送協会が設立されたことについて、沖繩に……

第58回国会 逓信委員会 第15号(1968/04/27、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 関連。この中に――郵政当局でなくてもけっこうですが、お答え願いたいのは――開発銀行を通じて、あるいは日本電電公社自体で相当アメリカ市場で公債をつのって、電電公社の公債は顔ききでは一番だといわれておりますが、一体これは総額どのぐらいになっているかということも、ひとつ永岡委員の質問とあわせてお答え願いたいと思います。
【次の発言】 関連して、それは、おそらく米ドルが中心の外債になると思いますが、もしアメリカ以外に募集したところがあれば、そのリストを内訳をちょっと知らしていただきたいのです。  それからこれは全くの見込み質問で、もし当を得ていなければお答えを願わなくてけっこうですが、国……

第58回国会 逓信委員会 第16号(1968/05/09、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 時間の関係もあり、また大臣も退席されましたので、同僚議員との重複を避けて、できるだけ単純にひとつ聞きたいと思っております。この法案、それ自身は非常に簡単ですけれども、持っている意味というのは非常に複雄で、問題点がそこにあるのだろうと思うのです。まず聞きたい問題は、電電公社の資金計画ですね。それから資金計画の中における償還計画、外資に対する見通しの問題それから資金需要のプールを今後どういうところに中心を置いて考えていくのかという問題ですね。この問題をひとつ説明していただきたいと思うのです。
【次の発言】 この資金計画は公社独自の立場でつくられたものですか、それとも関係各官庁、あるい……

第58回国会 逓信委員会 第17号(1968/05/16、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 非常に法案自体が簡単な法案ですから、希望として、私はこういうものは早く委員会としても通したほうがいいんじゃないかということを希望を持っています。ただ、ちょっと疑問に思う点が二、三ありますので、その辺のところだけを明らかにしていただきたいと思います。  一つは、これは意見になりますけれども、私はこの管理会の解散というのは、行政整理のたてまえというのもあるんでしょうけれども、いささか機械的なやり方ではないかという気がするのです。おそらくは管理会を解散しても、実績においてそうたいして得るところはないんじゃないかという気がするわけです。その立場からちょっと問題を聞いてみたいと思うのですが……



各種会議発言一覧

7期(1965/07/04〜)

第51回国会 逓信、物価等対策特別委員会連合審査会 第1号(1966/06/02、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 関連ですから簡単に一つだけ。  先ほど山本委員からの質問がありまして、非常に重要な数字の改定の話がございました。国民所得に関する推計の数字の改定の問題であります。これは実に私は、内容的には国民生活に重大な影響をもたらす問題だというように思います。単なる国連方式に近づけて改正したというようなことでは済まない問題だと思います。それはたとえば、三次防の場合では国民総所得の二%を使う、あるいは東南アジアの開発、低開発国の援助には国民所得の一%を使うということがしばしば言われておるわけであります。したがいまして、国民総所得の推計の数字が何%か上昇することによって、つまり、三次防並びに低開発……

第51回国会 逓信委員会公聴会 第1号(1966/05/13、7期、各派に属しない議員)

○鈴木市藏君 私は、いまの同僚議員の質問を数字をもって少し明らかにしていきたいと思っております。私の質問するのは高宮公述人と浦島公述人にお願いしたいと思います。  高宮公述人の値上げ賛成の理由の一つに、客観・的にものごとを見た場合にやむを得ないであろう、その客観的なという一つの理由に、郵便物数の逓減、郵便業務の漸減傾向というものがございました。また、浦島公述人は審議会委員として、いまのパーセンテージの問題を一つの理由にあげましたが、私どもこの逓信委員会で審議していく過程の中で、この郵便物数の今後の変化というものは、つまりだれもが確定した数字を持っていない。政府の答弁もしばしば違うのです。速記録……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/10/18
データ入手日:2024/10/10

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