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高崎裕子 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

高崎裕子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


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16期委員会発言(非役職)TOP10
3位

このページでは高崎裕子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。高崎裕子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

15期(1989/07/23〜)

第116回国会 文教委員会 第1号(1989/12/05、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 十一月二十日の国連本会議で子供の権利条約が採択されました。日本政府としても賛成されたということで、これは大変結構なことだと思います。  先ほど森委員の質問に対して、批准については国内法との詳細な検討をということで、なるべく早くという御答弁がございましたが、法的に見まして、国内法が整備されなければ批准できないというものではありません。とりわけ第三委員会のコンセンサスに加わるときに既に国内法との関連についてはおおよその検討が終わっているわけで、あらゆる場合において子供の利益は至上であるという児童の権利宣言からしても、あるいは既に批准している女子差別撤廃条約の理念や目的から見ましても、……

第116回国会 文教委員会 第2号(1989/12/07、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 それでは質問いたします。  今回、社会科を解体して地歴と公民に分けるという問題について、これは社会科の理念からいっても大変な問題である、そう考えるわけです。そこで、私はまず社会科の理念についてお尋ねしたいと思います。  戦後の新しい社会科の理念は何であったか。戦前の公民教育の反省に立って、新しい民主主義社会を担うにふさわしい主権者としての教育をまず何よりもすること、そして現実社会に起こるさまざまな問題、それは人と人との問題、人と自然環境との問題、あるいは個人と社会制度あるいは施設との問題とかさまざまあるわけですけれども、この現実社会のさまざまな諸問題について興味や関心を持たせよう……

第116回国会 文教委員会 第3号(1989/12/12、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎と申します。よろしくお願いいたします。  私は時間が十分間ということで限られておりますのですべての参考人にはお伺いできませんので、あらかじめ御了承ください。  まず木村参考人にお伺いしたいと思います。  社会科を地歴科と公民科に区別するということですが、この区別する原理は一体何なのでしょうか。なぜ地歴科と公民科という区分の仕方になるのでございましょうか。
【次の発言】 それでは次に、臼井参考人にお伺いしたいと思います。  臼井参考人には二点お尋ねしたいと思うのですが、まず第一点目は、高校生にとって社会科はなぜ重要なのでしょうか。  それから第二点目ですが、歴史とい……

第116回国会 文教委員会 第4号(1989/12/14、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 十二日に参考人も述べられましたが、戦後の社会科、とりわけ高校社会科もそうですが、子供を民主社会の主権者としてはぐくむために科学的で総合的な教科として生まれたものであると言われました。ばらばらに教えられる独立教科ではなく、地理的、歴史的、公民的な諸領域を相互に関連づけながら、子供が自分を取り巻く現実の社会問題を科学的に統合的に見て働きかけることができるような教育を行うものとしてこれまで社会科は位置づけられてきたわけです。  ところが、高校社会科は今度は地歴と公民に分離するということで、これまでの質疑、参考人質問を通しても納得できる説明はいまだにないわけですが、そこで、きょう私に与え……

第118回国会 環境特別委員会 第7号(1990/06/15、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 法案の第一条の目的では、スパイクタイヤの使用を規制し、スパイクタイヤ粉じんの発生を防止するとし、第三条ではそのための国民の責務、第四条では国及び自治体の責務をそれぞれ規定しています。  これらの規定は、指定地域の内外を問わず乾燥路、混在路についてスパイクタイヤは原則使用禁止ということですね。そしてまた、この三、四条の規定は、大型車、緊急自動車なども含めすべての自動車が対象になりますね。
【次の発言】 そこで、整理をさせていただきたいのですけれども、法律上は、指定地域内での乾燥路、混在路でスパイクタイヤを使用した場合、これは七条違反で罰則が科せられる、それから指定地域外で乾燥路、混……

第118回国会 文教委員会 第1号(1990/03/29、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 私はこの基金の創設が、現在の国家予算の〇・〇六%という貧困な文化予算の改善に少しでも役立つことを心から願っております。しかし、この基金によって運用できる金額は当面三十億円にすぎない、現状を改善するにはほど遠い金額であるということで、ただいま大臣の御決意もありましたが、今後、基金の増額が図られることを最初に強く要望して質問に入りたいと思います。  この立場からまず指摘したいのは、この基金の創設が文化予算を削減したり抑制する口実になってはならないということです。その点で具体的に、まず、これまであった文化庁の優秀映画製作奨励金、これは制作者に対し一作品一千万円、年間十本に交付されるとい……

第118回国会 文教委員会 第3号(1990/05/24、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 義務教育における教科書ですけれども、これは言うまでもなくすべての子供の人間形成と文化の伝達に大きな影響を持つものです。多様な可能性を持つ子供の能力と感性を自由に発達させ、基本的人権尊重の精神に基づいて性にとらわれない男女平等の教育が行われなければなりません。教科書もこの立場からこの理念を体現するものでなければならないと思うわけです。  そこで、最初に総理府に伺います。  この三月、国連婦人の地位委員会が、「西歴二〇〇〇年に向けての婦人の地位向上のためのナイロビ将来戦略の実施に関する第一回見直しと評価に伴う勧告」案をまとめ、きょうあす、近日中にも国連経済社会理事会でほぼ原案どおり決……

第118回国会 文教委員会 第4号(1990/06/01、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 最初に文部大臣にお伺いいたします。  日本と朝鮮半島との過去の歴史認識についてでございますが、小林委員の質問に答えて、日本と南朝鮮の関係について、歴史の一時期反省すべきことがあった、こう述べられました。具体的にお尋ねしますが、大臣は日本が三十五年にわたって朝鮮を侵略し、植民地支配を行ったという認識をお持ちでしょうか。
【次の発言】 さらに具体的にお尋ねしますが、日韓併合は日本による朝鮮侵略そのものであり、朝鮮の植民地化を完成させたものであるわけですが、したがって、こうしたことは誤りであり、二度と繰り返してはならない、また日本によって実施された植民地政策、例えば朝鮮人から朝鮮人とし……

第118回国会 文教委員会 第5号(1990/06/12、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 それでは北陸先端科学技術大学院大学についてお尋ねいたします。  この法案の審議に当たり、この大学の創設準備室または準備委員会がまとめたものがないのかどうかということで、文部省に対しては再三にわたってお願いしたんですけれども、お願いしてお願いして、やっと最近いただいたのが創設準備委員会がまとめたこれです。「北陸先端科学技術大学院大学の構想の概要について」、これは平成二年三月というふうになっていますけれども、この冊子をいただいております。  創設準備室あるいは準備委員会が出したものはこれだけなのか、このほかにはないのか、そしてまた、これが最終的なものなのかについてお尋ねいたします。

第118回国会 文教委員会 第6号(1990/06/21、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 きょうは、本案についての一回目の質問ですので、法案の内容に即してお尋ねしたいと思います。  まず、地域生涯学習振興基本構想についてお尋ねしますが、ここに出てくる民間事業者の定義ですけれども、この法案でいう民間事業者とは一体何をいうのでしょうか。そして、民間事業者には商社や不動産業者、銀行、予備校なども入るのでしょうか。
【次の発言】 商社、銀行についてはお答えになっておりませんが、含まれないというふうに伺ってよろしいですか。
【次の発言】 そうすると、今二十兆円産業と言われる学習、文化、スポーツ分野、これに関連する事業であればすべて含まれるというふうに理解してよろしいわけですね。……

第118回国会 文教委員会 第7号(1990/06/25、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 時間の関係で、全員の参考人にお尋ねできないかもしれませんことをあらかじめおわびしたいと思います。  まず最初に、山本隆一参考人にお聞きいたします。  今回の法案では、先ほど御指摘のとおり、生涯学習について、理念それから定義、目的がうたわれていないわけです。山本隆一参考人は、この法案は憲法、教育基本法、そして社会教育法の体系とは異なった法律ではないかというふうに先ほど述べられたわけですが、その点をもう少し詳しくお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 次に、北條、山本隆一両参考人にお聞きします。  今山本さんからも御指摘あったんですけれども、この法案が国及び都道府県主導の生涯……

第118回国会 文教委員会 第8号(1990/06/26、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 先日の委員会に続いて質問をいたします。  生涯学習審議会についてお聞きしますが、これまでの社会教育審議会と今回の生涯学習審議会との違いはどこにありますか。
【次の発言】 今の御答弁では法律上の位置づけについての御説明は非常にわかりにくいと思うんですけれども、生涯学習審議会が社会教育審議会と違うのは、中央教育審議会と同様に、これは法定された審議会である、審議会の委員は文部大臣が内閣の承認を経て任命するようになっているわけです。しかも、生涯学習審議会は、学校教育、社会教育及び文化の振興に関し、生涯学習に資するための施策に関する重要事項について調査審議する、そして、これらに関し必要と認……

第118回国会 予算委員会 第3号(1990/03/26、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 この二十日、清算事業団職員に対し解雇予告がなされました。地方労働委員会の地元JRのもとの職場に戻せという命令が出ているのに解雇というのは全く不当であり、政府の責任は重大です。この清算事業団職員の雇用問題を考える上での核心は、どうしてこの問題が発生したのかということです。それは、政府が進めた国鉄の分割・民営化の途上で国労、全動労の組合員に対し明らかな差別を行い、そして地元JRへの採用を拒否したこと、ここに最大の問題があります。  労働省に伺います。JRの不当労働行為事件関係での救済命令は何件出ていますか。
【次の発言】 労働者が全部勝ってJRが全部負けているということなんですね。J……

第119回国会 決算委員会 閉会後第2号(1990/11/15、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 最初に、最高裁にお尋ねいたします。  近年、消費者信用の急増が論じられ、それに伴う争いが消費者信用訴訟という形で裁判所に持ち込まれるようになっております。とりわけ簡易裁判所において急増していると言われておりまして、私の所属する日本弁護士連合会においても、この問題に非常に関心を持っているところです。  最初に確認したいんですけれども、全国の簡裁の消費者信用関係訴訟の新受件数を見ますと、昭和六十二年で十四万五千九百十三件、六十三年で十万六千八百二十三件、平成元年度で八万五件となっており、通常訴訟に対する割合は六十二年で七七・八%、六十三年度で七三・四%、平成元年度で七一・一%。また被……

第120回国会 決算委員会 閉会後第7号(1991/06/19、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 最初に、外務大臣にお尋ねいたします。  昨年九月に署名を行った子供の権利条約、外務大臣は国会でたびたび早期に批准する旨の答弁をされてまいりました。会田委員への答弁で、各省庁との協議がほぼ終わり、これから法制局と詰めていかれる、そして次期通常国会でというお話でございました。これは、これ以上はおくれない、間違いないという趣旨と理解してよろしいわけでしょうか。そして、批准に当たっては留保なしに批准すべきと思いますが、この点いかがでしょうか。
【次の発言】 留保の点はいかがですか。
【次の発言】 各省庁との協議がほぼ終わったわけですから、留保なしにというのは本来なら御答弁いただけるかと思……

第120回国会 商工委員会 第4号(1991/04/02、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 時間がございませんので、恐縮ですが端的にお答えいただきたいのですが、まず笹生参考人にお尋ねいたします。  答申では、「法延長後一定期間(例えば五年)が経過する時点で地域指定の見直しを行うべきであり、」とあるわけですが、これは五年が経過する時点で見直しを行うということですね。
【次の発言】 五年後に解除される場合もあれば、解除されない場合もある、そういうことだということで御確認してよろしいですね。
【次の発言】 やりとりする場ではありませんのであれですが、答申はあくまで見直しという表現で、今おっしゃったことであれば解除というふうに表現しなければならないはずですよね。例外的にというこ……

第120回国会 文教委員会 第1号(1990/12/18、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、国のスポーツ振興の理念についてお尋ねいたします。  政府は、法案提出の目的として、我が国スポーツの競技水準の向上を目指すスポーツ団体の選手強化事業等を資金面で支援するためと、こう明記しております。競技力向上に対して国が必要な援助をするということは諸外国でも一般に認められているところです。問題は国が確固としたスポーツ振興の理念を欠いたまま事実上選手強化のみにお金を出すというやり方が適切かどうかということで、選手強化を国策としている諸外国では例えば金メダル偏重あるいはドーピングの発覚など弊害も出てきておりまして、批判を浴びているという状況が現にあるわけです。  昨年十一月に保健……

第120回国会 文教委員会 第3号(1991/03/07、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 昨日、高額医療機器導入をめぐる汚職事件で横浜市立大学医学部の前教授が逮捕されました。千葉大学事件といい、今回の医療機器導入をめぐる汚職は構造汚職の色彩を帯びていると言ってもいいと思います。文部省としても再発防止のために調査をされるということでしたが、この医療機器導入については、三月六日、改善策の検討委員会が設置されました。しかし、これも極めて対応が遅いと言わなければならないと思います。既に二月十四日に千葉大での事件が明らかになって、このときに、これは氷山の一角だ、こう指摘もされていたわけです。本来ならこの千葉大事件の直後に対策委員会をつくって総点検を行うべきであったと思うわけで、……

第120回国会 文教委員会 第4号(1991/03/26、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 最初に、兵庫県の農業高校入試答案改ざん事件についてお尋ねいたしますが、これは高校入試選抜制度の公正さを大きく損なう事件として、社会的に極めて大きな問題と言わざるを得ません。  同校の畜産料二年の男子は、けさテレビで連行されるシーンを見て、先生が信じられなくなった。園芸科二年の男子は、僕たちに謝ってほしい。そして、合格した男子生徒のお母さんは、この事件は子供たちの心に一生悪夢として残るでしょうと、こう言っています。  大臣から先ほど、遺憾であり重大なことと受けとめている、報告を受けながら確固たる処分をという御答弁もありました。そして、要因、背景について調査を行いたいという答弁もござ……

第120回国会 文教委員会 第5号(1991/04/09、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 それでは、齊藤、高山両参考人にお尋ねいたします。  著作権法では、実演家は、映画の著作物において録音され、録画された実演については、以後の録音権、録画権、それから放送権、有線送信権、これが適用されないということになっております。これは、法律上権利の規定が適用されないという意味は、契約で権利を確保することを前提としているというふうに言われているわけですけれども、実際には出演契約で利益を守るということは非常に難しいというふうに思うんですね。  現に、日本俳優連合が九〇年の九月から九一年の二月までにNHKで衛星放送された邦画六十六作品の主な出演者にアンケート調査をしたんですけれども、こ……

第120回国会 文教委員会 第6号(1991/04/23、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 今回の改定は、関係者が長年要望していたところであり、評価できると思うんですけれども、まだ問題が残されております。  その一つは、著作権法では、映画の著作物において録音され録画された実演については、以後の録音権、録画権、放送権、有線送信権が適用されなくなっております。このため、法律上の権利がないという理由で、出演者の権利は全く顧みられないというようなことが実情になっておりまして、前回の参考人質問でもこの必要性が強調されていたと思います。これは、出演契約で利益を守るというふうに御説明されているわけですけれども、実際問題としては非常に困難なわけです。特に、過去の映画の場合、現在のような……

第121回国会 証券及び金融問題に関する特別委員会 第5号(1991/09/05、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎裕子です。  イトマン事件は、イトマンの経営者がバブル経済のもとで、地下人脈と言われる許永中、伊藤寿永光らとともに、巨額の株、土地、絵画取引、ゴルフ場開発などへの乱脈投融資に走り、巨額のお金がやみに消えた事件ですが、この中で、イトマンの経営危機の引き金にもなった絵画取引についてお聞きします。  イトマンの六百八十億円に上る巨額の絵画取引の発端は、住友銀行磯田前会長の長女がイトマン河村前社長に電話で要請をしたことから始まった、そのとおりですね。
【次の発言】 ここに河村前社長から芳村現社長に提出した「社長引継主要事項の通知の件」という文書がございます。この中で、西武……

第122回国会 文教委員会 第2号(1991/11/21、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 最初に大学問題についてお尋ねいたします。  大学の危機的な財政状況、劣悪な研究、教育条件を訴える深刻な声が広がる中で、私ども共産党の国会調査団はこの六月から十月まで全国十二の国立大学と二つの私立大学の実態調査を行いました。調査に入ったどこの大学でも研究費不足や建物の老朽化の問題、狭隘な研究室の実態等が出されました。東大の有馬学長とも直接懇談いたしましたが、学長は、私どもは貧しいけれども頑張っています、貸すれば銘するという言葉があるけれども、私たちは貧しても鈍しないと、強い決意も話されて、そのもとで大変な涙ぐましい努力をしている姿に研究、教育にかける情熱を感じ、感銘を受けて帰ってま……

第123回国会 文教委員会 第2号(1992/03/10、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 文部省は、社会の変化に対応した新しい学校運営等に関する調査研究協力者会議の報告を受けて、ことしの二学期から毎月第二土曜日を休業日とする学校週五日制を導入することを正式に決定したわけで、午前中からこの五日制をめぐる議論が行われてきたところです。  この学校五日制の実施については、父母や教師の間からはさまざまな不安も出ているところです。例えば、先日、私は地元の札幌でお母さん方と懇談する機会もあったわけですがへそこでも、土曜日の授業が平日に上乗せされ今以上に過密になる、ついていけない子供がふえるのではないか、あるいは塾通いがさらにふえるのではないか、あるいは共働きの家庭がふえている中で……

第123回国会 文教委員会 第3号(1992/03/27、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 八五年の教材費、それから教職員の旅費に始まって恩給費、それから共済の追加費用が国庫負担の対象から外されて、義務教育の国庫負担制度がなし崩しにされていく。そして、国庫負担法の原則である義務教育無償、教育の機会均等とその水準の維持向上というこの原則が変質されて骨抜きにされるのではないかということを私どもは大変強く危惧しているわけです。  大蔵省の古いらっしゃいますけれども、大蔵省・財政当局の論理ではなくて、日本の将来を担う子供たちの立場に立って文部省としては予算編成に当たっていただきたいということで、この点では私たちも応援はもう惜しみませんということで、まず最初にこのことを要望して、……

第123回国会 文教委員会 第4号(1992/04/07、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 昨年来私どもは大学の教育、研究条件の荒廃あるいは危機的とも言える実態について調査もし、本委員会はもちろん、決算委員会でも取り上げてまいりました。田沢理事の方からも大学の問題について質問もございましたが、きょうは、引き続き国立大学の附属病院のとりわけ看護婦問題を中心に質問をしたいと思います。  これは昨年も触れたわけですが、看護婦不足の中で深刻な事態が一層進行しています。先日、全日本国立医療労働組合の調査で、国立病院・療養所の看護婦の在職死亡が十一年間、これは八〇年の八月から九一年の十一月までですが、この十一年間に百五十三人に上る、死亡した人の平均年齢が四十三・九歳という実に若い年……

第123回国会 文教委員会 第5号(1992/04/23、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 国立大学の教育研究条件の荒廃が深刻であるという中で、私ども昨年五月以来全国十六大学の調査をして、国会でも繰り返し取り上げてもまいりました。井上前文部大臣が十国立大学を視察され、そして鳩山文部大臣も視察をされるという文部省の御努力の中で、財政当局が厳しい対応を続けている中で、老朽建物解消という形で一歩を踏み出されたという点では、その御努力に対して本当にそれを多とするものではございますが、この法案について子細に検討いたしますと、さまざまな問題があるわけです。  そこで、具体的に幾つか質問をしたいと思うんですけれども、まず特別施設整備事業についてでございます。  この事業の対象となる施……

第123回国会 文教委員会 第6号(1992/05/12、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 さきのアルベールビルの冬季オリンピックでは、札幌オリンピック以来、久しぶりにノルディック複合団体で日本選手が金メダルを獲得する。あるいは先ほど来出されておりますが、伊藤みどり選手、橋本聖子選手の活躍など日本選手の活躍が明るい話題になりました。  しかし、全体としては近年オリンピックなどでの日本選手の成績が振るわないということが言われておりますが、この原因についてどう考えておられますか。
【次の発言】 そういうことを前提にこれから質問していきたいと思うんですが、まず大臣にお尋ねいたします。  北海道では、六年後の長野オリンピックを目指して選手強化の試みがもう既に始まっているんですが……

第123回国会 文教委員会 第7号(1992/06/04、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 貴重な御意見ありがとうございました。  最初に幸田参考人にお尋ねいたしますが、学校五日制の問題というのは今国民の間で賛否両論あるんですけれども、共通してどなたも指摘しているのが、学校五日制をゆとりある教育実現につなげる条件を整えるということの重要性だと思うんです。学校五日制を国民が合意する中で実施するという点で、ゆとりある学校教育への転換、地域や家庭で子供たちが生き生きと生活することを保障する条件整備が決定的に重要だと思うわけで、この点を抜きにしてはかえって国民の反発を買うのではないかと思うんです。  この問題を考える上で、少し長くなるんですけれども、教育課程の問題が一番大事だと……

第123回国会 文教委員会 第8号(1992/06/18、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、映画の著作物における俳優等実演家の権利の見直しの問題についてお尋ねいたします。  著作権法上は、実演家は録音権、録画権、放送権、有線送信権を持っていますけれども、一たん映画に出演するとこれらの法的権利は適用されなくなって、報酬は支払われないという状態になるわけです。  日本芸能実演家団体協議会、ここの調査によりますと、おととしの四月から去年の三月までのテレビによる邦画放映五百四十二本、洋画の放映は千百七十九本だということで、邦画を例にとりますとこの十カ月だけでも月平均五十四本以上が茶の間に流れています。さらに、昨年の四月以降は民間の日本衛星放送が本格化されて、年間五百本の放……


16期(1992/07/26〜)

第124回国会 決算委員会 閉会後第1号(1992/09/08、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、官房長官にお尋ねいたします。  宮澤首相自身もかかわり、当時の大蔵大臣をおやめになったリクルート事件の反省に立って、八九年の五月三十日自民党総務会で「「リクルート問題」に対するわが党の措置」、これを決定されました。この中には、「わが党全体の責任としてとらえ、強く自戒している。」、「再び類似する問題が起き得ぬよう、今日の事態発生の根源にまでさかのぼって真剣に検討」し、そして「その責任について、司法上の責任の有無にかかわりなく、議員としての名誉を重んじ、良識に基づいて自ら対処する」、こう決意をされたわけです。  その決意を訴えて九〇年の衆議院選挙に臨んだまさにその時期に、金丸さ……

第124回国会 決算委員会 閉会後第2号(1992/09/09、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、自治大臣にお尋ねいたします。  佐川から金丸さんへの五億円は、新潟県知事選の候補一本化の謝礼と言われています。八九年六月に行われた新潟県知事選に保守陣営から四人の候補者が名のりを上げた。そのとき、新潟出身の佐川会長と渡辺社長が一本化に奔走したけれども失敗し、金丸さんに調整を依頼した、こう言われています。その結果、一本化に成功し、金子知事が誕生した経緯があります。その謝礼の五億円献金ではないかと、こう言われているわけです。  ところで、これは判例もあるんですが、立候補を断念したことの報酬として金銭を供与したことがあれば買収であり、公職選挙法二百二十三条一項二号違反になるわけで……

第124回国会 決算委員会 閉会後第3号(1992/09/17、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 自治省にお尋ねいたします。  九日の当委員会で、私は金丸さんの五億円が一体どこに渡ったのかが極めて重大問題であると指摘をいたしました。金丸さんみずからが会見で、「多額であるところから、わが同志への陣中見舞いだと認識した」と、こう述べられました。  そこで、金丸さん及びあらかじめ調査を依頼した金丸さんの政治団体から、経世会、経世会所属 議員及びその政治団体に対する献金について自治省に調査をお願いしてありましたが、調査した年、調査団体数、献金先の名称、日付、金額はそれぞれいかがでしょうか。
【次の発言】 そこで、法務省にお尋ねいたします。  金丸さんみずからが、我が同志への陣中見舞い……

第124回国会 決算委員会 閉会後第4号(1992/09/18、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 運輸省にお尋ねいたします。  一連の佐川急便事件は、政治家及び暴力団に対し巨額の佐川マネーが流れた一大疑獄事件です。とりわけ、政治家に渡ったお金は単なる献金と違いやみ献金であり、佐川としては当然その見返りを要求しないわけはありません。佐川の極めて巨額なお金の流出の陰で、労働者は長時間労働、過労運転、低賃金で泣かされているのが実情です。  法違反など、その実態について我が党の小笠原前議員が繰り返し追及してまいりました。特に、ことしの四月七日、参議院の運輸委員会で佐川の主管店の長時間労働、過労運転などを具体的資料に基づいて指摘したところです。  その際、水田局長は、「実態の把握と是正……

第125回国会 運輸委員会 第1号(1992/12/07、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 佐川急便グループに対し十月一日に抜き打ち監査を行ったということが発表されましたが、既に二カ月たちました。その結果についてお尋ねいたします。そして、その後も引き続き抜き打ち監査を行っていると思われるのですが、十月一日以降、いつ、何社監査したのか。また、この十月一日も含めますと何社に及ぶのかを明らかにしてください。
【次の発言】 今の数字をお聞きしただけでも、事実上すべてのグループの監査を行ったということになると思うのです。そこで、分析終わり次第御報告をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。――はい、うなずいていただきましたので……。  そこで、横浜佐川急便の鳥浜町の配送セン……

第125回国会 決算委員会 閉会後第1号(1993/01/21、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 自治大臣にお尋ねいたします。  まず、釧路沖地震の災害における被災者並びに被災地の皆さんにお見舞い申し上げたいと思うんですが、党の国会調査団としても現地に早速赴きました。零下十度を切る釧路市では、ガスの供給が九千世帯もストップ。標茶町では、全世帯の七五%の住宅で水道がストップ。家屋の被害は五百四十八戸。そのほか学校などの公共施設の損壊また道路の崩壊や港湾の陥没など、被害は広範囲に及んでいます。災害対策に当たって、地方自治体の財政等の負担は極めて大きくなると予想されます。そのため、まず第一に、特別交付税を初め万全な措置をしていただきたいこと。  そして第二に、釧路市では港湾被害だけ……

第125回国会 予算委員会 第6号(1992/12/09、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 銀座の「吉兆」での会合は十月二十九日であるということは、竹下さん、昨日の参議院の予算委員会で認め、これはあなたの言っていることが正しいということが証明されたわけですが、八七年の十月二十九日、あなたは青木氏から電話を受けて、竹下がお礼を言いたい、「吉兆」に来てくれと、こう言われましたね。
【次の発言】 公訴事実にこれはもう直接関係ないことなんですよね。ですから、なぜ証言できないのか、具体的な理由を言ってください。
【次の発言】 動機というのはこれ公訴事実に関係ないということですからね、これは証言をしなければならないと思うんですが、その席には竹下、金丸、青木さん、青木伊平さんがいまし……

第126回国会 運輸委員会 第2号(1993/03/26、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 金丸氏の不正蓄財は底なしの様相を呈してきているわけですけれども、その蓄財のルートはいろいろありますが、リニアの山梨実験線をめぐる疑惑も今指摘をされております。  金丸氏の出身地の山梨に実験地が決まった経緯について、とりわけ候補地を北海道、山梨、宮崎の三つから山梨に選定をした経緯があるわけですけれども、運輸省からいただきました「新実験線候補地の選定」という資料によりますと、候補地選定の基本方針として三項目があり、一つは「実験目的の達成度」、二つは「将来の有効活用の可能性」、三つ目は「地元の協力度」、これが挙げられています。  問題は、その一番目の「実験目的の達成度」、この評価が決定……

第126回国会 運輸委員会 第3号(1993/04/08、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 検事ら百人以上動員、七時間に及ぶ捜索、段ボール箱二百五十個積み込まれた。これはバス・タクシー事業の大手運輸業である国際興業が金丸氏のやみ献金問題で強制捜査を受けたときのことでございます。私は、これは運輸行政上、黙過できない事件であるというふうに思うわけです。佐川急便事件、そして今度は国際興業のやみ献金事件と次々と腐敗事件が明らかになってきています。  そこで単刀直入にお伺いいたしますが、国際興業に対し運輸事業として交付金を出していますが、その実績はどのようになっていますか。
【次の発言】 そこで大臣にお尋ねいたしますが、今局長も言われましたが、バスの停留所の整備などのための補助金……

第126回国会 運輸委員会 第4号(1993/04/20、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎です。  まず鈴木参考人にお尋ねいたしますが、今回の法改正の前提となっている、局地予報を民間事業等に役割分担させるということに関連してお尋ねいたします。  一つは、今まではごく限られた特定の人にしか許可されていなかった予報について、新たに局地予報について一般公表も含めて拡大されたわけですけれども、そのことによって気象庁の業務が縮小されていくのではないかという懸念を国民としては抱いているわけで、気象庁としては逆に一層精度の高い情報をきめ細かく提供すべきと考えるわけですけれども、この点のお考え方をお聞かせください。

第126回国会 運輸委員会 第5号(1993/05/13、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 船舶の安全にかかわる検査のあり方は、極めて慎重かつ十分に議論を深めることが求められていると思うんです。これは旅客船であれ漁船であれ、一たび船舶の故障、事故が起これは直接人命に及ぶ問題だという点で重要だと思うわけです。この立場から、従来国が検査に当たってきたわけですし、基本は国が責任を持って行うべきものと私どもは考えるわけです。  今度の法改正によって、今まで国が検査を行っていた十二メートル以上、二十トン未満の船八千隻が小型船舶検査機構、JCIに移行することになるわけですが、このJCIの検査体制は万全なのでしょうか。そして検査員は何人いて、年間の一人当たりの検査隻数はどれくらいにな……

第126回国会 運輸委員会 第6号(1993/06/03、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 JR東海の新型新幹線「のぞみ」が昨年三月十四日に営業運転を開始しました。そして、ことし三月十八日に山陽新幹線に乗り入れるということになったわけですが、事故と故障が連続をしているということで大変な問題になっている。運輸省もこの事態を重視して総点検を指導し、実施がされたわけですけれども、この総点検が行われた後のトラブルについて、その項目と件数についてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 要するに、総点検で実施された項目ではない項目でトラブルが新たに発生したというわけなんですけれども、そうであれば指示された総点検そのものがやっぱり私は不十分だったというふうに思うわけです。ですか……

第126回国会 決算委員会 第1号(1993/02/22、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず農水省にお尋ねいたします。  牛肉輸入自由化により、肥育農家、酪農家は大変深刻な影響を受け、私の地元の北海道はもちろん、鹿児島など全国的にも経営不振が続いています。自由化に対応するために、牛肉などの関税収入を特定財源として畜産振興事業団に交付し、肉用子牛生産者に対する補給金制度があります。その関税収入額と実際使用した予算ですが、九一年度の関税収入は一千四百億円、そして使用額は一千六億円、繰り越しとして四百億円となっておりますが、これで間違いございませんね。
【次の発言】 牛肉輸入自由化の影響をまともに受け、子牛価格が合理化目標価格を下回り、そのために子牛安定基金の財源がパンク……

第126回国会 決算委員会 第2号(1993/04/05、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 金丸氏のやみ献金で不正蓄財を図っていた脱税事件は構造的な金権腐敗事件であります。まじめに働き税金を厳しく取られている国民や中小業者は余りの事件で驚き果てているというのが実情です。  このやみ献金の大もとのルートに大手ゼネコンからの巨額な献金が含まれています。とりわけ重大なのは、公共事業の受注に応じてやみ献金が支払われているという疑惑です。国民の税金でやる公共事業が食い物にされ、それが金丸氏の不正蓄財となっていたということなんです。これらの大手ゼネコンは発注ランクで言いますとAランクに該当します。Aランクというのは土木工事で五億円以上、そして建築工事では四億五千万円以上の受注額を言……

第126回国会 決算委員会 第3号(1993/04/12、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、文部大臣にお尋ねいたします。  「国連・障害者の十年」が昨年末に終了いたしましたが、障害者対策を一層推進するという立場から、今年度から新たに十年間にわたる新長期計画が示されたところです。この長期計画の雇用・就業の項を見て、この間の十年間の計画と大きな違いがあるということがわかります。それは、雇用対策の最大の重点を重度障害者に置いたという点なんです。「きめ細かな」「その雇用・就業の場の確保に向けて、着実かつ計画的に」とうたわれております。  ところが、こうした立場に逆行するようなことが教育の部門で行われています。北海道教育委員会の教職員の採用実施要領で、教育委員会の行う健康判……

第126回国会 決算委員会 第4号(1993/04/19、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 子どもの権利条約は、発達、成長する子供の人権の尊重と確保を詳細かつ具体的に規定した画期的な条約です。この条約により我が国が負うことになる義務の中で、四条は、権利実現のためすべての適当な立法措置、行政措置その他の措置を講ずることとし、四十四条では、批准して二年以内にその進捗状況について国連へ報告するということになっております。  この報告をする際のガイドラインをいただきました。英文でいただいたので私びっくりしております。大臣、これはもうぜひ訳文を早急につくっていただきたいと思うんですけれども、この九のの(a)で、条約の規定と国内法及び国内政策を調和させるためにとられた措置、こうなっ……

第126回国会 決算委員会 第5号(1993/05/12、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 最初に、PKOによる自衛隊の海外派兵は憲法の平和原則に対する真正面からの攻撃で、戦後の日本の進路の根本的変更にかかわる重大問題です。これらの内容を持つ自衛隊の派遣費用の予備費支出は、したがって認めるわけにはいきません。きょうは、予備費にかかわってカンボジア問題について質問をいたします。  四日、日本人文民警察官の死傷者が出ました。その直後にはフィリピンの文民警察官の犠牲者も出ており、既にポル・ポト派と見られる武装勢力に襲撃され死亡した人は十五名、負傷者は約三十名に達しています。カンボジア和平が重大な危機と破綻に直面をしている。私たちの党は、文民警察官を初め自衛隊の撤退を含め、抜本……

第126回国会 決算委員会 第6号(1993/06/14、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 百五十日にわたる国会もあと実質四日間となりました。今度の国会に課せられた最も重要な課題というのは、戦後最大の金権腐敗事件である佐川急便事件、そして大手ゼネコンによる公共事業の受注額の一ないし三%はやみ献金として金権政治家に渡ると言われるこの金権腐敗事件の解明とその根絶を図ることであったと思います。  そこで端的に総理にお尋ねいたしますが、宮澤自民党総裁の前副総裁であった金丸氏の佐川急便事件、そして巨額な脱税、不正蓄財事件の真相究明ですが、これは内閣が率先して究明するとこう総理もお約束されたわけですけれども、この真相は解明されたというふうにお考えでしょうか。

第126回国会 災害対策特別委員会 第3号(1993/02/22、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、通産省にお尋ねいたします。  今度の災害の特徴は、ガス管の破損を初め上下水道、電話など、いわゆるライフラインの損傷や機能麻癖が多発しています。ライフライン確保が極めて重要であるということが浮き彫りになったわけですが、特に、ガスは約九千四百戸も供給ストップ、ガス中毒患者が三十八名、一人死亡するという重大な結果になっています。  ガス管の耐震性は震度六に耐えられるということですが、地質上の問題で損傷していては何のための耐震性がということになるわけで、ガス管の耐震設計指針をまず見直すべきではないか。そしてまた、これだけの被害を出したのにガス会社の初期の対応が非常にずさんであったと……

第126回国会 文教委員会 第4号(1993/03/29、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 定数改善計画についての文部省の基本的な姿勢というか考え方についてお尋ねしたいと思うんですが、今回の改善計画では小中学校の学級定数の改善は見送ったわけです。この点に関連してお尋ねいたしますが、前回十三年前ですね、定数改善計画では小中学校の学級編制の標準が四十五人から現在の四十人に引き下げられるということなどが行われましたが、このときの改善計画が策定された経緯についてどうだったのか簡潔に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 その当時の文部省の諸澤事務次官が次のように述べているわけですね。   今回の改善計画策定に当たっての最も大きな懸案は、やはり、いかにして小・中学校の四十……

第128回国会 運輸委員会 第1号(1993/10/26、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 金丸さんから始まったゼネコン汚職事件はとどまるところを知らず、自治体首長や大手ゼネコンの業界トップに次々と及び、政官財の癒着、金権腐敗構造を断ち切るということがいよいよ重大な課題となっております。  そこで、まず最初に運輸大臣にお聞きしたいのですが、既に新聞報道で明らかになっておりますけれども、先月、徳島県知事に当選された圓藤さんは、つい最近まで運輸省の審議官をやられていた方だということで、私もよく存じ上げているんですけれども、その知事選に向けて運輸省のOBでつくられた政治団体が、運輸省の許認可下にあるJR、航空、自動車、港湾など運輸省関係企業、そこからパーティー券、献金、選挙資……

第128回国会 決算委員会 第1号(1993/10/25、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 電力、ガス会社による広告問題が今問題になっておりますけれども、電事連の報告では、自民党の機関紙「自由新報」、雑誌「月刊自由民主」、「りぶる」、これの広告掲載が掲載回数百五十三回、掲載費は八三年度から九二年度の十年間で五十五億五千万円ということになっております。  そこで通産省にお尋ねいたしますが、掲載回数について、この三年間を見ますと、九〇年度で十九回、九一年度が二十回、九二年度で二十九回となっております。事前に要求をしておきましたので、調べておいていただけたと思いますが、何年何月のどの新聞、雑誌に掲載されていたのかお答えいただきたいと思います。

第128回国会 決算委員会 第2号(1993/11/05、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、法務大臣にお尋ねいたします。  クレジットカードやローン契約が今や国民の中にかなりというか非常に普及されておりますが、クレジットカードの発行件数というのは九二年度で二億枚に達するという膨大な数となっております。その一方で、こういう契約におけるトラブルが多発しており、きょうから全国の四十七カ所で一斉にクレジット・サラ金・カード一一〇番という電話相談が実施されているところです。特に、国民にはほとんど理解されていない公正証書をめぐって重大な社会的問題が起きております。  公正証書というのは、言うまでもなく金銭の支払いについて裁判の手続を経ないで差し押さえなどの強制執行を行うことが……

第128回国会 決算委員会 第3号(1993/11/08、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 それでは、まず自治省にお尋ねいたしますが、逮捕された鹿島建設の清山副社長が昨年十二月に小沢一郎事務所を訪ね五百万円の献金を渡したと、小沢氏本人もこれを認めているわけです。鹿島から小沢氏への献金は盆暮れの年二回、合計一千万円とも報道され、それも二、三年前からと言われています。  自治省にお尋ねいたしますが、九〇年、九一年、九二年の小沢氏の事前にお知らせしてある四つの政治団体、これは既に解散している団体もあるわけですけれども、それへの鹿島ないしは清山副社長からの献金が政治資金収支報告書に記載されているかどうか、いかがですか。

第128回国会 決算委員会 第4号(1993/11/15、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、科学技術庁に伺いますが、北海道幌延町に高レベル放射性廃棄物貯蔵工学センターを設置するという計画は、これは全国でただ一つのケースなわけです。地元では、北海道初め反対をしているということですが、既に十一年前の八三年から予算が計上されておりますが、八三年から九三年までの間に三十八億五千万円、そして来年度が五億二千万円で、合計四十三億七千万円になることに間違いありませんね。
【次の発言】 来年度の要求を入れて四十五億一千万円ということで、この予算の内訳なんですが、まず施設設計関係が平成五年度で二・二億、四年で二・一、三年で二・四億。それから、関連調査研究が平成五年で二・一億、四年が……

第128回国会 政治改革に関する特別委員会 第12号(1994/01/13、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 それでは最初に、政党助成の算定根拠についてお尋ねいたします。  算定根拠の説明を受けましたけれども、これは全く私は大ざっぱだというふうに思うんです。八九年から九一年の三年間のすべての政党の政治資金の純支出の平均を算定の根拠にしていると。その純支出額は千二百四十三億円です。この額がすべての政党の政治活動費ということになるわけですが、この三分の一を助成しようとしているその千二百四十三億円の内訳ですけれども、政党本部が三百六十九億、そして政党支部が四百三十二億、そして国会議員の関係政治団体分として四百四十一億円というふうになっているわけです。  この中で国会議員の関係政治団体分の四百四……

第129回国会 運輸委員会 第4号(1994/06/06、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 公共料金の一連の値上げは国民から猛反発を受けて凍結となりました。しかし、これは年内だけの短期間のもので、不況で苦しめられている国民にとっては解決にはならないわけです。特に深刻な問題である高速道路料金の値上げについてお尋ねいたします。  日本経済の動脈である物流輸送の九〇%以上を担っているのがトラック運送事業、この事業者にとってこの値上げというのは死活的な影響を及ぼすものになっております。私はこの間、北海道トラック協会の中平会長など関係者に直接お会いしていろいろお話を伺ってまいりました。  そこで、まず前提としてお尋ねいたしますけれども、今のトラック業界とそこで働く労働者を取り巻く……

第129回国会 運輸委員会 第5号(1994/06/07、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、船員法についてお尋ねいたします。  大臣にお尋ねいたしますけれども、労働時間を短縮するというのはこれはもう当然のことだと。問題は、それを本当に実効あるものにしていくということで、そのことを具体的にどう保障していくのかという、ここがキーポイントになるというふうに思います。特に船員労働者の労働条件というのは、海上の特殊性が強調されて大変厳しいものがあるというのが現状でございます。中でも、内航海運の労働条件というのはもう極めて劣悪であると言わざるを得ません。  この問題を解決する場合、最優先されなければならないのが荷主側の圧倒的支配があるという、この問題です。しかも、先ほどもお話……

第129回国会 運輸委員会 第6号(1994/06/10、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 本法律は、大手私鉄の特定工事費の一部を先取り運賃として利用者からいただいて、これを積立金として工事費に充当する法律なわけですけれども、今度の改正は、その積立金の限度額を工事費の四分の一から二分の一にまで拡大する、それとあわせてこの先取り運賃をさらに拡大して運賃収入の一〇%まではよろしいよと、そういう内容なわけです。  まず、端的にお聞きしたいわけですが、現在この特定工事の対象となっている東武、西武、京王、小田急、東急、この五社の工事総額は八千六百八十一億円で、現在までの積立累計、総額、これは六十二年度から平成五年度を含めて合計一千百五十八億円ということでよろしいですね。

第129回国会 運輸委員会 第8号(1994/06/20、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 近代社会においては、私たちはいや応なしに航空機を使わざるを得ません。私も北海道と東京を一週間に一往復、忙しいときは二往復、三往復飛行機を利用しております。しかし、航空機事故というのは一たん起これは一瞬のうちに多くの人の命が奪われるということで、絶対に安全の確保、これは譲ることのできない大切な問題だというふうに思います。  中でも、整備というのはこの安全確保の生命線だということが言えると思うんですが、最初に基本認識をお尋ねいたします。  整備は自社整備、これが基本ではないのでしょうか。あの忌まわしい九年前の日航機事故も、ボーイング社が修理をしたものです。日航の整備は運輸省の答弁でも……

第129回国会 運輸委員会 第9号(1994/06/22、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 きょうはウエットリースの問題についてお尋ねいたします。  JALの便で札幌からハワイ・ホノルルに行くために飛行機に乗ってびっくりした。飛行機はJALではなくてJAZだ。スチュワーデスもJALのユニホームではない、しかも外国人だ。パイロットもJALではない。これはだまされた。こういう苦情が最近非常に多く聞かれます。  このように、JALが免許を受けた路線に、航空機、機材も乗員もすべてパッケージで全く別の会社からリースを受け、すなわちJALと名がついているだけで中身は全く違う、こういう形態をウェットリースというふうに言うわけですが、そのウェットリースが認められるのはあくまでも一時的な……

第129回国会 決算委員会 第1号(1994/02/28、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 あしたから輸入米が一斉に販売となるわけで、この八カ月というのは私たちの主食の七割を輸入米にゆだねざるを得ないという状態で、このことによる安全問題というのは国民の中で極めて不安が出ているわけです。  二十五日、食糧庁が発表したアメリカのカリフォルニア米と中国米にカビや変色、異臭が発見され、回収されたのが全国十六県、百四十一・四トンに及んでおります。これは流通過程で発見されたもので、港で発見されたものは三件、四十四トンですね。そしてまた、虫の発生による薫蒸命令は二港で八千五百トンということで間違いありませんね。
【次の発言】 これは、流通過程であっても港であっても全く同じお米というこ……

第129回国会 決算委員会 第2号(1994/05/30、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 かつては死亡していた超未熟児、異常出産による疾患など、ハイリスク新生児の救命率が医療の目覚ましい発展に伴い格段に今進歩しています。  例えば新生児特定集中治療、NICUにより、一千グラム未満の超未熟児は一九七五年で千四十人、九一年は二千三百六十一人と二倍以上の生存率になっています。NICUの施設は全国に今三百三十八カ所、二千六百二十四床整備されておりますが、出生率が下がっているのにこの超未熟児などは少しずつふえている。にもかかわらず昭和六十二年に比べてこの施設が減少しているという中でいろんな大きな課題を抱えております。  平成四年度の厚生省の報告でも、NICUが満床であるために受……

第129回国会 決算委員会 第3号(1994/06/01、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 自治大臣にお尋ねいたします。  昨日、閣僚の資産公開が行われました。大臣は不動産関係企業、株式会社イシイアソシエイツの代表取締役をされています。同社の登記簿謄本を私は手元に持っておりますけれども、昨年四月から代表取締役に就任されております。  総理府に確認をいたしましたが、羽田内閣の閣議でも申し合わせが行われており、その一つに営利企業の役員の兼職禁止というのがございます。まさにこれに触れることになり、直ちに代取を退任しなければならないと思いますが、この点いかがでしょうか。
【次の発言】 五月二十六日付の謄本でまだ代取のままになっております。いつ手続をとられたんでしょうか。

第129回国会 商工委員会 第9号(1994/06/22、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、通産省にお尋ねいたしますが、マンションの建てかえ問題をきっかけにして費用負担をめぐってさまざまな問題が出てきております。中でもガス供給をめぐって、関東を中心に、本来ガス事業者が負担すべきものを居住者が負担させられているということが大きな問題になっているわけです。  ガス供給規程及び実施細目で、ガス事業者の負担として本支管と供給管、それから開発者、つまり公団とか公営住宅などですけれども、これの負担として内管というふうに明文化されているわけです。今最も問題となっているのは公団とか公営住宅などの集合住宅の場合なんですけれども、ガス事業者が負担するというふうになっている「「本支管」……

第129回国会 農林水産委員会 第3号(1994/03/29、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 南朝鮮の漁船による違反、無謀操業による漁具被害、資源・漁場の荒廃、大臣、私の地元は北海道なんですけれども、これはとても深刻です。とりわけ留萌地方は三十年間苦しめられた、何とかしてほしいという切実な声も寄せられ、日高地方の方も同じ状態です。抜本的に解決を図るためには二百海里制度を全面適用すべきだと思います。  日韓首脳会談が行われましたけれども、この二百海里問題、取り締まりの強化、そして今後の日韓関係等についてどのような話し合いが行われたんでしょうか。
【次の発言】 あと二点についてお尋ねいたしますけれども、昨年十一月に根室市の漁船が歯舞諸島の周辺でロシア側に拿捕された際に、船長は……

第130回国会 決算委員会 閉会後第1号(1994/08/24、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 七月二十五日付の朝日新聞で、米側の資料に基づき、米軍の低空訓練のために東北、中部、近畿、四国の山間部に四つの日本航法訓練ルート、これが設定されているということが明らかになりました。この事実関係はどうだったでしょうか。
【次の発言】 米軍側で十津川村での事故に関する報告書を手に入れたということで、四つの色分けをしたルートが報道されており、それについては外務省としても承知しているはずなんですけれども、その点について答えてください。
【次の発言】 ちょっと質問にきちっと答えていただきたいんですが、ここではグリーン、ピンク、ブルー、そしてオレンジと四つの色分けされたルートが示されており、……

第130回国会 決算委員会 閉会後第2号(1994/08/25、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 分譲マンションは平成五年で二百六十万戸を超えるという状況になっており、私もマンションに住んでいるんですけれども、札幌では住民の二五%がマンションに入居している。築後十年を超えるマンションが七年末には十五万戸も生じるというふうに推計されています。修繕費の積み立てが十分ではないなど大きな社会的な問題になっているわけです。  私、この間、北海道マンション管理組合連合会の下河原会長、全管連の会長も兼ねておられますが、などを初め多くのマンションの管理組合の役員の皆さんと親しく懇談を重ねながらいろいろ御要望を聞かせていただきましたけれども、これは個別の問題もありますが、共通の切実な問題が浮き……

第130回国会 決算委員会 閉会後第3号(1994/09/01、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず文部大臣にお尋ねいたしますが、聴覚障害者にとって意思伝達手段としてファクスというのは不可欠なものです。聴覚障害者の家庭には必ずファクスがあります。ところが、札幌では驚くべきことに小中学校に一校もファクスが設置されておりません。ことしの冬、札幌でこんな事件がありました。  猛吹雪のために学校が休校になりました。連絡網で休校の連絡が入ったのですが、共働きの家庭で両親は既に出勤をしていた。残っていたのは聴覚障害の子供なんですね。その子が直接電話の連絡を受けた。理解できないまま学校に登校してしまったんです。余りの吹雪でお母さんが心配の余り連絡をとって、そして子供を捜すなどしたために辛……

第130回国会 決算委員会 閉会後第4号(1994/09/02、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、防衛庁にお尋ねいたしますが、物品役務融通協定、ACSAですね、米国からこれを八八年に提起され六年になるわけですけれども、米側と防衛庁などで検討が行われてきていますが、その検討状況と内容について御報告ください。
【次の発言】 アメリカ側の提起された中身として、これはアメリカの国内法でNATO相互支援法があるわけですが、これに基づいて物品役務を相互に貸し借りできるという形でその仕組みについて検討しているということですね。
【次の発言】 そこでお尋ねいたしますけれども、この物品と役務にはどういうものが含まれるんでしょうか。

第130回国会 決算委員会 閉会後第5号(1994/09/16、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 政府はルワンダ難民救援実施計画を決定いたしました。村山総理は社会党の議員としてかつてはPKO法が憲法違反だと訴え反対をしてこられました。その村山さんが総理になった途端に、武装した自衛隊を人道的な国際救援活動ということで内閣として派遣を決定いたしましたが、ごれは重大な変節であり、公約違反だと言わなければなりません。  しかも、今回の決定の経過を見ますと大変問題があります。自衛隊車両の輸送を行うとしていた米軍輸送機C5について米側から防衛庁に、閣議決定前日の十二日に既にザイール・ゴマ空港への着陸は困難という通告をしていたわけです。ところが、総理はそのことを知らされたのが二日後なわけで……

第131回国会 運輸委員会 第2号(1994/11/17、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 車両法の改正の際、私は自動車整備振興会あるいは整備業者の背くんから大変勉強もさせていただきました。  今、御報告をさせていただいている中で、安全性とか公害防止という点で大変皆さん御心配もされているわけですが、この法改正に伴い、特に前検査、後整備の変更によりユーザー車検が急激に増加をするわけですが、現在、全国的にはもちろん北海道でも昨年度と比べて二倍から三倍になっているわけです。前検査の導入はいつからでしょうか、法改正の施行の来年七月からになりますか。  それから、法改正時にも私強調したんですけれども、前検査の導入により定期点検整備が適正に実施されないということになれば、これは中小……

第131回国会 災害対策特別委員会 第2号(1994/10/26、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 北海道はこの一年半の間に、釧路沖地震、南西沖地震、そしてこのたびの東方沖地震と、連続して大地震に襲われました。この北海道東方沖地震でも大変大きな被害が生じております。  私ども日本共産党としましても、直後の五日、六日、そして十一日、十二日の二回にわたって現地に調査に行ってまいりました。私も十一日、十二日と、中標津、標津、それから別海、根室、釧路とお見舞いをしながら調査をさせていただきました。  今度の災害で、いろいろな被害がありますけれども、特徴としては、上下水道などのライフラインの損傷とか機能麻痺が大変大きくあった、それから液状化による被害が非常に目立ったというのが特徴だったと……

第132回国会 運輸委員会 第3号(1995/02/21、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 このたびの阪神大震災では五千三百名を超える死者を出し、大変多くの被災者を出したということで、最初に心からお悔やみとお見舞いを申し上げ、同時に、本当に復旧、復興、そして抜本的な対策を早急にということが政府の責任として求められているというその立場から質問をしたいと思います。  最初に、港湾についてお尋ねいたしますけれども、これは大臣にお尋ねいたします。  神戸港は、国内のコンテナ貨物取扱量は実に三〇%を占めて、文字どおり国際貨物港としての重要な役割を担ってまいりました。その神戸港の被害というのは想像を超えるものがあり、壊滅的に破壊されて、被害額は伝えられるところでは一兆円を超える、こ……

第132回国会 運輸委員会 第5号(1995/03/10、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 阪神大震災では港湾施設が壊滅的な打撃を受けたわけですが、その中で船員や港湾労働者が働く場を失うという危機に瀕しているわけです。それで、特に船員の被災者はタグボートで三十二隻二百六人、観光船で六隻百二十四人、はしけなどで六十八隻六十二人と約四百人もの方が影響を受けていると、係船しているけれども事業主の努力で雇用継続をしているということになっているんですけれども、こういう事態の中で運輸省としてどのような対策をとられているのでしょうか。
【次の発言】 ストレッチャーの件は大変ありがとうございました。  そして今大臣から、特別立法で船員保険から失業保険金を支給するみなし休業の問題、それか……

第132回国会 運輸委員会 第6号(1995/03/17、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず私は、アルバイトスチュワーデス問題について大臣にお尋ねいたします。  昨年の決算委員会で、私この問題を取り上げました。緊急時の保安要員としての仕事の重要性、そして同一労働同一賃金の点からの問題点を指摘し、大臣も同じ立場で指導していただきまして、子会社ではなくJALが直接採用するということになって、これは私は本当に一定の前進だということは間違いないと思うんです。  今、アルバイトスチュワーデスは一年ごとの更新で三年間というふうになっているんですね。この三年間というのは試用期間であり、よほどの問題とかトラブルがない限りは無条件で本採用になるということでいいわけですね。

第132回国会 運輸委員会 第8号(1995/04/25、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 許認可事項が大変多いのが運輸省関係であると言われているんですけれども、むだで不効率な手続は整理されていくべきであるということはこれは言うまでもありませんが、しかし運輸関係というのは安全の確保というのが第一の使命であり、そのことを少しでも緩めるということはこれは絶対あってはならないと思うわけですね。同時に、運賃の自由化とか参入の自由化も、大手企業の参入等により過当競争、運賃ダンピングなどで地元の中小業者に影響を与えたり、時には撤退を強いるということにもなる。それは利用者にとっても無関係ではなくてサービスや安全にかかわってくる問題でもあるわけで、それだけに慎重に検討されなければならな……

第132回国会 運輸委員会 第9号(1995/04/27、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 水難事故における救難活動では水難救難所員の方が身分保障のないままボランティアとして命がけで行っているということで、私はいつも頭が下がる思いでいるわけです。この身分保障の問題については大臣がかわるたびに質問もし、海上保安庁の方にも何度も部屋に来ていただいて私強く求めてもまいりましたが、なぜ私がこの問題を重視し執念を燃やしているのかというと、それはこのボランティアの活動が今や公的な業務活動になっているからだということなんですね。  第一に、国民のレジャー志向によって水上スポーツとか遊漁などに伴う水難事故が多発して、国民的な救護活動になってきている。  それから第二に、海難救助の責任と……

第132回国会 決算委員会 第2号(1995/04/10、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、農水大臣にお尋ねいたします。  九三年度の食糧自給率はカロリーベースで前年度の四六%から史上最低の三七%に急激に低下をいたしました。政府や農水省はこれまで歯どめをかけると何度も国会で答弁を繰り返してこられました。この二月三日も我が党の松本議員の質問に、衆議院予算委員会ですけれども、村山総理が今もって「可能な限り食糧自給率の低下傾向に歯どめをかける。」、こう言われました。  なぜ歯どめがかからないのか、特にヨーロッパ諸国では家族経営を見直すという立場で食糧自給率を高めるための努力もしているわけで、世界の流れはこういう方向でいるのになぜ日本が歯どめがかからないのかと。これは農産……

第132回国会 決算委員会 第3号(1995/04/11、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず、厚生大臣にお尋ねいたしますが、千グラム未満の超未熟児などハイリスク新生児の救命で極めて重要な役割を担っているのがNICU、PICUで、この対策については、私は昨年五月の当委員会で取り上げて、当時の厚生大臣の大変積極的な答弁もいただきました。  厚生省は、地域周産期医療システムの研究を行い平成六年三月に五年度報告書をまとめており、今年度完成させるということになっているわけですが、人口百万を一つの周産期医療圏としてNICU、これは狭義と広義合わせて百二十床必要というふうに指摘されております。また、周産期医療施設数や規模も検討されているわけです。そして、全国で九十八から百十三の診……

第132回国会 内閣委員会 第5号(1995/03/28、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 まず大臣にお尋ねいたしますが、大蔵省は共済年金の特別掛金の対象の中に寒冷地手当を含めて今年度中に政令改正を行いたいというふうにしているわけですが、この寒冷地手当というのは寒冷積雪地の生計費が増嵩するという実情から、厳しい冬を乗り越えるために必要費を補てんするという性格のもので、いわば現物支給的な性格を持っており、報酬とはならないものなわけですね。  また、特別掛金は年金額に反映しないものですから全くそういう意味では取られ損になるという問題もあり、通勤手当が同じようなものでありながら給付に反映するのとは違っているというところでも問題だ。そして、寒冷地といういわば地域的な手当ですから……

第132回国会 予算委員会 第11号(1995/03/09、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 最初に、阪神大震災で亡くなられた方、遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げますとともに、被災者の皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。  私も先月の末に神戸市など被災地に行ってまいりましたけれども、その被害の甚大さに胸を痛めて帰ってまいりました。そして、被害を最小限に食いとどめるのが政治の責任であるということを改めて深く胸に刻んでいるところです。そういう立場で質問をしたいと思います。  まず総理大臣にお尋ねいたしますけれども、震災により障害者や高齢者の方がたくさん亡くなられました。障害者は避難所の生活の中で、入浴できない、トイレも使えない、段差があるため車いすで入れない、情報が伝……

第132回国会 予算委員会 第20号(1995/05/19、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 総理、阪神大震災は国民の命を守る政治の責任が厳しく問われました。この震災から四カ月がたちました。しかし、今なお約四万人もの人々がテントや避難所での生活を強いられているところです。  私は、こういう事態はあってはならないと懸念されたからこそ、三月九日の参議院の予算委員会で総理に対し、既に五十日になっている、四月では百日を超えてしまいます、この政治の責任をどう考えるのですかとお聞きいたしました。そのとき総理は、もうぎりぎりのところまで来ていると、こう述べられ、一日も早く生活環境を改善して落ちついた生活ができる状況をつくるのは当然のことと私にはっきりと約束されました。総理がもうぎりぎり……



各種会議発言一覧

15期(1989/07/23〜)

第115回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 閉会後第1号(1989/09/26、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 私も初質問になりますので、よろしくお願いいたします。  早速ですが、今年度は既に指摘されておりますとおり、第八次政策の三年目の中間点に当たります。二年目の昭和六十三年度の生産量は大手合計で一千五十八万トン、これは雑炭を除いての合計ですが、これに今年度計画のうち、わかっているだけでも三池で六十二万トン、芦別で十三万トン、そして今問題になっております幌内が閉山で百十五万トンとすると、合計で百九十万トン減となるわけです。つまり、生産量では現在わかっているだけでも一千五十八万トンから百九十万トンを引いた八百六十八万トンということになるわけです。これは六十三年度で既に第八次政策の最終年度、……

第116回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号(1989/10/31、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 大変大きな問題について短時間でお話を伺うということですので、きょうは基本的な立場についてお聞かせいただきたいと思うんですけれども、日米間の貿易摩擦がこの二十年来断続的に続いてきたわけですけれども、従来はこれを解決するために個別の通商交渉で行われてまいりましたが、これとは別枠に日米の経済構造について協議をするという方式が持ち出されたという点で、これは新しい変化として指摘しなければならないと思うわけです。この九月四、五の両日、東京で第一回の日米構造問題協議が行われたわけですけれども、不均衡の是正を真に目的とする、そうであれば私は日本の市場の閉鎖性、それから輸出依存型経済構造という誤っ……

第116回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1989/12/13、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎と申します。よろしくお願いいたします。  私に与えられた時間は十五分ということですので、大変恐縮ですけれども簡潔にお答えいただきたいと思います。  まず、吉冨参考人に三点お尋ねしたいと思います。  一点目は、アメリカの貿易赤字は一九八七年の一千六百億ドル台をピークとして、八九年には一千百億ドルということで、このわずか二年間で五百億ドルの改善が見られつつあると御指摘されておられますが、その中で対日赤字の削減というのが四十三億ドルということで、そのために二国間協議をするというわけですけれども、果たして二国間の貿易不均衡の是正にのみその有効な貿易政策とか構造改善策という……

第118回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号(1990/04/20、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎です。よろしくお願いいたします。  最初に、小山参考人にお尋ねいたしますが、先 ほど来何人かからも出されているのですけれども、日本の流通機構の特徴として多数性、小規模性、多段階性ということを言われましたが、これが必ずしも非効率性にはつながらないというお話でした。私は、流通の効率性というだけで考えるのではなくて、やはり国民ニーズにこたえる内容で判断をしていく必要があると思われるんですね。利便性とかアフターサービスなどの高サービス、それから多様な雇用あるいは地域社会の形成などなど考えると、中小小売商の果たしている役割というのは大変大きいものがあると思われるんですけれど……

第118回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号(1990/04/25、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎です。よろしくお願いいたします。  最初に、唯是参考人にお尋ねいたします。  参考人は一九八六年に、日本が米を自由化した場合どうなるかというシミュレーション分析をされているんですけれども、それによると、八六年から段階的に自由化して九〇年に完全自由化した場合ということで、九〇年には米の自給率が六八%、二〇〇〇年には三〇%と急速に下がり、農家戸数も現在約四百三十七万戸あるのが九〇年には約百万戸、二〇〇〇年には二百万戸が離農しなければならないことになるという結果が示されています。他方、消費者価格はどうかというと、九〇年には一たん半分近くに下がるけれども、完全自由化十年後……

第118回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第5号(1990/05/25、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎です。よろしくお願いします。  四点ほど伺いたいんですが、市場の閉鎖性の問題について関連してお尋ねしたいんですけれども、日本の市場は閉鎖的だという攻撃が特にアメリカから聞かれるわけです。市場が閉鎖的か開放的かという場合にいろいろメルクマールがあると思うんですけれども、例えばそのメルクマールの一つに関税率がある。これ皆さんにお聞きしたいんですが、閉鎖的か否かを見るメルクマールの一つの関税率で見ますと、一九八七年の東京ラウンドの終了時の比較で、日本は約三%、アメリカが四%強、ECが五%弱。それから関税負担率で見ますと、日本が二・五%、アメリカ三・五%、そしてECで二・……

第119回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 閉会後第1号(1990/12/04、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 石油の元売各社が、イラクのクウェート侵略を契機とした国際的な原油価格の高騰を理由に、九月十七日以降、これは主に民生用ですが、毎月石油製品の卸売価格を、十一月は四社のみですけれども、値上げしてまいりました。その影響は今や石油化学製品にとどまらず、すべての商品に広がっている。  私は北海道ですけれども、とりわけ厳冬期を迎えた北海道でこのまま推移をすれば、一般家庭はもとより年金生活者や教育施設、福祉施設等々に与える影響は非常に大きい。のみならず中小企業、農業、漁業すべての分野に深刻な影響が出ることが予想される。北海道では灯油は米と同じくらいに重要とまで言われているわけです。  私どもは……

第120回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1991/02/25、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 湾岸戦争はエネルギー問題のあり方にも大きな課題を投げかけているわけですが、とりわけ石油の七割を中東に依存している日本にとって、エネルギーの供給基盤の脆弱性に対する見直しというのが迫られてもいますし、検討しなければならないということは明らかになったと思います。そこで、今こそ唯一の国内エネルギー資源である国内炭を保護、発展するという立場で施策を考えていかなければならないと思うわけです。  そこで、今ポスト八次策というのが論じられているわけですが、その前提となる八次策そのものが一体何だったのかということが今厳しく問われている、そう思うわけです。とりわけことし、つまり来年度になりますが、……

第121回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1991/09/25、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 国内炭は八次策により一千万トンを割り、八百万トンとエネルギー政策上その位置づけを大幅に後退させてきています。国内唯一のエネルギー供給基盤と言ってよい国内炭をこうして永久に葬り去る方向に私どもは絶対同意できないわけです。我が党は、エネルギーは食糧とともに一国の経済的自立の基礎であり、コストの観点のみで論じられてはならない、こう位置づけているわけで、その点からも少なくとも現存炭鉱を維持発展させていくべきである、こう考えているわけです。  そこで、ポスト八次策ですが、生産規模が初めて明示されなかった。しかし、答申はいろいろ述べているわけですけれども、その本音のところは生産の段階的縮小を……

第122回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号(1991/11/20、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 湾岸危機あるいは地球環境問題の中で、我が国唯一のエネルギー資源である石炭を守り、発展させるなど、政府の責任あるエネルギー政策が今ほど求められているときはないと思います。 石炭問題についていろいろ言いたいところですけれども、きょうは時間の関係で原発の問題をお尋ねします。  原子力の発見というのは人類の平和と進歩の結晶であり、これを平和的に利用して、真に人類の進歩に役立てる可能性を積極的に探求するのは当然だというのが我が党の立場なんですけれども、しかし安全性が確立していない原発です。米ソの二大原発事故は言うまでもなく、我が国でも相次いで原発の重大事故が発生し、原発は私たちが容認するか……

第123回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1992/02/12、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 私は、この間の本調査会の活動を踏まえつつ、我が国のエネルギー需要並びに新エネルギーの将来展望についての意見を申し上げたいと思います。  今後のエネルギー問題を考える場合の基本は、地球環境に優しいエネルギー社会への転換を図る必要があるということです。  一九七〇年代から八〇年代にかけてのエネルギー政策は、エネルギーの資源的枯渇の可能性、あるいは戦争や内乱など政治的理由による供給途絶への対応を大きな課題としてきました。しかし、産業革命以来の化石燃料の膨大な消費による地球環境の悪化のため、人類の生存それ自体が脅かされかねない事態に立ち至った今日においては、これまでの半ば人為的につくられ……

第123回国会 予算委員会公聴会 第1号(1992/03/26、15期、日本共産党)

○高崎裕子君 日本共産党の高崎です。  一河公述人にお伺いしたいと思います。  私は、予算編成の方向として、八〇年代以降続いてきた臨調行革による福祉、教育の切り捨て、あるいは民活の名による大企業の利益第一主義の放任、そして軍事費を優先して進めてきた政策を根本的に改めて、政治の軌道を国民生活優先、大企業の民主的な規制、思い切った軍縮の方向に転換させる必要があると考えているわけです。  私どもは、昨年来、全国の十四の大学の実態調査を行ってまいりました。この中で、臨調行革十年の結果、日本の高等教育とりわけ大学が危機的な事態に陥っているという状況をつぶさに見てまいりました。そこでは、私たちは貧しいけれ……


16期(1992/07/26〜)

第126回国会 予算委員会公聴会 第1号(1993/03/25、16期、日本共産党)

○高崎裕子君 共産党の高崎です。  河口公述人にお尋ねいたしますが、先ほど春闘が三・九一%と言われました。これは私はやっぱり極めて低額だと思うんですね。勤労者の個人消費は国民総生産の六割近くを占めています。総務庁の九二年の家計調査報告速報によっても、昨年の消費支出、これ実質ですが、わずか〇・四%増、勤労者の可処分所得も〇・五%増、実に九年ぶりの低い伸びで、これが消費不況を招いているわけですが、その主な原因が賃上げ、一時金が抑えられ、残業代が激減しているということなんですね。  今日の不況を克服する上で大きなかぎとなっているのが個人消費を拡大することだと思うんですが、そのためには残業なしでも暮ら……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

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