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堂本暁子 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

堂本暁子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは堂本暁子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。堂本暁子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

15期(1989/07/23〜)

第116回国会 外務委員会 第1号(1989/11/09、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 初めて外務委員会で質問させていただきますが、まずきょうここの議題になっておりますインド共和国とベルギー王国への租税条約について伺いたいと思っております。  大変基本的なことから伺いたいのですが、租税条約は二重課税の回避が主目的なのか、あるいは脱税防止が主目的なのか、それをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、今回の場合ですと、ベルギーの場合には脱税防止というのは書いてございませんし、インドの場合には「二重課税の回避及び脱税の防止」と書いてございますけれども、この両方の条約は何か相違がありますでしょうか。
【次の発言】 それでは、海外における企業とか金融機関による脱……

第116回国会 予算委員会 第5号(1989/10/26、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 私はつい半年前まであちら側の記者席におりまして予算委員会を取材してまいりました。閣僚のお顔が横に見えたのが、議員席に座りますと正面から見えるようになりました。記者時代は子供の問題とか女性の問題、そして障害者や老人の問題、さらにODA、第三世界の問題を中心に取材してまいりましたけれども、これからは政治の場でこうしたテーマに将来展望を持ちながら取り組んでいきたいと考えております。  総理を初め閣僚の皆さんに初めてきょう質問をさせていただきたいと思っております。  ここに立ちましてまず最初の質問なんですけれども、まさにそのODAの問題でございます。今、田議員が外務大臣に情報公開というこ……

第118回国会 外務委員会 閉会後第1号(1990/09/19、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 まず最初に、イラクで人質になっておられる日本の方はもちろんですけれども、あらゆる国の方たち、それから御家族のことを考えると、一日も早い解決、そして平和的な解決であるようにと望まざるを得ない、望まずにはいられないと思います。それで、そのための努力を今後もぜひ重ねていただきたいということをお願いして質問に入らせていただきたいと思います。  先ほどお隣りの田議員がアメリカの圧力と日本の憲法との板挟みの苦脳という表現をお使いになって、大変絶妙な表現だと思って私は感心をしたんですが、その後で田議員は、国民は政府の対応に大変不満を持っているというふうに言われま した。私は、そのもう一つの側の……

第118回国会 外務委員会 第2号(1990/04/17、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 まず、きょう議題になっておりますジュート及びジュート製品に関する国際協定について伺いたいと思いますが、ネパールとかバングラデシュなど最貧国でこういった麻の袋にする材料、麻に近い材料でございますか、のものがつくられているということで、今回どのような協定がつくられたのか、新設ということと伺っておりますので、一言伺いたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。  インドでも大変ジュートはつくられているそうでございまして、後ほどインドの食糧のかんがいに関してのダムのことも伺いたいと思っていますが、これから世界の情勢、国際情勢一般について質問させていただきたいと思います。  前……

第118回国会 外務委員会 第5号(1990/06/01、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 大臣は、ちょうど三日ぐらい前ですか、私は予算委員会で質問させていただいて、もうヨーロッパから早速またお帰りになってきょうお会いしたということで、大変短いヨーロッパの旅行であったかと思います。大変仕事もお忙しかったであろうと思いますが、きょうは、外務次官の栗山さんがお書きになった「外交フォーラム」の中の「激動の九〇年代と日本外交の新展開 新しい国際秩序構築への積極的貢献のために」というこの文章を読ませていただきまして、思うことが多々ございました。また、外務省の姿勢と申しますか、日本の外交のあり方を考えることも多々ございました。  まず最初に、外務大臣に、この内外の反響の多かった次官……

第118回国会 外務委員会 第8号(1990/06/19、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょう問題になっております日仏原子力協定、けさほど久保田さんが言われましたように、私にとっても大変わかりにくい協定でございます。その原因としては、やはりわかりやすい情報がないということが一つ、そしてもう一つは専門的技術的な問題であるためかと思います。ただ私にわかっていることは、その背後にあります原子力政策、これは非常に重要な問題であって、国際的な立場でしかも数十年あるいは一世紀にわたる長期的な展望で私たちは審議する必要があるということです。で、時代の大変重要な課題、それとこの日仏原子力協定は無関係ではないのではないか、それだけにこの日仏原子力協定の審議は慎重な上にも慎重に審議しな……

第118回国会 外務委員会 第10号(1990/06/25、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうはお忙しいところありがとうございます。  お二人に伺わせていただきますが、まず最初に 大下さんに、先ほどフランスのラ・アーグの話をされましたが、もう少し詳しい状況を御説明いただけますか。
【次の発言】 六ケ所村とそれから青森県が立地協力を決めたのは一九八五年ということですけれども、それから五年の歳月がたって、この委員会での議論がどれほど六ケ所村に伝わっているかは存じませんけれども、チェルノブイリのこともありましたし、皆さん五年の間にいろんな形で大分認識してこられたと思うんですが、今の六ケ所村なり青森県民なりは現実にはどういうふうに認識しているんでしょうか。

第118回国会 社会労働委員会 第5号(1990/06/01、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 私はきょうは女性の健康の問題として性、避妊、そして妊娠、出産について伺わせていただきたいと思っております。  数年前になりますけれども、新宿の駅の裏にやみ中絶専門の診療所があると聞いて、実はそこへ参りました。そうしますと、本当に若い高校生が肩をすり寄せるようにしてやってきて、しかし中に入るのは女の子だけでした。一人で来る女の子もいました。中に入って医師にも話を聞きましたが、ほとんど翌日は来ない、後大変悪い影響が体に残るのではないかというようなことも言っていました。そのときに、私は同性ですから思ったのですが、そういうことを女性が心と体で味わわなければならないという前に、やはり正しい……

第118回国会 予算委員会 第11号(1990/05/22、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 我が国のODAはもう世界一、二と言われるほどになりました。特にもう日本の官庁、ほとんどどの省庁にも関係がございます。きょう、あえて予算委員会の総括質問の席でODAのことを問題にし、予算を絡めて伺いたいと思ったのもそういうことなのでよろしくお願いいたします。  総理は、予算委員会の中でも、できれば軍備のない形でアジアの平和のイニシアチブを日本でとりたいと、この間発言されました。けさも平和の配当というようなことで日本は国際的に孤立できないんだということをおっしゃいまして、多分経済協力ということにも大変重点を置いておられると思います。  先日、南西アジアを旅行なすって実際に各国から要望……

第118回国会 予算委員会 第14号(1990/05/28、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうは総理がおられないので残念ですが、海部総理のキーワードは経済的な豊かさよりも心の豊かさ、そして国民生活の質の向上、大変数多く伺いました。きょうは予算編成、総理のこういった施政方針演説と申しますか、政策を反映したものであるべきだと思いますので、この観点から質問させていただきます。  前回の総括質問の少し続きになりますけれども、ODAの問題について最初に外務大臣に伺いたいんですが、こういった心の豊かさと申しますのは日本で独占すべきものではなくて、当然ODAの対象国にもそういった姿勢で日本が臨むんだと思いますけれども、人道的とよく言われます、どのように具体化なさるおつもりか、理念……

第120回国会 外務委員会 第2号(1991/03/26、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 大臣、アメリカからお帰りになって大変お疲れのところだと思いますけれども、よろしくお願いいたします。  私は、欧州復興開発銀行を設立する協定についてまず質問させていただきます。  東西の冷戦構造が解け始めてソ連、東欧諸国と西側の諸国の共同参加、これは大変今までにない金融機関としてのあり方だと思います。こういった銀行が誕生する、これは画期的なことだとは存じますが、同時に、開発と環境というのは大変難しい問題であるというふうにも常日ごろ思っております。  こういった新しい銀行の融資する案件、これはどのようにして決まるのか、日本は参加するのか、まずその点から伺わせてください。

第120回国会 外務委員会 第5号(1991/04/09、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうは、今御説明いただきました一般会計予算案の概要の中でもODAが今年度は八%の増額、それから国際協力事業団の事業費も前年度比で七・三%増ということなので、ODAを中心に伺いたいと思っておりますが、その前に、いろいろ国際情勢も動いておりますので少し伺いたいと思っております。  まず最初に、これは大臣にぜひ伺いたいんですけれども、今クルド難民が飢えと寒さに苦しんで国境を越えております。今まで政府は、もっと見える援助をということを主張していらっしゃいました。今回一千万ドルの拠出をUNDROになさった、そのことは決まっているわけですけれども、どうしてこのときに緊急に救援隊を送ることを……

第120回国会 外務委員会 第6号(1991/04/23、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 今も御質問にございましたけれども、この日ソ共同声明を読ませていただきまして、ほぼ十三時間と今大臣もおっしゃいまして、大変行間にその御苦労がにじんでいるように私感じております。わかりにくいところもございますけれども、大変御苦労なさったことをそれなりに評価させていただきたいと思いますし、お役目大変に御苦労さまでございました。  確かに一つ一つ読ませていただくと、いろいろ両国の間で協議なさった言葉の積み重ねなのだろうと思いますが、自民党の方から、わかりにくいからもっとわかりやすく書き直すようにというような声も上がっているやに伺っておりますけれども、実際に書き直すなどということが可能なの……

第120回国会 外務委員会 第7号(1991/04/25、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 ただいま議題となりました李方子女史に由来する服飾品等の協定について私はまず質問させていただきます。  ここに李方子さんがお書きになった自叙伝が二冊ございますけれども、大変に国と国との間の一つの制約と申しますか、抗争の中で生きられた一人の人生かと思います。そして、日本の国としては戦後も方子さんにどれだけ誠意を尽くしてきた のか、今になって私は改めて思うのでございますけれども、この服飾というだけではなく、それにまつわる思い返せば一世紀近い間の日本と韓国との間のいろいろな出来事、この一つの物が返るというだけではなくて、やはりもっと何か深い意味があるような気がいたしております。  李王家……

第120回国会 予算委員会 第12号(1991/03/29、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 湾岸戦争は、軍事大国化ですとかそれから環境の問題、人権の問題、本当にいろいろな問題を私たちに大変クローズアップして見せてくれたと思っております。そういう問題をきょうはODAの観点からいろいろ伺いたいんですが、その前に、総理は近く訪米なさるということで、少し国際情勢について伺いたいと思っております。  けさも九十億ドルのおつりの話というのがございましたけれども、おつりどころか目減りをというような話もありまして、まず大蔵大臣に伺いたいんですが、最初にアメリカへいらしてプレイディ財務長官とお会いになったとき、円建てでお話しになったのかドル建てでお話しになったのか。

第120回国会 予算委員会 第15号(1991/04/04、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 まず選挙権の問題から入らせていただきたいと思うんですが、選挙権はすべての国民に保障されているでしょうか、自治大臣に伺います。
【次の発言】 基本的にとはどういうことですか。必ず全部保障されていないんでしょうか。
【次の発言】 障害あるいは高齢者と選挙権のことを伺いますが、障害度が三級で車いすに乗っている人とそれから一級、二級の障害を持った方、それから両下肢、体幹、移動機能の障害がある人、これも三級と一級がありますが、そういった方で選挙権の行使に差があるのはなぜでしょうか、この理由を御説明いただきたい。
【次の発言】 車いすで実際に階段を動けない人、三級の場合に、その方たちはどうす……

第121回国会 環境特別委員会 第2号(1991/09/25、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 環境委員に今回初めてなりまして質問の場を与えられたわけですけれども、最初ですので、まず日本の環境行政について大所高所からきょうは伺いたいと思います。特に来年の六月には環境と開発に関する国連会議も開かれることですし、地球環境の立場から伺いたいというふうに思います。  第三回の準備会がジュネーブで開かれましたけれども、途上国側から出されました経済援助のシステム、それから技術移転の確約といったことで、最重点課題と申しますかクローズアップされたという感じがいたします。しかも資金面で日本に対しての期待が非常に大きい。これはもうよその国もそう思っていますし、多分日本でもそう受け取らざるを得な……

第121回国会 厚生委員会 第2号(1991/09/10、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 ただいま大臣は冒頭にも出生率の問題に触れられましたけれども、私はきょうは女性の視点からリプロダクティブヘルスに関する研究について質問させていただきます。  まず、このプロジェクトをスタートさせるために厚生省の払われた御尽力を評価させていただきたい。全国の女性が期待していますので、充実した内容、そして成果が出ることを希望いたします。  お手元に資料が配られていると思いますが、その資料の頭にございます厚生省から私が資料要求をしていただいた九月六日の資料、これに基づいて質問したいと思います。大臣のお手元にございますか、資料が。

第121回国会 厚生委員会 第4号(1991/09/17、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょう私は、午前の委員会に引き続きまして、今回の改正で問題になっております訪問看護の制度について質問したいと思います。  最初に、受け入れる側の条件、老人はどういう条件でございますか。
【次の発言】 この制度の前提としては、医師の指示のもとに看護婦が訪問するということになっていますが、入院している病院が必ずしも近いとは限りません。自宅に遠い病院に入院する場合もあります。その場合、近くの医師が、退院後の高齢者を診ることを病院の方から依頼されても、これを断った場合には一体どうするのか、それでも退院させるのかどうか。かかりつけのいない状態というのが起こると思いますが、これはどう対応され……

第121回国会 厚生委員会 第6号(1991/09/19、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 私は、きょうは世界じゅうどこでも一番悩みと申しますか、苦労しておられると思います痴呆性老人の問題を中心に質問したいと思います。  その前に、先日いろいろ手続上何か行き違いがございまして、リプロダクティブヘルスのことでもう一回だけ大臣にお答えをいただきたいと思っておりますが、私ども前の社労の時代にお願いいたしましたのは、子供を産む側の性が女性の体の政策については直接いろいろ意見を聞いたり、そして政策の決定の場に意思を反映していきたいということをお願いしたわけでございますが、その点についてもう一度だけ確認させていただきたいと思います。

第122回国会 環境特別委員会 第2号(1991/11/20、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 堂本でございます。  長官、初めてお目にかかるわけですけれども、大変大事なときに長官になられたというふうに思います。きょうは三点伺いたいと思っています。先ほどから出ています環境と開発に関する国連会議、いわゆる地球サミットについて、それからバイオダイバーシティー、生物の多様性の問題、そして最後に女性と環境、三点伺いたいと思います。  まず地球サミットの問題ですが、サミットをめぐる国際的な動きを見ておりますと、先進国と途上国との対立がだんだん目立ってきている。もっと大きく国際的な舞台で申しますと、冷戦の構造から地球環境へと、いわゆる歌舞伎で申せば場面がぐるりと回り舞台が回りまして、主……

第122回国会 環境特別委員会 第3号(1991/11/25、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうは、椎貝先生、山本先生、大変お忙しい中を御出席いただきまして、まことにありがとうございました。  早速先生方に伺いたいんですが、一つその前に、今お話をお二方から伺いまして、私は、消費税の公聴会それから六ケ所村の放射性廃棄物の公聴会と出ましたが、きょうはちょっと奇異な気がいたします。二つの公聴会のときは反対の立場からと賛成の立場からということで意見が述べられましたが、きょうはお二人とも賛成の先生たちなので大変戸惑っております。  まず私は、今いろいろ数式を並べられましたが、数式でもって果たして何千年あるいは何百年、何十年という人の英知とかそこの住民の知恵によってつくられてきた……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第3号(1991/12/05、15期、日本社会党・護憲共同)

○委員以外の議員(堂本暁子君) お答えいたします。  先月、国連本部を訪れ、PKOの責任者を初め十人の担当官に会うことができました。その発言の中で最も大事だと思ったことを御報告したいと思います。  日本が憲法の制約、そして歴史的な事情あるいは判断から、国連にPKOを参加させることができないとすれば、それは国連の事務総長を初め国際社会はそれを理解し、了解するだろうというものでございます。どこの加盟国もPKOに参加することは義務づけられていませんということも言われました。また同時に、社会党が考えております法案の説明もさせていただきましたが、文民が貢献できる領域は多々ある、非常に大きくありますという……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第4号(1991/12/06、15期、日本社会党・護憲共同)

○委員以外の議員(堂本暁子君) 社会党・護憲共同の法案の発議者の堂本暁子です。  まず、中国の問題から御報告したいと思いますが、私は、教科書問題が起こりましたとき、侵略か進攻かというときに、ちょうど北京でその当時は記者として取材に当たっておりました。中国の方は当時大変寡黙で、マイクを差し出してもほとんど答えていただけなかったんですが、この問題だけに関しては、父は日本軍に殺されたとか、私の家も焼かれましたとか、南京から逃れてくる間に途中で大勢の人が死にましたと、畑で働いているおじいさんとか、それから孫の守りをしているおばあさんとか通行人の人、そして若者までが、実は私の祖父母から聞いたのですがとい……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第5号(1991/12/18、15期、日本社会党・護憲共同)

○委員以外の議員(堂本暁子君) 社会党の平和協力活動等に関する法案の発議者でございます堂本暁子です。  十二月八日にテレビを通して、日中戦争そして太平洋戦争のさまざまなフィルムがたくさん放送されました。余りに悲惨な映像を見て、思わず同じ日本人として、半世紀を経ても目を覆いたくなるようなシーンも多々ございました。戦争ほど人間の尊厳を損ない、そして人権が侵害されるものはないことを改めて再認識せざるを得ませんでした。特に、同じ女性としては、朝鮮半島から強制連行された従軍慰安婦の映像も大変に悲惨で、心痛むものでございました。戦後三年たって、一九四八年に国連総会で世界人権宣言が採択されたのは、そういう意……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第6号(1991/12/19、15期、日本社会党・護憲共同)

○委員以外の議員(堂本暁子君) お答えいたします。  もう笑っていらっしゃるんですけれども、次元の低い話にしたくないと思います。例えばノルウェーなんかでしたら、総理大臣も女性、そして閣僚の半分が女性、そしてここに座っていらっしゃる方の四〇%が女性のような国だったら、恐らく今のようなそういう笑い声は私は出ないと存じます。私も、きょうこの話が出ますときに、そういう次元で、笑いが出るような次元でこの話はしたくない。今、久保田さんもおっしゃいましたように、朝鮮の強制連行された慰安婦の問題と全く私は共通していると思うんです。  これは、ぜひしっかり報道の方にも見ていただきたいのです。男性がパスポートを持……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第7号(1991/12/20、15期、日本社会党・護憲共同)

○委員以外の議員(堂本暁子君) 私たちが提出している法案では、自衛隊ではなく武器を持たずに行くということでございますが、ここに高等弁務官事務所のカンボジア難民帰還援助計画というのがございます。和訳されたものと、これは新しいのは英語のままですけれども、ここの中を見ますと、一番主に活躍してほしいということが出てますのがNGOです。きのうも青年海外協力隊のことが話題になりましたけれども。
【次の発言】 ここで、NGOの場合にはそういうところへ行くわけですね。武器を持たず、そしてそこのところに、今例えばイギリスでしたらOXFAMなんていうのがあります。日本でもそういう形で、文民で武器を持たず、そういう……

第123回国会 外務委員会 第1号(1992/02/27、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 新大臣になりまして初めての質問でございますが、私はいよいよ三カ月後に迫りましたいわゆる地球サミット、リオで開かれます地球サミットについてきょうは伺いたいと思います。  冷戦の終結後、市民外交は急激に変容を遂げたというふうに思います。一番と申しますかそのうちの一つが、環境外交という言葉がございましたらやはりその環境外交ではないかというふうに思うのです。国際協力なしにはどうしてもできない分野であるということでこの地球サミットは大変大事だと思うのですけれども、外務大臣、日本の環境外交としてはどう臨むべきだというふうに今お考えでいらっしゃいましょうか。

第123回国会 外務委員会 第3号(1992/04/07、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 子供の権利条約がやっと批准の運びになったやに伺っておりますけれども、この子供の権利条約と申しますのは、今までややもいたしますと子供が保護の対象になる、そういった視点が多かったのに対して、この条約は子供を人権の主体として認め、そしてさらに子供の自己決定権の尊重という基本理念に立っていることが大変に意義深いと思っております。  批准についての準備は大体終わったのでしょうか。まずそのことから伺いたいと思います。
【次の発言】 国内法の整備その他は大体終わったということでございますか。
【次の発言】 きょう私は一カ所確認をさせていただきたいと思っておりますけれども、釈迦に説法みたいなこと……

第123回国会 外務委員会 第4号(1992/04/14、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうは旅券法の改正ということでございますけれども、このMRPコードの記号化ということは、大変迅速になるということは歓迎したいと思うのですけれども、個人情報のプライバシーの保護という点についてはどのように外務省は対応なさるおつもりでいらっしゃいましょうか。
【次の発言】 大変日本人の渡航が多くなっているわけですけれども、外国人の来日もふえております。中でも問題なのは外国人労働者の問題だと思います。  先ほども田議員の方から政府の態度については御質問がございまして、そして積極的には単純労働者の受け入れは推進しないという大臣からの御答弁もございました。多分一九九〇年の入管法の改正はそ……

第123回国会 外務委員会 第6号(1992/04/21、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 私も実は主にILO百五十九号のことを伺うつもりでおりましたけれども、アメリカの新聞で堀さんが今るる伺いましたことにダブらない範囲で触れたいと思います。  その問題のサンノゼ・マーキュリー・ニュースというのはここにありますけれども、延々実に新聞としては長い記事だと私思いますが、これだけの記事とこの記事、それからなおかつこの記事で、言ってみればもうほとんど雑誌に近いような長い記事です。  アメリカの新聞に特にトップが「HowJapanese foreign aid helps Japan economy」と書いてありますけれども、これは日本の援助が日本の財界なり企業なりをどう助成して……

第123回国会 外務委員会 第10号(1992/06/18、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 松前議員に続いて伺いたいのですが、まずちょうど地球サミットが終わったところで、日本としてはODAの大幅な増額を環境分野で行うということを約束したわけです。この世界遺産条約というのは、世界遺産保護に関する国際協力のために世界遺産基金というのが設置されているそうですが、今回こういった協力を約束した中で、世界遺産基金に日本としては十分に貢献する用意が政府としておありになるのかどうか、その点ぜひ積極的な御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 十七年というのは遅きに失したと、私たちは事かるたびにもっと早く批准をしていただきたいというお願いをしてきたわけですので、やはり大変遅過ぎたとはい……

第123回国会 環境特別委員会 第4号(1992/04/06、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 地球サミットと言われます開発と環境に関する国連会議まであと二カ月になりました。ニューヨークで開かれておりました最終準備会もちょうど終わったところです。環境庁の方も大変に忙しい思いをされたと思いますし、私も現地で皆さんがもう本当に夜遅くまで働いていらっしゃるのを見て御苦労なことだと思っておりました。  きょうはまずそのことから伺いたいんですけれども、日本の立場と申しますか、大変世界から注目を浴びている。いろいろな意味で注目を浴びている。単に資金面というようなそういった単純なことではなく、一体日本の指導力はどうなっているのか、一体日本は何を考えているのかというようなことを多々聞きまし……

第123回国会 環境特別委員会 第7号(1992/05/13、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうはお忙しい中、参考人の皆様方、私たちのためにいろいろ御意見をお述べいただいてありがとうございました。  私は最初に猿田参考人に伺いたいんですが、二年間にわたる座長のお役をお務めになられたということですけれども、平成三年の十月に検討会が取りまとめた最終報告が提示されて、それをベースに今回の法案もつくられたというふうに聞いています。中間報告では、先ほどのお話にもありましたような固定発生源、それから移動発生源、それからステッカー方式とかいろいろ報告されていた中で、今回使用車種の規制だけになったわけですけれども、こういったことで十分だとお考えでしょうか。

第123回国会 環境特別委員会 第9号(1992/05/27、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 私が初めて中村長官に質問をさせていただきましたのは、バイオダイバーシティーという言葉を御存じでしょうかと、私も一年半前までは知りませんでしたが、そのことを伺ったと思うんです。  生物多様性条約もナイロビで採択され、そしてリオに向けて準備が進んでおるようですけれども、温暖化の条約と二本、大変大事な条約という位置づけにもなりまして、多分大臣も今はお詳しくていらっしゃると思いますが、今までの自然保護とかそれから生態系の保全というのと、時代性と申しますか現代的な環境のあり方、地球規模での環境について、やはり生物の多様性というのは新しい理念を盛り込んでいるというふうに思いますけれども、大臣……

第123回国会 文教委員会 第4号(1992/04/07、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 けさほど同僚議員から子供の権利条約についての質問が出ましたけれども、この子供の権利条約というのは、今まで子供たちが保護の主体であった、そういった立場から、そうではなくて、もっと子供たちの主権を認めたと申しますか、子供自体の人権を認める、そういったことで非常に画期的なものだと思います。きょう私は、子供たちの主権が認められたといってみても、まだ子供たちがここで発言できることはないので、子供たちにかわってきょうは大臣に、そして文部省に伺いたいと思います。  私が学校へ行かないあるいは行かれない子供たちの取材を記者として始めてからちょうど二十年ぐらいたちますが、やっとという感じがするのは……


16期(1992/07/26〜)

第125回国会 外務委員会 第1号(1992/12/07、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 それでは質問させていただきます。  今、この上の階での商工委員会の環境と厚生の連合審査でバーゼル条約に関連した国内法の審査をして、大急ぎでおりてきたところでございます。今度は条約の方のことでまたいろいろ確かめさせていただきたいと思います。  お手元に「台湾に輸出された有価商品の不法処理現場」という写真をお配りしてございますけれども、これは高雄市の廃棄物輸入管理地というところです。  上の写真は、有価物として台湾の方からすれば輸入された例えば日本の自動販売機、電子レンジ、テレビなど、もう日本商品の山、山、山でございます。これはこの上の写真だけで一つの業者だそうです。こういった業者が……

第125回国会 環境特別委員会 第2号(1992/12/04、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 委員派遣の報告を申し上げます。  去る十月二十六日から二十八日までの三日間、公害及び環境保全対策に関する実情を調査するため、松前委員長、西田理事、広中理事、釘宮委員、野間委員、大脇委員、勝木委員、有働委員、粟森委員、それに私、堂本の十名で北海道の道央地区に行ってまいりました。  日程の第一日は、北海道庁において北海道の環境問題の概況等について説明を聴取した後、北海道東海大学を訪れ、同大学における環境問題の研究状況を視察いたしました。  第二日は、まず、京極町において名水百選。「ふきだし公園」の管理状況を、次いで、倶知安町の道栄紙業株式会社で紙パックの再生工程等を、また留寿都村にお……

第125回国会 予算委員会 第3号(1992/12/04、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 総理、リオにいらっしゃらなくて私は今でも残念だと思っておりますが、演説の草稿だけが届きまして、そのときに環境の分野で日本は率先した役割を果たしていくべきであるとお述べになっていらっしゃいます。  リオ以後、半年たちました。国内的そして国際的にこのビジョンをどう実現なさるおつもりか、まず伺わせていただきたいと思います。
【次の発言】 リオ演説の中に総理は水俣病のことにも触れておられます。その同じリオに実はも う大変年老いた水俣の患者さんたちがおりてみえて、被害救済のおくれを訴えておられました。大変残念に私は思ったのでございますが、裁判所からの和解勧告にどう対応なさるのか、まず環境庁……

第126回国会 外務委員会 第2号(1993/03/29、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 きょうの議題になっております法律のことを伺いたいと思いますが、今回の法改正で在グルジア大使館が設置されるということで、ロシア大使館がその任務を兼ねると伺っております。  大変激動するロシアでございます。旧ソ連圏での外交はあらゆる面で今、大変困難かというふうに思いますが、どうしても言葉の問題、これはもう大変、カザフ語が必要だそうでございますしウズベク語も必要である。細かいニュアンスを知るためにはそういった言葉がどうしても必要だと思うのですけれども、こういったことに堪能な外交官の方はおられるのでしょうか。
【次の発言】 文部省に伺いますけれども、これから外交だけではなくて経済、文化、……

第126回国会 外務委員会 第3号(1993/04/06、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 議題に入ります前に、けさ外務大臣がぐあいがお悪いという新聞報道に接しまして、大変いかがかと案じております。ちょうどG7の外相・蔵相会議、それから東京サミットの議長国として外相が議長の役をなさるはずでしたから、さぞ今、外相代理をお立てになるということを決心なさるのは大変無念でいらしたのではないかと思いますので、機会がありましたらくれぐれもお大事にということをお伝えいただきたいと思います。  続きまして、とは申しますけれども、大変にまさにG7の会議を前にいたしまして日本としては議長国として大変な時期に差しかかっているかと思います。東京サミットに向けて外交がまさに東京を舞台に展開されよ……

第126回国会 外務委員会 第6号(1993/05/13、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 きょう、生物多様性条約とそれから気候変動枠組条約の審議がなされるわけですけれども、私は一日で四つの条約の審議というのは余りにも審議の時間がないということに関してまず疑問を抱かざるを得ません。衆議院の傍聴にも参りましたけれども、土井たか子さんが、これはもう審議が終わってからでも、たとえ採決してから後でも審議を続けるべきだと盛んにおっしゃっていましたけれども、私も同感でございます。  どの程度軽く考えていらっしゃるのかということで、まずそのことから、私は政務次官が決して嫌いなのではないのですけれども、本当は大臣に、そういった個別のことよりも、UNCEDで非常に国際的にも重視されるこう……

第126回国会 環境特別委員会 第3号(1993/03/26、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 私は、きょう野生生物の質問をさせていただきますが、その前に今の長官の水俣病についての御答弁は大変残念に思います。  今、公正にとか、それから国民の同意を得てとおっしゃいましたけれども、今日本の国民で水俣の解決の一日も早からんことを望まない国民なんていないんじゃないかと私は思っております。これは余りにも行政の横暴としか言いようがございません。そして、二十年前にストックホルムで国連人間環境会議が行われたときに、タラップを水俣の患者さんたちが降りてこられたときに、世界の人たちは唖然とした。それから二十年間、リオまでずっと水俣は世界じゅうで問題にされてきた問題です。  今度またきょう長官……

第126回国会 環境特別委員会 第4号(1993/03/29、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 私は、ただいま可決されました公害健康被害の補償等に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、公明党・国民会議、民社党・スポーツ・国民連合、日本共産党、民主改革連合、各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  以下、案文を朗読いたします。     公害健康被害の補償等に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)  政府は、本法の施行に当たり、次の事項について適切な措置を講ずべきである。  一 既被認定患者に対する認定更新等が適切に行われるよう関係自治体の長を指導するとともに、治癒によって制度を離脱した者に対するフォローアップ事業……

第126回国会 環境特別委員会 第7号(1993/04/21、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 中尾議員に引き続きまして質問させていただきます。  長官、正本では民間のNGOが育たなかった、これはなぜだとお考えでしょうか。今民間のNGOが日本では非常に貧弱であるとおっしゃいましたけれども、どうして諸外国で育ちながら日本では育たなかったとお考えでしょうか。
【次の発言】 私は一部賛成、一部違うと思っています。  住民というのはたくましいものでございます。足尾銅山で百年前にこの国会を取り囲んだのは農民であり、労働者でした。一木一草全部汚染されて自分たちが病気になったときに、そういうときに投獄されようが、男は投獄されました、その後の運動を引き継いだのは女でございます。そういうのを……

第126回国会 環境特別委員会 第8号(1993/05/26、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 環境基本法は二十年ぶりに公害対策基本法を廃案にしてつくる大変大事な法律だと思っております。  審議に入ります前に、大変基本的な、一番基本的なことから伺いたいと思うのですけれども、環境庁長官、今これから審議させていただく法律、この法律の主役はだれだというふうに大臣は認識していらっしゃいますでしょうか。
【次の発言】 私も全くそう思っております。今回は地球サミットを受けてということで、恐らく国民プラス地球市民というような視点も入っているかと存じますが、いずれにしても霞が関の法律ではないということだけは確かなはずなんですけれども、この法律を読みまして、本会議でも、それから私が予算委員会……

第126回国会 環境特別委員会 第10号(1993/06/04、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 私は、今世紀最後と言われた環境と開発の国連会議、ジュネーブ、ニューヨークの準備段階から参加いたしまして、またその地球サミットを受けた形でつくられた環境基本法案の審議に参加できるということを大変幸福でもありますし、責任も感じております。  きょうは自然環境保護といった視点から逐条的に法案について政府にただしていきたいというふうに考えております。まず最初の感想は、これだけ地球サミットを受けたと言われていながら、我が国が国の内外に対して今後持つであろう環境政策をきちんと全文にうたっていないということを大変に遺憾に思っているということだけお伝えしておきたいと思います。  質問に入ります。……

第126回国会 環境特別委員会 第11号(1993/06/14、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 いよいよ環境基本法も大詰めでございます。きょうは総理にも御出席いただきましてありがとうございました。最後の確認と申しますか、いろいろ伺いたいことがございます。  リオの総理の演説からさらに今国会での本会議、予算委員会、そして衆議院の環境委員会と、総理は一貫して環境の問題は地球規模の空間的な広がりと、それから二十一世紀に向けての時間的な広がりとを持つと。しかも、人類の生存基盤にかかわる問題だということを指摘されてこられまして、国民的課題であると同時に全人類の課題であるともおっしゃっていらっしゃいました。  こういった時代認識のもとにつくられた環境基本法でございますけれども、第四条で……

第126回国会 予算委員会 第6号(1993/03/22、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 今回も環境の質問なんですけれども、基本法が国会に出されましたので、きょうは基本法について伺います。  総理は地球サミットの折に、地球に優しい日本にしていく、それが国際責務であるというふうにお述べになっていらっしゃいますけれども、今回基本法ができた。そのときに、やはり世界の期待とそして注目が集まっているかと思います。この機会に、総理がどのような理念で環境の政策を推進していらっしゃるのかまずその点から伺わせてください。
【次の発言】 今、総理おっしゃった時間的広がりそして空間的広がり、きょうはその次元でできるだけ話を進めていきたい、こう思っております。  今るるおっしゃった理念、それ……

第126回国会 予算委員会 第19号(1993/06/07、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 前回に引き続きまして、私は景気と環境さらに福祉と人権の視点できょうは質問させていただきます。  本題に入ります前に、総理が経済の専門家でいらっしゃるので伺いたいのですけれども、今回の補正予算は景気の回復ということでございますが、農村地区、特に例えば中山間地区ですとか山村とか、そういったような領域にまで景気の問題をお考えかどうか伺わせていただきたいと思います。
【次の発言】 一昨日、福井県でシャドーキャビネットの「一日農水省−農林・水産政策フォーラム」というのが開かれまして、私も参りまし た。  その席上、具体的には中山間地区にある池田町というところなんですが、そこの町長さんが、農……

第128回国会 環境特別委員会 第3号(1993/10/27、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 初めての質問ですけれども、政権交代で今まで野党の理事として御一緒に仕事をしてきた広中長官が、環境行政の責任者となられたことを大変うれしく思っております。と同時に、所信で述べられておられるように、従来の社会システムを見直して、環境保全型の社会の実現に努めるとおっしゃっているので、そのことに積極的に取り組んでいただきたいということ。そして、従来の自民党の長官にはできなかった環境行政の飛躍的な前進を期待したいというふうに私は思っています。  今、野間議員も言われましたけれども、アメリカの場合には、最近私アメリカヘ行って本当に驚いたんですけれども、本当にクリントン政権は政権交代以後熱心に……

第128回国会 環境特別委員会 第5号(1993/11/10、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 私は環境特別委員会で、前々国会でも今国会でも何度も何度ももう基本法についての質問を繰り返してまいりました。きょうは大詰めでございます。  各省庁おいでいただきましたが、環境庁に限っては質問を長官だけに絞って、そして政府委員の御答弁はこちらから指定した場合だけに限らせていただきます。  というのは、私はゆうべつくづく思いましたのは、どんなにいい法律ができても結局は行政が執行しなければほごと同じだということを、もう成立する前に思ったわけでございます。あとはどれだけ行政の長であられる長官が陣頭指揮をとり、やる覚悟があるか、本当にやるのかどうかというその決心を聞く以外にきょうはない、そう……

第129回国会 環境特別委員会 第5号(1994/06/10、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 それでは、大臣の所信についての質疑をさせていただきます。  まず、けさ、水俣の問題についての御質問が自民党の方から出されたわけですけれども、環境委員会で私のお隣にずっと公明党おられまして、常にやはり和解を求めた質疑をやっておられました。私は、やはり政治家であるのであれば、一刻も早く政治的な決着をつけるべきなのではないか、そのことを多く求めてきたわけでございまして、早期解決をすべきである。しかも、これは日本の言ってみれば公害の原点、環境問題の一番の解決しなければならない問題だというふうに思います。  行政は、行政の態度はもうずっと長官御存じのとおりに変わってないわけですけれども、細……

第129回国会 環境特別委員会 第6号(1994/06/20、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 同僚委員からも大変に法律がわかりにくいということを何度も指摘されましたが、私もこんなにわかりにくい、読みにくい法律はめったにないのではないかと思います。役所同士の連絡用の法律なのか、それとも一般の、本当にこういった象牙やワニや、そういった野生動物に関する、植物に関することを扱っている人たちにわかるような法律なのかといったら、まずわからないというふうに申し上げたい。そしてそれをさらにわかりにくくしているのは、例えば十二条の三項ですとか、それから二十条の二項もそうですし、それから三十三条の二項もそうです。それから三十三条の十三項。みんなこれは政令で決めるとなっている。政令の内容をきょ……

第129回国会 環境特別委員会 第7号(1994/06/21、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 きょうは予算の審査ということでございますけれども、まずことし環境基本法が制定されて目新しいこと、そして環境庁として新しいことの中に、千七百万円の海外における事業活動に関する環境調査費が入っております。実際にどのような調査をされているのかまず伺いたいと思います。
【次の発言】 環境庁はそういう意味で大変監査的な役を果たしていただきたいわけですけれども、実際私が参りましたフィリピンでも、鋼の精錬の工場のところでは硫酸をじかに海に流していましたから、ほとんどPHがお酢と同じぐらいになってしまって酸化していました。ほとんど点もすまなくなるというような現状がございました。これはODAの部分……

第129回国会 大蔵委員会 第6号(1994/06/22、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 堂本でございます。  初めて大蔵委員会で質問させていただくわけですが、今前畑さんは中小企業の人の気持ちをとおっしゃいましたが、私はきょう初めてなので、一番素直に質問できる時期かと思いますので、村に住むおじいさんおばあさんや、団地に住んでいるお母さんお父さんの感覚できょうは御質問申し上げたいと思っています。  私は、税制協議会の中で行財政改革の、しかも公共事業の問題と取り組んでおりました。与党のとき、そして野党になってからも続けております。これからはどっちになるのか知りませんが、いずれにしても、どちらになっても今のところはずっと公共事業なので、その点を中心に伺いたいと思っております……

第131回国会 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第7号(1994/12/08、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 おはようございます。  きょうは前向きに質問させていただきたいと思っていますが、WTO協定によって地球環境の悪化あるいは生存権それから健康権が妨げられてはならない。今後、WTOに貿易と環境委員会ができるわけですけれども、日本国はそこでイニシアチブをとる、リーダーシップをとるおつもりかどーシップをとるおつもりかどうか、総理にまず伺わせていただきます。
【次の発言】 大変積極的にという御答弁ですので、ではどういうふうに具体的に積極的にかかわるかという問題になりますが、環境基準は南北の格差が大変にございます。エコダンピングを招きかねない。輸入国の側で関税を使った措置をとることもあり得る……

第131回国会 大蔵委員会 第3号(1994/11/18、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 新大臣と申しますか、武村大臣に初めて質問に立たせていただきます。よろしくお願いいたします。  私は、ごく一般の消費者、そして店先で買い物をするお母さんやおばあさんの立場、それからもう一つはサラリーマンの立場、第三に与党行革プロジェクトのメンバーの立場という視点からきょう質問をさせていただきたいと思っております。    三十年サラリーマンをしておりましたから、中堅サラリーマンの所得課税が今回、累進構造が緩和されたということは大変よかったと率直に思っています。ちょっと早くサラリーマンをやめ過ぎたかなと思うところですけれども、後半の十年間は大変に重税感を感じておりましたから、そういった……

第132回国会 運輸委員会 第3号(1995/02/21、16期、各派に属しない議員)

○堂本暁子君 堂本暁子でございます。運輸委員会での初めての質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  私も今の下村委員の御質問で、つくづく感じること多々ございました。法律のための人間なのか、人間のための法律なのかと、今自動車、にこにこ診療所のことではちょっと感じました。  それから、私も子供のときには路面電車で小学校に通いました。青山通りはいわゆるチンチン電車が走っていた時代でした。東京オリンピックでなくなりましたけれども、サンフランシスコに行ってもまだ路面電車はずっと走っています。新幹線も急ぐときはとても便利ですけれども、やはりスピードも多様であっていいのかなというふうに思……

第132回国会 運輸委員会 第9号(1995/04/27、16期、各派に属しない議員)

○堂本暁子君 今まで同僚議員がなさった質問とできるだけダブらない範囲でずばり伺いたいと思いますが、私も、海洋の汚染というのは各国全部が協力しない限り実現しないという性格のものだと思います。いささか我が国のOPRC条約の批准は遅きに失したかもしれませんけれども、その手はずになって大変よかったと思っている次第ですが、先ほどからいろいろお話が出ているように、ロシアそして中国も批准していないわけでございまして、島国の日本としてもいろいろ危惧するところも多うございます。  そこで、このような日本の近海でいろいろな大規模な油の流出事故が発生した場合にどのような対応を今後日本としてはとっていかれるか、まずそ……


17期(1995/07/23〜)

第133回国会 決算委員会 閉会後第6号(1995/09/28、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 大臣に御就任おめでとうございます。  新党さきがけの堂本暁子でございます。よろしくお願いいたします。  きょうは、先ほど環境庁を中心に十一省庁で編まれました生物多様性国家戦略について質問をさせていただきたいと思います。  まず、生物多様性国家戦略の原案でございますけれども、人類も生態系の一員であるとの基本認識に立っている点、しかもこの基本認識で十一省庁が協力なさって国連に提出し、そして世界に示す生物多様性国家戦略を策定なさった労を多としたいと考えております。大変な御努力をなさったものと存じます、  生物多様性、余り聞きなれない言葉でございますけれども、生命が誕生しておよそ四十億年……

第134回国会 決算委員会 第1号(1995/10/30、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 前回に続きまして、生物多様性国家戦略について質問させていただきます。  現在、この地球上で最も深刻なのは温暖化とそして生態系の崩壊、つまり生物の食物連鎖ですとか、それから空気ですとか水とか土とか、そういった非生物をも含めての循環にひずみと申しますか狂いと申しますかが起こっていることだと思います。そのことへの危惧から、九二年の地球サミットで生物多様性条約が採択され、そして日本も批准したわけです。  国連は、国家戦略はNGO、市民団体ですとか専門家そして広く国民の総意をくみ上げてつくるようにというふうに求めています。前回の九月二十八日の決算委員会で、私は、決定を一年延期していただきた……

第134回国会 文教委員会 第3号(1995/12/14、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 初めて島村大臣に質問させていただくわけですが、きょうはずっと朝からいじめの問題が出通しに出てまいりました。  私も三十年前に文部記者会におりまして、そのころに登校拒否が数は少なかったんですけれどももうスタートしたわけですね。十五年ぐらい前は、どこかでお子さんが亡くなってはそこへ行き、千葉へ行き、秋田へ行き、関西へ行きと、そういう自殺が出るたびにその現場へ行って、親はどういうことを考えていたんだろう、地域では何があったんだろう、学校の先生はどう考えていたんだろう、ずっと記者という形で取材を続けてまいりました。  本当に先生も悲嘆に暮れておられたし、親ももちろんそうでしたし、つらい思……

第136回国会 決算委員会 閉会後第6号(1996/09/12、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 新党さきがけの堂本暁子です。  今、厚生省では児童福祉法の改正の作業が進んでいますけれども、そのことで御質問申し上げたいと思います。  まず、保育制度についてですけれども、二点確認させていただきたいのですが、まず、乳幼児はまだ非常に体力がない、そして、ベビーホテルの問題で子供たちが劣悪な環境で次々に死亡していくという事件に私自身かかわったことがございますが、今度の改正でそういった意味でも子供たちに使われる公費が減るようなことがあっては大変危険であるというふうに認識しております。あくまでも子供たちがあの当時のように利潤追求の対象にならないような形で、十分に日本の子供たちが育つような……

第136回国会 文教委員会 第2号(1996/02/22、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 きょうは、中学、高校の女子生徒の中で急速に蔓延しておりますテレクラを初めとした性暴力、そして被害について伺います。  まず、大臣に一言伺いたいんですが、テレクラは御存じでいらっしゃいましたか。
【次の発言】 テレクラは電話で女の子とおしゃべりする機会を与えるというものですけれども、男性客の目的は、ほとんどが最終的には性的な関係を持つということにあるそうです。  警視庁の調査によりますと、その売春の代金というのは、孫ギャルと呼ばれる中学生の場合には五万から八万、それから子ギャルと言われる女子高校生の場合は四万から五万、そしてギャルという大学生の場合には三万円、主婦になると二万円とい……

第136回国会 文教委員会 第3号(1996/03/14、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 きょうの委員会は一つの会派が出席しない形で開かれる、しかもピケという議論を拒否した形が今衆議院で続いているということに対して非常に遺憾に思います。改めて議会制民主主義は何なのかということが問われていると思うんですけれども、それはやはり、本当に議論を尽くしてその上で多数決で物を決めていくというのが民主主義なのだろうというふうに私は思います。  その意味で申しますと本当に民主主義の危機なのではないかという危惧を抱くのですけれども、同時に、こうした委員会においても、質問してそれに役所が答えるという形の審議だけでいいのかという気もいたします。きょうはそういう意味で、大所高所から、それから……

第136回国会 文教委員会 第6号(1996/04/11、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 きょう提出されました文化財保護法の一部を改正する法律案、私は三十年あるいは四十年遅かったんではないか、この法律がもし四十年前にできていれば、大正あるいは明治の建造物がもっと残っていたのではないかという気がしてなりません。  特に、私は帝国ホテルの保護運動をしておりました。ライトという世界的な建築家の第一期の非常に価値のある建物でございました。国としてはその代替地の提案とかいろいろあったんですけれども、結局壊されてしまいました。もし、この法律がもっと早くあったらという思いは大きいのですけれども、きょうこれがここで採択され、そして国会を通過することになりましたら、私は文化庁に、これか……

第136回国会 文教委員会 第7号(1996/05/07、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 四月十一日に続きまして、鹿児島県奄美大島に生息しています特別天然記念物アマミノクロウサギなど数多くの天然記念物についてきょうは伺いたいと思います。  ゴルフ場の開発が予定されている場所なんですけれども、文化財保護法の八十条は、天然記念物の保存に影響を及ぼす場合には文化庁長官の許可を受けなければならないと定めています。その同じ八十条が、影響の軽微である場合にはこの限りでないということで、言ってみれば相矛盾する書き方になっていると私は思うのですが、そのいずれをとるかということの判断は非常に重要なことだと思います。  もうこの地区がどのぐらい多くの絶滅危惧種や貴重な生物の生息地であるか……

第136回国会 文教委員会 第9号(1996/05/21、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 よろしくお願いいたします。  文部大臣は、今回提出されました法律案の提案理由として、二十一世紀を目前に控えて、豊かな国民生活の実現、地球環境問題の解決などをもたらす創造性豊かな学術研究を積極的に推進することが重要であるというふうに先日お述べになりました。  先日来私はアマミノクロウサギについて御質問申し上げているのでございますが、これは非常に地球環境そのものでございます。普遍的・創造的な研究調査に基づいて国の特別天然記念物を保護する施策をぜひともとっていただきたい、かように考えております。  ところが、ゴルフ場の建設業者が行いました調査内容は国会にも鹿児島県民にも公開されておりま……

第138回国会 決算委員会 閉会後第3号(1996/11/26、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 まず、総務庁長官にテレクラについて御質問を申し上げたいと思います。  テレクラを御存じかどうか存じませんけれども、私は一年ほど前からこの問題に関心を持ってきたわけでございます。業者がチラシを今マンションや各家庭のポストに入れますけれども、そこでもって広告に出ている番号に、小学校はありませんね、中学、高校の、あるいはもっと大きい主に女性が電話をすると見知らない異性にその電話が転送される、こういうシステムでございます。これが大変今日本ではやっている。  これは、それでも例外だろうというふうにおっしゃるかもしれませんけれども、実際には平成六年に日本PTA全国協議会が全国六十の中学校の二……

第139回国会 文教委員会 第1号(1996/12/17、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 私は、写真であれ絵画であれ、自分の表現というものを守ること、著作権というものは基本的な人権のものだろうというふうに思っております。きょう、るる御説明のあったレコードその他については、国際的な事情もあり例外と考えてほしいということについては理解できません。なぜなら、権利というのはあくまでも平等で公正であることが原則でございまして、権利に例外というのはないはずです。何か議論が本末転倒しているのではないかというふうに思います。当事者はそれは理解できないと思います。  私も三十年間映像の製作者をしていましたから、自分の映像の著作権が侵害されて裁判になったこととかそういうこともないわけでは……

第140回国会 決算委員会 閉会後第2号(1997/07/09、17期、会派情報なし)

○堂本暁子君 まず、児童福祉法の改正について質問させていただきたいと思っております。  児童福祉法がほぼ半世紀ぶりに改正されました。その中で、今まで市町村が保育に欠けると認めた児童を保育所に措置するといった現行の制度から、利用者が保育所あるいは保育サービスを選択できる仕組みというふうに改正されたわけなんですが、同時に、延長保育、夜間保育、障害児保育など、保育の多様なサービスに対応していくと申しますか、充実する方向性が打ち出されています。その方向性というのは、女性がいろいろな職場に進出している現在、大変大事なことだと認識しております。  しかし、まだ認可外の保育施設が、厚生省の統計で九千三百十カ……

第140回国会 決算委員会 閉会後第5号(1997/09/04、17期、会派情報なし)

○堂本暁子君 それでは、官房長官が今お出になりましたので、まず総務庁長官に質問させていただきたいと思います。  女性問題担当大臣になられて、さぞ女性の政策については詳しくおなりになったものと期待しているところです。今、大脇議員の質問にもございましたように、GEM、これは女性がどの程度意思決定の場に参画しているかということの順位を決めたもので、国連開発計画、「経済成長と人間開発」、一九九六年版でございますけれども、この中に各国の状況が詳しく書かれています。これは別に女性の問題だけを取り上げているわけではございませんで、経済成長と人間開発、その両者がバランスしていることが真の意味での先進国であると……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第3号(1997/05/26、17期、会派情報なし)

○委員以外の議員(堂本暁子君) ただいまの御質問にお答えいたします。  今までるる関根先生の御質問などで明確に中山案については発議者から御答弁がございまして、死について定義しているという御答弁だったと思いますので、そのようにお答えさせていただきます。  私どもの方の法案については、脳死を人の死と認めていない以上、脳死体という言葉を法律の中に書き込むことはいたしませんでした。したがって、定義する必要もないということでございます。  先進諸国の法律では、医学界に認められた判定基準で死は判定されるといったような表現が普通だというふうに聞いておりますし、脳死というものを法律に書き込むことはいささか乱暴……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第4号(1997/06/02、17期、会派情報なし)

○委員以外の議員(堂本暁子君) 私どもの法律では署名、そして作成年月日を記載することを求めております。本人の意思が十分に調査されて、慎重にその意思が確認されることが最も大事だというふうに思っています。  二番目の、気が変わったらというか、若いときはその気があったけれども、少し年をとってきてなくなったらということですけれども、常識的に言わせていただければ、やはりそのときは気の変わった方が意思の撤回をする必要があるんではないか。それを今度は、提供の意思が比較的古い場合でも、その意思が書面で家族に見せられていてきちっと意思が示されている場合に、その気が変わったか変わらないかということを判断することは……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第6号(1997/06/11、17期、会派情報なし)

○委員以外の議員(堂本暁子君) お答え申し上げます。  私どもも新聞紙上では修正案を拝見しておりますし、また修正案をおつくりになる御努力については敬意を表したいと思いますけれども、まだ内容が委員会に付託されていないので、ここでお答えを申し上げることは大変難しいことかとは存じます。また、私ども、実際に修正案が出された場合に賛成なさる発議者も反対の者もいろいろあると思いますので、その意味からもお答えしにくいという立場におります。  ただ、新聞で見ます限りでは、中山原案と今度出される修正案は法律的な根拠を全く異にしている新しい法案であるというふうに認識はしております。これから時間をかけて十分に審議を……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第7号(1997/06/16、17期、新党さきがけ)

○委員以外の議員(堂本暁子君) 妊婦の場合に出産をしたケースもあったようですし、そしてエルランゲン事件の場合は逆に死産になったということで、女性の体というのは産む性でございますから、いやが上にも非常に慎重でなければいけないというふうに思います。しかし、妊娠している女性だけなのでしょうか。ドイツで激減したという事実は、やはり脳死判定そして臓器移植の抱えている矛盾が吹き出したことではないかというふうに思います。  先日、柳田邦男さんが脳死狩りという言葉をお使いになったのに私は大変ショックを受けました。そういったことにならないように、先ほど田沢先生の質問のときに、ドクターたちは生体からは移植ができな……

第140回国会 文教委員会 第2号(1997/02/20、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 私は、橋本第二次内閣でも六番目に加えられた教育改革という問題、大変大事だと思っております。きょうは教育改革について小杉大臣に期待を込めながら伺いたいと思っております。  七月に出されました中教審の第一次答申、その内容が「生きる力とゆとり」というふうにくくられている。言ってみれば、逆に生きる力が減っていると申しますか、その活力がないがゆえに生きる力をどうつけていくかということ、またゆとりがないからどうゆとりをつくっていくかという問題だと思います。しかし、実際にそれでは生きる力とかゆとりというものではこの答申の目指している理念というものがなかなか見えてこないというように私は感じている……

第140回国会 文教委員会 第5号(1997/03/27、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 私はきょう、医学教育とテレクラについて質問させていただきます。  まず、医学教育なんですけれども、現在医療保険制度改革の中で、二十一世紀の高齢社会に向けて日本の医療の質的転換、そして抜本的な改革をどう実現していくかということで目下検討を重ねているところでございます。その中で医師あるいは歯科医師の需給の見直しの必要性が指摘されています。  厚生省の平成六年の医師需給統計によりますと、平成十二年には九千人のドクターたちが過剰になるというふうに言われています。しかし、医学部の定員を見ますと、昭和六十一年から平成七年までの十年間の削減率は七・七%、目標とする最小限一〇%をはるかに下回って……

第140回国会 文教委員会 第6号(1997/04/08、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 私は、児童福祉法の改正に関連して、きょうは文部省そして厚生省に質問をさせていただきます。  五十年ぶりの改正で教護院という名前が児童自立支援施設と変わったことは大変評価したいと思っております。今までいつも、教護院という名前ゆえにどれだけ大勢の子供たちが烙印を押され、そして生きにくい生涯を生きたかという事実を見てきただけに、名前が変わったことは大変喜ばしいことだと思っています。  教護院から児童自立支援施設となったからには、内容もぜひともそれに見合う内容に変えていただきたい。教護院へも私参りましたけれども、精神訓的、あるいは矯正的な生活指導はいささかもう時代おくれになっているという……

第140回国会 文教委員会 第7号(1997/04/15、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 きょうは、有馬先生、本当にありがとうございます。  私は、文部大臣にも、前々回でございますけれども、中教審の答申についての質問をさせていただきました。また、きょうはより深く会長に伺えることを大変光栄と申しますか、この機会を与えられたことを喜んでおります。ありがとうございます。  それで、三つ伺いたいんですけれども、一つは、森戸辰男先生が会長でいらしたとき、「期待される人間像」という答申が出ました。そのときもより個性豊かなということで、それからちょうど三十年の歳月がたちまして、会長のときにもまた同じような内容がどうしても強調される。  この三十年間、どうしてそういつも中教審では皆様……

第140回国会 文教委員会 第11号(1997/05/13、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 新党さきがけの堂本でございます。  今回、全国で放送大学が視聴できることになったことは大変いいことだと思っておりますが、今、江本委員も言われましたけれども、実は私は、もう今までも全国で見られていたんだと勝手に信じておりまして、関東だけしか今までは視聴できなかったということ自体を存じませんでした。その意味では、大変にこれだけ百億からの国費を投じながら、非常に宣伝が不十分なんじゃないかというふうに感じております。例えば、NHKのどこかでとか、だれにでも見えるようなところで、いつ学期が始まるのだとか、それからどういうチャンネルに合わせるのとか、どういう申し込みをするのだとかいうことは、……

第140回国会 文教委員会 第12号(1997/05/22、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 ダブる質問はこの際省略させていただきまして、日本の著作権は大変精微にできているということも、江本さんのお話とは逆にあるというふうに聞いていますし、インターネットへの対応も非常に先端を行っているというふうにも聞いております。  やはり問題は、まさに江本委員が言われたみたいに、制度ができていても運用する人がどれだけの倫理観を持っているかということが一番問題じゃないか。私も大変侵害された経験を持っているので、非常に強くそう思っております。  著作権審議会の小委員会の報告を見ますと、今回問題になっていますのは放送・送信に関する権利、これは著作者の経済的権利の放送・送信に関する権利と、それ……

第140回国会 文教委員会 第14号(1997/05/29、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 新党さきがけの堂本暁子です。  まず、細かい質問は私のところへ来るまでにほとんど終わっていますので、私は大学そのものをもう一度改めて考えてみたいというふうに思っております。  大学が本当に研究者にとって研究しやすい場であり、それから学生にとって最も自分の、社会へ出る前あるいは研究者として大学に残るにしても、そこで充実した学生生活が送れる場でなければいけないし、そして今大きな時代の変革期の中で、大学だけが今までどおりの伝統的な枠組みで存在するということは全く考えられないことでございます。  そこで、今任期制の問題が出ていますけれども、文部大臣にお伺いしたいのは、今大学教育の改革が叫……

第140回国会 文教委員会 第15号(1997/06/03、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 新党さきがけの堂本暁子でございます。きょうはありがとうございました。  まず、有本参考人に伺いたいんですが、きょうこの表を見せていただいて、おもしろいデータを見せていただきました。先ほど石田さんの方からも質問があったんですが、私は女性の問題について伺いたいんですけれども、この表を見てもう愕然といたしました。とにかく日本というのは七・九%しか女性の大学人がいないということで、一けたなのはここに出ている国の中で日本だけというのは、もう本当に多様性が重視され、価値観が多様になっている時代に何たることぞと思っております。  先ほど先生のお話では、公募するから多分今度女性もどんどん入れるだ……

第140回国会 文教委員会 第17号(1997/06/10、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 新党さきがけの堂本暁子です。  大変いい法案と申し上げさせていただきますけれども、お出しいただいて喜んでおります。今までいろいろ心配事、予算の問題、いろいろ出ていましたけれども、私は心配事があればそれは乗り越えればいいんだと、そんなものを恐れていたら何にもできない。この法案を出すことの方に意味を大きく感じていますので、心配事はここにいらっしゃる先生方がその迫力と気迫でやっていただくということで、そういうことはもう一切質問する気はありません。むしろ、これからどう前向きに取り組んでいかれるかということを伺いたいと思っています。  一番大事だと思っていることは、人の心の痛みがわかること……

第141回国会 文教委員会 第3号(1997/12/11、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 これは池田参考人に伺うのが一番いいのかもしれませんけれども、ギャンブル性が非常に少ないと、百六十万分の一ですか。そういうことで、果たしてこのサッカーくじを導入してどのぐらいの収益が上がるというふうに思っていらっしゃいますか。
【次の発言】 田中さんに伺いたいと思うんですけれども、反対していらっしゃる団体がだんだんふえてきました。特に女性の団体がふえてきましたけれども、もう少し具体的に、どういうようなお話の中で団体がふえてきたのか、その辺を教えていただけますか。
【次の発言】 その自発的の内容は、先ほど説明なさったことをもう少し具体的に伺うとどういうことでしょう。

第142回国会 経済・産業委員会 第15号(1998/05/21、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 最初に伺いたいことは、大店法を廃止してどうしてこのような非常に大きな小売商業政策の転換を図られたのか、その経緯それから理由、簡単で結構なんですが、いろんな議論が尽くされてきたとは思いますけれども、その一番核の部分を率直に伺いたいというふうに思います。
【次の発言】 大臣が今おっしゃったようにすべてが展開すればいいのですけれども、産業構造審議会と中小企業政策審議会の中間答申にもございますように、やはり大店法の制約効果というのは無視できないというふうにまだ言われています。そこのところが今回の政策転換で十分に担保されるのかどうかということはもう今までるる議論されてきたことだと思います。……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第13号(1998/06/08、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 行財政改革に対する総理の御努力、そして熱意を評価させていただきたいと思っております。  ただ、さまざまな障壁があることを大変残念に思っているのですが、我が国の明治時代以来の官僚制度、もういささか古くなっておりまして、二十一世紀には通用しないということで、今回の中央省庁等の改革は効率だけではなくて質的転換が大事ではないかというふうに思っております。  その重要な問題の一つとして、設置法の権限の問題をきょうは伺いたいと思っております。結論から申しますと、私は廃止すべきだというふうに思っております。それは、総理の権限強化、そして内閣の権限強化と矛盾するのではないかという考え方からでござ……

第142回国会 国土・環境委員会 第17号(1998/06/04、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 COP3の名議長でいらした大木大臣に質問させていただきます。  日本は議長国として、地球温暖化対策推進に関する法律案、これを一刻も早く制定すべきだと思っております。COP4が十一月に開かれますが、それにぜひとも間に合わせていただきたい。いかがでしょうか。
【次の発言】 議長国としては一つの責務だと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  きょうは外務省にもお越しいただいておりますけれども、COP4に向けて幾つかの点を確認させていただきたいと思います。  おとといから補助機関会合がボンで開かれているということで、排出権取引の交渉、それから日本でCOP4の前に再度会議を開く……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第3号(1998/01/29、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 新党さきがけの堂本でございます。  きょうは、三人の参考人から大変示唆に富んだ御意見を伺いまして、ありがとうございました。  まず、山岡参考人に私は伺いとうございますが、先ほど最初に、市民という言葉の制度用語としての位置づけということに触れられました。私もこの法律の中で三年間かかわってきたわけですけれども、最も大事なことは、少なくとも民法が制定された明治三十一年にはなかった市民という新しい概念が入ってくるということだと思います。目的のところには、どんなにこれから改正されようと市民という言葉は残ります。  その場合に大事なことは、市民という言葉が民法の中でどのように位置づけられるか……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第4号(1998/02/03、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 NGOとあえて前回から言っておりますが、ノンプロフィットオーガニゼーションは非営利の団体ということですけれども、外国で日常的に使われているのはむしろNGO、ノンガバメントオーガニゼーション、非政府団体と言う方がポピュラーかと思います。その本質はどこにあるのかというと、やはり非政府の団体であるということ、そして非営利の団体であるというその二つの性格を持っているということを私は強く思っております。  去年の暮れに京都で地球温暖化防止京都会議が開かれ、日本のNGOはもちろんのこと、外国のNGOもたくさん京都に集まって大活躍をしました。政府ができないようなこと、その役割をNGOが果たした……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第5号(1998/02/05、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 今、戸田先生が官給法人と市民法人という表現をお使いになりました。  それで、この法律、九五年の春からつくり始めてちょうど三年になるわけですが、そしてこの委員会で審議が行われた二日間、それから参考人の御意見を伺った一日、それを全部総じて考えて私思いますのに、民法改正をしなければやはりだめなのではないか。なぜならば、今、民法三十四条で定められているいわゆる民法法人と言われる法人が官給であってはいけないのではないか。それが官給であるところにそもそも間違いがあって、官給法人と市民法人という形の分けられ方がなされるべきではなくて、民法で定める非営利の法人はすべからく市民法人、民間の法人であ……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第6号(1998/02/26、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 ちょうど一九九五年の二月にNPO法案の法案づくりを与党プロジェクトで、自民、社民、さきがけ三党で始めて以来、今月で丸三年になります。その間、いろいろ価値観の違う政党、あるいは市民団体もそうなんですけれども、意見をお互いに闘わせ、深めてまいりました。多くの小さい市民団体、大きい市民団体、北海道から沖縄までのいろんな意見が集約されて、市民がこの法律づくりに参加したと言っても過言ではないと考えております。  そうした中で、政治家の方でも、衆議院段階では民主党が修正をお出しになり、また参議院段階では実に二十時間に近い時間、党派を超えてよりよい法律ができるための大胆な議論を闘わせてまいりま……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第7号(1998/03/03、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 私は、新党さきがけを代表して、市民活動促進法案の原案並びに修正案について、賛成の立場から討論を行います。  自民、社民、さきがけの与党三党によるNPOプロジェクトが一九九五年二月十五日に発足してからちょうど三年になります。その間、この法案をめぐって全国で市民による集会が開かれ、与野党のNPO担当議員が法律の内容について市民と意見を交換してまいりました。その意味で、今回提出されている法案は、市民と議員によって議論を深め、ともにつくり上げてきたものだと言えましょう。  参議院の当委員会では、委員会はもとより理事懇の場で与野党の枠を超えて忌憚のない議論を闘わせ、修正案を完成することがで……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第9号(1998/03/12、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 新党さきがけの堂本暁子でございます。この委員会で初めて労働問題について質問させていただくことになります。  大臣は、所信の中で障害者の問題に触れておられました。きょうは障害者、中でも精神障害者の問題について伺いたいと思っております。「障害者の方々の能力と適性に応じた雇用の場が確保されるよう、障害の種類及び程度に応じたきめ細かな施策を総合的に推進してまいります。」というのが大臣の御決意かと存じます。  昭和三十五年に制定された障害者雇用促進法のたび重なる改正に基づいて障害者の雇用は進んでいるというふうに認識しておりますが、おくれているのが精神障害者の雇用対策ではないかというふうに私……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第14号(1998/04/02、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 最後になりますと大体質問は出切ってしまいまして、重なる分が非常に多いのでダブって伺うことはしないことにいたします。幾つかの点について確認をさせていただきたいというふうに思います。  それにつけても、同僚議員がるる今まで言ってこられたように、こういった景気が悪くなったときあるいは金利が下がったときに、中小企業に働く方たちのところへしわ寄せが来るような形できょうの法改正をしなければならないということ、大変何かつらいというか、こういう国民の信託を受けている立場としてもっとどうにかできないのかなということを非常に思います。  大臣は先ほどもおっしゃいましたけれども、年金の公平、不公平とい……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第15号(1998/04/07、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 今年度の労働省予算について質問をさせていただきます。  中でも、私の場合は事業所内託児施設助成金の拡大についてです。十三億八千七百万円、その中の新規予算二千八百万円について伺いたいと思います。  これは事業所内託児施設の時間延長、そして深夜託児に対しての助成金を出すというものですけれども、まず労働省に伺いたいのは、この対象となる子供たち、平成八年を見ますと二歳未満児が六百十八人という資料をいただいておりますけれども、何歳児を対象とするのか、それをまず教えてください。
【次の発言】 次に、その事業所の認定なんですけれども、二十一世紀職業財団の地方事務所長が認定するということなんです……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 総務委員会 第3号(1998/09/17、18期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 きょうは北朝鮮のミサイルの問題、それから金融の問題等、いろいろ官房長官も総務庁長官も大変頭の痛い問題をたくさん抱えていらっしゃるところですが、私は、この経済危機と申しますか金融の問題とそれから男女共同参画社会の問題についてまず質問をしたいと思います。  先日、九月八日の所信のあいさつの中で、現下の最大の問題は景気の停滞と金融システムの危機的な状況というふうに官房長官は指摘されましたが、続いて男女共同参画社会の実現が我が国の将来を決定する大きなかぎになるとも述べておられます。  そこで、官房長官に、経済危機の今なぜ男女共同参画社会なのか、両者の関係と申しますか関連をどのように考えて……

第144回国会 国民福祉委員会 第1号(1998/12/03、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 初めて国民福祉委員会で質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。大臣の御所見もいろいろ伺いたいと思っておりますので、余り細かいことに入らずに伺えたらと思っております。  まず少子・高齢化、これは日本としてもう避けられない現実として認めなければならないことなのですが、その結果として、経済成長はもちろんのこと、国として社会的にも文化的にも勢いと申しますか活性、活力が衰える、あるいは弱まる原因になるのではないか。ある意味では大変国の将来にとって危機的な状況を私たちは迎えているというふうに言えると思います。  ただ、この間、厚生行政、ずっとこの問題で私もいろいろなかかわりを持た……

第144回国会 予算委員会 第3号(1998/12/10、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 参議院の会、大変参議院らしい名前でございますが、参議院の会の堂本暁子です。よろしくお願いいたします。  まずは、委員長と各党各会派の皆様に、男女共同参画大臣の官房長官がお帰りになるまで待つために順番を入れかえていただいたことを厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。  では、質問に入ります。  今回の第三次補正予算なんですが、十二兆三千億円の国債の追加発行が盛り込まれました。景気対策だということは理解するんですが、そうであるとすれば、行政改革による歳出削減の数値目標、あるいは福祉社会のあり方の明確なビジョン、きょうも介護保険の問題、医療の問題、年金の問題、いろいろ出ておりま……

第145回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1999/04/05、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 沖縄の優勝は本当におめでとうございますと照屋さんの方へ向かって申し上げなきゃいけないかなと思っておりました。  私は、北方領土の問題について、きょうは特に自然環境の保全について質問をさせていただきたいと思います。  今、世界で、環境とピースメーキング、つまり国際紛争の解決のために極めて有効なきっかけあるいは有効な手段というふうに環境が見られております。環境による平和の構築あるいは信頼醸成の実現が国際政治の中で注目されておりますけれども、北方領土がそのターゲットとして注目されています。国内的にも北海道の自然保護協会が、自然環境の総合的な調査の実施とそれから保全対策に関する要望書を総……

第145回国会 国土・環境委員会 第10号(1999/04/15、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 今、大渕委員の言われた結論は私も全く同感でございまして、環境庁がどちらかといえば自然を守る、野生動物を守るという立場にもしかしたら逆行しかねないような法律をなぜここでやるのかということについては非常に疑問を持っております。きょうは同僚議員から同じような質問、保護計画その他については出ましたので、ダブらない範囲だけで私は質問を申し上げたいと思います。  それは鳥獣保護法の改正なんですが、狩猟の規制緩和をするものという立場のものですが、この改正とそれから鉛玉の全面使用中止を求める立場、これが一つです。それから、二番目の立場は、まさに野生動物の長と言っていいんですけれども、オオワシです……

第145回国会 国土・環境委員会 第11号(1999/04/20、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 前回に続きまして、私は鉛中毒の問題について質問をさせていただきたいと思います。  大臣、前回は、小渕総理大臣がロシアから来るオオワシやオジロワシを日本で絶滅させるようなことはしないとおっしゃったということから質問を始めさせていただいたんですが、先日、紀宮様が、十八日が三十歳のお誕生日でコメントをなさった。その中で、鳥の研究をしていらっしゃるからでしょうが、鉛中毒のことを心配しているとおっしゃったんです。  御感想はいかがでしょうか。
【次の発言】 鉛散弾についてはおっしゃるとおり本当に環境庁も御努力くださって大分前向きに対応してくださっているんですが、今問題になりますのは、やはり……

第145回国会 国民福祉委員会 第2号(1999/03/09、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 きょうは、私は健康スポーツトレーナーの資格の必要性について質問をさせていただきたいと思っております。  平成八年度の医療費というのは二十八兆五千億で、これから四半世紀たつと、二〇二五年ぐらいになりますと、厚生省の推計ではそれが百兆を超すという数字が出ております。これは大変なことですが、一方でなぜそうなるのかといいますと、やはり寝たきりあるいは痴呆のお年寄りがふえるということでございましょう。しかし、私たちは、一人一人にいたしますと、もう絶対に寝たきりにもなりたくない、痴呆にもなりたくないと思っています。どなたでもそうでいらっしゃるだろうと思います。  そうなりますと、一番大事なの……

第145回国会 国民福祉委員会 第3号(1999/03/15、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 きょうは委嘱審査なので、厚生省の予算に関連して質問をさせていただきたいと思います。  前回は省の縦割りの中でスポーツのトレーナーの資格の制度について伺ったわけですが、きょうは厚生省内の予算について伺いますが、縦割りであるがゆえにむだがあるんではないかと考えます。政策の統合によって効率化していくことが可能なのではないかというふうに思っております。  大変関心を持っております例えば健康日本21なんですけれども、これも保健医療局地域保健・健康増進栄養課という非常に長い名前の、もう局の中からずっと課のところまで来て、そのところで担当しておられる。それから一方で老人保健福祉局、こちらは三兆……

第145回国会 国民福祉委員会 第4号(1999/03/23、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 ちょうど私、北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国から三日ほど前に帰ってきたところでございますけれども、三回ほどピョンヤンを訪ねて、今度で四回目になりますが、今回は反日感情が極度にひどくなっているというか悪くなっている状況でした。植民地時代にさかのぼってというか、植民地時代にオーバーラップしてそういった反日感情が盛り上がっているように思います。植民地支配を忘れていない、忘れようともしないという状況、これは日本にいては想像のつかない状況、向こうの指導者だけではなくて生活者の中にそういったものがあるということは行ってみないとわからない部分だというふうに思っております。  戦後被害に関する補償……

第145回国会 国民福祉委員会 第6号(1999/03/30、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 今回の改正といいますのは、平成六年に決められました一万四千円ではなく、保険料を一万三千三百円に据え置こうというものなんですが、もうたくさんの質問が出ました。私は特に、世帯単位の年金制度について、女性の立場からきょうは質問をさせていただきたいと思っております。  いろいろな女性の問題を含めて問題が先送りされていると思うのですけれども、その一つがやはり女性と年金の問題ではないかと大変強く思っております。  大臣に一番基本的なことで伺いたいのは、第三号被保険者の制度ができたのが一九八五年、そして同じ年に男女雇用機会均等法も成立しております。ことしはさらにその中から女性の保護規定をなくす……

第145回国会 国民福祉委員会 第7号(1999/04/13、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 私は、まず家族ヘルパーの雇用条件について伺いたいと存じます。  現在、いわゆる家族ヘルパーを認めるかどうか、審議会で議論が行われているようですけれども、家族ヘルパー、つまり介護報酬として家族への現金給付を認めるかどうかという考え方、これはまさに塩崎委員や今井委員、私など介護保険の法律を考えているときに一番議論のポイントに、問題になったことですが、私ども政治家の手を離れて、今、審議会の中で御議論が展開されている、そういったことのようです。  ドイツの場合には現金給付というのも行われていますけれども、その場合には、看護婦さんの介助者として、労働者として相当厳密にやっている。例えば、家……

第145回国会 国民福祉委員会 第8号(1999/04/15、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 先ほど、千葉委員が弁護士として十年前に精神衛生法の改正にかかわったとおっしゃいましたけれども、私もジャーナリストとしてかかわりまして、そして朝日委員は当時精神科医でいらっしゃいまして、今は小林健康政策局長ですけれども当時は小林精神保健課長ですよね。宇都宮病院の後の時期に、それぞれドクターであったり法律家でいらしたり、それから私はジャーナリストでしたし、課長は行政の方の立場で何とか日本の精神医療がよくなるようにという思いで、それぞれ違う立場で法改正にかかわったことを本当にきのうのことのように今思い出しておりました。当時、小林課長も本当に大変な御努力と苦労をなさったのも目の当たりに見……

第145回国会 国民福祉委員会 第9号(1999/04/20、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 きょうは本当に日々一番大変なお仕事を担っていらっしゃる方々にお越しいただきまして、御意見も大変うれしく伺いましたけれども、日常のお仕事にも敬意とそれから御努力に本当に御苦労さまと申し上げたいというふうに思っております。  今までの御質問の中で、日本の精神医療、それから社会福祉と申しますか、そういったことの本質が何か随分見えたような気がいたします。河崎先生が、隔離という伝統がいまだに続いているというふうにおっしゃった、それが事の本質で、やはり接触がないと差別を始めるという、日本の精神医療のそういったあり方が差別をつくっていて、また社会への復帰を妨げているという悪循環を、きょう改めて……

第145回国会 国民福祉委員会 第10号(1999/04/22、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 先日、参考人の四人の方々にいろいろ現場からのお話を伺いまして、改めて精神医療の現場の御苦労を感じた次第でございます。特に日本の場合は、宇都宮病院という病院の中で殺人が起こり、そこで大変人権が侵害されたということが国連の人権委員会でも問題になった。それから十数年の歳月がたったわけですけれども、参考人の御発言を伺っていて、改めてまだ難しい問題がいっぱいあるんだなということを思いました。  非常に私が大事だと思いましたことは、谷中参考人がおっしゃったことで、ぜひとも病院の中へ第三者が立ち入ることができるようなことが大変大事であるというふうにおっしゃいました。私も実は、国の内外の精神病院……

第145回国会 国民福祉委員会 第13号(1999/07/27、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 臓器移植もこれまで四回行われたわけなんですが、私は、きょうはこの問題の透明性の確保というところに焦点を絞って質問させていただきたいと思っております。  一例目のケースですけれども、法的な脳死判定中に脳波測定が無呼吸テストの後で行われたというふうな手順のミスがございました。厚生省は二月二十六日にこの事実をもう既に知っていたそうですけれども、これは公表されませんでした。  こういった恣意的に公表したりしなかったりケースによって違うということは、非常に問題ではないかというふうに思っております。やはり脳死判定のプロセスの中で何をどう公表するのかということがきちっと決められるべきなのではな……

第145回国会 国民福祉委員会 第14号(1999/08/05、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 最後の方になりますと大分ダブった質問もお願いしているので、ダブりはなくしたいと思いますが、まず大臣に、先ほどの大臣の女性に関しての御答弁の中で、例えば農水省に女性の職員がいるとか、それからもう少し加入しやすいようなことをいろいろ研究したいというようなことをおっしゃったんですが、そのことに対しての感想をちょっと申し上げたいと思うんです。  私は、農業という包括的な政策の中の女性の問題、それからこの年金の問題というのは部分というふうにどうしてもとらえられないんです。それは大変小さい部分かもしれない、全体の農業行政からいえば。しかし、一九九五年に北京で世界女性会議というのがございました……

第145回国会 総務委員会 第3号(1999/03/11、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 参議院の会の堂本暁子でございます。  去年、連立与党の中でこの情報公開法の協議に参加いたしましたし、その前から大変長いことこの法律にかかわってきた者としては、衆議院で修正され参議院に送られてきょうこういう審議に参加できるということには大変うれしくも、それからもっと感無量という気持ちでおります。特に訴訟の管轄については非常に問題があったことですけれども、八つの高等裁判所に拡大されたということも大変御苦労を、衆議院の先生たちはいらっしゃいませんが、おありになっただろうと思いますし、沖縄が取り残されることのないように願いたいという思いは大変強くあることをまず申し上げたいと思います。  ……

第145回国会 総務委員会 第8号(1999/05/13、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 男女共同参画の問題は、幾ら審議をしても審議し切れるということがないほど山のように問題はあるのですが、きょうは長い一日でございまして、私が最後でございます。  私自身の質問に入ります前に、今お隣の男性の同僚議員が非常に本質的な質問をしてくださったと思っております。男女共同参画といいましても、例えば今回の基本法の六条に、「家族を構成する男女が、相互の協力と社会の支援の下に、子の養育、家族の介護その他」云々とございますが、一番問題は、年金とか税制とかそういったところで世帯単位になっているために、やはり男女平等にといってもなかなか、ほかの法律、ほかの行政の仕組みゆえにそれが実現できないと……

第145回国会 総務委員会 第9号(1999/05/18、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 きょう、私は、農山漁村における男女共同参画に絞って質問をさせていただきます。  農水省の平成十年九月の女性に対して行った調査によりますと、農村の女性の九割が若い女性は農業農村を敬遠すると答えているそうなんです。なぜ日本の農村がそんなにまで女性にとって魅力のないところになってしまったのか。ある意味では敬遠されて見限られてしまったのか。農水省はどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 実態としてそういう女性の調査結果というのは非常に深刻だというふうに私は思っております。  なぜ今までこういう状況がほっておかれたのか、基本法ができる段階になって認識することではなくて、この状況というの……

第145回国会 総務委員会 第10号(1999/05/20、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 一番最後でございます。できるだけほかの委員の方とダブらない形で御意見を伺いたいと思います。  まず、この委員会でも税制あるいは社会保障の問題、それから私は農村女性の問題で、土地所有とかそれから農業者年金すら受け取れないような構造があるということで質問をやってまいりました。一番その辺のところがこの基本法と私はかかわってくるところかと思うんですが、たまたま大澤参考人は先ほど構造的差別を受けたというふうにおっしゃいましたし、また御専門の領域だとも思うんですが、その基本法とそういった構造的な日本の法制をどう変えていけるのかというあたりのところで御意見を伺えたらと思います。

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第9号(1999/05/20、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 外務大臣はこの特別委員会で、周辺地域に対しては抑止と対話あるいは対話と抑止で対応するんだと何度もおっしゃっておられました。同僚の山崎委員は今抑止の方の領域で質問をさせていただいたわけですが、私どもバランスをとりまして、私は対話の領域できょうは質問をさせていただきたい、そう思っています。  このガイドライン関連法案ですけれども、先日私は中国から北朝鮮に行って戻ってきたところですが、やはり中国そしてアジア諸国は大変敏感に反応しているということを体で感じざるを得ないということでございました。やはり抑止と対話を主張するのであれば、両者のバランスをとることが私は必要不可欠ではないかというふ……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第10号(1999/05/21、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 きのうに続いて、再度予防外交の視点から質問させていただきます。  国会というところは継続審議というのがあるんですけれども、継続質問というのは余りありませんが、もう少しだけ外務大臣に継続答弁をお願いしたいということです。  きのう、私の質問の終わったところは、無原則に北朝鮮と交渉しようとは全く思っていませんというところで終わっております。そして、国の安全保障というのは抑止と対話、それがやはり車の両輪である。今までこのガイドラインの議論の中で、抑止のあり方について主体的活動を重視するのだという御答弁が政府の側からもずっと続いているように思います。同じように対話の方でもやはり主体的活動……

第145回国会 予算委員会 第13号(1999/03/10、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 小渕総理大臣、総理は日本国のトップにおられる方でございます。そうですね、総理。  自然界でも、例えば微生物がいて、それから昆虫がその微生物の上にいて、それから昆虫を食べる鳥や小動物がおりますけれども、そのトップが日本の場合にはワシやタカだと、こう言われているわけです。ですから、総理は恐らくワシやタカの気持ちが一番わかる方なんだと私は思っております。きょうは、総理にはワシを中心に質問をさせていただきたいというふうに思っております。  ロシアのオホーツク海沿岸から越冬するために日本にやってくるオオワシやオジロワシ、こういったワシが三年ぐらい前から鉛中毒で死んでいるということを総理は御……

第146回国会 国民福祉委員会 第2号(1999/11/18、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 けさ今井委員も言われましたけれども、介護保険法は自民、社民、さきがけの連立の中で成立した法律で、私自身も大変長いことかかわってきた法律なので、新しい自自公の三党合意には今戸惑いを禁じ得ません。丹羽大臣もずっと御一緒に仕事をさせていただいたので、この局面で随分と御苦労も多いのではないかというふうに思っております。  ただ、けさ冒頭で大臣は、今まで介護は女性の犠牲のもとに行われてきた嫌いがなきにしもあらずとおっしゃいましたし、それを社会化することが介護保険の目的だし、寝たきりの高齢者のために力を尽くしたいという御決意を述べられたということで、私は新しい三党合意の線で何とか具体化しよう……

第146回国会 国民福祉委員会 第3号(1999/11/25、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 介護保険についての質問がずっと続いていますけれども、私は医療保険制度の改革について伺いたいと思います。  医療制度改革の創設はおくれるんではないかというようなことも大臣は衆議院で発言されているようですけれども、大臣の著書の中には、高齢者医療保険制度の創設は介護保険導入の三年後、二〇〇三年には発足させたいというふうに書いていらっしゃるんですね。介護保険が実際に二〇〇〇年の四月から実施された場合、細かいことはとにかくとして、お書きになっているとおり二〇〇三年までに医療保険の改革は実現できるかどうか、そこのところをぜひ御所見を伺いたいと思います。

第146回国会 国民福祉委員会 第4号(1999/12/02、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 きょうはお忙しい中、本当にありがとうございました。  私は、参議院の会と申しまして無所属の連合体の堂本暁子でございます。  きのう、私は本会議でも介護保険のことで総理に質問をしたんですが、少し国の方のニュアンスも変わってまいりまして、保険料の徴収をしてもシステムの、コンピューターなどにかかった費用については臨時特例交付金を使ってもいいということで、保険料を徴収した場合でもそういうものを出すというようなことのニュアンスが幾らかあったんですが、やはり四月からの保険料の徴収というのは認めないというのがどうも国の方針のようでした。  浅野知事から先ほど、保険料を徴収しても臨時特例交付金が……

第146回国会 財政・金融委員会 第2号(1999/11/11、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 一時からお二人の参考人との質疑が始まりまして、この三時間の間に商工ローンが日本の金融システムに大きな問題を投げかけているということが浮き彫りになってきたように思います。例えば、銀行側の問題もございましょう。政府側の問題もございましょう。そして、利息制限法と出資法の規制のあいまいさ、これは法律のことですから、私たち立法府の政治家にも責任というか、関係のある問題だというふうに思います。  しかし、この三時間で私が一番やはり問題にしたいのは、日栄、商工ファンド、お二人の社長がここにおられるわけですけれども、参考人質疑の中でさまざまな事件が指摘されました。それから、貸し付けの仕方、過剰融……

第147回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2000/03/16、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 それでは、外務省にまず伺わせていただきますが、日ロ合同委員会のうちの共同経済活動に関する分科会の栽培漁業についてはもう同僚議員が質問されたので、この質問は省いて、先ほどの御答弁で、ウニ、貝類を念頭に置いてやっているがそれ以上詳しくないというお話でした。  それで、次の質問に移らせていただきます。  世界的に価値を持つ陸と、そして特に海の生態系を北方四島で守るということ、そして今まさにこの栽培漁業も問題になっているようですけれども、そういった漁業などの産業と両立させていくことが非常に重要だろうというふうに思います。しかし、実際には問題が大変ございまして、今ロシア側が漁業枠の何倍もの……

第147回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(2000/05/10、18期、参議院クラブ)

○堂本暁子君 参議院クラブの堂本暁子です。  まず、沖縄振興開発金融公庫は沖縄の産業の開発促進を目的としていますが、沖縄の豊かな自然環境への十分な配慮が本土以上に求められているというふうに思っております。しかし、平成十二年度の業務運営方針を見ると、サミットを控えて新たな振興開発の段階を迎えている中で環境面に対しての配慮が一切触れられていない。そして、方針そのものが公表もされていないということです。その点、日本政策投資銀行の業務運営方針は、毎年業務報告に掲載され、そして環境面についてどういう部分に重点を置くかということが明確に触れられているんですね。  沖縄振興開発金融公庫も、今後環境面への配慮……

第147回国会 国民福祉委員会 第2号(2000/02/15、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 私が用意いたしました質問は、一番目の質問は大脇さんが全く同じ質問をなさいましたし、二番目の質問は入澤先生が全く同じ質問をなさったものですから、私としてはもう実は大臣に伺うことがなくなったような気がいたしますけれども、政務次官とそれから局長の御答弁の中からもう一回伺いたい。  それは、先ほど政務次官の御答弁の中に、今回の農林共済の統合というのは財政的な事情からではなくて閣議決定を受けてのものであるということをおっしゃいました。今、局長の答弁は少しニュアンスが違って、組合員の人数が変わってきたことと、そしてそういった閣議決定を受けてということだったんですけれども、私が一つやっぱり納得……

第147回国会 国民福祉委員会 第4号(2000/02/22、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 十五分ぐらいしかないそうなので、少子化についての質問を三つはしょりまして、ベビーホテルの質問の三番目から入らせていただきたい。  まず大臣に、もう本当に単刀直入に伺いたいんですけれども、八〇年の初頭にベビーホテルというのが大変に日本じゅう横行しまして、心身の発育に支障を来すだけではなくて、非常に不衛生だったり、それから乳児の死亡が多発したんですね。当時の園田厚生大臣は、今でも覚えていますけれども、予算委員会や何かで最敬礼をして謝られた。私は、丹羽厚生大臣にはそういうことはしていただきたくない。  その当時、無認可の施設に対する立入検査等というようなことで児童福祉法の第五十九条の改……

第147回国会 国民福祉委員会 第5号(2000/02/24、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 最後から二番目でございます。よろしくお願いいたします。  余り細かいことは伺おうと思っておりませんが、さっき清水澄子先生が女性と年金の問題に触れられました。私はきょうはそこに集中して伺いたいというふうに思っています。  と申しますのは、前回も引用させていただいたんですが、「「福祉政府」への提言」という本の中で神野直彦教授は、脈絡のないパッチワーク的な進め方を日本の社会保障制度はしている、医療は医療、介護は介護、失業対策、そして年金は年金と大変縦割りになっているんだということをおっしゃっていまして、もっとそれは相互の関連性がなければいけない、包括的な社会保障制度の改革が必要なんだと……

第147回国会 国民福祉委員会 第6号(2000/02/29、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 無所属の会の堂本暁子です。  きょうはいろいろありがとうございました。  先ほど、神代参考人が、女性と年金は大変複雑な問題で、速やかに検討に入ってほしいというふうにおっしゃいました。今回の改正ではこの問題は入っていないんですけれども、人口の半分は女性ですので、大変この問題が先延ばしされていることに私はいささか不満です。その理由というのは、やはり一号、二号、三号というような被保険者に、分断と言っていいんでしょうか、全くある意味では違った年金の体制の中に置かれているということは余り公正ではないのじゃないかというふうに思うんです。  それで、神野参考人が徹底した連帯の方針とおっしゃる中……

第147回国会 国民福祉委員会 第7号(2000/03/07、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 前回、前々回と女性の問題を質問してまいりましたけれども、きょう通告させていただいた検討会についての質問はもう同僚議員が質問されたので、二番目の質問から入らせていただきたいと思います。  二番目の質問というのは、検討会で結果を待ってからではもう何年も、先ほどの答弁の中で大臣は五年後の改正までにはというふうにおっしゃいましたけれども、私はそんなに長い間不公正な制度に甘んじているべきではないというふうに思うんですね。その結果を待つまでもなく、離婚時の所得分割などはできるところからどんどんやるべきだと思っています。  先ほどドイツのお話も出ましたけれども、最近カナダで夫婦間の年金受給権の……

第147回国会 国民福祉委員会 第8号(2000/03/09、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 私も座ったまま伺いますので、大臣もどうぞおかけになったままでお答えください。  ここに、男女共同参画二〇〇〇年プランというのがございます。これは内閣総理大臣が本部長で、あと各大臣がメンバーである男女共同参画推進本部が決定したプランですけれども、これは二〇〇〇年までに国内で実行に移す行動計画です。その中に、税制のことも書いてございますが、一番年金と関係のある部分は、「個人のライフスタイルの選択に中立的な社会制度の検討」という項目があります。これは先日来るる伺っております、女性にとって必ずしも今の制度が中立的ではないという視点からここに書かれているのだというふうに思います。  読んで……

第147回国会 国民福祉委員会 第9号(2000/03/14、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 今までずっと女性の問題で質問をさせていただいて、きょうはもうさんざんさせていただいたので別のことをと思っておりましたけれども、けさの新聞を見ましたところ、「厚生省は十三日までに、」、きのうまでに「年金制度の女性にかかわりの深い部分について、本格的に見直す方針を固めた。」という記事が出ています。  どのような方針をお立てになったのか、まず伺います。
【次の発言】 いつごろまでに結論をお出しいただけますでしょうか。
【次の発言】 八五年の改正以後、私はこの十五年の間に二つ大きく変わったことがあると思っています。  一つは、この制度ができたがゆえに性役割分担、男は仕事、女は家庭という性……

第147回国会 国民福祉委員会 第10号(2000/03/15、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 私はきょう、二〇〇〇年からの十年、骨と関節の十年という国際キャンペーンが始まっているということで質問させていただきます。  二月二十五日に衆議院の厚生委員会で、きょうおいでいただいていますけれども、桧田議員の御質問に続いてということで、衆議院から参議院へとリレーをしたいと思っております。  大臣も御存じのように、医療協のときは専ら私は車いすに乗っておりまして、いかに歩けないということが苦しいことか、それから不便というだけではなくて周りにいっぱい迷惑をかけるということも体験いたしました。若いときにはスキーで骨折したこともございますし、いろいろございますけれども、生活習慣病対策などに……

第147回国会 国民福祉委員会 第11号(2000/03/16、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 大分同僚議員の質問とダブるようなところが多くなってまいりましたが、農水大臣にやはり私も農林共済について質問をしたいと思います。  厚生年金への統合ということが今問題になっているわけですけれども、その前に農業という場で働く方たち、農協を含めてそこで働く方たちと、私ども都会でサラリーマンをしていた人とが果たして同じような環境なのかどうなのかなということがとても気になります。今回の改正ではなく、もっとそういった産業の差からくる抜本的な改正が農林共済では必要だったんではないかというふうに考えます。  例えば厚生年金ですと、今、四・三人で一人を支えている。それから、今同僚議員が問題にされま……

第147回国会 国民福祉委員会 第12号(2000/03/21、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 参議院の会の堂本暁子です。  従来、年金の制度、今回四共済もありますけれども、そういった制度間の不平等、あるいは農業とか自営業とサラリーマンとの間の職種間の不平等が指摘されてきました。今回は、私は男女間の不平等に特に焦点を絞らせていただいたんですが、それでも本質は全部同じだというふうに思っています。  前回、農林共済の問題を議題にして、そのときに農林共済のパートタイムの方は三万人という資料をいただきました。これは非常に少ないんではないか。ある広域合併した農協では六百人中二百人がパートだというのもあります。果たしてこれが実態に即しているのかどうか、非常に不思議です。年金白書によりま……

第147回国会 国民福祉委員会 第13号(2000/03/30、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 私も戦傷病者戦没者遺族等援護法で朝鮮半島出身の方についての質問をしたいと思いましたが、今同僚議員の質問には本当に心痛むものがございました。後ろにいらしていらっしゃるとすればどの方なんでしょうか。  大変な御苦労をなさったということで、私も本当に胸がかきむしられるような思いがいたしました。  やはりこういった法律と申しますか、制度の谷間に落ちてしまう方がいらしてはいけないんだということをつくづく思いますし、それからある程度きょうのお話で、私は大臣にお願いしたいのは、人数もそう多くない、それから、私の父もアメリカにおりましたから、敵国ということでキャンプに入れられて、そしてそのまま亡……

第147回国会 国民福祉委員会 第16号(2000/04/20、18期、参議院クラブ)

○堂本暁子君 前に質問された方とのダブりの部分は避けたいと思っております。  最近、アメリカ大使館に勤めている日本人職員四百人の総額七十億円に及ぶ申告漏れが判明しました。実際に日本の駐在員も外国で徴税当局に対して過少所得申告をしているということもあるようですけれども、その背景には二重の社会保険料を払わなければならないという矛盾があるのではないかというふうに考えます。  そういったような観点から、今回こういった協定が結ばれることは大変評価すべきだと思うのですが、いささか遅いのではないか。フランスが四十六カ国、イギリスが三十カ国とも協定を結んでいるのに日本はドイツ一カ国としか結んでいないというのは……

第147回国会 国民福祉委員会 第17号(2000/04/27、18期、参議院クラブ)

○堂本暁子君 堂本暁子です。  私は、女の政務次官なので、きょうあえて政務次官のお答えでいいと思ったんですが、今までの御答弁には大変不満です。  まず、政務次官に伺いたいんですが、政務次官は人工妊娠中絶を減らすことが大事だと思っていらっしゃるかいらっしゃらないか、そのことだけ端的にお答えください。
【次の発言】 お答えだけ、お答えだけ。中絶はない方がいいかあった方がいいか、どっちを考えていらっしゃるんですか。
【次の発言】 今までるる同僚議員が質問してきたのは、そのことを充実していただきたいということの質問なんです。だけれども、それに対しての政務次官の答弁は、胎児の生命とかいろいろな考え方があ……

第147回国会 国民福祉委員会 第18号(2000/05/09、18期、参議院クラブ)

○堂本暁子君 堂本暁子です。  きょうは児童手当についての質問ですけれども、大臣は少子化対策の中核的、象徴的な施策と児童手当を位置づけておられますが、社会保障制度審議会の調査によりますと、女性が本当に必要としているのは現金給付ではなく、むしろ保育とか育児休暇といったような別のところにあります。その観点からきょう質問をさせていただきます。  二十六日の本会議で私が質問させていただいたときの御答弁で、大臣は少子化対策として安心して妊娠、出産できる環境整備を行うことは重要というふうに御答弁くださいました。また、母体保護法改正に関する当委員会での審議でも、包括的な女性の健康支援策が必要だということをお……

第147回国会 国民福祉委員会 第19号(2000/05/11、18期、参議院クラブ)

○堂本暁子君 きょう大臣は高齢者のことにフォーカスが当たっていささか子供の問題に照準が当たらずに来たということを大変正直におっしゃってくださいましたし、私もそうだったと思っています。だからといって、子供の問題がないがしろにされていいということは全くないわけですし、それから政策の一貫性というのも大変必要だろうというふうに思っています。  その意味で児童手当を少子化対策の根幹というか目玉に据えていらっしゃるわけですが、私は、広い意味での少子化対策といったときに、やはり保育の問題を避けて通るわけにはいかないということで、前回に続いて保育の問題について伺いたいというふうに思っています。  もう恐らく三……

第147回国会 国民福祉委員会 第20号(2000/05/16、18期、参議院クラブ)

○堂本暁子君 きょうは御出席ありがとうございました。  少し私おくれて大変失礼をいたしました。  まず、京極参考人に伺いたいと思っております。また、非常に厚生行政にも影響を多く持っていらっしゃるのでなおのこと伺いたいのですが、大変お隣の大沢参考人と見解の差がはっきりしたように思っております。  まず、児童手当が家庭へ対してのものなのか、それとも子供に対してのものかということに対して、京極参考人は、家庭へのものであるがゆえに所得制限が要るというふうにおっしゃいました。大沢参考人はそれに対して、そこには不公平が生じると、デジタルディバイダブルというふうなおっしゃり方で国民を二分化するというふうにお……

第147回国会 国民福祉委員会 第22号(2000/05/23、18期、参議院クラブ)

○堂本暁子君 堂本です。  私は、自分の質問に入る前に、今の同僚議員の清水さんの質問について局長に一言申し上げたいと思います。  今、男女共同参画審議会で法制化を含めてとおっしゃいますけれども、母子保健ということでくくられてきた日本の行政の、これは別に男女共同参画室の問題ではなくて、極めて厚生省の問題なんです。  私ども、別に議員になってからじゃないですけれども、その前から、今もお隣にいらっしゃいますが一緒にその問題でデモをしたぐらい、二十年ぐらい前からずっとそれは言い続けていることですけれども、何で子供の附属物としての女性なのか、母親なのかと、あえて今の答弁を伺うと思ってしまいます。なぜ児童……

第147回国会 国民福祉委員会 第23号(2000/05/25、18期、参議院クラブ)

○堂本暁子君 堂本暁子でございます。  河西参考人に盲導犬のことで伺います。盲導犬を訓練したりいい種をつくっていくための力がいかに足りないかということはよくわかったんですが、外国なんかへ行くと、目の見えない方に限らず犬をいろんなところへ連れ込んでいるんですが、盲導犬が入れなくて困ることは、電車は入れるようですが、それ以外に日本の社会で、こういうところには盲導犬と一緒に入りたいのに入れてもらえないというところはありますでしょうか。
【次の発言】 阿部参考人と八幡参考人と、きょう大変前向きの姿勢でお話しいただきまして、桑本参考人は福祉労働者の賃金の低さを御指摘いただいたんですが、桑本参考人がおっし……

第147回国会 国民福祉委員会 第26号(2000/05/30、18期、参議院クラブ)

○堂本暁子君 今までの議論と申しますか質疑を聞きながら、つらつら四年前ぐらいのことを考えていたんですが、大臣がちょうど医療協のまさに座長をしておられたときに、健康保険の保険料の一割から二割増ということを、私たちもそのときは与党の立場におりましたから、決める際に医療制度の抜本改革、そして今まさに大臣がおっしゃったように、医療にむだがないかどうかということを検討するということで作業をスタートしたわけですが、そのとき既に医療の改革というのは恐らく十年、もっと言えば二十年おくれていたのではないかというふうな感じがありました。  しかし、やっぱり保険財政の立場からいうと、もう破綻してしまうということで二……

第147回国会 予算委員会 第9号(2000/03/10、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 参議院の会の堂本暁子でございます。  私はきょう、日本からの融資の問題について質問いたします。  二十一世紀に向けて環境や人口など地球規模の問題をこれからどう解決していくかということが時代の課題としてクローズアップされてきております。一九九七年の七月に国連のコフィー・アナン事務総長は、そのために国連を改革するということでのレポートを発表されました。そこには、国連機関の縦割りをやめて包括的なアプローチが必要なこと、それから各国政府のみならずNGOや民間企業まで含めた幅広い市民社会の参画が必要だと説いています。  きょうは、こうした地球環境ガバナンスの視点から日本の公的な輸出金融のあ……

第149回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(2000/08/09、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 まず、北方領土について質問させていただきます。  北方領土は、たまたまこれは戦後の事情もございましてでしょうが大変豊かな自然が今残っております。領土交渉が進む一方で、北方四島の豊かな自然をどのようにして残すかということについての具体的な施策がおありになったら伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。外務大臣に伺います。
【次の発言】 私が申し上げるまでもなく、大臣の方が鳥のことはよく御存じで、シマフクロウは今百二十羽ぐらいいるそうですけれども、大変大事な鳥が生息しています。北海道に百二十羽、国後に七十羽から八十羽いるそうです。  ただ、国後島ではもう今近郊の開発が進んでいると……

第149回国会 国民福祉委員会 第1号(2000/08/09、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 ベビーホテルについて、今、大臣が御指摘になって、その問題を私は早速伺おうと思うんです。  今、確かに地方分権一括法が通った後で、特に保育所の問題というのは市町村が責任があるんだと思いますが、ベビーホテルの質問をさせていただくときには、児童福祉法の第五十九条というのがございまして、そこに行政庁の責任が書いてございますが、その五十九条のところに行政庁の定義というふうに書いてありまして、「この法律で行政庁とは、厚生大臣又は都道府県知事とする。」というふうに、このことは特別に書いてございます。ということで、きょう問題にさせていただく事業停止命令あるいは認可を受けない施設にかかわる調査につ……

第149回国会 予算委員会 第1号(2000/08/07、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 初めて森総理に質問いたしますが、沖縄サミットの折には京都議定書の発効に関する総理の強力なリーダーシップを、強力以上に強引なほどのリーダーシップを期待していました。でも、残念なことに共同コミュニケには二〇〇二年までという大事な文言が入っておりません。  この十一月にオランダのハーグでCOP6、気候変動枠組み条約の第六回の締約国会議が開かれますが、それまでにやはりCOP3のホスト国であった日本、そして沖縄サミットのホスト国であった日本として総理はどのようなリーダーシップをこれから発揮なさるのか、伺わせてください。
【次の発言】 十一月にCOP6がありますが、それまでにはいかがでしょう……

第149回国会 予算委員会 第2号(2000/08/08、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 きょうは、沖縄開発庁長官、今までは前の官房長官でいらっしゃったものですから、初めて質問させていただきますが、よろしくお願いいたします。  きょう私がまず伺いたいのは、沖縄県の中城湾、この湾にあります泡瀬干潟を埋め立てる計画があると聞いています。いささか時代おくれの公共事業だと私は思うんです。その第一の理由は本当に経済効果を生むのかどうかということ、そして第二の理由は自然環境破壊を伴うということからです。  泡瀬干潟は南西諸島で最大の干潟で、ここには四十七ヘクタールものサンゴが群生分布している、そしてジュゴンのえさになるリュウキュウアマモとか、それからボウバアマモといった沖縄の特徴……

第150回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2000/11/15、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 まず外務大臣に一言申し上げたいんですけれども、私、IUCN、世界自然保護連合というところの理事を七年ほどやってまいりまして、今度バンコクの赤尾大使が立候補して当選してくださって、これから日本の国を代表してお働きいただくことと思いますが、ぜひとも外務省としても大いにバックアップしていただいて、日本がそういった環境の面でも大いに国際的に認知されていくと申しますか、よりもむしろリーダーシップを発揮できるような形で理事として御活躍いただけたら大変うれしいということを最初に申し上げたいというふうに思っております。  きょうは、そのIUCNに関連しての質問をまずさせていただきとうございます。……

第150回国会 国民福祉委員会 第2号(2000/11/09、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 私は、女性と年金ということで、連続質問に近いんですが、ずっと問題にしてまいりました。  きょうもその関連で質問させていただきたいんですが、まず厚生大臣に、一九九七年に基礎年金番号が導入されました。大臣はこの基礎年金番号を一人が二つ持ってもいいと、あるいは一つしか持ってはいけないのか、その点はどうお考えでしょうか。
【次の発言】 私は、基礎年金というのは一人が二つも三つも給付されるものだというふうにはちょっと理解していなかったので大変御答弁がわかりにくいんですが、これは後から伺うことといたします。  これは社会保険庁に伺いたいんですけれども、この基礎年金番号は現在幾つぐらい出されて……

第150回国会 国民福祉委員会 第4号(2000/11/16、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 今、大臣は清水議員にお答えになって、国会での議論が大変大事だというふうにおっしゃいました。私は、その抜本的な改正と申しますか、日本の医療を考えるに当たって国会の議論は確かに大事だと思います。  私自身そういう医療体制の抜本改革ということに関与いたしましたのは、三年前の健康保険法の一部改正のときです。ですから、国会で大事だということをおっしゃったんですけれども、この間、今井先生も、まさに自社さのときに清水さんも今井先生も大変おっしゃって、私も今井先生と同じ思いがございます、あのときあれだけやったのにと。ここにずらりと並んでいらっしゃる役所の方も週に一回、多いときは二回も、もう本当に……

第150回国会 国民福祉委員会 第6号(2000/11/28、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 前回も私は医療制度についての抜本改革について質問させていただきました。  医療制度の最大の問題は、政府が何度も抜本改革に着手しながら、毎回実行に移すことなく先送りをしていることではないかというふうに思っています。そして、前回の改正のときは一〇%から二〇%へと保険料が値上がりをしたと。今回は抜本改革をしないまままた値上げが、前ほど大幅ではありませんが行われます。今回は自己負担の値上げなんですけれども、今までるる同僚議員が述べてきたように、国民はなかなか納得しないというか、できない状態だろうというふうに思うんですね。  きょうは政治家でいらっしゃる大臣に特に申し上げたいと思いますのは……

第150回国会 国民福祉委員会 第7号(2000/11/30、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 無所属の会の堂本暁子です。  四番目になりますと、私がお願いした質問はもう出切ってしまいましたので、通告ではなく、今、総理のお答えになったことから私は質問をさせていただきたい、こういうふうに思います。  今、総理は、今回の社会保障改革関連閣僚会議は抜本改革の第一歩とおっしゃったんです。でも、今、清水議員もおっしゃったように、私も自社さの医療協の一人でございまして、もう何十回となく会議を持ち、合意もいたしました。同時に今、総理は、国民的な合意を得たいとおっしゃった。自社さの合意が二〇〇〇年までに実現するはずだったのがなぜしなかったのかということを考えますと、総理、一番の問題は、やは……

第150回国会 予算委員会 第1号(2000/09/29、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 総理、交通事故が実に今や死傷者はおよそ百万人、もう過去最悪の状況になっています。第二次交通戦争とすら言われています。  そこで、法務大臣に伺いますが、ことしの四月、神奈川県の座間市で二人の大学生が車にはねられました。即死なさいましたが、加害者は常習犯の無免許、飲酒、そして無車検という悪質なケースでした。しかし、業務上過失致死罪を適用した判決は懲役五年六カ月でした。去年の十一月には、東名高速でやはり酔っぱらい運転で三歳と一歳のお嬢ちゃんが亡くなった。この事件の場合は四年の実刑判決。東京地検は、量刑不当の理由で、異例のことですけれども控訴を行いました。いずれも単なる過失ではなく、未必……

第151回国会 予算委員会 第3号(2001/02/28、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 無所属の堂本暁子です。  きょうは、今まで伺って……(「委員長、時計、時計」と呼ぶ者あり)時計……。
【次の発言】 今までの村上証人の御答弁を、証言を伺っていますと、その幽霊会員は存在は知らないとか、それから四百万人の支持会員があったというような、支持者があったというようなことをおっしゃっているんですが、私は余りにも今まで報道されてきた事実、事実と申しますか、報道の内容とかけ離れているというふうに思えてなりません。純粋に国民に対して、一体どう責任を感じておられるのかということが全くわからない。今、今回の事件で、国民は政治への不信感がもう不信感の域を超えて、もう怒りは頂点に達してい……

第151回国会 予算委員会 第5号(2001/03/07、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 今、照屋寛徳議員が問題にされました外交機密費について私も質問させていただきます。  外交機密費、これが競馬馬に使われていたというようなことは、本当にゆゆしき問題というのを越えまして国民の反感はもう頂点に達したというふうに思います。  不思議なのは、その外交機密費が、今年度予算で全く減額されずに、世論は大変に強く減額を望んでいたのにもかかわらず、去年と全く同じ五十五億六千五百七十七万円が計上されている。これはなかなか国民に納得されないのではないかと思いますが、宮澤財務大臣に御所見を伺いとう存じます。
【次の発言】 大臣、それでもそれはやはり外務省と申しますか、の側の都合でございまし……



各種会議発言一覧(参議院)

15期(1989/07/23〜)

第116回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号(1989/10/31、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 短かくさせていただきます。  大変ニューデタントの時期にこういう調査に行かれて、タイミングがいいと申しますか、意義のあった調査だと思うんですけれども、確かに今おっしゃったように、二カ月間の激動の間にまた随分事態も変わったかなという気がいたしますが、日本の立場としてやはり一番気になりますのは、ソ連の中でどんどんデタントが進むという感じでありながら、果たして本当に揺り返しというか、そういうものが起こらないのかどうかということ、そういうことを現地をお歩きになってどういう感触で受けとめられたか伺いたいのが一つです。  それから、先ほどの国際平和研究所ですか、私もぜひ、これがもし政府ではな……

第116回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1989/11/29、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 この調査会は、大変忌憚のない形でるる話し合う会だと伺っておりますので、きょうもそういう形で外交の問題を伺いたいと思います。そしてできるだけ、今まで東欧の問題のお話がいろいろな形で出ておりましたので、ダブらない形で伺いたいと思います。  私きょうお話を伺って、まず、情報局長は最初に、大変急激で劇的な変化が起きているというような表現でお話しになりまして、私も本当に冷戦の象徴だったベルリンの壁が開かれたということは、去年あそこにおりましたけれども、やはりとても信じられないことのような気がいたします。そして、そのことはだれもがそういうふうに思っていると思うんですけれども、今までずっとのお……

第118回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第4号(1990/04/20、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 堂本暁子でございます。  北村さんに右へ倣えをして自己紹介をいたしますと、三十年ほどTBSで報道の記者をしておりました。向こうのあの記者席にずっと座っていたんですが、今は去年の七月の参議院選挙で、日本社会党・護憲共同の国会議員をしております。村上さんもいらっしゃいますけれども、記者席とここの席を比べますと、記者席の方がはるかに座り心地がようございまして、国会議員の席というのはもう針のむしろの上に座っているような、そういう感想でございます。参考人席には座ったことがないので、そちらの座り心地は余りよくわかりません。きょうは、特に大変針のむしろという一つに、やはり日米構造協議のプロジェ……

第118回国会 予算委員会公聴会 第1号(1990/05/24、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうお二人の大変貴重なお話を伺いまして、いろいろ得ることがございました。本当にありがとうございました。  まず岩田さんに伺いたいと申しますか、先ほどのお話の中で、個人そして法人にとって最適であることが社会にとっても最適であるべきだということが土地の問題でお話があったと思います。そして、土地の基盤整備が始まるとそこで地上げがあり開発利益が出る、そこに税金で吸い上げて公園とか公的な社会資本を整備すべきであるという御意見だったと思うのですが、私も一番大事なのは、そういった公的な公園なんかは非常に日本の場合にはおくれておりまして、世界の国々から比べましても大変小さい。それだけにそういっ……

第120回国会 予算委員会公聴会 第1号(1991/04/02、15期、日本社会党・護憲共同)

○堂本暁子君 きょうは本当にお忙しい中、古川公述人、それから佐藤公述人、ありがとうございました。  私は、まず福祉の問題から伺いたいのですけれども、きょう最初に古川公述人が言われました普遍化の中で、救貧的な福祉からだれでもが受けられるようなそういう福祉への軌道の変化と申しますか、時代にマッチした福祉への転換、そういった中で、ややもすると、今まで厚く福祉のサービ スを受けていたと申しますか、むしろ福祉を一番必要とした低所得層、今でも私は、その低所得層が可能な限り早く、しかも厚く、そして必要な福祉を速やかに受けられるべきだろうと思うんです。やはり福祉を一番必要としているのは所得の少ない層だろうと思……


16期(1992/07/26〜)

第125回国会 商工委員会,厚生委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号(1992/12/07、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 環境委員会から出席いたしました堂本でございます。  余り商工という委員会になれないんですけれども、私はバーゼル条約というのは本来環境の分野ではないかと思ってはいるんですけれども、きょう商工委員会で質疑をするに当たって、まずは通産大臣からこのバーゼル条約の国内関連法についてどのような環境に対しての決意がおありになるか、短くて結構でございますので伺いとうございます。
【次の発言】 外務省に伺いたいと思いますが、このバーゼル条約の前文に「人の健康及び環境」という表現がございます。この「環境」というのはどういう範囲の環境を示しているか、外務省の御答弁をお願いいたします。

第126回国会 環境特別委員会公聴会 第1号(1993/06/11、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○堂本暁子君 きょうは本当にお忙しい中、ありがとうございました。五人の方たちに厚く御礼申し上げます。  私はずっと環境基本法の中に自然に対しての政策が非常に少ないということを中心に今まで審議を重ねてまいりましたので、川道さんに主に質問させていただきたいんですが、今度は条文に沿って伺いたいと思います。  環境基本法案の十四条二号ですが、ここに「その他の生物の多様性」という書き方がしてあるわけなんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。
【次の発言】 次に、「農地」という言葉があるんですが、この点についてはいかがお考えでしょうか。


17期(1995/07/23〜)

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第4号(1997/03/19、17期、会派情報なし)

○堂本暁子君 きょうはお忙しい中、本当にどうもありがとうございました。  今の混雑税というのも大変おもしろい発想だと思いながらも、果たしてどういうインセンティブがどこまで継続するのかというあたりが一番問題かなと思いながら伺っておりました。  石先生に伺いたいんですけれども、石油税が道路財源になってこれだけ長いこと続いてきたということについては、かねがね大変違うんではないかと私も思い続けてまいりましたけれども、今、ほかの公共事業あるいは国鉄の債務に使ってはどうかというふうにおっしゃった。  最近、アメリカで知ったことなんですけれども、この間、石油の流出がありました。それと同じようにバルディーズ号……

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(1997/04/16、17期、会派情報なし)

○堂本暁子君 新党さきがけの堂本暁子でございます。  きょうはお二人の先生方、大変示唆に富んだお話を伺いましてありがとうございました。  特に、私は比較的環境のことをやっているものですから、環境の視点、それから福祉の視点を入れた町づくりということでお話しいただいて大変うれしく思った次第です。  お二人に伺いたいことなんですけれども、京都で十二月にCOP3という気候変動枠組み条約の締約国会議も開かれまして、都市の空気の問題、これは大きな問題になってきていると思います。それで、公園が少ないとかそういうこともございますけれども、やはり自動車の乗り入れ、これがこれからの都市にとっては大変大きな問題だと……

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第7号(1997/05/07、17期、会派情報なし)

○堂本暁子君 本当に大変興味深いお話を両参考人に伺わせていただいてありがとうございました。  有岡参考人のこのグラフもこういう分析で私は大変おもしろく見せていただいたんですが、阿藤さんともたまたま人口会議その他の場所で随分お目にかかることがあるので、人口の統計面からこういった女性のことを分析なさったような点は大変おもしろく、おもしろくというか御示唆に富んでいるんですけれども、特におばあちゃんパワーを評価したいと、私も六十以上ですから、女性はもっと発言力を持てということをおっしゃっていただいて応援していただいたような気もしております。  一つだけ、女性の社会進出とか、それから結婚しないというよう……

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第8号(1997/05/28、17期、会派情報なし)

○堂本暁子君 ありがとうございます。大変いい機会を与えていただいたと思っております。  私は、二十一世紀に向けての社会資本、特に公共事業のあり方について、環境と福祉の視点から考察を加えてみたいと思っております。  参考人として出席された上智大学の山崎教授のおっしゃっておりますことに、公共事業はどういうものかということの分析で、マクロ政策としての景気対策、それからミクロ政策としての資源配分の効率性と公正ということをおっしゃっているわけですが、山崎教授のお書きになった中に、「現在の景気の状態を深刻なものと認識する限り、仮に公共投資が望ましくない副作用を伴うとしても、景気対策としての必要性は否定でき……

第142回国会 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第1号(1998/02/25、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 新党さきがけの堂本です。よろしくお願いいたします。  お願いしてある質問に入ります前に、建設省の方から総務審議官が御説明くださった資料でちょっと追加して説明をしていただきたいところがございます。  事業見直しについて、これは十ページからダムその他について書いてありますけれども、ずっと十ページを説明してこられて、十一ページの途中であとは省略なさったんですが、この最後の方にございます徳島県の細川内ダム、「委員会設立準備中」というようなことが書いてありますけれども、このあたりのところ、それからその下の熊本県、この辺については今現状どうなっているかを御説明いただけますでしょうか。

第142回国会 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第2号(1998/03/11、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 きょうは、本当に貴重な御意見を伺いまして、ありがとうございました。  まず、経団連の中村参考人に伺いとうございます。  いただきました参考人資料の、先ほど図で御説明いただいた「公共事業改革の具体的方策」というところを見ていたのですけれども、大変に丁寧な政策評価のやり方が提示してあります。  そのことに関連して、今同僚議員からも多々出た、果たして行政府なり立法府なり、それから会計検査院、行政府ですが、そこで十分に政策評価が可能かどうかという部分がございまして、大胆に伺いたいんですが、評価機能というのを民間でやることが可能かどうかということについてはどのようにお考えでしょうか。

第142回国会 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第3号(1998/05/11、17期、新党さきがけ)

○堂本暁子君 今の御意見に関連してなんですが、参議院の行政監視委員会のような形のものを充実することもあると思いますけれども、きょういただきました委員会の自由討論資料の中の一枚目の一番下にある「評価スタッフの養成・確保に努める必要がある。」というところがございますが、その中で私が一番注目していることは下の一行目のところなんです。民間のシンクタンク等の活用を考えるということがとても大事なのではないかという気がいたします。  と申しますのは、行政監視というのも同じ人がいつまでもやっていると、どうしてもそこに癒着とは申しませんが、なれ合いが出てきてしまう。それから、やはり民間の方が厳しいということがど……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 共生社会に関する調査会 閉会後第1号(1998/11/26、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 きょうは私たちの常識を超えたようなお話もたくさん伺いまして、この調査会の責任はとても大きいと改めて思っております。ありがとうございました。  最初に原参考人に伺いたいんですけれども、韓国の例をいろいろお引きになったんですが、日本と韓国は非常に近くて、しかも同じアジアの国でありながら、このいただいた資料を見ますと、韓国にはもう既に女性に対する暴力への取り組みというのが、九三年に法律が制定されていて性暴力法、正式には性暴力犯罪の処罰及び被害者保護に関する法律ができ、それから九五年には女性発展基本法、九七年には家庭暴力犯罪の処罰等に関する特例法、そして同じ九七年には家庭暴力防止及び被害……

第145回国会 共生社会に関する調査会 第2号(1999/02/10、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 今までたくさん質問が出ましたので、私はこの際、関係省庁にいろいろ要望をさせていただきたいというふうに思っております。  女性に対しての暴力が取り上げられるようになったのは五年前ですけれども、清水先生も一緒にいらしたカイロの国際人口・開発会議、この行動計画の中に女性に対しての暴力ということが出ていて、少女に対しての暴力も出ていまして、それを日本も採択したということがきっかけかと思っております。ちょうど五年目になりまして、オランダのハーグで皆それのフォローアップ会議が開かれておりまして、小宮山さんともども出席して帰ってきたところですが、そこの若者、思春期を問題にするセッションで、途上……

第145回国会 共生社会に関する調査会 第4号(1999/05/12、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 私は、三点申し上げたいと思います。  一つは、やはり日本の場合は実態が把握されていないということで、この調査会としてぜひ行政に実態の調査をきちっとやるように要求していただきたいというのが一つです。  二番目は、行政上の対応なんですが、今福島委員もおっしゃいましたけれども、やはりいろいろ対応されていないことがあって、特に例えば母子寮なんかの場合でも、どちらかといえば減らす方向に行っています。確かに、古い形の母子寮がいささかゆがんだ形であったことは事実なんですが、今起こっているドメスティック・バイオレンスというのは非常に近代文明の一つの宿命のような部分があるかと思います。そこにやはり……

第146回国会 共生社会に関する調査会 第2号(1999/11/19、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 きょうは本当にありがとうございました。大変興味深くお話を伺っておりました。  質問に入る前に会長にお願いをしたいのですが、先日バンコクで開かれました北京プラスファイブの会議に私は人口議連のメンバーとして参加したんですが、そこで韓国の女性たちが胸を張って暴力防止法についてレポートされました。これがアジアで行われた、実現した北京のプラットフォーム・オブ・アクションの一つの具体的な例としてみんなに非常に評価されたんですね。  私もこの調査会で暴力について六カ月取り組んできたということは、そういった意味で非常に私たちもいい仕事をさせていただいたと思っておりますが、残念なのは、韓国が法律化……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第2号(2000/02/23、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 きょうはお二人、大変有意義なお話をありがとうございました。私は最初から終わりまでとてもおもしろかったんです。  まず、岩永先生が佐賀のことをおっしゃった。まず一番私が興味を持ったのは、男女差別という言葉ではなくて、家父長的風土の影響で女性が積極的に物を言ったり立候補しにくいというふうに先生がおっしゃった。これは佐賀だけではなくてやっぱりオールジャパンでそうなんだろうと。まだそういうところがあるというふうに思います。  と申しますのは、この間韓国のドメスティック・バイオレンスの法律をつくった方に会ったときに、私たち、中国、韓国、日本の共通した家父長制と言われて、それからとてもこの言……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第3号(2000/03/01、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 本当に一時からもう三時間、大変にありがとうございました。  ずっと三時間聞いていて、最初に感想を言わせていただくと、やはり先生方はスウェーデンの場合は六〇年代、七〇年代とおっしゃいましたけれども、私は国際的に見れば八〇年代まで含めていいのかなと思いますが、大きな価値の転換が世界規模で起こっていると。それがやはりもう男性と女性であれ、それからもっといろんな国家の単位から地球市民の単位へというふうなパラダイムのシフトが起こっただろうと思うんです。さっき、五十嵐先生のおっしゃり方だと物から心へとおっしゃいましたし、経済から生活へというような、そういったことが起こった。それに、今最後に岡……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第4号(2000/03/08、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 私は、先ほど南野委員が冒頭で言われたことに全面的に賛成です。  と申しますのは、南野委員の言われたことは、内閣総理大臣を本部長とし、全閣僚のメンバーが参加している男女共同参画推進本部が、一九九五年に北京で開かれた第四回世界女性会議を受けて、一九九六年、平成八年に策定された男女共同参画二〇〇〇年プラン、これの進捗状況を単に概要としてではなく数量的、具体的に本調査会が、あるいは国会、立法府として知っておく必要があるということを冒頭おっしゃいました。私も全くそこが一番のかなめではないかというふうに思っております。  北京の第四回女性会議からちょうど五年たつわけですけれども、ニューヨーク……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第6号(2000/04/17、18期、参議院クラブ)

○堂本暁子君 参議院クラブの堂本暁子です。  先ほどから皆様おっしゃっていますように、先日、エリザベス・シャイベルさんとおっしゃるマサチューセッツ州ノースウエスタン地区の首席検事の方と、それからスーザン・ローン首席検事補佐兼DV対策課長という二人のアメリカの検事さんが見えまして、本当に私は、一つの警察というかそういう考え方を覆されたような気がするんです。  今まさに局長がお答えになったように、そのときにくるくる言うことが変わるし、夫婦だしというようなことをおっしゃいましたけれども、私がやはり一番感動したというか、さすがアメリカと思いましたのは、徹底的に被害者を守ることと、それから、その任に当た……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第7号(2000/05/10、18期、参議院クラブ)

○堂本暁子君 参議院クラブの堂本暁子です。  女性のエンパワーメントそして女性の政策決定過程への参画は、九五年に北京で開かれました第四回世界女性会議でも国際的に確認されたことで、世界的に進んでいる潮流だというふうに思います。  そうした中で、我が国は非常に女性の政策決定過程への参画がおくれているという現実があるわけですが、これは二十一世紀に向けて大変危惧せざるを得ない状況だというふうに思っております。  第一に、国政レベル、それから地方レベル、両レベルでの阻害要因について考えてみたいと思います。  私は、女性の政治への参加あるいは政策決定過程への参画が阻害されている最大の要因は、税制それから社……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第8号(2000/05/17、18期、参議院クラブ)

○堂本暁子君 最後でございます。  まず、総理府に伺いますが、私が通告させていただいた質問はもう同僚議員がお聞きになったので、最後にぜひ長峯次官に伺いたいんですが、予告していないことなんですけれども、長峯次官に私のお願いしたことはもう皆さんに次官がお答えなので最後に伺いたいんですが、このビラじゃございませんけれども、女性に対しての暴力の問題は、警察庁、総務庁、法務省、文部省、厚生省、労働省と実に多岐にわたっています。しかし、審議会は総理府に属しているわけですし、例えば警察と厚生省、あるいは警察と労働省、みんなそれぞれ関連して一つの事件にかかわるようなことだと思います。  総理府としては、これら……

第147回国会 共生社会に関する調査会公聴会 第1号(2000/04/26、18期、参議院クラブ)

○堂本暁子君 無所属の議員の集まりでございます参議院クラブの堂本暁子です。  まず、太田さんに伺いたいと思っているんですけれども、個人としてはというまくら言葉をおつけにはなりましたけれども、個人単位の税制に賛成だということをおっしゃって、かつて同じところに座って答えた労働省の局長の太田さんなら絶対におっしゃらないことを今はおっしゃれるということで、大変に心強く感じたというかうれしく思った次第です。  私も世帯単位では限界があるというふうに思っています。女性が納税者にならない限り、義務を果たさない限り、やはり権利の主張にも限界があるというふうに考えておりますので、太田さんにそこのところを大変に期……

第147回国会 国民福祉委員会公聴会 第1号(2000/03/21、18期、参議院の会)

○堂本暁子君 きょうはお忙しい中、ありがとうございました。  私はずっとこの間女性の問題からこの年金の制度を見てまいりました。というのは、非常に本質的なところが、やはり女性の問題、人口の半分が女性なんですけれども、その女性の中で例えば今の三号と言われる妻という立場にある女性たちと、それからいわゆる一号と言われる女性たちとの間で非常に不公平と申しますか、必ずしも収入が多い人が保険料をたくさん出すというようなことではなくて、男性の場合にはある程度比例しているんですが、女性の場合には全くそこが比例していない。どんなに一千万、二千万の収入のある夫の妻でも免除されている。先ほど免除を申請した人がふえてい……

第150回国会 共生社会に関する調査会 第1号(2000/11/01、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 きょうは、芦野さん、金城さん、そして森さん、ありがとうございました。それぞれの現場からの御意見を伺えて大変喜んでおります。やはり差は少しはおありになるのかもしれませんけれども、リプロダクティブヘルス・ライツという視点では大変共通した土台を持っておられるのではないかというふうな、暗にそういうふうに考えました。  芦野さんに私は伺いたいんですけれども、最初に、人口政策の視点からではなく、女性の健康と権利の視点から性や妊娠、出産、避妊をとらえて展開したいというふうにおっしゃいました。また、今最後に、少子化対策は本質的には人口政策なのではないかということもおっしゃいました。私も本質的には……

第150回国会 共生社会に関する調査会 第2号(2000/11/08、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 まず、厚生政務次官に伺いたいと思いますが、きょう議題になっておりますリプロダクティブヘルス・ライツは、一九九四年にカイロで開かれた国際人口・開発会議で提唱され、そして国際的合意を見ました。以来、厚生省が一番関係が深いわけなんですけれども、正面から、しかも正確にリプロダクティブヘルス・ライツの概念をとらえて政策化しようとしてきていないという印象を私は受けています。  この六年の間に、九四年から二〇〇〇年までの間ですが、リプロダクティブヘルス・ライツの国際的な理解も大変深まりましたし、それから充実もしてきました。それに対しても厚生行政は対応してきていないというふうに私は理解しています……

第150回国会 共生社会に関する調査会 第3号(2000/11/15、18期、無所属の会)

○堂本暁子君 私はきょうは、リプロダクティブヘルス・ライツが日本の行政システムの中に十分に取り入れられていないということをテーマに意見を述べたいと存じます。  北京の行動綱領は、女性は心と体の健康を享受する権利があるということを採択しています。その内容は、身体的、精神的、社会的に女性の健康が保障されるというものです。日本国は、カイロの行動計画ももちろんですが、北京の行動綱領も採択し承認しているにもかかわらず、国内的にはそれが行政にきちっと、法的にもそれからシステムとしても取り入れられていません。  生涯にわたる女性の健康というふうに言うことができると思いますが、正確にはリプロダクティブヘルス・……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

堂本暁子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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