このページでは肥田美代子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。肥田美代子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○肥田美代子君 肥田美代子と申します。大臣に初めて質問をさせていただきます。ふなれですので、どうかよろしくお願いいたします。 私は、今まで児童文学にかかわってまいりまして、子供とは随分近い位置にいたと感じておりましたのですが、今回国連で子供の権利条約が採択されたことを大変喜ばしく思っております一人でございます。 この権利条約が採択されました直後、このことをマスコミ各社が取り上げました。例えばここにございます毎日新聞の社説には「先進国と開発途上国の双方がそろって、二十一世紀を担うことになる児童の権利の向上、新しい意識と潮流を生み出すことに協力するのは、日本の国際的な義務と考える」とありますし……
○肥田美代子君 在外公館設置法の一部改正案について伺わせていただきます。 私が外務委員会に所属させていただきましてはや七カ月がたちまして、その間国際情勢はもう私の想像をはるかに超えたスピードとスケールで刻一刻と変化しております。マルタでの米ソ首脳会談、その後の冷戦構造の変化、ベルリンの壁の崩壊、東欧の改革、ソ連の大統領制の導入など、どれ一つをとってみましても、まさに世界史の一行ずつが書きかえられているという思いがいたします。 マスメディアの目覚ましい発達によって情報のはんらんしている現在ですが、世界の情勢を間違いなく把握して、その情報によって我が国を正しく導くことが外務省の任務であると私は……
○肥田美代子君 「人間やめますか」という悪魔のささやきが代表いたしますように、麻薬の問題は今世界的な大問題になっているわけですが、先日から国連の特別総会には下稲葉議員も代表に出ていかれましたり、それから海部総理も訪米の際にはブッシュ大統領と麻薬対策の協力についてお話しされたと伺っております。
それで、今麻薬に関する国際的な現況について、ざっとで結構ですから御説明いただきたいと思うんです。
【次の発言】 こういう国際的状況の中で、今回批准する向精神薬条約に関しましては二十年間保留されていたといいますか、二十年間ほっておかれたといいますか、そういう状態にあると私は認識するんですが、どうして放置さ……
○肥田美代子君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、日仏の新原子力協定に反対する討論をいたします。 五日間にわたる本委員会での質疑を通じて、この原子力協定は国民にとって必要でないばかりか、極めて危険なものであることがより明確となりました。 第一に、今や世界的にプルトニウムは、軍事利用のみならず、平和利用も否定される方向に大きく歩み出しているときに、ひとり日本はプルトニウムの本格的な利用に突入しようという協定であるからであります。いわゆる機微な技術として使用済み核燃料の再処理技術を導入し、大きな再処理工場をつくるなどということは、あらゆる観点から見て不経済な無用の長物であるばかりでなく、国……
○肥田美代子君 法律案の審議に先立って、日ソ問題について基本的なことを一点だけ伺わせていただきます。 ソ連に対して本格的に経済支援をする構想が報じられまして、その額が二百六十億ドルとも報じられたわけですけれども、もう一方では、きょうの新聞あたりでは、小沢幹事長とゴルバチョフ大統領の会談がございまして、小沢幹事長は、私がこれまで仄聞してきたものより踏み込んだ形の話が大統領からあった、そのようにおっしゃっております。 私はそのいろいろな報道について立ち入らせていただく気はないんですけれども、大臣から今回基本的なことをお伺いしたいと申しますのは、従来外務省の見解は、北方四島は我が国固有の領土であ……
○肥田美代子君 私は、日本とバングラデシュとの租税条約についてお尋ねしたいと思います。
まず、租税条約締結の意義について御説明ください。
【次の発言】 バングラデシュから今回の条約締結について申し入れがあったのはいつごろでしょうか。
【次の発言】 そうしますともう十年たっているわけですけれども、十年間も過ぎたという理由について御説明いただきますか。
【次の発言】 そうしますと、今回の租税条約で三十八カ国なのですけれども、まだ新しく日本と締結を希望している国は何カ国くらいございますか。
【次の発言】 その国をちょっとおっしゃっていただけますでしょうか。
○肥田美代子君 麻薬新条約についてお伺いしたいと思います。
この条約は、麻薬及び向精神薬の不正取引の防止及び処罰のための国際的枠組みをつくるものであると認識いたしております。この協定の十一条に新たに麻薬捜査の方法について監視付移転、いわゆるコントロールドデリバリーというのが挿入されておりますけれども、これを説明していただきまして、そのメリットについてもお話ししていただきたいと思います。
【次の発言】 このコントロールドデリバリーについて、例えば他の締約国から要請があった場合には必らずその要請に協力する義務があるのですか。
【次の発言】 我が国は八ルートの麻薬の中継地点になっていると言われてお……
○肥田美代子君 肥田と申します。 午前中の大臣のお話を伺っておりまして、私は大変心強い思いがいたしました。と申しますの、は、教育というのは人を幸せにするためにある、そういうふうに大臣はおっしゃったんですけれども、そのお言葉を引用しますと、この文教委員会というのは幸せづくりをする委員会だと。ですから、このテーブルは幸せづくりのためのテーブルだというふうに理解いたしまして、私は本当にほのぼのとした気持ちになりました。どうぞよろしくお願いします。 それで、きょうは、文教委員会で質問させていただくのは初めてでございますので、そしてテーマも三つもございますので、御答弁はなるべく簡潔に、そして内容は少……
○肥田美代子君 午前中、沖振法の延長について喜岡議員からかなり厳しい御質問をいろいろさせていただきまして、私はそれをじっくり拝聴いたしておりまして、午後は今度はソフトな質問をさせていただこうと、そういうふうに思っております。 沖縄の本土復帰二十周年の節目の年にことしは当たるわけですけれども、新聞調査によりますと、沖縄県民が復帰をどう評価するかという質問に対して、復帰して本当によかったとお答えになっている方が九〇・六%いらっしゃいます。そして、沖縄らしさがなくなったとお答えになった方が四一%です。 それで、二十周年の記念行事としていろいろなことを予定されていらっしゃると思いますけれども、その……
○肥田美代子君 大臣の所信表明演説の中で、「心豊かでたくましい青少年の育成」を目指すとあります。青少年の音楽との出会いのチャンスをもっともっと多くしたいという私の考えから、前回、ガット・ウルグアイ・ラウンドの知的所有権の分野で、レコードレンタルについていろいろと大きな問題があるということを御質問させていただいたわけです。 ドンケル・ペーパーで出された部分を拝見しますと、かなり前進しているなというふうに私は受けとめたのですが、その後また、昨今の新聞報道によりますと、全米のレコード協会と日本のレコードレンタル商業組合との間で交渉が難航しているということなんですけれども、そのあたりの事情をちょっと……
○肥田美代子君 よろしくお願いします。 子供の権利条約か児童の権利条約がということにつきまして先ほどから小林議員と政府の方々の言葉をじっと伺っておりまして、私は、子供か児童かということについてのこの決定は、ひょっとすると子供の問題が各省庁に余りにもたくさん管轄が分かれ過ぎていて、その省庁のはざまに子供の一番大切な問題がすとんと落ちてしまった、ひょっとすると子供たちがまたもや犠牲になったんじゃないか、そういう気がいたしておりまして、実はそういう気持ちでじっと聞いておりました。 子供と児童、たかが言葉、されど言葉だと思います。ですから、私は子供の権利条約がこの国会でこういう名前で批准されること……
○肥田美代子君 私は、小林議員の質問の関連質問ということで一競技スポーツと生涯スポーツの関係についてお伺いしたいと思います。
まず、文部省は競技スポーツと生涯スポーツの関係についてどういうふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 競技スポーツの振興は国民の期待を受けたものであると言ってもいいわけですけれども、そこに参加しているのは本当に一部のトップレベルの選手のみでありまして、競技スポーツの振興が広く市民とか国民の各層に生涯スポーツの振興に結びついていくことの方が望ましいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
私の質問の意味がちゃんと通じなかったようですので、もう一度別の問い方をさせていた……
○肥田美代子君 今国会の会期も余すところ三日となりまして、この国会で審議されることになっておりました子供の権利条約はどうやら次の国会に回すということになってしまいました。それがこの世のならわしと言えばそれまでですけれども、やっぱりまた今度も子供のことが一番後に置き去りにされてしまったなという私は実感を持っております。 それで、今一番気になっていることを質問させていただきたいわけですけれども、しつこいようですが、この政府がお出しになった児童の権利に関する条約について、この名称を決定されました外務省にお伺いしたいと思います。一般的に、条約の正式な日本語訳はどのように決定されるか、そこら辺からお伺……
○肥田美代子君 両先生、きょうは本当にありがとうございました。
私もこういう世界に関しましては素人なものですから、どじな質問があるかもしれませんけれども、その辺はお許しくださいませ。
齊藤さんは著作権審議会の委員でいらっしゃいますのですが、この審議会に私は若い人たちが入ってないのはいかがなものかというふうに感じるのでございますけれども、審議会の進行の中にいらっしゃってどういうふうにお感じになりましたでしょうか。
【次の発言】 それでは次に、プレースシフティングとタイムシフティングという言葉がございますけれども、これをちょっとわかりやすく御説明いただけませんでしょうか。齊藤さんにお願いします……
○肥田美代子君 佐川事件は教育上子供たちに与える影響が大変大きいと私思うんですけれども、このことに関しまして鳩山文部大臣に御所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 先日、日本語流行語大賞の新語部門の金賞に褒め殺しという言葉が選ばれました。そして小学校の子供たちの間では、褒め殺しであるとか五億五億という言葉が今はやっているそうです。それで、大人はもとより子供たちに今政治不信が起きている。
二十一世紀を任せる子供たちに、一体私たちはどういうふうにしたらいいのか、総理の御所見お伺いしたいと思います。
【次の発言】 総理、今、私ちょっと総理のお心が心に届かなかったんですけれども、もう一度総理の……
○肥田美代子君 対日支援が今大きな問題になっておりますけれども、総理府の世論調査を見ますとちょっと困った数が出ているんですね。ロシアに対して親しみを持っているかという問いに対しまして、親しみを持っているというのが一五%、親しみを感じないというのが七九・六%になっております。それから、日ロ関係がよくないと思っている人は七七・七%、よいと思っている人が一三・七%、この数字は前回よりもさらにロシアに対して悪い感情を持っているという方が多くなっておりますけれども、このことについて外務省はどういうふうにお考えでいらっしゃいますか。
【次の発言】 日ロ関係の打開のために、やはり日本と極東ロシアの人たちの温……
○肥田美代子君 私は、真珠湾攻撃の年に生まれまして、終戦のときは四歳でございました。戦争の恐ろしさについてはほとんど記憶のないまま大人になりました。恥ずかしいことですが、私たち本土の人間には想像だにできない地獄絵が沖縄で展開されたことすらまるで他人ごとのように単に知識としてだけ持っておりまして、それ以上の強い関心を示すこともなく過ごしてまいりました。しかし、今二十一世紀まであと数年を残すときになって、私たちの世紀のツケを後世に残すことだけは避けなければならない、そう強く思う者の一人でございます。 そこで、今なお解決されていない沖縄の厚生年金の格差是正問題、それから八重山のマラリア問題は私たち……
○肥田美代子君 外務大臣にまずお尋ねします。
子どもの権利条約が批准されますと、子どもの世界、子どもの生活がいろいろ変わると思うのですけれども、私はそう思うのですけれども、大臣は変わらないと思われますか、それともより幸せになると思われますか。
【次の発言】 そうしますと、子どもたちの本当に幸せな社会になるためには私たち大人はどういう心構えてこの条約の内容を実施していけばいいと思われますか。
【次の発言】 今、大臣から私はとてもうれしい御答弁いただいたのですが、例えば来年度の高校生の教科書で社会科と家庭科なのですが、そこの中では記述が子どもの権利条約となっているのですね。私はまさにこの教科書の……
○肥田美代子君 もう十二時になりまして、おなかの虫が鳴いていらっしゃる向きもあろうかと思いますが、もう三十分ばかり御辛抱願います。 子供の本離れとか活字離れというのが今世界的に問題になっております。しかし、よく考えてみますと、子供が本から離れていってしまったのではなくて、子供を本から引き離しているのが大人であるという、そういう自覚が大人自身にないというのが問題であると、私はそういうふうに考えております。 人生の中で一番言葉の感性の鋭い時期が子供時代なんですけれども、その時代に本を読む時間がない、そして読みたい本が手の届くところにないという状況に子供たちが置かれているというのは、やはり私たち……
○肥田美代子君 きょうは質問と申しますよりも森山文部大臣にお願いしたいことがございまして申し上げます。 実は、大臣は平成二年に福岡での子供の難病シンポジウムに出られたと思いますけれども、そこに出た人たちが森山さんがとても熱心に聞いてくださって励まされたということでとても喜んでいらっしゃったことをまずお伝えしたいと思います。 それで、そのときに多分お会いになった高橋さんというお母さんがこういうことを書いておられるんです。 昭和五十五年の夏休み、私どもの娘が小児がんと分かり入院、一年生の二、三学期と休学し、その間学習らしきものは無いに等しかった。当時、久留米大学病院にも病院学級が設置されて……
○肥田美代子君 最近、国立大学病院、国立病院の薬代の滞納が大変問題になっております。日本の医療の中核をなす東大病院にさえそういう大きな滞納があるということが報道されましたけれども、その事実関係についてお尋ねします。
【次の発言】 今度の病院の滞納につきまして、私は国立大学病院だけかと思っておりましたら、最近報道されましたのは国立病院ですね、ここにも滞納があったということで私はびっくりいたしました。やっぱり厚生省は医療の中核を担っていらっしゃるわけですから、こういう管轄の病院に滞納があったということについて、私は大変大きな問題と思いまして厚生省に調査を早速お願いしたわけです。このデータにつきまし……
○肥田美代子君 本条約が国連で全会一致で採択されましてからもう四年目になります。ついに今国会で批准承認のめどがつきましたことを私は大変うれしく思っております。 ただ、衆議院で多くの議員たちがこの名称は子どもの権利条約とすべきと申し上げましたし、世論も大方がそのようになっておりますのに、外務省はチャイルドは児童だと今だに強い姿勢を保っていらっしゃることは非常に残念です。 漏れ聞きましたところでは、自民党の文教族の先生方がこれに対して児童であるべきだと厳しくおっしゃっているということなので、私はちょっと皆さんにお伺いしてみたんです。そうしますと、元文部大臣でいらっしゃいます。その方は、私はずっ……
○肥田美代子君 先ほどから、お医者様の立場から、それから看護婦さんの立場から御質問がございました。次は薬剤師の立場からひとつ質問させていただきたいと思います。 先日、帯状疱疹の治療薬でありますユースビルという新薬と抗がん剤が一緒に患者に使用されまして死亡例が出たことを厚生省が公表いたしました。この二種類の医薬品による死亡事故は恐らく二けたに上るんじゃないかというふうにマスコミは報道しております。 それで厚生省は、今、大臣のお手元にもお届けしたと思いますけれども、緊急安全性情報というのを出させましてこれに対処いたしておりますが、抗ウイルス剤と抗がん剤が一緒になると抗がん剤の作用がかなり増幅さ……
○肥田美代子君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○肥田美代子君 沖縄及び北方問題に関する特別委員会派遣報告。 先般、当委員会が行いました委員派遣につきまして、便宜私から御報告申し上げます。 今回の委員派遣は、沖縄県における厚生年金の格差問題及び駐留軍用地の返還等に係る問題等の実情を調査するため、二月二十八日から三月二日までの三日間にわたり、木宮委員長、伊江理事、坪井理事、池田理事、三石委員、井上委員、風間委員、喜屋武委員、それに私、肥田の九名が沖縄県に派遣されました。 沖縄県が本土に復帰してから二十一年が経過いたしました。この間、本土との格差を是正し、自立的発展のための基礎条件を整備し、平和で豊かな沖縄県を実現するために、沖縄の振興開……
○肥田美代子君 私は日本社会党の肥田美代子と申します。よろしくお願いします。
今回の総理の、日本も核兵器をつくる能力があるとの発言、また朝鮮民主主義人民共和国の核疑惑に関する発言は、総理として誤解を招くものだと深く反省しておられると認識しました。言葉というものは、このようにとりわけ私たち政治にかかわる老にとっては大切なものだと思います。
総理はどのように考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 まず私は、帯状疱疹の治療薬のソリブジンとフルオロウラシル系の抗がん剤の併用による副作用でたくさんの方が亡くなりました、そのことについてお尋ねしたいと思います。
発売後一カ月で十五人の死者が出たわけ……
○肥田美代子君 タス通信によりますと、去る十月十九日未明なんですが、国後島の南の海域でロシア国境警備隊の警備艇が操業中の日本漁船に警告発砲したというふうにありますけれども、外務省はこのときの船名とか負傷者の有無について報告を受けていらっしゃいますか。
【次の発言】 今、板垣委員からのお話もありましたけれども、この発砲事件はやはりけが人が出ておりますし、中国人の漁船の方では死亡者も出ておりますよね。人命にかかわる問題に既に至っておりますので、なるべく早い解決が求められるわけです。
この間、当委員会でロシア大使にお会いしたときにも、ぜひ早い解決をというふうに切実におっしゃっていらっしゃいました。……
○肥田美代子君 よろしくお願いします。 教育の本来の姿は子供の個性を十分に引き出して伸ばすことであり、そしてその個性を十分に仲ばすために子供みずからの学ぶ力を育てることだと思います。そのみずから学ぶ力を育てるためには学校図書館が学校教育の心臓部にならなきゃいけない。ところが、その心臓部が今機能麻痺を起こしているというふうに私には見えるんです。そこで、学校図書館について少し質問させていただきます。 学校図書館法が昭和二十八年にできまして、第五条で「司書教諭を置かなければならない。」と一規定しながら、附則の二項で当分の間置かなくてもよいとしたために、その当分の間が四十年間続いてしまった。そのこ……
○肥田美代子君 よろしくお願いいたします。 子どもの権利条約が批准されましてから六カ月以上がたちました。この条約は、一口で言うならば、大人と子供がどうしたらいいパートナーになり得るか、そのための手引書だと言ってもいいと思うんですね。ですから、できる限り子供たちの日ごろの暮らしの中にひたひたとしみ込ませていくような、そういう対策が必要だと思うんです。 ところが最近、PTAとか先生方の集まりに参りますと、こういう質問が出るんです。子どもの権利条約をどうやって教えたらいいかわからないんです、子供に知らせていくいい方法を教えてくださいとか、何か手引書みたいなものがないだろうかとか、あげくの果ては肥……
○肥田美代子君 肥田でございます。よろしくお願いします。 ただいま、大浜委員から、地元沖縄の問題点につきまして、心を込めた御質問がございました。それで、私は、北方問題のみと思っておりましたが、やはり戦後五十年、こういう節目のときに、我が社会党から総理が出ていらっしゃる、これも何かの因縁というふうに感じますので、冒頭、一、二外務省に質問させていただいて、その後山口大臣に、ちょっと管轄外ではございますけれども、御感想を伺いたいと思いますので、お聞きくださるようお願いいたします。 最近、アメリカで国防省から東アジア戦略報告というのが出され、そして議会にはいろんな文書も提出されております。どういう……
○肥田美代子君 日本社会党の肥田美代子でございます。よろしくお願いします。 けさの新聞に黒い太陽をかいた被災地の子供のことが報道されておりました。心理学者は、「子供が強いショックを受けた時に見せる自然反応の一つ」と説明しておられました。 世界じゅうのどこに起きる大きな不幸も、結局は体の小さい、そして心が成熟していない子供たちに最も大きな傷跡を残していく、私はそういうふうにいつも感じるわけでございますし子供たちの今後長い人生の中で、今回の不幸な経験がいつまでも黒い影を引きずっていくことがないようなるべく早く対応していただきたいと思います。文部省がこの課題に何よりも最優先で取り組んでほしいと切……
○肥田美代子君 よろしくお願いします。 私が口を開きますと学校図書館としか言わないわけでして、まるで学校図書館おばさんだと自分で思っております。 鳩山文部大臣、森山文部大臣、赤松文部大臣、それから与謝野文部大臣と四代の大臣に同じことをずっと申し上げてまいりましたが、ここに至ってまだ学校図書館法の改正すらができないということは、まさに私自身の力が足りないというふうにも思います。私の議員としての任期ももう数カ月で終わることでございますので、この辺で何とかひとつと焦っております。そこで、きょうまた学校図書館についてお尋ねいたしたいと思います。 今世紀の初めに、ジョン・デューイという人が、古い教……
○肥田美代子君 ODAのあり方と教育支援についてちょっと意見を述べさせていただきたいと思うんですけれども、昨年の夏、ミュンヘンの国際児童図書館を見てまいりました。自民党の成瀬先生も私よりも先に視察していただいておると承知いたしております。 この国際図書館は、現在、世界じゅうの子供たちの本を五十万冊集めておりまして、毎年各国から研修生を招聘して、世界的な子供の本の情報発信源として大変注目を集めている図書館なんです。この図書館は、実はドイツが敗戦後すぐにユダヤ人のレップマン夫人という方の提唱でつくられたものなんですが、このレップマン夫人の基本的精神は、民族間の理解は国境のない子供の本を通じて行う……
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