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中西珠子 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

中西珠子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは中西珠子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。中西珠子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

13期(1983/06/26〜)

第100回国会 行政改革に関する特別委員会 第6号(1983/11/26、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 行革関連法案の中で、総理府設置法の一部を改正する等の法律案、また、総務庁設置法案などに関しまして質問をさせていただきたいと思います。  昭和五十年の九月二十三日の閣議決定に基づきまして、国際婦人年世界会議における決定事項の国内施策への取り入れその他婦人に関する施策につきまして、関係行政機関の相互調整を緊密にし、また総合的かつ効果的な婦人問題に関する対策を推進するために、婦人問題企画推進本部というのが設けられておりますが、総理府設置法の一部を改正する等の法律案が通りますと、その婦人問題企画推進本部の副本部長である総理府総務長官、また本部員であります総理府総務副長官などが廃止されるこ……

第100回国会 社会労働委員会 第2号(1983/11/24、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 ただいま議題となりました男女雇用平等法案につきまして、公明党・国民会議を代表して、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  産業経済社会の進展に伴って、婦人に対する労働需要が急速に増加するとともに、婦人の社会参加意識は急速に高まっております。そのような状況を反映して、勤労婦人の増加は著しく、その就業分野も拡大しており、経済社会における婦人の役割りは増大しつつあります。しかしながら、職場においては、男女の機会均等、待遇の平等が十分に確保されているとはいえず、意欲と能力のある婦人の活用が阻まれています。また、一方、職場における男女差別は、婦人の就労意欲、職業能 力の向上並び……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第3号(1984/02/22、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 公明党・国民会議を代表いたしまして御質問させていただきます。  本日は参考人の先生方、お忙しいところをおいでいただきまして、それぞれ有益な、貴重な御意見を賜りましてありがとうございました。心から御礼申し上げます。  まず第一にお聞きいたしたいのは、田久保先生にでございますが、五十九年度の政府ODA一般会計予算は九・七%アップになっております。これは非常に結構なこと、と申しますのは、八二年度までのODAのGNP比率はDAC加盟国の中で日本は十三位、これは田久保先生御指摘になったとおりでございます。また国民一人当たりのODAの額は十五位という大変低い状況でございますが、今回の一般会計……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第4号(1984/04/25、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 岡崎部長が、先ほど資源小国としての日本にとっては、国際経済協力、殊に政府開発援助は総合的な安全保障、特に経済脅威に対する安全保障という見地から非常に必要だとおっしゃった。それに対しては反対するわけじゃございません、賛成でございますが、しかし、やはり経済大国としての日本は、世界平和の確保のためにも、また人道的な見地からいっても、ODA、政府開発援助をふやしていかなければならない立場にあると思うわけでございます。  ところが、一九八二年の日本のODAは、対GNP比で言いますと〇・二九%、そしてDAC加盟国十七カ国の中で十三位という低い地位にあるわけですね。そしてまた、国民一人当たりの……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第5号(1984/05/16、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本日は参考人の先生方、お忙しいところをお越しくださいまして、大変貴重な御意見をそれぞれ賜りましてありがとうございました。心から御礼申し上げます。  参考人の方々の中で、日本のODAの、質的、量的拡充ということにつきまして、殊に数字での表現の仕方などにつきまして御意見も分かれたわけでございますけれども、私といたしましては、やはり日本がDAC加盟国中、ODAのGNP比では〇・二九ということで十三位、また国民一人当たりの負担額については十五位、そしてグラントエレメントや贈与比率については十六位、また技術協力についても非常に低い比率であるということは、やはり日本としては余り誇るべきことで……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第9号(1984/08/01、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 国際協力の理念としては、一般に、人類の連帯とか相互依存関係、人道的責任などが挙げられていますが、平和国家日本としては平和への責任というものをつけ加えたいと思います。日本は経済大国でありますが、資源小国であり、エネルギー・鉱物資源、食糧等の対外依存度は極めて高くて、平和で秩序ある国際関係の維持は日本経済の発展にとっても国民生活の安定にとっても不可欠であります。  また、貿易立国でもある我が国の貿易においては、開発途上国の占める割合は他の先進諸国に比べて非常に高く、円滑な貿易体制の維持のためにも南北関係の改善が非常に重大であります。南北関係の改善は国際経済社会の平和な安定的発展にとっ……

第101回国会 社会労働委員会 第5号(1984/04/07、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 予算の委嘱審査でございますので、まず予算関係の質問からさせていただきたいと思います。たくさんお聞きしたいことがございますので、答弁はなるたけ簡潔にお願いしたいと思います。  人口の急速な高齢化とか産業構造の変化、技術革新の進展、特にMEの雇用や労働安全衛生に与える影響など、その他山積する重要問題に対応するために効果的な労働行政を展開していただきたいと望んでいる、また、期待している労働省なのですが、その一般会計予算が前年に比べて四十七億七千二百万円の減額である、こういうことになっておりまして、重点政策として大臣も挙げられたものの中にも減額されているものがあるという状況でございます。……

第101回国会 社会労働委員会 第6号(1984/04/12、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 労働省の五十九年度一般会計予算の昨年度に比べる減額は約四十八億ですけれども、その大部分が失対事業の縮小によるものと言われております。現に四十四億近い予算減となっているわけでございますけれども、この失対事業につきましてお伺いしたいと思います。  まず、失対事業の対象人員は何人ぐらいであるか、それから就労日数、それから就労の一日の単価、こういったものをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 今、年齢別に就労日数をおっしゃいましたけれども、その構成というものはどうですか。六十歳までが何%、六十五歳から七十歳までが何%というふうに、ちょっと詳しく年齢別構成、パーセンテージをお教えいた……

第101回国会 社会労働委員会 第8号(1984/04/19、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 これまでお聞きしておりますと、ほとんど私がお聞きしたいような問題点は出尽くしたようでございますが、ただいま議題となっております身体障害者雇用促進法の改正案につきまして、ちょっとその関連でお聞きしたいのでございますが、諸外国で、雇用率制度というものを法律として制定しているところがございますか。また、ございますとすれば、報奨金とかそれから調整金というものを出したりまた助成金を出すために納付金制度をとっているかどうか、そういった点についてまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの局長の御説明では、西独では官公庁からもやはり納付金のようなものを取り立てるという御説明がありまし……

第101回国会 社会労働委員会 第10号(1984/06/21、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 ただいま議題となっております雇用保険法等の一部を改正する法律案に関連して質問をいたします。  今回の雇用保険の改正法案は、どう見ましても雇用保険の、殊に失業給付部門の赤字、五十七年度が二百十七億円また五十八年度は二百四十五億円ぐらいの赤字は出るだろうという見込み、そういった保険の赤字財政の立て直しだけを目標にして、そして失業給付総額の抑制を図ること、これを目的にしたものとしか私には思えないのでございます。例えば、政府の原案では、けさほどから何度も議論になっております、賞与等を失業給付の算定基礎から除外する、そういったことによって給付水準の実質的な切り下げが図られている。また、現在……

第101回国会 社会労働委員会 第12号(1984/06/28、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私も、本会議におきましても、またこの前の六月二十一日のこの社労委員会におきましても、雇用保険法等の改正案の内容につきましては大分御質問をさせていただきましたので、きょうは一番初めに、この雇用保険法の適用関係についてお聞きしたいと思います。  雇用保険法は強制適用ではあっても、適用されていない事業所が大体二割ぐらいはあるだろうというこの前の御答弁がございましたけれども、この雇用保険法の第六条の「適用除外」というところにつきましてちょっとお伺いしたいと思うんですが、第六条「適用除外」の四号、これに、「国、都道府県、市町村その他これらに準ずるものの事業に雇用される者のうち、離職した場合……

第101回国会 社会労働委員会 第18号(1984/08/02、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 突然に質問をするようにと言われたのでございますけれども、同僚委員がいろいろ私どもの考えでいることを申し述べさしていただきましたので、私はただ補足的に、細かい点をちょっとお聞きしたいと思います。  今回の法案によりまして、原爆被爆者の特別措置、そしてその手当の内容というものが多少なりとも改善されることは大変結構なことではございますけれども、まだまだ十分ではない。殊に、介護手当というものが、介護に要する費用を支出していないものと支出したものとに分けて決められておりまして、それがそれぞれ引き上げられてはおりますけれども、現在被爆者の高齢化というものを考えましたり、また、その介護に当たる……

第101回国会 社会労働委員会 第20号(1984/08/04、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、健康保険法等の一部を改正する法律案原案並びに修正案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。  我が国の医療と医療技術の目覚ましい発展は、科学技術の長足の進歩と医療関係者の不断の努力によることは申すまでもありませんが、特に健康保険制度が果たしてきた役割は、特筆大書するべきと言えましょう。昭和二年以来の健保十割給付の大原則は、社会保障制度の根幹をなしてきたものであり、今回の改正案は、その根幹を揺るがす大変革である以上、あらゆる角度から慎重に、もっと時間をかけて審議するべきものと思うのであります。  今日、人口の急速な高齢化、就業構造の……

第101回国会 社会労働委員会 第21号(1984/08/07、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 ただいま議題になっています戦傷病者戦没者遺族等援護法の関係について質問させていただきます。  この援護法の適用を受けている人の数はどのくらいですか。
【次の発言】 ただいまの御説明の数字の中で、広島県竹原市大久野島の旧陸軍造兵廠の忠海里造所と、それから旧陸軍の広島兵器補給廠の忠海分廠、こういったところで働いていた軍属とか準軍属の人たちの中で、適用を受けている人がおりますか。
【次の発言】 なぜそんなに数が少ないんでしょう。
【次の発言】 公明党広島県本部が竹原市に行きまして、昨年の八月に実情調査を行ったわけなんでございますけれども、大体この大久野島では旧令共済組合員であった人たち……

第101回国会 文教委員会 第14号(1984/07/17、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 まず一番先に、有利子貸与制度創設の理由に関連して文部大臣にお聞きしたいと思うのでございますが、日本国憲法第二十六条は「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」と、国民の教育を受ける権利を保障しております。教育基本法第三条第一項は教育の機会均等を規定し、その第二項は「国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によって修学困難な者に対して、奨学の方法を講じなければならない」と、御承知のとおり規定しております。  今回の育英奨学金への有利子制の導入を、文部大臣はこの憲法二十六条と教育基本法三条に照らしてどのように位置づ……

第101回国会 予算委員会 第2号(1984/02/23、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 ただいま、バート労働法関係の法律案はつくらないけれども、いろいろの施策を講じているというお話を大臣から伺いましたけれども、パートの問題もさることながら、全雇用者の中の三四・六%を占めます女子雇用者が依然として職業上、雇用上の差別というものに苦しんでいる者が多いという実態がございます。そして先ほど、きょう午前中に出た差別撤廃条約の批准のために男女雇用平等法を早期制定するために法律案を提出されるということを聞きましたが、この法律案提出のめどについては労働大臣、どのようにお考えでいらっしゃいますか。
【次の発言】 男女雇用平等法案は、婦人差別撤廃条約批准のために条約に合致したものでなけ……

第101回国会 予算委員会 第11号(1984/03/26、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 これまでたくさんの委員が児童扶養手当の改正につきまして御質問になりましたから、重複を避けまして厚生大臣に御質問したいのでございますが、母子福祉年金の補完的機能であった児童扶養手当を、児童福祉の施策として位置づけるということで今回の改正案の御提案があったというふうに理解いたしますが、児童福祉をお考えになるときに最も基本になる法律は何でございましょうか。
【次の発言】 児童福祉法の第一条は何と申しておりますでしょうか。時間がかかりますから、私が申しましょう。「すべて児童は、ひとしくその生活を保障され、愛護されなければならない」と言っておりますね。そしてその原理を受けまして、第三条は、……

第101回国会 予算委員会 第16号(1984/04/03、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 国際国家日本という概念についてまずお伺いしたいと思いますが、中曽根総理は施政方針演説の中で国際国家日本という言葉を六回もお使いになり、また衆議院の予算委員会における答弁におきましては、これはシンボリックな表現であると答えておられます。この国際国家日本というものにつきまして、外務大臣、経済企画庁長官、大蔵大臣はどのように理解していらっしゃいますか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 世界の繁栄と平和なくしては日本の繁栄と平和はない、そういういわゆる国際国家日本といたしまして、国際協力は非常に重要だと思うのでございますが、殊に開発援助という面で政府はどのような基本的なお考えをお持……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第4号(1985/06/14、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 政府が目下策定を急いでおられます日本市場開放のための行動計画は、諸外国から大変期待されているところだと思います。期待が大きいだけに、もしその行動計画が非常に具体性、実行性を欠くというふうなことがあったり、また一部東南アジアの人たちの差別的な待遇だという不満が解消されないということでありますと、これは期待が大きいだけに非常に落胆、失望、不満、批判というものが大きく一層激化するのではないかと恐れるわけでございます。  私どもは、国際経済問題小委員会におきまして、米国やASEANやECからの外国人の参考人の意見を聞いたわけでございますが、東南アジ アのタイの国籍を持ったインタラタイとい……

第102回国会 社会労働委員会 第3号(1984/12/13、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 労働大臣は、図らずも労働大臣におなりになったのではなくて、みずから進んで労働大臣のポストを希望されまして労働大臣におなりになって、そして意欲的に労働行政を展開しようとなすっているという御決意のほどを、先ほど来の質問におきましても、また新聞記者との会見におきましても、また私どもの方に御丁寧に御送付くださいましたごあいさつ状の中におきましても、その非常な積極的な御姿勢というものがありありとうかがわれまして、大変期待しているところでございます。  労働行政に対しまして、何ですか、最近どうも経営者側寄りだとか使用者側寄りであり過ぎる。労働者の立場はあんまり考えてくれないのではないかとか、……

第102回国会 社会労働委員会 第9号(1985/03/28、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 労働大臣の所信表明に対しての質問をさせていただきます。  労働大臣が時間短縮について大変御熱心でいらっしゃるということを結構なことだと思っておりますのですが、あちらこちらで使用者側の時短に対する抵抗が非常に強いようにお見受けいたしまして、大臣はどのような説得方法を用いてこれを推し進めていらっしゃるのか、私、お伺いしたいと思うのでございます。  それがまず第一でございまして、それから同じ関連では、所信表明の中に、「労働時間短縮の展望と指針」というものをお出しになるということがございましたが、いつごろお出しになるのでございましょうか。また、その内容について、既に具体的なものをお考えで……

第102回国会 社会労働委員会 第11号(1985/04/03、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 労働省の一般会計予算は年々減っておりまして、六十年度はマイナス一・二%、それから労働保険特別会計の方は一・七%増となっております。これは現内閣のマイナスシーリングの方針に沿ったものと考えますが、総計では一・四%の伸びにすぎないということで、政策課題の遂行に必要な費用はほとんどが特別会計から支出されているというような状況でございますが、こういった姿は好ましいものだと労働大臣お考えでいらっしゃいましょうか。
【次の発言】 やはり政策課題の遂行には一般会計からの支出をふやすという方向に御努力願った方がいいと考えますが、現在の行財政改革のもとではなかなか難しいことかもしれませんが、限られ……

第102回国会 社会労働委員会 第13号(1985/04/11、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 女子差別撤廃条約を批准するということは日本の国際公約であるわけでありまして、これに対して国内の法制上の整備をするということで今審議中の雇用機会均等法案を政府は出してこられたわけでございますが、現在女子差別撤廃条約の批准国はどのくらいありますか、外務省お願いします。  それからついでにILOの百十一号条約、職業、雇用上の差別を禁止する条約の批准国はどのくらいありますか。
【次の発言】 ILO条約の方はことしの一月現在で百七と思いますが、後で確認してください。  このように女子差別撤廃条約の批准国も六十六カ国もあり、ILO百十一号条約、職業、雇用上の差別を禁止する条約の批准国も百七と……

第102回国会 社会労働委員会 第15号(1985/04/16、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、きょうは婦人の年金権に関してお聞きいたします。  職業を持っていて本人が厚生年金の被保険者として保険料を支払っている独身の女性、そしてまた共働きの妻というものを、厚生年金加入者の無業の妻と比較した場合に、自分が保険料を払わなくても夫が四十年間保険料を支払えば基礎年金五万円は確保される。四十年間で五万円という年金の額が大変少ないということは今のところは別問題として、後でまたこの問題を取り上げますけれども、とにかく夫が四十年間保険料を支払えば基礎年金五万円は確保されるという専業主婦と比較した場合、専業主婦の方がずっと有利となる。専業主婦のこれは優遇策である。早く言えば女は家庭へ……

第102回国会 社会労働委員会 第16号(1985/04/18、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、これまでの質問で、ほとんど重要な点は網羅いたしまして私の考えていることを申し上げましたけれども、まだ残っている点が少しございますので、それについて質問をしようと思いましたが、その前に一つ、この前お聞きした救済措置に関連してでございますけれども、けさの久保田議員に対する御答弁と、この前の四月十一日の社労における御答弁との間にちょっと食い違いがございましたので、その点につきましてもう一度お伺いしたいと思います。  議事録がまだできておりませんけれども、私のメモによりましても、またこの前の委員会を傍聴した方からお聞きしても、正しい私の記憶であるというふうにおっしゃってくださる方も……

第102回国会 社会労働委員会 第17号(1985/04/23、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました国民年金法等の一部を改正する法律案について、修正案並びに本改正原案にも反対の立場から討論を行います。  基礎年金導入の構想は、既に公明党が昭和五十一年に打ち出した国民基本年金とその大枠においては一致するものであります。その意味においては、政府が基礎年金の導入に踏み切ったことは評価するものであります。しかし、残念ながらその内容は、すべての国民が健康で文化的な最低生活を営むための恒久的な年金制度を確立するという基礎年金導入の基本理念が十分に生かされているとは言いがたい内容のものであります。  第一に、政府原案は、四十年間拠出を……

第102回国会 社会労働委員会 第18号(1985/04/25、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、これまでたびたび質問をしてまいりましたので、きょうは、これまでお聞きしなかった部分をお聞きすると同時に、もし時間が許されるならば確認をしたいと思うわけでございますが、大変時間が限られておりますので、答弁はなるたけ簡潔にお願いいたしたいと思います。  この前の四月十七日の公聴会におきまして、私どもがお願いいたしました四十八婦人団体の代表の方、また、労働団体の代表の方々が、政府が提出された機会均等法案について非常な失望を漏らされ、そして全く期待を裏切るものだという感想を述べられました。そして、この均等法案が勤労婦人福祉法の改正部分と労働基準法の改正部分とが抱き合わせになっている……

第102回国会 社会労働委員会 第20号(1985/05/23、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 労働省に、いわゆる派遣労働者の実態調査をなさったかどうかということをお伺いいたしましたら、全般的には実態調査はやっていないけれども、部分的にはやっている、その数字は社労委の場で説明するというお話でございましたが、私は、五十八年度に業務処理請負事業における派遣的労働の実態調査というものをなすったということを伺っておりましたけれども、この結果報告書というものをぜひ御提出願いたいと思うのですが、それにつきましてはどうですか。
【次の発言】 じゃ、なるたけ早い時期にそれを私のところにお持ちいただきたいし、委員会のメンバー全体の方にも配付なすったらいかがかと思うんです。先ほどから和田委員か……

第102回国会 社会労働委員会 第21号(1985/05/28、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 今回、児童扶養手当の改正案が提出されましたが、法の目的の変更をも含む改正を行う理由と、また、この改正案をおつくりになる前に中央児童福祉審議会への諮問をなさらなかった理由は何でしょうか。大臣にお聞きいたします。
【次の発言】 離別の家庭が大変ふえたから法律の改正をやったんだというお話で、また、児童福祉問題懇談会というものでいろいろ研究してもらって、その報告に基づいてやったというふうな御返答でございましたけれども、この第一条の法律の目的規定を変えて家庭に重きを置いたような感じ、すなわち「父と生計を同じくしていない児童が育成される家庭の生活の安定と自立の促進に寄与するため、」、こうなっ……

第102回国会 社会労働委員会 第22号(1985/05/29、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 きょうは大変お忙しい中、参考人の皆様方御苦労さまでございます。  まず、高梨先生にお伺い申し上げたいんでございますが、どうぞお座りになりましたままで。きょうはお体のおぐあいも悪いのにお越しいただきまして、まことに恐縮でございます。  高梨先生が大変御苦労あそばしまして、この法案作成に対しても大変御助言をなさいまして、労働者保護のためをお考えになってこういう法案ができたわけでございますが、先ほど高梨先生は、派遣労働者ができる限り労働組合に組織化されて、そして派遣元とそれからその組合との間に就業規則などができることが望ましいと、このようにおっしゃいましたわけでございますが、派遣元の組……

第102回国会 社会労働委員会 第23号(1985/05/30、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私はこの前の委員会でもいろいろ質問いたしましたので、引き続き質問さしていただきたいと思います。  今の浜本議員の最後の御質問が、私が最初にお聞きしようと思ったことの質問項目であったわけですけれども、経済同友会が中間労働市場の必要性を提案しているという、そういう事実につきまして、やはりいろいろと批判がありまして、今回の派遣労働の法案はそれに呼応してできてきたものではないかという批判もあるわけでございます。今まで局長の御答弁は、そういうことは絶対なくて、常用雇用の代替というものも起きないだろうし、日本の特殊な雇用慣行である終身雇用というものはなるたけ崩さないでやっていきたいと思うと、……

第102回国会 社会労働委員会 第25号(1985/06/06、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 大臣にお伺いいたします。  私は、この前の委員会で派遣期間の制限がないと派遣先の常用雇用の代替となる危険があるということを指摘いたしまして、派遣期間を制限している外国の法制の例を挙げまして、派遣期間の制限を強く要望いたしました。それに対して事務レベルの御答弁は否定的でありまして、二十五条の運用上の配慮と適用対象業務を限定するということでやっていくというお返事だったんでございますけれども、私はどうしてもこれだけでは足りない、派遣期間の制限がなければ派遣先の常用雇用の代替を防ぐことができないと思いまして、公明党・国民会議としてもこの点を強く検討していただくことを要望しているわけなんで……

第102回国会 予算委員会 第17号(1985/03/30、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 昭和六十年は、政府の国際公約でもございますODA五カ年倍増計画の目標達成年であります。しかし政府の予算原案におきましては目標は達成されておりません。そこで、社会党、公明党、民社党、社民連の四野党が共同修正要求を出しました中に、このODA五カ年倍増計画の国際公約を達成するため、また民生の安定を図るための効果的な活用ということを条件にしまして、五百八十億円の増額を要求しているわけでございますが、これは一応実務レベルにおける詰めを行うということになっておりますけれども、大蔵大臣、外務大臣、経済企画庁長官はこの問題に対して前向きに取り組むお考えがございますでしょうか、お伺いします。

第103回国会 社会労働委員会 第1号(1985/11/14、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 大臣が御都合で後からお見えになるそうでございますので、大臣への御質問は後に譲らしていただいて、ちょっと具体的なことを先にお聞きしたいと思います。  機会均等法とそれから労働基準法改正案にかかわる省令の案と指針の案というものが関係審議会に答申を求めるために諮問になりましたが、それに関しましては、大臣の基本的なお考えとそれから婦人局長の基本的なお考えは、先ほどの糸久委員の質問に対してお答えになりましたので、私はすぐに具体的な問題に入らしていただきたいと思います。  この指針の案の中で、一応男子を女子と同じように扱う、逆に女子は男子と同じように扱うと。そして、やってはいけないことという……

第103回国会 文教委員会 第5号(1985/12/12、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 大臣が午前中しかおいでになりませんで、私はほんの少し時間をちょうだいしたわけでございますが、まずお聞きいたしたいことは、私学共済組合は他の共済制度に比べまして財政状況もよくて、これまでは健全な運営を続けてきたと思うのでございますが、このような財政上何の問題もないものに対しても一律に制度改革を強いる理由というのは何でございましょうか。  それからまた、国鉄共済の救済問題解決のためではないか。そのために今回の改正があるのではないかと非常に懐疑的になっている私学共済の組合員もあると聞いておりますが、そのような組合員に対して大臣はどのような御返答をなさいますでしょうか。

第103回国会 文教委員会 第6号(1985/12/17、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 まず私学共済のこれから先の財政見通しについてお伺いいたします。
【次の発言】 収支比率も非常によいわけですね。五十八年度末ですと四三・二%だし、成熟率も非常に低いということですし、けさほどの審議の中にも出てきましたけれども、拠出保険料を段階的に引き上げる場合は百三年までは積立金もゼロにならないし、単年度収支が負にはならないということですね。これは確認していただきます。
【次の発言】 現行制度のままでは安定しないとおっしゃいますが、ほかの公的年金に比べますと非常に私学共済は財政状況がいいし、とにかく全然掛金を上げなくても二十年の間は全然赤字にはならないということですし、積立金も九十……

第103回国会 文教委員会 第7号(1985/12/19、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 まず第一に、短時間で「私学共済基礎年金拠出金額の推移」という資料をお出しくださったことを歩といたしますことを申し上げます。  今、これまでの本岡委員とそれから政府側委員のやりとりの中で、やはり私学共済のような加入者に比べて年金受給者が少ないところが、他の加入者に比べて年金受給者の多い年金制度に対して相当援助をしているというか潤すということを行っているのだと、それからまた基礎年金の拠出額を通じてそして財政調整というものを少なくとも二十年間ぐらいはやるのだということがわかったわけでございます。しかし、それが必ずしもいけないと言っているわけではなくて、これから高齢化社会に向かいましては……

第104回国会 社会労働委員会 第2号(1986/03/20、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 労働大臣にお伺いいたしたいんでございますが、大臣は所信表明の中で、「本格的な高齢化社会の到来など今まで経験したことのない変化や厳しい国際経済環境の中にあって、勤労者の雇用を確保し、その福祉の向上を図ることは、社会経済と国民生活の安定のための基本的課題であります。」とされて、「雇用対策の積極的な推進」を第一に挙げておられます。  けさほどの質疑の中の御答弁にもありましたけれども、いろいろ労働省がおやりになっている高齢化社会に対する対策として、高齢者に対する雇用を促進するためのいろいろ助成金なども出していらっしゃいますが、依然として、労働省からいただいた資料によりましても、高齢者に対……

第104回国会 社会労働委員会 第5号(1986/04/02、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 労働省の予算案を見ますと、前年度に比べて一般会計はマイナスであり、総額で見ましてもわずか一・七%のアップという非常な緊縮予算であります。その枠内でいろいろと苦心されて、施策の優先順位を考えられ、また、新しい行政需要に何とか対応しようとして重点配分を行っておられるという苦心と努力の跡が見られますので、労働省予算につきましては一応全般的に評価しているものでございますが、新しい施策として打ち出されているものにつきまして、まず御質問したいと思います。  労働者の健康安全確保のための対策として中小企業共同安全衛生改善事業助成制度、これは仮称だそうですが、こういうものを創設されるということで……

第104回国会 社会労働委員会 第7号(1986/04/10、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 日本は、欧米と比べますと高年齢者の就業意欲がずっと高いと言われておりまして、各種の調査も、高年齢者の就業意欲の高さを示しておりますので、高年齢者の労働力率が近い将来大きく低下することはないと考えられますが、労働力人口の高齢化の見通しについて、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 高年齢者の雇用の状況は現在も非常に悪いし、また将来の見通しも余りよくないと思うのでございますが、五十五歳以上の有効求人倍率についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 五十五歳以上をひっくるめて〇・一三倍とおっしゃいましたが、五十五歳から五十九歳、六十歳から六十四歳、六十五歳以上と分けて、年齢層別……

第104回国会 社会労働委員会 第8号(1986/04/15、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 環境衛生金融公庫の設立目的は、同公庫法の第一条に「公衆衛生の見地から国民の日常生活に密接な関係のある環境衛生関係の営業について、衛生水準を高め、及び近代化を促進するために必要な資金であって、一般の金融機関が融通することを困難とするものを融通し、もって公衆衛生の向上及び増進に資することを目的とする。」とございますが、「一般の金融機関が融通することを州難とするものを融通し、」というこの点に関しまして、特に今の情勢では、非常に金融が自由化して、そして国際化もしているという状況下にあって、依然としてこの第一条の目的というものは非常に重要であるかどうかということですね。殊に、一般の金融機関……

第104回国会 社会労働委員会 第9号(1986/04/17、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 日本経済の中で中小企業が果たしている役割は大変大きく、日本の経済発展に対する中小企業の労働者の貢献度も非常に高いと思いますが、中小企業と大企業では賃金、労働条件に大きな格差があり、殊に退職金については、中小企業での退職金制度の普及率は大変低く、退職金そのものも非常に低水準にあります。  殊に、従業員規模一人から九人の企業では、退職金制度の普及率は五三・八%と約半分にすぎないと言えますが、その五三・八%の企業は、中退金共済制度加入と考えてよろしいわけでしょうか。
【次の発言】 特定業種退職金共済の方の加入状況はどうでしょうか。

第104回国会 社会労働委員会 第12号(1986/05/08、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、社会党の糸久さんが二時間にわたって細々と御質問なさいましたので、なるたけ重複を避けて、同じ御返答をなさらなくて済むようにしたいと思いますけれども、労働大臣には、労災保険法改正を今回なさるに当たっての基本的な姿勢というものをやはりお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【次の発言】 年金たる保険給付の給付基礎日額を年齢階層別に労働省が毎年なさっております賃金構造基本統計調査に基づいてお決めになって、そして最低保障額と最高限度額というものをお決めになるそうでございますけれども、最低保障額を決めることは、現在の労災の年金を受けている人の平均を見ますと、二百万とか三……

第104回国会 社会労働委員会 第14号(1986/05/15、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 労働省は、今回、昭和六十一年度は十五カ所の公共職業安定所を再編整理するという予定で地方自治法第百五十六条六項に基づいて国会承認を求めていらっしゃるわけでございますが、臨調の昭和五十八年三月十四日の最終の答 申、これに、今後五年間に公共職業安定所などについては約六十カ所を整理統合することが必要だと、このように指摘されているということで、五年間に六十カ所をどうしても整理統合しなければいけないという考え方で、大変苦心して、また無理して数字を合わせて、六十一年度は十五カ所、昨年度も十五カ所、五十九年度が八カ所で、もう既に三十八カ所整理統合ということをされているわけですね。残るのは結局二十……

第104回国会 予算委員会 第17号(1986/03/29、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 まず、円借款の問題についてお伺いいたします。  国民の税金や郵便貯金などで賄われている円借款が日本企業のリベートの形で前フィリピン大統領マルコスに流れ、その膨大な資産形成に役立つということがうわさされておりましたし、その上長年にわたる腐敗した独裁的政権の維持にも役立っているといううわさが非常に長い間にわたって流れており、疑惑が深まっていたわけでございますが、最近米国議会が秘密文書を公表しました。そのために疑惑はますます強まり、その公表された文書の一部分が外務省から本委員会に提出されましたが、これには第一次の借款から第五次借款に至るリベートに関する断片的な資料しか入っておりません。……


14期(1986/07/06〜)

第107回国会 社会労働委員会 第6号(1986/12/11、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 時間が非常に限定されておりますので、なるたけ重複を避けて質問させていただきたいと思います。  昨年来の円高の進展で、輸出関連の中小企業が操業短縮をやったり休業をしたり、また倒産が非常にふえている。そういった状況がある中で、一方では国鉄の分割・民営化に伴う余剰人員対策、また石炭産業の閉山に伴う雇用対策とか、構造不況、円高不況のダブルパンチを受けている造船、鉄鋼、機械産業などのレイオフとか人員整理、また北洋漁業縮小に伴う失業問題など、雇用失業情勢は大変深刻化している状況でございます。  雇用対策の緊急さにかんがみて、昨日、参議院の本会議で雇用の安定に関する決議が採択されたわけでござい……

第107回国会 社会労働委員会 第7号(1986/12/15、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本日は参考人の皆様方お忙しい中をお越しいただきまして、大変貴重な御意見を賜りましてありがとうございました。時間が大変制限されておりますので、私はお三方に一つずつ質問させていただきたいと思います。  まず有吉参考人にお伺いいたしたいのでございますが、老人保健法を福祉原理で運営するのか保険原理で運営するのか、根本的に洗い直す必要があると御指摘になりましたが、まことにごもっともな御意見と思いますし、その点についてはもう私も必要と思うのでございますが、有吉参考人は福祉原理で運営さるべきとお思いなのでございましょうか、それとも保険原理で運営さるべきとお思いなのでございましょうか。個人的な御……

第107回国会 社会労働委員会 第8号(1986/12/16、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 日本は先進諸国に例を見ないほどの急速なスピードで高齢化社会に突入しようとしております。  そこで、本年六月の閣議決定で「長寿社会対策大綱」というものを決定されましたけれども、その大綱の中には、基本政策の中で、「社会的公正を確保しつつ、生涯のどの段階においても安心して生活できる体制を整備するとともに、健康で充実した生活を過ごせるよう基礎的な条件の整備を図る」、こう言っているわけでございますが、現在の円高不況、また構造不況などの経済的な非常に安定のない状況の中で失業もどんどんふえておりますし、国民は、生活は今はできても将来どうなるかという不安を非常に持っていると思うんですね。また、総……

第107回国会 社会労働委員会 第9号(1986/12/18、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 前回の質問におきまして、老人保健法改正案の中の問題点と思われます患者の一部負担の大幅引き上げの問題、また老人保健施設の問題、また国保の保険料滞納者に対する制裁措置の問題などをお聞きいたしました。それで、答弁に満足しているわけではございませんので、時間がありましたらまた重ねてお聞きしたいと思いますが、この間の質問の中で時間切れとなってしまって、大変しり切れトンボになりました保健事業についてお伺いいたします。  ただいま同僚委員が保健事業につきましてお伺いいたしましたけれども、私は、第二次五カ年計画の重点目標達成のためには、要員の確保と施設の整備が急務と思っておりますが、まず、マンパ……

第107回国会 予算委員会 第1号(1986/10/06、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 ただいまの自民党の全国研修会における総理の御発言の中で、衆議院においても問題になりましたし、また参議院の本委員会におきましてもけさほど取り上げられましたいわゆる総理のネクタイ発言、これについてお伺いしたいと思いますが、総理はあれはユーモアを交えて言ったまでだとお逃げになったわけですが、これはユーモア発言ということでは済まされない、やはり女性に対する総理のべっ視の念が本音として出てきたのではないかと思われるような発言でありまして、女性としてこれは聞き逃すことができないのでございます。  アメリカにおきましても、マイノリティーに関する知的レベル発言と同じぐらいにこの女性のネクタイ発言……

第108回国会 外務委員会 第5号(1987/05/26、14期、公明党・国民会議)

○委員以外の議員(中西珠子君) ただいま議題となりました国際開発協力基本法案につきまして、公明党・国民会議を代表し、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  世界に類を見ない平和憲法を持つ我が国は、宇宙船地球号のどのメンバーとも平和的共存共栄を図らねばなりません。特に開発途上国の経済的、社会的発展への自助努力を支援し、殊に、貧困や飢餓に悩む開発途上国の草の根の人々の生活の安定や福祉の増進に資するような援助や協力を行い、社会正義に基づいた恒久的な世界平和の達成のため、積極的に貢献することは我が国の国際的責務であります。  しかし、これまでの我が国の政府開発援助(ODA)は貿易の伸長等、……

第108回国会 社会労働委員会 第1号(1987/03/27、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 まず労働大臣にお伺いしたいと思います。  一昨年の九月のG5以降、急激な円高基調のもとで産業構造の転換を迫られている日本の雇用失業情勢は、最近非常に厳しさを増しております。総務庁の発表によりますと、本年一月の全国平均の失業率は三%、これは昭和二十八年の労働力調査始まって以来の高い記録でありまして、この完全失業率三%というのは、欧米流の統計のとり方をしますと二倍にはなる、六%ぐらいだという意見の人も非常にあるわけでございます。円高で打撃を受けている輸出関連の中小企業の産地、また構造不況、円高不況のダブルパンチで大幅な人員整理を行っている企業城下町など、特定の地域や特定の業種における……

第108回国会 社会労働委員会 第4号(1987/05/21、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 身障者雇用促進法の一部を改正する法律案に関して質問いたします。  昭和五十六年の国際障害者年におきましては、我が国でも障害者問題でさまざまな広報や啓発活動が行われました。そのために国際障害者年のころには障害者の雇用も大いに伸びたわけでございますが、その後の雇用率の伸びを見ますと、伸び幅が大変小さくなっており、昨年に至っては全く伸びていないような状況にあります。  国連では、障害者問題に対する取り組みを、国際障害者年一年だけに終わらせることなく長期間継続させていくために、昭和五十八年から十年間を障害者の十年ということにいたしまして、その十年の間に達成するべき世界行動計画を策定しまし……

第108回国会 予算委員会 第10号(1987/05/12、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 総理は日米経済摩擦が非常に激化しているさなかに米国を公式訪問されまして、大変御苦労さまでございました。  総理が訪米中に、日本をねらい撃ちしているという評判のございますゲッパート条項を含むオムニバス・トレード・ビル、包括貿易法案ですね、これが米国の下院で可決を見たということでございますが、総理は御自身の訪米の成果をどのように評価していらっしゃいますでしょうか、お伺いいたします。
【次の発言】 アメリカ側が努力しなければならない部分も言ったとおっしゃいますけれども、アメリカ側は、みずからの主体的努力に関する部分では為替安定だとか、財政赤字の削減だとか、競争力の強化などということに関……

第109回国会 社会労働委員会 第2号(1987/07/28、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 七月三日付の朝日、毎日、読売その他の新聞に報道された事件でございますが、東村山の産婦人科の医院の新生児室で、七月二日の未明、二人の新生児が相次いで突然に死亡するという事件がございました。  この赤ちゃんは正常分娩で生まれて何の異常もなかったということなのですが、二人の赤ちゃんがほとんど同時に死亡されたという非常に異常な事件だと思われるわけでございます。亡くなられた赤ちゃんの親御さんの御悲嘆はいかばかりかと心から御同情申し上げるとともに、亡くなられた赤ちゃんの御冥福を祈るわけでございますが、死亡した赤ちゃんの親御さんが、死因が大変不審だということで警察に訴えられたそうです。私のとこ……

第109回国会 社会労働委員会 第3号(1987/07/30、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 労働者派遣事業法が施行されて一年になりますが、特定労働者派遣事業の事業所として届け出をしてきた件数、それから、一般労働者派遣事業の許可を得た件数並びに業種別の件数をお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 パーセンテージでいきますと、届け出の受理事業所数に関しましては、コンピューター関係が六六・三%、それで、事務機械の関係が四一%、それから、大変多いだろうと思った建設物の管理とか掃除とかメンテナンス、そういうものは案外少なかったような感じですが、これは労働省の予想どおりですか。一般の方につきましても同じようなことが言えると思うんですけれども、これは労働省の予想どおりですか。

第109回国会 社会労働委員会 第5号(1987/09/10、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、ただいま議題となりました労働基準法の一部を改正する法律案について質問させていただきます。  この間の本会議で、この改正案の問題点と思われるところを包括的に、また個別的にお聞きいたしましたけれども、きょうはもう少し改正案の本文に即しまして、少し細かい質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、週四十時間制でございますが、これは三十二条に週四十時間制をうたってはございますが、この実現の時期がはっきりしていない。はっきりしていないということは絵にかいたもちということにもなりますので、大体いつごろ実現なさる御予定なのかお伺いしたいと思います。

第109回国会 社会労働委員会 第6号(1987/09/11、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本日は参考人の先生方、お忙しい中をおいでいただきまして大変貴重な御意見をちょうだいいたしましてありがとうございました。心から御礼申し上げます。私は大変限られた時間でございますので、質問をまとめてお伺いさせていただいて、後ほどお答えをちょうだいしたいと思うのでございます。  まず、清水参考人にお聞きしたいわけでございます。御指摘のとおり、今回の労基法改正案では労使協定による措置が大幅に拡大されるということでございますし、この労使協定そのものが本当に適正な労働者の一人一人の意見が反映したような協定ができるという保証はなかなかないので、現在の集団的労使関係というものも、未成熟ということ……

第109回国会 社会労働委員会 第8号(1987/09/17、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私はこの前の質問のときに、週四十時間制について、また労使協定の問題、変形労働時間制、年次有給休暇の計画的付与、フレックスタイム制その他につきまして通告をいたしまして、それは質問が終わりましたが、裁量労働についてと事業場外労働について、それから換算制、これにつきましては通告はしたものの、時間切れになりまして全然触れていないという状況でございますので、きょうは法案に即しまして、この事業場外労働と裁量労働についてお聞きしたいと思います。  労基法改正案の三十八条の二でございますが、これは事業場外労働ということで、「労働者が労働時間の全部又は一部について事業場外で業務に従事した場合におい……

第112回国会 社会労働委員会 第3号(1988/03/22、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 厚生大臣は所信表明の中で「長寿社会を財政負担の増大の面のみ強調した暗いイメージでとらえることなく、お年寄りの豊富な人生経験が社会の財産であるとの認識を持って、国民の一人一人が明るく健康で生きがいを持って暮らせるような活力ある社会づくりに努めていかなければならないと考えます。」とおっしゃっております。私は全く同感なのでございます。と申しますのは、長寿社会を財政負担の増大の面ばかり強調して暗いイメージでとらえる傾向が非常に今まであった。そして高齢化社会が来るから大変だ大変だということで高齢化社会危機説というものが流布されて国民が大変だ大変だという不安感を持つ一方、行政改革、財政再建の……

第112回国会 社会労働委員会 第4号(1988/03/24、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 労働大臣の所信表明をお伺いいたしまして、それについて二、三質問させていただきたいと思います。  時間が限られておりますので、同僚議員が既に御質問になったことに関しましてはなるたけ重複を避けたいと思っております。しかし、雇用問題については新たにお始めになるプロジェクトについて構想などをちょっとお伺いしたいと思うわけでございます。  経済企画庁の国民所得統計の速報によりますと、六十二年の実質成長率が四・二%になる見込み、外需は〇・七%とマイナスに転じ、住宅投資、設備投資、公共投資など内需が記録的な伸びとなり、内需主導型の成長が軌道に乗ってきたということが鮮明になったと新聞が報道してお……

第112回国会 社会労働委員会 第5号(1988/03/28、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 六十三年度の厚生省所管一般会計予算の総額は十兆三千二百十一億円を超えており、六十二年度に比べますと二・九%の増加となっております。国の一般会計予算総額に対して一八・二%の割合を占めているという大変膨大なものでございます。厚生省の所管事項というのは、国民の健康と福祉の向上、また国民の日常の生活の質の向上というものに大変密接な関係があり、その予算は非常に大きな影響を与えるものでございます。それゆえ、予算編成におきましては厳しい財政事情の中で大変御苦労になったと思います。厚生大臣初め、厚生省の皆様方の御努力に対して、敬意を表するものでございます。  さて、六十三年度予算の中身を拝見いた……

第112回国会 社会労働委員会 第6号(1988/03/31、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 急速な技術革新、円高や内需拡大の要請に対応する経済構造調整の推進、産業構造の転換、労働力の高齢化の進展、女性の就労の増加、強まる核家族化の傾向など急激な経済的、社会的構造変化の中で、勤労者の雇用の安定、労働条件の向上、労働安全衛生の改善、勤労者とその家族の福祉の増進などを図る上で労働省の果たされるべき役割に対する国民の期待はとみに高まっております。このように労働省の役割の重要性が増しているのに、財政事情は依然として厳しく、限られた財源の中で各種の施策につきまして優先順位を選択せねばならず、財源の重点配分をして予算の編成をなさったと伺っておりますが、本当に御苦労さまでございます。労……

第112回国会 社会労働委員会 第8号(1988/04/14、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、午前中同僚議員が労働安全衛生法の一部を改正する法律案、勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案につきましては相当突っ込んだ質問をなさいましたので、今日議題となっております労働問題に関する調査として一般質疑を先にやらせていただきまして、余った時間を安衛と財形、両法案に関する質問とさせていただきたいと思います。  最近と申しましても六十三年三月五日付の毎日新聞とそれから六十三年三月七日付のサンケイ新聞朝刊でございますが、それに「労災は血友病を差別するな」というアピールが出ているわけでございます。  このアピールを読んでどきっとしたところへ、実はこれは足立区の労働基準監督署の方……

第112回国会 社会労働委員会 第10号(1988/04/21、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 日本の経済は景気の回復が着実に進みつつあると言われており、全般的には雇用情勢もやや改善傾向を示しておりますが、特定の業種や地域、高齢者については著しく改善のおくれが目立っております。造船、非鉄金属、石炭、鉄鋼などの構造的不況業種では引き続き雇用調整が余儀なくされるでしょうし、不況業種を中核的な産業としている地域、特に北海道、九州などではいまだ新たな産業も開発されておらず、雇用機会も限られており、離職者の再就職も困難な状況らしいし、高齢者については依然として有効求人倍率も低い水準にあります。  こういった情勢の中で、日本としては、国際協調型経済構造への変革を推進し、一層の市場開放と……

第112回国会 社会労働委員会 第11号(1988/04/26、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、四月十八日の本会議におきましても質問をさせていただいたわけでございますが、本日はもう少し細かい点につきましてお伺いしたいと思います。  まず、私は、国民がすべてだれでもどこでもいつでも安心して医療が受けられるような医療保障制度の確立を願っております。そういう立場から御質問を申し上げるわけでございますが、保険料につきましてまずお聞きしたいと思うわけです。  国民健康保険の保険料はほかの保険に比べまして一番高いわけで、給付はまた一番低いわけでございます。それで、年々保険料が上がりまして、所得の伸び率よりも上回る伸び率を示しているということだそうでございます。そしてまた、地域によ……

第112回国会 社会労働委員会 第12号(1988/04/28、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 現在の港湾労働法を廃止されまして、そしてただいま議題となっております全く新しいと言ってもいいほどの港湾労働法を制定する必要性を感じられ御提案になっているわけでございますが、その御提案をなさるに至ったいきさつと申しますか背景と申しますか、そういったものにつきまして大臣のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 どうもありがとうございました。  次に、法案の中身につきまして少し御質問いたします。  現行法はいわゆる六大港というものに適用されているわけですが、今度の法案の中身を拝見しますと、政令で指定する港湾とその水域となっていますね。  これはどういうところをお考えにな……

第112回国会 社会労働委員会 第13号(1988/05/09、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本日は、お忙しい中、参考人の先生方、ここにおいでいただきまして貴重な御意見を賜りまして本当にありがとうございます。心から御礼申し上げます。  私の時間は大変限られておりまして、先生方にほんの一つずつぐらいお聞ききしたいと思っておるのでございますけれども、すべての先生にお聞きすることが果たしてできるかどうか。  まず、石古参考人にお伺いしたいと思います。  国民が、だれでも、どこででも、いつでも、差別なく、安心してリハビリテーションを含む医療を受けられる医療保障制度と医療供給体制を確立することは、原則的には憲法二十五条に基づいた国の責任であると私は思っておるのでございます。  今回……

第112回国会 社会労働委員会 第15号(1988/05/17、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 まず、厚生年金保険法の一部を改正する法律案についてお伺いいたします。  厚生年金基金制度は、公的年金を補完する企業年金の中核をなすものとして重要な機能を果たすものでございます。今回この制度の充実と普及を図るために改正法案を提出されていることは評価できるのでございますが、改正法案の中で、厚生年金保険法の第百三十二条に一項を加え、第三項として、厚生年金基金の支給する年金給付について努力目標の水準を設定していますが、この水準を老齢厚生年金の代行部分の二・七倍に相当する水準としている理由についてお伺いします。
【次の発言】 非課税にするその限度というものが大きなウエートを占めて二・七倍と……

第112回国会 社会労働委員会 第16号(1988/05/19、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 ただいま議題となっております労組法等の一部を改正する法律案を御提出になりましたのは臨調の最終答申に基づいてということでございますが、もちろん、臨調の最終答申があったから、単にそれだけの理由でなさっているということではなくて、やはりいろいろの事情があり背景があり、そしてまた各方面の意見もお聞きくだすったものと思います。  大臣、その間の事情と経過を少し御説明いただけますでしょうか。
【次の発言】 いろいろ各方面の意見聴取をなさいまして、違った意見も随分出てきたと思いますが、それを調整なすったということは非常に大変な御苦労であったと思うわけでございます。  政府原案におきましては、こ……

第112回国会 社会労働委員会 第17号(1988/05/24、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 各党の女性代表が、自民党も社会党も、これまで育児休業の法制化を強く要望されました。 そして、これまでの各党でのいきさつというものをお話しになりました。  私ども、公明党・国民会議といたしましては、昭和六十年四月に公明党独自の育児休業法案を提出させていただいたわけでございます。その中では、男女、両親のいずれでも一年間育児休業がとれるということと、それから所得の六割が保障される。その所得の六割の育児休業手当というのはどこから出すかというと、国と労使が三分の一ずつ出す、いわゆる育児休業基金のようなものをつくりましてそこから出すというアイデアを盛り込んだ法案を国会に提出したわけでございま……

第113回国会 社会労働委員会 第4号(1988/12/06、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本日は、参考人の皆様方お忙しい中をわざわざお越しいただきまして、本当に貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。  日本のエイズの特殊性というのは、五千人の血友病患者の四割が輸入された血液凝固因子製剤によって感染されており、その半数が子供を含む未成年者だという深刻な状況である。それで、いろいろお話を伺いまして私はもう本当に涙が出てきたのでございますが、国とか関係の製薬会社の責任は非常に重大であると考えます。  現在参議院で審議中のエイズ防止法案は、基本的人権やプライバシーの尊重が十分確保されていない、非常に取り締まり的な強権的な法案だという印象を持っておりまして、また非常……

第113回国会 社会労働委員会 第6号(1988/12/21、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっております後天性免疫不全症候群の予防に関する法律案に対する反対討論を行います。  この法案は、大変問題の多い法案で、もっと時間をかけて審議を尽くす必要があるのに、委員長 職権で質疑終局し、採決に持ち込まれますことは非常に遺憾であります。  この法案に私どもが反対する第一の理由は、この法案は、その目的とするエイズの蔓延防止に役立たない、むしろ逆効果になるのではないかということであります。  法案は、感染源の把握のため、医師による都道府県知事に対する第五条の報告や、また第七条の氏名等の通報の規定を設けておりますが、これはエイズに対す……

第114回国会 社会労働委員会 第2号(1989/03/23、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私といたしましては、この承認案件につきまして、職業安定所の新設などは非常に紀権たし、基準監督署も新設されるところもあるわけでございますが、中小零細企業で働いているような労働者は非常に基準監督署や職業安定所に信頼感を持っているわけです。リクルート疑惑その他で労働行政全般への不信感が増大している中で、殊に上層部に対していろいろ不信感を持っている人もふえている中で、そういった中小零細企業で働いているような労働者は、第一線の職員の方々がリクルート疑惑なんかで肩身の狭い思いをしないで頑張ってやってほしいという気持ちを持っているわけです。  それで、殊に女子労働者の八五%近くが未組織の中小企……


15期(1989/07/23〜)

第115回国会 科学技術特別委員会 第1号(1989/08/07、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) この際、一言ごあいさつ申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙によりまして、本特別委員会の委員長に選任されました中西珠子でございます。  まことに微力ではございますが、この重責を全ういたしたいと考えておりますので、委員各位の御指導、御理解、御協力のほどを伏してお願い申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  大変簡単ではございますが、一言ごあいさつ申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本特別委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませ……

第116回国会 科学技術特別委員会 第1号(1989/09/28、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) この際、一言ごあいさつ申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙によりまして、引き続き本特別委員会の委員長に選任されました。  甚だ微力ではございますが、委員各位の御指導、御協力を賜りまして、本委員会の円滑な運営に努めてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本特別委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に岡部三郎君、吉川芳男君、稲村稔……

第116回国会 科学技術特別委員会 第2号(1989/11/08、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  第百十五回国会閉会中、本委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員の報告を聴取いたします。三上隆雄君。
【次の発言】 以上で派遣委員の報告は終了いたしました。
【次の発言】 この際、斎藤科学技術庁長官及び高橋科学技術政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。斎藤科学技術庁長官。
【次の発言】 次に、高橋科学技術政務次官。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。    午後四時三十四分散会

第116回国会 科学技術特別委員会 第3号(1989/12/01、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査のうち、核融合エネルギーに関する件について、本日の委員会に、日本原子力研究所理事吉川允二君、核融合科学研究所長飯吉厚夫君、大阪大学レーザー核融合研究センター長中井貞雄君を参考人として出席を求め、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査のうち、核融合エネルギーに関する件を議題といたします。  本日は、本件に……

第116回国会 科学技術特別委員会 第4号(1989/12/13、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時十一分散会

第116回国会 外務委員会 第1号(1989/11/09、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 けさの審議中に、所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国政府とインド共和国政府との間の条約並びに所得に対する租税に関する二重課税の回避のための日本国とベルギー王国との間の条約を改正する議定書の締結について承認を求むということで、二つ承認案件が出ておりますが、このような種類の二重課税回避、また脱税防止のための租税条約というものがこれまで三十六あると伺いました。そして、現在はアルゼンチン、トルコ、クウェートなどと交渉中であるということを伺ったわけでございますが、これからもますます日本の企業の海外投資や現地生産がふえていくであろうと考えられる中で、このような条……

第116回国会 外務委員会 第2号(1989/12/05、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 ただいま議題となりました国際開発協力基本法案につきまして、公明党・国民会議を代表し、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  世界に類を見ない平和憲法を持つ我が国は、宇宙船地球号のどのメンバーとも平和的共存共栄を図らねばなりません。特に開発途上国の経済的、社会的発展への自助努力を支援し、殊に、貧困や飢餓に悩む開発途上国の草の根の人々の生活の安定や福祉の増進に資するような援助や協力を行い、社会正義に基づいた恒久的な世界平和の達成のため、積極的に貢献することは我が国の国際的責務であります。  しかし、これまでの我が国の政府開発援助(ODA)は貿易の伸長等、自国の経済的利益を……

第117回国会 科学技術特別委員会 第1号(1989/12/25、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙によりまして、引き続き本特別委員会の委員長に選任されました。  甚だ微力ではございますが、この重責を全うするべく、皆様方の御指導、御協力を賜りまして、頑張っていきたいと思っております。委員各位の一層のお力添えを心からお願い申し上げる次第でございます。  どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本特別委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第117回国会 科学技術特別委員会 第2号(1990/01/23、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会の場合もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成及び提出の時期につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時十六分散会

第118回国会 科学技術特別委員会 第1号(1990/02/27、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙によりまして、引き続き本特別委員会の委員長に選任されました。  委員各位の御指導、御協力を賜りまして円満な委員会の運営に努めてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本特別委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に岡部三郎君、吉川芳男君、稲村稔夫君、中川嘉美君を指名いたします。 ……

第118回国会 科学技術特別委員会 第2号(1990/04/20、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  議事に先立ち、一言申し上げます。  本院副議長小野明君は、昨日、急性肺炎のため逝去されました。まことに哀悼痛惜にたえません。  ここに、皆様とともに謹んで黙祷をささげ、哀悼の意を表しまして御冥福をお祈りいたしたいと存じます。  どうぞ御起立をお願いいたします。黙祷。
【次の発言】 黙祷を終わります。御着席願います。
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。  去る三月六日、長谷川信君が委員を辞任され、その補欠として後藤正夫君が選任されました。  また、本日、種田誠君が委員を辞任され、その補欠として喜岡淳君が選……

第118回国会 科学技術特別委員会 第3号(1990/05/30、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  この際、永野科学技術政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。永野科学技術政務次官。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査のうち、科学技術振興のための基本施策に関する件を議題といたします。
【次の発言】 まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  本件審査のため、本日の委員会に動力炉・核燃料開発事業団理事橋本好一君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。

第118回国会 科学技術特別委員会 第4号(1990/05/31、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  去る五月二十五日、予算委員会から、本日の一日間、平成二年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち科学技術庁について審査の委嘱がありました。  この際、本件を議題といたします。  本件に関する説明は、去る四月二十日、既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 では理事会の協議の内容ではなく、経過について申し上げます。  三上君御要求の参考人の件につきましては、本日は予算の委嘱審査であるということにかんがみ、この参考人の御出席を求める……

第118回国会 科学技術特別委員会 第5号(1990/06/20、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査のうち、地球環境保全と宇宙・海洋分野における研究開発の役割に関する件について、本日の委員会に、筑波大学教授吉野正敏君、東海大学情報技術センター所長坂田俊文君、神奈川大学理学部教授寺本俊彦君、東京大学海洋研究所教授小池勲夫君を参考人として出席を求め、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査のうち、地球環境保……

第118回国会 科学技術特別委員会 第6号(1990/06/25、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る六月二十二日、稲村稔夫君及び三上隆雄君が委員を辞任され、その補欠として及川一夫君及び喜岡淳君が選任されました。  また、本日、中川嘉美君が委員を辞任され、その補欠として太田淳夫君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。  第九五三号「脱原発法」の制定に関する請願外七十五件を議題といたします。  これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、保留とすることとなりました。  以上のとおり決定することに御異議ございませんか。

第118回国会 外務委員会 第1号(1990/03/29、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 まず、ただいま議題になっております譲許税率修正合意文書二件について申し上げます。  一九八八年の二月にガット違反とされました農産物十二品目の一つである砂糖調製品の輸入制限撤廃というのはやむを得ないと思いますが、輸入制限撤廃ということは国内、殊に沖縄、鹿児島、北海道に集中している砂糖の原料を生産している農家には大きな打撃を与えると思います。国際競争力のない七万三千戸に上る、それもほとんどが零細な砂糖原料生産農家の打撃を軽減するためには、砂糖類似品の関税率を引き上げるのは当然だと思います。関税率の引き上げばかりでなく、零細な砂糖生産農家を政府としては温かく保護していただくということを……

第118回国会 外務委員会 第4号(1990/05/24、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私はまず初めに、ただいま議題となっております所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とタイとの間の条約に関連して質問をいたします。  この種の租税条約が現在我が国は三十六カ国との間に、協定の形をとるときもございましょうが、結ばれているということを聞いておりますが、そのとおりでしょうか。
【次の発言】 現行のそういった条約や協定は、現状にそぐわないから改定してほしいという申し入れを行っている国がありますか。
【次の発言】 このような租税条約を結ぶに当たりましてモデルというのがございますね。この日タイ租税条約につきましては、先ほどの御説明では、大体OECDモ……

第118回国会 外務委員会 第5号(1990/06/01、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 中山大臣はOECDの関係閣僚会議に御出席になり、急いで帰国されましてお疲れも見せずに本委員会で答弁に当たっておられまして、まことに御苦労さまでございます。  私は外務委員会における予算の委嘱審査は初めてでございますので、大変初歩的な質問をさせていただくことになるんではないかと思いますが、けさほどの大臣の御説明で平成二年度においては定員等の増強、在外勤務環境の改善等の外交実施体制の強化、定員の増強ということでございますが、国際協力構想を中核とする国際協力の推進の三点を最重要事項とし、その他情報機能、海外邦人対策を加えて予算の強化拡充に格別の配慮をいたしましたと。大変結構だと思うので……

第118回国会 外務委員会 第10号(1990/06/25、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 きょうは総理がお見えになりましたので、まず日仏原子力協定改正の承認を求むる件に関連いたしまして、総理に三つのことをお願いしたいと思うわけでございます。  まず第一に、原子力平和利用を行っている我が国といたしまして、私どもとしては脱原発を目指しているわけでございますけれども、当面は原子力への依存というものは避けられないと考えております。それで、とにかく安全性の確保ということについては最大限の努力をしていただきたいということが一点でございます。  第二点は、代替エネルギー、クリーンな太陽エネルギーその他代替エネルギーの開発はだめだともう初めから投げてしまっているような感じがしないわけ……

第120回国会 外務委員会 第1号(1990/12/18、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 万国郵便連合憲章の第四追加議定書の締結について承認を求めるの件を含む五承認案件につきましては、これは賛成でございますので、特に質問はいたしません。私の質問時間が大変限られておりますので、ちょっと緊急と思われることを質問させていただきたいと思います。  国連の安全保障理事会の決議六百七十八号は武力行使を容認しているわけでございますが、一月十五日までにイラクがクウェートから撤退しない場合はこの国連決議を実施するということを、ブッシュ大統領がここのところアメリカとイラクとの間の平和交渉、外交交渉が行き詰まっているということもありましてそのような意思を表明しているわけでございますけれども……

第120回国会 外務委員会 第2号(1991/03/26、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 ただいま日本とソ連との関係につきまして同僚議員からいろいろお尋ね申し上げましたが、欧州復興開発銀行が設立されることになりまして、これは非常に政治的、経済的な重要な意味を持っていると考えるわけでございますが、この設立にかかわる日本の立場、それからソ連との関係、こういったことについてお聞きしたいと思います。  まず、この銀行設立のいきさつについて日本とのかかわりを御説明ください。
【次の発言】 この欧州復興開発銀行の原加盟者となる資格を有する国々、この国々は既に協定に署名をしたそうですね。その銀行の加盟者の地位というものは、欧州以外の国ではIMF加盟国に限定されている、こういうことだ……

第120回国会 外務委員会 第5号(1991/04/09、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、平成三年度外務省所管一般会計歳出予算各目明細書、これにつきまして少し細かい質問をさせていただきたいと思います。  まず、一ページ目の「外務本省一般行政に必要な経費」の中の人件費というものについて伺いますが、外務省では諸外国との時差の関係などから夜間も勤務せざるを得ない職員の方も多いと思います。殊に湾岸危機、湾岸戦争の間は昼夜を分かたず多忙をきわめられたと思いますが、超過勤務手当というものがどのようになっているかお聞きしたいわけです。  その一ページ目に夜間特殊業務手当というのがありますが、この夜間特殊業務手当とただの夜勤手当との相違点、特殊業務とはどういうものですか。

第120回国会 外務委員会 第6号(1991/04/23、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 歴史上初めてのソ連の元首の来日が実現しましてゴルバチョフ大統領夫妻を迎えられ、外務大臣を初め外務省のスタッフの皆様方は大変な御苦労だったと推察いたします。そして、感謝の念をあらわしたいと思います。  十数時間、六回にわたる日ソ首脳会談が行われて、一時は危ぶまれた日ソ共同声明がついに発せられたことは、新しい日ソ関係を打ち立てていく上でも重要な基礎になるものと評価いたします。また、北方四島の名前が日ソ間の文書で初めて明示されたということは平和条約交渉の一歩前進となるものと期待しておりますけれども、これからどのような段取りで次の交渉をなされますか、お伺いいたします。

第120回国会 外務委員会 第7号(1991/04/25、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 麻薬及び向精神薬の不正取引の防止に関する国際連合条約の締結について承認を求める件についてまず質問をいたします。  麻薬及び向精神薬の日本国内への流入が最近非常にふえているということを聞いておりまして、タイとかフィリピン、台湾からの流入ばかりでなく最近はコロンビアなどの南米の国々が日本を標的にして、そして麻薬や何かを持ち込みたいとしているといううわさもございまして憂慮しているわけでございますが、最近の国内への流入状況というものについて御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 最近コロンビアあたりからの流入がふえているというのは確かですか。そういううわさが非常にありまして、今アメ……

第120回国会 予算委員会 第13号(1991/04/01、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 世界のGNPの一五%近くを占める経済大国になりました日本に対する諸外国の期待は最近非常に高まってきております。そういった中で、日本の国際化また国際的貢献の必要性というものが声高く叫ばれるようになりまして、マスコミも大きく取り上げるようになってきております。  私も日本の国際化や国際的貢献がもっともっと必要だということを痛感している者の一人ではございますけれども、目を国内に転じますと、これまで日本が西欧諸国に追いつけ追い越せと技術立国、貿易立国を図って邁進してきた。そして、経済的効率のみを追求してきたような結果として今社会的にいろんな問題が起きておりますし、殊に社会的弱者にしわ寄せ……

第123回国会 労働委員会 第2号(1992/03/05、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私がお聞きしたいと思っていたことは、これまでの同僚委員の方々がお聞きになってしまいまして、大体お答えも方向としてはわかったわけでございますけれども、ちょっと違う角度から労働省の対応をお聞きいたしたいと思います。  それは、ことしの二月の十七日にジュネーブで国連人権委員会が開かれまして、その席上アメリカのNGOであるIEDと申しますのが日本の過労死問題を取り上げた。そして、国連人権小委員会には昨年の八月にやはり同じIEDというのが取り上げまして、相当辛らつな批判並びに労働省に対する要望というものを披瀝したわけでございますが、その昨年の国連人権小委員会の場では、日本政府は答弁の機会を……

第123回国会 労働委員会 第4号(1992/04/07、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、介護休暇、育児休暇その他につきまして御質問しようと思っていたのですが、けさほど非常に詳細な御質問がございましたので、ちょっと角度を変えまして、この平成四年度予算の概要に基づきまして、特に「国際社会への積極的貢献」の項目についてお聞きしたいと思います。  本年度の予算は、昨年度に比べますと十二億八千六百万円減っているという大幅な減少でございますが、この注には、「海外派遣労働者健康管理センターの建設費が三年計画の最終年次により城となったこと等によるもの」と書いてございますね。大変広い国際的視野をお持ちで、言葉も大変達者でいらっしゃる労働大臣が、国際社会への積極的貢献ということを……

第123回国会 労働委員会 第5号(1992/04/16、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 障害者の雇用促進の分野における労働省のこれまでの大変な御努力にもかかわりませず、一般の民間企業の障害者実雇用率は一・三二%にすぎない。法定雇用率一・六%にはるかに及ばない。もだ、雇用率の未達成企業の割合というのはもう半数近い四八・二%だそうでございますが、これを産業別に見ますと、どのような産業で雇用率未達成企業が多いのか、その辺の調査がございましたらお教えいただきたいと思います。
【次の発言】 理由も分析されて、そしてどのような指導を行っているかもあわせてお答え願いましたけれども、それでは規模別に見ますと、一般の民間企業における障害者雇用の状況はどのようになっておりますか。大企業……

第123回国会 労働委員会 第6号(1992/04/23、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 今回の職業能力開発促進法の改正の目的は、端的に言うとどこにございますんでしょうか。大臣はどのようにお考えでいらっしゃいますか。
【次の発言】 御趣旨は大変よくわかりましたし、結構だと思いますが、それで公共職業訓練施設の名称までもお変えになりまして、総称ですが公共職業能力開発施設に変えられた。そういうことは、ただいま大臣もおっしゃいましたように、職業能力の開発について情報の提供とか相談、援助の機能を強化する、ないところは付加する、こういったことで民間の自主的な職業能力の開発というものを促進していこうというお考えだと理解しているのでございます。  このたび、事業主ばかりでなく労働者に……

第123回国会 労働委員会 第7号(1992/05/14、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 建設業における死亡災害は依然として多くて、平成二年においては千七十五人、平成三年の速報値でも千四十七人、ともに全産業における死亡災害の四割以上を占めているわけでございまして、殊に規模五十人未満の中小規模の現場での災害が多いというのが実情であります。建設業の特殊性の一つである重層下請構造から来る災害の防止には店社安全衛生管理者の選任などを含む今回の法改正は緊急の必要事と思うのでございますが、法案の中身について少しお聞きいたします。  第十五条の三に「店社安全衛生管理者」、「労働省令で定める資格を有する者のうちから、労働省令で定めるところによりこ行うということになっておりますが、どの……

第123回国会 労働委員会 第8号(1992/05/19、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 今回の法案をお出しになりましたことにつきましては、やっと出てきたという感じを持ったわけです。というのは、急ピッチで欧米に比を見ないほどの速度で進んでいる人口の高齢化の中で長寿社会に対する総合的な政策が後手後手というか立ちおくれの感があったわけでございます。殊に、平成元年十二月に高齢者保健福祉推進十カ年戦略、いわゆるゴールドプランをおつくりになりまして、その後積極的にどのような対策が講じられるであろうかと考えておりまして、徐々に少しずつやってはいらっしゃるのでしょうが、労働力不足基調の中で殊に看護婦さんが非常に足りない。ある病院に至っては病棟を閉めなきゃならないほど足らないとか、そ……

第123回国会 労働委員会 第9号(1992/05/28、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 労働省は、一九八七年に週四十時間労働制をうたいました労働基準法の改正をされました。そして、それが明くも年の四月から実施されたわけでございます。労働省としては、非常な努力をされて週休二日制の普及だとか時間外労働の削減だとかサービス残業をなくすこととか、また年次有給休暇の取得日数が依然として少ないし、また取得率が少ないということのために本当に苦労を重ねてこられたわけでございますけれども、今回この労働時間短縮促進臨時措置法というものをお出しになりました理由というのはどこにございますんでしょうか。大臣にお願いいたします。
【次の発言】 労働時間短縮推進計画というものを労働大臣が策定されて……

第123回国会 労働委員会 第10号(1992/06/17、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 労働大臣は病み上がりでいらっしゃいますので、大臣への質問は最小限にとどめたいと思いますが、二つばかりお聞きしたいと思います。  この法案は、法的な強制力を持って労働時間の短縮を推進するのではなくて事業主の自主的な努力を促進する、それによって時短を実現するということを目的としているわけでございますが、年間千八百時間の早期達成は事業主の自主的な努力に任せていたのではなかをか実現できないのではないかと思うのですが、大臣いかがでございましょうか。
【次の発言】 いつごろをめどに達成なさるおつもりでしょうか。一九〇〇年代の早い時期に年間総実労働時間千八百時間を達成するというのが一応の目標で……

第123回国会 労働委員会 第11号(1992/06/18、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 この法案は、地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、公共職業安定所の出張所五カ所の設置に関し国会の承認を求めるものでありますが、横浜市、神戸市、福岡市、三田市、大川市にそれぞれ出張所を設置する理由をまず伺います。
【次の発言】 いわゆるレディス・ハローワークというのが横浜、神戸、福岡に新設されるということです。レディス・ハローワークという名前はどうやっておつけになったわけでございますか。最近日本語の純粋性が損なわれるのではないかと心配するほど片仮名文字がはんらんしているわけです。レディス・ハローワークというのは何語だかわからないのですけれども、英語から来たものらしいとは思いま……


16期(1992/07/26〜)

第126回国会 労働委員会 第3号(1993/03/26、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、平成五年度労働省予算案の中で新規事業と出ておりますものの中で、これまで同僚委員が御質問になったものはなるだけ重複を避けまして、具体的にどのような内容の事業をなさるのか。それからまた予算額が、この細かい方を見ましてわかるものもありますけれども、わからないものもあるわけですね。ですから、大体の予算額をおっしゃっていただく。それから、私が目的もお願いしますと申しましたときは、目的もおっしゃっていただく。こういうことで、私は具体的に細かいと思われるかもしれないことにつきましても大変好奇心があるものですからお聞きいたしますので、よろしくお願いいたします。  まず、労働時間短縮関係の対……

第126回国会 労働委員会 第4号(1993/03/29、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 労働省では、総合的女子就業援助事業を専門に行うために公共職業安定所の出張所、いわゆるレディス・ハローワークというのを平成三年度に東京と大阪、平成四年度は横浜、神戸、福岡に設置されました。平成五年度においては札幌、仙台、名古屋に設置するということで国会の承認を求めておられるわけでございますが、これまでに建てられている既設のレディス・ハローワークの活動状況を御説明願いたいと思うわけでございます。  まず、就業希望の人たちの登録数ですけれども、各レディス・ハローワークの登録件数というのはどのくらいになっておりますでしょうか。
【次の発言】 この登録した人たちに情報の提供をなすっているそ……

第126回国会 労働委員会 第8号(1993/05/13、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 約五十年前に、日本は敗戦の荒廃と疲弊から立ち上がって平和憲法を制定し、諸制度を民主化する努力をしてきました。国民の教育水準の高さと勤勉さ、また会社のためには長時間労働もいとわない忠誠心、こういったものが日本株式会社とも言われるほどの優秀で効率的な行政指導と相まって、日本は今や世界に冠たる経済大国になりました。  生活水準は、戦後に比べると上がりましたけれども、一般国民は依然としてまだまだ生活の豊かさやゆとりを感じられない状態でおります。過労死という言葉がそのまま世界に通用するほど日本の長時間労働は悪名が高く、国際的にも批判され、公正な労働基準が守られなければ公正な国際競争はできな……

第126回国会 労働委員会 第9号(1993/05/18、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本日は、参考人の御三方にはお忙しい中をおいでいただきまして、大変貴重な御意見を賜りましてありがとうございます。  私は、限られた時間でございますので、まず保原先生にお聞き申し上げたいことをまとめて申し上げてよろしゅうございましょうか。  まず、先ほどから時間外労働や休日労働の割り増し賃金率の話が出ておりますけれども、この時間外労働の割り増し賃金率は長い間、労働基準法ができて以来ずっと据え置きであったわけでございまして、企業はほとんど九〇%以上がこの二割五分を払っているからだとかいろいろ理由がございまして、今回は時間外労働につきまして二割五分を引き上げるということはちょっと先送りに……

第126回国会 労働委員会 第10号(1993/05/25、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 ただいま議題となりました介護休業等に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  我が国は、二十一世紀に向けて世界に例を見ない急速なスピードで人口の高齢化が進行しており、それは先進諸外国が四十五年から百年以上を要したものを二十四年で経験するという極めて急激なものであります。これに伴い、介護を必要とする老人が急増する一方、核家族化の進展と女性の就業の増加等の社会的、経済的変化を背景として年とった親などの介護の精神的、身体的、経済的負担は労働者にとって極めて大きなものとなりつつあります。  こうした状況の中で、政府は、平成元年に高齢者保健福祉推進十カ年……

第126回国会 労働委員会 第11号(1993/06/01、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 この前の労働委員会でも、今度労基法の改正によりまして導入されることになる一年単位の変形労働時間について既にお聞きしたわけでございます。また、四野党共同要求としても提出しておりまして、この一年間を単位とした変形労働時間というものが今までの一カ月、三カ月それから一週間の非定型変形労働時間、こういったものよりもずっと期間が長いということで非常に心配する向きがございます。  私自身も大変心配しておりますし、また多くの、殊に女性労働者の方々から毎日のように陳情をお受けして、部屋にいらしていろいろお話もお伺いいたしておりますばかりでなく、何百通という変形労働時間、殊に一年単位のはやめてくれと……

第126回国会 労働委員会 第13号(1993/06/10、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 まず、お伺いいたしたいのは、私の同僚の武田議員が私に五分間時間を譲ってくれたために質問をし損ねた点がございまして、それをまずお伺いいたします。  それは、第六条第一節、雇用管理の改善等に関する措置の「労働条件に関する文書の交付」、この表現がこれまでお使いになってきました現行の労働大臣の指針における表現と違うんです。これは労働条件の明確化、雇い入れ通知書の交付となっていて、「使用者は、パートタイム労働者を雇い入れたときは、当該パートタイム労働者に対して、賃金、労働時間等主要な労働条件を明らかにした書面(以下「雇入通知書」という。)を交付するように努めるものとする。」と、こうなってい……

第128回国会 労働委員会 第2号(1993/11/04、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 労働大臣、御就任おめでとうございます。  バブルの崩壊、長引く不況、円高による輸出不振、そして国内的には消費の低迷、そういった問題が山積している中で、リストラを余儀なくされている日本産業が究極的には空洞化していくのではないかという懸念も表明されておりまして、国民は何だか雇用不安というものをしょっちゅう感じさせられているような状況でございます。特に、大学とか短大とか高校の新卒の採用抑制、それがまた女性に殊にしわ寄せされているという状況は、私も御質問したいと思っておりましたが、同僚議員がもういろいろ御質問になりましたので質問は差し控えますけれども、こういった状況。  また一方、中高年……

第131回国会 法務委員会 第1号(1994/10/06、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る九月三十日、服部三男雄君、竹村泰子君及び猪熊重二君が委員を辞任され、その補欠として坂野重信君、北村哲男君及び私、中西珠子がそれぞれ選任されました。  また、昨日、木暮山人君が委員を辞任され、その補欠として山崎順子君が選任されました。
【次の発言】 一言ごあいさつを申し上げます。  このたび法務委員長に選任されました中西珠子でございます。  大変未熱者で、また微力ではございますが、本委員会の円滑かつ公正な運営のために努力してまいる所存でございます。どうぞ皆様方の御協力、御指導、御……

第131回国会 法務委員会 第2号(1994/10/27、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に下稲葉耕吉君を指名いたします。
【次の発言】 この際、前田法務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。前田法務大臣。
【次の発言】 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一……

第131回国会 法務委員会 第3号(1994/11/08、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十月二十八日、岡利定君が委員を辞任され、その補欠として志村哲良君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に糸久八重子君を指名いたします。

第131回国会 法務委員会 第4号(1994/12/08、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  これより請願の審査を行います。  第一四号法律扶助に関する基本法の制定と財政措置の拡充強化に関する請願外四十一件を議題といたします。  今国会中本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。  これらの請願につきましては、理事会において協議いたしました結果、第六七五号法務局、更生保護官署、入国管理官署の大幅増員に関する請願外二十八件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第一四号法律扶助に関する基本法の制定と財政措置の拡充強化に関する請願外十二件は保留とすることに意見が一致……

第132回国会 法務委員会 第1号(1995/02/09、16期、平成会)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  議事に先立ちまして、去る一月十七日に発生いたしました兵庫県南部地震により亡くなられた方々並びに御家族の方々に対し、本委員会として謹んで哀悼の意を表します。  ここに、犠牲になられました方々の御冥福をお祈りし、黙祷をささげたいと存じます。  皆様、どうぞ御起立を願います。黙祷。
【次の発言】 黙祷を終わります。御着席願います。
【次の発言】 この際、御報告いたします。  本委員会は、去る一月十七日及び十八日に兵庫県及び大阪府に委員派遣を行うことといたしておりましたが、今般の地震災害のために取りやめることにいたしました。  以上、……

第132回国会 法務委員会 第2号(1995/02/17、16期、平成会)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  検察及び裁判の運営等に関する調査を議題とし、法務行政の基本方針に関する件について質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本日の調査はこの程度とし、これにて散会いたします。    午後三時二十一分散会

第132回国会 法務委員会 第3号(1995/02/28、16期、平成会)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。前田法務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後三時三分散会

第132回国会 法務委員会 第4号(1995/03/10、16期、平成会)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る六日、國弘正雄君が委員を辞任され、その補欠として三石久江君が選任されました。
【次の発言】 次に、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。  これより討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。―別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入り……

第132回国会 法務委員会 第5号(1995/03/14、16期、平成会)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る十日、翫正敏君が委員を辞任され、その補欠として中尾則幸君が選任されました。  また、昨十二日、中尾則幸君が委員を辞任され、その補欠として國弘正雄君が選任されました。
【次の発言】 更生保護事業法案及び更生保護事業法の施行及びこれに伴う関係法律の整備等に関する法律案を一括して議題といたします。  まず、政府から両案について趣旨説明を聴取いたします口前田法務大臣。
【次の発言】 以上で両案の趣旨説明の聴取は終わりました。  両案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたしま……

第132回国会 法務委員会 第6号(1995/03/16、16期、平成会)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る十四日、國弘正雄君が委員を辞任され、その補欠として翫正敏君が選任されました。
【次の発言】 この際、議事に先立ち一言御報告いたします。  皆様既に御承知のことと存じますが、本委員会の委員であられた山本富雄君は、本日未明、逝去されました。まことに哀悼痛惜にたえません。  ここに、皆様とともに謹んで黙祷をささげ、哀悼の意を表して御冥福をお祈り申し上げたいと存じます。  どうぞ御起立を願います。黙祷。
【次の発言】 黙祷を終わります。御着席願います。

第132回国会 法務委員会 第7号(1995/03/17、16期、平成会)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  去る三月十四日、予算委員会から、本日三月十七日の一日間、平成七年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、裁判所所管及び法務省所管について審査の委嘱がありました。  この際、本件を議題といたします。  裁判所及び法務省関係予算につきましては、去る二月九日に説明を聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 以上をもちまして、平成七年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、裁判所所管及び法務省所管についての委嘱審査は終了いたしました。  なお、委……

第132回国会 法務委員会 第8号(1995/04/25、16期、平成会)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまかる法務委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本委員会は、山本富雄君の逝去に伴い一名の欠員となりましたが、去る三月十七日、林田悠紀夫君が本委員会委員に選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についでお諮りいたします。  刑法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に参考人として、日本大学法学部教授板倉宏君、日本弁護士連合会刑法改正対策委員会事務局長岩村智父君及び東京女子大学名誉教授水谷静夫君の出席を求め、その意見を聴取することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。

第132回国会 法務委員会 第9号(1995/04/27、16期、平成会)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨二十六日、坂野重信吾及び林田悠紀夫君が委員を辞任され、その補欠として大河原太一郎君及び尾辻秀久君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 刑法の一部を改正する法律案を議題とし、前回に引き続き質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時三十分まで休憩いたします。    午後零時五分休憩
【次の発言】 ただいまから法務委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、刑法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。  質疑の……

第132回国会 法務委員会 第10号(1995/06/08、16期、平成会)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る四月二十八日、山崎正昭君及び河本三郎君が委員を辞任され、その補欠として坂野重信吾及び林田悠紀夫君が、また去る五月二十四四、北村哲男君が委員を辞任され、その補欠として篠崎年子君が、また昨七日、浜本万三君が委員を辞任され、その補欠として久保田真苗君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任……

第132回国会 法務委員会 第11号(1995/06/14、16期、平成会)【議会役職】

○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動についで御報告いたします。  去る八日、久保田真苗君が委員を辞任され、その補欠として浜本万三君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。  第一五六号法律扶助に関する基本法の制定と財政措置の拡充強化に関する請願外七十件を議題といたします。  今国会中本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。  これらの請願につきましては、理事会においで協議の結果、第一五二三号法務局、更生保護官署、入国管理官署の大幅増員に関する請願外二十三件は採択すべきものにして……



各種会議発言一覧(参議院)

13期(1983/06/26〜)

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会国際経済問題小委員会 第1号(1985/02/28、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本日はお忙しいところお二方がおいでくださいまして、大変貴重な御意見を賜りまして、心から御礼申し上げます。  まず第一に、青山参考人にお聞きしたいのでございますけれども、貿易赤字削減の方法といたしまして五つばかりお挙げになりまして、それで産業への政策介入というか、産業への援助とか助成というものをアメリカ側でやるべきだというお話でございましたけれども、過去において、また現在どのような例がございますでしょうか。また、将来どういう産業がその対象になるらしいというふうな予測がございましたらお伺いいたしたい、これが一点でございます。  第二点は、アメリカ側の貿易摩擦解消のための主張はたくさん……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会国際経済問題小委員会 第2号(1985/03/15、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 きょうはお忙しいところをハイディさんにお越しいただきまして、大変貴重な御意見を賜りましてありがとうございました。大変鮮やかに、また率直にいろいろな問題をお述べくださいまして、本当に私どもの理解を深めてくださいましたことを感謝いたします。  特に私がお伺いしたいと思っていた問題はもうほとんど同僚の議員が聞いてしまいまして、これから新たにお伺いすることはないのでございますけれども、保護貿易主義の台頭だとか輸入課徴金問題、また保護立法の問題が起きているアメリカでの実情を大変上手にお話しになっていただきましたし、また貿易問題、殊に摩擦の問題の例示として電気通信事業の市場開放問題、それから……

第102回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1985/04/17、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本日は、公述人の皆様方お忙しいところをお越しくださいまして、また大変貴重な御意見をそれぞれお聞かせいただきまして本当にありがとうございます。  私は、まず中村さんにお聞きしたいのでございますけれども、中村さんが四十八婦人団体二千万人のメンバーを擁する国際婦人年日本大会の決議を実現するための連絡会の世話人のお一人として、過去十年間、幅広いまた熱烈な運動を展開していらしたことに対して心から敬意を表します。  それで、中村さんのお話の中で私は大変うれしいと思いましたことは、働く婦人ばかりでなく、差別を身近に見聞きしている主婦の方々が、例えば主婦同盟だとか、中村さんの主婦連のようなそうい……

第102回国会 逓信委員会,内閣委員会,地方行政委員会,大蔵委員会,社会労働委員会,商工委員会連合審査会 第1号(1984/12/07、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、社労の立場から御質問をしたいと思いますが、まず第一に、新しい電電株式会社の職員の労働基本権についてお伺いしたいと思います。  電電公社が民間に移行する、民営の経営形態をとるということになりますと、これまで電電の職員が適用されていた争議権の全面否定、争議行為の全面禁止、そして強制仲裁制度を規定した公労法の適用から離れまして労組法、労調法などのいわゆる労働三法の適用を受けるということになるわけでございますが、現行の労調法におきましては公益事業の争議行為につきまして大変制限が加えられております。新しい電電株式会社は公益事業でございますから、この労調法の中の公益事業の争議行為、争議……

第103回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第1号(1985/11/27、13期、公明党・国民会議)

○小委員外委員(中西珠子君) 西堀大使にお伺いさせていただきたいと思います。  まずお礼を申し上げたいのでございますが、大変率直な御意見を伺わせていただきまして大変参考になりました。  日本の平和憲法は二十一世紀における民族国家のあり方を先取りしたものであるという御発言に対しては、全く同感なんでございます。そしてまた、日本が軍事力増強よりも非軍事的な面において世界の平和と安定のために貢献するべきだという御意見にも大賛成でございまして、全く同感なんでございますが、それでは、自衛隊の海外派遣が必要だとおっしゃいました、このこととはどのように結びつくのでございましょうか。時間がなくてゆっくりと御説明……

第103回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会国際経済問題小委員会 第1号(1985/11/13、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 これまでの御質問に重複するかもしれませんけれども、お答えが私はどうもぴんとこなかったということのためにもう一度お伺いするということなんでございますが、非常に協調介入などで円高が進みまして結構な面と同時に、その反面円高が急激に進行したために、殊に中小企業を中心とした輸出産業は大変な打撃をこうむっている。既に新潟の燕市あたりは相当の打撃をこうむっているという例が公明党・国民会議の調査などでは出ているわけでございますけれども、そういった中小企業の輸出産業に対しましてやはり政策的な配慮というものも一方でやっていかなくちゃいけないと思うのですが、どのような対応をなさるおつもりなのかというこ……

第103回国会 内閣委員会,社会労働委員会,商工委員会,運輸委員会,建設委員会連合審査会 第1号(1985/12/11、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、社会労働委員会の公明党・国民会議のメンバーとして質問いたします。    〔委員長退席、内閣委員会理事大島友治君    着席〕  ただいま議題となっております法案の中で、労働省関係といたしましては、作業環境測定法の改正による規制緩和ということでございます。まず第一にお伺いしたいのは、作業環境測定法の第三条の違反状況、最近ので結構でございますが、お伺いいたします。
【次の発言】 作業環境測定法には、作業環境測定をやらなければいけない、そして雇用している作業環境測定士にやらせるか、もしくは、そういう人がいない場合は作業環境測定機関にやらせるということになっておりますね。しかも「な……

第103回国会 内閣委員会,地方行政委員会,文教委員会,農林水産委員会連合審査会 第1号(1985/12/19、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私はまず婦人の年金権について総理にお伺いしたいと思います。  前国会における厚生年金等の改正だとか、ただいま議題となっております共済四法案などの一連の公的年金制度の改正によりまして、政府は婦人の年金権が確立されるのだと説明されておられますが、果たしてそうなのでしょうか。私は婦人の年金権が確立されるとは思いません。  まず第一に、夫が厚年や共済など被用者保険の加入者である場合は、その妻は夫が保険料を払えば専業主婦であり無業の妻は保険料を払わなくても妻名義で基礎年金が支給されることになる。ですから婦人の年金権が確立されるのだと、このように御説明になっているわけですが、四十年夫が保険料……

第104回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会国際経済問題小委員会 第1号(1986/02/12、13期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 外務省にちょっとお伺いするのですが、先ほどアメリカの経済が非常に成長率が下がって二・四%ということに下方修正したというお話がありまして、一九八二年の不況以来の悪い状況だということも言えると思うのですが、そういった経済状況を背景にしてこの秋中間選挙がありますね。それで中間選挙に向けてやはり対日批判というものをエスカレートさせて、対日批判をうまく使って自分の党に有利に選挙戦を展開しようという動きが出てくるのではないかと心配しているのですが、この点はいかがでしょうか。
【次の発言】 日本の市場開放努力というもの、そういったものを対米広報活動ということやこそれから対EC、その他東南アジア……


14期(1986/07/06〜)

第107回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1986/11/12、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 鴨先生にまずお伺いしたいと思いますが、第一点は、先生が御指摘になりましたように歴史的に見たアメリカのパワーの凋落現象、またそれゆえにアメリカが国際政治経済の面において指導性を回復したいという強い要望を持っており、また新しい保守主義、いわばディフェンシブなナショナリズムな態度をしてきているという点では全く同感なのでございますけれども、果たしてアメリカは国際政治、経済面におけるかつてのような指導性を回復できると先生はお考えになっていますでしょうか。これが第一点でございます。  第二点は、SDIに関する研究参加に日本政府は踏み切ったわけでございますが、国会におけるこれまでのSDIに関す……

第108回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1987/03/13、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、ODAについて意見を述べさせていただきます。  新聞報道によりますと、本年一月二十三日のアメリカ上院の予算委員会公聴会で、強い経済力を持つ日本などの同盟国に西側防衛負担をもっと求めたらどうかとの上院議員の質問に対して、シュルツ米国務長官は、日本の軍事費が国民総生産の一%枠を突破したことに言及しながら、日本国内やアジア諸国には、日本がかつてのように再び軍事大国となるのではないかという大きな懸念があり、米国が日本に言わねばならないことは経済援助の増大だと述べたそうであります。また、長官は日本の経済援助が自国の貿易拡大と結びついていることを指摘する一方で、そうであっても援助増大を……

第108回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1987/04/14、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 中西一郎先生にお伺いいたします。  先生の国際協力に関する御意見は大変格調が高くて、殊に途上国への技術移転の問題、御指摘になりました適正技術、中間技術の問題などは全く同感なのでございますし、そのほかたくさんお聞きしたいこともあるわけでございますが、時間の関係もございますので二つだけに限定さしていただきます。  先生のおっしゃいました海外進出企業、殊に、途上国に進出している日本の企業のビヘービアについてやはり改善が必要だというような御意見と承ったわけでございますが、現在海外進出企業、特に途上国へ進出している日本企業の中で公害問題を起こしたり、環境破壊の問題を起こしたり、また進出国の……

第108回国会 予算委員会公聴会 第1号(1987/05/14、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 小林先生に質問させていただきます。  先生は政策的な問題として雇用情報の問題をお取り上げになりましたが、職業安定所の雇用情報の内容を向上させる必要性、これは全く同感でございます。それから第二に、失業の地域的偏在をなくすために集中的に地域雇用対策を展開する必要があるとおっしゃいまして、労働力の地域移動を容易にする措置が必要だし、また広域的な地域再開発の必要性、特に社会資本の不足を根本的に改善するための公共事業を興し、失業を吸収する必要性というものを御指摘になりました。これは緊急の対策として全く賛成なのでございますけれども、このほかに中長期的な対策として、やはり新しい産業の振興をも含……

第109回国会 外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員会 第1号(1987/08/21、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本日はお三方の先生方大変貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。  まず、外務省の材課長に伺いますけれども、一九八六年のODAの実績の表などをちょうだいしましたが、量的にはアメリカの次というふうなことでございますけれども、対GNP比は非常に低い。これはGNPそのものが高いから、なかなかGNP比を上げることは難しいということでございますし、先ほど矢田部委員からのグラントエレメントと贈与比率を高める努力はどのようなめどを持っているかということについては、ちょっと今のところそのめどがないというお話でしたけれども、技術協力の比率、これがDAC平均二〇・四%の半分しかない、一一・……

第109回国会 外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員会 閉会後第1号(1987/09/25、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私は、個人的な意見と申しますよりも、公明党・国民会議が本年の五月に参議院に提出いたしました国際開発協力基本法案の骨子を御説明させていただきまして、そしてこれは非常にまだまだ足りない部分も多いし、表現といたしましても、法制局と半年ぐらいいろいろやっているうちに水で薄められたような面が出てきてしまったり、行き過ぎの面が出てきてしまったりしたわけでございますので、これで最上のものと満足しているわけでは決してございません。そしてまた、皆様方がこの小委員会でとにかく各党が意見を出し合って、そしてまとまった一つのものができてくればいいという考え方でおいでになりますのには大賛成でございまして、……

第112回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1988/04/20、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本日は参考人の先生方、お忙しいところ貴重な御意見を賜りましてありがとうございます。  まず私は、宮崎参考人がお述べになりました御意見について大蔵省、外務省の意見を聞きたいと思うんでございますが、宮崎参考人は累積債務の問題の改善に関しまして、一つにはインフレなき持続的経済成長と市場開放の必要性、またそのための主要国の政策協調の必要性をお述べになり、また二つ目にはIMF、世銀などの国際金融機関の資金力の増大、またこれらの国際機関の機能の充実、そして日本の発言力の強化の必要性を強調されましたが、大蔵省、外務省はこれらの点についての日本の寄与の増大についてどのようにお考えか、御意見をお聞……

第112回国会 外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員会 第1号(1988/02/19、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 大体私のお聞きしたいと思っていたことは同僚議員がお聞きになりましたので、重複を避けたいと思いますが、もう一度ちょっと念のために具体的にお返事をいただきたいんです。  十六省庁にまたがる予算が、ODA予算が出てきますね。それを結局総合調整なさるのはどこなんですか。経済企画庁は、もちろん総合調整を設置法に基づいてやる、こういうこともこれまでの国会における予算委員会などにおける答弁もいただいているし、一方外務省はとにかく外交ルートを通じてすべてやらなくちゃいけないんだから、総合調整をやるのは外務省ですと、こういうお答えもこれまでいただいているんですね。  じゃ、この六十三年度予算で七千……

第112回国会 外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員会 第2号(1988/02/26、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 私どもは、国際開発協力基本法案という名前で一応網羅的な、とにかく目的、基本原則、それから開発協力、すなわちODAの実施体制、そして国会の関与の仕方、すなわち予算の審議においては計画を提出する。それから国会への報告を義務づける。その他民間との協力、すなわち民間専門家や青年開発協力隊員の帰国後の再就職の問題、就職を促進して雇用を確保するというふうな点だとか、民間団体との資金協力の問題、また地方公共団体の開発協力をやっている者に対する補助の問題、その他を一応網羅した形の、非常に不満足ではございますが法案をつくりまして、外務委員会で継続審議になっている状況でございますので、それを全部また……

第114回国会 外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員会 第1号(1989/03/22、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 日本のODAはことしは米国を抜いて世界一になるだろうと言われておりますが、量は大幅にふえても質においては国内的のみならず国際的にも批判が後を絶ちません。ODAの質の改善は急務であると考えております。  平成元年度のODA予算との関連で、その質の改善について申し上げたいと思いますが、まずNGOとの関係について申し上げます。  最近外務省は、ODAの質的改善のために無償資金協力とか技術協力の拡充、第三者を交えた客観的評価、フォローアップ、アフターケアの拡充などに努めているようであり、また本年度予算におきましては、国内のNGOとの連携強化のための予算措置を小規模ながらされているし、また……

第114回国会 外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員打合会 第1号(1989/03/08、14期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 時間が大変限られておりますので、同僚委員が既にお聞きになったことはもうお聞きしませんで、これまでの御答弁をもってそのお考え方というふうにとらせていただきます。  まず、私は五年半前に参議院に来て以来、ODAに関しましては第三者を含めた客観的な評価が絶対必要だということをもう何度もあらゆる機会を通じて強調してきたわけでございますが、最近外務省は第三者を交えた評価というものを既になすっておりますし、それも日本人の学者とか学識経験者の第三者のみならず、第三国だとか国際機関というものの専門家を交えた評価というものをなすっているという点におきましては非常に高く評価しているわけですが、例えば……


15期(1989/07/23〜)

第120回国会 予算委員会公聴会 第1号(1991/04/02、15期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 両先生、きょうはどうもありがとうございました。私の持ち時間は大変限られておりますので、北岡、前田両先生への質問を今先に述べさせていただきまして、それぞれお答え願いたいと思います。  北岡先生は、日本が国連をリードし動かしていくことが必要だとおっしゃいました。私も国連に対する日本の影響力の増大というものを心から願っているものでございますが、今、日本は国連の安保理の非常任理事国でもないわけですね。近い将来にたとえ非常任理事国として選出されましても、国連の進路というものは国連安保理の中で拒否権を持つ五つの常任理事国の力関係で左右されるように思います。  今もお話が出まして、拒否権をすぐ……


16期(1992/07/26〜)

第126回国会 国民生活に関する調査会 第2号(1993/02/19、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本日は先生、大変お忙しいところをおいでいただきまして、示唆に富む非常に啓発的なお話を伺わせていただきましてありがとうございます。  先ほどのお話の中で、スウェーデンにおける医療政策、福祉政策が住宅政策の方に重点が移り、しかも有機的な結合を行って、そしてハードの条件とソフトの条件とがルースな組み合わせをされているという非常に理想的な状況、もちろん国民負担率が大変高いのではございますけれども、国民負担率が高くても、そういう老後もちっとも心配のないスウェーデンにいたいということで、居住権を取得なすった日本の女性のたくさんの方々にもお目にかかったことがございます。そういった面で本当に国民……

第126回国会 国民生活に関する調査会 第4号(1993/04/23、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 たった十五分しか時間がないので、まずお聞きしたいことを申し上げます。時間がございましたら、またたくさん御質問したいことはあるのでございますけれども、まず文部省にお伺いします。  文部省が高齢者の学習機会の整備について大変努力されていることは歩といたします。それで、先ほど学校へのアクセスの多様化というところで、社会人の特別選抜制度の導入が平成四年度は三十四大学で実施されているということを御説明になりました。これは私どもが長い間願っていたことでございますが、この三十四大学の都道府県別の分布というのはわかりますでしょうか。東京に集中しているのか、それともいろいろの県に分布していて、高齢……

第126回国会 国民生活に関する調査会 第5号(1993/05/21、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 島田先生、本日はお忙しいところをお越しいただきまして、本格的高齢化社会への対応につきまして広範囲にわたって貴重な御意見を賜りまして本当にありがとうございました。  私は、本当に先生のおっしゃることをなるほどなるほどと思いながら、大いに賛同の意を表しながらお聞きしていたのでございますけれども、殊に私が先生のおっしゃっていただいたことに心強いと感じましたのは、ソフトランディングのシナリオとして一つには女性労働力の活用ということをお挙げになりまして、それで殊に就労や子育てや介護というものに関しまして、主婦の分業、協業のあり方というものについて御意見をお述べになりました。  これは本当に……

第128回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1993/11/10、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 きょうは大変いいお話をいただきまして、外務省も防衛庁もどうもありがとうございます。  外務省の柳井局長にお伺いしたいのでございますが、国連の機能の強化、殊に平和維持機能の強化というものが必要だと、また行財政改革も必要だと、これは私も必要だと思うのでございますけれども、外務省の方のお考え、外務省のお立場というものをちょっとお教えいただきたいと思うわけでございます。
【次の発言】 ただいまは大体細川総理が国連総会においてなさいました演説を引用なさいましてお答え願ったわけでございますが、それは私も拝見して承知しておりますけれども、平和維持活動の強化という面でちょっと外務省の御意見を聞き……

第128回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1993/12/10、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本日は、廣野参考人、また中江参考人、お忙しい中を本当にありがとうございました。大変貴重な御意見を聞かせていただきまして、非常に学ぶところが多かったわけでございますが、まず廣野参考人に一つと、中江参考人に一つ、ちょっと最近の私の経験から感じましたことも申し上げまして御質問したいと思うのでございます。  私は、廣野参考人がおっしゃいましたこれからの二十一世紀の日本の責務、また日本の国際貢献というものは、軍事力で貢献するよりむしろ経済力で貢献するべきであるというのに全面的に賛成でございます。  日本の貢献の中で、民間企業の国際協力に対する政府の側面的な援助というものも絶対必要でございま……

第129回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1994/03/23、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 公明党・国民会議の中西でございますが、きょうは五十嵐先生、吉田先生、お忙しい中をおいでいただきまして貴重な御意見を伺いまして、本当にありがとうございました。  五十嵐先生が二十一世紀の対外政策に関しまして、日米基軸方針を再検討して多国間主義への移行というものは絶対に必要であるというお話でございまして、私も全くそのとおりだと思うんでございますが、私がお聞きしたいと思っていたことは、国連との関連をどのようにお考えでいらっしゃいますかと。殊に常任理事国入りということが取りざたされている中で国連との関連をどのようにお考えでいらっしゃいますかということをお聞きしたいと思っておりましたら、同……

第129回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1994/05/25、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本調査会の会長が御提案なさいました「具体的な問題」という項目が挙げられておりますけれども、大体においてこれは全部賛成でございますが、特に三番目の「政府開発援助のあり方」について、それから「国際交流、人的交流を通じた信頼醸成」について、それから「国際的な責務を果たすための人材養成」について、こういったものはぜひこの調査会でやっていただきたいと考えたわけでございます。  各会派の代表の方々の御意見開陳を拝聴いたしましたが、それぞれの方が日本のODAのあり方についてやはりODA基本法案というものをつくることをこの調査会で検討したらどうかという御意見を表明していらっしゃいましたが、私自身……

第131回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1994/11/02、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本日はお忙しいところを先生方にはお出ましをいただきまして、大変貴重な御意見を賜りましてありがとうございました。  まず、平山先生にお伺いしたいと思うのでございますが、日本のこれからのポリシーとして文化を守るということをポリシーにした方がいいというお考えにつきましては、心から敬意を表しまして賛成するわけでございますが、ちょっと先生にお伺いしたいことがございます。  すぐれた今までの文化財を国際協力をなさりながら保存や修復のために大変貢献をなさっていらっしゃいました先生の御活動には心から敬意を表するのでございますけれども、ことしの三月の中央公論の中で世界文化財赤十字構想というテーマで……

第131回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1994/11/09、16期、公明党・国民会議)

○中西珠子君 本日は、先生方大変貴重な御意見をどうもありがとうございました。参議院におきましては、本当に長い間みんながODAのことを少しでもよくしようと思って考えてきたわけでございますけれども、きょうの先生の御意見、お二人とも大変違った角度から、日本のODAをやはりよくしていこうというお立場は共通しているものと思うわけでございます。  まず、情報公開、透明性の確保につきまして松井先生は現行制度で十分であるとおっしゃいました。それから鷲見先生は全く正反対でいらして、ODAの実施プロセスをガラス張りにしない限りODAに関する国民的な理解は得られない、こうおっしゃっているわけでございます。  私は、……

第132回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1995/02/08、16期、平成会)

○中西珠子君 中西でございます。  本日は、先生方お忙しいところをお越しいただきまして、大変貴重な御意見をちょうだいいたしまして感謝いたしております。  ただ、私は一九八〇年以来ずっと国際開発協力基本法案をつくるために一生懸命努力してきまして、それで自民党と共産党を除くすべての参議院における会派が賛成いたしまして、先ほど申されました平成五年の国際開発協力基本法案を出したわけでございます。ですから、何年もの努力を重ねてそしてあれを出したわけでございます。  杉下先生のおっしゃいました、ODA大綱ができているんだから重複するからあんなものは要らないというふうなお話がございましたけれども、このODA……

第132回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1995/02/15、16期、平成会)

○中西珠子君 これまでも国際問題調査会の前身である外交・総合安全保障調査会が一九八七年に国際経済・社会小委員会をつくってODAの集中審議を行ってきましたし、それがまた合意事項に達して参議院決議という形をとったことをこれまで田議員、また志苫議員、その他の議員もお触れになりましたので、それについてはもう触れませんけれども、九年にわたって参議院ではODAをどのようによくしていくかということにつきまして一生懸命考えてきたわけでございます。  そして、いろんな法案も提出されましたし、またその法案に対する反対の意見というものもお持ちの方もございますけれども、一応私どもが、そのころの四野党の共同提案で、そし……


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データ更新日:2022/12/09

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