このページでは猪熊重二参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。猪熊重二参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○猪熊重二君 ちょっと話は古くなるんですけれども、さきの衆参同日選挙に関連して二、三点伺いたいと思います。 まず第一点は、改正公職選挙法の公布手続について少し伺いたいと思います。 御承知のとおり、法律は国会で議決、成立してから公布されて初めて国民に対して規範として妥当する、作用し得ることになるわけであります。法律の公布ということは、憲法上、形式上は天皇の国事行為ということになっておりますけれども、その公布の実質上の権限は内閣に属している、このように私は考えます。内閣は、法律を公布するについて、官報を販売するという方法によって行っているわけであります。 この改正公選法は本年五月二十二日に、……
○猪熊重二君 公明党の猪熊と申します。 今回、初めて参議院議員になりまして、質問も初めてでございますのでどのようにやったらいいのかよくわかりませんけれども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。質問の内容とか仕方とか、いろいろ従前の慣行等に反するようなことがありましても、ふなれのせいですので、どうぞ御勘弁願って進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 本日は、約九十分の時間について三点にわたって伺いたいと思います。第一点は、外国人登録法の問題。第二点は、いわゆるアイヌの差別的処置の問題。第三点は、国有財産である海岸がプライベートビーチ化しているということでその是正策につい……
○猪熊重二君 本日は、最初に抵当証券に関する問題をお伺いして、その後審議中の給与法案について若干伺いたいと思います。 最初に抵当証券に関する問題をお伺いします。 法務省とすると、抵当証券の問題は各種委員会で今までいろいろ御質問、御答弁があって大変でしょうけれども、ぜひ私も質問さしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 皆さん御承知のとおり、抵当証券売買ということで世間言われておりますけれども、実際には法務省の法務局発行のいわゆる抵当証券そのものの売買ではなくして、モーゲージ証書という証書による取引が一般的に行われております。抵当証券そのものは法務局の作成した正規の有価証券で……
○猪熊重二君 審議中の法案について最初に一点お伺いしたいと思います。
いただいている参考資料の十六ページによりますと、六十一年の十二月一日現在で判事の欠員は二十八名あるというふうに記載してありますが、間違いございませんか。
【次の発言】 そうすると、判事が二十八名欠員していて現在裁判所が運営されているということになるわけです。今回の改正法だと判事をさらに八名増加するということを内容としているわけですが、この八名の増員という問題と二十八名の欠員があるという問題とを考えあわせてみますと、実質的に、もし今回の定員増を含めて、それから欠員も埋めてということになると三十六名の判事が増員になるというふう……
○猪熊重二君 きょうは一般質疑として、朝日新聞記者に対する殺傷事件の問題と平沢死刑判決の問題、これを簡単にお伺いして、その後法案についての質問をさせていただきたいと思います。最初に、去る五月三日、朝日新聞阪神支局に暴漢が乱入して、同紙記者一名を殺害し、また一名に重傷を負わせたという事件に関して、法務大臣も先ほどの所信表則の中においてもこの事件の重大性というふうなことは述べられておられますし、また先ほどの秋山委員の質問に対しても同じく法務大臣の見解も述べられているわけですが、私は、この事件は、もし通常考えられているような新聞社の報道内容に対する不満から出た事件であるとすれば、民主主義の根幹を覆す……
○猪熊重二君 最初に、本日付朝日新聞の報道に関連してお伺いします。
朝日新聞の報道によると、名古屋高検検事長豊島英次郎氏が、就任の記者会見に際して「検察からみると、再審請求が多少、流行しすぎているようにみえる。」との発言をされたような記載がございますが、この記事内容の真偽について法務省、どなたでも結構ですが、お伺いします。
【次の発言】 それは、私としては非常に心外です。私は、この新聞をけさ見るなり早く、とんでもないことを言う検事長がいるということで、法務省に対して、事の真偽を明らかにするように、直ちに事実調査していただくように、このように申し上げておいたんです。ところが、事の真偽はわからぬ……
○猪熊重二君 本日は、法案について二、三お伺いしたいと思います。 この法案を審議する前提として、最高裁判所が簡易裁判所についてどのように考えているか、このことについてお伺いすることが非常に重要だと思いますので、話は少し古いことになるんですけれども、二、三お伺いしたいと思います。 昭和二十二年の五月三日、新憲法施行と同時に裁判所法が新しくなりまして、現在の簡易裁判所が設置されたということでございます。この簡易裁判所は、旧裁判所構成法のもとにおいてはいわゆる区裁判所に対応するものと一応考えられます。そこで、旧法下において区裁判所が全国に何カ所設置されていたか、まずお伺いしたいと思います。
○猪熊重二君 公明党の猪熊と申します。 ただいま、参考人の諸先生方から貴重な御意見をお伺いしましてありがとうございました。 ほとんどの参考人の先生方から御指摘があったことは、簡易裁判所の現在の事件処理の状況についていろいろお話があったわけでございます。私自身も、現在の簡易裁判所のあり方について、いろいろ問題があると考えております。 例えば、法律相談的なことは一切していない。裁判所の窓口において書記官であれいわんや簡易裁判所裁判官であれ、法律相談的なことについては何もしていない。したがって、先ほどどなたかが言われましたが、電話の相談なんということは全然考えられていない。このような法律相談の……
○猪熊重二君 民法等の一部を改正する法律案の中で、従前の養子縁組に関する部分を含めての改正の問題と、新しく規定された特別養子の問題と二つあります。最初に、従前の民法の改正に関する問題について順次お伺いして、その後時間があったら新設された特別養子についてお伺いしたいと思います。いただいた資料の法律案新旧対照条文表、これに基づいて順番に質問さしていただきます。
まず、七百九十一条の一項に、「戸籍法の定めるところにより届け出ることによって、」という文言が新しく加入されましたが、これは何か特別に意味があるんでしょうか。
【次の発言】 続いて、二項が新設されたわけですが、この二項はどういうことなのか、……
○猪熊重二君 前回に引き続きまして、法案の逐条的な内容について若干お伺いしたいと思います。
八百十七条の三についてお伺いいたします。
この八百十七条の三というのは養親の資格要件を定めた規定であると思いますが、そうでしょうか。
【次の発言】 この一項で養親となる者は、夫婦でなければならないと規定していますが、ここに「配偶者のある者」というのはいわゆる法律上の夫婦を指すのであって、内縁は含まないということでしょうか。
【次の発言】 二項の文言についてお伺いしたいんですが、「夫婦の一方は、他の一方が養親とならないときは、養親となることができない。」という規定の意味はどういうところにありましょうか……
○猪熊重二君 公明党の猪熊と申します。 本日は御苦労さまでございました。先ほどの御意見に対して数点御質問させていただきます。ちょっと質問の内容が失礼になるようなこともあるかもしれませんが、御容赦いただきたいと思います。 まず、飯田参考人にお伺いしたいと思うんですが、先ほどから指紋に関連して、指紋によって犯人が特定できるとか、あるいは犯人検挙に便宜であるとか、このような御意見がございました。この指紋と犯罪の問題、この問題と外登法における指紋押捺の問題とは全く別次元の問題であると私は思うんです。同じように、先ほどから指紋の効用について、身元不明死体がわかったとか墜落事故でわかったとかいろいろお……
○猪熊重二君 法案についてお伺いする前提として、二、三点お伺いしたいと思います。
まず、外登法上の指紋云々ということを抜きにして、指紋制度というものが法律上どんなぐあいに取り扱われているものだろうかというふうな点についてお伺いしたいと思います。
まず、民事局長にお伺いしたいんですが、民事の実体法、手続法上において指紋押捺が法的に義務づけられているような場面はあるでしょうか。
【次の発言】 そうすると、いわゆる民事の実体法、手続法の上において、人の同一性というふうなことはどんなことによって確認しているか。特に、例えば登記の問題だとか、あるいは前回のときに私も質問しました公証人による公正証書の……
○猪熊重二君 登録証明書の携帯、提示義務に関して若干お伺いしたいと思います。 携帯義務については、きのうの委員会においても、大臣及び警察庁の方からも弾力的な運用ということをおっしゃられました。私も、そういうふうにぜひ弾力的に運用していただきたいと、こう考えます。 ただ、法務大臣のように非常にリベラルな方だといいんだけれども、次になかなかきつい法務大臣が来たら、またその携帯義務を厳重にやろうじゃないかというふうなことになったんじゃちょっと困るということで、裁量的な意味での携帯義務の取り扱い以外に、私としては携帯義務自体に、この範囲までは携帯必要だけれども、これよりも下の場合には携帯義務そのも……
○猪熊重二君 現在審議中の給与二法案は、人事院勧告に基づく一般行政職の給与改定に準ずる改定でありますので、法案自体について特別問題はないと私も考えておるわけです。 ただ、先生方も法案をごらんになって、給与法案と言いながら、何かどうも法案の規定の仕方というか体系というか、この辺にちょっとおかしな、あるいは不思議なところがありますので、その点についてお伺いしたいと思います。 まず、裁判所にお伺いしますが、裁判官報酬法についてお伺いすると、要するに裁判官の報酬については、第二条によって「別表による。」こういうことになっているわけです。ところがその別表には、最高裁判所長官から簡易裁判所判事十七号に……
○猪熊重二君 近年の大都市の地価異常騰貴は、単に地表の利用関係のみでなく地下の利用にも重大な支障を生じております。このような状況下において、先般運輸省が大深度地下空間を地下鉄道用地として利用するための特別立法をする方針を決めたようです。そこで、右の特別立法を含め地下空間利用に関連した法律上の問題点につき少々伺いたいと思います。 まず、現行の地下利用に関する法制度について一応伺ってみたいと思います。 建設省に伺いますが、建設省の所管事務のうち地下の利用に関連するものがあるでしょうか、あるとすれば簡単に概要を述べていただきたいと思います。
○猪熊重二君 裁判所所管の六十三年度予算各目明細書に基づいて数点お伺いしたいと思います。
時間の関係で、質問通告をしておきましたけれども、省略するものもありますので御了解願いたいと思います。
各目明細の三ページに記載されている外国留学旅費七百五十万円についてお伺いしますが、これの趣旨それから留学の人数、留学の期間、留学先等について概略御説明ください。
【次の発言】 この制度ができてからどのくらいになるのかわかりませんが、今日までの留学者の数、この留学者が現在においても裁判所の仕事に携わっているのかいないのか。もしいないとすればその人はどんな理由でやめたのか、その辺をお伺いしたいと思います。
○猪熊重二君 刑事補償法の改正案の審議ということでございますが、個々の改正内容に入ります前に、刑事補償法が憲法四十条の規定に基づいて制定されたものである、こういう観点から憲法四十条についていろいろお伺いしたいと思います。 どうも政府のいろんな御答弁を伺っていると、刑事補償法にあるからと、それを理由にして憲法解釈をしておられるんじゃなかろうかというふうにも考えられる。問題は、憲法四十条を解釈して、その結果として刑事補償法が果たして憲法規定に適合しているのかどうなのかということが検討されなければならぬ、このように考えるからであります。 御承知のとおり、この憲法四十条の刑事補償に関する規定は、当……
○猪熊重二君 刑事補償法の改正の本論に入る前に、一点別のことですがお伺いしたいと思います。
御承知のとおり、この四月十九日に大阪高等裁判所が、生野簡易裁判所において罰金八千円で有罪とされた外国人登録証明書不携帯罪について無罪の判決を言い渡したということが新聞報道されております。そこで、この事件の概要、控訴事実の概要を簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この被告人の年齢だとか職業ないし身分、それから外国人ではあるが日本での居住歴、その辺のことについてはおわかりでしょうか。
【次の発言】 日本での居住歴等はおわかりでしょうか。
○猪熊重二君 今回のコンピューターシステムによる登記事務の利点というふうなことについてお伺いしようと思いましたら、工藤委員の方からの御質問でいろいろ御答弁がございましたので、その点は省略させていただきます。確かにコンピューターシステムによる登記事務は現行の登記事務の処理に比べて非常に国民に大きな利便を与えるということは、私も非常によくわかるわけです。ただ、これをやっていく上について国民の立場から考えると、いろいろ細かいことはあるでしょうけれども、大まかに言って二つの問題についてきょうはお伺いしたい。 一つは、現行の登記利用に比較して国民の費用がどの程度増大するのだろうか、この点が一点です。そ……
○猪熊重二君 本日はどうもありがとうございます。公明党の猪熊と申します。
大須賀参考人に最初に一、二点お伺いしたいと思いますが、三階層ネットワークという方式でやった場合には、三階層のデータが全部一度に破壊されてしまうというふうなことは、一〇〇%ないというふうな方策というものはあるんでしょうか。
【次の発言】 そうすると、何か法務省の説明を聞いていると、三つあるから大丈夫なんだと、こっちがだめでもあっちがいいと、こういうふうな話なんだけれども、一〇〇%ということはないわけなんですね。
それから、先ほど千葉委員が聞かれたんですけれども、全く素人で申しわけありませんが、機械をきょうも板橋へ行って……
○猪熊重二君 きょうは、この法案の改正条項について少々伺いたいと思います。
細かい点で非常に恐縮でございますけれどもよろしくお願いします。改正の条文に従って逐次お伺いしたいと思います。
まず、二十一条に附属書類に関して規定があるわけですが、甲号事件、要するに権利関係の登記申請における添付書類はここに言う附属書類の中に含まれるわけでしょうか。
【次の発言】 ほかのものは、地図とか建物所在図とかこういうものについては閲覧と同時に写しの交付請求ができますけれども、添付書類、すなわち附属書類についてはなぜ閲覧だけが認められて写しの請求ができないんでしょうか。
○猪熊重二君 公明党の猪熊重二と申します。当委員会における質問は初めてですので、よろしくお願いしたいと思います。 一番最初に、脳死及び臓器移植の問題について若干伺いたいと思います。 御承知のとおり、本年一月十二日、日本医師会が「脳死および臓器移植についての最終報告」を発表しました。で、同じ十九日、日本医師会は理事会において右最終報告を承認し、各都道府県医師会にその旨を通知いたしました。問題は、この報道を受けて国内の二、三の大学や国立の研究機関が、心臓その他の臓器移植の実施を近く行うというふうなことを表明しているところにあります。 まず、厚生大臣に対して、この日本医師会の最終報告を全体とし……
○猪熊重二君 ただいまの外務大臣の御答弁によって、第百二国会において国連事務総長に対する報告を直ちに国会にも報告するという政府答弁がなされたというところまでの御説明は、大変今までと違いまして結構なことだと思います。
ただ、そのような答弁がなされたにもかかわらず、この表現は不適切であり遺憾と存ずるが、そのような取り扱いをする趣旨ではなかったというふうな御答弁でございましたので、この表現が不適切であり遺憾と存ずるということの理由をお教えいただきたい。
【次の発言】 当時の国会における審議は、衆議院で六回の外務委員会が開かれたんです。この六回の外務委員会のうち、四回の期日において今の国連報告の問題……
○猪熊重二君 余り中身がよくわからないので、質問させてもらって非常に申しわけございませんけれども、よろしくお願いしたいと思います。 このリクルート疑惑に関して総理が何回かおっしゃっておられることで、問題点が四点あるというふうなことをおっしゃっておられます。証券取引の問題、それから証券取引に関する税制の問題、それから刑事法違反に関する問題、そして最後に政治倫理に関する問題、こういうふうなことをおっしゃっておられます。時間がある限りこの四点についてお伺いしたいと思います。 最初に、政治倫理の問題に関してお伺いしたいと思います。 わざわざ読み上げるほどのこともないんですが、このリクルート疑惑に……
○猪熊重二君 個人情報保護法案につきまして質問さしていただきますが、余りいろんなことはわかりませんので、条文自体について順次質問さしていただきたいと思います。
まず、条文に従って一条から順番にお伺いしたいと思います。
第一条は個人情報保護法の目的が書いてあるわけでございますが、この法の目的として「個人の権利利益を保護することを目的とする。」という規定がございますが、ここに記載されている「個人の権利利益」という言葉の具体的な中身はどのようなものを意味しているとお考えでしょうか。
【次の発言】 そうすると、いわゆるプライバシー権というふうなものについて、具体的な中身についてはいろいろ見解があり……
○猪熊重二君 池田参考人にお伺いしたいと思います。 今回の法案の二十六条によると「地方公共団体は、個人情報の電子計算機処理等を行う場合には、この法律の規定に基づく国の施策に留意しつつ、個人情報の適切な取扱いを確保するため必要な施策を策定し、及びこれを実施するよう努めなければならない。」こういう規定がございます。 この法案についてのいろんな意見はいっぱいあるわけですが、この法案を前提にして、地方公共団体の施策に対しこのような条文があるということについて地方公共団体のプライバシー保護条例とかそういう点に関する影響という点でこの条文がどのような効果というか意味があるとお考えか、簡単にお答え願いた……
○猪熊重二君 最初に、休日法案について若干お伺いしたいと思います。
現在、裁判所の土曜日の事務の取り扱いはどういうふうになっておりましょうか。
【次の発言】 そうすると、今までは土曜日は、勤務する人数はともかく、裁判所としては仕事をしておられた。ところが、今度この法案ができると第二、第四土曜日はお店じまいというか、完全に一応閉庁ということになるということでしょうか。そうすると、大分、裁判所の執務に変更があるように思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 一条一項の本文の「裁判所の執務は、原則として行わない」という規定の「原則として」ということはどういうことなんでしょうか。
もう少し質問……
○猪熊重二君 一、二点お伺いします。
それぞれの法案の附則の第一項についてまずお伺いしますが、この第一項によると「この法律は、公布の日から施行し、」、このように書いてあります。同時にまた、この法律の規定は「六十三年四月一日から適用する。」、こういうことになっておりますので、この中で施行ということと適用ということの意味の違いを教えていただきたい。
【次の発言】 どうも説明がよくわかりません。
施行というのは、対国民の場合だったら、この法律が国民に対して効力を生ずることなんだ、これが施行なんだ、こういうふうな御趣旨だろうと思うんです。適用というのは何かといったら、法律のある条項を具体的に効力あ……
○猪熊重二君 改正案についての個々の基準の内容については、本日は伺う時間もございませんので、また上野先生からもいろいろ細かい質問がございましたので、私はこの執行経費の額の確定というのが本来どのようになされるべきものなのかというふうな点についてお伺いしたいと思います。 と申しますのは、選挙が終わるごとに都道府県選挙管理委員会連合会とか、あるいは全国市区選挙管理委員会連合会等から要望書が出ているわけです。この要望書の中で、公職選挙法の改正に関する要望だとかあるいは政治資金規正法の改正に関する要望とか、こういうふうなことは現場の地方選管の実際の仕事の中から出てくる要望事項ということで納得できるわけ……
○猪熊重二君 法案の質問をさせていただく前に、二点ほどお伺いしたいことがございます。一点は裁判官の非行に関する問題です。二点目は外国人登録法違反の罪に対する免訴判決の問題です。この二点をお伺いしました後、法案についてお伺いさせていただきたいと思います。 新聞報道等によると、松江簡裁の永田光雄裁判官が昭和六十二年九月、旧知の鳥取地裁倉吉支部執行官酒井知道に対し、知人A所有物件の入札による競売に関して、Aが落札できるよう便宜を図ることを依頼した。酒井執行官はこれを了承し、入札最終期日の入札締め切り十分前にそれまでの入札の最高価格をAに教え、Aがその最高価格を若干上回る価格で入札し、結局落札して、……
○猪熊重二君 今回のこの改正案は、ことしの一月三十日に法制審議会から答申されたものを急いで改正案にまとめて国会に提出されたということで、短い期間にこのようなものをまとめられたことは非常に御苦労なことだと思います。
ただ、今回のこの改正に関連して法制審議会ではその私法部会で、昭和三十六年の四月に法例改正要綱試案婚姻の部、それから昭和四十七年十一月には同じく親子の部というものについて、改正に関し、各種提案、提言がされているわけです。今回の改正にはこの従前の試案がどの程度生かされているのか、概略で結構ですが御説明ください。
【次の発言】 先ほど申し上げた試案の提案事項の一つでもあるわけですが、現行……
○猪熊重二君 公明党の猪熊重二と申します。本日は大変に御苦労さまでございました。 いろいろお伺いしようと思ったら、先ほどからもうほかの委員の先生方がお伺いしましたのでごく簡単にお伺いしたいと思います。順番にお伺いさせていただきます。 まず、石原参考人にお伺いいたしますが、先ほどの石原参考人のお話で、本法について土地基本政策的な側面において非常に有効、効果的であるというようなお話の中で、十二条の二項について、「国及び地方公共団体は、」「需要に応じた宅地の供給の促進が図られるように努めるものとする。」、こういう条項が入ったので非常によろしい、これに応じて早急に宅地供給プログラム的なものを策定す……
○猪熊重二君 公明党の猪熊と申します。本日はどうも御苦労さまでした。時間が十分しかありませんので簡単に質問さしていただきます。 まず、辻参考人にお伺いしますが、今早川町長さんとして森林の利用、活用にいろいろ御努力になっておられるという話をお伺いして大変すばらしいことだと思います。ただ、今回の法律が通った場合に町長さんは、これでさらに飛躍的に今のような事業が発展するというふうにお考えのように思われるんですが、私が法文を見る限り、この法文によっては森林所有者について、施業計画あるいは森林保健機能のいろんな計画ですね、これをやるについて便宜なような規定にはなっておりますが、地方公共団体等がこれに対……
○猪熊重二君 私は、法案の具体的な内容の質問に入る前に、少々農水当局にお伺いしておきたいことがございます。 この法案は、農水当局としては一生懸命おつくりになったんですけれども、どうも国民の一部から余り好ましくない評価を受けているということに関連して、朝日新聞の「論壇」の投稿等について少しお伺いしようと思います。 御承知のとおり、この六月二十日、朝日新聞の「論壇」に、宇都宮大学の藤原という先生が、本法案は保安林制度を改悪し観光開発に拍車をかけるものだというふうな内容の趣旨の投稿をされました。これに対して林野庁の高木企画課長が八月二十一日に、この法案はそういうふうなことではなくして保安林の公益……
○猪熊重二君 私は、きょうは皆様御承知だと思いますが、食糧庁長官の食糧事務所長、都道府県知事にあてた本年十一月二十日付の「米穀の不正規流通の防止について」という通達についてお伺いします。三十分の短い時間ですが、私はこの通達についてお伺いするのは、初めにお断りしておきますけれども、食糧管理制度とか減反制度とか、そういう政策、制度の当否とは無関係に、通達の内容が少々法律的に問題があるのじゃなかろうか、こう考えるので質問したいわけです。ですから、答弁の方も政策問題云々ということでなくして、質問に簡潔に答えていただきたいと思います。 後々のために、最初に大臣にお伺いしておきますが、大臣はこの通達の存……
○猪熊重二君 質問の通告はしてございませんでしたけれども、午前中の村沢牧先生の質問に関連してちょっとお伺いしたいと思います。 村沢先生の御質問の中で、公的年金の一元化に関する質問がございました。その公的年金の一元化について、現在農水省においてもどのような方向づけになるのかはっきりはしないと、ただ類型としては各種の制度を一本化するということと、各種の制度は並列的に存続させて給付の一元化を図る、このような二つの方向が考えられるというような御答弁のように思いました。 お伺いしたいのは、公的年金の一元化ということは、要するに給付を同一にするということなのか、それとも給付と同時に負担も同一にするとい……
○猪熊重二君 私は、今の政治資金規正法に関連して、海部総理のリクルートからの献金について、政治資金規正法に基づく届け出の適法性、妥当性についてお伺いしたいと思います。 総理のお話によると、総理は昭和五十八、六十、六十一、六十二の四年間、リクルート社から寄附として五百五十万円、パーティー収入として七百九十万円、講演謝礼として百万円、合計千四百四十万円を受け取った。しかも、この金はすべて政治資金規正法に基づき届け出てあって問題はないと、こういうふうにおっしゃいます。しかし、果たしてこの政治資金規正法の届け出が適法、妥当であるかについて二、三点お伺いしたい。 まず、寄附のうち昭和五十八年十一月二……
○猪熊重二君 私は、昭和六十二年度決算審査に当たり、まず六十二年度の経済運営及び財政運営の全般に関し若干の意見を申し上げ、また、大蔵大臣の御見解もお伺いしたい、こう思っております。ただ、私が今からお伺いしようということは、既に会田委員、後藤委員の方から詳しく質問されておりますので、私の質問も簡単に、また大臣の御答弁も、繰り返しになりますので簡単にしていただいて結構でございます。 まず第一は、昭和六十二年度当初予算と決算とを比較した場合のさま変わりについてであります。 昭和六十二年当初予算は、前年七月の衆参同日選挙によって大勝した中曽根内閣によって編成されましたが、これには歳入約一兆一千億円……
○猪熊重二君 最初に、会計検査院の立場について少々お伺いしたいと思います。 会計検査院の立場というのは非常に重要な立場にある。検査院は、憲法に直接根拠を持つ機関でありますし、行政権から独立して決算検査という仕事をすることになっております。 ところで、会計検査院は昭和二十二年新憲法制定以降今日まで四十年間、毎会計年度の決算検査をしてきているわけですけれども、しかし近時社会構造は急激に変化してきている。これに応じて行政事務も質量ともに飛躍的に増大しているし、かつ事務内容も高度技術化あるいは国際化が進んでいる。このような行政事務の変化に対応して、会計検査院としては業務を執行するに当たり従前と何か……
○猪熊重二君 農林漁業金融公庫法の改正案について二、三お伺いいたします。 先ほど、三上委員の方からも十八条一項の問題について質問がございましたが、私もこの十八条一項の貸付対象者の拡大の範囲についてお伺いしたいと思います。この改正法をお伺いする前にまず現行法についてお伺いしておきたい。現行法をお伺いすることによって改正法がどういう状況にあるかということがはっきりすると思います。 まず、現行法の「農業、林業、漁業若しくは塩業を営む者又はこれらの者の組織する法人」という用語の中の、「これらの者の組織する法人」というのはどういう意味でしょうか。
○猪熊重二君 きょうは、畜産物の価格の妥当性そのものについてお伺いをするというよりも、畜産物の価格を農水省で基準価格だとか保証価格だとかいろいろ決めるについて、畜産振興審議会の答申というものがどの程度の意味を持つかとか、あるいは畜産振興審議会というのが本来的な作用というか、効果というか、それを発揮しているのかどうかというふうな点をお伺いしたいと思います。要するに、畜産価格を決定するについて畜産振興審議会というものが非常に現実的には重要な作用をしていると。しかし、実際にどういうふうな運営をされているんだろうか、この辺についてお伺いしたいと思います。その意味では、ほかの委員が個別的に畜産価格の妥当……
○猪熊重二君 今回の改正法につきましては、輸入異性化糖に対する調整金の問題ということは現行の制度を前提とする限り適切な処置である、このように考えまして法案自体に対しては特別に意見はございません。 そこで、この糖価安定法に関連して、糖価安定法の上で消費者の立場がどのように配慮されているかということについて二、三お伺いしてみたいと思います。 いわゆる広義で糖価に関係する者ということになりますと、生産者とそれから製造業者と消費者、この三者が糖価の動向に関係ある立場にある者ということになるだろうと思います。生産者に対する生産費の問題あるいは再生産に要する費用の問題、このようなことで糖価安定法が生産……
○猪熊重二君 きょうはほかの先生方の質問とちょっと方向は変わりますが、二点にわたってお伺いしたいと思います。
第一点は、減反政策の今後の見通しというふうな点を中心にして、第二点は米以外の穀物の自給率というふうな面に関連してお伺いしたいと思います。
まず第一点目の減反政策の問題についてお伺いします。現在の減反の状況、減反面積、これが田本地面積に占める比率というふうなものについてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いわゆるこの減反政策が始まったのは昭和四十六年ですが、この四十六年当時の田本地面積、減反面積及び減反面積の田本地面積に対する比率はどういうぐあいになっておりますか。
○猪熊重二君 いろいろ改正案についてほかの先生方から御質問がありましたので、私は二、三点だけお伺いしたいと思います。 御承知のとおり、今回の改正案によって、通常の補助金のほかに来年度から五年間にわたる補助金の問題と、それから平成八年度以降の補助金の増額の問題が改正規定に載っているわけです。私はこの補助金の増額について、政策的な当否についてここでお話しするあるいは論ずる気はありません。ただ、憲法、財政法に基づく予算の単年度予算主義、この観点から農水当局の説明に対し二、三お伺いしたいんです。と申しますのは、何か五年間にわたる補助金増額がもう確定して、間違いなくそれだけの金が出てくるというふうな御……
○猪熊重二君 水産二法について順次お伺いします。なお、午前中ほかの委員会へ行っておりまして、ほかの先生方の御質問を聞いておりませんので、あるいはダブって失礼するかもしれませんがお許しいただきたいと思います。
最初に、水産業協同組合法の改正についてお伺いします。
この十一条一項六号が今般改正されるわけですが、改正される前のというか現行法についてまず最初にお伺いしたいと思います。現行法の六号の立法趣旨、内容、これはどういうことでしょうか。
【次の発言】 そうすると、今回改正しようという括弧内で追加された文言がございます。この括弧内に追加された文言と改正前の現行の文言とはどこがどういうふうに違う……
○猪熊重二君 私は、農水省の予算のうち二点ほどについてお伺いします。
第一点は補助金の問題、第二点は林野行政の問題です。
補助金について、最近十年間における農水省予算総額に占める補助金の比率、割合について、数字だけでいいですが、述べてください。
【次の発言】 平成二年度予算における補助金等の件数及びこの補助金等が開始されてからの経過年数というか継続年数というか、これは一つ一つは非常に難しいでしょうが、大まかな概要を述べてください。
【次の発言】 大体この十年間のこの前資料いただいたのですが、十年間の補助金の占める率は、六〇%から六四%ぐらい。非常に農水省の予算の中では六割以上が補助金。しか……
○猪熊重二君 大臣が花の話は非常に好きだと、よろしいとおっしゃったんですが、私はちょっと花じゃなくてとげのある話でまことに恐縮でございますが、農水省の所管の財団法人に対する許可の問題に関連してお伺いします。 去る六月一日の毎日新聞及び六月七日の朝日新聞の報道によれば、昭和六十年十一月十三日、農水省の所管の財団法人として許可された某財団の人事に関して、六十一年三月二十八日、担当の農水省の構造改善事業課長と右財団の理事とが話し合いをした際に、課長の方から農水省の元職員三人を財団に受け入れてくれということを強く要求し、その結果四日後の昭和六十一年四月一日、農水省の前日退職した三人が、役員ないし職員……
○猪熊重二君 先ほどのリクルート問題に関連して少々お伺いしたいと思います。
まず最初に、坂本官房長官にお伺いしたいんですが、先ほどの説明の中で、リクルート社から深谷郵政大臣の後援会に対し昭和六十三年七月退会届が提出されたというふうな趣旨の説明があったと思うんですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 深谷郵政大臣にお伺いします。
今官房長官がおっしゃった退会届は、リクルート社の方から出てきていて、そしてかつ、後援会には退会届はあるんでしょうか。
【次の発言】 そうすると、先ほど安恒委員もおっしゃったけれども、自分の方から七月に退会届を出しておいて、さらに八月、九月、十月、十一月、十二月と、五……
○猪熊重二君 時間がありませんので、直截簡明に質問させていただきます。 深谷郵政大臣とリクルート社との関係の問題でございますが、リクルート社から深谷郵政大臣の後援会である南陽会に対する退会届が出されたということで、四月九日衆議院の予算委員会で我が党の市川書記長が退会届を衆議院に出すようにということで、一カ月たった五月十日深谷大臣から退会届が出されました。この退会届は、作成日付は昭和六十三年七月二十八日となっております。 そこで、深谷郵政大臣にお伺いしたい。 この退会届を南陽会が受領したことに関連して、いつリクルート社のだれから南陽会のだれがどういう方法で受け取ったのか、明らかにしていただ……
○猪熊重二君 暫定補正予算三案について質問をさせていただくわけですが、暫定補正予算三案というこういう予算形式は、財政法の規定する、あるいは財政法が予定している予算の形式としては非常に重大な疑義があると私は思います。
そこで、大蔵大臣に順次お伺いしたいと思うんですが、まず、この予算の名前ですが、暫定補正予算、こうありますけれども、これは一体暫定予算なんですか、補正予算なんですか、それともまた別個なものなんですか、どうなんでしょうか。
【次の発言】 暫定予算の補正予算というのは、こういう形で出てきたのは、御承知のとおり昭和三十年以降初めてでございます。要するに三十五年の間こういう形で予算案が出て……
○猪熊重二君 きょうは一般質疑で、少々細かい問題をお伺いさせていただきますが、当の本人にとっては非常に大変なことだと思いますのでお伺いいたします。
まず最初に、横浜市の固定資産税の過誤納の問題についてお伺いします。
去る五月十七日以来、新聞各紙によって横浜市における固定資産税の取り過ぎ問題が報道されておりますが、自治省としてこれについて調査した結果があれば報告していただきたいと思います。
【次の発言】 固定資産税のそのような課税の誤りについて、原因の一つはやはり課税の形式とかその辺に問題があると思います。固定資産税の課税の形式とかあるいは納税通知書等、課税の手続について概略説明してみてくだ……
○猪熊重二君 きょうは農林水産省に対していろいろ質問をさせていただきます。農林水産省の中でも、国有林野事業特別会計についてお伺いいたします。
先ほども国有林野の状況についていろいろ質問がありましたけれども、きょうの審議は六十二年度の決算審査ということですので、まず昭和六十二年度の国有林野事業部門における事業収支、累積欠損金、累積債務額について数字を述べてください。
【次の発言】 要するに国有林野事業は、この六十二年度においても既に企業的に見た場合にはもう破産状態だと思います。
大臣、昭和六十二年度のことをお伺いするので非常に申しわけないけれども、今の数字をお聞きになって、一年間の事業収支で……
○猪熊重二君 私は、運輸省に対して、運輸行政に関し二点質問したいと思います。 まず第一点は、鉄道事業者の約款認可に関する件。 ことしの五月二十九日、参議院の予算委員会におきまして私は、現行鉄道営業法が鉄道事業者に対する運送約款の作成、届け出、認可の義務を課していないということについて、改正したらどうかというふうなことを質問いたしました。しかし運輸省は、その必要性はないというふうな御答弁でした。 御承知のとおり、約款というのは、大量取引を円滑に処理するために企業が利用者との間の契約条件をあらかじめ定型的、画一的に定めておく規則でございます。この企業が一方的に制定する約款が利用者に不利益を及……
○猪熊重二君 私は、きょうは建設省関係の問題を二つお伺いしたいと思います。 最初の問題は沖縄のプライベートビーチの問題、二番日の問題は北海道の二風谷ダム工事の問題であります。 まず最初の、沖縄のリゾートホテルによる海浜のプライベートビーチ化の問題についてお伺いします。 ここ数年、観光事業者による海浜の権限のない独占的利用が問題になっております。私は、四年前の昭和六十一年十日二十三日にこちらの法務委員会においてこの問題について建設省に善処方を要望して質問しました。しかし、その後建設省による何の改善策もとられないまま推移している。そして、我が国の海洋のうち有効利用し得る地域の良好な多くの部分……
○猪熊重二君 今般の農水大臣のガット交渉出発に際して、委員各位から米輸入絶対阻止というふうな観点から種々の意見が出され、また大臣に激励がなされたところであります。私は少々違った観点から、やはりこのガット交渉に行かれる農水大臣を激励したいと思います。ただし、私の今から申し上げることが大臣にとって激励となるか足かせとなるか、それは大臣の御判断であります。ただ、私の気持ちとしては、大臣に交渉に際してのある程度のゆとりというものを持って行ってもらいたいという観点からの激励でありますので、私の趣旨はそういうところにあるということだけは御了解いただきたいと思います。 私はこの米の輸入問題に関する法規範的……
○猪熊重二君 私は、昭和六十三年度及び平成元年度決算における歳入見積もりの誤りについてお伺いしようと思います。 当初予算と収納済み歳入額の差異を比較してみますと、昭和六十二年度が一三・五%の増、昭和六十三年度が一三・九%増、平成元年度が一一・三%増ということで、非常に収納済み歳入額の方が多くなっております。ただ、この辺に関しましてはもう従前千葉委員、会田委員の方から御質問があり、また大蔵省の方からお話もございましたので、この点はさておいて、お伺いしたいところは、補正予算後の補正後予算額と収納済み歳入額との差がやはり依然として大きいということであります。昭和六十二年度だと五・四五%、昭和六十三……
○猪熊重二君 総理に、数点についてお伺いします。 まず最初に、会計検査院の組織や職分の強化についてお伺いいたしますが、先ほど総理からの答弁もございましたので、なるべく重複を避けてお伺いします。御承知のとおり、会計検査院は内閣と並んで憲法上規定されている唯一の行政機関であります。それゆえ、人によっては日本の政治体制は三権分立でなくして四権分立だと言う人もいるほどに、会計検査院は財政上必須重要な機関と言わなければなりません。先ほど総理もそのような観点から種々答弁がございましたが、私はここで、先ほどの話に関連して確認しておきたいと思います。 一つは、会計検査院は今申し上げましたような、一般の行政……
○猪熊重二君 最初に、自治省にお伺いします。自治省にお伺いしたいことのテーマは、地方公共団体職員の採用と国籍条項に関してであります。 最近の新聞報道を二、三申し上げたいと思います。 五月二十一日の毎日新聞によりますと、大阪市においては公務員採用における国籍条項を全廃しようということで半年以上検討してきて全廃しようということになったけれども、ことし一月の在日韓国人の地位・待遇に関する日韓覚書において日本政府の法的見解が是認されたということを理由に、自治省からの強い指導によって大阪市においては国籍条項全廃を断念したという記事があります。 三日後の五月二十四日の朝日新聞によると、川崎市において……
○猪熊重二君 私は、最初に総理府に対して、政府広報事業に関してお伺いしたいと思います。今からお伺いする項目は昭和六十三年度決算に関連してお伺いしますが、問題点は平成元年度も全く同様でございます。数字を二年分やりますとごちょごちょしますので、六十三年度に関してお伺いしたいと思います。
まず、前提として昭和六十三年度の政府広報歳出決算額を教えていただき、この決算額が総理府本府の全歳出中に占める割合についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 総理本府の決算額は、書類によると二百九十六億何がしというふうになっておると思いますが、三百幾らですか。間違いありませんか。
○猪熊重二君 きょうは最初に法務省の方にお伺いします。 刑務所の作業賞与金についてお伺いします。 御承知のとおり、刑務所においては多くの受刑者がいろんな作業に従事して罪過を清算している。それで、矯正当局としては服役者に対して作業賞与金と称する金銭を支払っております。しかし、服役者に対して支払われる作業賞与金の額は、実際の仕事の成果に対してまことに不相当なものであるというふうに私は考えます。 まず、昭和六十三年度の決算金額に関連して、作業収入、支出、作業賞与金等についてお伺いしますが、数字が少々変わるだけで平成元年度においてもほとんど同じ問題を含んでおります。そこで、まず最初にお伺いしたい……
○猪熊重二君 農水大臣がお見えになりませんので、最初に、順番を変えて国土庁にお伺いします。 きょう、他の委員からもいろいろ雲仙・普賢岳の噴火の災害のことがお話に出ましたが、政府も国土庁長官を本部長として非常災害対策本部を設置して災害救助に精力的に対応しておられる。そして、去る二十一日、地元市町村や住民からの要望に基づいて、現行法現を最大限に活用した上での十八項目にわたる被災者救済対策を発表されました。私も、全部読ませていただいて、現行法のもとにおいて国土庁は真剣に被災者の救済に頑張っておられるということについてよかったなということを申し上げたいと思います。 ただ、この十八項目、衣食住から教……
○猪熊重二君 私は、きょうは少々地味な問題ですが、消費者保護の問題についてお伺いしたいと思います。 消費者保護といっても非常に範囲は広いのですが、主として製造物責任法、いわゆるPL法の制定問題についてお伺いします。 御承知のとおり昭和四十三年に消費者保護基本法というものが制定されたわけですが、その後消費者の保護は、法が考えているように、順調にいっているのかどうかということが非常に懸念されるわけです。消費者保護の問題としていろいろ考えられるでしょうけれども、やはり商品の欠陥による拡大損害についての救済ということから企業の無過失責任を考えるPL法の問題が不可欠だと思います。企業の拡大損害に対す……
○猪熊重二君 今村参考人に二、三点お伺いしたいと思います。 今回の改正法は、要するに土地改良事業の公益的側面ということを重視することによって、市町村に対する費用負担ということを企図しているわけです。私がお伺いしたいのは、確かに土地改良事業によって周辺地域に公益的な効果というものが非常に及ぼされるということはわかるんですが、そのことを前提にして、今回の改正法も市町村負担について、御承知のとおりだと思いますが、要するに道路法だとか港湾法だとか下水道法とか、そういうふうないわゆる一般的な公共事業における市町村負担と同様な手法で市町村に負担させているわけです。ただ、私はいわゆるそのような一般的な公共……
○猪熊重二君 きょうは初めに改正法案の個別的な問題についてお伺いして、その後土地改良事業の現状について質問したいと思います。 改正法の内容の検討としては、先ほどから他の委員からいろいろ出ておりますけれども、市町村の事業費負担の問題についてお伺いしたいと思います。これは今回の改正の中心眼目の一つでありますが、まず国営土地改良事業における市町村の負担の問題についてお伺いします。 現行法においても九十条五項、六項において国営土地改良事業における市町村の事業費負担の問題については規定しているわけです。この現行の九十条五項、六項が今回改正になりました。この改正の趣旨についてもお伺いしようと思ったんで……
○猪熊重二君 私は、国有林野事業改善計画についてお伺いするつもりでおりました。今まで三人の先生方がいろいろ質問されたことと私の質問も大分重複しますので、重複する部分についてはもう省略させていただきます。質問通告しておきましたけれども、大分質問通告と変わるかもしれませんが、御了解いただきたいと思います。時間も大分たちましたので、簡潔にお答えいただくことで結構でございます。 通常経営収支を十年間で何とか均衡を図りたい、こういう今回の計画でございますが、この実現の達成の見込み等についても、今菅野委員、成瀬委員からいろいろ御質問がございました。林野庁長官としては、頑張ります、努力しますということで、……
○猪熊重二君 本日は国有林野改善事業計画のうち、累積債務の処理に関する改善計画についてお伺いいたします。 通告してある質問の前にちょっと申し上げたいんですが、きょう午前中に五名の参考人の方からいろいろ御意見をお伺いしまして、先ほど大臣がおっしゃっていたような財政当局といろいろ交渉するに際しての理論武装をしたいというふうな意味での理論武装に関することも、参考人の五名の方からいろいろ貴重な御意見が出ておりますので、ぜひ大臣も長官も会議録をお読みいただきたいと思います。 ちょっと我田引水になって申しわけないんですが、この五名の方々のそれぞれの御意見、非常に有益にお聞かせいただいたんですが、その中……
○猪熊重二君 参考人の皆さんには、本日はどうもありがとうございました。私の持ち時間も十四分しかありませんので簡単にお伺いします。 まず、渡邊参考人にお伺いしたいと思いますが、渡邊参考人に対してはまた法案審査のときにいろいろお伺いしますので、きょうは非常に簡単なことをお伺いしたいと思います。 日本中央競馬会は、競馬の健全な発展を図って馬の改良増殖その他畜産の振興に寄与することを目的にしています。この場合の「馬の改良増殖」という「馬」というのをどの範囲と考えておられますか、これが一点。 それから「畜産の振興」と言った場合の対象となるような畜産物とか、それの振興についての具体的なことを概略的に……
○猪熊重二君 私は、余り競馬に賛成でないというふうな立場に立って、星野先生と逆の立場からいろいろお話を伺いたいと思います。
まず、今回の改正法についてお伺いします。
競馬場、競馬の開催規定の改正に関する件で、現行法は競馬場につき第二条で、競馬の開催につき第三条で開催の回数とか日数について規定しております。今般の改正は、この二カ条を改正して法律事項をやめて省令事項にしましたが、この理由はどこにありますか。
【次の発言】 要するに、いろいろ言われるけれども、他の公営ギャンブルと横並びにしたんだということだけの理由です。しかし、現在農水省自身が言っているように、入場者数において昭和六十年度に比し……
○猪熊重二君 私は、きょうは二点についてお伺いしたいと思います。答弁の方は簡潔にしていただいて結構でございます。 まず第一の問題は、死刑制度の存廃に関してでありますが、ただいま竹村泰子委員から質問がございましたから、それと重複しないように考えて質問させていただきます。 死刑を即時廃止せよということは、去る三月十三日衆議院の予算分科会においても我が党の二見伸明議員が政府に対して種々質問し、答弁もいただいております。これを前提にしまして二、三質問いたします。 まず、死刑制度の当否、存廃を考える場合に一番重要なことは、誤判による死刑執行という点であります。 法務省にお伺いします。現憲法施行後……
○猪熊重二君 予備費について二点ほどお伺いしたいと思います。
最初に、農水省にお伺いします。
サケ・マス漁業の減船に伴う漁業者の救済に必要な経費として三百三十二億円余が平成二年度予備費から支出されております。このような救済費が必要となったいきさつを簡略に述べてください。
【次の発言】 この三百三十二億円の内訳は、いただいた資料によると、救済対策事業費補助金が百九十四億円余、不要漁船処理対策費が百三十七億円余と、こうなっております。それぞれの項目について、この補助金を受けるのはだれが受けるのか、また補助金を算定するに際しての根拠を簡略に述べてください。
○猪熊重二君 午前中から引き続いてのお話で恐縮ですが、米の輸入自由化問題について少々お伺いします。 申し上げるまでもなく、ガット・ウルグアイ・ラウンドでドンケル事務局長から農産物の例外なき関税化を内容とする作業ペーパーが去る十一月二十二日に提示されました。日本政府としては、このペーパーの趣旨に従って米の関税化による輸入自由化という方策をとるわけにもいかないだろうし、そうかといって、またこのことが理由でガットの体制が崩壊するような方法を選ぶわけにもいかないという非常に難しい立場にあるわけです。 私の所属する公明党は、現在この関税化の問題にどう対応しようかということでいろいろ検討を進めておりま……
○猪熊重二君 前回も申し上げましたが、我々公明党は、去年の六月から米の部分自由化ということを提言しております。きょうは、この米の部分自由化あるいは関税化による全面自由化というふうなことの論議の問題はさておいて、米の輸入自由化問題について国民がどう考えているのかという観点から質問したいと思います。 米の問題は、各委員が御指摘になりましたように、政府だけの問題ではない、国民全体にかかわる重大な影響を持つ政治課題である。ですから、マスコミ各社等もこの米の輸入自由化問題についてはいろいろ論評もするし、事実報道もするし、または世論調査等も実施しております。農水省も国民がどう考えているかということについ……
○猪熊重二君 私は最初に、宮澤総理の政治姿勢、もう少し端的に申し上げれば総理とリクルート事件に関してお伺いしたいと思います。 海部前内閣は、リクルート事件の反省の上に立って、いわゆるリクルート関係の国会議員を党務、内閣から除外してきました。これはやはり一つのリクルート事件に対する反省という観点から妥当な処置であったと思います。しかし、宮澤総理は、これらのリクルート関係の議員を自民党総裁としての立場では党の役員に任命し、また内閣総理大臣としては国務大臣に任命しております。総理自身がリクルート事件に関係した議員の一人であるということから当然の帰結であるかもしれませんが、リクルート事件の本質をどの……
○猪熊重二君 私はきょうは三つの問題についてお伺いします。 一番最初の問題は、先ほど会田理事の方からもお話がありました木曽岬干拓事業についてお伺いします。 この木曽岬干拓事業の問題については、先ほど会田理事の方からもお話がありましたように、会計検査院は昭和五十五年及び平成元年の二度の決算検査において事業費の支出の妥当性についていろいろ意見表明をしています。私もこの問題に関しては、平成三年四月二十四日の本会議及び平成三年五月二十一日の当委員会において、農水大臣に対し早急に解決策を考えるべきだということを質問しました。当時の近藤農水大臣は、両県が一日も早く協議して合意が得られるよう進めていきた……
○猪熊重二君 初めに、私は宮澤総理に対し、去る十五日成立したPKO協力法に関連して、二点ほど伺いたいと思います。 まず第一点は、国連平和維持活動に従事させるため、自衛隊を海外に派遣することを内容とする今回のPKO協力法は憲法に違反するという見解が主張されております。私は、このPKO協力法は違憲であると主張される方々の中に、全く別個の根拠に立つ、二種類の区別があると考えるんです。これを明確にしないと、違憲である違憲であると言われるけれども、言われる方も何が違憲なんだかわからないんです。 一つは、自衛隊の存在そのものが憲法九条に違反する、こういう立場からの主張なんです。この見解に立つ限り、自衛……
○猪熊重二君 最初に、建設省にお伺いします。
大まかな項目で申し上げますと、建設省の道路の先行取得と国庫債務負担行為との関係についてお伺いします。
具体的な質問に入る前に、まず建設省に対して、予算項目中、国庫債務負担行為というふうに掲げられている項目についての意義ないし効果についてお伺いしておきたいと思います。平成四年度予算中、用地の取得に係る建設省所管の国庫債務負担行為の件数、金額を明らかにしてください。
【次の発言】 そうすると、平成四年度の場合に、仮にこの予算が議決された場合、建設省が用地取得に関してこの金額の範囲内で国庫債務負担行為をなすことができる、しかしこの金額を超える国庫債務……
○猪熊重二君 私は、公有地拡大推進法の改正案の質疑に入る前に、この公拡法に関連して二、三点質問しておきたいと思います。 前回の委員会で、私は、建設省の地方建設局と土地開発公社が土地の先買いに関して協定書を結んでいる件について質問いたしました。前回は、この協定書の内容が国庫債務負担行為との関連において少々問題があるんじゃなかろうかというふうに申し上げたわけですが、きょうは協定書の当事者である建設省地方建設局の職務内容あるいは土地開発公社の職務内容に関連して、このような協定書を結ぶような職務権限をそれぞれが持っているんだろうかという観点から質問したいと思います。というのは、この協定書の問題でいろ……
○猪熊重二君 法案に関しては、今上野先生もおっしゃいましたように、格別問題もございませんので、私は選挙制度の一環としての外国人の選挙権についてお伺いしたいと思います。 外国人の選挙権という中でも、国家機関に対する選挙権の問題ではなくして、地方公共団体の長、議会の議員に限定して、しかも被選挙権だと何がしの問題があるとも思いますので、選挙権の問題に限定してお伺いしたいと思います。要するに、地方公共団体の長及び議会の議員に対する外国人の選挙権の問題をお伺いしたい、こういうことでございます。 まず、大臣にお伺いします。 憲法の十五条一項には、公務員を選定することは「国民固有の権利である。」という……
○猪熊重二君 私は、米の輸入自由化の問題に関連して、食管法について二点ほどお伺いしたいと思います。 最初の問題は、食管法が果たして現在でも法律として世の中を規律していくだけの妥当性を持っているんだろうかどうだろうか。こういう観点が一つ。 それから、その次に、米の輸入自由化ということになった場合の食管法の存続、廃止、存廃の問題についてであります。 まず、最初の問題として、食管法は現在でも食糧管理法として法制定の当時のような法規範としての効力を持っているだろうかということに関してお伺いします。 農水省は、食管法を本当に法律として守って、きちんとその実施を考えているんだろうかというと大変疑わ……
○猪熊重二君 最初に、松くい虫被害対策特別措置法についてお伺いします。 各種の被害対策が法案に盛られているわけですけれども、その中でいわゆる特別防除、空中薬剤散布による防除についてだけ限定してお伺いします。 まず、この空中薬剤散布の効果についてお伺いします。 空中薬剤散布というのは、結局はマツノマダラカミキリ、いわゆる松くい虫を殺すということの方法ということになるわけですが、その調査結果について農水省の方から、死亡昆虫の捨い取り調査をした、その調査をしたのは国立林業試験場で、調査した範囲は九百平方メートル、幅二メートル、長さ四百五十メートルの路面で捨い取り調査をした、一カ月半の期間で四十……
○猪熊重二君 参考人の方には大変御苦労さまでした。いろいろ有益な話を聞かせていただきまして、ありがとうございました。 なお、私の質問は、もう前の先生方がいろいろ質問されたのと非常にダブりますので、簡潔にお答えいただければありがたいと思います。 まず、順番にお伺いしまして、松旭参考人にお伺いします。 先ほども谷本委員でしたかお話がございましたけれども、農協の職員というよりもむしろ役員の方に対する女性の登用というふうなことに関して、全中としてはどんな方向で考えておられるのか。実際の組合員は別にしても、農業従事者としては女性が半分あるいは半分以上ということだろうと思いますので、その辺どうお考え……
○猪熊重二君 農協二法の改正案に対する質問に入る前にちょっと農水省に申し上げておきたいんですが、いろいろ資料をいただいて勉強しましたけれども、何しろ制度、趣旨もよく理解できないし、制度の実際の運用がどうなっているかについても不完全な理解かもしれませんので、もし質問や意見で不適切なところがあれば遠慮なしに指摘していただいて答弁していただきたいと思います。 最初に、農業協同組合法の改正案の方についてお伺いします。 まず第一点は、農業経営の委託ということに関連してお伺いします。 現行法は出資農業協同組合に限って農業経営を受託する資格を認めております。これに対して改正法は、そのようないわゆる単位……
○猪熊重二君 私は、きょうは農水省が発表した「新しい食料・農業・農村政策の方向」、いわゆる新農政に関して若干お伺いしたいと思います。 この新政策の方向については、各界の評価はおおむね内容的には妥当、相当なものであるというふうな評価がなされているだろうと思うんです。例えば、新政策は市場原理を基調とする農政への転換を目指すものであり、創意・工夫による新しい農業経営体の姿を示すものであると、こういうふうなことで内容的には大分各界から評価されていると思うんです。ただ、ほとんどのこれに対する今のような評価の後に続いているのが、内容はいいけれども、実現の方途は不明確であり不確実であって、果たしてこのよう……
○猪熊重二君 公明党の猪熊と申します。 三法案の提案者の方々は大変御苦労さんだと思います。いろいろ質問を考えたんですが、前の渕上委員、石井委員の質問と重複しますので、ある程度簡略化させていただきます。 まず、公職選挙法改正案の中でいわゆる九増十減案について質問申し上げます。 この九増十減案は、従前の最高裁の定数に関する指摘に従って、少なくとも全選挙区を比較した上での一票の格差が何とか一対三の範囲におさまるようにということで配慮した改正案だと思いますが、九増十減案の中心的な眼目はそこにあるというふうにお伺いしてよろしいでしょうか。
○猪熊重二君 私は、きょうは裁判官、検察官の給与に関する法案に関しては格別の意見がございませんので、質疑がございませんので、それについての質問は省略させていただきます。 今、裁判所、検察庁を取り巻く世間の評価の中で非常に大きな問題となっている佐川事件に関する金丸信前衆議院議員に対する略式命令の件に関してお伺いいたします。 金丸信前議員に対しては、東京地検が捜査した結果に基づき東京区検に事件を移送して、東京区検で本年九月二十八日、政治資金規正法違反で公訴を提起し、略式命令を請求した。これに対して東京簡易裁判所は、同日、検察官請求のとおりに略式命令を発しました。 そこで、この略式命令の発行手……
○猪熊重二君 私は、一番初めに昭和六十二年十月五日の東京プリンスの会合についてお伺いします。
この会合に関しては、金丸前議員が、竹下、小沢、死んだ青木、死んだ中尾、それと渡遷廣康という方がおられたと、こう言っておりますが、間違いありませんか。
【次の発言】 先ほどの証言によると、この会合を竹下事務所が予約し、また代金も負担したということについて、五日の夕刊各紙に報道がありますが、はっきりしないというような御返事でしたが、これは今からでも調べてみればはっきりすることでしょうか。
【次の発言】 ところで、このときに、この夜の会合で街宣中止の問題が出たか出ないかということについていろいろお話がある……
○猪熊重二君 最初に、総理にお伺いします。
我が党の市川書記長が衆議院の予算委員会において総理に対し、自民党の総裁として自民党の中に佐川問題の事実解明のために調査会等を設けて努力されたらどうかと、こういう御質問を申し上げました。それに対して総理が何か御答弁いただいたんですけれども、どうも趣旨がよくわからない。私は、やはりこの問題に関して、自民党内に佐川問題に関する調査会を設けていろいろ調査していただくということが非常に重要だと思うんですが、総理の所見を伺います。
【次の発言】 内閣が内閣としてこの佐川問題の究明のためにいろいろ仕事をしておられる。それはそれでわかるんです。しかし、具体的に言え……
○猪熊重二君 最初に、国選弁護人の問題についてお伺いします。
最近の刑事事件における弁護人の私選と国選別の比率がどうなっているか、裁判所別であれ、審級別であれよろしいですが、お伺いします。
【次の発言】 そうすると、簡裁の方がちょっと多い。地裁に比べて簡裁の方が国選弁護人の比率が大きいんですけれども、いずれにせよ平均して六二・八%ということになると、刑事事件における弁護人の十人のうち六人が国選弁護人としてつ
いている。私選弁護人は四割ということになるわけです。刑事事件における弁護人の立場が大変大切であるということを考えれば、この国選弁護人の比率の大きさということは非常に刑事裁判手続において考……
○猪熊重二君 きょうは法務大臣の所信に対する質問ということで、もう少し格調高くやらなければいけないんですけれども、申しわけないんですが大臣にまず、かけマージャンの問題についての三月二十四日の参議院予算委員会における答弁について、私はどうも納得できないのでもう一度お伺いしたいと思うんです。 と申しますのは、この三月二十四日の参議院予算委員会において江本委員からかけマージャンについて、世間ではかけないでただ積み木だけするということはあり得ない、大体どの範囲ならいいのかということをお聞きしておきたいと、こういう質問なんです。それに対する大臣の答弁は、 刑法百八十五条で、偶然の勝敗にお金や物をかけ……
○猪熊重二君 角田委員の方からいろいろ聞かれましたので私の方は質問をちょっと省略させていただきます。
まず最初に、「地図ニ準ズル図面」についてお伺いしますが、いただいた資料によると、十七条地図が二百二十六万枚ある、それ以外の地図が二百九十四万枚あって、合わせで五百二十万枚法務局で保管していると。
この地図によってカバーされている、両方の地図を合わせてカバーされている土地の範囲というのはどのくらいになりますか。
【次の発言】 要するにこの十七条地図と、それから「地図二準ズル図面」としての公図、この二つでほぼ取引の対象となるような土地については全部カバーしているのかどうなのかということを問いで……
○猪熊重二君 法務省は去る四月二日に本院予算委員会において金丸脱税事件についての報告をされました。その報告に関連して何点か質問しようということで考えていたんですが、午前中の角田委員の質問で大分私が聞こうと思っていたことをお聞きになられたし、また濱刑事局長から相変わらずほとんど中身のない答弁をいただいて、また蒸し返しで非常に気が引けるんですけれども、しかしどうしても、私はこの点は予算委員会でも伺いましたし、また先ほど角田委員も聞かれたんですけれども、金丸さんが昭和六十二年から平成元年までの三年間、年間十億円を超える金をいただいていたと。しかし、平成二年、三年分について何らの捜査に関する報告がない……
○猪熊重二君 私は、きょうは今般の商法改正のうち、何点があるわけですが、代表訴訟の改正問題についてお伺いします。
まず法務省に伺いますが、昭和二十五年商法改正によってこの代表訴訟制度が導入されたわけですが、特に取締役に対する代表訴訟がその後どのような経路をたどって提起されたり、あるいは結果がどうなっているかというふうなことを概略でよろしいですが御説明ください。
【次の発言】 平成四年十二月末現在の代表訴訟の件数ということで三十一件、これはわかりました。しかし、この去年末の三十一件というのは、いわゆる証券不祥事が起きていろんな問題が出ての株主代表訴訟というふうなことが考えられるわけです。
で……
○猪熊重二君 公明党の猪熊と申します。 本日は、お二人の先生方には大変いろいろ貴重な御意見ありがとうございました。 最初に前田先生の方にお伺いしたいと思います。 今回の監査役制度の改正で、社外監査役という者一名を導入するということになったわけですが、この社外監査役に関連して、今回の改正法とは直接関係ないんですけれども、会計監査人というのを外部から導入したわけですね。外部から導入した公認会計士ないし監査法人による会計監査人制度というものが、果たして導入した後どれだけ機能したんだろうか。結局、社外から導入したこの会計監査人がほとんど機能していないんじゃないか。そうすると、社外監査役もまた外か……
○猪熊重二君 きょうは、改正法の中で社債に関して少々お伺いしたいと思います。 先ほどの角田委員やあるいは竹村委員のような高尚な論議じゃなくて、逐条解釈的なことをお伺いしたいと思います。 まず、現行法の二百九十七条の社債発行の制限である純資産額を超えて募集してはならないという規定を削除したわけです。この規定は、私は発行時においては少なくとも社債の担保があると。純資産額があるだけしか社債を出さないということになるわけですから、少なくとも発行の時点においては担保的価値があった、この規定は。 今度これをなくしちゃうということになって社債管理会社をつくるということになるんですが、この社債管理会社を……
○猪熊重二君 最初に、今大きな問題になっている金丸前議員の脱税事件に関連して、宮澤総理の所見と責任についてのお考えを伺いたいと思います。
まず、金丸前議員の脱税は、最初は国民は怒っていたけれども、もうあきれている、何ということなんだろうということで。佐川急便事件、それから皇民党関与事件、そして今度は金丸脱税事件、このような政治不祥事がずっと続いている。
まず、金丸元自民党副総裁の今回の脱税事件に関する総理の見解をお伺いします。
【次の発言】 総理、総理はほかの人と違って、この問題について遺憾であるというふうなことで他人行儀なことを言っているお立場にないと私は思うんです。大体、総理が総理にな……
○猪熊重二君 最初に、金丸前議員のやみ献金の問題についてお伺いします。
まず法務省にお伺いしますが、三月十四日と二十六日の起訴によって一応金丸前議員の脱税事件の捜査は終了したというふうにおっしゃっております。しかし、こう見てみますと、この二回の起訴によって昭和六十一年から六十二年、六十三年、平成元年分、これについての脱税は起訴されているんですが、あと平成二年、三年、四年分について何にもお話がないんですが、この平成二年から四年分についてはどういう状況になっておるんでしょうか。
【次の発言】 そうすると、やみ献金はあったけれども脱税として起訴することはできなかったと、こういうことなんですか。それ……
○猪熊重二君 公明党の猪熊と申します。
きょうは松岡頭取には大変御苦労さんでございます。
先ほどの種田委員の質問に対するお答えの中から、金丸さんが直接日債銀からワリシンを購入されたというその金額について、私がいろいろ報道等によって調べている部分と金額がやや違いますので、確認させていただきたいと思います。
一番最初は、六十一年の七月に二億二千万円お売りしたと、こういうお話でしたが、これは五億円の間違いではないんでしょうか。
【次の発言】 それから、同じように、今度六十一年の九月に六億お売りしたと、こういうお話が今ありましたけれども、これはちょっと今まで私知らなかったんですが、同じ年の九月に……
○猪熊重二君 まず最初に、PKO法に関して伺いたいと思います。 今般、政府がカンボジアに派遣した文民警察官あるいは自衛隊員が行った業務の実態は、国会によって定立されたPKO法の規定内容をはるかに超えるものであって、大きな食い違いを生じていると言わざるを得ない。これは法の支配という観点から考えたときに、憲法の言う国民主権原理に対する重大な危機、破壊であるというふうに私は考えます。以下、具体的な事例について政府の所見をただしたい。 まず第一は、文民警察官の問題。 国家公安委員会委員長、今回派遣された文民警察官が行い得る職務内容をPKO法及び実施計画に基づいて明確に説明されたい。
○委員長(猪熊重二君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
一言ごあいさつを申し上げます。
このたび法務委員長に選任されました猪熊重二でございます。
甚だ微力ではございますが、本委員会の円滑公正な運営に努め、その重責を果たしてまいりたいと存じます。皆様方の御指導と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。
よろしくお願いします。(拍手)
【次の発言】 まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
現在、理事が三名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか……
○猪熊重二君 私は、今回の政治改革四法案のうち、公職選挙法の改正案について三点ほどお伺いしたいと思います。 まず第一の問題点は、小選挙区と比例代表のそれぞれの定数の問題について初めに伺いたいと思います。 御承知のとおり、今回の公職選挙法改正案は、衆議院議員選挙に関して小選挙区と比例代表の併用ということになっておるわけです。政府の方でたびたび御説明ありますように、小選挙区の方は民意の集約、比例代表選挙の方は民意の反映ということで、これを組み合わせて何とかうまい選挙制度をつくりたいということで、私もその考え方は非常に現状において妥当なものだというふうに考えます。ただ、この小選挙区と比例代表とい……
○猪熊重二君 参考人の皆さんには、本日は大変有益な御意見をありがとうございました。 公明党の猪熊重二と申します。 まず前田参考人に、今質問があった党議拘束の問題についてやはり私もちょっとお伺いしたいと思うんです。 というのは、いろんな問題の中で、どうしても私としてはこの法案には賛成できない、しかし賛成しないと党を除名になるかもしれないし、まごまごすると議員をやめろなんということになっちゃうわけです。例えば脳死の問題で今のような臓器移植法が出てくれば私は賛成できないし、あるいは現状のままにおける消費税の税率アップなんという法律に対しても私は賛成できない。私は自分自身の考えにおいてできない。……
○猪熊重二君 私は最初に、細川内閣の支持率に関して少しお伺いしたいと思います。 きょうは政治改革四法案の締めくくり総括ということで、ようやく審議も終盤に近づいてきました。きょうという日にちを考えてみると、私は別に数字担ぎをするわけじゃありませんけれども、この政治改革四法案が衆議院に提出されたのが去年の九月十七日、衆議院で議決になったのが十一月十八日、ちょうど二カ月一日です。今度は、これが参議院に来たのが去年の十一月十九日、きょうはちょうど二カ月目なんです。衆議院で二カ月いろいろ御審議いただいて可決して送ってこられて、きょうはまた、まさにちょうど二カ月応当日です。 この政治改革四法案をともか……
○委員長(猪熊重二君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十月六日、菅野久光君が委員を辞任され、その補欠として糸久八重子君が選任されました。
また、本日、久保田真苗君が委員を辞任され、その補欠として大脇雅子君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(猪熊重二君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、大脇雅子君が委員を辞任され、その補欠として肥田美代子君が選任されました。
【次の発言】 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。
両案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより両案に対する質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もないようですから、両案に対する質疑は終局したものと認めます。
これより両案について討論に入ります。
御意見の……
○委員長(猪熊重二君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 これより請願の審査を行います。 第三号夫婦同氏・別氏の選択を可能にする民法及び戸籍法の改正に関する請願外二百二十八件を議題といたします。 今国会中本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。 これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第一六二号法務局、更生保護官署、入国管理官署の大幅増員に関する請願外三十六件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第三号夫婦同氏・別氏の選択を可能にする民法及び戸籍法の改正に関する請願外百九十一件は保留とすることに意見が一……
○委員長(猪熊重二君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨日、志村哲良君が委員を辞任され、その補欠として南野知惠子君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に木暮山人君を指名いたします。
【次の発言】 国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、……
○委員長(猪熊重二君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る五月十日、常松克安君が、また、昨六日、服部三男雄君が委員を辞任され、その補欠として荒木清寛君及び南野知惠子君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に平野貞夫君及び荒木清寛君を指……
○委員長(猪熊重二君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。
【次の発言】 前回の下稲葉君の質疑に関し、塚田法務省入国管理局長及び中井法務大臣から発言を求められておりますので、順次これを許します。塚田法務省入国管理局長。
【次の発言】 中井法務大臣。
【次の発言】 ただいまの発言に対し、下稲葉君から発言を求められておりますので、これを許します。下稲葉君。
【次の発言】 この際、委員長より一言申し上げます。
当法務委員会は、去る七日の当委員会における法務大臣の所信表明のうち、出入国管理業務に関し、正確さを欠く事実に基づいた部分があった……
○委員長(猪熊重二君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
更生緊急保護法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 質疑の途中でございますが、暫時休憩いたします。
午後四時十三分休憩
【次の発言】 ただいまから法務委員会を再開いたします。
更生緊急保護法の一部を改正する法律案を議題とし、休憩前に引き続き、下稲葉君の質疑を行います。
【次の発言】 他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。
これより討論に入ります。
御意見のある方は……
○委員長(猪熊重二君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
去る六月十七日、予算委員会から、本日六月二十二日の一日間、平成六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、裁判所所管及び法務省所管について審査の委嘱がありました。
この際、本件を議題といたします。
裁判所及び法務省関係予算につきましては、去る六月七日に説明を聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 以上をもちまして、平成六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、裁判所所管及び法務省所管についての委嘱審査は終了いたしました。
なお、……
○委員長(猪熊重二君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、千葉景子君が委員を辞任され、その補欠として深田肇君が選任されました。
【次の発言】 外国弁護士による法律事務の取扱いに関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題とし、前回に引き続き質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。
これより討論に入ります。
御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。――別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
外国弁護士による法……
○委員長(猪熊重二君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 これより請願の審査を行います。 第一二二号夫婦別氏‘別戸籍の選択を可能にする民法・戸籍法の改正に関する請願外百八十四件を議題といたします。 今国会中本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。 これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第二二八三号法務局、更生保護官署、入国管理官署の大幅増員に関する請願外十二件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第一二二号夫婦別氏・別戸籍の選択を可能にする民法・戸籍法の改正に関する請願外百七十一件は保留とすることに意……
○委員長(猪熊重二君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十四日、栗原君子君が委員を辞任され、その補欠として細谷昭雄君が、また去る十五日、細谷昭雄君が委員を辞任され、その補欠として浜本万三君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、国政調査及び継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、従来どおり検察及び裁判の運営等に関する調査を行うこととし、今期国会閉会中も継続して調査を行うため、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○猪熊重二君 最初に、区割り法に関してお伺いいたします。 まず最初の問題は定数格差の問題なんですが、衆議院議員選挙区画定審議会設置法三条によれば、区割りの改定案の作成は格差が二以上とならないことを基本とするというふうにされています。しかし、今回の法案によれば、一票等価の原則が貫徹されていないところか、右の設置法三条の格差二倍未満という基準も守られていない。最大格差は、北海道八区を一として島根三区が二・一三七倍。しかも、格差二倍以上の選挙区数が二十八区ある。この二十八区というのは全選挙区の九・三%になります。 最初に自治大臣に、一票等価の原則に関する自治大臣の所見をお伺いしたいと思います。
○猪熊重二君 質問通告をしておいた部分を大分省略させていただきます。
まず最初に、今回の調査報告書についてお伺いします。
機種選定に関していろんなフォローアップされた調査委員三名の方についてお伺いしますが、防衛庁としてはこの三名の委員の方をどのような基準によって選任したのか、特にこの三名の方の経歴とかも含め、また防衛庁との利害関係の有無等も含めて簡単に御説明ください。
【次の発言】 それからこの報告書の性質ですが、これは委員三名の方が直接に報告書を作成したものではなくして委員三名の方の意見を防衛庁において取りまとめたものというふうに思われますが直接の報告書を書いてもらうというふうなことを考……
○猪熊重二君 給与法三法についてお伺いしますが、非常に常識的な素朴な質問で恐縮でございますが、総務庁長官及び防衛庁長官、よろしくお願いしたいと思います。 御承知のとおり、国家公務員法は国家公務員の給与に関して俸給表を定めろというふうに規定しています。そして、この俸給表を定めるについては、国家公務員法六十四条二項に次のように規定されています。「俸給表は、生計費、民間における賃金その他人事院の決定する適当な事情を考慮して定められこと、このように規定されています。結局、俸給表を定めるには、生計費、民間賃金、適当な事情とこの三項目を考慮して定めると、こう書いてありますので、今回の改定を含め俸給表の作……
○猪熊重二君 非常に素朴な質問で恐縮ですが、今の政府の答弁にも関連するんですが、年金受給権というものはどういうものなんだろうかということについてお伺いします。 今回の改正案によれば、国家公務員は、現行の満額共済年金受給年齢六十歳を平成十三年から三年ごとに一年ずつ繰り下げられていく、最終的には六十五歳にまで繰り下げられるということになるわけです。しかし、今勤めている公務員にしてみれば、六十歳になれば満期の年額を受給できると期待しているわけです。ところが、一遍の法律改正によってこの期待権が消えていってしまうということに関してどうも私自身も納得がいかない。 そこでお伺いしたいのは、共済組合法に基……
○猪熊重二君 午前中からいろいろ他の委員から御質問がございました。質問の順序を少し変えて質問させてもらいます。 私は、今回の改正法案に賛成ではあるんです。しかし、国民の中には自衛隊が海外に出るということ、そのこと自体が従前からの我が国の平和主義に反するんだというふうな御意見もありますから、この問題は非常に難しいデリケートな問題を含んでいると思います。 まず、防衛庁にお伺いします。なぜこういうことをお伺いするかというと、自衛隊といった場合に、要するに武装集団である、武力集団である自衛隊というものとそういう武力とは無関係な意味における自衛隊というものと、この二つを区分けして考える必要があると私……
○猪熊重二君 今回の自衛隊法の改正は、自衛隊に対して自衛隊機による在外邦人の輸送の業務を新しく認めようと、こういう法案であります。 自衛隊は、また新しい一つの仕事を改正法によって負担させられることになるわけです。PKOの問題を含め、自衛隊は従前の自衛隊法に基づく各種の義務のほかにまた新しい義務を付加される。仕事だけこのように押しつけられる自衛隊に対して、自衛隊は憲法上違憲であるというふうな意見が今までにもあったし今でもある。村山総理もつい数カ月前までは自衛隊は違憲であると、こうおっしゃっておられる。現在は自衛隊は合憲であると、こうおっしゃっておられる。今回の改正法を含め、PKO法の場合にして……
○猪熊重二君 防衛施設庁長官が去る九月九日、那覇防衛施設局内において沖縄の米軍基地の現状を肯定、追認するかのごとき発言及び現在衆議院で各派提案により審議されている沖縄県における駐留軍用地の返還及び駐留軍用地跡地の利用の促進に関する特別措置法案に反対するかのごとき発言をなした旨が報道されており、この問題に関しては十月五日の衆議院本会議において村山総理並びに玉沢防衛庁長官からそれぞれ陳謝の提言があり、また宝珠山施設庁長官自身も九月三十日に右の発言を撤回する言表明しておられます。 しかし、私はこの報道された内容は単に発言を撤回したからすべての問題が解決したというふうには到底認められない基地の問題に……
○猪熊重二君 きょうは、一応UXの機種選定に関する問題について、村上委員の方からいろいろ詳しい質問がありましたが、私もこの件に関して若干質問をさせていただきたいと思います。 ことしの五月十三日に防衛庁は、UX調達に関する参加申し入れのあった三社に対して提案要求書というものを交付しました。そのちょうど一カ月後のことしの六月十三日、提案要求書の交付を受けた三社から提案書というものが提出されたということです。一口に簡単に言えば、こちらから申し込む人は申し込めというのを言ったのが五月十三日、その申し込みの誘引に応じて私の方はこういう機種をお売りしたいと思いますという内容が来たのが六月十三日だというこ……
○猪熊重二君 私は、公明党・国民会議を代表しまして何点か質問をさせていただきます。
まず最初に、村山総理の政治姿勢についてお伺いいたします。いわゆる社会党の問題とかそういう問題でなくして、私は村山内閣総理大臣そのものの民主政治に対する見識なり御意見なりを伺いたいと思います。
まず、日本国憲法は、先ほど総理もおっしゃいましたように、国民主権を宣言しております。そこで総理に、日本国憲法にいう国民主権原理に対する総理の認識、見解をまずお伺いしたい。
【次の発言】 今、総理がおっしゃいましたように、憲法は国政の最終決定権者が国民であるという国民原理に立っているわけです。しかし、具体的にそれでは、そ……
○猪熊重二君 きょうは阪神・淡路大震災からちょうど一カ月目で、この大きな災害による被災が現在も続いているという状況で、大変心痛む話であります。本日現在においてもまだ二十一万人の方々が避難所生活を送っておられる。一日や二日ならば避難所もいいけれども、もう一カ月続いて、それでまだ二十一万人の方々がこういう状況にある。政府としても被災者救済援護措置をいろいろやっておられることは非常に多とするところではありますが、まことに被災者にはお気の毒にたえない次第です。 今回の二法律案は、このような被災者の方々の納税に関し救済措置を講じようとするものでありまして、政府の努力を多とし、この法案そのものについては……
○猪熊重二君 平成会の猪熊重二でございます。 今回の保険業法改正案につきましては、既に本会議でも各会派から相当の質問がなされ、また一昨日も委員会で各委員の先生方から種々適切な御立派な質問がございまして、私の方は落ち穂拾いみたいなことで余り立派な質問もできないんですが、いただいた時間を活用させていただいて質問をさせていただきます。 なお、この保険業法、非常に難しくて、勉強した結果でもなかなかよくわからない面もございますので、今から質問申し上げるのに間違った前提や何かありましたら、政府側の方で遠慮なく御指摘いただければと思います。間違った質問に間違ったお答えじゃ困りますので、よろしくお願いいた……
○猪熊重二君 平成六年度の補正予算に対する質問に先立って、今回の阪神大震災に関連して一、二点質問させていただきます。 まず厚生大臣にお伺いしますが、今回の災害のうち、人身の負傷、疾病に対する医療行為の不足が重要な問題の一つとなっております。 例えば、海上保安庁のヘリコプター搭載型巡視艇が医師、看護婦の宿泊休養施設として臨時に利用され、これらの医師、看護婦によって地上における医療行為が効果的に行われたというような例もあります。 そこで、今後のために、災害時における使用を主目的としたいわゆる一口に言って病院船のようなものを装備しておくことを検討してみたらどうかと、こう思いますが、大臣の御見解……
○猪熊重二君 現在、大蔵省が想定している信用組合支援策を実施した場合、二つの訴訟が提起されることが予想されます。一つは、ただいま和田委員が質問の中で述べられたように、株式会社に関する株主代表訴訟の問題、もう一点は地方自治体に関する住民訴訟の問題です。
まず株主代表訴訟の問題についてお伺いします。
法務大臣、株式会社法にはいわゆる株主代表訴訟制度が規定されていますが、その制度趣旨、要件、効果などにつき簡単に御説明ください。
【次の発言】 大蔵大臣、大蔵省は今回の支援策を決定するに際し、株式会社である都市銀行、地方銀行が今回の両組合の支援策に関し、出資、融資、贈与等の出捐をすることが右の株主代……
○猪熊重二君 おとといの地下鉄サリン事件については、今、委員長から御質問があり、また各大臣から御答弁がございました。 結局、今、国民が非常に不安に思うのは、去年の六月の松本のサリン事件、それから山梨県の事件、これが九カ月たってもちょっと先が見えない、こういうところで非常に国民は不安を持っていると思うんです。 ただ、警察がどうだこうだということを言う前に、やはり時代の進展に応じて警察も、こういういわゆる化学的な問題のほかにもいわゆる高度技術を駆使した犯罪とか、これから犯罪者の方もなかなか高度技術化しできますから、予算においても、警察、検察、そちらの方に対応できるような予算をとって、人材の育成……
○猪熊重二君 この前の参考人、きょうまた証人で大変御苦労さまでございます。平成会の猪熊と申します。 いろいろ前の委員の方々からお聞きいたしまして、なるべく重複しないようにお伺いしたいと思いますが、私はまず長銀とそれからイ・アイ・イ・グループの問題ということに限定して最初にお伺いしたいと思います。長銀といわゆる両信用組合の問題はその次にお伺いしたいと思います。 まず長銀とイ・アイ・イ・グループの問題で第一にお伺いしたいのは、高橋証人との話の食い違いの一つとして、長銀のイ・アイ・イ一グループに対する融資総額の問題についてお伺いしたいと思います。 証人はこの前の参考人のときにも、また本日も、当……
○猪熊重二君 平成会・公明の猪熊重二でございます。 質問に先立ちまして、松本サリン事件、また今回の地下鉄サリン事件で亡くなられた方に本当に哀悼の意を表し、また両方の事件でいまだに療養中の方の一日も早い全快を心より祈念申し上げる次第です。 私は、今まで委員の皆さん方からいろいろな質問がございまして重複するところもあるかもしれませんが、まず最初に去年の六月二十七日の松本市におけるいわゆる一口に言って松本サリン事件について警察庁にお伺いしたい。 現地の松本警察署を含め警察庁としてこの事件の発生を認知した時刻と、それから犯行に使用された薬物がサリンである、あるいはサリンの類似品というかそのような……
○猪熊重二君 宗教法人法の改正に関して村山総理は、この宗教法人法の改正は信教の自由を尊重しているんだ、またこの改正は宗教法人に対する最小限度の規制であって憲法上何ら問題になる余地はないと、このようなお立場でいろいろ御答弁されております。 私は、この宗教法人法が直ちに憲法に違反するかしないかというふうなことの前に、非常に憲法に違反するおそれもあるんじゃなかろうかというふうな立場から総理にいろいろお伺いしたいと思います。総理は社会党の委員長であられるし、それから恐縮ですが、橋本通産大臣と武村大蔵大臣にもお出ましいただいて、この憲法と宗教法人法の関係についてお伺いしたいと思います。 私が今から申……
○猪熊重二君 私はきょう、租税特別措置法の改正案の審議ですが、同じ租税特別措置法の条項の中で、六十九条の四、すなわち相続税課税のための相続財産の評価に関する特例に関してお伺いしたいと思います。 御承知のとおり、この条項は昭和六十三年十二月に創設された規定でありまして、同年十二月三十一日以降に相続により取得した財産の課税価格の算定に適用されることになっております。中身は、相続開始前三年以内に取得した土地、建物については、原則としてその取得価格を課税価格として相続税を賦課するという趣旨の規定でございます。 この規定が設けられた趣旨については、御承知のとおり、いわゆるバブル景気によりまして地価が……
○猪熊重二君 だめ、それは。四十分に一分おくれた、二分おくれたは人間のことだからいいけれども、六分も七分もおくれて、本会議だって、こんなことをやっていたら本会議の予鈴も五十五分に鳴らないよ。これは各会派に帰って説明をしなきゃならない。五十五分の予鈴もできないし、十時の本会議もできやせぬ、これは。
【次の発言】 本会議できないよ。予鈴なんか、まだここでやっているんじゃないか。だめだよ。
○猪熊重二君 きょうは、平成八年度予算のうち大蔵省関係の委嘱審査ということでございますので、大蔵省所管予算に関し三点ほどお伺いしたいと思います。 ただいまの楢崎先生の質問は、財政、予算、会計に関する基本的な問題で大所高所からの御質問なんですが、私のは各目明細に記載されている細かな数字についてお伺いするので恐縮ですが、よろしくお願いしたいと思います。 今回質問するについて、この各目明細を一応全部読ませていただいて、どうもよくわからぬなというのを三点ほど質問させていただきます。 まず一番最初は、この十五ページに書いてある国家公務員等共済組合連合会等助成費という項目についてお伺いします。この十……
○委員長(猪熊重二君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙により、委員長の重責を担うことになりました猪熊重二でございます。
委員会の運営に当たりましては、皆様方の御指導と御協力をいただきまして公正かつ円満な運営に努めてまいる所存でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
この際、浜四津前委員長より発言を求められておりますので、これを許します。浜四津敏子君。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、……
○猪熊重二君 平成会・公明の猪熊重二でございます。住専問題について質問したいと思いますが、その前に一点、現時の沖縄の基地に関連する問題について、防衛庁長官にお伺いします。
御承知のとおり、在沖縄米軍の楚辺通信所の一部敷地につき契約上の使用期限が切れて、現在政府は地主の知花昌一さんの土地を何の権原もなく占有し、これを米軍に提供している。
そこで、防衛庁長官に、国が知花さんの土地を占有することの法的な正当性があるのかないのか、また知花さんが現在提起している土地使用妨害禁止仮処分の裁判の見通しについてお伺いしたい。
【次の発言】 裁判の経過は。
○委員長(猪熊重二君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙により、委員長の重責を担うことになりました猪熊重二でございます。
委員会の運営に当たりましては、皆様方の御指導と御協力をいただきまして公正かつ円満な運営に努めてまいる所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に久世公堯君、斎藤文夫君、小林元……
○委員長(猪熊重二君) ただいまから地方分権及び規制緩和に関する特別委員会を開会いたします。
継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
地方分権の推進及び規制緩和に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時二十四分散会
○委員長(猪熊重二君) ただいま皆様方の御推挙により、前国会に引き続き委員長の重責を担うこととなりました。よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に久世公堯君、斎藤文夫君、小林元君及び一井淳治君を指名いたします。
【次の発言】 この際、白川自治大臣、武藤総務庁長官、久野自治政務次官及び野田総務政務次官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次こ……
○委員長(猪熊重二君) ただいまから地方分権及び規制緩和に関する特別委員会を開会いたします。
継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
地方分権の推進及び規制緩和に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣に関する件についてお諮りいたします。
閉会中の……
○猪熊重二君 法案の審議に先立ちまして、自由民主党幹部の予算編成に関する発言について若干質問させていただきます。 新聞報道によると、十一月二十五日の自民党役員会及び同月二十六日の自民党の役員連絡会において、出席幹部の中から、「小選挙区で新進党を応援した知事、市町村長には予算を回す必要はない」、「新進党が勝った県の大型プロジェクトは予算配分を考え直すべきだ」等の意見が多く出されたということであります。この点に関し、二十七日、自民党加藤幹事長は記者会見において、「より我々と交流の深い所の声がより響くことは当然ありうる」と述べた旨報道されています。この報道は国民主権原理に対する非常に大きな挑戦であ……
○委員長(猪熊重二君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして、本特別委員会の委員長に選任されました。
委員各位の御指導、御協力を賜りまして、公正、円滑な運営に努めてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
この際、前委員長の広中和歌子君から発言を求められておりますので、これを許します。広中君。
【次の発言】 ただいまから、理事の選任を行います。
本特別委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(猪熊重二君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨二十日、岩永浩美君、松村龍二君及び北岡秀二君が委員を辞任され、その補欠として平田耕一君、大野つや子君及び中原爽君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、近岡科学技術庁長官から科学技術振興のための基本施策についてその所信を聴取いたします。近岡科学技術庁長官。
【次の発言】 次に、平成九年度科学技術庁関係予算について説明を求めます。沖村科学技術庁官房長。
○委員長(猪熊重二君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十一日、大野つや子君、中原爽君及び平田耕一君が委員を辞任され、その補欠として岩永浩美君、北岡秀二君及び松村龍二君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に動力炉・核燃料開発事業団理事中野啓昌君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(猪熊重二君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十四日、岩永浩美君が委員を辞任され、その補欠として関根則之君が選任されました。
また、本日、志村哲良君が委員を辞任され、その補欠として中原爽君が選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に動力炉・核燃料開発事業団理事長近藤俊幸君、同副理事長植松邦彦君及び同理事中野啓昌君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(猪熊重二君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
平成九年度一般会計予算外二案の委嘱審査のため、本日の委員会に動力炉・核燃料開発事業団理事長近藤俊幸君、同副理事長植松邦彦君及び同理事中野啓昌君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、昨三月二十六日、予算委員会から、本日の午前、平成九年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち科学技術庁について審査の委嘱がありました。
この際、本件を議……
○委員長(猪熊重二君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四月一日、長谷川道郎君が委員を辞任され、その補欠として及川順郎君が選任されました。
また、昨十五日、山本正和君が委員を辞任され、その補欠として清水澄子君が選任されました。
【次の発言】 次に、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に動力炉・核燃料開発事業団理事長近藤俊幸君、同副理事長植松邦彦君、同理事中野啓昌君及び同理事岸田篤彦君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(猪熊重二君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。近岡科学技術庁長官。
【次の発言】 以上で本案の趣旨説明は終了いたしました。
本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時三分散会
○委員長(猪熊重二君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四日、中尾則幸君が委員を辞任され、その補欠として萱野茂君が選任されました。
また、昨五日、二木秀夫君が委員を辞任され、その補欠として山崎正昭君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(猪熊重二君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に中尾則幸君を指名いたします。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査のうち、動燃改革検討委員会における検討状況に関する件を議題といたします。
同件に関し、政府から報告を聴取いたします。近岡科学技術庁長官。
○猪熊重二君 お許しを得まして、一言ごあいさつを申し上げます。 本日、委員長を辞任することになりました。委員長在任中、大過なくその職責を果たすことができましたことは、ひとえに皆様方の御支援と御協力のたまものであると深く感謝申し上げる次第でございます。今後とも科学技術の発展に微力を尽くしてまいりたいと存じます。 まことに簡単でございますが、ごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
○猪熊重二君 最初に、私の手違いで先生方を五分ぐらいお待たせしたようなことで申しわけありません。ちょっと時間的にいろいろあったものですから、申しわけありませんでした。 来年度の外務省歳出予算項目のうち、報償費についてお伺いしたいと思います。 報償費については、外務本省が十九億円余、在外公館分として三十六億五千万円弱、合計五十五億五千万円ほどが予算項目上計上されております。この報償費というのは何だろうということで予算書を見ても報償費と金額が書いてあるだけだし、それから平成七年度の決算書においても単に報償費と記載されているだけで中身が全然わかりません。 そこで、報償費というのはどのような目的……
○猪熊重二君 今回の包括的核実験禁止条約は、従前のいわゆる部分的核実験禁止条約が地下における核実験を除外していたのに対し、地下をも含むすべての空間、水中における核実験の禁止を企図するものであります。世界における唯一の原子爆弾被爆国としての我が国の立場としては、特に本条約の早期の成立と効果的な実行を強く求めたいと思います。 ところで、この条約は、核実験禁止の実効性を担保するための検証制度として具体的に次の四点、すなわち、一、国際監視制度、二、協議及び説明、三、現地査察、四、信頼醸成についての措置を規定しています。 ところで、検証制度の四つの中で三番目の現地査察の問題は、我が国の国民の権利義務……
○猪熊重二君 最初に、農水省に対してお伺いしたいと思います。 農水省の決算の中で、特に国有林野事業特別会計平成七年度決算についてお伺いしたいと思います。これにつきましては、先ほど野沢理事の方からこの国有林野事業の累積赤字をどのように処理するかということについていろいろ御質問があり、また林野庁あるいは大臣の方からもいろいろ御答弁があったわけです。 確かに、現在の時点になってみると、この赤字をどうするかということが最も緊急な政治課題ということではあると思うんですが、ただ私は、このような累積赤字が出てくるに至った農水省、特に林野庁の責任というか国有林野事業に対する取り組み方の間違いというか、この……
○猪熊重二君 本日は法務省と最高裁判所にお伺いしたいと思います。
法務省にお伺いするに際して、まず最初に、下稲葉新法務大臣の大臣就任を心からお祝い申し上げたいと思います。
下稲葉先生には、法務委員会、予算委員会、議院運営委員会等でいろいろ御指導いただいて、立派な先生ですので、法務行政をぜひしっかりやっていただきたいと思います。
何か一言あればごあいさついただいても結構でございます。
【次の発言】 お祝いと質問はちょっと別でございますので、その辺はぜひ御了解いただきたいと思います。
最初は、少年院法に基づく少年の在院期間の問題についてお伺いします。
最近の神戸における十五歳の少年による……
○委員以外の議員(猪熊重二君) ただいま議題となりました臓器の移植に関する法律案につきまして、発議者を代表して、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 現在、世界各国において、脳死状態にある者から臓器を摘出し移植する手術が数多く行われておりますが、このような諸外国における移植医療の発展は、ほとんどが医学界の自己責任による移植手術の実績の積み重ねの結果であります。 しかるに、我が国においては、昭和四十三年のいわゆる和思臓移植手術以降、現在まで、脳死状態からの心臓の摘出及びこれの移植手術が全く行われていません。その理由がどこにあるのかの論議はともかくとして、善意の臓器提供者及び臓器移……
○委員以外の議員(猪熊重二君) 水島先生の御質問にお答えします。 まず、私たちは脳死状態からの臓器移植は認容されるべき現時の医療行為の一つであるとは考えます。しかし、この医療行為はあくまでも善意の臓器提供者の自由な意思決定があることを前提に行われなければならない、このような観点から、国の立場としては、善意の臓器提供者の自由な意思決定に基づく臓器提供の意思の適正な実現に協力すること、すなわちこの善意を実現するにふさわしいレシピエントを選定してこの両者を結合させることを目的として法律を制定するべきであって、それ以上に国がドナーの強制的登録や臓器移植の積極的推進政策を進めることは国民の権利保全の観……
○委員以外の議員(猪熊重二君) 私たちは、今、中島先生のおっしゃったような基本的なこの臓器移植に関する見解に賛成でございます。 特に、脳死を人の死と一般化するようなことをしないようにしよう、脳死判定拒否権を当然家族に認めようというふうなことは基本的なことでございまして、大変重要なことだと思います。 私たちとしては、臓器提供をしてもよろしいという善意の臓器提供者と臓器をいただいてさらなる命を得ようというレシピエントのこの二つの間の何とかうまいかけ橋となるような法律をつくることで法律は十分であり、またそれ以上にあたかも人の死に行くことを待つような法律というものをつくるべきではない、このように考……
○委員以外の議員(猪熊重二君) 先生のお話は大変難しいんですけれども、私たちの出した法案の条項によって、この行為は法律的に犯罪を構成するようなものではない。要するに、違法性を阻却するという言葉で申し上げますが、違法でないということを私たちの出した法文の条項自体に規定している、こういうつもりでおります。 違法性を阻却するということの実質的な理由としては、今いろいろ申し上げましたような脳死判定基準の問題だとか脳死判定だとか、それに対する同意だとか臓器提供の承諾だとか、ほかの要件がいろいろありますが、そういう状況において、私が脳死状態に陥ったら私の臓器を摘出して結構ですと、こういう本人の究極的な意……
○委員以外の議員(猪熊重二君) 私たちがいわゆる対案を提出しましたのは、中山案の抱えている矛盾というか非合理性というか、そういうことを考えた結果として対案を提出したわけです。 要するに、中山案は、脳死は人の死であるということを一般化して、その上での臓器移植法を法案として作成されたわけです。しかし今、田沢先生おっしゃいました脳死臨調も、脳死を死とする社会的合意は存在するということをいろいろ述べておられるわけですけれども、その場合にしても、必ずしも世論調査の数字が正しいわけじゃありませんが、脳死をイコール死と認める者が四四・六%、これを否定する者が二四・五%という状況のもとにおいて、脳死を死とす……
○猪熊重二君 総理には、けさ方まで大変御苦労さまでございました。 私は、国政に関する監察制度ということで最初に質問させていただきます。 御承知のとおり、国政に関する監察制度としては、行政執行に関する監察、行政執行の適法性、妥当性に対する監察としては、現在総務庁に行政監察局がございます。また予算執行、すなわち決算に関する監察としては会計検査院の会計検査があります。 国の制度として国の政治全般に対する監察制度としてはこの二つがあるわけでございますが、まず最初に、行政執行に関する監察として行政監察局に関連してお伺いします。 御承知のとおり、現代の行政は対象範囲が非常に広くなっております。いろ……
○猪熊重二君 本日は主として政治倫理の問題について私がお伺いしまして、その後、景気問題について関連で都築譲議員がお尋ねしたいと思います。 現在、橋本内閣は六つの改革を掲げて、戦後五十年にわたりかたく築かれてきた社会の仕組みを根本的に変えようとしておられます。目標とする社会は、国際化、技術化、高齢化、情報化に対応し得る新しい社会、別の言葉で言えば市場原理に立脚し、個人の自主自立を根本とした社会を目指してつくり直そう、こういうことでありまして、私はこの橋本内閣の目指す改革の方向をぜひとも実現していただきたい、こう考えております。しかし、このような改革は、既存の社会の仕組みによって利益を得ている一……
○猪熊重二君 公明の猪熊重二でございます。 中央省庁等改革基本法に関して若干質問させていただきます。 御承知のとおり、戦後五十年間、我が国の政治経済の仕組みは我が国の発展に大いに寄与してきました。しかし、世界が国際化、技術化、情報化した現在において、この五十年間の我が国の政治の仕組みが大変現状に合わなくなってきた、改革しなければならない、こういう状況になって、橋本内閣が六つの改革を政治課題の中心に据えたのも当然のことであり、また大いに努力していただかなければならないことだと思います。 この六つの改革の中でも、特に行政改革が私は大変に重要だと考えております。それは、改革の必要性と改革の困難……
○猪熊重二君 公明の猪熊でございます。 きょうは、法務省を中心にお伺いしたいと思います。 法案の十五条によりますと、「新たに編成される省の名称、主要な任務及び主要な行政機能は、別表第二のとおりとする」、こう規定しまして、別表第二には十の省の「名称」と「主要な任務」、「主要な行政機能」というのが記載されております。 どうもよく読んでもこの主要な任務という用語と主要な行政機能という用語がどういうことを意味しているのかよくわかりませんので、法務省の方から、全部十省の問題ではあるんですが、とりあえず法務省にきょうはお伺いするということですので、この主要な任務、主要な行政機能、これの意義を御説明い……
○猪熊重二君 今回の恩給法の改正に関しましては格別の異論もございません。今、個別的なことについて寺澤委員の方からいろいろ御質問がございましたが、私はこの恩給法そのものについて大変勉強不足なので、総務庁長官にもいろいろお伺いしてみたいと思います。 御承知のとおり、この恩給法は大正十二年に制定され、それが現在に至るまで恩給法の改正という形をとって引き続いて存続している法律であります。 大正十二年に恩給法が制定されたいきさつとしては、一番最初に明治八年に陸軍武官傷痍扶助及ヒ死亡ノ者祭粢並ニ其家族扶助概則ということで陸軍軍人に、次いで海軍に対しても、やがて文官に対しても拡大適用されてきた。この給付……
○猪熊重二君 内閣法等の一部改正についてお伺いしますが、そのうちの内閣官房副長官の一名増員問題についてまずお伺いします。 内閣官房の資料によりますと、昭和二十二年六月十七日以降現在まで五十年間、内閣官房副長官の人員は二名であります。この二名の内閣官房副長官は、昭和三十五年十二月以降現在まで三十七年間、一名が国会議員の中から選ばれた副長官、他の一名が国会議員以外、いわば官僚から選ばれてきているようであります。 この五十年間、官房副長官二名でやってこられたわけですが、これを今般もう一名増員しようということの理由と、それからもし増員された場合、この官房副長官は今申し上げた一名が国会議員、一名が官……
○猪熊重二君 御承知のとおり、一昨日、三月三十一日、土地再評価法の議決のための本院の本会議が二時間ほどおくれました。そのおくれた原因は同日付の官報の掲載記事の内容をめぐってであります。
そこで、官報にかかわる内閣の権限と責任について伺っておきたいと思います。
総理府の権限として、総理府設置法にはその所掌事務として第四条一号に、また総理府の権限として同法第五条一号にはそれぞれ官報の編集及び印刷について指揮監督することが記載されています。この総理府の所掌事務、権限の内容を簡潔に説明してください。
【次の発言】 平成十年三月三十一日付の官報第二千三百五十一号に記載されている大蔵省令第四十一号、こ……
○猪熊重二君 今回、質問に先立ちまして、衆議院送付のいわゆる与党案及び本院において提出された共産党案及び新進、公明、太陽等、いわゆる野党各党が提案した野党案、この三法案の発議者に、大変御苦労であったことに対して、最初に敬意を表したいと思います。 本来、三法案の質疑ですから、それぞれについていろいろお伺いするべきでありますけれども、私としては、きょうはいわゆる与党案についてだけ質問させてもらいます。ほかの法案提出者には申しわけないんですが、衆議院から送付されたという意味で、法案成立の可能性というのが一番近いところにあるというふうな観点から、この与党案に対してどうしても伺いたいことがありますので……
○猪熊重二君 質問を通告申し上げましたけれども、ちょっと時間の関係で順番を変えさせていただいて、与党案に対する立入調査権についてお伺いします。 与党案は、第四十一条で所轄庁の市民活動法人事務所に対する立入調査権を認めています。私が伺いたいのは、この立入調査権を認めるときに法人格付与の各種の法律をどの程度御検討になった上でこういうことを規定されたんだろうか。 時間の関係で私の方から申し上げてしまいますけれども、営利法人、要するにすべての株式会社等の会社に対する立入調査権はない、政党法人格付与法に基づく政党に対してもない、学校法人法に基づく学校法人にもない、各種協同組合法に基づく農業協同組合、……
○猪熊重二君 私がお答え申し上げるのは非常に僣越でございますけれども、少々お答えさせてもらうというか、御説明させていただきますと、地熱発電に使用される熱排水の問題について、環境上種々問題があるわけでございます。御承知のとおり、この熱排水をそのまま放流しますと、周辺環境に種々の熱汚染の問題を生ずる、あるいは熱水をくみ上げることによる地盤沈下の問題等が生じております。これらの問題を解決するための熱排水を地下に還元する問題が公害防止上種々議論されているわけであります。 ニュージーランドにおきまして最初に設置されたワイラケイの地熱発電においては、当初は熱排水全量を河川に放流していたわけです。ところが……
○猪熊重二君 本日はどうもありがとうございました。 岩田先生に含み益課税の問題に関して四点ほどお伺いしたいと思います。 第一点は、確かに未実現利益に対する課税ではないということはわかるんですが、しかし譲渡利益という観点から見れば未実現利益に対する課税ではないということになりますけれども、含み益の利子に対する課税というふうになると、その利子自体については未実現利子所得に対する課税ということにはなるんじゃないんでしょうか。これが一点です。 二点目は、含み益の額の算定はどんな方法をお考えいただいているんでしょうかという点です。 三点目は、先ほどのお話でこれを個人にも法人にもというふうにおっし……
○猪熊重二君 議長及び副議長の選任は、選挙管理者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○猪熊重二君 公明党の猪熊重二でございます。 もう他の委員の方々からいろいろ御質問もございまして、重複するところもあるかもしれませんが、なるべく簡潔に時間を有効に節約したいと思っておりますので、よろしくお願いします。 この法案の目的は、大きく言いますと二つありまして、一つは地方の自立的成長の促進ということ、それからもう一つは国土の均衡ある発展を図るということだろうと思います。ということは、この法案がもともと都市と地方というものの対立というか利害相反というか、そういうことの具体的事実を前提として、いかに地方を活性化させ、またそれによって国土の均衡ある発展を図ろうとしているかというところにある……
○猪熊重二君 公明党の猪熊と申します。 最初に大熊公述人にお伺いします。 きょうは大変に有益なお話を拝聴させていただいて本当にありがとうございました。 老人をどこのだれが介護するのが一番いいんだろうかという点に関し、要するに介護の主体、これはどういうことが考えられ、どれが一番いいんだろうか。というのは、例えば私も、私の女房の母親が八十五でほとんど寝たきりなんです。そうすると、うちの女房が週に二回、ほかの兄弟が週に一回とか、こう割り振って面倒を見ているんです。そうすると、朝六時に起きてすぐ飛んでいきまして、週二日私が自分でネクタイを探す、こういう状況になっているわけです。それで、だれか人を……
○猪熊重二君 平成会の猪熊重二と申します。本日は、小林先生、川野先生、有益なお話を大変ありがとうございました。時間が十九分、わずかな時間ですが質問させていただきます。 まず、小林先生にお尋ねしたいのは、先ほど先生からいろいろお話をお伺いしたんですが、オンブズマンのイメージがどうもちょっとはっきりしないというか、よく理解できない面があるわけです。 と申しますのは、何か先生のお話を伺っていると、一口に言えば、このオンブズマン制度というものを苦情処理というふうな観点から想定しておられるのかなと。もし苦情処理というふうなことだと、請願を受けていろいろそれを調査し、その結果を勧告するなり、あるいは報……
○猪熊重二君 平成会の猪熊重二でございます。 本日は四人の先生方にはいろいろ貴重な御意見をお伺いしまして、教えていただきまして、大変ありがとうございました。 今の守住先生からの質問に関連するんですが、まず、国政調査権について少しお伺いしたいと思います。 国政調査権の調査主体、調査権を保持している主体というものは憲法の規定によるとハウスにあると、こういうことになっています。ところが、ハウスの権限行使ということは実際にはありませんでして、委員会におろすというか委員会で国政調査権を行使している。国会法、各院規則等でそうなっているんですが、ハウスに国政調査権を憲法上付与したことの趣旨がどこにある……
○猪熊重二君 せっかくの時間で、論点が余り広がると困ると思うんでちょっと申し上げたいと思います。 今、西川先生、都築先生、今井先生あるいは武見先生からいろいろお話がございました。私もそれはそれで非常に考えなきゃならぬことだし、重要なことだと思うんです。しかし、今いろいろおっしゃっているのに反対するようで非常に申しわけないんですが、今のようなものの問題提起は、どちらかというと参議院改革なり国会改革なり、要するに参議院をどう改革するかというふうなところにアクセントがある問題だろうと、こう思うんです。そうすると、この行財政機構及び行政監察に関する調査会というものの守備範囲というか、調査会の設置の趣……
○猪熊重二君 今の山田先生の意見、まことにもっともだと私は思うんです。ただ、今おっしゃったのは、大きく分けて二つの問題を一緒におっしゃられたと思うんです。 まず第一に、本日のテーマの第二種常任委員会のようなものをつくる、つくらないという問題。それから、仮につくった場合の、この第二種常任委員会の組織運営をどうするかという問題。 私も、第二種常任委員会的なものをつくった場合に、それの組織運営をどのようにするべきかというふうなことは、例えばもう一回やるとすればこの次のときに仮にそういうことをお話しし、もっともきょう今この場で第二種常任委員会でいいんだということの意見が集約できれば、まだあと一時間……
○猪熊重二君 要するに、苦情請願というのはそこに定義してある不適正行政に対する苦情を内容とする請願ということですね。具体的な行政行為の是正を求めたにもかかわらず、行政機関の対応がよろしくないという趣旨での請願という趣旨でしょう、この請願というのは。 ですから、いろいろ政策、立案とか要望とかそういうふうな請願じゃなくて、特定の行政行為に対する、自分の不服をきちんと処理してくれない行政行為についての請願という趣旨だろうと私は理解しているので、そういう趣旨の請願というのは余り出てこない。この間、相談委員の皆さんから伺っても、そういう具体的な特定の行政行為に対する苦情というのじゃなくて、ほとんど行政……
○猪熊重二君 最初に、建設省に対しましては、先ほど亀谷先生からもお話がございましたように、お話をお伺いして大変参考になったんですが、どちらかというと政策実現のための事前の評価、それから実施中の評価というふうなところに主としてアクセントがあって、いわゆる事後の評価というふうなものについてのお話が余りなかったように思いますので、ぜひとも今後はできたものの効率性等についての評価を検討していただきたいということを要望しておきたいと思います。 あと、行政監察局に少々お伺いしたいと思います。 行政監察をする場合に、いろいろ行政の執行状況を調査したり、あるいは成果がどのように上がっているかとか、いろいろ……
○猪熊重二君 今、会長がおっしゃったように、従前からもいろいろないわゆる評価はされているわけです、この前もちょっと申し上げたつもりなんだけれども。 その場合、評価するといえば何が基準になるかといえば、法があれば法律が評価の基準になるし、予算措置による行政執行ならば予算が一つの基準になる。そういうふうな意味で、法律もしくは予算という物差しによる評価というのは、適法性、合法性というところにアクセントがあるだろうと思うんです。そういう評価は、金の面では会計検査院がやっているし、部分的な細かいところにもあるけれども、総務庁の行政監察局がやっている。 それに対して、行政執行の効率性、効果性、有用性と……
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