このページでは伊部真参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。伊部真参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○伊部真君 今日の交通機関はまさしく国民の生活に直結をしていると思います。その交通機関が過密過疎ともに非常なピンチに立っていると言わざるを得ません。特に過疎地帯におけるバス事業、私はこの間、四国へ行きました。四国のあるバス会社は、こう言っております。全体として過疎バス対策委員会からは援助を受けております、これが年間八百万円。しかし、この援助では今日の企業がいまの路線を確保していくことはできない、したがって、この援助は返したい、そのかわりにバスの赤字路線を切ってもらいたいというようなことを言っていました。これは単に四国の一部分だけではなしに、それは全体として過疎地帯にはある。山陰のほうでは三百五……
○伊部真君 まず最初に、私の手元にある資料はだいぶ古くなっておりますので、不十分でありますけれども、昨年の交通事故による死亡者の数でありますけれども、東京とその近辺を比較をいたしますと、東京都はむしろ減少しております。私の手元では一月から八月までの資料がありますけれども、この場合に四十五年の一月から八月までで五百十一、これは前年度の一月から八月までと比較をすると四十三名の減。しかしその近辺であります関東、特に埼玉では五百三十三であります。それから神奈川では五百二十、続いて千葉があるわけでありますが、いずれにしてもその近辺がかなり死亡者数がふえているということが出ておるわけですが、できればこの数……
○伊部真君 第一班の派遣報告をいたします。 派遣委員は、岩本委員、田渕委員と私の三人であります。派遣期間は九月十九日から五日間で、北海道所在の運輸省、北海道開発庁及び国鉄の各地方機関からの管内事情の説明聴取並びに港湾、空港施設、国鉄青函連絡船、海員学校及び札幌オリンピック冬季大会の輸送施設等の実情を視察してまいりました。 以下、調査の概要を報告したいと思いますが、それぞれの機関から詳細な資料が提出され、その資料は調査室に保管してありますので、御承知をいただきたいと思います。 現地の要望事項と調査のおもなる点について報告したいと思います。 第一に、港湾関係について申し上げます。今回視察い……
○伊部真君 大かた質問が各般にわたって出ましたので、私、要点だけ二、三お聞きしたいと思います。 先ほど参考人のほうで、この事故の原因であるスピードとそれから過密の問題については、単線は必ずしもその原因ではない、こうおっしゃいましたが、スピードが速まり、そしてダイヤが過密化されると、容量が一定のものですから、そこに無理が起きるということは私は当然のことじゃないかと思う。その無理は、結局やはり勾配のほうにも無理があるでしょうし、安全上からいえば、あるいは単線ということから無理が起きるように思えるわけです。今度の事故の直接の原因はブレーキの問題にあるかもわかりませんが、これだけ大きな惨事をもたらし……
○伊部真君 最近、総合交通に関する討議が各方面で行なわれておるわけですが、そこで、いま私たちが聞いている範囲内でも、運輸政策審議会の答申、さらに警察庁の総合交通に関する意見あるいは建設省のやはり交通問題に対する意見というのが出ております。また先般、日本経済新聞によりますと、経済企画庁でも総合交通に関する意見書というのが出ておるわけです。これらはそれぞれの所管の分野で、いわゆる見方、視点というものが違うと思うのですけれども、しかし総合交通という問題は少なくともそれらの問題を全部織りまぜて、初めて現実性があると思うのですが、たとえば今日のような道路事情なり交通事情というものが起きた原因というのは、……
○伊部真君 大かた私の聞きたいことが質問に出ておりますので、極力重複を避けて二、三点について質問をいたします。 この事故が起きて、強風に災いされる面と、強風であるために、その地域の空気のいわゆる汚染、爆発下限が〇・三になると非常に危険な状態になる。幸いにして〇・一以下で大惨事を免れた、あるいは海岸への延焼についての危険は去ったと言われております。しかし、それは確かにそうは言えるのですけれども、もしもあれが東京湾であったら、大阪湾であったらということになって、しかも、かつまた強風でなかったらということを考えますと、非常に私としてははだ寒い思いがするわけです。それは私だけではなしに、やはり東京都……
○伊部真君 先般、タクシーの料金の値上げがきまりました。この際に、一月二十一日の物価対策閣僚協議会におきまして、合意事項として新聞に報道された内容なんですが、いままでの免許制を許可制にするとか、それから五十年を目安にするというようなことが出ておりましたんで、それらの内容についてお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 いまの局長の答弁によりますと、だいぶ新聞で報道された内容と違うようなんですけれども、新聞では、私が見たのでは、免許制から許可制へということが一つ、それから運賃の自由化、それから三番目に個人タクシーを全タクシーの半分ぐらいに増加したらどうかというようなことについて合意されたと、こう……
○伊部真君 運輸省に質問いたしますが、自家用のトラックの営業行為について、これはかなり前から問題になっている事項でありますが、いま、その状態について運輸省として掌握されておる範囲内をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いま話の中にも出ましたが、私もある部分では現地へ行ってまいりました。これは私が直接行ったところではありませんけれども、しかし、衆議院の先生方あるいは主婦の方々の協力を得て、一つは東京の深川、俗にいう木場のほうに一グループが参りまして、その報告を私が受けたものでありますが、そのときに、営業ナンバーの車両は三割で七割が白トラだといわれておるわけです。これはここだけではなし……
○伊部真君 いまのことについて関連して質問しますが、中労委の問題について少し見解を承っておきたいと思います。
二十三日のストライキというものを当然のことのように労使が考えて、そうして国民としては非常に迷惑を受けているということであります。二十三日のストライキ後でなければ中労委が出てこないとか、従来の例から見ますと、ストライキに一日入ってからでないと中労委は入らないというようなこと、そういうような印象を与えておるのでありますが、その点についての見解をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 これは労政局長とそれから運輸大臣に聞きますが、先ほど質問がありましたが、今度の回答は六千七百円、昨年の解決……
○伊部真君 最初に大臣の御出席を得て質問をするつもりでありましたが、大臣の出席を得ていないので遺憾とするところです。したがいまして、大臣出席の後にもう一度お答えをいただくことがあろうかと思いますが、あらかじめひとつ御了解をいただきたいと思います。 それで、まず最初に、先般、「港湾整備五箇年計画概要」というのが発表されました。この中に、これからの「五十年代の経済発展に備えて、大規模な工業基地の基盤となる港湾の整備に着工する。」ということがあります。これは新全総とも関係をしてくるのでありまして、それを想定してこの法律が出されておるんではないかというふうに思いますが、そういうふうに理解してよろしい……
○伊部真君 この法案の質疑に入る前に、いま港湾関係で横浜、大井、大阪、神戸等、重要港湾で港湾ストライキが行なわれている、この港湾ストライキによって起きておる状況について説明をいただきたい。緊急でありますから、もしもそれが集約されてないというなら、後ほどにお聞きをしたいと思いますが、概要おわかりの点がありましたら出していただいて、そして掌握のない部分については後ほどお聞かせいただきたい。
【次の発言】 それでは状況と争点についてひとつ聞かせていただきたい。特に戦術面でも十三、十四、十五日ぐらいが一つの大きな山場だというように聞いておりますし、それが及ぼす諸外国への影響というものもあろうと思います……
○伊部真君 まず、公団の現在の業務内容についてお伺いいたしたいと思います。公団法十九条によりますと、測量、調査、設計、試験、研究というようなことが出ておりますけれども、具体的に新線建設の場合の設計、監督という業務までやっておられるのかどうか、この内容についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そこで、鉄道の建設に対しては、具体的に設計あるいは付帯的な工事の監督業務までやられると思うんですけれども、今度新しくこの項に追加になりますですね、そうしますと、私鉄の関係のいわゆる、正確に言いますと大都市及びその周辺の地域内の線路の建設関係が出てくるわけですが、この場合も同じような業務内容をやられるん……
○伊部真君 きょうは車両法の一部改正についての質問でありますが、たまたま調査案件の質問をする機会がありませんので、車の検査の前に人間の検査のことについて聞きたいんでありますが、これは自動車局長にきのう少しお尋ねをしておきましたが、五月の二十日の日の新聞に出ておったことでありますけれども、西武バスの滝山営業所で料金の不正があるんではないかと乗客の連絡がありまして、それに原因を発しまして、運転手を呼んで、上半身を裸にして、そして検査をした、しかしそれは何もなかったということです。この場合に、これはだれもいないところでやったんならまだ理屈も通るんですけれども、修理工場の人だとかあるいは社外の清掃人が……
○伊部真君 昨日、この法案審議の前に、西武バスの間引き運転にからんで、最近の、今月の、これは十七日ですか、に乗客が電話をしてきたということに端を発しまして、このような運転手に対する調査、取り調べというのは今回が初めてではなしに、十一月の二十七日に斉藤忠という運転手に同じような取り調べを行ない、結果として本人が自殺をするというところに追い込まれたという事件であります。これについては昨日、この内容について十分、運輸省のほうで承知をしていないので、調査をしてあらためて報告をするということでありました。内容についてひとつ報告をいただきたいと思います。
○伊部真君 先般の委員会で要求しておりました西部バスの一連の事件について、内容をひとつ報告を願います。
【次の発言】 大要、私が申し上げた点と相違はないようでありますけれども、そこで私は、一つは、昨年の十一月の斉藤さんの事件があって、その後、今月に入ってこういうまたしても調査のやり方で紛争が起きるということ、その結びつきを私は問題にしているわけですね。一つ一つを取り上げますと、その時点では間違いのない処理かもわからないけれども、しかし、少なくとも人一人の命を失ったという、この反省の上に立ちますと、やはり単に乗客から電話があったというだけで疑いをかけて、その調査をする。しかもその調査の方法が問題……
○伊部真君 いま報告された内容に相違はないのでありますが、少し地元のほうの意見があった点はお伝えしておかなければいかぬと思います。それは、やはり地元のほうとしてはかなり撤去については慎重であったのでありますけれども、条件をつけて了解をした、しかし、国鉄さんはその廃止するまでの了解を取りつけるところまではほんとうに熱心で、日参してその情にほだされるほどでわれわれとしては了解したのだけれども、その話がついたら、それから非常に冷淡になって、これはけしからぬということでおしかりを受けました。御出席の国鉄の常務理事からも、その点は反省いたしますというお答えがありましたが、やっぱりこれは国民感情として残る……
○伊部真君 まず最初に私は国鉄のあり方について質問をしたいと思います。 国有鉄道法によりましても、目的は明らかに公共性を高めるということを第一義にしているのであります。具体的に申し上げますと、「(目的)」第一条によりますと、「能率的な運営により、これを発展せしめ、もって公共の福祉を増進することを目的として、」。公共性ということと、やはり独立採算制というのは必ずしも両立しない問題だと思うのです。これを両立させようと思えば、いわゆる公共負担分を国鉄のほうに繰り入れて、 そうして公共負担分というものを除いた上で採算制というものを求めるなれば、これは一つの筋だと思うのでありますが、そういう意味で、ど……
○伊部真君 時間がありませんから、私は一、二点だけ申し上げたいと思います。 私は、いま小柳委員が質問をしました不当労働行為の問題については、もう斉藤さんともおなじみであります。当時、私も中央労働委員会の委員でありまして、この四名の不当労働行為を扱ったことがありますから、この点は、信念というよりは、私はぜひ考え直していただきたいと思います。特に、その四名の方の人格その他について先入観を持たないで、ひとつ、せっかくの優秀な技術を持った人なんでありまして、しかも、決して思想的にどうこうというふうに私は思いません。この点はいきさつがあることですから……。私は現地調査にも行きましたし、斉藤さんもなかな……
○伊部真君 琵琶湖の汚染問題について質問をしたいと思いますが、これは琵琶湖の総合開発の計画案がいま政府のほうで御討議をされているようでありますから、したがって、その部分を除きまして質問を行ないたいと思います。 まず、琵琶湖の汚染状況についてですね、琵琶湖の水というのは、これはもう理解ができておりますように、一千万人目のやはり生活にかかっていると思います。したがって、これの汚染問題というのは、国の見地からも重要な関心事でなければならぬと思うのでありますが、したがって、琵琶湖の水質汚濁について総合調査を常にしておかなければならぬというふうに思います。そういう意味で、汚染調査について、委員会などを……
○伊部真君 関連して私から二、三質問をしたいと思います。いずれにしても、政務次官であることは違いがないわけです。政府の責任ある立場であることも間違いないわけです。したがって、この場での議論の内容につきましては、そういう立場で特にわれわれはのちほど皆さんとおはかりをして、この処置を考えたいとは思いますが、私は、どうしてもこの場で聞きのがすことができないのは、先ほど反省ということばが出ました。その反省というのはどのことを言われるのか、ことばが粗野であったという以外には、この応待の内容については反省すべき内容ではないとおっしゃるのかどうか、その点を明らかにしていただきたい。
○伊部真君 時間の関係もありますから、二点ほどにしぼって質問をしたいと思います。 一つは、環境が汚染されると、鳥であろうと人間であろうと、安全地帯がなくなってしまう。そういう意味では、いままで鳥は、一面では人間の生命の一つの防波堤のような感じになっておる。聞くところによりますと、DDTの場合でも、スウェーデンで最初にこれが議論されたときには、スウェーデンの愛鳥家が、なぜたくさんの鳥が死んでしまうんだろうというようなことから、これが始まったと言われておるわけです。かつまた、志布志湾のあの環境保全についても、一番中心的な力になっておられるのも、やはり野鳥を守る会の人だと聞いているわけですね。そう……
○理事(伊部真君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を再開いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、杉原一雄君が委員を辞任され、大矢正君がその補欠として選任されました。
【次の発言】 委員長の辞任の件についておはかりをいたします。
加藤委員長より、文書をもって、都合により委員長を辞任いたしたい旨の申し出がございました。
これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。
【次の発言】 これより委員長の補欠選任を行ないます。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
○伊部真君 関連して。 私はかなり前の委員会で、北海道港湾工事のときに要望しておいたんですが、港湾工事のあり方について一般港の場合と、いわゆるコンビナート、鹿島あるいは苫小牧というふうな、そういう巨大企業が集中するような港というところですね、やはりその資金的な配分については考慮すべきではないか。一般港の場合には確かに言われるような水深十メートル、あるいは防波堤の工事を国が持つということはこれは理解できても、そういうコンビナートの場合にそういうことでいいのかどうか、いわゆるこの受益者負担というものについて考えるべきではないかというふうに私は質問したら、大臣がそれは当然検討すべき段階だろうと、こ……
○伊部真君 私は、この四日市の判決が出て、直ちに政府のとるべき態度というのは、今日までの総合開発計画なり新全総、これが確かに誤りであった、共同の不法行為を構成させたのは、明らかにコンビナートという形があの被害を構成をした、それを黙認し、かつまた、いわば助けたという責任は、私は政府として多くあると思うのですよ。これは企業の責任と同時に、それを見のがした政府の責任というものを明らかにすべきだ。私は、長官が四日市問題を議論する場合には、まず第一番に政府としての責任を感じると同時に、それらの施策について不十分であった点は国民の前に反省すべきだと思うのです。 その一言がなくて、私はいまの討議の中で、法……
○伊部真君 ただいま答弁者がまだ十分そろっていないようでありますから、少し飛び飛びになりますが、質問したいと思います。 まず、八月十四日、厚生省のほうで調査会の答申に基づいて、食品の特に魚のPCBの基準というものが答申が出されて、二十四日の日にたしか通達が出されたと聞いております。 この点について質問申し上げますが、この基準の基礎になっております近海魚あるいは遠洋の魚の比率というものは三対一ということで、近海魚の場合には三PPM、遠洋魚介の場合には〇・五PPMという範囲内ならばということが一つ基準になっているわけであります。しかし、全体的な平均としてそういうふうにうまく配分をして食べるわけ……
○伊部真君 国鉄で最近かなり大きな事故が続いているわけです。そういう意味で、今回の多くの人命を失った事故というのは、責任を感じなければならぬと思うのでありますが、そういう意味で、いまの質疑の内容を聞いておりまして、私は、自分の肉親を失いあるいは病床にあって全快の見通しがあるのかどうかという不安感にある、しかも後遺症が云々されるような状態の中で、国鉄当局がとるべき態度としては非常に私は遺憾であると思う。当然にこれらの人に対しても、やはり償いというもの、あるいはその責任というものを痛感するなれば、もっと私は、総裁としてのとるべき態度というものがあるのではなかろうかというふうに思います。私の感じでは……
○伊部真君 私はいまのことについても少し触れてみたいと思うんですが、大臣から、いま、運輸審議会の人選の問題には問題があるんじゃなくて、むしろ運営だというふうに言われましたけれども、私はあながちそう言い切れないものがあると思います。やはりしばしばメンバーの構成だとか運営というものについて、世論なり、あるいは各方面からの意見がある場合には、私は必ずしもそれを固執する必要はないんじゃないか。やはり全般的に検討するという姿勢が正しいのではなかろうか。私自身も個々の人についてどうのこうの申し上げるんじゃないんですけれども、やはりそういう意見がある限りは、出身の経歴だとか、そういうものについて、やはり意見……
○伊部真君 私は前回の委員会で質問をいたしました加古川線の無人化、加古川線だけではありませんが、それに関連をして福知山線その他支線がありますが、その件について重ねて質問を申し上げたいと思うのでありますが、あのときに、三月一日実施は、地元のほうの発表で延期をしたというふうに回答を受けました。そのときに私は、しかし一カ月後に再び実施する、地元の了解を得ないで実施するということはありませんねと言ったら、そのとおり、地元の了解を得て実行したいと思います、というふうにお答えがありました。その後、四月一日実施するとかいうふうな、日程を切って折衝されているという事実はありませんか。
○伊部真君 まず最初に、この港湾法が昭和二十五年に制定されたわけでありますから、海運の、あるいは港湾の環境条件というものの変化というものは非常に大きいと思います。特に、最近のように輸送の革命といわれるような時期になりますと、私はそれに対応せなきゃならぬという意味では、港湾を見直すという意味で必要なことだと思うんでありますけれども、だからといってこの法案の内容を変えなきゃならぬかどうかということは私は別問題だと思う。 そこで私は、まずお聞きをしたいんでありますが、これからの港湾、特に国内の輸送の中で占める内航の役割りというもの、これについてどうお考えになっておるかということをひとつ伺いたいんで……
○伊部真君 前回に引き続いて質問をいたしますが、きょう実は時間をかなり要求したんでありますが、制約があるようでありますから、したがって、ポイントだけひとつ抽出をしてお聞きをしたいと思います。 まず、新しい法律条文の二条の九、この中に 「港湾公害防止施設」という項目があります。その項に「その他の港湾における公害の防止のための施設」と、こうあります。ここにうたわれておる公害というのはどの範囲をいわれるのか。いわゆる公害基本法の水質、大気汚染あるいは土壌が入るのか、悪臭が入るのか、そうしてそれを防止するための施設というふうに書かれておるが、その施設というのは、どのような施設を設置をされるというこ……
○伊部真君 参考人として御出席をいただきましたお二人に対して、敬意を表します。ありがとうございました。 委員会のほうの段取りが非常にわからないために、たいへん御迷惑をかけまして、緊急においでをいただきまして、まことに申しわけないと思うのであります。 この交通行政については、諸般の環境悪化あるいは労働力の不足問題というふうな問題から、かなり大きな議論があるわけでありますが、特に一昨年の運輸政策審議会の答申以来、七月の総合部会答申、八月の大都市交通におけるバス・タクシーの答申というものがあって以来、かなり内容に大きな変化を来たしておるというふうに思うわけです。そこで私は、形の上ではタクシーに対……
○伊部真君 先ほど国鉄財政再建特別措置法並びに運賃法の改正の提案がありましたけれども、私は昨年この法案を審議をしましたときに、かなり.国民の批判がありました。それは国有鉄道が独立採算という形で進めることの是非の問題、特に最近のように、安全面が憂慮されると、昨年十一月に北陸のトンネル事故がありました。大きな事故を経験した今日、やはり独立採算よりも安全に輸送するという観点が重要なことではなかろうか、そういう国民の批判もあるところでありますし、あるいは貨物が赤字であるのに、その分だけ、他の輸送機関よりも高いといわれる旅客運賃がそれに肩がわりをする、こういう批判も、非常に国会の中では議論されたところで……
○伊部真君 前回に私は、国鉄の再建十カ年計画というのは、当然に、国鉄が輸送すべき旅客貨物輸送需要というものを設定して、それに対しての設備をしていくというのが筋であって、その意味では国鉄の場合は出ておるけれども、しかし国鉄の総需要というのは、日本の輸送量全体というものが想定されて、それの相関性によって運ぶべき量というものも当然変更される場合もある、こういう性質のものだと私は理解をしているわけであります。そういう意味で考えますと、やはり全体の輸送量、それからそれぞれの持っておる陸上輸送、たとえばトラックにしても、あるいは内航にしても限界があるわけです。特に今日のようにトラック輸送、言いかえれば、ト……
○伊部真君 少し内容について説明をしてからお答えをいただきたいと思うんでありますが、一つは、前回の質問のときに具体的なお答えがなかったんでありますけれども、それは、総合交通に関しては総理の御出席をいただいて、そこで全体的な問題について討議をし、見通しなんかをつけたいと思うんでありますけれども、たとえばいまやはり規制、誘導をせなければならぬ旅客面において、貨物の面において、具体的な方法をひとつ教えていただきたいと思う。 私は前のときにこういう質問をしたんです。旅客面でも営業車と自家用車の比率というのが非常に効率の面で開きがある。保有台数は旅客面では、いわゆる営業車が二・八の保有であってその他は……
○伊部真君 まず、四月十九日の「日経」で報道されておりましたが、大阪府の中央警備保障ほかのいわゆる職安法違反の問題について、これは当然警察庁とそれから職安局のほうに関係があると思いますが、四十四条違反についてどのような内容であったのか。そうしてこれに対してどのような対策を打たれたのか。あるいは当該の違反行為が明らかになった以外の保障会社に対してどのように処置をされたか。警察庁でも職安局長でもどちらからでもいいですから、ひとつお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 あとまた職安局長のほうから答弁をいただくとして、この問題は警備業法の七条一項、十八歳未満の者を使用してはならぬという項目の違……
○伊部真君 ちょっと関連して。 今回の物価騰貴の品目を見ると、やはり商社扱いが非常に多い、しかも商社でなければ扱えないような輸入物に非常に多いということ、それからもう一つは、商社が市場を支配できるような、そういう点で非常に有利な状態の品目に集中されているということを見ると、これは商社の責任というのは非常に大きいというふうに言わざるを得ないのです。ことしの三月の決算、六商社の平均を見ると大体利益の増が、総額は二百五十億ぐらいで、前年の同期に比較すると八〇%の増、売り上げは大体二〇%の増であって、利益がそれだけうんとふえているということ、しかも丸紅と日商岩井というものが、平均よりもうんと出ている……
○伊部真君 まず、私は通産省に苦言を呈しておきたいと思うのでありますが、実は、通産大臣は私の本会議での質問に対しての答弁を衆議院の物特のほうで訂正されているわけですよね。これは小坂長官との説明の食い違いがあるということで訂正をされておるというふうに私は議事録で見たのでありますが、これは大臣が来てからでないとほんとはいかぬのですけれどもね。それなら私は、この参議院の物価特別委員会にまず来て、前後になってもかまいませんから、きょうは進んで来られてその弁明はしておくべきだと思うんですよね。われわれのほうの答弁に対して不十分であったという表現でありますが、明らかにこれは内容を違えておりますよ。そういう……
○伊部真君 通産大臣がほかの委員会の関係があるようでありますから、質問者にたいへん失礼ではありますけれども、中にはさんで質問させていただきます。 去る四月の二十一日の衆議院の物価問題等に関する特別委員会で、大臣が、私が参議院本会議で質問した内容について、補足という形ですか、ちょっとあいまいな形でありますけれども、それで本会議の答弁をかなり後退をした答弁をされているというふうに思います。 私は、そのときに本会議のときに質問を申し上げたのは、今日の物価高騰の流れを見てみますと、それは需給関係の問題もありますけれども、同時に、流通の機関の問題、あるいは流通の過程におけるマージンの問題、それから価……
○伊部真君 どうも総理の答弁が長いものですから、時間的には制約がありますが、委員長の御配慮をお願いします。
まず、私は、新全総、日本列島改造論を中心とした今日までの高度成長政策が、公害、住宅、過疎過密あるいは物価問題、諸般の国民に対する被害を与えている。当然、このような状態に対して、政府としては、その反省の上に立って、高度成長をいわゆる安定成長への政策転換を行なうべきだと思うのですが、そういう反省と、これからの方向について総理の見解をいただきたいと思います。
【次の発言】 いま、今日の政策が安定成長というふうな話でありますけれども、事実は、この十年間の足取りを見ると、これは明らかに世界に類例……
○伊部真君 時間に制限がありますので、私が中西公述人にはしぼって質問いたします。 まず、総合原価主義についてであります。国鉄の場合は、国鉄法に基づきまして、やはり目的というのが明確になっているわけですね。したがって、私企業と違うわけです。そういう観点に立ちますと、ほかの私企業のように、どの企業、どの産業へ進出してもいいというわけにはまいらぬと思います。そこで、総合原価主義でこの国鉄が持つ守備範囲においての企業運営をやろうとしましたときに問題になっている点は、たとえば各所で競争原理を導入しなければならぬところが出てくるわけですね。たとえば航路の問題でも、今度の運賃の値上げの申請の場合に、明らか……
○伊部真君 まず、この法案に関する質問をする前提にお聞きをしておきたいと思いますが、昨日でしたか、衆議院の委員会で環境庁長官がPCBについて大気汚染、水質汚濁の有害物質の中に繰り入れたいというふうな意味の発言があったと聞いておりますが、その内容と繰り入れるとすると、その時期、具体的な内容についてお知らせをいただきたいと思います。
【次の発言】 昨日でしたか、カネミ油症患者が一人なくなられて計十六名の犠牲者を出したということで、PCBが人体に及ぼす影響というのが明らかになった今日、私は当然に有害物質の中に入れるべきだと思うので、そういう意味では大石長官の発言を私は大いに期待し、具体的実施について……
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