このページでは小谷守参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。小谷守参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○小谷守君 杉原委員の御質問に関連して、簡潔にお伺いをしてみたいと思いますが、午前中も奄美群島の問題に関連して御質問がございましたが、私はこの過疎地というものを何か過疎という静かな姿、そういう現象でとらまえるだけではまずいのではなかろうか。いま過疎地に向けて過密地帯から非常に逆流してくる姿、そういう非常に激しい流動が起こっておるように思うのであります。 一例は、午前中もお話がございました。たとえば奄美群島の与論島では、一万人もの人が来てたいへんであったというふうなお話がございました。大型レジャーの時期であります、いま夏が終わったわけでありますが、私どもの地元、たとえば瀬戸内海に淡路島という島……
○小谷守君 私は、防衛庁当局に対して二つほどの御質問を申し上げたいと思います。
第一は自衛官の募集のあり方についてでありますが、まずもって、自衛官の募集の今日の状況はどのようであるか、どの程度の募集に関する予算をお持ちになっておるか、募集に専念しておる自衛隊の職員はどのくらいの数であるか、そういう点を伺いたいと思います。
【次の発言】 いま自衛官の欠員の状況は、定員に対して大体一割と、こういうふうに了解して間違いありませんか。
【次の発言】 仄聞をいたしますと、自衛隊の中で昔流に申して逃亡兵、いまは別のことばをお使いになっておるようでありますが、脱走兵今日約五百近いというふうに伺うんでありま……
○小谷守君 ニクソン・ショックによりまして、わが国の中小企業、とりわけ輸出関連の中小企業はたいへんに痛手をこうむってまいっておるわけでありますが、政府はこれに対する救援の措置として、九月二十三日の閣議決定をもって幾つかの対策を立てられたのでありますが、今回御提案になっておりますこの法案もその全体的な対策の一環であろうと承知をするのであります。
そこでまず、通産当局のほうから、政府が今回進められようとしております全体政策の概要についてお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 このニクソン・ショックと呼ばれるアメリカの新しい経済政策は、日本の産業に、はかり知れぬ打撃を与えたと思うのであります……
○理事(小谷守君) それでは、先刻の佐々木君の警察庁に対する質疑につきましては、明後十日の総理府所管の審査に国家公安委員長が出席いたしますので、その際あらためて行なうように取り計らいたいと存じます。
暫時休憩いたします。
午後零時十六分休憩
【次の発言】 ただいまの資料の御要求、よろしゅうございますね。
○小谷守君 大橋委員の御質問に関連して科学技術庁にお尋ねをしますが、官房長に伺いますが、きょう配付された四十四年度の科学技術庁決算の概要の文書を拝見しますと、翌年度繰り越し額は五億七千八百余万円、また二千九百余万円の不用額を出しておる。先ほど来の大橋委員の御質問を承っておりますと、国会の附帯決議もありました理化学研究所の振興について、予算上の制約もあり云々というふうな振興局長のお答えでありましたが、わずか二十万やそこらの金額で、これだけ多年にわたる紛争を傍観しておるというふうなことは、私は許しがたい怠慢であると。これだけの不用額を出しておるじゃありませんか。五億をこす繰り越しを出しておるじゃあ……
○小谷守君 防衛庁関係につきまして二つばかりの質問をいたしたいと思います。 いま国民が防衛庁に対して抱いております心配は、一つは、過般来大きく問題になっておりますシビリアンコントロールがまっとうにいっておるかどうか、いま一つは、兵器の国産化がどんどん進んでおる、こういう中で産軍複合、自衛隊と防衛産業との癒着はないか、なれ合いはないか、大きく私はこの二つの点がいま国民の心配の点だと思うのであります。そこで私は、防衛庁と防衛産業との癒着の心配はないか、こういう点をきょうは主題にして二つばかりの点をお伺いしたいと思います。 長官も御記憶にありますように、私はこの委員会におきまして十二月十七日に一……
○理事(小谷守君) 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 他に御発言もないようでありますから、文部省の決算につきましてはこの程度にいたします。
これにて散会いたします。
午後四時三十二分散会
○理事(小谷守君) ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
○理事(小谷守君) 速記をとめて。
【次の発言】 速記起こして。
【次の発言】 本会議の休憩後直ちに委員会を再開することといたしまして、休憩いたします。
午後零時四十四分休憩
【次の発言】 委員会を再開いたします。
昭和四十四年度決算外二件を議題とし、休憩前に引き続き質疑を続行いたします。
質疑のある方は順次御発言を願います。
○理事(小谷守君) 昭和四十四年度決算外二件を議題とし、前回に引き続き締めくくり総括質疑を行ないます。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
○小谷守君 四十四年度の決算を点検したわけでありますが、まず第一に総理に申し上げたいことは、この決算を点検をしました会計検査院の報告意見にも出ておりますように、数多くの不当事項、不法事項が指摘をされております。私は、これは一ことばで言って、綱紀の乱れであると申し上げても言い過ぎでないと思います。佐藤内閣は七年七カ月の長期政権を誇っておられるのでありますが、考えてみますと、三十九年十一月九日第一次佐藤内閣の発足以来今日までの閣僚の延べ人数は百四十九人と承るのであります。私は、いま各省にあらわれておる綱紀の乱れというものは、よく考えてみますというと、総理の旗本であるところの閣僚の中に、その心がまえ……
○小谷守君 関連して。 先刻来、和田委員の御質問を拝聴しているわけでございますが、私は政令都市所在地にありますいわゆる市警本部なるもの、これはことばが適切でないかもわかりませんが、今日では形骸化しておる、こう申し上げても言い過ぎでないように思うのです。元来これは五大都市におきます自治警を廃止をして県警察に統合します際、たしか二十九年から三十年ころにかけてだと思いますが、その際に、特に五大市の自治体警察を存置しなければならぬというたいへんな運動が起こりました。その際の一つの経過措置として、これが市警本部というふうな非常に折衷的な、不徹底な形で残ったものだと、こう記憶をしておりますが、その後十五……
○小谷守君 消防法の改正に関連して若干の質問をいたしたいと思います。 先般、消防白書が出されたわけでありますが、これを拝見しておりますと、消防の業務、消防の行政のむずかしさというものを痛感いたします。当局もたいへん御苦労のことと思います。これを拝見しまして、やはりいまの日本の消防の弱点は、第一には高層建築、地下街、空港の消防、第二には科学消防、第三には地方消防の問題だと思います。また、それらをひっくるめて消防財政の貧弱な点が特に目につくものがあります。 そこで、まず第一に伺いたいことは、私がいまあげましたそれらの弱点と目される点につきまして、消防庁ではどういう構想をお持ちになっておるのか、……
○小谷守君 四十七年度の地方財政は、特にきびしい情勢を迎えたようでありますが、これに備えて、自治大臣はずいぶん苦労されたようであります。自治大臣の御苦労に対しては、私ども野党といえども深い敬意を表しておるわけであります。しかし、でき上がりました財政計画等を拝見いたしますると、やはりこれは急場しのぎのこう薬ばりではないかという感じが深いわけであります。四十七年度の地方財政対策八千億のうち、国の一般会計から補てんを受けますものは、臨時地方特例交付金千五十億、沖繩特別交付金の三百六十五億、小学校校舎整備補助率等の引き上げによる地方負担の軽減額約百億等でありまして、その他の地方債の増額四千九百億、交付……
○小谷守君 五月十三日の千日デパートの大火災、たいへん遺憾なことでありましたが、この事実関係については報道されておるとおりだと思います。特にいま自治大臣から詳細御報告を承ったわけですが、渡海自治大臣はさっそく現地のほうにお出向きになったようでありますが、私も昨日あの無惨な現状を視察してまいりました。また、大阪市の消防当局、大阪府警の当局等からも詳細説明を聴取してまいりました。そこでこの不幸なできごとに対して御一緒にこれをひとつ点検して、将来に備えなければならぬと思いますが、いま大臣の御説明の中で、最後に結びとして仰せになりました、教訓三つというふうに集約しておられますが、避難誘導の周知徹底と訓……
○小谷守君 地方公務員災害補償法の改正案につきまして、二、三の御質問を申し上げたいと存じます。 先般この改正案の趣旨につきましては、大臣から懇切な御説明があったわけでございますが、第一に、この遺族補償年金というものを一つとらえて考えてみましても、今日のような物価の高騰の続く情勢におきましては、やはり物価にスライドさせるというシステムを取り入れる必要があったのではなかろうか。自動スライド制の例としましては、民間におきまして労働災害補償保険法等におきましてもこれを取り入れておるわけであります。なぜこれを取り上げにならなかったのであろうか、特に六十三国会、四十五年五月三十一日のようでありますけれど……
○小谷守君 この法律案の提案理由によりますると、「昭和四十五年三月三十一日以前に給付事由が生じた退職年金等の額を昭和四十七年十月分以降一〇・一%増額するとともに、年金改定の方法につきましてもその簡素化をはかることとする」、こういう御趣旨のようでありますが、そこで、まず伺いたいのは、この一〇・一%の増額ということでありますが、その根拠を御説明願いたいと思います。
加えて、改定の方法の簡素化ということでありますが、どのように簡素化をされたのか、そういう点についてまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 一〇・一%の問題につきましては、あとでスライド制の問題と関連して、重ねてまた意見を申し上げ……
○小谷守君 大平外務大臣は、御就任以来、長年の懸案であります日中国交回復のために御尽瘁になっておるようであります。敬意を表したいと思います。 私は、この際、外務大臣に対して、まず在外公館のあり方について御所見を尋ねてみたいと思います。 田中新内閣が発足をされまして間もない七月十四日、アメリカ駐在大使であります牛場さんが、アメリカにおきまして記者会見の席上奇妙な発言をいたしております。その内容はゆゆしいものであると私は考えます。牛場大使の発言の内容は、中国が日中国交正常化の前提としている復交三原則は外交的には認められない、こういう内容のものであると新聞は伝えております。田中新内閣は、御承知の……
○小谷守君 大臣にお伺いいたします。 外務大臣のたいへんな御苦労によって日中国交回復が実現をしたと、昨年秋、国交の正常化が実現をしてもう半年の時間が経過いたしました。先般は、それぞれ大使が着任し、あるいは赴任いたしました。これから日中関係は新しい段階を迎えるわけでありますが、それについて、この半年間の日中関係、これをやはり振り返ってみる必要があるのではなかろうか。率直に申し上げて、この半年間たいへんもどかしい半年であった。渋滞といいますか、停滞を続けておったのではないかという気持ちが今日国民の中には多いと思います。外務大臣は、昨年の九月以降今日まで半年間のこの推移というものについて、どういう……
○小谷守君 まず、最近におきまするココアの国際的な需給状況について御説明を願いたいと思います。また、国内での需給、流通の状況についても、概略の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この協定は、説明書によりますというと、開発途上にある生産国の経済発展に協力をすることと、また、消費国としてのわが国の立場を十分反映させること、こういうふうにあるわけでありますが、私ども率直に、何か実際には商社等の輸入業者の利益擁護におもなねらいがあるのではなかろうか、これはかんぐりかもわかりませんけれども、そういう気持ちがしてなりません。
そこで伺いたいのは、この協定によって守られる国益というものは一体どうい……
○小谷守君 ILO条約に対する政府の基本姿勢について労働大臣にお伺いしたいと思います。
ILO憲章によりますと、加盟国は、労働条件を公表することによって人権を擁護するということを守る義務を負うものである、こういうことに相なっておりますが、日本は今日主要産業国の一員として加盟が認められ、文字どおりILOのリーディングメンバーの地位にあるわけでありますが、労働大臣はどのような基本態度を持っておられますか。この機会にお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 ILO関係の条約の批准がたいへん渋滞しているように思うのでありますが、実情はいかがでございますか。今日、ILO加盟国は百二十三カ国であって、そ……
○小谷守君 防衛庁関係の決算について、若干の御質問を申し上げたいと思います。 まず、防衛費の動向についてでありますが、装備品の調達方式が、二次防、三次防、四次防というふうに、長期防衛整備計画の進展の中で、輸入援助による方式から国産ライセンス生産による方式へと転換をしつつあるわけであります。装備品の国内調達が、装備品全体の中に占める割合は、私どもの調査によりますると、昭和二十五年から三十七年度に至る期間、すなわち、防衛庁設置前夜と、一次防の時代、十三カ年度分の平均で五三・一%であったように思うのであります。二次防の期間に入りますというと八〇%台になり、三次防になりますというと九〇%台に達しまし……
○理事(小谷守君) 農林省に申し上げます。 ただいまの塚田委員の御要求の資料は当委員会として要求いたしますから御提出願いたいと思います。 他に御発言もないようですから、農林省とそれに関係する農林漁業金融公庫の決算につきましてはこの程度といたします。本日はこれにて散会いたします。 午後五時六分散会
○小谷守君 まず法務省関係の決算についてお尋ねをいたしたいと思います。
法務省の御所管であります司法書士の問題についてお伺いをしたいと思いますが、まず今日、司法書士という方々は全国でどのぐらいおられるのか、どのような仕事をしておられるのか、こういう点を簡潔に御説明を願いたい。
【次の発言】 人数は、いま千三、四百名とおっしゃいましたが、ゼロが一つ足りぬのじゃないですか。
【次の発言】 司法書士の任務は司法書士法の一条にきめてあると、こういうことでありますが、いずれにいたしましても、今日国民の大切な権利義務にかかわりを持つ大切な任務だと思います。そこで、この司法書士の皆さんの資格を付与するのに……
○小谷守君 きょうは、四十六年度の労働省決算のうち、雇用促進事業団関係の雇用促進融資について少しお尋ねをしたいと思います。 雇用促進事業団の融資事業につきましては、事業団の融資計画と実績がたいへんにかけ離れておる。四十四年、四十五年度は大体計画に近い実績をあげておりますが、四十六年度は、計画百九十七億に対して実績が百六十六億、約三十億円のズレが出ておる。四十七年度は、二百三十三億円の計画に対して実績は百億円でありますから、これは計画に対しては半分以下、百十三億円のズレを出しておる。このように計画と実績が大きくかけ離れてきたが、その原因は何であるか。ことに、四十七年度が計画額の五〇%以下という……
○小谷守君 運輸省関係の決算のうち、きょうは航空行政についてお尋ねをしたいと思います。
日本の国策会社であります日本航空が相次ぐ事故の頻発によりまして、一番大切な安全性について内外の信用を大きく失墜してまいりましたことは遺憾のきわみであります。大臣はかかる事態にかんがみ、日本航空に対して業務の改善の勧告をされたやに承ります。しかも二月末までにこの回答を求められておると、このように承知をいたしておりますが、日本航空の事故頻発の事態に対するこの際改善命令その他を含めて大臣のお考えをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 日航の事故続発の背景でありますが、これは一言で申し上げて経営の急速な拡大……
○理事(小谷守君) 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
○小谷守君 関連。 村田委員さんの御質問に関連するわけでありますが、官房長のことばじりをとらえるわけではありませんが、村田委員さんから、河川局のやったようなこういう所管の外郭団体からわけのわからぬあいまいな金を集めて、それを適当に使っておるというふうなことはほかの局にはないかというお尋ねがあり、あなたは、ことばじりをとらえるわけではないけれども、聞いておりませんと言う。人をなめたような答弁をしてはいかぬ。こういうことは、これだけの問題が起こったら、当然類推できることです。われわれも承知しておる。道路局にどういうことがあるかということを大体知っておる。こういうことについてはいち早く調査をあなた……
○理事(小谷守君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四月六日、喜屋武眞榮君が委員を辞任され、その補欠として野末和彦君が、四月十日、吉田忠三郎君が委員を辞任され、その補欠として鶴園哲夫君が、また本日、鶴園哲夫君が委員を辞任され、その補欠として佐々木静子君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、昭和四十五年度決算外二件を議題といたします。
本日は建設省及び住宅金融公庫の決算につきまして審査を行ないます。
この際、おはかりいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれも口頭報告を省略し……
○小谷守君 きょうは過疎問題について少しお尋ねをしてみたいと思います。 先般の飛び石連休、これで動いたレジャー人口は二千万ともいわれ、三千万ともいわれております。民族移動のような状況だったと伝えられております。そこで、この連休が終わったあとで、一体どういう状況が起きておるか。おそらくこの二千万といわれ、三千万といわれる皆さんは、砂漠のような都会から美しい自然を求めていなかのほうへ出向かれた方々だろうと思います。いわば過密地帯から過疎地帯に向かっての逆流現象だったと思うのであります。そこでこの逆流を受けた側の過疎地帯ではたいへんな迷惑が起こっておる。それは何かと申しますと、これはもうたいへんな……
○小谷守君 きょうは私学の問題を中心に御質問をいたしたいと思います。
昭和四十五年から今日までに、私立医科、歯科大学の認可は二十一校になっておるようでありますが、この私立医科、歯科大学の認可をめぐってかなりの問題があります。また、今日運営しておる姿を見ますというと非常に心配な点があります。こういう点についてきょうは文部省の御見解を確かめたいと思います。
まず、この二十一校に共通して言えることは、法外な入学納付金を徴収しておるという点であります。これは文部省はお認めになっておるのでありますかどうは、この点をまずお伺いいたします。
【次の発言】 そんな行ないすましたような答弁ではまずいんじゃな……
○小谷守君 郵政省関係の決算について若干のお尋ねをいたします。
四十五年度の会計検査院が発表しております決算報告書を拝見しますというと、相も変わらず数多くの不正不当の事項が指摘されておる。この中で特に看過いたしがたい点は、長野県上田郵便局の出納官吏による横領問題であります。出納官吏と申しますと、これは中堅幹部であり、これは一千万にものぼる着服をした。このことは特に重大だと思いますが、郵政省としてはどう対処されたのか、またそのてんまつはどういうことであったのか、こういう点をまず伺いたいと思います。
【次の発言】 先ほども申し上げたように、これは中堅幹部による不祥事件であります。特に仄聞いたしま……
○理事(小谷守君) 総括質疑は一応この程度にとどめ、次に昭和四十六年度一般会計国庫債務負担行為総調書、昭和四十六年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)外三件、昭和四七十年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その一)ほか二件、以上八件を便宜一括議題といたします。
それでは、まずこれらの概要説明を聴取いたします。愛知大蔵大臣。
【次の発言】 以上をもちまして、国庫債務負担行為及び予備費関係計八件に対する概要説明聴取を終わります。
それではこれより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
○小谷守君 大蔵大臣、予備費について御質問をいたしますが、御質問を申し上げる前に私は一つ要望を申し上げておきたいと思うのです。 予備費は、申し上げるまでもなく憲法に基づく事後承諾議案でありまして、予算原則の例外をなすものでありますから、国会における予備費の審議は特に慎重でなくてはならぬと思いますが、それにつきまして十分な資料を御提供願わなければならぬと思うのであります。財政法三十五条二項によりますると、「各省各庁の長は、予備費の使用を必要と認めるときは、理由、金額及び積算の基礎を明らかにした調書を作製し、これを大蔵大臣に送付しなければならない。」、こういう作業があるわけでありますが、私がお願……
○理事(小谷守君) 委員の異動について御報告いたします。
ただいま河口陽一君、佐田一郎君、佐藤一郎君及び小林国司君が委員を辞任され、その補欠として山内一郎君、黒住忠行君、斎藤十朗君及び嶋崎均君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 私は、日本社会党を代表して、昭和四十五年度決算外二件について、これを是認しないことを表明し、内閣に対する警告案に賛成するものであります。
是認しない理由を一言で申しますと、すでに、会計検査院の検査報告にも指摘されておりますように、相変わらず、血税のむだづかいや、国損とみられる事項、さらには、公務員の不当・不法行為等があとを絶たず、しかもそれが氷山の一角にすぎな……
○小谷守君 大蔵大臣、御苦労さまです。きょうから四十六年度の決算の審査に入るわけでありますが、まず、四十六年度というこの会計年度、これは多事な年であったと思います。日本の財政、経済にとって多難な年であったと思います。そこで、この会計年度を振り返って大蔵大臣はどういう反省をお持ちになっておるか、これを伺いたいんです。 御承知のように、この年の八月十五日にはニクソンの新経済政策、俗に申しますドルショック、これによって大蔵当局もたいへんなろうばいぶりであったと思います。これに対する対応が正しかったのかどうか。その後引き続いてこれの対応策として、多額の公債の導入、公共事業の膨張、こういうことをおやり……
○小谷守君 最近の労働事情は、若年労働者についてはたいへんな人手不足である。ところが、高齢者については就職が非常に困難である。労働省の資料によりますと、五十五歳以上の者については、求人一人に対して求職者は四人であるというふうに伝えられております。しかも、今後いわゆる高齢化社会の到来ということがいわれておるわけでありますが、高齢者の就職はますます困難になるであろうと思います。このような高齢者をめぐる雇用の状況から見ると、五十五歳を中心とする定年制は、高年齢者の職業と生活の安定にとって非常に大きな障害となっているものと考えられるわけでありますが、そこで、まず私は、定年制の現状、定年退職者の退職後の……
○小谷守君 大臣、御就任おめでとうございました。
郵政省関係の決算を点検させていただいたわけでありますが、いまから、二、三の点について御質問いたしたいと思います。
ことしは国民のひんしゅく、怒りを買うような汚職が続発をいたしました。建設省河川局を中心にする汚職、通産省エネルギー庁の汚職、科学技術庁、郵政省では近畿郵政局に大きな汚職が発生しました。まず、この近畿郵政局建築部に起きた不祥事件についてそのてんまつを監察官から伺いたいと思います。
【次の発言】 みっともないということではすまされぬ、みっともいいとか、みっとも悪いとかいうことではない。最近の、先ほどあげました建設省、あるいは科学技術……
○小谷守君 自治大臣、御苦労さんです。
自治省は四十六年にコミュニティー構想というものを打ち出されたわけでありますが、自来四十六年、四十七年、四十八年、これを実施に移されたわけでありますが、このコミュニティー構想というものはどういうものであって、そしてこの三年間どういう実行をされたのか、そういう点をまず概要をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私はこのコミュニティーの構想というのは、従来の役所仕事でない非常に自治省としては斬新な御構想だった、そういうふうに評価しておりますが、そこで全国で八十三カ所のモデルを設定をしたということでございますが、この八十三カ所をそれぞれこれは教科書のない、お……
○小谷守君 通産大臣、御苦労さまです。 最近の通産行政は、石油だとか商社だとかメーカーだとか、そういう方面にばかり何か焦点が当たっておるようでありますが、私は大切な中小企業対策が何かものの陰に隠れておるような気がしてなりません。きょうは中小企業対策についてどういう御苦労になっておるか、こういう点をお尋ねをしてみたいと思います。 まず、昨年の十月以来の石油危機、狂乱物価の中で、そのしわ寄せをもろにかぶっておる者は第一に消費者、あるいは年金受給者、そして中小企業者であろうと思います。中小企業の倒産は四十九年に入りましてからその数をたいへん増しておるように伺うのでありますが、中小企業の倒産の状況……
○理事(小谷守君) 速記を起こして。
【次の発言】 この際、委員の異動について御報告いたします。
ただいま栗林卓司君が委員を辞任され、その補欠として中村利次君が選任されました。
○理事(小谷守君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四月十五日、中村利次君が委員を辞任され、その補欠として栗林卓司君が、また、去る十七日、山田勇君が委員を辞任され、その補欠として野末和彦君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、参考人の出席要求に関する件についておはかりいたします。
昭和四十六年度決算外二件の審査中、ユネスコの第十八回総会に向けての科学者の地位に関する勧告について、本日、日本学術会議副会長野村平爾君の出席を求め、その意見を聴取することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○小谷守君 私は、日本社会党を代表して、昭和四十六年度決算外二件に対し、是認することができないことを表明し、警告案に対しては、賛成をいたします。ここに、そのおもな理由につきまして、若干申し述べます。 第一に、財政経済の運営についてであります。 昭和四十六年度財政は、内外経済情勢の激変の中で運営されたのでありますが、政府は、幾多の重大な誤りをおかしております。 その一つは、いわゆるドルショックを予測し得ず、そのため、必要以上に大きく国際通貨不安に巻き込まれ、変動相場制から為替レートの変更という事態が生じたのであります。 加えて、ドルショックの時点で、欧州各国は外国為替市場を閉鎖したのであ……
○小谷守君 矢山先生の御質問に関連して大臣に伺っておきたいと思うのですが、石油問題からちょっと逆戻りします。 いまの措置費の問題です。本年九月十四日の決算委員会で、私、あなたにこういう実例を申し上げて御答弁を願ったわけであります。それは、養護老人ホームの食費、これが当時二百八円だったでしょう。三食で二百八円。警察の留置場の留置人、これが二百二十七円、俗に豚箱というこの警察留置人が二百二十七円で、養護老人ホームのお年寄りの一日三度の食費が二百八円。そういうことでよろしいかという御質問を申し上げた。あなたはこの数字も御存じなかったようでありまして、これはたいへんなことだから年度内にぜひ是正をいた……
○小谷守君 去る一月十七日、十八日の二日にわたって、神奈川県と愛知県の両県に視察に参りました。小平理事、川野辺委員、中沢委員、沓脱委員及び私、小谷が参加いたしました。 以下視察の概要を申し上げます。 昨年六月に本委員会で心身障害児・者対策の推進に関する決議がなされましたが、そのあとを追跡する意味を含めて、特に特徴があると思われる新しい施設の中から、神奈川県総合リハビリセンターと愛知県心身障害者コロニーを選びました。 神奈川県総合リハビリセンターは、心身障害児・者の社会復帰を促進することを主軸とする全国で初めての総合施設であり、公立民営の運営形態をとっております。 愛知県心身障害者コロニ……
○小谷守君 労働大臣は、さきの本委員会におきまして、就任の所信表明の中で、勤労者の福祉対策の一環として勤労者の財産形成制度を拡充強化すると、こういうふうに言明されたわけであります。しかし、財形制度は発足してすでに二年を経過しておりますが、現行制度は百万円までの貯蓄に対する元本から生ずる利子、収益の分配に所得税を課さない程度のきわめて貧弱なものでございます。今後一体どのように制度を拡充する御方針でありますか。大臣の所信表明の中に、四十九年度において財形貯蓄について利子等の非課税限度額の引き上げ、住宅取得を目的とする貯蓄に対する税額控除の引き上げ、事業主の拠出する財形基金制度の設置など制度の大幅な……
○小谷守君 ことしの春闘は狂乱物価の中で労働者の暮しを守るためにかつてない激しい盛り上がりを見せたと思います。
そこで、まず労政局に、この一応山をこしたと思われる春闘の状況についてお知らせを願いたいと思います。
【次の発言】 春闘の結果、いま労政局長の御発表のありましたように、大幅な賃上げの獲得あるいは公務員のスト権問題の多少の前進、あるいはまた年金受給者等の弱者救済について一定の成果があげられた、こういうふうに思いますが、ところが春闘の後遺症と申しましょうか、こういうものが若干残っておると思われます。
その一つは、政府がタブー視されております所得政策の導入をちらつかせておるという点が一つ……
○小谷守君 北方問題について御質問をいたしますが、小坂長官は先月北方のご調査においでになったということであります。私どもも追っかけて現地の調査に参りました。現地の皆さんの声を聞きます際に、政府の施策に対する不満とかいら立ち、こういうものがかなり強いように思いました。いら立ちというよりも、もう今日怒りに発展しておる。これは、政府がこれをなおざりにしておるということ、あるいは与党、野党も含めて、これに取り組むところの姿勢が不満であるという、こういう怒りであります。 そこで、きょうはおもなことをお伺いしたいのでありますが、まず外務省に、領土交渉はその後どうなっておるのか。昨年の十月、田中総理が訪ソ……
○小谷守君 大蔵大臣から四十七年度決算の概要の御説明をいただいたわけでありますが、四十七年度という会計年度は、考えてみますと、今日国民を悩ましておる悪性インフレ、物価高、病気にたとえますとこういう重症に至ったきざしがもう四十七年度中に起きておる、今日の国民の不幸の種は多く四十七年度中にまかれておったのではないか、こういう気持ちがしてなりません。大平大蔵大臣は、当時は所管の大臣ではなかったわけでありまして、四十七年度の前半は水田さん、後半は愛知さん、こういう御担当であったと記憶いたしますが、役目柄大平大蔵大臣にお伺いする以外はありませんが、四十七年度の財政運用を振り返って、どのような御反省をお持……
○理事(小谷守君) 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 ただいまの資料要求よろしゅうございますか。
【次の発言】 ただいま渡辺武君の御要求の資料の件につきましては、後刻理事会でおはかりいたしたいと思います。
【次の発言】 渡辺君に申し上げます。
時間がかなり超過しておりますから、その点をお含みを願います。
【次の発言】 速記をとめて。
○理事(小谷守君) 速記を起こして。 それでは、これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言を願います。
○小谷守君 大臣、御苦労さんです。私立学校振興方策懇談会から文部大臣あてに報告書が出されたのでありまして、これを拝読したわけでありますが、きょうはこの報告書を中心に二、三の御質問をいたしたいと思います。 それに先立って私は先般院の派遣をちょうだいして各党の同僚の皆さんと御一緒に三週間ばかりヨーロッパを回ってまいりましたが、そこで特に初等教育の現場に何カ国か参りました。関係者からもいろいろ説明を伺ったわけでありますが、各国とも教育についてはたいへんな力の入れようである。わが国も同様でありますが、たいへんな力こぶの入れようである。特にこの義務教育の年限の延長の問題とりわけ幼児教育の問題、さらには……
○小谷守君 サリドマイド訴訟が去る十三日和解の合意に達したわけでありますが、大臣はじめ関係者の御苦労を多とするものであります。しかし真の解決は、現在中学に在学している被害児の今後における進学問題、卒業後の社会生活をどうやっていくか、これからの対策にかかっていると思います。その対策の具体化はこれからいろいろ詰めていくわけでありますが、これはあとの機会に譲ることにして、ただ何にも増して大事なことは、このような薬禍薬害が再び生じないための対策であります。それについてきょうは薬事行政の姿勢についてお尋ねをしてみたいと思うんです。 サリドマイド児の発生に関して薬事行政の責任が問題になった昭和四十三年五……
○小谷守君 防衛庁に伺います。
航空機の喪失状況でありますが、国有財産の統計は四十五年度末に八機、四十六年度末に十一機、四十七年度末に七機を計上しておる。一方、防衛庁資料によりますと、大事故統計ということで、四十五年度十二機、四十六年度十一機、四十七年度七機と記録されておる。両者の間に数の相違があるように思いますが、この点はどういうことでありますか。
【次の発言】 こういうばらばらの発表のしかたでは国民が非常に奇異に思うと思います。国有財産管理の大蔵省側と十分連絡をとって発表されるように願いたいと思うのでありますが、それにしてもたいへんな国損を招いておるわけであります。四十五年度八億、漸減は……
○理事(小谷守君) 建設省当局に伺います。
ただいま上田君御要求の資料については、提出の用意ありますか。
【次の発言】 上田君にお答えいたします。
ただいま七名の証人喚問の御要求がありました。本件については、後刻理事会を開いて協議いたします。
速記をとめて。
○理事(小谷守君) 近藤君に申し上げます。
近藤君の御要求につきましては後刻理事会において協議いたします。さよう御了承願います。
速記をとてめ。
【次の発言】 速記を起こして。
○理事(小谷守君) 工藤君に申し上げます。ただいま御要求の証人に関しましては、後刻、理事会において協議いたします。さよう御了承願います。
【次の発言】 工藤君に申し上げます。割り当ての時間が経過いたしました。簡潔にお願いします。
【次の発言】 それでは午後一時より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後零時四分休憩
【次の発言】 大蔵大臣、たいへん御苦労さんです。十月二十五日の本委員会で、守秘義務と国政調査権との関係については政治的な打開をはかろう、国政調査権を尊重するという立場で政治的な打開をはかろう、そのために苦吟ということばをお使いになりましたですね。苦吟をしておるんだと、こう……
○理事(小谷守君) 渡辺君に申し上げます。割り当て時間が超過いたしておりますので、簡潔にお願いします。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
○小谷守君 三木総理は御就任以来、国民の政治に対する信頼を回復することが最も緊要なことであると、このように力説をされてまいりました。私どももしごく同感でございます。
そこで、そのために避けて通れない問題が、前総理田中さんにまつわるいわゆる金脈問題の処理、究明の点であろうと思います。総理も、この問題は臨時国会において徹底的に解明すべきであるということをしばしば言明されてまいりました。今日その御心境に変化はないと思いますが、いかがでございますか。
【次の発言】 私どもは、この問題が起こりましてから、本院におきましても、決算委員会あるいは大蔵委員会、法務委員会等におきまして、この問題の究明につとめ……
○理事(小谷守君) 渡辺参考人に申し上げます。
本日はお忙しい中を本委員会に御出席くださいまして、ありがとうございました。退席していただいてけっこうです。
【次の発言】 それでは、午後一時三十分より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後零時三十九分休憩
【次の発言】 松岡君に申し上げます。時間が……
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 市川先生の御質問に対する自治大臣の御答弁、一問一答を拝聴しておったわけでありますが、大臣、ずいぶん乱暴な内容の御答弁があったように承りました。国民はばかなんだ、国民が悪いんだと、聞きようによっては主権者に対す……
○理事(小谷守君) 院長に申し上げます。 重要なことですから、局長の答弁でなしに、重要な節については会計検査院長なり事務総長からお答えがあってしかるべきじゃないかと思いますが、いかがですか。
○小谷守君 いま国民のひんしゅくの焦点になっておる高級官僚の天下り問題、これについて概括的な意見をまず申し上げてみたいと思いますが、天下りの態様としては二通りあると思うんですが、いま副長官が言われました公団、公庫、特殊法人に向けての天下り、それから営利企業に向けての天下り、二つあると思いますが、特にひんしゅくにたえない点は、営利企業に対する天下りであります。国家公務員法百三条には、一応の規制をしておりますけれども、これは現状すべてしり抜けではないか、こう思われてなりません。 建設省関係は監督下にある土建業界にどんどん天下って行く。大蔵省は金融関係、通産は鉱工業関係、防衛庁関係では制服がどんど……
○小谷守君 磯辺次長、久保委員さんの御質問に関連して申し上げますが、一月の中間報告の際に、あなたは田中さん個人に対する面接についてはいまあなたがおっしゃったとおりの御発言があった。田中邸に対してあすこに入って調査をするかどうかという委員の追及に対しては、当然そうなると思います。あなたはこういうふうにお答えになった。速記録ありますよ。いまあなたは大変変わった、二、三カ月の間に変わった見解をお述べになった。どういうことでありますか。
【次の発言】 法務大臣、佐々木委員さんの御質問に関連して伺いますが、あなたは胸を張って改憲論者だということをおっしゃっておる、強い信念をお持ちのようであります。
そ……
○理事(小谷守君) 質問者、よろしゅうございますか。
○理事(小谷守君) 厚生大臣一時退席していただいて結構です。
【次の発言】 先ほどの二宮君御要求の資料は御提出願えますね。
○小谷守君 昭和四十七年度の決算を審査した一応の締めくくりとして、三木総理に若干の御質問を申し上げたいと思います。 その第一は、いわゆる田中金脈問題についてであります。この問題につきましては、本委員会におきましても、昨年の十月以来真正面からこれに取り組み、国民の疑惑の焦点となった本問題の解明のために、委員長以下三十名の委員が全力を挙げてまいりました。そして本委員会の集中審議のさなかに、突如として田中総理は退陣を表明されたのであります。そして三木総理、あなたが登場されることに相なったのでありますが、田中金脈問題がクローズアップされるや、当時閣外におられましたあなたは、あたかもわれわれを鼓舞激励……
○小谷守君 宅地開発公団法案について質問をするわけでありますが、この機会に住宅政策の基本について少しお伺いをしておきたいと思います。 わが国は、現在国民の住宅供給に政府なり公共機関がどこまで責任を持ち、保障していくかということが明確でないと思うのであります。これまでは工場の建設や、あるいは道路、港湾等の産業基盤整備に国家資金を大幅に導入して、住宅に対する投資は軽視されてまいったことは覆うべくもないと思うのであります。このような考え方から、都市に集中した人たちの住宅難、これはもう自力建設による解決に任される状況を生んできた。こうした政策が個人の住宅格差を広げ、社会的不公正はいま極限に達しておる……
○小谷守君 関連。 矢田部委員の御質問に関連をしてお尋ねをするわけでありますが、法務大臣、あなたは五月七日の決算委員会において、欠陥憲法ということで具体的にいろいろと条項を挙げて長々と憲法改正論をおくめんもなく展開された。前代未聞のことです。それをきょうは何か手のひらを返すような御発言でありますが、もしこの発言を翻すならば、場違いではありませんか。決算委員会で御訂正を願わなければならぬ。場違いですよ。そうして決算委員会においては、私もそのメンバーである、佐々木さんも橋本さんもそのメンバーでありますが、何回も訂正される意思はありませんか、そういうことについて反省の御意思はありませんかということ……
○小谷守君 室井証人、御苦労さんです。
最初に伺いたいのは、いま川重は防衛庁からどのぐらいな量の注文をお受けになっておるか、ここ五年ばかりのデータでよろしいが、概要を御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 川崎重工は防衛庁からの対潜哨戒機技術調査研究委託契約を四十五年七月九日に締結されたわけでありますが、川重側の契約当事者は代表取締役中南通夫さん、航空機営業本部長三沢義雄さんと、こういうことに相なっておりますが、証人との間の契約締結時における職務上の関係はいかがでありましたか。
【次の発言】 防衛庁は四十三年ごろから、あるいはそれ以前から、PXLの国産化の方針を固めておった、こういうふう……
○小谷守君 まず副総理にお伺いしたいと思います。ロッキード事件にまつわる今日の政局に対する副総理の御認識なり展望についてお考えをまず承りたいと思います。
【次の発言】 今後の政治日程なり政局の展望については、どういうお考えでございますか。
【次の発言】 今日当面の政治日程なり政局の展望について、三木総理はきのうの長崎談話で重ねてお考えを表明されたわけであります。また福田副総理、大平蔵相ないしは稻葉法相、衆参の議長もいろいろとお述べになっておるようであります。副総理は、三木総理と、今日の政局の認識ないしは政局の展望についてお考えの食い違う点はございませんか。
○小谷守君 四十八年度の決算について概括的にお伺いをしたいと思います。失業者はもはや百万を超え、三月末には百三十万と伝えられておる。中小企業関係の倒産は月千件を超しておる。非常に深刻な経済情勢であります。もはや単なる労働政策、雇用政策では手がつけられないのではなかろうか。不況の中の物価高、この深刻なスタグフレーションに対してどう対処されるのか。政府は過去の財政経済政策について謙虚にやはり反省をして、その反省を生かして政策運営のかじ取りに当たっていただきたいものだと、このように思います。 そこで、大蔵大臣にお伺いしますことは、四十八年の財政運営、この会計年度は大変な年だったと思うのです。予算の……
○理事(小谷守君) 加藤君に申し上げます。加藤君の御要望につきましては、後刻理事会において検討いたします。
○小谷守君 関連。 会計検査院の御答弁、重大だと思うのです。調査したけれどもなかったなんということ、重大なことです。こういう事実がなかったなんということを言い切ってよろしいかどうか。いまも案納議員が申し上げましたように、忘れもいたしません、四十七年の九月十九日には、本院の内閣委員会でわが党の上田議員が、L一〇一一機の購入問題については疑惑がある、不正があるということで激しく追及したことは御承知のとおりです。こういう問題について、事もなげな答弁でありますが、私は言葉じりをとらえるわけではありませんけれども、もしこれが軍用機の購入その他について、伝えられるようなことがあったとするならば、これは重……
○小谷守君 関連して。 小山委員の御質問にも関連するわけでありますが、この重大な問題に対する大臣の御見解、私は大変あいまいに過ぎるのではないか、こういう感じがいたします。そこで、むしろこれは警察庁当局に伺いたいのでありますが、報道されるような状況というものはまさしく刑事訴訟法にいうところの、法律語で申します犯罪の捜査の端緒と見られるもの、そういうものが幾つか歴然としておるのではないか。まだこれをながめながらちゅうちょしておるという姿はどうしても国民は納得できないと思います。刑事訴訟法上、犯罪の端緒とされるものに、電話の通報もあれば投書もあるとさえ言われておるのに、これだけの事実を目の前にして……
○小谷守君 防衛庁の決算を点検するわけでありますが、ロッキード問題は各党が合意して特設される特別委員会で集中的な論議、究明が行われると思いますので、私は決算の立場から、決算に関連する問題だけを取り上げてお伺いをしてみたいと思います。 まず、問題になっております、疑惑の焦点になっておりますPXLの開発費の問題でありますが、防衛庁はいま持っておる対潜機の後継機として固定翼対潜機を開発するための予算を昭和四十五年度から三カ年度にわたって計上しておる。その予算科目、予算額、支出済み額、技術調査研究の委託先、委託目的など、予算執行の状況について御説明を願いたいと思います。
○理事(小谷守君) 速記をとめて。
【次の発言】 速記起こして。
○小谷守君 第一次都市公園等整備五カ年計画が実施されて四年を経過したわけでありますが、満足すべき実績が得られたかどうか。また、この四年間の実績の反省の上に立って第二次五カ年計画をお示しになったと思うのでありますが、問題点はどこにあるか、どのように反省をしておいでになるか、こういう点をまずお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 この第一次五カ年計画はいろいろと建設省の御苦労があったと思うのでありますけれども、しかし、事業の実施状況は満足すべき状況ではないと思います。そこで、第一次の実施状況から見て第二次五カ年計画を推定いたしますというと、安易な実施体制で臨むならばとうてい計画達成は困難であろ……
○小谷守君 まず、大臣にお伺いしたいと思いますが、建設大臣は先般、公営住宅や公団住宅の建設が地方自治体の財政難の影響等もあって計画どおりなかなか進捗しない、こういう認識から、これらの住宅建設に伴って地方自治体の負担を余儀なくする関連公共施設の整備費に大幅な補助ができるような新しい制度を検討するよう事務当局に指示された、こういうことを仄聞いたしましたが、建設大臣はどのようなことを構想しておいでになるのか、どのような試案を描かれておるのか。かつて建設省、自治省等、五省庁で検討しておりました三大都市圏の企業に求めようという大都市事業所税、こういう構想による国税をお考えになっておるのか、大臣の御構想を……
○小谷守君 台風十七号のもたらした災害は、全国的に大変な規模に達しておるわけであります。両大臣は、御就任早々災害対策に御奮闘になっておるわけであります。御苦労さんです。 私は、この災害一般論については特別委員会等でまた御質問をする機会があろうと思いますので、きょうは、今度の台風十七号の全国的な被害の中でも、とりわけ特異な災害である兵庫県一宮町の問題を爼上に上げて、途方に暮れておる住民にかわって、一体これをどうしたものかというような点についてお考えを確かめたい、このように考えます。 それに先立って、まず国土庁長官に伺いたいのは、激甚災害の政令指定はいつ行われるのか、これ、災害地は待ち焦がれて……
○委員長(小谷守君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
去る一月三十一日の本会議におきまして建設委員長に選任されました小谷守でございます。
皆様の御協力を得まして、この職責を全うしてまいりたいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。
【次の発言】 この際、竹田前委員長から発言を求められておりますので、これを許します。竹田前委員長。
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
去る一月十二日、中村波男君が議員を辞職したことに伴い、その補欠として栗原俊夫君が選任されました。
また、増田盛君、竹田四郎君、上條勝久君及び坂野重信君……
○委員長(小谷守君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といたします。
まず、建設大臣から建設行政の基本施策について所信を聴取いたします。長谷川建設大臣。
【次の発言】 次に、国土庁長官から国土行政の基本施策について所信を聴取いたします。田澤国土庁長官。
【次の発言】 次に、北海道開発庁長官から北海道総合開発の基本施策について所信を聴取いたします。小川北海道開発庁長官。
【次の発言】 以上で所信聴取は終わりました。
本件に対する質疑は後日に譲ります。
【次の発言】 昭和五十年度における道路整備費の財源の特例等に関する法律の一部を改正する法……
○委員長(小谷守君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
建設事業並びに建設諸計画に関する調査のため、本日の委員会に参考人として日本道路公団役職員の出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といたします。
まず、今期国会における建設省関係提出予定法案の概要について政府から説明を聴取いたします。粟屋建設大臣官房長。
【次の発言】 次に、建設省関係予算の概要について説明を聴取いたします。粟屋官房長。
○委員長(小谷守君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
建設事業並びに建設諸計画に関する調査のため、本日の委員会に参考人として住宅金融公庫、日本住宅公団、日本道路公団、水資源開発公団及び宅地開発公団の役職員の出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題とし、建設行政及び国土行政の基本施策並び建設省及び国土庁関係予算について、前回に引き続き質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(小谷守君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
治山治水緊急措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案は前回すでに趣旨説明を聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度とし、午後一時まで休憩いたします。
午前十一時四十八分休憩
【次の発言】 ただいまから委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
○委員長(小谷守君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る五月十九日、矢原秀男君が委員を辞任され、その補欠として黒柳明君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴いまして理事二名が欠員となっておりますので、この際、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に石破二朗君及び赤桐操君を指名いたします。
○委員長(小谷守君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
去る七月三十日の本会議におきまして、再び建設委員長に選任されました小谷守でございます。
いままでと同様、皆様の御協力を得まして、この重責を全うしてまいりたいと存じます。何とぞよろしくお願いを申し上げます。
【次の発言】 それでは、これより理事の選任を行います。
本委員会の理事は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に古賀雷四郎君、坂野重信君、土……
○委員長(小谷守君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会においても建設事業並びに建設諸計画に関する調査を行うこととし、その旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題とし、派遣委員の報告を聴取いたします。
まず、……
○委員長(小谷守君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
建設事業並びに建設諸計画に関する調査のため、本日の委員会に参考人として住宅金融公庫、日本住宅公団及び日本道路公団の役職員の出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 本件に対する午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。
午後零時二分休憩
○委員長(小谷守君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
建設事業並びに建設諸計画に関する調査のため、本日の委員会に参考人として日本住宅公団の役職員の出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 本件に対する午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。
午後零時三分休憩
○委員長(小谷守君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨十四日、太田淳夫君、松本英一君、降矢敬義君及び中村禎二君が委員を辞任され、その補欠として、黒柳明君、矢田部理、斎藤栄三郎君及び坂元親男君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
建設事業並びに建設諸計画に関する調査のため、本日の委員会に参考人として新東京国際空港公団の役職員の出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といた……
○委員長(小谷守君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十一月十六日、矢田部理君が委員を辞任され、その補欠として松本英一君が選任されました。
また、二十二日、増岡康治君、黒柳明君及び桑名義治君が委員を辞任され、その補欠として片山正英君、太田淳夫君及び田代富士男君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第五四号天草島の離島指定解除反対に関する請願外百四十五件を議題といたします。
速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
それでは、第一〇六号国道百六十一号西大津バイパスの早期完成に関する請願外六件……
○委員長(小谷守君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十一月二十五日、田代富士男君が委員を辞任され、その補欠として桑名義治君が選任されました。
また、二十六日、片山正英君及び斎藤栄三郎君が委員を辞任され、その補欠として降矢敬義君及び増岡康治君が選任されました。
【次の発言】 調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても建設事業並びに建設諸計画に関する調査を行うこととし、この旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(小谷守君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十二月十九日、森田重郎君が委員を辞任され、その補欠として加瀬完君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
坂野重信君が一時委員を異動されたことに伴い、理事が一名欠員となっておりますので、この際、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に坂野重信君を指名いたします。
○小谷守君 教員養成大学が発足をしたわけでありますが、この発足に当たっての今日の状況はいかがでありますか、大学局長から概要をひとつ御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この教員養成大学の発足に当たっては、一昨年六月に本院文教委員会においても附帯決議が行われたのであります。この附帯決議の趣旨にのっとって、両大学は進められておるかどうか、私どもは強い関心を持っておるところでありますが、いま局長から御報告のありました、たとえば兵庫の場合、いろいろとこの大学の発足についての懸念が強かったわけでありまして、私は一昨年の十一月二十七日であったと記憶いたしますが、地元の代表の皆さんを当時の文部大臣であ……
○小谷守君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○小谷守君 私は、本案に対し、日本社会党を代表して修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 これより、その趣旨について御説明申し上げます。 第一は、任意制ポスター掲示場に関する事項であります。すなわち、改正案による任意制ポスター掲示場制度が適用される選挙から指定都市以外の市町村の議会の議員の選挙を除くものとすることであります。 市町村の議会の議員の選挙においては、市町村の大きさによって議員の定数も違い、候補者の数も大変な数になる場合もあり、ポスター掲示場制度は実際上は実行不可能ということになるだけでなく、新しく立候補する者は、できるだけ……
○小谷守君 午前中、寺田先生の御質問を拝聴しておりまして、裁判官の定数が若干ふえたようでありますけれども、ごくわずかでございまして、民事、刑事対象事件はどんどんふえてきておると思いますが、こういうことで大丈夫だろうかという気持ちがいたします。司法が聖域だということではありませんけれども、憲法上の独立機関である司法の尊厳というものを保持していく上からも、行革一般論で法務関係の財政が扱われるということでは私は相ならぬと思います。 そういうようなことで少し伺ってみたいと思いますが、五十七年度の予算要求に当たって、最高裁は裁判所の裁判官あるいは職員の増員についてどういう御要求をなさったのでございまし……
○小谷守君 委員長の選任につきましては、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○小谷守君 会計検査院の皆さんは、膨大で複雑な国の経理を点検していただいておるわけでありまして、たいへんな御苦労だと思います。初めに敬意を表しておきます。 先刻、皇室費の問題に関連して、木島先生からいろいろ御質問がありました。会計検査院は憲法による独立機関でありますが、私はその立場は十分尊重しなければならぬと思いますけれども、かといって独善におちいってもらっては困るし、閉鎖的であっては困ると思うのであります。 最初に少し苦情を申し上げますが、皆さんが発表される検査報告は少しかた過ぎるのではないでしょうか。まあ、こういうしきたりだということでしょうけれども、もう少し国民にわかりやすいものにし……
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