このページでは中山千夏参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。中山千夏参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○中山千夏君 初めて親しくお話しします。 私は昭和二十三年の生まれでして、そういう意味で言うと、この間、八月二十七日の衆議院の法務委員会でしたか、そこでちょっと教科書の問題に大臣が触れていらっしゃいましたけれども、まるっきりそういう教科書の教育を受けて育った人間なんです。 確かに大臣が御指摘になったように、私、それから私と同じ世代の者たち、それからその後に生まれてきた者たちというのは、愛国心と言えるようなものは教育されてこなかったと思います。愛国心というようなものがおまえの中にあるかというふうに聞かれますと、あんまり感じられない。でも、私たちの中には命を大切にする気持ちとか、それから自分の……
○中山千夏君 私は、一連の再審問題の中で免田事件と、それから免田事件に関連してちょっと死刑制度についてお話をお伺いしたいんですけれども、最初に、先ほど戸塚さんの質問が死刑制度でございまして、その中で死刑囚は現在二十四名である、十名が再審請求をしている、執行については公にしないというお答えがあったんですけれども、たとえば過去五年間に何名の執行があったというようなことも公にはできないんでしょうか。
【次の発言】 免田事件というものを見るときに、免田元被告の死刑が最高裁で確定したのが一九五一年十二月なんですね。それから、新聞なんかでも報道されていますけれども、二十九年ぶりに無罪への道が開かれた、これ……
○中山千夏君 十月十六日の委員会で奥野さんに、憲法を守るべき法務大臣としては不適格なように思うからおやめになってはどうかというような意味のことを申し上げまして、大臣はおやめになるともならないともおっしゃいませんでしたけれども、これは私は謙虚に受けとめて十分反省していかなきゃならないと思いますというふうにお答えくださいました。
確認なんですけれども、法務大臣としては憲法に対してどのような姿勢でいま臨んでおられますか。
【次の発言】 大臣としては改正のための努力――お考えになる、それからいろいろな方と憲法について論議をされる、そこのところはいいんですけれども、改正のための努力といいますと、法務大……
○中山千夏君 きょうはどうも御苦労さまです。 最初に、星野さんにお尋ねしたいんですけれども、先ほど竹内さんのお話を伺いまして、外国では別にこんなふうに法で規制をしなくても総会屋というものは存在しないということだったんですけれども、いろいろな事情が日本の中で、個人株主の権利意識の問題であるとか、社会機構そのものの問題だとか、あらゆる問題がつながってきていてこういう状況が起きているのだとは思うんですけれども、その中で、経営者のあり方というものが、やはり総会屋というものを存在させている大きな柱であることは間違いないと思うんです。 それで、星野さんがいろいろごらんになっていて、日本の経営者のどうい……
○中山千夏君 衆院からこの参院までずいぶん審議が続けられまして、その中でほとんどいろいろな方向から問題が洗い出されて、新たにつけ加えることというのはないわけなんですけれども、私なりに確認しておきたい点、それからもう少し詳しく知りたい点などがありますので、お伺いします。 この法律案の提案理由の中にもきちんと文章で「いわゆる総会屋の排除を図るため」というのが出てきますけれども、今度のこの法改正、一部改正というのは、総会屋を排除するということが大変重要な点になっていると思うんですね。きのう参考人の竹内教授が、この改正案をもってして総会屋を排除することができなかった場合には、これは企業の側にやる気が……
○中山千夏君 最初に、先ほど午前中に寺田さんがちょっと聞いていらした男女差別に関係した問題なんですけれども、奥さんが日本人で、そしてその日本人の妻が外国人の夫を伴って帰ってくる。そのときに奥さんの方に資力がある、あるいは十分な収入があるということがわかれば、夫の方に永住許可は取れるということでよろしいんですか。
【次の発言】 そうすると、入国の際に男の人が、つまり夫が外国人であると非常に入りにくいというような話があるということを、さっき寺田さんおっしゃっていたんですね。私もそういう話をよく聞くんですよね。どうして男女差別がないにもかかわらずそういうふうなうわさが世の中に流れたり、そういうまた事……
○中山千夏君 先ほど一九七五年以降にインドシナから流れ出た人々の数が百五十万人ということを伺ったんですけれども、そのうちの大体どのくらいの人たちが日本に来たかということを、ちょっと知りたいんですけれども。
【次の発言】 いま現在は千三百七十九名でしたか、二十九名でしたか。
【次の発言】 そうすると、事前にいただいた資料のボートピープルの統計というのがありますね、この厚い本の。その中に定住許可者が五十五という数字が出ているんですけれど、これは人数だと思うんですが、これはいまおっしゃった一千四百三十一名ですか、その中にこの五十五名の方たちは含まれているということでしょうか。
○中山千夏君 まず、料金のことについてお尋ねしたいんですけれども、先ごろ新聞で、渡辺大蔵大臣が、遠距離を下げて近距離を上げれば、国民にも、財政にもプラスになるというふうに言っていたということを読みまして、ちょっとどきっとしたんですけれども、まだやると決定したわけではないっていうことらしいんですけれど、こういう考え、案について、大臣、それから総裁はどんなふうに考えていらっしゃるか、お伺いしたいんですが。
【次の発言】 いまのお話はよくわかったんですけれども、先ほどの大蔵大臣のお言葉をかりますと、財政にプラスというのは確かにそうだろうなとは思うんですけれども、国民にプラスというのはちょっと納得でき……
○中山千夏君 最初に、新しく大臣になられました大臣のお考えを少し、二、三お伺いしたいと思います。
いま、校内暴力ですとか、それから落ちこぼれ、一般的な学力の低下というような教育の荒廃というものに悩む声が、教育界の内にも外にも大変聞かれるように私は感じているんですけれども、大臣はいまの教育の現状というものをどういうふうに認識しておられますか。
【次の発言】 いまの教育制度の中で、非常にここはいいと高く評価されている点がございましたらちょっと言っていただきたいと思います。
【次の発言】 私も小さいころ学校で動物を飼っておりましたり、それから、少しホームルームなどで共同に仕事をしたり、それからクラ……
○中山千夏君 原子力、それから原子力発電に関する広報について伺います。
ほとんどわれわれが一般マスコミを通して目にする広報というのは、電気事業連合会のものなんですけれども、政府広報もよく目にします。通産省は広報としてどのような活動をどのくらいの予算で行っているか、お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 一般の方になりますと、通産省の広報よりも科学技術庁の広報の方が多いようなんですけれども、科学技術庁の方では広報をどのようにしていらっしゃるか。
【次の発言】 通産大臣にちょっとお伺いしたいんですけれども、政府広報というものが国庫で賄われている以上、そこで流される情報というのは国民の利益に資……
○中山千夏君 供託法の一部を改正する法律案についてお伺いする前に、どうしてもその前に法務大臣にお伺いを少ししたいと思います。 最初に申し上げておきたいんですけれども、意見が異なるからといってすぐに罷免を要求するというようなやり方は私もよくないんじゃないかというふうに常々考えています。今度の法相の御意見については、ましてや私自身としては、一般論といって新聞にも載りましたし、先ほどから法相が述べていらっしゃる内容については異論がないんです。それは、二つのこれが基本ではないかというふうにおっしゃっている。検察は不正を追及するべきである。ただし、何をやってもいいというわけじゃないんだ、人道に外れるよ……
○中山千夏君 外国人登録法の一部改正案について、少し御質問したいと思います。
まず、外国人と結婚をして日本にいる日本女性というのは、何人ぐらいの数になりますでしょうか。
【次の発言】 アジアの方と結婚している方もそのグループの中におられたんですけれども、外国人と結婚されている婦人の方たちから、外国人登録証に関して訴えがありました。それは、その方たちの子供が十四歳以上になるといつも外国人登録証を持って歩かなければならない。その外国人登録証に母親の名前が書いてない。これは非常に不便なので、母親の名前をその国籍名と一緒に明記してほしいのだというお話を伺ったんです。
それで、この間ちょっと来ていた……
○中山千夏君 広報予算についてお伺いしたいと思います。先ほど峯山さんがちょっと触れられましたので少し重なるところもあるかと思いますが、指摘がありましたように、広報予算は一九六〇年発足から見ますと大変な伸びを示しているようです。七二年から三年にかけては七〇%余りという、非常にびっくりするような増額というようなこともありまして、以後八〇年まではかなりの伸びを見せています。七八年には百十億三千万余り、八〇年以降は大した伸びを示していませんけれども、八二年度についても百三十四億余りの当初予算が出されています。財政再建だということで、福祉ですとか、教育の面で国民にがまんが求められている折ですから、この予……
○中山千夏君 時間がないので大急ぎで質問いたします。 総理もごらんになったと思うんですけれども、数日前の新聞に「鈴木内閣不支持が52%」「支持の2倍 経済政策に不満」というような記事が出ておりました。これは一新聞社の世論調査ではありますけれども、この新聞社が昭和三十年以降調査したところでは、不支持が支持の二倍を上回る、二倍以上になるというのは次の数件に限られると書いてあります。六〇年安保のときの岸内閣、佐藤内閣の末期、オイルショック後の田中内閣、敗北を喫した五十四年総選挙後の大平内閣、このうち岸、佐藤、田中一内閣はこうした現象が起きた後退陣に追い込まれたなんという記事なんですけれども、こうい……
○中山千夏君 きょうは釜ケ崎あいりん地区に設置されているテレビカメラの問題と、それから死刑廃止についてお伺いしたいと思うんですけれども、何しろ時間がないものですので、お答えの方もその辺御協力をお願いいたします。 昨年の八月二十五日に、大阪西成のいわゆる釜ケ崎あいりん地区へ行きました。労働者の方の案内で、あいりんセンターを見学しましたり、それから、釜ケ崎の方たちとお話をしたりしてきたんです。そのときに労働問題とか、それから医療問題とか、もうそのほかとても私なんかの手には余るようなむずかしい問題をたくさん皆さんからぶつけられました。皆さんに聞いたところによりますと、余り政治家とか、それから行政に……
○中山千夏君 最近ちょっと戦史――戦争の歴史を詳しく勉強してみたいと思いまして、いろいろな人の意見を聞いておりました。そうしたら、こういう本を勧められました。「戦史叢書」という、御存じだと思うのですが、こういう本です。これ各巻定価が五千三百円、全巻セットで五十四万六百円という大変豪華な本なんですけれども、これをちょっと借りまして少し目を通しましたところ、いろいろ不安に思う点ですとか、疑問に思う点ですとかが出てまいりましたので、ちょっとこのことについて防衛庁にお伺いしたいと思います。 これは発行は株式会社朝雲新聞社というところになっておりますけれども、編著ですね、これは防衛庁の防衛研修所戦史部……
○中山千夏君 一月十九日の決算委員会で核不配備に関する決議案、それから核不使用に関する国連の決議案、これが問題になりました。このような条約、決議案に日本が反対するのはおかしいんじゃないかということで、峯山さんが質問をなすって、国連局長とそれから宮澤官房長官がいろいろお答えになったんですけれども、その中で宮澤さんがお答えをまとめるというような形でこんなふうにおっしゃっています。「国連でこの問題が議論になりますときに、時として必ずしも純粋な動機からばかりでなく、政治上のいわゆるプロパガンダと申しますか、そういう動機が混在して議論をされることがままあるわけでございます。」、それから「決議案の背景が非……
○中山千夏君 最初にまず経済企画庁長官にお尋ねいたします。 経済見通しについてほんの少し、時間もありませんし、私こちらの方面は非常に知識が少ないものですから、ごく簡単な大ざっぱな質問になると思いますけれども、お答えください。経済見通しの五十六年度、政府は国民総支出について大変高い数字を出しました。そして、ほかの民間の主要機関と比べても、これは高い数字でして、その結果としては、現実にはそこまでは伸びなかったと、素人考えですとそうすると、その次の年にはちょっと抑えるのかなというような気がするんですけれども、五十七年度についても、やはりほかの民間の主要機関に比べても、かなり高い数字が出てきている、……
○中山千夏君 検査院のお仕事というのは大変にむずかしいし、神経も使うし、特に調査官の方たちは、聞くところによりますと年に百日も出張をなさって、肉体的にも大変だということをお伺いしましたので、ちょっと皆さんの健康管理ということについてお伺いをしたいと思っております。 まず最初に、予算の各目明細書というのをいただきまして、これの中で見ますと、私にはちょっとよくわからないんですけれども、健康管理ということについては、どの程度予算を割いていらっしゃるんでしょうか。「非常勤職員手当」というところに「医員二人」というのがありまして、これなどは私でもわかるんですけれども、ほかに健康管理という面に使われてい……
○中山千夏君 最初に刑務行政について少々お伺いいたします。
十月の三日付の毎日新聞に府中刑務所で暴行事件があったという記事が出ておりました。これ九月十日に管理部長が受刑者に殴られてけがをしたということなんだそうですが、これはどういう事件だったんですか。
【次の発言】 この事件を矯正局長がお知りになったのはいつごろでしょうか。
【次の発言】 受刑者のいわゆる管理者に対する暴行事件というのは年間せいぜい一、二件で、しかも、所長経験まである方だそうですね、この被害を受けた方が。そしてマンモス刑務所の幹部が襲われたというようなことは初めてだというふうに伺っておりますが、そうなんでしょうか。
○中山千夏君 道路の掘り返しの問題について少々お伺いいたします。 昭和五十六年八月に、行管庁の行政監察局から「道路掘り返しの防止及び共同溝の整備に関する地方監察」の結果というものが出されました。これによりますと、大変道路の無秩序な掘り返しが多いと。それはもちろん経費のむだであって、ざっとこの行管庁の試算によると、全国でのむだ使いは年間一千億円だというふうにも言われております。それから、無秩序な掘り返しによる事故が多い。それから、近所の人たちに大変迷惑であるし、考えてみましても、通行する人、車の混雑などと、いろいろと道路の無秩序な掘り返しは問題が多いと思うんです。この行管庁が出した調査結果、そ……
○中山千夏君 水田利用再編対策について少々お伺いしたいと思います。 五十五年度に会計検査院の方から、この奨励補助金に関して指摘がございましたね。これは五十三年度から五十五年度までの十一府県管内三十二市町の九十九土地区画整理事業施行地区内の水田等の奨励補助金、総額が三億八千四百十二万余円、水田等延べ面積七百九十四万七千余平方メートルについて調査をしたと。そうすると、その中の三百七十九万三千余平方メートル、ここに一億九千五百二十五万余円という補助金が交付されていたそうなんですが、これがどういう土地かというと、道路の高さ以上に盛り土、整地された上に、側溝、縁石が設けられていたり、道路に上下水道管や……
○中山千夏君 まず最初に、大臣に基本的なお考えを少しお伺いしたいと思います。
食管法の改正がさきに行われましたけれども、ちょっと抜本的な改善になっていないんじゃないかというような声も多く聞きますので、食管法というものについてどういうお考えを大臣が持っていらっしゃるのか。今後まだ見直しや改正をしていく予定があるとか、気持ちがあるとか、そのようなことも含めてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 なくなるんじゃないかという心配は本当にないみたいでして、むしろ余り過ぎて困るというような傾向があって、そちらの方も会計検査院などの進言なども検討なすって、なかなか近年いろいろ御努力なすっているよう……
○中山千夏君 きょうは、大阪あいりん地区、それから東京山谷地区などにおける労働状況についてお伺いしょうと思っておりましたら、ちょうどけさの新聞に、山谷で「群衆、交番に投石 二百五十人騒ぐ」というような記事が出ておりました。その中に、「東京都山谷対策室によると、四月は例年、求人が少なくなる時期だが、最近はとくに住宅建設などが減ったため求人が激減、都城東福祉センターには「食べ物がない」「寝る所がない」といった生活相談に来る人が急増している。こうしたこともこの日の騒動の背景にあるとみられている。」というふうに書かれてありました。なかなか就業状態がここのところ景気等の関係でよくないようなんですが、どう……
○中山千夏君 昭和五十五年十月二十八日に内閣がお出しになりました答弁書を拝見いたしますと、こういうことが書いてあります。「「国連軍」の目的・任務が武力行使を伴わないものであれば、自衛隊がこれに参加することは憲法上許されないわけではないが、現行自衛隊法上は自衛隊にそのような任務を与えていないので、これに参加することは許されないと考えている。」。それから、六月三十日の予算委員会で外務大臣が次のようにおっしゃいました。「国連監視団の場合、これについて自衛隊の協力というものはどうかと、こういうことになってまいりますと、これは自衛隊法の改正によって監視団に参加ができる、こういうことでございますので、こう……
○委員以外の議員(中山千夏君) 最初に、委員外議員という立場で発言の時間を持たせてくだすった委員会の皆様に深くお礼申し上げます。 このことは、本当であれば正規の委員で審議に加わりたいという気持ちがあったのですが、国会の運営上そういう形ではなかった。そうして国会というところは、入ってわかったのですが、非常に政党化しておりまして、その中で決まったことを例外を許すというのは大変皆さん苦労なさる。その苦労をしていただいたことに対して深くお礼申し上げます。そのことは、この審議自体が非常に議会制民主主義の根幹にかかわることであって、皆さんがおろそかに審議してはいけないんだ、小会派も含めてきちんと審議をす……
○委員以外の議員(中山千夏君) 前回、ふさわしい人をより得やすい制度になるかどうかということについてもっぱらお話を伺ったのですけれども、きょうも少し最初にそのことに触れたいと思います。
まず、法務大臣にちょっとお伺いをしたいのですけれども、裁判官というものもやはりよりふさわしい人を持つ必要が国民にとって非常にあると思うのですけれども、その点いかがでしょうか。
【次の発言】 その裁判官の場合、よりふさわしい人をどのような方法で選んでいるんでしょうか。
【次の発言】 それでは、私が少し承知しているところで話を進めたいと思いますけれども、裁判官の場合ですと、司法試験があって、その後研修の中で裁判官……
○委員以外の議員(中山千夏君) まず最初に上条さんにお伺いいたしたいのですけれども、先ほどからもういろいろな形でお答えも出ておりますが、もう少し詳しくお伺いしたいので御質問いたします。 この改正によって政党に対する関心は高まるという御意見を先ほどおっしゃったように聞きました。それからまた、その後の質疑の中で、この改正によってこれをきっかけにして政党が脱皮するであろうと、そういう期待を持っているということだろうと思うのですけれども、この辺のところがどうも私は具体的にちょっとよくわからないのですね。どういうふうに関心が高まっていくのか、あるいは政党がどのようにどういうきっかけで具体的にはどう脱皮……
○委員以外の議員(中山千夏君) 青島さんの時間が切れちゃったので、ちょっといまの続きのことを私も考えていたものですから申し上げますが、広過ぎるということが大変問題になりまして、でも私考えてみたら、日本の大きさが変わらないことはあたりまえで、この選挙法を制定した当時も広さは同じであったろうと。そうすると、何でこのごろになって急に広過ぎる広過ぎるという話になるのかと思って考えましたときに、やっぱり青島さんと同じように、もともと広いところを選挙期間中に走り回って名前を知らせなければならないような人の候補を予定していなかったのだろう、予想していなかったのだろうとしか思わざるを得ないわけです。 ところ……
○委員以外の議員(中山千夏君) 一番最初に基本的なことをちょっとお伺いしたいと思います。
もう一度か二度、たしか金丸さんの口からお伺いしたことではあるんですけれども、念を押させていただきたいのですが、この法案をお出しになったというのは、決して政党や議員個人の利害、打算でお出しになったのではないと、これは前提としてしっかり信じてよろしいのでしょうね。
【次の発言】 私はこの法案に反対の立場をとっているんですけれども、われわれ反対の立場をとるという者も決して自分自身の利害、打算で反対の立場をとっているわけではないと、これは審議を進めている中でお認めいただけますでしょうか。
○中山千夏君 最初に大臣にお伺いいたします。所信の中で「矯正及び更生保護行政の充実について」というところがありまして、そこで犯罪者及び非行少年の改善更生については、刑務所、少年院等における施設内処遇と実社会における社会内処遇とを有機的に連携させることに努め、その効果を高める。「そのためには、まず施設内処遇の実情につき広く国民の理解を得るとともに、良識ある世論を摂取」というふうな表現がありまして、「広く国民の理解を得る」ということは大変重要なことであろうと思うのです。ところが、「施設内処遇の実情につき広く国民の理解を得る」と、こう口で言うのはやさしいけれども、事実上はどのようにして、どのような方……
○中山千夏君 きのう法務委員会で寺田熊雄さんから、逮捕令状を簡裁が出す場合のお話がありまして、私は素人でよくわからないので、なるほどそういうこともあるのかと思いながら聞いていたんですけれども、家宅捜索の令状についても同様なんでしょうか。家宅捜索というのは、令状については主にどこでどのような方が吟味をなすって出すのかということを、ちょっとお伺いしたいんです。
【次の発言】 その令状を警察から要求がありますね。その場合に、出すか出さないかという判断は、どういう方が、どのくらいの期間をかけて、どの程度お調べになって、大変短いこともあるそうですけれども、その辺、ちょっと素人でわからないので、少し御説明……
○中山千夏君 拘置所の問題についてちょっとお伺いいたします。
現在、拘置所はいわゆる代用監獄というものがあることによって、それで言ってみればそれに頼る形で施設が足りている状態だということを聞くのですけれども、そのとおりでございましょうか。
それから続けて、収容の割合としては、いわゆる代用監獄とそれから拘置所と大体どの程度の割合になっているのか。
【次の発言】 法務大臣のお考えを伺いたいのですけれども、このいわゆる代用監獄というのは、不当な取り調べだとか、それから人権を無視した自白強要などを生んでいるというような理由で従来から批判の声が高いわけですね。そして法制審の答申の中でも、「関係当局は……
○中山千夏君 どうもきょうはお二方ありがとうございます。 お二方のお話を聞きまして、同意するところがたくさんありました。宮崎さんのお話は大変合理的だと思いましたし、それから河さんのお話は、一般日本人にはなかなか感覚的にわかりにくい部分があって見過ごしてしまうようなところを、よく的確に話してくだすったと思います。不携帯の話なんかにしましても、たとえば私も議員になりましてから委員会ですとか本会議に出るこきには議員バッジをつけるということ、これはもちろんつけなかったからといって罰則があるというような話ではありませんけれども、一応つけることになっております。ところが、やはりバッジをつけてうちへ帰りま……
○中山千夏君 きょうはどうも御苦労さまでございます。 二つお伺いしまして、お二方それぞれ御専門の立場から御意見をお聞かせ願えればと思います。 まず最初は、小さな問題、小さなことなんですけれども、簡易裁判所で家宅捜索の令状を出しているということです。これは簡易裁判所の性格、あるいは簡易裁判所の判事の性格というものから見まして、適当な仕事なのだろうかというふうにちょっと疑問を持っているわけです。と申しますのは、これは思想的な事件に関係して特によく見聞することなんですけれども、人権上ちょっと余りにも行き過ぎではなかろうかと思われるような家宅捜索がなされているんですね。それをいろいろ考えてみたり聞……
○中山千夏君 初めに総理にお願いがございます。人事院勧告をぜひ完全実施していただきたいんです。これは労働者との最低の約束ですし、それから人事院にしても一生懸命仕事をしてきたわけですから、ぜひ実施していただきたい。このことについてはもうほかの議員がたくさんお触れになりましたので、お願いだけにとどめますが、よろしくお願いします。 まず最初に、外務省とそれから大蔵省にお伺いしたいと思います。 七月五日の決算委員会で、私が五十四年度の補正予算各目明細書の記載について改善を求めました。その論点は、当初予算書に補正予算各目明細書が対応していない、予算の内訳が明確さを欠いているということだったんですけれ……
○中山千夏君 初めに優生保護法について少しお伺いいたします。 さっき森山眞弓さんの方からも意見がありましたけれども、私も同様の意見を持っておるものですから非常に同感しながら聞いていました。森山さんと私とは大分立場も違いますし、所属している会派を超えて、世代を超えて、それから教育程度も超えて同じような意見を持っていると、そのあたりにも大臣にはぜひ注目していただきたいと思うところなんですが、森山さんのお話の中でもやはり女性の意見をよく聞いてほしいということがありました。 それで、ちょっと審議会の構成についてお伺いしたいわけなんですけれども、公衆衛生審議会、委員の方が九十九名いらっしゃいますね、……
○中山千夏君 最初に第二パナマ運河計画についてお尋ねします。
五十八年度の予算で第二パナマ運河計画の調査費がついたというふうに聞いておるんですけれども、これちょっと内容を確認したいんですが、お願いいたします。
【次の発言】 五千二百万の内訳といいますか、ちょっと詳しいことお願いします。
【次の発言】 こういう調査は大抵委託をして行うというふうに聞いているんですけれども、どういうところに委託して、もう少し具体的に、どういう調査をするのかということを教えてください。
【次の発言】 新聞なんかで読んで、いろいろ報道がすでにされていまして、読んで知ったことなんですけれども、もう五十四年くらいから財界……
○中山千夏君 昭和五十二年の十一月に、第三次全国総合開発計画というものが策定されまして、人口定住構想というものが打ち出されました。これは、一口で言うのはむずかしいですけれども、十年後を目標として、人口の大都市集中を抑制して、そして地方振興を図るというような計画だと伺っております。これに国土庁を中心にたくさんの省庁がこの定住構想に参加していて、その中にも郵政省も加わっていらっしゃいますですね。これどういう計画、テーマで参加していらっしゃるんでしょうか。
【次の発言】 なかなか一遍聞いただけではすぐわからないような調査をいろいろやっていらっしゃるということがよくわかりましたけれども、五十六年度に関……
○中山千夏君 総理にお伺いいたします。 五月九日、総理はマレーシア・クアラルンプールの昼食会において、対東南アジア政策スピーチを行われたというふうに聞いてます。その中で、防衛政策に関して次のようにおっしゃっているそうです。「わが国は専守防衛を旨とし、近隣諸国に脅威を与えるような軍事大国にはならないと決意しており、」「私も」「この防衛の基本方針を忠実に守っていくべきだと考えている。なぜなら、これは単なるひとつの政策ではなく、過去への厳しい反省に立った日本人の強く変わらぬ国民感情に深く根ざしたものであるからだ。」こんなふうにおっしゃっているわけなんですけれども、この中にあります「過去への厳しい反……
○中山千夏君 法務大臣の所信の中に、人権擁護行政について述べていらっしゃるところがあります。こんなふうになっています。「人権擁護行政につきましては、本年が世界人権宣言採択三十五周年に当たることでもありますので、国民の間に正しい人権思想をより効果的に普及徹底させるため、」、以下、人権思想の普及高揚に努めていくとか、それからいわゆる差別事象についても積極的に啓発活動を続けてその根絶に寄与するとか、もって国民の基本的人権の保障をより確かなものにしていきたいとか、こういうことが述べられてあります。これぜひお進めいただきたいと思うんですが、この人権――つまり人の権利というときの人の中には、被告人とか、そ……
○中山千夏君 最後の質問者です。お疲れでしょうけれども、もう少しですからおつき合いください。私は、死刑制度、それから再審などの問題についてお伺いをしたいと思います。 一番最初に、大臣が死刑制度をどう考えておられるかということをお伺いしたいと思っていたのですが、最初に寺田さんがもう聞いてくださいましたし、それから二月三日に決算委員会でもそのような質問があって、お答えになって、それも読ませていただいていますので、これはそれでかえさせていただいて、そのとおりでよろしいですね。 それからその次に、実は大変聞くのが心苦しい質問を用意しておりまして、つまり執行命令についてのお考えとか心構えというのを伺……
○中山千夏君 今行政改革ということが言われておりますけれども、細かい難しいことはよくわかりませんが、どうも拝見していると、確かに入ってくるお金をたくさんにして、それから出ていくお金を少しにするというようなことも、行政財政改革の方では重要なんでしょうが、行政をやっていく上で、やっぱり急いでやること、それからきちんとやること、それから今の質疑の中にも出てきましたけれども、時代に合わせて適正な処置をしていくことというのが大変必要なんだろうと思うんです。私もそういうことに関連しているのではないかなと思うことを二、三お伺いしたいと思います。 最初に、朝、五十九年度予算の説明をしていただきまして、その中……
○中山千夏君 きょうはどうもありがとうございます。最後ですので、もう少しおつき合いいただきたいと思います。 最初に、今の話のちょっと続きをお伺いしようかと思うのですが、二十年という区切りですね。 これは割と便宜的といいますか、区切らないと仕方がないので、何でもこれから改正していったときに憲法違反かどうかという問題が出てきたら、憲法発布のときにさかのぼったら大変だから、一応区切らなければならないから二十年にしたというのだとすごく理解しやすいのですけれども、いろいろ当時は憲法違反じゃなかったからというような理屈になってきますと、何かこの期間というのは余り合理的でもないような気がするのですね。その……
○中山千夏君 私はいろいろな国との関係が国籍法の場合あると思いますけれども、在日朝鮮人の方たちとそれからこの国籍法改正との関係に絞って、いろいろお伺いしたり確認をしたりしたいと思っております。
最初に、現在在日朝鮮人の方々の数というのはどのくらいになっておりますか。
【次の発言】 その中で、国際結婚、朝日結婚というのをしていらっしゃる方はどのくらいの数に上るのか。できましたら奥さんがどちらの国籍かということで分けて教えていただければと思います。
【次の発言】 そうすると、今度奥さんの方が日本人の場合には、改正になりますと当然そこで生まれた子供さんというものは一応二重国籍になるわけですね。そう……
○中山千夏君 最近新聞の報道で、先月六月に新潟刑務所で心不全ということで何人かの受刑者が死んだという報道を読みました。その報道では詳細が大変不明確なんですね。新聞の書きぶりを見ましても、確かに短い期間に何人かの人が死んだということで、これはちょっと不審だという方向で書いてありまして、その上に不明確だと不審がなお募るという感じもありますので、ちょっと明らかにしていただきたいと思って取り上げました。 それで、先月の新潟刑務所での死亡をした受刑者の氏名、それからその死亡の日時、年齢、罪状、量刑、病歴、死亡に至る経緯、死因といったことをお話しいただければと思います。
○中山千夏君 前回の委員会で時間がなくなっちゃって残しました少年保護についての質問を続けたいと思っています。 一番最初に、少年を勾留するということがありますね。この勾留というのは少年法の中に規定があって、成人の場合とは大分様子が違うというふうに決められているようです。少年法の四十三条三項では検察官はやむを得ない場合しか勾留を請求できないということが書いてありますし、それから四十八条の一項には裁判官はやむを得ない場合しか勾留状を発付できないというふうになっています。それからもう一つ、四十三条の一項の方では勾留の要件があって、身柄保全の必要がある場合には勾留にかわる観護措置を請求、発付できる、こ……
○中山千夏君 ことし新潟刑務所で六月七日から十二日にかけて四人の受刑者が次々に亡くなるという事件がありました。それで、そのことについては七月の委員会で質問をしたわけなんですが、その際にこの四人の方たちの病理解剖の結果が九月ごろ出るというふうなお話を伺っていましたので、最初にその結果の御報告と、それからその後のことなども含めてお話しいただければと思います。
【次の発言】 次に、最初の委員会ですので大臣のお考えを少し何点か伺いたいと思います。
初めに、在日外国人の方たち、特に在日朝鮮人の方たちの間で登録証の指紋を押すということに大変反発を感じていらっしゃる方が多くて、拒否をするという運動が起こっ……
○中山千夏君 まず最初に、死刑確定者の処遇についてお伺いをしたいと思います。 その前に、死刑制度の現状というようなことについてちょっとお話をしたいのですが、今のところ死刑の全廃国、これがアイスランド、オーストリア、オランダ、デンマーク、スウェーデン、西ドイツ、ノルウェー、フィンランド、フランスなどなど二十五カ国に上っているそうです。それから戦時下などを除いて廃止をしている、つまり通常犯罪について廃止をしているという国がイギリス、イスラエル、イタリア、カナダ、スイス、ネパール、ブラジル、メキシコなどなどの十五カ国、州によって違う国、州の中に廃止をしているのが少なからずあるという国がアメリカ、オ……
○中山千夏君 一九八五年度の予算に関連して二つばかりお伺いしたいと思います。
初めに、被収容者の食糧費一人一日当たりどのくらいになるのかという資料をお出しいただきまして、ここに持っております。これを拝見したわけなんですけれども、これについてちょっと細かいことを教えていただきたいんですが、刑務所の方は主食、これカロリーが決まっていまして、千七百カロリーから二千四百カロリーを「労働の程度はより区分する」というふうになっておりますけれども、この労働の程度というのはどういうふうに分けられているんでしょうか。
【次の発言】 これ、例えば何というんですか、中でいろいろ法規というか、規則の違反なんかがあり……
○中山千夏君 初めにちょっと矯正局の方にお伺いをしたいと思いますが、お着きになって早々申しわけありませんが、八四年の六月に新潟刑務所で不審死が相次いだという事件がありました。その後、この件に関しましては新潟刑務所の方で適切な対応をなすって、死因についてもいわゆるポックリ病だったという結論が出まして一応の解決を見たということを伺っています。 ところで、この件は新潟刑務所の受刑者である男性、仮にA氏としますが、この方が弁護士会の人権擁護委員会に不審な死が相次いでいるということについて調査申し立てをしたことから世の中に知られるところとなったわけなんです。私も七月末ごろでしたか、この委員会でこの件を……
○中山千夏君 私は、一つには手数料の値上げに関係する問題と、それから労働に関する問題、この二つに絞って伺いたいと思っております。
今度手数料の値上げが行われますけれども、謄抄本現行三百五十円が四百円、それから閲覧、証明百円が二百円ということなんですが、この値上げ幅、過去の例に比べてどうなんでしょうか。かなり大きいように思うんですけれども。
【次の発言】 今回この法案とそれから登記特別会計というものが出されるに当たって、値上げも同時に行うという処置がとられたということは、やっぱり登記特別会計を今後支えていくということも十分考えに入った上でのことなんでしょうね。
○中山千夏君 私、穂鷹さんに二点、それから山本さんに一点お伺いしたいと思います。 まず穂鷹さんが、マンション登記が非常に難しくて、これをクリアしたんだから最難関を突破したというお話だったんですが、会社関係のたくさん抵当がついているような、そういうものの登記が非常に難しいということを聞いたことがあるんですけれども、コンピューターにとってそういう会社関係の登記などよりもマンション登記が一番難しいというのはどういうことなのかというのをちょっとわかりやすく御説明いただけたらと思います。 それからもう一つは、この間視察をさせていただいたときに、入力してきたものを、一度文字になっているものを人間が間違……
○中山千夏君 最初に、どうも具体的な話じゃないとわかりにくいものですから、ちょっと立ち入ったことを伺いますが、両会長は資格としては特認の資格をお持ちなんでしょうか、それとも試験の資格をお持ちなんでしょうか。
【次の発言】 お二方とも大変御経験が長いので、単純に素人が考える特認か試験資格かというところに当てはまらないところがおありだと思うんですが、私もこういう問題は全く素人ですし、それから内情なども詳しく存じ上げないので、最初にこの法律のお話を法務省から伺ったとき、何かよくわからなかったんですね。どうもすっきりしないというか、一番私がわかりませんでしたのは、法人をつくるというところが、どうしてこ……
○中山千夏君 新潟刑務所の医療体制、管理問題、それからもろもろ処遇について、きょうは少しまとめてお伺いしたいと思います。おととしにもうなりますけれども、新潟の刑務所で相次いで収容者の方が亡くなるという事件がありましてから、新潟の刑務所について私もいろいろ研究をしましたり考えるところがあったりしまして、何度かお話を伺って意見も申し上げてきております。その続きといいますか、まとめといいますか、きょうは少しじっくり、時間のないときもございましたので、落ちこぼれたあたりをまとめてみたいと思っているわけです。 それで、一番最初にこの問題をこの場でお話ししたのが五十九年の七月二十六日になっているんですけ……
○中山千夏君 矯正局に五月の一般質疑に続きまして刑務所の処遇の問題についてお伺いいたしたいと思いますが、受刑者の処遇が変わることがありますね。例えば雑居にいたんだけれども処遇上独居拘禁にするとか、その変わるときには、その当人に対してこうこうこういう理由で変わるんだよという説明をする必要があるんだろうと思うんですが、この点はいかがでしょうか。
【次の発言】 この新潟刑務所の一連の経過を見ていまして、やはり法的に規定はなくても、処遇の変更があったときなどには説明をするというようなことはとても重要なんじゃないかと思ったんですね。それはやはり自分の身に置きかえて考えますと、扱いが変わる、日常生活の態様……
○中山千夏君 私は、いわゆる少年の保護処分の再審事件についてお伺いしたいと思っています。 まず最初に、一九八三年九月五日、最高裁第三小法廷の決定というのがございまして、これは大変マスコミでも取り上げられまして、なかなか裁判のことは一般に伝わりにくいんですけれども、一般でもとても興味を持って見られた決定であったと思います。「少年、再審の道が開ける」というような大きな見出しを打って報道してあるところもございました。それから、判事さんたちの間でも非常に反響といいますか、いろいろ考えるところのあった決定であったというふうに聞いております。 この決定について一番最初に家庭裁判所ではどういうふうにこれ……
○中山千夏君 まず、法務大臣にお伺いしたいと思います。
毎回、新しく大臣がお越しになったときに必ずのようにお伺いしている問題なんですが、死刑制度というものがございます。これについて大臣はどういうお考えを持っておられるか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 法務大臣のお立場としてはまさにそういうお考えになろうかと思うんですが、私自身は、死刑制度は将来にわたっては廃止をした方がいいというふうに考えているんです。その間に廃止に持っていくやり方はいろいろあるでしょうけれども、そう来年とか短い期間で考えられることではなさそうだという感じもしております。
それで、法務大臣としてのお立場からだけでは……
○中山千夏君 最初に、人権擁護制度運営費について少しお伺いしたいと思います。 六十年度の予算に比べまして六十一年度、前年のように少し増額がされておりますが、その増額されている部分の中で、諸謝金というところがございますね。これは、六十年度は前年から据え置きで四百二十三万ちょっとということだったようですが、六十一年度は百三万円ぐらいの増になっていますね。これは、増額分は講演謝金に充てられているようにこの書類を見ると思うんですが、講演謝金の増額というのは啓発のための講演回数をふやすということのあらわれなんでしょうか。それとも、単価と言うと変ですけれども、一回講演をしていただくそのときの一回の金額が……
○中山千夏君 細かいことばかりになりますけれども、少し幾つかお伺いします。 最初に、第二条を拝見しますと、「扶養義務は、扶養権利者の常居所地法によって定める。」というのが最初に出てきまして、それに続いて、そうやっても扶養を受けることができないときには「当事者の共通本国法によって定める。」、こういう順序になっていますね。これは何となく、まず当事者の共通本国法を先に持ってきて、本国法では扶養が受けられない場合に扶養権利者の常居所地法によるとした方が自然な感じがしますし、それから当事者にとって公平なのではなかろうかという気もするんですが、条約でもやはりこの順序になっていますね。この順序になっている……
○中山千夏君 私は、二点につきまして両教授のお話を伺いたいと思います。 一つは、最初の澤木教授のお話の中で一例を示していただいたんですけれども、扶養義務の範囲について各国で差があると思うんです。広いところ、狭いところ、これの例を幾つかもう少しお示しいただければと思うんです。 それからもう一つ、第二点は、第八条の一項に関連したことなんですけれども、従来の我が国の裁判所で公序規定というものが適用されているその適用状況についての御所見をちょっと伺いたいんです。両方とも、実際この法律が運用されていく上で現実にどういうことが起こるのか、ちょっと考えてみたいものですから、その参考にお話を聞かせていただ……
○中山千夏君 きょうは全体的な問題についてお伺いしたいというふうに思っております。 一番最初に、今後の弁護士制度全般の展望といったようなものをお伺いしたいのです。といいますのは、この法律案は、成立して運用されるということになりますと門戸開放の法律だと言われていますけれども、実際は小さな門戸開放なんだと。だけど、小さいけれども、先々のことを考えますと、質的に物すごくやっぱり大きな制度の改正につながるのじゃないかという感じがすごくするのです。ですから、当然この法律をおつくりになるときに今後の弁護士制度全般、例えば司法試験のあり方にしましても、それから修習生の研修のあり方にしましても、今の法廷を中……
○委員以外の議員(中山千夏君) どうもきょうは御苦労さまでございました。 私は、基本的に全国区は現在のところ従来のままがよいという考えを持っております。しかし、仮に現在この改正が必要だということになりましても、このたびの改正案にはいろいろ疑問があるんです。時間がありませんので、そのうちの根本的な疑問についてひとつ全員の方の御意見を伺いたいと思っております。 この改正案は、全国区という広大な選挙区から生ずるさまざまな困難に端を発しています。この改正案を出してきた理由として、選挙区が広大であるために金がかかり過ぎる、運動が十分できない、有権者の選択が困難である、そういう理由が示されています。と……
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