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和田教美 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

和田教美[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは和田教美参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。和田教美参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

13期(1983/06/26〜)

第100回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第2号(1983/10/06、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 きょうは午前中、午後のお話を聞いておりまして、総合安全保障という問題についての考え方というものが皆さんの立場立場によって非常に多岐にわたっているという感じを改めて強くいたしました。  まあこの委員会は、外交及び総合安全保障に関する調査特別委員会でございますから、せっかく委員会もできたわけですから、せめて総合安全保障という概念について、なかなかむずかしいことかもしれませんけれども、大まかな考え方の合意ということができれば大変幸いだというふうに考えております。そういう立場から幾つか御質問をさしていただきたいと思います。  まず最初に、前田参考人にお伺いしたいと思いますが前田参考人はい……

第100回国会 行政改革に関する特別委員会 第2号(1983/11/21、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、いま議題となっております行政改革の関連法案の中で、特に中央省庁の簡素化、つまり行政機構の本丸の機構減らしという問題に限って御質問したいと思います。  臨時行政調査会が二年間審議を進めました過程で、国民の多くは政府の行革の行方を注目いたしておりましたし、かなりの期待感を持っていたと思います。それは一つには、臨調が増税なき財政再建というアピールが非常によかったということもあると思いますけれども、同時に、中曽根総理が行管庁長官のころから簡素化、効率化、つまり簡素で効率的な行政づくりということを盛んに強調されたというふうなことも、半信半疑ながらある程度期待したという面があったと思う……

第100回国会 行政改革に関する特別委員会 第4号(1983/11/24、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 いまいろいろとお話を承りましたけれども、まず臨調の最終答申と基本答申などについてお伺いしたいと思うのですけれども、行政改革という問題についての基本的な考え方についてお尋ねしたいわけでございます。  臨調の最終答申には、いまもお話ございましたように、「行政改革は財政再建の手段ではない。」ということが書いてございますけれども、しかし実際には増税なき財政再建というものをてことして、そして行革をやるのだという趣旨のことが書いてございます。これは私流に解釈いたします と、やっぱりいまの財政の緊急状態というふうなことから見て、まず金減らしということを優先的に考えて、それが仕事減らし、人減らし……

第100回国会 行政改革に関する特別委員会 第6号(1983/11/26、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 INFの交渉が中断ということになりました。非常に日本にも重大な関係のある問題でございますから、まずその問題についてお尋ねをしたいと思います。  ジュネーブでまる二年間にわたって行われておりました米ソの中距離核戦力制限交渉、つまりINF交渉でございますが、これが二十三日にソ連の交渉打ち切り宣言によって中断をされました。そして、アンドロポフ・ソ連共産党書記長は二十四日に早速声明を出して、西側が計画どおり米国製の新型中距離ミサイルの年内欧州配備に踏み切ったことに対して、三項目の対抗措置をとるとの声明を発表いたしました。  このINFの問題というのは、もともとソ連が新しい中距離核ミサイル……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第4号(1984/04/25、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 安全保障の問題を考える場合に必ず問題になるのは、何を何から何によって守るかという問題だと思うのです。それで岡崎さんがレジュメをつくられたのに適用しますと、これは要するに国の安全、国民生活の安定をさまざまな多種多様な脅威から外交、防衛、経済等の諸施策によって守る、こういうことになると思うのですが、総合安全保障的な考え方からいけば、そういう考え方は私も大体妥当だと思います。  ただ、先ほど岡崎さんの名著が盛んに出ているわけですけれども、私も何回か読ましていただいて大変興味のあるところが多いのですけれども、「デモクラシーで戦えるか」という章がございますね。その中に自由と民主主義という問……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第6号(1984/06/27、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 時間の関係もございますので、私はこの委員会が外交及び総合安全保障に関する調査特別委員会でございますので、専ら総合安全保障、経済安全保障という観点に絞って参考人の方々に御質問をいたしたいと思います。  まず最初に深海先生に二点ばかしお伺いしたいと思います。  私はこの安全保障という問題は、二言で言えば自国の国民生活をさまざまな脅威から守ることだというふうに定義していいんじゃないかと思うんです。ですから、本来安全保障政策というのは総合的なものだというふうに思うんです。ところが、経済安全保障という考え方が日本で盛んに論じられるようになったのは、言うまでもなく、先生もお触れになったかと思……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第8号(1984/07/13、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、山村農林水産大臣にお伺いしたいと思います。  四年続きの不作、そこで五十三年産の超古米を出すということになると今度は残留臭素の騒ぎ、そして韓国米十五万トンの緊急輸入というふうな、こういう一連の事態を見ておりますと、完全に自給できるはずの唯一の食糧である米の需給が農林水産省の場当たり農政の結果、全く危い綱渡りをしていることを暴露したというふうに言わざるを得ないと思うんです。  中曽根総理はこの間、国民に心配をかけて相済まぬというふうなことをおっしゃっておりましたけれども、済まぬだけでは済まない問題でございまして、一体農林水産大臣はこの政治的な責任という問題をどうお考えになって……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第9号(1984/08/01、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 平和の確保の問題について若干見解を述べます。  まず、中曽根内閣の登場以来、一枚看板になった感じさえします抑止と均衡論についてでございます。  委員長報告にもありますとおり、政府側は現在の世界の平和は力の均衡によって維持されており、日米安保体制による核を中心とする抑止力に依存することは絶対に必要だと強調しました。またこの立場から、政府側は核トマホークの配備についても抑止力の維持強化、米ソの戦域核バランスの回復という観点から日本の安全にとって有益であるという見解を表明しました。  我々は、戦後東西の軍事的対抗関係の中で米軍 の強大な軍事力が抑止力として機能した一面を否定するものでは……

第101回国会 外務委員会 第2号(1983/12/28、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 今度の日ソ漁業交渉は、さっきの趣旨説明にもございましたけれども、ソ連の二百海里水域内における日本の来年の漁獲割り当て量がことしより五万トン減った七十万トンということになっております。それ以外に、ソ連の漁船の小名浜港への寄港というふうな問題も初めて出てきたわけで、表面だけ見ると、どうも日本側の方がよけい譲歩を迫られたんじゃないかという印象を持つわけでございます。しかし、実際には日本側の漁獲実績は大体六、七割程度というふうに聞いておりますけれども、そうなりますと、来年の削減量の五万トンというのは、実績からいって余り実害の及ばない範囲のものである、減船の必要もないというふうに思われるわ……

第101回国会 外務委員会 第4号(1984/04/06、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、五十九年度予算案についてお尋ねする前に、まず二、三の問題についてお尋ねしたいと思います。  そこで、去年の十一月の八日に日米間で取り交わされて発効いたしました対米武器技術の供与に関する交換公文についてお尋ねしたいと思います。これは御承知のとおり、政府は去年の一月でございましたが、我が国が米国の要諦に応じてアメリカに対して武器技術を供与する道を開くこととして、その供与に当たっては政府がこれまでとってきた武器輸出三原則並びに武器輸出に関する政府方針を適用しないということを決めたわけでございます。それで、この交換公文はそれに基づきまして対米武器技術供与を実施するための大枠を決めた……

第101回国会 外務委員会 第6号(1984/04/17、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 牛肉、オレンジの輸入枠拡大をめぐる日米農産物交渉がこの間妥結いたしました。これは、日米の経済摩擦のいわば象徴的な存在になっておったわけで、確かにこの妥結によって一つのハードルを越したと思います。しかし現在、十六日、十七日とワシントンで、今、日米円・ドル特別会合の第三回作業部会が開かれておりまして、いわゆる円の国際化、それから金融の自由化というふうな問題についての日米交渉も一つの山に差しかかっておるという状況でございます。そこできょうは、議題に入る前にこの日米経済摩擦の問題を少し集中的に私取り上げてみたいと、御質問したいと思っております。  日米経済摩擦というのは、その解決いたしま……

第101回国会 外務委員会 第8号(1984/04/24、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、今議題になっております出版物の国際交換に関する二つの条約について御質問したいんですけれども、その前に、二十二日、パリ郊外で起こりました日本のソニーの子会社ソニー・フランスなど二カ所での爆発テロ事件、これについてちょっとお尋ねをしたいと思います。  爆弾のテロ事件というのは最近ヨーロッパでは別に珍しいことではございませんし、二十日の夜にはロンドンのヒースロー空港でも爆発、爆弾事件が起こっております。しかし、パリでは日本の関係施設や日本企業への犯行は近ごろ余りなかった、ほとんどなかったわけでございまして、それだけに我々も非常に関心を持つわけでございます。しかしまだよくわからない……

第101回国会 外務委員会 第9号(1984/04/26、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 ESCAP総会に出席した民主カンボジア連合政府のキュー・サムファン副大統領だとか、あるいはベトナムのハ・バン・ラウ外務次官と外務大臣は接触をされて、さらに二十四日には外務次官がラウ外務次官と話し合って、カンボジア問題についての日本の独自的な和平努力といいますか、その初期段階が一段落したと思うんで、それに関連して少し質問をしたいんですが、この一連の会談で、秋の国連総会で外務大臣と向こうのベトナムの外務大臣との会談を安倍さんはオファーされたわけだけれども、それは固まったと見ていいんですか、その辺はどうでしょうか。
【次の発言】 そうするとまだ決まったというわけではないわけですね。

第101回国会 外務委員会 第11号(1984/05/10、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 ソ連がこの夏のロサンゼルス・オリンピックの不参加を発表しまして、波紋が全世界的に広がってるわけですけども、ソ連がなぜ不参加に踏み切ったかということについては幾つかの理由があるように伝えられておりますが、その理由をいろいろ見てもどうももう一つ納得ができない。何かオリンピックというものを国際政治の道具に使っているという印象をぬぐえないわけでございます。そういう意味ではまことに残念なことである、遺憾なことであると言わざるを得ないわけでございます。このような形で、この前のモスクワ・オリンピック、さらに今度のロスのオリンピックと、片肺オリンピックが続くということになると、これはオリンピック……

第101回国会 外務委員会 第13号(1984/07/31、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、外交特権の問題についてお尋ねしたいと思います。  新聞報道によりますと、警視庁の調べで、台湾駐在のドミニカ共和国大使が外交特権を悪用して、空港の税関の目を逃れて数回に分けて大量の覚せい剤を我が国に持ち込んだ疑いが持たれております。最近、ロンドンで起こったリビア人民代表部の一員による自動小銃の乱射事件だとか、あるいはまたイギリスに亡命中のナイジェリア前運輸相が誘拐の後で人間荷物としてナイジェリアに送り返されようとしたという事件、こういうふうな外交官あるいは外交特権の乱用というふうな問題と絡んだ事件がいろいろ起こっておりまして、非常に話題になっておるわけでございますが、しかし今……

第101回国会 予算委員会 第8号(1984/03/21、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 二月の初めにアメリカのワインバーガー国防長官が議会に提出いたしました八五年度国防報告の中で、次のようなくだりがございます。鈴木首相は八一年五月、日本の領土領空及び千マイルまでのシーレーン防衛は憲法で許されているものであり、事実上日本の国家政策になっていると言明した、こういうくだりでございます。  そこで、中曽根総理にまずお伺いしたいんですけれども、シーレーン防衛は国家政策と御認識になっているかどうか。
【次の発言】 鈴木さんの言葉がどうとかこうとかということじゃなくて、総理自身が今シーレーン防衛というのは国家政策とお考えになっているかどうか。

第101回国会 予算委員会 第17号(1984/04/04、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、まず軍縮問題について御質問をしたいと思います。  去年の十一月、十二月と、INF、つまり中距離核戦力の削減交渉、それからSTART、戦略兵器削減交渉というのが相次いで中断をいたしました。これが極度に冷却化した米ソ関係、これのいわば象徴だというふうに見られておるわけでございます。ソ連のチェルネンコ新体制ができましてから、一時この冷え切った東西関係に何らかの緊張緩和の動きが出てくるのではないかというふうな楽観的な見方もあったんですけれども、最近ではやっぱりだめか、INFなどの早期再開は当面望めないのではないかという見方がだんだん多くなってきているようでございます。一部には秋のア……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第3号(1985/04/24、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 自民党の藤尾政調会長の話を聞きましたら、名古屋のアメリカンフェアというのがございましたね。非常に人気があったのだけれども、結局売れたのはカリフォルニアワインと牛肉だというのです。さっきも久保田さんがおっしゃったように、要するに理由は簡単で、安いからだ。高い物は一向に売れなかったということのようですが、日本の消費者もなかなか最近は利口で、幾ら中曽根総理が輸入品を買ってくれと言っても、高い物じゃだめなのですね。  そこで、今堤さんがおっしゃったように、そういういろいろな手続的なものからどうしても倍ぐらいにはなるということなのですが、それじゃとても舶来品は大量に売れないと思うのです。そ……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第5号(1985/06/21、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 十分五九中業の問題で議論が出ておりますけれども、私も五九中業の現状の問題点というようなことを中心に防衛庁長官に主としてお尋ねしたいと思います。  この委員会は調査特別委員会でございますから、あまり揚げ足取りだとか重箱の隅をほじくるような質問はいたしませんから、警戒態勢は余りとらずにお答えを願いたいというふうに思います。  まず、先ほどから出ております、長官は、今度の訪米でワインバーガー・アメリカ国防長官との防衛首脳協議の席で、五九中業によって防衛計画大綱の水準の達成を期しているということを表明して、五九中業作成に当たっての基本的な考え方を説明したというふうに報道されております。特……

第102回国会 外務委員会 第2号(1984/12/13、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 議題となっておりますこの日ソ漁業協定ですけれども、これは今説明がございましたように、日ソ・ソ日漁業暫定協定を一本化する、そして、従来は有効期間が一年刻みということであったのが、とにかく三年間有効、そして自動延長条項がつくというふうなことで、ソ連の二百海里水域における我が国漁船の操業にとってはより安定的な枠組みができたという意味では一歩前進だと思います。  しかし、問題はいろいろあるということは、今、菅野委員からも御指摘があったとおりでございますが、その三年間の有効期間になったということにつきましてこれをどう見るかということですが、今の答弁では、ソ連側は大体三年を原則としているとい……

第102回国会 外務委員会 第3号(1985/04/02、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 六十年度の外務省予算についての質問に先立ちまして、二、三当面の外交問題についてお伺いします。  まずSDIについて、SDIの研究について日本に参加を求めてきているワインバーガー書簡、この問題についてお尋ねしたいんですけれども、あの書簡の内容を見ますと、六十日以内にひとつ返事をくれというふうな、やや高飛車な感じのする内容がありますけれども、そのことはともかくといたしまして、政府もおっしゃっているように、とにかくSDIそのものが非常にわからない点が多いということも事実でございますから、アメリカ側から専門家に来てもらって説明を受けるということは、これはまあ必要なことじゃないかというふう……

第102回国会 外務委員会 第5号(1985/04/04、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、外務大臣に、深刻化しております日米通商摩擦の問題について一点お伺いいたします。  アメリカの上院財政委員会で対日報復法案が可決されたわけですが、この法案については、ドール共和党院内総務が、この法案を五月初めのサミット前には本会議にかけないというふうなことを言ったという報道がなされております。またきのうは、松永駐米大使がボルドリッジ商務長官に会われて、電気通信機器の市場開放問題について話し合われたようですけれども、全体として一時は猛烈に急ピッチで進むんじゃないかと思われたアメリカのこの対日不満、批判というものがややトーンダウンというか、そこまでいかないにしても、やや調子が変わ……

第102回国会 外務委員会 第6号(1985/04/09、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、万国郵便連合憲章についてお聞きします。  万国郵便連合には我が国は明治十年以来参加して、もう大変な古顔でございますけれども、どうもこの国際機関では最近、例えばユネスコなどに見られるように先進国と開発途上国との運営の問題とかあるいは経費負担なんかの問題をめぐって対立が見られるようなことがあるわけですけれども、UPUについてはそういうことは全くないのかどうか、その点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 UPU日体あるいはUPUの地域ごとの限定連合だと思うんですけれども、アジア太平洋郵便連合というのがございますけれども、そこでの日本の開発途上国、東南アジアなどの開発途上国……

第102回国会 外務委員会 第8号(1985/04/25、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 議題となっております国際原子力機関憲章の改正につきましては、中国が既存の理事国の地位に影響を及ぼさない形で、原子力先進国として理事会に名を連ねるということでございますから、適当な措置でございまして、全く異存はございません。  そこで、このIAEA関係の質問は後で二、三いたしたいと思うんですけれども、まず、目前に迫りましたボン・サミットの問題についてお尋ねをしたいと思います。  今午前中、外務大臣からボン・サミットの主な議題、予想される討議内容というふうなものの詳しい説明がございましたけれども、我々経済問題については、何といっても欧米にかなり潜在的に出てきております保護貿易主義の台……

第102回国会 外務委員会 第9号(1985/05/13、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 日ソ漁業協力新協定の交渉は、今お話がございましたように、約一年間、非常に難航したということでございますが、なぜ難航したかということについて先ほど外務大臣のお答えもございました。つまり、ソ連は母川国主義に基づいて母川国の権利を非常に強く主張したことに対して、日本側がいわば伝統的な漁業国としての実績の確保を主張して対立をして難航したということの説明でございましたけれども、それはそれで よくわかるんですけれども、ひとつ外務大臣にお答え願いたいんですけれども、この交渉期間の大部分はいわゆる米ソ対立が非常に激しかった、そして日ソ関係も非常に冷却化しておった、こういう厳しい国際環境のもとで行……

第102回国会 外務委員会 第11号(1985/05/16、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 きょうは議題になっております海上捜索救助条約を中心に御質問したいと思っているんですが、それに先立ちまして、先ほどの政府筋の情報によりますと、けさ八時過ぎに沿海州の沖合いの日本海で、ソ連機と思われる飛行機が行方不明になって墜落したというニュースがございます。そして、これは防衛庁の情報によると、日本の防空識別圏には入っていないということで軍用機か民間機かまだはっきりしない、未確認だということでございますが、今までに政府に入っている情報を外務大臣からひとつ御報告を願いたい。  それから、もし旅客機だとすれば、日本人が乗っているのかどうかという問題も含めてお聞きしたいと思います。

第102回国会 外務委員会 第12号(1985/05/21、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私はアジアにおける緊張緩和、軍縮軍備管理という問題について若干御質問したいと思います。  まず北東アジアの緊張緩和という問題を考える場合に当面非常に注目されますのは、南北対話、朝鮮半島における南北対話の再開というものがどう進展していくかという問題ではないかと思います。  半年ぶりに南北の経済会談が開かれましたけれども、これは、十七日の会談は南北の主張がすれ違いというふうな形で余り実質的な実のある合意はできませんでした。しかし、会談は継続するということで、六月の二十日に第三回会談をやるということに決まったわけでございます。それから、二十八日からはソウルで十二年ぶりに南北の赤十字本会……

第102回国会 外務委員会 第13号(1985/05/23、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は米州投資公社に関する質問を中心にお伺いしたいと思うのですが、その前に二、三の点についてお伺いしたいと思います。  まず第一は、ゴルバチョフソ連共産党書記長が二十一日の夜にインドのガンジー首相の歓迎夕食会で、十年前にヘルシンキで行われました全欧安保協力会議型の全アジア安保会議の開催を提案いたしました。これについての外務省の反響という ものがきょうの新聞に出ておりますけれども、外務省高官の見解というものの受け取り方がまちまちでございます。全欧安保会議のような国境線の現状固定を前提とする構想には北方領土問題を抱えている日本として応ずることはできないというふうな否定的な発言をされたよ……

第102回国会 外務委員会 第14号(1985/05/28、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 今の議題になっております米州投資公社の問題については、私この前の委員会で詳しく質問いたしましたので、きょうは一般的な問題について少しお尋ねしたいと思います。  アメリカの商務省が最近発表したところによりますと、ことしの第一・四半期のアメリカのGNPが、成長率が年率にして〇・七%ぐらいにダウンするというふうなことで、景気の減速という傾向が出ておるわけでございます。まあ過去二年間非常に順調に拡大をしてきたんだけれども、ここで転換点に立っているということは明らかだと思うんで、そのために公定歩合も少し下げるというふうな動きもあるわけでございます。これはやっぱり日本のこれからの経済運営にと……

第102回国会 外務委員会 第15号(1985/06/04、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず最初に、女子差別撤廃条約、この国会承認を求めるに当たっての政府の基本姿勢について外務大臣の考えを聞きたいと思います。  この条約の国会承認、批准は、私は全くほんの第一歩にすぎないというふうに考えるわけで、これで事足れりというふうなことではなくて、今後いかにして条約の実効性ある実施に努めるかということが一番ポイントになってくると思うんです。ところが、この条約の批准に先立ちまして、このほど成立しました男女雇用機会均等法については、審議の過程で野党からその内容が条約の基本理念から大きくかけ離れているという、そして不十分でなまぬるいものだというふうな厳しい批判がございました。例えば、……

第102回国会 外務委員会 第17号(1985/06/18、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 女子差別撤廃条約に先立ちまして、当面の問題について二、三お尋ねしたいと思 います。  午前中黒柳委員も取り上げた問題ですけれども、内閣官房に対外政策の調整を担当する外政調整室を設けるというこの臨時行革審の分科会の報告の問題ですけれども、外務大臣の答弁はこれが二元外交になったら大変だというふうなお話でございましたけれども、私は、この機構が非常に強力なものであれば二元外交になる危険性が極めて強い、といって、全く外務省の出先――今の国防会議が防衛庁の出先であるごとく、であれば屋上屋を重ねて意味がないと、こういうふうに思うわけなんですが、しかし同時に、こういう意見が出てくるという背景には……

第102回国会 外務委員会 第18号(1985/06/20、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、女子差別撤廃条約に対する締めくくり的な質問をしたいと思うんですけれども、外務大臣はお昼に公式行事のために少し早く席を立ちたいという御希望のようなので、まず一般的な外交問題について外務大臣にまず質問を済ませておきたいと思います。  貿易摩擦の問題をまずお聞きしたいと思います。  七月の市場開放のためのアクションプログラム、この決定を前にいたしまして、アメリカだけでなくして例えばECなどからもいろいろな波状的な要求というようなものが強まってきております。今度のアクションプログラムについてはとにかくめり張りのきいた対策を打ち出すことが絶対に必要だと私も思うんですけれども、どうも現……

第102回国会 予算委員会 第11号(1985/03/20、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は軍縮問題、SDIの問題、防衛費一%枠の問題などを中心に御質問申し上げたいんですけれども、それに先立ちまして昨夜のイラン在留邦人のテヘラン緊急脱出についてお尋ねしたいと思います。  イラク軍が設定しましたイラン領空の安全航行のタイムリミットぎりぎりに、テヘラン在留邦人の大部分がトルコ航空機などによって無事脱出をできたということは大変結構で、我々もほっとしているわけでございます。しかし、政府は日航機を救援機に飛ばすというふうなことを言っておりまして、日航は十八日から救援機を待機させていたということですけれども、なぜか飛ばなかったわけでございます。テヘラン在留邦人の間には一時なぜ日……

第103回国会 外務委員会 第2号(1985/12/10、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私も日ソ関係の改善の問題について少しお尋ねしたいと思います。  十一月の米ソ首脳会談、これをどう評価するかということについてはいろんな見方がございますけれども、私は明らかに新しいデタントヘの出発点だというふうに評価しております。それだけに日本外交として今取り組む一番の大きな問題は、来年の一月のシェワルナゼ外務大臣の来日を受けての日ソ関係の改善であるということは言うまでもないことだというふうに思っております。ところが、どうも日本の国内には、米ソの次は日ソだ、つまり米ソ関係の改善が日ソ関係改善に連動するというふうな考え方は甘いんだという見方が依然としてあるわけです。そして、その例とし……

第103回国会 予算委員会 第3号(1985/11/05、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 二つばかり防衛問題についてお伺いしたいと思います。  総理は、先月の国連演説で核軍縮を訴えられて、米ソ両国指導者の責任は重いというふうに言われました。また我が国の武器輸出禁止政策を引き合いに出されまして、通常兵器の軍縮もまた重要であるというふうにおっしゃったわけです。まことに私もそのとおりだろうと思います。  ところが、現実に国内政策では、防衛費GNP一%枠突破の新防衛計画、これを決定されて、また武器輸出三原則の問題につきましても、五十八年十一月の対米武器技術供与の取り決めによりまして、事実上三原則に風穴をあけたというふうに我々は考えております。  そこで、国際舞台では大いに通常……

第103回国会 予算委員会 第4号(1985/11/06、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 十九日、二十日にジュネーブで米ソ首脳会談が開かれますけれども、それを控えてモスクワで行われておりましたシュルツ国務長官とゴルバチョフ書記長、シェワルナゼ外相との会談は非常に長時間にわたったわけでございます。そして中身が非常に濃かったというふうな報道になっておるわけでございますが、どうも米ソ首脳会談で特に核軍縮の問題について何か成果が出るのではないかという期待を持たせるような経過じゃないかというふうに思うんですが、そこで総理にお聞きしたいんですが、この問題についてどういう感じを持っておられるか、それから外務大臣には、このモスクワ会談の内容ですね、どういう情報を得ておられるか、首脳会……

第104回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第2号(1986/04/23、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私はまず、SDI研究参加の問題についてお尋ねしたいと思います。  政府は、きょう、SDI研究に参加するかどうか、それを検討するための関係五閣僚協議をスタートさせたはずであります。今まで政府はSDI研究を理解という態度をとってこられたのですけれども、これによってSDI研究参加を検討するという方向へ一歩踏み出したのかどうか、そういうふうに受け取っていいのかどうか、それが第一点です。  それで、きょう、さきに帰国しましたSDI官民合同調査団のリポートというものが我々の手に も配られてきましたけれども、これを見ますと、技術的には明らかにSDI研究参加に前向きの態度を打ち出しておるというふ……

第104回国会 外務委員会 第2号(1986/04/02、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 フィリピン円借款をめぐるいわゆるマルコス疑惑については私はきのう予算委員会の集中審議で取り上げましたので、きょうは予算の委嘱審査ですから外務省の予算を中心にお聞きをしたいと思うんですけれども、新しい情報もございますから、このいわゆるマルコス疑惑について二、三まず冒頭にお聞きしたいと思います。  きのうの予算委員会で、アジア局長は私の質問に答えて、フィリピンに対して現段階ではいわゆるリベート関係などに関するフィリピンのアキノ新政権が押さえておるマルコス時代の文書について新しくそれを提供しろということを求める考えはないという答弁がございました。  ところが、これはきょうの朝日新聞です……

第104回国会 外務委員会 第3号(1986/04/22、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私も、このフィリピン円借款プロジェクトをめぐるいわゆるマルコス疑惑の問題について二、三、お尋ねしたいと思います。  実は今、黒柳委員からも指摘がございましたように、特別委員会が始まりますし、私も特別委員会のメンバーですから、各プロジェクトの具体的な問題についてはその席に譲ることにいたしまして、きょうはそのベースになる一、二の問題についてお尋ねをしたいと思います。  私は、予算委員会の集中審議だとか、あるいは外務委員会などでこの問題は何回か取り上げてまいりましたけれども、その都度、今黒柳委員が指摘しました第一次円借款から、第十二次に至るまでの日本の受注企業の全部のリストを出しなさい……

第104回国会 外務委員会 第4号(1986/05/15、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 議題になっております条約、協定について幾つかお尋ねいたします。  まず、原子力の平和利用における協力のための日中協定ですけれども、ここで一番私が注目しますのは原子力の平和利用を確保するため日中両国が受領した、つまり受け取った原子力資材等に関して、IAEA、国際原子力機関に「保障措置を適用することを要請する」ということになっているわけなんです。また、合意された議事録によりますと、中国はできる限り速やかにIAEAとの間に協定を締結することとなっております。  中国は、これまで保障措置のうちでも最も直接的な手段である第三者による査察の受け入れを非常に強く拒否をしてまいりましたが、今度我……

第104回国会 対フィリピン経済援助に関する調査特別委員会 第3号(1986/05/16、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、午前中の事情聴取に関する通産省の人を食った抽象的な説明、報告について押し問答を続けるつもりはございませんけれども、確認の意味で一、二聞いておきたいと思います。  まず、黒田局長の報告の要旨は、ソラーズ文書にコミッションについて言及のある事項の中の約半数がソラーズ文書の記載どおりに手数料の支出を認めだということが一点と、それから調査した対象の企業は十二企業である、そしてその半数近くがこの手数料の支払いを認めたと、こういうことですね。
【次の発言】 十二企業の半数といえば大企業ですね。これはもう幼稚園児でもわかっていることですが、それを半数近くと言っているということは六社に満た……

第104回国会 予算委員会 第17号(1986/03/29、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 政府と民間企業二十一社のSDIに関する合同調査団がもう既にきょう成田を出発したはずでございます。そこで、SDIの問題をまず最初にお聞きしたいと思います。  今度で現地調査は三回目ということになるのですけれども、既に中曽根総理がSDI研究に理解を表明いたしましてからもう一年三カ月になるわけです。政府としてはもう十分、SDIというのは一体何なのか、SDIの全体像というものは一体どういうものかというふうなことについて知識なり情報なりを得ておると思います。ところが、今まではどうも断片的な答弁に終始しているということでございますから、この際、SDIとは一体何なのか、SDIの全体像についてひ……

第104回国会 予算委員会 第19号(1986/04/01、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、フィリピン円借款をめぐるいわゆるマルコス疑惑に集中して質問をいたしたいと思います。  総理はきょうもこの委員会で問題の真相究明を言明されましたし、安倍外務大臣はしばしば国会審議にはできるだけ協力をするということを言っておられます。しかし、きょうは、我々はかねがねリベートの問題で非常に問題になっておりますフィリピン円借款の受注企業の一覧表を出せということを言っておるわけですけれども、きょうの安倍外務大臣のさっきの答弁では、現段階では云云という言葉がつきまして多少ニュアンスが変わったように思うんですけれども、原則は依然としてノーでございます。さらに、きょうの委員会の政府委員の答……


14期(1986/07/06〜)

第107回国会 大蔵委員会 第1号(1986/11/26、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 六十年度決算剰余金の特例法案については時間がございましたら後で二、三お尋ねすることにいたしまして、私は今次税制改革の問題についてお尋ねをしたいと思います。  自民党の税制調査会が今連日にわたって税制改革案の詰めをやっているわけで、政府・自民党が考えておる税制改革案の骨格というようなものがだんだん浮かび上がってきたように私は思います。連日新聞報道が行われているわけですけれども、既に大蔵、自治省は自民党の税制調査会に対して四兆八千億円の規模の減税試案を提出した、そして説明をした。その内訳は、住民税を含む所得税が二兆七千億円、法人税一兆八千億円、相続税三千億円だというふうなことが各紙一……

第108回国会 大蔵委員会 第2号(1987/02/26、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、まず去る二十一、二十二日のパリにおけるG5、G7の為替安定に関する合意について大蔵大臣にお聞きいたします。  一昨年九月のG5プラザ合意以来のドル安誘導という為替の流れに今回の合意は終止符を打つものだ、というふうな点で高く評価するというふうな見方がございますけれども、もしそうだとすれば、大蔵大臣非常に御苦労さんだったと思うんですけれども、しかし確かめておきたいことは、各国とも本当にその点で認識が一致しているのかどうか、やや楽観に過ぎるんではないかという感じもいたします。  一番問題なのはアメリカであって、ドル安という切り札を一時しまい込んだだけで、日本や西独のこれからの出方……

第108回国会 大蔵委員会 第4号(1987/05/14、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、ただいまの宮澤大蔵大臣の所信表明に関連をいたしまして、当面の円ドル為替相場の問題につきましてまずお尋ねいたしたいと思います。  ここ一週間ばかりの円ドル相場は、今月の初めに二百九十億ドルの米国債の入札、これについて日本の機関投資家を中心とする日本勢が相当大量に落札をした、特に三十年国債については日本勢が四十数%落札したというふうなことがあって、まあ円ドル相場は小康状態を保って、百三十九円から百四十円がらみのところで推移しているわけですけれども、先ほどの所信表明にもございましたように、さきの日米首脳会談でドル安防止について緊密に日米が協力をしていくということで合意をしたという……

第108回国会 大蔵委員会 第6号(1987/05/22、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私もIDA及びMIGA関係の質問から始めます。  まず最初に、志苫委員からもお話のあった累積債務の問題ですけれども、今の答弁にもありましたように、一九八六年度には累積債務は一兆ドルを超えるということでございまして、恐らく六月のベネチアサミットでも非常に大きな課題の一つになるんだろうと思うんですが、そこでごく簡単で結構でございますけれども、今の世界の累積債務の現状ですね、先進国にもあるわけですが、それと開発途上国に分けていただいて、総額もどのくらいかということをひとつお聞かせ願いたいのと、それから日本の対外累積債権ですね、日本は世界一の金持ち国だなんて言われているんですが、これも先……

第108回国会 大蔵委員会 第7号(1987/05/25、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私も郵便貯金特別会計法の一部改正案について御質問申し上げます。  今の大蔵大臣の提案理由の説明にもありましたとおり、郵便貯金の事業について、金融自由化に適切に対応した健全な経営の確保を図る必要があるということを言っておられましたけれども、そのために今度の改正が一歩前進だということは私も認める次第でございますが、二、三いろいろ問題点があるとも思いますので、その点をまず確かめておきたいと思います。  まず、郵政省は今度の改革についていわゆる自主運用ということを盛んに言っておられます。ところが、大蔵省から配られた説明の資料など見ますと、自主運用という言葉はどこにもございません。「資金運……

第109回国会 大蔵委員会 第2号(1987/08/25、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、議題となっております二法案の質問に先立ちまして、当面の景気動向、それから今後の財政運営というふうな問題についてまず御質問したいと思います。  まず、当面の景気の情勢でございますけれども、経済企画庁の八月の月例経済報告が、景気は足取りは緩やかだけれども回復局面にある、景気が回復期に入ったとの宣言を出しました。宮澤大蔵大臣もこの見方を肯定して政府経済見通しの三・五%の実質経済成長率は間違いなく達成できると、こういうふうにおっしゃっておられます。私も最近の諸指標を見ますと、数字の上では確かに景気は最悪の不況の状態を脱して底を入れたという感じはいたします。しかし、この景気回復が果た……

第109回国会 大蔵委員会 第5号(1987/09/11、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、政府税調の小倉会長にお尋ねをいたします。  先ほどの御発言の中に、今度の改正案は緊急の問題を取り上げたんだけれども税調としての抜本的見直しの考え方は昨年十月の基本答申に出ておるということをおっしゃいまして、また、間接税についても見直しを進める必要があるということをおっしゃいました。実はこの委員会でも、抜本改正の一環であるということを政府は盛んにおっしゃるんだけれども、それじゃ具体的に抜本改正の基本構想というのはどういうことだと言うとさっぱり言わないわけでございますが、今の小倉会長のお話だとやはり売上税に類するような、何と。いいますか、課税ベースの広い大型間接税をベースとした……

第109回国会 大蔵委員会 第6号(1987/09/16、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 日銀の青木理事に来ていただいておりますので、まず、当面の国際通貨、金融問題について二、三お尋ねをいたします。  アメリカは、去る四日、三年五カ月ぶりに公定歩合を〇・五%引き上げました。これはアメリカのインフレ防止とドル防衛策だというふうに言われておりますけれども、この米国の公定歩合引き上げをきっかけとして先進国の通貨、金融政策の協調のあり方とあるいはまた当面の日本経済の運営、財政の運営というふうなものに多少の変化があるのかどうか。特に問題は、〇・五%引き上げでドル安の基調に歯どめがかかるのかどうか、そういった点についてどういう判断をされておるのか、その点について大蔵大臣と日銀当局……

第109回国会 予算委員会 第5号(1987/07/23、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 きのう調印されましたSDI研究参加に関する日米政府間協定についてお尋ねします。  公表された協定第三項では、研究作業実施のため提供された秘密の情報及び研究の過程で創出された秘密情報は、それぞれの国内法及び日米の協定の枠内で秘密保護のための措置をとるというふうになっております。そこで、日本の場合には、この国内法とは、先ほどの答弁で、日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法や国家公務員法などを指すと言われました。ところが、この日米秘密保護法の対象となっておる防衛秘密は、同法第一条でアメリカから供与された情報であります。したがって、SDI研究の過程で新たに創出された秘密情報はこれによって……

第111回国会 大蔵委員会 第1号(1987/12/08、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 抵当証券の取引につきましては、これまで抵当証券の発行に関する法律すなわち抵当証券法、これは存在するわけですけれども、この証券の販売を行う業者に対する法律上の規制がなくて、貸金業の登録さえあればだれでも抵当証券の取引を行うことができる、こういうことになっておりました。そういうルーズな仕組みが去年の秋以降一般投資家に販売するモーゲージ証書のカラ売り、二重売りを行う悪質業者を出現させて、そして一般大衆に大きな被害を及ぼした原因の一つだと言えると思います。  そこで、今議題になっておりますこの抵当証券業の規制等に関する法律案は、このような状況を受けて抵当証券の購入者保護の立場から抵当証券……

第111回国会 土地問題等に関する特別委員会 第3号(1987/12/09、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず最初に、土地とは何か、土地はだれのものかという基本的な問題について宮澤副総理と奥野担当大臣とお聞きしたい。  我々は、土地については財産権、私的所有権というものはもちろん認めるべきですけれども、しかし同時に、土地は国民共有の財産であるという観点から土地の所有利益より土地の利用利益を優先するという原則に立って的確に私権を制限すべきだというふうに考えておるわけです。  実は、宮澤副総理は当時、昭和五十三年ですから約十年ぐらい前に政策集団である平河会というのを主宰されておったんですが、そのときの新聞の切り抜きがここにあるんですけれども、そこで中期経済運営という問題について提言をされ……

第112回国会 大蔵委員会 第4号(1988/03/22、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私はきょうは税制改革問題を中心にお聞きしたいと思います。  政府は税制の抜本的改革の問題について、最近、所得、消費、資産の間で均衡のとれた税体系の構築ということを盛んにおっしゃる。そして、直間比率の是正というふうなことを余りおっしゃらなくなったわけでございますが、そこで、この所得、資産、消費のバランスというのは一体どういうことかということからまずお聞きしたい。  所得と消費はフローでありまして、資産はストックである、これを一体どういう基準でバランスをとるのか、なかなか難しいと思うので、私が理解するのは、所得課税、消費課税、資産課税のバランスと、こういう意味だと思いますが、その点ま……

第112回国会 大蔵委員会 第6号(1988/03/25、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、小倉税制調査会会長にお尋ねをいたします。  先ほども話が出ておりましたように、新聞の報道によりますと、きょうの税調の総会でいわゆるたたき台(素案)というのをお決めになるということでございますが、それはそのとおりかということと、その報道によりますと、直接税部会、間接税部会の報告でそれができて、例えば間接税部会については今話題になっておりますいわゆる新型間接税について累積型と累積排除型を入れるというふうなことも報道されておりますが、ただ、例えば新型間接税についても税率をどうするかという問題はまだ決めていないということなんですね。それから、直接税の問題でも、所得税につい て六段階……

第112回国会 大蔵委員会 第7号(1988/03/28、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私はきょうは財政再建関連の質問をしようと思うんですけれども、その前に一つだけ、政府税調のたたき台、素案についての質問で大蔵大臣に伺います。  この素案については、どうもマスコミの批評は、全体像がわからない、目玉に欠けておるというふうな批判がかなり多いようですが、それはどういうことかというと、結局、減税額が全体としてどれくらいになるのか、あるいはまた新型間接税の導入による増税ですね、これがどのくらいになるのか、差し引きどういうバランスになるのだということがさっぱりつかめないということだと思うんです。ですから、地方のこれから公聴会をやっても、そういう問題について、出てくる人も戸惑いを……

第112回国会 大蔵委員会 第8号(1988/03/30、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 議題となっております二つの法案に先立ちまして二、三大蔵大臣にお尋ね申し上げます。  一つは、円高ドル安の問題でございます。このところじりじりとまた円高ドル安が続いておるわけでございまして、ニューヨークの連銀も介入しているという報道がございますし、日銀は連日それなりの介入をやっているわけですが、マスコミなどの見方によると、とにかく当面は日米欧の協調介入がうまくいくかどうかにかかっているんだというふうな報道もございます。そういう点で、大蔵大臣は去る十二日の予算委員会での総括質問で、この政策協調といいますか、これについては自信を持っているんだというふうなことをおっしゃっておりましたけれ……

第112回国会 大蔵委員会 第11号(1988/05/10、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、私は財確法関連の質問から始めます。  財政改革の当面の目標として、政府は六十五年度特例公債依存体質からの脱却ということを掲げておりますけれども、これは私が前に本会議だとかあるいは予算委員会の総括質問などで強調しましたとおり、後年度へのいろいろな負担をツケ回しあるいはまた繰り延べというふうな形でしわ寄せをしているということに基づく財政再建目標であって、いわば見せかけの財政再建ではないかということを指摘をしたわけですけれども、その問題はきょうは繰り返しませんけれども、国債の発行という問題に限っても、単に一般会計の赤字国債の新規発行をゼロにするということにすぎないわけですね。午前……

第112回国会 大蔵委員会 第12号(1988/05/11、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 参考人の方々大変御苦労さまでございます。ありがとうございました。  まず、三人の参考人の方々にそれぞれお考えを聞きたいんですけれども、お三人とも、当面政府が財政再建目標としております六十五年度赤字国債ゼロというこの目標の達成は非常に可能だという点においてはまず一致されておる。松田参考人は、場合によって六十四年度の決算でそういう状況に近いものが出るかもしれないというふうな、いわば楽観的な見方をされたわけでございますが、それには、今税の自然増収が六十二年度も補正後の状況から見ても二兆数千億の自然増収があるというふうな状況とか、それからNTTの株の売却益が引き続き国債の償還及び公共事業……

第112回国会 大蔵委員会 第14号(1988/05/17、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 参考人の方々、御苦労さまでございます。  まず、竹内参考人に御質問申し上げたいんですけれども、先物取引は、先ほどからも話が出ておりますように、金利あるいは株価変動、さらに為替相場というふうなものの変動に対するリスクヘッジの手段であって投資家のニーズが非常に強くなっているというふうなこと、さらに金融資本取引の国際化というふうな状況から見ましてもこれはやはり必要だというふうに思いますし、我々もそう考えるわけでございます。  ただ、先物取引は、現物取引と比較しますと、少ない証拠金で多額の取引ができるために多額の利益が得られることもある反面、多額の損失をこうむる危険性もあわせて持つ取引で……

第112回国会 大蔵委員会 第15号(1988/05/19、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 両改正案については、先ほど鈴木委員から総括的にもうあらゆる問題点についての疑問を提示されましたので、私もそれ以上の問題についての論議をする能力もないと思うので、結局その問題をまさぐることになると思うんですが、なるべく重複を避けて、そして要点を整理して質問したいと思います。  さて、二つの法案で、証券先物取引は従来どおり証券取引所で、それから新たにできる金融先物取引はこの新しい金融先物取引所で行うという原則。そして、部分的には証券業界と銀行界が相互乗り入れをすると、こういうふうな原則はこれは大蔵省裁定でことしの一月に決まったということは言われておるわけです。この二本立ての問題につい……

第112回国会 土地問題等に関する特別委員会 第4号(1988/05/16、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 新長官の御就任のあいさつの中で、「地価は、最近に至って、東京都において下落に転じる等鎮静化の傾向を強めております」と述べておられます。確かに、国土庁が発表いたしましたことし一月から三カ月間の一都三県における監視区域での地価動向調査の結果では、住宅地について都全体でマイナス一・八%と前期に引き続いて下落をいたしております。  しかし、一・八%とか数%というふうな数字は、実際に地価が下落したというふうなことに当たるのかどうか。とにかく五十九年の水準に比べますと三倍も上がった東京の地価が何%か下がったといっても、それは実質的には横ばいにすぎないのであって、内海新長官も認められるようにま……

第112回国会 予算委員会 第5号(1988/03/12、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず減税、それから税制改革の問題についてお尋ねをいたします。  六十三年度予算案の衆議院通過に先立ちまして、与野党国会対策委員長会談で、社公民の野党三派が要求してきた六十三年度の大型減税、つまり所得税、法人税、相続税等の減税を実施することに合意いたしました。この合意に基づいて、今後与野党の政策担当者の会議で減税の具体案がまとまった場合には、政府はこれを必ず実施すると確約してほしいわけでございますが、総理大臣のお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 六十三年度減税の合意文書には、財源については不公平税制の是正などは挙げておりますけれども、大型間接税の導入といった表現は一言も……

第112回国会 予算委員会 第8号(1988/03/16、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 今のこの日米科学技術協力協定交渉が難航しておるという問題、それから知的所有権をめぐっての日米の食い違いというふうな問題、これはいわゆる日米摩擦という問題が対象範囲がますます広がってきたということの証明ではないかというふうに思うんですが、私は当面の経済摩擦、それから貿易摩擦というふうな問題に限ってひとつ質問をいたします。  まずアメリカの包括貿易法案の問題でございますけれども、通産大臣にお答えを願いたい。今ようやく上下両院の調整の山場に差しかかったというような報道がございますが、一番保護貿易主義の色の強いゲッパート条項はどうやら削除されるようですけれども、そのかわりに上院案のスーパ……

第112回国会 予算委員会 第13号(1988/03/24、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 外務省の遠藤審議官が、去る十六日の当予算委員会で、公明党・国民会議の伏見委員の日米科学技術協力協定の改定交渉についての質問、つまり何がもめているか、アウトラインを示せという質問に対しまして、ここに速記録がございますけれども、「私、この国会の場で、公式の場で交渉の具体的な内容につきまして申し上げるのは、やはり交渉相手もあることでございますし、妥結まで差し控えさしていただきたい、」と答えております。  そこで外務省にお尋ねいたしますけれども、なぜ国会の場だから交渉のアウトラインを説明することができないのか、その理由を明確に御説明を願いたいと思います。

第112回国会 予算委員会 第16号(1988/04/01、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、六十三年度減税問題についての与野党合意について、大蔵大臣にお尋ねをいたします。  野党の三会派が要求いたしました六十三年度の大型減税については、先月の三十日の与野党国対委員長会談で野党の要求する減税を実施するなど、四項目の確認事項を合意いたしました。この合意によって、政府・与党は誠意を持って野党要求の所得税、法人税あるいは相続税の減税、内職所得者への減税などを盛り込んだ関連法案を今国会に出すものと我々は期待をいたしております。また、その財源として新型間接税は導入せず、これを切り離すというふうに我々了解いたしております。  ところが新聞報道、これは毎日新聞ですけれども、大蔵省……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第4号(1988/12/02、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、宮澤大蔵大臣にお尋ねいたします。  大蔵大臣は、きのうの当委員会でリクルートコスモスの未公開株一万株が服部前秘書官に譲渡されていた問題について、これまでの国会答弁を全面的に訂正する釈明をなされました。それを要約いたしますと、これまでの服部前秘書官が報告していたものは作り話であって、実際には河合氏は売買に関与していない、服部氏自身が売買をして約二千万円の利益を得たということです。このように大蔵大臣の答弁は二転、三転、四転としたわけでございますけれども、それにもかかわらずただ一つ変わっていないのは、宮澤さん自身はこの株取引には全く関与していないということを一貫して言っておられる……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第6号(1988/12/07、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、江副さんとの関係からお聞きします。  先ほどのお話で、江副さんとの関係については、証人は大事な友人というふうなお話をされました。また江副さんは、去る十月の十二日の衆議院の税制特別委員会の病床質問というのがございましたが、その中でリクルートとそれからあなたとの関係について、長谷川氏は教育担当、研修担当として会社ぐるみのおつき合いをさせていただいてきたが、辞職のとき長谷川氏の才能等に魅力を感じていたので、新事業のリクルート国際バンの社長にお願いしたというふうに答えておられました。  今のお話ですと、四十年に初めてお知り合いになったと、江副さんとはですね、ということですから、もう……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第14号(1988/12/19、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 政府はこのほど、リクルートコスモス疑惑に関連して、公務員の綱紀粛正策五項目というのを閣議で決定しました。しかし、マスコミの論評や多くの国民の受けとめ方は、この程度の閣議決定でどれだけの実効が上がるのかと極めて冷ややかな受けとめ方をいたしております。  そこで、まず総理にお聞きしたいんですけれども、この綱紀粛正策は管理監督の地位にある高級公務員などを主たる対象にしているようですけれども、この高級公務員には閣僚や政務次官など特別職公務員が含まれるのかどうか、それは含まれないのか。別の、つまり政治改革という枠の中で解決しようという考え方なのか、それが第一点。  それからもう一つ、官房長……

第113回国会 予算委員会 第3号(1988/08/23、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、大蔵省の証券局長にお聞きいたします。  証券局長はきのうの答弁で、リクルート社が五十九年十二月に合計七十六人に対して譲渡したリクルートコスモス株、この問題について、手続上証券取引法第四条に違反するかどうかの問題を調べているけれども、まだ結論が出ていないという答弁でございました。今日の段階でもなお調査継続中ということかどうか、あるいは四条違反の疑いが極めて濃厚という判断にはなっておるのかどうか、その点をお答え願いたい。
【次の発言】 「売出し」の項目に該当する疑いが強いということは認められるわけですね。
【次の発言】 次に、大蔵大臣にお聞きしたいんですけれども、この証取法四条……

第113回国会 予算委員会 第5号(1988/08/31、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 総理、訪中御苦労さまでございました。本来なれば訪中のことを少し聞かなければいけないんでしょうけれども、私の持ち時間が極めて限られておりますので、きょうはリクルート疑惑の問題だけに絞って質問をいたします。  そこで、早速大蔵省証券局長に事実関係を聞きたいんですけれども、リクルートコスモス株の店頭登録直前までの株の移動について聞きたいわけです。  リクルートコスモスの五十九年四月末の株主数は十七人にすぎなかったと言われますけれども、そのとおりですか。  それから、その後五十九年十二月に、例の七十六人にリクルート保有のコスモス株の譲渡を行ったりして株主数はふえてきたわけでございますけれ……

第114回国会 大蔵委員会 第4号(1989/03/28、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は昨日の本会議で、あと四日後に迫りました消費税の四月実施の問題について質問をいたしました。そのときに申し上げたことですけれども、大体、世論調査などを見ますと、国民の四人に三人が消費税の四月実施に反対だということになっております。その理由はいろいろあろうと思いますけれども、一つは消費税制そのものが、逆進性の問題その他を取り上げても、非常に弱い者いじめというふうな側面を持っているというふうなこと。そういう内容の問題があるのと、さっきも志苫委員が指摘されましたけれども、とにかく非常にわかりにくい、仕組みが複雑でその割にあいまいでいいかげんなところがある、そういうふうな問題が重複をして……

第114回国会 大蔵委員会 第9号(1989/06/20、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、今議題となっております財確法関連の質問に先立ちまして、まず最近における急激な円安ドル高の外国為替市場の動向という問題について二、三伺いたいと思います。  先週円ドル相場が乱高下しまして、一時は一ドル百五十円台と円が急落したわけですけれども、その後円が反発して、けさの東京外国為替市場の終わり値は一ドル百四十三円六十五銭ということのようです。  そこで、大蔵大臣はこういう状況の中で思惑によるドル高円安の流れは変わってきたということを何か新聞で談話を出しておられましたけれども、しかし一ドル百四十四、五円というあるいは三、四円という相場は、ことしの初め一ドル百二十円台であったころに……

第114回国会 予算委員会 第5号(1989/03/31、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 関連。
【次の発言】 リクルート問題について幾つか質問いたします。  まず、総理にお伺いしますけれども、総理はきのうの衆議院の予算委員会で、総理の元秘書の青木秘書と親類の福田勝之さん名義のリクルートコスモス株取得について、株式売買約定書などいわゆる三点セットを二人の分ともに出す用意があるというような趣旨のことを答えられたわけです。実は今月の三日の衆議院予算委員会で、熟慮しているというふうなことで前向きの姿勢を述べられてからもうそろそろ一カ月たつわけですけれども、一体いつお出しになるのか。  それからもう一つ、国会の要求に基づいて出すという形をとるのか、それとも自主的に、自発的に出……

第114回国会 予算委員会 第9号(1989/05/15、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 米空母タイコンデロガの水爆搭載機の水没事故に関する米側の回答については、午前中の委員会でも議論が出ておりましたけれども、非常に重大な問題ですから私も二、三点お聞きしたいと思います。  まず、米国の回答ですけれども、核兵器は海底 に至る前に破壊された、そして海水にさらされたから核爆発は決して起こり得るものではないというふうなこと、それともう一つは、環境への影響はない、この二点が中心になつでいると思うのですけれども、しかし一万六千フィートの海底に至る前に水爆の容器が破壊されて核物質が海中に流れ出したということを認めている点は、私は非常に重大な点だというふうに思うのです。核爆発は起こら……


15期(1989/07/23〜)

第116回国会 大蔵委員会 第2号(1989/12/14、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 ことしの二月にプリペイドカード等に関する研究会報告が出されまして、その中で、実態に即した適切な立法を早急に行う必要がある、そういう提言が行われました。私は、そういうことでございますから、さきの通常国会に法案が提出されるんじゃないかというふうに思っておりましたが、結局、今国会の会期末に初めてヒアリングがあったわけでございますが、今国会については、消費税廃止法案、これが先行したという事情もあると思いますけれども、しかし、プリペイドカードは既にかなり広範に日常の生活、消費生活に浸透しておりまして、早急な法的整備が望まれていたわけですが、さきの通常国会に本法律案が提出されなかった理由、何……

第116回国会 予算委員会 第6号(1989/10/27、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、まず最近の新聞のニュースの分析から始めたいと思います。消費税関連の問題について集中して質問をいたしたいと思います。  二十六日付の朝日新聞によりますと、自民党は、消費税の見直し問題で焦点となってきた非課税範囲の拡大について、「「すべての食料品を流通の全段階で非課税とする」との案を軸に党内調整を進める方針を固めた。」と伝えております。その他の新聞でも、全段階であるかどうかは別として、全食料品を対象とする非課税範囲ということでやるんだという報道が盛んに出ております。  それからまた、海部総理は二十六日、記者団に対して、党と相談する、私の考えは党幹部に伝えてある、ぱちっと決めなき……

第118回国会 科学技術特別委員会 第6号(1990/06/25、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙によりまして本特別委員会の委員長に選任されました。  微力ではございますが、皆様方の御指導、御協力を賜りまして重責を全うしてまいりたいと存じますので、どうかよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 この際、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い、現在理事が二名欠員となっておりますので、理事の補欠選任を行います。  理事の選任は、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に太田淳夫君を指名い……

第118回国会 大蔵委員会 第1号(1990/03/26、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 大蔵大臣、ロサンゼルス、トンボ返り御苦労さまです。トンボ返りの御苦労さまついでに一つだけブレイディ財務長官との会談についてお聞きしたいと思います。  日米蔵相会談の共同声明では、「為替市場における協力を含め、経済政策協調についての両国のコミットメントを再確認した。」というふうな表現がございます。これは報道によりますと、日本側が共同声明を出すように要請をして、結局円の相場の安定をさせるための一助にするためにこの共同声明を出したというふうに我々は受け取るわけなんですね。  ところが、実際の相場の動きはきょうの東京外国為替市場の円相場はまた下げて、一時は円が急落して三年二カ月ぶりの安値……

第118回国会 大蔵委員会 第2号(1990/03/29、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、関税定率法及び関税暫定措置法の一部改正案、それから当面の大蔵行政の二、三の問題点について御質問をしたいと思います。  まず、政府の放出価格を割ったまま低迷を続けているNTT株価の問題について大蔵大臣の御見解をお聞きしたいわけでございます。NTT株価は、二十八日の終わり値は一株百十三万円で、最も高い放出価格だった八七年十一月の第二次売り出し価格二百五十五万円の半分以下、三年前の八七年一月の第一次放出価格百十九万七千円をも下回っております。今までNTT株を売らずに持っていた庶民はすべて損をしているという形になっておるわけでございます。去年、九月末現在の総株主数は百六十一万人。し……

第118回国会 大蔵委員会 第4号(1990/04/24、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私の質問時間は十七分でございますので、答弁は簡潔にお願いします。  今回の取引所税法案ですけれども、有価証券指数先物などの指数等先物取引、それから通貨先物、オプション取引を新たに課税対象にしておりまして、課税ベースの拡大を行っております。一方、既に課税しております株式先物、商品先物については税率の引き下げを行うことになっております。その結果、税収は平成二年度、四百六十億円が改正後でも四百七十億円と、わずか十億円ふえる計算になっておりまして、税収増が目的だとは考えられません。  そこでお尋ねしたいんですけれども、この取引所税法の全面改正というのは一体何を基準として立案され、課税ベー……

第118回国会 大蔵委員会 第5号(1990/06/01、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、大蔵大臣に赤字公債依存体質から脱却後の新しい財政運営のあり方について御質問をいたします。  平成二年度予算で特例公債依存体質からの脱却という財政再建目標が達成されるということになっておりますが、きょうの新聞によれば、自然増収がもう少しふえれば一年繰り上がって平成元年度にその目標が達成されるかもしれないという記事も出ておりますが、いずれにいたしましても、この依存体質からの脱却というのは財政再建の第一段階にすぎないのであって、これからもさらに財政再建というのは続けなければならないということではないかと私は理解をしております。というのは、例えば新行革審が四月十八日にまとめた答申に……

第118回国会 大蔵委員会 第6号(1990/06/14、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 仕手集団光進グループの株買い占めによる国際航業の乗っ取りをめぐって、国際航業の元経理担当役員ら四人が自社の株が買い占められていることに便乗して株の売買を行って合計九億円を脱税したとされる事件で、東京地検特捜部が昨夜脱税の疑いでこの四人を逮捕いたしました。この事件については既にいろいろと議論がされておりますけれども、私も二、三点お聞きしたいと思います。  まず、法務当局にお尋ねしたいんですが、事件は脱税容疑ということなんですけれども、国際航業株をめぐっては、政治家周辺への株や転換社債の譲渡、国際航業の旧経営陣による防戦買い、株価操作など各種の疑惑が取りざたされております。そして国民……

第118回国会 予算委員会 第10号(1990/05/21、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、防衛問題に集中して質問をいたします。  防衛庁は、今平成三年度を初年度とする次期防衛力整備計画、つまり次期防の策定作業を進めております。そこで、先日私、防衛庁に対して資料要求としてこの次期防の策定の基本方針について報告をするようにと要求をいたしましたところ、こういうメモが参りました。私、読み上げてもいいんですけれども、防衛庁長官から改めてひとつ基本方針について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そこで海部総理にお尋ねしたいんですけれども、内閣に総理大臣を長とする安全保障会議というのがございますけれども、実は今防衛庁がこういう作業をやっておるわけでございますけれども、国……

第118回国会 予算委員会 第17号(1990/06/04、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 ワシントンの米ソ首脳会談で戦略核兵器削減の基本合意が声明されまして、さらに新たにSTARTIIを開始することも決まりました。これら一連の合意は、マルタ会談以後のポスト冷戦期における米ソ協調の最大の成果であろうと私は思います。また、九〇年代を軍縮の十年にするという米ソ両国の決意のあらわれだというふうに評価いたしております。昨夜の共同記者会見におけるゴルバチョフ大統領の発言などから見ましても、アジア・太平洋においても脱冷戦、ポスト冷戦の動きが非常に活発になってくるんではないかというふうに思うわけでございます。  こういう状況の中で、総理は、軍縮の九〇年代に、アジア・太平洋地域の平和と……

第119回国会 科学技術特別委員会 第1号(1990/10/12、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙によりまして、引き続き本特別委員会の委員長に選任されました。  委員各位の御指導、御協力を賜り、円満な委員会の運営に努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本特別委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に岡部三郎君、吉川芳男君、穐山篤君、太田淳夫君を指名いたします。

第119回国会 科学技術特別委員会 第2号(1990/11/02、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  まず、理事の辞任についてお諮りいたします。  穐山篤君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に三上隆雄君を指名いたします。

第119回国会 科学技術特別委員会 第3号(1990/11/09、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時十二分散会

第120回国会 科学技術特別委員会 第1号(1990/12/10、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) この際、一言ごあいさつ申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙によりまして、引き続き本特別委員会の委員長に選任されました。  甚だ微力でございますが、委員各位の御指導、御協力を賜りまして、本委員会の円滑な運営に努めてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本特別委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に岡部三郎君、吉川芳男君、三上隆雄……

第120回国会 科学技術特別委員会 第2号(1991/02/15、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る一月九日、吉川芳男君が委員を辞任され、その補欠として永野茂門君が選任されました。
【次の発言】 これより理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に永野茂門君を指名いたします。

第120回国会 科学技術特別委員会 第3号(1991/03/13、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査のうち、科学技術振興のための基本施策に関する件を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本件に対する本日の質疑はこの程度にとどめます。  本日はこれにて散会いたします。    午後四時五十二分散会

第120回国会 科学技術特別委員会 第4号(1991/04/09、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  去る三月二十九日、予算委員会から、本日の午前、平成三年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち科学技術庁について審査の委嘱がありました。  この際、本件を議題といたします。  本件の説明につきましては、既に聴取いたしておりますので、これより直ちに質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 新坂君、時間が来ておりますので、簡単に願います。
【次の発言】 他に御発言もないようですので、質疑は終局したものと認めます。  これをもちまして平成三年度一般会計予算、同特別会計……

第120回国会 科学技術特別委員会 第5号(1991/05/08、15期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  これより請願の審査を行います。  第二七四四号「脱原発法」の制定に関する請願外三十八件を議題といたします。  これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、保留とすることに意見が一致いたしました。  以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが……

第120回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1991/08/02、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 証券大手四社に続きます全部で十七社の損失補てん先のリスト、これを見ましてまず大変驚くことは、先ほども大蔵大臣もお触れになったけれども、まさにオールジャパンだという感じです。日本を代表する大メーカーとか商社、地方銀行、それから農協系の金融機関などの中小金融機関、ずらりと並んでおります。さらに問題なのは、年金福祉事業団、公立学校共済組合、警察共済、それから地方職員共済組合など政府の外郭団体を初めとする公的団体が多数登場していることであります。  十七社合計で実に千七百二十億円というその補てんの総額も巨額ですけれども、これだけ幅広い分野に及ぶ損失補てんを大蔵省が事前に全く制止できなかっ……

第120回国会 大蔵委員会 第2号(1991/02/18、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 クウェートからの条件つき撤退を表明いたしましたイラク革命評議会の声明につきまして、ソ連は最初はこれを評価したんですけれども、その後満足すべきものでないということでトーンダウンをしてきております。一方、ブッシュ米大統領を初め多国籍軍側は無条件撤退でなければ交渉には応じられないということで、拒否の姿勢で戦争を継続しております。状況が新しい展開を示しておるということは確かだと思いますが、我々はこの機会に何としてもイラク軍のクウェートからの撤退、そして停戦を実現するように心から願うものであります。  しかし、実際に停戦に動くのかあるいは多国籍軍の地上戦に突入という非常に悪い事態になるのか……

第120回国会 大蔵委員会 第5号(1991/03/06、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、いわゆる多国籍軍への追加支援九十億ドルの性格についてお尋ねしたいと思います。  橋本大蔵大臣の過般の財政演説によりますと、湾岸平和基金への拠出金九十億ドルは湾岸地域における平和回復活動に対する我が国の支援であるというふうに述べておられます。そして、今提出されております法案の表題もそういうことがうたわれておるわけでございます。  そこで、湾岸地域における平和回復活動とは一体何かということが問題であります。この点について、久保委員も触れられましたが、私は別の角度から取り上げてみたいと思います。  湾岸戦争が実際に続いておりましたときには、一般にはこの平和回復活動とは即多国籍軍の……

第120回国会 大蔵委員会 第6号(1991/03/18、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 議題になっております国の補助金等の臨時特例法案に先立ちまして、当面する問題について二、三お尋ねしたいと思います。  まず、円ドル問題でございますけれども、東京外国為替市場の円相場は、きょうの午前の終わり値が百三十八円三銭、一円七十八銭の円安ということでございました。これはドルがことし最高値をつけた今月の十一日の百三十八円七銭とほとんど並んでおるということで、円安ドル高が続いておるという状況でございますが、十一日には大蔵大臣は、余り愉快じゃないというふうな談話を出されたわけでございますけれども、今度の円安ドル高の理由について、アメリカ国内で景気回復が早いんじゃないかという期待感が強……

第120回国会 大蔵委員会 第7号(1991/03/26、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、欧州復興開発銀行法案についての質問を二、三いたします。  まず、欧州開銀ですけれども、その目的が民主化、自由化を行っている東欧諸国の市場経済への移行を支援するということでございまして、他の地域開発金融機関にはないはっきりした政治的要素が入っていると思います。そして、この民主化、自由化という概念ですけれども、それを具体化したものとして協定上は複数政党制民主主義、多元主義及び市場経済の諸原則を挙げております。しかし、受益国つまり融資などを受ける国がこれらの目的に合致した事業、政策を実施しているかどうかは一体具体的にはどのような基準で判断されるのか、それが質問の第一点でございます……

第120回国会 大蔵委員会 第9号(1991/04/18、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私が御質問したいと思うことは稲村委員が大部分聞かれてしまったので、まあ重複は避けますが、質問通告の内容と相当変わりますから御承知を願います。簡潔に答弁をお願いします。  まず第一にお聞きしたいのは、今行われておりますゴルバチョフ来日に伴う日ソ首脳会談との関連で、対ソ金融支援という問題についてお尋ねをしたいと思います。  第三回目までの海部・ゴルバチョフ会談の経過は、新聞報道によりますと、領土問題については余り進展をしていない、日本側は北方領土問題については返還を前提に四島への主権の確認を求めておるということですけれども、ゴルバチョフさんの方は今後の関係改善の中で解決を図るというこ……

第120回国会 大蔵委員会 第10号(1991/04/23、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 地価税法案に対する我々の態度ですけれども、まず第一に、土地を持っておればもうかるという土地神話を構造的に解消して、資産格差を是正する手段として土地の保有益に着目した新税を創設することが前進であるかどうかという問題でございます。この点につきましては、我我はかねてから法人土地保有税の創設などを強く主張してまいりましたし、今度の地価税もそのいわば延長線上にあるという意味で、制度としての導入は前向きに評価して法案に賛成を衆議院ではしたわけでございます。  しかし、第二の問題は、制度としては前向きに評価するとしても、今度出た地価税法案というものが地価を引き下げるというふうな観点から見た場合……

第121回国会 科学技術特別委員会 第1号(1991/08/05、15期、公明党・国民会議)

○委員以外の議員(和田教美君) お許しを得まして、一言ごあいさつを申し上げます。  昨日委員長の任期を終了いたしました。委員長在任中大過なくその職員を果たすことができましたことは、ひとえに皆様方の御支援と御協力のたまものと深く感謝申し上げる次第でございます。今後とも科学技術の発展に微力を尽くしたいと存じます。  まことに簡単ではございますけれども、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

第121回国会 証券及び金融問題に関する特別委員会 第4号(1991/09/04、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 先ほどの証言で、あなたは石井進桶川会前会長との大口の取引があるんだということを担当の副社長から聞いたのは昨年の十二月下旬とおっしゃいました。ところが、東急株の集中売買を野村証券が率先して行ったのは八九年の十月、十一月だったと思います。  そこで、もう東急株の取引は八九年中に大体済んでおるということだったわけでございますが、そうすると、あなたはそれから一年以上もたってからやっとそのことを聞いたということになりますが、その点で間違いございませんか。それから、社長はいつの時点でそのことを知ったのか、つまり稲川会との関係があるということを知ったのか、その点もお答え願いたいと思います。

第121回国会 証券及び金融問題に関する特別委員会 第5号(1991/09/05、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 公明党・国民会議の和田教美でございます。  イトマン事件をメーンバンクの社会的責任という観点から見ますと、住友銀行の首脳が不動産投資などで暴走する当時の河村社長や企業舎弟と言われる伊藤寿永光前常務の素性などについてかなりの危機感を持ちながらも、結局断固たる対応をしなかった、対応が甚だしくおくれたということが傷を一層深くすることにした原因だと私は思います。  あなたは先ほどの発言で、昨年三月の二十二日に河村社長にすぐ伊藤を切れということを言われたということですけれども、客観的に見ますと、結局伊藤がやめたのは昨年の十一月であります。その間に半年以上もたっておるわけです。なぜこういうふ……

第121回国会 証券及び金融問題に関する特別委員会 第6号(1991/09/06、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 衆参両院の証人喚問が終わりまして、そしてまた今の論議を聞いておりまして私が非常に痛感することは、今回の証券各社による損失補てんをめぐって、大証券が大蔵省の行政指導に全く面従腹背であって、八九年十二月二十六日の証券局長通達を完全に無視したところか、全くインチキなようなことをやっておるという印象が強くなってきたわけです。  野村証券の田渕前会長は、三月中旬の専務会で営業特金の整理を進めるために補てんに踏み切ったということを証言いたしました。この通達には、なるほど営業特金を原則として整理するということが書いてございますけれども、同時に、その第一項で事後的な損失補てんの禁止も明瞭にうたっ……

第122回国会 大蔵委員会 第2号(1991/12/13、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、一般の財政問題について二、三大蔵大臣の見解を聞きたいと思います。  今回の平成三年度補正予算案では、大幅な税収の落ち込みを補てんするために建設国債を限度いっぱいまで一兆三千八百七十億円増発しております。我が国の財政は平成二年度に特例公債から脱却した後、次の財政再建の目標として公債依存度を当面五カ年程度で五%以下の水準にするというふうになっていたはずであります。大蔵省が毎年作成する財政の中期展望においても、建設公債発行額を毎年度四千五百億円ずつ機械的に均等減額して、平成七年度には五%を下回る水準になるという姿が示されております。  ところが、平成三年度の補正予算において建設公……

第123回国会 大蔵委員会 第2号(1992/02/25、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、経済企画庁にお尋ねいたします。  先ほどもちょっと話が出ておりましたけれども、二十日付の朝日新聞によりますと、経済企画庁は、一九八六年十二月から始まった景気拡大、つまり大型景気は去年の一−三月期で山に達した、その後下降局面に入った、そういう判断を明らかにしたというふうに報道されております。もっとも、ほかの報道によりますと、まだ経企庁はこの判断についていろんな意見があって、公式判断はもう少し後になってことしの夏ごろになるんじゃないかというふうな見方もございます。仮に大型景気の山が去年の一−三月期だということになりますと、昨年の八月に戦後最高のイザナギ景気に並んだという経企庁の……

第123回国会 大蔵委員会 第3号(1992/03/26、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 経済企画庁が十九日に発表した国民所得統計速報によりますと、去年の十二月のGNPは実質で前期比マイナス〇・〇四六%、年率換算でマイナス〇・二%となりました。先日の大蔵委員会で、私、今回の景気が去年のいつごろピークに達してその後下降局面に転じたという問題について、政府の判断が余りにも遅過ぎるということを指摘したわけですけれども、いずれにしましても、このデータで見ますと去年の秋から景気は急速にダウンしていることはもう明らかであります。在庫調整の問題についても、日銀の三重野総裁自身が在庫調整は長引いてことし後半まで続くというふうな答弁をされております。  したがって、今度の景気も底入れし……

第123回国会 大蔵委員会 第5号(1992/04/07、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は当面の証券不況対策という問題に絞って質問いたしたいと思います。  東証一部の日経平均株価は一時一万八千円を割り込んで、その後一万八千円台を回復しましたものの、きょうの午前の終わり値は一万八千百四十八円、前日比二百八十八円の安でございます。こういうことで、一時一万八千円を割り込んだときには、政府もさすがに慌てて宮澤総理が東証の長岡理事長らを呼んで業界に市場の活性化努力、これを求めたり、あるいはまた自民党が株価対策に動き出したりというふうな動きがございました。しかし、この対策という問題についての大蔵省の姿勢というものがもうひとつはっきりいたしません。  そこで、大蔵大臣にお伺いし……

第123回国会 大蔵委員会 第8号(1992/05/28、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 総理は、二十五日の本会議での私の質問に対して、当面の景気見通し、景気回復の見通しというふうなことについて比較的楽観的な判断をされましたし、今も比較的早く回復するんじゃないかというような御見解でございました。その理由として、三月末の公共事業上半期前倒しなどの緊急経済対策が実施段階に入って、そして効果が上がりつつあるというふうなことをおっしゃっているわけですけれども、しかし、経済界の受けとめ方はそれほど楽観的でもないわけです。  例えば通産省がこの間発表しました企業の景気動向調査によりますと、現在の景気が悪いと見る比率が七八・五%、よいと判断しているのはわずかに二・九%にすぎません。……

第123回国会 大蔵委員会 第10号(1992/06/18、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 本題の質問に入るに先立ちまして、今も話題に出ておりました株価下落の問題について、一言大蔵大臣にお尋ねしたいと思います。  東証のきのうの終わり値はことしの最安値ということで、五年八カ月ぶりの低水準だということでございます。経済界には景気の減速感がますます強くなってきておりまして、新たな追加的な景気対策あるいは秋口の大型の補正予算、また当面の株価対策についても、株価についての何らかのてこ入れ策というふうなことを求める声もだんだん強くなってきているわけでございますけれども、こういう点について大蔵省としてはどういうふうに判断をされておるのか、大蔵大臣のお答えを願いたいと思います。


16期(1992/07/26〜)

第125回国会 商工委員会 第2号(1992/12/08、16期、公明党・国民会議)

○和田教美君 本日は、お忙しい中を我々の審議に御協力をいただきましてありがとうございます。もう大分質問も出ておりますので、私の質問は多少重複する点があるかもしれませんけれども御了承願いたいと思います。  まず、両先生にお伺いしたいのでございますけれども、我が国の独占禁止法は違反行為に対する抑止力として刑事罰と課徴金という二つの制度を持っておることは先ほどからの論議のとおりでございます。諸外国では刑事罰あるいは制裁金のいずれかによっている国が多いように承知しておりますけれども、我が国の独禁法における刑事罰、課徴金の法的性格、位置づけのそれぞれの違い、相違点というふうなものはどういうふうなものがあ……

第125回国会 商工委員会 第3号(1992/12/09、16期、公明党・国民会議)

○和田教美君 官房長官がいらっしゃいましたから、早速官房長官に二、三お伺いします。  まず、市場経済、自由貿易の恩恵をこうむってきた我が国は、今や世界でも有数な経済力を有する国となっております。それだけにいろんな形での国際的な摩擦が多くなっておるわけでございます。そこで、公正かつ自由な競争を促進し、それによって一般消費者の利益の確保、国民経済の民主的かつ健全な発展を促進しようという独占禁止法の存在意義は今後国際的にもますます重要な意味を持ってくるというふうに思います。つまり、国際化時代における独禁法という視点が重要になってくるというふうに思うわけです。  そこで、そういう点についての政府の認識……

第126回国会 商工委員会 第2号(1993/03/25、16期、公明党・国民会議)

○和田教美君 先日の商工委員会での通産大臣と経企庁長官の所信表明をお聞きしましたけれども、我が国のこの不況の現状というものについて表現上に差が見られた状態がございました。経済企画庁長官の方は、この経済の動向について、「厳しい状況に直面しています。」と、こう述べられました。ところが通産大臣の方は、「かつてない厳しい状況」と、この「かつてない」に強調点を置いておりましたし、また「多くの産業が深刻な事態に直面しており、」というふうな表現も使っておられまして、どうも不況局面についてより厳しい見方をしているというふうに受け取れたわけでございます。  そこで、不況の度合いというか、深刻度といいますか、そう……

第126回国会 商工委員会 第7号(1993/04/22、16期、公明党・国民会議)

○和田教美君 貿易保険法改正案の質問に先立ちまして、一、二当面の問題についてお尋ねします。  まず、円高の問題ですけれども、円相場は急激な円高が続いて、二十一日には一ドル百九円台まで円高が進みました。きょう午前の東京市場の終わり値は少し下がって百十一円三十五銭ということですけれども、しかしこれによって円高基調がとまったというふうに見ることはできないんではないかというふうに思います。日銀の円売り・ドル買いの単独介入ということだけでは力不足だということであれば、欧米諸国を協調介入に何とか引き込むというふうな努力もすべきだと思いますけれども、これらは為替当局の日銀、大蔵省の担当分野だと思います。  ……

第126回国会 商工委員会 第8号(1993/04/27、16期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、去る十六日の日米首脳会談、宮澤・クリントン会談に関連してお伺いしたいと思います。  クリントン米大統領は、冷戦時代の日米パートナーシップは既に時代おくれになったと言い切って、新しい日米間のパートナーシップの必要性を説いております。宮澤総理も首脳会談の後の記者会見で、日米間の新たなパートナーシップが新たな時代の要請にこたえることができるだろうというふうに答えております。  そこで、森通産大臣にお尋ねしたいんですけれども、このクリントン発言では、新しいパートナーシップの三本の柱の一つとして経済の問題が取り上げられておるわけですけれども、特に経済関係について新しいパートナーシップ……

第126回国会 商工委員会 第9号(1993/05/11、16期、公明党・国民会議)

○和田教美君 議題に入る前に、私は現在の中小企業が置かれている非常に厳しい環境、それに対応する中小企業政策の基本的な考え方という問題について御質問をしたいと思います。そしてその後、私は中小企業信用保険法の一部改正案について二、三お尋ねしますが、商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律案については、この後の参考人の意見聴取とそれから次回の委員会で浜四津委員が担当する、こういうふうに分担をいたしたいと思います。  そこで、中小企業政策の基本的な考え方についてお尋ねしたいんですけれども、中小企業は我が国企業のうちの極めて大きなウエートを占めておりまして、経済を支える重要な役割を担って……

第126回国会 予算委員会 第13号(1993/04/01、16期、公明党・国民会議)

○和田教美君 証人のただいままでの発言を聞いておりますと、二十年来の金丸夫人との深いつき合いということは認められましたけれども、自民党金丸前副総裁との関係については、二十億、十億、十億の割引債券の購入のほかに、それを現金化したときの受け取りのときに金丸前副総裁がいたということと、それからそれ以後は夫人が亡くなってから遺産の問題で金丸前副総裁に報告したということ以外にほとんどつき合いがなかったということになりますけれども、金丸前副総裁と一体いつ初めてお会いになったんですか。
【次の発言】 しかし、世間の評価は大きく違っておるわけで、マスコミなどでは、あなたは金丸家の財テク相談役、指南役などと呼ん……

第127回国会 運輸委員会 第1号(1993/08/26、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る六月二十三日、宮崎秀樹君が委員に選任され、去る七月十六日、林寛子君が委員に選任されました。  また、去る二十三日、広中和歌子君及び高桑栄松君が委員を辞任され、その補欠として、私、和田教美及び矢原秀男君が委員に選任されました。  また、去る二十四日、堀利和君及び西岡瑠璃子君が委員を辞任され、その補欠として穐山篤君及び喜岡淳君が委員に選任され、昨二十五日、宮崎秀樹君が委員を辞任され、坂野重信君が委員に選任されました。
【次の発言】 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  去る二十三日の……

第128回国会 運輸委員会 第1号(1993/10/26、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る九月十七日、坂野重信君が委員を辞任され、その補欠として井上吉夫君が選任されました。  また、今月二十一日、井上吉夫君が委員を辞任され、その補欠として藤田雄山君が選任され、同日、藤田君は参議院議員を退職されました。  また、昨二十五日、安永英雄君が委員を辞任され、その補欠として堀利和君が選任されました。
【次の発言】 国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、運輸事情等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第128回国会 運輸委員会 第2号(1994/01/27、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る十月二十六日、堀利和君が委員を辞任され、その補欠として安永英雄君が選任されました。  また、本委員会では欠員が生じておりましたが、去る十二月十四日、溝手顕正君が本委員会委員に選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。  第一〇〇三号姫路測候所の夜間閉鎖計画の撤回等に関する請願外十四件を議題といたします。  本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。  これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、いずれも保留とす……

第129回国会 運輸委員会 第1号(1994/02/23、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る二月十五日、安永英雄君及び直嶋正行君が委員を辞任され、その補欠として堀利和君及び山田勇君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に堀利和君及び泉信也君を指名いたします。

第129回国会 運輸委員会 第2号(1994/04/28、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  議事に先立ち、去る二十六日、名古屋空港で発生いたしました中華航空機事故により遭難された方々並びに御遺族の方々に対し、本委員会として謹んで哀悼の意を表します。  ここに、犠牲者の御冥福をお祈りし、黙祷をささげたいと存じます。  どうぞ御起立を願います。黙祷。
【次の発言】 黙祷を終わります。御着席願います。
【次の発言】 運輸事情等に関する調査のうち、中華航空機事故に関する件を議題といたします。  それでは、中華航空機事故についての概要説明を聴取いたします。土坂運輸省航空局長。

第129回国会 運輸委員会 第3号(1994/05/31、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日、林寛子君が委員を辞任され、その補欠として田村秀昭君が選任されました。
【次の発言】 運輸事情等に関する調査を議題といたします。  まず、運輸行政の基本施策に関し、運輸大臣から所信を聴取いたします。二見運輸大臣。
【次の発言】 次に、平成六年度運輸省関係予算に関し、説明を聴取いたします。星野運輸政務次官。
【次の発言】 以上で運輸行政の基本施策に関する運輸大臣の所信並びに平成六年度運輸省関係予算に関する説明の聴取は終わりました。

第129回国会 運輸委員会 第4号(1994/06/06、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  運輸事情等に関する調査のため、本日、日本道路公団理事久保博資君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 運輸事情等に関する調査を議題といたします。  運輸行政の基本施策に関する件について質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本件に対する質疑はこの程度にとどめます。
【次の発言】 次に、先般本委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員の報告を聴取いたします。松浦孝治君。

第129回国会 運輸委員会 第5号(1994/06/07、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  船員法の一部を改正する法律案及び国際会議等の誘致の促進及び開催の円滑化等による国際観光の振興に関する法律案の両案を便宜一括して議題といたします。  両案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もないようですから、両案に対する質疑は終局したものと認めます。  それでは、これより両案のうち、船員法の一部を改正する法律案について討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。――別に御発言もないようですから、これより直ちに……

第129回国会 運輸委員会 第6号(1994/06/10、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に堀利和君を指名いたします。
【次の発言】 特定都市鉄道整備促進特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。

第129回国会 運輸委員会 第7号(1994/06/17、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日、下村泰君が委員を辞任され、その補欠として青島幸男君が選任されました。
【次の発言】 道路運送車両法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。二見運輸大臣。
【次の発言】 次に、油濁損害賠償保障法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。二見運輸大臣。
【次の発言】 次に、地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、関東運輸局神奈川陸運支局の自動車検査登録事務所の設置に関し承認を求めるの件を議題と……

第129回国会 運輸委員会 第8号(1994/06/20、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  航空法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 高崎君、もう時間が過ぎました。
【次の発言】 他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。  これより討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
【次の発言】 他に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。  これより採決に入ります。  航空法の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。

第129回国会 運輸委員会 第9号(1994/06/22、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨二十一日、青島幸男君及び高崎裕子君が委員を辞任され、その補欠として下村泰君及び市川正一君が選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  委嘱審査のため、本日、日本国有鉄道清算事業団理事長西村康雄君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 去る六月十七日、予算委員会から、本日、六月二十二日の一日間、平成六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予……

第129回国会 運輸委員会 第10号(1994/06/29、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  これより請願の審査を行います。  第七三二号ハイヤー・タクシーの規制緩和反対、諸施策の充実に関する請願外十一件を議題といたします。  本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。  これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、いずれも保留とすることに意見が一致いたしました。  以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  運輸事情等に関す……

第130回国会 運輸委員会 第1号(1994/07/21、16期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(和田教美君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る十九日、喜岡淳君が委員を辞任され、その補欠として谷畑孝君が選任されました。
【次の発言】 国政調査及び継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、従来どおり運輸事情等に関する調査を行うこととし、今期国会閉会中も継続して調査を行うため、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第131回国会 商工委員会 第3号(1994/10/27、16期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、日米経済協議との関連で、今後の通商交渉のあり方ということについて少しお伺いしてみたいと思います。  今月の初めに、懸案であった日米包括経済協議がようやく部分合意に達しました。今度の部分合意は、全面決裂に比べればまずまずの成果だというふうな評価も確かにございます。  しかし、これは少し極論かもしれませんけれども、今回の交渉も結局客観基準の定義だとか解釈、目標値の設定等、政府による保証措置をめぐる論争が大半で、日米半導体協定を契機に繰り返されてきました結果重視の二国間交渉に終始したという厳しい見方もあるわけでございます。そして、日米貿易不均衡を改善するための包括協議の場が、結局……

第131回国会 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第5号(1994/12/06、16期、公明党・国民会議)

○和田教美君 公明党・国民会議の和田教美でございます。きょうは主として通商関係、貿易関係、サービス貿易の関係、それから関税の関係、そういった分野を担当して質問をいたします。  WTO設立協定の締結について承認を求めるの件の提案理由説明を見てみますと、その中に次のようなくだりがございます。   我が国がこの協定を締結することは、我が国  が世界の主要な貿易国であることにかんがみ、  多角的貿易体制の発展に寄与するとともに、我  が国の国民生活に多大の利益をもたらすことと  なるという見地から極めて有意義であると認め  られます。このうち、「多角的貿易体制の発展に寄与する」という点は私も認めます。……

第131回国会 政治改革に関する特別委員会 第1号(1994/09/30、16期、公明党・国民会議)

○和田教美君 ただいまから政治改革に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの平野君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に上野雄文君を指名いたします。(拍手)

第131回国会 政治改革に関する特別委員会 第5号(1994/11/18、16期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、質問時間が短いですから、総理に集中して質問させていただきます。  区割り法案を初めとする政治改革関連三法案がきょう午後委員会で採決、二十一日に本会議で成立する見通してあります。これによって、竹下内閣以来六年間にわたって最大の政治課題となってきました政治改革がようやく法律的な枠組みが一応決着がついたということになります。その点では確かに歴史的な意味を持つと言えるのですけれども、その反面、政治改革全体を成功させて国民の政治不信を解消するという観点に立ては、法律面の枠組みが整うということはいわば政治改革の出発点にすぎないということも言えるわけでございます。  そこで、総理にまずお……

第132回国会 予算委員会 第8号(1995/03/06、16期、平成会)

○和田教美君 東京都議会は、二日の衛生労働経済委員会など二つの委員会で、乱脈経営で破綻した東京協和、安全の二つの信用組合を処理するための三百億円融資を平成六年度最終補正予算案から削除して、三百億円を財政調整基金に積み立てる修正案を可決しました。九日の本会議でも引き続きこの修正が通ることは確実であります。  我々は、この都議会の決定は、東京共同銀行方式という二つの信用組合救済のための新スキームの根幹を揺るがす重要問題と受けとめております。そこで、本日はこの問題に集中して質問をしたいと思います。  まず大蔵大臣にお尋ねいたします。  大蔵当局は、この補正予算案修正を三百億円融資の先送りあるいは凍結……

第132回国会 予算委員会 第13号(1995/03/14、16期、平成会)

○和田教美君 私は、東京協和、安全両信用組合の破綻、救済問題に集中して質問したいと思います。  衆議院の予算委員会で先週九日、高橋東京協和、それから鈴木安全の間前理事長、これの証人喚問が行われましたけれども、二人の証言を聞いておりまして改めて驚いたのは、その度外れた経営責任感のなさであります。  大蔵省の資料によりますと、両理事長関連の貸し出しは昨年三月未の残高で、高橋前理事長関連が六百六十四億円、それからそのうちの不良債権額が六再三十億円、また鈴木前理事長関連は融資額が五百九十八億円のうち、そのほとんど全部の五百九十五億円が不良債権となっている、こういうことでございます。  この極端な信用組……

第132回国会 予算委員会 第15号(1995/03/16、16期、平成会)

○和田教美君 日銀の小島理事、これはこの問題の担当の理事だそうですけれども、小島理事がある有カ月刊誌の四月号のインタビュー記事で、日銀はいつごろから二つの信組、つまり東京協和、安全両信組の内容を把握していたかという質問に対して、この二つの信用組合が本当に危ないと思ったのは一昨年の夏、つまり長銀がイ・アイ・イ・グループに対する支援を打ち切ったときであると。そのときにいずれ二つの信用組合の経営が問題になると判断したので、そのことを大蔵省を通じて都にも伝わるようにした、こういうことをおっしゃっておりますね。  つまり、そのときに日銀としてはこの信用組合の問題は完全に危機状態にあるということを認識して……

第132回国会 労働委員会 第7号(1995/03/17、16期、平成会)

○和田教美君 まず、労働時間短縮対策についてお伺いします。  平成四年に制定されました政府の経済計画、生活大国五カ年計画は、「ゆとりのための労働時間の短縮」という一節を設けて、計画期間中、つまり平成八年度末までに年間総労働時間千八百時間を達成することを目標に掲げました。その後、内閣は三回もかわったわけですけれども、この千八百時間達成目標はまだ変わっていないと思います。  しかし、計画達成期間があと二年と迫っているのに、平成六年の年間総労働時間は、労働省の毎月勤労統計調査によりますと規模三十人以上で千九百四時間、規模五人以上で千九百十時間となっております。千八百時間にはまだ百時間以上の短縮が必要……



各種会議発言一覧(参議院)

13期(1983/06/26〜)

第101回国会 予算委員会公聴会 第1号(1984/03/29、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、小林先生にお伺いします。  社会保障についての日本型福祉社会ということを自民党や政府の中曽根総理なんかも時々おっしゃるのですけれども、これについてどう考えるか。私の理解によれば景気が非常によくて税収がどんどんふえるときは社会保障にもお金を出す。しかし、いよいよ緊縮財政、財政破綻というような状況になってくれば、まず福祉を切り捨てていくというふうな発想が底流にある。そうして、公的福祉というものを切り諦めて、その足らない分を例えば家族が面倒を見るとか、あるいはボランティアであるとかいうふうな考え方があるのじゃないかどいうふうに思うわけですけれども、こういう考え方をどうお考えになる……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第1号(1985/02/21、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 きょうの小委員会は初めてでございます。私は外務省の方々のお話を聞いておりまして一つ感じましたことは、外交問題小委員会というのは、ほかの安全保障問題小委員会あるいは国際経済問題小委員会などに比べて対象分野が非常にはっきりしないという問題があるわけなんですが、たまたま理事の方々なんかで一応区分けされて、ここにもプリントがございますけれども、二国間外交、国連外交、経済技術協力、文化・人的交流等というふうなものが一つの対象というリストができているわけです。それに基づいてきょう御発言があったんだろうと思うのですが、外交問題小委員会として取り上げるべき一番大きな問題は、一体日本の外交というの……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第3号(1985/05/29、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 昭和五十九年版外交青書「わが外交の近況」は冒頭で、「国内に資源の乏しい我が国が繁栄を維持するためには、世界の平和・繁栄と自由な経済の交流が不可欠であり、これを維持し、発展させることが我が外交の基本課題である。」と述べています。この基本認識に関する限り私も同感であります。言葉をかえて言えば、我が外交の第一の課題は、すべての外交政策の基本的前提として現実的で有効な平和の戦略を確立し、推進することであると信じます。そして日本の平和戦略の基盤は現憲法の理念、つまり恒久平和主義、基本的人権の尊重、国民主権主義の三原理に求められなければならないと考えます。  第二次大戦後に日本が採用した平和……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第4号(1985/06/05、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、新関さんにお伺いしたいのですけれども、先ほどのお話で外交機能の強化という問題について、これからは経済問題が容易に外交問題になり政治問題になる、そういうふうなことから情報収集能力とか判断能力というものを持たなきゃいかぬということのお話がございましたけれども、そういう収集、判断能力以外に総合調整能力というものがやっぱり外務省にとって、 特に経済問題についてはこれは非常に重要な問題になってくるのではないかというふうに思うのです。現に今進行している市場開放の問題一つ取り上げても各省の縄張り争い、業界と結びついた抵抗というふうなことでなかなか進みませんね。今までの市場開放の交渉の過程……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第5号(1985/06/12、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 石井先生のこの間の発言を聞いておりましたけれども、非常に全体としては柔軟な姿勢で、これなら対話も多くの合意ができると思っているわけなのですが、ただきょうは討論でございますので、いろいろと読んでみまして、ちょっと問題点をあえて拾い上げまして、そのうち一、二の点を御質問したいと思います。  まず第一に、速記録の二ページにございますが、石井先生が、「自由主義社会に籍を置きつつ全方位平和外交を展開していくのがその柱であろうと思うのでございます。」、こうおっしゃっているわけなのですが、その後で、「アメリカとのパートナーシップの維持の強化」というふうなことが当然書かれておるわけです。全方位外……

第103回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第1号(1985/11/27、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 スジャトモコ学長にまずお伺いします。  スジャトモコさんは、平和の問題を単に核の問題だけに考えるのは間違いである、通常戦争の犠牲というものも非常に深刻だということを強調されましたけれども、その点は私も全く同感であります。それで、それに関連して申し上げるのですけれども、主として通常兵器ですけれども、アジアにおける地域的な軍縮の話し合いの場というものを何かつくらなければいけないのではないかということを私は考えるわけです。  と申しますのは、ヨーロッパにはジュネーブにおける各種の会議はもちろんのこと、いろいろな軍縮に関する接触の場があるわけです。と。ころが、アジアにおいてはいろいろ複雑……

第104回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第1号(1986/02/14、13期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、昨年五月二十九日の当小委員会で、我が国の外交の現状と今後の強化策について意見を述べましたが、その際強調した諸点について今も大筋で考え方は変わりません。そこで重複を避けるため、本日はこの意見陳述を補足する形で幾つかの項目について見解を述べたいと思います。  まず第一は、国連協力の推進についてであります。  ことしは国連が定めた国際平和年であるとともに、我が国の国連加盟三十周年に当たります。国際平和年の主な目的は、軍縮、開発、人権、環境などを柱に据えて、平和のための基本的条件について国際世論を喚起することであります。私は、国際平和年の活動の柱の中でも当面我が国にとって最も重要な……


14期(1986/07/06〜)

第107回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号(1986/10/08、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず最初に、新井情報調査局長にお尋ねします。  先ほど十一日、十二日に開かれますレイキャビク会談、レーガン・ゴルバチョフ会談のことについてのお話が最初にございましたけれども、これの最大の焦点は、やっぱり軍縮・軍備管理問題だということはあなたのおっしゃったとおりだろうと思うんです。そこで、今までも軍縮・軍備管理交渉についてはいろいろな準備的な折衝が包括的軍縮交渉を中心に行われておるわけです。そこで戦略核については、例えば三〇%削減というふうなところをベースにやっておるとか、あるいは特に中距離核については相当交渉が進展している、そして、例えばシュルツ国務長官が記者会見したところによる……

第108回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1987/03/13、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、国際政治、軍事情勢について見解を述べます。  昨年十月のレイキャビク米ソ首脳会談の決裂以来、米ソの核軍縮交渉が行き詰まり、一部では新しい米ソ冷戦の再来という極端な見方さえ登場していました。しかし、ゴルバチョフ・ソ連共産党書記長が二月二十八日に行った欧州部のINF(中距離核戦力)全廃を中心とする新軍縮提案と、これを歓迎する米国側の対応によって、INF合意を最優先課題とする米ソ交渉に大きい進展が期待される状況が生まれたと思います。  欧州のINFを五年間で全廃するなどの削減案そのものは、レイキャビク会談での潜在的合意と言われたものですが、大きな相違は、ゴルバチョフ新提案がINF……

第108回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1987/04/14、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、堀江委員に二つばかり御質問いたします。  最初に、ゴルバチョフのヨーロッパINF全廃を中心とする新軍縮提案につきまして、堀江さんは「今回のソ連の軍縮攻勢」という表現を使っております。そして、全体として非常にクールに見ておられて、結局簡単に合意を得られるとは考えにくいというふうに見ておられまして、したがって、結局米ソを中心とする世界規模の軍事的緊張の緩和は容易に達成されない、引き続き緊張が続くというふうな判断をされておるわけでございます。  このゴルバチョフ提案あるいはそれに伴いましてきのうからシュルツとそれからシェワルナゼの会談も始まっておるわけでございますけれども、確かに……

第108回国会 外交・総合安全保障に関する調査会安全保障小委員会 第1号(1987/05/15、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 時間がありませんので、単刀直入に御質問をいたしますが、さっきの御報告の中期防衛力整備計画についてというのと、それから最後の防衛改革委員会の検討内容に関連した質問を二、三やりたいと思います。  まず、この報告の中にも次期支援戦闘機の問題、その後継機、次期支援戦闘機に関する検討結果によって主要装備の作戦用航空機の数が変更するということが書いてあるんですが、まさにこのFSXの問題というのが今政治的にも日米間でも非常に大詰めの段階を迎えているわけです。まあ結局、アメリカの方は最近、貿易アンバランスというふうな問題と絡めて、F16とかF18をそっくり買えというふうなことの要求をかなり露骨に……

第108回国会 外交・総合安全保障に関する調査会委員打合会 第1号(1987/02/18、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず茅先生にお尋ねしたいのですけれども、先ほど先生は酸性雨の問題について、日本の場合には非常に環境汚染対策が進んでいるのでまずまず問題がないといろいろ理由も述べられましたけれども、確かにそれほど深刻な問題になってないと思うのです。しかし少し前、四十八年から五十年ぐらいにかけて、関東地方を中心に目の痛みだとか皮膚がひりひりするとかという問題が起こったことがあったし、五十六年でしたか、前橋市で画二・八六ぐらいに下がったというような記事も見たことがあるのです。例えば杉の林が日本で枯れるということも、これは酸性雨に関係があるのじゃないかということが言われたこともあったのですけれども、そう……

第109回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1987/07/31、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私に与えられた時間が余りありませんので、三人の参考人の方々にそれぞれ一つないし二つぐらい質問を順次先に述べます。お答えを願いたいと思います。  まず最初に、西原参考人にお尋ねしたいのですけれども、いただきましたレジュメによりますと、INFの削減協定成立の可能性は依然不確定というふうになっておるわけなんですが、この不確定は、その後に先生が問題点として指摘されている中で、一番最後に(d)として書いておられます「米撤去地上配備巡航ミサイルの海洋化の可能性」という問題については、アメリカの代表がジュネーブの会議で、これは要するに地上配備の巡航ミサイルの海洋配備化計画はやめるということを言……

第109回国会 外交・総合安全保障に関する調査会安全保障小委員会 第1号(1987/08/21、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、外務省の北米局長に質問をいたします。大体防衛庁も外務省もここに説明されたことに沿って質問をしたいと思います。  まず第一に、今の説明を聞いておりましても、日米安保条約についての解釈なり運用というものが、私は岸安保のごろからその状況をフォローしておる一人ですけれども、非常に変わってきているという印象を持つわけです。  第一に安保条約には、先ほど北米局長もちょっと触れられましたように、単に軍事的ないわゆる同盟関係といいますか、協力関係というもののほかに、政治的、経済的協力関係の条項があるわけです。当時は岸総理も、経済的協力関係というものを非常に強調いたしまして、具体的に言えば第……

第111回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 閉会後第1号(1987/12/15、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず、明石国連事務次長にお尋ねいたします。  明石さんが先ほど指摘されましたように。今度のINF全廃条約の調印ということは、私はやっぱり歴史的な合意だというふうに考えます。既に御指摘になりましたように、なるほど五万発以上もあると言われる核弾頭の、核のまあ約数%という、量はそうでございますけれども、しかし初めてのとにかく軍縮条約である、今までの軍備管理条約というものではなくて質的に違ったものだというふうに私は認識いたしております。  しかし、日本を取り巻くアジアの周辺ということを考えますと、今度の調印された条約は中距離核についても陸上核であって、最近日本で非常に問題になっております……

第112回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1988/05/16、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 日中戦争の戦争責任をめぐっての一連の奥野前国土庁長官の発言問題は、奥野氏が閣僚を辞任したことによってひとまず決着して、中国や韓国からの批判もどうやら鎮静化の方向にあるように受け取れます。しかし、奥野氏が辞任した当日、朝の閣議で中尾経済企画庁長官が奥野発言を支持する発言をして閣内不統一を露呈するというふうな動きも出ておりまして、中国はもち ろんアジア近隣諸国の民衆に改めて不信感を植えついたのではないかというふうに心配をいたしております。いずれにせよ、日本のアジア外交の基盤がこの問題でまた小さくない傷をつけられたということは否定できないと思います。  宇野外務大臣は中国、韓国に対して……

第112回国会 外交・総合安全保障に関する調査会安全保障小委員会 第1号(1988/04/22、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず西廣局長に、先ほどの有事来援研究の問題について、なぜ有事来援研究が必要かという理由について二つ挙げられたんですが、それに関連して質問したいと思います。  第一に挙げられた、つまりINF全廃というふうな状況の中で通常兵力の抑止の信頼性というものを高めなきゃいかぬ、そういう意味から有事来援というものが非常に重要になってきたというふうな御説明がございましたけれども、我々は、INFの全廃というものは本格的な軍縮の第一歩であって、これがさらに戦略核の半減と削減、さらに通常兵力の削減という方向につながっていく、そういうことを強く望むわけですけれども、防衛庁としてはやはりそれに至るまでの何……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会公聴会 第1号(1988/12/16、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 公述人の皆さん、お忙しいところありがとうございます。公明党・国民会議の和田でございます。  私の持ち時間が非常に短いものですから、消費税を中心にお聞きしたいと思いますが、お答えはなるべく簡潔にひとつお願いを申し上げます。  税の専門家のお二人にお聞きしたいわけでございますけれども、谷山税制経営研究所所長さんにまずお聞きしたいんです。  この消費税の問題については、税調会長自身が堕落した消費税ということをおっしゃっておるし、新聞の論調などを見てもあいまい、粗雑、いいかげんというふうなレッテルを張られているわけですね。果たして税制として体をなしているのかという感じがするわけなんですが……

第114回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1989/03/22、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、公明党・国民会議を代表して意見を述べます。  近年、国際関係はますます相互依存の関係を強くしておりますが、同時に八〇年代前半期を支配し続けた冷戦構造にもはっきりとした変化が認められます。米国のシュルツ前国務長官は任期満了を控えて、冷戦は終わったとの認識を表明し、その理由として、核戦争の危機が激減したこと、米ソ関係の改善によって世界的な軍事緊張が緩和し、超大国による問題解決への協力体制が整ったことを指摘したのであります。また、レーガン前大統領はお別れ演説で、ソ連に関して、ゴルバチョフ書記長のもとのソ連は、約束と言葉でなく行動で示す点で七〇年代のデタント時代と異なるだけでなく、……

第114回国会 外交・総合安全保障に関する調査会安全保障小委員会 第1号(1989/03/22、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、公明党・国民会議を代表して、まず安全保障政策の前提となる今日の国際情勢についての認識を述べ、次いでその認識に立って今後の我が国の安全保障政策はどうあるべきかについて意見を述べます。  今日の国際情勢は、八〇年代前半を支配し続けた冷戦構造がはっきりとした転換を見せて、新たなデタントに向けて急速かつ着実に進んでいると言えるのであります。しかも、今日の新デタントは、七〇年代のヨーロッパを中心としたデタントに比べて米ソの相互信頼関係が着実に前進しており、また中ソ関係も改善の方向が明らかである点、さらに地域紛争が米ソ主導のもとで次々に解決に向かっている点で、全世界的規模のデタントと位……

第114回国会 外交・総合安全保障に関する調査会外交・軍縮小委員会 第1号(1989/03/24、14期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、公明党・国民会議を代表し、アジア・太平洋地域の軍縮問題並びに外交機能の強化に絞って意見を述べます。  昨年五月の安全保障小委員会における意見開陳で私は、「国際情勢の大きな流れは確実に緊張緩和、デタントの方向へ動いている」と述べました。その後現在に至るまでの国際情勢の動きを見ると、私は自分の判断が正しかったと確信しています。  米ソ関係が大きく改善に向かい、それを軸とする新しいデタントが中ソ和解の促進、西欧諸国とソ連との経済関係の前進など望ましい連鎖反応を呼んでいます。イラン・イラク戦争も停戦が成立し、これまで東西対立の要因でもあった地域紛争が次々に解決に向かっています。また……


15期(1989/07/23〜)

第116回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号(1989/10/31、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私は、今回の調査では団長の総括的質問を補足する意味で、主として軍縮問題、ニューデタントの実情、こういうふうな問題を中心に質問をしてまいりました。その立場から二、三私の感想を述べたいと思います。  まず第一に、東西ヨーロッパにおいては新しい緊張緩和、ニューデタント、こういう時代が私の予想を超えるスピードで進行しているという感じを受けました。  第二番目に、ソ連のゴルバチョフ最高会議議長の兵力五十万人の一方的削減表明を含めまして、ソ連が提起しております幾つかの軍縮提案は、単なる政治的駆け引ではなく、本気であり、また本音でもある、こういう印象を受けました。  第三番目には、ヨーロッパに……

第116回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1989/11/29、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私の時間は限られておりますので、答弁を簡潔にひとつお願いいたします。  まず、先ほど堂本さんがお触れになったことですけれども、山下局長にお伺いしたいのですが、この文書の説明骨子の、NATOとWP、ワルシャワ条約機構は欧州における東西関係の基本構造であって、そして「見通し得る将来にこの基本構造に根本的な変化が生じるとは考えにくい。」と、いうことについて、ちょっと別の角度から御質問したいと思います。  それは、確かに今おっしゃったように、この東西関係が、ヤルタ体制の崩壊という方向に動いていくとしても、この二つの軍事同盟がすぐ解消してしまうというようなことは僕はないだろうと思うし、むし……

第116回国会 税制問題等に関する特別委員会公聴会 第1号(1989/12/05、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 まず牛嶋先生にお尋ねいたします。私の時間は非常に限られておりますので、ひとつ簡潔に、要点だけお願いいたしたいと思います。  先ほど自民党の税制調査会が決めた消費税見直し案についてお話がございましたけれども、この問題についてもう少しお尋ねをしたいと思います。  私は、先ほどから指摘されましたように、生産、卸の税率が一・五%で小売段階だけ非課税などというのは世界でも類例のない複雑な内容であるということ、しかも消費者の立場から見ると小売価格が果たして政府の言うように一・五%も下がるかどうかということも非常に疑問であるということ、一方小売業者の立場から見ると事務手続が非常に厄介になるとい……

第118回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号(1990/04/11、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 石、橋本両参考人の御意見を聞いておりまして、地球環境問題というのが地球温暖化、異常気象の問題、あるいはフロンなどによるオゾン層の破壊など、まさに全地球的な大気圏にまで及ぶ問題である。しかも予想される環境破壊のリスクが非常に深刻であるということがよくわかりました。ありがとうございました。  私、時間が制限されておりますので、一番ホットな問題である地球温暖化対策の問題を中心に二、三質問をいたしたいと思います。  地球温暖化対策については先進各国の中でも対立があるというふうに聞いております。一つは環境保護を重視して二〇〇〇年までに二酸化炭素の排出量を現在の水準で凍結するという、これはオ……

第118回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1990/04/13、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私の質問時間は十分と限られておりますので、ひとつ極めて簡潔にお答え願いたいと思います。三省にそれぞれ一問ずつ質問いたします。  まず外務省、今度の日米構造協議の中間報告について、外務省は大山を越えたと。大体枝ぶりはできたから後はそれに肉づけしていくだけだというふうな考え方を述べておられるようでございます。しかし、アメリカ側は必ずしもそう言っていないですね。例えばウィリアムズ米次席通商代表は、構造問題協議には論議すべき重要な問題が残っている。日米貿易問題は五十ヤード競争ではなくマラソンのようなものだというふうなことを言っているし、アメリカの議会筋の反応などを見ていると、結局七月の最……

第118回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第4号(1990/04/20、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 公明党・国民会議の和田教美でございます。私に与えられました時間が十五分と極めて短いので、まずお三人方に一つずつ質問いたしまして、時間があれば次の質問に移らせていただきます。  そこで、まず井上先生にお尋ねしたいのでございますけれども、先ほどのお話で、私は、井上さんの日米経済摩擦に対する展望は、長期的にはかなり楽観論だというふうに受け取ったわけです。つまり、この二年後にアメリカが政治的に許容できるという三百億ドル前後まで日本とのインバランスが縮小するということは、私もあるいはそういうことが可能ではないかというふうに思うんですけれども、しかし短期的、中期的にはなかなか今の状況は厳しい……

第118回国会 平成二年度一般会計暫定予算外二件両院協議会協議委員議長及び副議長互選会 第1号(1990/04/04、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 ただいまから平成二年度一般会計暫定予算外二件両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会を開会いたします。  本院規則第百七十七条の規定により、年長のゆえをもちまして私が選挙管理者となり、議長及び副議長の選任を行います。  つきましては、議長及び副議長の選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの菅野君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、議長に矢田部理君、副議長に太田淳夫君を指名いたします。  これにて散会いたします。    午後五時二十八分散会

第118回国会 予算委員会公聴会 第1号(1990/05/24、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私の持ち時間は八分しかございませんので、最初にお二人に一問ずつ簡単に御質問申し上げますから、簡潔にひとつお答え願いたいと思います。  まず、大場公述人にお願いしたいのでございますけれども、ジャパンバッシングなど日本の黒字減らし、つまり黒字悪玉論というのが相当横行した中で、我々も一生懸命黒字減らしに努めたと思うんですよね。その結果が、例えば大蔵省が最近発表した国際収支状況によりますと、一九八九年度の経常収支が前年度に比べて三〇%も減っているという状況になっておりますね。ところが、ここに来て今度は全く反対の日本の黒字善玉論が出てまいりましたね。例えばIMFの最近発表した世界経済見通し……

第120回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1991/04/12、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 先ほどの御意見で、私は国連の活性化、国連の機能強化という問題に限定して質問します、先生は長年国連で仕事をされたわけですから。  先ほどおっしゃったことで、すべての紛争を平和的に解決する、つまり事後処理でなくて事前にとにかく紛争を解決してしまうというようなお考えに基づく、徹底的な平和主義に基づく国連の抜本的改造という構想は、先生のものを二、三読ませていただいて非常にユニークだと思います。私がこれから質問するのは、そういう高いレベルの問題よりも、現在政治家のレベルやあるいは外交当局などで話題になっているいわゆる国連の強化と国連の外交のあり方というふうな問題でございます。  まず、旧敵……

第121回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1991/09/20、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私の持ち時間は十五分でございますので、お答えはひとつ簡潔にお願いしたいと思います。  まず、三人の参考人の方々に一問ずつ質問を申し上げます。  まず、西岡参考人にお尋ねいたします。  地球環境問題、特に地球温暖化問題につきましては、政府は持続可能な開発という考え方を基本にとっておりますけれども、一方で環境と経済の成長が両立し得るのかという深刻な疑問の声も根強く聞かれております。既に環境庁からはCO2排出量を二〇〇〇年に九〇年レベルで抑えても三・四%の成長を維持することは可能であるという試算がなされているというふうに聞いております。確かにCO2の排出抑制を中心とした地球環境対策によ……

第122回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号(1991/11/21、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 時間が制限されておりますので、簡潔にお願いします。  私は、進藤先生にまずお伺いしたいと思うんです。  先ほどから、ポスト冷戦期におけるアジア・太平洋の新しい秩序づくりという問題について質問が出ておりまして、私もその問題を少し違った観点からお聞きしようと思っていたんですけれども、進藤先生や毛里先生のお考えも大体わかりましたから、それは一応後回しということにいたしまして、これとも関連がございますけれども、アジア・太平洋における軍縮・軍備管理の問題、この問題についてお聞きしたいと思います。  ソ連情勢が激変する中で、九月下旬から十月初めにかけてブッシュ米大統領とゴルバチョフソ連大統領……

第123回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1992/02/04、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 私も、両先生に同じような質問になるかもしれませんけれども、少し観点を変えまして、この六月にブラジルで開かれます環境と開発に関する国連会議、つまり地球サミットとの関連でそれぞれ御質問をいたしたいと思います。一この地球サミットの共通スローガンといいますかテーマは、「持続可能な開発」ということでございます。この持続可能な開発というのは、将来の世代の欲求を損なうことなく、今の世代の欲求を満たすような節度ある開発、こういうふうに定義されておるわけでございます。こういうふうに定義すればわかりますけれども、これの実現は非常に困難なことではないかというふうに思うんです。特に問題は、既にもう準備会……

第123回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1992/02/27、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 鈴木情報調査局長と高島防衛庁参事官の報告は、前半はいずれもポスト冷戦期におけるアジアの安全保障、いわゆる新秩序づくりという問題と関連がある報告だったと思います。  そこで、まず御両人に同じ質問をいたしたいと思います。  アメリカのブッシュ大統領が、去年の十一月だったと思いますけれども、ポスト冷戦期におけるアジア・太平洋の新秩序づくりという問題について、アジアでは欧州型のいわゆる包括的な安全保障システム、つまりCSCE型のシステムは適当ではない。例えば、日米安保条約あるいは米韓安保条約、米比条約のような二国間軍事同盟条約によって現在つくられている既成のシステムをそのまま延長していけ……

第123回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第4号(1992/04/27、15期、公明党・国民会議)

○和田教美君 調査会の最終報告書の会長案を拝見いたしました。これまでの最終報告書のスタイルと比べてみますと、これまではどちらかといいますと各論併記、両論併記というふうな、調査会の安全保障問題に関する意見の食い違いというふうなものを反映した面がかなり浮かび出ておったわけでございますけれども、それに比べますと、今度の調査会長案は二つのテーマ、特に「環境安全保障を目指して」という第一項目のテーマについては、努めて各会派の主張にとらわれずに、コンセンサスを求めて共通あるいは一致できるという点について提言というふうな形で具体的な提言を出しておられるということは、調査会のあり方として一つの進歩であるという……


16期(1992/07/26〜)

第126回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1993/02/26、16期、公明党・国民会議)

○和田教美君 それでは、さっきの谷畑さんの質問とも関連するんですけれども、ポスト冷戦下の地域主義、地域機構という問題について御両氏の御見解をお聞きしたいと思います。  まず、アジアの問題ですけれども、一つは安全保障上の機構として、冷戦が終わった当座は日本の論壇あたりにアジア型の、つまりヨーロッパにあるような新しい安全保障機構、CSCE的なものをつくるべきだという議論が大分多かったんですが、最近は何かちょっと反省期に入っておるようです。この間も衆参両院の専門家の方々がヨーロッパを視察されまして、その報告を聞いたんですけれども、CSCEについても非常に限界があって、これは政治的なフォーラムにすぎな……

第126回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1993/04/12、16期、公明党・国民会議)

○和田教美君 川田先生にまずお伺いします。  先ほど先生は行動主体論の問題に関連して、従来の国際関係は大体国家中心、国家と国家の関係というのが中心であったと。最近は国家の上にあるもの、あるいは下位にあるもの、いろんなレベルのアクターが非常に多層化して複雑化してきている、そういうことを強調されましたけれども、確かにそうだろうと思うんです。例えば、ECにしても、あるいは市民運動にしても民族にしても、最近は宗教的な、イスラムの原理主義みたいなものもかなり話題になってきているというような状況だと思うんです。  だけれども、二十一世紀ということを考えた場合に、それじゃそういう国家以外のアクターがどの程度……

第128回国会 国民生活に関する調査会 第2号(1993/11/12、16期、公明党・国民会議)

○和田教美君 当調査会の中間報告のフォローアップに関する各省の説明に対しまして、私はその中で運輸省関係と建設省関係について質問したいと思います。順次、さきに各省から出されましたペーパーに基づいて質問をいたします。  そこで、まず運輸省運輸政策局長にお尋ねしたいんですけれども、高齢化社会が進むにつれて足腰が弱い高齢者、車いすを利用せざるを得ない高齢者等がだんだんふえてまいります。そして、これに対応する交通機関の整備が不可欠であるわけでございますが、例えば整備計画を立てる上で、移動にハンディキャップを持つ者の交通需要、それが一体どのくらいなのかというふうなことを調査した上で具体的な見通しを持ってお……


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データ更新日:2022/12/09

和田教美[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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