このページでは関嘉彦参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。関嘉彦参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○関嘉彦君 民社党・国民連合を代表しまして秦野法務大臣に質問いたします。 もともときょうは裁判官なんかの給与に関する委員会だと承っていたので、それであれば内閣委員会の方の審議が済まないうちは質問すべきでないと思って質問を放棄していたんですけれども、けさになって一般質問だということを聞きましたので、急にあなたに対して質問したいと思って取り上げたわけでございます。 と申しますのは、あなたは一つの政治哲学を持った政治家だというふうに承っているので、一度あなたの政治哲学と私の政治哲学と討論したいとかねがね思っておりました。ことにきのうの新聞でしたか、本当はもっとしゃべりたいんだけれども、議会で余り……
○関嘉彦君 民社党の関でございます。 きょうはお忙しいところをわざわざいらしていただきまして、どうもありがとうございます。本当に極めて少ない日当で、大学の非常勤講師とも匹敵するような安い日当で非常に務めていただきましてどうもありがとうございます。 まず最初に、前田参考人にお伺いしたいと思うのですけれども、先ほど午前の話で、日本は侵略されるような危険がないのだ。例えば戦後軍事的争点を失ったし、あるいは周囲が海に全部取り囲まれている、あるいは日本の国内は安定している、その他幾つかの理由を挙げられました。もし、日本が侵略される危険がないのでありますならば、自衛力は一切必要ないのじゃないかと思うの……
○関嘉彦君 今上田委員からできるだけ一致した報告書をこの委員会で出すようにしたいという御意見でしたけれども、一致した意見ができればそれにこしたことはないのですが、こういった問題について簡単に意見が一致する問題ではないように思いますし、また、むしろ今まで対立のあった問題ですから、どういう点で意見の対立があるのか、その対立はどういう根拠から起こってきているのか、そのことをこの委員会としてははっきりレポートに書いて、その最終判断は国民にゆだねる、これが私はこの委員会の任務ではないかというふうに考えております。 社会現象というのは、ここで言うまでもないことですけれども、自然現象と違いまして、社会現象……
○関嘉彦君 各参考人、けさ早くから終日いろいろ貴重な意見、我々の蒙を開いていただいたことを感謝します。時間は貴重でございますから同じ質問の繰り返しやめたいと思うのですけれども、私ちょっと一時間ほど、ほかの委員会のかけ持ちをしておりましてそちらに行っておりましたので、もし私の質問がダブった質問であれば、委員長からその旨お知らせ願えれば撤回いたしますから。 先ほど力石先生から廃品のリサイクル、電気冷蔵庫なんかたくさん捨てられている、私も非常にもったいないと思うのですけれども、それを中国なんかに輸出して、向こうで修理して向こうで使ってもらう、そういうふうにすれば一挙両得じゃないかというふうなお話を……
○関嘉彦君 参考人の方お忙しいところをどうもありがとうございました。せっかくの御高見、私はかの委員会をかけ持ちしておりましたので、並木さん以下の参考人の御意見をお伺いすることできなかったので、非常に申しわけないと思っておりますけれども、まず最初に深海先生にお願いしたいんですが、一番最後でしたか、つまり、担い手の問題で、国あるいは企業それから消費者というか市民、これがやはり分担しなくちゃいけないということを言われて、確かに私も、消費者といいますか市民、これが非常に関心が薄いんではないかということを感ずる次第であります。私たしかスイスだったと思いますけど、スイスの人から聞いたように思うんですけれど……
○関嘉彦君 本委員会の報告は四部に分かれておりますけれども、第一部の総合安全保障と第二部の平和の確保は理論上必ずしも明白に分かちがたい点がございますので、私の意見陳述も第一部と第二部とはワンセットとして御了解願いたいと思います。 まず、民社党は、日本にとっての総合安全保障とは国際的関係によって生ずる紛争の危険に対し、防衛、外交並びに国内的措置などの総合施策によってその紛争があらわれる、顕在化することを防止するとともに、万一紛争が顕在化し、武力衝突が生じた場合に適切にこれに対処して国民、国家の独立を維持し、憲法秩序に基づくところの国民生活の安定を図ることであるというふうに規定いたします。 若……
○関嘉彦君 民社党は、基本的には今度の協定に対して賛成しておるのです。また、関係者がいろいろ努力されでまとめられた労に対して多とするものであります。しかし、将来懸念されることが若干ありますので質問したいと思います。 まず第一は、この協定自体なんですけれども、先ほどの長官の話では、ソ連としては縮小均衡に持っていきたい、それがクォータ、割り当て量の削減に結びついたのだというふうなお話だったのですけれども、将来そういったふうに縮小均衡に持って、いくということがその目的であるのか、あるいは操業条件の向こう側にとっての改善、特に寄港地なんかを求める、それが目的でその取引材料としてクォータの削減を言って……
○関嘉彦君 まず最初に、予算委員会で質問する予定だったのですけれども、時間がなくてはしょった問題がありますので、その問題を最初に質問したいと思います。 それは国際連合に関する問題ですけれども、戦後、世界的に国際連合に対して多くの人たちが期待を持ったのですけれども、最近はだんだん熱意が冷めつつあるように思いますし、日本でも、一九五六年に日本が国際連合に加盟したときは大変な熱気を持って期待していたようですけれども、最近はだんだん熱意も薄れてきているように思います。私は、国際連合というのはあんまり過大に評価するのは間違いだと思いますけれども、同時に、田舎の信用組合みたいなふうに見るのも間違いではな……
○関嘉彦君 きょう議題になっております三件につきましては、我が党も別に依存はございません。 きょうは、外交の問題、特に文化交流の問題に限定して質問したいと思っております。 私は、日本の安全、平和のために、一方においては万一の場合の侵略に備えてそれを撃退し得るだけの防衛力を持つ、抑止力として持つということが必要だと思いますけれども、同時に、そういう事態に至らせないために紛争の原因になるような種を絶えず除去していく、そういう外交努力が必要だと思うのであります。この外交努力というのは、単に外務省だけではなしに政府全体がやるべき問題だと思いますけれども、やはりその中心になるのは外務省ではないかとい……
○関嘉彦君 本日の議題になっております日中租税協定、それからスリランカとの間の航空協定そのものについては別に異存はございません。特に、スリランカとの航空協定の方は、スリランカというのは民主社会主義共和国といって、民社党の綱領の考え方と全く同じ名前を持った恐らく世界で唯一の国じゃないかと思います。民社党も非常に親近感を持って一昨年視察団なんかを派遣して交流を深めてきた国でありますので、非常に歓迎しているところであります。 何か日本では、社会主義というとすぐ中国、ソ連を連想する人があるんですけれども、スリランカは経済的には混合経済、政治的には複数政党制を維持している国で、まさに民主社会主義の考え……
○関嘉彦君 本日の議題になっております国際熱帯木材協定、あるいは出版物の国際交換条約、それから国家間の公の出版物の交換条約、これについては別に依存ございません。 ただ、出版物の国際交換条約でありますとか、国家間の公の出版物の交換条約が採択されてから二十数年間批准されなかった。それについては奇異の感を持つわけであります。しかし、この問題は既に八百板委員から午前中に取り上げられましたのでここでは繰り返しませんけれども、私の考え方を述べておきますと、これは必ずしも批准しなくても、二国間条約があればそれで間に合っているからというふうな政府の今までのお考えというのは、どうもやはり文化交流の重要性という……
○関嘉彦君 外務大臣はロンドン・サミット以降、日韓外相会談であるとか、また今度はASEANの拡大外相会議に御出席されて、文字どおり東奔西走、殊にきょうは、きのう遅く帰ってこられたばかりのところ、長時間質問にお答えいただいてまことにお気の毒に存じますけれども、お役目ですから御辛抱願いたいと思います。 私は二つの問題を取り上げたいと思うんですけれども、一つは、チョン・ドウホワン大統領の訪日に関する日韓の問題と、それから、今度のASEAN拡大外相会議の成果の問題、この二つを取り上げたいと思っております。 韓国と日本は地理的には非常に近いのですけれども、ある意味では非常に遠い国で、国交回復後間もな……
○関嘉彦君 私は、森文部大臣に対して臨時教育審議会法案につきまして、また久保議員に対しましては国民教育審議会法案につきまして質問したいと思っておりますけれども、その前に、私がどういう立場から質問するかということを説明しておきたいと思います。 政府の案の方は、民社党の呼びかけに応じてできたものと考えていいと思いますので、内容的には私は賛成でございます。しかし、でき上がった結果だけは同じでありましても、我々の考え方がどの程度政府の方に理解されているのかどうか、案外その趣旨を誤解して法案だけ一致しているということもあると思いますので、その趣旨をただすという点から質問申し上げたいと思っております。 ……
○関嘉彦君 きょうはどうもお忙しいところありがとうございました。石川先生、時間の制約があるそうでございますから、先に質問させていただきます。 慶應義塾では、先ほどお話がありましたように、窓口を広げて普通の入学試験で入ってくるのと、それから内申書による推薦と、それから幼稚舎あたりから無試験で入ってくるのと、三通りの学生を入れておられる、かなり前からやっておられるように伺っておるんですが、その結果、成績がどうであるかということについて追跡調査をされたことがあるかどうか。 それから、慶應以外にも私立て同じような試験方法をとっているところがありますけれども、ほかの大学でそういった追跡調査なんかをや……
○関嘉彦君 私は、民社党・国民連合の立場に立って質問申し上げます。 総理並びに外務大臣、友好親善のために中国に行ってこられまして御苦労さまでございました。帰国早々連日の予算委員会で、コーヒーブレークをとる暇もなく私の質問に答えていただくということで大変御同情申し上げておりますけれども、これは私の責任じゃございませんから御了承願います。 私は、質問の重点を教育と国際政策に限りたいと思いますけれども、これは我が党の同僚委員がほかの問題については既に質問しておりますので、この重複を避ける意味でありまして、決してほかの問題を軽視しているという意味ではございません。教育及び国際政策の問題について重点……
○関嘉彦君 大來さんには今度の諮問委員会の座長をして以来、いろいろ御苦労を願っていることに対して敬意を表します。初め三つほど質問予定しましたけれども、大使がお見えになったので短くしてくれというので、二つほどに削減いたします。 一つは、先ほどおっしゃいました外国から見て、特に欧米から見て日本の非関税障壁の問題なんかがアンフェアであるというふうな非難がかなりあるように思いますが、日本の従来の考え方から見ると、必ずしもアンフェアじゃない、当たり前のことだというふうな意識のずれがあるように思うのであります。しかし、これは理屈を言っていたのでは、双方に言い分があるわけですけれども、理屈を言ってお互いに……
○関嘉彦君 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会というのは、長期にわたる基本的な政策の調査研究をやる委員会でございますから、法案の審議をする委員会ではございませんので、政府委員でなければ答えられないような細かな事実であるとか数字なんかを聞くつもりは全然ございません。大臣の識見、また個人的な意見を先ほども述べられましたけれども、私はむしろそういった個人的な意見を大いに述べていただきたい。そうでなければ本当の討論はできないのじゃないかと思っております。政府委員の方はお忙しければどうぞお引き取り願って結構でございます。 なお、第三の国際経済小委員会は、経済に関する安全保障の問題で経済協力の問題……
○関嘉彦君 安倍外務大臣、三たび外務大臣に就任されまして御苦労さんに存じます。 私、かねがね言っているのですけれども、外務大臣とか防衛庁長官とか、対外的に非常に重要な接触のある大臣が、今までのほかの大臣のように平均期間わずか一年足らずでちょいちょいかわるということは、私は非常に日本の国家のために悪いことではないかと思っておりましたけれども、新聞の報道によりますと、安倍さんの意に反して就任されたらしいのですけれども、しかしあえてグロムイコ外相のように終身雇用とまでは申しませんけれども、今後とも外務大臣として御努力願いたいというふうに考えております。 私が質問いたしますのは、上程されております……
○関嘉彦君 質問に入る前に外務省に敬意を表しておきたいことがあります。それは、五十九年度の外交青書以来、今まで西側であるとか西側の一員というふうな言葉を使ってこられましたけれども、五十九年度の白書では自由世界ないし自由民主諸国の一員という言葉を使ってこられるようになりました。私は時々国際会議なんかに行ってやはり西側、東側というような言葉を使われるのに対して一種の違和感を持って、私は東の東洋の国から来たんだから、西側東側というような言葉を使わないでくれ、自由世界あるいは共産世界という言葉を使ってくれということをプロテストするんですけれども、なかなかヨーロッパの人たちはそれを聞いてくれないんですけ……
○関嘉彦君 提案になっております郵便事業関係の国際条約及び約定については別に異議ございませんですけれども、若干それに関して一、二ただしておきたいことがあります。
万国郵便連合一般規則によりまして、日本の分担金は五〇単位ということで最高の単位を分担しているわけですけれども、これは日本としては当然そうすべきであるというふうは考えますが、国際事務局に日本人の職員はどのくらい入っておりますでしょうか。
【次の発言】 分担金の割には少ないように思うんですけれども、これは希望者が余りいないわけでございますか。
【次の発言】 今度、通常郵便物の基本料金が五〇%上げられることになったわけですが、それについて……
○関嘉彦君 議題になっております国際原子力憲章の改定の問題については異議がございませんけれども、それに関連しまして一、二質問したいと思います。 まず最初に、非常にプリミティブな質問で恐縮なんですけれども、国際原子力機関というのはインターナショナル・アトミック・エナジー・エージェンシーですか。日本では一般に原子力というのと核というのと、何か原子力というと平和利用の印象を与えるし、核というと何かおっかない感じを与えるんですけれども、アトミックエナジーを原子力というふうに訳するのは、これは政府としてそういうふうな訳語をお決めになったわけですか。つまり、アトミックエナジーとニュークリアプラントなんと……
○関嘉彦君 きょう議題になっています条約のうち、ほかの条約については抜山委員の方から質問があると思いますので、私は専ら海上における捜索及び救助に関する国際条約についてと、それから若干のカレントな問題について御質問申し上げたいと思います。 この捜索及び救助に関する条約そのものは、日本は海洋国でありますので、こういうふうな国際条約ができることは日本として大変利益になる点が多いと思いますので賛成でございます。しかし、それに関して若干ちょっとお伺いしておきたいことがございます。 まず最初に、附属書の二の一の一ですかに、自国の沿岸水域について締約国は捜索救助業務を実施するために必要な措置をとることを……
○関嘉彦君 米州投資公社に関しては既に今まで出された質問以外につけ加えることはございませんので、当面の外交課題について質問申し上げたいと思います。 経済摩擦の問題については既に私この委員会でもたびたび取り上げましたけれども、きょうもまたその問題を取り上げたいと思っております。と申しますのは、私はこの経済摩擦の問題は現代の日本の最大の外交課題、あるいはむしろ日本の政治の直面している最大の課題ではないかというふうに考えております。 これも繰り返しになりますけれども、一九三〇年代を想起しますと、経済不況のために各国で失業者がたくさん出て、その失業者の圧力のもとに各国がいわゆる保護貿易主義になった……
○関嘉彦君 本日の議案になっております女子に対する差別の撤廃に関する条約、これが本日の議案でございますが、今まで女子に対して差別を加えてきたのは男性でございまして、私もほかならぬ男性の一員でございますので、この議案に関する限りは謹慎の意を表する意味で被告席に座ったつもりで黙って聞いていようと思ったんですけれども、余り黙っていると、おまえ内心この条約に反対じゃないかと思われるのも私の真意ではございませんので、私の立場を明らかにしながら若干質問したいと思います。 私の思想に非常に大きな影響を与えたイギリスのジョン・スチュアート・ミルが「婦人の隷属」という本の中で、人類の半数を占める女性が男性と同……
○関嘉彦君 本日の議題になっておりますコンピューターのプログラムを著作物として保護するために、著作権法の一部を改正する法案について、民社党としては基本的には賛成でございます。ただ、若干問題点があるので、それについて質問する予定でしたけれども、本日の同僚議員の質問でほとんど全部カバーされてしまって、同じことを質問するのもいささか気が引けるんでございますけれども、ただ、まあ最後の締めくくりの質疑でございますので、あえて重複をいとわず、民社党の考え方を確認しておくために若干質問申し上げたいと思います。 個々の問題に入ります前に、まず最初に大臣にお伺いしておきたいと思いますが、今回の著作権法の改正の……
○関嘉彦君 本日の議題になっております私立学校教職員共済組合の年金の改定に関する法律案というのは、国家公務員の給与が引き上げられますとそれに連動してといいますか、横並びに年金を引き上げようという法案でございますので、今までもほとんど毎年のように繰り返されてきた問題だと思います。そのせいか質問もこの法案自体に関したものは少なかったように思うんですけれども、私は小西委員からなるたけ議案に即して質疑してくれるようにという依頼を受けましたので、ばか正直にきのう一夜漬けで勉強してまいりましたので質問したいと思いますが、ただし初めてでございますので、昨年まで議論されたことと重複するような点があるかもしれま……
○関嘉彦君 まず質問に入る前に、我が民社党の防衛及び外交に関する基本的な立場を述べて、その上に立って質問したいと思うんですけれども、国際間の紛争はあくまで交渉によって、話し合いによって解決すべきであると思いますけれども、その話し合いが成功するためには、つまり相手方の圧力に屈して相手方の言うとおりにならない、本当に実りある話し合いになるためには、相手方の武力による圧力に屈しないだけの自衛力を、防衛力を持つ必要がある、そうでないと本当の話し合いというのは行われない、これが我が民社党の基本的な立場であります。 その立場から、まず国際情勢の認識の問題について、最初に外務大臣にお伺いいたします。 一……
○関嘉彦君 本日は経済摩擦の問題と、それから新しい防衛計画、防衛整備計画の問題について質問したいと思いますけれども、その前にカレントの問題ですが、追加質問として南アフリカ共和国及びナミビアの問題について質問することをお許し願いたいと思います。 南アフリカ共和国のアパルトヘイトの問題については、既に国連あるいはその他の国際機関において多くの非難がなされているということは御承知のとおりでございますが、実は私、先般カナダのオタワで開かれました列国議会同盟、IPUの会議に出席いたしまして、その席上リコロナイゼーション、脱植民地化と申しますか、に関する決議がなされまして、その中でもこの問題が取り上げら……
○関嘉彦君 久しぶりに文教委員会へ参りましたので、あるいは私の質問、前に質問されたことと重複する点があるかもしれませんけれども、あらかじめ御了承願いたいと思います。 まず最初に、大学入学資格検定試験のことについてお尋ねしたいと思います。 最初に事実関係をお聞きしたいんですが、先般の新聞発表によりますと、六十年度千八百七十九人、合格者の中で高等学校中退者が約六〇%、それから十七歳未満の者が百十六人であるというふうに新聞に発表されておりました。過去十年ぐらい、大体の趨勢で結構なんですけれども、この大学入学資格検定試験の受験者、それから合格者、その中で十八歳未満、十七歳以下の人たちの数がどういう……
○関嘉彦君 本日の議題になっております日本体育・学校健康センター法案、名前は先ほど粕谷委員からも意見がございましたけれども、もう少しスマートな名前にした方がいいんじゃないかと思います。この法案そのものには民社党は基本的には賛成しております。しかし、今後の運営について若干希望を交えて質問する材料を用意してまいったんですけれども、ほとんど大部分野にほかの委員の方が質問されました。私同じことを繰り返して質問するのは時間の浪費だと思いますので省略いたします、その方が皆さんもお喜びだろうと思います。 ただ二点ほど質問したいと思っております。 一つは、学校給食についてでありますが、私はやはり学校給食と……
○関嘉彦君 民社党は、立党以来福祉国家の建設ということを綱領の中にも書いてありますし、その推進に努力してきたわけでございます。福祉国家の基礎をなすものは社会保障制度だろう、ソーシャルセキュリティー、お互いに共同して力を合わせて連帯して生活の安定を保障していく、日本じゃ社会保障と訳されておりますから私もその言葉を使いますけれども、みんなで連帯共同して生活の安定を保障していく、これがもとになっていると思います。その社会保障制度の中でも重要な柱になっているのは、一つは健康を保障する制度、もう一つはだれでも免れることのできない老齢になって所得が減少する、あるいは無になる、それに伴う生活の不安を解消して……
○関嘉彦君 皆さんお疲れのようでございますから、できるだけ重複質問を避けまして一つだけ質問したいと思います。 それは補正率の問題ですが、もし私の理解が間違っているといけませんので確認しておきたいのですけれども、算定基礎給与につきまして、厚生年金の方は在職全期間の標準報酬月額の平均ですね。今度の改正共済組合の方は、できるだけ官民格差をなくするために、本来であれば全在職期間の平均をとった方がいいのだけれども、国家公務員については過去の給与記録がない、私学の方でも三百十人でしたか記録のない人たちがいるので、したがって施行日前の期間については施行の日よりも過去にさかのぼって五年間の平均標準月額を適用……
○関嘉彦君 本議案につきましては既に質問いたしましたので、新しく質問することはございません。また、修正してもらいたい点、民社党として修正すべきであると考えている点についての質問は既に社会党及び公明党の同僚議員から質問がございましたので、これまた繰り返して時間の浪費を避けたいと思います。 私がお伺いしたいと思いますのは、将来の公的年金制度の一元化あるいは合理化について国務大臣としてどういうふうな考え方をお持ちであるかということについて一つだけ質問したいと思っております。 今度の改正によりまして、ばらばらであった共済年金の給付なんかが一元化されたし、それからまた、厚生年金との間の格差の是正とい……
○関嘉彦君 総理は、去る三月二十五日の衆議院本会議で、安全保障会議設置法の提案理由説明の折に、民社党滝沢議員の質問に対する答弁の中で、国家安全保障会議とせず単に安全保障会議とした理由を次のごとく説明しておられます。すなわち、「これは非常に幅の広い、そして世界的な、あるいは全国民的なレベルにおける協力やら視野を必要とする問題等を踏まえ」て国家という名前をつけなかった、「国家という名前をつけると、ややもするといかめしい感じがして狭くなる、」と言われました。しかし、全国民的なレベルにおける視野を必要とする問題こそ、まさに国家の問題ではないでしょうか。もし、総理が国家という字を避けた理由が、国民の一部……
○関嘉彦君 いわゆるマルコス疑獄の問題につきまして予算委員会でほとんど連日のように取り上げられましたし、きょうも若干取り上げられましたけれども、私はきょうはその問題には触れません。現在民社党塚本委員長を団長とするミッションがマニラでいろんな情報を収集しておりますので、それが帰りましてからいろいろ情報を集めました上で改めて取り上げたいと思っております。きょうは特にフィリピンの問題に限らないで一般的に経済協力の問題について質問いたしたいと思っております。 今まで経済協力、特にODA予算は増加してきて非常にうれしく思っていたんですけれども、今度のマルコス疑獄というふうな問題が起こりますと国民の経済……
○関嘉彦君 私は、本日議題になっております扶養義務の準拠法に関する条約、日ソ租税条約及び在外公館の名称、位置法の一部改正案については賛成でございますけれども、後学のために扶養義務の準拠法に関する条約について若干質問をして、その後一般情勢について質問したいと思っております。
まず、扶養義務の準拠法に関する条約でございますが、この第四条、「第一条の扶養義務は、扶養権利者の常居所地の国内法によって規律する。」、これがこの条約の一番重要な点ではないかと思うんです。それで、常居所というのは大体住所と考えてよろしいわけですね。
【次の発言】 こういうことが実際に起こるかどうかは別問題といたしまして、あり……
○関嘉彦君 議題になっておりますILO関係の条約及び日中原子力協定に対しては賛成でございますけれども、ちょっと若干質問したいと思って質問通告をしておりました。しかし、大体今の和田さんの質問とダブっている点が多いと思いますので、重複している点はできるだけ避けるようにして質問したいと思っております。 最初に質問したいと思っておりましたのは、ILO関係では雇用政策及び職業訓練、いずれにしましても採択されてから非常に時間がかかっているということはなぜかということを質問するつもりでおりましたけれども、雇用政策に関しては修正の動きがあったのでそれを見きわめていた、それでおくれた、これは理解できますが、職……
○関嘉彦君 きょうの決算委員会は厚生省と環境庁でありまして、私の質問も厚生省に多くの時間をとると思いますけれども、環境庁の方にその前に簡単でございますので先に質問申し上げたいと思います。 日本で環境問題がクローズアップしてきましたのは一九六〇年代だと思うんですけれども、それ以来世論の盛り上がりであるとか、特に環境庁が設立されて以来、国内の問題としては、特に産業公害の問題についてはかなり改善されてきたということは率直に認めていいんではないかと思います。しかし、私が質問したいと思いますのは、今までともすれば看過されてきたところの国際的な規模の環境問題、それに対してこれだけの経済大国になった日本と……
○関嘉彦君 きょうの決算委員会、文部省と科学技術庁でございますので、科学技術庁に対しましても三つほど質問を通告しておいたんですけれども、放送衛星の事故の問題とそれから原子力船「むつ」に対して非常に巨額な国費が出されている。それの有効性の問題については既に同僚委員、特に梶原委員の方から詳細な質問がございましたので、私はもう同じことは二度と繰り返して質問しない趣旨でございますから、その二つの質問は取りやめます。最後の国立研究所の研究員の処遇の問題だけに質問を限定したい。あとは文部省に集中したいと思いますけれども、その前にちょっと一つだけ感じたことがございます。 それは、私政治家になる前に、一般の……
○関嘉彦君 きょうの議案は自治省及び警察庁の決算でございますが、私はこの問題について今まで専門に研究したことがございません。今度決算委員になりまして慌てて勉強したのですけれども、にわか勉強でございますので、あるいは私の質問は今までになされた質問の繰り返しの部分もあるかもしれないし、極めて初歩的な質問もあるかもしれないと思いますけれども、御了承を願いたいと思います。 主として自治省の方にお尋ねしたいと思いますので、警察庁の方はごく簡単ですから、こちらの方を先に取り上げていきたいと思います。 一昨年、昭和五十九年の三月、グリコ社長の誘拐事件に始まりましたいわゆるグリコ・森永事件、警察の方で一生……
○関嘉彦君 私は、経済摩擦、特に貿易摩擦の問題と、それから円高差益の消費者への還元の問題及び経済協力、この三つの問題について質問したいと思います。 まず第一に貿易摩擦の問題ですが、私の質問の基本的なスタンスを最初に申し上げますと、日本は自由貿易がなければその生存、繁栄も不可能な国であり、今までは日本はその恩恵を受ける受益者の立場であったけれども、今後はむしろ恩恵を与える、授ける方の授益者、ベネフィシアリーじゃなしにベネファクターとして多少の犠牲を払ってもこの自由貿易体制を維持すべきである、そういう考え方をしておりますけれども、同時に、外国からの日本に対する要求なんかの中には、誤解に基づくもの……
○関嘉彦君 農水大臣はモスコーで大変困難な漁業交渉をいろいろ努力されて、御苦労さんでございました。交渉の結果についてはいろいろ不満な点もありますけれども、現在の資源ナショナリズムの勢いが強い情勢のもとにおいては、やむを得ない妥結ではなかったかというふうに考えております。ただ、それによって被害を受ける漁民の人たちに対しては十分配慮していただきたい、そのことを希望しておきます。 単にソ連との間だけじゃなしに、アメリカとの間でも北洋漁業というのはだんだん厳しくなっていくんじゃないかというふうに思います。新しい漁場、遠洋漁場を開発するということはこれはなかなか言うはやすく実際に行うことは非常に難しい……
○関嘉彦君 私の質問を予定していた事項は全部政府委員に質問いたしますので、後で大臣その趣旨をお聞き取り願いたいと思います。 お忙しいところ出席された貴重な時間ですので、現在の運輸省の抱えている最大の問題であります国鉄の問題だけに限りたいと思いますし、また国鉄の問題もいずれその法案が来ましたときにその全容については質問いたしますが、ここではこの国鉄改革が成功するかどうか一番の問題は余剰人員の対策の問題だろうと思いますので、その点だけに限って大臣の決意をお伺いしたい。その趣旨の質問をいたします。具体的な数字を一々お聞きしていると時間が足りませんので、具体的な事実は運輸省からいただきました資料をそ……
○関嘉彦君 私は、きょうは主として税金の問題についてかねがね考えていることを質問したいと思っておりますけれども、その前に、先般終わりました東京サミットの問題について簡単に質問したいと思います。 東京サミットが成功であったか、失敗であったか、いろいろ議論されておりますけれども、成功、失敗を言う場合には一体何を基準にして言うか、その基準をはっきりさせなければ、単に成功、失敗を言っただけでは無意味じゃないかと思っております。私の考えでは、東京サミットに限らず、一連のサミット会議の目的は、政治問題を除外して経済問題だけに限りますけれども、その目的はやはり自由貿易体制を維持、発展させていくことにあるん……
○関嘉彦君 まず総務庁長官にお伺いいたします。
昭和五十六年、臨時行政調査会が発足し、またそれを受けまして昭和五十八年から臨時行政改革推進審議会がいろいろ勉強されまして各種の報告書を提出され、それが今日まで多くの点で実績を上げてきたこと、これは私率直に評価いたします。しかし、これで行革の仕事はもう大体終わりだというふうに総務庁長官お考えでございましょうか。
【次の発言】 私も同じ考え方でございます。しかし、どうも何か行政改革はこれで終わりにしよう、幕を引こうというふうな考え方が出てきているのではないかということを心配していたんですが、たまたま五月十一日の朝日新聞を読んでおりましたら、まだ今の……
○関嘉彦君 本日は、総理に三点ほど質問をしたいと思っておりますけれども、まず最初に一番簡単な問題から取り上げていきます。 現在、経済の問題についていろいろな国際的な摩擦が生じておりますけれども、私は、こういったふうな問題の底にあるのは、日本人の心が十分に国際的に開かれていないのが一つの大きな原因ではないかというふうに思っております。つまり、文化的な国際主義を徹底しなくちゃいけないと思うんですけれども、その文化的な国際主義というのが単なるコスモポリタニズムではなしに、本当の国際主義になるためには、日本の固有の文化の長所を維持発展させると同時に、外国の異なった物の考え方あるいは文化、生き方、それ……
○関嘉彦君 民社党は今まで発展途上国、なかんずくアジアのそういった国に対して政府開発援助、すなわち国民の税金及び貯蓄を使っての経済協力を積極的に行うように国会でも強く主張してまいりました。それは、豊かな者が貧しい者を援助するのは人道的な義務である、そういう考え方はもちろんですけれども、それだけではなしに、世界の経済的な安定、特にアジアの繁栄が日本の安全と繁栄のためにも極めて重要である、そういう考え方からODAの増額を今まで主張してきたわけであります。 ところが、フィリピンでマルコス前大統領の疑獄事件が発生して、国民の税金及び貯蓄が独裁者マルコスの不正な蓄財と政権維持のために使われていたのでは……
○関嘉彦君 私、きのう午後急に、この内閣委員会にピンチヒッター出るようになって呼ばれてきましたので、今まで既に討議されたことと重複する点が若干あるんではないかと思いますけれども、御了承願いたいと思います。 私は、本会議における総理に対する質問の中で、なぜ国家という字を取ったかということを質問いたしましたけれども、この国あるいは国家ということが日本の法律でどういうふうに使われているかということについて、まず、法制局どなたか来ておられますか。――法制局まだ来てないそうですけれども、こういうことじゃ困ります。 それじゃ、ほかの点から先に質問いたします。 まず、それでは防衛庁長官にお尋ねしたいと……
○関嘉彦君 私、きょうは田渕委員のピンチヒッターで、この農水委員会には初めて出席いたしましたけれども、午前中非常に専門的な質問を拝聴しまして大変勉強になりました。しかし二、三時間勉強しましても直ちに専門家になることはできませんので、私の質問は非常に初歩的なものになるかと思いますけれども御了承願いたいと思います。 まず最初に、最も初歩的な素人の質問をいたします。専門家にとっては当然のことかもしれませんけれども、この種子法の条文を読みましてどうもよく理解できないテクニカルタームがございますので、それを質問いたします。 この種子法の中には、例えば「種子生産ほ場」であるとか「指定原種ほ」、単に「ほ……
○関嘉彦君 文部大臣には去る一月の決算委員会でも質問申し上げましたけれども、野党少人数で委員のやりくりがつきませんので、またきょう改めて御質問申し上げます。 私の質問は、文部大臣の所信表明に関して三点ほどお伺いしたいと思っておりますが、その前に、けさほど来大学の入学試験の問題がいろいろ論議されました。そのことにちょっと触れておきたいと思います。 私は、国会議員になりましてからたびたび文教委員会にも出席いたしましたけれども、大学入試の問題については一切発言しませんでした。それは、この問題は非常に難しくて、現存の制度を非難するのはこれは非常に易しい、しかし、単に今の制度が悪いと言っただけでは問……
○関嘉彦君 きようはどうもお忙しいところをありがとうございます。 岡本会長には既に二、三回、いろいろ意見を申し上げたこともございますので、きょうはそれと重視しないように、別な問題を御質問したいと思っております。 まず最初に、大学入試の問題を質問要旨の中に提出しておきましたけれども、これは既に先ほど久保委員の方から大体私が聞こうと思っておりましたようなことは質問されましたので、もうここでは同じことは繰り返しません。 ただ、一つだけお伺いしておきたいことは、大学入試の問題についてはあの第一次答申ですべて終わりであって、今後は何ら臨教審として意見を表明されることはないというふうにお考えでしょう……
○関嘉彦君 きょうは文部省の予算の委嘱審査でございますので、予算に即して質問したいと思いますけれども、まず最初に、文部大臣のこの予算編成に対する基本的な方針をお伺いしたいと思っております。 と申しますのは、私は行政改革ということは賛成で、もっとどしどしやっていくべきだと思うんですけれども、どうも現在行われています行政改革を見ていますと、例えば各省一律に定員を削減するとか、あるいは予算のシーリングを設けて一律に何%減にするとか、そういったふうな改革の仕方であるように思うんですけれども、私はやはり社会情勢の変化に応じて、ある省はうんと、二割ぐらい予算を減らす、そのかわりにほかの省はもっとふやす、……
○関嘉彦君 私は、前に行われた質問と同じ質問の繰り返しはなるだけ避けたいと思っております。しかし、けさほどの質疑応答を聞いておりましても、まだ納得できない点がありますので、若干繰り返しになりますけれども、改めて、特に徳島大学について質問することをお許し願いたいと思います。 先ほどからも質問がございましたように、徳島大学の総合科学部の設置がきょう仮に可決されたにしましても、実際に入学して授業が始まるのは大体一カ月後だというふうに伺いました。これは学生たちにとっては大変迷惑なことだろうと思います。もう少し早く申請すべきではなかったかと思うんですけれども、徳島大学の教育学部を総合科学部に改編する、……
○関嘉彦君 岡本会長にはお忙しいところをたびたび本院に来ていただきまして御苦労さまでございます。また、この第二次答申、これを取りまとめられるのにいろいろ御苦労だったと思うのですけれども、私、大体原則的にはこの考え方に賛成でございます。どうも御苦労さまでございました。ただ、一カ所、この答申の目玉になるいわゆる生涯学習の問題につきまして、あるいは誤解を招くおそれがあるのではないか。誤解というのはそれは私の方の誤解であって、私の方の考え方が間違っていると言われればそれまでですけれども、そういう懸念している点がございますので、そのことをまず最初にお尋ね申し上げたいと思っております。 生涯学習というの……
○関嘉彦君 民社党の関嘉彦でございます。 ヒュー・コータッツィさんは、長い間日本とイギリスとの間の友好関係の増進に努力されてこられました。それを私は心から感謝申し上げたいと思います。また、きょうはお忙しいところここに来ていただきまして、あけすけな話をしていただきまして、それも感謝しております。我々は、我々にお世辞を使う人よりも、率直に我々のことを批判していただく人を心から歓迎したいと思っております。 日本は貿易によってでなければ生きていくことができない国でございますので、自由貿易を維持していくということに対しては、日本は何よりも大きな関心を持っている。またしかし、その自由貿易というのは同時……
○関嘉彦君 宮澤さんには、内外非常に財政経済問題難しい情勢のもとに、一方を立てれば他方が立たない。ジレンマというか、トリレンマというか、非常に難しい時期に大蔵大臣になられていろいろ御同情申し上げるわけですけれども、同時にそういう問題についてどういう考えを持っておられるかきょうはゆっくり質問したい、質問というよりもむしろ教えていただきたい。幾つかの質問を用意しておりますけれども、その前にちょっと前国会からの持ち越しのごく簡単な問題がございますから、それを先に片づけてから農水大臣及び大蔵大臣に御質問申し上げたいと思います。 最初は、総務庁長官きょうはお体の調子が悪いそうで、それに対する質問を用意……
○関嘉彦君 私がこれから質問することは、本来総理大臣に対して質問することでございます。 第一回の前総括質疑のときに総理大臣の出席を要求したんですけれども、前例がないということで断わられて、そのかわり官房長官を出すからという話だったので、したがって官房長官も総理大臣の代理としてお答え願いたい。女房役、懐刀でございますので、よく総理の考え方は御存じだろうと。 最初に藤尾問題。先ほど来いろいろ取り上げられました。今は共産党の沓脱委員の方からも質問がございまして、私はふだんは共産党と意見が違うんですけれども、この問題に関しては非常に似ている点があるわけで、ただ全部が全部同じではございませんので、私の……
○関嘉彦君 先ほど来山本委員及び服部委員から国際化の問題について質問がございました。私もその問題をまず最初に重複を避けて取り上げたいと思っております。
中曽根内閣は国際国家であるとか国際化ということを重要な施策の一つの柱にしているわけですが、その内閣の一員として労働大臣は労働行政の面において、どういう面について力点を置いていわゆる国際化を図っていかれるつもりであるか、そのことをまず最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 国際交流並びに発展途上国に対する技術指導、それに対する予算、いただぎました五十九年度、六十年度、六十一年度、これは為替相場が変動しておりますのでこのまま比較するのもどう……
○関嘉彦君 本日は専ら文部省に対しまして当面している文教行政、文教政策について質問したいと思います。 まず最初に、文部大臣にお伺いしたいと思いますけれども、先般の教科書問題と申しますか、「日本を守る国民会議」の編集いたしました高等学校用の「新編日本史」、この検定、この問題が外交問題になりまして、一度教科用図書検定調査審議会ですか、略して検定審と言わしてもらいますけれども、一度検定審において内閲本が合格した後において異例の修正が行われた。私はこういったことは非常に遺憾であるというふうに考えております。 誤解のないように申しておきますけれども、私はあの教科書がすべていい、あるいはすべて悪いなん……
○関嘉彦君 きょうは朝早くから短い昼食時間、労働基準法にも違反しているような短い昼食時間を挟みまして、長時間にわたりまして、殊に委員長及び農水大臣にはずっと終始おつき合いをいただきまして敬意を表する次第でございます。 先ほど来梶原委員は小麦につきまして、それから久保田委員は牛肉につきましてそれぞれ消費者の立場から質問がございまして、私も非常に同感するところが多い、そう思って聞いていた次第でございます。私は米の問題について取り上げるつもりでおりましたけれども、この問題については既に井上委員及び田代委員、多少立場は違っておりましたけれども、それぞれ質問をされまして、私の理解にして間違っていなけれ……
○関嘉彦君 中曽根内閣の施政の重要な柱の一つとして国際化ということを掲げておられます。私もその点賛成なんですけれども、国際化という場合に、単に商品の自由化、貿易の自由化というだけにとどまらず、外国との文化的な交流ということが日本の国際交流にとっても非常に大事なことではないかというふうに考えておりますので、その観点から外国郵便の郵便料金の問題についてまず最初に質問したいと思います。 現在、日本から外国に対して出す郵便と、それから外国から日本に入ってくる郵便、その料金、これはどういうふうになっているか。一つ一つについてお答えいただく必要ないんですけれども、代表的な例としまして航空便の書状二十グラ……
○関嘉彦君 質問に先立ちまして、今回の三原山の火山噴火によって避難されてきました島民の方方に対して、心からお見舞いを申し上げます。また、島民の避難に当たりまして尽力されました大島町、東京都、あるいは海上保安庁、警察、自衛隊、消防、そういった関係各機関の努力、それは私は本当に大成功だったと思いますけれども、努力をされた方々に対して心から敬意を表したいと思います。また、火山噴火予知連絡会の皆さんたち、噴火を予知するということは本当に難しい、あるいは不可能に近いことかと思いますけれども、それについてやはり何らかの判断を下さなくちゃいけない、そういう非常に難しい仕事を担当されて心労されている方々に対し……
○関嘉彦君 きょうは、お三人の参考人の方、お忙しいところどうもありがとうございました。 いろいろお教え願いたい点がたくさんあるんですけれども、我が党は零細企業でございますので割り当て時間がたった五分しかございません。一、二の点だけ質問したいと思います。 まず最初に、岸参考人に質問したいと思いますけれども、現在の食管制度を手直しして生産者米価を引き下げて、浮いた金を基盤整備に充てる、あるいは一部を消費者に還元すべきじゃないかという御意見だったと思いますけれども、私も基本的にはそれに賛成なんですが、生産者米価を下げる場合に、例えば昭和何年度からこういうふうに下げるんだ、あるいはさらにその二年先……
○関嘉彦君 私、今度初めて法務委員になったのですけれども、法律の問題については全くの素人であります。六法全書を読んだだけで頭が痛くなるようなぐあいで、法律の問題については詳しくございません。私が質問しますことも専門家の間では当然のことであるかもしれませんし、また、私が使います言葉でも法律の専門用語から見るとおかしい用語例なんかがあるかもしれませんけれども、一般の素人の立場から、一般の国民の立場から質問したいと思いますので、その点御了承願いたいと思います。 三つほど質問通告を出しておきましたけれども、第一の指紋押捺の問題につきましては、けさ猪熊委員から詳細に質問されました。私の質問したいことは……
○関嘉彦君 本日の議案になっております裁判官及び検察官の給与改定の問題については、何ら異存がございませんので質問することはございません。きょう質問したいと思っていますことは、私、かねがね考えている問題について若干お尋ねいたしたいと思っております。 物の本なんか読みますと、アメリカの社会というのは何でもかんでも何か争いがあるとすぐ裁判に訴える社会で、極端な場合は子供が親を訴えるというようなことまであるそうで、そこまで行き過ぎるのはいかがかと思っておりますけれども、日本の社会は逆に、本来裁判に訴えて正義を求むべき事件であっても何か裁判というのは一般の人たちが近寄りがたいような感じを持っていて、争……
○関嘉彦君 まず最初に防衛庁に質問いたします。防衛庁に関しては随分質問することが多いんですけれども、きょうはほかの省庁にも質問しなければなりませんので、一つだけ質問することにいたします。 日本の国防の基本方針は、外敵の侵略に対してこれに打撃を与えて撤退せしめるということにあると思うんですけれども、そのためには武器を近代化することはもちろん必要なことですが、同時に隊員の士気及び技術を不断に高めていくことが何より肝要なことではないかと思います。この隊員の士気に関係するのは、やはり後方の施設と申しますか生活条件のことを常に配慮してやる、特に自衛隊の方はいざとなれば命を的にして戦わなければならないし……
○関嘉彦君 まず最初に、国会図書館の問題を取り上げます。 国会図書館につきましては、我々が、特に私、何かこういう質問する場合にいろいろ資料を集めていただいたり、また私個人の勉強する本なんかについてもいろいろ集めていただいたりなんかして、平生感謝しているところですけれども、この問題を取り上げるのにいささからゅうちょしないわけでもございませんけれども、やはり国会図書館というのは国民の税金によって賄われておりますので、そのお金の使い方に不的確な点がいささかもあってはならないというふうに考えておりますので、あえてきょう質問として取り上げるわけでございます。 質問に入ります前に、最近の図書館の一般利……
○関嘉彦君 最近本屋の店頭で、一九二九年のときの世界恐慌の本でありますとか、あるいは大恐慌来るというふうなセンセーショナルな本が売れているようでございますけれども、私は簡単に歴史が繰り返してそういう大恐慌が来るなんというふうなことは信じておりません。しかし、もしやはり対策を誤るとそういう危険性があるということも排除できないのではないか。つまり、今日世界経済はかってとは比べものにならないぐらい商品、資本、技術が国際的に自由に動き回っている。他方において政治の方はそれぞれ各国が別々に財政政策を立て、経済政策を立て、別々に対応している。したがって、各国がよほど政策的に協調して対応するのでないと、そう……
○関嘉彦君 最近、外国の圧力なんかもありまして、物、財貨であるとか金融であるとか、そういった方面の門戸開放は進んでまいりました。国際化が進んできた。それなりの努力は政府としてもやられてきた、その点は評価するに異存ありませんけれども、しかし、それに伴って心の国際化がおくれているんではないかということを感ずるわけであります。 心の国際化と申しますのは、つまり物の見方、社会問題なんかを見る場合のそういった物の見方が国際的に通用しないような見方をしていたり、あるいは時代おくれな見方なんかをしていますと、日本の憲法の前文に言ってあるような、国際社会において名誉ある地位を占めることはできないというふうに……
○関嘉彦君 本日の議題になっております裁判所職員の定員の増員の件については異存ございませんけれども、それに関連いたしまして、裁判官並びにそれに伴う事務職員の量的並びに質的な充実についてきょうは質問したいと思っております。 これは、昨年の十二月に私が質問したものの補充、そのときも質問いたしましたけれど、それの補充としてお聞き取り願いたいと思います。 まず最初に、判事、判事補の定員が過去においてどういうふうに増加してきているか。細かな年度は必要ございませんけれども、大体昭和三十五年以降大体十年ごとぐらいで結構ですから、わかっておれば数字をお示し願いたいと思います。
○関嘉彦君 大蔵大臣はけさ朝早くからずっと座りづめで、大分お疲れの御様子で御同情申し上げる次第でございます。きょうは抜山さんが余儀ない事情で質問を放棄されたので、その時間だけ早く終わればあるいはお喜びかもしれないと思うんですけれども、もともと私の質問は初めから十分間ということは不可能だと思っておりましたので、抜山さんの持ち時間全部を使うつもりはございませんけれども、多少食い込みますから覚悟しておいていただきたいと思います。 土地問題、地価問題の重要性、それから国民的関心の深さについては、ただいま佐藤委員から御説明がありましたのでここでは繰り返しません。また、この対策の問題も政府全体の問題で、……
○関嘉彦君 まず最初に通産省に対しまして、先般成立しました外国為替及び外国貿易管理法の一部を改正する法律案につきまして質問いたしたいと思います。 この改正案につきましては去る八月二十八日の本会議で代表質問をいたしました。しかしそのときは、時間も限られておりますし、わずか十分間で話さなくちゃならないので、十分意を尽くしていない点もありますし、また大臣の答弁でもよく理解できなかった点がありますので、改めて質問申し上げる次第でございます。 私が通産大臣に質問した趣旨は、外為法にあります第二十五条及び第四十八条、国際の平和と安全の維持という言葉が使われているわけですけれども、もし私があの法案を起草……
○関嘉彦君 まず、外務省に外務省の機構の問題についてお伺いいたします。 私、政治家になる前から長らく疑問に思っていたことなんですけれども、欧亜局というのがございますですね、外務省に。その欧亜局というものの亜というのはオセアニアのことだろうと思うんですけれども、ユーロピアン・オセアニアン・ビューローというんだろうと思うんですけれども、それは間違いないですね。としますと、これは私昭和六十年四月二日の外務委員会でも質問したことですけれども、オセアニアを、大洋州をヨーロッパを主として扱っておる局の中に入れておくということは、何かオセアニアをヨーロッパの一部であるというふうに日本政府は考えている、そう……
○関嘉彦君 私、きょう質問しようと思いますことは、去る九月十七日の法務委員会で、外国人登録法の問題に関して質問したときに時間が足りず、質問をし残した問題がありますので、その問題を取り上げたいと思っております。 その問題と申しますのは、いわゆる人の国際化と申しますか、単に物や資本だけの国際的な交流だけではなしに、人間と人間との交流あるいは心と心の交流、その問題は今後避けて通ることのできない問題であり、だんだんふえていくだろうと思っております。こういう交流がふえれば当然国際結婚というふうな問題もふえていくだろうと思う。国際結婚がふえれば日本から国籍を離脱する人もふえるでしょうけれども、同時に日本……
○関嘉彦君 上程されております下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部改正案につきましては、簡易裁判所の性格、機能、歴史というふうなものについて質問することを通告しておいたんですけれども、先ほど来一井委員あるいは猪熊委員から詳しい質問がございましたので、同じことを質問するのも時間の浪費ですから、本日はその問題についての質問は取りやめますので、私に関する限りはお引き取りいただいて結構でございます。 それで、きょうは前国会の一番最後に質問を通告しておいて急に体調を崩しまして質問できなかった入国管理の問題、この問題だけを質問したいと思っております。 最近、国際交流がだんだんふえてくるにした……
○関嘉彦君 民社党の関です。 きょうは、各参考人にはお忙しいところどうもありがとうございます。私の持ち時間は十分でございますので、まず江藤参考人と長岡参考人お二人にだけ限って質問したいと思います。 江藤さんの久しぶりにアカデミックなお話を聞かせていただきまして、私も政治家になって四年ですけれども、大分ディスインテリになっておりまして、きょうお話をお聞きして、大学時代の懐かしい雰囲気を思い出した次第です。 お話が非常にアカデミックでございましたので、直接簡易裁判所の問題には関連しないと思うんですけれども、将来の日本の裁判制度を考える場合の参考意見として質問したいと思っておりますが、それは、……
○関嘉彦君 けさほど来専門家のいろいろ質問を承っておったんですけれども、法律の文言というのは専門家の人にも一見しただけではなかなかわからないように書いてあるものだというふうなことをおっしゃいまして、私実は安心したわけでございます。私も学生時代、法律というのは一番嫌いな学科でした。法務委員になって少し勉強しなくちゃいけないと思って法律の本を買ってきて読むんですけれども、何遍繰り返して読んでも全然頭に入らなくて、これは私はよほど頭が悪いんだと思って悲観していたんですけれども、専門家でもなかなかわからないようなものを我々わかるはずがないんで、その点についてはいささか安心した次第でございます。 議題……
○関嘉彦君 議題となっています外国人登録法の一部改正案について質問いたします。本日は、主として原理的な問題、考え方の問題につきまして質問いたしまして、運用上の問題につきましては次回また詳しく質問したいと思っております。 まず最初に、事実を確認しておきたい。統計数字を確認しておきたいと思ったんですが、既に多くの委員から質問がございましたので、時間を節約する意味で私の方から言います。確認したいと思いますので、間違っておれば訂正していただきたいと思います。 まず、外国人登録をしている外国人、六十一年末で八十六万七千人、それから登録の内訳は韓国人それから北朝鮮から来た人、これが六十八万人、中国人が……
○関嘉彦君 きょうは参考人お忙しいところどうもありがとうございました。 まず最初に斎藤参考人にお伺いしますが、この配っていただきました「指紋採取制度の早急な改善を」という論文を拝見したんですけれども、これの終わりの方、十六ページの下の段のところに「制度改善に蛮勇をふるえ」という小見出しで「読売新聞の五月十日と十五日付けの社説も制度面での早急な改革を政府に要望しているが、筆者も同じ見解である。」ということを書かれておりますが、これは一九八五年の七月号で二年ほど前のあれですけれども、このときにどういう点の制度の面の改革を考えておられるのか。その内容は今度の改正案及びその附帯決議ですべて尽くされて……
○関嘉彦君 前回のこの委員会で指紋押捺の問題性につきましては質問いたしました。そして、法務大臣から将来の問題として制度の再検討について大臣としてぎりぎりの答弁をなされましたから、きょうは指紋押捺の問題を離れまして、今度の改正案の運用上の問題について若干質問したいというふうに考えております。 しかし、その前に、去る十一日の質問のときにも、私の質問の仕方が悪かったのかもしれませんけれども、ちょっと誤解を与えかねない答弁がございましたので、それを再確認しておきたいと思いますが、市町村からの指紋のその原紙との照会があったときに原紙と照合をするその問題に関連しまして、たしか審議官からではなかったかと思……
○関嘉彦君 藤本厚生大臣及び堀内環境庁長官、いろいろ難問が山積しているときにそれぞれ大臣及び長官になられて、お役目御苦労に存じます。 まず最初に環境庁の問題を取り上げます。 これは既にきょう午前中、菅野委員から質問がありました。私の問題と全く同じで、経済先進国と言われている日本が多くの環境行政の点についておくれていると私思います。特にワシントン条約、絶滅に瀕した野生動物の保護に関する条約の点について発展途上国というふうに言われるということは日本のために非常に不名誉であり、それを少しでも改善していく、そういう角度から環境行政をバックアップする意味で質問したいと思います。 先般国内法が制定さ……
○関嘉彦君 きょうは文部省と科学技術庁についての決算委員会ですけれども、科学技術庁については質問するだけの勉強をしておりませんので、きょうは専ら文部省についてお伺いいたしたいと思います。 最近、国際化ということが盛んに言われるようになりましたけれども、国際化という場合に、単に物の交流、商品であるとか資本なんかの自由な交流というだけではなしに、むしろそれ以上に大事なのは、文化あるいは人間の交流ではないかというふうに思っております。その人間の交流の中でも、単なる観光旅行に出かける、これもある意味では勉強になると思いますけれども、やはり一番その中心になるのは、ある相当期間にわたりまして外国の青年が……
○関嘉彦君 きょうは大蔵大臣に二問ほど質問したいと思います。 一つは、国際交流に対する寄附金の免税の問題でございます。 国と国との間の友好関係を増進する場合に、人間の交流あるいは文化交流が非常に大事であるということは言うまでもないだろうと思います。文化交流を伴わない経済交流だけが突出しますといろんな摩擦を生み出してくる。現在、竹下総理大臣、フィリピンに行っておられてASEAN首脳会議に出席しておられますけれども、その席でも、単に資金還流だけでなしに、ASEAN諸国との文化交流を強調しておられました。こういった文化交流は国が力を尽くすべきであるということは言うまでもございません。しかし、単に……
○関嘉彦君 きょうは労働省に四つほど質問いたしたいと思っています。 一つは、ILO条約の批准の問題でございます。国際条約で多くの先進国が批准している条約に対しては日本もやはり進んで批准することが日本が何か特殊な国であるというふうに見られないために必要なことではないかというふうに考えております。特にILO条約というのはヨーロッパ――労働問題の起源はヨーロッパでございますので、ヨーロッパ諸国は、先進国は大部分の国が多くの条約を批准しているわけでございますが、これに対して日本がもしおくれているとしますならばやはりECなんかの諸国との摩擦の一つの原因にもなるんではないかというふうに考えております。 ……
○関嘉彦君 きょうは質問通告表に「日本語教育について」、「外国人労働者について」となっておりますけれども、日本語教育についてということは内容は留学生の問題でございます。 政府が今世紀末までに留学生を十万人にふやすという計画を立てられているそうで、これは非常に結構なことだと思います。しかし、それに対してはやはり住居の問題でありますとか健康対策であるとか、そういった環境を整備する必要があるかと思います。 そのことにつきましては先ほど杉山委員からも質問がございました。私もこの委員会で前に取り上げたことがございます。きょう取り上げますのはちょっと少し違った観点からでございます。 と申しますのは、……
○関嘉彦君 国際化がだんだん進んでまいりますと、単に物やお金の国際化だけではなしに、好むと好まざるとにかかわらず人の国際化というのが進んでくるんではないかと思います。最近でもいわゆる外国人労働者を入れるべきか入れるべきでないか、いろいろ議論がされておりますけれども、私がきょう取り上げようと思うのはその問題ではございませんで、公務員に対して外国人をどの程度まで採用すべきであるかすべきでないか、 その問題でございます。これにつきましても、やはりはっきりした考え方を持っていないと、むやみにこれを認めるということはこれは大変なことになると思いますし、他方、また余りに厳格に拒否するという態度をとることも……
○関嘉彦君 経済大国になりました日本が、しかし軍事大国にはならない、その日本が世界の平和と繁栄に寄与する道は、やはり発展途上国に対する開発援助の方法による以外はないと私は思っております。したがって、国際的にも日本がもっとODAの予算をふやすように要求が高まってくるだろうと思っておりますけれども、同時に、日本の国内においては必ずしもそれに賛成する人たちばかりではない。日本がいろんな問題を抱えているときにそこまでやる必要があるのかどうか、あるいは外国、途上国を援助したためにかえって日本の輸出なんかが閉ざされてくるんではないかというふうなことで怪異の念を持っている人もあると思うのであります。しかし私……
○関嘉彦君 農水大臣は就任以来、自由化の問題で日夜御苦労されていると思います。御同情申し上げます。 前回、渡米される直前に、私は予算委員会の一般質問のときにも質問したんですけれども、ちょうど交渉中でありましたので、詳しいことは質問いたしませんでした。しかし、そのときに私感じたんですけれども、どうも農水大臣はせっかく交渉に行かれるんだけれども、何か手足を縛られておいて無理に泳げと言われているようなものじゃないかと思って、大変その立場に御同情申し上げた次第です。恐らく今月末また行かれると思いますけれども、今度はもういよいよ五月四日のタイムリミット直前でございますので、ぜひとも解決されるように希望……
○関嘉彦君 本日は出入国管理法一本に絞って質問をしたいと思います。 この問題につきましては、昨年の八月二十七日の法務委員会でも取り上げまして、今後国際化が進んでいくだろう、それに適正に対処するためには予算面及び職員面において充実していくことが必要であるということを申し上げた次第でございますけれども、けさほどの法務大臣の所信表明演説の中でも、「今後とも出入国管理事務の迅速適正な処理及びそのための組織、体制の一層の充実強化に努めてまいりたいと考えております。」というふうに述べられたように、予算及び人員の点で若干はふえております。しかし私は、それで果たして対応できるだろうか、その観点から質問申し上……
○関嘉彦君 本日、議題になっております簡易裁判所の判事及び書記官、事務官の増員については異存ございません。 きょうはそれに関連いたしまして、この委員会でも前からしばしば取り上げられ、また私もこの委員会で取り上げたことがあるんですけれども、法曹界の人員の増加及び任官者の若返りの問題の必要について、今回法務省としてその方向への第一歩だろうと思うんですけれども、法務大臣の私的諮問機関である法曹基本問題懇談会に対して諮問されたわけですね。そのことは私は非常に賛成でございます。しかし、その答申の意見には若干疑問もありますので、それを申し上げまして今後の具体化に当たっての参考にしてもらいたい、その趣旨で……
○関嘉彦君 きょうは四人の参考人、お忙しいところをどうもありがとうございました。 私は法律の専門家じゃないので、あるいはプリミティブな質問になるかもしれませんけれども、御了承願いたいと思います。 まず第一に、先ほど猪熊委員も指摘されたように思いますけれども、下限を上げることですね。これが一番最初二百円だったのが千円まで上げられてからそれ以上はストップしている。これをストップさした理由は、心神喪失者なんかの行為の場合にそれを補償するのがいいかどうか、そういうことから上げないで、つまり一番最低のところでそういうときはやろうということになっていると思うんです。今度の改正に私は間に合わないと思います……
○関嘉彦君 本日の議題になっております刑事補償法の改正につきましては、既に同僚議員から一昨日及び本日朝からいろいろ質問がございました。重複する点はできるだけ避けたいと思っておりますけれども、質問の順序上若干重複する点もあるかと思いますけれども、お許し願いたいと思います。
最初に、現在提案されています改正案自体について質問申し上げます。
まず、刑事補償法で定めている抑留または拘置に対する補償の性質、補償の意味と申しますか、それは何でございますか。
【次の発言】 つまり、拘束ないし抑留されたことに対する損害というわけですけれども、その損害の中には精神的な苦痛、そういうのは入っていないわけですか……
○関嘉彦君 きょうは各参考人の方、どうもお忙しいところをいらしていただいて貴重な御意見どうもありがとうございました。 コンピューターの問題は、私は全くの素人であるいはとんちんかんな質問をするかもしれませんけれども、せっかくシステム工学の専門家がおいでですので、主として大須賀参考人からいろいろ教えていただきたいと思います。 先ほど来工藤委員からも質問が出まして、それに伴って多田参考人からもお答えがあったと思いますが、地図ですね。この地図をコンピューターに入れること、これはきょう私板橋に行ってきたんですが、あの板橋あたりにあるコンピューターで技術的に可能なのかどうかということが一点と、それから……
○関嘉彦君 本日の議題であります不動産登記法及び商業登記法の一部改正の法律案につきましては、既に同僚議員からかなり専門的な質問がございましたので、素人である私が質問することもほとんど重複するんですけれども、若干確認しておきたいこともございますので、重複する点は御了承願いたいと思います。 まず最初に、今度のコンピューター化につきましては、事務の取り扱い件数によってはコンピューターを置かずに端末機だけを置く、それで他のコンピューターとつなぐ、そういう登記所があるわけです。それとその端末機だけのものと、それからコンピューターを置いているのと、そういった分ける基準は申請件数だけで決められるわけですか……
○関嘉彦君 本日は広い意味の日本の安全保障に関する問題を取り上げます。 まず最初に外務大臣に質問いたしますけれども、INFの協定が昨年の暮れ米ソ両国の首脳によって署名された、調印されたということはまことに喜ばしいことでありますけれども、このようなINF協定の調印を成功にまでもたらした大きな要因というのは何であるか、そのことと、それから日本では、1NFの協定が調印されたからデタントの方向にだんだん向かっていくんだ、したがって防衛の問題なんかは余りする必要はないんじゃないか、そういう意見もあるんですけれども、外務大臣はINF調印以後の国際情勢をどのように認識しておられますか。その二つをお伺いしま……
○関嘉彦君 まず最初に外務省、あるいはむしろ外務大臣にお伺いいたします。 発展途上国に対する開発援助は、重武装を持たない日本が世界の平和及び日本の安全保障に寄与する非常に重要な道だと私は思っております。そういった途上国に対する援助の目的は、私の考えでは、そういった途上国の人たちが援助を受けなくて済むように経済的、社会的、政治的に自立していく、それを助けることだと思うのであります。 ところで、先ほど来質問を聞いていてちょっと奇異な感じがいたしたんですけれども、日本では、先ほど来政府委員の人が経済協力という言葉を盛んに使われましたし、外務省には経済協力局という局があります。予算の項目を見ても経……
○関嘉彦君 きょうは、昭和六十一年度決算についての総括的な質問第一日目でございますので、まず会計検査院に対して総括的な質問をいたしまして、残りの時間を大蔵省に対して質問いたしたいと思っております。
まず最初に、検査院長にお尋ねしたいと思いますが、昭和六十一年度の決算検査報告についての院長の総括的な所感、それが第一点。それから第二点として、最近の傾向として会計検査院はどういう点に重点を置いて検査をしておられるのか、その二点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 今院長は、お役人は節約の観念が薄いということを言われました。私も前に公立学校で行政の仕事をやっていたこともあるんですけれども、そこで……
○関嘉彦君 先般ある人から教えられまして、イギリスで出しておりますエコノミストという雑誌、十一月二十六日号ですけれども、その中に日本の汚点と申しますか暗黒点と申しますか、そういう趣旨の論文が載っておりますので、それを読みました。 その趣旨は、今度のリクルート問題に関連いたしまして、腐敗が日本の政界、財界にますます深く潜みつつある、もし日本人がわいろを握らせる政策になれているのであれば、そのような日本の官僚や政治家が、今後国際機関――世界銀行なんかのことを言っていると思いますけれども、世界銀行などの国際機関を指導すべきであろうか、そういった言葉で結んでいるんです。これは日本の国民に対する一つの……
○関嘉彦君 本日の議題になっております裁判所の休日に関する法律案、いわゆる隔週土曜休日法案、これについては労働時間の短縮という意味で趣旨には賛成ですけれども、ただ、それに伴いまして、例えば保釈の手続の問題であるとか、令状の発付の問題であるとか、その他国民の権利に関する問題が傷つけられる心配はないか、そういう点から質問をする予定でおりましたけれども、けさほど来、専門家である同僚議員からいろいろ微に入り細に入り質問がございまして、それに対する答弁、必ずしも明白ではなかったように思いますけれども、私から質問しましてもそれ以上の回答はないと思いますので、その問題についての質問は重複しますから取りやめま……
○関嘉彦君 本日の議案は昭和六十三年度補正予算案でございますけれども、私は、原則としてその議案に従って質問することにしておりましたけれども、きょうはその予算案の内容よりも、政治改革の問題一点に絞りまして、専ら総理及び官房長官に質問いたしたいと思います。ほかの大臣の方はお忙しければ退席していただいても結構です。 この問題を取り上げますのは、国民の政治不信というのはこれは現在の最も重要な政治問題であるからであります。私かねがね政治改革の問題について意見を交換したいと思っておりましたけれども、私はあと三カ月ぐらいで退任いたしますので、総理とお話しする機会はこれがあるいは最後になるかもしれませんので……
○関嘉彦君 民社党の関です。きょうは本当に御苦労さまでございました。 まず、藤井さんに三点お伺いいたします。 冒頭に、GNPの一%以内に抑えるために現状を凍結すべきだということをおっしゃいましたけれども、もし現状凍結した場合であれば、自衛隊を承認されるのか、その予算を承認されるのか、あるいはやはり非武装中立の立場から凍結した場合においてもなお反対されるのか、その点が第一点。 第二点は、民衆防衛ということを言われましたけれども、これは例えば侵略があった場合にゼネストをやるとか、あるいは手りゅう弾を投げるとか、あるいは竹やりを持つとか、そういうふうなことを意味しておられるのかどうか。 第三……
○関嘉彦君 民社党の関でございます。どうもきょうは各参考人ありがとうございました。 まず、最初に桃井参考人にお尋ねしたいと思いますけれども、先ほどちょっと言われました国際会議に出席されてドブルイニンソ連大使がオンザスポットインスペクンョンをやってもよろしいというふうなことを言われた、聞いたということを言われました。これは私は大変新しいニュースじゃないかと思いますが、その会議の列席者はどういうふうな受け取り方をしていたか、単に冗談として聞いていたのかどうか、それが一つ。 それから二番目に、私は軍縮会議は大いにやる必要があると思いますけれども、どのような方法によってそれを達成するかの方法が大事……
○関嘉彦君 民社党を代表して述べます以下の意見陳述は、第百一国会における本委員会の報告、すなわち昭和五十九年八月七日の会議録に戦っておりますものを前提にしまして、いわばその各論に当たるものであります。したがって、前回に述べたものと重複する点は極力省略し、その折に述べ尽くさなかった点を中心に述べます。 民社党の考える総合安全保障の基本的な考え方及びその安全確保の手段として、適切な国内における経済的、治安などの措置をとることはもちろんでありますが、対外的には外交的手段による紛争の解決と並んで必要最小限の防衛力が必要であること、そしてその防衛力として自衛隊及びその不足を補うものとしての日米安保条約……
○小委員外委員(関嘉彦君) 小委員長の提出されました四つの項目について意見を陳述したいと思いますけれども、それに先立ちまして、設問一の実効ある平和外交の展開と設問二の経済大国日本の外交戦略とは必ずしも明白に分離できない点があると思います。ここでは便宜上分割して述べるにすぎないので、通して読んでいただきたいと思います。また、安全保障に関する小委員会、第一小委員会の方で述べる点については、できるだけ重複を避けて簡単に述べたいと思いますので、そちらの方もあわせて御参照願いたいと思います。 最初に、イントロダクションとしまして民社党の基本的な考え方を述べておきたいと思います。 第一に、平和、みんな……
○小委員外委員(関嘉彦君) 民社党は基本的には自民党の外交・防衛政策とそれほど大きな違いはないと思うのですけれども、石井さんの言われたことに対して若干疑問点がありますので申し述べます。 第一点は、先ほど和田さんが取り上げた問題ですけれども、全方位平和外交という言葉の意味、これは誤解を与える言葉ではないかというふうに思うわけです。つまり、等距離外交というふうなこともその当時言われたように思うのです。すべての国と仲よくする努力をすることは当然のことですけれども、例えば紛争当事国、カンボジアとベトナムとの紛争であるとか、あるいはかつては中国とベトナムの戦争でありますとか、そういった双方に対して等距……
○関嘉彦君 体調を崩しておりますので座ってやりますが、御了承いただきたいと思います。 日本の国民の中には、防衛費がGNPの一%を超すと心配だという人がありますけれども、私は果たして現状のままで日本の防衛は安全だろうか、そういう点を心配している。その点から質問申し上げたいと思っております。 今度、今までの中期業務計画が格上げされまして中期防衛力整備計画になった。国防会議で承認され、閣議決定して政府の方針として決定されたということを私は歓迎しておりますが、防衛力を整備していく上において何よりも必要なことは、国民の支持、理解を得ることだろうと思うのであります。厳しい財政状況のもとで防衛力を整備し……
○関嘉彦君 我が国の外交の強化策につきましては、既に昨年、昭和六十年五月二十九日及び六月十二日の本委員会において、私見を加えつつ民社党の意見を開陳しました。本日、意見開陳の機会を再び与えられましたので、ここでは重複を避け、前回の意見を補完するための若干の具体的な提言をしたいと思います。 なお、他の小委員会で述べたことはここでは省略いたしますので、あわせて参照いただければ幸いであります。 一、国際協力の推進について。 (イ) 国際機関及び青年海外協力隊派遣者の優遇措置。 現在、日本は国際連合及びその関連機関に対する負担金では、国力に応じたかなりの負担を行っておりますけれども、そこで働く職……
○小委員外委員(関嘉彦君) 最初にちょっと為替相場の問題で教えていただきたいのですけれども、第一は、つまり為替相場というのは基本的には経済のファンダメンタルズを反映するはずのものであるというふうにおっしゃいましたけれども、ファンダメンタルズというのはどういうものを指しておられるのか。貿易収支に手数料収入とか運賃収入なんかを加えた経常収支だけのものか、それ以外のものを含んでおられるのか。 それから二番目は、それに関連して、昨年、一昨年ごろから既に円安・ドル高というのは、これは経済のファンダメンタルズを反映してないのだということは随分前から言われていたわけですね。去年の一月の蔵相会議なんかのとき……
○関嘉彦君 まず最初に、私の質問をよく理解していただくために、私の質問の基本的なスタンスを明らかにしておきたいと思います。 私は、戦後の日本の新憲法の精髄は、自由と民主主義を守っていくということにあると思うんですけれども、その自由と民主主義を守っていくためには、やはりアメリカを初めとする自由民主主義陣営との団結が不可欠ではないかというふうに思っております。確かにソ連も自由あるいは民主主義ということを言っておりますけれども、その言葉の意味は、内容は我々が理解しているのとはかなり違うんです。そういったソ連が、しかも強大な軍事力を持って日本の隣にいるということについては、やはり我々日本人として心配……
○関嘉彦君 きょうはお三人お忙しいところをどうもありがとうございました。久しぶりにアカデミックな話を聞かせていただいてディスインテリになってきた私も大分啓蒙されました。お礼申し上げます。 三人の方に質問したいのですけれども、私の持ち時間は十分しかございません。あるいは皆さんに御質問する機会がないかもしれませんけれども、お許し願いたいと思います。 まず最初に、中嶋さんにお願いしたいのですが、中国とソ連との関係が改善されてくるだろう、いつもの御持論をお聞かせ願ったわけですけれども、これは国と国との関係について言われているのか、あるいは中国共産党とソ連共産党との党と党との関係についても同じような……
○関嘉彦君 きょうはお三人の参考人、お忙しいところをどうもありがとうございました。ほかの委員会とかけ持ちしておりましたので、参考人の御意見は伺ったのですけれども、委員の質問を全部聞いておりませんので、あるいは重複する点があるかもしれませんけれども、その点御了承願いたいと思います。 まず最初に、斎藤参考人にお伺いしたいと思いますけれども、アジアとそれからアメリカ、ヨーロッパで、アジアの方に移ってきつつあるのだというお話でしたが、いわゆる環太平洋圏構想というのをどういうふうにごらんになるか。基本、技術の供給源として日本だけで果たしてやれるかどうか。やはりアメリカなりカナダというような国を巻き込ん……
○関嘉彦君 本日は、安全保障政策そのものよりも、国際情勢の現状認識を中心に述べますけれども、この現状認識の前に、安全保障とはどういうものであるか、それについて基本的な考え方を述べておきます。 安全保障、セキュリティーという言葉は、広い意味には、個人ないし集団の生活の安定を確実にすることを意味し、老後の生活の安定を集団的に図る社会保障、ソーシャルセキュリティーや人類全体の生活の安定を脅かす自然環境の保全、あるいはエイズなどの伝染病の予防などもそれに含めることができます。しかし、余り概念の外延を広げるとその内包が希薄になりますので、ここでは、第一次大戦後一般的に使われるようになった国際政治上の概……
○関嘉彦君 最初に堀江委員に対して質問いたします。 会議録の三ページ一段目の終わりの方ですけれども、「中国との関係についていえば」云々として、「近隣国としての国際的な配慮と過去の両国間の経緯に対する配慮は必要であるが、みずから独立国としての自主性を失うことがあってはならない」云々。この後段の方は言うまでもないことですけれども、中国、それから同じ文脈において韓国に対しても私は同じことが言えると思いますが、どうも最近の議論を見ていますと、国際的な配慮あるいは過去の両国間の経緯に対する配慮が欠けているような議論が日本に最近台頭しつつあるように思います。 例えば、韓国との日韓併合の問題については、……
○小委員外委員(関嘉彦君) 私、番外ですけれども、委員長の特別の計らいで時間が与えられましたので、ごく簡単に御質問申し上げます。 最初に、まず外務省に対して、先ほど石井委員 が言われたことと同じことですけれども、財政赤字の問題、これはアメリカとしては削減、改善してもらわなければならない。しかし、三分の一は軍事費であり、これは議会の方はSDIなんかの予算については削減の意向はありますけれども、行政府の方はなかなか承諾しないだろうと思いますし、社会保障費あるいは農業補助費といったふうなものについては、とれは議会の力がなかなかうんと言わないだろうと思うので、財政赤字を削減するということはなかなか難……
○関嘉彦君 まず最初に、中村さんに事実関係をひとつ聞きたいんですけれども、先ほど大木委員が言われましたように、定員がだんだん減ってきている、これをふやす必要があるということ、私も同感ですが、この定員の中には農水省なんかの各省庁から出向している人が入っているわけですね。出向している人と、それから土着というとおかしいけれども、プロパーの人との比率がどうなっているかということと、出向している人は大体何年ぐらいで交代してかわっているかということ、それが第一点。 それから九百人前後の人数。だんだん減ってきておりますけれども、この本部とそれから現地といっても日本でいろいろ研修センターなんかありますわね、……
○関嘉彦君 どうも三人の御参考人御苦労さんでございました。 私の持ち時間は十分しかございません。お一人に一つずつ質問したいと思いますので、それぞれ三分以内でお答え願いたいと思います、大変難しい注文をいたしますけれども。 まず最初に、西原参考人に対して、今まで米ソ間の軍縮交渉がなかなか進まなかったのは、両国間における体制の差から来るところの相互不信がやはり一番大きな原因ではなかったかと私は思うのですけれども、ゴルバチョフが権力をとって以来、確かにいろんな面で変わってきている。これはやはり国内の改革、いわゆるペレストロイカあるいはグラスノチス、そういうものと軍縮交渉というのはかなり時間的に見ま……
○小委員外委員(関嘉彦君) この小委員会は外交・軍縮に関して日本が何をすべきかということを最終的に結論を出す委員会ですけれども、そのためにはまず事実関係をはっきり認識しておく必要があると思いますので、きょうは専ら事実関係、事実はどうなっているか、その点だけ御質問いたします。大部分は外務省ですけれども、防衛庁の方にまず最初に一点だけ質問しておきたいと思います。 ゴルバチョフのウラジオストクの演説以来蒙古においてソ連はどの程度軍隊を減らしたか、撤兵したか。それから同じように・アフガニスタンからソ連はどの程度撤兵したのか。伝え聞くところによると、不要になった軍隊だけを撤兵したにすぎないのだという報……
○関嘉彦君 どうも御三人お忙しいところありがとうございました。 いろいろ質問考えていたんですけれども、大分ダブっている点もありますので、ダブっている点は全部省略いたしまして、ただ、今矢田部委員の質問に関連してちょっと思い出したことがあるので、それを質問させていただきたいと思います。 それはフィリピンの問題ですけれども、土地制度の改革、これがやはり私は、フィリピンの今度のアキノ政権が改革に成功するかどうかのかぎは土地問題の改革に成功するかどうかにあるんじゃないかと思います。私ちょうど一月に行ったんですけれども、そのころはまだアキノ政権の周辺の人たちは割に意気軒高としていたときで、やはりこの問……
○関嘉彦君 まず初めに、日本で経済協力と言われ、一般には開発協力と言われている発展途上国に対する援助の問題は、単に政府のみでなく、民間企業の直接投資、金融機関の融資、自発的団体の諸種の援助活動なども含めて考慮すべきであるが、ここでは政府が直接関係する援助、中でも政府開発援助、ODAに限って意見を述べたいと思います。また、これは民社党内部でも細部にわたっての議論を詰めていないので、一つの試案としてお聞きとり願いたいと思います。 次に、開発援助の理念あるいは必要性とその目的について述べます。 現在、日本のODA予算は、GNPとの比率においてこそ諸外国に比して低いとはいえ、一九八六年実績で日本は……
○関嘉彦君 きょうは外務省、防衛庁からも来ておられますけれども、外務省、防衛庁に対しては、質問したいこともありますけれども、いずれまた後の機会があると思いますので、きょうは忙しい中をわざわざ御列席いただきました明石参考人に対して専ら質問したいと思います。 私のちょっと聞き間違いかもしれませんけれども、明石参考人の言われたことの中に、非同盟諸国は米ソ両国主導の軍縮交渉に反発をしているんだというふうなことを言われたように思うのです。核兵器の軍縮交渉と言えば、やはり米ソ両国が超大国ですから、これが直接交渉するのは当たり前であって、そういう場に非同盟諸国が入っていくというのは、かえってその交渉のまと……
○関嘉彦君 きょうは参考人の方、どうもお忙しいところいろいろありがとうございました。いろいろ教えてもらいたいことがあったんですけれども、時間もありませんし、同僚議員の質問されたこととダブる点はすべて省略いたしまして、一つだけ質問いたしたいと思います。 私の質問の観点は、累積債務の問題は、先ほど宮崎参考人がこれは単なる金融の問題ではなしに経済全体の問題だと言われましたけれども、私はむしろ単なる経済問題でなしに政治問題ではないかという感じを持っているんですけれども、その観点から質問したいと思います。 渡部参考人、先ほどいろいろ分析されまして、私は大体当たっているんじゃないかと思うんですけれども……
○関嘉彦君 当調査会は外交・総合安全保障の長期的な問題を討議するところでございますので、久しぶりに御出席願いました外務大臣及び防衛庁長官に対していろいろ意見を述べたいことはたくさんあるんですけれども、持ち時間がわずか十分しかございませんので、きょうは開発協力の問題だけに絞って申し上げます。その他の問題については当調査会でしばしば私意見表明をしておりますので、ついでのときにお読みいただければありがたいと思っております。 その問題に入ります前に、実は最近外務省の外交方針についていろいろな批判があるように思っておりますので、その問題について私の意見を申し上げておきたいと思います。 外務省の仕事は……
○小委員外委員(関嘉彦君) どうもお三人の参考人、きょうはお忙しいところありがとうございました。また、私委員外にもかかわらず質問を許していただきましたことを委員長に感謝いたします。 私持ち時間が少ないので、最初にずっと質問を三人の方に言いますので順々に答えていただきたいと思います。 最初に蝋山参考人、これは質問ではなしに意見ですけれども、日本では昔から源氏と平家、陸軍と海軍、民族派と国際派の対立においては常に源氏、陸軍、民族派が強いという言い伝えがありますが、日本の国会の中においてもそちらの方の声が非常に高いんですけれども、しかし必ずしも平家、海軍、国際派の人たちがいないわけでは決してない……
○小委員外委員(関嘉彦君) この小委員会は外交・安全保障に関する特別調査会の中の一分科会として、特に外交と軍縮に関することを主として論議するものであります。したがって、これから述べますことは、昨年、昭和六十二年三月十三日の親委員会で私が述べましたこと、すなわち、安全保障とは何か、特に日本にとってのその意味、社会体制と平和との関係、第二次大戦後の国際情勢、軍事情勢の認識、国際経済情勢、近隣諸国の情勢分析などを前提にいたしまして、それから展開したところの議論であります。重複する点は省略いたしますので、前回の議論を参照しつつお聞き取り願いたいと思います。 まず最初に、前回触れなかった外交のあるべき……
○関嘉彦君 二つ問題を出したいと思います。 一つは外務省に対してですけれども、これは援助の透明性の問題、先ほどの中西委員の質問されたことに関連するんですけれども、私もやはり予算の場合に予算書、予算書の中には書き込めないにしても参照書ですか、あるいは附属文書として各国別、あるいは事業別のプロジェクトの最高限、そういったふうなものを書いて国会の審議にゆだねることが、私はやはり透明性を維持していく上において必要ではないか。その場合に外務省のお答えは、相手国のプロジェクトの内容に触れるので、外交上いろいろな問題が生ずるおそれがある、そういうふうにお答えになったわけですね。しかし、後の評価の報告書には……
○関嘉彦君 国際開発協力について、小委員長の指示された項目の大部分については昭和六十二年九月二十五日の本委員会において述べましたので、ここで述べることとは重複する点もあると思いますけれども、了承願いたいと思います。また、広義の開発協力は、民間企業、金融機関などの投融資、自発的団体の援助活動、貿易などをも含めて考うべきであるが、ここではODAに限定して述べることも前回と同じであります。なお、個々の問題については民社党の意見は固まっていない点もありますので、試案としてお聞き取り願いたいと思います。 ア開発協力の理念、目的、原則 日本のODA予算は、GNP比率において諸先進国に比しなお低いとはい……
○関嘉彦君 今回の第一富士丸の遭難事故はまことに痛恨のきわみでございます。ただ一人残っている行方不明の方が一日も早く生きて帰ってこられることを祈念するとともに、犠牲者のみたまに哀悼の意を表し、遺族の方に謹んでお悔やみを申し上げる次第でございます。 事故の原因並びにその責任の所在につきましては海上保安庁その他で現在調査中であると思いますので、きょうは私はここでは取り上げません。私が取り上げたいと思っておりますのは事故後の対応策、自衛隊の対応策並びに今後こういうことを再発しないための対策、それの基本的な方針について総理にお尋ねしたいと思っております。 まず、事故が起こった後の人命救助及び遭難の……
○関嘉彦君 私は、民社党・国民連合を代表して意見を述べます。ただし、国際情勢の基本的な認識に関しては昭和六十二年三月十三日の調査会において、各論に当たる外交・軍縮、安全保障及び国際的な開発協力に関してはそれぞれ昭和六十三年四月二十二日、同五月二十四日、同二月二十六日の小委員会において意見開陳をいたしましたので、ここではそれとの重複を避け、それ以後の国際情勢の変化を考慮して外交、総合安全保障政策の若干の基本方針についてのみ補足的意見を述べておきたい。 第二次大戦後の国際政治の基本的枠組みは、日本を含む自由民主主義の擁護を主張する西の陣営と、ソ連共産主義を中核とする東の陣営との間のイデオロギー並……
○関嘉彦君 本小委員会の取り扱うべき問題は、例えば発展途上国の累積債務や先進工業国間の経済摩擦の解消を含む国際経済秩序問題、ますます急を要する国際環境問題なども含まれるが、ここでは発展途上国への開発協力、その中でも政府開発援助(ODA)の問題に限定して意見を述べる。なお、この問題については既に昭和六十二年九月二十五日の本小委員会で述べたことがあり、今回の報告もそれと重複する点があるが了承願いたい。 日本のODA予算は、対GNP比率においてこそ先進国の基準であるDAC平均の〇・三五%になお及ばないとはいえ、その絶対額においては一九八九年度予算で百十億ドル、アメリカを抜いて世界第一位である。さら……
○関嘉彦君 大蔵省見えていますか。――食糧増産援助とかそれから食糧援助という項目、これは大蔵省の所管になっておりますね、予算の上では。これはなぜ大蔵省の所管にしておかなくちゃいけないのかということなんです。歴史的な理由は、これは私たしか決算委員会で取り上げたと思います。そのときに詳しくお伺いいたしましたから、歴史的な経過は結構です。なぜ現在大蔵省でこれを所管していなくちゃならないかという理論的な根拠をお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 その見返り資金の積み立て、向こうで積み立てているのは食糧援助だけですか。ほかのあれもやっているんじゃないですか。
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